JPH10325491A - 配管接続部品 - Google Patents
配管接続部品Info
- Publication number
- JPH10325491A JPH10325491A JP9134746A JP13474697A JPH10325491A JP H10325491 A JPH10325491 A JP H10325491A JP 9134746 A JP9134746 A JP 9134746A JP 13474697 A JP13474697 A JP 13474697A JP H10325491 A JPH10325491 A JP H10325491A
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- JP
- Japan
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- flange
- screw
- pipe
- joint
- piping
- Prior art date
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- Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)
- Flanged Joints, Insulating Joints, And Other Joints (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 螺子接合法又は溶接接合法に適応した規格に
従って製造された管体、弁類、継手類又は計器類等の配
管構成要素を比較的容易にフランジ接合法の接合構造に
転換することができる配管接続部品を提供する。 【解決手段】 配管接続部品は、雄型接合フランジ1及
び雌型接合フランジ2を有し、雄型接合フランジ1は、
同心状に連接した円形フランジ11及び雄型螺子部13
を備え、雌型接合フランジ2は、同心状に連接した円形
フランジ21及び雌型螺子部23を備える。流体を流通
可能な流路18、28が、円形フランジ11、21及び
螺子部13、23の軸心部を中心軸線方向に貫通する。
雄型螺子部13は、螺子接合形式の管端部、弁類又継手
類等の雌螺子部に螺入可能な雄螺子14を備え、雌型螺
子部23は、螺子接合形式の管端部、弁類又継手類等の
雌螺子部を螺入可能な雌螺子24を備える。
従って製造された管体、弁類、継手類又は計器類等の配
管構成要素を比較的容易にフランジ接合法の接合構造に
転換することができる配管接続部品を提供する。 【解決手段】 配管接続部品は、雄型接合フランジ1及
び雌型接合フランジ2を有し、雄型接合フランジ1は、
同心状に連接した円形フランジ11及び雄型螺子部13
を備え、雌型接合フランジ2は、同心状に連接した円形
フランジ21及び雌型螺子部23を備える。流体を流通
可能な流路18、28が、円形フランジ11、21及び
螺子部13、23の軸心部を中心軸線方向に貫通する。
雄型螺子部13は、螺子接合形式の管端部、弁類又継手
類等の雌螺子部に螺入可能な雄螺子14を備え、雌型螺
子部23は、螺子接合形式の管端部、弁類又継手類等の
雌螺子部を螺入可能な雌螺子24を備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配管接続部品に関
するものであり、より詳細には、螺子接合法及び溶接接
合法の管体、弁類、継手類又は計器類を比較的容易にフ
ランジ接合法の接合構造に転換することができる配管接
続部品に関するものである。
するものであり、より詳細には、螺子接合法及び溶接接
合法の管体、弁類、継手類又は計器類を比較的容易にフ
ランジ接合法の接合構造に転換することができる配管接
続部品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建築設備又は化学プラント等の配管は、
開閉制御弁、遮断弁、流量調整弁及び圧力調整弁等の各
種弁類、ストレーナ、エルボ、T型継手、ニップル及び
ソケット等の各種継手類、或いは、温度計、圧力計、流
量計及び粘度計等の各種計器類を備える。これらの弁
類、継手類及び計器類は、配管内を流通する流体の方向
制御、給排制御、流量制御、流路分岐又は流路合流、或
いは、異種配管の接続又は設備機器(ポンプ等)の配管
接続などの各種目的に応じて、配管系の適所に所定配列
に介装され、所期の機能を果たす。
開閉制御弁、遮断弁、流量調整弁及び圧力調整弁等の各
種弁類、ストレーナ、エルボ、T型継手、ニップル及び
ソケット等の各種継手類、或いは、温度計、圧力計、流
量計及び粘度計等の各種計器類を備える。これらの弁
類、継手類及び計器類は、配管内を流通する流体の方向
制御、給排制御、流量制御、流路分岐又は流路合流、或
いは、異種配管の接続又は設備機器(ポンプ等)の配管
接続などの各種目的に応じて、配管系の適所に所定配列
に介装され、所期の機能を果たす。
【0003】例えば、図9は、従来構成の配管レイアウ
トを例示する概略配管図である。図9(A)(B)に示
す配管組立体は、手動開閉弁SV、ストレーナST及び
遠隔制御弁CVを介装した流体主管MLを備えるととも
に、手動開閉弁SVを介装したバイパス管BLを備え
る。手動開閉弁SV、ストレーナST及び遠隔制御弁C
Vは、短管SPを介して相互連結され、バイパス管BL
は、T字管T及びエルボEを介して流体主管MLの上流
側部分及び下流側部分に接続される。
トを例示する概略配管図である。図9(A)(B)に示
す配管組立体は、手動開閉弁SV、ストレーナST及び
遠隔制御弁CVを介装した流体主管MLを備えるととも
に、手動開閉弁SVを介装したバイパス管BLを備え
る。手動開閉弁SV、ストレーナST及び遠隔制御弁C
Vは、短管SPを介して相互連結され、バイパス管BL
は、T字管T及びエルボEを介して流体主管MLの上流
側部分及び下流側部分に接続される。
【0004】この種の配管、弁類及び継手類等の接続方
法として、螺子接合法、フランジ接合法、メカニカルジ
ョイント法、溶接法、差込み接合法等の各種接合法が知
られている。一般に、建築設備工事等の金属配管におい
ては、主に、螺子接合法及びフランジ接合法が広く実用
に供されている。ここに、簡易且つ迅速に配管及び弁類
等を接合可能な螺子接合法は、呼び径80mm以下の比較
的小口径の配管系における接続手段として、一般に採用
され、他方、比較的高価なフランジ接合法は、呼び径8
0mmを超える比較的大口径の配管系において、一般に採
用される。
法として、螺子接合法、フランジ接合法、メカニカルジ
ョイント法、溶接法、差込み接合法等の各種接合法が知
られている。一般に、建築設備工事等の金属配管におい
ては、主に、螺子接合法及びフランジ接合法が広く実用
に供されている。ここに、簡易且つ迅速に配管及び弁類
等を接合可能な螺子接合法は、呼び径80mm以下の比較
的小口径の配管系における接続手段として、一般に採用
され、他方、比較的高価なフランジ接合法は、呼び径8
0mmを超える比較的大口径の配管系において、一般に採
用される。
【0005】螺子接合法により接合された配管組立体
が、図9(A)に例示されており、フランジ接合法によ
り接合された配管組立体が、図9(B)に例示されてい
る。螺子接合法(図9(A))においては、管用テーパ
螺子(JISB0203) 等の螺子切り加工が配管ML、BL、
SPの両端に施されるとともに、予め螺子切り加工を施
した螺子接合構造の弁類及び継手類が、弁SV、CV、
ST又は継手T、Eとして使用される。雄螺子を刻設し
た配管は、弁類又は継手類の雌螺子部に螺入され、シー
ルテープ又は液状ガスケット等のシール部材が、雄螺子
と雌螺子の間の螺合領域に介挿される。
が、図9(A)に例示されており、フランジ接合法によ
り接合された配管組立体が、図9(B)に例示されてい
る。螺子接合法(図9(A))においては、管用テーパ
螺子(JISB0203) 等の螺子切り加工が配管ML、BL、
SPの両端に施されるとともに、予め螺子切り加工を施
した螺子接合構造の弁類及び継手類が、弁SV、CV、
ST又は継手T、Eとして使用される。雄螺子を刻設し
た配管は、弁類又は継手類の雌螺子部に螺入され、シー
ルテープ又は液状ガスケット等のシール部材が、雄螺子
と雌螺子の間の螺合領域に介挿される。
【0006】他方、フランジ接合法(図9(B))にお
いては、配管用フランジFを両端に固着した管体ML、
BL、SP、或いは、フランジFを工場製作時に管端に
予め一体成形してなるフランジ付管体等が、配管構成要
素として使用される。また、予めフランジFを一体成形
してなるフランジ接合構造の既製弁類又は既製継手類
が、弁SV、CV、ST又は継手T、Eとして、使用さ
れる。配管構成要素ML、BL、SP、SV、CV、S
T、T、Eは、所望の位置に配置され、配管のフランジ
Fは、ガスケットを介して弁類又は継手類のフランジF
と整合される。合芯工程を完了した隣接フランジF同士
は、ボルト等の締結具を介して一体的に締結される。
いては、配管用フランジFを両端に固着した管体ML、
BL、SP、或いは、フランジFを工場製作時に管端に
予め一体成形してなるフランジ付管体等が、配管構成要
素として使用される。また、予めフランジFを一体成形
してなるフランジ接合構造の既製弁類又は既製継手類
が、弁SV、CV、ST又は継手T、Eとして、使用さ
れる。配管構成要素ML、BL、SP、SV、CV、S
T、T、Eは、所望の位置に配置され、配管のフランジ
Fは、ガスケットを介して弁類又は継手類のフランジF
