JPH10326906A - 光検出素子及び撮像素子 - Google Patents

光検出素子及び撮像素子

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JPH10326906A
JPH10326906A JP9135063A JP13506397A JPH10326906A JP H10326906 A JPH10326906 A JP H10326906A JP 9135063 A JP9135063 A JP 9135063A JP 13506397 A JP13506397 A JP 13506397A JP H10326906 A JPH10326906 A JP H10326906A
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JP
Japan
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semiconductor
photodetector
layer
light
layers
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JP9135063A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Noge
宏 野毛
Tomoko Suzuki
智子 鈴木
Hiroki Kamei
宏記 亀井
Hirobumi Suga
博文 菅
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Hamamatsu Photonics KK
Original Assignee
Hamamatsu Photonics KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入射光の偏光依存性が無く、暗電流の小さい
光検出素子及び撮像素子を提供する。 【解決手段】 光検出素子10は、主に半絶縁性GaA
s基板12、基板12上に形成され、下側コンタクト層
14と上側コンタクト層16に挟まれた光吸収層18及
び上下二つのコンタクト層14、16の一部にそれぞれ
形成され、外部回路と接続されたオーミック電極20か
ら構成されている。光吸収層18は、厚さ20nm程度
のGaAs障壁層22と、SiドープされたIn0.5
0.5As層24とを交互に積み重ね、それぞれ50層
程度積層したものである。SiドープされたIn0.5
0.5As層には、一つの大きさが、底面の直径が5〜
30nm、高さが3〜10nmであり、面密度108
1012cm-2で配置された量子ドット26が形成されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入射光の光強度を
検出する光検出素子に関するものであり、特に、半導体
量子閉じ込め構造である半導体量子ドット(半導体量子
箱)を用いた、半導体量子ドット光検出素子に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】入射光の強度を検出する光検出素子とし
ては、その検出原理から、外部光電効果型、光導電効果
型、光起電効果型、熱効果型など、さまざまなものが知
られている。中でも、半導体における電子のバンドギャ
ップ間遷移を利用した光導電型光検出素子は、小型、軽
量、安価に製造できることから広く用いられている。
【0003】また最近では、例えば特公平7−6698
0号公報に記載されているように、半導体超格子構造で
ある半導体量子井戸を用いた光導電型光検出素子につい
ても、活発な研究及び利用がなされている。半導体量子
井戸を用いた光検出素子は図7に示すような構成になっ
ている。上記半導体量子井戸を用いた光検出素子1は、
基板2と、基板に支持された2つのコンタクト層4と、
上記2つのコンタクト層に挟まれた、量子井戸層と障壁
層とを交互に配置してなる半導体超格子6から構成され
ている。ここで、量子井戸層は、n型あるいはp型にド
ープされている。
【0004】上記光検出素子1に光が入射すると、量子
井戸内の電子のエネルギー状態は束縛準位から連続準位
