JPH10327915A - ピアス用耳たぶ穿孔器セット及びピアス用耳たぶ穿孔器の止具装着具 - Google Patents

ピアス用耳たぶ穿孔器セット及びピアス用耳たぶ穿孔器の止具装着具

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JPH10327915A
JPH10327915A JP14480397A JP14480397A JPH10327915A JP H10327915 A JPH10327915 A JP H10327915A JP 14480397 A JP14480397 A JP 14480397A JP 14480397 A JP14480397 A JP 14480397A JP H10327915 A JPH10327915 A JP H10327915A
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    • A44HABERDASHERY; JEWELLERY
    • A44CPERSONAL ADORNMENTS, e.g. JEWELLERY; COINS
    • A44C7/00Ear-rings; Devices for piercing the ear-lobes
    • A44C7/001Devices for piercing the ear-lobes

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Abstract

(57)【要約】 【課題】ピアス針の止具8に直接手を触れずにこれをピ
アス用耳たぶ穿孔器の止具支持部9に支持できるように
する。 【解決手段】止具装着具31は、取手32と、前後の脚
部33a,33bよりなる止具保持部33とを備えてい
る。止具保持部33に止具8を挟持して、後脚部33b
を止具8の後方突出部8b,8bと共に止具支持部9の
挿入部9bに挿入することによって、止具8を止具支持
部9に支持せしめ、しかる後に止具装着具31を上方へ
抜く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ピアス用耳たぶ穿
孔器セット及びピアス用耳たぶ穿孔器の止具装着具に関
する。
【0002】
【従来の技術】ピアス用耳たぶ穿孔器として、第1アー
ムと第2アームとが互いの基端部で連なった弾性を有す
るU字状本体を有し、第1アームの先端にピアス針のカ
ートリッジとプランジャとを挿入するシリンダ状のピア
ス針支持部を設け、第2アームの先端にピアス針が結合
する1個の止具を支持する止具支持部を設けたものが知
られている(実開平4−89014号公報参照)。上記
カートリッジはピアス針のヘッドを収容する分割型のも
のであり、ピアス針の先端は上記シリンダから前方へ突
出した状態にされる。プランジャはその後端部が上記シ
リンダから後方へ突出した状態にされる。このプランジ
ャにはシリンダの後端に当接する舌片が設けられてい
る。
【0003】上記耳たぶ穿孔器の使用方法は、上記U字
状本体を片手で把持してピアス針と止具との間に耳たぶ
を差し入れ、U字状本体の広がりを狭めることによって
ピアス針と止具とで耳たぶを挾み、上記プランジャを指
で押すことによってピアス針をカートリッジと共に前進
させて耳たぶに刺し通しその背部の止具に結合させる、
というものである。上記プランジャの舌片は所定以上の
力が加わったときに破損するから該プランジャの前進に
勢いをつける働きをする。上記U字状本体の把持力を弱
めると、その広がりが大きくなってピアス針がカートリ
ッジと共に上記円筒部から抜け、カートリッジをピアス
針から外すことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記ピアス針で孔があ
けられた耳たぶは、その当初は言わば傷付いた状態にな
っているから、そこからばい菌が侵入しないように、こ
のピアス針及び止具は無菌状態にして利用者に提供する
必要がある。この点、上記ピアス用耳たぶ穿孔器では、
