JP2008128292A - 締結装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ナットのネジ山とボルトのネジ山との噛み合い部分における締付荷重を、これらネジ山の長さ方向にわたって均一化することができるとともに、ボルトの噛合端における周方向の荷重分布も均一化させ、噛み合い始め近傍における応力集中を低減させることができる締結装置を提供すること。
【解決手段】ナット孔2を有する被締結体3と、前記ナット孔2に嵌入される雌ネジ部10を一端部に有するとともに、前記ナット孔2の中に、その重心位置が位置するように構成されたナット5と、前記雌ネジ部10と螺合する雄ネジ部6を一端部に有するボルト4とを備えている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ガスタービンや蒸気タービン等の回転機械に適用される締結装置に関し、特に回転機械の、締結方向と直交する方向(垂直な方向)に遠心力が作用する部位に適用される締結装置に関するものである。
締結方向と直交する方向に遠心力が作用する部位に適用される締結装置としては、例えば、特許文献1に開示されたものが知られている。
特開2001−65586号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された締結装置では、ナットに作用する遠心力により、半径方向外側に位置するナットの背面と、この背面と対向する被締結体の表面との間に生じる面圧が増加するとともに、半径方向内側に位置するナットの背面と、この背面と対向する被締結体の表面との間に生じる面圧が低下することとなる。そのため、ナットのネジ山と締結ボルトのネジ山との噛み合い部分における締付荷重が、噛み合い始めで大となり、噛み合い終わりで小となって、これらネジ山の長さ方向にわたって不均一となり、噛み合い始め近傍に応力が集中してしまうといった問題点がある。
一般に、締結ボルトに引張応力と遠心力による曲げモーメントが働いた場合の荷重分布を図9および図10を用いて説明する。
図9において上側に示すように、締結ボルト201に単純引張荷重が作用した場合、締結ボルト201の軸方向に荷重分布が発生する。その場合、締結ボルト201の噛み合い始め(噛合始点)に最大荷重が働き、ここでの応力が最大となる。また、この状態でさらに遠心力が働いた場合、ナット202の遠心力による曲げモーメントが締結ボルト201に対して引き起こし作用を及ぼす。このため、図9において左側および図10に示すように、締結ボルト201の噛み合い終わり(噛合端)で締結ボルト201の周方向に不均一な荷重分布が発生する。なお、図10は締結ボルト201の断面視における荷重分布を示している。
一方、ナット202には、被締結体203との間に締め付け力が働き、ナット202の遠心力はこの締め付け力による摩擦力と相殺されることとなる。その面圧分布は、図9において右側に示すような分布になる。仮に、ナット202の遠心力が摩擦力より大きい場合には、残余の遠心力は締結ボルト201のネジ山を上向きに押すように働いて締結ボルト201に伝えられる。この押し付け力は、締結ボルト201の断面視における時計方向6°の位置で最大となる。また、この残余の遠心力は、最終的には締結ボルト201の噛み合い始めの断面に作用する剪断力として締結ボルト201の本体に伝えられる。そして、このネジ面に作用する押し付け力と剪断力も、図9において右側に示す面圧の最大荷重位置における応力集中の度合いを強くする一要因となる。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、ナットのネジ山とボルトのネジ山との噛み合い部分における締付荷重を、これらネジ山の長さ方向にわたって均一化することができるとともに、ボルトの噛合端における周方向の荷重分布も均一化させ、噛み合い始め近傍における応力集中を低減させることができる締結装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用した。
本発明に係る締結装置は、ナット孔を有する被締結体と、前記ナット孔に嵌入される雌ネジ部を一端部に有するとともに、前記ナット孔の中に、その重心位置が位置するように構成されたナットと、前記雌ネジ部と螺合する雄ネジ部を一端部に有するボルトとを備えている。
このような締結装置によれば、ナットの大部分が被締結体に形成されたナット孔内に配置され(収められ)、ナット全体の重心がナット孔内、すなわち、被締結体の内側(内部)に位置することとなり、ナットに作用する遠心力がナット孔を介して直接被締結体に伝達されることとなる。
また、ナットの大部分が被締結体に形成されたナット孔内に配置される(収められる)こととなるので、被締結体から突出するナットの高さ(厚み方向の長さ)を低減させることができるとともに、遠心力が作用した際に、被締結体から突出するナットに作用する曲げモーメントを低減させることができる。
さらに、遠心力が作用した際に、被締結体から突出するナットに作用する曲げモーメントを低減させることができるので、半径方向外側に位置するナットの背面と、この背面と対向する被締結体の表面との間に生じる面圧の増加を低減させることができて、半径方向内側に位置するナットの背面と、この背面と対向する被締結体の表面との間に生じる面圧の低下を低減させることができる。
