JPH10330019A - 排紙仕分け装置 - Google Patents

排紙仕分け装置

Info

Publication number
JPH10330019A
JPH10330019A JP14369897A JP14369897A JPH10330019A JP H10330019 A JPH10330019 A JP H10330019A JP 14369897 A JP14369897 A JP 14369897A JP 14369897 A JP14369897 A JP 14369897A JP H10330019 A JPH10330019 A JP H10330019A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
sheets
set number
holding means
discharge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP14369897A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3769100B2 (ja
Inventor
Kazuyoshi Kobayashi
一喜 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tohoku Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Tohoku Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tohoku Ricoh Co Ltd filed Critical Tohoku Ricoh Co Ltd
Priority to JP14369897A priority Critical patent/JP3769100B2/ja
Publication of JPH10330019A publication Critical patent/JPH10330019A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3769100B2 publication Critical patent/JP3769100B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Forming Counted Batches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 目印用のテープ等を使用せずに用紙の仕分け
をし、用紙の仕分け作用を損なうことなく印刷サイクル
を短縮する。 【解決手段】 画像形成装置から排紙台7に積載された
設定枚数目の用紙Saを保持手段25により保持し、保
持手段25を反排紙方向に移動させることで、その上に
積載される用紙Sbとの仕分けをする。このために保持
手段25を移動手段29により昇降方向、用紙Sの排出
方向及び反排紙方向に移動させるようにする。次の仕分
けの準備のために保持手段25を上昇させるが、上昇す
る前の保持手段25の上に次の用紙Sbを積載したとし
ても、その用紙Sbを傾斜案内面26でエンドプレート
7a側に案内することができるため、保持手段25を上
昇させる前に次の印刷の開始を可能にし、印刷サイクル
の短縮を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷機や複写機な
どの画像形成装置において用紙を仕分けする排紙仕分け
装置に関し、特に、用紙の両サイドをガイドして用紙を
U型に積載する排紙台を持つ印刷機に有効な排紙仕分け
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の印刷機や複写機などの画像形成装
置における排紙仕分け装置には、例えば、特開平7−1
01615号公報に記載された「排紙スタッカ装置」が
ある。この排紙スタッカ装置は、用紙が積載される排紙
台を、設定された枚数の用紙が排出される度に用紙の幅
方向に往復移動させ、こうすることにより、排出された
用紙を、設定枚数毎に幅方向にずらして重ねることによ
り仕分けをするというものである。さらに、これと同様
の効果をねらう排紙仕分け装置には、排紙台を移動させ
るのではなく、用紙の排出位置を設定枚数の用紙が排出
される度に変えるようにしたものがある。
【0003】また、上記の排紙スタッカ装置と類似する
効果を持つものでは、排紙台を幅方向に往復移動させる
のではなく、特公平6−78151号公報記載の「区分
け装置」のように、用紙が積載される排紙台を、設定枚
数の用紙が排出される度に、90度回転させるものがあ
る。これは、排紙台の向きを変えることによって、排紙
台に積載される用紙が、設定枚数毎に互い違いに重ねら
れていくものである。
【0004】また、孔版印刷機など一般的な事務用印刷
機において、用紙搬送ユニットの両側に用紙の側縁部を
隆起させるジャンプ板を設け、これらのジャンプ板によ
り用紙の中央部がその側縁部に対して下方にU字型に撓
むように湾曲させて用紙に腰をもたせ、排出された用紙
の両サイドを二枚のサイドフェンスにより支持し、用紙
をU型に撓ませて収納するようにした排紙積載装置があ
る。このような排紙積載装置には、上記のような、用紙
を幅方向にずらして重ねてゆくものは使用できないの
で、仕分けする際には、設定枚数ごとに印刷機を停止さ
せ、作業者が目印用のテープを用紙に置く作業を繰り返
している。
【0005】或いは、上記のテープによる仕分け作業を
自動化したものに、特開平7−1722号公報記載の
「印刷機用テープ打ち出し装置」がある。これは、仕分
け状況の情報などを打ち出したテープを、設定枚数の用
紙が排出される度に送り出し、用紙の設定枚数ごとに挾
み込んでゆくものである。
【0006】また、画像形成装置から排出された用紙
を、設定枚数毎に複数の排紙トレーに分けて送り、排紙
トレーごとに用紙を仕分けるソータ装置がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の「排紙スタッカ
装置」など用紙を幅方向にずらして積載させるものは、
排紙台を移動させて停止させたときに重なる用紙が慣性
で移動するため、用紙の仕分けされた境目が明確になら
ないことがある。また、上記の「区分け装置」のように
排紙台を90度旋回させるものは、排紙台のいずれの辺
の長さも、所定の用紙の長手方向の長さ以上にしなけれ
ばならないため、装置が大型化して重量が増える。ま
た、排紙台を回転させるため、構成が複雑になり、高価
になる。また、これらの装置は、孔版印刷機など用紙の
両サイドをガイドしてU型に積載するものには使用でき
ない。
【0008】用紙をU型に積載するものでは、目印用の
テープを用紙に置く作業だけでなく、取り除く作業も必
要であり、非能率的である。しかも、テープが外れるこ
ともあるので仕分けが不完全となる。さらには、テープ
は再利用しにくいので不経済である。テープによる仕分
けを自動で行う上記の「印刷機用テープ打ち出し装置」
は、テープの送り出しと用紙の排出とのタイミングが合
わないことがあるため、必ずしも円滑で確実な仕分けが
実現できず、信頼性に乏しい。そして、テープを取り除
く作業が必要であり、やはり非能率的である。
【0009】複数の排紙トレーに仕分けするソーター装
置は、装置自体が大型で高価であり、画像形成装置から
分けられオプション扱いされがちである。さらに、画像
形成装置並の占有面積を要し、一般事務用としては、広
く採用されていないのが現状である。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
画像形成装置から排出されて落下する印刷済みの用紙を
順次積載する排紙台と、この排紙台に積載された用紙が
設定枚数に達したときその設定枚数目の用紙を保持する
保持手段と、この保持手段を用紙の排出方向および反排
出方向に移動させるとともに上下方向に移動させる移動
手段と、用紙の排紙方向に向かうに従い下方に傾斜され
て前記保持手段の上に積載される用紙を前記排紙台の排
紙方向側に案内する傾斜案内面とを具備する。
【0011】従って、排紙台の上に設定枚数目の用紙が
落下したときに、移動手段により保持手段を用紙の排出
方向に移動させるとともに下降させることにより、設定
枚数目の用紙が保持手段により保持される。移動手段に
より保持手段を反排出方向に移動させると、次に積載さ
れる用紙との境となる設定枚数目の用紙が仕分けのため
に一定距離反排出方向にずらされる。次に印刷される設
