JPH09110903A - 硫酸化オリゴ糖の経口吸収性増加方法及び硫酸化オリゴ糖誘導体並びにこれを有効成分とする抗ウイルス剤 - Google Patents

硫酸化オリゴ糖の経口吸収性増加方法及び硫酸化オリゴ糖誘導体並びにこれを有効成分とする抗ウイルス剤

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JPH09110903A
JPH09110903A JP7406496A JP7406496A JPH09110903A JP H09110903 A JPH09110903 A JP H09110903A JP 7406496 A JP7406496 A JP 7406496A JP 7406496 A JP7406496 A JP 7406496A JP H09110903 A JPH09110903 A JP H09110903A
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propyloxy
oligosaccharide
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Tadao Shoji
忠生 東海林
Kazuhiko Inasawa
和彦 稲沢
Akira Kasai
晃 笠井
Naoko Takahashi
菜穂子 高橋
Mika Iiyama
美香 飯山
Masahiko Ito
正彦 伊藤
Hideki Nakajima
秀喜 中島
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Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来経口投与が困難とされていた硫酸化オリゴ
糖の経口吸収性を増加させる方法を提供し、かつ、経口
投与の場合でも血中における抗ウイルス活性の持続性に
優れた新規化合物及び抗ウイルス剤を提供する。 【解決手段】硫酸化オリゴ糖の水酸基に二塩基酸モノ−
(ジアシルグリセリル)−エステルをエステル結合させ
ることによる経口吸収性の増加方法。また、このエステ
ル結合した硫酸化オリゴ糖並びにこれを有効成分とする
抗ウイルス剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は硫酸化オリゴ糖の経
口吸収性増加方法、並びに経口吸収性の増加した抗ウイ
ルス活性を有する硫酸化オリゴ糖誘導体、ならびに該化
合物を有効成分として含有する抗ウイルス剤に関する。
【0002】
【従来の技術】硫酸化オリゴ糖を経口的に投与吸収させ
る方法については、これ迄、米国特許5、011、91
9号公報にヘパリンの誘導体において水酸基のアルカノ
イル、ベンゾイル置換体についての記載が見られるが、
本発明の二塩基酸−モノ−(ジアシルグリセリン)エス
テルを置換する例はなく、更にこの公報には具体的経口
吸収性に関する記載もなかった。
【0003】また最近、硫酸化多糖類が抗ウイルス剤、
とりわけ抗HIV剤として有効である事は、アメリカ特
許4,783,446、ババらの報告(ジャーナル オ
ブアクワイヤード インミュン デフィシエンシィー
シンドローム(M.Baba,et al.,Jour
nal of Acquired ImmuneDef
i−ciency Syndrome)、3巻、493
〜499頁、1990年)等でしられているがこれらは
いずれも分子量が数万以上と大きいために生体への吸収
性が悪く、経口投与が困難である事、抗凝血活性が大き
い事、とりわけ血中での持続活性が悪い事が多く、投与
後1時間以内に分解されてしまう等の種々の問題を有し
ていた。例えば高分子量のデキストラン硫酸の場合、経
口投与では効果がないとのケビンらにより報告がある
(アナルス オブ インターナル メディスン(Kev
in J Lorentsen,et al.,Ann
als of Internal Medicin
e)、111巻、561〜566、1989年)。
【0004】一方、硫酸化オリゴ糖の配糖体の芳香族ア
シル化物を用いる抗ウイルス剤は本発明者らによる特開
平6−256373号公報がある。これには従来からの
硫酸化糖よりも経口吸収性が良いことが記載されている
が、その薬剤投与量は500mg/kg程度であり実用
上はさらに吸収性の良い化合物が望まれている。以上概
観したように、従来より種々の抗ウイルス剤が開発され
てきたが、本発明化合物のような硫酸化オリゴ糖配糖体
の水酸基に二塩基酸−モノ−(ジアシルグリセリン)エ
ステルを結合した化合物はこれ迄知られていなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、従来経口投与が困難とされていた硫酸化オ
リゴ糖の経口吸収性を増加させる方法を提供し、かつ、
経口投与の場合でも血中における抗ウイルス活性の持続
性に優れた新規化合物及び抗ウイルス剤を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、優れた抗
ウイルス剤を提供する目的で、鋭意研究を行った結果、
硫酸化オリゴ糖に、二塩基酸−モノ−(ジアシルグリセ
リン)エステルが結合した化合物及びその生理学的に許
容される塩が、経口投与により薬剤が血中に出現し、血
中での抗ウイルス活性がよく発現され、更に、血中持続
性がも良いこと、加えて硫酸化多糖類に見られる抗凝血
活性も殆ど示さず、安全性の高い薬剤である事を見いだ
した。更に、該置換基を硫酸化オリゴ糖に結合させるこ
とにより、これ迄経口投与出来ないとされてきた硫酸化
オリゴ糖類が経口吸収されることを見いだし本発明を完
成した。
【0007】即ち、本発明は、 1)オリゴ糖の糖水酸基の20〜95%が硫酸エステル
化された硫酸化オリゴ糖の、糖水酸基の水素原子の5〜
80%を、下記一般式(1)又は(2)で示されるアシ
ル基で置換することを特徴とする硫酸化オリゴ糖の経口
吸収性増加方法。
【0008】
【化5】 (ただし、式(1)、(2)中、Rは炭素数1〜18の
アルキル基又は環上に置換基があっても良いフェニル基
を表し、Aは下記一般式(3)又は(4)を表す。)
【0009】
【化6】 (ただし、式(3)中、nは1〜18の自然数を、mは
0又は1を表す。)
【0010】2)オリゴ糖が、3〜20の単糖からなる
オリゴ糖である上記1)記載の経口吸収性増加方法。 3)一般式(1)又は(2)のRが炭素数6〜18のア
ルキル基、フェニル基、もしくは炭素数1〜6のアルキ
ル基が置換したフェニル基である上記1)又は2)記載
の経口吸収性増加方法。 4)一般式(3)のnが2〜10の自然数であり、mが
0の上記3)記載の経口吸収性増加方法。 5)一般式(3)のnが2〜9の自然数であり、mが1
の上記3)記載の経口吸収性増加方法。 6)同一、又は2種の単糖を構成成分として、それらが
グリコシド結合してなるオリゴ糖又は、そのオリゴ糖の
還元末端糖1位の水酸基の水素が、アルキル基、アルキ
ルフェニル基、又はアルコキシフェニル基から成るアグ
リコンにより置換されたオリゴ糖配糖体であり、かつ糖
水酸基の水素原子の5〜80%が一般式(1)又は
(2)で示されるアシル基により置換され、20〜95
%が硫酸エステル化されていることを特徴とする硫酸化
オリゴ糖誘導体又はその生理学的に許容される塩。
【0011】
【化7】 (ただし、式(1)、(2)中、Rは炭素数1〜18の
アルキル基又は環上に置換基があっても良いフェニル基
を表し、Aは下記一般式(3)又は(4)を表す。)
【0012】
【化8】 (ただし、式(3)中、nは1〜18の自然数を、mは
0又は1を表す。)
【0013】7)オリゴ糖部が3〜20の同一の単糖か
らなるオリゴ糖である上記6)記載の硫酸化オリゴ糖誘
導体又はその生理学的に許容される塩。 8)オリゴ糖の構成単糖がグルコースである上記7)記
載の硫酸化オリゴ糖ならびに硫酸化オリゴ糖誘導体又は
その生理学的に許容される塩。 9)オリゴ糖がβ(1→3)結合からなるオリゴ糖であ
る上記8)記載の硫酸化オリゴ糖ならびに硫酸化オリゴ
糖誘導体又はその生理学的に許容される塩。 10)オリゴ糖がα(1→4)結合からなるオリゴ糖で
ある上記8)記載の硫酸化オリゴ糖ならびに硫酸化オリ
ゴ糖誘導体又はその生理学的に許容される塩。 11)オリゴ糖がα(1→6)結合からなるオリゴ糖で
ある上記8)記載の硫酸化オリゴ糖ならびに硫酸化オリ
ゴ糖誘導体又はその生理学的に許容される塩。 12)オリゴ糖部が3〜20の2種の単糖からなるオリ
ゴ糖である上記6)記載の硫酸化オリゴ糖ならびに硫酸
化オリゴ糖誘導体又はその生理学的に許容される塩。 13)オリゴ糖の構成単糖がグルコース、ガラクトース
である上記12)記載の硫酸化オリゴ糖ならびに硫酸化
オリゴ糖誘導体又はその生理学的に許容される塩。 14)オリゴ糖がβ(1→4)結合からなるオリゴ糖で
ある上記13)記載の硫酸化オリゴ糖ならびに硫酸化オ
リゴ糖誘導体又はその生理学的に許容される塩。
【0014】15)一般式(1)又は(2)のRが炭素
数6〜18のアルキル基、フェニル基、もしくは炭素数
1〜6のアルキル基が置換したフェニル基である上記
6)〜14)のいずれか1項に記載の硫酸化オリゴ糖な
らびに硫酸化オリゴ糖誘導体又はその生理学的に許容さ
れる塩。 16)一般式(3)のnが2〜10の自然数であり、m
が0の上記15)記載の硫酸化オリゴ糖ならびに硫酸化
オリゴ糖誘導体又はその生理学的に許容される塩。 17)一般式(3)のnが2〜9の自然数であり、mが
1の上記15)記載の硫酸化オリゴ糖ならびに硫酸化オ
リゴ糖誘導体又はその生理学的に許容される塩。 18)アグリコンが炭素数4〜22のアルキル基、アル
キル基の炭素数が4〜8の4−アルキルフェニル基、又
はアルコキシ基の炭素数が4〜8の4−アルコキシフェ
ニル基である上記6)〜17)のいずれか1項に記載の
硫酸化オリゴ糖誘導体又はその生理学的に許容される
塩。 19)上記6)〜18)の何れか1項に記載の硫酸化オ
リゴ糖ならびに硫酸化オリゴ糖誘導体又はその生理学的
に許容される塩を有効成分とする抗ウイルス剤。並び
に、 20)ウイルスが後天性免疫不全ウイルス(HIV)で
ある上記19)に記載の抗ウイルス剤に関する。
【0015】
【発明の実施の形態】まず、第1の発明である硫酸化オ
リゴ糖の経口吸収性増加方法について説明する。ここで
いうオリゴ糖とは、オリゴ糖の糖水酸基の20〜95%
が硫酸エステル化されているオリゴ糖であれば、配糖体
構造であっても、配糖体構造でなくてもよい。オリゴ糖
部は、同一又は異なった単糖を構成成分としてそれらが
グリコシド結合してなるものであり、構成単糖や、結合
様式に特に制限はない。好ましくは構成単糖数が3〜2
0のものが挙げられる。より具体的なオリゴ糖について
は、後述する第2の発明で説明する。
【0016】本発明は、このような硫酸化オリゴ糖の糖
水酸基の水素原子を下記一般式(1)又は(2)で示さ
れるアシル基により置換することを特徴とする。
【0017】
【化9】 (ただし、式(1)、(2)中、Rは炭素数1〜18の
アルキル基又は環上に置換基があっても良いフェニル基
を表し、Aは下記一般式(3)又は(4)を表す。)
【0018】
【化10】 (ただし、式(3)中、nは1〜18の自然数を、mは
0又は1を表す。)
【0019】一般式(1)及び(2)のRとしては、メ
チル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシ
ル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ドデシル、
テトラデシル、ヘキサデシル、オクタデシル等の炭素数
1〜18、好ましくは6〜18のアルキル基又は、フェ
ニル、p−メチルフェニル、p−エチルフェニル、p−
ブチルフェニル、p−オクチルフェニル、p−フルオロ
フェニル、p−クロロフェニル等の環上に置換基があっ
てもよいフェニル基である。好ましくはアルキル基又は
フェニル基あるいはアルキルフェニル基が挙げられる。
また一般式(3)又は(4)については、mが0のとき
はnは1〜10が好ましく、4〜10がより好ましい。
mが1のときはnは1〜9が好ましく、3〜6がより好
ましい。また式(4)は結合がo−、m−、p−位の何
れであっても良い。
【0020】本発明においては、糖水酸基の水素原子の
5〜80%が上記一般式(1)又は(2)で示されるア
シル基で置換されていればよく、該アシル基の置換位置
に関しては任意であるし、硫酸化されていないすべての
水酸基の水素を置換する必要はない。しかしながら、該
アシル基で置換されている割合が多ければ多いほど、経
口吸収性が増加する。尚、本発明でいう硫酸化の割合や
アシル化の割合の定義、及び、硫酸化オリゴ糖にアシル
基を置換する方法については、後述するのでここでは省
略する。
【0021】次に第2の発明であるオリゴ糖誘導体又は
その生理学的に許容される塩(以下これらをまとめて本
発明化合物と略記する)について説明する。本発明化合
物におけるオリゴ糖を構成する単糖数、即ち糖鎖の長さ
は、使用する糖の種類や、アグリコンの種類とその有無
により異なるが、抗ウイルス用途としては3糖より長い
糖鎖が好まく、抗凝血作用や、生体適合性等の観点か
ら、通常20糖以下が好ましい。即ち3〜20糖が好ま
しく、3〜12糖がより好ましく、3〜10糖が最も好
ましい。
【0022】本発明化合物のオリゴ糖部は、同一、又は
2種の単糖を構成成分とする。単糖としては各種単糖を
使用出来るが、グルコース、ガラクトース、マンノー
ス、タロース、イドース、アルトロース、アロース、グ
ロース、キシロース、アラビノース、ラムノース、フコ
ース、フラクトース、リボース、デオキシリボース等が
好ましい。また、アミノ基を有するグルコサミン、ガラ
クトサミン等の単糖であっても良い。特にグルコース及
びガラクトースが原料糖として入手しやすく好ましい。
【0023】本発明化合物の単糖間のグリコシド結合
は、(1→2)、(1→3)、(1→4)、(1→
5)、(1→6)の何れでも良く、結合様式もα結合、
β結合の何れであっても良い。また、分岐糖鎖も利用出
来る。中でも、β(1→3)、β(1→4)、α(1→
4)、α(1→6)結合糖が好ましい。特に薬剤として
投与した際の持続活性を保つためにはβ(1→3)糖や
β(1→4)糖が利用し易い。
【0024】以上の点から、オリゴ糖の糖鎖としては、
例えばグルコースの3位が次のグルコースの1位とβ結
合してなるオリゴ糖(以下ラミナリオリゴ糖と略記す
る)、即ちカードラン、ラミナラン等の多糖を分解した
オリゴ糖や、乳糖のガラクトース部位の4位にガラクト
ースの1位とβ結合し、順次オリゴ糖末端ガラクトース
の4位にガラクトースがβ(1→4)結合してなるオリ
ゴ糖(以下ガラクトオリゴ糖と略記する)、並びにマル
トオリゴ糖のようにグルコースがα(1→4)結合して
なるオリゴ糖等が好ましく、イソマルトオリゴ糖(グル
コースのα(1→6)結合オリゴ糖)などのオリゴ糖も
利用できる。その他、マンノース系オリゴ糖、β(1→
6)オリゴグルコース、キシラン系、シゾフィラン系、
レンチナン系、ガラクタン系、プルラン系等の各種オリ
ゴ糖も使用することができる。更にオリゴ糖の水酸基の
一部がアミノ基や置換アミノ基に置き換わっていてもよ
い。特に好ましくは生体内で比較的分解されにくいラミ
ナリオリゴ糖やガラクトオリゴ糖が挙げられる。
【0025】本発明化合物は、上記のような非配糖体構
造のオリゴ糖若しくは当該オリゴ糖の還元末端糖1位の
水酸基(以下アノメリック水酸基と略記する)の水素が
アグリコンにより置換されている配糖体構造のオリゴ糖
のいずれかを用いて得られるものである。アグリコンと
しては、アルキル基、アルキルフェニル基、アルコキシ
フェニル基が挙げられる。
【0026】アグリコンのアルキル基としては、炭素数
1〜24、好ましくは4〜22、更に好ましくは8〜1
2の直鎖又は分岐のアルキル基が挙げられる。例えばメ
チル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソ
ブチル、3級ブチル、ペンチル、イソペンチル、2−メ
チルブチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、2−オク
チル、2−エチルヘキシル、2,2,3,3−テトラメ
チルブチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、
テトラデシル、ヘキサデシル、オクタデシル、エイコシ
ル、ドコシル、トリコシル等を挙げる事が出来る。
【0027】アグリコンのアルキルフェニル基として
は、炭素数1〜10、好ましくは4〜8の直鎖もしくは
分岐のアルキル基で置換されたフェニル基が挙げられ
る。アルキル基の置換位置としてはフェニル基の4位が
好ましい。例えば、o-メチルフェニル、p-メチルフェニ
ル、m-メチルフェニル、エチルフェニル、プロピルフェ
ニル、ブチルフェニル、ペンチルフェニル、ヘキシルフ
ェニル、ヘプチルフェニル、オクチルフェニル、 ノニ
ルフェニル、デシルフェニル、ドデシルフェニル、テト
ラデシルフェニル、ヘキサデシルフェニル、オクタデシ
ルフェニル、エイコシルフェニル、トリコシルフェニル
等が挙げられる。アグリコンのアルコキシフェニル基と
しては、炭素数1〜12、好ましくは4〜8の直鎖もし
くは分岐のアルコキシ基で置換されたフェニル基が挙げ
られる。アルコキシ基の置換位置としてはフェニル基の
4位が好ましい。例えば、メトキシフェニル、エトキシ
フェニル、プロポキシフェニル、ブトキシフェニル、ペ
ンチルオキシフェニル、ヘキシルオキシフェニル、ヘプ
チルオキシフェニル、オクチルオキシフェニル、 ノニ
ルオキシフェニル、デシルオキシフェニル、ドデシルオ
キシフェニル、テトラデシルオキシフェニル、ヘキサデ
シルオキシフェニル、オクタデシルオキシフェニル、エ
イコシルオキシフェニル、トリコシルオキシフェニル等
があげられる。
【0028】本発明化合物は、上記のようなオリゴ糖の
フリーの糖水酸基(即ち、非配糖体構造のオリゴ糖なら
ば全ての水酸基であり、配糖体構造のオリゴ糖ならばア
ノメリック水酸基以外の全ての水酸基である)の水素原
子のうち、5〜80%が、上記一般式(1)又は(2)
で示されるアシル基により置換されている。このような
置換基の具体例としては、既述の第1の発明で説明され
たものと同様である。尚、アシル化されている水酸基の
位置に関してはいずれの位置でも特に問題ないが、好ま
しくは1級水酸基に置換されていること、さらに、配糖
体構造の糖鎖では1級水酸基に置換されていること若し
くは、非還元末端糖の2級水酸基に置換されていること
が好ましい。
【0029】更に、本発明化合物は、アシル化後、未反
応で残った糖水酸基の一部又は全部を硫酸エステル化す
ることにより得られる。即ち、オリゴ糖のフリーの水酸
基の20〜95%が硫酸エステル化されていれば良く、
アシル化されていない全ての水酸基が必ずしも硫酸エス
テル化されている必要はない。また硫酸エステル化され
ている位置は、特に問題ではなく、任意の位置でかまわ
ない。硫酸エステルの対イオンとしては、生理学的に許
容される陽イオンならいかなるものでも使用でき、例え
ば、通常用いられるナトリウム塩、カリウム塩、マグネ
シウム塩などの塩の形で最終的に取り出すことができ
る。また、この際硫酸エステルの対イオンとして水素イ
オンが混在していても使用可能である。更にまた、既に
硫酸化されているオリゴ糖の場合であっても硫酸エステ
ル化されていない水酸基が有れば、これを本発明の一般
式(1)または(2)のアシル基を導入しエステル化す
る事によって本発明化合物を得ることができることは論
を待たない。
【0030】本発明化合物のアシル化の割合(アシル化
度)及び硫酸エステル化の割合(硫酸化度)は次のよう
に計算できる。例えば、ガラクトース5個よりなるオリ
ゴ糖配糖体の場合、アシル化可能な水酸基は16個であ
る。このうち4個が一般式(1)又は(2)によりアシ
ル化を受けたとすると、
【0031】
【数1】(4/16)×100=25(%) となり、25%がアシル化された事(アシル化度25
%)になる。そして、引き続き硫酸化し、8個の水酸基
が硫酸化を受けた場合、本発明の記載では
【0032】
【数2】(8/16)×100=50(%) となり、硫酸化度50%と記載する。これは、糖鎖1分
子単位でのアシル化度と硫酸化度が明確になるのでこの
ように記載した。
【0033】次に本発明化合物のアシル化度の測定につ
いて説明する。本発明化合物のアシル化度は核磁気共鳴
スペクトルを測定することにより配糖体アグリコンのプ
ロトンと一般式(1)又は(2)で示されるアシル基の
プロトン比から計算できる。計算方法は原料オリゴ糖配
糖体の未反応水酸基数に対しいくつの該アシル基が導入
されたかを核磁気共鳴スペクトルから求めその比率をも
って表す。例えば、原料配糖体がラミナリペンタオシド
では未反応水酸基が16個存在しているので、核磁気共
鳴スペクトルから該アシル基が糖鎖中に4個導入される
と、
【0034】
【数3】(4/16)×100=25% となり、25%導入されたことが判る。配糖体でない場
合はアシル化後、無水酢酸にてアセチル化しアシル基導
入率を調べることが出来る。この場合はアセチル基のメ
チルプロトンと比較し導入率を調べる。硫酸化物のアシ
ル化では元素分析により炭素、硫黄の量比から計算する
こともできる。また、これらを組み合わせ計算すること
も可能である。
【0035】また本発明化合物の硫酸化度の測定につい
て説明する。まず、元素分析法により化合物中の硫黄量
/炭素量=αを求める。化合物の炭素原子数は硫酸化反
応により変化しないので、下式により硫黄原子の個数s
が計算できる。
【0036】
【数4】32.06s/12.01C=α (ただし、炭素の原子量=12.01、硫黄の原子量=
32.06、分子中の炭素原子の個数をCとする。) 従って、原料糖中の水酸基の数をnとすると、硫酸化度
は、
【0037】
【数5】(s/n)×100(%) で示すことができる。
【0038】本発明化合物の硫酸化度と一般式(1)又
は(2)によるアシル化度に関しては抗ウイルス作用の
ためには水酸基の硫酸エステル化度が高い方が好まし
く、経口吸収性を高めるためには一般式(1)又は
(2)によるアシル化度が高い方が好ましいので、使用
状況に応じて硫酸化度及び一般式(1)又は(2)によ
るアシル化度を変える事が出来る。この点については、
後述の第3の発明の説明で詳述する。
【0039】次に、本発明の化合物の一般的な製造方法
について該略するが、この方法が唯一の合成方法ではな
い。ここではまず、一般式(1)又は(2)で示される
アシル基の合成について説明する。以下、特に断りの無
い限り、A及びRは一般式(1)、(2)の定義と同様
である。一般式(1)又は(2)の元となるグリセリン
誘導体は対応するカルボン酸から得られるので、始めに
下記一般式(5)又は(6)で示されるカルボン酸の合
成について説明する。
【0040】
【化11】
【0041】(第一工程)グリセリンをピリジンに溶解
させ、必要とするカルボン酸クロリド(RCOCl)を
グリセリンの2〜2.4倍モル使用し、塩化メチレン、
クロロホルムなどの溶媒に溶解させ、室温ないし氷冷下
にグリセリンピリジン溶液中に滴下し、その後室温で数
時間〜一晩反応させる。溶媒濃縮後塩化メチレンに溶解
させ通常の後処理を行い、シリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー法により精製し、1、3−ジアシルグリセリン
と1,2−ジアシルグリセリンを分離精製することによ
り概ね1,3−ジアシルグリセリンは40〜60%の収
率で、1,2−ジアシルグリセリンは10〜20%の収
率で得ることができる(反応式1)。
【0042】
【化12】 RCOCl + HOCH2CH(OH)CH2OH → RCOOCH2CH(OH)CH2OCOR+ RCOOCH2CH(OCOR)CH2OH (反応式1)
【0043】(第二工程)次に、第一工程で得られたジ
アシルグリセリンを、必要とする二塩基酸(一般式
(7)と反応させ、一般式(5)又は(6)の化合物を
合成する。
【0044】
【化13】HOOC−A−COOH (7)
【0045】具体的には、一般式(7)で示される二塩
基酸を、常法により塩化チオニル中で反応させ、酸クロ
ライドとし、塩化チオニルにより対応する酸クロリドと
し、この酸クロリドと、これと等モル量の第一工程で合
成したジアシルグリセリンとを、第一工程の合成方法と
同様に反応させる。即ち、塩化メチレンなどの溶媒に溶
解した二塩基酸酸塩化物を、ピリジンなどの溶媒に溶解
した二塩基酸酸塩化物と等モルのジアシルグリセリン中
に滴下、反応させる。第一工程と同様に反応、後処理
し、必要に応じカラムクロマトグラフィー法、再沈殿法
により精製を行い目的物、二塩基酸−モノ−ジアシルグ
リセリンエステルを50〜70%の収率で得ることがで
きる。
【0046】(第三工程)次に第二工程で製造した二塩
基酸−モノ−ジアシルグリセリンエステルによるオリゴ
糖の糖鎖のアシル化(エステル化反応)を行う。塩化チ
オニル中で第二工程の反応と同様に、二塩基酸−モノ−
ジアシルグリセリンエステルのカルボキシル基をカルボ
ニルクロリドに置換する。方法的には第一、第二工程と
全く同様に、一般式(5)又は(6)を塩化チオニルで
反応させ、後処理を行い目的物(8)又は(9)を得
る。
【0047】
【化14】
【0048】このようにして得られた(8)又は(9)
を目的とする糖鎖と反応させエステル化する。反応モル
比は糖鎖中に何分子の(8)又は(9)由来のアシル基
を導入するかによって決まる。例えばラミナリペンタオ
シドの場合は未反応の水酸基が1分子中に16個存在す
るので、糖鎖中に4個の(8)又は(9)由来のアシル
基を導入しようとする場合であればラミナリペンタオシ
ド1モルに対し4〜4、4モルの(8)又は(9)を用
いて反応させる。即ち、概ね必要量と等量から10%増
しの量を用いアシル化する事により目的物を収率よく得
ることができる。反応方法はこれ迄の第一、第二工程の
アシル化方法と全く同様である。尚、以下この反応で得
られる化合物をエステル化糖鎖と呼ぶ。
【0049】(第四工程) 硫酸エステル化反応 第三工程で製造したエステル化糖鎖はピリジン、N,N
−ジメチルホルムアミドなどに溶解させ、ここに、三酸
化硫黄ピリジン錯体、三酸化硫黄トリエチルアミン錯体
などの硫酸化剤をエステル化糖鎖中の未反応水酸基の数
に合わせ、若しくはそれより過剰の量を加え、室温から
100℃、好ましくは室温から88℃にて1時間から4
8時間反応させる。反応時間は反応温度により変わるが
室温で行うときには概ね24〜48時間、加熱して反応
させる際には2〜6時間の反応が好ましい。反応終了後
は生成物の物性により後処理が若干変わる。
【0050】第四工程−1 硫酸エステル化後、反応物が反応溶媒中に溶解している
場合:硫酸化反応液に、体積で3〜5倍量のイオン交換
水若しくは蒸留水を加え、撹拌し水素イオン濃度を苛性
ソーダ水溶液、炭酸ソーダ水溶液などのアルカリ水溶液
を用い概ね7〜8に調整する。調整後、溶媒等を減圧下
に濃縮し反応溶媒をほぼ完全に除去した。残渣に重量比
で5〜20倍量のイオン交換水若しくは蒸留水を加え溶
解させ希塩酸で水素イオン濃度を3〜5とし、塩化メチ
レン、n−ヘキサン、エーテルなどの溶媒を用い、抽出
によって目的物水溶液から未反応原料カルボン酸を除去
した。有機溶媒による抽出後の水溶液は再度苛性ソーダ
水溶液、炭酸ソーダ水溶液などのアルカリ水溶液を用
い、水素イオン濃度(pH)を6.8〜7.8に、好ま
しくは7.0〜7.5に調整する。調整後、減圧下に水
分を留去し乾燥させた。乾燥後の残渣に重量比で5〜2
0倍量のメタノールを加えよく撹拌し不溶物を濾過し
た。ろ液のメタノール溶液は濃縮した後少量の水に溶解
させ、凍結乾燥を行って目的物を得た。
【0051】第四工程−2 硫酸エステル化後、反応物が反応溶媒中より沈殿してい
る場合:沈殿物をデカンテーションにより溶媒から分離
し、重量比で3〜10倍量のイオン交換水若しくは蒸留
水を加え、撹拌し水素イオン濃度を苛性ソーダ水溶液、
炭酸ソーダ水溶液などのアルカリ水溶液を用い概ね7〜
8に調整する。調整後、溶媒等を減圧下に濃縮し反応溶
媒をほぼ完全に除去した。残渣に重量比で5〜20倍量
のイオン交換水若しくは蒸留水を加え溶解させ、希塩酸
で水素イオン濃度を3〜5とし、塩化メチレン、n−ヘ
キサン、エーテルなどの溶媒を用い、抽出によって目的
物水溶液から未反応原料カルボン酸を除去した。有機溶
媒による抽出後の水溶液は再度苛性ソーダ水溶液、炭酸
ソーダ水溶液などのアルカリ水溶液を用い、水素イオン
濃度(pH)を6.8〜7.8に、好ましくは7.0〜
7.5に調整する。調整後、減圧下に水分を留去し乾燥
させた。乾燥後の残渣に重量比で5〜20倍量のメタノ
ールを加えよく撹拌し不溶物を濾過した。ろ液のメタノ
ール溶液は濃縮した後少量の水に溶解させ、凍結乾燥を
行って目的物を得た。
【0052】尚、さらに精製を行う場合には第四工程−
1、2で得られた目的物をイオン交換膜法、イオン交換
カラム法、逆浸透法、限外ろ過法、再沈澱法等により精
製する事ができる。硫酸エステルの対カチオンを変更す
るには中和剤を変更して行う方法、イオン交換樹脂によ
るカチオン交換法などによって変更することが可能であ
る。
【0053】別法による合成方法 有機溶媒に溶解しづらい糖鎖をエステル化するには糖鎖
を水に溶解させた後に一般式(5)または(6)をピリ
ジン等の塩基性溶媒、または水と混合する非プロトン系
溶媒に溶解させDCC(ジシクロヘキシルカルボジイミ
ド)または同様の縮合剤を用いて反応させることにより
合成することができる。尚、既に糖鎖の水酸基が部分的
に硫酸エステル化されている場合の目的物の合成方法も
同様に、一般式(5)または(6)を直接当該部分硫酸
化糖鎖にDCCまたは同様の縮合剤を用いて反応させる
ことにより合成することができる。
【0054】更に、参考までにオリゴ糖の配糖体を用い
る場合のためにこの製造方法について記載しておく。オ
リゴ糖を酢酸ソーダ存在下、無水酢酸による常法によっ
て目的とする糖の全ての水酸基をアセチル化し、パーア
セテートとする。次にルイス酸(例えば、塩化亜鉛、三
弗化ほうそエーテル、四塩化錫、四塩化チタン、塩化
鉄、トリメチルシリルトリフレートなど)や、プロトン
酸(例えば、硫酸、パラトルエンスルホン酸等)等の酸
触媒をパーアセテートに対し0.1〜1,5モル使用
し、この酸触媒の存在下、塩化メチレン、トルエン、キ
シレン、ジメトキシエタン等の非プロトン系溶媒中、ア
グリコンとするアルコール、フェノール類と前記のパー
アセテートとを−30℃から溶媒の沸点の範囲の温度で
0.5〜30時間反応させる。反応後、常法により後処
理し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー法により精
製し配糖体を得る事ができる。配糖体のアノマー比は反
応条件により異なるが、主としてβ体が得られる。製造
方法及び触媒の選択あるいは精製工程の操作により、
α、βのアノマー比を調節できる。勿論α体でも以下の
反応を実施する事に問題はない。このようにして得られ
る配糖体パーアセチル化物は通常の方法、例えばメタノ
ール中ナトリウムエトキシドで室温〜50℃の反応温度
で脱アセチル化し、目的とする配糖体を得る事ができ
る。
【0055】以下に、このようにして製造できる化合物
の具体的名称を示すが、この様にして製造できるエステ
ル化糖鎖硫酸化物のアシル化度、硫酸化度は製造条件に
よって変化するので、以下には一般的な名称の記載にと
どめ、各官能基の個数については省略した。例えば、硫
酸化とは糖水酸基の一部分が硫酸エステル化され硫酸化
度が20%〜88%の化合物の一つであることを意味す
る。また、対カチオンは省略して記載したが、生理学的
に許容できる塩の形が含まれる。更に、O−[4−
{(1,3−ジベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキ
シ}−4−オキソブタノイル]等のアシル基の意味は、
糖水酸基が4−{(1,3−ジベンゾイルオキシ)−2
−プロピルオキシ}−4−オキソブタノイル等でアシル
化されている度合いが12%〜80%の化合物の一つを
意味するものである。糖鎖は特に断らない限り5糖(ペ
ンタオース)の例を示したが、糖鎖に関しては、ラミナ
リペンタオシドは糖鎖5糖のラミナリオリゴ糖配糖体を
表わす。またグルコースのα(1→4)結合オリゴ糖は
マルトオリゴ糖と慣用的に称し、マルトペンタオシドと
は、糖鎖5糖のマルトオリゴ糖配糖体を表わす。更にグ
ルコースのα(1→6)結合オリゴ糖はイソマルトオリ
ゴ糖と呼ばれ、イソマルトペンタオシドとは糖鎖5糖の
イソマルトオリゴ糖配糖体を表わす。以下の具体的化合
物として、代表として5糖を記載しているが、3糖から
20糖についても同様である。また、アグリコンについ
ても代表としてドデシルを記載しているが、他のアグリ
コン(例えば、オクチル基、メチル基等のアルキル基、
アルキルフェニル基、アルコイシフェニル基)も同じよ
うに用いることができる。
【0056】硫酸化 O−[4−{(1,3−ジベンゾ
イルオキシ)−2−プロピルオキシ}−4−オキソブタ
ノイル] ラミナリペンタオース 硫酸化 O−[4−{(1,3−ジベンゾイルオキシ)
−2−プロピルオキシ}−4−オキソブタノイル] マル
トペンタオース 硫酸化 O−[4−{(1,3−ジベンゾイルオキシ)
−2−プロピルオキシ}−4−オキソブタノイル] イソ
マルトペンタオース 硫酸化 O−[4−{(1,3−ジベンゾイルオキシ)
−2−プロピルオキシ}−4−オキソブタノイル] β-D
-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-ガラクトピラノシル
(1→4)-β-D-グルコピラノース 硫酸化 O−[4−{(1,3−ジベンゾイルオキシ)
−2−プロピルオキシ}−4−オキソブタノイル] β-D
-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-ガラクトピラノシル
(1→4)−β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-グルコ
ピラノース
【0057】硫酸化 O−[4−{(1,2−ジベンゾ
イルオキシ)−3−プロピルオキシ}−4−オキソブタ
ノイル] ラミナリペンタオース 硫酸化 O−[4−{(1,2−ジベンゾイルオキシ)
−3−プロピルオキシ}−4−オキソブタノイル] マル
トペンタオース 硫酸化 O−[4−{(1,2−ジベンゾイルオキシ)
−3−プロピルオキシ}−4−オキソブタノイル] イソ
マルトペンタオース 硫酸化 O−[4−{(1,2−ジベンゾイルオキシ)
−3−プロピルオキシ}−4−オキソブタノイル] β-D
-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-ガラクトピラノシル
(1→4)-β-D-グルコピラノース 硫酸化 O−[4−{(1,2−ジベンゾイルオキシ)
−3−プロピルオキシ}−4−オキソブタノイル] β-D
-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-ガラクトピラノシル
(1→4)−β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-グルコ
ピラノース
【0058】硫酸化 O−[4−{(1,3−ジ−オク
タデカノイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−4−オ
キソブタノイル] ラミナリペンタオース 硫酸化 O−[4−{(1,3−ジ−オクタデカノイル
オキシ)−2−プロピルオキシ}−4−オキソブタノイ
ル] マルトペンタオース 硫酸化 O−[4−{(1,3−ジ−オクタデカノイル
