JP2005132516A - 排紙台及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【目的】特別なサプライを使用せず、簡単な構成で、積載された画像形成済みの用紙を確実・迅速に移動させて区分けを行なえる排紙台を提供する。
【構成】排紙台3の内部には、用紙10の排出方向と逆方向に用紙を搬送する搬送ベルト41,41が、排紙台の載置面に出没自在に設けられている。先の印刷物が残っている場合には(図a)、搬送ベルトを上昇させて用紙を持ち上げ、排出方向と逆に規定量1搬送する(図b)。グループ1について20枚×2組を印刷し、組間では同様に規定量3移動して組間の区分けする(図c)。グループ2の印刷を行う際には、グループ間では同様に規定量2移動してグループ間の区分けする(図c)。
【選択図】図6

Description

本発明は、印刷装置等の画像形成装置において、排出され積載された画像形成済みのシートを所定枚数ごとに区分けする機能を簡単な構成で実現した排紙台と、かかる排紙台を備えた画像形成装置に関するものである。
一般に、孔版印刷装置は、主として高速且つ安価に大量の印刷物を得るために用いられており、印刷を行なわせるための操作もごく簡単に行なえるようになっている。この種の印刷装置における印刷物の後処理の一つに、排紙トレイに排出されて積載された印刷物を、必要部数に応じて所定の枚数ごとに区分けする区分け作業がある。
従来の区分け作業では、オペレータが各区分ごとに印刷枚数をカウンターにセットする方法、すなわち一区分についてセットした印刷枚数の印刷が終了した後、次の区分について再度印刷枚数をセットして印刷を行なう方法が知られている。しかし、この方法では、オペレータが印刷終了まで、常時、印刷装置に付きっきりとなってしまう。また、排紙積載された印刷物を数えて区分けする方法も採られていたが、この方法では、区分枚数ごとに印刷物を数え直す等の面倒な作業が必要であった。
そこで、最近では、印刷装置にメモリ機能を持たせ、操作パネルのテンキー等で区分け枚数を入力するメモリーモードあるいはプログラム印刷などと呼ばれる入力方法で区分けを行なう方法が採用されるようになり、オペレータの作業が軽減されるようになってきている。
ところで、印刷された用紙の区分部位の境界を判別する従来の方法としては、下記特許文献1(特開平7−1722号公報)に開示されているように、排出されて積載される用紙の間に、目印としてのテープをテープカッタ装置により切断して挿入するテープマーカー等を用いる方法がある。
しかしながら、このようなテープマーカーを使用する方法では、区分けの目印となるテープが、その都度切断され再利用できないためムダに消費されると共に、区分位置の用紙上に載置されたテープが、排紙される用紙と接触して外れてしまったり、排紙トレイに積載された印刷済みの用紙を排紙トレイより移動する際に、挿入されたテープが外れて区分位置が判別不能になる可能性があり、オペレータが区分枚数を再度数え直したりすることがあった。
また、他の区分け方法として、印刷を一時停止した状態で、テープの代わりに白紙を一枚排出する方法があった。この方法では、例えば印刷物に大きなベタ印刷などがある場合には、印刷物と挿入された白紙との間に大きな明度差が生じるので、白紙の挿入位置を比較的容易に判別できるが、印刷物に印刷部分が僅かしかない場合には、印刷物と白紙の見分けが付きにくくなるため、用紙の境界を判別しにくくなる欠点があった。
一方、区分け用テープ等のサプライを使用しないで排紙積載される用紙を区分けする方法として、下記特許文献2(特公平6−78151号公報)記載の「区分け装置」が提案されている。この「区分け装置」は、排紙台上に排出される用紙(排紙)が所定枚数に達する毎に、該排紙台を90°ずつ回転させて排紙の受け入れ方向を変更させることにより、排紙台上に受け入れる印刷済み用紙の向きを所定枚数毎に90°ずつ変化させて、用紙の区分けを行なえるように構成したものである。
しかしながら、この区分け装置では、排紙台を90°回転させて用紙を区分けするように構成されているため、例えばA3サイズの用紙を区分けする場合には、用紙の排出方向と直交する方向に縦長となるようにA3サイズの用紙を積載しなければならず、排紙台の同方向についてのサイズが大きくなって装置の大型化を招いてしまう。