定枚数目の用紙を保持する準備のために移動手段により
保持手段を退避させるが、それ以前において設定枚数目
の用紙を保持する状態の保持手段の上に次に印刷された
用紙が落下しても、その落下する用紙は保持手段の傾斜
案内面により排紙台の排出方向側に向けて案内されるた
め、排紙台上での仕分けに支障を来すことはない。これ
により、一組の設定枚数の印刷を終えた後に、時間を空
けることなく次の組の設定枚数の印刷に移行することが
できるため、印刷サイクルを短縮することが可能とな
る。
【0012】ここで、傾斜案内面は、保持手段と一体に
形成してもよく、又は別部材により形成してもよい。
【0013】請求項2の発明は、請求項1記載の発明に
おいて、傾斜案内面は摩擦係数が低い材料により形成さ
れている。
【0014】従って、保持手段の上に落下する用紙を円
滑に排紙台の排出方向進行側に案内することが可能とな
る。
【0015】請求項3記載の発明は、画像形成装置から
排出されて落下する印刷済みの用紙を順次積載する排紙
台と、この排紙台に積載された用紙が設定枚数に達した
ときその設定枚数目の用紙を保持する保持手段と、この
保持手段を用紙の排出方向および反排出方向に移動させ
るとともに上下方向に移動させる移動手段と、一端が前
記保持手段の排出方向側の端部に止着され他端が前記保
持手段の上部に支持され前記保持手段の排出方向側への
動作時に前記排紙台の排出方向側に向かうに従い下方に
傾斜されるように繰り出されて用紙搬送ユニットから排
出される用紙を前記排紙台の排出方向側に案内する可撓
性のベルトとを具備する。
【0016】従って、排紙台の上に設定枚数目の用紙が
落下したときに、移動手段により保持手段を排出方向に
移動させるとともに下降させることにより、設定枚数目
の用紙が保持手段により保持される。移動手段により保
持手段を反排出方向に移動させると、次に積載される用
紙との境となる設定枚数目の用紙が仕分けのために一定
距離反排出方向にずらされる。保持手段が設定枚数目の
用紙を保持する状態では、可撓性のベルトが排出方向側
に向かうに従い下方に傾斜するように繰り出される。こ
れにより、次に印刷される設定枚数目の用紙を保持する
準備のために、移動手段により保持手段を退避させる前
に次に印刷された用紙が落下しても、その落下する用紙
は傾斜するベルトにより排紙台の排出方向側に案内され
るため、排紙台上での仕分けに支障を来すことはない。
これにより、一組の設定枚数の印刷を終えた後に、時間
を空けることなく次の組の設定枚数の印刷に移行するこ
とができるため、印刷サイクルを短縮することが可能と
なる。
【0017】請求項4記載の発明は、請求項1,2又は
3記載の発明において、排紙台に積載された用紙が設定
枚数に達したときに保持手段を用紙の排出方向に移動さ
せるとともに下降させて前記保持手段により前記排紙台
上の設定枚数目の用紙を保持させ、前記保持手段を反排
出方向に所定距離移動させて設定枚数目の用紙を反排紙
方向にずらした後に前記保持手段を保持している設定枚
数目の用紙から離反する上方へ復帰させるように移動手
段の動作を制御する駆動制御手段を具備する。
【0018】従って、移動手段は駆動制御手段の制御に
より保持手段を移動させるので、排紙台への用紙の排紙
動作に同期して保持手段の動作が正確になされる。
【0019】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明において、設定枚数目の用紙を保持する保持手段を、
次の仕分けグループの設定枚数分の用紙が排出された後
に、保持している設定枚数目の用紙から離反させて上方
へ復帰させるようにした。
【0020】従って、排紙台の上に積載された設定枚数
目の用紙が保持手段により保持されているときに、次に
印刷された複数枚の用紙が落下して保持手段によって保
持された状態の設定枚数目の用紙がその上に積載される
用紙で加圧されるため、その後に保持手段が設定枚数目
の用紙から離反しても、仕分けのために反排紙方向にず
らした設定枚数目の用紙が動くことがない。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の実施の第一の形態を図1
ないし図5に基づいて説明する。まず、図1を参照して
本発明の仕分け装置が実装される画像形成装置の一例に
ついて概略的に説明する。この例における画像形成装置
は孔版印刷装置であるがこれに限られるものではない。
【0022】製版済みのマスタ1を巻き付ける版胴2が
回転自在に設けられている。この版胴2の周囲には、マ
スタ1を加熱穿孔して製版し、マスタ1を版胴2へ給版
する製版部3と、給紙部(図示せず)から給紙された用
紙Sを版胴2に巻き付けたマスタ1の進行にタイミング
を合わせて搬送する一対のレジストローラ4と、このレ
ジストローラ4から給紙された用紙Sをマスタ1を介し
て版胴2に押し付けるプレスローラ5と、印刷済みの用
紙Sを版胴2から剥離する剥離爪6と、この剥離爪6に
より剥離された用紙Sを積載する排紙台7とが配置され
ている。
【0023】製版部3は、マスタ1の搬送路8に沿っ
て、回転駆動されるプラテン9、このプラテン9に対し
て接離自在に支持されたサーマルヘッド10、マスタ1
を切断する固定刃11及び可動刃12、一対の搬送ロー
ラ13,14、マスタ1を下から支えるガイド板15等
を順次配置することにより形成されている。マスタ1の
ロール芯1a、プラテン9、搬送ローラ13,14等
は、印刷装置の本体ケースの側板(図示せず)に回転自
在に支持されている。
【0024】版胴2には、非開口部2aと開口部2bと
が形成されている。開口部2bには樹脂又は金属の網体
により形成されたメッシュスクリーンが設けられてい
る。この版胴2は、その両端部に固定されたフランジ
(図示せず)が、印刷装置の側板に固定的に支持された
インキパイプ16に回転自在に支持され、時計方向に駆
動される。また、版胴2の内部には、この版胴2の内周
面に接触するインキローラ17とドクターローラ18と
が僅かの隙間を開けて回転自在に設けられ、これらのイ
ンキローラ17とドクターローラ18との間の楔状の空
間にインキパイプ16の下端に形成された供給穴19か
ら滴下するインキを受けるインキ溜め20を形成してい
る。インキパイプ16には、版胴2の外部に設けられた
インキパック(図示せず)からインキが供給される。ま
た、版胴2の外周面には、非開口部2aの部分で前記マ
スタ1の先端を挟持するステージ21とクランパ22と
が取り付けられている。ステージ21は、磁性体により
形成されて版胴2の軸心方向に沿う長さを有する。クラ
ンパ22は、ステージ21の長手方向に沿って配置され
たクランパ軸23を支軸として回転自在に支持されてい
る。
【0025】次に、孔版印刷装置の動作について説明す
る。図示しない原稿読取部に原稿がセットされ、スター
ト釦を押すこと等によりスタート信号が出されると、図
示しないモータにより版胴2が反時計方向に駆動され
る。この過程で、それまでに版胴2に巻き付けられてい
たマスタ1が排版装置(図示せず)により剥離されて廃
棄され、版胴2はクランパ22が略真上に達したときに
停止される。この停止時では、クランパ22がクランパ
軸23を中心に開放方向に回動し給版待機状態に維持さ
れる。
【0026】画像データがサーマルヘッド10に出力さ
れるとマスタ1には画像データに基づいて穿孔によるド
ットが形成される。マスタ1はプラテン9、搬送ローラ
13,14の回転により版胴2側に搬送される。このと
き、プラテン9、搬送ローラ13,14を駆動するステ
ッピングモータのステップ数をカウントすることによ
り、マスタ1の先端がクランパ22に届いたと判断され
ると、図示しない開閉装置によりクランパ22が閉じら
れ、マスタ1の先端がクランパ22と版胴2上のステー
ジ21との間で挾持される。続いて、版胴2がマスタ1
の搬送速度と略等しい周速度をもって今度は時計方向に
駆動されて、版胴2の外周へのマスタ1の巻き付けが行
われる。そして、ステッピングモータのステップ数より
製版が完了したと判断されると、可動刃12が作動しマ
スタ1が切断されるとともに、プラテン9及び搬送ロー
ラ13,14が停止される。そして、版胴2がさらに回
転することにより、版胴2へのマスタ1の巻き付けが完
了する。
【0027】このように、版胴2へのマスタ1の巻き付
けが完了すると、図示しない給紙トレイに積載されてい
る用紙Sが分離給紙装置(図示せず)により給紙され、
その用紙Sが版胴2の回転運動に同期して回転するレジ
ストローラ4により版胴2とプレスローラ5との間に搬
送される。印刷に際してはプレスローラ5により用紙S
を版胴2の外周に押しつけるように構成されている。こ