と整合される。合芯工程を完了した隣接フランジF同士
は、ボルト等の締結具を介して一体的に締結される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】かかるフランジ接合法
は、配管の施工精度、液密性能、気密性能、或いは、接
続構造強度又は耐久性等の諸性能において、螺子接合法
に比べて有利であるばかりでなく、配管系に介装又は連
接された短管、弁類、継手類又は計器類を局所的に任意
に取外し、適宜交換し得ることから、配管系の維持・管
理において実務的に有益である。反面、フランジ接合法
にて使用されるフランジは、一般には、工場製作工程に
おいて管体、弁類又は継手類等に一体成形せざるを得な
いことから、配管工事の資材費が高額化するばかりでな
く、施工現場において位置又は取付寸法の微調整又は修
整を実施し難く、従って、50乃至80mm以下の比較的
小径の配管系には、一般に採用されていない。従って、
かかる小口径配管の施工方法として、螺子接合法による
配管接合工法が一般に採用されている。また、かかる事
情に起因し、市場において入手し得る比較的小径な弁類
又は継手類等は、主として、螺子接合法に適応した規格
に従って製造されており、フランジを一体的に備えたフ
ランジ型の小口径弁類又は継手類等は、実際には、市場
において入手し難い。
は、配管の施工精度、液密性能、気密性能、或いは、接
続構造強度又は耐久性等の諸性能において、螺子接合法
に比べて有利であるばかりでなく、配管系に介装又は連
接された短管、弁類、継手類又は計器類を局所的に任意
に取外し、適宜交換し得ることから、配管系の維持・管
理において実務的に有益である。反面、フランジ接合法
にて使用されるフランジは、一般には、工場製作工程に
おいて管体、弁類又は継手類等に一体成形せざるを得な
いことから、配管工事の資材費が高額化するばかりでな
く、施工現場において位置又は取付寸法の微調整又は修
整を実施し難く、従って、50乃至80mm以下の比較的
小径の配管系には、一般に採用されていない。従って、
かかる小口径配管の施工方法として、螺子接合法による
配管接合工法が一般に採用されている。また、かかる事
情に起因し、市場において入手し得る比較的小径な弁類
又は継手類等は、主として、螺子接合法に適応した規格
に従って製造されており、フランジを一体的に備えたフ
ランジ型の小口径弁類又は継手類等は、実際には、市場
において入手し難い。
【0008】ここに、近年の建築設備の傾向において、
開閉遮断弁、制御弁、圧力計、温度計、ストレーナ、逆
止弁、エルボ、T型継手等の各種弁類、継手類又は計器
類を内蔵したユニット式の各種流体制御装置が、空調設
備又は給排水衛生設備等の構成要素として普及しつつあ
る。この種の制御ユニットの全体寸法は、建築物内部の
容積又は面積的制約等により極めて小型化され、これに
伴って、制御ユニットの内部領域の配管スペースは、極
めて制限される。この結果、有効利用可能なユニット内
配管スペースは、益々狭小化する傾向にある。かくて、
施工上の理由により配管組立体の全長を比較的長く設計
せざるを得ない螺子接合法によっては、多種の弁類、継
手類又は計器類を制御ユニット内に収容し得ない状況
が、近年殊に生じつつある。
開閉遮断弁、制御弁、圧力計、温度計、ストレーナ、逆
止弁、エルボ、T型継手等の各種弁類、継手類又は計器
類を内蔵したユニット式の各種流体制御装置が、空調設
備又は給排水衛生設備等の構成要素として普及しつつあ
る。この種の制御ユニットの全体寸法は、建築物内部の
容積又は面積的制約等により極めて小型化され、これに
伴って、制御ユニットの内部領域の配管スペースは、極
めて制限される。この結果、有効利用可能なユニット内
配管スペースは、益々狭小化する傾向にある。かくて、
施工上の理由により配管組立体の全長を比較的長く設計
せざるを得ない螺子接合法によっては、多種の弁類、継
手類又は計器類を制御ユニット内に収容し得ない状況
が、近年殊に生じつつある。
【0009】また、制御ユニットを比較的長期に亘って
継続的に使用可能にするには、制御ユニットの内部構成
要素、即ち、弁類又は計器類等を定常的に維持・管理
し、消耗した弁類又は作動不良な計器類等を定期的又は
不定期に適宜交換し得る構造を採用する必要がある。し
かしながら、螺子接合法により施工された制御ユニット
の内部配管においては、特定の弁又は計器等を交換する
ために、内部配管を全域に亘って解体せざるを得ない。
かくして、この種の制御ユニット内の構成部品を容易に
取外し、迅速に交換又は修理し得る新規な配管構造の開
発が要望されている。
継続的に使用可能にするには、制御ユニットの内部構成
要素、即ち、弁類又は計器類等を定常的に維持・管理
し、消耗した弁類又は作動不良な計器類等を定期的又は
不定期に適宜交換し得る構造を採用する必要がある。し
かしながら、螺子接合法により施工された制御ユニット
の内部配管においては、特定の弁又は計器等を交換する
ために、内部配管を全域に亘って解体せざるを得ない。
かくして、この種の制御ユニット内の構成部品を容易に
取外し、迅速に交換又は修理し得る新規な配管構造の開
発が要望されている。
【0010】同様に、溶接接合法により接合された配管
組立体においては、溶接工法の作業性等の施工事情によ
り、一般に配管組立体の全長を比較的長く設計せざるを
得ない。しかも、溶接接合された配管組立体は、弁類、
継手類又は計器類等の構成要素を分離・解体すること自
体、実務的に極めて困難である。従って、上述の制御ユ
ニット等における配管構成要素として、溶接接合構造の
弁類、継手類又は計器類を使用せざるを得ない場合、こ
れらの配管構成要素をフランジ接合構造に容易に変換可
能にする対策が要望されるが、かかる変換構造は、依然
として開発されていない。
組立体においては、溶接工法の作業性等の施工事情によ
り、一般に配管組立体の全長を比較的長く設計せざるを
得ない。しかも、溶接接合された配管組立体は、弁類、
継手類又は計器類等の構成要素を分離・解体すること自
体、実務的に極めて困難である。従って、上述の制御ユ
ニット等における配管構成要素として、溶接接合構造の
弁類、継手類又は計器類を使用せざるを得ない場合、こ
れらの配管構成要素をフランジ接合構造に容易に変換可
能にする対策が要望されるが、かかる変換構造は、依然
として開発されていない。
【0011】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、螺子接合法又は溶
接接合法に適応した規格に従って製造された管体、弁
類、継手類又は計器類等の配管構成要素を比較的容易に
フランジ接合法の接合構造に転換することができる配管
接続部品を提供することにある。
のであり、その目的とするところは、螺子接合法又は溶
接接合法に適応した規格に従って製造された管体、弁
類、継手類又は計器類等の配管構成要素を比較的容易に
フランジ接合法の接合構造に転換することができる配管
接続部品を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するために、本発明は、フランジ接合可能なフランジ部
と、該フランジ部に一体的に形成された螺子部とを有
し、該螺子部は、接合螺子を備えた配管構成要素に対し
て締結可能な螺子を備え、前記配管構成要素の流体通路
と連通可能な流体通路が、前記フランジ部及び螺子部を
貫通することを特徴とする配管接続部品を提供する。本
発明の上記構成によれば、配管接続部品の螺子部は、螺
子接合可能な管体、螺子接合型の弁類、継手類又は計器
類等の配管構成要素に対して締結される。螺子部と一体
化したフランジ部は、上記配管構成要素にフランジ接合
継手を形成し、該配管構成要素は、フランジ接合法によ
り他の配管構成要素に接合される。
するために、本発明は、フランジ接合可能なフランジ部
と、該フランジ部に一体的に形成された螺子部とを有
し、該螺子部は、接合螺子を備えた配管構成要素に対し
て締結可能な螺子を備え、前記配管構成要素の流体通路
と連通可能な流体通路が、前記フランジ部及び螺子部を
貫通することを特徴とする配管接続部品を提供する。本
発明の上記構成によれば、配管接続部品の螺子部は、螺
子接合可能な管体、螺子接合型の弁類、継手類又は計器
類等の配管構成要素に対して締結される。螺子部と一体
化したフランジ部は、上記配管構成要素にフランジ接合
継手を形成し、該配管構成要素は、フランジ接合法によ
り他の配管構成要素に接合される。
【0013】本発明は又、フランジ接合可能なフランジ
部と、該フランジ部の軸芯部に一体的に形成された雄螺
子部とを有し、該雄螺子部は、フランジ合せ面の反対側
の側面から突出し、螺子接合法に適応した配管構成要素
の雌螺子と螺合可能な雄螺子を外周面に備え、前記配管
構成要素の流体通路と連通可能な流体通路が、前記フラ
ンジ部及び雄螺子部を貫通することを特徴とする配管接
続部品を提供する。上記構成の配管接続部品によれば、
配管接続部品の雄螺子部は、雌螺子部を備えた管体、弁
類、継手類又は計器類等の配管構成要素と螺合し、一体
的フランジを備えた配管構成要素が、工事現場等の作業
場において簡易に製作される。
部と、該フランジ部の軸芯部に一体的に形成された雄螺
子部とを有し、該雄螺子部は、フランジ合せ面の反対側
の側面から突出し、螺子接合法に適応した配管構成要素
の雌螺子と螺合可能な雄螺子を外周面に備え、前記配管
構成要素の流体通路と連通可能な流体通路が、前記フラ
ンジ部及び雄螺子部を貫通することを特徴とする配管接