また、下記特許文献3(特開平10−166706号公報)記載の「仕分け装置」は、積載されている用紙の最上部の用紙にスライダを当接させて最上部の用紙を用紙排出方向と逆側に押し戻すように構成されている。
しかしながら、この仕分け装置では、最上部の用紙のみを移動させるために最上部の用紙とその下にある用紙が擦れて最上部の用紙の裏面が汚れる可能性がある。また、スライダが2番目の用紙を擦ってしまった場合には2番目の用紙の印刷された面を汚す可能性もあり、これらの問題を解決するためには最上部の用紙位置を正確に検出する必要があるとともに、スライダの高さ調節にも高度な精度が要求され、装置を複雑化して高価にしてしまう可能性がある。
また、排紙台を左右に移動させたり、排出される用紙を左右に振り分けて排紙台に積載される用紙を区分けする方法も提案されている。しかし、従来孔版印刷装置のような高速且つ大量に印刷を行なう装置では、排紙された用紙を揃えて積載するために排出方向に直交した位置にエンドフェンスを設け、排出方向と並行する用紙の両側の位置にサイドフェンスを設けているので、上記提案のように区分けを目的として排紙台を左右に振り分けるには、サイドフェンスと用紙の間隔を排紙台の移動量分だけ離さなければならず、サイドフェンスによる排紙の紙揃え性能に悪影響を及ぼす可能性がある。
公開特許公報(特開平7−1722号) 公告特許公報(特公平6−78151号) 公開特許公報(特開平10−166706号)
本発明は、上述した従来の技術の問題点に鑑みてなされたものであり、高速運転される画像形成装置においても適用可能であり、特別なサプライを使用することなく、簡単な構成で、積載された画像形成済みの用紙を確実・迅速に移動させて当該用紙の区分けを行なうことができる排紙台と、かかる排紙台を備えた画像形成装置を提供することを目的としている。
請求項1に記載された排紙台は、用紙を積載する積載部に、前記積載部に積載された用紙全体を一方向に規定量移動させる積載用紙移動手段を設けたことを特徴としている。
請求項2に記載された排紙台は、請求項1記載の排紙台において、異なる複数の前記規定量から任意に選択した規定量だけ前記用紙全体を一方向に移動させることが可能であることを特徴としている。
請求項3に記載された排紙台は、請求項1乃至2に記載の排紙台において、用紙積載時には、前記積載部の載置面上に積載される用紙と前記積載用紙移動手段が接触しないように前記積載用紙移動手段を前記積載部の載置面よりも下方に下降させ、用紙移動時には、前記積載部の載置面上に積載された用紙に前記積載用紙移動手段が接触するように前記積載用紙移動手段を前記積載部の載置面よりも上方に上昇させる用紙移動手段昇降装置を有することを特徴としている。
請求項4に記載された排紙台は、請求項1乃至3に記載の排紙台において、用紙が積載される際に突き当たる位置に設けられたエンドフェンスと用紙の搬送方向に並行して設けられた一対のサイドフェンスを有し、前記用紙移動手段は積載された用紙を前記エンドフェンスから離す方向に移動させることを特徴としている。
請求項5に記載された排紙台は、請求項1乃至4に記載の排紙台において、前記積載用紙移動手段が、用紙の下面に接触する搬送ベルトと、前記搬送ベルトを回転させるベルト駆動手段とを有することを特徴としている。
請求項6に記載された排紙台は、請求項5に記載の排紙台において、前記搬送ベルトは、用紙を移動させる方向に沿って配置された複数の搬送ベルトからなり、前記複数の搬送ベルトは共通のベルト駆動手段によって駆動されることを特徴としている。
請求項7に記載された排紙台は、請求項1乃至2に記載の排紙台において、前記積載用紙移動手段が、用紙の下面に面接触する用紙搬送台と、前記用紙搬送台を移動させるリンク機構とを有することを特徴としている。
請求項8に記載された画像形成装置は、用紙に画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段に用紙を供給する給紙手段と、前記画像形成手段が画像形成した用紙を排出する排紙手段と、前記排紙手段により排出された用紙を積載する排紙台を備えた画像形成装置において、