オキシ)−2−プロピルオキシ}−4−オキソブタノイ
ル] イソマルトペンタオース 硫酸化 O−[4−{(1,3−ジ−オクタデカノイル
オキシ)−2−プロピルオキシ}−4−オキソブタノイ
ル] β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-ガラクトピ
ラノシル(1→4)-β-D-グルコピラノース 硫酸化 O−[4−{(1,3−ジ−オクタデカノイル
オキシ)−2−プロピルオキシ}−4−オキソブタノイ
ル] β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-ガラクトピ
ラノシル(1→4)−β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D
-グルコピラノース
【0059】硫酸化 O−[4−{(1,3−ジ−p−
ブチルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−4
−オキソブタノイル] ラミナリペンタオース 硫酸化 O−[4−{(1,3−ジ−p−ブチルベンゾ
イルオキシ)−2−プロピルオキシ}−4−オキソブタ
ノイル] マルトペンタオース 硫酸化 O−[4−{(1,3−ジ−p−ブチルベンゾ
イルオキシ)−2−プロピルオキシ}−4−オキソブタ
ノイル] イソマルトペンタオース 硫酸化 O−[4−{(1,3−ジ−p−ブチルベンゾ
イルオキシ)−2−プロピルオキシ}−4−オキソブタ
ノイル] β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-ガラク
トピラノシル(1→4)-β-D-グルコピラノース 硫酸化 O−[4−{(1,3−ジ−p−ブチルベンゾ
イルオキシ)−2−プロピルオキシ}−4−オキソブタ
ノイル] β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-ガラク
トピラノシル(1→4)−β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-
β-D-グルコピラノース
【0060】硫酸化 O−[4−{(1,3−ジ−p−
メチルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−4
−オキソブタノイル] ラミナリペンタオース 硫酸化 O−[4−{(1,3−ジ−p−メチルベンゾ
イルオキシ)−2−プロピルオキシ}−4−オキソブタ
ノイル] マルトペンタオース 硫酸化 O−[4−{(1,3−ジ−p−メチルベンゾ
イルオキシ)−2−プロピルオキシ}−4−オキソブタ
ノイル] イソマルトペンタオース 硫酸化 O−[4−{(1,3−ジ−p−メチルベンゾ
イルオキシ)−2−プロピルオキシ}−4−オキソブタ
ノイル] β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-ガラク
トピラノシル(1→4)-β-D-グルコピラノース 硫酸化 O−[4−{(1,3−ジ−p−メチルベンゾ
イルオキシ)−2−プロピルオキシ}−4−オキソブタ
ノイル] β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-ガラク
トピラノシル(1→4)−β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-
β-D-グルコピラノース 硫酸化 O−[6−{(1,3−ジベンゾイルオキシ)
−2−プロピルオキシ}−6−オキソヘキサノイル] ラ
ミナリペンタオース
【0061】硫酸化 O−[6−{(1,3−ジベンゾ
イルオキシ)−2−プロピルオキシ}−6−オキソヘキ
サノイル] マルトペンタオース 硫酸化 O−[6−{(1,3−ジベンゾイルオキシ)
−2−プロピルオキシ}−6−オキソヘキサノイル] イ
ソマルトペンタオース 硫酸化 O−[6−{(1,3−ジベンゾイルオキシ)
−2−プロピルオキシ}−6−オキソヘキサノイル] β
-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-ガラクトピラノシ
ル(1→4)-β-D-グルコピラノース 硫酸化 O−[6−{(1,3−ジベンゾイルオキシ)
−2−プロピルオキシ}−6−オキソヘキサノイル] β
-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-ガラクトピラノシ
ル(1→4)−β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-グル
コピラノース 硫酸化 O−[6−{(1,2−ジベンゾイルオキシ)
−3−プロピルオキシ}−6−オキソヘキサノイル] ラ
ミナリペンタオース 硫酸化 O−[6−{(1,2−ジベンゾイルオキシ)
−3−プロピルオキシ}−6−オキソヘキサノイル] マ
ルトペンタオース
【0062】硫酸化 O−[6−{(1,2−ジベンゾ
イルオキシ)−3−プロピルオキシ}−6−オキソヘキ
サノイル] イソマルトペンタオース 硫酸化 O−[6−{(1,2−ジベンゾイルオキシ)
−3−プロピルオキシ}−6−オキソヘキサノイル] β
-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-ガラクトピラノシ
ル(1→4)-β-D-グルコピラノース 硫酸化 O−[6−{(1,2−ジベンゾイルオキシ)
−3−プロピルオキシ}−6−オキソヘキサノイル] β
-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-ガラクトピラノシ
ル(1→4)−β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-グル
コピラノース 硫酸化 O−[6−{(1,3−ジ−オクタデカノイル
オキシ)−2−プロピルオキシ}−6−オキソヘキサノ
イル] ラミナリペンタオース 硫酸化 O−[6−{(1,3−ジ−オクタデカノイル
オキシ)−2−プロピルオキシ}−6−オキソヘキサノ
イル] マルトペンタオース 硫酸化 O−[6−{(1,3−ジ−オクタデカノイル
オキシ)−2−プロピルオキシ}−6−オキソヘキサノ
イル] イソマルトペンタオース
【0063】硫酸化 O−[6−{(1,3−ジ−オク
タデカノイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−6−オ
キソヘキサノイル] β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β
-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-グルコピラノース 硫酸化 O−[6−{(1,3−ジ−オクタデカノイル
オキシ)−2−プロピルオキシ}−6−オキソヘキサノ
イル] β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-ガラクト
ピラノシル(1→4)−β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β
-D-グルコピラノース 硫酸化 O−[6−{(1,3−ジ−p−ブチルベンゾ
イルオキシ)−2−プロピルオキシ}−6−オキソヘキ
サノイル] ラミナリペンタオース 硫酸化 O−[6−{(1,3−ジ−p−ブチルベンゾ
イルオキシ)−2−プロピルオキシ}−6−オキソヘキ
サノイル] マルトペンタオース 硫酸化 O−[6−{(1,3−ジ−p−ブチルベンゾ
イルオキシ)−2−プロピルオキシ}−6−オキソヘキ
サノイル] イソマルトペンタオース 硫酸化 O−[6−{(1,3−ジ−p−ブチルベンゾ
イルオキシ)−2−プロピルオキシ}−6−オキソヘキ
サノイル] β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-ガラ
クトピラノシル(1→4)-β-D-グルコピラノース
【0064】硫酸化 O−[6−{(1,3−ジ−p−
ブチルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−6
−オキソヘキサノイル] β-D-ガラクトピラノシル(1→
4)-β-D-ガラクトピラノシル(1→4)−β-D-ガラクトピ
ラノシル(1→4)-β-D-グルコピラノース 硫酸化 O−[6−{(1,3−ジ−p−メチルベンゾ
イルオキシ)−2−プロピルオキシ}−6−オキソヘキ
サノイル] ラミナリペンタオース 硫酸化 O−[6−{(1,3−ジ−p−メチルベンゾ
イルオキシ)−2−プロピルオキシ}−6−オキソヘキ
サノイル] マルトペンタオース 硫酸化 O−[6−{(1,3−ジ−p−メチルベンゾ
イルオキシ)−2−プロピルオキシ}−6−オキソヘキ
サノイル] イソマルトペンタオース 硫酸化 O−[6−{(1,3−ジ−p−メチルベンゾ
イルオキシ)−2−プロピルオキシ}−6−オキソヘキ
サノイル] β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-ガラ
クトピラノシル(1→4)-β-D-グルコピラノース 硫酸化 O−[6−{(1,3−ジ−p−メチルベンゾ
イルオキシ)−2−プロピルオキシ}−6−オキソヘキ
サノイル] β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-ガラ
クトピラノシル(1→4)−β-D-ガラクトピラノシル(1→
4)-β-D-グルコピラノース
【0065】硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3
−ジベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−4−
オキソブタノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−p−メ
チルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−4−
オキソブタノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−p−プ
ロピルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−4
−オキソブタノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−p−ブ
チルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−4−
オキソブタノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−p−オ
クチルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−4
−オキソブタノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−p−フ
ルオロベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−4
−オキソブタノイル] ラミナリペンタオシド
【0066】硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3
−ジ−p−クロロベンゾイルオキシ)−2−プロピルオ
キシ}−4−オキソブタノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−アセチ
ルオキシ)−2−プロピルオキシ}−4−オキソブタノ
イル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−ブタノ
イルオキシ)−2−プロピルオキシ}−4−オキソブタ
ノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−オクタ
ノイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−4−オキソブ
タノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−ドデカ
ノイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−4−オキソブ
タノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−オクタ
デカノイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−4−オキ
ソブタノイル] ラミナリペンタオシド
【0067】硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2
−ジベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−4−
オキソブタノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−p−メ
チルベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−4−
オキソブタノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−p−プ
ロピルベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−4
−オキソブタノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−p−ブ
チルベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−4−
オキソブタノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−p−オ
クチルベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−4
−オキソブタノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−p−フ
ルオロベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−4
−オキソブタノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−p−ク
ロロベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−4−
オキソブタノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−アセチ
ルオキシ)−3−プロピルオキシ}−4−オキソブタノ
イル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−ブタノ
イルオキシ)−3−プロピルオキシ}−4−オキソブタ
ノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−オクタ
ノイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−4−オキソブ
タノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−ドデカ
ノイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−4−オキソブ
タノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−オクタ
デカノイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−4−オキ
ソブタノイル] ラミナリペンタオシド
【0068】硫酸化 ドデシル O−[6−{(1,3
−ジベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−6−
オキソヘキサノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[6−{(1,3−ジ−p−メ
チルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−6−
オキソヘキサノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[6−{(1,3−ジ−p−プ
ロピルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−6
−オキソヘキサノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[6−{(1,3−ジ−p−ブ
チルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−6−
オキソヘキサノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[6−{(1,3−ジ−p−オ
クチルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−6
−オキソヘキサノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[6−{(1,3−ジ−p−フ
ルオロベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−6
−オキソヘキサノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[6−{(1,3−ジ−p−ク
ロロベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−6−
オキソヘキサノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[6−{(1,3−ジ−アセチ
ルオキシ)−2−プロピルオキシ}−6−オキソヘキサ
ノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[6−{(1,3−ジ−ヘキサ
ノイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−6−オキソヘ
キサノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[6−{(1,3−ジ−オクタ
ノイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−6−オキソヘ
キサノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[6−{(1,3−ジ−ドデカ
ノイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−6−オキソヘ
キサノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[6−{(1,3−ジ−オクタ
デカノイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−6−オキ
ソヘキサノイル] ラミナリペンタオシド
【0069】硫酸化 ドデシル O−[6−{(1,2
−ジベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−6−
オキソヘキサノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[6−{(1,2−ジ−p−メ
チルベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−6−
オキソヘキサノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[6−{(1,2−ジ−p−プ
ロピルベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−6
−オキソヘキサノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[6−{(1,2−ジ−p−ブ
チルベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−6−
オキソヘキサノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[6−{(1,2−ジ−p−オ
クチルベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−6
−オキソヘキサノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[6−{(1,2−ジ−p−フ
ルオロベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−6
−オキソヘキサノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[6−{(1,2−ジ−p−ク
ロロベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−6−
オキソヘキサノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[6−{(1,2−ジ−アセチ
ルオキシ)−3−プロピルオキシ}−6−オキソヘキサ
ノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[6−{(1,2−ジ−ブタノ
イルオキシ)−3−プロピルオキシ}−6−オキソヘキ
サノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[6−{(1,2−ジ−オクタ
ノイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−6−オキソヘ
キサノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[6−{(1,2−ジ−ドデカ
ノイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−4−オキソヘ
キサノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[6−{(1,2−ジ−オクタ
デカノイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−6−オキ
ソヘキサノイル] ラミナリペンタオシド
【0070】硫酸化 ドデシル O−[10−{(1,
3−ジベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−1
0−オキソデカノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[10−{(1,3−ジ−p−
メチルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−1
0−オキソデカノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[10−{(1,3−ジ−p−
プロピルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−
10−オキソデカノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[10−{(1,3−ジ−p−
ブチルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−1
0−オキソデカノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[10−{(1,3−ジ−p−
オクチルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−
10−オキソデカノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[10−{(1,3−ジ−p−
フルオロベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−
10−オキソデカノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[10−{(1,3−ジ−p−
クロロベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−1
0−オキソデカノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[10−{(1,3−ジ−アセ
チルオキシ)−2−プロピルオキシ}−10−オキソデ
カノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[10−{(1,3−ジ−デカ
ノイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−10−オキソ
デカノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[10−{(1,3−ジ−オク
タノイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−10−オキ
ソデカノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[10−{(1,3−ジ−ドデ
カノイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−10−オキ
ソデカノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[10−{(1,3−ジ−オク
タデカノイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−10−
オキソデカノイル] ラミナリペンタオシド
【0071】硫酸化 ドデシル O−[10−{(1,
2−ジベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−1
0−オキソデカノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[10−{(1,2−ジ−p−
メチルベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−1
0−オキソデカノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[10−{(1,2−ジ−p−
プロピルベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−
10−オキソデカノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[10−{(1,2−ジ−p−
ブチルベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−1
0−オキソデカノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[10−{(1,2−ジ−p−
オクチルベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−
10−オキソデカノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[10−{(1,2−ジ−p−
フルオロベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−
10−オキソデカノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[10−{(1,2−ジ−p−
クロロベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−1
0−オキソデカノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[10−{(1,2−ジ−アセ
チルオキシ)−3−プロピルオキシ}−10−オキソデ
カノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[10−{(1,2−ジ−ブタ
ノイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−10−オキソ
デカノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[10−{(1,2−ジ−オク
タノイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−10−オキ
ソデカノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[10−{(1,2−ジ−ドデ
カノイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−10−オキ
ソデカノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[10−{(1,2−ジ−オク
タデカノイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−10−
オキソデカノイル] ラミナリペンタオシド
【0072】硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3
−ジベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−4−
オキソブタノイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−p−メ
チルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−4−
オキソブタノイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−p−プ
ロピルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−4
−オキソブタノイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−p−ブ
チルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−4−
オキソブタノイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−p−オ
クチルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−4
−オキソブタノイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−p−フ
ルオロベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−4
−オキソブタノイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−p−ク
ロロベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−4−
オキソブタノイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−アセチ
ルオキシ)−2−プロピルオキシ}−4−オキソブタノ
イル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−ブタノ
イルオキシ)−2−プロピルオキシ}−4−オキソブタ
ノイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−オクタ
ノイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−4−オキソブ
タノイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−ドデカ
ノイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−4−オキソブ
タノイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−オクタ
デカノイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−4−オキ
ソブタノイル] マルトペンタオシド
【0073】硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2
−ジベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−4−
オキソブタノイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−p−メ
チルベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−4−
オキソブタノイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−p−プ
ロピルベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−4
−オキソブタノイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−p−ブ
チルベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−4−
オキソブタノイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−p−オ
クチルベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−4
−オキソブタノイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−p−フ
ルオロベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−4
−オキソブタノイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−p−ク
ロロベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−4−
オキソブタノイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−アセチ
ルオキシ)−3−プロピルオキシ}−4−オキソブタノ
イル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−ブタノ
イルオキシ)−3−プロピルオキシ}−4−オキソブタ
ノイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−オクタ
ノイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−4−オキソブ
タノイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−ドデカ
ノイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−4−オキソブ
タノイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−オクタ
デカノイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−4−オキ
ソブタノイル] マルトペンタオシド
【0074】硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3
−ジベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−2,
2−ジメチル−5−オキソペンタノイル] ラミナリペン
タオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−p−メ
チルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−2,
2−ジメチル−5−オキソペンタノイル] ラミナリペン
タオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−p−プ
ロピルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−
2,2−ジメチル−5−オキソペンタノイル] ラミナリ
ペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−p−ブ
チルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−2,
2−ジメチル−5−オキソペンタノイル] ラミナリペン
タオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−p−オ
クチルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−
2,2−ジメチル−5−オキソペンタノイル] ラミナリ
ペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−p−フ
ルオロベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−
2,2−ジメチル−5−オキソペンタノイル] ラミナリ
ペンタオシド
【0075】硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3
−ジ−p−クロロベンゾイルオキシ)−2−プロピルオ
キシ}−2,2−ジメチル−5−オキソペンタノイル]
ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−アセチ
ルオキシ)−2−プロピルオキシ}−2,2−ジメチル
−5−オキソペンタノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−ペンタ
ノイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−2,2−ジメ
チル−5−オキソペンタノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−オクタ
ノイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−2,2−ジメ
チル−5−オキソペンタノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−ドデカ
ノイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−2,2−ジメ
チル−5−オキソペンタノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−オクタ
デカノイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−2,2−
ジメチル−5−オキソペンタノイル] ラミナリペンタオ
シド
【0076】硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2
−ジベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−2,
2−ジメチル−5−オキソペンタノイル] ラミナリペン
タオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−p−メ
チルベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−2,
2−ジメチル−5−オキソペンタノイル] ラミナリペン
タオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−p−プ
ロピルベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−
2,2−ジメチル−5−オキソペンタノイル] ラミナリ
ペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−p−ブ
チルベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−2,
2−ジメチル−5−オキソペンタノイル] ラミナリペン
タオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−p−オ
クチルベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−
2,2−ジメチル−5−オキソペンタノイル] ラミナリ
ペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−p−フ
ルオロベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−
2,2−ジメチル−5−オキソペンタノイル] ラミナリ
ペンタオシド
【0077】硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2
−ジ−p−クロロベンゾイルオキシ)−3−プロピルオ
キシ}−2,2−ジメチル−5−オキソペンタノイル]
ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−アセチ
ルオキシ)−3−プロピルオキシ}−2,2−ジメチル
−5−オキソペンタノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−ペンタ
ノイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−2,2−ジメ
チル−5−オキソペンタノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−オクタ
ノイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−2,2−ジメ
チル−5−オキソペンタノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−ドデカ
ノイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−2,2−ジメ
チル−5−オキソペンタノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−オクタ
デカノイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−2,2−
ジメチル−5−オキソペンタノイル] ラミナリペンタオ
シド
【0078】硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3
−ジベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−2,
2−ジメチル−5−オキソペンタノイル] マルトペンタ
オシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−p−メ
チルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−2,
2−ジメチル−5−オキソペンタノイル] マルトペンタ
オシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−p−プ
ロピルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−
2,2−ジメチル−5−オキソペンタノイル] マルトペ
ンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−p−ブ
チルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−2,
2−ジメチル−5−オキソペンタノイル] マルトペンタ
オシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−p−オ
クチルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−
2,2−ジメチル−5−オキソペンタノイル] マルトペ
ンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−p−フ
ルオロベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−
2,2−ジメチル−4−オキソペンタノイル] マルトペ
ンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−p−ク
ロロベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−2,
2−ジメチル−5−オキソペンタノイル] マルトペンタ
オシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−アセチ
ルオキシ)−2−プロピルオキシ}−2,2−ジメチル
−5−オキソペンタノイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−ペンタ
ノイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−2,2−ジメ
チル−5−オキソペンタノイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−オクタ
ノイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−2,2−ジメ
チル−5−オキソペンタノイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−ドデカ
ノイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−2,2−ジメ
チル−4−オキソペンタノイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−オクタ
デカノイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−2,2−
ジメチル−5−オキソペンタノイル] マルトペンタオシ
【0079】硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2
−ジベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−2,
2−ジメチル−5−オキソペンタノイル] マルトペンタ
オシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−p−メ
チルベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−2,
2−ジメチル−5−オキソペンタノイル] マルトペンタ
オシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−p−プ
ロピルベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−
2,2−ジメチル−5−オキソペンタノイル] マルトペ
ンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−p−ブ
チルベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−2,
2−ジメチル−5−オキソペンタノイル] マルトペンタ
オシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−p−オ
クチルベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−
2,2−ジメチル−5−オキソペンタノイル] マルトペ
ンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−p−フ
ルオロベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−
2,2−ジメチル−5−オキソペンタノイル] マルトペ
ンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−p−ク
ロロベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−2,
2−ジメチル−5−オキソペンタノイル] マルトペンタ
オシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−アセチ
ルオキシ)−3−プロピルオキシ}−2,2−ジメチル
−5−オキソペンタノイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−ペンタ
ノイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−2,2−ジメ
チル−5−オキソペンタノイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−オクタ
ノイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−2,2−ジメ
チル−5−オキソペンタノイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−ドデカ
ノイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−2,2−ジメ
チル−5−オキソペンタノイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−オクタ
デカノイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−2,2−
ジメチル−5−オキソペンタノイル] マルトペンタオシ
【0080】硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3
−ジベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−2,
2−ジメチル−5−オキソペンタノイル] イソマルトペ
ンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−p−ブ
チルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−2,
2−ジメチル−5−オキソペンタノイル] イソマルトペ
ンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−p−フ
ルオロベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−
2,2−ジメチル−5−オキソペンタノイル] イソマル
トペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−p−ク
ロロベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−2,
2−ジメチル−5−オキソペンタノイル] イソマルトペ
ンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−アセチ
ルオキシ)−2−プロピルオキシ}−2,2−ジメチル
−5−オキソペンタノイル] イソマルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−ペンタ
ノイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−2,2−ジメ
チル−5−オキソペンタノイル] イソマルトペンタオシ
ド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−オクタ
ノイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−2,2−ジメ
チル−5−オキソペンタノイル] イソマルトペンタオシ
ド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−ドデカ
ノイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−2,2−ジメ
チル−5−オキソペンタノイル] イソマルトペンタオシ
ド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−オクタ
デカノイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−2,2−
ジメチル−5−オキソペンタノイル] イソマルトペンタ
オシド
【0081】硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2
−ジベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−2,
2−ジメチル−5−オキソペンタノイル] イソマルトペ
ンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−p−メ
チルベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−2,
2−ジメチル−5−オキソペンタノイル] イソマルトペ
ンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−p−プ
ロピルベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−
2,2−ジメチル−5−オキソペンタノイル] イソマル
トペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−p−ブ
チルベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−2,
2−ジメチル−5−オキソペンタノイル] イソマルトペ
ンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−p−オ
クチルベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−
2,2−ジメチル−5−オキソペンタノイル] イソマル
トペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−p−フ
ルオロベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−
2,2−ジメチル−5−オキソペンタノイル] イソマル
トペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−p−ク
ロロベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−2,
2−ジメチル−5−オキソペンタノイル] イソマルトペ
ンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−アセチ
ルオキシ)−3−プロピルオキシ}−2,2−ジメチル
−5−オキソペンタノイル] イソマルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−ペンタ
ノイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−2,2−ジメ
チル−5−オキソペンタノイル] イソマルトペンタオシ
ド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−オクタ
ノイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−2,2−ジメ
チル−5−オキソペンタノイル] イソマルトペンタオシ
ド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−ドデカ
ノイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−2,2−ジメ
チル−5−オキソペンタノイル] イソマルトペンタオシ
ド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−オクタ
デカノイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−2,2−
ジメチル−5−オキソペンタノイル] イソマルトペンタ
オシド
【0082】硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3
−ジベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−2,
2−ジメチル−5−オキソペンタノイル] ラミナリペン
タオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−p−メ
チルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−2,
2−ジメチル−5−オキソペンタノイル] ラミナリペン
タオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−p−プ
ロピルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−
2,2−ジメチル−5−オキソペンタノイル] ラミナリ
ペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−p−ブ
チルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−2,
2−ジメチル−5−オキソペンタノイル] ラミナリペン
タオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−p−オ
クチルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−
2,2−ジメチル−5−オキソペンタノイル] ラミナリ
ペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−p−フ
ルオロベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−
2,2−ジメチル−5−オキソペンタノイル] ラミナリ
ペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−p−ク
ロロベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−2,
2−ジメチル−5−オキソペンタノイル] ラミナリペン
タオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−アセチ
ルオキシ)−2−プロピルオキシ}−2,2−ジメチル
−5−オキソペンタノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−ペンタ
ノイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−2,2−ジメ
チル−5−オキソペンタノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−オクタ
ノイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−2,2−ジメ
チル−5−オキソペンタノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−ドデカ
ノイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−2,2−ジメ
チル−5−オキソペンタノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−オクタ
デカノイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−2,2−
ジメチル−5−オキソペンタノイル] ラミナリペンタオ
シド
【0083】硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2
−ジベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−2,
2−ジメチル−5−オキソペンタノイル] ラミナリペン
タオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−p−メ
チルベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−2,
2−ジメチル−5−オキソペンタノイル] ラミナリペン
タオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−p−プ
ロピルベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−
2,2−ジメチル−5−オキソペンタノイル] ラミナリ
ペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−p−ブ
チルベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−2,
2−ジメチル−5−オキソペンタノイル] ラミナリペン
タオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−p−オ
クチルベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−
2,2−ジメチル−5−オキソペンタノイル] ラミナリ
ペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−p−フ
ルオロベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−
2,2−ジメチル−5−オキソペンタノイル] ラミナリ
ペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−p−ク
ロロベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−2,
2−ジメチル−5−オキソペンタノイル] ラミナリペン
タオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−アセチ
ルオキシ)−3−プロピルオキシ}−2,2−ジメチル
−5−オキソペンタノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−ペンタ
ノイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−2,2−ジメ
チル−5−オキソペンタノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−オクタ
ノイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−2,2−ジメ
チル−5−オキソペンタノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−ドデカ
ノイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−2,2−ジメ
チル−5−オキソペンタノイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−オクタ
デカノイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−2,2−
ジメチル−5−オキソペンタノイル] ラミナリペンタオ
シド
【0084】硫酸化 ドデシル O−[6−{(1,3
−ジベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−6−
オキソヘキサノイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[6−{(1,3−ジ−p−メ
チルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−6−
オキソヘキサノイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[6−{(1,3−ジ−p−プ
ロピルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−6
−オキソヘキサノイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[6−{(1,3−ジ−p−ブ
チルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−6−
オキソヘキサノイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[6−{(1,3−ジ−p−オ
クチルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−6
−オキソヘキサノイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[6−{(1,3−ジ−p−フ
ルオロベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−6
−オキソヘキサノイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[6−{(1,3−ジ−p−ク
ロロベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−6−
オキソヘキサノイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[6−{(1,3−ジ−アセチ
ルオキシ)−2−プロピルオキシ}−6−オキソヘキサ
ノイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[6−{(1,3−ジ−ヘキサ
ノイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−6−オキソヘ
キサノイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[6−{(1,3−ジ−オクタ
ノイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−6−オキソヘ
キサノイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[6−{(1,3−ジ−ドデカ
ノイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−6−オキソヘ
キサノイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[6−{(1,3−ジ−オクタ
デカノイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−6−オキ
ソヘキサノイル] マルトペンタオシド
【0085】硫酸化 ドデシル O−[10−{(1,
3−ジベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−1
0−オキソデカノイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[10−{(1,3−ジ−p−
メチルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−1
0−オキソデカノイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[10−{(1,3−ジ−p−
プロピルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−
10−オキソデカノイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[10−{(1,3−ジ−p−
ブチルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−1
0−オキソデカノイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[10−{(1,3−ジ−p−
オクチルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−
10−オキソデカノイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[10−{(1,3−ジ−p−
フルオロベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−
10−オキソデカノイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[10−{(1,3−ジ−p−
クロロベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−1
0−オキソデカノイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[10−{(1,3−ジ−アセ
チルオキシ)−2−プロピルオキシ}−10−オキソデ
カノイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[10−{(1,3−ジ−デカ
ノイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−10−オキソ
デカノイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[10−{(1,3−ジ−オク
タノイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−10−オキ
ソデカノイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[10−{(1,3−ジ−ドデ
カノイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−10−オキ
ソデカノイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[10−{(1,3−ジ−オク
タデカノイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−10−
オキソデカノイル] マルトペンタオシド
【0086】硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3
−ジベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−4−
オキソブタノイル] イソマルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−p−メ
チルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−4−
オキソブタノイル] イソマルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−p−プ
ロピルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−4
−オキソブタノイル] イソマルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−p−ブ
チルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−4−
オキソブタノイル] イソマルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−p−オ
クチルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−4
−オキソブタノイル] イソマルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−p−フ
ルオロベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−4
−オキソブタノイル] イソマルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−p−ク
ロロベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−4−
オキソブタノイル] イソマルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−アセチ
ルオキシ)−2−プロピルオキシ}−4−オキソブタノ
イル] イソマルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−ブタノ
イルオキシ)−2−プロピルオキシ}−4−オキソブタ
ノイル] イソマルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−オクタ
ノイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−4−オキソブ
タノイル] イソマルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−ドデカ
ノイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−4−オキソブ
タノイル] イソマルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−オクタ
デカノイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−4−オキ
ソブタノイル] イソマルトペンタオシド
【0087】硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2
−ジベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−4−
オキソブタノイル] イソマルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−p−メ
チルベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−4−
オキソブタノイル] イソマルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−p−プ
ロピルベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−4
−オキソブタノイル] イソマルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−p−ブ
チルベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−4−
オキソブタノイル] イソマルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−p−オ
クチルベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−4
−オキソブタノイル] イソマルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−p−フ
ルオロベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−4
−オキソブタノイル] イソマルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−p−ク
ロロベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−4−
オキソブタノイル] イソマルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−アセチ
ルオキシ)−3−プロピルオキシ}−4−オキソブタノ
イル] イソマルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−ブタノ
イルオキシ)−3−プロピルオキシ}−4−オキソブタ
ノイル] イソマルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−オクタ
ノイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−4−オキソブ
タノイル] イソマルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−ドデカ
ノイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−4−オキソブ
タノイル] イソマルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−オクタ
デカノイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−4−オキ
ソブタノイル] イソマルトペンタオシド
【0088】硫酸化 ドデシル O−[6−{(1,3
−ジベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−6−
オキソヘキサノイル] イソマルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[6−{(1,3−ジ−p−メ
チルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−6−
オキソヘキサノイル] イソマルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[6−{(1,3−ジ−p−プ
ロピルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−6
−オキソヘキサノイル] イソマルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[6−{(1,3−ジ−p−ブ
チルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−6−
オキソヘキサノイル] イソマルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[6−{(1,3−ジ−p−オ
クチルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−6
−オキソヘキサノイル] イソマルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[6−{(1,3−ジ−p−フ
ルオロベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−6
−オキソヘキサノイル] イソマルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[6−{(1,3−ジ−p−ク
ロロベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−6−
オキソヘキサノイル] イソマルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[6−{(1,3−ジ−アセチ
ルオキシ)−2−プロピルオキシ}−6−オキソヘキサ
ノイル] イソマルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[6−{(1,3−ジ−ヘキサ
ノイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−6−オキソヘ
キサノイル] イソマルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[6−{(1,3−ジ−オクタ
ノイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−6−オキソヘ
キサノイル] イソマルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[6−{(1,3−ジ−ドデカ
ノイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−6−オキソヘ
キサノイル] イソマルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[6−{(1,3−ジ−オクタ
デカノイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−6−オキ
ソヘキサノイル] イソマルトペンタオシド
【0089】硫酸化 ドデシル O−[10−{(1,
3−ジベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−1
0−オキソデカノイル] イソマルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[10−{(1,3−ジ−p−
メチルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−1
0−オキソデカノイル] イソマルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[10−{(1,3−ジ−p−
プロピルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−
10−オキソデカノイル] イソマルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[10−{(1,3−ジ−p−
ブチルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−1
0−オキソデカノイル] イソマルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[10−{(1,3−ジ−p−
オクチルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−
10−オキソデカノイル] イソマルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[10−{(1,3−ジ−p−
フルオロベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−
10−オキソデカノイル] イソマルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[10−{(1,3−ジ−p−
クロロベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−1
0−オキソデカノイル] イソマルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[10−{(1,3−ジ−アセ
チルオキシ)−2−プロピルオキシ}−10−オキソデ
カノイル] イソマルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[10−{(1,3−ジ−デカ
ノイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−10−オキソ
デカノイル] イソマルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[10−{(1,3−ジ−オク
タノイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−10−オキ
ソデカノイル] イソマルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[10−{(1,3−ジ−ドデ
カノイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−10−オキ
ソデカノイル] イソマルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[10−{(1,3−ジ−オク
タデカノイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−10−
オキソデカノイル] イソマルトペンタオシド
【0090】硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3
−ジベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−4−
オキソブタノイル] β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β
-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-グルコピラノシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−p−メ
チルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−4−
オキソブタノイル] β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β
-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-グルコピラノシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−p−プ
ロピルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−4
−オキソブタノイル] β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-
β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-グルコピラノシ
ド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−p−ブ
チルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−4−
オキソブタノイル] β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β
-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-グルコピラノシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−p−オ
クチルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−4
−オキソブタノイル] β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-
β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-グルコピラノシ
ド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−p−フ
ルオロベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−4
−オキソブタノイル] β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-
β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-グルコピラノシ
ド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−p−ク
ロロベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−4−
オキソブタノイル] β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β
-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-グルコピラノシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−アセチ
ルオキシ)−2−プロピルオキシ}−4−オキソブタノ
イル] β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-ガラクト
ピラノシル(1→4)-β-D-グルコピラノシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−ブタノ
イルオキシ)−2−プロピルオキシ}−4−オキソブタ
ノイル] β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-ガラク
トピラノシル(1→4)-β-D-グルコピラノシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−オクタ
ノイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−4−オキソブ
タノイル] β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-ガラ
クトピラノシル(1→4)-β-D-グルコピラノシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−ドデカ
ノイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−4−オキソブ
タノイル] β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-ガラ
クトピラノシル(1→4)-β-D-グルコピラノシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−オクタ
デカノイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−4−オキ
ソブタノイル] β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-
ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-グルコピラノシド
【0091】硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2
−ジベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−4−
オキソブタノイル] β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β
-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-グルコピラノシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−p−メ
チルベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−4−
オキソブタノイル] β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β
-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-グルコピラノシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−p−プ
ロピルベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−4
−オキソブタノイル] β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-
β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-グルコピラノシ
ド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−p−ブ
チルベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−4−
オキソブタノイル] β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β
-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-グルコピラノシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−p−オ
クチルベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−4
−オキソブタノイル] β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-
β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-グルコピラノシ
ド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−p−フ
ルオロベンゾイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−4
−オキソブタノイル] β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-
β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-グルコピラノシ
【0092】硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2
−ジ−p−クロロベンゾイルオキシ)−3−プロピルオ
キシ}−4−オキソブタノイル] β-D-ガラクトピラノ
シル(1→4)-β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-グル
コピラノシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−アセチ
ルオキシ)−3−プロピルオキシ}−4−オキソブタノ
イル] β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-ガラクト
ピラノシル(1→4)-β-D-グルコピラノシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−ブタノ
イルオキシ)−3−プロピルオキシ}−4−オキソブタ
ノイル] β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-ガラク
トピラノシル(1→4)-β-D-グルコピラノシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−オクタ
ノイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−4−オキソブ
タノイル] β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-ガラ
クトピラノシル(1→4)-β-D-グルコピラノシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−ドデカ
ノイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−4−オキソブ
タノイル] β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-ガラ
クトピラノシル(1→4)-β-D-グルコピラノシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−オクタ
デカノイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−4−オキ
ソブタノイル] β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-
ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-グルコピラノシド
【0093】硫酸化 ドデシル O−[6−{(1,3
−ジベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−6−
オキソヘキサノイル] β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-
β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-グルコピラノシ
ド 硫酸化 ドデシル O−[6−{(1,3−ジ−p−メ
チルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−6−
オキソヘキサノイル] β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-
β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-グルコピラノシ
ド 硫酸化 ドデシル O−[6−{(1,3−ジ−p−プ
ロピルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−6
−オキソヘキサノイル] β-D-ガラクトピラノシル(1→
4)-β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-グルコピラノ
シド 硫酸化 ドデシル O−[6−{(1,3−ジ−p−ブ
チルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−6−
オキソヘキサノイル] β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-
β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-グルコピラノシ
ド 硫酸化 ドデシル O−[6−{(1,3−ジ−p−オ
クチルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−6
−オキソヘキサノイル] β-D-ガラクトピラノシル(1→
4)-β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-グルコピラノ
シド 硫酸化 ドデシル O−[6−{(1,3−ジ−p−フ
ルオロベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−6
−オキソヘキサノイル] β-D-ガラクトピラノシル(1→
4)-β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-グルコピラノ
シド
【0094】硫酸化 ドデシル O−[6−{(1,3
−ジ−p−クロロベンゾイルオキシ)−2−プロピルオ
キシ}−6−オキソヘキサノイル] β-D-ガラクトピラ
ノシル(1→4)-β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-グ
ルコピラノシド 硫酸化 ドデシル O−[6−{(1,3−ジ−アセチ
ルオキシ)−2−プロピルオキシ}−6−オキソヘキサ
ノイル] β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-ガラク
トピラノシル(1→4)-β-D-グルコピラノシド 硫酸化 ドデシル O−[6−{(1,3−ジ−ヘキサ
ノイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−6−オキソヘ
キサノイル] β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-ガ
ラクトピラノシル(1→4)-β-D-グルコピラノシド 硫酸化 ドデシル O−[6−{(1,3−ジ−オクタ
ノイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−6−オキソヘ
キサノイル] β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-ガ
ラクトピラノシル(1→4)-β-D-グルコピラノシド 硫酸化 ドデシル O−[6−{(1,3−ジ−ドデカ
ノイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−6−オキソヘ
キサノイル] β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-ガ
ラクトピラノシル(1→4)-β-D-グルコピラノシド 硫酸化 ドデシル O−[6−{(1,3−ジ−オクタ
デカノイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−6−オキ
ソヘキサノイル] β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D
-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-グルコピラノシド
【0095】硫酸化 ドデシル O−[10−{(1,
3−ジベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−1
0−オキソデカノイル] β-D-ガラクトピラノシル(1→
4)-β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-グルコピラノ
シド 硫酸化 ドデシル O−[10−{(1,3−ジ−p−
メチルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−1
0−オキソデカノイル] β-D-ガラクトピラノシル(1→
4)-β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-グルコピラノ
シド 硫酸化 ドデシル O−[10−{(1,3−ジ−p−
プロピルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−
10−オキソデカノイル] β-D-ガラクトピラノシル(1
→4)-β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-グルコピラ
ノシド 硫酸化 ドデシル O−[10−{(1,3−ジ−p−
ブチルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−1
0−オキソデカノイル] β-D-ガラクトピラノシル(1→
4)-β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-グルコピラノ
シド 硫酸化 ドデシル O−[10−{(1,3−ジ−p−
オクチルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−
10−オキソデカノイル] β-D-ガラクトピラノシル(1
→4)-β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-グルコピラ
ノシド 硫酸化 ドデシル O−[10−{(1,3−ジ−p−
フルオロベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−
10−オキソデカノイル] β-D-ガラクトピラノシル(1
→4)-β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-グルコピラ
ノシド 硫酸化 ドデシル O−[10−{(1,3−ジ−p−
クロロベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−1
0−オキソデカノイル] β-D-ガラクトピラノシル(1→
4)-β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-グルコピラノ