続部品を提供する。上記構成の配管接続部品によれば、
配管接続部品の雄螺子部は、雌螺子部を備えた管体、弁
類、継手類又は計器類等の配管構成要素と螺合し、一体
的フランジを備えた配管構成要素が、工事現場等の作業
場において簡易に製作される。
【0014】本発明は更に、フランジ接合可能なフラン
ジ部と、該フランジ部の軸芯部に一体的に形成された雌
螺子部とを有し、該雌螺子部は、フランジ合せ面の反対
側の側面から突出し、前記配管構成要素の流体通路と連
通可能な流体通路が、前記フランジ部及び雌螺子部を貫
通し、前記雌螺子部の流体通路は、螺子接合法に適応し
た配管構成要素の雄螺子を螺入可能な雌螺子を内周面に
備えることを特徴とする配管接続部品を提供する。上記
構成の配管接続部品によれば、配管接続部品の雌螺子部
は、雄螺子部を備えた管体、弁類、継手類又は計器類等
の配管構成要素と螺合し、一体的フランジを備えた配管
構成要素が、工事現場等の作業場において簡易に製作さ
れる。
ジ部と、該フランジ部の軸芯部に一体的に形成された雌
螺子部とを有し、該雌螺子部は、フランジ合せ面の反対
側の側面から突出し、前記配管構成要素の流体通路と連
通可能な流体通路が、前記フランジ部及び雌螺子部を貫
通し、前記雌螺子部の流体通路は、螺子接合法に適応し
た配管構成要素の雄螺子を螺入可能な雌螺子を内周面に
備えることを特徴とする配管接続部品を提供する。上記
構成の配管接続部品によれば、配管接続部品の雌螺子部
は、雄螺子部を備えた管体、弁類、継手類又は計器類等
の配管構成要素と螺合し、一体的フランジを備えた配管
構成要素が、工事現場等の作業場において簡易に製作さ
れる。
【0015】かくして、螺子接合規格の配管構成要素に
対して、比較的容易にフランジ接合継手を形成し、螺子
接合型式の配管構成要素をフランジ接合法により他のフ
ランジ付き配管構成要素に接合することが可能となる。
対して、比較的容易にフランジ接合継手を形成し、螺子
接合型式の配管構成要素をフランジ接合法により他のフ
ランジ付き配管構成要素に接合することが可能となる。
【0016】本発明は又、上記目的を達成するために、
フランジ接合可能なフランジ部と、溶接接合構造を備え
た配管構成要素に対して溶接可能な溶接接合部とを有
し、該溶接接合部は、前記フランジ部に一体的に形成さ
れ、前記配管構成要素の流体通路と連通可能な流体通路
が、前記フランジ部及び溶接接合部を貫通することを特
徴とする配管接続部品を提供する。本発明の上記構成に
よれば、配管接続部品の溶接接合部は、溶接接合可能な
管体、溶接接合型の弁類、継手類又は計器類等の配管構
成要素に対して溶接される。配管構成要素と一体化した
配管接続部品のフランジ部は、上記配管構成要素にフラ
ンジ接合継手を形成し、該配管構成要素は、フランジ接
合法により他の配管構成要素に接合される。
フランジ接合可能なフランジ部と、溶接接合構造を備え
た配管構成要素に対して溶接可能な溶接接合部とを有
し、該溶接接合部は、前記フランジ部に一体的に形成さ
れ、前記配管構成要素の流体通路と連通可能な流体通路
が、前記フランジ部及び溶接接合部を貫通することを特
徴とする配管接続部品を提供する。本発明の上記構成に
よれば、配管接続部品の溶接接合部は、溶接接合可能な
管体、溶接接合型の弁類、継手類又は計器類等の配管構
成要素に対して溶接される。配管構成要素と一体化した
配管接続部品のフランジ部は、上記配管構成要素にフラ
ンジ接合継手を形成し、該配管構成要素は、フランジ接
合法により他の配管構成要素に接合される。
【0017】本発明は更に、フランジ接合可能なフラン
ジ部と、該フランジ部の軸芯部に一体的に形成された溶
接ボス部とを有し、該溶接ボス部は、フランジ合せ面の
反対側の側面から突出し、溶接接合法に適応した配管構
成要素の溶接接合部に挿入可能な外周面を有し、前記配
管構成要素の流体通路と連通可能な流体通路が、前記フ
ランジ部及び溶接ボス部を貫通することを特徴とする配
管接続部品を提供する。
ジ部と、該フランジ部の軸芯部に一体的に形成された溶
接ボス部とを有し、該溶接ボス部は、フランジ合せ面の
反対側の側面から突出し、溶接接合法に適応した配管構
成要素の溶接接合部に挿入可能な外周面を有し、前記配
管構成要素の流体通路と連通可能な流体通路が、前記フ
ランジ部及び溶接ボス部を貫通することを特徴とする配
管接続部品を提供する。
【0018】本発明は又、フランジ接合可能なフランジ
部と、該フランジ部の軸芯部に一体的に形成された溶接
ソケット部とを有し、該溶接ソケット部は、フランジ合
せ面の反対側の側面から突出し、前記配管構成要素の流
体通路と連通可能な流体通路が、前記フランジ部及び溶
接ソケット部を貫通し、前記溶接ソケット部の流体通路
は、溶接接合法に適応した配管構成要素の溶接接合部を
挿入可能な内周面を有することを特徴とする配管接続部
品を提供する。
部と、該フランジ部の軸芯部に一体的に形成された溶接
ソケット部とを有し、該溶接ソケット部は、フランジ合
せ面の反対側の側面から突出し、前記配管構成要素の流
体通路と連通可能な流体通路が、前記フランジ部及び溶
接ソケット部を貫通し、前記溶接ソケット部の流体通路
は、溶接接合法に適応した配管構成要素の溶接接合部を
挿入可能な内周面を有することを特徴とする配管接続部
品を提供する。
【0019】上記構成の配管接続部品によれば、配管接
続部品の溶接接合部は、溶接可能な延出部又は突出部を
備えた管体、弁類、継手類又は計器類等の配管構成要素
を受入れ、或いは、溶接可能な挿入部又は凹部を備えた
配管構成要素に挿入され、該配管構成要素に対して溶接
される。この結果、一体的フランジを備えた配管構成要
素が、工事現場等の作業場において簡易に製作される。
続部品の溶接接合部は、溶接可能な延出部又は突出部を
備えた管体、弁類、継手類又は計器類等の配管構成要素
を受入れ、或いは、溶接可能な挿入部又は凹部を備えた
配管構成要素に挿入され、該配管構成要素に対して溶接
される。この結果、一体的フランジを備えた配管構成要
素が、工事現場等の作業場において簡易に製作される。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施形態におい
て、上記弁類として、ゲート弁(仕切弁)、ストップ弁
(玉形弁)、バタフライ弁、ボール弁、逆止弁及びスト
レーナ等の各種構造の弁類を例示し得る。また、上記計
器類として、圧力計、温度計、粘度計及び流量計等の各
種計器類を例示し、更に、上記継手類として、エルボ、
ソケット、ニップル、T型継手、クロス継手、Y型継手
等の各種継手類を例示することができる。更に、弁類、
計器類、継手類及び管体の素材として、構造用鋼材、
銅、砲金、青銅、ステンレス鋼、セラミック、樹脂、
鉛、鋳鉄又は鋳鋼等の各種管材、鋳造材料又は成形材料
を例示し得る。
て、上記弁類として、ゲート弁(仕切弁)、ストップ弁
(玉形弁)、バタフライ弁、ボール弁、逆止弁及びスト
レーナ等の各種構造の弁類を例示し得る。また、上記計
器類として、圧力計、温度計、粘度計及び流量計等の各
種計器類を例示し、更に、上記継手類として、エルボ、
ソケット、ニップル、T型継手、クロス継手、Y型継手
等の各種継手類を例示することができる。更に、弁類、
計器類、継手類及び管体の素材として、構造用鋼材、
銅、砲金、青銅、ステンレス鋼、セラミック、樹脂、
鉛、鋳鉄又は鋳鋼等の各種管材、鋳造材料又は成形材料
を例示し得る。
【0021】本発明の好適な実施形態において、上記フ
ランジ部は、円形輪郭を有する。変形例として、四角形
又は多角形等の方形フランジ又は異形フランジを上記フ
ランジ部として使用し得る。本発明の好ましい実施形態
によれば、フランジ部と螺子部又は溶接接合部との間に
円形ボス部が介装される。円形ボス部は、配管構成要素
を建築物等の支持体に固定又は係止するための支持具当
接領域を構成し、例えば、円形ボス部は、支持用Uボル
トの中空域に収容し得る平滑な外周面を有し、Uボルト
の締結により配管支持部材に係止される。円形ボス部の
全長は、配管構成要素の支持具、係止具又は固定具の種
類や、配管系の施工環境等に応じて工場製作時に適宜調
節される。
ランジ部は、円形輪郭を有する。変形例として、四角形
又は多角形等の方形フランジ又は異形フランジを上記フ
ランジ部として使用し得る。本発明の好ましい実施形態
によれば、フランジ部と螺子部又は溶接接合部との間に
円形ボス部が介装される。円形ボス部は、配管構成要素
を建築物等の支持体に固定又は係止するための支持具当
接領域を構成し、例えば、円形ボス部は、支持用Uボル
トの中空域に収容し得る平滑な外周面を有し、Uボルト
の締結により配管支持部材に係止される。円形ボス部の
全長は、配管構成要素の支持具、係止具又は固定具の種
類や、配管系の施工環境等に応じて工場製作時に適宜調
節される。
【0022】本発明の他の好適な実施形態において、フ
ランジ部と螺子部との間に六角ナット形態等の異形ボス
部が介装される。異形ボス部は、レンチ等の回転工具に
係合可能な輪郭を有し、回転工具の回転トルクが、異形
ボス部を介してフランジ部及び螺子部に伝達される。
ランジ部と螺子部との間に六角ナット形態等の異形ボス
部が介装される。異形ボス部は、レンチ等の回転工具に
係合可能な輪郭を有し、回転工具の回転トルクが、異形
ボス部を介してフランジ部及び螺子部に伝達される。
【0023】本発明の他の好適な実施形態によれば、工
具係止手段を構成するピン等の突出部材が、フランジ部
に突設される。突出部材は、フランジ部の組付け時又は
解体時に、回転工具と係合し、回転工具の回転トルクを