前記排紙台は積載された用紙を規定量移動させる積載用紙移動手段を有し、各画像形成の区分けで前記積載用紙移動手段を駆動して積載された用紙を排出方向の逆側に移動させることを特徴としている。
請求項9に記載された画像形成装置は、請求項8記載の画像形成装置において、前記画像形成装置は、接続された複数の外部装置から画像データを受信して画像形成するためのデータ受信手段を有し、画像データを受信した際に画像データの送信元が前回受信したデータの送信元と変っていることを検出すると前記積載用紙移動手段を駆動し積載された用紙を排出方向の逆側に移動させることを特徴としている。
請求項10に記載された画像形成装置は、請求項8記載の画像形成装置において、前記画像形成装置はプログラム印刷機能を有し、プログラム印刷の区分け情報に基づき前記積載用紙移動手段を駆動し積載された用紙を排出方向の逆側に移動させることを特徴としている。
請求項11に記載された画像形成装置は、請求項8記載の画像形成装置において、前記画像形成装置は、前記排紙台に所定枚数の用紙が積載される毎に前記積載用紙移動手段を駆動し積載された用紙を排出方向の逆側に移動させることを特徴としている。
請求項1記載の排紙台によれば、積載された用紙全体を一方向に規定量移動させる積載用紙移動手段を積載部に設けた簡単な構造により、特別なサプライや大掛かりな装置を採用することなく用紙を区分けして積載することができる。
請求項2記載の排紙台によれば、前記積載用紙移動手段は、異なる複数の規定量から任意に選択した規定量だけ前記用紙全体を一方向に移動させることができるので、用紙を区分けする際に大区分、小区分のような識別可能な状態で用紙を区分けして積載することができる。
請求項3記載の排紙台によれば、排紙台に設けた積載用紙移動手段が積載部の載置面の上方と下方との間で移動できるので、用紙積載時には積載用紙移動手段を前記積載部の載置面よりも下方に移動させて排出されてくる用紙との接触を避け、用紙移動時には積載用紙移動手段を前記積載部の載置面よりも上方に移動させて積載部の載置面上に積載された用紙の底面に接触するようにしたので、従来の排紙性能を維持しつつ、積載された用紙を移動する際には確実に移動させることができる。
請求項4記載の排紙台によれば、用紙が突き当たる位置に設けられたエンドフェンスと用紙の搬送方向に並行な一対のサイドフェンスを設け、用紙移動手段は積載された用紙をエンドフェンスから離す方向に移動させるので、特に高速印刷が可能な装置での区分積みが大掛かりな装置を使用せずに、従来の排紙性能を維持したまま可能となる。
請求項5記載の排紙台によれば、積載用紙移動手段が、用紙の下面に接触する搬送ベルトと、搬送ベルトを回転させるベルト駆動手段とを有しているので、用紙の下面に面接触するベルトの回動により、積載されて相当の重量がある用紙の全体を確実に移動させることができる。
請求項6記載の排紙台によれば、前記搬送ベルトを、用紙を移動させる方向に沿って配置した複数の搬送ベルトから構成し、これら複数の搬送ベルトを共通のベルト駆動手段で駆動するので、用紙の下面の複数箇所に面接触する複数のベルトの同期した回動により、積載されて相当の重量がある用紙の全体をさらに確実に移動させることができる。
請求項7記載の排紙台によれば、積載用紙移動手段が、用紙の下面に面接触する用紙搬送台と、用紙搬送台を移動させるリンク機構とを有しているので、用紙の下面に面接触して用紙の全体を支持した状態にある用紙搬送台をリンク機構の動作で移動させることができ、相当の重量がある用紙の全体を確実に移動させることができる。
請求項8記載の画像形成装置によれば、画像形成の区分けで積載された用紙を排出方向の逆側に移動させることにより、大掛かりな装置や特別なサプライを使用することなく、画像形成された多数枚の用紙の区分積みが可能となる。
請求項9記載の画像形成装置によれば、受信した画像データの送信元が前回受信したデータの送信元と変っている場合には、積載された用紙を排出方向の逆側に移動させるので、複数の外部装置から画像データを受信するLAN環境などで使用されても、使用者毎に用紙を区分けできるので、他人の出力物と自分の出力物が混ざってしまうことを防ぐことができる。
