JPH10326973A - 多層プリント配線板の製造方法 - Google Patents

多層プリント配線板の製造方法

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JPH10326973A
JPH10326973A JP9134755A JP13475597A JPH10326973A JP H10326973 A JPH10326973 A JP H10326973A JP 9134755 A JP9134755 A JP 9134755A JP 13475597 A JP13475597 A JP 13475597A JP H10326973 A JPH10326973 A JP H10326973A
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JP
Japan
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hole
wiring board
printed wiring
multilayer printed
layer
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JP9134755A
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English (en)
Inventor
Kuniaki Sekiguchi
邦明 関口
Tsutomu Zama
努 座間
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Lincstech Circuit Co Ltd
Original Assignee
Hitachi AIC Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配線の接続不良を防止するとともに、配線の
高密度化を図る。 【解決手段】 内層回路3,3が形成されたスルーホー
ル付き両面板1の両面にガラスクロスを含まないエポキ
シ樹脂を主成分とした絶縁層6を形成する。絶縁層6に
短パルスCO2 レーザ光を照射することによって非貫通
穴8を穿孔し、めっき処理で外層回路11、非貫通接続
穴12、貫通接続穴13を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内層回路と外層回
路とを接続する非貫通接続穴をレーザ光によって穿孔す
る多層プリント配線板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の非貫通孔を穿孔する方
法としては、ドリルで行う場合とレーザ光で行う場合が
ある。図3は従来の多層プリント配線板の製造方法を示
し、同図に基づいてこれを説明する。同図(a)におい
て、2はガラスエポキシ銅張り積層板であって、ドリル
によって穿孔し、表面全体に銅めっきを施し、エッチン
グにより内層回路3,3および貫通接続穴4を形成する
ことによって、スルーホール付き両面板1が形成され
る。
【0003】次に、この両面板に内層回路3,3および
貫通接続穴4の銅表面に黒化処理を施し、同図(b)に
示すように、ガラスクロスを含むプリプレグとしてのエ
ポキシ樹脂を加熱加圧によって熱圧着し絶縁層30を形
成し、この絶縁層30の両面に銅箔15,15を積層プ
レスする。次いで、同図(c)に示すように、ドリルま
たはレーザ光によって非貫通穴17を穿孔するととも
に、ドリルによって貫通穴18を穿孔する。
【0004】次に、デスミア処理を施し、化学銅めっき
を析出させるためにめっき触媒を表面全体に付与し、同
図(d)に示すように、電解銅めっきによって導体20
を析出させることによって貫通接続穴21および非貫通
接続穴22を形成する。そして、エッチングレジストを
ラミネートし、フォトマスクを用いて露光、現像し導体
回路となる部分にのみエッチングレジストを形成した
後、同図(e)に示すように、銅箔をエッチング除去し
て外層回路23を形成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、非貫
通穴17を形成する方法として、ドリルによる方法とレ
ーザ光による方法とがあるが、前者の場合には、ドリル
の深さ方向の加工精度にばらつきがあるために、内層基
材である銅張り積層板2の板厚が一定の厚み以上のもの
に制限され、板厚が薄い場合には採用できないといった
問題があった。また、後者の場合、非貫通穴17を形成
する樹脂層30には、ガラスクロスが含まれているた
め、非貫通穴17を穿孔するためのレーザ光は、周波数
が 100〜101Hzと小さいCO2 レーザ光 やYAG
レーザを使用する必要がある。これはガラスクロスの分
解温度(融点)が635℃と高いので、エネルギーの大
きいレーザ光が必要なためであるが、これにより樹脂層
30のエポキシ樹脂が炭化し、非貫通穴17の上端縁お
よび内壁に樹脂が残る、いわゆるスミア残りが発生す