シド 硫酸化 ドデシル O−[10−{(1,3−ジ−アセ
チルオキシ)−2−プロピルオキシ}−10−オキソデ
カノイル] β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-ガラ
クトピラノシル(1→4)-β-D-グルコピラノシド 硫酸化 ドデシル O−[10−{(1,3−ジ−デカ
ノイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−10−オキソ
デカノイル] β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-ガ
ラクトピラノシル(1→4)-β-D-グルコピラノシド 硫酸化 ドデシル O−[10−{(1,3−ジ−オク
タノイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−10−オキ
ソデカノイル] β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-
ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-グルコピラノシド 硫酸化 ドデシル O−[10−{(1,3−ジ−ドデ
カノイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−10−オキ
ソデカノイル] β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-
ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-グルコピラノシド 硫酸化 ドデシル O−[10−{(1,3−ジ−オク
タデカノイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−10−
オキソデカノイル] β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β
-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-グルコピラノシド
【0096】硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3
−ジベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボニ
ル}ベンゾイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−p−メ
チルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボニ
ル}ベンゾイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−p−プ
ロピルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボ
ニル}ベンゾイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−p−ブ
チルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボニ
ル}ベンゾイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−p−オ
クチルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボ
ニル}ベンゾイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−ヘキサ
ノイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボニル}ベン
ゾイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−オクタ
ノイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボニル}ベン
ゾイル] ラミナリペンタオシド
【0097】硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3
−ジベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボニ
ル}ベンゾイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−p−メ
チルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボニ
ル}ベンゾイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−p−プ
ロピルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボ
ニル}ベンゾイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−p−オ
クチルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボ
ニル}ベンゾイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−ヘキサ
ノイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボニル}ベン
ゾイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−オクタ
ノイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボニル}ベン
ゾイル] マルトペンタオシド
【0098】硫酸化 ドデシル O−[2−{(1,3
−ジベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボニ
ル}ベンゾイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[2−{(1,3−ジ−p−メ
チンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボニル}
ベンゾイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[2−{(1,3−ジ−p−プ
ロピルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボ
ニル}ベンゾイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[2−{(1,3−ジ−p−ブ
チルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボニ
ル}ベンゾイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[2−{(1,3−ジ−p−オ
クチルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボ
ニル}ベンゾイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[2−{(1,3−ジ−ヘキサ
ノイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボニル}ベン
ゾイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[2−{(1,3−ジ−オクタ
ノイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボニル}ベン
ゾイル] ラミナリペンタオシド
【0099】硫酸化 ドデシル O−[2−{(1,3
−ジベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボニ
ル}ベンゾイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[2−{(1,3−ジ−p−メ
チルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボニ
ル}ベンゾイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[2−{(1,3−ジ−p−プ
ロピルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボ
ニル}ベンゾイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[2−{(1,3−ジ−p−オ
クチルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボ
ニル}ベンゾイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[2−{(1,3−ジ−ヘキサ
ノイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボニル}ベン
ゾイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[2−{(1,3−ジ−オクタ
ノイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボニル}ベン
ゾイル] マルトペンタオシド
【0100】硫酸化 ドデシル O−[2−{(1,3
−ジベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボニ
ル}ベンゾイル] イソマルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[2-{(1,3−ジ−p−プロ
ピルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボニ
ル}ベンゾイル] イソマルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[2−{(1,3−ジ−p−ブ
チルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボニ
ル}ベンゾイル] イソマルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[2−{(1,3−ジ−p−オ
クチルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボ
ニル}ベンゾイル] イソマルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[2−{(1,3−ジ−ヘキサ
ノイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボニル}ベン
ゾイル] イソマルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[2−{(1,3−ジ−オクタ
ノイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボニル}ベン
ゾイル] イソマルトペンタオシド
【0101】硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3
−ジベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボニ
ル}ベンゾイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−p−メ
チルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボニ
ル}ベンゾイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−p−プ
ロピルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボ
ニル}ベンゾイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−p−オ
クチルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボ
ニル}ベンゾイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−ヘキサ
ノイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボニル}ベン
ゾイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,3−ジ−オクタ
ノイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボニル}ベン
ゾイル] マルトペンタオシド
【0102】硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2
−ジベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボニ
ル}ベンゾイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−p−メ
チルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボニ
ル}ベンゾイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−p−プ
ロピルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボ
ニル}ベンゾイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−p−ブ
チルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボニ
ル}ベンゾイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−p−オ
クチルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボ
ニル}ベンゾイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−ヘキサ
ノイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボニル}ベン
ゾイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−オクタ
ノイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボニル}ベン
ゾイル] ラミナリペンタオシド
【0103】硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2
−ジベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボニ
ル}ベンゾイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−p−メ
チルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボニ
ル}ベンゾイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−p−プ
ロピルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボ
ニル}ベンゾイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−p−オ
クチルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボ
ニル}ベンゾイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−ヘキサ
ノイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボニル}ベン
ゾイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[4−{(1,2−ジ−オクタ
ノイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボニル}ベン
ゾイル] マルトペンタオシド
【0104】硫酸化 ドデシル O−[2−{(1,2
−ジベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボニ
ル}ベンゾイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[2−{(1,2−ジ−p−メ
チルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボニ
ル}ベンゾイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[2−{(1,2−ジ−p−プ
ロピルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボ
ニル}ベンゾイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[2−{(1,2−ジ−p−ブ
チルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボニ
ル}ベンゾイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[2−{(1,2−ジ−p−オ
クチルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボ
ニル}ベンゾイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[2−{(1,2−ジ−ヘキサ
ノイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボニル}ベン
ゾイル] ラミナリペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[2−{(1,2−ジ−オクタ
ノイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボニル}ベン
ゾイル] ラミナリペンタオシド
【0105】硫酸化 ドデシル O−[2−{(1,2
−ジベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボニ
ル}ベンゾイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[2−{(1,2−ジ−p−メ
チルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボニ
ル}ベンゾイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[2−{(1,2−ジ−p−プ
ロピルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボ
ニル}ベンゾイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[2−{(1,2−ジ−p−オ
クチルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボ
ニル}ベンゾイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[2−{(1,2−ジ−ヘキサ
ノイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボニル}ベン
ゾイル] マルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[2−{(1,2−ジ−オクタ
ノイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボニル}ベン
ゾイル] マルトペンタオシド
【0106】硫酸化 ドデシル O−[2−{(1,2
−ジベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボニ
ル}ベンゾイル] イソマルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[2-{(1,2−ジ−p−プロ
ピルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボニ
ル}ベンゾイル] イソマルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[2−{(1,2−ジ−p−ブ
チルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボニ
ル}ベンゾイル] イソマルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[2−{(1,2−ジ−p−オ
クチルベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボ
ニル}ベンゾイル] イソマルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[2−{(1,2−ジ−ヘキサ
ノイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボニル}ベン
ゾイル] イソマルトペンタオシド 硫酸化 ドデシル O−[2−{(1,2−ジ−オクタ
ノイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボニル}ベン
ゾイル] イソマルトペンタオシド
【0107】最後に、本発明の第3の発明である抗ウイ
ルス剤について説明する。本発明の抗ウイルス剤は、上
述した本願化合物を有効成分とするものである。本発明
化合物はウイルスによって引き起こされる病気を抑制す
ることに効果を有し、とりわけHIVに対しその抗ウイ
ルス活性が優れた化合物である。従って本発明の抗ウイ
ルス剤はウイルスによって引き起こされる病気の抑制、
予防、治療に有用である。
【0108】本発明での抗ウイルス剤は経口吸収性に優
れる。このことは実施例27、28に示したように、
7.5mg/kgという量で実際に経口的に実験動物に
投与しても抗HIV活性が血中に見いだされ、トルイジ
ンブルー法により薬剤の定量ができることからも明らか
である。更に、本発明の抗ウイルス剤は血中での活性持
続性も有ることがこれらのデータから判明した。このよ
うに、Kevin J Lorentsen,et a
l.,Annals of Internal Med
icine、111巻、561〜566、1989年等
にあるように、従来の経口投与では全く吸収されない
か、極めて吸収の弱いものであったデキストラン等の硫
酸化糖についても、一般式(1)又は(2)で示される
アシル基を糖水酸基に導入し、脂溶性を増大させたこと
により、経口投与が可能となった。この場合、アシル基
の導入個数に比例し経口吸収性が高まる事が判明した。
【0109】本発明の抗ウイルス剤の作用機序は未だ明
確ではないが、例えばエイズウイルス(HIV)の場
合、従来から知られている硫酸化多糖類と同様にエイズ
ウイルス標的細胞への吸着阻害作用が推定される。抗ウ
イルス作用の評価方法は一般に次のように行う。即ち、
ウイルスの標的細胞培養液中に感染細胞を入れる。この
時、培養細胞の100個に1個の割合で感染させている
(感染の多重度、M.O.I.=0.01)。ここに薬
剤を種々の濃度で加え培養し、一定時間後の細胞生存率
を調べる方法が通常である。このような試験は特にエイ
ズウイルスではモデル動物試験がないので、薬剤活性判
定の一つの重要な要素である。
【0110】本化合物群の抗エイズウイルス作用の評価
は実施例26に示すが、MT−4細胞系によるin v
itroの試験結果、50%有効濃度値(EC50)値
が概ね5μg/ml以下の値であり極めて良い活性をも
っていた。そして配糖体構造とした事で抗ウイルス持続
活性効果が非配糖体構造に比較して格段に良くなる。該
試験による抗ウイルス活性の点では、本願化合物のアシ
ル化度は配糖体水酸基の5〜80%が好ましく、10〜
40%が更に好ましい。そして、硫酸エステル基はアシ
ル化を受けなかった水酸基に、より多く導入されること
が抗ウイルス効果を発揮するためには好ましいので、硫
酸化度は配糖体水酸基の20〜95%程度が好ましく、
アシル化度との兼ね合いから50〜75%程度が更に好
ましい。
【0111】また本発明者等は本発明の化合物がウイル
スと接触するとウイルスが活性を失うという、もう一つ
の効果(不活化効果という)を見いだした。即ち、上記
の抗ウイルス作用評価方法とは異なる評価においても、
本願化合物が高い活性を有することを見いだした。評価
方法は概ね次のように行なう。ウイルスと本発明の薬剤
の溶液を混合し、2〜3時間室温に放置するだけでこの
ウイルスは活性を大きく損ない、このウイルスを用いた
ウイルスによる細胞障害性(培養細胞の50%が感染す
るウイルス量である50%TCID値=TCID50、T
issue culture infectious
dose)が1〜3桁低下することが判明した。このよ
うに本発明の化合物群はこれらの化合物と短時間接触さ
せるだけでウイルスの標的細胞に対する活性を大きく低
下させる事を見いだした。このようなウイルス不活化効
果は一般の硫酸化糖類にはない新しい作用である。
【0112】これらの研究より、抗ウイルス剤として
は、一般式(1)及び(2)で示されるアシル基の導入
個数は5糖(糖鎖数5個)に対し、1個ないし13個、
好ましくは1個ないし5個、より好ましくは1個ないし
4個である。
【0113】また、硫酸化多糖の欠点とされる抗凝血活
性に関しては、活性化部分トロンボプラスチン時間(A
PTT)の測定結果を実施例31に示したが、実験動物
に60mg/kgの経口投与後二時間後の値で22.2
秒(コントロール値21.8秒)と60mg/kgの投
与でも殆ど延長されなかった。このように、本発明の化
合物は実用上、抗凝血活性が無い硫酸化糖類である事が
判明し、極めて有効な薬剤の候補となることが判明し
た。
【0114】本発明の抗ウイルス剤は、例えば、静脈内
投与、経口投与、筋肉内投与、腹腔内投与、直腸内投与
など種々の方法で投与する事ができ、製剤の形態は、勿
論投与方法により異なるが、通常の製剤、例えば錠剤、
カプセル剤、顆粒剤、マイクロスフェアー剤、丸剤、液
剤、注射薬、シロップ剤、座剤等に製剤化して、経口的
及び非経口的に投与する事ができる。製剤を製造するた
めに、有効成分としての本化合物は0.1〜100%含
有する事が好ましい。このための手段として、医薬品を
製造するために用いる慣用の賦形剤および添加剤を用い
ることができる。慣用の賦形剤としては、例えば蒸留
水、生理食塩水、アルコール、ポリエチレングリコー
ル、グリセロールエステル、ゼラチン、炭水化物ステア
リン酸マグネシウム、タルク等があげられる。また、慣
用の添加剤として、防腐剤、減菌剤、潤滑剤、コーテイ
ング剤、湿潤剤、乳化剤、着色剤、マスキングフレーバ
ー、および芳香剤等があげられる。
【0115】本発明による抗ウイルス剤の投与量は、そ
の薬剤の投与形態、投与回数、患者の状態、患者の体
重、病気の軽重により変化するが、投与量は体重1Kg
当たり好ましくは0.1mgから500mg、更に好ま
しくは0.5mgから100mgを、一日に1〜3回投
与する事が好ましい。投与回数も薬剤の形態、患者の状
態、体重、病気の軽重により定められる。また、その他
の抗ウイルス剤との併用によっても双方の使用量を軽減
できる、いわゆる併用効果が期待できるものである。さ
らに、本化合物は生体中での毒性が低く、マウスに1g
/kgの投与によっても死亡する事無く安全な化合物で
ある。
【0116】即ち、本発明の抗ウイルス剤のマウスにお
ける経口単回投与による急性毒性試験の結果では、後述
する実施例記載の化合物のいずれも、1.0g/kgの
投与でも全例とも生存していた。従って、本発明化合物
の経口投与によるLD50(50%致死量)は、いずれも
1.0g/kg以上である。
【0117】
【実施例】以下に実施例により本発明を具体的に説明す
るが、もとより本発明はこれに限定されるものではな
い。
【0118】(参考合成例1) ドデシル β−D−ラ
ミナリペンタオシドの合成 フラスコ中で、0.55gの酢酸ナトリウムと10ml
の無水酢酸を加熱させ、そこに1.003gのラミナリ
ペンタオースを少量づつ添加した。そして、還流下に2
時間反応させた。反応生成物は100gの氷中に注ぎ、
その後、酢酸エチルにて抽出した。酢酸エチル層は芒硝
で乾燥させ、濃縮してシロップ状物のパーアセチルラミ
ナリペンタオースを得た(収率90%以上)。生成物の
α/β比は核磁気共鳴スペクトル法から、おおよそ25
/75である。 比旋光度: [α]D= -43.5°(c = 1.0/クロロ
ホルム)(25℃) 次に、このパーアセチルラミナリペンタオース500m
gとn−ドデカノール60mgを、50ml三ツ口フラ
スコ中にて塩化メチレン20mlに溶解させ、窒素気流
下、1ミリモルの四塩化錫を加え室温で20時間反応さ
せた。反応混合物は重曹水溶液に注ぎ、セライトコート
したロートでろ過後、塩化メチレンにて抽出した。塩化
メチレン層は芒硝で乾燥させ、濃縮した。濃縮後の残渣
はカラムクロマトグラフィー法(シリカゲル:酢酸エチ
ル/ヘキサン)により精製し、薄層クロマトRf値0.
72の主成分を集め濃縮した。生成物はn−ドデシル
パーアセチル−β−D−ラミナリペンタオシド(収量
0.265g;収率49%)であり、核磁気共鳴スペク
トル法から決定した。 比旋光度: [α]D= -42.8°(c = 1.0/クロロ
ホルム)(28℃) 次に、上で合成したパーアセテート配糖体238mgを
10mlのメタノールに溶解させ、ここに、0.1規定
ナトリウムメトキシドメタノール溶液4.3mlを加
え、室温で2.5時間攪拌した。その後、ナトリウムイ
オンを除去するためにイオン交換樹脂で処理した。イオ
ン交換樹脂をろ過で除去後、メタノール溶液を濃縮し、
138mgの目的物を得た。 比旋光度: [α]D= -16.4°(c = 0.50/メタ
ノール)(30℃)
【0119】(参考合成例2)ジラウロイルグリセリン
の合成 グリセリン20.6gを乾燥ピリジン500mlに溶解
させ氷冷下5℃に冷却した。ここにラウロイルクロリド
103mlを乾燥塩化メチレン50mlに溶解させた溶
液を30分で滴下し、0〜4℃にて1時間撹拌した。そ
の後、室温で15時間撹拌し反応させた。反応後、溶媒
を減圧下で濃縮し、そこに、酢酸エチル500mlにて希
釈後、氷冷希塩酸100mlで洗浄し、有機層を分離
後、100mlの水で水洗を2回行い、更に飽和重曹水
100mlで2回洗浄後、飽和食塩水で洗浄した。洗浄
後芒硝にて脱水し、溶媒を濃縮し残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー法(ヘキサン/酢酸エチル=4/
1)により精製し、1、3ージラウロイルグリセリン4
4.0g、1、2ージラウロイルグリセリン7.8gを
得た。その他の成分については特に分別せずに廃棄し
た。1,3−ジラウロイルグリセリンの核磁気共鳴スペ
クトルを参考として示す。400MHz、プロトン核磁
気共鳴スペクトル、ppm(CDCl3)内部標準TM
S 0.88 Me基 1.26〜1.28 ラウロイルメチレン基 1.61 カルボニルβ位メチレン基 2.31 カルボニルα位メチレン基 4.12〜4.32 グリセリンユニット部メチレン基 5.27 グリセリンユニット部メチン基 本発明で使用するその他のジアシルグリセリンは本方法
と同様に製造することができる。
【0120】(参考合成例3)4−[(1,3−ジラウ
ロイルオキシ)−2−プロピルオキシ]−4−オキソ酪
酸の合成 合成参考例2で合成した1,3−ジラウロイルグリセリ
ン5.0gを乾燥塩化メチレン100mlに溶解させそ
こに、無水琥珀酸4.6gを加え、更に、ジメチルアミ
ノピリジン2.0gを加え室温で4.5時間撹拌した。
反応後溶媒を濃縮し、酢酸エチル300mlで希釈し、
冷却した希塩酸50mlで洗浄を2回行った。その後、
飽和重曹水で洗浄を繰り返した後飽和食塩水で洗浄し、
芒硝で脱水した。酢酸エチル溶液は濃縮後、シリカゲル
カラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)により精製
し、目的物5.8gを得た。4−[(1,3−ジラウロ
イルオキシ)−2−プロピルオキシ]−4−オキソ酪酸
の核磁気共鳴スペクトルを参考として示した。400M
Hz、プロトン核磁気共鳴スペクトル、ppm(CDC
l3)内部標準TMS 0.88 Me基 1.26〜1.28 ラウロイルメチレン基 1.61 カルボニルβ位メチレン基 2.32 カルボニルα位メチレン基 2.63〜2.71 琥珀酸ユニット部メチレン 4.12〜4.32 グリセリンユニット部メチレン基 5.27 グリセリンユニット部メチン基
【0121】(参考合成例4)6−[(1,3−ジラウ
ロイルオキシ)−2−プロピルオキシ]−6−オキソヘ
キサン酸の合成 合成参考例2で合成した1,3−ジラウロイルグリセリ
ン5.0gを乾燥塩化メチレン150mlに溶解させ、
そこにアジピン酸ジクロリド4.0gを10mlの乾燥
塩化メチレンに溶解させた溶液を加えた。更に、ここに
2.4gのジメチルアミノピリジンを加え室温で3時
間、更に4時間加熱還流した後、参考合成例3と同様に
後処理し、カラム分取し4.8gの目的物を得た。
【0122】(参考合成例5)4−[(1,3−ジラウ
ロイルオキシ)−2−プロピルオキシ]−4−オキソ酪
酸塩化物の合成 2.78gの4−[(1,3−ジラウロイルオキシ)−
2−プロピルオキシ]−4−オキソ酪酸を40mlの塩
化チオニル中に加え、2時間加熱還流させた。反応後減
圧下に反応物を濃縮し、真空ポンプで十分に揮発分を除
去し目的物2.9gを得た。このものは引き続き精製す
ることなく次の反応にそのまま使用した。その他、糖類
と反応させる酸塩化物はすべて同様の反応により合成し
た。
【0123】(実施例1) 硫酸化 ドデシル O−
[4−{(1,3−ジ−ドデカノイルオキシ)−2−プ
ロピルオキシ}−4−オキソブタノイル] ラミナリペン
タオシドの合成 参考合成例1と同様の方法で合成した0.99gのn−
ドデシル−β−D−ラミナリペンタオシドを30mlの
乾燥ピリジンに溶解させ、ここに、参考合成例5で合成
した4−[(1,3−ジラウロイルオキシ)−2−プロ
ピルオキシ]−4−オキソ酪酸塩化物2.9gを10m
lの塩化メチレンに溶解させた溶液を加え、室温で1時
間撹拌した後50〜55℃にて4時間反応させた。反応
後、300mlの酢酸エチルに希釈し、100mlの水
にて水洗を3回行い、200mlの飽和重曹水で2回洗
浄し、200mlの飽和食塩水で1回洗浄した。酢酸エ
チル層は芒硝で脱水し、減圧下に濃縮し油状生成物3.
8gを得た。これをすべて乾燥ピリジン15mlに溶解
し、減圧下で濃縮し、十分に乾燥させ、ここに乾燥ピリ
ジン100mlに溶解し80℃に加熱した。ここに8.
