JPH10327343A - オートフォーカス装置 - Google Patents
オートフォーカス装置Info
- Publication number
- JPH10327343A JPH10327343A JP9148677A JP14867797A JPH10327343A JP H10327343 A JPH10327343 A JP H10327343A JP 9148677 A JP9148677 A JP 9148677A JP 14867797 A JP14867797 A JP 14867797A JP H10327343 A JPH10327343 A JP H10327343A
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- JP
- Japan
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- focus
- voltage
- lens
- focus lens
- focusing
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- Automatic Focus Adjustment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 焦点電圧基づき、確実かつ迅速にフォーカシ
ングを行うことができるオートフォーカス装置を提供す
る。 【解決手段】 光軸上の座標Xa、Xb(=Xa+d
X)、Xc(=Xb+dX)の3つの焦点電圧抽出点
A、B、Cにおける焦点電圧が、 Vb≧Va Vb>Vc 又は Vb>Va Vb≧Vc を満足する3点の焦点電圧Va、Vb、Vcに基づいて
フォーカスレンズ2bの合焦位置の座標Xpを次式、 Xp=Xb+(Vc−Va)dX/(2(Vb−min
(Va,Vc)) で求め、フォーカスレンズ2bを座標Xpに制御する。
ングを行うことができるオートフォーカス装置を提供す
る。 【解決手段】 光軸上の座標Xa、Xb(=Xa+d
X)、Xc(=Xb+dX)の3つの焦点電圧抽出点
A、B、Cにおける焦点電圧が、 Vb≧Va Vb>Vc 又は Vb>Va Vb≧Vc を満足する3点の焦点電圧Va、Vb、Vcに基づいて
フォーカスレンズ2bの合焦位置の座標Xpを次式、 Xp=Xb+(Vc−Va)dX/(2(Vb−min
(Va,Vc)) で求め、フォーカスレンズ2bを座標Xpに制御する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はオートフォーカス装
置に関し、特にCCD等の撮像素子より得られる映像信
号から高域周波数成分を焦点電圧として抽出し、その焦
点電圧が最大レベルになるように自動的にピント合わせ
を行うオートフォーカス装置に関する。
置に関し、特にCCD等の撮像素子より得られる映像信
号から高域周波数成分を焦点電圧として抽出し、その焦
点電圧が最大レベルになるように自動的にピント合わせ
を行うオートフォーカス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から被写体を撮影することによって
得られる映像信号の高域周波数成分を検波して得られる
電圧レベルが画像の精細度に対応していることに着目
し、映像信号からの高域周波数成分を焦点電圧として抽
出し、この焦点電圧が最大レベルになるようにフォーカ
スレンズを駆動させ、レンズの位置を合焦位置に調節す
るオートフォーカス装置がある。
得られる映像信号の高域周波数成分を検波して得られる
電圧レベルが画像の精細度に対応していることに着目
し、映像信号からの高域周波数成分を焦点電圧として抽
出し、この焦点電圧が最大レベルになるようにフォーカ
スレンズを駆動させ、レンズの位置を合焦位置に調節す
るオートフォーカス装置がある。
【0003】この種のオートフォーカス装置には、2点
での焦点電圧を逐次レベル比較していき、焦点電圧の大
小関係でピントずれの有無、及びレンズ移動方向を検出
することによりレンズを移動させて行く所謂山登りサー
ボ方式として知られた方式(NHK技術研究報告昭4
0.第17巻.第1号通巻第86号第21ページ)と、
本願出願人が先に提案(特開昭62−272217号公