これにより、雄ネジ部のネジ山と雌ネジ部のネジ山との噛み合い部分における締付荷重を、ネジ山の長さ方向にわたって均一的に分布させることができるとともに、噛み合い部部における噛み合い始め近傍の応力集中を低減させることができて、締結装置の信頼性を向上させることができる。
上記締結装置において、前記ナットに、前記ボルトの一端部を前記雌ネジ部とともに支持する支持部が設けられているとさらに好適である。
このような締結装置によれば、ボルトの一端部と被締結体との間にナットの雌ネジ部および支持部が介在し、かつ、遠心力が作用した際にボルトの一端部がナットの雌ネジ部および支持部により支持され、ボルトに作用する遠心力の一部がナットの雌ネジ部および支持部を介して被締結体に直接伝達されることとなる。
これにより、遠心力が作用した際に生じる、ボルトの一端部における曲がりを低減させることができ、雄ネジ部のネジ山と雌ネジ部のネジ山との噛み合い部における締付荷重を、ネジ山の長さ方向にわたってさらに均一化させることができる。
上記締結装置において、前記支持部が、前記ナット孔の内周面に沿って連続して設けられているとさらに好適である。
このような締結装置によれば、支持部の位置を気にすることなくナットをボルトに締め付けていくことができ、締結作業の効率化を図ることができて、作業時間の短縮化を図ることができる。
上記締結装置において、前記支持部が、前記雌ネジ部に対して着脱可能に構成されているとさらに好適である。
このような締結装置によれば、例えば、テーパー状に形成された雌ネジ部の内周面にネジ山を加工するような場合に、支持部を雌ネジ部から取り外した状態とすることができ、雌ネジ部の内周面を容易に加工することができることとなる。
これにより、加工作業の効率化を図ることができて、作業時間の短縮化を図ることができる。
上記締結装置において、前記雌ネジ部と前記雄ネジ部との噛み合い始め近傍に位置する前記雌ネジ部の外周側端部が、前記ナット孔の内周面との間に隙間が形成されるように切り欠かれているとさらに好適である。
このような締結装置によれば、雌ネジ部と雄ネジ部との噛み合い始め近傍の部分は、ナットが軸方向に引っ張られたときに伸び易いように構成されている。
これにより、ボルトにナットを締結した際の噛み合い始め近傍における締付荷重を低減させることができ、雄ネジ部のネジ山と雌ネジ部のネジ山との噛み合い部における締付荷重を、ネジ山の長さ方向にわたって均一的に分布させることができるとともに、噛み合い部における噛み合い始め近傍の応力集中を低減させることができて、締結装置の信頼性をさらに向上させることができる。
本発明に係る回転機械は、信頼性の高い締結装置を具備しているので、回転機械の信頼性を向上させることができるとともに、保守点検間隔を延ばすことができて、保守点検費用の低減化を図ることができる。
本発明によれば、ナットのネジ山とボルトのネジ山との噛み合い部分における締付荷重を、これらネジ山の長さ方向にわたって均一化することができるとともに、噛み合い始め近傍における応力集中を低減させることができるという効果を奏する。
以下、本発明に係る締結装置の第1実施形態を、図1ないし図3を参照しながら説明する。
図1は本実施形態に係る締結装置1を具備した、タービン(以下、「ガスタービン」という。)100の要部概略構成図、図2は図1に示す締結装置1の要部を拡大した図で、(a)は断面図、(b)は(a)のII−II矢視断面図、図3は図1および図2に示す締結装置1の斜視図である。
図1に示すように、ガスタービン(回転機械)100は、燃焼用空気を圧縮して燃焼器(combustor)101に送る圧縮機(図示せず)と、この圧縮機(compressor)から送られてきた燃焼用空気に燃料を噴射して燃焼させ、高温燃焼ガスGを発生させる燃焼器101と、この燃焼器101の下流側に位置し、燃焼器101を出た燃焼ガスGにより駆動されるタービン部102とを主たる要素として構成されたものである。
タービン部102はたとえば、上流側から1段(row1)静翼111、1段動翼112、2段(row2)静翼113、2段動翼114、3段(row3)静翼115、3段動翼116、4段(row1)静翼117、4段動翼118が順に配置されたものである。
1段静翼111、2段静翼113、3段静翼115、および4段静翼117はそれぞれ、外側シュラウド(outer shroud)111a,113a,115a,117a、断面翼型を有する静翼ブレード本体111b,113b,115b,117b、および内側シュラウド(inner shroud)111c,113c,115c,117cを具備するものであり、外側シュラウド111a,113a,115a,117aを介して静止側の車室(図示せず)に固定されている。
これら1段静翼111、2段静翼113、3段静翼115、および4段静翼117は、燃焼ガスGを膨張・減圧させるほか、これら静翼111,113,115,117からの流出ガスが、下流側に位置する動翼(moving blade)112,114,116,118に対して最適な角度で衝突するよう流れの方向を与える働きをするものである。
1段動翼112、2段動翼114、3段動翼116、および4段動翼118はそれぞれ、動翼ブレード本体112b,114b,116b,118bを具備するものであり、その基端部に固定されたプラットフォーム112d,114d,116d,118dを介して動翼ディスク112e,114e,116e,118eに取り付けられている。
これら動翼ディスク(被締結体)112e,114e,116e,118eは、回転軸Rに沿って延びるとともに、周方向に複数本(例えば、12本)配置された締結装置1により互いに締結され、タービンロータ(turbine rotor)120を構成している。