に励起される。励起された電子は、上下のコンタクト層
間に印加された電圧により、外部回路を流れる電流とし
て検出される。
【0005】量子井戸構造を利用した光検出素子は、光
検出原理として、電子のバンド間遷移ではなくサブバン
ド間遷移を用いていることにより、量子井戸層の厚み及
び組成の選択などによって様々な波長の光を検出するこ
とが可能となっている。
【0006】また、これらの光検出素子をアレイ状に配
列することにより、検出波長帯の広い撮像素子も開示さ
れている(特公平7−66980号公報)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、量子井戸構造
においては、電子が量子井戸層内では自由に動けること
から、入射光のうち量子井戸層に平行な偏波成分には応
答しないという問題があった。そのために、通常は入射
光を量子井戸層に垂直な光に偏光するために、基板をプ
リズム状に加工したり、基板に回折格子を取り付けたり
する必要があった。
【0008】また、量子井戸構造においては、電子のエ
ネルギーに対して電子の状態密度が連続的に変化するた
めに、一旦連続準位に励起された電子は、光学フォノン
を放出することによってエネルギーを失い、非常に短い
時間で再び束縛準位へと戻ってしまう。よって、連続準
位に励起された電子を短時間のうちに量子井戸の外部に
取り出すためには、2つのコンタクト層間に大きなバイ
アス電圧を印加する必要があり、その結果、暗電流が大
きくなってしまうという問題があった。
【0009】本発明は、上記の問題を解決し、入射光の
偏光依存性が無く、暗電流の小さい光検出素子及び撮像
素子を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の光検出素子は、不純物をドープされていな
い第1の半導体からなる層を複数層積層させ、各層間に
p型またはn型にドープされ、且つバンドギャップが第
1の半導体よりも小さい第2の半導体からなると共に
縦、横、高さとも30nm以下の大きさである複数の量
子ドットを、108〜1012個/cm2の面密度で介在さ
せた光吸収層と、光吸収層の対向する面にそれぞれ設置
されたオーミック電極とから構成されていることを特徴
としている。
【0011】光検出素子に半導体量子ドットを用いるこ
とにより、電子が半導体量子ドット内に三次元的に閉じ
こめられる。その結果、あらゆる偏光特性を持つ光の入
射に対して、電子がポテンシャルの高いエネルギー準位
に励起されるようになる。また、光検出素子に半導体量
子ドットを用いることで、エネルギーに対する電子の状
態密度が離散的に変化するため、一旦励起された電子は
再び束縛状態に戻ることが困難となり、励起された電子
を小さなバイアス電圧で外部に取り出すことが可能とな
る。
【0012】本発明の光検出素子は、上記第2の半導体
と同型にドープされた半導体からなると共に、光吸収層
の光入射面と、その反対側の面にそれぞれ設けられたコ
ンタクト層をさらに備え、オーミック電極は、前記それ
ぞれのコンタクト層に設置されていることを特徴として
も良い。
【0013】コンタクト層を用いることにより、電極と
光吸収層との間の電気的な抵抗を小さくすることができ
る。
【0014】本発明の光検出素子は、第1の半導体、第
2の半導体及びコンタクト層が、III-V族化合物半導
体、II-VI族化合物半導体、複数の異なるIII-V族化合物
半導体の混晶、または複数の異なるII-VI族化合物半導
体の混晶であることを特徴としても良い。
【0015】また、本発明の光検出素子は、第1の半導
体、第2の半導体及びコンタクト層が、Si、Ge、ま
たはSiとGeとの混晶であることを特徴としても良
い。
【0016】さらに、本発明の光検出素子は、第1の半
導体及びコンタクト層は、GaAsまたはAlGaAs
であり、第2の半導体は、InAsまたはInGaAs
であることを特徴とすることが好適である。
【0017】本発明の光検出素子は、量子ドットにおけ
る束縛準位のエネルギーと連続準位のエネルギーとの差
が、量子ドットを形成する半導体の光学フォノンエネル
ギーよりも大きいことを特徴としても良い。
【0018】量子ドットにおける束縛準位のエネルギー