清浄なピアス針及び止具がそれらの支持部に装着されて
無菌包装された状態で利用者に提供することができる。
【0005】しかし、左右の耳たぶにピアス用の孔を穿
孔する場合には、一方の耳たぶに上記清浄なピアス針及
び止具を使用した後に、他方の耳たぶ用のピアス針及び
止具をそれらの支持部に利用者自身が装着する必要があ
る。このとき、ピアス針及び止具自体が予め殺菌されて
いるとしても、その装着のためにこれらを手で扱うこと
になるから、その際にばい菌がピアス針や止具に付くお
それがある。
【0006】そこで、本発明は、止具をこれに手を直接
触れずに止具支持部に装着することができる止具装着具
及び該止具装着具を有するピアス用耳たぶ穿孔器セット
を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】まず、本発明に係るピア
ス用耳たぶ穿孔器セットについて説明する。これは、耳
たぶに刺し通すピアス針と、上記ピアス針が耳たぶから
抜けないように該ピアス針に耳たぶの背部で結合する止
具と、上記ピアス針と止具とを耳たぶを存して相対する
ように支持し該ピアス針を耳たぶに刺し通して止具に結
合させるピアス用耳たぶ穿孔器と、上記止具を上記ピア
ス用耳たぶ穿孔器の止具支持部に装着する止具装着具と
からなる。
【0008】上記ピアス用耳たぶ穿孔器の止具支持部に
は、上記止具を係合させるための突起が形成され、上記
止具には、上記突起に弾性的に係合する弾性係合部が形
成され、上記ピアス針には、上記止具の弾性係合部を上
記止具支持部との係合が解除されるように弾性的に変形
させて該止具に結合する針部が形成されている。
【0009】そして、上記止具装着具は、取手と、上記
止具を保持しその弾性係合部を上記止具支持部の突起に
係合させる止具保持部とを有する。
【0010】従って、上記止具については、これを止具
装着具の止具保持部に保持させた状態無菌包装をすれ
ば、利用者はその包装を除去し、取手を持って、止具自
体には手を直接触れずに止具の弾性係合部をピアス用耳
たぶ穿孔器の止具支持部の突起に弾性的に係合させて支
持させることができる。そして、ピアス針を止具に結合
すれば、該止具の弾性係合部が変形して止具保持部から
外れることになり、止具に手を触れる必要はない。
【0011】さらに、上記ピアス用耳たぶ穿孔器のピア
ス針支持部を当該穿孔器本体に対し着脱自在に設けるな
らば、ピアス針についてもこれをピアス針支持部に支持
した状態で無菌包装しておき、この包装を外してピアス
針支持部と共に穿孔器本体に取り付けるようにすれば、
結局、ピアス針に手を直接触れることなく、これを穿孔
器本体に組み付けることができる。
【0012】また、本発明に係るピアス用耳たぶ穿孔器
の止具装着具は、そのピアス用耳たぶ穿孔器が、耳たぶ
に刺し通すピアス針を支持するピアス針支持部と、ピア
ス針を耳たぶの背部で止める止具を支持する止具支持部
とを備え、上記止具支持部が、上記止具を係合させるた
めの突起を有し、上記止具が、上記突起に弾性的に係合
する弾性係合部を有し、上記ピアス針を支持したピアス
針支持部と、上記止具を支持した止具支持部とを耳たぶ
を存して相対させ、ピアス針を耳たぶに刺し通し、該ピ
アス針を止具に対して、該止具の弾性係合部を止具支持
部との係合が解除されるように弾性的に変形させて結合
させる。
【0013】そして、このようなピアス用耳たぶ穿孔器
の止具装着具は、取手を備えているとともに、上記止具
を、その弾性係合部を上記止具支持部の突起に係合させ
ることができるように該弾性係合部が露出した状態に保
持する止具保持部を備えていることを特徴とする。
【0014】従って、上記ピアス用耳たぶ穿孔器セット
の場合と同様に、止具に手を直接触れずにこれをピアス
用耳たぶ穿孔器に装着して使用することができる。
【0015】上記ピアス用耳たぶ穿孔器の止具装着具に
おいて、上記止具は、上記ピアス針の針部が貫通する貫
通部を有する本体と、該本体の貫通部を挾んでその両側
の部位から後方に突出した一対の突出部とを有し、該両
突出部間が上記止具支持部と弾性的に係合する係合部に
