JPH10328353A - スロットマシン - Google Patents

スロットマシン

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JPH10328353A
JPH10328353A JP9141412A JP14141297A JPH10328353A JP H10328353 A JPH10328353 A JP H10328353A JP 9141412 A JP9141412 A JP 9141412A JP 14141297 A JP14141297 A JP 14141297A JP H10328353 A JPH10328353 A JP H10328353A
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JP9141412A
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Masayoshi Maekawa
正義 前川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊戯者の操作性を向上させ、スロットマシン
の興趣を一層享受できるようにしたスロットマシンを提
供すること。 【解決手段】 リール2上の任意の絵柄に光源7a,7
bから光を照射させ他の絵柄より引き立つようにし、こ
の絵柄を目標にストップスイッチの操作を実施できるよ
うにしたもの。したがって、スロットマシンゲームの操
作性を向上させることができるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スロットマシンに
関するもので、遊戯者が回転するリールの操作制御を容
易に行いスロットマシンの興趣を一層享受できるように
したものである。
【0002】
【従来の技術】スロットマシンは、3個のリールを同時
にあるいは個々に回転させた後、停止させた時のリール
に表示された絵柄の組合わせの成否を楽しむゲーム機で
ある。具体的には専用のコインを投入口に投入した後、
3個のリールを回転させるレバーを介して回転させ、個
々のリールの回転を停止させる手段を介して停止させ、
停止時におけるリールの絵柄の組合わせに応じてコイン
を獲得するようになっている。なお、通常個々のリール
にはそれぞれ7種の絵柄を組み合わせた21個(20個
の場合もある)の絵柄が付されており、有効な組み合わ
せを構成する数種の絵柄は予め決められている。それら
の絵柄に着目しながら個々のリールの停止にいたるまで
の制御を行うがこの制御が遊戯者のテクニックとされて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特定の絵柄
に着目しながら個々のリールを停止させるまでの制御は
容易でなく、熟練した遊戯者といえども個々のスロット
マシンの動作制御部に組み込まれたリールの移動制御内
容に応じて制御を行うことは極めて困難である。それで
も熟練した遊戯者あるいは動体視力に優れた人であれ
ば、特定の絵柄に着目しながらリールの回転を停止させ
る手段であるストップスイッチの操作の際に、俗称目押
しというテクニックを用いることができるが、ビギナー
を始めとする一般の遊戯者はいたずらにストップスイッ
チを操作する俗称オヤジ押ししかできないため、制御部
に組み込まれたリールの移動制御内容に応じた操作をす
ることはほとんどできない。したがって、ビギナーを始
めとする一般の遊戯者は、スロットマシンの興趣をごく
わずかしか享受できないというのが実態である。
【0004】例えば、スロットマシンによるゲームは特
定の絵柄の組合わせを完成させることが目的であるが、
特定の絵柄の組合わせが完成する可能性が高まったこと
を予告するシグナルが絵柄の組み合わせパターンによっ
て発せられるようになっている。この状態を俗称内部当
たりあるいはリーチ目と称するが、具体的には3個のリ
ール上の絵柄が特定の絵柄を成立させてはいないが、所
定の絵柄パターンがリールの停止ごとに表れはじめた
時、所定のストップスイッチ操作を待って特定の絵柄の
組合わせが完成することを知らせているのである。しか
し、ビギナーを始めとする一般の遊戯者は、折角このシ
グナルが出ているのにその後の所定のストップスイッチ
操作を実行できなかったり、俗称内部当たりあるいはリ
ーチ目自体を作り出していくことができず、いたずらに
時間と金銭的浪費を余儀なくされスロットマシンの興趣
を削がれているのである。
【0005】本発明は、前記不具合を解決すべく、一般