7gの三酸化硫黄ピリジン錯体を加え同温度で5時間撹
拌反応させた。反応中反応液は均一で、油状物の沈殿は
生じなかった。反応後、室温に冷却し、蒸留水300m
lを加え苛性ソーダ水溶液にて反応液の水素イオン濃度
を6.9とした。この溶液を減圧下濃縮しほぼ溶媒分を
留去した後、300mlの蒸留水を加え溶解させ、希塩
酸水溶液にて水素イオン濃度を3とした。この水溶液を
ジエチルエーテル100mlで2回抽出し、抽出後の水
層を再度苛性ソーダ水溶液にて水素イオン濃度を7.4
とした。そして、減圧下で揮発分を留去した後、真空乾
燥させた。乾燥後の残渣に、脱水メタノール50mlを
加えよく撹拌し、不溶物を濾過し、目的物のメタノール
溶液を得た。これは、減圧下に濃縮し、最後に少量のイ
オン交換水を加え、凍結させ乾燥させ4.05gの目的
物を得た。400MHz核磁気共鳴スペクトル、ppm
(DMSOd6)内部標準TMS 0.86〜0.9, 1.1〜1.4, 1.5〜1.7 アグリコン及びドデ
カノイルの一部 2.31(トリプレット)カルボニルの隣のドデカノイルメ
チレン 2.6〜2.7 琥珀酸メチレン 3.3〜5.3 糖鎖プロトン及びグリセリン中のプロトン 核磁気共鳴スペクトルより糖鎖中に4.7個の4−
{(1,3−ジ−ドデカノイルオキシ)−2−プロピル
オキシ}−4−オキソブタノイル基が導入され(アシル
化率29.4%)、元素分析から硫酸化度は60%であ
った。 比旋光度[α]D=−1.81゜C=0.51、DMSO
28℃
【0124】(実施例2) 硫酸化 ドデシル O−
[4−{(1,3−ジ−ステアロイルオキシ)−2−プ
ロピルオキシ}−4−オキソブタノイル] ラミナリペン
タオシドの合成 参考合成例1と同様に合成した0.99gのn−ドデシ
ルβ−D−ラミナリペンタオシド、参考合成例5と同様
に合成した4−[(1,3−ステアロイルオキシ)−2
−プロピルオキシ]−4−オキソ酪酸塩化物2.0gを
用い実施例1と同様に反応、処理し、油状生成物2.4
gを得た。引き続き8.7gの三酸化硫黄ピリジン錯体
を用い、実施例1と同様に反応、処理し、3.56gの
目的物を得た。400MHz核磁気共鳴スペクトル、p
pm(DMSOd6)内部標準TMS 0.86〜0.9, 1.1〜1.4, 1.5〜1.7 アグリコン及びドデ
カノイルの一部 2.31(トリプレット)カルボニルの隣のドデカノイルメ
チレン 2.6〜2.7 琥珀酸メチレン 3.3〜5.3 糖鎖プロトン及びグリセリン中のプロトン 核磁気共鳴スペクトルより糖鎖中に2.0個の4−
{(1,3−ジ−ドデカノイルオキシ)−2−プロピル
オキシ}−4−オキソブタノイル基が導入され(アシル
化率12.5%)、元素分析から硫酸化度は36%であ
った。 比旋光度[α]D=−1.92゜C=0.40、DMS
O、28℃
【0125】(実施例3) 硫酸化 ドデシル O−
[4−{(1,3−ジ−オクタノイルオキシ)−2−プ
ロピルオキシ}−4−オキソブタノイル] ラミナリペン
タオシドの合成 参考合成例1と同様に合成した0.99gのn−ドデシ
ルβ−D−ラミナリペンタオシド、参考合成例5と同様
に合成した4−[(1,3−オクタノイルオキシ)−2
−プロピルオキシ]−4−オキソ酪酸塩化物3.44g
を用い実施例1と同様に反応、処理し、油状生成物3.
44gを得た。引き続き8.9gの三酸化硫黄ピリジン
錯体を用い、実施例1と同様に反応、処理し、4.01
gの目的物を得た。400MHz核磁気共鳴スペクト
ル、ppm(DMSOd6)内部標準TMS 0.86〜0.9, 1.1〜1.4, 1.5〜1.7 アグリコン及びドデ
カノイルの一部 2.31(トリプレット)カルボニルの隣のドデカノイルメ
チレン 2.6〜2.7 琥珀酸メチレン 3.3〜5.3 糖鎖プロトン及びグリセリン中のプロトン 核磁気共鳴スペクトルより糖鎖中に6.2個の4−
{(1,3−ジ−オクタノイルオキシ)−2−プロピル
オキシ}−4−オキソブタノイル基が導入され(アシル
化率38.8%)、元素分析から硫酸化度は54%であ
った。 比旋光度[α]D=−7.31゜C=0.51、MeO
H、28℃
【0126】(実施例4) 硫酸化 ドデシル O−
[4−{(1,3−ジ−ベンゾイルオキシ)−2−プロ
ピルオキシ}−4−オキソブタノイル] ラミナリペンタ
オシドの合成 参考合成例1と同様に合成した0.99gのn−ドデシ
ルβ−D−ラミナリペンタオシドを30mlの乾燥ピリ
ジンに溶解させ、ここに、参考合成例5と同様に合成し
た4−[(1,3−ジベンゾイルオキシ)−2−プロピ
ルオキシ]−4−オキソ酪酸塩化物1.9gを10ml
の塩化メチレンに溶解させた溶液を加え、室温で1時間
撹拌した後50〜55℃にて4時間反応させた。反応
後、300mlの酢酸エチルに希釈し、100mlの水
にて水洗を3回行い、200mlの飽和重曹水で2回洗
浄し、200mlの飽和食塩水で1回洗浄した。酢酸エ
チル層は芒硝で脱水し、減圧下に濃縮し、油状生成物
2.61gを得た。これをすべて乾燥ピリジン15ml
に溶解し、減圧下で濃縮し、十分に乾燥させ、ここに乾
燥ピリジン100mlに溶解し、82℃に加熱した。こ
こに8.8gの三酸化硫黄ピリジン錯体を加え同温度で
5時間撹拌反応させた。反応中反応液は均一で、油状物
の沈殿は生じなかった。反応後、室温に冷却し、蒸留水
300mlを加え苛性ソーダ水溶液にて反応液の水素イ
オン濃度を6.9とした。この溶液を減圧下濃縮しほぼ
溶媒分を留去した後、300mlの蒸留水を加え溶解さ
せ、希塩酸水溶液にて水素イオン濃度を3とした。この
水溶液を塩化メチレン60mlで2回抽出し、抽出後の
水層を再度苛性ソーダ水溶液にて水素イオン濃度を7.
4とした。そして、減圧下で揮発分を留去した後、真空
乾燥させた。乾燥後の残渣に、脱水メタノール50ml
を加えよく撹拌し、不溶物を濾過し、目的物のメタノー
ル溶液を得た。これは、減圧下に濃縮し、最後に少量の
イオン交換水を加え、凍結させ乾燥させ3.44gの目
的物を得た。400MHz核磁気共鳴スペクトル、pp
m(DMSOd6)内部標準TMS 0.86〜0.9, 1.1〜1.4, 1.5〜1.7 アグリコン 2.6〜2.7 琥珀酸メチレン 3.3〜5.3 糖鎖プロトン及びグリセリン中のプロトン 7.4〜8.1芳香族プロトン 核磁気共鳴スペクトルより糖鎖中に4.0個の4−
{(1,3−ジ−ベンゾイルオキシ)−2−プロピルオ
キシ}−4−オキソブタノイル基が導入され(アシル化
率25.0%)、元素分析から硫酸化度は69%であっ
た。 比旋光度[α]D=−10.54゜ C=0.47、水、
28℃
【0127】(実施例5) 硫酸化 ドデシル O−
[4−{(1,3−ジ−p−n−ブチルベンゾイルオキ
シ)−2−プロピルオキシ}−4−オキソブタノイル]
ラミナリペンタオシドの合成 参考合成例1と同様に合成した0.99gのn−ドデシ
ルβ−D−ラミナリペンタオシドを30mlの乾燥ピリ
ジンに溶解させ、ここに、参考合成例5と同様に合成し
た4−[(1,3−ジ−p−n−ブチルベンゾイルオキ
シ)−2−プロピルオキシ]−4−オキソ酪酸塩化物
1.9gを用い実施例4と同様に反応、後処理し、油状
生成物2.01gを得た。これをすべて乾燥ピリジン1
5mlに溶解し、減圧下で濃縮し、十分に乾燥させ、こ
こに乾燥ピリジン100mlに溶解し80℃に加熱し
た。ここに9.0gの三酸化硫黄ピリジン錯体を加え同
温度で3時間撹拌反応させた。反応中反応液は均一で、
油状物の沈殿は生じなかった。実施例4同様に後処理
し、2.96gの目的物を得た。400MHz核磁気共
鳴スペクトル、ppm(D2O+DMSOd6)内部標
準TMS 0.86〜0.89, 1.1〜1.4, 1.5〜1.7 アグリコン 0.90〜0.94, 1.3〜1.4, 1.5〜1.7, 2.6〜2.7 ブチル基 2.6〜2.7 琥珀酸メチレン 3.3〜5.3 糖鎖プロトン及びグリセリン中のプロトン 6.8〜6.9, 7.7〜7.8 芳香族プロトン 核磁気共鳴スペクトルより糖鎖中に2.2個の4−
{(1,3−ジ−p−n−ブチルベンゾイルオキシ)−
2−プロピルオキシ}−4−オキソブタノイル基が導入
され(アシル化率13.8%)、元素分析から硫酸化度
は59%であった。 比旋光度[α]D=−6.74゜ C=0.55、DMS
O、25℃
【0128】(実施例6) 硫酸化 ドデシル O−
[6−{(1,3−ジ−ベンゾイルオキシ)−2−プロ
ピルオキシ}−6−オキソヘキサノイル] ラミナリペン
タオシドの合成 参考合成例1と同様に合成した0.99gのn−ドデシ
ルβ−D−ラミナリペンタオシドを30mlの乾燥ピリ
ジンに溶解させ、ここに、参考合成例4と5の手法で合
成した6−[(1,3−ジーベンゾイルオキシ)−2−
プロピルオキシ]−6−オキソヘキサン酸塩化物2.2
gを10mlの塩化メチレンに溶解させた溶液を加え、
室温で1時間撹拌した後50〜55℃にて5時間反応さ
せた。反応後、300mlの酢酸エチルに希釈し、10
0mlの水にて水洗を3回行い、200mlの飽和重曹
水で2回洗浄し、200mlの飽和食塩水で1回洗浄し
た。酢酸エチル層は芒硝で脱水し、減圧下に濃縮し、油
状生成物2.45gを得た。これをすべて乾燥ピリジン
15mlに溶解し、減圧下で濃縮し、十分に乾燥させ、
ここに乾燥ピリジン100mlに溶解し82℃に加熱し
た。ここに9.2gの三酸化硫黄ピリジン錯体を加え同
温度で5時間撹拌反応させた。反応中反応液は均一で、
油状物の沈殿は生じなかった。以下実施例4と同様に処
理し、3.41gの目的物を得た。400MHz核磁気
共鳴スペクトル、ppm(DMSOd6)内部標準TM
S 0.86〜0.89, 1.1〜1.4, 1.8〜1.9 アグリコン 1.6〜1.7 6−オキソヘキサン酸中心メチレン 2.3〜2.4 6−オキソヘキサン酸カルボニル隣接メチレ
ン 3.3〜5.5 糖鎖プロトン及びグリセリン中のプロトン 7.5〜8.0 芳香族プロトン 核磁気共鳴スペクトルより糖鎖中に4.2個の4−
{(1,3−ジ−ドデカノイルオキシ)−2−プロピル
オキシ}−6−オキソヘキサノイル基が導入され(アシ
ル化率26.9%)、元素分析から硫酸化度は66%で
あった。 比旋光度[α]D=−6.87゜C=0.54、DMS
O、27℃
【0129】(実施例7) 硫酸化 ドデシル O−
[6−{(1,3−ジ−ベンゾイルオキシ)−2−プロ
ピルオキシ}−6−オキソヘキサノイル] ラミナリペン
タオシドの合成−2 参考合成例1と同様に合成した0.99gのn−ドデシ
ルβ−D−ラミナリペンタオシドを30mlの乾燥ピリ
ジンに溶解させ、ここに、参考合成例4と5の手法で合
成した6−[(1,3−ジーベンゾイルオキシ)−2−
プロピルオキシ]−6−オキソヘキサン酸塩化物0.6
gを10mlの塩化メチレンに溶解させた溶液を加え、
室温で1時間撹拌した後50〜55℃にて5時間反応さ
せた。反応後、300mlの酢酸エチルに希釈し、10
0mlの水にて水洗を3回行い、200mlの飽和重曹
水で2回洗浄し、200mlの飽和食塩水で1回洗浄し
た。酢酸エチル層は芒硝で脱水し、減圧下に濃縮し油状
生成物1.15gを得た。これをすべて乾燥ピリジン1
5mlに溶解し、減圧下で濃縮し、十分に乾燥させ、こ
こに乾燥ピリジン100mlに溶解し82℃に加熱し
た。ここに9.5gの三酸化硫黄ピリジン錯体を加え同
温度で5時間撹拌反応させた。反応中、油状の沈殿が析
出した。反応液を室温に冷却後、ピリジン層をデカンテ
ーションで分離し、ここに20mlの蒸留水を加え、溶
解した後、苛性ソーダ水溶液にて水素イオン濃度を7.
2とした。そして、溶媒を減圧下で留去し、ここに蒸留
水50mlを加え、希塩酸にて水素イオン濃度を3.0
とし、塩化メチレンにて水層を抽出し、残った水層を苛
性ソーダ水溶液にて水素イオン濃度7.2とし、再び、
減圧下に濃縮し乾燥した。乾燥後の残渣をメタノール1
00mlに溶解させ、不溶物を濾過した。ろ液は減圧下
に濃縮した後、少量のイオン交換水に溶解させ、凍結乾
燥した。収量2.41g 400MHz核磁気共鳴スペクトル、ppm(D2O+
DMSOd6)内部標準TMS 0.86〜0.89, 1.1〜1.4, 1.5〜1.7 アグリコン 1.6〜1.7 6−オキソヘキサン酸中心メチレン 2.3〜2.5 6−オキソヘキサン酸カルボニル隣接メチレ
ン 3.3〜5.5 糖鎖プロトン及びグリセリン中のプロトン 7.5〜8.1 芳香族プロトン 核磁気共鳴スペクトルより糖鎖中に1.1個の4−
{(1,3−ジ−ドデカノイルオキシ)−2−プロピル
オキシ}−6−オキソヘキサノイル基が導入され(アシ
ル化率6.9%)、元素分析から硫酸化度は86%であ
った。 比旋光度[α]D=−9.24゜C=0.47、水、27
【0130】(実施例8) 硫酸化 ドデシル O−
[10−{(1,3−ジ−ベンゾイルオキシ)−2−プ
ロピルオキシ}−10−オキソデカノイル] ラミナリペ
ンタオシドの合成 参考合成例1と同様に合成した0.99gのn−ドデシ
ルβ−D−ラミナリペンタオシドと参考合成例4と5の
手法で合成した10−[(1,3−ジ−n−ベンゾイル
オキシ)−2−プロピルオキシ]−10−オキソデカン
酸塩化物2.31gを10mlの塩化メチレンに溶解さ
せた溶液を加え、以下実施例1と同様に反応後処理し、
油状生成物2.56gを得た。これをすべて乾燥ピリジ
ン15mlに溶解し、減圧下で濃縮し、十分に乾燥さ
せ、ここに乾燥ピリジン100mlに溶解し82℃に加
熱した。ここに8.5gの三酸化硫黄ピリジン錯体を加
え同温度で5時間撹拌反応させた。反応中、反応中反応
液は均一で、油状物の沈殿は生じなかった。以下実施例
4と同様に処理し、3.75gの目的物を得た。400
MHz核磁気共鳴スペクトル、ppm(DMSOd6)
内部標準TMS 0.86〜0.89, 1.1〜1.4, 1.8〜1.9 アグリコン 1.1〜1.4 10−オキソデカン酸中心メチレン 1.4〜1.6 10−オキソデカン酸中心メチレン 2.27〜2.31 10−オキソデカン酸カルボニル隣接メチ
レン 3.3〜5.5 糖鎖プロトン及びグリセリン中のプロトン 7.5〜8.0 芳香族プロトン 核磁気共鳴スペクトルより糖鎖中に4.2個の4−
{(1,3−ジ−ベンゾイルオキシ)−2−プロピルオ
キシ}−10−オキソデカノイル基が導入され(アシル
化率26.3%)、元素分析から硫酸化度は68%であ
った。 比旋光度[α]D=−5.60゜C=0.50、DMS
O、28℃
【0131】(実施例9) 硫酸化 p−n−オクチル
オキシフェニル O−[6−{(1,3−ジ−n−オク
タノイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−6−オキソ
ヘキサノイル]−ラミナリペンタオシドの合成 参考合成例1と同様に合成した1.03gのp−n−オ
クチルオキシフェニルβ−D−ラミナリペンタオシド
(比旋光度[α]D=−4.1、c=0.42、MeO
H)を用い、参考合成例4と5の手法で合成した6−
[(1,3−ジ−n−オクタノイルオキシ)−2−プロ
ピルオキシ]−6−オキソヘキサン酸塩化物2.15g
を10mlの塩化メチレンに溶解させた溶液を加え、以
下実施例1と同様に反応後処理し、油状生成物3.05
gを得た。これをすべて乾燥ピリジン15mlに溶解
し、減圧下で濃縮し、十分に乾燥させ、ここに乾燥ピリ
ジン100mlに溶解し84℃に加熱した。ここに8.