フランジ部に伝達する。本発明の或る好適な実施形態に
おいて、フランジ部は、全面座型フランジとして形成さ
れ、全域に亘って平坦な構面を有するフランジ合せ面に
は、ガスケットを少なくとも部分的に収容可能な周溝が
形成される。本発明の他の好適な実施形態において、フ
ランジ部は、フランジ合せ面から隆起するツバを備えた
平面座型フランジとして形成される。他のフランジ構造
として、嵌め込み座、溝型座、リングジョイント座等を
備えた各種形式のフランジ構造を例示し得る。
具係止手段を構成するピン等の突出部材が、フランジ部
に突設される。突出部材は、フランジ部の組付け時又は
解体時に、回転工具と係合し、回転工具の回転トルクを
フランジ部に伝達する。本発明の或る好適な実施形態に
おいて、フランジ部は、全面座型フランジとして形成さ
れ、全域に亘って平坦な構面を有するフランジ合せ面に
は、ガスケットを少なくとも部分的に収容可能な周溝が
形成される。本発明の他の好適な実施形態において、フ
ランジ部は、フランジ合せ面から隆起するツバを備えた
平面座型フランジとして形成される。他のフランジ構造
として、嵌め込み座、溝型座、リングジョイント座等を
備えた各種形式のフランジ構造を例示し得る。
【0024】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明の好適な
実施例について詳細に説明する。図1及び図2は、本発
明の第1実施例に係る配管接続部品の構造を示す側面図
及び断面図である。なお、図1において、図1(B)
は、図1(C)のI−I線における断面図であり、図1
(C)は、図1(A)のII−II線における断面図であ
る。また、図2において、図2(B)は、図2(C)の
III −III 線における断面図であり、図2(C)は、図
2(A)のIV−IV線における断面図である。
実施例について詳細に説明する。図1及び図2は、本発
明の第1実施例に係る配管接続部品の構造を示す側面図
及び断面図である。なお、図1において、図1(B)
は、図1(C)のI−I線における断面図であり、図1
(C)は、図1(A)のII−II線における断面図であ
る。また、図2において、図2(B)は、図2(C)の
III −III 線における断面図であり、図2(C)は、図
2(A)のIV−IV線における断面図である。
【0025】本実施例の配管接続部品は、図1に示す雄
型接合フランジ1と、図2に示す雌型接合フランジ2と
から構成される。雄型接合フランジ1は、所定板厚の金
属製円形フランジ11を備える。円形フランジ11より
も小径の金属製円形ボス12が、円形フランジ11の中
央領域から突出し、円形ボス12よりも僅かに小径に形
成された金属製の雄型螺子部13が、円形ボス12に支
持される。円形フランジ11、円形ボス12及び雄型螺
子部13は、フランジ接合式の雄型継手部材1として一
体成形され、円形ボス12及び雄型螺子部13は、円形
フランジ11の中心軸線上に同心に配列される。複数の
ボルト孔15が、円形フランジ11の外縁部に所定の角
度間隔を隔てて穿孔される。雄型螺子部13は、螺子接
合形式の弁類又継手類の雌螺子部(図示せず)に螺入可
能な雄螺子14を備える。
型接合フランジ1と、図2に示す雌型接合フランジ2と
から構成される。雄型接合フランジ1は、所定板厚の金
属製円形フランジ11を備える。円形フランジ11より
も小径の金属製円形ボス12が、円形フランジ11の中
央領域から突出し、円形ボス12よりも僅かに小径に形
成された金属製の雄型螺子部13が、円形ボス12に支
持される。円形フランジ11、円形ボス12及び雄型螺
子部13は、フランジ接合式の雄型継手部材1として一
体成形され、円形ボス12及び雄型螺子部13は、円形
フランジ11の中心軸線上に同心に配列される。複数の
ボルト孔15が、円形フランジ11の外縁部に所定の角
度間隔を隔てて穿孔される。雄型螺子部13は、螺子接
合形式の弁類又継手類の雌螺子部(図示せず)に螺入可
能な雄螺子14を備える。
【0026】他方、雌型接合フランジ2は、所定板厚の
金属製円形フランジ21を備える。円形フランジ21よ
りも小径の金属製円形ボス22が、円形フランジ21の
中央領域から突出し、円形ボス22よりも僅かに小さい
直径を有する金属製の雌型螺子部23が、円形ボス22
に支持される。円形フランジ21、円形ボス22及び雌
型螺子部23は、フランジ接合式の雌型継手部材2とし
て一体成形され、円形ボス22及び雌型螺子部23は、
円形フランジ21の中心軸線上に同心に配列される。複
数のボルト孔25が、円形フランジ21の外縁部に所定
の角度間隔を隔てて穿孔される。雌型螺子部23は、螺
子接合形式の弁類又継手類の雄螺子部(図示せず)を螺
入可能な雌螺子24を備える。
金属製円形フランジ21を備える。円形フランジ21よ
りも小径の金属製円形ボス22が、円形フランジ21の
中央領域から突出し、円形ボス22よりも僅かに小さい
直径を有する金属製の雌型螺子部23が、円形ボス22
に支持される。円形フランジ21、円形ボス22及び雌
型螺子部23は、フランジ接合式の雌型継手部材2とし
て一体成形され、円形ボス22及び雌型螺子部23は、
円形フランジ21の中心軸線上に同心に配列される。複
数のボルト孔25が、円形フランジ21の外縁部に所定
の角度間隔を隔てて穿孔される。雌型螺子部23は、螺
子接合形式の弁類又継手類の雄螺子部(図示せず)を螺
入可能な雌螺子24を備える。
【0027】円筒形に形成された円形ボス12、22
は、雄型螺子部13又は雌型螺子部23の基部を構成す
るとともに、U字型ボルト90(仮想線で示す)の内側
輪郭に当接する平滑な外周面を備える。U字型ボルト9
0は、円形ボス12、22を収容し、鋼製アングル部材
又は鋼製プレート等の配管支持部材(図示せず)に対す
るU字型ボルト90の締結により、接合フランジ1、2
を配管支持部材に係止する。
は、雄型螺子部13又は雌型螺子部23の基部を構成す
るとともに、U字型ボルト90(仮想線で示す)の内側
輪郭に当接する平滑な外周面を備える。U字型ボルト9
0は、円形ボス12、22を収容し、鋼製アングル部材
又は鋼製プレート等の配管支持部材(図示せず)に対す
るU字型ボルト90の締結により、接合フランジ1、2
を配管支持部材に係止する。
【0028】図1に示す如く、円形ボス12から突出す
る雄型螺子部13の外周面には、螺子接合形式の弁類又
継手類の雌螺子(図示せず)に螺合可能な雄螺子14が
刻設される。流体を流通可能な流路18が、円形フラン
ジ11、円形ボス12及び雄型螺子部13の軸心部を中
心軸線方向に貫通する。また、図2に示す如く、流体を
流通可能な流路28が、円形フランジ21、円形ボス2
2及び雌型螺子部13の軸心部を中心軸線方向に貫通す
る。円形ボス22から突出する雌型螺子部23には、螺
子接合形式の管端部、弁類又継手類の雄螺子(図示せ
ず)に螺合可能な雌螺子24が、流路28の内周面に刻
設される。
る雄型螺子部13の外周面には、螺子接合形式の弁類又
継手類の雌螺子(図示せず)に螺合可能な雄螺子14が
刻設される。流体を流通可能な流路18が、円形フラン
ジ11、円形ボス12及び雄型螺子部13の軸心部を中
心軸線方向に貫通する。また、図2に示す如く、流体を
流通可能な流路28が、円形フランジ21、円形ボス2
2及び雌型螺子部13の軸心部を中心軸線方向に貫通す
る。円形ボス22から突出する雌型螺子部23には、螺
子接合形式の管端部、弁類又継手類の雄螺子(図示せ
ず)に螺合可能な雌螺子24が、流路28の内周面に刻
設される。
【0029】図1及び図2に示す如く、円形横断面のピ
ン17、27が、所定の角度間隔を隔てて円形フランジ
11、21の円環状外側面1a、2aに突設される。ピ
ン17、27は、外側面1a、2aの外縁領域に配置さ
れる。接合フランジ1、2を回転させる回転工具が、接
合フランジ1、2の組付け時又は解体時にピン17、2
7に係止される。ピン17、27は、回転工具の回転ト
ルクを円形フランジ11、21に伝達する工具係止手段
を構成する。円形フランジ11、21のフランジ合せ面
1b、2bは、実質的に平坦な構面(全面座)を有し、
円形フランジ11、21は、所謂フラット型フランジを
構成する。半円形断面の円周溝19、29が、接合フラ
ンジ1、2のフランジ合せ面1b、2bに形成される。
円周溝19、29は、ガスケット40の半部を収容可能
なガスケット収容溝を形成する。
ン17、27が、所定の角度間隔を隔てて円形フランジ
11、21の円環状外側面1a、2aに突設される。ピ
ン17、27は、外側面1a、2aの外縁領域に配置さ
れる。接合フランジ1、2を回転させる回転工具が、接
合フランジ1、2の組付け時又は解体時にピン17、2
7に係止される。ピン17、27は、回転工具の回転ト
ルクを円形フランジ11、21に伝達する工具係止手段
を構成する。円形フランジ11、21のフランジ合せ面
1b、2bは、実質的に平坦な構面(全面座)を有し、
円形フランジ11、21は、所謂フラット型フランジを
構成する。半円形断面の円周溝19、29が、接合フラ
ンジ1、2のフランジ合せ面1b、2bに形成される。
円周溝19、29は、ガスケット40の半部を収容可能
なガスケット収容溝を形成する。
【0030】雄型及び雌型接合フランジ1、2における
各円形フランジ11、21、各円形ボス12、22、各
ボルト孔15、25、各流路18、29及び各円周溝1
9、29同士は夫々、実質的に同一の直径を有し、フラ
ンジ組付時に相互に整合する。また、ボルト孔15、2
5の穿孔中心は、各円形フランジ11、21に対して相