形成されているとともに、上記ピアス針の針部が結合す
る結合部に形成されており、上記止具支持部は、その前
面に上記止具本体の背面が当接する受け面を有し、該受
け面に上記止具の両突出部が挿入される挿入部が開口し
ているとともに、該挿入部は両突出部の並び方向の一方
に開口しており、さらに該挿入部を存して相対する内側
面に両突出部が前面から挿入されたときに該両突出部間
に嵌まる前後方向に長い突起が形成されており、上記止
具装着具の止具保持部は、上記取手より分岐した前後に
相対する脚部よりなり、上記止具の両突出部が当該脚部
の延設方向に並ぶように配置されて挾まれるものであ
り、上記止具保持部の後脚部は、上記止具の両突出部と
共に上記止具支持部の挿入部に挿入されたときに、該止
具支持部の両突起が該両突出部間に嵌まるように、しか
も、該止具支持部の上記一方の開口から抜くことができ
るように、止具の両突出部よりも幅狭に形成されてい
る、というものであることが好適である。
【0016】すなわち、止具装着具の前後の脚部間に止
具を挾んだ状態で無菌包装をすれば、利用者はその包装
を除去し、取手を持って、その後脚部を止具の突出部と
共にピアス用耳たぶ穿孔器の止具支持部の挿入部に嵌め
込み、しかる後に後脚部を該止具支持部の開口から抜く
ことによって、止具には一切触れずにこれを止具支持部
に支持させることができる。この場合、上記後脚部を止
具の両突出部と共に止具支持部の挿入部にその前面から
嵌め込むと、この両突出部間の弾性係合部が止具支持部
の両内側面の突起に嵌まって、止具が止具支持部に係合
支持されることになる。そして、この係合があるから、
止具装着具を止具支持部の開口から抜くと止具は止具支
持部に支持された状態で残るものである。
【0017】
【発明の効果】従って、本発明によれば、止具装着具が
取手を備えているとともに、止具保持部を備えているか
ら、止具に手を直接触れることなく、これをピアス用耳
たぶ穿孔器の止具支持部に装着することができ、耳たぶ
のピアス孔からばい菌が侵入することを防ぐうえで有利
になり、また、当該止具装着具は簡単な構造であるか
ら、その製作が容易であるとともに、取扱いも簡単であ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】
(ピアス用耳たぶ穿孔器の構成)図1に示すピアス用耳
たぶ穿孔器は合成樹脂製であり、1は中央アーム、2は
中央アーム1の前側に設けられた前アーム、3は中央ア
ーム1の後側に設けられた後アームである。このアーム
1〜3は、それらの基端同士が同軸で枢着されて互いに
相対的に前後に回動自在に設けられている。また、上記
中央アーム1と前アーム2との間に該両アーム1,2の
間隔を拡げるようにするリターンスプリング4が設けら
れている。なお、本明細書では、前アーム2に関して
は、中央アーム1に向いた側を前といい、中央アーム1
に関しては、前アーム2に向いた側を前という。
【0019】上記中央アーム1の先端には、ピアス針5
が押出しロッド6と共に差し入れられる前後方向に延び
る透明なシリンダ(ピアス針支持部)7が設けられてい
る。上記前アーム2の先端には、上記ピアス針5の針部
5aが結合する止具8を支持するための支持部9が設け
られている。上記後アーム3の先端には、上記押出しロ
ッド6を押してピアス針5を上記中央アーム1のシリン
ダ7から前方に押出すための押圧部11が設けられてい
る。
【0020】上記アーム1〜3の枢着構造は次のように
なっている。すなわち、前アーム2の基端部には左右に
対峙する一対の円板部2aが形成されていて、各円板部
2aの中心には内外に突出した枢軸12,13が設けら
れている。中央アーム1の基端部にも同じく左右に対峙
する一対の円板部1aが形成されていて、該各円板部1
aの中心に形成された軸孔に上記前アーム2の内側枢軸
12が相対回転自在に嵌合している。また、後アーム3
の基端部にも同じく左右に対峙する一対の円板部3aが
形成されていて、該各円板部3aの中心に形成された軸
孔に上記前アーム2の外側枢軸13が相対回転自在に嵌
合している。
【0021】リターンスプリング4は、前アーム2の基