の遊戯者が俗称目押しをする場合に基準となる絵柄を確
認しやすくするため、該当絵柄を他の絵柄より引き立た
せるようにし、スロットマシンの興趣を一層享受できる
ようにしたスロットマシンを提供することを目的とした
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、 1.リールの所定箇所に向かって光を照射する光源と、
遊戯者が光を照射させたい前記リール上の絵柄を任意に
選定する絵柄選定手段と、この絵柄選定手段により選定
された絵柄がリール回転中に所定箇所に到達した際に前
記光源が当該絵柄に光を照射するようにした制御部を設
けたことを特徴とするスロットマシンとした。
【0007】2.前記制御部が機能しないようにする切
替え手段を設けたことを特徴とする第1項記載のスロッ
トマシンとした。
【0008】3.前記リール上に、個々の絵柄に対応さ
せた光透過孔を形成したことを特徴とする第1項記載の
スロットマシンとした。
【0009】4.前記リール上に、個々の絵柄に対応さ
せた光透過孔を形成したことを特徴とする第1項記載の
スロットマシンとした。
【0010】5.前記絵柄選定手段は、リールに対応す
る全絵柄表示部と、各絵柄に対応するスイッチを有する
ことを特徴とする第1項記載のスロットマシンとした。
【0011】6.前記絵柄選定手段は、各リールに共通
な共通絵柄表示部と、各絵柄に対応するスイッチを有
し、個々のリール上の特定の絵柄を選定可能にしたこと
を特徴とする第1項記載のスロットマシンとした。
【0012】7.前記絵柄選定手段によりいずれの絵柄
が選定されたかを表示する選定絵柄表示部を付設したこ
とを特徴とする第5項又は第6項記載のスロットマシン
とした。
【0013】8.前記絵柄選定手段は、絵柄表示部と個
々の絵柄に対応するスイッチをブラウン管又は液晶を用
いたディスプレイ表示したことを特徴とする第5項、第
6項又は第7項記載のスロットマシンとした。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明していく。図1はスロットマシン内
部のリールの一つを示した側面図である。スロットマシ
ン筐体1内に設けてあるリール2(リールは全部で3
個)は、図示していない回転用レバーの操作によって回
転する。回転しているリールの回転を停止させるには、
図示していないストップスイッチを押せばいいが3個の
リールを順次停止させていく。これらの動作をさせるた
めの構成は、スロットマシンについての周知の構成であ
るので、詳細な説明は省略する。
【0015】個々のリール2は支軸3を介して矢印方向
に回転するようになっているが、リール2上に付されて
いる絵柄は個々のリール毎に配列構成が異なり、それぞ
れの絵柄はスロットマシン筐体1の一部に設けられてい
る窓4から観察できるようになっている。図2は、3個
のリール2a,2b,2cをそれぞれの窓4a,4b,
4cを通して観察している状態を示している。この場
合、窓4から観察できる絵柄のコマ数は現在4コマ以上
と規制されている。したがって窓4から4コマを観察で
きるようになっている場合、3個のリール2a,2b,
2cが停止した時は、図2に示したように上下の絵柄は
1/2 コマづつが窓4a,4b,4cから覗いているに過
ぎない。
【0016】なお、窓4はガラス5やアクリル樹脂等で
形成すればよく、スロットマシン筐体1はABS樹脂等
で形成すればよい。図2における仮想線6a,6b,6
cは、特定の絵柄がこれら線上に並んだ時にコインを獲
得できる基準線(俗称ボーナスライン)である。図面は
センターライン13上に『7』が並んだケースを示して
いる。例えばゲーム開始前にコイン投入口に投入するコ
インが1枚の場合はセンターライン6aのみが、コイン
が2枚の場合はさらに斜めのライン6cが追加され、コ
インが3枚の場合はセンターライン6aに対して平行な
2本のライン6bを加えた計5本のラインがコインを獲
得できる基準線となる。また、これら基準線以外にもコ
インを獲得できるパターンが設定されているのが一般的
である。ちなみにリールは、現在1分間に80回以内の
回転数となるように設定されている。
【0017】これら個々のリール2の近傍に、図1に示
すようにリール2上の絵柄1コマ分だけを照射するよう
な光源7a,7bが設けられている。図ではリール2を
挟んで2個の光源としているが、光源の光量によっては
いずれか1個のみでよい場合もあろう。この光源7a,
7bは、遊戯者が選定した任意の絵柄が所定箇所、例え
ば1コマの絵柄が窓4に到達しかかった位置を照射する