ここで、燃焼ガスGの流れについて説明すると、燃焼器101で燃焼して高温となった燃焼ガスGは1段静翼111から流入し、2段〜4段の各翼間を流れる過程において膨張して、それぞれ動翼112,114,116,118を回転させ、タービンロータ120に回転動力を与えて排出される。
さて、図2に示すように、本実施形態に係る締結手段1は、ナット孔2を有する被締結体3と、ボルト4と、ナット5とを主たる要素として構成されたものである。
被締結体3は、図1に示すように、動翼ディスク112e,114e,116e,118eとともにタービンロータ120を構成するものであり、タービンロータ120の軸方向における一端部(図1において左側(圧縮機側)の端部)に配置されている。また、ナット孔2は、被締結体3の板厚方向(軸方向)に貫通するとともに断面視(平面視)円形状を呈する貫通穴であり、周方向に沿って複数個(例えば、12個)設けられている。
ボルト4は、その一端部(図1において左側(圧縮機側)の端部)に雄ネジ部6と、この雄ネジ部6に連続する、くびれ状の部分とされた首部7と、この首部7に連続するナット接触部8とを有するとともに、断面視(平面視)円形状を呈する棒状の部材である。また、雄ネジ部6の外周面にはネジ山6aが形成されており、ボルト4の他端部は、例えば、図4に示すように構成されている。
ナット接触部8の外径は、その一端から他端にかけて、雄ネジ部6の外径よりわずかに大きくなるように形成されている。
ナット5は、図2および図3に示すように、ナット孔2の内径よりも大きい外径を有する鍔部9と、この鍔部9に連続するとともにボルト4の雄ネジ部6と螺合する雌ネジ部10と、この雌ネジ部10に連続する舌片部(支持部)11と、雌ネジ部10と舌片部11とを連結(接続)する連結部12とを有している。
鍔部9の背面(すなわち、被締結体3の表面3aと対向する面)9a、およびこの背面9aと対向する被締結体3の表面3aには、平滑な座面が形成されており、ボルト4とナット5とが締結された際には、被締結体3とナット5とがこの座面を介して当接することとなる。また、鍔部9の半径方向内側には、ナット5の板厚方向(軸方向)に貫通するとともに断面視(平面視)円形状を呈する貫通穴9bが設けられており、この貫通穴9bの内周面には、雌ネジ部10の内周面に形成されたネジ山10aの延長としてのネジ山9cが形成されている。
雌ネジ部10の内周面には、雄ネジ部6のネジ山6aと螺合するネジ山10aが形成されているとともに、雌ネジ部10の外径は、その一端から他端にかけて、ナット孔2の内径と略同じになるように形成されている。すなわち、雌ネジ部10は、ナット孔2に(完全に)嵌り込むように形成されている。
舌片部11は、ナット接触部8の外周面を、ナット接触部8の長さ方向(軸方向)において全体的に支持するとともに、ナット接触部8の周方向(軸方向と直交する方向)において部分的に支持する平面視略矩形状、断面視円弧状を呈する部材である。そして、この舌片部11は、ボルト4とナット5とが締結される際に、ボルト4に作用する遠心力を受け止める側、すなわち、半径方向外側に配置されることとなる。
連結部12は、雌ネジ部10の外周側端部と舌片部11の外周側端部とを連結するとともに、舌片部11と略同じ幅を有する部材である。
舌片部11および連結部12の外周面における曲率は、雌ネジ部10の外周面における曲率、すなわち、ナット孔2の内周面における曲率と略同じとされており、舌片部11の内周面における曲率は、ナット接触部8の外周面における曲率と略同じとされている。また、ナット孔2の内周面、雌ネジ部10の外周面、舌片部11の外周面、連結部12の外周面、舌片部11の内周面、およびナット接触部8の外周面は、それぞれ平滑な座面とされている。
本実施形態に係る締結装置1によれば、ナット5の大部分が被締結体3に形成されたナット孔2内に配置され(収められ)、ナット5全体の重心がナット孔2内、すなわち、被締結体3の内側(内部)に位置することとなり、ナット5に作用する遠心力が雌ネジ部10、舌片部11、および連結部12を介して被締結体3に伝達されることとなる。
また、ナット5の大部分が被締結体3に形成されたナット孔2内に配置される(収められる)こととなるので、ナット5の鍔部9の高さ(厚み方向の長さ)を低減させることができるとともに、遠心力が作用した際に、ナット5の鍔部9に作用する曲げモーメントを低減させることができる(事実上、表面(座面)3aには遠心力による曲げモーメントを作用させないようにすることができる)。
さらに、遠心力が作用した際に、ナット5の鍔部9に作用する曲げモーメントを低減させることができるので、半径方向外側に位置する鍔部9の背面9aと、この背面9aと対向する被締結体3の表面3aとの間に生じる面圧の増加を低減させることができて、半径方向内側に位置する鍔部9の背面9aと、この背面9aと対向する被締結体3の表面3aとの間に生じる面圧の低下を低減させることができる。
これにより、雄ネジ部6のネジ山6aと雌ネジ部10のネジ山10aとの噛み合い部分(以下、「噛合部」という。)における締付荷重を、ネジ山6a,10aの長さ方向にわたって均一的に分布させることができるとともに、噛合部における噛み合い始め近傍の応力集中を低減させることができて、締結装置1の信頼性を向上させることができる。