れにより、インキがマスタ1の穿孔から滲み出されて用
紙Sに転写される。すなわち、印刷が行われる。
【0028】次に、上記孔版印刷装置により印刷された
用紙Sを仕分けする排紙仕分け装置の構成について説明
する。排紙台7は排出方向側にエンドプレート7aを、
反排出方向側に仕切板7bを有し、エンドプレート7a
と仕切板7bとの間隔は使用する用紙Sのサイズより少
し大きい。24は印刷された用紙Sを排紙台7に向けて
搬送する用紙搬送ユニットである。この用紙搬送ユニッ
ト24の下方には、排紙台7に積載された用紙Sが設定
枚数に達したときその設定枚数目の用紙Saを保持する
保持手段であるピックアップ25が設けられている。こ
のピックアップ25の排出方向側(エンドプレート7a
側)の端部には、排出方向側に向かうに従い下方に傾斜
して用紙Sをエンドプレート7a側に案内する傾斜案内
面26と、設定枚数目の用紙Saに食い込むように下方
に突出する引っ掛け爪27とが形成され、中間部から後
端に至る上面にはラック28が形成されている。このよ
うなピックアップ25の少なくとも傾斜案内面26は摩
擦係数の低い材料(例えばフッ素樹脂)により形成され
ている。
【0029】そして、図1ないし図3に示すように、ピ
ックアップ25を用紙Sの排出方向および反排出方向に
移動させるとともに上下方向に移動させる移動手段29
が設けられている。この移動手段29は、詳しくは図2
に示すように、ピックアップ25を上下方向に移動させ
る昇降手段30と、ピックアップ25を用紙Sの排出方
向及び反排出方向に移動させるスライド手段31とより
なる。昇降手段30は、ピックアップ25が排出方向及
び反排出方向にスライド自在に嵌合された昇降台32
と、この昇降台32を上下方向に移動自在に支持する昇
降ガイド軸33と、この昇降ガイド軸33に対して平行
に配列されて昇降台32に螺合された送りネジ34と、
この送りネジ34を駆動する昇降用駆動モータ(ステッ
ピングモータ)35とよりなる。スライド手段31は、
ラック28に噛合されたピニオン36と、昇降台32に
支持されてピニオン36を駆動するスライド用駆動モー
タ37とよりなる。すなわち、昇降用駆動モータ35を
駆動して送りネジ34を回転させると、その回転方向に
よって昇降台32がピックアップ25とともに下降又は
上昇し、スライド用駆動モータ37を駆動してピニオン
36を回転させると、その回転方向によって、ピックア
ップ25が用紙Sの排出方向又は反排出方向にスライド
するように構成されている。なお、図3に示すように、
排紙台7の仕切板7bからピックアップ25の先端部を
突出させた場合に、このピックアップ25の上下動作を
許容するための開口部(図示せず)が仕切板7bに形成
されている。
【0030】次に、図4を参照して移動手段29の動作
を制御する駆動制御手段のハードウェアについて説明す
る。38は各部の動作状態を監視制御するCPUで、こ
のCPU38には、CPU38が実行するプログラム等
の固定データが書き込まれたROM39と、ワークデー
タ等の可変データが一時的に書き込まれるRAM40
と、I/Oポート41とが接続されている。I/Oポー
ト41には、ピックアップ25が最も排紙台7から離れ
た初期位置(図1に示す排紙台7の反排紙方向外側の位
置)に位置する状態を検出するHP(ホームポジショ
ン)センサ42と、ピックアップ25が最も排出方向側
に進出した最先端位置(図3に仮想線で示す位置)に位
置する状態を検出する第一のストロークセンサ43と、
ピックアップ25が最先端位置から所定距離だけ後退し
た後退位置(図3に実線で示す位置)に位置する状態を
検出する第二のストロークセンサ44と、昇降台32が
最も上部の初期位置に上昇した初期位置(図1における
高さ方向の位置)に位置する状態を検出する上限センサ
45と、ピックアップ25が排紙台7上の設定枚数目の
用紙Saに達した状態を検出する用紙センサ46と、昇
降用駆動モータ35を駆動する駆動回路47と、スライ
ド用駆動モータ37を駆動する駆動回路48とが接続さ
れている。この場合、HPセンサ42と第一、第二のス
トロークセンサ43,44は昇降台32に設けられ、上
限センサ45は昇降台32に近接するフレーム(図示せ
ず)に支持され、用紙センサ46は、ピックアップ25
が昇降台32とともに下降して排紙台7上の最上面の用
紙Sを検出するようにピックアップ25の排出方向進行
側の下面等を利用して取り付けられているものである。
【0031】ここで、図5に示すフローチャートを参照
して移動手段29の動作を制御するために駆動制御手段
が行う処理について説明する。まず、印刷に際し、孔版
印刷装置の操作パネル(図示せず)により、仕分けする
組数と、組毎の仕分けする用紙の枚数(設定枚数)とを
入力する。例えば、設定枚数と組数とをRAM40等の
記憶領域に一時的に格納し、印刷の経過に応じて印刷済
みの枚数と組数とをカウンタ(図示せず)にカウント
し、このカウント値とRAM40に設定した設定値とを
比較する等の処理により、設定枚数の印刷が完了したか
どうか、或いは設定した組数の印刷が終了したかどうか
の認識を得ることができる。
【0032】スタート釦を操作して印刷を開始する(S
5−1)と、次に所定のタイミングで設定枚数の印刷を
終了したかどうかを判断する(S5−2)。この判断は
前述のようにカウンタの値とRAM40に設定した設定
値との比較により行う。設定枚数の印刷が終了したとき
は、印刷を一次停止し(S5−3)し、ピックアップ2
5を前進させる(S5−4)。これは、スライド用駆動
モータ37を一方向に駆動し、その駆動力をピニオン3
6からラック28に伝達することによりなされる。第一
のストロークセンサ43がオンになると、CPU38は
ピックアップ25が最先端位置に達した状態を認識し
(S5−5)、スライド用駆動モータ37を停止させて
ピックアップ25を停止させる(S5−6)。続いて、
昇降用駆動モータ35を一方向に駆動して昇降台32を
ピックアップ25とともに下降させる(S5−7)。こ
の下降動作により用紙センサ46が排紙台7の上に積載
された最上面となる設定枚数目の用紙Saを検出するの
で、この検出信号を基にCPU38はピックアップ25
が用紙上面位置に達した状態を認識する(S5−8)。
このときのピックアップ25の状態を図3に仮想線で示
す。そこで、昇降用駆動モータ35を停止させて昇降台
32を停止させ(S5−9)、スライド用駆動モータ3
7を他方向に駆動してピックアップ25を後退させる
(S5−10)。このときのピックアップ25の状態を
図3に実線で示す。この後退動作により、ピックアップ
25は引っ掛け爪27により設定枚数目の用紙Saを反
排出方向に所定距離移動させる。このときの用紙Saを
反排出方向にずらす処理が完了したかどうかの判断(S
5−11)は、第二のストロークセンサ44がオンにな
った状態によって判断され、用紙ずらし完了と判断した
ときはスライド用駆動モータ37を停止させ、ピックア
ップ25を停止させる(S5−12)。
【0033】次に、昇降用駆動モータ35を他方向に駆
動し、昇降台32を上昇させ(S5−13)、上限セン
サ45がオンになった状態をもって昇降台32が初期位
置に位置した状態を認識する(S5−14)。この認識
の後、昇降用駆動モータ35を停止し、昇降台32を停
止させ(S5−15)、スライド用駆動モータ37を他
方向に駆動し、ピックアップ25を後退させ(S5−1
6)、HPセンサ42がオンとなった時点で、ピックア
ップ25が初期位置に後退したものと認識し(S5−1
7)、スライド用駆動モータ37を停止し、ピックアッ
プ25を停止させる(S5−18)。続いて、次の仕分
け印刷の有無を判断し(S5−19)、次の仕分け印刷
有りと判断したときはステップS5−1に移行し、次の
仕分け印刷無しと判断したときは処理を中止する。
【0034】以上のように、排紙台7の上に設定枚数目
の用紙Saが落下したときに、移動手段29によりピッ
クアップ25を排出方向に移動させるとともに下降させ
ることにより、設定枚数目の用紙Saがピックアップ2
5の引っ掛け爪27により保持され、移動手段29によ
りピックアップ25を反排出方向に移動させると、設定
枚数目の用紙Saが一定距離移動するので、この移動さ
せた用紙Saにより用紙Sを仕分けすることができる。
【0035】この場合、ピックアップ25の排出方向側
の端部には、排出方向側に向かうに従い下方に傾斜する
傾斜案内面26が形成されているので、ピックアップ2
5が設定枚数目の用紙Saを保持した状態で次に印刷さ
れた用紙Sbが排紙台7に落下しても、その用紙Sbを
傾斜案内面26により排紙台7の排出方向進行側のエン
