JPH10328092A - 電気掃除機の吸込口体 - Google Patents

電気掃除機の吸込口体

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JPH10328092A
JPH10328092A JP14042097A JP14042097A JPH10328092A JP H10328092 A JPH10328092 A JP H10328092A JP 14042097 A JP14042097 A JP 14042097A JP 14042097 A JP14042097 A JP 14042097A JP H10328092 A JPH10328092 A JP H10328092A
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JP
Japan
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rotation
chamber
air turbine
suction
turbine
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Application number
JP14042097A
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English (en)
Inventor
Ritsuo Takemoto
律雄 竹本
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 掃除時にはエアタービン37が効率よく回転
し、ケース体15を持ち上げた状態で回転ブレード73の回
転が速やかに確実に大きく低減および停止する電気掃除
機の吸込口体を提供する。 【解決手段】 ケース体15に回転ブレード73を回転自在
に収容する清掃体室18に連通管32に連通して吸込風路を
構成し吸込口を開口する吸込室21を形成する。ケース体
15に吸込口とは別個の吸気口を開口し吸込風路を構成し
エアタービン37を回転自在に収容するタービン室38を設
ける。エアタービン37の軸体41に一対の磁石61,61を設
け、磁石61,61に対向して一対のコイル60,60を設けて
回転機63を構成する。ケース体15の下面に床面検出手段
を配設する。吸込口本体11が床面から持ち上げられた際
にコイル60,60間が短絡し回転機63にて発電する。発電
した電流にて生じる発電ブレーキの作用にて回転を制動
し、騒音なく速やかに停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転清掃体を回転
駆動させるエアタービンを設けた電気掃除機の吸込口体
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のエアタービンを設けた電
気掃除機の吸込口体としては、例えば実公平1−287
61号公報および特開平7−59685号公報に記載の
ように、エアタービンへの吸気気流の供給を制御する蓋
体や弁体を備えた構成が知られている。
【0003】すなわち、実公平1−28761号公報に
記載の電気掃除機の吸込口体は、ケース体の下面前側に
吸込口を開口し、この吸込口に臨んで回転ブラシを回転
自在に設けた回転ブラシ室と、この回転ブラシ室に連通
し吸込口からの吸込気流により回転して回転ブラシを回
転させるファンを収容したファン室とを形成し、ファン
室の下底部に蓋体にて開閉されるリーク口を開口し、被
掃除面に接地する接地体を蓋体の最下部に設けている。
【0004】そして、被掃除面にケース体の下面が対向
する掃除時には、蓋体の接地体が被掃除面に当接してフ
ァン室に開口するリーク口が蓋体にて開閉されて、吸込
口からの吸込気流により回転ブラシ室を介してファン室
内のファンが回転し、このファンの回転により回転ブラ
シが回転して被掃除面から塵埃を掻き出して掃除する。
また、下面が被掃除面から離間した場合には、蓋体が自
重により回動してリーク口が開口し、吸込口からの吸込
量が低減してファンの回転数が低減する。
【0005】また、特開平7−59685号公報に記載
の電気掃除機の吸込口体は、吸込口とホースや延長管が
接続する連通管との間の吸込風路に、複数の羽根を有し
