JPH10327714A - 釣り竿 - Google Patents
釣り竿Info
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- JPH10327714A JPH10327714A JP14186597A JP14186597A JPH10327714A JP H10327714 A JPH10327714 A JP H10327714A JP 14186597 A JP14186597 A JP 14186597A JP 14186597 A JP14186597 A JP 14186597A JP H10327714 A JPH10327714 A JP H10327714A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 中通し式と外通し式とをそれぞれの利点を損
なうことなく使い分けることができる釣り竿を提供す
る。 【解決手段】 釣り竿の基部に装着されたリールＲに捲
回された釣り糸Ｌが、釣り竿の側面に設けられた導入孔
６から釣り竿内に導入され、釣り竿の先端に設けられた
トップガイド１０から繰り出される中通し式の釣り竿に
おいて、導入孔６の基端側に外方へ突出する釣り糸ガイ
ド７を設け、導入孔６が設けられた竿管２の先端に対し
て、該竿管２よりも先端側の中通し式の竿管３を着脱可
能に設け、導入孔６が設けられた竿管２の先端から離脱
した中通し式の竿管３に代え、外周に釣り糸ガイド１２
が設けられた外通し式の竿管４を、導入孔６が設けられ
た竿管２の先端に装着可能とする。
なうことなく使い分けることができる釣り竿を提供す
る。 【解決手段】 釣り竿の基部に装着されたリールＲに捲
回された釣り糸Ｌが、釣り竿の側面に設けられた導入孔
６から釣り竿内に導入され、釣り竿の先端に設けられた
トップガイド１０から繰り出される中通し式の釣り竿に
おいて、導入孔６の基端側に外方へ突出する釣り糸ガイ
ド７を設け、導入孔６が設けられた竿管２の先端に対し
て、該竿管２よりも先端側の中通し式の竿管３を着脱可
能に設け、導入孔６が設けられた竿管２の先端から離脱
した中通し式の竿管３に代え、外周に釣り糸ガイド１２
が設けられた外通し式の竿管４を、導入孔６が設けられ
た竿管２の先端に装着可能とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、竿管内への釣り糸
の導入と、竿管外における釣り糸の案内の両者を可能と
した釣り竿に関する。
の導入と、竿管外における釣り糸の案内の両者を可能と
した釣り竿に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年においては、釣り糸の案内抵抗は外
ガイド式の竿よりも悪くなるものの、竿先端への糸の絡
みの防止と釣り糸巻き取り操作時における安定性の良さ
から釣り竿の基部に装着したリールに捲回された釣り糸
を釣り竿の側面に設けた導入孔から釣り竿内に導入し、
釣り竿先端の穂先に設けたトップガイドから繰り出す中
通し式の竿が流行している。
ガイド式の竿よりも悪くなるものの、竿先端への糸の絡
みの防止と釣り糸巻き取り操作時における安定性の良さ
から釣り竿の基部に装着したリールに捲回された釣り糸
を釣り竿の側面に設けた導入孔から釣り竿内に導入し、
釣り竿先端の穂先に設けたトップガイドから繰り出す中
通し式の竿が流行している。
【０００３】しかし、従来の中通し竿は、常時、繰り出
し又は巻き取った釣り糸が細径の穂先内を通過して釣り
糸に付着した海水等が穂先内に巻き込まれて溜まるもの
であるために、寒冷時等の釣りにおいては穂先内に溜ま
った海水等が凍り付き、膨張していて穂先自体を損壊す
るという問題を有するものであった。また、穂先内に溜
まった海水等が凍り付いて穂先を損壊しない場合でも、
釣り糸の繰り出し又は巻き取り操作が出来なくなるので
釣りを中断せざるを得ないものであった。
し又は巻き取った釣り糸が細径の穂先内を通過して釣り