ようになっている。そして、遊戯者が選定した絵柄以外
の絵柄が、当該位置に到達しても光源7a,7bは消え
たままになっている。図2における窓4a,4b,4c
の上部の破線表示部8a,8b,8cは、照射スポット
位置を表しており、現在リール2aの上部が照射されて
いる状態を示している。
【0018】こうした動作を行わせるための制御部は、
図3に示したブロック図(スロットマシン駆動装置)の
一部として組み込まれている。電源9から電流を供給さ
れた駆動装置は、メモリー10の設定内容にしたがいC
PU11から制御信号がコントローラ12に出力され
る。コントローラ12から出力された信号は、第1の周
辺プロセッサ13に入力されスタートスイッチ14を押
すと第2の周辺プロセッサ14、ドライバ15を介して
第1のリール駆動用のステッピングモータ16、第2の
リール駆動用のステッピングモータ17、第3のリール
駆動用のステッピングモータ18を回転させる。
【0019】次に、絵柄選定スイッチ(絵柄選定手段)
19を押すと選定内容に基づく信号が、第3の周辺プロ
セッサ20及びドライバ21を介して光源7を駆動させ
る。この場合、絵柄選定スイッチ19の態様は、図4に
示すようなリールの全絵柄23を表示するとともに対応
するスイッチ19aを設け、さらにどの絵柄を選定した
かを表示させる表示ランプ(表示装置)24を、第3の
周辺プロセッサ30を介して付設したものが適当であ
る。図4では1リール用の絵柄選定スイッチのみを図示
しているが、絵柄は各リール毎に異なるので絵柄選定ス
イッチは各リール毎に設けることになる。
【0020】また、図5に示すように、各リールに共通
する基礎絵柄(通常は7個)25のみを表示するととも
に、対応するスイッチ19b及びリール対応スイッチ1
9cを設け、さらにどのリールのどの絵柄を選定したか
を表示させる表示ランプ26を、第3の周辺プロセッサ
30を介して付設したものでもよい。この場合、リール
対応スイッチ19cを設けず、絵柄対応スイッチ19b
を押すと第1のリール(1)の表示ランプが点灯し、次
に絵柄対応スイッチ19bを押すと第2のリール(2)
の表示ランプが点灯するというように、リールの配列に
したがい順次表示ランプが点灯するようにしておいても
よい。いずれにしてもこの絵柄選定スイッチは、図4の
ものに比較し各リール毎に設ける必要はなく各リールに
共通して用いることができるので、絵柄選定スイッチの
簡素化を図れる。
【0021】また、絵柄選定スイッチ19は、絵柄表示
部と個々の絵柄に対応するスイッチをブラウン管又は液
晶を用いたディスプレイ表示部を有する構成としてもよ
い。図6はこの絵柄選定スイッチ19を組み込んだ装置
のブロック図であるが、周知の技術を応用して構成でき
るので製造コスト面で不利益を招くことはない。しか
も、ディスプレイ表示部は多様な表示形態をとれるので
遊戯者の要望に応じた絵柄選定スイッチ19を構成でき
る利点がある。
【0022】こうして絵柄選定スイッチ19を押すと、
任意の絵柄が窓4内に入りかけた瞬間に光源7から光ビ
ームが当該絵柄に照射される。すると、遊戯者は当該絵
柄を容易に認識でき、ストップスイッチ27を押すタイ
ミングを計ることができる。つまり、ゲーム中の状況に
応じてリールの回転動作を読み、どのようなタイミング
でリールの回転を停止させるかを判断することを要求さ
れる場合、目安となる絵柄を認識できると、その判断が
きわめて容易になり、スロットマシンの興趣を一層享受
できるようになる。なお、絵柄選定スイッチ19を押さ
なければ、自動的に特定の絵柄、例えば『7』に光源7
から光ビームが照射されるようにしておいてもよい。
【0023】前記のように遊戯者はゲーム中の状況に応
じてリールの回転動作を読むが、本出願人はすでに、繰
り返し行っているゲーム途中において、ストップスイッ
チを押した瞬間からどれだけの時間ずれ(絵柄のコマ数
で表示)の後、リールが停止したかの情報を遊戯者に供
給する技術を提案しているので、この技術から得られる
情報に本発明によって得られる目安となる絵柄情報を加
味すれば一層高度なストップスイッチの操作を実施でき
るようになる。したがって、これらの情報を念頭に置い
たゲームは、いわゆるゲーム性が向上しスロットマシン
ゲームの興趣が飛躍的に増大することになる。
【0024】以上の実施の形態ではリール上の絵柄に光
源からの光ビームを照射するようにしているが、光源と
してはランプ、LED等任意の光発生手段を用いればよ
い。また、絵柄に光源からの光ビームを照射した場合、
絵柄が一層見やすくなるように光反射剤を付着させてお