請求項10記載の画像形成装置によれば、プログラム印刷機能によってプログラム印刷の区分け情報に基づき積載用紙移動手段を駆動し、積載された用紙を排出方向の逆側に移動させることができるので、プログラム印刷の区切り毎に自動的に積載された用紙を区分けすることができる。
請求項11記載の画像形成装置によれば、排紙台に所定枚数の用紙が積載される毎に積載用紙移動手段を駆動して積載された用紙を排出方向の逆側に移動させることができるので、大量枚数の用紙を印刷した際にも所定の枚数毎に区分けして排紙台に積載することができ、後に枚数を数えたり、区分けする際の手間を軽減することができる。
以下、本発明を実施するために特許出願人が出願時点で最良と思う本発明の実施の形態を説明する。
本発明は、排出された用紙の区分け機能を有する排紙台と、かかる排紙台を備えた画像形成装置に関するものであるが、本例では画像形成装置として孔版印刷装置を例示する。
(1)本孔版印刷装置の構成
図1は孔版印刷装置1の全体図であり、この孔版印刷装置1は、給紙台2を有する給紙部と、印刷部6と、排紙台3を有する排紙部と、自動原稿送り装置4を有する画像読み取り部と、データ受信手段としてのデータ受信部5を有している。
給紙部の一部を構成する給紙台2に積載された印刷用紙は、給紙台2に附設されて給紙部の一部を構成する取り出し手段としてのローラ等によって1枚ずつ印刷部6に供給される。印刷部6は円筒状の版胴を有しており、この版胴には製版された孔版原紙が巻装される。給紙部の給紙台2から供給された用紙は昇降自在なプレスローラで版胴に押しつけられ、用紙に画像を形成する。
排紙部は印刷部で印刷された用紙を本体の外部に排出し、排紙台3に積載していく。画像読み取り部の自動原稿送り装置4は、画像読み取り部にセットされた原稿を光学的に読み取って画像情報を生成し、製版部はこの画像情報に基づいて感熱孔版原紙に穿孔を施し、穿孔された孔版原紙は印刷部6の版胴に着版される。
データ受信部5はパソコンなどの外部装置から画像データを受信する装置である。
図2は本例の排紙台3を示す拡大斜視図である。排紙台3には、用紙搬送方向に平行で用紙10の幅に略相当する所定の間隔をおいて対向した一対のサイドフェンス31,32と、用紙搬送方向に直交する1枚のエンドフェンス33が設けられている。
サイドフェンス31,32とエンドフェンス33は積載される用紙10の幅に合わせ適宜に移動させることが可能で、用紙サイズに合わせて自動的に移動可能となるように構成することもできる。
図3aに示すように、サイドフェンス31,32の位置を排出される用紙10の側端面の若干外側の位置に合わせることで、安定した排紙の紙揃え性能を得ることができる。また、エンドフェンス33は排出される用紙10の衝撃を吸収し安定した紙揃えを実現するため、用紙長さと跳ね返りを考慮した距離だけ本体から離れた位置に合わせる。これによって、図3aに示すように、排紙台3の上に積載される用紙10の後端と本体装置とが一定の距離Lだけ離れるような位置に用紙10は積載される。
また図2に示すように、排紙台3の底部を構成する積載部3aには、積載部3a上に用紙が積載されているか否かを検出する排紙台用紙センサ3 4 と、積載された用紙全体を排紙方向と反対方向に戻すための積載用紙移動手段35を有している。
ここで積載用紙移動手段35について図4及び図5を用いて説明する。積載用紙移動手段35は、積載部3aの上面(用紙の積載面)よりも下方に機構の大部分が配置されている。本例では、図4に示すように待機位置においては積載部3aの筐体の内部に全体が収納されており、図5に示すように移動位置においては一部が積載部3aの積載面の上方に突出する。
積載部3aの筐体の内部には、フレーム40が昇降自在に設けられている。このフレーム40には、用紙10の排出方向に所定の間隔をおいて2本1組の搬送ベルト41が一列に並んで設けられ、この2本1組の搬送ベルト41,41が用紙10の排出方向とは直交する方向(用紙10の幅方向)に所定の間隔をおいて互いに平行に計4組4列で設けられている。
また、積載部3aの載置面には、これら4組8本の搬送ベルト41に対応する帯状のスリット36が、前記搬送ベルト41の配置に対応して設けられている。