糸に付着した海水等が穂先内に巻き込まれて溜まるもの
であるために、寒冷時等の釣りにおいては穂先内に溜ま
った海水等が凍り付き、膨張していて穂先自体を損壊す
るという問題を有するものであった。また、穂先内に溜
まった海水等が凍り付いて穂先を損壊しない場合でも、
釣り糸の繰り出し又は巻き取り操作が出来なくなるので
釣りを中断せざるを得ないものであった。
【０００４】さらに、穂先内に溜まった海水等が凍り付
かずとも、釣り糸に付着した氷等によって釣り竿の内面
や該内面に設けられた案内ガイドが損傷されて釣り竿内
面への釣り糸の付着や釣り糸の損傷を招き、釣り糸自体
の切断の原因にも繋がる問題をも有するものであった。
かずとも、釣り糸に付着した氷等によって釣り竿の内面
や該内面に設けられた案内ガイドが損傷されて釣り竿内
面への釣り糸の付着や釣り糸の損傷を招き、釣り糸自体
の切断の原因にも繋がる問題をも有するものであった。
【０００５】実開平６−５４６２号公報には、中通し式
又は外通し式を選択して使用可能とした二種類の釣り竿
が提案されている。その一つの釣り竿は、リールシート
を形成した元竿の先端に竿管の継ぎ足し用のグリップを
着脱自在に設け、そのグリップの先端に元竿の軸心から
オフセットさせて穂先等の中通し式の竿管を着脱自在に
設けたものである。そして、元竿からグリップを取り外
して中通し式の竿管の基端を元竿の先端に同軸に装着
し、中通し式竿管の外周に釣り糸ガイドを装着すること
により、外通し式の釣り竿が構成される。
又は外通し式を選択して使用可能とした二種類の釣り竿
が提案されている。その一つの釣り竿は、リールシート
を形成した元竿の先端に竿管の継ぎ足し用のグリップを
着脱自在に設け、そのグリップの先端に元竿の軸心から
オフセットさせて穂先等の中通し式の竿管を着脱自在に
設けたものである。そして、元竿からグリップを取り外
して中通し式の竿管の基端を元竿の先端に同軸に装着
し、中通し式竿管の外周に釣り糸ガイドを装着すること
により、外通し式の釣り竿が構成される。
【０００６】また、上記公報に記載された他の一つの釣
り竿は、元竿のリールシートに取り付けられたリールに
捲回された釣り糸を元竿の側面に設けられた導入孔から
竿内に導入し、竿先端の穂先に設けたトップガイドから
繰り出す中通し式の竿管の外周に複数の釣り糸ガイドを
設けて外通し式の竿管としても兼用できるようにしたも
のである。
り竿は、元竿のリールシートに取り付けられたリールに
捲回された釣り糸を元竿の側面に設けられた導入孔から
竿内に導入し、竿先端の穂先に設けたトップガイドから
繰り出す中通し式の竿管の外周に複数の釣り糸ガイドを
設けて外通し式の竿管としても兼用できるようにしたも
のである。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
公報に記載の釣り竿は、それぞれ次の問題がある。ま
ず、前者の釣り竿では、中通し竿として使用する際に、
中通し式の竿管の軸心と元竿との軸心とがグリップにて
オフセットしているために、中通し式釣り竿の特徴であ
るところの釣り糸巻き取り操作時における安定性の良さ
を損なう。また、後者の釣り竿においては、中通し式釣
り竿としての使用時と外通し式釣り竿としての使用時と
でリールからの釣り糸の繰り出し及び巻き取り角度が異
なるために、何れか一方の使用時における釣り糸の案内
抵抗の増大を招いて、投擲距離の低下、仕掛け投下時間
の増大、釣り糸の切断等の問題の原因となるのみなら
ず、リールヘの釣り糸乱捲きに起因する種々のトラブル
の原因を生じる。
公報に記載の釣り竿は、それぞれ次の問題がある。ま
ず、前者の釣り竿では、中通し竿として使用する際に、
中通し式の竿管の軸心と元竿との軸心とがグリップにて
オフセットしているために、中通し式釣り竿の特徴であ
るところの釣り糸巻き取り操作時における安定性の良さ
を損なう。また、後者の釣り竿においては、中通し式釣
り竿としての使用時と外通し式釣り竿としての使用時と