と連続準位のエネルギーとの差を、量子ドットを形成す
る半導体の光学フォノンエネルギーよりも大きくするこ
とによって、一旦励起された電子が再度束縛準位に戻り
にくくすることが可能となる。
【0019】さらに、本発明の撮像素子は、上記に示す
光検出素子を同一基板上にアレイ状に配置したことを特
徴としている。
【0020】撮像素子に、上記に示す光検出素子を用い
ることにより、入射光の偏光依存性が無く、暗電流の小
さい撮像素子を構成することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態に係る光検出素
子及び撮像素子を図面を参照して説明する。まず、本発
明の第1の実施形態に係る光検出素子について説明す
る。はじめに、本発明の第1の実施形態に係る光検出素
子の構成について説明する。図1は、本発明の第1の実
施形態に係る光検出素子の構成図である。本実施形態に
係る光検出素子10は、主に半絶縁性GaAs基板1
2、基板12上に形成された下側コンタクト層14、下
側コンタクト層14の上に形成された光吸収層18、光
吸収層の上に形成された上側コンタクト層16及び上下
のコンタクト層14、16の一部にそれぞれ形成され、
外部回路と接続されたオーミック電極20から構成され
ている。
【0022】光吸収層18は、厚さ20nm程度のGa
As障壁層22と、バンドギャップがGaAsよりも小
さく、かつSiドープされたIn0.5Ga0.5As層24
とを交互に積み重ね、それぞれ50層程度積層した構造
になっている。SiドープされたIn0.5Ga0.5As層
24は、一つが、底面の直径が5〜30nm、高さが3
〜10nmの大きさを持ち、面密度108〜1012cm
-2で形成された量子ドット26と、量子ドット26の周
辺に形成された1〜2分子層厚のウェッティング層28
とからなっている。InGaAsにドープされたSi
は、GaあるいはInの格子位置に入り、浅いドナー準
位を形成する。よって、InGaAにSiをドープする
ことにより、InGaAsはn型にドープされた状態と
なっている。
【0023】上下のコンタクト層14、16はどちらも
量子ドット26と同型であるn型にドープされたGaA
sから形成されており、下側コンタクト層14は1μ
m、上側コンタクト層16は0.5μm程度の厚みを持
っている。また、上下のコンタクト層14及び16は、
光吸収層18として形成されている障壁層22、Siド
ープされたIn0.5Ga0.5As層24と平行に形成され
ている。
【0024】オーミック電極20は、n型にドープされ
た上下のコンタクト層14、16から電流を取り出すの
に適した材質、例えば、AuGe、InSnなどから形
成されている。
【0025】上側コンタクト層16上に形成されるオー
ミック電極20は、光吸収層が光を効率よく吸収できる
ようにし、且つ検出電流ができるだけ均一に流れるよう
に、上側コンタクト層16の表面にリング状または格子
状あるいはメッシュ状に形成されている。
【0026】また、基板12の下部には、光を反射する
ことによって光吸収層18の光吸収効率を向上させるた
めに、金属または誘電体多層膜からなる反射層30が形
成されている。
【0027】次に、本実施形態に係る光検出素子の製造
方法について説明する。上記SiドープされたIn0.5
Ga0.5As層24は、分子線エピタキシー(MBE)
法によって、400〜500℃の温度範囲でIn0.5
0.5Asを1.5から5分子層分堆積させることによ
って形成される。中でも、量子ドット26は、障壁層2
2を形成するGaAsと、In0.5Ga0.5As層24を
形成するIn0.5Ga0.5Asとの格子定数の違いにより
発生する歪みとして形成される。また、ウェッティング
層28は、量子ドット26の生成過程で、量子ドット2
6の周囲に発生する層である。
【0028】In0.5Ga0.5As層24へのSiドーピ
ングは108〜1012cm-2の面密度の範囲で、In0.5
Ga0.5Asの堆積を一時中断するかあるいはIn0.5
0 .5Asの堆積中に継続して行う。
【0029】量子ドット26の大きさの微妙な調整は、
温度や堆積速度、堆積量、As分子線の圧力、In組成
などの条件を適切に選んで行う。