くと効果的である。また、リール上の絵柄を認識し易く
するために、前記のように絵柄に光源からの光ビームを
照射する方法の他、図7に示すように個々の絵柄27に
対応させた光透過孔28を形成し、リール2内側に配設
した光源7cからの光ビームを光透過孔28から透過さ
せることによってリール上の絵柄を認識し易くしてもよ
い。
【0025】なお、本発明を動作させる制御部(図3、
図6)を切替えスイッチ(切替え手段)29を介して動
作させないようにすることもできる。つまり、熟練した
遊戯者によっては、本発明のような制御はむしろ煩わし
いとされる場合があるからである。目押しに慣れ、しか
もゲームの展開状況に応じて自在なストップスイッチの
操作を実施できる遊戯者にとっては不要である。
【0026】
【発明の効果】以上のごとく本発明によれば、ストップ
スイッチを押す場合、目標とする絵柄を確認しやすくす
るため、当該絵柄を他の絵柄より引き立たせるようにし
た。したがって、ストップスイッチの操作を効率よく行
うことができ、いわゆるゲーム性が向上しスロットマシ
ンゲームの興趣が飛躍的に増大することになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スロットマシン内部のリールの一つを示した側
面図である。
【図2】窓の近傍を示した部分拡大図である。
【図3】装置を動作させるためのブロック図である。
【図4】絵柄選定スイッチを示した正面図である。
【図5】他の絵柄選定スイッチを示した正面図である。
【図6】他の実施例の装置を動作させるためのブロック
図である。
【図7】リールの他の実施例を示した斜視図である。
【符号の説明】
1 スロットマシン筐体 2 リール 3 支軸 4 窓 5 ガラス 7a,7b 光源
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年8月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 スロットマシン
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スロットマシンに
関するもので、遊戯者が回転するリールの操作制御を容
易に行いスロットマシンの興趣を一層享受できるように
したものである。
【0002】
【従来の技術】スロットマシンは、3個のリールを同時
にあるいは個々に回転させた後、停止させた時のリール
に表示された絵柄の組合わせの成否を楽しむゲーム機で
ある。具体的には専用のコインを投入口に投入した後、
3個のリールを回転させるレバー等の操作具を介して回
転させ、個々のリールの回転を停止させる手段を介して
停止させ、停止時におけるリールの絵柄の組合わせに応
じてコインを獲得するようになっている。なお、通常個
々のリールにはそれぞれ7種の絵柄を組み合わせた21
個(20個の場合もある)の絵柄が付されており、有効
な組み合わせを構成する数種の絵柄は予め決められてい
る。それらの絵柄に着目しながら個々のリールの停止に
いたるまでの制御を行うがこの制御が遊戯者のテクニッ
クとされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特定の絵柄
に着目しながら個々のリールを停止させるまでの制御は
容易でなく、熟練した遊戯者といえどもリールの移動制
御を自在に行うことは極めて困難である。それでも熟練
した遊戯者あるいは動体視力に優れた人であれば、特定
の絵柄に着目しながらリールの回転を停止させる手段で
あるストップスイッチの操作の際に、俗称目押しという
テクニックを用いることができるが、ビギナーを始めと
する一般の遊戯者はいたずらにストップスイッチを操作
する俗称オヤジ押ししかできない。したがって、ビギナ
ーを始めとする一般の遊戯者は、スロットマシンの興趣
をごくわずかしか享受できないというのが実態である。
【0004】例えば、スロットマシンによるゲームは特
定の絵柄の組合わせを完成させることが目的であるが、
特定の絵柄の組合わせが完成する可能性が高まったこと
を予告するシグナルが絵柄の組み合わせパターンによっ
て発せられるようになっている。この状態を俗称内部当
たりあるいはリーチ目と称するが、具体的には3個のリ
ール上の絵柄が特定の絵柄を成立させてはいないが、所
定の絵柄パターンがリールの停止ごとに表れはじめた
時、所定のストップスイッチ操作を待って特定の絵柄の
組合わせが完成することを知らせているのである。しか
し、ビギナーを始めとする一般の遊戯者は、折角このシ
グナルが出ているのにその後の所定のストップスイッチ