報、特開昭62−272218号公報)したように、任
意の位置での焦点電圧の微分値より合焦位置までの距離
を算出し、その算出値に基づいてレンズ駆動する方式と
がある。
での焦点電圧を逐次レベル比較していき、焦点電圧の大
小関係でピントずれの有無、及びレンズ移動方向を検出
することによりレンズを移動させて行く所謂山登りサー
ボ方式として知られた方式(NHK技術研究報告昭4
0.第17巻.第1号通巻第86号第21ページ)と、
本願出願人が先に提案(特開昭62−272217号公
報、特開昭62−272218号公報)したように、任
意の位置での焦点電圧の微分値より合焦位置までの距離
を算出し、その算出値に基づいてレンズ駆動する方式と
がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前者の所謂
山登りサーボ方式の場合には、焦点電圧の傾きを逐次検
出し、レンズを移動させながら焦点電圧のピーク(合焦
位置)を探すため、合焦位置に達するまでに時間が長く
かかるという問題がある。
山登りサーボ方式の場合には、焦点電圧の傾きを逐次検
出し、レンズを移動させながら焦点電圧のピーク(合焦
位置)を探すため、合焦位置に達するまでに時間が長く
かかるという問題がある。
【0005】すなわち、焦点電圧曲線(一般に、ピーク
点に関して近距離側と遠距離側が対称)のピークにフォ
ーカスレンズを精度良く駆動制御するためには、フォー
カスレンズを極めて高い分解能で制御する必要がある。
ズーム倍率10倍程度の最近の家庭用のカメラ一体型ビ
デオカメラを例にとれば、フォーカスレンズの制御は至
近位置から無限位置までを200ステップ程度に分割す
る必要がある。この場合、仮に、テレビジョン信号の垂
直同期信号の周期でフォーカスレンズを1ステップ駆動
すると、至近位置から無限位置までフォーカスレンズが
移動するのに必要な時間は3.3秒(=16m秒×20
0)となり迅速なフォーカシングが困難となる。
点に関して近距離側と遠距離側が対称)のピークにフォ
ーカスレンズを精度良く駆動制御するためには、フォー
カスレンズを極めて高い分解能で制御する必要がある。
ズーム倍率10倍程度の最近の家庭用のカメラ一体型ビ
デオカメラを例にとれば、フォーカスレンズの制御は至
近位置から無限位置までを200ステップ程度に分割す
る必要がある。この場合、仮に、テレビジョン信号の垂
直同期信号の周期でフォーカスレンズを1ステップ駆動
すると、至近位置から無限位置までフォーカスレンズが
移動するのに必要な時間は3.3秒(=16m秒×20
0)となり迅速なフォーカシングが困難となる。
【0006】また、後者は合焦位置までの距離を演算す
るときに、1回微分又は2回微分をするため、微分の幅
が演算精度に影響する。演算精度は微分幅が小さいほど
よいが、微分幅を小さくすると、焦点電圧の変化が小さ
く、焦点電圧の検出精度に影響される。そこで、本発明
は、新規な演算手法の採用によって確実かつ迅速にフォ
ーカシングを行うことができるオートフォーカス装置を
提供することを目的とする。
るときに、1回微分又は2回微分をするため、微分の幅
が演算精度に影響する。演算精度は微分幅が小さいほど
よいが、微分幅を小さくすると、焦点電圧の変化が小さ
く、焦点電圧の検出精度に影響される。そこで、本発明
は、新規な演算手法の採用によって確実かつ迅速にフォ
ーカシングを行うことができるオートフォーカス装置を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点に
鑑みなされたものであり、請求項1に係る発明は、「被
写体像を撮像素子上に結像させる撮影光学系と、該撮像
素子より得た映像信号からの高域周波数成分を焦点電圧
として抽出する高域周波数成分抽出手段と、該高域周波
数成分抽出手段から得られる焦点電圧に基づいて焦点電
圧曲線のピークに対応する合焦位置の光軸上におけるフ
ォーカスレンズの座標Xpを演算する演算手段と、該撮
影光学系においてフォーカス機能を有する該フォーカス
レンズをモータによって光軸方向に移動させる駆動手段
と、該駆動手段を制御する制御手段とを備え、該演算手
段は、該光軸上において距離dXを隔てた3つの焦点電
圧抽出点A、B、Cの座標をそれぞれXa、Xb(=X
a+dX)、Xc(=Xb+dX)とし、該3つの焦点