【0030】上下のコンタクト層14、16及び障壁層
22の形成は、同じくMBE法により、500〜700
℃の温度範囲で行うが、Inの拡散を防止するため、I
0. 5Ga0.5As層24の直上における障壁層22の形
成においては、はじめの5nmまでを400〜550℃
の温度範囲で成長させる。また、上下のコンタクト層1
4、16においては、形成時に5×1017cm-3以上の
濃度でSiをドープする。
【0031】上側のオーミック電極20は、真空蒸着法
によって上側コンタクト層16上に形成させる。また、
下側のオーミック電極20は、下側コンタクト層14の
一部をエッチングによって露出させ、その後、同様に真
空蒸着法によって形成させる。
【0032】続いて、本実施形態に係る光検出素子の作
用について説明する。In0.5Ga0 .5Asより形成され
る量子ドット26は、Siドーピングされている。その
ため、量子ドット26内のエネルギー状態を考えると、
伝導帯の束縛準位の直下にドナー準位が形成されること
になる。このドナー準位から、各量子ドット26の伝導
帯の束縛準位に電子が1個あるいは2個ずつ供給されて
いる。
【0033】一方、GaAsからなる障壁層22はドー
プされておらず、量子ドット26と比較して伝導帯のエ
ネルギー下端が高いため、障壁層22の伝導帯は空乏化
し、暗状態、つまり光が当たっていない状態において
は、障壁層22の伝導帯中に電子はほとんど存在しな
い。
【0034】上記状態の光検出素子10に、光が入射し
た状態について考える。図2は、オーミック電極20に
バイアス電圧を印加した状態で、光検出素子10に光が
入射したときのエネルギーバンド図である。光が入射し
ていない状態においては、大部分の電子は、量子ドット
26の伝導帯内の最もエネルギーの低い束縛準位32に
存在する。しかし、光検出素子10に、束縛準位32と
励起準位とのエネルギー差よりも大きいエネルギーを持
った光が入射すると、束縛準位32に存在した電子は、
励起準位に励起される。
【0035】この、伝導帯内の束縛準位32から励起準
位へのエネルギー状態の遷移をサブバンド間遷移、ある
いはミニバンド間遷移と呼ぶ。これに対し、価電子帯か
ら伝導帯へのエネルギー状態の遷移をバンド間遷移と呼
ぶ。
【0036】サブバンド間遷移により、電子が連続準位
34、つまり障壁層22の伝導帯のエネルギー下端より
も高いエネルギー準位まで励起されると、オーミック電
極20によって印加されたバイアス電圧によって電子が
光吸収層18の外部に引き出され、電流として検出され
る。
【0037】従来の1次元閉じこめ構造である量子井戸
構造においては、その量子力学特性により、井戸平面に
平行な偏光成分に対して電子は励起されなかった。しか
し、本実施形態に係る光検出素子10のように、3次元
閉じこめ構造である量子ドット構造を用いることによ
り、あらゆる偏光特性を持った光によって電子が励起さ
れることになる。
【0038】また、従来の量子井戸構造においては、障
壁層の厚みが20〜50nm程度であるため、入射光と
は無関係な熱的な電子励起に起因する、トンネル効果に
よる暗電流が発生していた。しかし、本実施形態に係る
光検出素子10においては、量子ドット構造を利用する
ため、電界方向から見た量子ドット間の距離、つまり実
効的な障壁層の厚みは100nm以上となり、トンネル
効果による暗電流は減少する。
【0039】図3は、量子ドットにおける電子のエネル
ギーと状態密度との関係を示したものである。また、図
8は、従来の量子井戸における電子のエネルギーと状態
密度との関係を示したものである。量子井戸構造の場合
は、図8に示すとおり、電子のエネルギーに対して状態
密度が連続的に変化している。よって、電子が入射光の
エネルギーを吸収して一旦連続準位34に励起されたと
しても、励起された電子は光学フォノンのエネルギーを
放出することにより、容易に束縛準位32に戻ってしま
う。従って、光検出素子に量子井戸構造を用いる場合
は、励起された電子が光学フォノンのエネルギーを放出
して束縛準位32に戻ってしまう前に、非常に短時間で
電子を量子井戸の外部に引き出す必要があり、光吸収層
に高いバイアス電圧をかけなくてはならない。その結
果、暗電流が非常に大きくなってしまう。