操作を実行できなかったり、俗称内部当たりあるいはリ
ーチ目自体を作り出していくことができず、いたずらに
時間と金銭的浪費を余儀なくされスロットマシンの興趣
を削がれているのである。
【0005】本発明は、前記不具合を解決すべく、一般
の遊戯者が俗称目押しをする場合に基準となる絵柄を確
認しやすくするため、該当絵柄を他の絵柄より引き立た
せるようにし、スロットマシンの興趣を一層享受できる
ようにしたスロットマシンを提供することを目的とした
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、 1.リールの所定箇所に向かって光を照射する光源と、
遊戯者が光を照射させたい前記リール上の絵柄を任意に
選定する絵柄選定手段と、この絵柄選定手段により選定
された絵柄がリール回転中に所定箇所に到達した際に前
記光源が当該絵柄に光を照射するようにした制御部を設
けたことを特徴とするスロットマシンとした。
【0007】2.前記制御部が機能しないようにする切
替え手段を設けたことを特徴とする第1項記載のスロッ
トマシンとした。
【0008】3.前記リール上の絵柄に光反射剤を付着
させたことを特徴とする第1項記載のスロットマシンと
した。
【0009】4.前記リール上に、個々の絵柄に対応さ
せた光透過孔を形成したことを特徴とする第1項記載の
スロットマシンとした。
【0010】5.前記絵柄選定手段は、リールに対応す
る全絵柄表示部と、各絵柄に対応するスイッチを有する
ことを特徴とする第1項記載のスロットマシンとした。
【0011】6.前記絵柄選定手段は、各リールに共通
な共通絵柄表示部と、各リール毎の絵柄に対応するスイ
ッチを有し、個々のリール上の特定の絵柄を選定可能に
したことを特徴とする第1項記載のスロットマシンとし
た。
【0012】7.前記絵柄選定手段によりいずれの絵柄
が選定されたかを表示する選定絵柄表示部を付設したこ
とを特徴とする第5項又は第6項記載のスロットマシン
とした。
【0013】8.前記絵柄選定手段は、絵柄表示部と個
々の絵柄に対応するスイッチをブラウン管又は液晶を用
いたディスプレイ表示し、リール上の特定の絵柄を選定
可能にしたことを特徴とする第5項、第6項又は第7項
記載のスロットマシンとした。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明していく。図1はスロットマシン内
部のリールの一つを示した側面図である。スロットマシ
ン筐体1内に設けてあるリール2(リールは全部で3
個)は、図示していない回転用レバーの操作によって回
転する。回転しているリールの回転を停止させるには、
図示していないストップスイッチを押せばいいが3個の
リールを順次停止させていく。これらの動作をさせるた
めの構成は、スロットマシンについての周知の構成であ
るので、詳細な説明は省略する。
【0015】個々のリール2は支軸3を介して矢印方向
に回転するようになっているが、リール2上に付されて
いる絵柄は個々のリール毎に配列構成が異なり、それぞ
れの絵柄はスロットマシン筐体1の一部に設けられてい
る窓4から観察できるようになっている。図2は、3個
のリール2a,2b,2cをそれぞれの窓4a,4b,
4cを通して観察している状態を示している。この場
合、窓4から観察できる絵柄のコマ数は現在4コマ以上
と規制されている。したがって窓4から4コマを観察で
きるようになっている場合、3個のリール2a,2b,
2cが停止した時は、図2に示したように上下の絵柄は
1/2 コマづつが窓4a,4b,4cから覗いているに過
ぎない(絵柄の図示を省略してある)。
【0016】なお、窓4はガラスやアクリル樹脂等で形
成すればよいが、所定数の絵柄を観察するための観察部
(4)以外の範囲は、目隠し部5としておく。スロット
マシン筐体1はABS樹脂等で形成すればよい。図2に
おける仮想線6a,6b,6cは、特定の絵柄がこれら
線上に並んだ時にコインを獲得できる基準線(俗称ボー
ナスライン)である。例えばゲーム開始前にコイン投入
口に投入するコインが1枚の場合はセンターライン6a
のみが、コインが2枚の場合はさらに斜めのライン6c
が追加され、コインが3枚の場合はセンターライン6a
に対して平行な2本のライン6bを加えた計5本のライ
ンがコインを獲得できる基準線となる。また、これら基
準線以外にもコインを獲得できるパターンが設定されて
いるのが一般的である。ちなみにリールは、現在1分間
に80回以内の回転数となるように設定されている。
【0017】これら個々のリール2の近傍に、図1に示