吸込気流により回転するエアタービンを回転軸にて回転
自在に軸支し、回転軸の端部と回転清掃体の端部に設け
たプーリとに無端ベルトを掛け渡して、エアタービンの
回転により回転清掃体を回転させている。また、吸込風
路にはバイパス風路が連通して設けられている。さら
に、走行輪と別体の車輪がバイパス風路を開閉する弁体
を有した可動部材に軸支されている。
【0006】そして、吸込口が床面に対向して走行輪が
床面に載置する場合には、床面にて車輪がケース体内に
没し、弁体がバイパス風路を閉塞し、吸込口からの吸込
気流にてエアタービンが効率よく回転して回転清掃体が
回転する。また、走行輪が床面から持ち上げられた際に
は、車輪が下方に突出して可動部材を可動させて弁体に
てバイパス風路を解放させてリークさせ、エアタービン
の回転を低下させている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記実
公平1−28761号公報および特開平7−59685
号公報に記載の従来の電気掃除機の吸込口体では、吸込
口体の下面にリーク口を開閉させるための蓋体や弁体な
どの部材が設けられているので、蓋体や弁体に塵埃が付
着して確実なリーク口の開閉動作が行えず、掃除時にリ
ークして効率よくエアタービンが回転できなかったり、
持ち上げた際にリークせずに回転清掃体の回転を停止で
きないなどの誤作動を生じるおそれがある。さらに、リ
ーク口からのリークの際に騒音が発生し、作業者に不快
感を与える。
【0008】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、ケース体を持ち上げた際に回転清掃体の回転が速や
かに確実に大きく低減および停止する電気掃除機の吸込
口体を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の電気掃除
機の吸込口体は、被掃除面と対向する下面に開口する吸
込口を有したケース体と、このケース体に設けられ前記
吸込口に連通する連通管と、この連通管からの吸込気流
により回転するエアタービンと、前記ケース体に回転自
在に配設され前記エアタービンの回転により回転する回
転清掃体と、前記エアタービンの回転により回転する回
転機を有し発電により前記エアタービンの回転に制動を
かける発電手段と、前記ケース体が前記被掃除面から持
ち上げられたことを検出することにより前記回転機の回
転により前記発電手段にて発電させる床面検出手段とを
具備したものである。
【0010】そして、掃除時に連通管からの吸込気流に
より回転するエアタービンにて回転清掃体が回転し、被
掃除面から塵埃を掻き出すとともに吸込口から塵埃を吸
い込む一方、床面検出手段はケース体が被掃除面上に載
置する状態と判断して発電手段にて発電させずにエアタ
ービンに制動をかけず、ケース体が被掃除面から持ち上
げられた際には、床面検出手段が被掃除面から持ち上げ
られたと判断してエアタービンの回転により回転する回
転機を有した発電手段にて発電させ、発電された電流に
より発電ブレーキの作用が生じて発電手段の回転機の回
転が制動され、エアタービンの回転が直ちに大きく低減
あるいは停止して回転清掃体の回転が大きく低減あるい
は停止する。
【0011】請求項2記載の電気掃除機の吸込口体は、
請求項1記載の電気掃除機の吸込口体において、エアタ
ービンは、回転軸を有し、回転機は、前記回転軸に設け
られた回転子を備えたものである。
【0012】そして、回転機の回転子を低トルクで高回
転するエアタービンの回転軸に設けたため、発電手段に
よる発電量が大きくなって、回転機の回転制動力が増大
するので、効率よく速やかに低トルクのエアタービンの
回転が低減あるいは停止する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電気掃除機の吸込
口体の実施の一形態を示す構成を図面を参照して説明す
る。
【0014】図1ないし図3において、11は進行方向に
対して横長の吸込口本体で、この吸込口本体11は、アク
リロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)樹脂な
どの合成樹脂製の下部本体ケース12と、この下部本体ケ
ース12の上部に結合固定される同材質の上部本体ケース
13とが、下部本体ケース12および上部本体ケース13の前