5gの三酸化硫黄ピリジン錯体を加え同温度で5時間撹
拌反応させた。反応中、反応中反応液は均一で、油状物
の沈殿は生じなかった。以下実施例4と同様に処理し、
4.25gの目的物を得た。400MHz核磁気共鳴ス
ペクトル、ppm(DMSOd6)内部標準TMS 0.86〜0.89, 1.2〜1.4, 1.6〜1.7 アグリコンオクチル 0.86〜0.9, 1.15〜1.3, 1.4〜1.6, 2.2〜2.4 オクタノ
イル基 1.4〜1.6 6−オキソヘキサン酸中心メチレン 2.2〜2.4 6−オキソヘキサン酸カルボニル隣接メチ
レン 3.3〜5.2 糖鎖プロトン及びグリセリン中のプロトン 6.7〜7.1 アグリコン芳香族プロトン 核磁気共鳴スペクトルより糖鎖中に3.6個の4−
{(1,3−ジ−n−オクタノイルオキシ)−2−プロ
ピルオキシ}−6−オキソヘキサノイル基が導入され
(アシル化率22.5%)、元素分析から硫酸化度は7
1%であった。 比旋光度[α]D=−11.67゜C=0.55、MeO
H、27℃
【0132】(実施例10) 硫酸化 n−ドデシル
O−[10−{(1,3−ジ−n−オクタノイルオキ
シ)−2−プロピルオキシ}−10−オキソデカノイ
ル]−ラミナリペンタオシドの合成 参考合成例1と同様に合成した0.99gのn−ドデシ
ルβ−D−ラミナリペンタオシドと参考合成例4と5の
手法で合成した10−[(1,3−ジ−n−オクタノイ
ルオキシ)−2−プロピルオキシ]−10−オキソデカ
ン酸塩化物2.68gを10mlの塩化メチレンに溶解
させた溶液を加え、以下実施例1と同様に反応後処理
し、油状生成物2.65gを得た。これをすべて乾燥ピ
リジン15mlに溶解し、減圧下で濃縮し、十分に乾燥
させ、ここに乾燥ピリジン100mlに溶解し85℃に
加熱した。ここに8.8gの三酸化硫黄ピリジン錯体を
加え同温度で5時間撹拌反応させた。反応中、反応中反
応液は均一で、油状物の沈殿は生じなかった。以下実施
例4と同様に処理し、3.35gの目的物を得た。40
0MHz核磁気共鳴スペクトル、ppm(DMSOd
6)内部標準TMS 0.86〜0.89, 1.1〜1.3, 1.7〜1.9 アグリコン 1.1〜1.3 10−オキソデカン酸中心メチレン 1.4〜1.6 10−オキソデカン酸中心メチレン 2.2〜2.3 10−オキソデカン酸カルボニル隣接メチ
レン 0.86〜0.89, 1.1〜1.3, 1.4〜1.6, 2.2〜2.3 オクタノ
イル基 3.3〜5.2 糖鎖プロトン及びグリセリン中のプロトン 核磁気共鳴スペクトルより糖鎖中に4.5個の4−
{(1,3−ジ−n−オクタノイルオキシ)−2−プロ
ピルオキシ}−10−オキソデカノイル基が導入され
(アシル化率28.1%)、元素分析から硫酸化度は6
3%であった。 比旋光度[α]D=−8.52゜C=0.58、DMS
O、27℃ 硫酸化 ドデシル O−[2−{(1,3−ジ−オクタ
ノイルオキシ)−2−プロピルオキシカルボニル}−ベ
ンゾイル] マルトペンタオシド
【0133】(実施例11) 硫酸化 n−ドデシル
O−[2−{(1,3−ジ−ベンゾイルオキシ)−2−
プロピルオキシカルボニル}−ベンゾイル]−ラミナリ
ペンタオシドの合成 参考合成例1と同様に合成した0.99gのn−ドデシ
ルβ−D−ラミナリペンタオシドと参考合成例3と5の
手法で合成した2−[(1,3−ジ−ベンゾイルオキ
シ)−2−プロピルオキシカルボニル]−安息香酸塩化
物3.76gから実施例1と同様に反応後処理し、油状
生成物3.65gを得た。さらに6.8gの三酸化硫黄
ピリジン錯体を用い50℃にて13時間反応させ、以下
実施例1と同様の反応処理により、4.35gの目的物
を得た。400MHz核磁気共鳴スペクトル、ppm
(DMSOd6)内部標準TMS 0.86〜0.89, 1.1〜1.4, 1.7〜1.9 アグリコン 3.3〜5.5 糖鎖プロトン及びグリセリン中のプロトン 7.4〜8.0 芳香族プロトン 核磁気共鳴スペクトルより糖鎖中に7.4個の4−
{(1,3−ジ−ベンゾイルオキシ)−2−プロピル}
−2−オキソカルボニルベンゾイル基が導入され(アシ
ル化率46.3%)、元素分析から硫酸化度は24%で
あった。 比旋光度[α]D=−9.83゜C=0.55、DMS
O、28℃
【0134】(実施例12) 硫酸化 ドデシル O−
[5−{(1,3−ジ−ベンゾイルオキシ)−2−プロ
ピルオキシ}−5−オキソ−4,4−ジメチルペンタノ
イル]−ラミナリペンタオシドの合成 参考合成例1と同様に合成した0.99gのn−ドデシ
ルβ−D−ラミナリペンタオシドと、参考合成例4と5
の手法で合成した5−[(1,3−ジーベンゾイルオキ
シ)−2−プロピルオキシ]−5−オキソ−4,4−ジ
メチルペンタン酸塩化物2.46gから目的油状物3.
05gを得た。引き続き、ここに9.5gの三酸化硫黄
ピリジン錯体を加え実施例1と同様に反応後処理を行っ
て、4.11gの目的物を得た。400MHz核磁気共
鳴スペクトル、ppm(D2O+DMSOd6)内部標
準TMS 0.86〜0.89, 1.1〜1.4, 1.5〜1.7 アグリコン 1.17 5−オキソ−4,4−ジメチルペンタン酸
中心ジメチル 1.8〜1.9 5−オキソ−4,4−ジメチルペンタン酸
メチレン 2.3〜2.5 5−オキソ−4,4−ジメチルペンタン酸
カルボニル隣接メチレン 3.3〜5.5 糖鎖プロトン及びグリセリン中のプロトン 7.5〜8.1 芳香族プロトン 核磁気共鳴スペクトルより糖鎖中に4.3個の5−
{(1,3−ジ−ベンゾイルオキシ)−2−プロピルオ
キシ}−5−オキソ−4,4−ジメチルペンタノイル基
が導入され(アシル化率26.9%)、元素分析から硫
酸化度は66%であった。尚、目的物中は5−{(1,
3−ジ−ベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−
5−オキソ−2,2−ジメチルペンタノイル基の形状で
アシル基が導入された化合物との混合物であった。 比旋光度[α]D=−4.82゜C=0.52、DMS
O、28℃
【0135】(実施例13) 硫酸化 ドデシル O−
[4−{(1,2−ジ−ベンゾイルオキシ)−3−プロ
ピルオキシ}−4−オキソ−ブタノイル]−ラミナリペ
ンタオシドの合成 参考合成例1と同様に合成した0.99gのn−ドデシ
ルβ−D−ラミナリペンタオシドと、参考合成例4と5
の手法で合成した4−[(1,2−ジーベンゾイルオキ
シ)−3−プロピルオキシ]−4−オキソ−酪酸塩化物
2.26gから目的油状物3.05gを得た。引き続
き、ここに9.3gの三酸化硫黄ピリジン錯体を加え実
施例1と同様に反応後処理を行って、4.15gの目的
物を得た。400MHz核磁気共鳴スペクトル、ppm
(DMSOd6)内部標準TMS 0.86〜0.9, 1.1〜1.4, 1.5〜1.7 アグリコン 2.6〜2.7 琥珀酸メチレン 3.3〜5.5 糖鎖プロトン及びグリセリン中のプロトン 7.4〜8.1 芳香族プロトン 核磁気共鳴スペクトルより糖鎖中に4.4個の4−
{(1,2−ジ−ベンゾイルオキシ)−3−プロピルオ
キシ}−4−オキソ−ブタノイル基が導入され(アシル
化率27.5%)、元素分析から硫酸化度は65%であ
った。 比旋光度[α]D=−7.71゜C=0.57、水、26
【0136】(実施例14) 硫酸化 p−n−オクチ
ルオキシフェニル O−[6−{(1,2−ジ−n−オ
クタノイルオキシ)−3−プロピルオキシ}−6−オキ
ソヘキサノイル]−ラミナリペンタオシドの合成 参考合成例1と同様に合成した1.03gのp−n−オ
クチルオキシフェニルβ−D−ラミナリペンタオシド
(比旋光度[α]D=−4.1、c=0.42、MeO
H)を用い、参考合成例4と5の手法で合成した6−
[(1,2−ジ−n−オクタノイルオキシ)−3−プロ
ピルオキシ]−6−オキソヘキサン酸塩化物2.20g
を実施例9と同様に反応後処理し、油状生成物3.10
gを得た。これをすべて乾燥ピリジン15mlに溶解
し、減圧下で濃縮し、十分に乾燥させ、ここに乾燥ピリ
ジン100mlに溶解し84℃に加熱した。ここに8.
5gの三酸化硫黄ピリジン錯体を加え同温度で5時間撹
拌反応させた。反応中、反応中反応液は均一で、油状物
の沈殿は生じなかった。以下実施例4と同様に処理し、
4.28gの目的物を得た。400MHz核磁気共鳴ス
ペクトル、ppm(DMSOd6)内部標準TMS 0.86〜0.89, 1.2〜1.4, 1.6〜1.7 アグリコンオクチル 0.86〜0.9, 1.15〜1.3, 1.4〜1.6, 2.2〜2.4 オクタノ
イル基 1.4〜1.6 6−オキソヘキサン酸中心メチレン 2.2〜2.4 6−オキソヘキサン酸カルボニル隣接メチ
レン 3.3〜5.2 糖鎖プロトン及びグリセリン中のプロトン 6.7〜7.1 アグリコン芳香族プロトン 核磁気共鳴スペクトルより糖鎖中に3.8個の4−
{(1,2−ジ−n−オクタノイルオキシ)−3−プロ
ピルオキシ}−6−オキソヘキサノイル基が導入され
(アシル化率23.8%)、元素分析から硫酸化度は6
9%であった。 比旋光度[α]D=−1.91゜C=0.42、DMS
O、28℃
【0137】(実施例15)硫酸化 ドデシル O−
[4−{(1,3−ジベンゾイルオキシ)−2−プロピ
ルオキシ}−4−オキソブタノイル] β-D-ガラクトピ
ラノシル(1→4)-β-D-ガラクトピラノシル(1→4)-β-D-
グルコピラノシドの合成 実施例4と同様の方法により、n−ドデシル β-D-ガ
ラクトピラノシル(1→4)-β-D-ガラクトピラノシル(1→
4)-β-D-グルコピラノシド(比旋光度[α]D=+46.
5゜C=1.0、H2O、28℃)0.65gと、参考
合成例3と5の手法で合成した4−[(1,3−ジーベ
ンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ]−4−オキソ
酪酸塩化物1.50gから、目的油状物1.95gを得
た。引き続き、ここに6.5gの三酸化硫黄ピリジン錯
体を加え実施例1と同様に反応後処理を行って2.81
gの目的物を得た。400MHz核磁気共鳴スペクト
ル、ppm(DMSOd6)内部標準TMS 0.86〜0.9, 1.1〜1.4, 1.5〜1.7 アグリコン 2.6〜2.7 琥珀酸メチレン 3.3〜5.3 糖鎖プロトン及びグリセリン中のプロトン 7.4〜8.1芳香族プロトン 核磁気共鳴スペクトルより糖鎖中に3.5個の4−
{(1,3−ジ−ベンゾイルオキシ)−2−プロピルオ
キシ}−4−オキソブタノイル基が導入され(アシル化
率35.0%)、元素分析から硫酸化度は54%であっ
た。 比旋光度[α]D=11.44゜ C=0.46、DMS
O、28℃
【0138】(実施例16)硫酸化 ドデシル O−
[4−{(1,3−ジベンゾイルオキシ)−2−プロピ
ルオキシ}−4−オキソブタノイル] β-D-マルトペン
タオシドの合成 実施例4と同様の方法により、n−ドデシル β-D-マ
ルトペンタオシド(比旋光度[α]D=138.9゜C=
0.53、MeOH、28℃)0.99gと参考合成例
3と5の手法で合成した4−[(1,3−ジーベンゾイ
ルオキシ)−2−プロピルオキシ]−4−オキソ酪酸塩
化物2.1gから、目的油状物2.75gを得た。引き
続き、ここに8.5gの三酸化硫黄ピリジン錯体を加え
実施例1と同様に反応後処理を行って3.35gの目的
物を得た。400MHz核磁気共鳴スペクトル、ppm
(DMSOd6)内部標準TMS 0.86〜0.9, 1.1〜1.4, 1.5〜1.7 アグリコン 2.6〜2.7 琥珀酸メチレン 3.3〜5.3 糖鎖プロトン及びグリセリン中のプロトン 7.4〜8.1芳香族プロトン 核磁気共鳴スペクトルより糖鎖中に3.4個の4−
{(1,3−ジ−ベンゾイルオキシ)−2−プロピルオ
キシ}−4−オキソブタノイル基が導入され(アシル化
率21.3%)、元素分析から硫酸化度は58%であっ
た。 比旋光度[α]D=16.74゜ C=0.46、DMS
O、28℃
【0139】(実施例17)硫酸化 オクチルフェニル
O−[4−{(1,3−ジオクタノイルオキシ)−2
−プロピルオキシ}−4−オキソブタノイル] β−D
−ラミナリペンタオシドの合成 実施例4と同様の方法により、4−n−オクチルフェニ
ル β−D−ラミナリペンタオシド(比旋光度 [α]D=
2.97(c=0.40、MeOH、29℃)1.02
gと参考合成例3の手法により合成した4−[(1,3
−ジオクタノイルオキシ)−2−プロピルオキシ]−4
−オキソ酪酸塩化物1.85gから、目的物を油状で
2.53g得た。引き続きここに8.5gの三酸化硫黄
ピリジン錯体を加え、実施例1と同様に反応、後処理
し、3.55gの目的物を得た。400MHz核磁気共
鳴スペクトル、ppm(DMSOd6)内部標準TMS 0.86〜0.90、1.2〜1.3、1.55〜1.
7 アルキル基 2.32 フェニル根元メチレン 2.6〜2.7 琥珀酸メチレン 3.3〜5.4 糖鎖プロトン及びグリセリン中のプロ
トン 7.1〜7.4 アグリコン芳香族プロトン 核磁気共鳴スペクトルより、糖鎖中に3.2個の4−
{1,3−ジオクタノイルオキシ)−2−プロピルオキ
シ}−4−オキソブタノイル基が導入され(アシル化率
20%)、元素分析から硫酸化度は31.3%であっ
た。 比旋光度 [α]D=−4.28(c=0.43、MeO
H、26℃)
【0140】(実施例18)硫酸化 オクチル O−
[4−{(1,3−ジベンゾイルオキシ)−2−プロピ
ルオキシ}−4−オキソブタノイル] β−D−ラミナ
リヘプタオシドの合成実施例4と同様の方法により、4
−n−オクチル β−D−ラミナリヘプタオシド(比旋
光度 [α]D=−5.58(c=0.40、MeOH、2
6℃)1.26gと参考合成例5の手法により合成した
4−[(1,3−ジベンゾイルオキシ)−2−プロピル
オキシ]−4−オキソ酪酸塩化物2.25gを実施例4
と同様に反応、後処理し硫酸化前の目的物を油状で3.
13gを得た。引き続きここに9.5gの三酸化硫黄ピ
リジン錯体を加え、実施例1と同様に反応、後処理し、
4.44gの目的物を得た。400MHz核磁気共鳴ス
ペクトル、ppm(DMSOd6)内部標準TMS 0.86〜0.90、1.1〜1.4、1.5〜1.7
アグリコンアルキル基 2.6〜2.7 琥珀酸メチレン 3.3〜5.4 糖鎖プロトン及びグリセリン中のプロ
トン 7.4〜8.1 芳香族プロトン 核磁気共鳴スペクトルより、糖鎖中に4.0個の4−
{1,3−ジベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキ
シ}−4−オキソブタノイル基が導入され(アシル化率
18.2%)、元素分析から硫酸化度は57.2%であ
った。 比旋光度 [α]D=−3.98(c=0.45、DMS
O、26℃)
【0141】(実施例19) 硫酸化 ドデシル O−
[4−{(1,3−ジ−ベンゾイルオキシ)−2−プロ
ピルオキシ}−4−オキソブタノイル] ラミナリペンタ
オシドの合成 実施例4と同様の方法で0.99gのn−ドデシルβ−
D−ラミナリペンタオシドと2.3gの4−[(1,3
−ジベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ]−4−
オキソ酪酸塩化物、更に8.8gのの三酸化硫黄ピリジ
ン錯体から3.51gの目的物を得た。 アシル化度32.5%、硫酸化度60.9% 比旋光度[α]D=−10.1゜ C=0.42、水、28
【0142】(実施例20) 硫酸化 ドデシル O−
[4−{(1,3−ジ−ベンゾイルオキシ)−2−プロ
ピルオキシ}−4−オキソブタノイル] ラミナリペンタ
オシドの合成 実施例4と同様の方法で0.99gのn−ドデシルβ−
D−ラミナリペンタオシドと1.01gの4−[(1,
3−ジベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ]−4
−オキソ酪酸塩化物と反応後処理し、更に8.8gのの
三酸化硫黄ピリジン錯体から実施例7と同様の方法で反
応後処理し3.22gの目的物を得た。 アシル化度12.5%、硫酸化度81.4% 比旋光度[α]D=−10.3゜ C=0.40、水、2
8℃
【0143】(実施例21) 硫酸化 ドデシル O−
[4−{(1,3−ジ−ベンゾイルオキシ)−2−プロ
ピルオキシ}−4−オキソブタノイル] ラミナリペンタ
オシドの合成 実施例4と同様の方法で0.99gのn−ドデシルβ−
D−ラミナリペンタオシドと0.77gの4−[(1,
3−ジベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ]−4
−オキソ酪酸塩化物と反応後処理し、更に8.8gのの
三酸化硫黄ピリジン錯体から実施例7と同様の方法で反
応後処理し3.01gの目的物を得た。 アシル化度8.8%、硫酸化度84.5% 比旋光度[α]D=−9.3゜ C=0.56、水、29
【0144】(実施例22) 硫酸化 O−[4−
{(1,3−ジベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキ
シ}−4−オキソブタノイル] β−D−ラミナリペン
タオースの合成 2.49gのラミナリ5糖をN,N−ジメチルホルムア
ミド50mlに加熱溶解させ、ここにピリジン50mlと
4−ジメチルアミノピリジンの128mgを加えた。こ
こに、4−[(1,3−ジベンゾイルオキシ)−2−プ
ロピルオキシ]−4−オキソ酪酸塩化物5.21gを2
0mlの塩化メチレンに溶解した溶液を室温にて加え
た。室温にて20時間撹拌後、減圧下で溶媒を留去し
た。残渣を酢酸エチルに溶解し水洗、飽和重曹水、飽和
食塩水で洗浄後、芒硝にて乾燥し、酢酸エチルを濃縮
し、5.76gの固形物を得た。この一部を無水酢酸/
ピリジンにてアセチル化し、核磁気共鳴共鳴スペクトル
からエステル基の導入個数を調べたところ4.0個であ
った。引き続き、得られた固形物の内0.83gを5.
1gの三酸化硫黄ピリジン錯体と反応温度60℃、20
時間反応させた以外は実施例1と同様に行い、目的物
6.12gを得た。核磁気共鳴スペクトルより、糖鎖中
に4.0個の4−{1,3−ジベンゾイルオキシ)−2
−プロピルオキシ}−4−オキソブタノイル基が導入さ
れ(アシル化率23.5%)、元素分析から硫酸化度は
71.3%であった。 比旋光度 [α]D=−3.28(c=0.25、MeO
H、26℃)
【0145】(実施例23) 硫酸化 O−[4−
{(1,3−ジベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキ
シ}−4−オキソブタノイル] β−D−ラミナリデカ
オースの合成 0.33gのラミナリ10糖を水10mlに溶解させ、
ここに、4−[(1,3−ジベンゾイルオキシ)−2−
プロピルオキシ−4−オキソ酪酸1.00gをピリジン
10mlに溶解させ加えた。そこに、0.62gのDC
Cをピリジン10mlに溶解させ滴下した。その後、室
温にて10分間撹拌後、105℃にて4時間加熱還流さ
せた。室温に冷却後、更に、氷水にて冷却し、生じた沈
殿を濾過で分離した。ろ液は減圧下で濃縮し、乾固させ
た後、水100mlを加え、クロロホルムにて抽出し、
水層は30ml程度まで濃縮し、不溶物を濾過により除
いた後、凍結乾燥し0.41gのラミナリ10糖アシル
化物を得た。この一部を無水酢酸/ピリジンにてアセチ
ル化したところ糖鎖に2個の目的アシル基が導入されて
いた。引き続き、このラミナリ10糖アシル化物の0.
2gをピリジン20mlに溶解させ一旦濃縮し、水分を
除去した。この操作を2回繰り返した後、ピリジン、D
MF各20mlの混合溶媒に溶解させ、1.56gの三
酸化硫黄ピリジン錯体を加え85℃にて4時間撹拌し
た。生じた油状沈殿をピリジン、DMF混合溶媒から分
離し、ここに水20mlを加え溶解させ、1規定苛性ソ
ーダ水溶液にて水素イオン濃度を7.29とした。この
溶液を濃縮乾固し、そこに水20mlを加え再度、1規
定苛性ソーダ水溶液にて水素イオン濃度を7.29と
し、凍結乾燥して478mgの目的物を得た。核磁気共
鳴スペクトルより、糖鎖中に2.0個の4−{1,3−
ジベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキシ}−4−オ
キソブタノイル基が導入され(アシル化度6.3%)、
元素分析から硫酸化度は82.5%であった。 比旋光度 [α]D=−8.54(c=0.84、水、2
8℃)
【0146】(実施例24) 硫酸化 O−[6−
{(1,3−ジドデカノイルオキシ)−2−プロピルオ
キシ}−6−オキソヘキサノイル] α−D−マルトペ
ンタオースの合成 0.25gのラミナリ5糖をN,N−ジメチルホルムア
ミド5mlに加熱溶解させ、ここにピリジン5mlと4
−ジメチルアミノピリジンの13mgを加えた。ここ
に、6−[(1,3−ジドデカノイルオキシ)−2−プ
ロピルオキシ]−6−オキソヘキサン酸塩化物0.62
gを5mlの塩化メチレンに溶解した溶液を室温にて加
えた。室温にて20時間撹拌後、減圧下で溶媒を留去し
た。残渣を酢酸エチルに溶解し水洗、飽和重曹水、飽和
食塩水で洗浄後、芒硝にて乾燥し、酢酸エチルを濃縮
し、0.58gの固形物を得た。この一部を無水酢酸/
ピリジンにてアセチル化し、核磁気共鳴共鳴スペクトル
からエステル基の導入個数を調べたところ3.3個であ
った。引き続き、得られた固形物の内0.41gを0.