ドプレート7aに向けて案内することができる。その上
にさらに次の用紙Sが積載されたとしても、用紙Sに邪
魔されることなくピックアップ25を昇降台32ととも
に上昇させることができる。この上昇は次の仕分け動作
に備えて初期位置に待機させるためである。このよう
に、ピックアップ25を上昇させる間にその上に次の用
紙Sを積載しても排紙台7上での仕分けに支障を来すこ
とがないので、一組の設定枚数の印刷を終えた後に、時
間を空けることなく次の組の指定枚数の印刷に移行する
ことができる。従って、印刷サイクルを短縮することが
可能となる。
【0036】また、傾斜案内面26は摩擦係数が低い材
料により形成されているので、ピックアップ25の上に
落下する用紙Sを円滑に排紙台7のエンドプレート7a
側に向けて案内することができる。
【0037】次に、本発明の実施の第二の形態について
説明する。本実施の形態及びこれに続く他の実施の形態
において、前実施の形態と同一部分は同一符号を用い説
明も省略する。本実施の形態が、前実施の形態と異なる
点は、設定枚数目の用紙Saを保持するピックアップ2
5を、次の仕分けグループの設定枚数分の用紙Sが排出
された後に、設定枚数目の用紙Saから離反させて上方
へ復帰させるようにした点である。それ以外は前実施の
形態と同様である。具体的に図6に示すフローチャート
を参照して移動手段29の動作を制御するために駆動制
御手段が行う処理について説明する。
【0038】スタート釦を操作して印刷を開始する(S
6−1)と、次に所定のタイミングで設定枚数の印刷を
終了したかどうかを判断する(S6−2)。この判断は
前述のようにカウンタの値とRAM40に設定した設定
値との比較により行う。設定枚数の印刷が終了したとき
は、印刷を一次停止し(S6−3)し、ピックアップ2
5を前進させる(S6−4)。これは、スライド用駆動
モータ37を一方向に駆動し、その駆動力をピニオン3
6からラック28に伝達することによりなされる。第一
のストロークセンサ43がオンになると、CPU38は
ピックアップ25が最先端位置に達した状態を認識し
(S6−5)、スライド用駆動モータ37を停止させて
ピックアップ25を停止させる(S6−6)。続いて、
昇降用駆動モータ35を一方向に駆動して昇降台32を
ピックアップ25とともに下降させる(S6−7)。こ
の下降動作により用紙センサ46が排紙台7の上に積載
された最上面となる設定枚数目の用紙Saを検出するの
で、この検出信号を基にCPU38はピックアップ25
が用紙上面位置に達した状態を認識する(S6−8)。
このときのピックアップ25の状態を図3に仮想線で示
す。そこで、昇降用駆動モータ35を停止させて昇降台
32を停止させ(S6−9)、スライド用駆動モータ3
7を他方向に駆動してピックアップ25を後退させる
(S6−10)。このときのピックアップ25の状態を
図3に実線で示す。この後退動作により、ピックアップ
25は引っ掛け爪27により設定枚数目の用紙Saを反
排出方向に所定距離移動させる。このときの用紙Saを
反排出方向にずらす処理が完了したかどうかの判断(S
6−11)は、第二のストロークセンサ44がオンにな
った状態によって判断され、用紙ずらし完了と判断した
ときはスライド用駆動モータ37を停止させ、ピックア
ップ25を停止させる(S6−12)。
【0039】続いて、次の仕分け印刷の有無を判断し
(S6−13)、有りと判断したときは印刷を開始し
(S6−14)、次の仕分け印刷無しと判断したときは
ステップS6−21に移行する。印刷を開始したとき
は、前述のように設定枚数の印刷を終了したかどうかを
判断する(S6−15)。設定枚数の印刷が終了したと
きは、印刷を一次停止し(S6−16)し、昇降用駆動
モータ35を他方向に駆動し、ピックアップ25を昇降
台32とともに上昇させる(S6−17)。このときの
上昇位置は、初期位置でもよいし、次に印刷する設定枚
数の厚さよりも高い位置まででもよい。後者の管理は、
印刷枚数をカウントしているので、そのカウント値に基
づいて昇降用駆動モータ35を駆動するパルス数を設定
すること等によって容易になされる。昇降用駆動モータ
35を停止させ昇降台32を停止させた(S6−18)
後、スライド用駆動モータ37を一方向に駆動し、ピッ
クアップ25を前進させる(S6−19)。前述のよう
に、ステップS6−4では、ピックアップ25を初期位
置から最先端位置まで前進させるが、ステップS6−1
9では後退位置から最先端位置まで移動させる。この
後、第一のストロークセンサ44の検出信号を基に、ピ
ックアップ25が最先端位置に達した状態を認識した
(S6−20)ときに、ステップS6−6〜S6−12
の処理により二組目の用紙Sの仕分けを行う。この仕分
け処理は前回の処理と同様である。
【0040】ステップS6−13で次の仕分け印刷なし
と判断したときは、昇降用駆動モータ35を他方向に駆
動し、昇降台32を上昇させ(S6−21)、上限セン
サ45がオンになった状態をもって昇降台32が初期位
置に位置した状態を認識する(S6−22)。この認識
の後、昇降用駆動モータ35を停止し、昇降台32を停
止させ(S6−23)、スライド用駆動モータ37を他
方向に駆動し、ピックアップ25を後退させ(S6−2
4)、HPセンサ42がオンとなった時点で、ピックア
ップ25が初期位置に後退したものと認識し(S6−2
5)、スライド用駆動モータ37を停止し、ピックアッ
プ25を停止させる(S6−26)。
【0041】このように、二組目以後の仕分けは、S6
−14〜S6−20、S6−6〜S6−12の処理を繰
り返すことにより行う。これにより、図3に示すよう
に、設定枚数目の用紙Saを保持した状態でピックアッ
プ25を停止状態に維持し(S6−12)、その上に次
に印刷する組の用紙Sが設定枚分数積載された後に、昇
降台32を上昇させ(S6−17)るようにしたので、
仕分けのためにずらした用紙Saをその上に積載した設
定枚数分の用紙Sにより押えることができる。これによ
り、仕分けのためにずらした用紙Saがずれることを防
止することができる。この場合、ピックアップ25の上
から落下する用紙Sは順次傾斜案内面26により排紙台
7のエンドプレート7aに向けて案内される。また、ピ
ックアップ25は傾斜案内面26の上に設定枚数の用紙
Sが積載され、それらの用紙Sがエンドプレート7aに
衝突して跳ね返って反排紙方向にずれて積載されている
場合でも、傾斜案内面26で用紙Sをエンドプレート7
a側に寄せながら上昇することができる。したがって、
設定枚数目Saとその上に積載された用紙Sとの境目が
分からなくなることはない。
【0042】さらに、二組目以降の仕分けでは、ピック
アップ25を初期位置まで戻す必要がないので、処理時
間を短縮することができる。印刷を終了したときは、ピ
ックアップ25は排紙台7の外側となる初期位置に戻る
ため、排紙台7からの用紙Sの取り出しを容易に行うこ
とができる。しかし、ピックアップ25の反排出方向の
初期位置を、図3における実線で示す位置(後退位置)
に設定してもよい。これは前実施の形態においても言え
ることである。
【0043】次に、本発明の実施の第三の形態を図7な
いし図9に基づいて説明する。本実施の形態では、ピッ
クアップ25に形成する傾斜案内面26に代えて、用紙
Sを排紙台7のエンドプレート7a側に案内する可撓性
のベルト49を備えている。このベルト49は、例えば
PETフィルム等により形成され、一端がピックアップ
25の排出方向側の端部に止着され、他端がスプリング
50を介して支軸51に支持され、中間部が回転可能な
支持ローラ52により経路を屈曲されて支えられてい
る。支軸51と支持ローラ52とは、ピックアップ25
の上方における定位置にフレーム(図示せず)によって
支持されている。そして、支持ローラ52は排紙台7の
仕切板7bに近接され、支軸51は仕切板7bから離反
する位置に配置されている。
【0044】このような構成において、図7に示すよう
に、ピックアップ25が排紙台7の外側となる初期位置
に位置する状態から、スライド用駆動モータ37を駆動
して、図9に示すようにピックアップ25を排紙台7の
内方に前進させると、スプリング50の張力に抗してベ
ルト49が繰り出される。このベルト49は中間部が支
持ローラ52により支えられているため、排紙台7の仕
切板7bから内部に繰り出されたベルト49は用紙Sの
排紙方向側となるエンドプレート7aに向かうに従い下
方に傾斜する。前実施の形態では傾斜案内面26により
用紙Sをエンドプレート7a側に案内したが、本実施の
形態では傾斜するベルト49により用紙Sをエンドプレ
ート7a側に案内することができる。