端部近くより後方へ斜め上に向かって突出した板ばねに
よって形成されていて、その先端が、中央アーム1の基
端部近くに当接するようになっている。また、中央アー
ム1の先端部近くと前アーム2の先端部近くとには、互
いに相手側へ突出し上記リターンスプリング4の付勢に
抗して両アーム1,2を近付けるときに当接して両アー
ム1,2の間隔を所定距離以上に狭くならないように規
制するためのストッパ16,17が形成されている。
【0022】上記ピアス針5は、針部5aの基端に球状
のヘッド5bを有する。一方、上記押出しロッド6は、
前部の棒ピストン6aと後部のロッド部6bとを中間に
薄板状の力溜め19を介して嵌合してなるものである。
すなわち、棒ピストン6aの後面に凹部が形成され、ロ
ッド部6aの前面に凸部が形成され、力溜め19に孔が
形成されており、ロッド部6bの凸部が力溜め19の孔
を貫通して棒ピストン6aの凹部に嵌合している。ま
た、棒ピストン6aの前面には上記ピアス針5のヘッド
5bが嵌まる球面状凹部18が形成されている。
【0023】上記押出しロッド6の力溜め19は、上記
棒ピストン6aとロッド部6bとの間に挾まって外方へ
突出した合成樹脂製の薄板によって形成されており、上
記シリンダ7の後端に後方から当接し、上記中央アーム
と前アームとの間に働く上記リターンスプリング4の弾
性的な付勢力よりも大きな前進力が該押出しロッド6に
加わったときに折損して該押出しロッド6の前方への移
動を許容するものである。
【0024】上記シリンダ7は、中央アーム1に対して
着脱自在に設けられている。まず、シリンダ7の形状を
説明すると、これは図2に示すようにピアス針5のヘッ
ド5bが進退自在に嵌まる内孔を有し、その内周面の上
部及び下部にはシリンダ7の全長にわたって筒長方向に
延びる溝7a,7aが形成されている。そして、図3に
も示すように、このシリンダ7の前端の上下から針支持
部22,22が前方へ突出しているとともに、該針支持
部22,22の両側の各々から耳当て23が前方へ突出
している。この耳当て23の先端面は上記針支持部22
の先端より前方に突出している。
【0025】上記針支持部22,22は、上記シリンダ
7の前端の上下より前方へ且つ該シリンダ7の軸心の延
長線上に向かって突出し、該延長線上で上記ピアス針5
の針部5aを上下から支持するようになっている。すな
わち、この上下の針支持部22,22の先端部には、互
いに上下に対向する半円弧状の支持凹部が形成されてい
て、該支持凹部によって上記針部5aを支持するもので
ある。この上下の針支持部22,22の各々の支持凹部
の両側部は、互いに相手側に向かって先細に形成されて
いて、この先細部の先端同士は接触しているだけで互い
に結合していない。
【0026】また、各針支持部22の根元には肉厚が先
側の部分よりも薄くなって脆弱になった薄肉部(脆弱
部)が形成されている。この薄肉部は、ピアス針5のヘ
ッド5bが通過するときに、該ヘッド5bに押されて当
該針支持部22が外側へ屈曲する起点となる。
【0027】シリンダ7の着脱機構を次に説明する。こ
れは、図2に示すように、中央アーム1の先端に形成さ
れた前後方向に延びるT字形受け部25と、シリンダ7
の下面に突出した突出部に形成された前後方向に延びる
T字形溝26との摺動自在な嵌め合いによって構成され
ている。中央アーム1のT字形受け部25の前端にはシ
リンダ7の下面突出部が当接するストッパ27が形成さ
れており、シリンダ7はそのT字形溝26を中央アーム
1のT字形受け部25にその後端から嵌め込むことによ
って、該中央アーム1に取り付けるようになっている。
【0028】止具8は、金属製であって、図4に示すよ
うに、中央に針孔(貫通部)を有する円板状本体8a
と、該本体8aの周縁の直径方向に向合う部位から後方
へ突出し且つ内側に互い接近するように丸まった相対峙
する又は相接触する弾性リング状突出部8b,8bとか
らなり、該突出部8b,8bの間がピアス針5の針部5
aとの弾性的な結合部となっているとともに、止具支持
部9との弾性的な係合部となっている。