る。このため、非貫通接続穴21の導体が剥離しやくな
り、配線の接続不良が発生するといった問題があった。
また、ドリルおよび周波数が100〜101HzのCO2
レーザ光 やYAGレーザによる加工では、非貫通穴1
7の最小穴径は100μm程度が限界であり、配線の高
密度化が困難となっていた。
【0006】本発明は上記した従来の問題に鑑みなされ
たものであり、その目的とするところは、配線の接続不
良を防止するとともに、配線の高密度化を図った多層プ
リント配線板の製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明に係る多層プリント配線板の製造方法は、内
層回路上に絶縁層を形成し、この絶縁層にレーザ光によ
って非貫通穴を穿孔し、この非貫通穴にめっき処理を施
し非貫通接続穴を形成するとともに、前記絶縁層上に外
層回路を形成する多層プリント配線板の製造方法におい
て、前記絶縁層の主成分を補強用繊維材を含まないエポ
キシ樹脂とするとともに、レーザ光を短パルスCO2
ーザ としたものである。したがって、非貫通穴が穿孔
される絶縁層に分解温度が高いガラスクロスを含まない
ことにより、エネルギーの小さい短パルスCO2 レーザ
光を用いることができ、このため、非貫通穴内のスミア
残りが低減される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。図1は本発明に係る多層プリント配
線板の製造方法を説明するための断面図である。同図に
おいて、上述した図3に示す従来技術において説明した
同一または同等の部材については同一の符号を付し詳細
な説明は適宜省略する。なお、同図に示したプリント配
線板の製造方法はアディティブ法によって形成したもの
である。
【0009】同図(a)におけるスルーホール付きの両
面板1の内層回路3,3および貫通接続穴4の銅の表面
に黒化処理を施した後、同図(b)に示すように、プラ
イマー層5を形成する。しかる後、ガラスクロスを含ま
ないめっき触媒入りエポキシ樹脂フィルムを主成分とし
た絶縁層6、6を、プライマー層5上にラミネートし、
めっき銅の接着強度を向上させるために接着剤層7,7
を形成する。ここで、絶縁層6,6を両面板1の両面に
形成することにより、貫通接続孔4が絶縁層6,6に埋
設されベリードビアホールとして機能する。
【0010】次に、同図(c)に示すように、周波数が
104〜108Hzの短パルス CO2レーザ光を照射して
絶縁層6に内層回路3に達する非貫通穴8を穿孔する。
一方、ドリルによって貫通穴9を穿孔する。次いで、化
学銅めっきを析出させるためにめっき触媒を接着剤層7
の表面全体に付与した後、めっきレジストを表面全体に
ラミネートし、フォトマスクを用いて露光、現像し、同
図(d)に示すように、導体回路以外の部分にのみめっ
きレジスト10を形成する。そして、クロム・硫酸混液
によって接着剤層7を粗面化した後、無電解銅めっきお
よび電解銅めっきによって外層回路11、非貫通接続穴
12、貫通接続穴13を形成する。
【0011】ここで、絶縁層6の主成分として、分解温
度が高いガラスクロスが含まれていない分解温度が32
7℃と低いエポキシ樹脂としたことにより、非貫通接続
穴12の加工時間が短縮される。また、分解温度が低い
ことにより、エネルギーの小さい短パルスCO2 レーザ
光を用いて形成することができ、このため、非貫通穴8
の上端縁あるいは内壁に発生するスミア残りが低減さ
れ、非貫通接続穴12の導体の剥離が防止され、配線の
接続不良が低減される。
【0012】また、周波数の大きい、換言すれば波長が
短く、かつエネルギーの小さい短パルスCO2 レーザ光
を用いることにより、非貫通穴8の加工精度を高めるこ
とができる。したがって非貫通穴8の最小加工径を小さ
くすることが可能になる。本出願人が実験した結果、非
貫通穴8の最小加工径を40μmとすることが確かめら
れ、このため配線の実装密度を高めることができるよう
になった。また、スルーホール付き両面板1にベリード
ビアホール4を形成したことにより、より配線の実装密
度を高めることができる。
【0013】図2は本発明の第2の実施の形態を示す多
層プリント配線板の製造方法を説明するための断面図で
ある。この第2の実施の形態では、上述した図3に示し
た従来技術と同様にサブトラクティブ法によって形成し
たものであって、ここでは図3との相違点を主に説明す
る。同図(a)におけるスルーホール付きの両面板1の
内層回路3,3および貫通接続穴4の銅表面に黒化処理
を施した後、同図(b)に示すように、ガラスクロスを
含まないめっき触媒入りエポキシ樹脂フィルムを主成分
とした絶縁層6、6を銅張り積層板2の両面にラミネー
トし、この絶縁層6の両面に銅箔15,15を積層プレ
スする。
【0014】次に、エッチングレジストをラミネート
し、フォトマスクを用いて露光、現像し、銅箔15の非
貫通穴17を穿孔する部位16の部分にのみエッチング
レジストを形成した後、同図(c)に示すように、銅箔