すようにリール2上の絵柄1コマ分だけを照射するよう
な光源7a,7bが設けられている。図ではリール2を
挟んで2個の光源としているが、光源の光量によっては
いずれか1個のみでよい場合もあろう。この光源7a,
7bは、遊戯者が選定した任意の絵柄が所定箇所、例え
ば1コマの絵柄が窓4に到達しかかった位置を照射する
ようになっている。そして、遊戯者が選定した絵柄以外
の絵柄が、当該位置に到達しても光源7a,7bは消え
たままになっている。図2における窓4a,4b,4c
の上部の半円部8a,8b,8cは、照射スポット位置
を表しており、現在リール2aの上部が照射されている
状態を示している。
【0018】こうした動作を行わせるための制御部は、
図3に示したブロック図(スロットマシン駆動装置)の
一部として組み込まれている。電源9から電流を供給さ
れた駆動装置は、メモリー10の設定内容にしたがいC
PU11から制御信号がコントローラ12に出力され
る。コントローラ12から出力された信号は、第1の周
辺プロセッサ13に入力されスタートスイッチ14を押
すと第2の周辺プロセッサ14、ドライバ15を介して
第1のリール駆動用のステッピングモータ16、第2の
リール駆動用のステッピングモータ17、第3のリール
駆動用のステッピングモータ18を回転させる。
【0019】次に、絵柄選定スイッチ(絵柄選定手段)
19を押すと選定内容に基づく信号が、第3の周辺プロ
セッサ20及びドライバ21を介して光源7を駆動させ
る。この場合、絵柄選定スイッチ19の態様は、図4に
示すようなリールの全絵柄23を表示するとともに対応
するスイッチ19aを設け、さらにどの絵柄を選定した
かを表示させる表示ランプ(表示装置)24を、第3の
周辺プロセッサ30を介して付設したものが適当であ
る。図4では1リール用の絵柄選定スイッチのみを図示
しているが、絵柄は各リール毎に異なるので絵柄選定ス
イッチは各リール毎に設けることになる。
【0020】また、図5に示すように、各リールに共通
する共通絵柄(通常は7個)25のみを表示するととも
に、対応するスイッチ19b及びリール対応スイッチ1
9cを設け、さらにどのリールのどの絵柄を選定したか
を表示させる表示ランプ26を、第3の周辺プロセッサ
30を介して付設したものでもよい。この場合、リール
対応スイッチ19cを設けず、絵柄対応スイッチ19b
を押すと第1のリール(1)の表示ランプが点灯し、次
に絵柄対応スイッチ19bを押すと第2のリール(2)
の表示ランプが点灯するというように、リールの配列に
したがい順次表示ランプが点灯するようにしておいても
よい。いずれにしてもこの絵柄選定スイッチは、図4の
ものに比較し各リール毎に設ける必要はなく各リールに
共通して用いることができるので、絵柄選定スイッチの
簡素化を図れる。
【0021】また、絵柄選定スイッチ19は、絵柄表示
部と個々の絵柄に対応するスイッチをブラウン管又は液
晶を用いたディスプレイ表示部を有する構成としてもよ
い。図6はこの絵柄選定スイッチ19を組み込んだ装置
のブロック図であるが、周知の技術を応用して構成でき
るので製造コスト面で不利益を招くことはない。しか
も、ディスプレイ表示部は多様な表示形態をとれるので
遊戯者の要望に応じた絵柄選定スイッチ19を構成でき
る利点がある。
【0022】以上のような実施例に係る絵柄選定スイッ
チ19を押すと、選定された絵柄が窓4内に入りかけた
瞬間に光源7から光ビームが当該絵柄に照射される。す
ると、遊戯者は当該絵柄を容易に認識でき、ストップス
イッチ27を押すタイミングを計ることができる。つま
り、ゲーム中の状況に応じてリールの回転動作を読み、
どのようなタイミングでリールの回転を停止させるかを
判断することを要求される場合、目安となる絵柄を認識
できると、その判断がきわめて容易になり、スロットマ
シンの興趣を一層享受できるようになる。なお、絵柄選
定スイッチ19を押さなければ、自動的に特定の絵柄、
例えば『7』に光源7から光ビームが照射されるように
しておいてもよい。
【0023】前記のように遊戯者はゲーム中の状況に応
じてリールの回転動作を読むが、本出願人はすでに、繰
り返し行っているゲーム途中において、ストップスイッ
チを押した瞬間からどれだけの時間ずれ(絵柄のコマ数
で表示)の後、リールが停止したかの情報を遊戯者に供
給する技術を提案しているので、この技術から得られる
情報に本発明によって得られる目安となる絵柄情報を加
味すれば一層高度なストップスイッチの操作を実施でき
るようになる。したがって、これらの情報を念頭に置い