前記フレーム40には、ベルト駆動手段としてのモータ42が1基設けられ、このモータ42と4組8本の各搬送ベルト41とは駆動ベルト43によって互いに連動連結されている。従って、モータ42が駆動されれば、積載部3aに設けられたすべての搬送ベルト41が同期して同方向に回動することとなる。
そして、積載部3aの筐体の内部には、昇降駆動手段としてのソレノイド44が所定位置に固設されており、用紙の搬送方向と平行に配置されたソレノイド44の作動軸45は、2ヶ所において前記フレーム40とリンク46で回動可能に連結されている。
前記ソレノイド44の作動軸45にはソレノイドの本体付近に鍔47が設けられており、この鍔47とソレノイド44の本体との間の作動軸45には復帰手段としての弾性部材(コイルばね48)が介装されている。
従って、ソレノイド44に通電しない状態ではコイルばね48の付勢力で作動軸45が進展し、フレーム40が図4に示す筐体内の待機位置に設定され、各搬送ベルト41は全体が積載部3aの載置面よりも下方に位置する状態となる。
また、ソレノイド44に通電した場合には、コイルばね48の付勢力に抗して作動軸45が縮退することにより、フレーム40は図5に示す移動位置に設定され、各搬送ベルト41の上側が筐体のスリット36から載置面の上方に位置する状態となる。
印刷中は搬送ベルト41は待機位置まで下降しているので積載部3aの載置面に積載される用紙の紙揃えに悪影響を及ぼすことがない。また積載用紙を移動させる際は、搬送ベルト41を移動位置まで上昇させて積載部3aに積載されている用紙10を持ち上げて搬送するので、確実に移動させることができる。すなわち、移動位置では、積み重ねられた多数の用紙10は、上昇してきた複数の搬送ベルト41によって安定的に支持され、また用紙10の先端側と後端側の各底面に搬送ベルト41の表面が面で安定して接触するので、これら搬送ベルト41を駆動して行なう用紙10の搬送は非常に安定的に行なわれる。
本例では、2つの搬送ベルト41を用紙10の搬送方向(用紙10の天地方向)に沿って間隔をおいて配置した組を、搬送方向と直交する方向(用紙10の幅方向)に4組間隔をおいて配置したが、これら各搬送ベルトの長さや、その両方向での配置間隔は、取り扱おうとする用紙10のサイズに合わせて任意に定めることができるが、いずれのサイズの用紙10であっても、その先端と後端の2ヶ所に搬送ベルトが接するようにすれば、搬送は確実である。
また、搬送ベルトは排紙台の載置面から出没する構成であるが、搬送時に載置面から上に突出する量は、搬送方向に並んだ2つの搬送ベルトの間に支持された用紙10が撓んで載置面に接触しない程度に設定すればよい。
(2)本孔版印刷装置の作用
次に、図4、図5、図6及び図7a〜図7cを参照して本例の孔版印刷装置の動作について説明する。本例では、プログラム印刷を行なうことができる。プログラム印刷には1原稿モードと多原稿モードがあり、いずれのモードにおいても印刷された用紙を適宜与えられる区分け情報に基づき複数のグループ及び組に区分けして排出することができるが、以下これらのモードについて説明する。
まず1原稿モードでは一つの原稿に対し複数のグループを設定することができる。ここで3つのグループを設定した場合を例に説明すると、第1〜第3グループについて、それぞれ1組の印刷枚数と組数が設定可能である。例えば第1グループは20枚・2組、第2グループは25枚・3組、第3グループは50枚・1組と設定したとすれば、印刷時には20枚、20枚、25枚、25枚、25枚、50枚が印刷される。なお、孔版印刷装置は、その組の区分け毎に印刷が一時停止する。
多原稿モードで複数原稿を用いて行い、例えば3つの原稿を用いておこなう場合は1原稿目を10枚、2原稿目を20枚、3原稿目を15枚と設定すれば、各原稿が設定枚数分だけ印刷される。すなわち10枚、20枚、15枚と印刷される。なお、孔版印刷装置は、その原稿の区分け毎に印刷を一時停止する。
なお、1原稿モード又は多原稿モードにおけるプログラム設定を登録可能にすれば、後に同じ設定をおこなう手間を省くことができる。
以下、本例の孔版印刷装置の動作について図を参照して具体的に説明する。
