JP2015527534A - 軸流ターボ機械のためのロータおよび2つのタイロッド要素を接合するためのダブルナット - Google Patents

軸流ターボ機械のためのロータおよび2つのタイロッド要素を接合するためのダブルナット Download PDF

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Abstract

軸流ターボ機械のためのロータおよび2つのタイロッド要素を接合するためのダブルナットである。本発明は、軸流ターボ機械のためのロータ(10)であって、いくつかのディスク状ロータ部材(12)またはドラム状ロータ部材(16)と、ロータ部材(14)を貫通して延伸するピン状の少なくとも1つのタイロッド(20)であって、その突き出た端部に、その間に設けられたロータ部材(14)を軸方向に張設するためのそれぞれ1つのカウンターベアリング(26、28)が螺合されているタイロッド(20)とを備える、ロータ(10)に関する。補修の時間間隔をより短くできるロータ(10)を準備するために意図されているのは、タイロッド(20)が、それぞれ接合手段(34)を介して分離可能に互いに接合されている、軸方向に隣り合う少なくとも2つのタイロッド要素(30、32)を備えることである。2つのタイロッド要素(30、32)を接合するためのダブルナット(35)である。

Description

本発明は、軸流ターボ機械のためのロータであって、いくつかのディスク状またはドラム状ロータ部材と、ロータ部材を貫通して延伸する少なくとも1つのタイロッドであって、その突き出た端部に、その間に設けられたロータ部材を軸方向に張設するためのそれぞれ1つのカウンターベアリングが螺合されているタイロッドと、を備えるロータに関する。
そのようなロータは、広範囲にわたって存在する、定置式ガスタービンについての従来技術から非常によく知られている。たとえば、非特許文献1の629ページには、冒頭で挙げられたロータが示されている。ロータは、いわゆるディスク構造で実施されており、ロータディスクはその外周で、ガスタービンの圧縮機またはタービンユニットのための翼を担持する。圧縮機ディスクとタービンディスクとの間には、ドラム状部材である中間中空シャフトが設けられている。2つのカウンターベアリングつまり前方中空シャフトと後方中空シャフトとを使って、これら2つの中空シャフトの間に設けられたロータ部材を一緒に張設する中央タイロッドが、すべてのロータ部材を貫通する。その際タイロッドは、その降伏点まで弾性的に伸ばされ、それによって個々のロータ部材は、一緒に張設される。
類似の構成は、分散タイロッドによっても可能であり、同一半径で、たとえば12のタイロッドが、均等に分散されて設けられている。
同様に、ディスク状またはドラム状ロータ部材を互いに溶接することが知られている。たとえば圧縮機ロータが溶接されており、タービンユニットのロータ部材がボルトによる螺合を介して円周に張設されている、前述の実施形態の組み合わせすらも、知られている。
クリストフ・レヒナー、イェルク・ゾイメ編「定置式ガスタービン」
本発明の課題は、軸流ターボ機械のためのロータの、代替的な構造形態を提供することである。本発明のさらなる課題は、そのために必要な部材を準備することである。
ロータに関する課題は、請求項1の特徴に従ったロータによって解決される。部材に向けられた課題は、請求項11の特徴に従ったダブルナットによって解決される。有利な態様とさらなる形態とは、従属請求項において示されている。
本発明は、タイロッドが一体的に形成されている、タイロッドのこれまでの実施形態とは異なっている。本発明に従って意図されているのは、タイロッドが少なくとも2つのタイロッド要素に軸方向に分割されており、直接隣り合うタイロッド要素はそれぞれ、接合手段を介して分離可能に互いに接合されているということである。
好適にはロータは、その長手方向延伸に沿って、第1ロータ端部部分と少なくとも1つのさらなるロータ部分と第2ロータ端部部分とを備え、接合手段は軸方向に見て、さらなるロータ部分の1つに設けられている。特に好ましいのは、第2ロータ端部部分に設けられたカウンターベアリングが分離された後に、第2ロータ端部部分に隣り合う接合手段が、第1ロータ端部部分に設けられたカウンターベアリングとともに、その間に設けられたロータ部材を一緒に張設するように、接合手段とロータ部材の1つとが構成されている態様である。この態様の特別な利点は、第1取り付けステップにおいて、ロータはロータ部材をまだ完全に装備されてはいないが、第1タイロッド要素に数珠つなぎになっているロータ部材が、2つのカウンターベアリングの1つと接合手段とによってすでに張設され得ることである。