でリールからの釣り糸の繰り出し及び巻き取り角度が異
なるために、何れか一方の使用時における釣り糸の案内
抵抗の増大を招いて、投擲距離の低下、仕掛け投下時間
の増大、釣り糸の切断等の問題の原因となるのみなら
ず、リールヘの釣り糸乱捲きに起因する種々のトラブル
の原因を生じる。
【０００８】本発明は、中通し式と外通し式とをそれぞ
れの利点を損なうことなく使い分けることができる釣り
竿を提供することを目的とする。
れの利点を損なうことなく使い分けることができる釣り
竿を提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】以下、本発明の実施形態
を示す図面に対応付けて本発明を説明する。但し、本発
明は図示の形態に限定されない。
を示す図面に対応付けて本発明を説明する。但し、本発
明は図示の形態に限定されない。
【００１０】請求項１の発明は、釣り竿（１）の基部に
装着されたリール（Ｒ）に捲回された釣り糸（Ｌ）が、
釣り竿（１）の側面に設けられた導入孔（６）から釣り
竿（１）内に導入され、釣り竿の先端に設けられたトッ
プガイド（１０）から繰り出される中通し式の釣り竿
（１）において、導入孔（６）の基端側に外方へ突出す
る釣り糸ガイド（７）を設け、導入孔（６）が設けられ
た竿管（２）の先端に対して、該竿管（２）よりも先端
側の中通し式の竿管（３）を着脱可能に設け、導入孔
（６）が設けられた竿管（２）の先端から離脱した中通
し式の竿管（３）に代え、外周に釣り糸ガイド（１２）
が設けられた外通し式の竿管（４）を、導入孔（６）が
設けられた竿管（２）の先端に装着可能とした釣り竿
（１）により、上述した課題を解決する。
装着されたリール（Ｒ）に捲回された釣り糸（Ｌ）が、
釣り竿（１）の側面に設けられた導入孔（６）から釣り
竿（１）内に導入され、釣り竿の先端に設けられたトッ
プガイド（１０）から繰り出される中通し式の釣り竿
（１）において、導入孔（６）の基端側に外方へ突出す
る釣り糸ガイド（７）を設け、導入孔（６）が設けられ
た竿管（２）の先端に対して、該竿管（２）よりも先端
側の中通し式の竿管（３）を着脱可能に設け、導入孔
（６）が設けられた竿管（２）の先端から離脱した中通
し式の竿管（３）に代え、外周に釣り糸ガイド（１２）
が設けられた外通し式の竿管（４）を、導入孔（６）が
設けられた竿管（２）の先端に装着可能とした釣り竿
（１）により、上述した課題を解決する。
【００１１】請求項２の発明は、釣り竿（２０）の基部
に装着されたリール（Ｒ）に捲回された釣り糸（Ｌ）
が、釣り竿（２０）の側面に設けられた導入孔（６）か
ら釣り竿内に導入され、釣り竿（２０）の先端に設けら
れたトップガイド（１０）から繰り出される中通し式の
釣り竿（２０）において、導入孔（６）の基端側に外方
へ突出する釣り糸ガイド（７）を設け、導入孔（６）が
設けられた竿管（２）よりも先端側の中通し式の竿管
（２１）の外周面に所定の間隔を空けて釣り糸ガイド
（１２）を配置し、リール（Ｒ）から引き出されて導入
孔（６）の基端側の釣り糸ガイド（７）に挿通された釣
り糸（Ｌ）を、導入孔（６）を介して釣り竿（２０）内
に、または先端側の中通し式の竿管（２１）の外周面に
所定の間隔を空けて配置された釣り糸ガイド（１２）内
に選択的に挿通可能とした釣り竿（２０）により、上述
した課題を解決する。
に装着されたリール（Ｒ）に捲回された釣り糸（Ｌ）
が、釣り竿（２０）の側面に設けられた導入孔（６）か
ら釣り竿内に導入され、釣り竿（２０）の先端に設けら
れたトップガイド（１０）から繰り出される中通し式の
釣り竿（２０）において、導入孔（６）の基端側に外方
へ突出する釣り糸ガイド（７）を設け、導入孔（６）が
設けられた竿管（２）よりも先端側の中通し式の竿管
（２１）の外周面に所定の間隔を空けて釣り糸ガイド
（１２）を配置し、リール（Ｒ）から引き出されて導入
孔（６）の基端側の釣り糸ガイド（７）に挿通された釣