【0040】一方、量子ドット構造の場合は、図3に示
すとおり、電子のエネルギーに対して状態密度が離散的
に変化している。よって、電子が入射光のエネルギーを
吸収して一旦連続準位34に励起されると、再び束縛準
位32に戻ることが困難となる。特に、連続準位34と
束縛準位32とのエネルギー差が光学フォノンのエネル
ギー(GaAsの場合は36meV)と比較して大きい
場合は、ほとんど不可能となる。よって、光検出素子に
量子ドットを用いる場合は、励起された電子が長時間連
続準位34にとどまっているので、小さなバイアス電圧
でも電子を光吸収層の外部に引き出すことが可能とな
り、その結果、暗電流が小さくなる。
【0041】また、本実施形態の光検出素子は、GaA
s障壁層22とIn0.5Ga0.5As層24とを交互に積
み重ねることによって、同一形状の量子ドット26を多
数形成することができるため、光吸収層18内の量子ド
ット26の総数の面密度があまり大きくならなければ、
具体的には1012cm-2以下であれば、光検出感度をほ
ぼドット数に比例して向上させることが可能となる。さ
らに、障壁層22の厚みを20nmと大きくしているこ
とで、交互に積み重ねられたGaAs障壁層22とIn
0.5Ga0.5As層24内で、光入射方向から見た量子ド
ットの位置が乱雑に分布し、上下に重なることが少なく
なるので、光検出感度が向上する。また、半絶縁性の基
板を用いていることで、n型半導体の基板を用いた場合
などと比較して、基板における自由キャリアによる光の
吸収を押さえることができ、光検出感度が向上する。
【0042】また、量子ドットを用いた光検出素子とし
ては、特開平8−195504などが開示されている
が、この素子は、受光素子の波長帯域を設定、変化させ
るために量子ドットを用いたものである。また、その実
施例から明らかなように、量子ドットはドーピングされ
ておらず、受光層はp型半導体層とn型半導体層とに挟
まれている。従ってこの素子は、価電子帯から伝導帯へ
のバンド間遷移によって、可視光から近赤外光にのみ感
度を有するものであり、本発明とは構造及び作用が異な
る。
【0043】さらに、本実施形態に係る光検出素子の効
果について説明する。まず第1に、本実施形態に係る光
検出素子10は、量子ドット26を用いているために、
電子が量子ドット26内に3次元的に閉じこめられる。
よって、量子ドット26のサブバンド間のエネルギー差
よりも大きいエネルギーを持つあらゆる偏波面を持つ入
射光に対して、電子が励起される。その結果、あらゆる
偏波成分を持った入射光強度を検出することが可能とな
り、入射光を光吸収層18に垂直な偏光に変換するため
に基板をプリズム状に加工したり、基板に回折格子など
を取り付ける必要が無い。
【0044】第2に、本実施形態に係る光検出素子は、
量子ドット26を用いているため、電界方向の量子ドッ
ト26の間隔が、量子井戸を用いた場合の障壁層の厚み
と比較して大きくなっている。よって、トンネル電流を
小さく押さえることが可能となり、その結果、トンネル
電流に起因する暗電流を小さくすることが可能となる。
また、量子ドット26を用いることにより、一旦連続状
態に励起された電子が束縛状態に戻ることが困難とな
り、光吸収層18にかける電圧を小さくしても、電子を
容易に外部回路に引き出せることになる。その結果、光
吸収層18及び外部回路に流れる暗電流を小さくするこ
とが可能となる。さらに、上下のコンタクト層14、1
6及びオーミック電極20を用いていることにより、光
吸収層18と外部回路との間の電気的な抵抗が小さくな
り、光吸収層18にかける電圧を小さくすることができ
る。その結果、光吸収層18及び外部回路に流れる暗電
流を小さくすることが可能となる。
【0045】第3に、本実施形態に係る光検出素子10
は、量子ドット26を用いているため、量子ドット26
を形成する半導体の種類だけでなく、量子ドット26の
大きさを変えることにより、様々な波長の入射光に対し
て感度を高めることが可能である。さらに、ドープされ
た量子ドット26を用いることにより、電子のバンド間
遷移によっては検出できない長波長領域の光に対して
も、高い感度を有する光検出素子の設計が可能となる。