第2またはさらなるタイロッド要素の固定の後に初めて、さらなるディスク状またはドラム状ロータ部材が、当該タイロッド要素に数珠つなぎにされ得、その後引き続いて、第2もしくはさらなるタイロッド要素の端部に、第2カウンターベアリングが螺合され得、それによってロータのすべてのディスク状またはドラム状ロータ部材が最終的に一緒に張設され得る。その際本発明に従って意図されているのは、2つのカウンターベアリングの1つと接合手段とによって、ディスク状またはドラム状ロータ部材の一部にその間作用する張設が、その際再び解除されることである。その限りにおいて、2つのカウンターベアリングの間のロータ部材の張設によって、カウンターベアリングと接合要素とによる第1張設が、少なくとも部分的にしかし好適には完全に解除されるように、2つのタイロッド要素の弾力的延性は、互いに対して適合されている。これは特に、タービンロータとともにかつタイロッドを使って同様に張設されるべきディスク構造のモジュール式ロータが、溶接された圧縮機ロータの代わりに使用されるべきガスタービン設備にとって、興味深いものである。これによって、駆動の必要があるガスタービンのメンテナンス作業中のロータの操作性が向上し、メンテナンス作業を実行するための時間を短縮する。なぜならば、ロータ全体を解体する必要はなく、タービン側のロータ部分のみを解体すればよいからである。特に好ましくは、接合手段は、軸方向に隣り合うタイロッド要素の互いに向かい合う端部が螺入されているナットとして形成されている。その代わりに、接合要素がタイロッド要素の1つと一体的に接合されていることも、もちろん考えられ得る。言い換えれば、タイロッド要素は、1つの端部に、別のタイロッド要素を螺着させるための接合手段としての雌ネジを備えてもよい。
有利な第1のさらなる形態に従えば、接合手段は、ロータ(端部)部分の1つから別のロータ(端部)部分へ流体を通すための複数の開口部を備える。特に好ましいのは、それぞれの接合手段が、円周に設けられた周回シャフトカラーを備え、当該シャフトカラーに、冷却流体用の貫流口として開口部が設けられている態様である。ガスタービンでロータを用いる場合に、たとえば、圧縮機内で流れ出た圧縮機空気をロータの内部に誘導し、この空気を接合手段を通してタービンロータに運ぶことが可能であり、当該タービンロータで、冷却空気を冷却目的で使用できる。接合手段の周にあるシャフトカラーを用いることによって、流体を通すために必要な貫流口を、より大きな半径で設けることが可能である。これによって、より大きな貫流断面を実現でき、それに伴って、より大きな冷却空気流量をわずかな圧力損害で通すことができる。
さらに好ましくは、ターボ機械の駆動中の振動を軽減するための、タイロッドの支えを実現するためにも、接合手段を使用できる。そのためには、該当する接合手段で、ロータ部材の少なくとも1つを半径方向に支えることだけが必要である。
特に好ましいのは、ロータがガスタービンロータとして、第1ロータ端部部分が圧縮機ロータとして、さらなるロータ部分が中間ロータ部分として、第2ロータ端部部分がタービンロータとして形成されている態様である。その際、中間ロータ部分だけは、中空シャフトまたは翼のない複数のロータディスクで形成されていてよく、ロータ端部部分はロータディスクで形成されていてよい。さらに意図されているのは、2つのタイロッド要素を接合するためのダブルナットが、2つの螺入開口部の間の中心に、タイロッド要素があまり深くダブルナットに螺入されるのを防ぐ、内向する冠状部または分離ウェブを備えることである。
本発明は、図における実施例に基づいて、より詳細に説明される。その際、さらなる特徴と利点とが、図の記述において挙げられる。図に示されるのは以下である。
定置式軸流ターボ機械のための本発明に係るロータの、部分縦断面図である。 2つのタイロッド要素が互いに接合された領域における、図1の縦断面の部分図である。 代替的実施例に従った、図2と同じ部分図である。 円周にシャフトカラーが設けられた、2つのタイロッド要素を接合するための接合要素である。 図4の接合要素の斜視図である。 半径方向にロータ部材で支えられている、図2の縦断面図の接合要素である。
すべての図において、同一の特徴は、同じ参照符号を備えている。