り糸（Ｌ）を、導入孔（６）を介して釣り竿（２０）内
に、または先端側の中通し式の竿管（２１）の外周面に
所定の間隔を空けて配置された釣り糸ガイド（１２）内
に選択的に挿通可能とした釣り竿（２０）により、上述
した課題を解決する。
【００１２】
−第１の実施形態− 図１は本発明の第１の実施形態に係る釣り竿を示すもの
である。この釣り竿１は、元竿２と、中通し式の穂先竿
３（図１（ａ））と、外通し式の穂先竿４（図１
（ｂ））とを有している。元竿２の側面にはリール取付
部５及び導入孔６が設けられている。図２に示すよう
に、導入孔６には、元竿２の側面に形成された導入孔６
ａと位置を合わせて開口８ａが形成されたエントランス
８が取り付けられている。このエントランス８には前記
開口８ａよりも元竿２の基端側（図１の右側）に、元竿
２の外周から突出するように釣り糸ガイド７が一体に立
設されている。
である。この釣り竿１は、元竿２と、中通し式の穂先竿
３（図１（ａ））と、外通し式の穂先竿４（図１
（ｂ））とを有している。元竿２の側面にはリール取付
部５及び導入孔６が設けられている。図２に示すよう
に、導入孔６には、元竿２の側面に形成された導入孔６
ａと位置を合わせて開口８ａが形成されたエントランス
８が取り付けられている。このエントランス８には前記
開口８ａよりも元竿２の基端側（図１の右側）に、元竿
２の外周から突出するように釣り糸ガイド７が一体に立
設されている。
【００１３】導入孔６が設けられた元竿２の先端部に
は、図１（ａ）に示すように、中通し式の穂先竿３が元
竿２の先端部の内周に着脱可能に挿通されている。そし
て、穂先竿３の基端（図１の右端）の内周には釣り糸ガ
イド９が、先端には中通し式のトップガイド１０がそれ
ぞれ装着されている。
は、図１（ａ）に示すように、中通し式の穂先竿３が元
竿２の先端部の内周に着脱可能に挿通されている。そし
て、穂先竿３の基端（図１の右端）の内周には釣り糸ガ
イド９が、先端には中通し式のトップガイド１０がそれ
ぞれ装着されている。
【００１４】また、元竿２の先端部には、図１（ｂ）に
示すように、外通し式の穂先竿４が前記中通し式の穂先
竿３に代えて挿着されている。そして、穂先竿４の先端
には外通し式のトップガイド１１が、外周には釣り竿１
の軸方向に適宜間隔をおいて複数の釣り糸ガイド１２が
それぞれ装着されている。
示すように、外通し式の穂先竿４が前記中通し式の穂先
竿３に代えて挿着されている。そして、穂先竿４の先端
には外通し式のトップガイド１１が、外周には釣り竿１
の軸方向に適宜間隔をおいて複数の釣り糸ガイド１２が
それぞれ装着されている。
【００１５】以上の釣り竿１によれば、穂先竿３を元竿
２に装着し、リール取付部５に装着されたリールＲに捲
回された釣り糸Ｌを釣り糸ガイド７に挿通した上で導入
孔６から元竿２内に導入し、さらには釣り糸ガイド９か
ら穂先竿３内に導入してトップガイド１０から引き出す
ことにより、釣り竿１を中通し式として使用できる。一
方、穂先竿３を元竿２から取り外し、これに代えて穂先
竿４を元竿２に装着してリールＲからの釣り糸Ｌを釣り
糸ガイド７、１２及びトップガイド１１に順次挿通すれ
ば釣り竿１を外通し式として使用できる。
２に装着し、リール取付部５に装着されたリールＲに捲
回された釣り糸Ｌを釣り糸ガイド７に挿通した上で導入
孔６から元竿２内に導入し、さらには釣り糸ガイド９か
ら穂先竿３内に導入してトップガイド１０から引き出す
ことにより、釣り竿１を中通し式として使用できる。一
方、穂先竿３を元竿２から取り外し、これに代えて穂先
竿４を元竿２に装着してリールＲからの釣り糸Ｌを釣り
糸ガイド７、１２及びトップガイド１１に順次挿通すれ
ば釣り竿１を外通し式として使用できる。
【００１６】このように中通し式または外通し式のいず
れで使用する場合でも、リールＲから引き出された釣り
糸Ｌが共通の釣り糸ガイド７に挿通・案内されるので、
リールＲからの釣り糸Ｌの繰り出し及び巻き取り角度が
使用形態に応じて変化することがなく、そのため、釣り
