JPH10328998A - 内燃機関のシリンダボア及びシリンダライナ内面の溝加工装置 - Google Patents

内燃機関のシリンダボア及びシリンダライナ内面の溝加工装置

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JPH10328998A
JPH10328998A JP9149928A JP14992897A JPH10328998A JP H10328998 A JPH10328998 A JP H10328998A JP 9149928 A JP9149928 A JP 9149928A JP 14992897 A JP14992897 A JP 14992897A JP H10328998 A JPH10328998 A JP H10328998A
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JP
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groove
honing
bore
cylinder
workpiece
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JP9149928A
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Satoshi Shiotani
聡 塩谷
Hiroshi Ozeki
浩 大関
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Isuzu Motors Ltd
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Isuzu Motors Ltd
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリンダブロックのような被加工物の内孔を
薄幅のスライシングブレードで深溝を形成するスライシ
ングホーニングを行うことにより、オイル保持量をコン
トロールし耐摩耗性,耐焼付性の向上を図る内燃機関の
シリンダボア及びシリンダライナ内面の溝加工装置を提
供する。 【解決手段】 溝加工装置1はベッド7上に載置される
コラム8に上下方向(Z軸方向)に沿って摺動自在に支
持される主軸台6に装置される回転機構部2と被加工物
のシリンダブロック9等を載置するベッド7上のX−Y
テーブル3等からなる。シリンダブロック9のボア19
にスライシングブレード5を挿入して所定の切り込みを
行うことにより、適宜の形状,溝幅,深さ,本数等の深
溝が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリンダブロック
のボア等の内孔をホーニング加工した後に微細深溝加工
をする溝加工装置に係り、特に内孔のオイル保持量を制
御することにより耐摩耗性,耐焼付性を向上するに好適
な内燃機関のシリンダボア及びシリンダライナ内面の溝
加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディーゼルエンジンはガソリンエンジン
に比べてその特性上、設定寿命(エンジンオーバホール
サイクル)が長い。また、ピストン内圧力もディーゼル
エンジンはガソリンエンジンに比べて極めて高く、特に
シリンダのライナ内面の上死点に加わる負荷や該上死点
においてピストンリングおよびオイルリング等に作用す
る負荷は極めて大きい。そのため、特にディーゼルエン
ジンの構成部品は材質や加工精度に厳しい品質特性が要
求され、特にシリンダライナの内孔は高精度な形状等の
要請に応えるためホーニング加工が施されている。ホー
ニング加工は独特なクロスハッチ溝を形成することがで
き、該クロスハッチ溝の角度,溝幅,溝深さをコントロ
ールすることにより、前記要請を充足させることが可能
である。
【0003】しかしながら、近年では、更にホーニング
表面粗さのパラメータとして、初期馴染み性(初期焼き
付き性),寿命,オイル保持量等に関する規格項目が設
定され、この規格を満足させるための加工方法として様
々のものが採用されている。具体的な加工方法として
は、プラトーホーニングや、特にオイル保持量のコント
ロールと材質強度の向上を目的とする高周波又はレーザ
焼き入れのような表面改質技術や、レーザホーニングの
ような加工方法が実用化されている。
【0004】プラトーホーニングは、径寸法出しのため
の荒ホーニングと、図18に示す深溝aを形成する中仕