たゲームは、いわゆるゲーム性が向上しスロットマシン
ゲームの興趣が飛躍的に増大することになる。
【0024】以上の実施の形態ではリール上の絵柄に光
源からの光ビームを照射するようにしているが、光源と
してはランプ、LED等任意の光発生手段を用いればよ
い。また、絵柄に光源からの光ビームを照射した場合、
絵柄が一層見やすくなるように光反射剤を付着させてお
くと効果的である。また、リール上の絵柄を認識し易く
するために、前記のように絵柄に光源からの光ビームを
照射する方法の他、図7に示すように個々の絵柄23に
対応させた光透過孔28を形成し、リール2内側に配設
した光源7cからの光ビームを光透過孔28から透過さ
せることによってリール上の絵柄を認識し易くしてもよ
い。
【0025】なお、本発明を動作させる制御部(図3、
図6)を切替えスイッチ(切替え手段)29を介して動
作させないようにすることもできる。つまり、熟練した
遊戯者によっては、本発明のような制御はむしろ煩わし
いとされ、目押しに慣れ、しかもゲームの展開状況に応
じて自在なストップスイッチの操作を実施できる遊戯者
にとっては不要とされる場合がある。
【0026】
【発明の効果】以上のごとく本発明によれば、ストップ
スイッチを押す場合、目標とする絵柄を確認しやすくす
るため、当該絵柄を他の絵柄より引き立たせるようにし
た。したがって、ストップスイッチの操作を効率よく行
うことができ、いわゆるゲーム性が向上しスロットマシ
ンゲームの興趣が飛躍的に増大することになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スロットマシン内部のリールの一つを示した側
面図である。
【図2】窓の近傍を示した部分拡大図である。
【図3】装置を動作させるためのブロック図である。
【図4】絵柄選定スイッチを示した正面図である。
【図5】他の絵柄選定スイッチを示した正面図である。
【図6】他の実施例の装置を動作させるためのブロック
図である。
【図7】リールの他の実施例を示した斜視図である。
【符号の説明】 1 スロットマシン筐体 2 リール 3 支軸 4 窓 5 ガラス 7a,7b 光源
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リールの所定箇所に向かって光を照射す
    る光源と、遊戯者が光を照射させたい前記リール上の絵
    柄を任意に選定する絵柄選定手段と、この絵柄選定手段
    により選定された絵柄がリール回転中に所定箇所に到達
    した際に前記光源が当該絵柄に光を照射するようにした
    制御部を設けたことを特徴とするスロットマシン。
  2. 【請求項2】 前記制御部が機能しないようにする切替
    え手段を設けたことを特徴とする第1項記載のスロット
    マシンとした。
  3. 【請求項3】 前記リール上の絵柄に光反射剤を付着さ
    せたことを特徴とする請求項1記載のスロットマシン。
  4. 【請求項4】 前記リール上に、個々の絵柄に対応させ
    た光透過孔を形成したことを特徴とする請求項1記載の
    スロットマシン。
  5. 【請求項5】 前記絵柄選定手段は、リールに対応する
    全絵柄表示部と、各絵柄に対応するスイッチを有するこ
    とを特徴とする請求項1記載のスロットマシン。
  6. 【請求項6】 前記絵柄選定手段は、各リールに共通な
    共通絵柄表示部と、各絵柄に対応するスイッチを有し、
    個々のリール上の特定の絵柄を選定可能にしたことを特
    徴とする請求項1記載のスロットマシン。
  7. 【請求項7】 前記絵柄選定手段によりいずれの絵柄が
    選定されたかを表示する選定絵柄表示部を付設したこと
    を特徴とする請求項5又は請求項6記載のスロットマシ
    ン。
  8. 【請求項8】 前記絵柄選定手段は、絵柄表示部と個々
    の絵柄に対応するスイッチをブラウン管又は液晶を用い
    たディスプレイ表示したことを特徴とする請求項5、請
    求項6又は請求項7記載のスロットマシン。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005168756A (ja) * 2003-12-10 2005-06-30 Takao:Kk 回胴式遊技機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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