また、本実施形態に係る締結装置1によれば、遠心力が作用した際に面圧が増加する、半径方向外側に位置する鍔部9の背面9a、およびこの背面9aと対向する被締結体3の表面3aと、ネジ山6a,10aとの間、および遠心力が作用した際に面圧が低下する、半径方向内側に位置する鍔部9の背面9a、およびこの背面9aと対向する被締結体3の表面3aと、ネジ山6a,10aとの間が、それぞれ少なくとも雌ネジ部10の厚み分だけ離間していることとなるので、雄ネジ部6のネジ山6aと雌ネジ部10のネジ山10aとの噛合部における締付荷重を、ネジ山6a,10aの長さ方向にわたってさらに均一化させることができる。
さらに、本実施形態に係る締結装置1によれば、ボルト4のナット接触部8と被締結体3との間にナット5の舌片部11が設けられており、かつ、遠心力が作用した際にボルト4のナット接触部8がナット5の舌片部11により支持され、ボルト4に作用する遠心力の一部が舌片部11を介して被締結体3に伝達されることとなる。
これにより、遠心力が作用した際に生じる、ボルト4の一端部における曲がりを低減させることができ、雄ネジ部6のネジ山6aと雌ネジ部10のネジ山10aとの噛合部における締付荷重を、ネジ山6a,10aの長さ方向にわたってより一層均一化させることができる。
本発明に係る締結装置の第2実施形態を、図4を用いて説明する。
本実施形態に係る締結装置21は、ボルト4の代わりにボルト22が設けられ、ナット5の代わりにナット23が設けられているという点で前述した第1実施形態のものと異なる。その他の構成要素については前述した第1実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
なお、前述した第1実施形態と同一の部材には同一の符号を付している。
ボルト22は、その一端部(図4において右側の端部)に余長部24と、この余長部24に連続する雄ネジ部6と、この雄ネジ部6に連続する、くびれ状の部分とされた首部7と、この首部7に連続するナット接触部8とを有するとともに、断面視(平面視)円形状を呈する棒状の部材である。
余長部24の外径は、その一端から他端にかけて、雄ネジ部6の外径と略同じになるように形成されており、余長部24の外周面には雄ネジ部6の外周面に形成されたネジ山6aと同じネジ山24aが形成されている。なお、余長部24には、その端面から雄ネジ部6に向かって穴24bが設けられている。この穴24bはボルト24に働く遠心力を軽減するためのものであり、省略することもできる。余長部24は、ボルト22にナット23を締結する際に、ボルト22を軸方向に引っ張るためのジャッキ(図示せず)の先端部を取り付けるためのものである。
ナット23は、ナット孔2の内径よりも大きい外径を有する鍔部9と、この鍔部9に連続するとともにボルト22の雄ネジ部6と螺合する雌ネジ部25と、この雌ネジ部25に連続する支持部26と、雌ネジ部25と支持部26とを連結(接続)する連結部27とを有している。
鍔部9の背面(すなわち、被締結体3の表面3aと対向する面)9a、およびこの背面9aと対向する被締結体3の表面3aには、平滑な座面が形成されており、ボルト22とナット23とが締結された際には、被締結体3とナット23とがこの座面を介して当接することとなる。また、鍔部9の半径方向内側には、ナット23の板厚方向(軸方向)に貫通するとともに断面視(平面視)円形状を呈する貫通穴9bが設けられており、この貫通穴9bの内周面には、雌ネジ部25の内周面に形成されたネジ山25aと同じ内径およびピッチを有するネジ山9cが形成されている。
雌ネジ部25の内周面には、雄ネジ部6のネジ山6aと螺合するネジ山25aが形成されている。一方、雌ネジ部25は、その外径が、鍔部9の側から支持部26の側に向かって所定距離の間、ナット孔2の内径と略同じになるように形成された嵌合部25bと、支持部26の側に向かって徐々に縮径する縮径部25cとを備えている。すなわち、雌ネジ部25は、その嵌合部25bがナット孔2に嵌り込み、縮径部25cの外周面とナット孔2の内周面との間に隙間ができるように形成されている。
支持部26は、ナット接触部8の外周面を、ナット接触部8の長さ方向(軸方向)において全体的に支持するとともに、ナット接触部8の周方向(軸方向と直交する方向)において全体的に支持する断面視円形状を呈する中空円筒状の部材である。
連結部27は、縮径部25cの外周側端部と支持部26の端面中央部とを連結する断面視円形状を呈する中空円筒状の部材である。
支持部26の外周面における曲率は、嵌合部25bの外周面における曲率、すなわち、ナット孔2の内周面における曲率と略同じとされており、支持部26の内径は、ナット接触部8の外径と略同じとされている。また、ナット孔2の内周面、嵌合部25bの外周面、支持部26の外周面、支持部26の内周面、およびナット接触部8の外周面は、それぞれ平滑な座面とされている。
本実施形態に係る締結装置21によれば、噛合部における噛み合い始め近傍の部分に縮径部25cが設けられるとともに、この縮径部25cと支持部26とが薄肉の連結部27で連結されている。すなわち、ナット23の噛合部における噛み合い始め近傍の部分は、ナット23が軸方向に引っ張られたときに伸び易いように構成されている。
これにより、ボルト22にナット23を締結した際の噛み合い始め近傍における締付荷重を低減させることができ、雄ネジ部6のネジ山6aと雌ネジ部25のネジ山25aとの噛合部における締付荷重を、ネジ山6a,25aの長さ方向にわたって均一的に分布させることができるとともに、噛合部における噛み合い始め近傍の応力集中を低減させることができて、締結装置21の信頼性を向上させることができる。