糸の案内抵抗の増加や、それに伴う投擲距離の低下、仕
掛け投下時間の増大、釣り糸の切断等の問題が生じな
い。
れで使用する場合でも、リールＲから引き出された釣り
糸Ｌが共通の釣り糸ガイド７に挿通・案内されるので、
リールＲからの釣り糸Ｌの繰り出し及び巻き取り角度が
使用形態に応じて変化することがなく、そのため、釣り
糸の案内抵抗の増加や、それに伴う投擲距離の低下、仕
掛け投下時間の増大、釣り糸の切断等の問題が生じな
い。
【００１７】なお、本実施形態においては、元竿２の側
面に形成した導入孔６と位置を合わせて開口８ａを設け
たエントランス８を設け、該エントランス８に釣り糸ガ
イド７を設けたが、エントランス８を設けることなく、
釣り糸ガイド７は元竿２の側面に形成した導入孔６の基
端側の外周に外通し式穂先竿４の釣り糸ガイド１２と同
様にして釣り糸ガイド７を設けてもよい。また、釣り糸
ガイド７、９、１２の釣り糸Ｌが案内される部分には、
セラミックス等の耐摩耗性硬質材からなるリングを設け
ると糸の案内抵抗の低減が図れてよい。
面に形成した導入孔６と位置を合わせて開口８ａを設け
たエントランス８を設け、該エントランス８に釣り糸ガ
イド７を設けたが、エントランス８を設けることなく、
釣り糸ガイド７は元竿２の側面に形成した導入孔６の基
端側の外周に外通し式穂先竿４の釣り糸ガイド１２と同
様にして釣り糸ガイド７を設けてもよい。また、釣り糸
ガイド７、９、１２の釣り糸Ｌが案内される部分には、
セラミックス等の耐摩耗性硬質材からなるリングを設け
ると糸の案内抵抗の低減が図れてよい。
【００１８】−第２の実施形態− 図３は本発明の第２の実施形態の釣り竿２０を示すもの
である。なお、図１または図２との共通部分には同一符
号を付して説明を省略する。
である。なお、図１または図２との共通部分には同一符
号を付して説明を省略する。
【００１９】本実施形態の釣り竿２０は、元竿２と、そ
の元竿２の先端側に着脱可能に装着される穂先竿２１と
を有している。穂先竿２１の基端内周には釣り糸ガイド
９が、先端にはトップガイド１０が装着されている。ト
ップガイド１０には穂先竿２１の外周側から釣り糸Ｌを
導入するための貫通孔（不図示）と竿管内で挿通可能な
挿通孔（不図示）が設けられる。そして、穂先竿２１の
外周には、複数の外通し式の釣り糸ガイド１２が穂先竿
２１等の軸方向に適宜間隔をおいて装着される。これら
釣り糸ガイド１２は着脱可能としてもよい。穂先竿２１
は元竿２に対して振り出し可能に設けてもよい。
の元竿２の先端側に着脱可能に装着される穂先竿２１と
を有している。穂先竿２１の基端内周には釣り糸ガイド
９が、先端にはトップガイド１０が装着されている。ト
ップガイド１０には穂先竿２１の外周側から釣り糸Ｌを
導入するための貫通孔（不図示）と竿管内で挿通可能な
挿通孔（不図示）が設けられる。そして、穂先竿２１の
外周には、複数の外通し式の釣り糸ガイド１２が穂先竿
２１等の軸方向に適宜間隔をおいて装着される。これら
釣り糸ガイド１２は着脱可能としてもよい。穂先竿２１
は元竿２に対して振り出し可能に設けてもよい。
【００２０】以上の釣り竿２０では、リールＲからの釣
り糸Ｌを釣り糸ガイド７に挿通した上で導入ガイド６か
ら元竿２内に導入し、さらには釣り糸ガイド９から穂先
竿２１内に導入してトップガイド１０から引き出すこと
により、釣り竿２０を中通し式として使用できる。一
方、リールＲから引き出されて釣り糸ガイド７に挿通さ
れた釣り糸Ｌを釣り糸ガイド１２及びトップガイド１０
に順次挿通することにより、釣り竿２０を外通し式とし
て使用できる。この例によっても、中通し式または外通
し式のいずれの場合でもリールＲからの釣り糸Ｌが共通
の釣り糸ガイド７に挿通されるので、第１の実施形態と
同様の作用効果が得られる。しかも、中通し式竿管とし
ての穂先竿２１の外周に外通し式の釣り糸ガイド１２を
装着しているから、竿管の交換することなく釣り糸の案
内形態を変更できる利点がある。
