JPH10328198A - レ−ザ治療装置 - Google Patents

レ−ザ治療装置

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JPH10328198A
JPH10328198A JP9157691A JP15769197A JPH10328198A JP H10328198 A JPH10328198 A JP H10328198A JP 9157691 A JP9157691 A JP 9157691A JP 15769197 A JP15769197 A JP 15769197A JP H10328198 A JPH10328198 A JP H10328198A
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JP
Japan
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laser
moving
irradiation position
light
amount
Prior art date
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Pending
Application number
JP9157691A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidehiro Ichikawa
英裕 市川
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Nidek Co Ltd
Original Assignee
Nidek Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 術者の技量や患部の状態に応じての操作性を
向上させることができ、微調整への対応も容易になる。
また、術者の好みに合わせたり機械式のマニピュレ−タ
を操作することが困難なハンデキャップのある者も容易
に操作できる。 【解決手段】 レ−ザ光の照射位置を移動させるための
照射位置移動手段と、照射位置移動手段を動作させるた
めの操作手段を備え、レーザ光源から出射した治療用レ
−ザ光を導光光学系を介して患部へ照射するレ−ザ治療
装置において、操作手段の操作量と照射位置移動手段に
よるレ−ザ光の照射位置の移動量との関係を可変に設定
でき、設定された関係に基づき操作手段による操作信号
に従って照射位置移動手段の動作を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、治療用レ−ザ光を
患部へ照射して治療を行うレ−ザ治療装置に関する。
【0002】
【従来の技術】患者眼の眼底に治療用レーザ光を照射し
て光凝固等を行うレ−ザ治療装置が知られている。この
種の装置は、一般的に、レーザ光源からの治療レーザ光
を導光する導光光学系の反射ミラーを動かすことにより
レーザ光の照射位置を自在にコントロールするマニピュ
レータを備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のマニピ
ュレ−タでは、操作手段の操作量に対する照射位置の移
動量が固定的に定められていたため、術者の技量や症例
に合わせての対応ができず、術者によってはレーザ光の
照射位置の調整がし辛いことがあった。
【0004】また、レーザ光の照射位置を位置決めしそ
の位置を固定するためには、術者が常にマニピュレ−タ
の操作部に手を添えておく必要があったため、操作上の
制約があった。
【0005】本発明は、上記従来装置の欠点に鑑み、レ
ーザ照射位置の位置調整における操作性の向上を図るこ
とができるレ−ザ治療装置を提供することを技術課題と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次のような構成を有することを特徴とす
る。
【0007】(1) レーザ光源から出射した治療用レ
−ザ光を導光光学系を介して患部へ照射するレ−ザ治療
装置において、前記レ−ザ光の照射位置を移動させるた
めの照射位置移動手段と、該照射位置移動手段を動作さ
せるための操作手段と、該操作手段の操作量と前照射位
置移動手段によるレ−ザ光の照射位置の移動量との関係
を可変する移動量設定手段と、該移動量設定手段により
設定された関係に基づき前記操作手段による操作信号に
従って前記照射位置移動手段の動作を制御する制御手段
と、を備えることを特徴とする。
【0008】(2) (1)のレ−ザ治療装置におい
て、前記照射位置移動手段は前記導光光学系に配置され