面を含む周面に沿ってバンパ14を挟持して接合されて、
矩形状のケース体15が形成されている。
【0015】そして、下部本体ケース12は、上面に略垂
直にリブ部17が形成されて、進行方向側である前側に略
左右方向に横長で下面に開口する凹溝状の清掃体室18が
区画形成されている。また、下部本体ケース12には、リ
ブ部17により、リーク口としての作用も有する吸込口20
が清掃体室18の略中央から一端側に位置して開口する吸
込室21と、略中央から他端側に区画された第1の駆動伝
達室22と、この第1の駆動伝達室22より他端側に区画さ
れた第2の駆動伝達室25とが区画形成されている。
【0016】さらに、下部本体ケース12の下面には、清
掃体室18の前側に位置してケース体15の前側外部と清掃
体室18とを連通する凹溝状の連通凹部26が設けられてい
る。
【0017】なお、第2の駆動伝達室25の下面は下方に
向けて開口し、この開口に閉塞板29が装着具30にて着脱
自在に装着されている。
【0018】また、ケース体15の後部中央には、吸込口
20に略対向して連通管32が回動軸33,33を下部本体ケー
ス12および上部本体ケース13とにて軸支されて上下方向
の所定角度に回動自在に取り付けられている。そして、
吸込室21が連通管32に連通して吸込風路34を構成してい
る。また、連通管32の後端部が吸込口本体11から後側外
方へ突出し、この後端部には、屈曲した接続管35の前端
部が回動自在に嵌合されている。この接続管35は、図示
しない延長管を介してホースに着脱自在に接続され、さ
らに図示しない電気掃除機本体に接続される。
【0019】一方、ケース体15の略中央には、内部に駆
動手段としての偏平型のエアタービン37を回転自在に収
容するタービン室38を区画する中ケース39が取付固定さ
れている。そして、この中ケース39は、略円柱状の回転
軸としての軸体41を回転自在に嵌挿する略円筒状の筒状
部42を有している。また、この筒状部42の一端部に上部
本体ケース13の下面とにてタービン室38を区画するとと
もにタービン室38と吸込室21とを区画する閉塞板として
の略円板状の第1の区画部43が設けられている。そし
て、第1の区画部43には、スリット状に開口しタービン
室38を吸込室21に連通させ吸気気流の流れを規制しつつ
流過させる小孔である吸気排出口44が吸込口20に対向す
るように複数開口されて格子状になっている。また、筒
状部42の他端部には、下部本体ケース12のリブ部17とに
て第1の駆動伝達室22を区画する略板状の第2の区画部
45が設けられている。
【0020】さらに、第1の区画部43には、上部本体ケ
ース13の下面に突設したリブ部17とにて周方向にラッパ
状に広がる吸気風路47を構成する吸気供給風路48を区画
する呼び込み部49が設けられている。そして、この呼び
込み部49には、上方に向けて半球凹状で吸気供給風路48
を閉塞しないように閉塞体としての略球状の錘体51を収
容する上方に向けて略円筒凹状に形成された図示しない
錘収容部が設けられている。なお、呼び込み部49は、錘
体51が吸気供給風路48を閉塞するように錘収容部から上
方に移動した際、錘体51が水平方向に移動しないように
側縁にて移動を案内する。そして、吸気供給風路48は、
次第に幅狭となり断面積が徐々に小さくなるようにスク
ロール状にタービン室38に連通して、エアタービン37に
渦巻き状に吸気気流を供給する。
【0021】さらに、上部本体ケース13には、吸気供給
風路48内に向けて吸気方向に沿って平面を有する壁状に
突出し錘体51がタービン室38に向けて吸い寄せられるよ
うに移動することを規制する案内部53が設けられてい
る。
【0022】そして、吸気供給風路48のラッパ状に開口
する一端は、上部本体ケース13の後部の略垂直面となる
後面およびこの後面に連続する上面の2面に亘って形成
された吸気口55に対向して連通されている。なお、この
吸気口55は、小径の穴が複数穿設されて形成され、連通
管32の一側に位置して開口形成されている。
【0023】また、錘収容部には、第1の区画部43の下
方である吸込室21に連通する図示しないバイパス風路が
形成されている。なお、このバイパス風路は、錘収容部
に錘体51が位置する際、閉塞されるようになっている。
そして、錘体51の外周面にはゴムなどの弾性部材が被覆