【0045】本実施の形態において、移動手段29の動
作を制御するために駆動制御手段が行う処理は、図5又
は図6のフローチャートに示す処理と同様である。従っ
て、排紙台7の上に設定枚数目の用紙Saが落下したと
きに、ピックアップ25を排出方向に移動させるととも
に下降させることにより、設定枚数目の用紙Saが最先
端位置に前進したピックアップ25により保持される。
この状態で、ピックアップ25を反排出方向に移動させ
ると、図9に示すように、次に積載される用紙Sbとの
境となる設定枚数目の用紙Saが仕分けのために一定距
離反排出方向にずらされる。
【0046】図9に示すように、ピックアップ25が設
定枚数目の用紙Saを保持する状態では、可撓性のベル
ト49が排出方向進行側に向かうに従い下方に傾斜する
状態に維持されるので、ピックアップ25を上方に退避
させる前に次に印刷された用紙Sbが落下しても、その
落下する用紙Sbは傾斜するベルト49により排紙台7
のエンドプレート7a側に案内されるため、排紙台7上
での仕分けに支障を来すことはない。
【0047】次に、本発明の実施の第四の形態を図10
に基づいて説明する。本実施の形態では、ピックアップ
25は傾斜案内面を備えていない。その代わりに、ピッ
クアップ25の上部を覆うカバー部材53に傾斜案内面
54が形成されている。このカバー部材53は、反排紙
方向側の端部が昇降台32に支持され、排紙方向側の端
部が常時排紙台7の内部に突出され、その突出する部分
に傾斜案内面54が形成されている。排紙台7の仕切板
7bには、カバー部材53及びピックアップ25の昇降
動作を許容するための開口部(図示せず)が形成されて
いる。また、カバー部材53の排紙方向側には、ピック
アップ25の前進及び後退動作を許容するための開口部
(図示せず)が形成されている。
【0048】このような構成において、排紙台7の上に
設定枚数分の用紙Sが積載されると、ピックアップ25
が初期位置から最先端位置まで前進し、続いて、昇降台
32がピックアップ25及びカバー部材53と共に下降
する。ピックアップ25は引っ掛け爪27で設定枚数目
の用紙Saを保持する。続いて、ピックアップ25を後
退位置まで後退させると、設定枚数目の用紙Saが反排
紙方向にずらされる。この状態は図10に示す通りであ
る。
【0049】この場合、次の仕分け動作のために昇降台
32を上昇させる前に、次の仕分けグループの用紙Sb
が落下したとしても、その用紙Sbはカバー部材53の
傾斜案内面54によりエンドプレート7a側に案内され
る。傾斜案内面54の上に用紙Sbの後端が積載された
状態で昇降台32を上昇させても、カバー部材53は傾
斜案内面54で用紙Sbをエンドプレート7a側に寄せ
ながらピックアップ25及び昇降台32と共に上昇する
ことが可能である。
【0050】なお、傾斜案内面54を有するカバー部材
53を設けた場合でも、図11に示すようにピックアッ
プ25の排紙方向側の先端に傾斜案内面26を形成して
もよい。このようにすることにより、ピックアップ25
が最先端位置に前進して設定枚数目の用紙Saを保持し
ている状態で、その上に次に印刷された用紙Sbが積載
された場合には、その用紙Sbをカバー部材53の傾斜
案内面54とピックアップ25の傾斜案内面54とによ
りエンドプレート7a側に案内することができる。
【0051】また、図10及び図11に示すカバー部材
53を板バネ等の弾性を有する板材により形成してもよ
い。この場合にはピックアップ25の前進及び後退動作
を許容するための開口部をカバー部材53に形成する必
要はない。このような構成では、ピックアップ25が最
先端位置に前進するときに、カバー部材53はピックア
ップ25の先端に押圧されて弾性的に屈撓し、傾斜案内
面54の向きがやや上向きに向くようになるが、変形前
における傾斜案内面54の角度が所望の角度になるよう
に製作しておくことにより、ピックアップ25が後退位
置に後退してカバー部材53が元の形状に復元しても、
カバー部材53の傾斜案内面54によって用紙Sbをエ
ンドプレート7a側に案内することができる。
【0052】次に、本発明の実施の第五の形態を図12
ないし図18に基づいて説明する。図12及び図13に
示すように、本実施の形態における保持手段であるピッ
クアップ55は、ダクト56とケースブラケット57と
軸流ファン58とガード59とエアーガイド60とを順
次重ねた吸引手段61に、パッド62をネジ63で止め
たものである。エアーガイド60及びパッド62には、
孔64が形成されている。パッド62の片面は、排紙台
7上の設定枚数目の用紙Saに当接する当接面62aで
ある。この当接面62aは、摩擦抵抗が高い材質である
ことが望ましい。例えば、シリコンゴム系の、表面の摩
擦抵抗が3以上である材質を採用すると、当接面62a
と設定枚数目の用紙Saとのスリップずれが防止でき
る。また、用紙Saを吸着する際、図13の空間K内の
静圧を維持するために、エアーガイド60及び前記パッ
ド62を含めた厚みTを3〜5mmに構成することが望ま
しい。また、ダクト56の上面には用紙Sの排紙方向に
向かうに従い下方に傾斜されて用紙Sを排紙方向に案内
する傾斜案内面65が形成されている。
【0053】次に、移動手段66は、昇降手段67とス
ライド手段68とからなり、図14ないし図16に示す
ようなものである。まず、昇降手段67は以下のような
ものである。ベース69の上に間隙をとってモータブラ
ケット70が固定され、このモータブラケット70の上
に昇降用駆動モータ35が設置されている。ベース69
とモータブラケット70との間には、昇降用駆動モータ
35に連結された昇降用駆動ギヤ71と、この昇降用駆
動ギヤ71に駆動される昇降用減速ギヤ72とが設けら
れている。
【0054】図16に示すように、ベース69には昇降
用軸支持板73が固定されている。そして、ベース69
と昇降用軸支持板73とには、昇降ガイド軸33の上下
両端が固定されている。この昇降ガイド軸33と平行な
送りネジ34(図14参照)は、ベース69と昇降用軸
支持板73とにより上下両端が回転自在に支持されてい
る。この送りネジ34は、ベース69の下に設けられて
いる昇降ギヤ74に連結されている。前記昇降ギヤ74
は、ベース69の下に設けられている昇降用連結ギヤ7
5を介して、昇降用減速ギヤ72の回転を伝えられる。
送りネジ34は昇降用駆動モータ35により回転駆動さ
れる。
【0055】昇降台76には送りネジ34に螺合された
ナット77と、昇降ガイド軸33に昇降自在に嵌合され
た軸受78とが固定されている。また、図14に示すよ
うに、ベース69に固定された補助ガイド板79には上
下方向に長い補助ガイド孔80が形成され、この補助ガ
イド孔80に沿って移動するコロ81が昇降台76の一
端に回転自在に設けられている。すなわち、昇降手段6
7は、送りネジ34を回転させることにより昇降台76
を上昇又は下降させるように構成されている。
【0056】昇降用軸支持板73には、昇降台76に設
けられたシャッタ82により光軸が遮断された状態をも
って昇降台76が初期位置となる最上位置にあることを
検知する上限センサ45が設けられている。
【0057】次に、スライド手段68(図15参照)は
以下のようなものである。昇降台76の上には、スライ
ドガイド83がラックガイド87と共に用紙Sの排出方
向及び反排出方向に移動自在に設けられている。このス
ライドガイド83の一辺にはセンサ取付部84が、これ
と直交する1辺には保持手段取付部85が形成されてい
る。この保持手段取付部85には長孔85a(図18参
照)が形成されている。保持手段取付部85には前述し
たピックアップ55が上下方向に調節可能に取り付けら
れている。スライドガイド83には、図15に示すよう
に、用紙Sの排出方向及び反排出方向と平行な長孔86
を有するラックガイド87が固定的に取り付けられてい
る。昇降台76には長孔86に嵌合された複数のガイド
ピン88が立設され、これらのガイドピン88にはラッ
クガイド87の浮きを押える止め輪89が緊締されてい
る。これにより、スライドガイド83及びラックガイド
87が昇降台76にスライド自在に保持されている。ま
た、昇降台76には、ラックガイド87及びピックアッ
プ55がホームポジションとなる初期位置にある図15
の状態であることを検知するHPセンサ42と、ラック
ガイド87及びピックアップ55が最先端位置(図14
において二点鎖線で表されるA又はBの位置)に前進し
たことを検知する第一のストロークセンサ43とが設け
られている。
【0058】前記昇降台76の下には、スライド用駆動
モータ37が取り付けられている。このスライド用駆動