図1は、軸流ターボ機械のロータ10の部分縦断面図を示している。示された実施例において、ロータ10はガスタービンロータとして構成されており、ガスタービンの残りの部材はここではこれ以上表わされていない。ロータ10の構造は、基本的にモジュール式で、ディスク構造と呼ばれるものである。したがって、ロータ10は、本明細書ではディスク状ロータ部材14とも呼ばれている、いくつかのロータディスク12を備える。さらにロータ10は、実施例において中間中空シャフト18と呼ばれている、ドラム状ロータ部材16も備える。中間中空シャフト18のほかに、タイロッド20の端部側に螺合されている前方中空シャフト22と、向かい合う端部に螺合されている後方中空シャフト24とが存在する。本明細書では、前方中空シャフト22は第1カウンターベアリング26とも呼ばれ、後方中空シャフト24は第2カウンターベアリング28とも呼ばれている。両カウンターベアリング26、28は、タイロッド20を使って、ロータ部材14、16を一緒に張設し、これらを堅固に互いに押圧する。これを達成するために、タイロッド20全体が、両カウンターベアリング26、28によって弾性的に伸ばされている。
本発明に従って意図されているのは、タイロッド20は、別体に作られた2つのタイロッド要素30、32を備えることである。図1の示された実施例において、さらにタイロッド20は、一体的な両タイロッド要素30、32を分離可能に互いに接合する接合手段34を備える。接合手段34は、その2つの螺入開口部37(図5)の間の中心に、内向する冠状部36を備えるナットもしくはダブルナットとして形成されている。
ロータ10は観念的に、軸方向に第1ロータ端部部分38と、さらなるロータ部分40と、第2ロータ端部部分42とに分けることができ、接合手段34は軸方向で見て、さらなるロータ部分40に設けられている。示されたガスタービンロータ10では、第1ロータ端部部分38は圧縮機ロータ44として、第2ロータ端部部分42はタービンロータ48として形成されている。さらなるロータ部分40の領域において、ロータ10の半径方向外側に、ガスタービンの燃焼室が設けられている。ガスタービンを補修する場合に、中間中空シャフト18と圧縮機ロータ44に設けられたロータディスク12とが同時に外れることなく、場合によってはタービンロータ48のロータディスク12のみを取り外すために意図されているのは、第2ロータ端部部分42に設けられたカウンターベアリング28を取り外した後に、第2ロータ端部部分42に隣り合う接合手段34が、第1ロータ端部部分38に設けられたカウンターベアリング26とともに、その間に設けられたロータ部材14、16を一緒に張設することである。これを達成するために、複数の実施例が考えられ得る。このために、図2、図3、図4が、異なる実施例を示している。図2から図4までは、さらなるロータ部分40と第2ロータ端部部分42との間の移行領域の縦断面図の部分図を示している。表わされているのは、2つのタイロッド要素30、32と、その両端部を互いに接合する、接合手段34としてのダブルナット35と、である。ダブルナット35に半径方向に隣り合って、中間中空シャフト18が設けられている。ダブルナット35は、中間中空シャフト18の内側を向く面52と傾斜が一致する円錐状面50を備える。その上、ダブルナット35の2つの螺入開口部37の間の中心に、より小さいシャフトカラー54が備わっており、その側面56は、それと平行な、中間中空シャフト18の側面58と当接する。ロータ10を組み立てる際には、まず第1カウンターベアリング26を、タイロッド要素30の端部側に螺合する。続いてこのサブアセンブリを垂直に立て、個々のディスク状またはドラム状ロータ部材14、16が、上から第1カウンターベアリング26の上に収まることができるようにする。続いて、ダブルナット35を、タイロッド要素30のまだ空いている端部に螺合し、その間に、ダブルナット35と第1カウンターベアリング26との間にあるロータ部材14、16を一緒に張設する。続いて、第2タイロッド要素32をダブルナット35に螺入し、その後、タービンロータ48のために備わっているロータディスク12を、上から第2タイロッド要素32に数珠つなぎにして収めることができる。最終的に、第2カウンターベアリング28を、タイロッド要素32のまだ空いている端部に螺合する。その際、ダブルナット35もしくは接合手段34と第1カウンターベアリング26とによる張設が再び解除されるように、タイロッド20全体が弾性的に伸ばされる。
図2に記載の実施例に従えば、中間中空シャフト18にも、ダブルナット35にも、冷媒を一方のロータ(端部)部分から別のロータ(端部)部分に誘導できる、軸方向に延伸する孔60が備わっていてよい。
図3は図2と同じ部分を示しているが、ダブルナット35と中間中空シャフト18の領域における軸方向に張設するための構成が、図2に記載の構成と比べて、わずかに変更されている。軸方向の張設を行うのに必要な、ダブルナットと中間中空シャフト18との半径方向の重なりは、ここでは、その間に設けられてフランジを備えるスリーブ62を使用して行われる。