対的に実質同一の径方向位置及び周方向位置に設定さ
れ、円周溝19、29は、各円形フランジ11、21に
対して実質的に同一の相対位置に配置される。接合フラ
ンジ1、2の各フランジ合せ面1b、2bは、接合フラ
ンジ1、2の組付け時に合心し、ボルト孔15、25及
び円周溝19、29は、互いに整合する。雄型接合フラ
ンジ1及び雌型接合フランジ2の組付け時には、金属製
ボルト(図示せず)が、ボルト孔15、25に挿通さ
れ、ガスケット40が、フランジ合せ面1b、2bの間
に介挿される。ガスケット40は、円周溝19、29内
に収容され、上記ボルトの締結により、円形フランジ1
1、21の間に挟持される。
各円形フランジ11、21、各円形ボス12、22、各
ボルト孔15、25、各流路18、29及び各円周溝1
9、29同士は夫々、実質的に同一の直径を有し、フラ
ンジ組付時に相互に整合する。また、ボルト孔15、2
5の穿孔中心は、各円形フランジ11、21に対して相
対的に実質同一の径方向位置及び周方向位置に設定さ
れ、円周溝19、29は、各円形フランジ11、21に
対して実質的に同一の相対位置に配置される。接合フラ
ンジ1、2の各フランジ合せ面1b、2bは、接合フラ
ンジ1、2の組付け時に合心し、ボルト孔15、25及
び円周溝19、29は、互いに整合する。雄型接合フラ
ンジ1及び雌型接合フランジ2の組付け時には、金属製
ボルト(図示せず)が、ボルト孔15、25に挿通さ
れ、ガスケット40が、フランジ合せ面1b、2bの間
に介挿される。ガスケット40は、円周溝19、29内
に収容され、上記ボルトの締結により、円形フランジ1
1、21の間に挟持される。
【0031】図3は、本発明の第2実施例に係る配管接
続部品の構造を示す正面図及び側面図である。図3にお
いて、上記第1実施例(第1図及び第2図)の各構成要
素又は構成手段と実質的に同じ構成要素又は構成手段に
ついては、同一の参照符号が付されている。図3(A)
(B)に示す如く、配管接続部品は、上記第1実施例と
同様な構成を有する雄型接合フランジ1及び雌型接合フ
ランジ2を有する。しかしながら、第1実施例における
円筒形ボス部分には、六角ナット形態の異形基部12、
22が配設される。異形基部12、22は、円形フラン
ジ11、21及び螺子部13、23と一体成形される。
異形基部12、22の外面は、レンチ等の接合フランジ
回転工具に係合し、回転工具の回転トルクを接合フラン
ジ本体部分に伝達する。また、平面座を構成するツバ1
6、26が、フランジ合せ面1b、2bから隆起し、円
形フランジ11、21は、平面座型の所謂ツバ付フラン
ジとして構成される。ツバ16、26は、互いに整合可
能な平坦な構面(平面座)をフランジ合せ面1b、2b
に形成する。
続部品の構造を示す正面図及び側面図である。図3にお
いて、上記第1実施例(第1図及び第2図)の各構成要
素又は構成手段と実質的に同じ構成要素又は構成手段に
ついては、同一の参照符号が付されている。図3(A)
(B)に示す如く、配管接続部品は、上記第1実施例と
同様な構成を有する雄型接合フランジ1及び雌型接合フ
ランジ2を有する。しかしながら、第1実施例における
円筒形ボス部分には、六角ナット形態の異形基部12、
22が配設される。異形基部12、22は、円形フラン
ジ11、21及び螺子部13、23と一体成形される。
異形基部12、22の外面は、レンチ等の接合フランジ
回転工具に係合し、回転工具の回転トルクを接合フラン
ジ本体部分に伝達する。また、平面座を構成するツバ1
6、26が、フランジ合せ面1b、2bから隆起し、円
形フランジ11、21は、平面座型の所謂ツバ付フラン
ジとして構成される。ツバ16、26は、互いに整合可
能な平坦な構面(平面座)をフランジ合せ面1b、2b
に形成する。
【0032】図4は、図3に示す配管接続部品の使用形
態を示す配管系の分解側面図である。配管系を構成する
遠隔制御弁CVは、螺子接合法に適応する規格を備えた
螺子接合形式の汎用弁からなり、配管に螺子接合可能な
弁本体50と、弁本体50の駆動源として機能する駆動
部60とを備える。駆動部60は、制御線又は制御配管
61を介して遠隔制御装置(図示せず)に接続され、制
御装置の制御下に作動する。弁本体50は、弁箱51、
弁体52、弁棒53、連通流路58及び弁座(図示せ
ず)を備える。弁棒53は、駆動部60に作動的に連結
され、駆動部60は、弁座に対する弁体52の着座又は
離座を選択的に制御し、或いは、弁体52の位置を可変
制御し、流体連通流路58の開口面積を調節する。弁本
体50を貫通する連通流路58は、弁箱51の両側部に
流入ポート55及び流出ポート56を有し、雌螺子54
が、各ポート55、56の内周面に刻設される。雌螺子
54は、一般的な配管の管端に刻設される管用テーパ螺
子(雄螺子)に螺合可能な螺子ピッチ及び螺子山寸法を
有する。
態を示す配管系の分解側面図である。配管系を構成する
遠隔制御弁CVは、螺子接合法に適応する規格を備えた
螺子接合形式の汎用弁からなり、配管に螺子接合可能な
弁本体50と、弁本体50の駆動源として機能する駆動
部60とを備える。駆動部60は、制御線又は制御配管
61を介して遠隔制御装置(図示せず)に接続され、制
御装置の制御下に作動する。弁本体50は、弁箱51、
弁体52、弁棒53、連通流路58及び弁座(図示せ
ず)を備える。弁棒53は、駆動部60に作動的に連結
され、駆動部60は、弁座に対する弁体52の着座又は
離座を選択的に制御し、或いは、弁体52の位置を可変
制御し、流体連通流路58の開口面積を調節する。弁本
体50を貫通する連通流路58は、弁箱51の両側部に
流入ポート55及び流出ポート56を有し、雌螺子54
が、各ポート55、56の内周面に刻設される。雌螺子
54は、一般的な配管の管端に刻設される管用テーパ螺
子(雄螺子)に螺合可能な螺子ピッチ及び螺子山寸法を
有する。
【0033】接合工程において、雄型接合フランジ1の
雄型螺子部13は、遠隔制御弁CVの流入ポート55に
挿入され、雄型螺子部13は、六角ナット形基部12に
係止された回転工具の回転トルクにより、流入ポート5
5に螺入し、締結する。また、管用テーパ螺子形式の雄
螺子部34が、配管30の管端部36に刻設され、雄螺
子部34は、雌型接合フランジ2の雌型螺子部23内に
挿入される。六角ナット形基部22に係止した回転工具
の回転トルクにより、雌型螺子部23は、雄螺子部34
に螺合し、締結する。
雄型螺子部13は、遠隔制御弁CVの流入ポート55に
挿入され、雄型螺子部13は、六角ナット形基部12に
係止された回転工具の回転トルクにより、流入ポート5
5に螺入し、締結する。また、管用テーパ螺子形式の雄
螺子部34が、配管30の管端部36に刻設され、雄螺
子部34は、雌型接合フランジ2の雌型螺子部23内に
挿入される。六角ナット形基部22に係止した回転工具
の回転トルクにより、雌型螺子部23は、雄螺子部34
に螺合し、締結する。
【0034】かくして、雄型接合フランジ1をフランジ
接合継手として各ポート55、56備えた遠隔制御弁C
Vが形成されるとともに、、雌型接合フランジ2をフラ
ンジ接合継手として管端部36に備えた配管30が形成
される。遠隔制御弁CV及び配管30の合芯作業によ
り、雄型接合フランジ1及び雌型接合フランジ2は整合
し、ボルト70が、各ボルト孔15、25に挿通され
る。ボルト70及びナット(図示せず)の締結により、
遠隔制御弁CV及び配管30は、接合フランジ1、2を
介して一体的にフランジ接合される。
接合継手として各ポート55、56備えた遠隔制御弁C
Vが形成されるとともに、、雌型接合フランジ2をフラ
ンジ接合継手として管端部36に備えた配管30が形成
される。遠隔制御弁CV及び配管30の合芯作業によ
り、雄型接合フランジ1及び雌型接合フランジ2は整合
し、ボルト70が、各ボルト孔15、25に挿通され
る。ボルト70及びナット(図示せず)の締結により、
遠隔制御弁CV及び配管30は、接合フランジ1、2を
介して一体的にフランジ接合される。
【0035】図5は、接合フランジ1、2に形成される
上記ガスケット溝19、29の各種形態を例示する接合
フランジ1、2の部分断面図である。図5(A)に示す
ガスケット溝19、29は、上記第1実施例の如く、半
円形断面の円周溝として形成され、円形断面のガスケッ
ト40が、ガスケット溝19、29の間に介挿される。
また、図5(B)に示すガスケット溝19、29は、方
形断面の円周溝として形成され、方形断面のガスケット
40が、ガスケット溝19、29の間に介挿され、図5
(C)に示すガスケット溝19、29は、三角形断面の
円周溝として形成され、円形断面のガスケット40が、
ガスケット溝19、29の間に介挿される。更に、図5
(D)に示すシール構造では、互いに異なる全体直径を
有する半円形断面のガスケット溝19、29が、フラン
ジ合せ面1b、2bに刻設される。各ガスケット溝1
9、20は、ガスケット40を夫々受け入れる。また、
図5(E)に示すシール構造においては、方形断面を有
する同心状の複式ガスケット溝19、29が、フランジ
合せ面1b、2bに夫々形成され、円形断面のガスケッ
ト40が、各ガスケット溝19、29の間に夫々介挿さ
れる。
上記ガスケット溝19、29の各種形態を例示する接合
フランジ1、2の部分断面図である。図5(A)に示す
ガスケット溝19、29は、上記第1実施例の如く、半
円形断面の円周溝として形成され、円形断面のガスケッ
ト40が、ガスケット溝19、29の間に介挿される。
また、図5(B)に示すガスケット溝19、29は、方