形成され、錘収容部に錘体51が位置する際にバイパス風
路を気密に閉塞するようになっている。なお、錘収容部
およびバイパス風路は、第1の駆動伝達室22内に位置す
るようになっている。
【0024】そして、吸気口55から吸気供給風路48、タ
ービン室38、吸気排出口44を介して吸込室21に連通する
吸気風路47が形成される。
【0025】また、中ケース39の筒状部42の両端部に
は、軸体41を回転自在に軸支する軸受である第1のベア
リング58および第2のベアリング59が取り付けられてい
る。さらに、中ケース39の筒状部42には、第1のベアリ
ング58および第2のベアリング59間に位置して出力極と
なる一対のコイル60,60が設けられている。また、軸体
41の略中央には、一対のコイル60,60に対向して極性の
異なる一対の磁石61,61が設けられ、軸体41と一対の磁
石61,61とにて回転子62が構成されている。そして、一
対のコイル60,60および回転子62にて回転機63が構成さ
れている。
【0026】一方、エアタービン37は、彎曲する円板ド
ーム状の端板としての整流板65の彎曲面側の略中央に軸
体41の一端が嵌挿する略円筒状の軸支部66を設けている
とともに、整流板65の彎曲面側に略放射状に突出形成さ
れ第1の区画部43に下端縁が若干の間隙を介して対向す
るように複数の彎曲する風受板67,67を壁状に突出形成
して水平タービン状に構成されている。そして、第1の
区画部43がエアタービン37の風受板67,67の下流側であ
る下端縁に沿ってエアタービン37の下面を閉塞した状態
で設けられている。また、吸気排出口44は、エアタービ
ン37の外周側には位置せずエアタービン37の中心側に位
置するように開口されている。そして、吸気気流は、第
1の区画部43にて中心側に位置する吸気排出口44まで流
れが規制されて風受板67,67の略全面に当接し、効率よ
くエアタービン37が高トルクで回転する。また、軸体41
の他端には、エアタービンプーリ68が一体的に設けられ
ている。
【0027】そして、エアタービン37は、エアタービン
プーリ64が第1の駆動伝達室22に臨んで中ケース39の下
端より突出されて、軸体41の両端部が第1のベアリング
58および第2のベアリング59に軸方向を略上下方向に軸
支され、タービン室38内に回転自在に軸支されている。
【0028】また、下部本体ケース12の連通管32の両側
に位置して従動後輪69が回転自在に軸支され、前部両端
側には連通凹部26に位置して従動前輪70が回転自在に軸
支された従動前輪室71が形成されている。
【0029】一方、清掃体室18には、回転清掃体として
の回転ブレード73がそれぞれ回転自在に配設されてい
る。そして、回転ブレード73は、例えばアルミニウム合
金などにて周面に軸方向に時計回りにスパイラル状の溝
部74を設けた心棒75を有し、この心棒75の溝部74に可撓
性を有する例えば軟質塩化ビニル製の掃除体としての掻
出手段であるブレード部76を複数、例えば4枚外周面に
壁状に突出するようにスパイラル状に係合されている。
なお、このブレード部76は、細長平板状の板部77の長手
方向の一側縁が心棒75の溝部74に係合する図示しない台
座部を肉厚に形成して構成されている。
【0030】さらに、回転ブレード73の一端にはプーリ
85が心棒75にそれぞれ一体的に設けられている。そし
て、回転ブレード73は、プーリ85が第2の駆動伝達室25
内に位置され、軸方向の両端に回転自在に設けられた軸
部86,86がケース体15に設けられた図示しない軸受にそ
れぞれ係合されて回転自在に支持されている。
【0031】なお、回転ブレード73は、下端が清掃体室
18の下面の開口から僅かに下方に突出し、さらに、平坦
な例えば板の間などでは下端が接触しないように配設さ
れている。
【0032】一方、第1の駆動伝達室22内には、駆動伝
達手段である駆動変換手段90が配設されている。この駆
動変換手段90は、第1の駆動伝達室22の端部側に位置し
て配設される箱体91内に軸方向が上下方向に沿った図示
しない略棒状の第1のシャフトを回転自在に軸支してい
る。そして、この第1のシャフトの下端には、エアター
ビン37のエアタービンプーリ68とにて駆動伝達手段とし
ての無端ベルトである第1の無端ベルト93a が掛け渡さ
れる第1のプーリ94が第1の駆動伝達室22に臨んで設け