【0029】前アーム2の止具支持部9は、図4に示す
ように、その前面に止具8の本体8aの背面が当接する
受け面9aが形成され、該受け面9aの中央に該止具8
の両突出部8b,8bが挿入される挿入部9bが形成さ
れている。挿入部9bは、前後方向に延びるU字の溝状
に形成されていて、上面が開口している。そして、挿入
部9bの相対する内側面に上記止具8の突出部8b,8
b間の係合用間隙に嵌まる前後方向に延びる凸条(突
起)9c,9cが形成されている。また、図5に示すよ
うに、上記受け面9aの下縁から両側縁にわたってU字
状に形成された耳当て9dが前方に突出している。
【0030】上記凸条9c,9cは、止具8の突出部8
b,8b間に挟持されることによって該止具8に抜け止
め抵抗を与え、該突出部8b,8b間にピアス針5の針
部5aが嵌まって該突出部部8b,8b間の間隔が弾性
的に拡がったときに、抜け止め抵抗を解除するものであ
る。従って、上記凸条9bの上下幅は針部5aよりも小
径に形成されている。
【0031】また、図4には上記止具支持部9に止具8
を支持させるための止具装着具31が示されている。こ
れは、取手32と、該取手32より分岐して前後に相対
する脚部33a,33bよりなる止具保持部33とを備
えている。取手32と前脚部33aとは長円形板の上部
と下部とが形成しており、後脚部33bは長円形板の背
面中央に結合された逆L字板によって形成されている。
この場合、止具8は、突出部8b,8bが脚部33a,
33bの延設方向(図の上下方向)に並ぶように配置さ
れ、その本体8aの前面が前脚部33aの背面に接し、
突出部8b,8bの先端面が後脚部33bの前面に接す
るように、この両脚部33a,33bに嵌め込まれて挟
持される。
【0032】また、上記止具装着具31の後脚部33b
は、上記止具8の両突出部8b,8bと共に上記止具支
持部9の挿入部9bに挿入されたときに、該止具支持部
9の両凸条9c,9cが上記両突出部8b,8b間の係
合用間隙(弾性係合部)に嵌まるように、しかも、該止
具支持部9の上面の開口から抜くことができるように、
止具8の両突出部8b,8bよりも幅狭に形成されてい
る。
【0033】ストッパ16,17は、図5〜7に示すよ
うに、相対する面の上下左右の4か所に互いに嵌合する
凸部16a,17aと凹部16b,17bとを設けたも
のである。凸部16a,17a及び凹部16b,17b
の各々は半円状に形成され、凹部16b,17bは片側
の側面が開口している。
【0034】(ピアス用耳たぶ穿孔器の使用)左右の耳
たぶにピアス孔を穿孔しようとする利用者に対しては、
3本のアーム1,2,3よりなる穿孔器本体と、2組の
ピアス針5、押出しロッド6、シリンダ7及び止具8
と、止具装着具31とが次のような包装形態で提供され
る。
【0035】すなわち、穿孔器本体に1個の止具8が支
持されて無菌包装されてなる1つの本体包装物、それぞ
れピアス針5及び押出しロッド6がシリンダ7に装着さ
れて無菌包装されてなる2つのピアス針包装物、1個の
止具8が止具装着具31に支持されて無菌包装されてな
る1つの止具包装物、という計4つの無菌包装物が利用
者に提供される。
【0036】利用者は、本体包装物の包装を外し、2つ
のピアス針包装物のうちの一方の包装を外してそのシリ
ンダ7を穿孔器本体の中央アーム1に取り付ける。従っ
て、ピアス針5及び止具8が無菌状態のまま穿孔器本体
に支持されたものが得られる。そこで、当該穿孔器本体
を片手で前後から把持した状態で中央アーム1のピアス
針5と前アーム2の止具8との間に耳たぶを差し入れ
る。穿孔器の握りを少し強めて前後のアーム2,3を互
いに接近させると、後アーム3の押圧部11の前進力が
押出しロッド6、力溜め19を介して中央アーム1に作
用して、該中央アーム1がリターンスプリング4の弾性
反発力に抗してストッパ16,17同士が当たるまで前
アーム2に接近する。これにより、耳たぶは上記シリン
ダ7の耳当て23と止具支持部9の耳当て9dとによっ
て軽い力で挾まれて中央アーム1と前アーム2との間に
位置決め支持されることになる。