モータ37は、昇降台76の上に設けられているモータ
ギヤ92を駆動する。このモータギヤ92の回転は、ス
ライド用減速ギヤ93とスライド用連結ギヤ94とを介
して、スライド用駆動ギヤ95に伝えられる。このスラ
イド用駆動ギヤ95はラックガイド87に形成されたラ
ックに噛合されている。すなわち、スライド手段68
は、スライド用駆動モータ37の動力をギヤ92〜95
をラックガイド87に伝達することにより、スライドガ
イド83をピックアップ55とともに用紙Sの排出方向
及び反排出方向に移動させるように構成されている。
【0059】センサ取付部84には、図17及び図18
に示すように、センサブラケット96が取り付けられて
いる。センサブラケット96は上下方向に長い複数の長
孔97を有し、これらの長孔97を利用してセンサ取付
部84に対して垂直方向に調整可能に取り付けられてい
る。そして、用紙Sに当接するフィラー46aの動きに
よりピックアップ55が用紙Sとが接したことを検知す
る用紙センサ46がセンサブラケット96に取り付けら
れている。
【0060】なお、移動手段66の昇降用モータ35、
スライド用駆動モータ37を制御するための駆動制御手
段の処理は、前述した図5又は図6のフローチャートに
示す処理と同様である。
【0061】このような構成において、排紙台7上に用
紙Sが設定枚数排出されると、まず、スライド手段68
により、ピックアップ55は、用紙の排出方向に第一の
ストロークセンサ43が検知する位置(図14のA)ま
で移動される。
【0062】次に、昇降手段67により、昇降台76が
下降される。そして、用紙センサ46により、積載され
た設定枚数目の用紙Saの表面が検知されると、昇降台
76の下降が停止される。このとき、パッド62の当接
面62aは、排紙台7上に積載されている設定枚数目の
用紙Saに当接している。
【0063】次に、ピックアップ55の吸引手段61に
より、設定枚数目の用紙Saを吸引し、当接面62aに
吸着させる。このとき、図13に示すように、ダクト5
6により排気方向を90度変えているので、次に排出さ
れる用紙Sbを吹き飛ばすことはない。そして、昇降手
段67により、ピックアップ55を所定の高さ(図14
のB)まで上昇させ、設定枚数目の用紙Saとその下に
積載されている用紙Sとを分離させる。
【0064】次に、スライド手段68により、ピックア
ップ55を、後退位置(図14のC)まで20〜30mm
後退させる。前実施の形態では、後退位置は第二のスト
ロークセンサ44の検出により管理しているが、本実施
の形態ではスライド用駆動モータ37に与える駆動パル
スにより管理している。そして、吸着した状態のまま用
紙Saを、積載されている用紙Sに再度重ねる(図14
のD)。
【0065】この状態で用紙Saの上に新たに用紙Sb
が積載されても、その用紙Sbはピックアップ55の傾
斜案内面65により排紙台7のエンドプレート7a側に
案内されるため、その上にさらに次の用紙Sbが積載さ
れたとしても、その用紙Sbに邪魔されることなくピッ
クアップ55を昇降台76とともに上昇させることがで
きる。この上昇は次の仕分け動作に備えて初期位置に待
機させるためである。このように、ピックアップ55を
上昇させる間にその上に次の用紙Sbを積載しても排紙
台7上での仕分けに支障を来すことがないので、一組の
設定枚数の印刷を終えた後に、時間を空けることなく次
の組の指定枚数の印刷に移行することができる。従っ
て、印刷サイクルを短縮することが可能となる。
【0066】また、反排出方向に位置をずらした用紙S
aの上に次に印刷した複数枚の用紙Sbを積載してから
ピックアップ55を上昇させることにより、位置をずら
した用紙Saをその上に積載した用紙Sbで押えて安定
させることができる。
【0067】印刷を終了したときは、昇降手段67によ
り昇降台76を上限センサ45がシャッタ82を検知す
る位置まで上昇させ、また、スライド手段68によりピ
ックアップ55をスライドガイド83とともにHPセン
サ42が検知する位置まで戻す。そして、次の仕分け作
業まで待機する。
【0068】さらに、図19を参照して本発明の実施の
第六の形態について説明する。本実施の形態は、ピック
アップ98を保持手段として用いる。このピックアップ
98を上下方向に移動させるとともに用紙Sの排紙方向
及び反排紙方向に移動させる移動手段66は実施の第五
の形態で説明したものと同様である。
【0069】すなわち、実施の第五の形態において、昇
降台76にはスライドガイド83がラックガイド87と
共に用紙Sの排出方向及び反排出方向に移動自在に設け
られ、このスライドガイド83には、用紙センサ46を
支持するセンサ取付部84と、ピックアップ55を支持
する保持手段取付部85が形成されていることを説明し
たが、本実施の形態では、ピックアップ55に代えてピ
ックアップ98が保持手段取付部85に取り付けられて
いる。このピックアップ98は、保持手段取付部85に
取り付けられたL字形の支持板99と、この支持板99
の下面に螺子100によって取り付けられた引っ掛け板
101とからなる。引っ掛け板101は、支持板99の
下面と角度θをなす板バネ部102を有し、この板バネ
部102の先端には設定枚数目の用紙Saを保持する引
っ掛け爪103が形成されている。この引っ掛け爪10
3の機能は本発明の実施の第一の形態におけるピックア
ップ25の引っ掛け爪27の機能と同様である。板バネ
部102は、厚みが0.1〜0.3mmで、形状復元性を
備えている。
【0070】さらに、図19(c)に示すように、用紙
センサ46を支持してセンサ取付部84に取り付けられ
るセンサブラケット96には、排紙方向に向かうに従い
下方に傾斜されて用紙Sを排紙台7の排紙方向側に案内
する傾斜案内面104が形成されている。
【0071】このような構成において、排紙台7上に用
紙Sが所定枚数排出されると、まず、スライド手段68
により、ピックアップ98が用紙Sの排出方向より最先
端位置まで移動される。次に、昇降手段67により昇降
台76が下降される。そして、用紙センサ46により積
載された設定枚数目の用紙Saの表面が検知されると、
昇降台76の下降が停止される。このとき、板バネ部1
02は用紙Saとの当接力により弾性的に屈撓し、その
反力で引っ掛け爪103が排紙台7上に積載されている
設定枚数目の用紙Saを保持する。続いて、スライド手
段68により、設定枚数目の用紙Saを引っ掛けている
ピックアップ98を後退位置まで移動させると、設定枚
数目の用紙Saが反排紙方向にずらされる。
【0072】この状態でピックアップ98の上に新たに
用紙Sbが積載されても、その用紙Sbはピックアップ
98の傾斜案内面104により排紙台7のエンドプレー
ト7a側に案内されるため、その上にさらに次の用紙S
bが積載されたとしても、その用紙Sbに邪魔されるこ
となくピックアップ98を昇降台76とともに上昇させ
ることができる。
【0073】
【発明の効果】請求項1の発明は、画像形成装置から排
出されて落下する印刷済みの用紙を順次積載する排紙台
と、この排紙台に積載された用紙が設定枚数に達したと
きその設定枚数目の用紙を保持する保持手段と、この保
持手段を用紙の排出方向および反排出方向に移動させる
とともに上下方向に移動させる移動手段と、用紙の排紙
方向に向かうに従い下方に傾斜されて前記保持手段の上
に積載される用紙を前記排紙台の排紙方向側に案内する
傾斜案内面とを具備するので、排紙台の上に設定枚数目
の用紙が落下したときに、移動手段により保持手段を用
紙の排出方向に移動させるとともに下降させることによ
り、設定枚数目の用紙を保持手段により保持することが
でき、移動手段により保持手段を反排出方向に移動させ
ると、次に積載される用紙との境となる設定枚数目の用
紙を仕分けのために一定距離反排出方向にずらすことが
できる。次に印刷される設定枚数目の用紙を保持する準
備のために移動手段により保持手段を退避させるが、そ
れ以前において設定枚数目の用紙を保持する状態の保持
手段の上に次に印刷された用紙が落下しても、その落下
する用紙を傾斜案内面により排紙台の排出方向側に向け
て案内することができるため、排紙台上での仕分けに支
障を来すことはない。これにより、一組の設定枚数の印
刷を終えた後に、時間を空けることなく次の組の設定枚
数の印刷に移行することができるため、印刷サイクルを
短縮することができる。
【0074】請求項2の発明は、請求項1記載の発明に
おいて、傾斜案内面は摩擦係数が低い材料により形成さ
れているので、保持手段の上に落下する用紙を円滑に排
紙台の排出方向進行側に案内することができる。
【0075】請求項3記載の発明は、画像形成装置から