られ、上端には図示しない第1の傘歯車が設けられてい
る。
【0033】さらに、箱体91内には、略棒状の第2のシ
ャフト95がケース体15の横長方向に沿って上下に略平行
に回転自在に配設されている。そして、第2のシャフト
95は、一端に第1のシャフトの第1の傘歯車に係合する
第2の傘歯車96を設け、他端に第2の駆動伝達室25に臨
んだ第2のプーリ97を設けている。また、第2のシャフ
ト95の第2のプーリ97には、回転ブレード73のプーリ85
とにて駆動伝達手段である第2の無端ベルト93b が掛け
渡されている。
【0034】そして、エアタービン37の回転により第1
の無端ベルト93a を介して第1のシャフト92が回転し、
この回転により第1の傘歯車および第2の傘歯車96を介
して第2のシャフト95が回転する。この第2のシャフト
95の回転により第2の無端ベルト93b を介して回転ブレ
ード73は、吸込口本体11の前進方向に対して逆方向に回
転する。
【0035】また、下部本体ケース12の下面には、床面
検出手段100 が配設されている。この床面検出手段100
は、図4に示すように、下部本体ケース12の下面に開口
形成された窓部101 を介して下端が下部本体ケース12の
下面から進退自在に配設された摺動子102 を有してい
る。
【0036】そして、下部本体ケース12の窓部101 の周
縁には、下部本体ケース12の上面側に向けて対向する弾
性変形可能な一対の係止舌片部104 ,104 が突設されて
いる。これら係止舌片部104 ,104 の先端部には対向方
向に突出する係止爪部105 がそれぞれ設けられ、係止舌
片部104 の基端部には対向方向に突出するフランジ部10
6 がそれぞれ設けられている。
【0037】また、摺動子102 の一端である下端には曲
面状に形成された接触部107 が設けられ、他端である上
端の略中央には軸方向に沿って突出する棒状の検出棒部
108が設けられている。さらに、摺動子102 の軸方向の
中間外周面には、周方向に沿って凹溝状に形成され係止
舌片部104 ,104 のフランジ部109 が摺動自在に係合す
る係合溝部110 が設けられている。
【0038】そして、摺動子102 は、係合溝部110 にフ
ランジ部109 ,109 が係合され、係止舌片部104 ,104
の係止爪部105 ,105 と摺動子102 の端面との間に介在
される付勢手段としてのコイルスプリング111 が介在さ
れて、常時はコイルスプリング111 の付勢により接触部
107 が窓部101 を介して突出するように接触部107 が窓
部101 を介して進退自在に配設されている。
【0039】さらに、下部本体ケース12には、窓部101
の上方に位置して検出スイッチ113が設けられている。
この検出スイッチ113 は、接触部107 が窓部101 を介し
て突出する摺動子102 が下方に移動した状態では摺動子
102 の検出棒部108 が当接せずに閉成し、接触部107 が
床面に接触して摺動子102 がコイルスプリング111 の付
勢に抗して上方に移動した際に検出棒部108 が当接して
開成する。そして、摺動子102 および検出スイッチ113
にて床面検出手段100 が構成されている。また、検出ス
イッチ113 および回転機63にて発電手段114 が構成され
ている。
【0040】次に、発電手段114 および床面検出手段10
0 の回路構成を図5に示す回路図を参照して説明する。
【0041】発電手段114 の回転機63を構成する回転子
62の軸体41に設けた一対の磁石61,61に若干の間隙を介
して対向する一対のコイル60,60間にリード線116 を介
して床面検出手段100 の検出スイッチ113 が接続されて
いる。そして、この検出スイッチ113 の閉成により、エ
アタービン37の回転により回転する回転子62を備えた回
転機63が発電する。なお、回転機63は、エアタービン37
の回転速度に対応して発電する電流値が増大し、制動力
も増大する。
【0042】次に、上記実施の形態の動作について説明
する。
【0043】掃除を行う際、図示しない電気掃除機本体
に延長管およびホースを介して吸込口本体11を接続し、
ホースの延長管側の端部を把持しながら押動して、吸込
口本体11を被掃除面である床面に接触させながら前後に
走行させる。なお、この状態では、錘体51は、自重によ
り錘収容部内に収容された状態で位置し、吸気供給風路