その傾斜角度を2軸方向に変化させる反射ミラーを持
ち、前記移動量設定手段は前記操作手段の操作量に対す
る前記反射ミラーの傾斜角度の割合を可変設定する手段
であることを特徴とする。
【0009】(3) (1)の操作手段とは、マウス、
トラックボール又はグラインドポイントであることを特
徴とする。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1はスリットランプデリバリを使用するレ−
ザ光凝固装置の外観図である。1はレ−ザ装置本体であ
り、治療用レ−ザ光源やエイミング光源、治療用レ−ザ
光及びエイミング光をファイバ2に入射させるための光
学系等が収納されている。治療用レ−ザ光源としてはア
ルゴンレ−ザ、ダイレ−ザ、クリプトンレ−ザ、ヤグレ
−ザの第2高調波等の各種のものが使用される。3はレ
−ザ出力、照射時間等の治療用レ−ザ光の照射条件を設
定入力するためのコントロ−ル部である。4は治療用レ
−ザ光照射のトリガ信号を送信するフットスイッチであ
る。5は患者眼を観察しながら治療用レ−ザ光を患者眼
患部に照射するためのスリットランプデリバリであり、
レ−ザ装置本体1からの治療用レ−ザ光及びエイミング
光はファイバ2を介してスリットランプデリバリ5の光
学系に導光される。
【0011】7はスリットランプを上下に動かすための
架台である。8はスリットランプデリバリ5本体を前後
左右に動かすためのジョイスティックである。9は患者
眼へ照射された治療用レ−ザ光の反射光から術者の眼を
保護するために顕微鏡部に取り付けられた術者保護フィ
ルタ部である。術者保護フィルタ部9の保護フィルタ
は、フットスイッチ4からのトリガ信号が発生されると
観察光路に自動的に挿入されるようになっている。10
は患者眼眼底における治療用レ−ザ光のスポットサイズ
を変えるためのスポットサイズ調節ノブである。
【0012】6はパーソナルコンピュータ等で使用され
ているものと同様なマウスであり、このマウスの他にパ
−ソナルコンピュ−タ等で使用されている操作具であれ
ば付け替えて使用する事が可能である。このマウス6を
操作することによりマニピュレータを構成する駆動ミラ
ー(後述する)の傾き角度を変え、エイミング光の照準
位置(レーザ光の照射位置)をコントロ−ルする。11
はマウス6の操作量に対するエイミング光の照準位置の
移動量を切り換え設定するための設定部である。
【0013】図2はスリットランプデリバリ5内部の光
学系を示しており、図2(a)は反射板18を正面から
見た図、図2(b)は図2(a)を矢印A側から見たと
きの側面図である。
【0014】12はコリメ−タレンズである。13はズ
−ミングレンズ群であり、スポットサイズ調節ノブ10
を調節することにより光軸方向に移動してレーザ光のス
ポットサイズを変える。14は反射ミラ−であり、反射
ミラ−14によって光路を変えられたレ−ザ光はコリメ
−タレンズ15を通る。16は駆動ミラ−であり、後述
するモ−タ−23a、23bによりその傾斜角度が2軸
方向に変えられ、レーザ光の照射位置を偏位させる。1
7は集光レンズ、18は反射ミラーであり、反射ミラー
18で反射したレ−ザ光は患者眼へ向かう。
【0015】19は患者眼を照射するための照明ランプ
及びスリットを備えるランプハウス、20はコリメ−タ
レンズ、21はプリズムレンズである。22は照明光の
色等を変えるためのフィルタディスクである。ランプハ
ウス19からのスリット照明光は、コリメ−タレンズ2
0により平行光束にされる。光束がこのまま直進すれば
駆動ミラ−16によりけられてしまうためプリズムレン
ズ21により分離されて集光レンズ17に向かう。集光
レンズ17を経た照明光は反射ミラー18により反射さ
れて患者眼眼底を照明する。
【0016】図3は駆動ミラ−16を動かすためのマニ
ピュレータ部に関する制御系の要部構成を示す図であ
る。23a,23bは駆動ミラ−16を駆動させるため
のモ−タ−であり、モ−タ−23aは駆動ミラ−16を
図上のY軸を中心に回転させ、モ−タ−23bは駆動ミ
ラ−を図上のX軸を中心に回転させる。制御部25はマ
ウス6の操作方向の信号とその操作量の信号に基づき、
各モ−タ−23a,23bをそれぞれ駆動制御する。2
4a,24bはモ−タ−23a,23bの駆動量を検出
するポテンショメ−タであり、その信号は所定の処理が
施されて制御部25に入力される。
【0017】以上のような構成を持つレ−ザ治療装置に
おいて、その動作を説明する。術者はスリットランプデ
リバリ5及び本体1側の図示なき電源スイッチを投入し
て装置を起動した後、コントロ−ル部3に配置される各
種スイッチを操作し、治療目的に応じてレ−ザの出力、