排出されて落下する印刷済みの用紙を順次積載する排紙
台と、この排紙台に積載された用紙が設定枚数に達した
ときその設定枚数目の用紙を保持する保持手段と、この
保持手段を用紙の排出方向および反排出方向に移動させ
るとともに上下方向に移動させる移動手段と、一端が前
記保持手段の排出方向側の端部に止着され他端が前記保
持手段の上部に支持され前記保持手段の排出方向側への
動作時に前記排紙台の排出方向側に向かうに従い下方に
傾斜されるように繰り出されて用紙搬送ユニットから排
出される用紙を前記排紙台の排出方向側に案内する可撓
性のベルトとを具備するので、排紙台の上に設定枚数目
の用紙が落下したときに、移動手段により保持手段を排
出方向に移動させるとともに下降させることにより、設
定枚数目の用紙を保持手段により保持することができ、
移動手段により保持手段を反排出方向に移動させると、
次に積載される用紙との境となる設定枚数目の用紙が仕
分けのために一定距離反排出方向にずらすことができ
る。保持手段が設定枚数目の用紙を保持する状態では、
可撓性のベルトが排出方向側に向かうに従い下方に傾斜
するように繰り出され、これにより、次に印刷される設
定枚数目の用紙を保持する準備のために、移動手段によ
り保持手段を退避させる前に次に印刷された用紙が落下
しても、その落下する用紙を傾斜するベルトにより排紙
台の排出方向側に案内することができ、これにより、排
紙台上での仕分けに支障を来すことはない。従って、一
組の設定枚数の印刷を終えた後に、時間を空けることな
く次の組の設定枚数の印刷に移行することができるた
め、印刷サイクルを短縮することが可能となる。
【0076】請求項4記載の発明は、請求項1,2又は
3記載の発明において、排紙台に積載された用紙が設定
枚数に達したときに保持手段を用紙の排出方向に移動さ
せるとともに下降させて前記保持手段により前記排紙台
上の設定枚数目の用紙を保持させ、前記保持手段を反排
出方向に所定距離移動させて設定枚数目の用紙を反排紙
方向にずらした後に前記保持手段を保持している設定枚
数目の用紙から離反する上方へ復帰させるように移動手
段の動作を制御する駆動制御手段を具備するので、移動
手段は駆動制御手段の制御により保持手段を移動させる
ことで、排紙台への用紙の排紙動作に同期して保持手段
を正確に動作させることができる。
【0077】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明において、設定枚数目の用紙を保持する保持手段を、
次の仕分けグループの設定枚数分の用紙が排出された後
に、保持している設定枚数目の用紙から離反させて上方
へ復帰させるようにしたので、排紙台の上に積載された
設定枚数目の用紙が保持手段により保持されているとき
に、次に印刷された複数枚の用紙が落下して保持手段に
よって保持された状態の設定枚数目の用紙がその上に積
載される用紙で加圧されるため、その後に保持手段が設
定枚数目の用紙から離反しても、仕分けのために反排紙
方向にずらした設定枚数目の用紙が動くことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第一の形態における排紙仕分け
装置を画像形成装置とともに示す縦断側面図である。
【図2】保持手段及び移動手段とを示す斜視図である。
【図3】排紙仕分け装置の縦断側面図である。
【図4】排紙仕分け装置の電気的ブロック図である。
【図5】駆動制御手段の処理を示すフローチャートであ
る。
【図6】本発明の実施の第二の形態における駆動制御手
段の処理を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施の第三の形態における排紙仕分け
装置を画像形成装置とともに示す縦断側面図である。
【図8】保持手段及び移動手段とを示す斜視図である。
【図9】排紙仕分け装置の縦断側面図である。
【図10】本発明の実施の第四の形態における排紙仕分
け装置の縦断側面図である。
【図11】排紙仕分け装置の変形例を示す縦断側面図で
ある。
【図12】本発明の実施の第五の形態の保持手段の構成
を示す分解斜視図である。
【図13】保持手段の作動中の様子を示す縦断側面図で
ある。
【図14】(a)は保持手段を移動させる移動手段の構
成と作動中の様子とを示す右側面図、(b)は移動手段
の一部の構成を示す背面図である。
【図15】保持手段を移動させる移動手段の構成を示す
平面図である。
【図16】保持手段を移動させる移動手段の構成を示す
正面図である。
【図17】保持手段と用紙センサとの位置関係を示す正
面図である。
【図18】用紙センサの取付状態を示す右側面図であ
る。
【図19】本発明の実施の第六の形態を示すもので、
(a)は保持手段の構成を示す分解斜視図、(b)は保
持手段及び用紙センサの支持構造を示す正面図、(c)
は用紙センサの支持構造を示す側面図である。
【符号の説明】
S 用紙 Sa 設定枚数目の用紙 7 排紙台 25,55,98 保持手段 26,54,65,104 傾斜案内面 29,66 移動手段 49 ベルト S5-2〜S5-19 駆動制御手段 S6-2〜S6-26 駆動制御手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置から排出されて落下する印
    刷済みの用紙を順次積載する排紙台と、この排紙台に積
    載された用紙が設定枚数に達したときその設定枚数目の
    用紙を保持する保持手段と、この保持手段を用紙の排出
    方向および反排出方向に移動させるとともに上下方向に
    移動させる移動手段と、用紙の排紙方向に向かうに従い
    下方に傾斜されて前記保持手段の上に積載される用紙を
    前記排紙台の排紙方向側に案内する傾斜案内面とを具備
    することを特徴とする排紙仕分け装置。
  2. 【請求項2】 傾斜案内面は摩擦係数が低い材料により
    形成されていることを特徴とする請求項1記載の排紙仕
    分け装置。
  3. 【請求項3】 画像形成装置から排出されて落下する印
    刷済みの用紙を順次積載する排紙台と、この排紙台に積
    載された用紙が設定枚数に達したときその設定枚数目の
    用紙を保持する保持手段と、この保持手段を用紙の排出
    方向および反排出方向に移動させるとともに上下方向に
    移動させる移動手段と、一端が前記保持手段の排出方向
    側の端部に止着され他端が前記保持手段の上部に支持さ
    れ前記保持手段の排出方向側への動作時に前記排紙台の
    排出方向側に向かうに従い下方に傾斜されるように繰り
    出されて用紙搬送ユニットから排出される用紙を前記排
    紙台の排出方向側に案内する可撓性のベルトとを具備す
    ることを特徴とする排紙仕分け装置。
  4. 【請求項4】 排紙台に積載された用紙が設定枚数に達
    したときに保持手段を用紙の排出方向に移動させるとと
    もに下降させて前記保持手段により前記排紙台上の設定
    枚数目の用紙を保持させ、前記保持手段を反排出方向に
    所定距離移動させて設定枚数目の用紙を反排紙方向にず
    らした後に前記保持手段を保持している設定枚数目の用
    紙から離反する上方へ復帰させるように移動手段の動作
    を制御する駆動制御手段を具備することを特徴とする請
    求項1,2又は3記載の排紙仕分け装置。
  5. 【請求項5】 設定枚数目の用紙を保持する保持手段
    を、次の仕分けグループの設定枚数分の用紙が排出され
    た後に、保持している設定枚数目の用紙から離反させて
    上方へ復帰させるようにしたことを特徴とする請求項4
    記載の排紙仕分け装置。
JP14369897A 1997-06-02 1997-06-02 排紙仕分け装置 Expired - Fee Related JP3769100B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14369897A JP3769100B2 (ja) 1997-06-02 1997-06-02 排紙仕分け装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14369897A JP3769100B2 (ja) 1997-06-02 1997-06-02 排紙仕分け装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10330019A true JPH10330019A (ja) 1998-12-15
JP3769100B2 JP3769100B2 (ja) 2006-04-19