48が開口、すなわち吸気口55とタービン室38とが連通し
た状態で、バイパス風路が閉塞された状態となってい
る。
【0044】そして、電気掃除機本体の吸込力にて、吸
気口55から吸気されるとともに吸込口20からも吸い込ま
れる。ここで、吸込口本体11が床面上に載置されている
場合、吸込口20が開口する清掃体室18が床面と対向して
吸込口本体11の下面の負圧が増大し、吸気口55からの吸
気量が増大する割合となる。
【0045】そして、吸気口55から吸気された空気は断
面積が次第に縮小するラッパ状の吸気供給風路48を整流
されつつ通って渦巻き状にタービン室38に供給され、こ
の吸気気流によりエアタービン37が吸気量に比例した速
度で回転する。この回転駆動力が第1の無端ベルト93a
を介して駆動変換手段90に伝達され、この駆動変換手段
90にて上下方向を軸とした回転駆動が水平方向を軸とし
た回転駆動力に変換され、第2の無端ベルト93b を介し
て回転ブレード73が吸気量に比例した速度で回転する。
そして、この回転ブレード73の回転により床面から塵埃
を掻き出し、この掻き出された塵埃は、吸込口20から吸
い込まれる。また、タービン室38に流入した吸気気流
は、吸気排出口44から吸込風路34を構成する吸込室21を
介して連通管32に流れる。
【0046】また、床面検出手段100 は、吸込口本体11
が床面に載置された状態であることを認識、すなわち摺
動子102 の接触部107 が床面に当接して摺動子102 がコ
イルスプリング111 の付勢に抗して上方に押し上げられ
るように移動し、摺動子102の検出棒部108 が検出スイ
ッチ113 に当接して開成する。この検出スイッチ113の
開成により発電手段114 が開放し、回転機63は発電せ
ず、抵抗なく回転子62の軸体41が回転してエアタービン
37が回転する。
【0047】一方、家具などの移動や、吸込口20に大き
なものを吸い込んで閉塞させた場合、回転ブレード73に
糸ごみや髪の毛などが絡み付いた場合にこれらを取り除
くなどのため、吸込口本体11の下面が床面から離間する
状態となることにより、吸込室21の負圧が大気に近い状
態に大きく増大する。このため、吸込室21に対向する吸
気排出口44により、タービン室38内も大気状態に近い状
態にまで負圧が増大し、吸気口55からの吸気気流の風量
が大きく低減する。
【0048】また、床面検出手段100 は、吸込口本体11
が床面から持ち上げられたことを認識、すなわち摺動子
102 の接触部107 が床面から離間して摺動子102 がコイ
ルスプリング111 の付勢により下方に移動し、摺動子10
2 の検出棒部108 が検出スイッチ113 から離間して閉成
する。この検出スイッチ113 の閉成により発電手段114
が閉路となり、回転機63が発電する。そして、回転機63
の発電により、短絡する発電手段114 におけるリード線
116 が小抵抗となって、起電力が生じ、発電ブレーキ
(発電制動)の作用が生じて制動力が生じる。
【0049】これら発電ブレーキの作用の発生および吸
気気流の風量の減少により、エアタービン37の回転が直
ちに大きく低減もしくは停止し、回転ブレード73の回転
が直ちに大きく低減もしくは停止する。
【0050】さらに、吸込口本体11を床面から持ち上げ
て吸込口本体11の下面を上方に向けた際には、錘体51が
自重により錘収容部から転がりでるように呼び込み部49
および案内部53に案内されつつ上方に移動、すなわち下
方に位置する上部本体ケース13側に向けて移動する。
【0051】この錘体51の移動により開口する吸気風路
47を構成する吸気供給風路48内に錘体51が位置して吸気
供給風路48を閉塞するとともに、バイパス風路を開口す
る。そして、吸気供給風路48の閉塞によりタービン室38
への若干発生する吸気の供給が遮断されるとともに、若
干発生する吸気口55からの吸気気流は、バイパス風路を
介して吸込室21に吸気されるため、エアタービン37へ吸
気気流がほとんど流れない。
【0052】さらに、床面検出手段100 の摺動子102
は、コイルスプリング111 の付勢により接触部107 が進
出する状態が維持されて検出スイッチ113 の閉成状態が
維持され、発電手段114 が閉路のままとなり、発電ブレ
ーキの作用が生じる状態が維持される。
【0053】これら発電ブレーキの作用の発生および吸