電圧抽出点A、B、Cに該フォーカスレンズを移動した
際に抽出される焦点電圧をそれぞれVa、Vb、Vcと
したとき、 Vb≧Va Vb>Vc 又は Vb>Va Vb≧Vc を満たす該3つの焦点電圧抽出点A、B、Cに基づいて
該フォーカスレンズの合焦位置の座標Xpを次式、 Xp=Xb+(Vc−Va)dX/(2(Vb−min
(Va,Vc)) により演算することを特徴とするオートフォーカス装
置。」を提供するものであり、
鑑みなされたものであり、請求項1に係る発明は、「被
写体像を撮像素子上に結像させる撮影光学系と、該撮像
素子より得た映像信号からの高域周波数成分を焦点電圧
として抽出する高域周波数成分抽出手段と、該高域周波
数成分抽出手段から得られる焦点電圧に基づいて焦点電
圧曲線のピークに対応する合焦位置の光軸上におけるフ
ォーカスレンズの座標Xpを演算する演算手段と、該撮
影光学系においてフォーカス機能を有する該フォーカス
レンズをモータによって光軸方向に移動させる駆動手段
と、該駆動手段を制御する制御手段とを備え、該演算手
段は、該光軸上において距離dXを隔てた3つの焦点電
圧抽出点A、B、Cの座標をそれぞれXa、Xb(=X
a+dX)、Xc(=Xb+dX)とし、該3つの焦点
電圧抽出点A、B、Cに該フォーカスレンズを移動した
際に抽出される焦点電圧をそれぞれVa、Vb、Vcと
したとき、 Vb≧Va Vb>Vc 又は Vb>Va Vb≧Vc を満たす該3つの焦点電圧抽出点A、B、Cに基づいて
該フォーカスレンズの合焦位置の座標Xpを次式、 Xp=Xb+(Vc−Va)dX/(2(Vb−min
(Va,Vc)) により演算することを特徴とするオートフォーカス装
置。」を提供するものであり、
【0008】請求項2に係る発明は、「該光軸上におけ
る該距離dXは、該オートフォーカス装置に要求される
合焦精度から決定される該フォーカスレンズの最小単位
変位量をΔXとしたとき、 dX=nΔX (nは2以上の整数) であることを特徴とする請求項1記載のオートフォーカ
ス装置。」を提供するものである。
る該距離dXは、該オートフォーカス装置に要求される
合焦精度から決定される該フォーカスレンズの最小単位
変位量をΔXとしたとき、 dX=nΔX (nは2以上の整数) であることを特徴とする請求項1記載のオートフォーカ
ス装置。」を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について説明する。図1は、本発明の実施の
形態に係るオートフォーカス装置の構成を示すブロック
図である。このオートフォーカス装置1は、変倍系レン
ズ2aとフォーカスレンズ2bとから構成された撮影光
学系2を備え、上記フォーカスレンズ2bをパルスモー
タ3によって光軸方向に移動させることによってフォー
カシングを行っている。
実施の形態について説明する。図1は、本発明の実施の
形態に係るオートフォーカス装置の構成を示すブロック
図である。このオートフォーカス装置1は、変倍系レン
ズ2aとフォーカスレンズ2bとから構成された撮影光
学系2を備え、上記フォーカスレンズ2bをパルスモー
タ3によって光軸方向に移動させることによってフォー
カシングを行っている。
【0010】また、撮影光学系2を介して入射される被
写体からの撮影光は、CCD(電荷結合素子)等の撮影
素子4によって電気的な映像信号S1に光電変換され
る。
写体からの撮影光は、CCD(電荷結合素子)等の撮影
素子4によって電気的な映像信号S1に光電変換され
る。
【0011】そして、この映像信号S1は増幅器5によ
り増幅されて図示しない記録回路等に供給されるととも
に、焦点電圧検出部6に入力されて所定の高域成分が抽
出された焦点電圧Vとなって出力される。この焦点電圧
Vは上記映像信号S1の精細度に対応するものであり、
図2に示すように、上記フォーカスレンズ2bが合焦位
置Pにあるときに最大となる。
り増幅されて図示しない記録回路等に供給されるととも
に、焦点電圧検出部6に入力されて所定の高域成分が抽
出された焦点電圧Vとなって出力される。この焦点電圧
Vは上記映像信号S1の精細度に対応するものであり、
図2に示すように、上記フォーカスレンズ2bが合焦位
置Pにあるときに最大となる。
【0012】上記焦点電圧Vは、A/D変換器7にてデ