図7aに示すように、孔版印刷装置の製版・印刷における制御がスタートすると、まずステップS1(以下、単にS1等と記す)において製版・印刷の開始命令があったか否かが判断され、YESの場合はS2においてプログラム印刷の設定があるか判断され、YESの場合にはS3において前述した1原稿モードか多原稿モードかが判断されてそれぞれA又はBで示す図7b又は図7cのフローチャートに移行する。
S2においてプログラム印刷の設定がない場合(NO)には、S4にて製版が開始され、S5にて区分け積みの設定の有無を判断し、有りの場合(YES)にはS6で排紙台3の排紙台用紙センサ34がONか否かが判断され、ONの場合(YES、即ち前の印刷における用紙が残っている場合)にはS7において排紙台3の積載用紙移動手段35を駆動してその用紙を規定量1(例えば10mm)だけ用紙の排出方向とは反対に移動し、その後にS8で印刷開始となる。
ここで積載用紙移動手段35の駆動とは、積載部3a内のフレーム40を上昇させて搬送ベルト41で用紙を持ち上げ、続けてモータ42を駆動することにより用紙10を排出方向とは反対に搬送することである。
なお、S5にて区分け積み設定がない場合(S5、NO)や、S5でYESであってもS6で排紙台用紙センサ34がOFFである場合(S6、NO、即ち用紙がない場合)には、S8にて直ちに印刷開始となる。
そして、S9で設定枚数だけ印刷したか判断され、S10では次の原稿の有無が判断され、両方ともYESの場合には製版・印刷は完了する(エンド)。
次に、図7aのS3で1原稿プログラムモードと判断された場合(A)を説明する。
画像読み取り部に原稿がセットされ、図示しない操作部からプログラム印刷の設定と区分積み機能などが設定される。実施例では第1グループは20枚・2組、第2グループは25枚で3組、第3グループは50枚・1組が設定され、区分積み機能が設定されたとする。
図7bにおいて、上記各設定が終わり、製版/印刷が開始される(S11)。そして、区分積み設定があり(S11、YES)、積載部3aに設けられた排紙台用紙センサ34によって用紙が排紙台3に残っていることが検出されると(S13、YES、図6(a)参照))、積載用紙移動手段35を駆動し、排紙台3 に積載された用紙を規定量1(=10mm)用紙10の排出方向と逆側に移動させる(S14、図6(b)参照)。
S12にて区分け積み設定がない場合(NO)や、S12でYESであってもS13で排紙台用紙センサ34がOFFである場合(S13、NO、即ち用紙がない場合)には、積載用紙移動手段35は駆動しない。
そしてS15にて、あらかじめ登録しておいた区分けの設定内容がグループごとに読み込まれ(S15)、各グループごとに製版動作がおこなわれ、その後印刷動作が開始される(S16)。
最初に第1グループの1組目として、印刷が実行され(S16)、設定した1組の20枚が印刷完了すると(S17、YES)、印刷動作が一旦停止する。そしてS18で全組が終了したか否かの判断がなされ、まだ終了していないと判断されると(S18、NO)区分積み設定が有る場合(S19、YES)には、組の区分けとして積載用紙移動手段35により積載用紙を規定量3(=3mm)移動させ(S20、図6(c)参照)、再びS16に戻って同グループ内の次の組の印刷を再開する。そして、同様に第1グループの2組目として20枚印刷し、一旦停止する。
本例では第1グループは20枚の2つの組を設定したので、2組の印刷が終了すると、S18にて全組終了の判断がなされる(S18、YES)。そしてS21にてまだ全グループの印刷が終了していないと判断されると(S21、NO)、区分積み設定が有る場合(S22、YES)には、グループの区分けとして積載用紙移動手段35により積載用紙を規定量2(=5mm)移動させる(S23、図6(d)参照)。
そして、再びS16に戻って同様に次の印刷を再開し、順次第2グループの1〜3組、第3グループの1組を印刷し、それぞれの区分けで一旦停止して排紙台3上の積載用紙を移動させる。
なお、各グループ、組の印刷において、区分積み設定がなく(S19、S22でNO)、排紙台3の用紙を移動させない場合には、スタート再開指示を待って(S50でYES)、設定読込(S15)や印刷開始(S16)に戻る。