図4は、第1カウンターベアリング(図4には表わされず)と接合手段34との間のロータ部材14、16を張設するためのさらなる一実施例を示している。接合手段34は再度、互いに向かい合う2つの螺入開口部37を有するダブルナット35として構成されている。螺入開口部37の間の中心には、外周に、より大きなシャフトカラー54が備わっており、その中には、円周にわたって均等に分散した、冷却流体を通すための開口部64が備わっている。シャフトカラー54の平行な2つの側面56は、半径にわたって、螺入開口部37で終わっている、反って下降傾斜しているフランク57に移行する。図5は、螺入開口部37と均等に分散した4つの貫流口64とを有するこのダブルナット35の斜視図を示している。
駆動時にタイロッド20の半径方向の振動を避けるために、シャフトカラー54の側面側の面に、中に支持ワイヤ68がある周回溝66が備わっていてよく、当該支持ワイヤ68を使って、タイロッド20は、半径方向にロータ部材の1つ、図6では中間中空シャフト18で支えられる。
図2から図6までに記載の実施例に共通するのは、これらの実施例が、第2カウンターベアリング28が第2タイロッド要素32にまだ螺合されていないので、図2から図6においてダブルナット35の左側に表わされたロータ部材14、16だけが、第1カウンターベアリング26で張設されており、その右側に示されたロータ部材14、16は張設されていないガスタービンロータ10を示しているということである。
全体として本発明はこれによって、軸流ターボ機械のためのロータ10であって、いくつかのディスク状またはドラム状ロータ部材14、16と、ロータ部材14、16を貫通して延伸するピン状の少なくとも1つのタイロッド20であって、その突き出た端部に、その間に設けられたロータ部材14、16を軸方向に張設するためのそれぞれ1つのカウンターベアリング26、28が螺合されているタイロッド20とを備える、ロータ10に関する。
補修の時間間隔をより短くできるロータ10を準備するために意図されているのは、タイロッド20が、それぞれ接合手段34を介して分離可能に互いに接合されている、軸方向に隣り合う少なくとも2つのタイロッド要素30、32を備えることである。
10 ロータ
12 ロータディスク
14 ディスク状ロータ部材
16 ドラム状ロータ部材
18 中間中空シャフト
20 タイロッド
22 前方中空シャフト
24 後方中空シャフト
26 第1カウンターベアリング
28 第2カウンターベアリング
30 タイロッド要素
32 タイロッド要素
34 接合手段
35 ダブルナット
36 冠状部
37 螺入開口部
38 第1ロータ端部部分
40 さらなるロータ部分
42 第2ロータ端部部分
44 圧縮機ロータ
48 タービンロータ
50 円錐状面
52 内側を向く面
54 シャフトカラー
56 シャフトカラーの側面
57 フランク
58 中間中空シャフトの側面
60 孔
62 スリーブ
64 貫流口
66 周回溝
68 支持ワイヤ
本発明は、軸流ターボ機械のためのロータであって、いくつかのディスク状またはドラム状ロータ部材と、ロータ部材を貫通して延伸する少なくとも1つのタイロッドであって、その突き出た端部に、その間に設けられたロータ部材を軸方向に張設するためのそれぞれ1つのカウンターベアリングが螺合されているタイロッドと、を備えるロータに関する。
そのようなロータは、広範囲にわたって存在する、定置式ガスタービンについての従来技術から非常によく知られている。たとえば、非特許文献1の629ページには、冒頭で挙げられたロータが示されている。ロータは、いわゆるディスク構造で実施されており、ロータディスクはその外周で、ガスタービンの圧縮機またはタービンユニットのための翼を担持する。圧縮機ディスクとタービンディスクとの間には、ドラム状部材である中間中空シャフトが設けられている。2つのカウンターベアリングつまり前方中空シャフトと後方中空シャフトとを使って、これら2つの中空シャフトの間に設けられたロータ部材を一緒に張設する中央タイロッドが、すべてのロータ部材を貫通する。その際タイロッドは、その降伏点まで弾性的に伸ばされ、それによって個々のロータ部材は、一緒に張設される。
類似の構成は、分散タイロッドによっても可能であり、同一半径で、たとえば12のタイロッドが、均等に分散されて設けられている。
さらに特許文献1から、ディスク構造で実施されるガスタービンのロータを、圧縮機部分とタービン部分とに分けることが知られており、これらの部分のそれぞれの中央タイロッドが、これらの部分を互いに接合する中間シャフトに螺入されている。その際圧縮機ディスクは、端部側で螺合された第1予張設ナットと中間シャフトとの間で張設されており、タービンディスクは同様に、中間シャフトと同じく端部側で螺合された第2予張設ナットとの間で張設されており、圧縮機部分とタービン部分の予張設は、互いに独立している。