また、本実施形態に係る締結装置21によれば、ボルト22の端面にネジ山24aが設けられており、ボルト22が軸方向に引っ張られた(伸ばされた)状態でボルト22にナット23が締結されることとなる。
このように、ボルト22をジャッキで予め計算された所定量の引伸ばし状態でナット23を締結する理由は、ナット9と被締結体3の表面3aおよび背面9aの面圧がない状態でボルト22とナット9を締結して、ボルト22に捩りトルクが働かないようにするためである。
さらに、支持部26が周方向にわたって連続して設けられているのは、ボルト22とナット9の締結に際して、ナット23の位置を自由に選定できるためである。
その他の作用効果は、前述した第1実施形態のものと同様であるので、ここではその説明を省略する。
本発明に係る締結装置の第3実施形態を、図5を用いて説明する。
本実施形態に係る締結装置31は、被締結体3の代わりに被締結体32が設けられ、ボルト4の代わりにボルト33が設けられ、ナット5の代わりにナット34が設けられているという点で前述した第1実施形態のものと異なる。その他の構成要素については前述した第1実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
なお、前述した第1実施形態と同一の部材には同一の符号を付している。
ボルト33は、その一端部(図5において左側の端部)に雄ネジ部6と、この雄ネジ部6に連続する、くびれ状の部分とされた首部7と、この首部7に連続する被締結体接触部35とを有するとともに、断面視(平面視)円形状を呈する棒状の部材である。
被締結体32には、その板厚方向(軸方向)に貫通するとともに断面視(平面視)円形状を呈する貫通穴36が、周方向に沿って複数個(例えば、12個)設けられている。
貫通孔36は、ナット孔37と、このナット孔37の内径よりも小さな内径を有するボルト孔38とを備えている。ボルト孔38の内径は、その一端から他端にかけて、被締結体接触部35の外径と略同じになるように形成されている。すなわち、ボルト孔38は、被締結体接触部35の外周面を、被締結体接触部35の長さ方向(軸方向)において全体的に支持するとともに、被締結体接触部35の周方向(軸方向と直交する方向)において全体的に支持するように形成されている。
また、これらナット孔37およびボルト孔38は、ナット孔37の中心軸線とボルト孔38の中心軸線とが同一線上に位置するように形成されている。
ナット34は、ナット孔37の内径よりも大きい外径を有する鍔部9と、この鍔部9に連続するとともにボルト33の雄ネジ部6と螺合する雌ネジ部39とを有している。
鍔部9の背面(すなわち、被締結体32の表面32aと対向する面)9a、およびこの背面9aと対向する被締結体32の表面32aには、平滑な座面が形成されており、ボルト33とナット34とが締結された際には、被締結体32とナット34とがこの座面を介して当接することとなる。また、鍔部9の半径方向内側には、ナット34の板厚方向(軸方向)に貫通するとともに断面視(平面視)円形状を呈する貫通穴9bが設けられており、この貫通穴9bの内周面には、雌ネジ部39の内周面に形成されたネジ山39aと同じ内径およびピッチを有するネジ山9cが形成されている。
雌ネジ部39の内周面には、雄ネジ部6のネジ山6aと螺合するネジ山39aが形成されている。一方、雌ネジ部39は、その外径が、鍔部9の側から内方(すなわち、ボルト孔38の側)に向かって所定距離の間、ナット孔37の内径と略同じになるように形成された嵌合部39bと、内方に向かって徐々に縮径する縮径部39cとを備えている。すなわち、雌ネジ部39は、その嵌合部39bがナット孔37に嵌り込み、縮径部39cの外周面とナット孔37の内周面との間に隙間ができるように形成されている。
本実施形態に係る締結装置31によれば、第1実施形態のところで説明した舌片部11および連結部12、第2実施形態のところで説明した支持部26および連結部27を不要とし(省略し)、ナット34の形状が簡略化されることとなる。
これにより、ナット34の加工工数を低減させることができ、ナット34の製造コストを低減させることができる。
また、本実施形態に係る締結装置31によれば、噛合部における噛み合い始め近傍の部分に縮径部39cが設けられている。すなわち、ナット34の噛合部における噛み合い始め近傍の部分は、ナット34が軸方向に引っ張られたときに伸び易いように構成されている。
これにより、ボルト33にナット34を締結した際の噛み合い始め近傍における締付荷重を低減させることができ、雄ネジ部6のネジ山6aと雌ネジ部39のネジ山39aとの噛合部における締付荷重を、ネジ山6a,39aの長さ方向にわたって均一的に分布させることができるとともに、噛合部における噛み合い始め近傍の応力集中を低減させることができて、締結装置31の信頼性を向上させることができる。
その他の作用効果は、前述した第1実施形態のものと同様であるので、ここではその説明を省略する。
本発明に係る締結装置の第4実施形態を、図6を用いて説明する。
本実施形態に係る締結装置41は、ボルト4の代わりにボルト42が設けられ、ナット5の代わりにナット43が設けられているという点で前述した第1実施形態のものと異なる。その他の構成要素については前述した第1実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