このように組の区分けとグループの区分けで、積載用紙移動手段35による用紙移動の規定量(移動量)を変えることにより、組とグループの区分けが識別可能となる。
更に他の印刷物が積載されている場合や、一連のプログラム印刷終了後に別の印刷をおこなう場合などの移動量を10mm(規定量1)としたことにより、ユーザーが自分の一連の印刷物と他の印刷物とを区分けにより識別することが可能となる。
次に、図7aのS3で多原稿プログラムモードと判断された場合(B)を説明する。
多原稿プログラムモードでは、複数原稿を自動原稿送り装置4にセットし、多原稿プログラムの設定と区分積み機能などの設定をおこなう。本例では1原稿目を10枚、2原稿目を20枚、3原稿目を15枚に設定したとする。
各設定が終わると1原稿目の製版/印刷の開始が指示される(S31、YES)。そして、区分積み設定があり(S32、YES)、積載部3aに設けられた排紙台用紙センサ34によって用紙が排紙台3に残っていることが検出されると(S33、YES、図6(a)参照)、積載用紙移動手段35を駆動し、排紙台3 に積載された用紙を規定量1(=10mm)用紙10の排出方向と逆側に移動させる(S34)。
そして、あらかじめ登録しておいた設定内容が読み込まれ(S35)、1原稿目が画像読み取り装置によって読み取られて1原稿の製版動作がおこなわれ(S36)、その後印刷動作が開始される(S37)。
設定された10枚の印刷が実行終了後(S38、YES)、S39にて全原稿終了の判断がなされ、まだ全原稿の印刷が終了していないと判断されると(S39、NO)、区分積み設定が有る場合(S40、YES)には、原稿の区分けとして積載用紙移動手段35により積載用紙を規定量2(=5mm)移動させる(S41)。
そして、S35に戻って2原稿目の製版をおこない、設定されていた20枚の印刷が実行され、同様の手順で積載用紙を規定量移動する。3原稿目も同様の動作がおこなわれ設定されていた枚数分の印刷が実行され、動作が終了する。
ここで、本例では製版動作前に排紙台3に積載されている用紙を移動させていたが、移動量は例えば3〜10mm程度動かせばよいので、製版開始後に動作させることで製版動作と移動動作を並行しておこなうことができ、製版が終了し、1枚目の用紙が排紙台3に積載されるまでには移動動作を終了しているので、移動時間を待つ必要がなくなる。
また、本例では移動量を予め設定するようにしたが、プログラム印刷設定をおこなった時点で積載される用紙の区分け回数と、積載される用紙後端と本体装置との距離から、適当な移動量を算出するようにしてもよい。
また、パソコン等の外部装置からデータ受信部5によってデータを受信し出力する場合も同様の方法で実行できる。このときページ毎に区分け動作を行なったり、データを送信したユーザーをIPアドレス等で判別し、ユーザーが変わった場合に上述したような区分け動作を行なったりすることも出来る。
また、本例では積載用紙移動手段35が搬送ベルト41と搬送ベルト41の昇降駆動手段(ソレノイド44等)によって構成されていたが、搬送ベルト41を使わず図8に示すようなリンク搬送装置50によって所定量積載用紙を移動させる構成にしても良い。すなわち、排出された用紙10の下面に面接触する用紙搬送台51と、前記用紙搬送台51を移動させるリンク機構52を積載部3に設け、図示しない駆動手段で用紙搬送台51を用紙10の排出方向と逆の搬送方向に移動できるようにしてもよい。なお、用紙搬送台51の表面には高摩擦材料からなるすべり止め53を設け、その上に載置された用紙10が移動中に位置ずれを起こさないようにすればさらに好ましい。なお、すべり止め53は、用紙10の搬送方向について用紙搬送台51の両端に2ヶ所設けてあり、用紙10の先端と後端の2ヶ所を確実に保持できるようになっている。
本実施例の孔版印刷装置の全体図 本実施例の排紙台 積載用紙の位置説明図及び排出時の説明図 積載用紙の位置説明図及び排出時の説明図 本実施例の排紙台の内部構造図(待機位置) 本実施例の排紙台の内部嘩造図(移動位置) 本実施例の排紙台動作の説明図 本実施例のフローチャート 本実施例のフローチャート 本実施例のフローチャート リンク機構を使用した積載用紙移動手段の変形例の構成図
符号の説明