形断面の円周溝として形成され、方形断面のガスケット
40が、ガスケット溝19、29の間に介挿され、図5
(C)に示すガスケット溝19、29は、三角形断面の
円周溝として形成され、円形断面のガスケット40が、
ガスケット溝19、29の間に介挿される。更に、図5
(D)に示すシール構造では、互いに異なる全体直径を
有する半円形断面のガスケット溝19、29が、フラン
ジ合せ面1b、2bに刻設される。各ガスケット溝1
9、20は、ガスケット40を夫々受け入れる。また、
図5(E)に示すシール構造においては、方形断面を有
する同心状の複式ガスケット溝19、29が、フランジ
合せ面1b、2bに夫々形成され、円形断面のガスケッ
ト40が、各ガスケット溝19、29の間に夫々介挿さ
れる。
【0036】図6は、本発明の配管接続部品を使用した
配管組立体を例示する概略配管図である。螺子接合構造
の管体ML、BL、SP、弁SV、CV、STおよび継
手T、Eは、上記雄型接合フランジ1及び雌型接合フラ
ンジ2によりフランジ接合構造に転換され、ボルト及び
ナットの締結により相互連結され、配管組立体を形成す
る。
配管組立体を例示する概略配管図である。螺子接合構造
の管体ML、BL、SP、弁SV、CV、STおよび継
手T、Eは、上記雄型接合フランジ1及び雌型接合フラ
ンジ2によりフランジ接合構造に転換され、ボルト及び
ナットの締結により相互連結され、配管組立体を形成す
る。
【0037】図6(A)示す使用形態において、短管S
P(図9(A))は、施工を省略され、配管組立体の全
長は、大幅に短縮される。また、図6(B)示す使用形
態において、比較的小口径(例えば、口径80mm以下)
の螺子接合型の配管構成要素により、フランジ接合工法
の配管組立体が提供される。図6(B)に示す配管組立
体は、従来の大口径(例えば、口径80mm超)のフラン
ジ接合型弁、継手又は管体を使用してなるフランジ接合
法の配管組立体(図9(B))と実質的に同一の構造を
有し、従って、配管系に介装又は連接された管体ML、
BL、SP、弁SV、CV、ST及び継手T、Eを局所
的に任意に取外し、適宜交換することができる。この結
果、小口径配管系統の定常的な維持・管理作業が、大幅
に簡素化される。
P(図9(A))は、施工を省略され、配管組立体の全
長は、大幅に短縮される。また、図6(B)示す使用形
態において、比較的小口径(例えば、口径80mm以下)
の螺子接合型の配管構成要素により、フランジ接合工法
の配管組立体が提供される。図6(B)に示す配管組立
体は、従来の大口径(例えば、口径80mm超)のフラン
ジ接合型弁、継手又は管体を使用してなるフランジ接合
法の配管組立体(図9(B))と実質的に同一の構造を
有し、従って、配管系に介装又は連接された管体ML、
BL、SP、弁SV、CV、ST及び継手T、Eを局所
的に任意に取外し、適宜交換することができる。この結
果、小口径配管系統の定常的な維持・管理作業が、大幅
に簡素化される。
【0038】図7は、上記雄型接合フランジ1及び雌型
接合フランジ2の変形構造を例示するフランジ継手構造
体の断面図である。図7に示すフランジ接合構造は、ポ
ンプ等の設備機器と配管系統とを接合する設備機器の配
管接合部位に好適に適用し得る。図7(A)に示すフラ
ンジ継手構造体は、異なる口径の配管(図示せず)を相
互連結する異径管継手を構成し、雄型接合フランジ1の
口径は、雌型接合フランジ2の口径よりも小さく設定さ
れる。雄型接合フランジ1の流路18は、円形フランジ
11、12の連結領域に拡開テーパ41を有し、テーパ
41の拡径端は、雌型接合フランジ2の流路28の内径
に実質的に一致する。流路18、28を流通する流体流
は、レジューサを構成するテーパ41の整流作用によ
り、接合フランジ1、2を円滑に流通する。例えば、呼
び径25A(1inch) の管体、弁又は継手等の外螺子付
端部が、雌型螺子部23の雌螺子24に螺入し、呼び径
20A(3/4inch) の管体、弁又は継手等の内螺子付
端部が、雄型螺子部13の雄螺子14に螺合する。接合
フランジ1、2を夫々備えた一対の配管構成要素は、ボ
ルト孔15、25に挿通されたボルト70に対するナッ
ト72の締結により、一体的に相互連結される。なお、
図7(A)に示すフランジ継手構造体は、管径の変換を
要するポンプ等の設備機器の吐出管連結部又は吸引管連
結部において好適に使用し得る。また、図7(A)に
は、雄型接合フランジ1及び雌型接合フランジ2が例示
されているが、一対の雄型接合フランジ1又は一対の雌
型接合フランジ2により同様なフランジ接合継手を形成
しても良い。
接合フランジ2の変形構造を例示するフランジ継手構造
体の断面図である。図7に示すフランジ接合構造は、ポ
ンプ等の設備機器と配管系統とを接合する設備機器の配
管接合部位に好適に適用し得る。図7(A)に示すフラ
ンジ継手構造体は、異なる口径の配管(図示せず)を相
互連結する異径管継手を構成し、雄型接合フランジ1の
口径は、雌型接合フランジ2の口径よりも小さく設定さ
れる。雄型接合フランジ1の流路18は、円形フランジ
11、12の連結領域に拡開テーパ41を有し、テーパ
41の拡径端は、雌型接合フランジ2の流路28の内径
に実質的に一致する。流路18、28を流通する流体流
は、レジューサを構成するテーパ41の整流作用によ
り、接合フランジ1、2を円滑に流通する。例えば、呼
び径25A(1inch) の管体、弁又は継手等の外螺子付
端部が、雌型螺子部23の雌螺子24に螺入し、呼び径
20A(3/4inch) の管体、弁又は継手等の内螺子付
端部が、雄型螺子部13の雄螺子14に螺合する。接合
フランジ1、2を夫々備えた一対の配管構成要素は、ボ
ルト孔15、25に挿通されたボルト70に対するナッ
ト72の締結により、一体的に相互連結される。なお、
図7(A)に示すフランジ継手構造体は、管径の変換を
要するポンプ等の設備機器の吐出管連結部又は吸引管連
結部において好適に使用し得る。また、図7(A)に
は、雄型接合フランジ1及び雌型接合フランジ2が例示
されているが、一対の雄型接合フランジ1又は一対の雌
型接合フランジ2により同様なフランジ接合継手を形成
しても良い。
【0039】図7(B)に示すフランジ継手構造体は、
同径の配管構成要素(図示せず)を相互連結する一対の
雌型接合フランジ2を備える。一方の接合フランジ2に
は、内螺子79を備えたボルト孔75が穿設され、他方
の接合フランジ2には、ボルト25が穿孔される。ボル
ト71は、ボルト孔25に遊嵌可能な小径シャンク73
と、ボルト孔75に螺入可能な外螺子部74とを備え
る。小径シャンク73の直径は、外螺子部74の直径よ
りも小径に設定される。円環状のガスケット溝42が、
流路28と同心に一方のフランジ合せ面2bに形成され
る。ガスケット溝42の周縁部45には、テーパが付け
られる。薄板形態の円環状ガスケット又はパッキン44
が、ガスケット溝42に収容される。ガスケット溝42
と相補する形態の円環状隆起部43が、流路28と同心
にフランジ合せ面1bに一体成形される。隆起部43の
直径は、ガスケット溝42の直径よりも僅かに小径に設
定される。ガスケット溝42内に保持された円環状ガス
ケット44は、接合フランジ1、2の締結により、ガス
ケット溝42及び円環状隆起部43の間に挟持される。
なお、図7(B)において、円環状ガスケット44及び
ガスケット溝42は、ボルト位置の径方向内方に配置さ
れているが、ガスケット44及びガスケット溝42をボ
ルト位置の径方向外方に延在せしめ、ボルト孔25、7
5に相応するボルト孔をガスケット44に穿孔しても良
い。かかる構成によれば、フランジ接合構造体の片側か
らフランジ締結作業を実施し得るので、ナット締結作業
等の作業域が制限された作業空間、例えば、空調機械室
内の設備機器/配管接続領域等の如く、比較的狭小な作
業域において、比較的容易にフランジ締結作業を実施す
ることが可能となる。しかも、ガスケット溝42及び隆
起部43は、接合フランジ1、2の芯出し手段として機
能するので、迅速且つ簡易なフランジ接続作業を実施し
得る。また、ガスケット溝42に少なくとも部分的に収
容されたガスケット44は、所望の位置に確実に位置決
めされ、フランジ締結時に生じ得るガスケット44の位
置ずれ、破損又は損耗等は、確実に防止される。かくし
て、フランジ締結工程の作業性は、大幅に改善される。
図7(C)は、フランジ継手構造の更なる変形例を示す
フランジ継手構造体の部分断面図である。図7(C)に
おいて、螺子付ボルト76が、一方の円形フランジ21
(11)のフランジ合せ面2b(1b)に植設され、ボ
ルト76を挿通可能なボルト孔25(15)が、他方の
円形フランジ21(11)に穿設される。ボルト孔25
(15)に対するボルト76の挿入により、両側の円形
フランジ21(11)の相対位置が設定され、合芯作業
がなされるとともに、ボルト76に対するナット77の
締結により、両側の円形フランジ21(11)は、相互
に締結される。
同径の配管構成要素(図示せず)を相互連結する一対の
雌型接合フランジ2を備える。一方の接合フランジ2に
は、内螺子79を備えたボルト孔75が穿設され、他方
の接合フランジ2には、ボルト25が穿孔される。ボル
ト71は、ボルト孔25に遊嵌可能な小径シャンク73
と、ボルト孔75に螺入可能な外螺子部74とを備え
る。小径シャンク73の直径は、外螺子部74の直径よ
りも小径に設定される。円環状のガスケット溝42が、
流路28と同心に一方のフランジ合せ面2bに形成され