【0037】そのまま、上記穿孔器本体の握りを強める
と、押出しロッド6に加わる力が所定以上にたった時点
で、上記力溜め19が折損し、図8に示すように、該押
出しロッド6がピアス針5と共に勢い良く前進する。こ
れにより、ピアス針5の針部5aが耳たぶを貫通してそ
の背部の止具8に結合する。この状態で穿孔器本体に対
する握りを弱めると、リターンスプリング4の弾性反発
力によって中央アーム1と前アーム2との間隔が拡が
る。よって、耳たぶをピアス針5及び止具8と共に中央
アーム1と前アーム2との間から抜くことができる。す
なわち、ピアス針5の結合によってリング部8b,8b
の間隔が拡がっているから、上記止具8が前アーム2の
支持部9から前方に外れるものであり、シリンダ7の針
支持部22がその根元の脆弱部で折れ曲がっているか
ら、ピアス針5がシリンダ7から外れるものである。
【0038】次に、中央アーム1から使用済のシリンダ
7を外して、その代わりに、もう一つのピアス針包装物
の包装を外して、そのシリンダ7を取り付ける。また、
止具包装物の包装を外し、止具装着具31の取手32を
持って、図4に示すように、後脚部33bを止具8の突
出部8b,8bと共に前アーム2の止具支持部9の挿入
部9bに前方より挿入する。これにより、後脚部33b
よりその両側に出た止具8のの突出部8b,8b間の係
合用間隙が止具支持部9の凸条9c,9cに嵌まって係
合していく。止具本体8aの背面が止具支持部9の受け
面9aに当接してから止具装着具31を上方へ引くと、
止具8が凸条9c,9cとの係合によって止具支持部9
に支持された状態に残って、止具装着具31が上方へ抜
ける。
【0039】従って、止具8には手を直接触れることな
く、これを穿孔器本体に支持させることができ、その無
菌状態が保たれることになる。その後は、先の場合と同
様にして耳たぶに対する穿孔、すなわち、ピアス針5及
び止具8の耳たぶへの装着を行なうようにすればよい。
【0040】図9には止具8の他の例が示されている。
この止具8は、プラスチックによって成形されたもので
あり、本体8aが中央に針孔を有する円板状に形成され
ている。突出部8b,8bは、三角山状に形成されたも
のであって、両突出部8b,8b間にピアス針5の針部
5aが侵入するとともに、止具支持部9の凸条9c,9
cが嵌まる係合用間隙8cが形成されている。突出部8
bの幅と止具装着具31の後脚部33bの幅とは、先に
説明した止具8の場合と同様に、後脚部33bの方が狭
い。従って、この図9の止具8についても先の場合と同
様に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1に係るピアス用耳たぶ穿孔器の側面
図。
【図2】図1のA−A線断面図(但し、ピアス針を省略
している)。
【図3】上記耳たぶ穿孔器をピアス針が止具に結合した
状態で且つ一部省略して示す平面図。
【図4】止具、止具支持部及び止具装着具を示す斜視
図。
【図5】前アームの上部を示す正面図。
【図6】中央アームの上部を示す正面図。
【図7】中央アームと前アームとのストッパを示す断面
図。
【図8】ピアス針を止具に結合した状態を示す上記耳た
ぶ穿孔器の側面図。
【図9】止具の他の例を示す、図4と同様の斜視図。
【符号の説明】
1 中央アーム 1a 円板部 2 前アーム 2a 円板部 3 後アーム 3a 円板部 4 リターンスプリング 5 ピアス針 5a 針部 5b ヘッド 6 押出しロッド 7 シリンダ 7a 溝 8 止具 8a 本体 8b 突出部 8c 係合用間隙(弾性係合部) 9 止具支持部 9a 受け面 9b 挿入部 9c 凸条 9d 耳当て 11 押圧部 12 枢軸 13 枢軸 16 ストッパ 16a 凸部 16b 凹部 17 ストッパ 17a 凸部 17b 凹部 19 力溜め 22 針支持部 25 T字形受け部 26 T字形溝 27 ストッパ 31 止具装着具 32 取手 33 止具保持部 33a 前脚部 33b 後脚部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耳たぶに刺し通すピアス針と、 上記ピアス針が耳たぶから抜けないように該ピアス針に