1 画像形成装置としての孔版印刷装置
2 給紙台
3 排紙部を構成する排紙台
5 データ受信手段としてのデータ受信部
10 用紙
31,32 サイドフェンス
33 エンドフェンス
35 積載用紙移動手段
41 搬送ベルト
42 ベルト駆動手段としてのモータ
44 用紙移動手段昇降装置を構成する将校駆動手段としてのソレノイド
51 用紙搬送台
52 リンク機構

Claims (11)

  1. 用紙を積載する積載部に、前記積載部に積載された用紙全体を一方向に規定量移動させる積載用紙移動手段を設けたことを特徴とする排紙台。
  2. 異なる複数の前記規定量から任意に選択した規定量だけ前記用紙全体を一方向に移動させることが可能な請求項1記載の排紙台。
  3. 用紙積載時には、前記積載部の載置面上に積載される用紙と前記積載用紙移動手段が接触しないように前記積載用紙移動手段を前記積載部の載置面よりも下方に下降させ、用紙移動時には、前記積載部の載置面上に積載された用紙に前記積載用紙移動手段が接触するように前記積載用紙移動手段を前記積載部の載置面よりも上方に上昇させる用紙移動手段昇降装置を有する請求項1乃至2に記載の排紙台。
  4. 用紙が積載される際に突き当たる位置に設けられたエンドフェンスと用紙の搬送方向に並行して設けられた一対のサイドフェンスを有し、前記用紙移動手段は積載された用紙を前記エンドフェンスから離す方向に移動させる請求項1乃至3に記載の排紙台。
  5. 前記積載用紙移動手段が、用紙の下面に接触する搬送ベルトと、前記搬送ベルトを回転させるベルト駆動手段とを有する請求項1乃至4に記載の排紙台。
  6. 前記搬送ベルトは、用紙を移動させる方向に沿って配置された複数の搬送ベルトからなり、前記複数の搬送ベルトは共通のベルト駆動手段によって駆動される請求項5に記載の排紙台。
  7. 前記積載用紙移動手段が、用紙の下面に面接触する用紙搬送台と、前記用紙搬送台を移動させるリンク機構とを有する請求項1乃至2に記載の排紙台。
  8. 用紙に画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段に用紙を供給する給紙手段と、前記画像形成手段が画像形成した用紙を排出する排紙手段と、前記排紙手段により排出された用紙を積載する排紙台を備えた画像形成装置において、
    前記排紙台は積載された用紙を規定量移動させる積載用紙移動手段を有し、各画像形成の区分けで前記積載用紙移動手段を駆動して積載された用紙を排出方向の逆側に移動させることを特徴とする画像形成装置。
  9. 前記画像形成装置は、接続された複数の外部装置から画像データを受信して画像形成するためのデータ受信手段を有し、画像データを受信した際に画像データの送信元が前回受信したデータの送信元と変っていることを検出すると前記積載用紙移動手段を駆動し積載された用紙を排出方向の逆側に移動させることを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
  10. 前記画像形成装置はプログラム印刷機能を有し、プログラム印刷の区分け情報に基づき前記積載用紙移動手段を駆動し積載された用紙を排出方向の逆側に移動させることを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
  11. 前記画像形成装置は、前記排紙台に所定枚数の用紙が積載される毎に前記積載用紙移動手段を駆動し積載された用紙を排出方向の逆側に移動させることを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011063411A (ja) * 2009-09-18 2011-03-31 Ricoh Co Ltd 用紙処理装置、及び画像形成装置

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JP2011063411A (ja) * 2009-09-18 2011-03-31 Ricoh Co Ltd 用紙処理装置、及び画像形成装置

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