照射時間等の治療用レ−ザ光の照射条件を設定する。ま
た、コントロ−ル部3のエイミングノブを回すことによ
りエイミング光を出射させる。治療用レ−ザ光とエイミ
ング光の光軸はレ−ザ装置本体1内部で同軸にされてお
り、エイミング光はファイバ2を介してスリットランプ
デリバリ5の光学系に導かれる。なお、治療用レ−ザ光
源からのレーザ光の光路には安全シャッタが挿入されて
おり、安全シャッタは所定のスイッチを押すことにより
解放されるようになっている。また、安全シャッタは異
常発生時等の所定の場合に治療レーザ光を遮断する。
【0018】次に、術者はスリットランプデリバリ5を
用いて患者眼に照射されるエイミング光を観察しなが
ら、マウス6の操作量に対するエイミング光の照準位置
(レ−ザ光の照射位置)の移動が自分の好み合っている
か、あるいは治療目的に対して適切であるかを確認す
る。マウス6の操作量に対する照準位置の移動量は、設
定部11により変更する。実施例の装置では、マウス6
の基準操作量(パルス200個)に対しての駆動ミラ−
16の傾斜角度を所定の範囲で任意に入力して設定す
る。例えば、傾斜角度を0.5°と入力するとマウスが
200パルス分移動したときに駆動ミラ−16は基準位
置に対して0.5°傾くことになる。この設定は、逆に
駆動ミラ−16の傾斜角度に対するマウス6の操作量と
してしても良い。また、予め用意された複数のパターン
から選択するようにしても良い。
【0019】制御部25は、設定部11により設定され
たマウス6の操作量と駆動ミラ−16の傾斜角度との関
係を変更して記憶する。術者がマウス6を操作するとそ
の操作方向と操作量の信号が駆動ミラ−16のX軸、Y
軸の各偏1位量として制御部25に入力される。制御部
25は設定部11で設定された値(マウス6の操作量に
対するエイミング光の照準位置の移動量の割合を定めた
値)に基づき、入力される信号を各モ−タ23a,23
bの駆動信号に変換する。ポテンショメ−タ24a,2
4bは各モ−タ−の駆動量を検出してその変化を制御部
25へ伝える。制御部25はこれを受けて各モ−タ−の
駆動状態を常に把握し、設定部11で決定された設定値
に基づく移動量の分だけ各モ−タ23a,23bを駆動
させる。これにより駆動ミラ−16のミラ−角度がX
軸、Y軸方向にそれぞれ駆動するため反射ミラ−18へ
向かうエイミング光の光軸が偏位する。その結果、マウ
ス6の操作に追従してエイミング光の照準位置の移動が
行われる。マウス6の操作量に対するエイミング光の照
準位置の移動量が術者の希望にそぐわないときにはもう
一度設定をやり直す。
【0020】なお、エイミング光の照準位置を移動させ
ないときはマウス6を操作しなければ良いので、術者の
手の制約が少なくてすむ。照準位置を原点位置へ戻した
いときには、マウス6が持つクリックボタンをダブルク
リックすることで容易に原点復帰ができる。
【0021】このようにしてマウス6の操作量に対する
エイミング光の照準位置の移動調整ができたら、コント
ロ−ル部3側のスイッチ操作により安全シャッタを開放
して治療用レーザ光を照射可能な状態にする。術者は患
者眼をスリットランプデリバリ5の観察光学系を介して
観察しながらマウス6を操作することにより、エイミン
グ光の照準位置を患部に合わせる。また、スポットサイ
ズ調節ノブ10を調節することで患部の状態に合わせス
ポットサイズの大きさを調節する。照準とスポットサイ
ズが適切になったら、フットスイッチ4を踏みこみレ−
ザ治療光をレ−ザ装置本体1から出射させる。
【0022】レ−ザ装置本体1からのレ−ザ治療光はフ
ァイバ2を通りスリットランプデリバリ5に入射され
る。入射されたレ−ザ治療光は反射ミラ−14により光
路を変えられコリメ−タレンズ15を通る。レ−ザ治療
光はコリメ−タレンズ15を通ることにより平行光束と
なる。平行光束となったレ−ザ治療光は駆動ミラ−16
により光路を変えられて集光レンズ17を通過する。集
光レンズ17を通過したレ−ザ治療光は反射ミラ−18
で反射して患者眼へ照射される。
【0023】以上の実施例では、レーザ光の照射位置を
位置決めするためのミラー(駆動ミラ−16)を1つと
したが、X軸方向、Y軸方向にそれぞれ個別に傾斜する
ミラーを設けるようにしても良い(例えば、反射ミラー
18がY軸方向に動くようにしても良い)。また、実施
例では設定部11の機能をスリットランプデリバリ5の
外部に設けたが、スリットランプデリバリ5と一体に設
けたり、レ−ザ装置本体1側に設けるようにしても良
い。
【0024】さらに、実施例では駆動ミラー16の操作
手段としてマウスを用いたが、パーソナルコンピュータ