    耳たぶの背部で結合する止具と、 上記ピアス針と止具とを耳たぶを存して相対するように
    支持し該ピアス針を耳たぶに刺し通して止具に結合させ
    るピアス用耳たぶ穿孔器とを備え、 上記ピアス用耳たぶ穿孔器の止具支持部には、上記止具
    を係合させるための突起が形成され、 上記止具には、上記突起に弾性的に係合する弾性係合部
    が形成され、 上記ピアス針には、上記止具の弾性係合部を上記止具支
    持部との係合が解除されるように弾性的に変形させて該
    止具に結合する針部が形成されており、 さらに、取手と、上記止具を保持しその弾性係合部を上
    記止具支持部の突起に係合させる止具保持部とを有する
    止具装着具を備えていることを特徴とするピアス用耳た
    ぶ穿孔器セット。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されているピアス用耳た
    ぶ穿孔器セットにおいて、 上記ピアス用耳たぶ穿孔器のピアス針支持部が、当該穿
    孔器本体に対し着脱自在に設けられていることを特徴と
    するピアス用耳たぶ穿孔器セット。
  3. 【請求項3】 耳たぶに刺し通すピアス針を支持するピ
    アス針支持部と、ピアス針を耳たぶの背部で止める止具
    を支持する止具支持部とを備え、 上記止具支持部が、上記止具を係合させるための突起を
    有し、 上記止具が、上記突起に弾性的に係合する弾性係合部を
    有し、 上記ピアス針を支持したピアス針支持部と、上記止具を
    支持した止具支持部とを耳たぶを存して相対させ、ピア
    ス針を耳たぶに刺し通し、該ピアス針を止具に対して、
    該止具の弾性係合部を止具支持部との係合が解除される
    ように弾性的に変形させて結合させるようにしたピアス
    用耳たぶ穿孔器の止具装着具であって、 取手を備えているとともに、 上記止具を、その弾性係合部を上記止具支持部の突起に
    係合させることができるように該弾性係合部が露出した
    状態に保持する止具保持部を備えていることを特徴とす
    るピアス用耳たぶ穿孔器の止具装着具。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載されているピアス用耳た
    ぶ穿孔器の止具装着具において、 上記止具は、上記ピアス針の針部が貫通する貫通部を有
    する本体と、該本体の貫通部を挾んでその両側の部位か
    ら後方に突出した一対の突出部とを有し、該両突出部間
    が上記止具支持部と弾性的に係合する係合部に形成され
    ているとともに、上記ピアス針の針部が結合する結合部
    に形成されており、 上記止具支持部は、その前面に上記止具本体の背面が当
    接する受け面を有し、該受け面に上記止具の両突出部が
    挿入される挿入部が開口しているとともに、該挿入部は
    両突出部の並び方向の一方に開口しており、さらに該挿
    入部を存して相対する内側面に両突出部が前面から挿入
    されたときに該両突出部間に嵌まる前後方向に長い突起
    が形成されており、 上記止具装着具の止具保持部は、上記取手より分岐した
    前後に相対する脚部よりなり、上記止具の両突出部が当
    該脚部の延設方向に並ぶように配置されて挾まれるもの
    であり、 上記止具保持部の後脚部は、上記止具の両突出部と共に
    上記止具支持部の挿入部に挿入されたときに、該止具支
    持部の両突起が該両突出部間に嵌まるように、しかも、
    該止具支持部の上記一方の開口から抜くことができるよ
    うに、止具の両突出部よりも幅狭に形成されていること
    を特徴とするピアス用耳たぶ穿孔器の止具装着具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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