る。ガスケット溝42の周縁部45には、テーパが付け
られる。薄板形態の円環状ガスケット又はパッキン44
が、ガスケット溝42に収容される。ガスケット溝42
と相補する形態の円環状隆起部43が、流路28と同心
にフランジ合せ面1bに一体成形される。隆起部43の
直径は、ガスケット溝42の直径よりも僅かに小径に設
定される。ガスケット溝42内に保持された円環状ガス
ケット44は、接合フランジ1、2の締結により、ガス
ケット溝42及び円環状隆起部43の間に挟持される。
なお、図7(B)において、円環状ガスケット44及び
ガスケット溝42は、ボルト位置の径方向内方に配置さ
れているが、ガスケット44及びガスケット溝42をボ
ルト位置の径方向外方に延在せしめ、ボルト孔25、7
5に相応するボルト孔をガスケット44に穿孔しても良
い。かかる構成によれば、フランジ接合構造体の片側か
らフランジ締結作業を実施し得るので、ナット締結作業
等の作業域が制限された作業空間、例えば、空調機械室
内の設備機器/配管接続領域等の如く、比較的狭小な作
業域において、比較的容易にフランジ締結作業を実施す
ることが可能となる。しかも、ガスケット溝42及び隆
起部43は、接合フランジ1、2の芯出し手段として機
能するので、迅速且つ簡易なフランジ接続作業を実施し
得る。また、ガスケット溝42に少なくとも部分的に収
容されたガスケット44は、所望の位置に確実に位置決
めされ、フランジ締結時に生じ得るガスケット44の位
置ずれ、破損又は損耗等は、確実に防止される。かくし
て、フランジ締結工程の作業性は、大幅に改善される。
図7(C)は、フランジ継手構造の更なる変形例を示す
フランジ継手構造体の部分断面図である。図7(C)に
おいて、螺子付ボルト76が、一方の円形フランジ21
(11)のフランジ合せ面2b(1b)に植設され、ボ
ルト76を挿通可能なボルト孔25(15)が、他方の
円形フランジ21(11)に穿設される。ボルト孔25
(15)に対するボルト76の挿入により、両側の円形
フランジ21(11)の相対位置が設定され、合芯作業
がなされるとともに、ボルト76に対するナット77の
締結により、両側の円形フランジ21(11)は、相互
に締結される。
【0040】以上説明した如く、配管接続部品は、雄型
接合フランジ1及び雌型接合フランジ2を有し、雄型接
合フランジ1は、同心状に連接した円形フランジ11及
び雄型螺子部13を備え、雌型接合フランジ2は、同心
状に連接した円形フランジ21及び雌型螺子部23を備
える。流体を流通可能な流路18、28が、円形フラン
ジ11、21及び螺子部13、23の軸心部を中心軸線
方向に貫通する。雄型螺子部13は、螺子接合形式の管
端部、弁類又継手類等の雌螺子部に螺入可能な雄螺子1
4を備え、雌型螺子部23は、螺子接合形式の管端部、
弁類又継手類等の雄螺子部を螺入可能な雌螺子24を備
える。
接合フランジ1及び雌型接合フランジ2を有し、雄型接
合フランジ1は、同心状に連接した円形フランジ11及
び雄型螺子部13を備え、雌型接合フランジ2は、同心
状に連接した円形フランジ21及び雌型螺子部23を備
える。流体を流通可能な流路18、28が、円形フラン
ジ11、21及び螺子部13、23の軸心部を中心軸線
方向に貫通する。雄型螺子部13は、螺子接合形式の管
端部、弁類又継手類等の雌螺子部に螺入可能な雄螺子1
4を備え、雌型螺子部23は、螺子接合形式の管端部、
弁類又継手類等の雄螺子部を螺入可能な雌螺子24を備
える。
【0041】螺子部13、23は、螺子接合可能な管体
30、弁類50、或いは、上記配管構成要素ML、B
L、SP、SV、CV、ST、T、Eに対して締結さ
れ、配管構成要素と一体化したフランジ部11、21及
び螺子部13、23は、上記配管構成要素にフランジ接
合継手を形成する。従って、配管構成要素は、フランジ
接合法により他の配管構成要素に接合することができ
る。
30、弁類50、或いは、上記配管構成要素ML、B
L、SP、SV、CV、ST、T、Eに対して締結さ
れ、配管構成要素と一体化したフランジ部11、21及
び螺子部13、23は、上記配管構成要素にフランジ接
合継手を形成する。従って、配管構成要素は、フランジ
接合法により他の配管構成要素に接合することができ
る。
【0042】図8は、本発明の第3実施例に係る配管接
続部品の構造を示す配管連結部の断面図である。図8に
おいて、上記第1及び第2実施例の各構成要素又は構成
手段と実質的に同じ構成要素又は構成手段については、
同一の参照符号が付されている。本実施例において、配
管接続部品は、配管構成要素30、50と溶接接合可能
な雄型接合フランジ1及び雌型接合フランジ2を有す
る。雄型接合フランジ1は、例えば、制御弁50の弁ポ
ート55に挿入可能な溶接ボス13を備える。溶接ボス
13は、平滑な外周面14を有する円筒形部材からな
り、比較的大径の円形ボス12に連接する。制御弁50
の連通流路58と連通可能な流路18が、雄型接合フラ
ンジ1を貫通する。弁ポート55は、連通流路58より
も僅かに大きな直径を有する内周面54を有し、内周面
54の直径は、溶接ボス13の外径と実質的に同一に設
定される。
続部品の構造を示す配管連結部の断面図である。図8に
おいて、上記第1及び第2実施例の各構成要素又は構成
手段と実質的に同じ構成要素又は構成手段については、
同一の参照符号が付されている。本実施例において、配
管接続部品は、配管構成要素30、50と溶接接合可能
な雄型接合フランジ1及び雌型接合フランジ2を有す
る。雄型接合フランジ1は、例えば、制御弁50の弁ポ
ート55に挿入可能な溶接ボス13を備える。溶接ボス
13は、平滑な外周面14を有する円筒形部材からな
り、比較的大径の円形ボス12に連接する。制御弁50
の連通流路58と連通可能な流路18が、雄型接合フラ
ンジ1を貫通する。弁ポート55は、連通流路58より
も僅かに大きな直径を有する内周面54を有し、内周面
54の直径は、溶接ボス13の外径と実質的に同一に設
定される。
【0043】また、雌型接合フランジ2は、例えば、配
管30の管端部36を挿入可能な溶接ソケット23を備
える。円筒形部材からなる溶接ソケット23は、比較的
大径の円形ボス22に連接する。配管30の管路と連通
可能な流路28が、雌型接合フランジ2を貫通する。溶
接ソケット23は、流路28よりも僅かに大きな直径を
有する平滑な内周面24を有し、内周面24の直径は、
管端部36の外径と実質的に同一に設定される。
管30の管端部36を挿入可能な溶接ソケット23を備
える。円筒形部材からなる溶接ソケット23は、比較的
大径の円形ボス22に連接する。配管30の管路と連通
可能な流路28が、雌型接合フランジ2を貫通する。溶
接ソケット23は、流路28よりも僅かに大きな直径を
有する平滑な内周面24を有し、内周面24の直径は、
管端部36の外径と実質的に同一に設定される。
【0044】使用において、雄型接合フランジ2の溶接
ボス13は、弁ポート55内に挿入され、弁ポート55
の端面は、円形ボス12の端面と近接又は当接する。弁
ポート55の端面外周領域は、溶接機(図示せず)にて
円形ボス12及び/又は溶接ボス13に溶接される。他
方、配管30の管端部36は、雌型接合フランジ3の溶
接ソケット23内に挿入され、溶接ソケット23の先端
面は、管端部36と近接ないし当接する。管端部36の
外周領域は、溶接機(図示せず)にて溶接ソケット23
に溶接される。
ボス13は、弁ポート55内に挿入され、弁ポート55
の端面は、円形ボス12の端面と近接又は当接する。弁
ポート55の端面外周領域は、溶接機(図示せず)にて
円形ボス12及び/又は溶接ボス13に溶接される。他
方、配管30の管端部36は、雌型接合フランジ3の溶
接ソケット23内に挿入され、溶接ソケット23の先端
面は、管端部36と近接ないし当接する。管端部36の
外周領域は、溶接機(図示せず)にて溶接ソケット23
に溶接される。
【0045】上記構成によれば、雄型及び雌型接合フラ
ンジ1、2は、溶接接合法により他の配管構成要素、例
えば、弁50又は配管30に一体的に固着される。接合
フランジ1、2を備えたフランジ接合構造の配管構成要
素30、50は、フランジ接合構造の他の配管構成要素
にフランジ接合し得る。
ンジ1、2は、溶接接合法により他の配管構成要素、例
えば、弁50又は配管30に一体的に固着される。接合
フランジ1、2を備えたフランジ接合構造の配管構成要
素30、50は、フランジ接合構造の他の配管構成要素
にフランジ接合し得る。
【0046】本発明は、上記実施例に限定されるもので
はなく、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲内に
おいて種々の変更又は変形が可能であり、かかる変更又
は変形例も又、本発明の範囲内に含まれるものであるこ
とはいうまでもない。例えば、上記円形ボス12、22
を省略し、上記螺子部又は溶接接合部13、23を直に
フランジ部11、21に配設しても良い。また、上記ピ
ン17、27を省略し、或いは、他の形式の工具係止手
段をフランジ部11、21に配設しても良い。更に、ガ
スケット溝19、29を一方のフランジ合せ面1b、2
bのみに形成し、或いは、ガスケット溝19、29を省
略し、対向するフランジ合せ面1b、2bの双方を全域
に亘って平坦なフランジ面に形成しても良い。また、長
さ調整手段を上記円形ボス12、22に設け、螺子部又
は溶接接合部13、23と、円形フランジ11、21と
の間の距離を施工状況に応じて適宜調節し得るように構
成することも可能である。