しかも圧縮機ロータのさらなるディスク張設は、特許文献2から知られている。この教示に従えば、複数の部分から成るタイロッドは、2つの張力スリーブと1つの圧力スリーブとを備える。
その上、ダブルナットは、特許文献3から知られている。
同様に、ディスク状またはドラム状ロータ部材を互いに溶接することが知られている。たとえば圧縮機ロータが溶接されており、タービンユニットのロータ部材がボルトによる螺合を介して円周に張設されている、前述の実施形態の組み合わせすらも、知られている。
欧州特許出願公開第2415967号明細書 独国特許出願公開第102005052819号明細書 米国特許第5454662号明細書
クリストフ・レヒナー、イェルク・ゾイメ編「定置式ガスタービン」
本発明の課題は、軸流ターボ機械のためのロータの、代替的な構造形態を提供することである。本発明のさらなる課題は、そのために必要な部材を準備することである。
ロータに関する課題は、請求項1の特徴に従ったロータによって解決される。部材に向けられた課題は、請求項11の特徴に従ったダブルナットによって解決される。有利な態様とさらなる形態とは、従属請求項において示されている。
本発明は、タイロッドが一体的に形成されている、タイロッドのこれまでの実施形態とは異なっている。本発明に従って意図されているのは、タイロッドが少なくとも2つのタイロッド要素に軸方向に分割されており、直接隣り合うタイロッド要素はそれぞれ、接合手段を介して分離可能に互いに接合されているということである。
好適にはロータは、その長手方向延伸に沿って、第1ロータ端部部分と少なくとも1つのさらなるロータ部分と第2ロータ端部部分とを備え、接合手段は軸方向に見て、さらなるロータ部分の1つに設けられている。特に好ましいのは、第2ロータ端部部分に設けられたカウンターベアリングが分離された後に、第2ロータ端部部分に隣り合う接合手段が、第1ロータ端部部分に設けられたカウンターベアリングとともに、その間に設けられたロータ部材を一緒に張設するように、接合手段とロータ部材の1つとが構成されている態様である。この態様の特別な利点は、第1取り付けステップにおいて、ロータはロータ部材をまだ完全に装備されてはいないが、第1タイロッド要素に数珠つなぎになっているロータ部材が、2つのカウンターベアリングの1つと接合手段とによってすでに張設され得ることである。第2またはさらなるタイロッド要素の固定の後に初めて、さらなるディスク状またはドラム状ロータ部材が、当該タイロッド要素に数珠つなぎにされ得、その後引き続いて、第2もしくはさらなるタイロッド要素の端部に、第2カウンターベアリングが螺合され得、それによってロータのすべてのディスク状またはドラム状ロータ部材が最終的に一緒に張設され得る。その際本発明に従って意図されているのは、2つのカウンターベアリングの1つと接合手段とによって、ディスク状またはドラム状ロータ部材の一部にその間作用する張設が、その際再び解除されることである。その限りにおいて、2つのカウンターベアリングの間のロータ部材の張設によって、カウンターベアリングと接合要素とによる第1張設が、少なくとも部分的にしかし好適には完全に解除されるように、2つのタイロッド要素の弾力的延性は、互いに対して適合されている。これは特に、タービンロータとともにかつタイロッドを使って同様に張設されるべきディスク構造のモジュール式ロータが、溶接された圧縮機ロータの代わりに使用されるべきガスタービン設備にとって、興味深いものである。これによって、駆動の必要があるガスタービンのメンテナンス作業中のロータの操作性が向上し、メンテナンス作業を実行するための時間を短縮する。なぜならば、ロータ全体を解体する必要はなく、タービン側のロータ部分のみを解体すればよいからである。特に好ましくは、接合手段は、軸方向に隣り合うタイロッド要素の互いに向かい合う端部が螺入されているナットとして形成されている。その代わりに、接合要素がタイロッド要素の1つと一体的に接合されていることも、もちろん考えられ得る。言い換えれば、タイロッド要素は、1つの端部に、別のタイロッド要素を螺着させるための接合手段としての雌ネジを備えてもよい。
有利な第1のさらなる形態に従えば、接合手段は、ロータ(端部)部分の1つから別のロータ(端部)部分へ流体を通すための複数の開口部を備える。特に好ましいのは、それぞれの接合手段が、円周に設けられた周回シャフトカラーを備え、当該シャフトカラーに、冷却流体用の貫流口として開口部が設けられている態様である。ガスタービンでロータを用いる場合に、たとえば、圧縮機内で流れ出た圧縮機空気をロータの内部に誘導し、この空気を接合手段を通してタービンロータに運ぶことが可能であり、当該タービンロータで、冷却空気を冷却目的で使用できる。接合手段の周にあるシャフトカラーを用いることによって、流体を通すために必要な貫流口を、より大きな半径で設けることが可能である。これによって、より大きな貫流断面を実現でき、それに伴って、より大きな冷却空気流量をわずかな圧力損害で通すことができる。