15をエッチング除去する。この銅箔15をエッチング
除去した部分16に、周波数が104〜108Hzの短パ
ルスCO2 レーザ光を照射し、同図(d)に示すように
非貫通穴17を穿孔する。また、ドリルによって貫通穴
18を穿孔する。
【0015】次いで、化学銅めっきを析出させるために
めっき触媒を表面全体に付与し、同図(e)に示すよう
に、電解銅めっき20を析出させることによって貫通接
続穴21および非貫通接続穴22を形成する。そして、
エッチングレジストをラミネートし、フォトマスクを用
いて露光、現像し導体回路となる部分にのみエッチング
レジストを形成した後、同図(f)に示すように、銅箔
をエッチング除去して外層回路23を形成する。
【0016】このようにサブトラクティブ法によって、
非貫通接続穴21を形成した場合も、絶縁層6の主成分
として、ガラスクロスが含まれていない分解温度が低い
エポキシ樹脂としたことにより、上述した第1の実施の
形態と同様に、非貫通穴17の加工時間が短縮されると
ともに、配線の接続不良が低減されかつ、配線の高密度
実装が可能になる。
【0017】なお、本実施の形態では、補強用繊維とし
てガラスクロスの例を示したが、分解温度が高い補強用
繊維であれば、ガラスクロスでなくてもよいことは勿論
である。また、絶縁層6のエポキシ樹脂フィルムをめっ
き触媒入りのものを使用したが、接着剤層7の表面全体
にめっき触媒を付与したことにより、めっき触媒なしと
してもよい。また、ベリードビアホール4を内層回路3
が形成された2層の両面板2に形成したが、3層以上の
多層配線板に形成してもよい。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、加
工時間が短縮されるとともに、接続不良が低減され、か
つ配線の実装密度を高めることができる。
【0019】また、第2の発明によれば、より配線の密
度実装を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る多層プリント配線板の製造方法
を説明するための断面図である。
【図2】 本発明に係る多層プリント配線板の第2の実
施の形態の製造方法を説明するための断面図である。
【図3】 従来の多層プリント配線板の製造方法を説明
するための断面図である。
【符号の説明】 2…銅張り積層板、3…内層回路、4…ベリードビアホ
ール、6…ガラスクロスを含まない絶縁層、8,17…
非貫通穴、9,18…貫通穴、11,23…外層回路、
12,21…非貫通接続穴、13,22…貫通接続穴。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H05K 3/42 640 H05K 3/42 640B

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内層回路上に絶縁層を形成し、この絶縁
    層にレーザ光によって非貫通穴を穿孔し、この非貫通穴
    にめっき処理を施し非貫通接続穴を形成するとともに、
    前記絶縁層上に外層回路を形成する多層プリント配線板
    の製造方法において、前記絶縁層の主成分を補強用繊維
    材を含まないエポキシ樹脂とするとともに、レーザ光を
    短パルスCO2レーザ としたことを特徴とする多層プリ
    ント配線板の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の多層プリント配線板の製
    造方法において、内層回路を貫通接続穴を備えた少なく
    とも2層の多層配線板上に形成し、この多層配線板の両
    面に絶縁層を形成し、前記貫通接続穴をベリードビアホ
    ールとしたことを特徴とする多層プリント配線板の製造
    方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の多層プリント配線板の製
    造方法において、短パルスCO2レーザ の周波数を10
    4〜108Hzとしたことを特徴とする多層プリント配線
    板の製造方法。
JP9134755A 1997-05-26 1997-05-26 多層プリント配線板の製造方法 Pending JPH10326973A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010147419A (ja) * 2008-12-22 2010-07-01 Denso Corp 多層回路基板の製造方法
WO2013086911A1 (zh) * 2011-12-15 2013-06-20 深圳崇达多层线路板有限公司 一种多阶hdi板的生产方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010147419A (ja) * 2008-12-22 2010-07-01 Denso Corp 多層回路基板の製造方法
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