気気流の風量の減少により、エアタービン37の回転が直
ちに大きく低減もしくは停止し、回転ブレード73の回転
が直ちに大きく低減もしくは停止する。
【0054】なお、回転ブレード73に絡み付いた糸ごみ
や髪の毛などを除去するために回転ブレード73を取り外
す場合には、装着具30を外して閉塞板29を取り外し、プ
ーリ85が設けられていない側の軸部86を支点にしてプー
リ85側を下方に移動させてプーリ85側の軸部86を軸受87
から取り外し、第2の無端ベルト93b からプーリ85を外
し、支点とした軸部86を軸受87から外すことにより取り
外しできる。なお、組み付ける場合には反対の動作を行
う。
【0055】上述したように、上記実施の形態では、エ
アタービン37の回転軸となる軸体41に一対の磁石61,61
を設けるとともにこれら磁石61,61に対向する位置に一
対のコイル60,60を設けて回転機63を構成し、この回転
機63のコイル60,60間に床面検出手段100 の検出スイッ
チ113 を接続して吸込口本体11が床面から持ち上げられ
た際に検出スイッチ113 が閉成してコイル60,60間を短
絡させて回転機63の回転子62の回転により発電させ、発
電された電流により発電ブレーキの作用を生じさせる。
このため、例えば仮に、単に吸込口からの吸込風路にタ
ービン室の下流側にタービン室を流過した吸気気流が合
流し、吸込口本体を持ち上げることによりエアタービン
への吸気気流が低減して回転を低減・停止させる構成と
したのでは、吸込口に塵埃が閉塞した場合には逆に全吸
込力が吸気口からの吸気気流となって、回転清掃体が高
速で回転するおそれがあるが、上記実施の形態では発電
ブレーキの作用により、回転機63の回転子62の回転が制
動されて、騒音を発生することなくエアタービン37の回
転が直ちに大きく低減あるいは停止して回転ブレード73
の回転を大きく低減あるいは停止できる。
【0056】また、回転機63を低トルクで高回転するエ
アタービン37の軸体41に設けたため、発電手段114 によ
る発電量が大きくなって、回転機63の回転抑制力を増大
でき、効率よく速やかに低トルクのエアタービン37の回
転を低減あるいは停止できる。
【0057】さらに、エアタービン37の下流側である下
方に吸気気流が流過する大きな空間を区画せずとも、エ
アタービン37の風受板67,67の下端縁に沿って設けられ
エアタービン37の下面を吸気気流が流過する吸気排出口
44を開口する第1の区画部43にて閉塞してタービン室38
を吸込風路34から区画したため、吸い込んだ塵埃がエア
タービン37に絡み付くことなく、吸気気流がエアタービ
ン37に供給されて効率よくエアタービン37の高トルクが
得られるとともに、タービン室38の下流側の吸気風路47
が吸込風路34に迫り出さず、塵埃の吸込効率を低下させ
ずに小型化が図れ、吸込口本体11を持ち上げた際には、
大気状態にまで負圧が低減する吸込室21に対向する吸気
排出口44によりタービン室38内の負圧が大気状態にまで
大きく増大して、エアタービン37の回転を発電ブレーキ
の作用とにて直ちに確実に低減および停止でき、回転ブ
レード73の回転を直ちに確実に低減および停止できる。
【0058】また、ケース体15の下面が上方に向けて位
置された際に、ケース体15内に配設した錘体51が自重に
より移動して、吸気風路47の吸気供給風路48を閉塞する
ため、移動可能な錘体51を設けた簡単な構成で、エアタ
ービン37を回転自在に収容するタービン室38への吸気が
遮断され、エアタービン37を確実に停止でき回転ブレー
ド73を停止できる。
【0059】なお、上記実施の形態において、キャニス
タ型の電気掃除機に限らず、吸込口本体11が電気掃除機
本体の下面に直接形成されたアップライト型、その他、
電気掃除機本体と吸込口本体11とが一体化された自走式
の電気掃除機などにも適用することができる。
【0060】そして、発電手段114 として回転機63の回
転子62をエアタービン37の軸体41を利用して説明した
が、回転清掃体の軸に設けて回転清掃体の回転により発
電するなどしても同様の効果が得られる。また、回転機
63の制動の際に生じる電流を、例えばダイオードを発光
させて報知する手段に利用するなどしてもよい。
【0061】さらに、床面検出手段100 としては、摺動