さらに好ましくは、ターボ機械の駆動中の振動を軽減するための、タイロッドの支えを実現するためにも、接合手段を使用できる。そのためには、該当する接合手段で、ロータ部材の少なくとも1つを半径方向に支えることだけが必要である。
特に好ましいのは、ロータがガスタービンロータとして、第1ロータ端部部分が圧縮機ロータとして、さらなるロータ部分が中間ロータ部分として、第2ロータ端部部分がタービンロータとして形成されている態様である。その際、中間ロータ部分だけは、中空シャフトまたは翼のない複数のロータディスクで形成されていてよく、ロータ端部部分はロータディスクで形成されていてよい。さらに意図されているのは、2つのタイロッド要素を接合するためのダブルナットが、2つの螺入開口部の間の中心に、タイロッド要素があまり深くダブルナットに螺入されるのを防ぐ、内向する冠状部または分離ウェブを備えることである。
本発明は、図における実施例に基づいて、より詳細に説明される。その際、さらなる特徴と利点とが、図の記述において挙げられる。図に示されるのは以下である。
定置式軸流ターボ機械のための本発明に係るロータの、部分縦断面図である。 2つのタイロッド要素が互いに接合された領域における、図1の縦断面の部分図である。 代替的実施例に従った、図2と同じ部分図である。 円周にシャフトカラーが設けられた、2つのタイロッド要素を接合するための接合要素である。 図4の接合要素の斜視図である。 半径方向にロータ部材で支えられている、図2の縦断面図の接合要素である。
すべての図において、同一の特徴は、同じ参照符号を備えている。
図1は、軸流ターボ機械のロータ10の部分縦断面図を示している。示された実施例において、ロータ10はガスタービンロータとして構成されており、ガスタービンの残りの部材はここではこれ以上表わされていない。ロータ10の構造は、基本的にモジュール式で、ディスク構造と呼ばれるものである。したがって、ロータ10は、本明細書ではディスク状ロータ部材14とも呼ばれている、いくつかのロータディスク12を備える。さらにロータ10は、実施例において中間中空シャフト18と呼ばれている、ドラム状ロータ部材16も備える。中間中空シャフト18のほかに、タイロッド20の端部側に螺合されている前方中空シャフト22と、向かい合う端部に螺合されている後方中空シャフト24とが存在する。本明細書では、前方中空シャフト22は第1カウンターベアリング26とも呼ばれ、後方中空シャフト24は第2カウンターベアリング28とも呼ばれている。両カウンターベアリング26、28は、タイロッド20を使って、ロータ部材14、16を一緒に張設し、これらを堅固に互いに押圧する。これを達成するために、タイロッド20全体が、両カウンターベアリング26、28によって弾性的に伸ばされている。
本発明に従って意図されているのは、タイロッド20は、別体に作られた2つのタイロッド要素30、32を備えることである。図1の示された実施例において、さらにタイロッド20は、一体的な両タイロッド要素30、32を分離可能に互いに接合する接合手段34を備える。接合手段34は、その2つの螺入開口部37(図5)の間の中心に、内向する冠状部36を備えるナットもしくはダブルナットとして形成されている。
ロータ10は観念的に、軸方向に第1ロータ端部部分38と、さらなるロータ部分40と、第2ロータ端部部分42とに分けることができ、接合手段34は軸方向で見て、さらなるロータ部分40に設けられている。示されたガスタービンロータ10では、第1ロータ端部部分38は圧縮機ロータ44として、第2ロータ端部部分42はタービンロータ48として形成されている。さらなるロータ部分40の領域において、ロータ10の半径方向外側に、ガスタービンの燃焼室が設けられている。ガスタービンを補修する場合に、中間中空シャフト18と圧縮機ロータ44に設けられたロータディスク12とが同時に外れることなく、場合によってはタービンロータ48のロータディスク12のみを取り外すために意図されているのは、第2ロータ端部部分42に設けられたカウンターベアリング28を取り外した後に、第2ロータ端部部分42に隣り合う接合手段34が、第1ロータ端部部分38に設けられたカウンターベアリング26とともに、その間に設けられたロータ部材14、16を一緒に張設することである。