なお、前述した第1実施形態と同一の部材には同一の符号を付している。
本実施形態では、ボルト42末端がナット43先端より突き出ていない場合を示している。ボルト42は、その一端部(図6において左側の端部)に雄ネジ部44と、この雄ネジ部44に連続する、くびれ状の部分とされた首部7と、この首部7に連続するナット接触部8とを有するとともに、断面視(平面視)円形状を呈する棒状の部材である。雄ネジ部44外周面は、首部7の側からその端面に向かって有効径がテーパー状に拡大するように形成されており、この雄ネジ部44の外周面にはネジ山44aが形成されている。なお、図6では雄ネジ部44は誇張したテーパー形状で表示しているが、実際のテーパー量は極小に変えたにすぎない。また、ボルト42の他端部は、例えば、図4に示すように構成されている。
ナット43は、ナット孔2の内径よりも大きい外径を有する鍔部9と、この鍔部9に連続するとともにボルト42の雄ネジ部44と螺合する雌ネジ部45と、この雌ネジ部45に連続する連結部46と、この連結部46を介して雌ネジ部45に連結(接続)される支持部47とを有している。
鍔部9の背面(すなわち、被締結体3の表面3aと対向する面)9a、およびこの背面9aと対向する被締結体3の表面3aには、平滑な座面が形成されており、ボルト42とナット43とが締結された際には、被締結体3とナット43とがこの座面を介して当接することとなる。また、鍔部9の半径方向内側には、ナット43の板厚方向(軸方向)に貫通するとともに断面視(平面視)円形状を呈する貫通穴9bが設けられている。
雌ネジ部45の内周面には、雄ネジ部44のネジ山44aと螺合するネジ山45aが形成されている。なお、図6には図示していないが、ボルトのネジ山44aは、上述のようにボルト端面に向けてテーパー状に拡大するとともに、雌ネジ部45は円筒であって、ネジ山45aは平行ネジで形成される。すなわち、ボルト42の噛合始点では噛合いが浅く、噛合終点(ボルト端面)に向かって深い噛合いとなる組合せであり、噛合終点では両ネジの有効径が正規の組合せとなるように選定される。ただし、ネジ山44aのテーパーの程度は極小であるため、外観上は雌ネジ部45および連結部46の外径は、その一端から他端にかけて、ナット孔2の内径と略同じになるように形成されている。すなわち、雌ネジ部45および連結部46は、ナット孔2に(完全に)嵌り込むように形成されている。
支持部47は、ナット接触部8の外周面を、ナット接触部8の長さ方向(軸方向)において全体的に支持するとともに、ナット接触部8の周方向(軸方向と直交する方向)において全体的に支持する断面視円形状を呈する中空円筒状の部材である。また、この支持部47は、連結部46を介して雌ネジ部45に着脱可能に構成されている。
支持部47の外周面における曲率は、雌ネジ部45および連結部46の外周面における曲率、すなわち、ナット孔2の内周面における曲率と略同じとされており、支持部47の内周面における曲率は、ナット接触部8の外周面における曲率と略同じとされている。また、ナット孔2の内周面、雌ネジ部45の外周面、支持部47の外周面、連結部46の外周面、支持部47の内周面、およびナット接触部8の外周面は、それぞれ平滑な座面とされている。
本実施形態に係る締結装置41によれば、テーパー状の雌ネジ部45の内周面にネジ山45aを加工する際には、支持部47が雌ネジ部45から取り外された状態となり、雌ネジ部45の内周面を容易に加工することができることとなる。
これにより、加工作業の効率化を図ることができて、作業時間の短縮化を図ることができる。
また、本実施形態に係る締結装置41によれば、噛合部がテーパー状とされ、噛合部における噛み合いが、噛み合い始めで浅く、噛み合い終わりで深くなるように構成されている。
これにより、ボルト44にナット43を締結した際の噛み合い始め近傍における締付荷重を低減させることができ、雄ネジ部44のネジ山44aと雌ネジ部45のネジ山45aとの噛合部における締付荷重を、ネジ山44a,45aの長さ方向にわたって均一的に分布させることができるとともに、噛合部における噛み合い始め近傍の応力集中を低減させることができて、締結装置41の信頼性を向上させることができる。
さらに、支持部47が周方向にわたって連続して設けられているので、支持部47の位置を気にすることなくナット43をボルト42に締め付けていくことができ、締結作業の効率化を図ることができて、作業時間の短縮化を図ることができる。
その他の作用効果は、前述した第1実施形態のものと同様であるので、ここではその説明を省略する。
図6に示す実施形態では、ボルト42末端がナット43先端より突き出ていない場合を説明したが、ボルト42末端がナット43先端より突き出ている場合には、逆の組合せとなる。すなわち、雌ネジ部45のネジ山45aが噛合始点に向かって有効径がテーパー状に拡大し、雄ネジ部44は円筒状であって、ネジ山44aは平行ネジで構成されている。この場合も、ボルト42の噛合始点では噛合いが浅く、噛合終点(ボルト端面)に向かって深い噛合いとなる組合せであり、噛合終点では両ネジの有効径が正規の組合せとなるように選定される。この組合せによる作用効果は、図6に示す実施形態と同様である。
本発明に係る締結装置の第5実施形態を、図7を用いて説明する。
本実施形態に係る締結装置51は、ボルト4の代わりに第1のボルト52および第2のボルト53が設けられ、ナット5の代わりにナット54が設けられているという点で前述した第1実施形態のものと異なる。その他の構成要素については前述した第1実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
なお、前述した第1実施形態と同一の部材には同一の符号を付している。
第1のボルト52は、その一端部(図7において左側の端部)にボルトヘッド55と、このボルトヘッド55に連続するとともに、被締結体56に形成されたボルト孔56aに嵌り込む被締結体接触部57とを有し、その他端部(図7において右側の端部)に雄ネジ部58有する、断面視(平面視)円形状を呈する棒状の部材である。また、被締結体接触部57の外径は、その一端から他端にかけて、ボルト孔56aの内径と略同じになるように形成されており、雄ネジ部58の外周面にはネジ山58aが形成されている。
第2のボルト53は、その一端部(図7において左側の端部)に雄ネジ部59を有する、断面視(平面視)円形状を呈する棒状の部材である。また、雄ネジ部59の外周面にはネジ山59aが形成されており、第2のボルト53の他端部には、第1のボルト52の一端部に設けられたボルトヘッド55と同様のボルトヘッドが設けられている。
ナット54は、断面視円形状を呈する中空円筒状の部材である。ナット54の外径は、その一端から他端にかけて、ナット孔2の内径と略同じになるように形成されている。すなわち、ナット54は、ナット孔2に(完全に)嵌り込むように形成されている。一方、ナット54の内周面には、雄ネジ部58のネジ山58aおよび雄ネジ部59のネジ山59aと螺合するネジ山54aが形成されている。
また、ナット54は、雄ネジ部58および雄ネジ部59の外周面を、これら雄ネジ部58および雄ネジ部59の長さ方向(軸方向)において全体的に支持するとともに、これら雄ネジ部58および雄ネジ部59の周方向(軸方向と直交する方向)において全体的に支持するものである。
さらに、ナット54の外径は、ナット孔2の内径と略同じとされており、これらナット54の外周面、およびナット孔2の内周面は、それぞれ平滑な座面とされている。
本実施形態に係る締結装置51においては、ボルトの締め付け荷重を被締結体に伝達すべき部材、すなわち、ネジ山54a,58a,59aそのものをボルトヘッド55の近傍から十分な長さ離すように(離間させるように)している。ネジ山54aを有するナット54は、図7において隣(左側)に位置する被締結体56に設けられたボルト孔56aによってその遠心力が支えられるようになっている。第2のボルト53の他端部は、例えば、図4に示すように構成されており、第2のボルト53の締結荷重は、ナット54を介してボルト57に伝えられる。第2のボルト53のネジ山59aとナット54のネジ山54aとの噛合、およびボルト57のネジ山58aとナット54のネジ山54aとの噛合はそれぞれ、いわゆる「植え込みボルトの植え込み部分のネジの噛合」となり、ネジとナットの組合せに比較してネジの長さ方向の荷重配分を平均化できる。さらに要すれば、ボルト52,53のネジを図6に示したようなテーパーネジとすることでさらに平均化することもできる。ナット54の遠心力は直接ナット孔2で支えられる。ボルト52,53に働く遠心力は、ナット54の端部のボルト53,57との嵌合面である程度支えられ、残余はネジ山54a,58a,59aの噛合面でナット54に伝えられる。
本発明に係る締結装置の第6実施形態を、図8を用いて説明する。
本実施形態に係る締結装置61は、ボルト4の代わりに第1のボルト62および第2のボルト63が設けられ、ナット5の代わりにナット64が設けられているという点で前述した第1実施形態のものと異なる。その他の構成要素については前述した第1実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
なお、前述した第1実施形態と同一の部材には同一の符号を付している。
第1のボルト62は、その一端部(図8において左側の端部)にボルトヘッド55と、このボルトヘッド55に連続するとともに、被締結体65に形成されたボルト孔65aに嵌り込む被締結体接触部66とを有し、その他端部(図8において右側の端部)に雄ネジ部67有する、断面視(平面視)円形状を呈する棒状の部材である。また、被締結体接触部66の外径は、その一端から他端にかけて、ボルト孔65aの内径と略同じになるように形成されており、雄ネジ部67の外周面にはネジ山67aが形成されている。
第2のボルト63は、その一端部(図8において左側の端部)に雄ネジ部6と、この雄ネジ部6に連続する、くびれ状の部分とされた首部7と、この首部7に連続するナット接触部8とを有するとともに、断面視(平面視)円形状を呈する棒状の部材である。また、雄ネジ部6の外周面にはネジ山6aが形成されており、第2のボルト63の他端部には第1のボルト62の一端部に設けられたボルトヘッド55と同様のボルトヘッドが設けられている。
ナット接触部8の外径は、その一端から他端にかけて、雄ネジ部6の外径と略同じになるように形成されている。
ナット64は、その一端部に第1の雌ネジ部68を有し、その他端部に第2の雌ネジ部69と、この第2の雌ネジ部69に連続する舌片部11と、第1の雌ネジ部68と第2の雌ネジ部69とを連結(接続)する連結部70とを有する、断面視円形状を呈する中空円筒状の部材である。
第1の雌ネジ部68の外径は、その一端から他端にかけて、ボルト孔65aに連通するとともにボルト孔65aの内径よりも大きな内径を有するナット孔65bの内径と略同じになるように形成されている。すなわち、ナット64の一端部はナット孔65bに嵌り込むように形成されている。一方、第2の雌ネジ部69および舌片部11の外径は、その一端から他端にかけて、ナット孔2の内径と略同じになるように形成されている。すなわち、ナット64の他端部はナット孔2に嵌り込むように形成されている。
また、第1の雌ネジ部68の内周面には、雄ネジ部67のネジ山67aと螺合するネジ山68aが形成されており、第2の雌ネジ部69の内周面には、雄ネジ部6のネジ山6aと螺合するネジ山69aが形成されている。
舌片部11は、ナット接触部8の外周面を、ナット接触部8の長さ方向(軸方向)において全体的に支持するとともに、ナット接触部8の周方向(軸方向と直交する方向)において部分的に支持する平面視略矩形状、断面視円弧状を呈する部材である。そして、この舌片部11は、第1のボルト62、第2のボルト63、およびナット64が締結される際に、第2のボルト63に作用する遠心力を受け止める側、すなわち、半径方向外側に配置されることとなる。
第1の雌ネジ部68、第2の雌ネジ部69、舌片部11の外周面における曲率と、ナット孔2,65bの内周面における曲率とは略同じとされ、第1の雌ネジ部68の外周面、第2の雌ネジ部69の外周面、舌片部11の外周面、ナット孔2,65bの内周面、舌片部11の内周面、およびナット接触部8の外周面は、それぞれ平滑な座面とされている。
本実施形態に係る締結装置61は、図7に示す締結装置51と略同等の効果を、第1のボルト52よりも短い第1のボルト62により得ようとするものである。ナット64に作用する遠心力は、ナット64の一端部に位置する被締結体65のボルト孔65a、およびナット64の他端部に位置するとともに、図8において隣(右側)に位置する被締結体3に設けられたナット孔2によって支えられる。第1のボルト62を所定の位置に組み込むためには、被締結体65の前面(正面)側に、その長さに略等しいスペースが必要であるが、本実施形態では第1のボルト62が第1のボルト52よりも短くなるので、図7を用いて説明した実施形態のものよりも有利になる。
なお、本発明に係る締結装置は、図1を用いて説明したようなガスタービンのタービン部のみに適用され得るものではなく、ガスタービンの圧縮機等、締結装置の長手方向軸線(中心軸線)に対して略直交する方向に遠心力が作用する部位であれば、いずれの部位にも適用することができる。
本発明の第1実施形態に係る締結装置を具備した、ガスタービンの要部概略構成図である。 図1に示す締結装置の要部を拡大した図で、(a)は断面図、(b)は(a)のII−II矢視断面図である。 図1および図2に示す締結装置の斜視図である。 本発明に係る締結装置の第2実施形態を示す要部拡大断面図である。 本発明に係る締結装置の第3実施形態を示す要部拡大断面図である。 本発明に係る締結装置の第4実施形態を示す要部拡大断面図である。 本発明に係る締結装置の第5実施形態を示す要部拡大断面図である。 本発明に係る締結装置の第6実施形態を示す図で、(a)は断面図、(b)は(a)のVIII−VIII矢視断面図である。 締結ボルトに引張応力と遠心力による曲げモーメントが働いた場合の荷重分布を説明するための図である。 締結ボルトに引張応力と遠心力による曲げモーメントが働いた場合の荷重分布を説明するための図である。
符号の説明
1 締結装置
2 ナット孔
3 被締結体
4 ボルト
5 ナット
6 雄ネジ部
10 雌ネジ部
11 舌片部(支持部)
21 締結装置
22 ボルト
23 ナット
25 雌ネジ部
26 支持部
31 締結装置
32 被締結体
33 ボルト
34 ナット
37 ナット孔
39 雌ネジ部
41 締結装置
42 ボルト
43 ナット
44 雄ネジ部
45 雌ネジ部
47 支持部
51 締結装置
52 第1のボルト
53 第2のボルト
54 ナット
58 雄ネジ部
59 雄ネジ部
61 締結装置
62 第1のボルト
63 第2のボルト
64 ナット
65 被締結体
65b ナット孔
67 雄ネジ部
68 第1の雌ネジ部
69 第2の雌ネジ部
100 ガスタービン(回転機械)

Claims (6)

  1. ナット孔を有する被締結体と、
    前記ナット孔に嵌入される雌ネジ部を一端部に有するとともに、前記ナット孔の中に、その重心位置が位置するように構成されたナットと、
    前記雌ネジ部と螺合する雄ネジ部を一端部に有するボルトとを備えていることを特徴とする締結装置。
  2. 前記ナットに、前記ボルトの一端部を前記雌ネジ部とともに支持する支持部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の締結装置。
  3. 前記支持部が、前記ナット孔の内周面に沿って連続して設けられていることを特徴とする請求項2に記載の締結装置。
  4. 前記支持部が、前記雌ネジ部に対して着脱可能に構成されていることを特徴とする請求項2または3に記載の締結装置。
  5. 前記雌ネジ部と前記雄ネジ部との噛み合い始め近傍に位置する前記雌ネジ部の外周側端部が、前記ナット孔の内周面との間に隙間が形成されるように切り欠かれていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の締結装置。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の締結装置を具備してなることを特徴とする回転機械。
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