上げホーニングとバリおよびカエリ取りやプラトー面生
成のための仕上げホーニングの加工工程からなる。な
お、深溝aはGC又はDIA等の砥石で生成され、プラ
トー面はコルク,GC,DIA等の砥石で生成される。
特開昭64−78755号公報に開示する「ホーニング
装置」は、プラトーホーニング加工を行うホーニング装
置であり、特に、ホーニングヘッドのホーニング砥石の
出入量を調整制御して高精度のホーニング加工を行う制
御装置を備えることを特徴とするものである。
【0005】高周波又はレーザ焼き入れによる表面改質
技術は、図19に示すように被加工物の寸法bで示す焼
き入れ範囲に図示のようなパターンの焼入部33を高周
波又はレーザにより形成するものである。焼入部33と
焼き入れされていない部分との間に微量の段差が生じ、
その部分にオイルが保持されることおよび焼入部33の
硬度向上により寿命の向上を図るものである。なお、こ
の加工方法の場合、焼き入れにより変形が生ずるため、
焼き入れ変形部の修正のための第1の荒ホーニングが必
要になる。更に、径寸法出しのための荒ホーニングと、
深溝形成のための中仕上げホーニングと、プラトー面生
成のための仕上げホーニングの4工程が必要になる。
【0006】レーザホーニング加工方法は、図20に示
すように、被加工物の所望の場所に任意の溝幅Wと溝深
さTの溝34をレーザ加工により形成するものである。
特開平7−40068号公報の「工作物の表面を精密加
工するための方法」はレーザホーニング加工に関する技
術を開示するものである。なお、この加工方法はレーザ
放射の前に被加工物の内孔を仕上げ寸法に加工し、放射
後にホーニング加工等によるブラッシングが行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】プラトーホーニング加
工方法は、前記したように砥粒による加工のため、深溝
の形成される頻度,深さ,溝幅等の制御や安定化が難し
い。また、深溝の深さにも限界がある。更に、GC砥石
の場合は短寿命であり、管理も煩雑となる。また、高周
波焼き入れによるものは、焼き入れ後の変形を修正する
ホーニング加工に特殊な技術やノウハウが必要となり、
かつ工程数も4工程あり作業時間が長くなる。また、焼
き入れ設備が必要となる。また、レーザ焼き入れによる
ものは変形が少ないため3工程でよいが、前処理が必要
になり、量産性が悪く、かつ設備コストやそのランニン
グコストが高くなる問題点がある。また、レーザホーニ
ング加工方法によるものは、特殊な設備を必要とすると
共に、特定メーカの固有の特殊技術であり、コスト高と
なる。
【0008】本発明は、以上の問題点を解決するもの
で、被加工物の所望の場所に任意の溝幅,深さ,本数お
よび形状の溝を高精度に、かつ安価に形成することがで
き、オイル保持量のコントロールができ、耐摩耗性,耐
焼付性の向上が図れる内燃機関のシリンダボア及びシリ
ンダライナ内面の溝加工装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の目的を
達成するために、マシニングセンタ等の工作機械に採用
され上下方向(Z軸方向)に移動可能な主軸台に着脱可
能に装着され円盤状の切断砥石を有する回転機構部と、
被加工物を載置すると共にX軸およびY軸方向に移動す
るワーク搭載移動機構部とを有し、前記切断砥石を被加
工物の内孔に喰い込ませて溝加工を行う溝加工装置であ
って、前記切断砥石が単一の円盤状ブレード又は複数枚
の薄幅の円盤状ブレードを積重したものからなる内燃機
関のシリンダボア及びシリンダライナ内面の溝加工装置
を構成するものである。また、前記ワーク搭載移動機構
部が、自動制御されるX−Yテーブルであり、前記ワー
ク搭載移動機構部が、C軸まわりに回転する回転機構部
上に載置されることを特徴とするものである。
【0010】荒ホーニングおよび中仕上げホーニングさ
れた被加工物の所定位置には円盤状の切断砥石が接触し
切り込みを行う。この状態で被加工物をワーク搭載移動
機構部等により所定位置に移動することにより被加工物
の内孔にはリング溝や点線状の溝群が容易に形成され
る。深溝の深さは機械的に自由にコントロールされ、溝
幅も切断砥石の寸法,形状により所望の寸法,規格に容
易に形成することができる。また、高精度加工も可能で
あり、品質の安定化が図れる。また、ホーニング用の砥
石に比べてランニングコストも安い。また、高周波やレ
ーザを用いないため設備コストの低減が図れる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の溝加工装置の実施