これを達成するために、複数の実施例が考えられ得る。このために、図2、図3、図4が、異なる実施例を示している。図2から図4までは、さらなるロータ部分40と第2ロータ端部部分42との間の移行領域の縦断面図の部分図を示している。表わされているのは、2つのタイロッド要素30、32と、その両端部を互いに接合する、接合手段34としてのダブルナット35と、である。ダブルナット35に半径方向に隣り合って、中間中空シャフト18が設けられている。ダブルナット35は、中間中空シャフト18の内側を向く面52と傾斜が一致する円錐状面50を備える。その上、ダブルナット35の2つの螺入開口部37の間の中心に、より小さいシャフトカラー54が備わっており、その側面56は、それと平行な、中間中空シャフト18の側面58と当接する。ロータ10を組み立てる際には、まず第1カウンターベアリング26を、タイロッド要素30の端部側に螺合する。続いてこのサブアセンブリを垂直に立て、個々のディスク状またはドラム状ロータ部材14、16が、上から第1カウンターベアリング26の上に収まることができるようにする。続いて、ダブルナット35を、タイロッド要素30のまだ空いている端部に螺合し、その間に、ダブルナット35と第1カウンターベアリング26との間にあるロータ部材14、16を一緒に張設する。続いて、第2タイロッド要素32をダブルナット35に螺入し、その後、タービンロータ48のために備わっているロータディスク12を、上から第2タイロッド要素32に数珠つなぎにして収めることができる。最終的に、第2カウンターベアリング28を、タイロッド要素32のまだ空いている端部に螺合する。その際、ダブルナット35もしくは接合手段34と第1カウンターベアリング26とによる張設が再び解除されるように、タイロッド20全体が弾性的に伸ばされる。
図2に記載の実施例に従えば、中間中空シャフト18にも、ダブルナット35にも、冷媒を一方のロータ(端部)部分から別のロータ(端部)部分に誘導できる、軸方向に延伸する孔60が備わっていてよい。
図3は図2と同じ部分を示しているが、ダブルナット35と中間中空シャフト18の領域における軸方向に張設するための構成が、図2に記載の構成と比べて、わずかに変更されている。軸方向の張設を行うのに必要な、ダブルナットと中間中空シャフト18との半径方向の重なりは、ここでは、その間に設けられてフランジを備えるスリーブ62を使用して行われる。
図4は、第1カウンターベアリング(図4には表わされず)と接合手段34との間のロータ部材14、16を張設するためのさらなる一実施例を示している。接合手段34は再度、互いに向かい合う2つの螺入開口部37を有するダブルナット35として構成されている。螺入開口部37の間の中心には、外周に、より大きなシャフトカラー54が備わっており、その中には、円周にわたって均等に分散した、冷却流体を通すための開口部64が備わっている。シャフトカラー54の平行な2つの側面56は、半径にわたって、螺入開口部37で終わっている、反って下降傾斜しているフランク57に移行する。図5は、螺入開口部37と均等に分散した4つの貫流口64とを有するこのダブルナット35の斜視図を示している。
駆動時にタイロッド20の半径方向の振動を避けるために、シャフトカラー54の側面側の面に、中に支持ワイヤ68がある周回溝66が備わっていてよく、当該支持ワイヤ68を使って、タイロッド20は、半径方向にロータ部材の1つ、図6では中間中空シャフト18で支えられる。
図2から図6までに記載の実施例に共通するのは、これらの実施例が、第2カウンターベアリング28が第2タイロッド要素32にまだ螺合されていないので、図2から図6においてダブルナット35の左側に表わされたロータ部材14、16だけが、第1カウンターベアリング26で張設されており、その右側に示されたロータ部材14、16は張設されていないガスタービンロータ10を示しているということである。
全体として本発明はこれによって、軸流可能なターボ機械のためのロータ10であって、いくつかのディスク状またはドラム状ロータ部材14、16と、ロータ部材14、16を貫通して延伸するピン状の少なくとも1つのタイロッド20であって、その突き出た端部に、その間に設けられたロータ部材14、16を軸方向に張設するためのそれぞれ1つのカウンターベアリング26、28が螺合されているタイロッド20とを備える、ロータ10に関する。
補修の時間間隔をより短くできるロータ10を準備するために意図されているのは、タイロッド20が、それぞれ接合手段34を介して分離可能に互いに接合されている、軸方向に隣り合う少なくとも2つのタイロッド要素30、32を備えることである。
10 ロータ
12 ロータディスク
14 ディスク状ロータ部材
16 ドラム状ロータ部材