り糸Ｌを釣り糸ガイド７に挿通した上で導入ガイド６か
ら元竿２内に導入し、さらには釣り糸ガイド９から穂先
竿２１内に導入してトップガイド１０から引き出すこと
により、釣り竿２０を中通し式として使用できる。一
方、リールＲから引き出されて釣り糸ガイド７に挿通さ
れた釣り糸Ｌを釣り糸ガイド１２及びトップガイド１０
に順次挿通することにより、釣り竿２０を外通し式とし
て使用できる。この例によっても、中通し式または外通
し式のいずれの場合でもリールＲからの釣り糸Ｌが共通
の釣り糸ガイド７に挿通されるので、第１の実施形態と
同様の作用効果が得られる。しかも、中通し式竿管とし
ての穂先竿２１の外周に外通し式の釣り糸ガイド１２を
装着しているから、竿管の交換することなく釣り糸の案
内形態を変更できる利点がある。
【００２１】本発明は上述した各実施形態に限定され
ず、種々変更して実施してよい。また、本発明の上記実
施形態によれば、錘負荷の異なる中通しと外通しとの穂
先等の釣り竿管を種々準備することによって、あらゆる
号数の釣り竿を準備・携行することなく穂先等の釣り竿
管を釣りに応じて交換するのみで種々の釣り条件に対応
できる。釣り竿を構成する竿管の本数は図示の例に限ら
ず種々変更してよい。
ず、種々変更して実施してよい。また、本発明の上記実
施形態によれば、錘負荷の異なる中通しと外通しとの穂
先等の釣り竿管を種々準備することによって、あらゆる
号数の釣り竿を準備・携行することなく穂先等の釣り竿
管を釣りに応じて交換するのみで種々の釣り条件に対応
できる。釣り竿を構成する竿管の本数は図示の例に限ら
ず種々変更してよい。
【００２２】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項１及び２
の発明の釣り竿によれば、次のような効果を奏する。
の発明の釣り竿によれば、次のような効果を奏する。
【００２３】寒冷時においては、導入孔を側面に設け
た釣り竿管の先端に対して外周に釣り糸ガイドを設けた
外通し式の穂先等の釣り竿管を装着し、釣り竿の基部に
装着されたリールに捲回された釣り糸を導入孔の基端側
に外方に突出させて設けた釣り糸ガイドから外通し式の
穂先等の釣り竿管の外周に設けられた釣り糸ガイドに挿
通することができるので、前述の従来の中通し釣り竿の
問題の解決を図ることができる。
た釣り竿管の先端に対して外周に釣り糸ガイドを設けた
外通し式の穂先等の釣り竿管を装着し、釣り竿の基部に
装着されたリールに捲回された釣り糸を導入孔の基端側
に外方に突出させて設けた釣り糸ガイドから外通し式の
穂先等の釣り竿管の外周に設けられた釣り糸ガイドに挿
通することができるので、前述の従来の中通し釣り竿の
問題の解決を図ることができる。
【００２４】寒冷時以外においては、中通しと外通し
との釣り竿を携行することなく釣りの状況に応じて両者
の特徴を勘案しつつ選択的に使用できるので、釣行時に
おける携行品の削減が図れる。
との釣り竿を携行することなく釣りの状況に応じて両者
の特徴を勘案しつつ選択的に使用できるので、釣行時に
おける携行品の削減が図れる。
【００２５】リールに捲回される、又はリールから繰
り出される釣り糸は、導入孔の基端側に外方に突出させ
て設けられた釣り糸ガイドを介して竿内又は竿外に釣り
糸ガイドに案内されるため、その案内角度が安定し、釣
り糸の案内抵抗の増大やリールヘの釣り糸乱捲きに起因
してのトラブルの防止が図れる。
り出される釣り糸は、導入孔の基端側に外方に突出させ
て設けられた釣り糸ガイドを介して竿内又は竿外に釣り
糸ガイドに案内されるため、その案内角度が安定し、釣
り糸の案内抵抗の増大やリールヘの釣り糸乱捲きに起因
してのトラブルの防止が図れる。
【００２６】元竿と該元竿より先端側の竿管とが同一
軸心状に配置されるために釣り糸巻き取り操作時におけ
る安定性を損なわない。
軸心状に配置されるために釣り糸巻き取り操作時におけ
る安定性を損なわない。
【図１】本発明の第１の実施形態の釣り竿を示す断面