ジタル化されてマイコン8に供給される。マイコン8は
この焦点電圧Vを基礎にフォーカスレンズ2bの合焦位
置の座標を求め、モータ駆動増幅器9を介してパルスモ
ータ3によりフォーカスレンズ2bを合焦位置へ駆動す
る。
ジタル化されてマイコン8に供給される。マイコン8は
この焦点電圧Vを基礎にフォーカスレンズ2bの合焦位
置の座標を求め、モータ駆動増幅器9を介してパルスモ
ータ3によりフォーカスレンズ2bを合焦位置へ駆動す
る。
【0013】以下、マイコン8が合焦位置の座標を求め
る具体的な態様について説明する。一例としてフォーカ
スレンズ2bが初期状態において至近端X0に存在する
場合を考える。マイコン8は、先ず初期状態において検
出された焦点電圧V0をメモリする。
る具体的な態様について説明する。一例としてフォーカ
スレンズ2bが初期状態において至近端X0に存在する
場合を考える。マイコン8は、先ず初期状態において検
出された焦点電圧V0をメモリする。
【0014】次に、フォーカスレンズ2bを遠距離側へ
dX(=nΔX:nは、2以上の整数でありΔXはオー
トフォーカス装置に要求される合焦精度から決定される
フォーカスレンズの最小単位変位量)移動して光軸上の
座標X1で焦点電圧V1を検出してメモリし、焦点電圧
V0、V1の大小を比較する。
dX(=nΔX:nは、2以上の整数でありΔXはオー
トフォーカス装置に要求される合焦精度から決定される
フォーカスレンズの最小単位変位量)移動して光軸上の
座標X1で焦点電圧V1を検出してメモリし、焦点電圧
V0、V1の大小を比較する。
【0015】V1>V0であるから焦点電圧曲線のピー
ク(合焦位置)に向かっているものと判断し、フォーカ
スレンズ2bを更にdX遠距離側へ移動して光軸上の焦
点電圧抽出点A(座標Xa)で焦点電圧Vaを検出して
メモリする。そこで、座標X1で検出した焦点電圧V1
とここで検出した焦点電圧Vaの大小を比較する。
ク(合焦位置)に向かっているものと判断し、フォーカ
スレンズ2bを更にdX遠距離側へ移動して光軸上の焦
点電圧抽出点A(座標Xa)で焦点電圧Vaを検出して
メモリする。そこで、座標X1で検出した焦点電圧V1
とここで検出した焦点電圧Vaの大小を比較する。
【0016】Va>V1であるから同様に焦点電圧曲線
のピークに向かっているものと判断し、フォーカスレン
ズ2bを更にdX遠距離側へ移動して光軸上の焦点電圧
抽出点B(座標Xb)で焦点電圧Vbを検出してメモリ
する。そこで、座標Xaで検出した焦点電圧Vaとここ
で検出した焦点電圧Vbの大小を比較する。
のピークに向かっているものと判断し、フォーカスレン
ズ2bを更にdX遠距離側へ移動して光軸上の焦点電圧
抽出点B(座標Xb)で焦点電圧Vbを検出してメモリ
する。そこで、座標Xaで検出した焦点電圧Vaとここ
で検出した焦点電圧Vbの大小を比較する。
【0017】Vb>Vaであるから同様に焦点電圧曲線
のピークに向かっているものと判断し、フォーカスレン
ズ2bを更にdX遠距離側へ移動して光軸上の焦点電圧
抽出点C(座標Xc)で焦点電圧Vcを検出してメモリ
する。そこで、座標Xbで検出した焦点電圧Vbとここ
で検出した焦点電圧Vcの大小を比較する。ここで初め
てVc<Vbとなり、焦点電圧Vが減少したことが検出
される。そして、この焦点電圧Vの最初の減少により、
焦点電圧抽出点C及びその前の二つの焦点電圧抽出点
A、Bを合焦位置の座標Xpを演算するための3点とし
て確定する。
のピークに向かっているものと判断し、フォーカスレン
ズ2bを更にdX遠距離側へ移動して光軸上の焦点電圧
抽出点C(座標Xc)で焦点電圧Vcを検出してメモリ
する。そこで、座標Xbで検出した焦点電圧Vbとここ
で検出した焦点電圧Vcの大小を比較する。ここで初め
てVc<Vbとなり、焦点電圧Vが減少したことが検出
される。そして、この焦点電圧Vの最初の減少により、
焦点電圧抽出点C及びその前の二つの焦点電圧抽出点
A、Bを合焦位置の座標Xpを演算するための3点とし
て確定する。
【0018】このことは、換言すれば、光軸上において
距離dXを隔てた3つの焦点電圧抽出点A、B、Cの座
標をそれぞれXa、Xb(=Xa+dX)、Xc(=X
b+dX)とし、各焦点電圧抽出点A、B、Cで検出さ