の形態を図面を参照して詳述する。まず、図1により、
本発明の溝加工装置1の概要構造を示す。主軸台6はベ
ッド7上に載置されるコラム8に上下方向(Z軸方向)
に沿って移動自在に支持される。一方、ベッド7上には
ワーク搭載移動機構部の一つであるX−Yテーブル3が
載置される。なお、本例では省略されているが、X−Y
テーブル3はC軸(Z軸方向の回転軸)まわりに回転す
る回転機構部の一つであるC軸テーブル上に載置される
ものでもよい。なお、X−Yテーブル3や前記C軸テー
ブルは図略の制御装置によりX軸,Y軸,C軸まわりの
所定位置に位置決め制御される。
【0012】主軸台6には図1に示すように前記切断砥
石であるスライシングブレード5を備えた回転機構部2
が着脱可能に装着される。また、X−Yテーブル3上に
は被加工物の1つであるシリンダブロック9が載置され
る。また、図1に示すように、スライシングブレード5
の切刃の近傍にはクーラント用のノズル10の噴出口が
配置される。
【0013】図2は回転機構部2の実施の形態を示すも
のである。高速で回転するエアスピンドル11の回転軸
12にはフランジ13が挿着される。研削部14を外周
に形成する薄幅のスライシングブレード5はフランジ1
3のボス部15に嵌着されると共にフランジ13および
フランジ16間に挟持され、回転軸12のねじ部17に
螺着されるナット18により回転軸12に固定される。
エアスピンドル11を図1に示した主軸台6に装着し、
図略の空気源とエアスピンドル11とを連結することに
よりスライシングブレード5は高速で回転駆動される。
【0014】X−Yテーブル3上に載置されたシリンダ
ブロック9をX,Y方向に移動すると共に主軸台6をZ
方向に移動し、スライシングブレード5をシリンダブロ
ック9の内孔であるボア19に挿入することによりボア
19内に溝加工をすることができる。
【0015】次に、図3乃至図6により回転機構部2を
用いたスライシングホーニング加工方法の概要を説明す
る。まず、本発明の溝加工装置1の装着されるマシニン
グセンタとは異なる他のホーニング機械等により荒いメ
ッシュのホーニング砥石による荒ホーニングが行われ
る。なお、荒ホーニングはボーリング目の除去と径寸法
出しを目的とする。図3は荒ホーニングされたボア19
の面粗度を示すものでボア19は約Rz7乃至15[μ
m]に加工される。次に、中仕上げ用のホーニング砥石
により中仕上げホーニングを行う。なお、中仕上げホー
ニングはベース面加工のためである。ボア19は図4に
示すようにRz2乃至5[μm]に仕上げられる。次
に、中仕上げホーニングを終了した被加工物を図1に示
したマシニングセンタ等の溝加工装置1に移し、図2に
示したスライシングブレード5によるスライシングホー
ニングを行う。なお、スライシングホーニングは寿命の
向上とオイル保持量のコントロールのためである。これ
により、図5に示すように溝幅W[μm]で深さT[μ
m]の深溝27が加工される。なお、深溝27は後に説
明するが一本のみならず複数本形成され、図5では二本
の深溝27,27が示されており、その間隔はP[m
m]である。スライシングホーニングが終了したら被加
工物を溝加工装置1から前記のホーニング機械等に移し
仕上げホーニングを行う。なお、仕上げホーニングはバ
リおよびカエリ取りやプラトー面生成のためである。仕
上げ用のホーニング砥石によりボア19を仕上げること
により図6に示すように面粗度がRz1乃至2[μm]
となる。なお、図6(a)は仕上げホーニング後におけ
るボア19の内面を模式的に表示したものであり、図6
(b)は実際のボア19の仕上げ面を示すものである。
前記において、W,T,Pの具体的数値やスライシング
ブレード5の幅寸法についてはシリンダブロック9のボ
ア19の寸法やエンジン性能や使用条件等を考慮し、経
験的,実験的,理論的に設定される。
【0016】図7乃至図13はスライシングホーニング
による深溝加工を直列4気筒エンジンのシリンダブロッ
ク9に適用した加工工程を示すものである。まず、図7
に示すように、X−Yテーブル3をX,Y方向に移動し
てX−Yテーブル3上に載置されたシリンダブロック9
のボア19の1つをスライシングブレード5と相対向す
る位置に位置決めする。次に、図8に示すように、スラ
イシングブレード5をZ方向に沿って下向させ、ボア1
9の所定の深溝加工位置の最上段に相当する位置に位置
決めする。次に、シリンダブロック9をX方向に移動
し、図9に示すように、溝深さTに相当する分だけスラ