等で使用されるトラックボ−ルやグラインドポイント、
ジョイスティック等を用いることも可能である。さら
に、音声やフットペダルに対応できるようにしても良い
し、マイクロコンピュ−タやパ−ソナルコンピュ−タ等
を用いてこれを操作手段としても良い。
【0025】実施例ではモ−タ23a,23bの駆動量
の検知手段としてポテンショメ−タを用いたが検知手段
をロ−タリ−エンコ−ダに置き換えデジタル信号として
検知する事も可能である。
【0026】また、さらにクリックボタン等が使用でき
る操作手段であれば右クリック、左クリック、ドラック
操作等の組み合わせで、あらかじめ位置や移動量の設定
を設定部に入力しておくことにより、クリックボタンで
次のポジションへ容易に移動できるようにしても良い。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
マニピュレ−タの操作量に対するレーザ照射位置(エイ
ミング光の照準位置)の移動量の割合を変えることがで
きるので、術者の技量や患部の状態に応じての操作性を
向上させることができ、微調整への対応も容易である。
【0028】また、操作手段を選択できるので、術者の
好みに合わせたり機械式のマニピュレ−タを操作するこ
とが困難なハンデキャップのある者も容易に操作する事
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の装置の全体の外観略図である。
【図2】スリットランプデリバリ内部の光学系を示す図
である。
【図3】駆動ミラ−を動かすための制御系の要部構成を
示す図である。
【符号の説明】
1 レ−ザ装置本体 5 スリットランプデリバリ 6 マウス 11 設定部 25 制御部 16 駆動ミラ−

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光源から出射した治療用レ−ザ光
    を導光光学系を介して患部へ照射するレ−ザ治療装置に
    おいて、前記レ−ザ光の照射位置を移動させるための照
    射位置移動手段と、該照射位置移動手段を動作させるた
    めの操作手段と、該操作手段の操作量と前記照射位置移
    動手段によるレ−ザ光の照射位置の移動量との関係を可
    変する移動量設定手段と、該移動量設定手段により設定
    された関係に基づき前記操作手段による操作信号に従っ
    て前記照射位置移動手段の動作を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とするレ−ザ治療装置。
  2. 【請求項2】 請求項1のレ−ザ治療装置において、前
    記照射位置移動手段は前記導光光学系に配置されその傾
    斜角度を2軸方向に変化させる反射ミラーを持ち、前記
    移動量設定手段は前記操作手段の操作量に対する前記反
    射ミラーの傾斜角度の割合を可変設定する手段であるこ
    とを特徴とするレ−ザ治療装置。
  3. 【請求項3】 請求項1の操作手段とは、マウス、トラ
    ックボール又はグラインドポイントであることを特徴と
    するレ−ザ治療装置。
JP9157691A 1997-05-30 1997-05-30 レ−ザ治療装置 Pending JPH10328198A (ja)

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JP (1) JPH10328198A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012048228A (ja) * 2010-07-29 2012-03-08 Sie Ag Surgical Instrument Engineering フェムト秒レーザパルスによって眼組織を処理するための装置
US8746881B2 (en) 2010-07-29 2014-06-10 Sie Ag, Surgical Instrument Engineering Device for processing eye tissue by a means of femtosecond laser pulses

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012048228A (ja) * 2010-07-29 2012-03-08 Sie Ag Surgical Instrument Engineering フェムト秒レーザパルスによって眼組織を処理するための装置
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