子102 の移動により検出スイッチ113 を開閉する構成に
限らず、吸込口本体11が床面から持ち上げられたことを
検知できるいずれの構成でもできる。
【0062】また、錘体51にて開閉されるバイパス風路
を設けて説明したが、この構成がなくてもよい。
【0063】そして、吸気排出口44を細長孔状に形成し
て説明したが、吸気口55のように複数の丸孔状に形成し
てもできる。さらに、細長孔状の吸気排出口44の長手方
向を吸気気流の連通管32への流過方向に沿って設けた
が、流過方向に対して交叉方向、特に直交方向となるよ
うに設けてもよい。この構成によれば、吸気口55から侵
入した微細な塵埃が吸気排出口44の長手方向の端部縁に
引っ掛かり難くなり、吸気気流の流過抵抗の増大を抑制
できエアタービン37のトルクの低下を抑制できるので効
率よく掃除できる。
【0064】一方、回転清掃体としては、複数本設けて
もでき、起毛を壁状に設けた回転ブラシや、床磨用の布
ブレード部を設けたものなどいずれのものを用いてもよ
い。
【0065】
【発明の効果】請求項1記載の電気掃除機の吸込口体に
よれば、床面検出手段にてケース体が被掃除面から持ち
上げられたことを検出することにより、エアタービンの
回転により回転する発電手段の回転機の回転により発電
させるため、発電された電流により発電ブレーキの作用
が生じて発電手段の回転機の回転を制動し、騒音が発生
せずにエアタービンの回転が直ちに大きく低減あるいは
停止して回転清掃体の回転を直ちに大きく低減あるいは
停止できる。
【0066】請求項2記載の電気掃除機の吸込口体によ
れば、請求項1記載の電気掃除機の吸込口体の効果に加
え、回転機の回転子を低トルクで高回転するエアタービ
ンの回転軸に設けたため、発電手段による発電量が大き
くなって、回転機の回転制動力が増大するので、効率よ
く速やかに低トルクのエアタービンの回転が低減あるい
は停止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気掃除機の吸込口体の実施の一形態
を示す側面断面図である。
【図2】同上一部を切り欠いた平面図である。
【図3】同上底面図である。
【図4】同上床面検出手段を示す説明図である。
【図5】同上発電手段の回路を示す回路図である。
【符号の説明】
11 吸込口本体 15 ケース体 20 吸込口 32 連通管 37 エアタービン 41 回転軸としての軸体 62 回転子 63 回転機 73 回転清掃体としての回転ブレード 100 床面検出手段 114 発電手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被掃除面と対向する下面に開口する吸込
    口を有したケース体と、 このケース体に設けられ前記吸込口に連通する連通管
    と、 この連通管からの吸込気流により回転するエアタービン
    と、 前記ケース体に回転自在に配設され前記エアタービンの
    回転により回転する回転清掃体と、 前記エアタービンの回転により回転する回転機を有し発
    電により前記エアタービンの回転に制動をかける発電手
    段と、 前記ケース体が前記被掃除面から持ち上げられたことを
    検出することにより前記回転機の回転により前記発電手
    段にて発電させる床面検出手段とを具備したことを特徴
    とする電気掃除機の吸込口体。
  2. 【請求項2】 エアタービンは、回転軸を有し、 回転機は、前記回転軸に設けられた回転子を備えたこと
    を特徴とした請求項1記載の電気掃除機の吸込口体。
JP14042097A 1997-05-29 1997-05-29 電気掃除機の吸込口体 Pending JPH10328092A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004028329A1 (en) * 2002-09-24 2004-04-08 Dyson Technology Limited A vacuum cleaning head
US8966709B2 (en) 2012-08-13 2015-03-03 Dyson Technology Limited Cleaner head for a vacuum cleaner

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