イシングブレード5をボア19の内面に切り込ませる。
【0017】次に、図9におけるスライシングブレード
5のブレード中心28が図10に示す点線の円周29に
沿うようにシリンダブロック9をX,Y方向に移動させ
る。なお、図示していないが、ボア19の中心OをC軸
テーブル(図略)の中心に一致させてC軸テーブルを回
転させて図9の状態から図10の状態にしてもよい。以
上により、ボア19の最上段には溝深さTの深溝のリン
グ溝30(図12)が形成される。
【0018】次に、図11に示すように、スライシング
ブレード5を2番目のリング溝30の加工位置までZ方
向に沿って下降させて位置決めし、前記と同様な手順に
よる深溝加工を行うことにより第2段目のリング溝30
が形成される。以下、同様の動作を繰返し行うことによ
り、図12に示すように1つのボア19内に複数列のリ
ング溝30が刻設される。1つ目のボア19の深溝加工
が終了したら、図13に示すようにシリンダブロック9
をX方向に移動し、2つ目のボア19とスライシングブ
レード5とを相対向する位置に位置決めし、前記と同様
の深溝加工を行うことにより同様なリング溝30が形成
される。以下、3つ目,4つ目のボア19についても同
様な加工が行われる。
【0019】前記のスライシングボーリング加工方法で
は、ボア19にリング溝30を形成した実施の形態を説
明したが、図14乃至図16はリング溝30の替りに点
線状に配置される溝群31を形成する実施の形態を示
す。前記の図9に示したものと同様に図14に示すよう
に、ボア19に溝深さTで溝長さLの切り込みを行い溝
32を形成する。次に、シリンダブロック9をX方向に
移動してスライシングブレード5をボア19の内面から
離した後、図14に示したスライシングブレード5のブ
レード中心28がボア19の中心Oとの関係位置におい
て図15の角度αの位置にくるようにシリンダブロック
9をX,Y方向に移動する。なお、角度αは適宜の値に
設定される。この状態で、シリンダブロック9をX,Y
方向に移動し、図15に示すようにスライシングブレー
ド5をボア19の内面に切り込ませる。これにより、図
14に示した溝32から角度αだけ離れた位置に同一形
状の溝32が形成される。なお、この2つの溝32,3
2は連続溝ではなく、点線状に分離されたものとなる。
同様の加工を繰返し行うことにより、溝32を点線状に
連ねた溝群31が形成され、図16に示すように溝群3
1の複数列が形成される。なお、本例では、溝群31を
点線状としたが、角度αだけ進めるごとにZ方向にスラ
イシングブレード5を適宜ピッチだけ送ることによりス
パイラル状の溝を形成することもできる。
【0020】図16に示すように、隣接する溝群31,
31はいずれも点線状に形成されているが、本例では千
鳥状に配置される。なお、千鳥状に配列しなくてもよ
く、各列の点線のピッチを変化させてもよい。また、リ
ング溝30および溝群31についても各列のものの溝深
さは一定でなくてもよい。
【0021】前記のスライシングボーリング加工は、単
一(一枚)のスライシングブレード5を用いて前記した
加工工程による複数列リング溝30および溝群31を加
工したが、一度に複数列のリング溝30および溝群31
を加工することもできる。図17はそのための回転機構
部2aを示す。本例では同一形状の複数枚のスライシン
グブレード5が回転軸12aに装着される。図2に示し
たフランジ13,16等がそのまま採用され、図2のも
のより軸長の長いねじ部17aに螺合するナット18に
より複数枚のスライシングブレード5が回転軸12aに
沿って固定される。この回転機構部2aにより、図10
および図15に示した溝加工を行うことにより、図12
および図16に示した複数列のリング溝30および溝群
31が形成される。
【0022】以上の説明では、被加工物としてシリンダ
ブロック9を採用したが、勿論これに限定するものでは
ない。また、深溝の形状,深さ,溝幅やパターン等につ
いても前記のものに限定するものでない。
【0023】
【発明の効果】
1)本発明の請求項1に記載の内燃機関のシリンダボア
及びシリンダライナ内面の溝加工装置によれば、切断砥
石により各種形状の溝幅,深さ,本数の深溝を被加工物
の内孔の任意の場所に加工形成することができるため、
ホーニング加工による精度向上効果に加えて寿命の向上
やオイル保持量のコントロールができ、耐摩耗性や耐焼
付性の向上が図れる。また、溝が単一の切断砥石により
エンジンの必要特性に合わせて所定位置に正確に加工で
きると共に、複数枚の切断砥石を用いることにより深溝