【0046】尚、本実施形態において、量子ドット26
はIn0.5Ga0.5Asから形成されていたが、この組成
は上記に限定されるものではない。例えば、In0.5
割合を変化させてもよいし、純粋なInAsを用いても
よい。同様に、障壁層22の材料についてもGaAsの
代わりにAlGaAsなどを用いてもよい。また、量子
ドット26と障壁層22の材料の組み合わせとしては、
それぞれ、GeまたはSiGeとSi、InPとInG
aPまたはGaAs、InSbまたはGaSbまたはA
lSbとGaAs、ZnCdSeとZnSe、ZnSe
とZnMgSeまたはZnMgSeSなどの組み合わせ
を用いてもよい。さらに、障壁層22とコンタクト層1
4、16の材料の組み合わせとしては、GaAsまたは
AlGaAsとGaAs、SiとSi、InGaPとI
nGaPまたはGaAsなどが考えられる。
【0047】また、本実施形態において、量子ドット2
6及び上下のコンタクト層14、16は、n型にドープ
されていたが、これらは、全て同型にドープされている
のであれば、p型にドープされていても良い。これら
が、p型にドープされている場合は、オーミック電極2
0としてAuCr、AuZn、InZnなどから形成さ
れていることが望ましい。
【0048】さらに、本実施形態において、量子ドット
26、障壁層22及び上下のコンタクト層14、16の
形成方法として、MBE法を用いたが、これは有機金属
気相成長(MOVPE)法や化学的気相堆積(CVD)
法を用いてもよい。
【0049】続いて、本発明の第2の実施形態に係る光
検出素子について説明する。図4は本発明の第2の実施
形態に係る光検出素子の構成図である。本実施形態に係
る光検出素子40が第1の実施形態に係る光検出素子1
0と構成上相違する点は、第1の実施形態に係る光検出
素子10は、光吸収層18が上下二つのコンタクト層1
4、16に挟まれており、上下のコンタクト層14、1
6の表面上の一部に、それぞれ外部回路と接続されたオ
ーミック電極20が形成されていたのに対して、本実施
形態に係る光検出素子40は、上下のコンタクト層1
4、16を用いず、光吸収層18の両側に、光吸収層1
8を形成する障壁層22とSiドープされたIn0.5
0.5As層24に垂直になるようにオーミック電極2
0を直接形成した点である。
【0050】オーミック電極20は、光吸収層18を第
1の実施形態と同様な方法で形成した後に、光吸収層1
8の上部2カ所に真空蒸着法により形成する。その後、
不活性ガスまたは還元性ガス中で加熱処理をすることに
より、0.3μm以上の深さまで合金化反応をさせるこ
とにより導電性がもたらされる。
【0051】本実施形態に係る光検出素子における作用
及び効果は、コンタクト層を用いたことによる作用、効
果以外は、第1の実施形態に係る光検出素子の作用、効
果と基本的に同様である。本実施形態に係る光検出素子
においては、コンタクト層は用いないが、オーミック電
極20として、量子ドット26のドーピングの型に適し
た金属薄膜を用いることにより、光吸収層18と外部回
路との間の電気的な抵抗をある程度低減することができ
る。これらの金属としては、p型にドープされた量子ド
ット26に対しては、AuCr、AnZn、InZn、
n型にドープされた量子ドット26に対しては、AuG
e、InSnなどが考えられる。また、第1の実施形態
に係る光検出素子10は、光吸収層18内を流れる電流
の方向と光の入射方向が同一であるため、光吸収層18
を形成する障壁層22とSiドープされたIn0.5Ga
0.5As層24の数を増やしても、光の入射方向から見
て量子ドットがほぼ一面を覆い尽くす50層程度の層数
を越えると、感度はほとんど変わらない。これに対し
て、本実施形態に係る光検出素子40は、光吸収層18
内を流れる電流の方向に対して入射光が垂直に入射す
る。よって、量子ドット26の光入射方向の厚みの積分
値が、入射光の吸収長を大きく越えない限り、障壁層2
2とSiドープされたIn0.5Ga0.5As層24の数を
増やすことによって感度を向上させることが可能とな
る。
【0052】また、本実施形態においても、第1の実施
形態と同様に、量子ドット26及び障壁層22の材料は
上記に限定されるものではない。例えば、In0.5の割