れる焦点電圧をそれぞれVa、Vb、Vcとしたとき、 Vb≧Va Vb>Vc 又は Vb>Va Vb≧Vc を満たす3つの焦点電圧抽出点A、B、Cを合焦位置の
座標Xpを演算するための3点として確定するというこ
とである。
距離dXを隔てた3つの焦点電圧抽出点A、B、Cの座
標をそれぞれXa、Xb(=Xa+dX)、Xc(=X
b+dX)とし、各焦点電圧抽出点A、B、Cで検出さ
れる焦点電圧をそれぞれVa、Vb、Vcとしたとき、 Vb≧Va Vb>Vc 又は Vb>Va Vb≧Vc を満たす3つの焦点電圧抽出点A、B、Cを合焦位置の
座標Xpを演算するための3点として確定するというこ
とである。
【0019】そして、このようにして確定された3つの
焦点電圧抽出点A、B、Cで検出された焦点電圧Va、
Vb、Vcを次式に代入することにより合焦位置の座標
Vpを求めることができる。 Xp=Xb+(Vc−Va)dX/(2(Vb−min
(Va,Vc)) なお、ここでmin(Va,Vc)は焦点電圧Vaと焦
点電圧Vcの何れか小さい方の値を表すものとする。
焦点電圧抽出点A、B、Cで検出された焦点電圧Va、
Vb、Vcを次式に代入することにより合焦位置の座標
Vpを求めることができる。 Xp=Xb+(Vc−Va)dX/(2(Vb−min
(Va,Vc)) なお、ここでmin(Va,Vc)は焦点電圧Vaと焦
点電圧Vcの何れか小さい方の値を表すものとする。
【0020】このように、本発明のオートフォーカス装
置では、フォーカスレンズ2bを、dX(=nΔX:n
は、2以上の整数でありΔXはオートフォーカス装置に
要求される合焦精度から決定されるフォーカスレンズの
最小単位変位量)の間隔で移動しながら焦点電圧を抽出
し、前記の所定の条件を満たす3つの焦点電圧抽出点
A、B、Cを確定し、これらの点で検出された焦点電圧
から直ちに合焦位置の座標Xpが得られるため、この座
標Xpに直接フォーカスレンズ2bを移動すれば迅速に
合焦状態を得ることができる。
置では、フォーカスレンズ2bを、dX(=nΔX:n
は、2以上の整数でありΔXはオートフォーカス装置に
要求される合焦精度から決定されるフォーカスレンズの
最小単位変位量)の間隔で移動しながら焦点電圧を抽出
し、前記の所定の条件を満たす3つの焦点電圧抽出点
A、B、Cを確定し、これらの点で検出された焦点電圧
から直ちに合焦位置の座標Xpが得られるため、この座
標Xpに直接フォーカスレンズ2bを移動すれば迅速に
合焦状態を得ることができる。
【0021】なお、ここで説明した実施の形態では、フ
ォーカスレンズ2bを近距離端から遠距離へ移動し、3
つの焦点電圧抽出点A、B、Cを確定したが、本発明は
これに限定されるものでなく、逆方向でもよいことは、
当業者に明らかである。
ォーカスレンズ2bを近距離端から遠距離へ移動し、3
つの焦点電圧抽出点A、B、Cを確定したが、本発明は
これに限定されるものでなく、逆方向でもよいことは、
当業者に明らかである。
【0022】また、被写体が光学的仕様で決定される至
近距離又は無限遠に存在する場合を考慮すれば、フォー
カスレンズ2bのワーキングディスタンスは、至近端の
更に近距離側と無限端の更に遠距離側に少なくもそれぞ
れdXの余裕を設けることが望ましいことはいうまでも
ない。また、本発明のオートフォーカス装置は、他のア
ルゴリズムを採用したオートフォーカス装置とハイブリ
ッドに構成してもよいことは当然である。
近距離又は無限遠に存在する場合を考慮すれば、フォー
カスレンズ2bのワーキングディスタンスは、至近端の
更に近距離側と無限端の更に遠距離側に少なくもそれぞ
れdXの余裕を設けることが望ましいことはいうまでも
ない。また、本発明のオートフォーカス装置は、他のア
ルゴリズムを採用したオートフォーカス装置とハイブリ
ッドに構成してもよいことは当然である。
【0023】
【発明の効果】本発明のオートフォーカス装置によれ
ば、比較的粗い間隔dXで順次焦点電圧を検出し所定の
条件を満たす3点A、B、Cを求めれば、即座に焦点電
圧曲線のピークである合焦位置を求めることができるた
め、その位置にフォーカスレンズを移動することにより
極めて迅速にフォーカシングを行うことができるという
効果がある。
ば、比較的粗い間隔dXで順次焦点電圧を検出し所定の
条件を満たす3点A、B、Cを求めれば、即座に焦点電