18 中間中空シャフト
20 タイロッド
22 前方中空シャフト
24 後方中空シャフト
26 第1カウンターベアリング
28 第2カウンターベアリング
30 タイロッド要素
32 タイロッド要素
34 接合手段
35 ダブルナット
36 冠状部
37 螺入開口部
38 第1ロータ端部部分
40 さらなるロータ部分
42 第2ロータ端部部分
44 圧縮機ロータ
48 タービンロータ
50 円錐状面
52 内側を向く面
54 シャフトカラー
56 シャフトカラーの側面
57 フランク
58 中間中空シャフトの側面
60 孔
62 スリーブ
64 貫流口
66 周回溝
68 支持ワイヤ

Claims (13)

  1. 軸流ターボ機械のためのロータ(10)であって、
    ‐いくつかのディスク状ロータ部材(14)またはドラム状ロータ部材(16)と、
    ‐前記ロータ部材(14)を貫通して延伸する少なくとも1つのタイロッド(20)であって、その突き出た端部に、その間に設けられた前記ロータ部材(14、16)を軸方向に張設するためのそれぞれ1つのカウンターベアリング(26、28)が螺合されているタイロッド(20)と、を備える、ロータ(10)において、
    前記タイロッド(20)が、それぞれ接合手段(34)を介して分離可能に互いに接合されている、軸方向に隣り合う少なくとも2つのタイロッド要素(30、32)を備えることを特徴とするロータ(10)。
  2. 前記ロータ(10)は、その長手方向延伸に沿って、第1ロータ端部部分(38)と少なくとも1つのさらなるロータ部分(40)と第2ロータ端部部分(42)とを備え、
    前記接合手段(34)は軸方向に見て、前記さらなるロータ部分(40)の1つに設けられている、請求項1に記載のロータ(10)。
  3. 前記接合手段(34)は、軸方向に隣り合うタイロッド要素(30、32)の互いに向かい合う端部が螺入されているナット(35)として形成されている、請求項1または2に記載のロータ(10)。
  4. 前記ナットは、2つの螺入開口部(37)の間の中心に、内向する冠状部(36)を備えるダブルナット(35)として形成されている、請求項3に記載のロータ(10)。
  5. 前記第2ロータ端部部分(42)に設けられた前記カウンターベアリング(26、28)を取り外した後に、前記第2ロータ端部部分(42)に隣り合う前記接合手段(34)が、前記第1ロータ端部部分(38)に設けられた前記カウンターベアリング(26、28)とともに、その間に設けられた前記ロータ部材(14)を一緒に張設するように、前記接合手段(34)と前記ロータ部材(14)の1つとが形成されている、請求項2または3に記載のロータ(10)。
  6. それぞれの前記接合手段(34)は、前記ロータ(端部)部分(38、40、42)の1つから別の前記ロータ(端部)部分(38、40、42)へ流体を通すための複数の開口部(64)を備える、請求項1から5のいずれか1項に記載のロータ(10)。
  7. それぞれの前記接合手段(34)は、円周に設けられた周回シャフトカラー(54)を備え、該シャフトカラー(54)に、貫流口(64)として開口部が設けられている、請求項6に記載のロータ(10)。
  8. それぞれの前記接合手段(34)は、前記ロータ部材(14)の少なくとも1つで半径方向に支えられている、請求項1から6のいずれか1項に記載のロータ(10)。
  9. ‐前記ロータ(10)がガスタービンロータとして、
    ‐前記第1ロータ端部部分(38)が圧縮機ロータ(44)として、
    ‐前記さらなるロータ部分(40)が中間ロータ部分として、
    ‐前記第2ロータ端部部分(42)がタービンロータ(48)として形成されている、請求項2から7のいずれか1項に記載のロータ(10)。
  10. 前記中間ロータ部分は、中空シャフト(18)または翼のない複数のロータディスク(12)で形成されており、前記ロータ端部部分(38、40、42)はロータディスク(12)で形成されている、請求項8に記載のロータ(10)。
  11. 2つの螺入開口部(37)の間の中心に、内向する冠状部(36)または分離ウェブを備える、2つのタイロッド要素(30、32)を接合するためのダブルナット(35)。
  12. 2つの前記螺入開口部(37)の間の中心に、その外周で、周回シャフトカラー(54)を備える、請求項11に記載のダブルナット(35)。
  13. 前記シャフトカラー(54)に、軸方向に延伸するいくつかの貫流口(64)が備わっている、請求項12に記載のダブルナット(35)。
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