合を変化させてもよいし、純粋なInAsを用いてもよ
い。同様に、障壁層22の材料についてもGaAsの代
わりにAlGaAsなどを用いてもよい。さらに、量子
ドット26と障壁層22の材料の組み合わせとしては、
それぞれ、GeまたはSiGeとSi、InPとInG
aPまたはGaAs、InSbまたはGaSbまたはA
lSbとGaAs、ZnCdSeとZnSe、ZnSe
とZnMgSeまたはZnMgSeSなどの組み合わせ
を用いてもよい。
【0053】続いて、本発明の第3の実施形態に係る撮
像素子について説明する。図5は本発明の第3の実施形
態に係る撮像素子の構成図である。本実施形態に係る撮
像素子60は、本発明の第1の実施形態に係る光検出素
子10を同一平面上に2次元的に配列し、さらにこれら
の光検出素子10を選択するスイッチング回路(マルチ
プレクサ)62を設けた構成になっている。
【0054】各光検出素子10は、下側コンタクト層1
4までメサ・エッチングすることにより素子分離されて
いる。また、各光検出素子10の下側コンタクト層14
には、各光検出素子10間で共通のオーミック電極20
が設置されている。各光検出素子10の上側コンタクト
層16には、それぞれ別々のオーミック電極20が取り
付けられている。それぞれのオーミック電極20は、絶
縁層64上の配線66を介して、同一基板あるいは別の
基板上に設けられたスイッチング回路(マルチプレク
サ)62に接続されている。
【0055】このスイッチング回路62は、光検出素子
10を選択しながら、各光検出素子10へのバイアス電
圧の供給及び光電流の読み出しを順次行うことが可能と
なっている。その結果、各光検出素子10に入射した光
強度分布から、2次元撮像画像情報を得ることができ
る。
【0056】本実施形態の撮像素子は、本発明の第1の
実施形態に係る光検出素子10を用いていることによ
り、従来の撮像素子と比較して、偏光依存性がない、暗
電流が小さい、赤外域に対しても高い感度を有するとい
った効果がある。
【0057】最後に、本発明の第4の実施形態に係る撮
像素子について説明する。図6は、本実施形態に係る撮
像素子の構成図である。本実施形態に係る撮像素子80
が本発明の第3の実施形態に係る撮像素子60と構成上
異なる点は、本発明の第3の実施形態に係る撮像素子6
0は、本発明の第1の実施形態に係る光検出素子10を
アレイ状に配置していたが、本実施形態に係る撮像素子
80は、本発明の第2の実施形態に係る光検出素子40
をアレイ状に配置した点である。この構成においては、
オーミック電極20を光検出素子40の上下ではなく、
両側に接続しているため、各行各列の光検出素子40の
一対のオーミック電極20に接続された配線66は、そ
れぞれが接触しないように絶縁層64を介してスイッチ
ング回路62に接続される。このような構成にしても、
上記第3の実施形態に係る撮像素子60と同様に、偏光
依存性がない、暗電流が小さい、赤外域に対しても高い
感度を有するといった効果がある。
【0058】
【発明の効果】半導体量子ドットを用いた構成により、
入射光の偏光依存性が無く、暗電流の小さい光検出素子
が実現できる。また、量子ドットを形成する材料、大き
さ等を変えることにより、様々な波長の入射光に対して
感度を高くすることができ、さらに、量子ドットに不純
物をドープすることにより、赤外光のような長波長帯の
光に対しても感度の高い光検出素子が構成できる。さら
に、上記光検出素子をアレイ状に並べることによって、
入射光の偏光依存性が無く、暗電流が小さく、長波長帯
まで感度の高い撮像素子を作成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る光検出素子の構
成図である。
【図2】本発明の第1の実施形態において、オーミック
電極にバイアス電圧を印加した状態で、光検出素子に光
が入射したときのエネルギーバンド図である。
【図3】量子ドットにおける電子のエネルギーと状態密
度との関係を示したものである。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る光検出素子の構
成図である。
【図5】本発明の第3の実施形態に係る撮像素子の構成