Family

ID=15344892

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14369897A Expired - Fee Related JP3769100B2 (ja) 1997-06-02 1997-06-02 排紙仕分け装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3769100B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP3769100B2 (ja) 2006-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006248686A (ja) シート後処理装置及びこれを用いた画像形成装置
US6991229B2 (en) Paper stacker for use with image forming apparatus
JP3284782B2 (ja) 用紙後処理装置およびその制御方式
JP4116153B2 (ja) 画像形成装置
JPH10330019A (ja) 排紙仕分け装置
US8245637B2 (en) Method and device for separating printing plates
JP4122282B2 (ja) 給紙装置
JP3867943B2 (ja) 排紙仕分け装置
JP3325193B2 (ja) ソータ
JP2007070116A (ja) 後処理装置
US7168698B2 (en) Sheet sucking/removing method and sheet sucking/removing device
JP4321943B2 (ja) 給紙装置および給紙方法
JP2000026013A (ja) 排紙仕分け方法及び排紙仕分け装置
JP2010070354A (ja) プリント装置
JP4340335B2 (ja) 印刷装置
JPH11263517A (ja) 排紙仕分け装置
JP4105250B2 (ja) 排紙仕分け装置
JP4608086B2 (ja) 排紙台及び画像形成装置
JP2003292226A (ja) シート積載装置
JPH101255A (ja) 区分け装置
JP3064288B2 (ja) 打ち抜き装置
JPH0678358U (ja) 丁合装置
JP2002265077A (ja) 印刷版の吸着搬送装置
JP2005132516A (ja) 排紙台及び画像形成装置
JPH11240669A (ja) 印刷装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040528

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050831

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051108

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051229

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060131

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20060203

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 3

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090210

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120210

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees