JPH10324702A - ヘパリン類似ホモポリマーまたはコポリマー、その製造および使用 - Google Patents
ヘパリン類似ホモポリマーまたはコポリマー、その製造および使用Info
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- JPH10324702A JPH10324702A JP10134023A JP13402398A JPH10324702A JP H10324702 A JPH10324702 A JP H10324702A JP 10134023 A JP10134023 A JP 10134023A JP 13402398 A JP13402398 A JP 13402398A JP H10324702 A JPH10324702 A JP H10324702A
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61L—METHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
- A61L33/00—Antithrombogenic treatment of surgical articles, e.g. sutures, catheters, prostheses, or of articles for the manipulation or conditioning of blood; Materials for such treatment
- A61L33/06—Use of macromolecular materials
- A61L33/08—Polysaccharides
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P7/00—Drugs for disorders of the blood or the extracellular fluid
- A61P7/02—Antithrombotic agents; Anticoagulants; Platelet aggregation inhibitors
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C305/00—Esters of sulfuric acids
- C07C305/02—Esters of sulfuric acids having oxygen atoms of sulfate groups bound to acyclic carbon atoms of a carbon skeleton
- C07C305/04—Esters of sulfuric acids having oxygen atoms of sulfate groups bound to acyclic carbon atoms of a carbon skeleton being acyclic and saturated
- C07C305/10—Esters of sulfuric acids having oxygen atoms of sulfate groups bound to acyclic carbon atoms of a carbon skeleton being acyclic and saturated being further substituted by singly-bound oxygen atoms
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F246/00—Copolymers in which the nature of only the monomers in minority is defined
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- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ヘパリン類似ホモポリマーまたはコポリマ
ー、その製造および医学的用途への使用。 【解決手段】 式I: 【化1】 〔式中、R1は、いずれも独立して、水素またはメチル
基、R2は、架橋要素、およびAは、硫酸化ポリオール
基、ポリアミン基または(ポリ)アミン(ポリ)オール
基を表し、これは、場合によれば1種またはそれ以上の
アセタール化またはアミナール化したカルボニル官能基
を有している〕の反復単位を有するヘパリン類似ホモポ
リマーまたはコポリマーにより解決される。 【作用】 血液と接触する物体の被覆に適する。
ー、その製造および医学的用途への使用。 【解決手段】 式I: 【化1】 〔式中、R1は、いずれも独立して、水素またはメチル
基、R2は、架橋要素、およびAは、硫酸化ポリオール
基、ポリアミン基または(ポリ)アミン(ポリ)オール
基を表し、これは、場合によれば1種またはそれ以上の
アセタール化またはアミナール化したカルボニル官能基
を有している〕の反復単位を有するヘパリン類似ホモポ
リマーまたはコポリマーにより解決される。 【作用】 血液と接触する物体の被覆に適する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘパリン類似、硫
酸化モノマーを有するホモポリマーまたはコポリマー、
これらのホモポリマーまたはコポリマーの製造方法なら
びに医学的用途へのこれらの利用に関する。本発明は、
さらに、ヘパリン類似ポリマーの製造のための中間製品
としての硫酸化モノマーならびにその前段階物質にも関
する。
酸化モノマーを有するホモポリマーまたはコポリマー、
これらのホモポリマーまたはコポリマーの製造方法なら
びに医学的用途へのこれらの利用に関する。本発明は、
さらに、ヘパリン類似ポリマーの製造のための中間製品
としての硫酸化モノマーならびにその前段階物質にも関
する。
【0002】
1.従来の技術 ヘパリンとして、分子量約17000を有しO−硫酸化
およびN−硫酸化されているD−グルコサミンおよびD
−グルクロン酸から成る公知のグリコサミノグリカン
(あるいはムコ多糖体)が呼ばれでいる。D−グルコサ
ミンおよびD−グルクロン酸は、いずれも1,4−グリ
コシド結合の二糖類下部構成単位を構成し、これらはさ
らに分子量に相当する数が1,4−グリコシド性に結合
してヘパリンとなる。ヘパリンは、抗凝血剤として作用
し、血液の凝固を阻止する。薬剤として、ヘパリンは、
血栓塞栓症の治療および予防に、多くの場合に水に易溶
性ナトリウム塩の形で使用されている。ヘパリンはしば
しばポリマー上に吸着させ、このような「無毒化」され
たポリマーは、医学的利用の際に血液と接触する物品、
例えば心臓弁、カテーテル、内視鏡およびドレナージ管
に好適である。しかし、多くは、血液がポリマー材料と
接触するような手術の場合であり、予防的にヘパリンを
血液に直接付加える場合である。
およびN−硫酸化されているD−グルコサミンおよびD
−グルクロン酸から成る公知のグリコサミノグリカン
(あるいはムコ多糖体)が呼ばれでいる。D−グルコサ
ミンおよびD−グルクロン酸は、いずれも1,4−グリ
コシド結合の二糖類下部構成単位を構成し、これらはさ
らに分子量に相当する数が1,4−グリコシド性に結合
してヘパリンとなる。ヘパリンは、抗凝血剤として作用
し、血液の凝固を阻止する。薬剤として、ヘパリンは、
血栓塞栓症の治療および予防に、多くの場合に水に易溶
性ナトリウム塩の形で使用されている。ヘパリンはしば
しばポリマー上に吸着させ、このような「無毒化」され
たポリマーは、医学的利用の際に血液と接触する物品、
例えば心臓弁、カテーテル、内視鏡およびドレナージ管
に好適である。しかし、多くは、血液がポリマー材料と
接触するような手術の場合であり、予防的にヘパリンを
血液に直接付加える場合である。
【0003】
2.本発明によるヘパリン類似ポリマー 本発明により、式I:
【0004】
【化12】
【0005】〔式中、R1は、いずれも独立して、水素
またはメチル基、R2は、架橋要素、およびAは、硫酸
化ポリオール基、ポリアミン基または(ポリ)アミン
(ポリ)オール基を表し、これは、場合によれば1種ま
たはそれ以上のアセタール化またはアミナール化したカ
ルボニル官能基を有している〕の反復単位を有するヘパ
リン類似ホモポリマーまたはコポリマーを提供する。
またはメチル基、R2は、架橋要素、およびAは、硫酸
化ポリオール基、ポリアミン基または(ポリ)アミン
(ポリ)オール基を表し、これは、場合によれば1種ま
たはそれ以上のアセタール化またはアミナール化したカ
ルボニル官能基を有している〕の反復単位を有するヘパ
リン類似ホモポリマーまたはコポリマーを提供する。
【0006】式Iの反復単位中で、R1は有利には水素
を表す。
を表す。
【0007】架橋要素R2は、有機または無機性であっ
てもよく、かつ有利にはO、S、SO、SO2またはN
R’〔式中、R’は、炭素原子1〜12個を有する炭化
水素基を表す〕、二価有機基、殊には炭素原子10個以
下を有する脂肪族、脂環式または芳香族炭化水素基、カ
ルボンエステル架橋−O−CO−、カルボンアミド架橋
−NR’−CO−またはウレタン架橋−O−CO−N
R’−〔式中、R’は上記のものを表す〕、またはC−
C−単結合を表す。
てもよく、かつ有利にはO、S、SO、SO2またはN
R’〔式中、R’は、炭素原子1〜12個を有する炭化
水素基を表す〕、二価有機基、殊には炭素原子10個以
下を有する脂肪族、脂環式または芳香族炭化水素基、カ
ルボンエステル架橋−O−CO−、カルボンアミド架橋
−NR’−CO−またはウレタン架橋−O−CO−N
R’−〔式中、R’は上記のものを表す〕、またはC−
C−単結合を表す。
【0008】基Aは、少なくとも2個のヒドロキシル基
および/またはアミノ基および有利には2〜8個、殊に
は5個または6個の炭素原子を有する化合物から誘導さ
れ、少なくとも1個の−O−SO3−M+(O−スルフェ
ート基)または−NH−SO 3−M+(Nスルフェート基
またはアミドスルフェート基)を有し〔式中、Mは、ア
ルカリ金属イオン、殊にはナトリウムイオンを表す〕、
かつ場合によれば追加して少なくとも1個、有利には1
個または2個のカルボニル官能基を有し、これはテトラ
ヒドロフラン環ならびにピロリジン環(いずれも5員
環)またはピラン環ならびにペンタメチレンイミン環
(いずれも6員環)を形成して分子内でアセタール化ま
たはアミナール化されている。
および/またはアミノ基および有利には2〜8個、殊に
は5個または6個の炭素原子を有する化合物から誘導さ
れ、少なくとも1個の−O−SO3−M+(O−スルフェ
ート基)または−NH−SO 3−M+(Nスルフェート基
またはアミドスルフェート基)を有し〔式中、Mは、ア
ルカリ金属イオン、殊にはナトリウムイオンを表す〕、
かつ場合によれば追加して少なくとも1個、有利には1
個または2個のカルボニル官能基を有し、これはテトラ
ヒドロフラン環ならびにピロリジン環(いずれも5員
環)またはピラン環ならびにペンタメチレンイミン環
(いずれも6員環)を形成して分子内でアセタール化ま
たはアミナール化されている。
【0009】基Aを誘導できる化合物には、なかでもエ
チレングリコール、エチレンジアミン、エタノールアミ
ン、ジエタノールアミン、ネオペンチルグリコール、グ
リセリン、グリセリンアルデヒド、トリメチロールプロ
パン、ペンタエリトリトール、エリトロース、エリトリ
トール、トレオース、トレイトール、ヘプタノース、ヘ
プチトール、オクタノース、オクチトール、ならびに殊
には炭素原子5個または6個を有する単糖類(ペントー
スまたはヘキソース)およびアルデヒド基またはケト基
を有する単糖類(アルドースまたはケトース)ならびに
これらに従属する糖アルコール(ペンチトールまたはヘ
キシトール)が挙げられる。
チレングリコール、エチレンジアミン、エタノールアミ
ン、ジエタノールアミン、ネオペンチルグリコール、グ
リセリン、グリセリンアルデヒド、トリメチロールプロ
パン、ペンタエリトリトール、エリトロース、エリトリ
トール、トレオース、トレイトール、ヘプタノース、ヘ
プチトール、オクタノース、オクチトール、ならびに殊
には炭素原子5個または6個を有する単糖類(ペントー
スまたはヘキソース)およびアルデヒド基またはケト基
を有する単糖類(アルドースまたはケトース)ならびに
これらに従属する糖アルコール(ペンチトールまたはヘ
キシトール)が挙げられる。
【0010】本発明によるヘパリン類似ホモポリマーま
たはコポリマーは、有利には、膜浸透法で測定して分子
量5000〜1500000、殊には50000〜80
0000を有する。これらは、ヘパリンと同様に利用で
き、かつ殊には医学的用途のためのポリマーから成る対
象物の被覆に好適である。これらの一部は、ヘパリン自
体よりも強い抗凝血作用を有する。トロンビン時間(T
Z)および血液凝固時間(PTT=部分トロンボプラス
チン時間)は、従って長くなる。その上、本発明による
ヘパリン類似ポリマーの抗凝血作用は、ヘパリンよりも
長く継続する。明らかに、この新規のポリマーは、非生
理学的物質であって、ヘパリナーゼによる分解は困難で
あり、これはポリマー鎖の基Aの非グリコシド性結合に
起因すると考えられる。これとは反対に、ヘパリンのグ
リコシド結合は、容易に分解できる。
たはコポリマーは、有利には、膜浸透法で測定して分子
量5000〜1500000、殊には50000〜80
0000を有する。これらは、ヘパリンと同様に利用で
き、かつ殊には医学的用途のためのポリマーから成る対
象物の被覆に好適である。これらの一部は、ヘパリン自
体よりも強い抗凝血作用を有する。トロンビン時間(T
Z)および血液凝固時間(PTT=部分トロンボプラス
チン時間)は、従って長くなる。その上、本発明による
ヘパリン類似ポリマーの抗凝血作用は、ヘパリンよりも
長く継続する。明らかに、この新規のポリマーは、非生
理学的物質であって、ヘパリナーゼによる分解は困難で
あり、これはポリマー鎖の基Aの非グリコシド性結合に
起因すると考えられる。これとは反対に、ヘパリンのグ
リコシド結合は、容易に分解できる。
【0011】ヘパリン類似ホモポリマーまたはコポリマ
ーは、すでに特性基R2およびAを有するモノマーまた
はコモノマーの重合により構成できる。あるいは、好適
なポリマーを後から目的に沿って変化させてもよい。す
なわち、(例えばアセトンを用いるケタール化により)
保護されている反復単位を有するポリマーを脱保護し、
その後、硫酸化してもよい。基R2およびAを有するモ
ノマーの重合は、良好な収率および純粋な生成物が得ら
れる巧みな方法であり、従って有利である。基Aが誘導
される化合物からの新規のモノマーの製造は、自体公知
で以下に説明する反応により実行できる。この製造は、
一部は、一貫して良好な収率が得られるかなり多数の段
階を通って行われる。特別な有利さは、中間生成物を精
製する必要がなく、かつモノマーも本発明によるホモポ
リマーまたはコポリマーへの粗生成物としていかなる欠
点もなく重合できることにある。
ーは、すでに特性基R2およびAを有するモノマーまた
はコモノマーの重合により構成できる。あるいは、好適
なポリマーを後から目的に沿って変化させてもよい。す
なわち、(例えばアセトンを用いるケタール化により)
保護されている反復単位を有するポリマーを脱保護し、
その後、硫酸化してもよい。基R2およびAを有するモ
ノマーの重合は、良好な収率および純粋な生成物が得ら
れる巧みな方法であり、従って有利である。基Aが誘導
される化合物からの新規のモノマーの製造は、自体公知
で以下に説明する反応により実行できる。この製造は、
一部は、一貫して良好な収率が得られるかなり多数の段
階を通って行われる。特別な有利さは、中間生成物を精
製する必要がなく、かつモノマーも本発明によるホモポ
リマーまたはコポリマーへの粗生成物としていかなる欠
点もなく重合できることにある。
【0012】3.新規のヘパリン類似ホモポリマーまた
はコポリマーのためのモノマー 新規のヘパリン類似ホモポリマーまたはコポリマーの反
復単位Iは、式II:
はコポリマーのためのモノマー 新規のヘパリン類似ホモポリマーまたはコポリマーの反
復単位Iは、式II:
【0013】
【化13】
【0014】〔式中、R1、R2およびAは、有利なもの
も含み式Iに記載のものを表す〕の新規のモノマーに相
当する。
も含み式Iに記載のものを表す〕の新規のモノマーに相
当する。
【0015】3.1 ペンチトールまたはヘキシトール
から誘導されるモノマー 有利なモノマーの種類は、(式IIに含まれる)式II
I:
から誘導されるモノマー 有利なモノマーの種類は、(式IIに含まれる)式II
I:
【0016】
【化14】
【0017】〔式中、R1およびR2は、有利なものも含
み上記のものを表し、R3は、OまたはNH、R4は、水
素または基−SO3−Na+を表し、かつnは、4または
5を表し、ただし、少なくとも1個の置換基R4は基−
SO3−Na+である〕に相当する。
み上記のものを表し、R3は、OまたはNH、R4は、水
素または基−SO3−Na+を表し、かつnは、4または
5を表し、ただし、少なくとも1個の置換基R4は基−
SO3−Na+である〕に相当する。
【0018】モノマーIIIの中で、R2は有利には炭
素原子1〜4個を有するアルキレン基、フェニレン基ま
たはC−C−単結合を表す。
素原子1〜4個を有するアルキレン基、フェニレン基ま
たはC−C−単結合を表す。
【0019】モノマーIIIに式IIIa:
【0020】
【化15】
【0021】〔式中、R1、R2、R3、R4およびnは、
有利なものも含み式IIIに記載のものを表す〕の反復
単位が相当する。
有利なものも含み式IIIに記載のものを表す〕の反復
単位が相当する。
【0022】式IIIおよび式IIIaにより、炭素鎖
の置換基は、立体化学的には束縛されない。記載の表示
は、フィッシャー投影には相当しない。
の置換基は、立体化学的には束縛されない。記載の表示
は、フィッシャー投影には相当しない。
【0023】モノマーIII(および反復単位III
a)は、基A(式IIによる)として、ペントース、例
えばアラビノースまたはヘキソースに再び戻るペンチト
ールまたはヘキシトールから誘導された基を有する。こ
れらの基は、少なくとも1個の基−O−SO3−Na
+(O−スルフェート)または−HN−SO3−Na
+(N−スルフェート)を、有利には基R2に隣接して有
する。これらは、5個(ペンチトール)ならびに6個
(ヘキシトール)以下のスルフェート基を有していても
よく、有利にはこの基1〜4個を有する。同じ基の中に
O−スルフェート基およびN−スルフェート基が同時に
存在していてもよく、その際、有利にはN−スルフェー
ト基が基R2に隣接して位置する。あるいは、基は一種
類のこれらの基のみ、例えばO−スルフェート基のみを
有していてもよい。
a)は、基A(式IIによる)として、ペントース、例
えばアラビノースまたはヘキソースに再び戻るペンチト
ールまたはヘキシトールから誘導された基を有する。こ
れらの基は、少なくとも1個の基−O−SO3−Na
+(O−スルフェート)または−HN−SO3−Na
+(N−スルフェート)を、有利には基R2に隣接して有
する。これらは、5個(ペンチトール)ならびに6個
(ヘキシトール)以下のスルフェート基を有していても
よく、有利にはこの基1〜4個を有する。同じ基の中に
O−スルフェート基およびN−スルフェート基が同時に
存在していてもよく、その際、有利にはN−スルフェー
ト基が基R2に隣接して位置する。あるいは、基は一種
類のこれらの基のみ、例えばO−スルフェート基のみを
有していてもよい。
【0024】3.1.1 ペンチトールから誘導される
モノマーIII モノマーIIIの製造を、D−グルコノ−1,5−ラク
トン1から出発してペントース、例えばD−アラビノー
スから誘導されるモノマーIIIへの誘導の特定の場合
に関して記載する。しかし、専門家は、この方法を容易
に他の好適な原料に適用できる。
モノマーIII モノマーIIIの製造を、D−グルコノ−1,5−ラク
トン1から出発してペントース、例えばD−アラビノー
スから誘導されるモノマーIIIへの誘導の特定の場合
に関して記載する。しかし、専門家は、この方法を容易
に他の好適な原料に適用できる。
【0025】第一段階において、ラクトン1のヒドロキ
シル基をアセタール化、例えばアセトンを用いて保護
し、同時に(環状)ラクトンをメタノールを用いて(開
鎖状)メチルエステルに変換する。メチル−3,4;
5,6−ジ−O−イソプロピリデン−D−グルコナート
2およびメチル−2,3;5,6−ジ−O−イソプロピ
リデン−D−グルコナート3から成る異性体混合物が得
られる。この混合物を第二段階において、例えば水素化
アルミニウムリチウムを用いて還元して、これによりカ
ルボンエステル官能基がカルビノール官能基となる。再
び、異性体混合物、すなわち、3,4;5,6−ジ−O
−イソプロピリデン−D−ソルビット4および2,3;
5,6−ジ−O−イソプロピリデン−D−ソルビット5
が得られる。第三段階において、この異性体混合物を酸
化剤、例えば過ヨウ素酸ナトリウムを用いて炭素鎖を開
裂して単一の化合物であるアラビノースアルデヒド
2,3;4,5−ジ−O−イソプロピリデンアルデヒド
−D−アラビノース6に酸化する。引き続く第四段階に
おいて、例えば塩化4−ビニルフェニルマグネシウムを
用いるグリニャール反応により、ビニル官能基を導入す
る。部分保護4−ビニルフェニルペンタペンタオール、
2,3;4,5−ジ−O−イソプロピリデン−1−(4
−ビニルフェニル)−D−グルコ(D−マンノ)ペンチ
トール7が得られ、これは以下に略してアラスティと呼
ぶ。
シル基をアセタール化、例えばアセトンを用いて保護
し、同時に(環状)ラクトンをメタノールを用いて(開
鎖状)メチルエステルに変換する。メチル−3,4;
5,6−ジ−O−イソプロピリデン−D−グルコナート
2およびメチル−2,3;5,6−ジ−O−イソプロピ
リデン−D−グルコナート3から成る異性体混合物が得
られる。この混合物を第二段階において、例えば水素化
アルミニウムリチウムを用いて還元して、これによりカ
ルボンエステル官能基がカルビノール官能基となる。再
び、異性体混合物、すなわち、3,4;5,6−ジ−O
−イソプロピリデン−D−ソルビット4および2,3;
5,6−ジ−O−イソプロピリデン−D−ソルビット5
が得られる。第三段階において、この異性体混合物を酸
化剤、例えば過ヨウ素酸ナトリウムを用いて炭素鎖を開
裂して単一の化合物であるアラビノースアルデヒド
2,3;4,5−ジ−O−イソプロピリデンアルデヒド
−D−アラビノース6に酸化する。引き続く第四段階に
おいて、例えば塩化4−ビニルフェニルマグネシウムを
用いるグリニャール反応により、ビニル官能基を導入す
る。部分保護4−ビニルフェニルペンタペンタオール、
2,3;4,5−ジ−O−イソプロピリデン−1−(4
−ビニルフェニル)−D−グルコ(D−マンノ)ペンチ
トール7が得られ、これは以下に略してアラスティと呼
ぶ。
【0026】これら1〜4の各段階は、下記の反応式を
示す図により表される。
示す図により表される。
【0027】
【化16】
【0028】段階1〜3(すなわち化合物6まで)の反
応経過は、レーゲリンクら(H. Regeling er al., Recl.
Trav. Chim. Pays-Bas 1987 (106)461)およびジャクソ
ン(D.Y.Jackson, Synth. Commun. 1988(18) 337)に記載
されている。段階4(化合物7へ)は、ヴルフら(G. Wu
lff et al., Macromol. Chem. Phys. 1996 (197)1285)
で始めて公開された。
応経過は、レーゲリンクら(H. Regeling er al., Recl.
Trav. Chim. Pays-Bas 1987 (106)461)およびジャクソ
ン(D.Y.Jackson, Synth. Commun. 1988(18) 337)に記載
されている。段階4(化合物7へ)は、ヴルフら(G. Wu
lff et al., Macromol. Chem. Phys. 1996 (197)1285)
で始めて公開された。
【0029】アミノ基を1位置に有するアラスティ7に
相当する化合物の製造のために、第一段階においてアラ
スティを相当するケトン(2,3;4,5−ジ−O−イ
ソプロピリデン−D−アラビノ)−(4−ビニルフェニ
ル)−ケトン8に酸化してもよい。これを第二段階にお
いて還元して1−アミノ−1−デスオキシ−2,3;
4,5−ジ−O−イソプロピリデン−1−(4−ビニル
フェニル)−D−グルコ(D−マンノ)−ペンチトール
9に変換する。この反応連鎖は、下記の反応式を示す図
により説明される。
相当する化合物の製造のために、第一段階においてアラ
スティを相当するケトン(2,3;4,5−ジ−O−イ
ソプロピリデン−D−アラビノ)−(4−ビニルフェニ
ル)−ケトン8に酸化してもよい。これを第二段階にお
いて還元して1−アミノ−1−デスオキシ−2,3;
4,5−ジ−O−イソプロピリデン−1−(4−ビニル
フェニル)−D−グルコ(D−マンノ)−ペンチトール
9に変換する。この反応連鎖は、下記の反応式を示す図
により説明される。
【0030】
【化17】
【0031】第一段階において、アラスティ7は、例え
ば塩化オキサリルとジメチルスルホキシドを用いて、温
度−50℃以下、不活性溶剤中で酸化できる。第二段階
における還元的アミノ化は、有利には反応試薬としてシ
アノヒドロホウ酸ナトリウムを還元剤として用いて、酢
酸アンモニウムの存在下、溶剤中で水を遮断して室温に
おいて達成される。
ば塩化オキサリルとジメチルスルホキシドを用いて、温
度−50℃以下、不活性溶剤中で酸化できる。第二段階
における還元的アミノ化は、有利には反応試薬としてシ
アノヒドロホウ酸ナトリウムを還元剤として用いて、酢
酸アンモニウムの存在下、溶剤中で水を遮断して室温に
おいて達成される。
【0032】ヘパリンは、非保護ヒドロキシル基を有
し、かつO−硫酸化およびN−硫酸化されている。従っ
て、化合物7および9は、第一段階で脱保護(脱アセタ
ール)され、第二段階でO−硫酸化またはN−硫酸化さ
れ、これによりこれから製造されたポリマーは、可能な
限りヘパリンに近い。脱保護は、ケタールが安定ではな
い酸性媒体中で起きる。保護された化合物を、例えば希
鉱酸または酸性イオン交換体と一緒に加熱すると、7か
ら1−(4−ビニルフェニル)−D−グルコ(D−マン
ノ)−ペンチトール10、および9から1−アミノ−1
−デスオキシ−1−(4−ビニルフェニル)−D−グル
コ(D−マンノ)−ペンチトール11が得られる。脱保
護および引き続く硫酸化は、下記の反応式を示す図で表
される。
し、かつO−硫酸化およびN−硫酸化されている。従っ
て、化合物7および9は、第一段階で脱保護(脱アセタ
ール)され、第二段階でO−硫酸化またはN−硫酸化さ
れ、これによりこれから製造されたポリマーは、可能な
限りヘパリンに近い。脱保護は、ケタールが安定ではな
い酸性媒体中で起きる。保護された化合物を、例えば希
鉱酸または酸性イオン交換体と一緒に加熱すると、7か
ら1−(4−ビニルフェニル)−D−グルコ(D−マン
ノ)−ペンチトール10、および9から1−アミノ−1
−デスオキシ−1−(4−ビニルフェニル)−D−グル
コ(D−マンノ)−ペンチトール11が得られる。脱保
護および引き続く硫酸化は、下記の反応式を示す図で表
される。
【0033】
【化18】
【0034】
【化19】
【0035】両方の化合物10および11は、有利には
三酸化硫黄−ピリジン−錯体を用いて硫酸化される。あ
らかじめ行った脱アセタール化のために、硫酸化の際に
は、特定の位置に1個または数個のスルフェート基を有
する単一の生成物とはならない。しかし、第一級ヒドロ
キシル基およびアミノ基が優先して硫酸化されるといわ
れている。三酸化硫黄のヒドロキシル基ならびにアミノ
基に対する好適なモル比の選定により、硫酸化度を制御
できる。有利には、平均して1個より多いスルフェート
基が分子当たりに導入されるが、これはヘパリンがスル
フェート基約2.7個を二糖類単位当たりに有する(モ
ノマーI分子当たりの1.35スルフェート基に相当)
からである。脱保護したアミン化合物11の硫酸化によ
り、同時にO−スルフェート基およびN−スルフェート
基を分子中に得て、これは目的とするヘパリン類似体に
関しては望ましいものである。
三酸化硫黄−ピリジン−錯体を用いて硫酸化される。あ
らかじめ行った脱アセタール化のために、硫酸化の際に
は、特定の位置に1個または数個のスルフェート基を有
する単一の生成物とはならない。しかし、第一級ヒドロ
キシル基およびアミノ基が優先して硫酸化されるといわ
れている。三酸化硫黄のヒドロキシル基ならびにアミノ
基に対する好適なモル比の選定により、硫酸化度を制御
できる。有利には、平均して1個より多いスルフェート
基が分子当たりに導入されるが、これはヘパリンがスル
フェート基約2.7個を二糖類単位当たりに有する(モ
ノマーI分子当たりの1.35スルフェート基に相当)
からである。脱保護したアミン化合物11の硫酸化によ
り、同時にO−スルフェート基およびN−スルフェート
基を分子中に得て、これは目的とするヘパリン類似体に
関しては望ましいものである。
【0036】硫酸化は、早すぎる重合を避けるために、
有利には室温で実施される。長めの反応期間、例えば1
00時間以下により、反応は、すべてのOH基ならびに
NH 2 基の完全な変換となるまで行うことができる。溶
剤としては、例えば過剰のピリジンまたはエーテル、例
えばテトラヒドロフランが使用できる。反応生成物のス
ルフェート基が酸に不安定なので、三酸化硫黄−ピリジ
ン−錯体の添加前の原料溶液に、水と結合性の物質、例
えばモレキュラーシーブの添加が推奨される。同じ理由
から、反応の終了後に、反応混合物を先ず水、その直後
に塩基を添加(pHをアルカリ性範囲に維持する)して
加水分解することが推奨される。好適な塩基は、例え
ば、硫酸イオンを同時に析出させる飽和水酸化バリウム
溶液である。過剰のバリウムイオンは、例えば、場合に
よれば注意して溶剤を除去して濃縮した後に、二酸化炭
素の導入により沈殿させることができる。炭酸バリウム
を濾別し、バリウムイオンをナトリウムイオンと交換す
るために、濾液をNa+ 形のイオン交換カラムに通す
か、あるいはイオン交換体を用いて処理する。さらに濃
縮した溶液から、冷凍乾燥により、生成物、O−硫酸化
1−ヒドロキシ−1−デスオキシ−1−(4−ビニルフ
ェニル)−D−グルコ(D−マンノ)−ペンチトール1
2ならびにN−硫酸化およびO−硫酸化1−アミノ−
(4−ビニルフェニル)−D−グルコ(D−マンノ)−
ペンチトール13が、いずれもナトリウム塩の形で粉末
状固体として得られる。
有利には室温で実施される。長めの反応期間、例えば1
00時間以下により、反応は、すべてのOH基ならびに
NH 2 基の完全な変換となるまで行うことができる。溶
剤としては、例えば過剰のピリジンまたはエーテル、例
えばテトラヒドロフランが使用できる。反応生成物のス
ルフェート基が酸に不安定なので、三酸化硫黄−ピリジ
ン−錯体の添加前の原料溶液に、水と結合性の物質、例
えばモレキュラーシーブの添加が推奨される。同じ理由
から、反応の終了後に、反応混合物を先ず水、その直後
に塩基を添加(pHをアルカリ性範囲に維持する)して
加水分解することが推奨される。好適な塩基は、例え
ば、硫酸イオンを同時に析出させる飽和水酸化バリウム
溶液である。過剰のバリウムイオンは、例えば、場合に
よれば注意して溶剤を除去して濃縮した後に、二酸化炭
素の導入により沈殿させることができる。炭酸バリウム
を濾別し、バリウムイオンをナトリウムイオンと交換す
るために、濾液をNa+ 形のイオン交換カラムに通す
か、あるいはイオン交換体を用いて処理する。さらに濃
縮した溶液から、冷凍乾燥により、生成物、O−硫酸化
1−ヒドロキシ−1−デスオキシ−1−(4−ビニルフ
ェニル)−D−グルコ(D−マンノ)−ペンチトール1
2ならびにN−硫酸化およびO−硫酸化1−アミノ−
(4−ビニルフェニル)−D−グルコ(D−マンノ)−
ペンチトール13が、いずれもナトリウム塩の形で粉末
状固体として得られる。
【0037】3.1.2 ヘキシトールから誘導される
モノマーIII このモノマーの製造は、この場合にも、D−グルコノ−
1,5−ラクトン1から出発し、形式的にヘキソース、
すなわちD−グルコースから誘導される二種類のモノマ
ーが得られる別の特定の場合を記載する。しかし、専門
家は、この方法を直ちに他の好適な原料に適用し、他の
本発明によるモノマーを製造できる。
モノマーIII このモノマーの製造は、この場合にも、D−グルコノ−
1,5−ラクトン1から出発し、形式的にヘキソース、
すなわちD−グルコースから誘導される二種類のモノマ
ーが得られる別の特定の場合を記載する。しかし、専門
家は、この方法を直ちに他の好適な原料に適用し、他の
本発明によるモノマーを製造できる。
【0038】D−グルコノ−1,5−ラクトン1を、先
ず第二級アミンとアセトンを酸性媒体中で用いるワンポ
ット反応により、3,4;5,6−ジ−O−イソプロピ
リデン−D−グルコン酸ジエチルアミド14および2,
3;5,6−ジ−O−イソプロピリデン−D−グルコン
酸ジエチルアミド15の位置異性体混合物に変換する。
この混合物からグリニャール反応により、塩化フェニル
マグネシウムを用いて、3,4;5,6−ジ−O−イソ
プロピリデン−1−(4−ビニルフェニル)−ケト−D
−グルコース16および2,3;5,6−ジ−O−イソ
プロピリデン−1−(4−ビニルフェニル)−ケト−D
−グルコース17から成る異性体混合物が得られる。
ず第二級アミンとアセトンを酸性媒体中で用いるワンポ
ット反応により、3,4;5,6−ジ−O−イソプロピ
リデン−D−グルコン酸ジエチルアミド14および2,
3;5,6−ジ−O−イソプロピリデン−D−グルコン
酸ジエチルアミド15の位置異性体混合物に変換する。
この混合物からグリニャール反応により、塩化フェニル
マグネシウムを用いて、3,4;5,6−ジ−O−イソ
プロピリデン−1−(4−ビニルフェニル)−ケト−D
−グルコース16および2,3;5,6−ジ−O−イソ
プロピリデン−1−(4−ビニルフェニル)−ケト−D
−グルコース17から成る異性体混合物が得られる。
【0039】異性体混合物16、17を、例えば水素化
ホウ素ナトリウムまたは水素化アルミニウムリチウムを
用いて水添(または還元)し、これにより、二種の位置
異性ジアステレオマーの対、3,4;5,6−ジ−O−
イソプロピリデン−1−(4−ビニルフェニル)−D−
グリセロ−D−グロ(D−イド)−ヘキシトールおよび
2,3;5,6−ジ−O−イソプロピリデン−1−(4
−ビニルフェニル)−D−グリセロ−D−グロ(D−イ
ド)−ヘキシトール20が得られる(下記の反応式を表
す図には記載していない)。これは酸性媒体中で脱保護
でき、これにより1−(4−ビニルフェニル)−D−グ
リセロ−D−グロ(D−イド)−ヘキシトール21が生
成する。硫酸化、例えば上記のように三酸化硫黄−ピリ
ジン−錯体を用いて、これからモノマーIIIである硫
酸化生成物22が得られる。
ホウ素ナトリウムまたは水素化アルミニウムリチウムを
用いて水添(または還元)し、これにより、二種の位置
異性ジアステレオマーの対、3,4;5,6−ジ−O−
イソプロピリデン−1−(4−ビニルフェニル)−D−
グリセロ−D−グロ(D−イド)−ヘキシトールおよび
2,3;5,6−ジ−O−イソプロピリデン−1−(4
−ビニルフェニル)−D−グリセロ−D−グロ(D−イ
ド)−ヘキシトール20が得られる(下記の反応式を表
す図には記載していない)。これは酸性媒体中で脱保護
でき、これにより1−(4−ビニルフェニル)−D−グ
リセロ−D−グロ(D−イド)−ヘキシトール21が生
成する。硫酸化、例えば上記のように三酸化硫黄−ピリ
ジン−錯体を用いて、これからモノマーIIIである硫
酸化生成物22が得られる。
【0040】あるいは、異性体混合物16、17を例え
ばシアノヒドロホウ酸ナトリウムおよびアンモニウム塩
を用いてアミノ化水添(または還元)できる。これによ
り二種類の位置異性体のジアステレオマーの対、1−ア
ミノ−1−デスオキシ−3,4;5,6−ジ−O−イソ
プロピリデン−1−(4−ビニルフェニル)−D−グリ
セロ−D−グロ(D−イド)−ヘキシトールおよび1−
アミノ−1−デスオキシ−2,3;5,6−ジ−O−イ
ソプロピリデン−1−(4−ビニルフェニル)−D−グ
リセロ−D−グロ(D−イド)−ヘキシトール23(下
記の反応経路には記載していない)が得られる。この場
合にも、これらは酸性媒体中で脱保護でき、これによ
り、1−アミノ−1−デスオキシ−1−(4−ビニルフ
ェニル)−D−グリセロ−D−グロ(D−イド)−ヘキ
シトール24が得られる。これは、上記のように、硫酸
化生成物25に硫酸化され、これは同様にモノマーII
Iである。
ばシアノヒドロホウ酸ナトリウムおよびアンモニウム塩
を用いてアミノ化水添(または還元)できる。これによ
り二種類の位置異性体のジアステレオマーの対、1−ア
ミノ−1−デスオキシ−3,4;5,6−ジ−O−イソ
プロピリデン−1−(4−ビニルフェニル)−D−グリ
セロ−D−グロ(D−イド)−ヘキシトールおよび1−
アミノ−1−デスオキシ−2,3;5,6−ジ−O−イ
ソプロピリデン−1−(4−ビニルフェニル)−D−グ
リセロ−D−グロ(D−イド)−ヘキシトール23(下
記の反応経路には記載していない)が得られる。この場
合にも、これらは酸性媒体中で脱保護でき、これによ
り、1−アミノ−1−デスオキシ−1−(4−ビニルフ
ェニル)−D−グリセロ−D−グロ(D−イド)−ヘキ
シトール24が得られる。これは、上記のように、硫酸
化生成物25に硫酸化され、これは同様にモノマーII
Iである。
【0041】両方の変法において、水添ならびにアミノ
化水添と、脱保護の順序は反対にしてもよい。
化水添と、脱保護の順序は反対にしてもよい。
【0042】上記の反応系列は、下記の反応式を示す図
により表されるが、その際、中間段階20および23は
記載していない。
により表されるが、その際、中間段階20および23は
記載していない。
【0043】
【化20】
【0044】
【化21】
【0045】3.1.3アセタール化またはアミナール
化したカルボニル官能基を有するモノマー この種類の有利なモノマーは、(式IIに含まれる)式
IV:
化したカルボニル官能基を有するモノマー この種類の有利なモノマーは、(式IIに含まれる)式
IV:
【0046】
【化22】
【0047】〔式中、R1、R2、R3、R4およびnは、
有利なものも含み、上記式IIIに記載のものを表し、
ただし、(1)分子当たり少なくとも1回は、有利には
分子当たり1回または2回、同じ炭素原子に結合してい
る置換基Hおよび−R3−R4がその炭素原子と一緒にカ
ルボニル官能基C=Oを形成し、これはヒドロキシル官
能基ならびにアミノ官能基を介してカルボニル基に関し
て3位にテトラヒドロフラン環ならびにピロリジン環を
形成、またはヒドロキシル官能基ならびにアミノ官能基
を介してカルボニル基に関して4位にピラン環ならびに
ペンタメチレンイミン環を形成するように分子内でアセ
タール化ならびにアミナール化されており、かつ(2)
少なくとも1個の置換基R4は、基−SO3−Na+であ
る〕に相当する。
有利なものも含み、上記式IIIに記載のものを表し、
ただし、(1)分子当たり少なくとも1回は、有利には
分子当たり1回または2回、同じ炭素原子に結合してい
る置換基Hおよび−R3−R4がその炭素原子と一緒にカ
ルボニル官能基C=Oを形成し、これはヒドロキシル官
能基ならびにアミノ官能基を介してカルボニル基に関し
て3位にテトラヒドロフラン環ならびにピロリジン環を
形成、またはヒドロキシル官能基ならびにアミノ官能基
を介してカルボニル基に関して4位にピラン環ならびに
ペンタメチレンイミン環を形成するように分子内でアセ
タール化ならびにアミナール化されており、かつ(2)
少なくとも1個の置換基R4は、基−SO3−Na+であ
る〕に相当する。
【0048】モノマーIVは、(コ)ポリマー中で、式
IVa:
IVa:
【0049】
【化23】
【0050】〔式中、R1、R2、R3、R4およびnは、
有利なものも含み式IIIに記載のものを表し、かつ式
IVの限定条件も該当する〕の反復単位に相当する。
有利なものも含み式IIIに記載のものを表し、かつ式
IVの限定条件も該当する〕の反復単位に相当する。
【0051】モノマーIVも、明らかに式IIIに相当
するが、しかし、限定条件(1)がモノマーIIIとは
異なる。モノマーIVは、ペントース(n=4)または
ヘキソース(n=5)から誘導される。これらは、硫酸
化されたアルドースまたケトースであって、これらの両
者共にそのアセタールならびにアミナールの形で存在し
ていてもよい。式IVは、この場合にも、炭素鎖の実際
の立体化学的関係を表しているわけではなく、モノマー
IVが誘導されるペントースまたはヘキソースが存在す
るあらゆる立体異性体形を含む。
するが、しかし、限定条件(1)がモノマーIIIとは
異なる。モノマーIVは、ペントース(n=4)または
ヘキソース(n=5)から誘導される。これらは、硫酸
化されたアルドースまたケトースであって、これらの両
者共にそのアセタールならびにアミナールの形で存在し
ていてもよい。式IVは、この場合にも、炭素鎖の実際
の立体化学的関係を表しているわけではなく、モノマー
IVが誘導されるペントースまたはヘキソースが存在す
るあらゆる立体異性体形を含む。
【0052】モノマーIVは、例えば、先ず3.1.2
項に記載のようにして処理して製造できるが、しかし、
異性体混合物16、17から、酸性媒体中での脱保護に
より単一の生成物、すなわち、1−(4−ビニルフェニ
ル)−ケト−D−グルコース18が製造される。これ
は、そのアセタール形で硫酸化、この場合にも例えば三
酸化硫黄−ピリジンを用いて、硫酸化化合物19に変換
され、これはモノマーIVである。段階の経過は、下記
の反応式を示す図に記載する。
項に記載のようにして処理して製造できるが、しかし、
異性体混合物16、17から、酸性媒体中での脱保護に
より単一の生成物、すなわち、1−(4−ビニルフェニ
ル)−ケト−D−グルコース18が製造される。これ
は、そのアセタール形で硫酸化、この場合にも例えば三
酸化硫黄−ピリジンを用いて、硫酸化化合物19に変換
され、これはモノマーIVである。段階の経過は、下記
の反応式を示す図に記載する。
【0053】
【化24】
【0054】本発明による他のモノマーIVは、先ず、
まだ分子間アセタール化(アセトン使用)により保護さ
れており、かつスルフェート基を有しないモノマーから
出発して製造できる。ケトヘキソースから誘導されるス
ルフェート基を有しない非保護モノマーの製造は、例え
ば1−(4−ビニルフェニル)−D−マンノ(D−グル
コ)−ヘキスロ−2,6−ピラノース27が記載されて
いる。さらに、アセトン保護2,3;4,5−ジ−O−
イソプロピリデン−1−(4−ビニルフェニル)−D−
マンノ(D−グルコ)−ヘキスロ−2,6−ピラノース
26から出発する。その製造は、ヴルフら(G. Wulff,
J. Schmidt, T.P. Venhoff, Macromol. Chem. Phys. 19
7, 1285 (1996))に記載されている。アルドヘキソース
から誘導される、スルフェート基を有しないモノマーの
製造の例は、6−(4−ビニルフェニル)−D−グリセ
ロ(L−グリセロ)−α−D−ガラクトピラノース30
の合成である。出発物質は、この場合に1,2;3,4
−ジ−O−イソプロピリデン−6−(4−ビニルフェニ
ル)−D−グリセロ(L−グリセロ)−α−D−ガラク
トピラノース29であり、その製造も同様に、上記のヴ
ルフら(G. Wulff, J.Schmidt, T.P. Venhoff)が記載し
ている。ヒドロキシル基の脱保護は、両方の場合、不活
性溶剤、例えばアルコール中で酸性イオン交換体を用
い、温和に高い温度、例えば50〜100℃において、
有利には不活性雰囲気中、かつ酸化防止剤の存在下で行
える。
まだ分子間アセタール化(アセトン使用)により保護さ
れており、かつスルフェート基を有しないモノマーから
出発して製造できる。ケトヘキソースから誘導されるス
ルフェート基を有しない非保護モノマーの製造は、例え
ば1−(4−ビニルフェニル)−D−マンノ(D−グル
コ)−ヘキスロ−2,6−ピラノース27が記載されて
いる。さらに、アセトン保護2,3;4,5−ジ−O−
イソプロピリデン−1−(4−ビニルフェニル)−D−
マンノ(D−グルコ)−ヘキスロ−2,6−ピラノース
26から出発する。その製造は、ヴルフら(G. Wulff,
J. Schmidt, T.P. Venhoff, Macromol. Chem. Phys. 19
7, 1285 (1996))に記載されている。アルドヘキソース
から誘導される、スルフェート基を有しないモノマーの
製造の例は、6−(4−ビニルフェニル)−D−グリセ
ロ(L−グリセロ)−α−D−ガラクトピラノース30
の合成である。出発物質は、この場合に1,2;3,4
−ジ−O−イソプロピリデン−6−(4−ビニルフェニ
ル)−D−グリセロ(L−グリセロ)−α−D−ガラク
トピラノース29であり、その製造も同様に、上記のヴ
ルフら(G. Wulff, J.Schmidt, T.P. Venhoff)が記載し
ている。ヒドロキシル基の脱保護は、両方の場合、不活
性溶剤、例えばアルコール中で酸性イオン交換体を用
い、温和に高い温度、例えば50〜100℃において、
有利には不活性雰囲気中、かつ酸化防止剤の存在下で行
える。
【0055】まだスルフェート基を有しないモノマー2
7および30(R4はいずれもH)から、硫酸化によ
り、これらの完全またな部分的に硫酸化された(R=S
O3−Na+)誘導体が製造できる。例えば、この場合に
も、三酸化硫黄−ピリジン−錯体を用い、早すぎる重合
を避けるために有利には室温で操作する。しかし、長め
の時間の後に反応は完了する。硫酸化度は、三酸化硫黄
のヒドロキシル基に対する適切なモル比の選定により決
定される。
7および30(R4はいずれもH)から、硫酸化によ
り、これらの完全またな部分的に硫酸化された(R=S
O3−Na+)誘導体が製造できる。例えば、この場合に
も、三酸化硫黄−ピリジン−錯体を用い、早すぎる重合
を避けるために有利には室温で操作する。しかし、長め
の時間の後に反応は完了する。硫酸化度は、三酸化硫黄
のヒドロキシル基に対する適切なモル比の選定により決
定される。
【0056】モノマーIV28および31の製造は、下
記の反応式を示す図により表される。
記の反応式を示す図により表される。
【0057】
【化25】
【0058】
【化26】
【0059】4.モノマーII、IIIおよびIVの新
しい前段階物質 スルフェート基を有するモノマーII、IIIおよびI
Vのためのスルフェート基を有しない前段階物質も、上
記のように、硫酸化してスルフェート基を有するモノマ
ーII、IIIおよびIVが生成する新規の物質であ
る。例外は、1−(4−ビニルフェニル)−D−グルコ
(D−マンノ)−ペンチトール〔シュミット(J. Scmid,
Dissertation Universitaet Duesseldorf 1993); フェ
ンホフ(T.Venhoff, Dissertation Universitaet Duesse
ldorf 1993)〕、6−(4−ビニルフェニル)−D,L
−グリセロ−α,β−D−ガラクトピラノース〔フェン
ホフ(T. Venhoff, Dissertation Universitaet Duessel
dorf 1993)〕、1−(4−ビニルフェニル)−D−マン
ノ(D−グルコ)−ヘキスロ−2,6−ピラノース〔デ
ィーデリックス(H. Diederichs, Dissertation Univers
itaet Duesseldorf 1996) 〕および1−ビニル−β−D
−フルクトピラノース〔フェンホフ(T. Venhoff, Disse
rtation Universitaet Duesseldorf 1993)〕である。新
規の前段階物質は下記の式で表される。
しい前段階物質 スルフェート基を有するモノマーII、IIIおよびI
Vのためのスルフェート基を有しない前段階物質も、上
記のように、硫酸化してスルフェート基を有するモノマ
ーII、IIIおよびIVが生成する新規の物質であ
る。例外は、1−(4−ビニルフェニル)−D−グルコ
(D−マンノ)−ペンチトール〔シュミット(J. Scmid,
Dissertation Universitaet Duesseldorf 1993); フェ
ンホフ(T.Venhoff, Dissertation Universitaet Duesse
ldorf 1993)〕、6−(4−ビニルフェニル)−D,L
−グリセロ−α,β−D−ガラクトピラノース〔フェン
ホフ(T. Venhoff, Dissertation Universitaet Duessel
dorf 1993)〕、1−(4−ビニルフェニル)−D−マン
ノ(D−グルコ)−ヘキスロ−2,6−ピラノース〔デ
ィーデリックス(H. Diederichs, Dissertation Univers
itaet Duesseldorf 1996) 〕および1−ビニル−β−D
−フルクトピラノース〔フェンホフ(T. Venhoff, Disse
rtation Universitaet Duesseldorf 1993)〕である。新
規の前段階物質は下記の式で表される。
【0060】
【化27】
【0061】〔式中、R1およびR2は、式IIに記載の
ものまたは有利なものを表し、かつ、A’は、硫酸化さ
れていないポリオール基、ポリアミン基または(ポリ)
アミン(ポリ)オール基を表し、これらは、場合によれ
ば1種またはそれ以上のアセタール化またはアミナール
化カルボニル官能基を有する〕;
ものまたは有利なものを表し、かつ、A’は、硫酸化さ
れていないポリオール基、ポリアミン基または(ポリ)
アミン(ポリ)オール基を表し、これらは、場合によれ
ば1種またはそれ以上のアセタール化またはアミナール
化カルボニル官能基を有する〕;
【0062】
【化28】
【0063】〔式中、R1、R2、R3およびnは、有利
なものも含み式IIIに記載のものを表す〕;
なものも含み式IIIに記載のものを表す〕;
【0064】
【化29】
【0065】〔式中、R1、R2、R3およびnは、式I
Vに記載のものならびに有利なものを表し、ただし、分
子当たり少なくとも1回、有利には分子当たり1回また
は2回、同じ炭素原子に結合している置換基Hおよび−
R3−Hがその炭素原子と一緒にカルボニル官能基C=
Oを形成し、これはヒドロキシル官能基ならびにアミノ
官能基を介してカルボニル基に関して3位にテトラヒド
ロフラン環ならびにピロリジン環を形成、またはヒドロ
キシル官能基ならびにアミノ官能基を介してカルボニル
官能基に関して4位にピラン環ならびにペンタメチレン
イミン環を形成するように分子内でアセタール化ならび
にアミナール化されている〕 5.ヘパリン類似ホモポリマーまたはコポリマーの製造 新規のヘパリン類似ポリマーは、有利にはモノマーI
I、IIIおよび/またはIVの重合または共重合によ
り製造される。ポリマーは、例えば、反復単位I、II
IaまたはIVaのみをただ一種類の種として有するこ
とができ、例えば式IIIaの反復単位として、平均
2.5個のO−スルフェート基を有する。この場合、な
らびに相当する場合に、ホモポリマーである。しかし、
反復単位IIIaは、2種類またはそれ以上の種類から
成る混合物として成っていてもよく、例えば上記の種類
およびR2に隣接してN−スルフェート基1個およびさ
らに平均1〜3個のO−スルフェート基を有する。この
場合に、ポリマーはコポリマーである。種々の種類のモ
ル比は、広い範囲内に変化してもよい。例えば、反復単
位IIIaが、O−スルフェート基のみを有する種類な
らびにN−スルフェート基のみを有する種類および場合
によれば別のO−スルフェート基から成っている場合
に、これは100:0から0:100であってもよい。
より狭く実証された範囲は、20:1〜1:20であ
る。
Vに記載のものならびに有利なものを表し、ただし、分
子当たり少なくとも1回、有利には分子当たり1回また
は2回、同じ炭素原子に結合している置換基Hおよび−
R3−Hがその炭素原子と一緒にカルボニル官能基C=
Oを形成し、これはヒドロキシル官能基ならびにアミノ
官能基を介してカルボニル基に関して3位にテトラヒド
ロフラン環ならびにピロリジン環を形成、またはヒドロ
キシル官能基ならびにアミノ官能基を介してカルボニル
官能基に関して4位にピラン環ならびにペンタメチレン
イミン環を形成するように分子内でアセタール化ならび
にアミナール化されている〕 5.ヘパリン類似ホモポリマーまたはコポリマーの製造 新規のヘパリン類似ポリマーは、有利にはモノマーI
I、IIIおよび/またはIVの重合または共重合によ
り製造される。ポリマーは、例えば、反復単位I、II
IaまたはIVaのみをただ一種類の種として有するこ
とができ、例えば式IIIaの反復単位として、平均
2.5個のO−スルフェート基を有する。この場合、な
らびに相当する場合に、ホモポリマーである。しかし、
反復単位IIIaは、2種類またはそれ以上の種類から
成る混合物として成っていてもよく、例えば上記の種類
およびR2に隣接してN−スルフェート基1個およびさ
らに平均1〜3個のO−スルフェート基を有する。この
場合に、ポリマーはコポリマーである。種々の種類のモ
ル比は、広い範囲内に変化してもよい。例えば、反復単
位IIIaが、O−スルフェート基のみを有する種類な
らびにN−スルフェート基のみを有する種類および場合
によれば別のO−スルフェート基から成っている場合
に、これは100:0から0:100であってもよい。
より狭く実証された範囲は、20:1〜1:20であ
る。
【0066】1種またはそれ以上のモノマーII、II
IまたはIVを他のスルフェートを有しないコモノマー
V、VI、VII、VIIIまたはIXと共重合させで
も、コポリマーが生成する。
IまたはIVを他のスルフェートを有しないコモノマー
V、VI、VII、VIIIまたはIXと共重合させで
も、コポリマーが生成する。
【0067】好適なコモノマーVIIIは、一般式VI
II:
II:
【0068】
【化30】
【0069】〔式中、R1およびR2は、有利なものを含
み式IIIに記載のものを表し、R5は、水素、メチル
基または基−R2−COOR6、かつR6は、水素または
アルカリ金属イオン、殊にはナトリウムイオンを表す〕
に相当する。
み式IIIに記載のものを表し、R5は、水素、メチル
基または基−R2−COOR6、かつR6は、水素または
アルカリ金属イオン、殊にはナトリウムイオンを表す〕
に相当する。
【0070】コモノマーVIIIは、式VIIIa:
【0071】
【化31】
【0072】〔式中、R1、R2、R5およびR6は、式V
IIIに記載のものを表す〕の反復単位に導く。
IIIに記載のものを表す〕の反復単位に導く。
【0073】コモノマーVIIIは、エチレン性不飽和
モノカルボン酸またはジカルボン酸またはこれらのカル
ボキシレート、すなわちこれらのアルカリ金属塩、殊に
はナトリウム塩である。好適なモノマーVIIIの例
は、(メタ)アクリル酸、クロトン酸、4−ビニル安息
香酸、マレイン酸、フマル酸、ビニルサルチル酸、イタ
コン酸、ビニル酢酸、ケイ皮酸、2−ビニル安息香酸、
4−ビニル安息香酸、メチルマレイン酸、ジメチルフマ
ル酸、メチルフマル酸、ジヒドロキシマレイン酸および
アリル酢酸またはこれらのナトリウム塩である。コモノ
マーVIIIの代わりに、その官能基が重合の後にカル
ボキシル基またはカルボキシレート基に変換できる誘導
体も共重合できる。このような基としては、アルデヒド
基、カルボンエステル基、無水カルボン酸基、およびカ
ルボニトリル基が挙げられる。コモノマーVIIIおよ
びこれらの上記の誘導体は、コポリマーのヘパリン類似
性質に関して有利なコモノマーである。この場合にも、
種々の種類のコモノマーVIII、例えばモノカルボン
酸およびジカルボン酸を共重合できる。カルボキシル基
および/またはカルボキシレート基のO−スルフェート
基および/またはN−スルフェート基に対するコポリマ
ー中でのモル比は、広い範囲、例えば100:1〜1:
100に変化できるが、有利にはこの場合にも20:1
〜1:20である。
モノカルボン酸またはジカルボン酸またはこれらのカル
ボキシレート、すなわちこれらのアルカリ金属塩、殊に
はナトリウム塩である。好適なモノマーVIIIの例
は、(メタ)アクリル酸、クロトン酸、4−ビニル安息
香酸、マレイン酸、フマル酸、ビニルサルチル酸、イタ
コン酸、ビニル酢酸、ケイ皮酸、2−ビニル安息香酸、
4−ビニル安息香酸、メチルマレイン酸、ジメチルフマ
ル酸、メチルフマル酸、ジヒドロキシマレイン酸および
アリル酢酸またはこれらのナトリウム塩である。コモノ
マーVIIIの代わりに、その官能基が重合の後にカル
ボキシル基またはカルボキシレート基に変換できる誘導
体も共重合できる。このような基としては、アルデヒド
基、カルボンエステル基、無水カルボン酸基、およびカ
ルボニトリル基が挙げられる。コモノマーVIIIおよ
びこれらの上記の誘導体は、コポリマーのヘパリン類似
性質に関して有利なコモノマーである。この場合にも、
種々の種類のコモノマーVIII、例えばモノカルボン
酸およびジカルボン酸を共重合できる。カルボキシル基
および/またはカルボキシレート基のO−スルフェート
基および/またはN−スルフェート基に対するコポリマ
ー中でのモル比は、広い範囲、例えば100:1〜1:
100に変化できるが、有利にはこの場合にも20:1
〜1:20である。
【0074】コモノマーIXとして、スルフェート基
も、またカルボキシル基またはカルボキシレート基も有
していないで、かつヘパリン類似コポリマーの性質を望
ましい方向に変性するビニルモノマーを意味する。すな
わち、親水性化したコノモノマーIXまたは他のコモノ
マーIXから由来する反復単位IXaが存在していても
よく、これはヘパリン類似コポリマーと被覆するべき基
体ポリマーとの許容性、従ってその上への接着性を改善
することができる。好適なコモノマーIXとしては、例
えば、エチレン、プロピレン、1−ブテン、1,3−ブ
タジエン、C5−アルキレンおよびC6−アルキレン、ス
チレン、ビニルトルエン、(メタ)アクリロニトリル、
(メタ)アクリルアミド、アセチレン、アクロレイン、
(メタ)アクリル酸エステル、塩化アリル、シンナマー
ト、クロトナート、N−ビニルイミダゾール、マレイン
酸イミド、N−ビニルピロリジン、N−ビニルピロリド
ン、N−ビニルスクシンイミド、酢酸ビニル、塩化ビニ
ル、ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテルおよ
びビニルブチルエーテルならびにビニルメチルケトンお
よびビニルエチルケトンが挙げられる。別の反復単位が
存在する場合には、反復単位IおよびIIの和に対する
その割合は、通常90モル%以下、殊には70モル%以
下である。ヘパリン類似ポリマーの分子量に関し、また
反復単位I、IIa、IIIaおよび/またはIVaの
種々の種のモル比に関し、ならびにカルボキシル基およ
び/またはカルボキシレート基のO−スルフェート基お
よび/またはN−スルフェート基に対する割合に関する
上記の記載は、別の反復単位を有するコポリマーに対し
ても該当する。
も、またカルボキシル基またはカルボキシレート基も有
していないで、かつヘパリン類似コポリマーの性質を望
ましい方向に変性するビニルモノマーを意味する。すな
わち、親水性化したコノモノマーIXまたは他のコモノ
マーIXから由来する反復単位IXaが存在していても
よく、これはヘパリン類似コポリマーと被覆するべき基
体ポリマーとの許容性、従ってその上への接着性を改善
することができる。好適なコモノマーIXとしては、例
えば、エチレン、プロピレン、1−ブテン、1,3−ブ
タジエン、C5−アルキレンおよびC6−アルキレン、ス
チレン、ビニルトルエン、(メタ)アクリロニトリル、
(メタ)アクリルアミド、アセチレン、アクロレイン、
(メタ)アクリル酸エステル、塩化アリル、シンナマー
ト、クロトナート、N−ビニルイミダゾール、マレイン
酸イミド、N−ビニルピロリジン、N−ビニルピロリド
ン、N−ビニルスクシンイミド、酢酸ビニル、塩化ビニ
ル、ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテルおよ
びビニルブチルエーテルならびにビニルメチルケトンお
よびビニルエチルケトンが挙げられる。別の反復単位が
存在する場合には、反復単位IおよびIIの和に対する
その割合は、通常90モル%以下、殊には70モル%以
下である。ヘパリン類似ポリマーの分子量に関し、また
反復単位I、IIa、IIIaおよび/またはIVaの
種々の種のモル比に関し、ならびにカルボキシル基およ
び/またはカルボキシレート基のO−スルフェート基お
よび/またはN−スルフェート基に対する割合に関する
上記の記載は、別の反復単位を有するコポリマーに対し
ても該当する。
【0075】モノマーII、IIIおよび/またはI
V、場合によればII、IIIおよび/またはIVの2
種類またはそれ以上、ならびに場合によればコモノマー
VIIIおよび/またはIXは、公知の方法で重合でき
る。すなわち、モノマー22、25または31から、ヘ
パリン類似ホモポリマーが製造できる。コポリマーの製
造のためには、例えばモノマーIとして化合物12およ
びモノマーVIIIとしてメタクリル酸ナトリウム、マ
レイン酸ナトリウムおよび/または4−ビニル安息香酸
ナトリウムが使用できる。あるいは、化合物13から出
発しても、同じモノマーVIIIを使用できる。著しく
良好なヘパリン類似作用は、いずれもスルフェート基1
〜4個を分子当たりに有する化合物12および13およ
びモノマーVIII、例えば4−ビニル安息香酸ナトリ
ウムを共重合させて得られる。上記のように、カルボキ
シル基および/またはカルボキシレート基のO−スルフ
ェート基および/またはN−スルフェート基に対する上
記のモノマー中ならびに相当する反復単位中の割合は、
広い範囲に変化でき、例えば1:100〜100:1、
殊には20:1〜1:20であってもよい。またO−ス
ルフェート基のN−スルフェート基に対するモル比も、
上記のように広い範囲に変化でき、例えば0:100〜
100:0でもよい。この場合にも、より狭い実証され
た範囲は、20:1〜1:20である。このようなコポ
リマーは、下記の式で表される。
V、場合によればII、IIIおよび/またはIVの2
種類またはそれ以上、ならびに場合によればコモノマー
VIIIおよび/またはIXは、公知の方法で重合でき
る。すなわち、モノマー22、25または31から、ヘ
パリン類似ホモポリマーが製造できる。コポリマーの製
造のためには、例えばモノマーIとして化合物12およ
びモノマーVIIIとしてメタクリル酸ナトリウム、マ
レイン酸ナトリウムおよび/または4−ビニル安息香酸
ナトリウムが使用できる。あるいは、化合物13から出
発しても、同じモノマーVIIIを使用できる。著しく
良好なヘパリン類似作用は、いずれもスルフェート基1
〜4個を分子当たりに有する化合物12および13およ
びモノマーVIII、例えば4−ビニル安息香酸ナトリ
ウムを共重合させて得られる。上記のように、カルボキ
シル基および/またはカルボキシレート基のO−スルフ
ェート基および/またはN−スルフェート基に対する上
記のモノマー中ならびに相当する反復単位中の割合は、
広い範囲に変化でき、例えば1:100〜100:1、
殊には20:1〜1:20であってもよい。またO−ス
ルフェート基のN−スルフェート基に対するモル比も、
上記のように広い範囲に変化でき、例えば0:100〜
100:0でもよい。この場合にも、より狭い実証され
た範囲は、20:1〜1:20である。このようなコポ
リマーは、下記の式で表される。
【0076】
【化32】
【0077】〔式中、Rは、水素または基−SO3−N
a+を表し、ただし、少なくとも1個の基Rは基−SO3
−Na+である。xおよびzは、いずれも0または整数
を表し、かつyは整数を表す〕。コポリマーは、膜浸透
法で測定して、有利には分子量50000〜80000
0を有する。これに対応して、和x+y+zは、反復単
位の割合に応じて、約80〜1100である。
a+を表し、ただし、少なくとも1個の基Rは基−SO3
−Na+である。xおよびzは、いずれも0または整数
を表し、かつyは整数を表す〕。コポリマーは、膜浸透
法で測定して、有利には分子量50000〜80000
0を有する。これに対応して、和x+y+zは、反復単
位の割合に応じて、約80〜1100である。
【0078】重合は、水溶液中、高い温度、例えば60
〜90℃において起きる。反応時間は、モノマー、開始
剤、開始剤の量および温度により著しく変動し、通常、
5〜80時間である。開始剤として、2,2’−アゾ−
ビス(2−アミジノプロパン)ジヒドロクロリドが特に
認められている。完全な変換に達するために、これを有
利には0.5〜4モル%の量でモノマーIおよびIIの
和に対して使用する。反応混合物から、コポリマーをア
ルコールを加えて析出させ、通常のようにして、注意し
て水およびアルコール基を分離する。
〜90℃において起きる。反応時間は、モノマー、開始
剤、開始剤の量および温度により著しく変動し、通常、
5〜80時間である。開始剤として、2,2’−アゾ−
ビス(2−アミジノプロパン)ジヒドロクロリドが特に
認められている。完全な変換に達するために、これを有
利には0.5〜4モル%の量でモノマーIおよびIIの
和に対して使用する。反応混合物から、コポリマーをア
ルコールを加えて析出させ、通常のようにして、注意し
て水およびアルコール基を分離する。
【0079】6.ヘパリン類似コポリマーの利用 ヘパリン類似コポリマーは、物体、殊にはポリマーから
成り、かつ医学的利用のためであって、特に血液と接触
する物体の被覆に好適である。このような物体は、例え
ば心臓弁、プロテーゼ、インプラント、カテーテル、内
視鏡、酸素供給器、透析膜および管である。
成り、かつ医学的利用のためであって、特に血液と接触
する物体の被覆に好適である。このような物体は、例え
ば心臓弁、プロテーゼ、インプラント、カテーテル、内
視鏡、酸素供給器、透析膜および管である。
【0080】被覆は、通常の方法、例えば水溶液を用い
て、浸漬、塗布、噴霧またはスピンコーティングにより
行うことができる。ポリマー基体およびコポリマーの目
的に応じた選択により、コポリマーのポリマー基体上へ
の接着を有利に影響させることができる。
て、浸漬、塗布、噴霧またはスピンコーティングにより
行うことができる。ポリマー基体およびコポリマーの目
的に応じた選択により、コポリマーのポリマー基体上へ
の接着を有利に影響させることができる。
【0081】本発明をさらに良く理解するために、下記
の実施例を記載するが、これは本発明の適用範囲を制限
するものではない。
の実施例を記載するが、これは本発明の適用範囲を制限
するものではない。
【0082】
7.実施例 7.1 メチル−3,4;5,6−ジ−O−イソプロピ
リデン−D−グルコナート2およびメチル−2,3;
5,6−ジ−O−イソプロピリデン−D−グルコナート
3の製造 D−グルコノ−D−1,5−ラクトン1142.4g
(0.8モル)、2,2−ジメトキシプロパン240m
l、アセトン80ml、メタノール24mlおよびp−
トルエンスルホン酸1.2gから成る混合物を室温で4
8時間撹拌する。得られた混合物を炭酸水素ナトリウム
溶液を用いて中和する。濾過および濾液の濃縮の後、得
られた高粘度のシロップをジクロロメタン500ml中
に取込み、水を用いてこれを洗浄する。溶液を濃縮し、
残留物を油ポンプ真空中で蒸留する。収率198g(8
5%)、沸点112℃/0.04ミリバール、nD 20:
1.455。
リデン−D−グルコナート2およびメチル−2,3;
5,6−ジ−O−イソプロピリデン−D−グルコナート
3の製造 D−グルコノ−D−1,5−ラクトン1142.4g
(0.8モル)、2,2−ジメトキシプロパン240m
l、アセトン80ml、メタノール24mlおよびp−
トルエンスルホン酸1.2gから成る混合物を室温で4
8時間撹拌する。得られた混合物を炭酸水素ナトリウム
溶液を用いて中和する。濾過および濾液の濃縮の後、得
られた高粘度のシロップをジクロロメタン500ml中
に取込み、水を用いてこれを洗浄する。溶液を濃縮し、
残留物を油ポンプ真空中で蒸留する。収率198g(8
5%)、沸点112℃/0.04ミリバール、nD 20:
1.455。
【0083】7.2 3,4;5,6−ジ−O−イソプ
ロピリデン−D−ソルビット4、および−2,3;5,
6−ジ−O−イソプロピリデン−D−ソルビット5の製
造 窒素パージした、KPG攪拌機、強力冷却器およびバブ
ルカウンター(Blasenzaehler) 付き滴下漏斗を有する4
l三口フラスコ中に、乾燥THF1.3l中のLiAl
H4 40gを装入し、乾燥THF300ml中に溶か
したエステル2および3232g(0.8モル)をゆっ
くりと氷/食塩浴により冷却しながら滴下する。溶液を
16時間、還流しながら加熱し、冷却の後、1,2−ジ
メトキシエタン400mlおよび氷約120ml(滴下
漏斗)から成る混合物と混合させる。次いで、氷150
mlと水150mlから成る混合物を加える。生成した
沈殿物を遠心分離し、THFを用いて十分に洗浄し、再
び遠心分離する。一緒にした有機相を回転蒸発器で濃縮
し、ジクロロメタン中に取込み、10%硫酸アンモニウ
ム溶液、その後塩化ナトリウム溶液を用いて洗浄する。
有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥し、回転蒸発器で濃縮
する。生成物を真空中で分別蒸留する。留出物は、しば
らくすると白色結晶に固化する。収率180g(86
%)、沸点115〜120℃/0.1ミリバール、融点
40〜41℃。
ロピリデン−D−ソルビット4、および−2,3;5,
6−ジ−O−イソプロピリデン−D−ソルビット5の製
造 窒素パージした、KPG攪拌機、強力冷却器およびバブ
ルカウンター(Blasenzaehler) 付き滴下漏斗を有する4
l三口フラスコ中に、乾燥THF1.3l中のLiAl
H4 40gを装入し、乾燥THF300ml中に溶か
したエステル2および3232g(0.8モル)をゆっ
くりと氷/食塩浴により冷却しながら滴下する。溶液を
16時間、還流しながら加熱し、冷却の後、1,2−ジ
メトキシエタン400mlおよび氷約120ml(滴下
漏斗)から成る混合物と混合させる。次いで、氷150
mlと水150mlから成る混合物を加える。生成した
沈殿物を遠心分離し、THFを用いて十分に洗浄し、再
び遠心分離する。一緒にした有機相を回転蒸発器で濃縮
し、ジクロロメタン中に取込み、10%硫酸アンモニウ
ム溶液、その後塩化ナトリウム溶液を用いて洗浄する。
有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥し、回転蒸発器で濃縮
する。生成物を真空中で分別蒸留する。留出物は、しば
らくすると白色結晶に固化する。収率180g(86
%)、沸点115〜120℃/0.1ミリバール、融点
40〜41℃。
【0084】7.3 2,3;4,5−ジ−O−イソプ
ロピリデン−アルデヒド−D−アラビノース6の製造 KPG攪拌機、還流冷却器および滴下漏斗を有する2l
三口フラスコ中に、ジクロロメタン1.3l中に溶かし
た両方のジオール4および5131g(0.5モル)を
溶かし、強く撹拌しながらメタ過ヨウ素酸ナトリウム1
60.4g(0.75モル)と混合する。懸濁液を2時
間、33〜35℃で強く撹拌し、その後、飽和炭酸水素
ナトリウム溶液50mlを加えた。次いで、硫酸マグネ
シウム50mlを加え、さらに15分間撹拌する。濾過
し、濾過ケークをジクロロメタンを用いて数回十分に洗
浄する。濾液を一緒にし、溶剤を回転蒸発器で除去し、
生成物を分別蒸留する。
ロピリデン−アルデヒド−D−アラビノース6の製造 KPG攪拌機、還流冷却器および滴下漏斗を有する2l
三口フラスコ中に、ジクロロメタン1.3l中に溶かし
た両方のジオール4および5131g(0.5モル)を
溶かし、強く撹拌しながらメタ過ヨウ素酸ナトリウム1
60.4g(0.75モル)と混合する。懸濁液を2時
間、33〜35℃で強く撹拌し、その後、飽和炭酸水素
ナトリウム溶液50mlを加えた。次いで、硫酸マグネ
シウム50mlを加え、さらに15分間撹拌する。濾過
し、濾過ケークをジクロロメタンを用いて数回十分に洗
浄する。濾液を一緒にし、溶剤を回転蒸発器で除去し、
生成物を分別蒸留する。
【0085】収率86g(75%)、沸点85〜90℃
/0.1ミリバール、nD 20:1.444。
/0.1ミリバール、nD 20:1.444。
【0086】7.4 2,3;4,5−ジ−O−イソプ
ロピリデン−1−(4−ビニルフェニル)−D−グルコ
(D−マンノ)−ペンチトール7の製造 不活性条件(窒素雰囲気および水分遮断)下において、
KPG攪拌機、還流冷却器および滴下漏斗を有する1l
三口フラスコ中に、マグネシウム9.9g(0.41モ
ル)を装入する。4−クロロスチレン57g(0.41
モル)を乾燥THF200ml中に溶かし、反応開始の
後に、若干量の1,2−ジブロモメタンを反応混合物が
緩やかに沸騰する程度に滴下する。滴下が終わった後
に、さらに2時間、室温で攪拌する。反応混合物を氷/
食塩浴を用いて15℃以下に冷却する。次いで、乾燥T
HF200ml中のアルデヒド680g(0.34モ
ル)を、温度15℃を越えないようにして加える。その
後、さらに2時間室温で撹拌する。氷水を注入して加水
分解させる。析出したマグネシウム塩を注意して10%
塩酸を加えて溶解させる。その際、pH値4.5より低
くならないようにしなければなない。水相をエーテル抽
出する。一緒にした有機相を炭酸水素ナトリウム溶液を
用いて中和し、硫酸ナトリウム上で乾燥する。溶剤を回
転蒸発器で除去する。得られたシロップは、カラムクロ
マトグラフィー(溶離液A、Rf =0.40)で精製で
きる。その際、なかでも最初に溶離するスチレンおよび
生成ポリマーを分離する。この前精製の後に、生成物を
冷蔵庫内で結晶化し、石油エーテル/ジエチルエーテル
から再結晶できる。収率60〜70%、融点77℃(ジ
アステレオマーA)または59℃(ジアステレオマー混
合物A+B)。
ロピリデン−1−(4−ビニルフェニル)−D−グルコ
(D−マンノ)−ペンチトール7の製造 不活性条件(窒素雰囲気および水分遮断)下において、
KPG攪拌機、還流冷却器および滴下漏斗を有する1l
三口フラスコ中に、マグネシウム9.9g(0.41モ
ル)を装入する。4−クロロスチレン57g(0.41
モル)を乾燥THF200ml中に溶かし、反応開始の
後に、若干量の1,2−ジブロモメタンを反応混合物が
緩やかに沸騰する程度に滴下する。滴下が終わった後
に、さらに2時間、室温で攪拌する。反応混合物を氷/
食塩浴を用いて15℃以下に冷却する。次いで、乾燥T
HF200ml中のアルデヒド680g(0.34モ
ル)を、温度15℃を越えないようにして加える。その
後、さらに2時間室温で撹拌する。氷水を注入して加水
分解させる。析出したマグネシウム塩を注意して10%
塩酸を加えて溶解させる。その際、pH値4.5より低
くならないようにしなければなない。水相をエーテル抽
出する。一緒にした有機相を炭酸水素ナトリウム溶液を
用いて中和し、硫酸ナトリウム上で乾燥する。溶剤を回
転蒸発器で除去する。得られたシロップは、カラムクロ
マトグラフィー(溶離液A、Rf =0.40)で精製で
きる。その際、なかでも最初に溶離するスチレンおよび
生成ポリマーを分離する。この前精製の後に、生成物を
冷蔵庫内で結晶化し、石油エーテル/ジエチルエーテル
から再結晶できる。収率60〜70%、融点77℃(ジ
アステレオマーA)または59℃(ジアステレオマー混
合物A+B)。
【0087】7.5 (2,3;4,5−ジ−O−イソ
プロピリデン−D−アラビノ)−(4−ビニルフェニ
ル)−ケトン8の製造 不活性条件下で、乾燥ジクロロメタン160ml中の塩
化オキサリル15.7ml(0.18モル)を装入し、
アセトン/乾燥氷浴を用いて−60℃に冷却する。後に
続く反応の間に、温度は−50℃を越えてはならない。
強く撹拌しながら、ジクロロメタン50ml中に溶かし
たジメチルスルホキシド15.3ml(0.22モル)
を滴下する。添加が終わった後、さらに15分間攪拌す
る。次いで、ジクロロメタン150ml中のアラスティ
750g(0.15モル)を加え、さらに25分間攪拌
する。引き続き、トリエチルアミン55.0ml(0.
39モル)を加え、10分間攪拌する。溶液を室温まで
温めた後に、反応混合物に等体積量の水を加える。水相
を2回ジクロロメタンを用いて抽出し、一緒にした有機
相を、10%HCl、飽和NaHCO3溶液および水を
順に用いて洗浄する。硫酸ナトリウム上で乾燥し、回転
蒸発器で濃縮する。粗生成物の精製は、溶離液A(Rf
=0.53)を用いるカラムクロマトグラフィーで行
う。生成物は、白色針状の結晶として析出する。
プロピリデン−D−アラビノ)−(4−ビニルフェニ
ル)−ケトン8の製造 不活性条件下で、乾燥ジクロロメタン160ml中の塩
化オキサリル15.7ml(0.18モル)を装入し、
アセトン/乾燥氷浴を用いて−60℃に冷却する。後に
続く反応の間に、温度は−50℃を越えてはならない。
強く撹拌しながら、ジクロロメタン50ml中に溶かし
たジメチルスルホキシド15.3ml(0.22モル)
を滴下する。添加が終わった後、さらに15分間攪拌す
る。次いで、ジクロロメタン150ml中のアラスティ
750g(0.15モル)を加え、さらに25分間攪拌
する。引き続き、トリエチルアミン55.0ml(0.
39モル)を加え、10分間攪拌する。溶液を室温まで
温めた後に、反応混合物に等体積量の水を加える。水相
を2回ジクロロメタンを用いて抽出し、一緒にした有機
相を、10%HCl、飽和NaHCO3溶液および水を
順に用いて洗浄する。硫酸ナトリウム上で乾燥し、回転
蒸発器で濃縮する。粗生成物の精製は、溶離液A(Rf
=0.53)を用いるカラムクロマトグラフィーで行
う。生成物は、白色針状の結晶として析出する。
【0088】収率:86% 元素分析:C19H24O5332.40 C(%) H(%) 理論値 68.66 7.28 実験値 68.75 7.14 7.6 1−アミノ−1−デスオキシ−2,3;4,5
−ジ−O−イソプロピリデン−1−(4−ビニルフェニ
ル)−D−グルコ(D−マンノ)−ペンチトール9の製
造 バブルカウンターおよびN2導入口を有する固定1l三
口フラスコ中に、ケトン820g(60.2ミリモル)
および、無水酢酸アンモニウム60g(0.78モル)
を装入し、これを乾燥メタノール600ml中に溶か
す。痕跡量の水を除くために、若干量のモレキュラーシ
ーブ3Åを加える。30分間室温で攪拌した後に、窒素
向流中でシアノヒドロホウ酸ナトリウム3g(47.7
ミリモル)を加え、48時間、室温で攪拌する。反応溶
液を濾過し、約200mlに濃縮し(33℃)し、蒸留
水200mlと混合する。水溶液のpH値を固体水酸化
カリウムを用いて10に調整し、エーテルを用いて抽出
する。有機相を硫酸マグネシウムを用いて乾燥、回転蒸
発器で濃縮し、カラムクロマトグラフィーで精製する
〔溶離液D、Rf=0.19(ジアステレオマーA)、
Rf =0.27(ジアステレオマーB)または溶離液
E、Rf=0.16(ジアステレオマーA)、Rf=0.
21(ジアステレオマーB)〕。生成物は黄色の油状物
である。
−ジ−O−イソプロピリデン−1−(4−ビニルフェニ
ル)−D−グルコ(D−マンノ)−ペンチトール9の製
造 バブルカウンターおよびN2導入口を有する固定1l三
口フラスコ中に、ケトン820g(60.2ミリモル)
および、無水酢酸アンモニウム60g(0.78モル)
を装入し、これを乾燥メタノール600ml中に溶か
す。痕跡量の水を除くために、若干量のモレキュラーシ
ーブ3Åを加える。30分間室温で攪拌した後に、窒素
向流中でシアノヒドロホウ酸ナトリウム3g(47.7
ミリモル)を加え、48時間、室温で攪拌する。反応溶
液を濾過し、約200mlに濃縮し(33℃)し、蒸留
水200mlと混合する。水溶液のpH値を固体水酸化
カリウムを用いて10に調整し、エーテルを用いて抽出
する。有機相を硫酸マグネシウムを用いて乾燥、回転蒸
発器で濃縮し、カラムクロマトグラフィーで精製する
〔溶離液D、Rf=0.19(ジアステレオマーA)、
Rf =0.27(ジアステレオマーB)または溶離液
E、Rf=0.16(ジアステレオマーA)、Rf=0.
21(ジアステレオマーB)〕。生成物は黄色の油状物
である。
【0089】収率:11.58g(57.7%) 元素分析:C19H27O4N 333.42 C(%) H(%) N(%) 理論値 68.44 8.16 4.20 実験値 68.31 8.17 4.06 7.7 1−(4−ビニルフェニル)−D−グルコ(D
−マンノ)−ペンチトール10 反応の前に、強酸性イオン交換体アンバライト(Amberli
te) IR120をその都度新規に活性化する。さらに溶
融ガラスフィルター上のイオン交換体15gを、メタノ
ール200ml、蒸留水1l、2nHCl200mlを
順に用い、かつ濾液が酸性を示さなくなるまで再び蒸留
水を用いて洗浄する。KPG攪拌機(テフロン羽根)、
N2パージ付きの滴下漏斗および開放口の1l三口フラ
スコ中に、蒸留エタノール100ml中に溶かした保護
された化合物725gを装入する。p−メトキシフェノ
ール250mgと混合し、ゆっくりと攪拌しながら滴下
漏斗を通して蒸留水50mlを注入し、引き続き活性化
イオン交換体15gを加える。ゆっくりと80℃に加熱
し、50℃からゆっくりと水650mlを加える。反応
の間に生成するアセトンならびにエタノールを反応混合
物から除去するために、常にN2を装置内に通す。18
時間、80℃で攪拌する。反応は、薄層クロマトグラフ
ィーで追跡してもよい(溶離液A)。原料とは反対に、
生成物は基線に残る。室温に冷却し、イオン交換体を濾
別し、水相をジエチルエーテルを用いて抽出する。水相
は、回転蒸発器で、33℃において濃縮し、冷凍乾燥す
る。生成物は、エタノールから、または酢酸エチルエス
テルから再結晶できる。
−マンノ)−ペンチトール10 反応の前に、強酸性イオン交換体アンバライト(Amberli
te) IR120をその都度新規に活性化する。さらに溶
融ガラスフィルター上のイオン交換体15gを、メタノ
ール200ml、蒸留水1l、2nHCl200mlを
順に用い、かつ濾液が酸性を示さなくなるまで再び蒸留
水を用いて洗浄する。KPG攪拌機(テフロン羽根)、
N2パージ付きの滴下漏斗および開放口の1l三口フラ
スコ中に、蒸留エタノール100ml中に溶かした保護
された化合物725gを装入する。p−メトキシフェノ
ール250mgと混合し、ゆっくりと攪拌しながら滴下
漏斗を通して蒸留水50mlを注入し、引き続き活性化
イオン交換体15gを加える。ゆっくりと80℃に加熱
し、50℃からゆっくりと水650mlを加える。反応
の間に生成するアセトンならびにエタノールを反応混合
物から除去するために、常にN2を装置内に通す。18
時間、80℃で攪拌する。反応は、薄層クロマトグラフ
ィーで追跡してもよい(溶離液A)。原料とは反対に、
生成物は基線に残る。室温に冷却し、イオン交換体を濾
別し、水相をジエチルエーテルを用いて抽出する。水相
は、回転蒸発器で、33℃において濃縮し、冷凍乾燥す
る。生成物は、エタノールから、または酢酸エチルエス
テルから再結晶できる。
【0090】収率:17.1g(90%) 融点:140〜141℃。
【0091】1−(4−ビニルフェニル)−D−グルコ
(D−マンノ)−ペンチトール10の硫酸化 窒素パージしたフラスコ中で、非保護ビニル糖101
1.27g(44.3ミリモル)を乾燥ピリジン450
ml中に溶かし、若干量のモレキュラーシーブ4Åを加
えた後に、三酸化硫黄/ピリジン−錯体(98%)2
7.71g(170.5ミリモル≒3.85モル当量)
と一緒に室温で攪拌する。反応の終了は、48時間後に
半量の蒸留水を用いる加水分解により起こす。内容物を
飽和水酸化バリウム溶液を用いてpH7に調整し、濾過
する。濾液から、水とのピリジン共沸混合物として浴温
度40℃以下で除去し、その際、pH値の維持を常に検
査し、場合によればさらに水酸化バリウム溶液を加えて
修正する。過剰のバリウムイオンは、CO2 ガス流を導
入して沈殿、濾別する。引き続き、溶液をイオン交換体
アンバライトIR−120(Na+−形)と一緒に攪拌
し、再度濾過、濃縮および冷凍乾燥する。生成物12
は、これにより白色から黄色の無定形の固体として生
じ、元素分析により、スルフェート基の置換度DS=
3.82と確認された。
(D−マンノ)−ペンチトール10の硫酸化 窒素パージしたフラスコ中で、非保護ビニル糖101
1.27g(44.3ミリモル)を乾燥ピリジン450
ml中に溶かし、若干量のモレキュラーシーブ4Åを加
えた後に、三酸化硫黄/ピリジン−錯体(98%)2
7.71g(170.5ミリモル≒3.85モル当量)
と一緒に室温で攪拌する。反応の終了は、48時間後に
半量の蒸留水を用いる加水分解により起こす。内容物を
飽和水酸化バリウム溶液を用いてpH7に調整し、濾過
する。濾液から、水とのピリジン共沸混合物として浴温
度40℃以下で除去し、その際、pH値の維持を常に検
査し、場合によればさらに水酸化バリウム溶液を加えて
修正する。過剰のバリウムイオンは、CO2 ガス流を導
入して沈殿、濾別する。引き続き、溶液をイオン交換体
アンバライトIR−120(Na+−形)と一緒に攪拌
し、再度濾過、濃縮および冷凍乾燥する。生成物12
は、これにより白色から黄色の無定形の固体として生
じ、元素分析により、スルフェート基の置換度DS=
3.82と確認された。
【0092】収率:22.5g(79%) 7.8 1−アミノ−1−デスオキシ−1−(4−ビニ
ルフェニル)−D−グルコ(D−マンノ)−ペンチトー
ル11の製造 アミン91g(3ミリモル)を蒸留エタノール10ml
中に溶かし、へら先端(Spatelspitze)抑制剤(p−メト
キシフェノール)を加える。次いで、ゆっくりと80℃
に加熱し、その際、滴状で0.1nHClを合計して6
0ml(6ミリモル)加える。8時間、80℃の後に冷
却し、水溶液をジエチルエーテルを用いて抽出する。溶
液を大過剰のアニオン交換体IRA400(OH- −
形) と一緒に攪拌し、引き続きイオン交換体を濾別す
る。これにより、溶液は強アルカリ性となる。これを回
転蒸発器で小体積まで濃縮し(33℃)、冷凍乾燥す
る。
ルフェニル)−D−グルコ(D−マンノ)−ペンチトー
ル11の製造 アミン91g(3ミリモル)を蒸留エタノール10ml
中に溶かし、へら先端(Spatelspitze)抑制剤(p−メト
キシフェノール)を加える。次いで、ゆっくりと80℃
に加熱し、その際、滴状で0.1nHClを合計して6
0ml(6ミリモル)加える。8時間、80℃の後に冷
却し、水溶液をジエチルエーテルを用いて抽出する。溶
液を大過剰のアニオン交換体IRA400(OH- −
形) と一緒に攪拌し、引き続きイオン交換体を濾別す
る。これにより、溶液は強アルカリ性となる。これを回
転蒸発器で小体積まで濃縮し(33℃)、冷凍乾燥す
る。
【0093】収率:0.5g(65.8%) 元素分析:C13H19O4N 253.30 C(%) H(%) N(%) 理論値 61.64 7.56 5.53 実験値 61.53 7.53 5.45 7.9 N−硫酸化およびO−硫酸化(ナトリウム塩)
1−アミノ−1−デスオキシ−1−(4−ビニルフェニ
ル)−D−グルコ(D−マンノ)−ペンチトール13の
製造 バブルカウンターおよびN2導入口を有する固定500
ml三口フラスコ中で、脱保護アミン111g(3.9
5ミリモル)をピリジン60ml中に溶かし、若干量の
モレキュラーシーブ(4Å)を加える。室温で15分間
攪拌の後に、三酸化硫黄−ピリジン−錯体3.77g
(23.7ミリモル)を加え、68時間、室温で攪拌す
る。加水分解は、先ず、蒸留水100ml、引き続き飽
和水酸化バリウム溶液を用いて、pH値が約9.5に達
するまで行う。ピリジンを共沸により水と一緒に(35
℃)除去する。その際、溶液は、常にアルカリ性であ
る。過剰のバリウムイオンは、二酸化炭素を導入すると
炭酸バリウムとして沈殿する。遠心分離の後に、溶液を
大過剰のアンバライトIR120(Na+ −形)と一緒
に攪拌する。回転蒸発器で濃縮および冷凍乾燥の後に、
白色の粉末が得られる。
1−アミノ−1−デスオキシ−1−(4−ビニルフェニ
ル)−D−グルコ(D−マンノ)−ペンチトール13の
製造 バブルカウンターおよびN2導入口を有する固定500
ml三口フラスコ中で、脱保護アミン111g(3.9
5ミリモル)をピリジン60ml中に溶かし、若干量の
モレキュラーシーブ(4Å)を加える。室温で15分間
攪拌の後に、三酸化硫黄−ピリジン−錯体3.77g
(23.7ミリモル)を加え、68時間、室温で攪拌す
る。加水分解は、先ず、蒸留水100ml、引き続き飽
和水酸化バリウム溶液を用いて、pH値が約9.5に達
するまで行う。ピリジンを共沸により水と一緒に(35
℃)除去する。その際、溶液は、常にアルカリ性であ
る。過剰のバリウムイオンは、二酸化炭素を導入すると
炭酸バリウムとして沈殿する。遠心分離の後に、溶液を
大過剰のアンバライトIR120(Na+ −形)と一緒
に攪拌する。回転蒸発器で濃縮および冷凍乾燥の後に、
白色の粉末が得られる。
【0094】収率:84% 元素分析:C13H15.3O15.1NS3.7Na 630.84 C(%) H(%) N(%) S(%) 理論値 24.75 2.44 2.22 18.80 実験値 24.45 2.46 2.00 19.20 7.10 4−ビニル安息香酸の製造 不活性条件下で、乾燥THF150ml中の4−クロロ
スチレン28g(0.20モル)を、切削層状マグネシ
ウム4.9g(0.20モル)に滴下し、反応混合物を
穏やかに沸騰させる。添加の終了後に、攪拌しながら室
温に冷却する。この溶液上に乾燥二酸化炭素流を導入す
る。その際、氷/食塩浴を用いて内部温度が15℃を越
えないように冷却する。温度上昇が認められなくなっ
て、さらに30分間二酸化炭素を導入する。氷水を注入
して、グリニャール溶液を加水分解する。10%塩酸を
注意深く用いて、最終的にpH値1に達するように溶液
を酸性化する。水相をジエチルエーテル200mlを用
いて抽出し、NaClを用いて飽和し、再び3回それぞ
れジエチルエーテル100mlを用いて抽出する。一緒
にした有機相を3回それぞれ10%炭酸ナトリウム溶液
100mlと一緒に十分に振とうし、一緒にしたソーダ
抽出液をジエチルエーテルを用いて洗浄する。水相を濃
塩酸を用いて注意して酸性化し、再びNaClで飽和さ
せ、完全にジエチルエーテルを用いて抽出する。一緒に
した有機相を回転蒸発器で乾燥するまで濃縮する。得ら
れた残留物をエタノール/水から再結晶する。
スチレン28g(0.20モル)を、切削層状マグネシ
ウム4.9g(0.20モル)に滴下し、反応混合物を
穏やかに沸騰させる。添加の終了後に、攪拌しながら室
温に冷却する。この溶液上に乾燥二酸化炭素流を導入す
る。その際、氷/食塩浴を用いて内部温度が15℃を越
えないように冷却する。温度上昇が認められなくなっ
て、さらに30分間二酸化炭素を導入する。氷水を注入
して、グリニャール溶液を加水分解する。10%塩酸を
注意深く用いて、最終的にpH値1に達するように溶液
を酸性化する。水相をジエチルエーテル200mlを用
いて抽出し、NaClを用いて飽和し、再び3回それぞ
れジエチルエーテル100mlを用いて抽出する。一緒
にした有機相を3回それぞれ10%炭酸ナトリウム溶液
100mlと一緒に十分に振とうし、一緒にしたソーダ
抽出液をジエチルエーテルを用いて洗浄する。水相を濃
塩酸を用いて注意して酸性化し、再びNaClで飽和さ
せ、完全にジエチルエーテルを用いて抽出する。一緒に
した有機相を回転蒸発器で乾燥するまで濃縮する。得ら
れた残留物をエタノール/水から再結晶する。
【0095】収率:16g(52%)、融点143℃ 元素分析:C21H28O6376.45 C(%) H(%) 理論値 67.00 7.50 実験値 67.00 7.67 7.11 4−ビニル安息香酸ナトリウムの製造 4−ビニル安息香酸5.93g(40ミリモル)を1m
NaOH溶液39.9ml(39.9ミリモル)と混合
する。過剰の4−ビニル安息香酸を除去するために、水
相をエーテルで抽出する。水溶液を冷凍乾燥する。4−
ビニル安息香酸ナトリウム6.79gが白色の固体とし
て得られる。
NaOH溶液39.9ml(39.9ミリモル)と混合
する。過剰の4−ビニル安息香酸を除去するために、水
相をエーテルで抽出する。水溶液を冷凍乾燥する。4−
ビニル安息香酸ナトリウム6.79gが白色の固体とし
て得られる。
【0096】7.12 モノマー12、13および4−
ビニル安息香酸ナトリウムからターポリマーの製造 脱アセタールしたO−硫酸化(ナトリウム塩)化合物1
21g(2ミリモル)、脱アセタールしたN−硫酸化お
よびO−硫酸化(ナトリウム塩)化合物131g(2ミ
リモル)、4−ビニル安息香酸ナトリウム0.35g
(2ミリモル)およびABAH0.012g(0.75
モル%、すべての使用モノマーに対して)を、3方コッ
クを用いて真空ラインと接続し、隔壁を設けた固定25
ml一口フラスコ中に装入する。二回蒸留水を3回脱ガ
スし、これを真空中の溶液の冷凍および溶解により行
う。ハミルトン注射器を用いてN2 ガス向流中で脱ガス
した水8mlを取り、同様に向流中でモノマーに入れ
る。この溶液を磁気攪拌しながら油浴中で72時間、8
0℃に加熱する。反応の終了の後、冷却し、ポリマーを
冷エタノール150ml中に析出させる。ポリマーを油
ポンプで五酸化リンを用いて乾燥する。収率75%。
ビニル安息香酸ナトリウムからターポリマーの製造 脱アセタールしたO−硫酸化(ナトリウム塩)化合物1
21g(2ミリモル)、脱アセタールしたN−硫酸化お
よびO−硫酸化(ナトリウム塩)化合物131g(2ミ
リモル)、4−ビニル安息香酸ナトリウム0.35g
(2ミリモル)およびABAH0.012g(0.75
モル%、すべての使用モノマーに対して)を、3方コッ
クを用いて真空ラインと接続し、隔壁を設けた固定25
ml一口フラスコ中に装入する。二回蒸留水を3回脱ガ
スし、これを真空中の溶液の冷凍および溶解により行
う。ハミルトン注射器を用いてN2 ガス向流中で脱ガス
した水8mlを取り、同様に向流中でモノマーに入れ
る。この溶液を磁気攪拌しながら油浴中で72時間、8
0℃に加熱する。反応の終了の後、冷却し、ポリマーを
冷エタノール150ml中に析出させる。ポリマーを油
ポンプで五酸化リンを用いて乾燥する。収率75%。
【0097】7.13 2種の提供血漿においてターポ
リマーおよびヘパリンの添加による血液凝固時間の比較
による、ターポリマー5.12のヘパリン類似作用の測
定 部分トロンボプラスチン時間(PTT)を用いて測定し
た血液凝固時間は、凝血防止性物質、例えばヘパリンに
より影響を受ける。PTTの測定のために、血漿を接触
活性化剤ならびにリン脂質およびカルシウムイオンと混
合し、これにより接触活性化剤の活性化を発現させ、か
つ内因性凝血系の活性化に触媒作用をする。試験の実際
の実施の際に、血漿と接触活性化剤(例えばカオリン)
およびリン脂質(例えばケファリン)とを混合し、3分
間、37℃でインキュベーションする。次いで、塩化カ
ルシウムを加え、凝血時間(PTT)を測定する。ヘパ
リン類似作用の試験のために、ターポリマーのPTTを
ヘパリンのPTTと投与量に関して比較する。投与量
は、I.E./mlで表される。I.E.(ヘパリンの
国際単位)は、米国薬局方XXIIIで規定されたヘパ
リン量であって、これは同じ条件下で、基体1μモル/
分の変換の触媒作用をするものである。
リマーおよびヘパリンの添加による血液凝固時間の比較
による、ターポリマー5.12のヘパリン類似作用の測
定 部分トロンボプラスチン時間(PTT)を用いて測定し
た血液凝固時間は、凝血防止性物質、例えばヘパリンに
より影響を受ける。PTTの測定のために、血漿を接触
活性化剤ならびにリン脂質およびカルシウムイオンと混
合し、これにより接触活性化剤の活性化を発現させ、か
つ内因性凝血系の活性化に触媒作用をする。試験の実際
の実施の際に、血漿と接触活性化剤(例えばカオリン)
およびリン脂質(例えばケファリン)とを混合し、3分
間、37℃でインキュベーションする。次いで、塩化カ
ルシウムを加え、凝血時間(PTT)を測定する。ヘパ
リン類似作用の試験のために、ターポリマーのPTTを
ヘパリンのPTTと投与量に関して比較する。投与量
は、I.E./mlで表される。I.E.(ヘパリンの
国際単位)は、米国薬局方XXIIIで規定されたヘパ
リン量であって、これは同じ条件下で、基体1μモル/
分の変換の触媒作用をするものである。
【0098】トロンビン時間(TZ)は、物質の凝血防
止作用の別の尺度である。凝血の最終相において、フィ
ブリノーゲンから不溶性フィブリンが軟質凝血となり、
これは架橋共有結合により硬質凝血に転換する。この反
応は、トロンビンにより触媒作用を受け、凝血防止性物
質、例えばヘパリンにより遅延する。ターポリマーの凝
血防止作用の測定のために、ターポリマーのTZとヘパ
リンのTZとを、投与量に関して比較する。この場合に
も投与量は、I.E./mlで表した。
止作用の別の尺度である。凝血の最終相において、フィ
ブリノーゲンから不溶性フィブリンが軟質凝血となり、
これは架橋共有結合により硬質凝血に転換する。この反
応は、トロンビンにより触媒作用を受け、凝血防止性物
質、例えばヘパリンにより遅延する。ターポリマーの凝
血防止作用の測定のために、ターポリマーのTZとヘパ
リンのTZとを、投与量に関して比較する。この場合に
も投与量は、I.E./mlで表した。
【0099】ターポリマーの凝血時間(PTTおよびT
Z)とヘパリンのそれとの比較の際に、ヘパリン30m
g/mlを含む標準ヘパリン試料(分子量13000)
を用い、その含有量は製造者の情報によると1000
I.E./mlであった。測定したターポリマーの分子
量149000(GPC/光散乱)を100000に切
り捨てたが、それは分子量の下方への誤差は、ポリマー
の量の減少の方向であり、これにより凝血試験の結果に
は、ターポリマーに不利に影響するだけであるからであ
る。大きく見積もり過ぎた分子量は、反対に、より強い
作用と誤解される。従って、ターポリマー0.23g/
mlの量は、同様に5000I.E./mlの含有量と
なる。ヘパリンと比較したターポリマーの血液凝固時間
(PTTおよびTZ)に及ぼす影響は、0.1〜5I.
E.の間で試験する。比較試験の実施のために、全血9
体積部をヘパリンならびにターポリマーの相当する希釈
標準溶液1体積部と混合した。凝血時間PTTおよびP
Tは、血液の遠心分離および血漿の分離の後に、上記の
ようにして測定する。10分を上回る凝血時間は、凝血
計〔アメルンク社(Firma Amelung) 、D32657、レ
ムゴ(Lemgo) 〕により検出されず、従って、600秒よ
り大と記載した。
Z)とヘパリンのそれとの比較の際に、ヘパリン30m
g/mlを含む標準ヘパリン試料(分子量13000)
を用い、その含有量は製造者の情報によると1000
I.E./mlであった。測定したターポリマーの分子
量149000(GPC/光散乱)を100000に切
り捨てたが、それは分子量の下方への誤差は、ポリマー
の量の減少の方向であり、これにより凝血試験の結果に
は、ターポリマーに不利に影響するだけであるからであ
る。大きく見積もり過ぎた分子量は、反対に、より強い
作用と誤解される。従って、ターポリマー0.23g/
mlの量は、同様に5000I.E./mlの含有量と
なる。ヘパリンと比較したターポリマーの血液凝固時間
(PTTおよびTZ)に及ぼす影響は、0.1〜5I.
E.の間で試験する。比較試験の実施のために、全血9
体積部をヘパリンならびにターポリマーの相当する希釈
標準溶液1体積部と混合した。凝血時間PTTおよびP
Tは、血液の遠心分離および血漿の分離の後に、上記の
ようにして測定する。10分を上回る凝血時間は、凝血
計〔アメルンク社(Firma Amelung) 、D32657、レ
ムゴ(Lemgo) 〕により検出されず、従って、600秒よ
り大と記載した。
【0100】
【表1】
【0101】
【表2】
【0102】表から分かるように、ターポリマーは、ヘ
パリンと比較して、低い投与量でも高いPTTに達して
いる。TZの測定の場合に、ターポリマーは、5.0
I.E.以上で0.2I.E.のヘパリンの値に達して
いる。
パリンと比較して、低い投与量でも高いPTTに達して
いる。TZの測定の場合に、ターポリマーは、5.0
I.E.以上で0.2I.E.のヘパリンの値に達して
いる。
【0103】7.14 3,4;5,6−ジ−O−イソ
プロピリデン−D−グルコン酸ジエチルアミド14およ
び2,3;5,6−ジ−O−イソプロピリデン−D−グ
ルコン酸ジエチルアミド15 D−グルコラクトン1250gをジエチルアミン500
ml中に懸濁し、一晩、室温で攪拌する。この溶液を真
空中で濃縮し、高粘度のシロップを凝血の前にボウルに
入れ、晶出するD−グルコン酸ジエチルアミドから残っ
たジエチルアミンを蒸発させた。黄色の粗生成物80g
に、アセトン1500mlと濃硫酸35mlの混合物に
加え、15分間、室温で攪拌する。中和のために、内容
物を氷冷却下で1nカセイソーダ溶液1800ml中に
注入し、アセトンを回転蒸発器で除去し、水溶液を塩化
メチレンを用いて十分に抽出する。一緒にした有機相を
水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥、濃縮する。
粗生成物を油ポンプ真空中で分別蒸留する。黄色いシロ
ップの形の両方の保護した位置異性体アミド14、15
の混合物の収率は、88%である。
プロピリデン−D−グルコン酸ジエチルアミド14およ
び2,3;5,6−ジ−O−イソプロピリデン−D−グ
ルコン酸ジエチルアミド15 D−グルコラクトン1250gをジエチルアミン500
ml中に懸濁し、一晩、室温で攪拌する。この溶液を真
空中で濃縮し、高粘度のシロップを凝血の前にボウルに
入れ、晶出するD−グルコン酸ジエチルアミドから残っ
たジエチルアミンを蒸発させた。黄色の粗生成物80g
に、アセトン1500mlと濃硫酸35mlの混合物に
加え、15分間、室温で攪拌する。中和のために、内容
物を氷冷却下で1nカセイソーダ溶液1800ml中に
注入し、アセトンを回転蒸発器で除去し、水溶液を塩化
メチレンを用いて十分に抽出する。一緒にした有機相を
水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥、濃縮する。
粗生成物を油ポンプ真空中で分別蒸留する。黄色いシロ
ップの形の両方の保護した位置異性体アミド14、15
の混合物の収率は、88%である。
【0104】7.15 2,3;5,6−ジ−O−イソ
プロピリデン−1−(4−ビニルフェニル)−ケト−D
−グルコース16および3,4;5,6−ジ−O−イソ
プロピリデン−1−(4−ビニルフェニル)−ケト−D
−グルコース17 窒素でパージした装置中に、乾燥テトラヒドロフラン1
20ml中の保護した位置異性体アミド14、157
9.20g(0.24モル)を装入する。0℃以下の内
部温度において、1m臭化エチルマグネシウム210m
l(0.21モル)をゆっくりと滴下し、次いで、温度
を15℃に上昇させた後に、テトラヒドロフラン(0.
46モル)中の塩化4−ビニルフェニルマグネシウムの
1m溶液460mlを加える。3時間、室温で攪拌した
後に、内容物を氷冷却しながら水500mlを注意して
滴下して加水分解し、濃塩酸を用いてpH2に調整し、
有機相を分離する。水相を3回ジエチルエーテルを用い
て抽出し、一緒にした有機相を飽和炭酸水素ナトリウム
溶液を用いて中性となるまで洗浄し、無水硫酸ナトリウ
ム上で乾燥し、浴温度35℃以下で濃縮する。粗生成物
として、黄色いシロップが収率100%で得られる。分
析純度の異性体混合物16、17は、カラムクロマトグ
ラフィー精製により、溶離液の石油エーテル40/60
とジエチルエーテル(3:2)中に得られる。しかし、
最終生成物の純度による不利を確認しないで、引き続く
反応に粗生成物を常に使用する。
プロピリデン−1−(4−ビニルフェニル)−ケト−D
−グルコース16および3,4;5,6−ジ−O−イソ
プロピリデン−1−(4−ビニルフェニル)−ケト−D
−グルコース17 窒素でパージした装置中に、乾燥テトラヒドロフラン1
20ml中の保護した位置異性体アミド14、157
9.20g(0.24モル)を装入する。0℃以下の内
部温度において、1m臭化エチルマグネシウム210m
l(0.21モル)をゆっくりと滴下し、次いで、温度
を15℃に上昇させた後に、テトラヒドロフラン(0.
46モル)中の塩化4−ビニルフェニルマグネシウムの
1m溶液460mlを加える。3時間、室温で攪拌した
後に、内容物を氷冷却しながら水500mlを注意して
滴下して加水分解し、濃塩酸を用いてpH2に調整し、
有機相を分離する。水相を3回ジエチルエーテルを用い
て抽出し、一緒にした有機相を飽和炭酸水素ナトリウム
溶液を用いて中性となるまで洗浄し、無水硫酸ナトリウ
ム上で乾燥し、浴温度35℃以下で濃縮する。粗生成物
として、黄色いシロップが収率100%で得られる。分
析純度の異性体混合物16、17は、カラムクロマトグ
ラフィー精製により、溶離液の石油エーテル40/60
とジエチルエーテル(3:2)中に得られる。しかし、
最終生成物の純度による不利を確認しないで、引き続く
反応に粗生成物を常に使用する。
【0105】7.16 1−(4−ビニルフェニル)−
ケト−D−グルコース18 脱保護のために、粗生成物16、1725gを蒸留エタ
ノール300ml中に滴下し、析出するポリマー部分を
濾別する。濾液を5時間以内に水1300ml、蒸留エ
タノール200ml、イオン交換体アンバライト(R)I
R−120(H+−形)20gおよび4−メトキシフェ
ノール300mgの混合物に,80℃でゆっくりと滴下
する。さらに1時間後にイオン交換体を濾別し、濾液を
150mlに濃縮し、2回、ジエチルエーテルを用いて
抽出する。水相の冷凍乾燥により、無定形白色粉末が、
16、17に対する収率70〜75%で得られる。
ケト−D−グルコース18 脱保護のために、粗生成物16、1725gを蒸留エタ
ノール300ml中に滴下し、析出するポリマー部分を
濾別する。濾液を5時間以内に水1300ml、蒸留エ
タノール200ml、イオン交換体アンバライト(R)I
R−120(H+−形)20gおよび4−メトキシフェ
ノール300mgの混合物に,80℃でゆっくりと滴下
する。さらに1時間後にイオン交換体を濾別し、濾液を
150mlに濃縮し、2回、ジエチルエーテルを用いて
抽出する。水相の冷凍乾燥により、無定形白色粉末が、
16、17に対する収率70〜75%で得られる。
【0106】7.17 1−(4−ビニルフェニル)−
D−グリセロ−D−グロ(D−イド)−ヘキシトール2
1 この場合にも、粗生成物16、17から出発する。還元
のために、10g(最大28ミリモル)を蒸留エタノー
ル100ml中に滴下し、析出したポリマー部分を濾別
する。氷冷却した濾液に、蒸留エタノール40ml中の
水素化ホウ素ナトリウム0.76g(20ミリモル)の
溶液を1時間以内に加える。さらに2時間室温で攪拌し
た後に、還元は完全となる(流展剤n−ヘキサン/酢酸
エステル2:1中の薄層クロマトグラフィーにより検
査)。反応溶液を半分に濃縮し、水100mlと混合
し、ジエチルエーテルを用いて抽出する。一緒にした有
機相を水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥、濃縮
する。
D−グリセロ−D−グロ(D−イド)−ヘキシトール2
1 この場合にも、粗生成物16、17から出発する。還元
のために、10g(最大28ミリモル)を蒸留エタノー
ル100ml中に滴下し、析出したポリマー部分を濾別
する。氷冷却した濾液に、蒸留エタノール40ml中の
水素化ホウ素ナトリウム0.76g(20ミリモル)の
溶液を1時間以内に加える。さらに2時間室温で攪拌し
た後に、還元は完全となる(流展剤n−ヘキサン/酢酸
エステル2:1中の薄層クロマトグラフィーにより検
査)。反応溶液を半分に濃縮し、水100mlと混合
し、ジエチルエーテルを用いて抽出する。一緒にした有
機相を水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥、濃縮
する。
【0107】黄色でシロップ状の残留物を蒸留エタノー
ル150ml中に取込み、水500ml、蒸留エタノー
ル80ml、イオン交換体アンバライト(R)IR120
(H+−形)8gおよび4−メトキシフェノール120
mgの混合物に、3時間以内に、80℃で滴下する。こ
の混合物をさらに1時間攪拌し、次いでイオン交換体を
濾別し、濾液を約150mlに濃縮し、2回、ジエチル
エーテルを用いて抽出し、冷凍乾燥する。生成物21
は、これにより無定形で白色の粉末として生じ、酢酸エ
ステルまたはエタノールから再結晶できるが、しかしこ
れはジアステレオマー比率に影響するが、生成物の純度
には影響しない。収率は、16、17に対して75〜8
0%である。
ル150ml中に取込み、水500ml、蒸留エタノー
ル80ml、イオン交換体アンバライト(R)IR120
(H+−形)8gおよび4−メトキシフェノール120
mgの混合物に、3時間以内に、80℃で滴下する。こ
の混合物をさらに1時間攪拌し、次いでイオン交換体を
濾別し、濾液を約150mlに濃縮し、2回、ジエチル
エーテルを用いて抽出し、冷凍乾燥する。生成物21
は、これにより無定形で白色の粉末として生じ、酢酸エ
ステルまたはエタノールから再結晶できるが、しかしこ
れはジアステレオマー比率に影響するが、生成物の純度
には影響しない。収率は、16、17に対して75〜8
0%である。
【0108】7.18 1−アミノ−1−デスオキシ−
1−(4−ビニルフェニル)−D−グリセロ−D−グロ
(D−イド)−ヘキシトール24 還元的アミノ化のために、粗生成物16、1710gを
乾燥メタノール100ml中に滴下し、析出したポリマ
ー部分を濾別する。濾液を窒素中に装入し、若干量のモ
レキュラーシーブ3Åと混合する。窒素の向流中で、酢
酸アンモニウム21.58g(0.28モル)を加え、
室温で1時間攪拌の後に、室温でシアノヒドロホウ酸ナ
トリウム(90%)1.31g(18.8ミリモル)を
加える。48時間後に、内容物を濾過し、半分に濃縮
し、水100mlと混合し、ジエチルエーテルを用いて
抽出する。引き続き、水相を固体水酸化カリウムを用い
てpH10に調整し、再びジエチルエーテルを用いて抽
出する。一緒にした有機相を水を用いて洗浄し、無水硫
酸ナトリウム上で乾燥、濃縮する。未利用原料ならびに
副生成物は、フィルターカラム(Rf>0.35、溶離
液 酢酸エステル/n−ヘキサン/トリエチルアミン8
0:20:1)を用いて分離する。
1−(4−ビニルフェニル)−D−グリセロ−D−グロ
(D−イド)−ヘキシトール24 還元的アミノ化のために、粗生成物16、1710gを
乾燥メタノール100ml中に滴下し、析出したポリマ
ー部分を濾別する。濾液を窒素中に装入し、若干量のモ
レキュラーシーブ3Åと混合する。窒素の向流中で、酢
酸アンモニウム21.58g(0.28モル)を加え、
室温で1時間攪拌の後に、室温でシアノヒドロホウ酸ナ
トリウム(90%)1.31g(18.8ミリモル)を
加える。48時間後に、内容物を濾過し、半分に濃縮
し、水100mlと混合し、ジエチルエーテルを用いて
抽出する。引き続き、水相を固体水酸化カリウムを用い
てpH10に調整し、再びジエチルエーテルを用いて抽
出する。一緒にした有機相を水を用いて洗浄し、無水硫
酸ナトリウム上で乾燥、濃縮する。未利用原料ならびに
副生成物は、フィルターカラム(Rf>0.35、溶離
液 酢酸エステル/n−ヘキサン/トリエチルアミン8
0:20:1)を用いて分離する。
【0109】その後の画分をすべて濃縮し、蒸留エタノ
ール150ml中に取込み、4時間以内に、水500m
l、蒸留エタノール80ml、イオン交換体アンバライ
ト(R )IR120(H+−形)8gおよび4−メトキシフ
ェノール120mgの混合物に滴下する。添加終了の1
時間後にイオン交換体を濾別し、濾液を約150mlに
濃縮し、2回ジエチルエーテルを用いて抽出し冷凍乾燥
する。生成物24は、これにより無定形の白色粉末とし
て生じる。収率は、16、17に対して17%以下であ
る。
ール150ml中に取込み、4時間以内に、水500m
l、蒸留エタノール80ml、イオン交換体アンバライ
ト(R )IR120(H+−形)8gおよび4−メトキシフ
ェノール120mgの混合物に滴下する。添加終了の1
時間後にイオン交換体を濾別し、濾液を約150mlに
濃縮し、2回ジエチルエーテルを用いて抽出し冷凍乾燥
する。生成物24は、これにより無定形の白色粉末とし
て生じる。収率は、16、17に対して17%以下であ
る。
【0110】7.19 18;21;24の硫酸化/標
準処方 窒素でパージしたフラスコ中に、脱保護したビニルモノ
マーを装入し、ビニルモノマーg当たりに乾燥ピリジン
40mlを窒素向流中で混合して溶かす。若干量のモレ
キュラーシーブ4Åの添加の後に、30分間、室温で攪
拌し、次いで、希望する硫酸化度に相当するモル当量の
SO3/ピリジン−錯体(98%)を加える。24時間
後に、半体積量の蒸留水を加えて反応を終了させる。内
容物を飽和水酸化バリウム溶液を用いてpH7に調整
し、濾過する。濾液から、ピリジンを水とを共沸混合物
として40℃以下で除去し、その際、pHを常に検査
し、場合によればさらに水酸化バリウム溶液を加えて補
正する。過剰のバリウムイオンは、CO2ガス流を導入
して沈殿させ、沈殿物を濾別する。次いで、溶液をイオ
ン交換体アンバライト(R)IR120(Na+−形)と一
緒に攪拌し、再び濾過、濃縮および冷凍乾燥する。硫酸
化した生成物22および25は、これにより白色で、硫
酸化生成物19は黄色の粉末として生じる。収率は、そ
れぞれの原料に対して、70〜95%である。
準処方 窒素でパージしたフラスコ中に、脱保護したビニルモノ
マーを装入し、ビニルモノマーg当たりに乾燥ピリジン
40mlを窒素向流中で混合して溶かす。若干量のモレ
キュラーシーブ4Åの添加の後に、30分間、室温で攪
拌し、次いで、希望する硫酸化度に相当するモル当量の
SO3/ピリジン−錯体(98%)を加える。24時間
後に、半体積量の蒸留水を加えて反応を終了させる。内
容物を飽和水酸化バリウム溶液を用いてpH7に調整
し、濾過する。濾液から、ピリジンを水とを共沸混合物
として40℃以下で除去し、その際、pHを常に検査
し、場合によればさらに水酸化バリウム溶液を加えて補
正する。過剰のバリウムイオンは、CO2ガス流を導入
して沈殿させ、沈殿物を濾別する。次いで、溶液をイオ
ン交換体アンバライト(R)IR120(Na+−形)と一
緒に攪拌し、再び濾過、濃縮および冷凍乾燥する。硫酸
化した生成物22および25は、これにより白色で、硫
酸化生成物19は黄色の粉末として生じる。収率は、そ
れぞれの原料に対して、70〜95%である。
【0111】7.20 モノマーII、IIIおよび/
またはIVおよびコモノマーVIIIから成るコポリマ
ー、標準処方 水溶性硫酸化モノマーII、IIIおよび/またはIV
は、コモノマーVIIIとしての4−ビニル安息香酸ナ
トリウムと一緒に、上に設置した三方コックおよび隔膜
を有するフラスコ中に、ラジカル開始剤V50(2,
2’−アゾビス(2−アミジノプロパン)−ジヒドロク
ロリド)と一緒に装入する。二回蒸留水を3回脱ガス
し、これは溶液を真空中で冷凍および融解して得られ
る。ガスシールした注射器を用いてこの水を隔膜上に加
える。得られた溶液を温度調節式油浴を用いて60℃に
加熱する。重合を中断するために、冷却した内容物に体
積15倍量の冷エタノールを加え、析出したポリマーを
遠心分離により単離する。五酸化リンを通る油ポンプに
よる乾燥の後に、モノマー22および25を含むコポリ
マーが白色粉末として生成し、モノマー19のものは、
黄褐色を有している。収率は50〜98%である。
またはIVおよびコモノマーVIIIから成るコポリマ
ー、標準処方 水溶性硫酸化モノマーII、IIIおよび/またはIV
は、コモノマーVIIIとしての4−ビニル安息香酸ナ
トリウムと一緒に、上に設置した三方コックおよび隔膜
を有するフラスコ中に、ラジカル開始剤V50(2,
2’−アゾビス(2−アミジノプロパン)−ジヒドロク
ロリド)と一緒に装入する。二回蒸留水を3回脱ガス
し、これは溶液を真空中で冷凍および融解して得られ
る。ガスシールした注射器を用いてこの水を隔膜上に加
える。得られた溶液を温度調節式油浴を用いて60℃に
加熱する。重合を中断するために、冷却した内容物に体
積15倍量の冷エタノールを加え、析出したポリマーを
遠心分離により単離する。五酸化リンを通る油ポンプに
よる乾燥の後に、モノマー22および25を含むコポリ
マーが白色粉末として生成し、モノマー19のものは、
黄褐色を有している。収率は50〜98%である。
【0112】7.21 22、25および/または19
ならびに4−ビニル安息香酸ナトリウムから成るコポリ
マーのヘパリン類似作用の測定。
ならびに4−ビニル安息香酸ナトリウムから成るコポリ
マーのヘパリン類似作用の測定。
【0113】コポリマーのヘパリン類似作用は、5.1
3項記載のように、コポリマーならびに標準化ヘパリン
の添加による部分トロンボプラスチン時間(PTT)お
よびトロンボプラスチン時間(PT)の比較により試験
した。本発明によるコポリマーは、両方の試験におい
て、標準ヘパリンより優れた作用を示す。
3項記載のように、コポリマーならびに標準化ヘパリン
の添加による部分トロンボプラスチン時間(PTT)お
よびトロンボプラスチン時間(PT)の比較により試験
した。本発明によるコポリマーは、両方の試験におい
て、標準ヘパリンより優れた作用を示す。
【0114】7.22 1−(4−ビニルフェニル)−
D−マンノ(D−グルコ)−ヘキスロ−2,6−ピラノ
ース イオン交換体アンバライト(R)IR120 10gを、
10分間、2N HCl100mlを用いて処理し、蒸
留水100ml、メタノール100mlおよび再び蒸留
水100mlを順に用いて洗浄して、これを活性化す
る。次いで、フラスコ内に、窒素中でエタノール100
ml中の2,3;4,5−ジ−O−イソプロピリデン−
1−(4−ビニルフェニル)−D−マンノ(D−グル
コ)−ヘキスロ−2,6−ピラノース10gを装入し、
4−メチルフェノール250mgを加える。攪拌しなが
ら、ゆっくりと水50mlを加え、次いで活性化イオン
交換体を加える。イオン交換体の粒状構造を維持するた
めに、攪拌機には、テフロン(R ) 羽根を用いる。フラス
コ内の混合物を攪拌しながら穏やかに加熱する。温度が
50℃に達したら、水の滴下添加を始める。フラスコ内
の混合物を18〜24時間、70〜80℃に維持する。
脱保護の程度は、薄層クロマトグラフィーにより検査す
る。移動層には、石油エーテル(40〜60℃)とジエ
チルエーテルの体積比3:2の混合物を用いる。混合物
を冷却した後に、イオン交換体を濾別し、水溶液を3
回、ジエチルエーテルを用いて抽出する。この水溶液を
循環蒸発器で、真空中、35〜38℃で濃縮する。凍結
乾燥により、粗生成物が白色粉末として得られる。エタ
ノール中への溶解および過剰のジエチルエーテル中の溶
液の濾過により、純粋な生成物が、融点161〜163
℃の白色結晶の形で得られる。 〔α〕D=−40.8°dm-1・g-1Ncm3(c=1.0g/
dlH2O)、IR(KBr):3520、3400
(OH)、3180(C=CH)、2960、292
0、2880(C−H)、1630(C=C)、151
0cm-1(C=C芳香族)。
D−マンノ(D−グルコ)−ヘキスロ−2,6−ピラノ
ース イオン交換体アンバライト(R)IR120 10gを、
10分間、2N HCl100mlを用いて処理し、蒸
留水100ml、メタノール100mlおよび再び蒸留
水100mlを順に用いて洗浄して、これを活性化す
る。次いで、フラスコ内に、窒素中でエタノール100
ml中の2,3;4,5−ジ−O−イソプロピリデン−
1−(4−ビニルフェニル)−D−マンノ(D−グル
コ)−ヘキスロ−2,6−ピラノース10gを装入し、
4−メチルフェノール250mgを加える。攪拌しなが
ら、ゆっくりと水50mlを加え、次いで活性化イオン
交換体を加える。イオン交換体の粒状構造を維持するた
めに、攪拌機には、テフロン(R ) 羽根を用いる。フラス
コ内の混合物を攪拌しながら穏やかに加熱する。温度が
50℃に達したら、水の滴下添加を始める。フラスコ内
の混合物を18〜24時間、70〜80℃に維持する。
脱保護の程度は、薄層クロマトグラフィーにより検査す
る。移動層には、石油エーテル(40〜60℃)とジエ
チルエーテルの体積比3:2の混合物を用いる。混合物
を冷却した後に、イオン交換体を濾別し、水溶液を3
回、ジエチルエーテルを用いて抽出する。この水溶液を
循環蒸発器で、真空中、35〜38℃で濃縮する。凍結
乾燥により、粗生成物が白色粉末として得られる。エタ
ノール中への溶解および過剰のジエチルエーテル中の溶
液の濾過により、純粋な生成物が、融点161〜163
℃の白色結晶の形で得られる。 〔α〕D=−40.8°dm-1・g-1Ncm3(c=1.0g/
dlH2O)、IR(KBr):3520、3400
(OH)、3180(C=CH)、2960、292
0、2880(C−H)、1630(C=C)、151
0cm-1(C=C芳香族)。
【0115】7.23 6−(4−ビニルフェニル)−
D−グリセロ(L−グリセロ)−α−D−ガラクトピラ
ノース 実施例5.22と同様に操作するが、しかし、出発原料
として、1,2;3,4−ジ−O−イソプロピリデン−
6−(4−ビニルフェニル)−D−グリセロ(L−グリ
セロ)−α−D−ガラクトピラノース15gを用いる。
生成物は、白色粉末として得られ、これは再結晶できな
い。収率は80%である。〔α〕D=+45.1°deg d
m-1・g-1・cm3(c=1.0g/dlH2O)、IR(K
Br):3330(OH)、2900(C−H)、16
25(C=C)および1510cm-1(C=C芳香
族)。
D−グリセロ(L−グリセロ)−α−D−ガラクトピラ
ノース 実施例5.22と同様に操作するが、しかし、出発原料
として、1,2;3,4−ジ−O−イソプロピリデン−
6−(4−ビニルフェニル)−D−グリセロ(L−グリ
セロ)−α−D−ガラクトピラノース15gを用いる。
生成物は、白色粉末として得られ、これは再結晶できな
い。収率は80%である。〔α〕D=+45.1°deg d
m-1・g-1・cm3(c=1.0g/dlH2O)、IR(K
Br):3330(OH)、2900(C−H)、16
25(C=C)および1510cm-1(C=C芳香
族)。
【0116】7.24 1−(4−ビニルフェニル)−
D−マンノ(D−グルコ)−ヘキスロ−2,6−ピラノ
ースの硫酸化 バブルカウンターおよび還流冷却器を有する固定500
ml三口フラスコ中で、出発原料1g(3.5ミリモ
ル)をピリジン60ml中に溶かし、若干量のモレキュ
ラーシーブAを加える。15分間攪拌した後に、三酸化
硫黄−ピリジン−錯体1.69gを加え、4時間、室温
で攪拌する。加水分解は、先ず蒸留水100mlを加え
て行い、引き続き飽和水酸化バリウム溶液をpH9.5
に達するまで加える。ピリジンは、水との共沸混合物
(35℃)として除去され、その際、溶液は常にアルカ
リ性である。過剰のバリウムイオンは、二酸化炭素の導
入により炭酸バリウムとして沈殿する。遠心分離による
この分離の後に、溶液を大過剰のアンバライト(R) IR
−120(Na+ −形)と一緒に攪拌する。回転蒸発器
で濃縮した後に、生成物が白色粉末として得られる。
D−マンノ(D−グルコ)−ヘキスロ−2,6−ピラノ
ースの硫酸化 バブルカウンターおよび還流冷却器を有する固定500
ml三口フラスコ中で、出発原料1g(3.5ミリモ
ル)をピリジン60ml中に溶かし、若干量のモレキュ
ラーシーブAを加える。15分間攪拌した後に、三酸化
硫黄−ピリジン−錯体1.69gを加え、4時間、室温
で攪拌する。加水分解は、先ず蒸留水100mlを加え
て行い、引き続き飽和水酸化バリウム溶液をpH9.5
に達するまで加える。ピリジンは、水との共沸混合物
(35℃)として除去され、その際、溶液は常にアルカ
リ性である。過剰のバリウムイオンは、二酸化炭素の導
入により炭酸バリウムとして沈殿する。遠心分離による
この分離の後に、溶液を大過剰のアンバライト(R) IR
−120(Na+ −形)と一緒に攪拌する。回転蒸発器
で濃縮した後に、生成物が白色粉末として得られる。
【0117】7.25 硫酸化ホモポリマーのヘパリン
類似作用の測定 ホモポリマーは式
類似作用の測定 ホモポリマーは式
【0118】
【化33】
【0119】〔式中、R=Hまたは−SO3Na、硫酸
化度2.68、nは光散乱法で測定した分子量約100
000に相当する〕を有していた。実施例5.13によ
るPTTの測定は、ホモポリマーの添加の場合(投与量
0.5I.E./ml)の63秒の値が、これを加えな
い場合には30秒PTTに対して得られた。ホモポリマ
ーも抗凝血性に作用する。0.5I.E./mlの投与
量は、非分別ヘパリンの0.17I.E./mlの投与
量に相当する。このように抗凝血性作用はヘパリンのも
のよりは、著しく低い。
化度2.68、nは光散乱法で測定した分子量約100
000に相当する〕を有していた。実施例5.13によ
るPTTの測定は、ホモポリマーの添加の場合(投与量
0.5I.E./ml)の63秒の値が、これを加えな
い場合には30秒PTTに対して得られた。ホモポリマ
ーも抗凝血性に作用する。0.5I.E./mlの投与
量は、非分別ヘパリンの0.17I.E./mlの投与
量に相当する。このように抗凝血性作用はヘパリンのも
のよりは、著しく低い。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08F 18/04 C08F 18/04 26/00 26/00 28/00 28/00 246/00 246/00 (72)発明者 ズザンネ ベルマン ドイツ連邦共和国 デュッセルドルフ イ ッカースヴァルダー シュトラーセ 7 (72)発明者 アッヒム ブロック ドイツ連邦共和国 ミュールハイム ヘレ ーネンシュトラーセ 57
Claims (30)
- 【請求項1】 式I: 【化1】 〔式中、R1は、いずれも独立して、水素またはメチル
基、R2は、架橋要素、およびAは、硫酸化ポリオール
基、ポリアミン基または(ポリ)アミン(ポリ)オール
基を表し、これは、場合によれば1種またはそれ以上の
アセタール化またはアミナール化したカルボニル官能基
を有している〕の反復単位を有するヘパリン類似ホモポ
リマーまたはコポリマー。 - 【請求項2】R1は、いずれも水素を表し、R2は、無機
性または有機性であり、かつO、S、SO、SO2また
はNR’〔式中、R’は炭素原子1〜12個を有する炭
化水素基を表す〕、二価の有機基、殊には脂肪族、脂環
式または芳香族で炭素原子10個以下を有する炭化水素
基、カルボンエステル架橋−O−CO−、カルボンアミ
ド架橋−NR’−CO−またはウレタン架橋−O−CO
−NR’−〔式中、R’は上記のものを表す〕またはC
−C単結合を表し、および/またはAは、一価の基を表
し、これは少なくとも1個の基−O−SO3−M+(O−
スルフェート基)または−NH−SO3−M+(N−スル
フェート基またはアミドスルフェート基)を有する少な
くとも2個のヒドロキシル基および/またはアミノ基を
有する化合物から誘導され、その際、Mはアルカリ金属
イオンを表し、かつ場合によれば追加して少なくとも1
個のカルボニル官能基を有し、これはテトラヒドロフラ
ン環ならびにピロリジン環(いずれも5員環)またはピ
ラン環ならびにペンタメチレンイミン環(いずれも6員
環)を分子内に構成してアセタール化ならびにアミナー
ル化されている、請求項1に記載のポリマー。 - 【請求項3】 R2が、炭素原子10個以下を有する脂
肪族、脂環式または芳香族の炭化水素基を表し、および
/またはAが、炭素原子2〜8個を有する化合物〔式
中、M+はナトリウムイオンを表す〕から誘導され、か
つ分子内にアセタール化またはアミナール化カルボニル
官能基1個または2個を有する、請求項2に記載のポリ
マー。 - 【請求項4】 Aが、炭素原子5個または6個を有する
化合物から誘導される、請求項2または3に記載のポリ
マー。 - 【請求項5】 式IIIa: 【化2】 〔式中、R1およびR2は、請求項1から4に記載のもの
を表し、R3は、OまたはNH、R4は、水素または基−
SO3−Na+を表し、かつnは、4または5を表し、た
だし、少なくとも1個の置換基R4は基−SO3−Na+
である〕の反復単位を有する、請求項2から4までのい
ずれか1項に記載のポリマー。 - 【請求項6】 反復単位がペンチトールから誘導されて
いる、請求項5に記載のポリマー。 - 【請求項7】 反復単位がヘキシトールから誘導されて
いる、請求項5に記載のポリマー。 - 【請求項8】 式: 【化3】 〔式中、R1、R2、R3、R4およびnは、請求項1から
4に記載のものを表し、ただし、(1)分子当たり少な
くとも1回は、同じ炭素原子に結合している置換基Hお
よび−R3−R4がその炭素原子と一緒にカルボニル官能
基C=Oを形成し、これはヒドロキシル官能基ならびに
アミノ官能基を介してカルボニル官能基に関して3位に
テトラヒドロフラン環ならびにピロリジン環を形成、ま
たはヒドロキシル官能基ならびにアミノ官能基を介して
カルボニル官能基に関して4位にピラン環ならびにペン
タメチレンイミン環を形成するように分子内でアセター
ル化ならびにアミナール化されており、かつ(2)少な
くとも1個の置換基R4は、基−SO3−Na+である〕
の反復単位を有する、請求項2から4までのいずれか1
項に記載のポリマー。 - 【請求項9】 反復単位が、分子内のアセタール化なら
びにアミナール化カルボニル官能基を1個または2個有
する、請求項8に記載のポリマー。 - 【請求項10】 R2が、炭素原子1〜4個を有するア
ルキレン基、フェニレン基またはC−C−単結合を表
す、請求項5から9までのいずれか1項に記載のポリマ
ー。 - 【請求項11】 反復単位がペントースから誘導されて
いる、請求項8から10までのいずれか1項に記載のポ
リマー。 - 【請求項12】 反復単位がヘキソースから誘導されて
いる、請求項8から10までのいずれか1項に記載のポ
リマー。 - 【請求項13】 1〜4個の置換基R4が、−O−SO3
−Na+(O−スルフェート)および/または−NH−
SO3−Na+(N−スルフェート)を表す、請求項5か
ら12までのいずれか1項に記載のポリマー。 - 【請求項14】 式I、IIIaまたはIVaに相当す
る反復単位1個のみを有するホモポリマーである、請求
項1から13までのいずれか1項に記載のポリマー。 - 【請求項15】 式I、IIIaまたはIVaに相当す
る反復単位少なくとも2個から成るコポリマーである、
請求項1から13までのいずれか1項に記載のポリマ
ー。 - 【請求項16】 O−スルフェート基のみを有する反復
単位IIIaまたはIVaを有し、かつRに隣接するN
−スルフェート基を有する別の反復単位IIIaまたは
IVaを有する、請求項15に記載のコポリマー。 - 【請求項17】 両方の種のモル比が、1:100から
100:1である、請求項15に記載のコポリマー。 - 【請求項18】 少なくとも1個の式I、IIIaまた
はIVaに相当する反復単位および少なくとも1個の一
般式VIIIa: 【化4】 〔式中、R1およびR2は、請求項1から4に記載のもの
を表し、R5は、水素、メチル基または基−R2−COO
R6、かつR6 は、水素またはナトリウムイオンを表
す〕の別の反復単位から成るコポリマーである、請求項
15から17までのいずれか1項に記載のコポリマー。 - 【請求項19】 反復単位VIIIa中のカルボキシル
基および/またはカルボキシレート基と、反復単位I、
IIIaまたはIVa中のO−スルフェート基および/
またはN−スルフェート基の和とのモル比が、100:
1から1:100である、請求項18に記載のコポリマ
ー。 - 【請求項20】 さらに、スルフェート基あるいはカル
ボキシル基またはカルボキシレート基を有していない少
なくとも1個の反復単位を有する、請求項15から19
までのいずれか1項に記載のコポリマー。 - 【請求項21】 分子量が5000から1500000
である、請求項1から20までのいずれか1項に記載の
ホモポリマーまたはコポリマー。 - 【請求項22】 分子量が50000から800000
である、請求項21に記載のホモポリマーまたはコポリ
マー。 - 【請求項23】 式II: 【化5】 〔式中、R1、R2およびAは、請求項1から4に記載の
ものを表す〕のスルフェート基を有するモノマー。 - 【請求項24】 式IIに含まれる式III: 【化6】 〔式中、R1およびR2は、請求項1から4に記載のもの
を表し、R3は、OまたはNH、R4は、水素または基−
SO3−Na+を表し、かつnは、4または5を表し、た
だし、少なくとも1個の置換基R4は基−SO3−Na+
である〕に相当する、請求項23に記載のスルフェート
基を有するモノマー。 - 【請求項25】 式IIに含まれる式IV: 【化7】 〔式中、R1、R2、R3、R4およびnは、請求項24に
記載のものを表し、ただし、(1)分子当たり少なくと
も1回は、同じ炭素原子に結合している置換基Hおよび
−R3−R4がその炭素原子と一緒にカルボニル官能基C
=Oを形成し、これはヒドロキシル官能基ならびにアミ
ノ官能基を介してカルボニル官能基に関して3位にテト
ラヒドロフラン環ならびにピロリジン環を形成、または
ヒドロキシル官能基ならびにアミノ官能基を介してカル
ボニル官能基に関して4位にピラン環ならびにペンタメ
チレンイミン環を形成するように分子内でアセタール化
ならびにアミナール化されており、かつ(2)少なくと
も1個の置換基R4は、基−SO3−Na+である〕に相
当する、請求項23に記載のスルフェート基を有するモ
ノマー。 - 【請求項26】 式V、VIまたはVII: 【化8】 〔式中、R1およびR2は、請求項1から4に記載のもの
を表し、かつA’は、非硫酸化ポリオール基、ポリアミ
ン基または(ポリ)アミン(ポリ)オール基を表し、こ
れらは、場合によれば1種またはそれ以上のアセタール
化またはアミナール化カルボニル官能基を有する〕; 【化9】 〔式中、R1、R2、R3およびnは、請求項24に記載
のものを表す〕; 【化10】 〔式中、R1、R2、R3およびnは、請求項25に記載
のものを表し、ただし、分子当たり少なくとも1回は、
同じ炭素原子に結合している置換基Hおよび−R 3−H
がその炭素原子と一緒にカルボニル官能基C=Oを形成
し、これはヒドロキシル官能基ならびにアミノ官能基を
介してカルボニル官能基に関して3位にテトラヒドロフ
ラン環ならびにピロリジン環を形成、またはヒドロキシ
ル官能基ならびにアミノ官能基を介してカルボニル官能
基に関して4位にピラン環ならびにペンタメチレンイミ
ン環を形成するように分子内でアセタール化ならびにア
ミナール化されている〕のスルフェート基を有していな
いモノマーにおいて、1−(4−ビニルフェニル)−D
−グルコ(D−マンノ)−ペンチトール、6−(4−ビ
ニルフェニル)−D,L−グリセロ−α,β−D−ガラ
クトピラノース、1−(4−ビニルフェニル)−D−マ
ンノ(D−グルコ)−ヘキスロ−2,6−ピラノースお
よび1−ビニル−β−D−フルクトピラノースは除外す
ることを特徴とする、硫酸基を有していないモノマー。 - 【請求項27】 請求項1から22までのいずれか1項
に記載のヘパリン類似ホモポリマーまたはコポリマーの
製造方法において、少なくとも1種の請求項23から2
5までのいずれか1項に記載のスルフェート基を有する
モノマーおよび場合によれば少なくとも1種の一般式V
III: 【化11】 〔式中、R1、R2、R5およびR6は、請求項18に記載
のものを表す〕の別のモノマーおよび/または場合によ
れば少なくとも1種のスルフェート基およびカルボキシ
ル基またはカルボキシレート基を有していないビニルモ
ノマーIXをラジカル開始共重合することを特徴とす
る、ヘパリン類似ホモポリマーまたはコポリマーの製造
方法。 - 【請求項28】 医学的使用のための物体の被覆のため
の、請求項1から22までのいずれか1項に記載のヘパ
リン類似ホモポリマーまたはコポリマーの使用。 - 【請求項29】 請求項1から22までのいずれか1項
に記載のヘパリン類似ホモポリマーまたはコポリマーか
ら成る被覆を特徴とする、医学的使用のための製品。 - 【請求項30】 製品が、心臓弁、プロテーゼ、インプ
ラント、カテーテル、内視鏡、酸素供給器、透析膜また
は管であることを特徴とする、請求項29に記載の製
品。
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19720369 | 1997-05-15 | ||
DE19801040.0 | 1998-01-14 | ||
DE19801040 | 1998-01-14 | ||
DE19720369.8 | 1998-01-14 |
Publications (1)
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---|---|
JPH10324702A true JPH10324702A (ja) | 1998-12-08 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10134023A Pending JPH10324702A (ja) | 1997-05-15 | 1998-05-15 | ヘパリン類似ホモポリマーまたはコポリマー、その製造および使用 |
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EP (1) | EP0878491A3 (ja) |
JP (1) | JPH10324702A (ja) |
CA (1) | CA2237480A1 (ja) |
DE (1) | DE19821073A1 (ja) |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000059967A1 (fr) * | 1999-04-02 | 2000-10-12 | Netech Inc. | Polymere de glycosaminoglycane fonctionnalise et leur utilisation en medecine et en pharmacie |
Families Citing this family (3)
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---|---|---|---|---|
SE9902134D0 (sv) * | 1999-06-06 | 1999-06-06 | Amersham Pharm Biotech Ab | Monomer, its use and support matrix |
FR2804328B1 (fr) | 2000-01-27 | 2002-03-15 | Hospal Ind | Membrane semi-permeable non thrombogene et procede de fabrication |
DK176229B1 (da) | 2002-06-18 | 2007-03-26 | Photosolar Aps | Optisk element til afskærmning af lys |
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---|---|---|---|---|
HU187669B (en) * | 1982-03-31 | 1986-02-28 | Richter Gedeon Vegyeszet | Process for producing new copolymeres and salts |
JPH06206935A (ja) * | 1992-09-08 | 1994-07-26 | Mitsuru Akashi | 硫酸化糖含有ポリマー |
-
1998
- 1998-03-27 EP EP98105587A patent/EP0878491A3/de not_active Withdrawn
- 1998-05-12 DE DE19821073A patent/DE19821073A1/de not_active Withdrawn
- 1998-05-13 CA CA002237480A patent/CA2237480A1/en not_active Abandoned
- 1998-05-15 NO NO982242A patent/NO982242L/no not_active Application Discontinuation
- 1998-05-15 JP JP10134023A patent/JPH10324702A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000059967A1 (fr) * | 1999-04-02 | 2000-10-12 | Netech Inc. | Polymere de glycosaminoglycane fonctionnalise et leur utilisation en medecine et en pharmacie |
US7005513B1 (en) | 1999-04-02 | 2006-02-28 | Netech, Inc. | Functionalized glycosaminoglycan polymer and medical instruments and drugs by using the same |
JP4703009B2 (ja) * | 1999-04-02 | 2011-06-15 | 株式会社ネーテック | グリコサミノグリカン機能化高分子及びそれを用いた医療器具並びに医薬 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0878491A3 (de) | 2000-08-30 |
NO982242L (no) | 1998-11-16 |
NO982242D0 (no) | 1998-05-15 |
DE19821073A1 (de) | 1998-11-19 |
CA2237480A1 (en) | 1998-11-15 |
EP0878491A2 (de) | 1998-11-18 |
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