図である。
【図6】本発明の第4の実施形態に係る撮像素子の構成
図である。
【図7】半導体量子井戸を用いた光検出素子の構成図で
ある。
【図8】量子井戸における電子のエネルギーと状態密度
との関係を示したものである。
【符号の説明】
1…光検出素子、2…基板、4…コンタクト層、6…半
導体超格子、10…光検出素子、12…基板、14…下
側コンタクト層、16…上側コンタクト層、18…光吸
収層、20…オーミック電極、22…障壁層、24…S
iドープされたIn0.5Ga0.5As層、26…量子ドッ
ト、28…ウェッティング層、30…反射層、32…束
縛準位、34…連続準位、40…光検出素子、60…撮
像素子、62…スイッチング回路、64…絶縁層、66
…配線、80…撮像素子
フロントページの続き (72)発明者 菅 博文 静岡県浜松市市野町1126番地の1 浜松ホ トニクス株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不純物をドープされていない第1の半導
    体からなる層を複数層積層させ、前記各層間に、p型ま
    たはn型にドープされ、且つバンドギャップが前記第1
    の半導体よりも小さい第2の半導体からなると共に縦、
    横、高さとも30nm以下の大きさである複数の量子ド
    ットを、108〜1012個/cm2の面密度で介在させた
    光吸収層と、 前記光吸収層の互いに対向する面にそれぞれ接続された
    オーミック電極と、 から構成されていることを特徴とする光検出素子。
  2. 【請求項2】 前記第2の半導体と同型にドープされた
    半導体からなると共に、前記光吸収層の光入射面と、そ
    の反対側の面にそれぞれ設けられたコンタクト層をさら
    に備え、 前記オーミック電極は、前記それぞれのコンタクト層に
    設置されていることを特徴とする請求項1に記載の光検
    出素子。
  3. 【請求項3】 前記第1の半導体及び前記第2の半導体
    が、 III-V族化合物半導体、II-VI族化合物半導体、複数の異
    なるIII-V族化合物半導体の混晶、または複数の異なるI
    I-VI族化合物半導体の混晶であることを特徴とする請求
    項1に記載の光検出素子。
  4. 【請求項4】 前記第1の半導体及び前記第2の半導体
    が、 Si、Ge、またはSiとGeとの混晶であることを特
    徴とする請求項1に記載の光検出素子。
  5. 【請求項5】 前記第1の半導体は、GaAsまたはA
    lGaAsであり、 前記第2の半導体は、InAsまたはInGaAsであ
    ることを特徴とする請求項3に記載の光検出素子。
  6. 【請求項6】 前記光吸収層及びコンタクト層が、 III-V族化合物半導体、II-VI族化合物半導体、複数の異
    なるIII-V族化合物半導体の混晶、または複数の異なるI
    I-VI族化合物半導体の混晶から形成されていることを特
    徴とする請求項2に記載の光検出素子。
  7. 【請求項7】 前記光吸収層及びコンタクト層が、 Si、Ge、またはSiとGeとの混晶から形成されて
    いることを特徴とする請求項2に記載の光検出素子。
  8. 【請求項8】 前記コンタクト層及び第1の半導体は、
    GaAsまたはAlGaAsであり、 前記第2の半導体は、InAsまたはInGaAsであ
    ることを特徴とする請求項6に記載の光検出素子。
  9. 【請求項9】 前記量子ドットにおける束縛準位のエネ
    ルギーと連続準位のエネルギーとの差が、前記量子ドッ
    トを形成する半導体の光学フォノンエネルギーよりも大
    きいことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記
    載の光検出素子。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれか1項に記載の
    光検出素子を同一基板上にアレイ状に配置したことを特
    徴とする撮像素子。
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