圧曲線のピークである合焦位置を求めることができるた
め、その位置にフォーカスレンズを移動することにより
極めて迅速にフォーカシングを行うことができるという
効果がある。
【図1】本発明の実施の形態に係るオートフォーカス装
置の構成を示すブロック図である。
置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明のオートフォーカス装置の合焦動作を説
明するための焦点電圧曲線の一例を示す図である。
明するための焦点電圧曲線の一例を示す図である。
1 オートフォーカス装置 2 撮影光学系 3 パルスモータ 4 撮影素子 5 増幅器 6 焦点電圧検出部 7 A/D変換器 8 マイコン 9 モータ駆動増幅器
Claims (2)
- 【請求項1】被写体像を撮像素子上に結像させる撮影光
学系と、 該撮像素子より得た映像信号からの高域周波数成分を焦
点電圧として抽出する高域周波数成分抽出手段と、 該高域周波数成分抽出手段から得られる焦点電圧に基づ
いて焦点電圧曲線のピークに対応する合焦位置の光軸上
におけるフォーカスレンズの座標Xpを演算する演算手
段と、 該撮影光学系においてフォーカス機能を有する該フォー
カスレンズをモータによって光軸方向に移動させる駆動
手段と、 該駆動手段を制御する制御手段とを備え、 該演算手段は、 該光軸上において距離dXを隔てた3つの焦点電圧抽出
点A、B、Cの座標をそれぞれXa、Xb(=Xa+d
X)、Xc(=Xb+dX)とし、該3つの焦点電圧抽
出点A、B、Cに該フォーカスレンズを移動した際に抽
出される焦点電圧をそれぞれVa、Vb、Vcとしたと
き、 Vb≧Va Vb>Vc 又は Vb>Va Vb≧Vc を満たす該3つの焦点電圧抽出点A、B、Cに基づいて
該フォーカスレンズの合焦位置の座標Xpを次式、 Xp=Xb+(Vc−Va)dX/(2(Vb−min
(Va,Vc)) により演算することを特徴とするオートフォーカス装
置。 - 【請求項2】該光軸上における該距離dXは、該オート
フォーカス装置に要求される合焦精度から決定される該
フォーカスレンズの最小単位変位量をΔXとしたとき、 dX=nΔX (nは2以上の整数) であることを特徴とする請求項1記載のオートフォーカ
ス装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9148677A JPH10327343A (ja) | 1997-05-22 | 1997-05-22 | オートフォーカス装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9148677A JPH10327343A (ja) | 1997-05-22 | 1997-05-22 | オートフォーカス装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10327343A true JPH10327343A (ja) | 1998-12-08 |
Family
ID=15458151
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9148677A Pending JPH10327343A (ja) | 1997-05-22 | 1997-05-22 | オートフォーカス装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10327343A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010062204A (ja) * | 2008-09-01 | 2010-03-18 | Juki Corp | 電子部品実装装置の自動焦点調整方法 |
-
1997
- 1997-05-22 JP JP9148677A patent/JPH10327343A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010062204A (ja) * | 2008-09-01 | 2010-03-18 | Juki Corp | 電子部品実装装置の自動焦点調整方法 |
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