図。
図。
【図２】図１の釣り竿に設けられた導入孔及び釣り糸ガ
イドを示す図。
イドを示す図。
【図３】本発明の第２の実施形態の釣り竿を示す図。
１、２０ 釣り竿 ２ 元竿 ３、２１ 穂先竿（中通し式の竿管） ４ 穂先竿（外通し式の竿管） ６ 導入孔 ７、９、１２ 釣り糸ガイド １０、１１ トップガイド
Claims (2)
- 【請求項１】 釣り竿の基部に装着されたリールに捲回
された釣り糸が、前記釣り竿の側面に設けられた導入孔
から前記釣り竿内に導入され、前記釣り竿の先端に設け
られたトップガイドから繰り出される中通し式の釣り竿
において、 前記導入孔の基端側に外方へ突出する釣り糸ガイドを設
け、 前記導入孔が設けられた竿管の先端に対して、該竿管よ
りも先端側の中通し式の竿管を着脱可能に設け、 前記導入孔が設けられた竿管の先端から離脱した前記中
通し式の竿管に代え、外周に釣り糸ガイドが設けられた
外通し式の竿管を、前記導入孔が設けられた竿管の先端
に装着可能としたことを特徴とする釣り竿。 - 【請求項２】 釣り竿の基部に装着されたリールに捲回
された釣り糸が、前記釣り竿の側面に設けられた導入孔
から前記釣り竿内に導入され、前記釣り竿の先端に設け
られたトップガイドから繰り出される中通し式の釣り竿
において、 前記導入孔の基端側に外方へ突出する釣り糸ガイドを設
け、 前記導入孔が設けられた竿管よりも先端側の中通し式の
竿管の外周面に所定の間隔を空けて釣り糸ガイドを配置
し、 前記リールから引き出されて前記導入孔の基端側の前記
釣り糸ガイドに挿通された釣り糸を、前記導入孔を介し
て釣り竿内に、または先端側の中通し式の竿管の外周面
に所定の間隔を空けて配置された釣り糸ガイド内に選択
的に挿通可能としたことを特徴とする釣り竿。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14186597A JPH10327714A (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 釣り竿 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14186597A JPH10327714A (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 釣り竿 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10327714A true JPH10327714A (ja) | 1998-12-15 |
Family
ID=15301971
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14186597A Pending JPH10327714A (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 釣り竿 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10327714A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110954091A (zh) * | 2019-12-05 | 2020-04-03 | 南京快轮智能科技有限公司 | 一种带有姿态检测的智能渔轮 |
-
1997
- 1997-05-30 JP JP14186597A patent/JPH10327714A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110954091A (zh) * | 2019-12-05 | 2020-04-03 | 南京快轮智能科技有限公司 | 一种带有姿态检测的智能渔轮 |
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