はなく、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲内に
おいて種々の変更又は変形が可能であり、かかる変更又
は変形例も又、本発明の範囲内に含まれるものであるこ
とはいうまでもない。例えば、上記円形ボス12、22
を省略し、上記螺子部又は溶接接合部13、23を直に
フランジ部11、21に配設しても良い。また、上記ピ
ン17、27を省略し、或いは、他の形式の工具係止手
段をフランジ部11、21に配設しても良い。更に、ガ
スケット溝19、29を一方のフランジ合せ面1b、2
bのみに形成し、或いは、ガスケット溝19、29を省
略し、対向するフランジ合せ面1b、2bの双方を全域
に亘って平坦なフランジ面に形成しても良い。また、長
さ調整手段を上記円形ボス12、22に設け、螺子部又
は溶接接合部13、23と、円形フランジ11、21と
の間の距離を施工状況に応じて適宜調節し得るように構
成することも可能である。
【0047】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明によれば、螺
子接合法又は溶接接合法に適応した規格に従って製造さ
れた管体、弁類、継手類又は計器類等の配管構成要素を
比較的容易にフランジ接合法の接合構造に転換すること
ができる配管接続部品を提供することが可能となる。本
発明に従ってフランジ接合構造に変換された配管構成要
素によれば、螺子付短管の省略等により、配管組立体の
全長を短縮し得るので、制御ユニット内領域のような狭
小な配管スペース内に高密度に弁類、継手類又は計器類
を収容することが可能となる。また、フランジ接合法に
より接合された配管組立体は、特定のフランジ締結ボル
ト等の解放により、任意の配管部分を局所的に解体し得
るので、特定の弁、継手又は計器等を容易に取外し、迅
速に交換又は修理することが可能となる。
子接合法又は溶接接合法に適応した規格に従って製造さ
れた管体、弁類、継手類又は計器類等の配管構成要素を
比較的容易にフランジ接合法の接合構造に転換すること
ができる配管接続部品を提供することが可能となる。本
発明に従ってフランジ接合構造に変換された配管構成要
素によれば、螺子付短管の省略等により、配管組立体の
全長を短縮し得るので、制御ユニット内領域のような狭
小な配管スペース内に高密度に弁類、継手類又は計器類
を収容することが可能となる。また、フランジ接合法に
より接合された配管組立体は、特定のフランジ締結ボル
ト等の解放により、任意の配管部分を局所的に解体し得
るので、特定の弁、継手又は計器等を容易に取外し、迅
速に交換又は修理することが可能となる。
【図1】本発明の第1実施例に係る雄型接合フランジの
構造を示す側面図及び断面図である。
構造を示す側面図及び断面図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る雌型接合フランジの
構造を示す側面図及び断面図である。
構造を示す側面図及び断面図である。
【図3】本発明の第2実施例に係る配管接続部品の構造
を示す正面図及び側面図である。
を示す正面図及び側面図である。
【図4】図3に示す配管接続部品の使用形態を示す配管
系の分解側面図である。
系の分解側面図である。
【図5】ガスケット溝の各種形態を例示する接合フラン
ジの部分断面図である。
ジの部分断面図である。
【図6】本発明に係る配管接続部品の使用形態を例示す
る概略配管図である。
る概略配管図である。
【図7】雄型接合フランジ及び雌型接合フランジの変形
例を示すフランジ継手構造体の断面図である。
例を示すフランジ継手構造体の断面図である。
【図8】本発明の第3実施例に係る配管接続部品の構造
を示す配管連結部の分解側面図である。
を示す配管連結部の分解側面図である。
【図9】従来構成の配管レイアウトを例示する概略配管
図である。
図である。
1 雄型接合フランジ 2 雌型接合フランジ 11、21 フランジ 12、22 ボス 15、25 ボルト孔 18、28 流路 19、29 ガスケット溝 13 雄型螺子部、溶接ボス 14 雄螺子、外周面 23 雌型螺子部、溶接ソケット 24 雌螺子、内周面
Claims (6)
- 【請求項1】 フランジ接合可能なフランジ部と、該フ
ランジ部に一体的に形成された螺子部とを有し、該螺子
部は、接合螺子を備えた配管構成要素に対して締結可能
な螺子を備え、前記配管構成要素の流体通路と連通可能
な流体通路が、前記フランジ部及び螺子部を貫通するこ
とを特徴とする配管接続部品。 - 【請求項2】 フランジ接合可能なフランジ部と、該フ
ランジ部の軸芯部に一体的に形成された雄螺子部とを有
し、該雄螺子部は、フランジ合せ面の反対側の側面から
突出し、螺子接合法に適応した配管構成要素の雌螺子と
螺合可能な雄螺子を外周面に備え、前記配管構成要素の
流体通路と連通可能な流体通路が、前記フランジ部及び
雄螺子部を貫通することを特徴とする配管接続部品。 - 【請求項3】 フランジ接合可能なフランジ部と、該フ
ランジ部の軸芯部に一体的に形成された雌螺子部とを有
し、該雌螺子部は、フランジ合せ面の反対側の側面から
突出し、前記配管構成要素の流体通路と連通可能な流体
通路が、前記フランジ部及び雌螺子部を貫通し、前記雌
螺子部の流体通路は、螺子接合法に適応した配管構成要
素の雄螺子を螺入可能な雌螺子を内周面に備えることを
特徴とする配管接続部品。 - 【請求項4】 フランジ接合可能なフランジ部と、溶接
接合構造を備えた配管構成要素に対して溶接可能な溶接
接合部とを有し、該溶接接合部は、前記フランジ部に一
体的に形成され、前記配管構成要素の流体通路と連通可
能な流体通路が、前記フランジ部及び溶接接合部を貫通
することを特徴とする配管接続部品。 - 【請求項5】 フランジ接合可能なフランジ部と、該フ
ランジ部の軸芯部に一体的に形成された溶接ボス部とを
有し、該溶接ボス部は、フランジ合せ面の反対側の側面
から突出し、溶接接合法に適応した配管構成要素の溶接
接合部に挿入可能な外周面を有し、前記配管構成要素の
流体通路と連通可能な流体通路が、前記フランジ部及び
溶接ボス部を貫通することを特徴とする配管接続部品。 - 【請求項6】 フランジ接合可能なフランジ部と、該フ
ランジ部の軸芯部に一体的に形成された溶接ソケット部
とを有し、該溶接ソケット部は、フランジ合せ面の反対
側の側面から突出し、前記配管構成要素の流体通路と連
通可能な流体通路が、前記フランジ部及び溶接ソケット
部を貫通し、前記溶接ソケット部の流体通路は、溶接接
合法に適応した配管構成要素の溶接接合部を挿入可能な
内周面を有することを特徴とする配管接続部品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9134746A JPH10325491A (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | 配管接続部品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9134746A JPH10325491A (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | 配管接続部品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10325491A true JPH10325491A (ja) | 1998-12-08 |
Family
ID=15135622
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9134746A Pending JPH10325491A (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | 配管接続部品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10325491A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013118346A1 (ja) * | 2012-02-07 | 2013-08-15 | Kobayashi Kazumi | フランジ継手接続構造 |
JP2015527534A (ja) * | 2012-09-07 | 2015-09-17 | シーメンス アクティエンゲゼルシャフト | 軸流ターボ機械のためのロータおよび2つのタイロッド要素を接合するためのダブルナット |
US9217525B2 (en) | 2011-01-13 | 2015-12-22 | Kazumi Kobayashi | Connecting structure for pressure piping |
CN111486284A (zh) * | 2020-05-12 | 2020-08-04 | 张家港华日法兰有限公司 | 一种变径法兰结构及快速组装方法 |
CN113431969A (zh) * | 2021-07-02 | 2021-09-24 | 江苏汉皇安装集团有限公司 | 管道、安装辅助装置及工艺 |
-
1997
- 1997-05-26 JP JP9134746A patent/JPH10325491A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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