98gの三酸化硫黄ピリジン錯体と反応温度60℃、2
0時間反応させた以外は実施例1と同様に行い、目的物
0.72gを得た。核磁気共鳴スペクトルより、糖鎖中
に3.3個の6−{1,3−ジドデカノイルオキシ)−
2−プロピルオキシ}−6−オキソヘキサノイル基が導
入され(アシル化率19.4%)、元素分析から硫酸化
度は75.2%であった。 比旋光度 [α]D=6.18(c=0.25、MeO
H、26℃)
【0147】(実施例25) デキストラン硫酸のアシ
ル化シグマ社(Sigma)製分子量8000、(硫黄
16.9%、炭素13.0%)のデキストラン硫酸54
9mgを水15mlに溶解させ、ここに2.4gの4−
[(1,3−ジベンゾイルオキシ)−2−プロピルオキ
シ]−4−オキソ酪酸を20mlのピリジンに溶解した
溶液を加えた。そこに、更に、DCC1.42gを加
え、50℃にて4時間反応した。冷却後、水を150m
l加え塩化メチレンにて抽出を繰り返した。水層は減圧
下で濃縮し、乾固させた後、水50mlを加え不溶物を
濾過し除去した。水層は凍結乾燥し621mgの目的物
を得た。元素分析の結果、S%は13.8%、C%は1
8.1%となり、アシル基は2.9個導入され、アシル
化%は6.4%、硫酸化%は93.2%であった。 比旋光度 [α]D=33.41(c=0.474、水、
29℃)
【0148】(実施例26)本発明化合物の抗エイズウ
イルス活性の評価 <方法と結果>種々の濃度の被試験化合物を、HIV−
1(HIV−1IIIB)に感染直後のMT−4細胞(2.
5×104/ウエル、MOI:0.01)と共に96穴
マイクロタイタープレートに入れる。MT−4細胞に対
する被試験化合物の細胞毒性を評価するために、非感染
細胞についても同様に、種々の濃度の被試験化合物と共
に培養した。37℃にて5日間炭酸ガス中で培養した
後、生細胞数をMTT法により決定した。抗エイズウイ
ルス活性はパウエル等の方法(R.Pauwels,e
t al.、J.Virol. Methods、20
(1988)309ー321)により評価した。この抗
エイズウイルス活性は、HIVによって引き起こされる
MT−4細胞の細胞障害を、50%抑制する時の被試験
化合物の濃度として表される(EC50:50%有効濃
度)。そして細胞毒性は非感染細胞が50%に減る時の
化合物の濃度(CC50)として表される。この結果を
表1、表2に示した。
【0149】
【表1】
【0150】
【表2】 尚、AZTの単位はμMである。
【0151】(実施例27) (経口投与マウス試験)IN VIVO 試験として実施例4
の化合物をマウスに経口投与し、一定時間後のマウス血
漿を抜き取り、その中の血中濃度を調べた。本実施例で
は、第一の方法として血漿の抗HIV活性を評価する方
法を用いた。具体的には血漿をウイルス評価用RPMI
1640培地で1/10に希釈、以後1/2ずつ希釈
し、各希釈液を用い実施例26の方法でウイルス活性を
評価し、50%細胞生存濃度(EC50)となる希釈倍
率を求め、予め実施例26で評価して有るEC50値と
比較する方法である。抗HIV活性評価は実施例26と
同様の方法である。 1 試験物質 実施例4の化合物を7.5mg/10mlと63mg/
10mlの濃度で蒸留水に溶解し、マウスの体重1kg
当たりの投与量とし、マウスの体重当たりの投与量を決
めた。 2 使用動物 マウス(Crj:CD−1(ICR))(チャールス
リバー ジャパン,Inc)の六週齢の雄を用いた。 3 方法と結果 5つのグループ(1、2、4と8時間用4グループ及び
非投与1グループ:1グループ3匹)のマウスを試験に
用いた。注射筒及び金属製胃ゾンデを用い、12匹のマ
ウスに経口的に実施例4の化合物を7.5mg/kg又
は63mg/kgの量で投与した。非投与グループのマ
ウスは蒸留水を投与した。投与後それぞれの時間に血液
を採取し、低速遠心分離により血漿を採取した。活性評
価までは血漿サンプルは−80℃にて保存した。結果を
表3と表4に示した。尚、非投与グループ及び、硫酸化
ドデシルラミナリペンタオシド(実施例4のアシル化し
ていない化合物)投与グループのマウス血漿は希釈倍率
10倍では抗ウイルス活性が認められなかった。
【0152】
【表3】
【0153】
【表4】
【0154】(実施例28) (経口投与マウス試験)IN VIVO 試験として実施例4
の化合物をマウスに経口投与し、一定時間後のマウス血
漿を抜き取り、その中の血中濃度を調べた。本実施例で
は、第二の方法としてトルイジンブルー色素による血中
濃度の比色分析を行った。まず実施例27と同様に薬剤
を投与、処理した血漿サンプルを用い実施した。 (1)検量線の調製 実施例4の化合物の104、52、10.4、5.2、
2.6μg/mlの水溶液を各々調製し、サンプル瓶
に、この段階的に希釈した実施例4の化合物の水溶液
0.5mlとマウス血漿0.1mlを加え、更に蒸留水
で希釈し全量を10mlとした。吸光度を測る直前に1
0μg/mlのトルイジンブルー水溶液10mlを加え
混合し直ちに測定する。 (2)血漿サンプルの調製 サンプル瓶に薬剤の入った血漿サンプルの0.1mlを
入れ、蒸留水を加え10mlとする。測定直前に検量線
作成時のトルイジンブルー水溶液10mlを加え、混合
する。混合後直ちに吸光度を測定した。 (3)測定は631nmの可視光、セル長50mmのセ
ルを使用し、各時間サンプルはマウス3匹の平均値を示
した。結果を表5と表6に示した。
【0155】
【表5】
【0156】
【表6】
【0157】(実施例29)(経口投与マウス試験) 実施例27と全く同様の方法により、経口的にマウスに
デキストラン硫酸誘導体(実施例25の化合物)を投与
し、投与後のマウス血漿の抗HIV活性を評価した。投
与量は50mg/kg及び100mg/kgである。結果
を表7及び表8に示した。尚、非投与グループ及び、デ
キストラン硫酸(実施例25のアシル化していない化合
物)投与グループのマウス血漿は希釈倍率10倍では抗
ウイルス活性が認められなかった。
【0158】
【表7】
【0159】
【表8】
【0160】(実施例29) (HIVの不活化試験)本発明の化合物群をウイルス粒
子に直接作用させ、その後、そのウイルス粒子を用い、
ウイルスの定量を行った。定量方法はリード・ミュンチ
(Reed−Munch)法で行った(大里外誉郎編
集、医学ウイルス学、南江堂、参照)。実験でウイルス
の量はTCID50(50% Tissue cultue infectious dos
e)で表す。実施例3、19、20、又は21の化合物2
00μg/mlが入ったRPMI1640培地溶液20
μlを、表9及び表10に示したそれぞれの初期HIV
量(TCID50/ml)のHIV(HIV−1IIIB)1
80μlが入ったセラムチューブに加え、37℃、2〜
3時間インキュベートした。その後、内容物をRPMI
1640培地で200倍に希釈した。96穴タイタープ
レートの各ウエルに100μlのRPMI1640培地
を入れ、この96穴タイタープレートの2列目のウエル
に先に希釈した内容物25μl加えた。更に、ここから
25μlを抜き取り次の3列目のウエルにこの25μl
を加える。順次同様の希釈系列を作成し、最後に各ウエ
ルには30万個/mlのMT−4細胞の100μlを加
え、5日間37℃にて炭酸ガスインキュウベーターで培
養する。実施例3、19、20及び21の化合物の最高
濃度で0.1μg/mlであり、この濃度は実施例26
の試験方法で抗ウイルス活性を全く示さない濃度であ
る。対照薬剤として硫酸化ドデシルラミナリペンタオシ
ド(実施例4の化合物のアシル基が無く、その部分が硫
酸化されている化合物、EC50値=0.2μg/ml)
を用い、最高濃度0.01μg/ml(この濃度は実施
例26の試験方法で抗ウイルス活性を示さない)とした
系列と陰性対照として培地のみで薬剤のない系列を作り
比較した。2枚のプレートを用い試験を行い、各サンプ
ルのTCID50値を求め、結果を表9及び10に示し
た。
【0161】
【表9】
【0162】
【表10】 この結果は、実施例の化合物が 陰性対照と比較してTCI
D50を1〜2桁下げており、硫酸化糖のアシル基がウイ
ルスの不活化に大きく作用していることが明確である。
【0163】(実施例31) 抗凝血活性の評価 抗凝血活性は活性化部分トロンボプラスチン時間(AP
TT)により評価した。実施例4の化合物を注射筒及び
胃ゾンデを用いマウスに経口投与した。マウスからの採
血は薬剤投与後、1、2、4時間に実施し、血液0.9
mlを0.1mlの3.8%クエン酸ナトリウム溶液の
入った試験管に入れ、3000r.p.m.で15分遠
心し血漿に分離した。血液凝固自動測定装置(アメルン
グKC−4A)を用いAPTTを測定した。結果は表1
1に示した。尚、対照として薬剤を投与しないマウスよ
り採取した血液を用いた。
【0164】
【表11】
【0165】薬剤製造例 本発明の抗ウイルス剤の薬剤製造例を以下に記載する。 実施例化合物1を粉砕し、それに乳糖とでんぷんを混合
する。そこに10%のでんぷんのりを加え、攪拌し、顆
粒を形成させる。顆粒は乾燥し、ふるい分けして、タル
クとステアリン酸マグネシウムを加え混合し、通常の方
法により打錠して200mgの錠剤を製造した。
【0166】 実施例化合物2を用い、抗ウイルス剤製造例1と同様な
操作で200mgの錠剤を製造した。
【0167】 実施例化合物3を用い、抗ウイルス剤製造例1と同様な
操作で200mgの錠剤を製造した。
【0168】 実施例化合物4を用い、抗ウイルス剤製造例1と同様な
操作で200mgの錠剤を製造した。
【0169】 実施例化合物5を用い、抗ウイルス剤製造例1と同様な
操作で200mgの錠剤を製造した。
【0170】 実施例化合物6を用い、抗ウイルス剤製造例1と同様な
操作で200mgの錠剤を製造した。
【0171】 実施例化合物7を用い、抗ウイルス剤製造例1と同様な
操作で200mgの錠剤を製造した。
【0172】 実施例化合物14を用い、抗ウイルス剤製造例1と同様
な操作で200mgの錠剤を製造した。
【0173】(抗ウイルス剤製造例9)500mgの実
施例化合物1に生理食塩水を加え全量を10mlとし、
これをオートクレーブで乾熱滅菌したアンプルに封入
し、10mlの液剤を製造した。
【0174】(抗ウイルス剤製造例10)500mgの
実施例化合物2を用いた以外は抗ウイルス剤製造例9と
同様な方法で、10mlの液剤を製造した。
【0175】(抗ウイルス剤製造例11)600mgの
実施例化合物3を用いた以外は抗ウイルス剤製造例9と
同様な方法で、10mlの液剤を製造した。
【0176】(抗ウイルス剤製造例12)600mgの
実施例化合物4を用いた以外は抗ウイルス剤製造例9と
同様な方法で、10mlの液剤を製造した。
【0177】(抗ウイルス剤製造例13)600mgの
実施例化合物5を用いた以外は抗ウイルス剤製造例9と
同様な方法で10mlの液剤を製造した。
【0178】(抗ウイルス剤製造例14)500mgの
実施例化合物6を用いた以外は抗ウイルス剤製造例9と
同様な方法で、10mlの液剤を製造した。
【0179】(抗ウイルス剤製造例15)500mgの
実施例化合物7を用いた以外は抗ウイルス剤製造例9と
同様な方法で、10mlの液剤を製造した。
【0180】(抗ウイルス剤製造例16)500mgの
実施例化合物1を粉砕し、ここに、1000mgのマニ
トールと400mgの燐酸二ナトリウムを加え良く混ぜ
合わせ、オートクレーブで乾熱滅菌したアンプルに封入
し薬剤とした。
【0181】(抗ウイルス剤製造例17)500mgの
実施例化合物2を用いた以外は、抗ウイルス剤製造例1
6と同様な方法で、薬剤を製造した。
【0182】(抗ウイルス剤製造例18)500mgの
実施例化合物3を用いた以外は、抗ウイルス剤製造例1
6と同様な方法で、薬剤を製造した。
【0183】(抗ウイルス剤製造例19)500mgの
実施例化合物4を用いた以外は、抗ウイルス剤製造例1
6と同様な方法で、薬剤を製造した。
【0184】
【発明の効果】本発明により従来より経口投与が困難と
されていた硫酸化オリゴ糖の経口吸収性を増加させるこ
とができ、かつ、経口投与の場合でも血中における抗ウ
イルス活性の持続性に優れた新規化合物及び、多面的に
抗ウイルス効果のある、抗凝血活性の無い、経口投与可
能な優れた抗ウイルス剤を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯山 美香 千葉県千葉市花見川区浪花町3−6 (72)発明者 伊藤 正彦 福島県福島市渡利七社宮74−1 (72)発明者 中島 秀喜 山梨県中巨摩郡玉穂町成島1557−1−E− 103

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オリゴ糖の糖水酸基の20〜95%が硫
    酸エステル化された硫酸化オリゴ糖の、糖水酸基の水素
    原子の5〜80%を、下記一般式(1)又は(2)で示
    されるアシル基で置換することを特徴とする硫酸化オリ
    ゴ糖の経口吸収性増加方法。 【化1】 (ただし、式(1)、(2)中、Rは炭素数1〜18の
    アルキル基又は環上に置換基があっても良いフェニル基
    を表し、Aは下記一般式(3)又は(4)を表す。) 【化2】 (ただし、式(3)中、nは1〜18の自然数を、mは
    0又は1を表す。)
  2. 【請求項2】 オリゴ糖が、3〜20の単糖からなるオ
    リゴ糖である請求項1記載の経口吸収性増加方法。
  3. 【請求項3】 一般式(1)又は(2)のRが炭素数6
    〜18のアルキル基、フェニル基、もしくは炭素数1〜
    6のアルキル基が置換したフェニル基である請求項1又
    は2記載の経口吸収性増加方法。
  4. 【請求項4】一般式(3)のnが2〜10の自然数であ
    り、mが0の請求項3記載の経口吸収性増加方法。
  5. 【請求項5】一般式(3)のnが2〜9の自然数であ
    り、mが1の請求項3記載の経口吸収性増加方法。
  6. 【請求項6】同一、又は2種の単糖を構成成分として、
    それらがグリコシド結合してなるオリゴ糖又は、そのオ
    リゴ糖の還元末端糖1位の水酸基の水素が、アルキル
    基、アルキルフェニル基、又はアルコキシフェニル基か
    ら成るアグリコンにより置換されたオリゴ糖配糖体であ
    り、かつ糖水酸基の水素原子の5〜80%が一般式
    (1)又は(2)で示されるアシル基により置換され、
    20〜95%が硫酸エステル化されていることを特徴と
    する硫酸化オリゴ糖誘導体又はその生理学的に許容され
    る塩。 【化3】 (ただし、式(1)、(2)中、Rは炭素数1〜18の
    アルキル基又は環上に置換基があっても良いフェニル基
    を表し、Aは下記一般式(3)又は(4)を表す。) 【化4】 (ただし、式(3)中、nは1〜18の自然数を、mは
    0又は1を表す。)
  7. 【請求項7】オリゴ糖部が3〜20の同一の単糖からな
    るオリゴ糖である請求項6記載の硫酸化オリゴ糖誘導体
    又はその生理学的に許容される塩。
  8. 【請求項8】オリゴ糖の構成単糖がグルコースである請
    求項7記載の硫酸化オリゴ糖ならびに硫酸化オリゴ糖誘
    導体又はその生理学的に許容される塩。
  9. 【請求項9】オリゴ糖がβ(1→3)結合からなるオリ
    ゴ糖である請求項8記載の硫酸化オリゴ糖ならびに硫酸
    化オリゴ糖誘導体又はその生理学的に許容される塩。
  10. 【請求項10】オリゴ糖がα(1→4)結合からなるオ
    リゴ糖である請求項8記載の硫酸化オリゴ糖ならびに硫
    酸化オリゴ糖誘導体又はその生理学的に許容される塩。
  11. 【請求項11】オリゴ糖がα(1→6)結合からなるオ
    リゴ糖である請求項8記載の硫酸化オリゴ糖ならびに硫
    酸化オリゴ糖誘導体又はその生理学的に許容される塩。
  12. 【請求項12】オリゴ糖部が3〜20の2種の単糖から
    なるオリゴ糖である請求項6記載の硫酸化オリゴ糖なら
    びに硫酸化オリゴ糖誘導体又はその生理学的に許容され
    る塩。
  13. 【請求項13】オリゴ糖の構成単糖がグルコース、ガラ
    クトースである請求項12記載の硫酸化オリゴ糖ならび
    に硫酸化オリゴ糖誘導体又はその生理学的に許容される
    塩。
  14. 【請求項14】オリゴ糖がβ(1→4)結合からなるオ
    リゴ糖である請求項13記載の硫酸化オリゴ糖ならびに
    硫酸化オリゴ糖誘導体又はその生理学的に許容される
    塩。
  15. 【請求項15】一般式(1)又は(2)のRが炭素数6
    〜18のアルキル基、フェニル基、もしくは炭素数1〜
    6のアルキル基が置換したフェニル基である請求項6〜
    14のいずれか1項に記載の硫酸化オリゴ糖ならびに硫
    酸化オリゴ糖誘導体又はその生理学的に許容される塩。
  16. 【請求項16】一般式(3)のnが2〜10の自然数で
    あり、mが0の請求項15記載の硫酸化オリゴ糖ならび
    に硫酸化オリゴ糖誘導体又はその生理学的に許容される
    塩。
  17. 【請求項17】一般式(3)のnが2〜9の自然数であ
    り、mが1の請求項15記載の硫酸化オリゴ糖ならびに
    硫酸化オリゴ糖誘導体又はその生理学的に許容される
    塩。
  18. 【請求項18】アグリコンが炭素数4〜22のアルキル
    基、アルキル基の炭素数が4〜8の4−アルキルフェニ
    ル基、又はアルコキシ基の炭素数が4〜8の4−アルコ
    キシフェニル基である請求項6〜17のいずれか1項に
    記載の硫酸化オリゴ糖誘導体又はその生理学的に許容さ
    れる塩。
  19. 【請求項19】請求項6〜18の何れか1項に記載の硫
    酸化オリゴ糖ならびに硫酸化オリゴ糖誘導体又はその生
    理学的に許容される塩を有効成分とする抗ウイルス剤。
  20. 【請求項20】ウイルスが後天性免疫不全ウイルス(H
    IV)である請求項19に記載の抗ウイルス剤。
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