加工効率を向上することができる。本溝加工装置はマシ
ニングセンタのような通常の数値制御工作機械に回転機
構部を装着した比較的簡単なもので、設備コストの低減
が図れる。また、マシニングセンタ等をベースにするた
め要求品質に対して十分に対応することができる。 2)本発明の請求項2に記載の内燃機関のシリンダボア
及びシリンダライナ内面の溝加工装置によれば、ワーク
搭載移動機構部として通常のX−Yテーブルを採用でき
るため、比較的安価に実施できる。 3)本発明の請求項3に記載の内燃機関のシリンダボア
及びシリンダライナ内面の溝加工装置によれば、回転機
構部を用いることにより、深溝加工の一層の効率化が図
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の内燃機関のシリンダボア及びシリンダ
ライナ内面の溝加工装置の全体概要構造を示す斜視図。
【図2】本発明に使用される単一のスライシングブレー
ドを有する回転機構部を示す一部軸断面図。
【図3】荒ホーニングされた被加工物の内孔の面粗度を
示す模式図。
【図4】中ホーニングされた被加工物の内孔の面粗度を
示す模式図。
【図5】本発明の内燃機関のシリンダボア及びシリンダ
ライナ内面の溝加工装置におけるスライシングブレード
によって内孔に加工された深溝を示す模式図。
【図6】深溝加工後に仕上ホーニングされた被加工物の
内孔の面形状を拡大表示した模式図。
【図7】シリンダブロックにリング溝を加工する加工手
順を示す模式図。
【図8】シリンダブロックにリング溝を加工する次の加
工手順を示す模式図。
【図9】スライシングブレードによる最初の切り込み状
態を示す平面図。
【図10】リング溝の加工を説明するための平面図。
【図11】複数列のリング溝の加工手順を説明するため
の模式図。
【図12】複数列のリング溝が加工されたボアを示す軸
断面図。
【図13】多数個のボアにリング溝を加工する手順を説
明するための模式図。
【図14】点線状の溝群の最初の切り込み状態を示す平
面図。
【図15】溝群の加工を説明するための平面図。
【図16】複数列の溝群が加工されたボアを示す軸断面
図。
【図17】複数枚のスライシングブレードを備えた回転
機構部を示す一部軸断面図。
【図18】プラトーホーニング加工方法による内孔の加
工面の形状を拡大表示した模式図。
【図19】高周波又はレーザによる表面改質技術におけ
る焼入部の形状を拡大表示した模式図。
【図20】レーザホーニングによって加工された内孔の
加工面の形状を拡大表示した模式図。
【符号の説明】
1 溝加工装置 2 回転機構部 2a 回転機構部 3 X−Yテーブル 5 スライシングブレード 6 主軸台 7 ベッド 8 コラム 9 シリンダブロック 10 ノズル 11 エアスピンドル 12 回転軸 12a 回転軸 13 フランジ 14 研削部 15 ボス部 16 フランジ 17 ねじ部 17a ねじ部 18 ナット 19 ボア 27 深溝 28 ブレード中心 29 円周 30 リング溝 31 溝群 32 溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マシニングセンタ等の工作機械に採用さ
    れ上下方向(Z軸方向)に移動可能な主軸台に着脱可能
    に装着され円盤状の切断砥石を有する回転機構部と、被
    加工物を載置すると共にX軸およびY軸方向に移動する
    ワーク搭載移動機構部とを有し、前記切断砥石を被加工
    物の内孔に喰い込ませて溝加工を行う溝加工装置であっ
    て、前記切断砥石が単一の円盤状ブレード又は複数枚の
    薄幅の円盤状ブレードを積重したものからなることを特
    徴とする内燃機関のシリンダボア及びシリンダライナ内
    面の溝加工装置。
  2. 【請求項2】 前記ワーク搭載移動機構部が、自動制御
    されるX−Yテーブルである請求項1に記載の内燃機関
    のシリンダボア及びシリンダライナ内面の溝加工装置。
  3. 【請求項3】 前記ワーク搭載移動機構部が、C軸まわ
    りに回転する回転機構部上に載置されることを特徴とす
    る請求項1に記載の内燃機関のシリンダボア及びシリン
    ダライナ内面の溝加工装置。
JP9149928A 1997-05-26 1997-05-26 内燃機関のシリンダボア及びシリンダライナ内面の溝加工装置 Pending JPH10328998A (ja)

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