JPH10324612A - 水洗化粧品類用水離促進助剤及び水洗化粧品類組成物 - Google Patents

水洗化粧品類用水離促進助剤及び水洗化粧品類組成物

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JPH10324612A
JPH10324612A JP9344221A JP34422197A JPH10324612A JP H10324612 A JPH10324612 A JP H10324612A JP 9344221 A JP9344221 A JP 9344221A JP 34422197 A JP34422197 A JP 34422197A JP H10324612 A JPH10324612 A JP H10324612A
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Japan
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water
hair
washing
cosmetics
cosmetic composition
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JP9344221A
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Yasuhiro Minami
育 宏 南
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Abstract

(57)【要約】 【課題】第一に、水洗化粧品類との併用時に当該水洗化
粧品類の本来的な性能を低下させることなく、その併用
後の水によるすすぎ洗い後における付着水の水離を促進
し、毛髪や皮膚面の乾きを速めることが可能な水離促進
剤の提供。第二に、さらに皮膚荒れや湿疹の発生を防
ぎ、アレルギー症状を緩和し得る水洗化粧品類組成物の
提供。 【解決手段】水洗化粧品類用水離促進助剤として、動物
性構造タンパク質とこのタンパク質の分解酵素とを主成
分とすること、あるいはこれにさらに無機塩類を主成分
の1つとして含有させてなる。また、水洗化粧品類組成
物として、水洗化粧品類に上記した各主成分剤を配合成
分として含有させてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘアーシャンプー
剤等の水洗化粧品類に併用され、すすぎ洗い後の水離を
促進しその後の乾きを速める等のための水離促進助剤、
及びこの水離促進助剤成分を配合した水洗化粧品類組成
物に関する。より詳しくは、成分として動物性構造タン
パク質とそのタンパク質分解酵素、場合により、さらに
は無機塩類を含有する水離促進助剤及び水洗化粧品類組
成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び課題】近年、ヘアーシャンプー剤、ヘ
アーリンス剤、ヘアートリートメント剤などの頭髪用化
粧品や、ボディシヤンプー剤等の皮膚洗浄剤及び浴溶剤
などの皮膚用化粧品は、水と共に使用され、さらに、使
用終期にすすぎのための水洗いを必須とする水洗化粧品
類が多々開発され市販されるに至っている。
【0003】このような水洗化粧品類については、一般
にその成分による作用を有効に及ばせるために、その成
分水溶液と人の毛髪や皮膚面との親和性が良好な性状を
備えるものとなっている。また、このような水洗化粧品
類の性状はその使用の最終段階である水によるすすぎ洗
い時にまで作用する。このために、すすぎ水が毛髪や皮
膚面に強く付着する状態となってしまうことから、その
付着水はタオル等によっても容易に払拭できず、結果的
にその後の付着水の乾きに長い時間を要していた。ま
た、このような付着水の残留は入浴後や洗髪後の身体温
度を急速に冷やすために人体に悪影響を及ぼすことが知
られている。
【0004】また、特に、入浴時の洗剤による皮膚面に
対する洗浄は、皮膚面を覆っていた皮脂質を除去してし
まうことになるから、使用者が皮膚荒れ症やアレルギー
性の者である場合には、皮膚荒れ症状やアレルギー症状
を増大させ、また湿疹を新たに生じさせる結果となるこ
とが多い。
【0005】そこで、本発明では、第一に水洗化粧品類
と併用でき、その際に当該水洗化粧品類の本来的な性能
を低下させることなく、その併用後の水によるすすぎ洗
い後における付着水の水離を促進し、毛髪や皮膚面の乾
きを速めることが可能な水離促進剤を提供すること、ま
た、第二に、このような水離促進作用に加えて、皮膚荒
れや湿疹の発生を防ぎ、あるいは、この皮膚荒れ等やア
レルギー症状を緩和し得る水洗化粧品類組成物の提供を
目的とした。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した第一の目的を達
成するため、本発明では、水洗化粧品類水離促進助剤に
つき、次のような組成とした。即ち、動物性タンパク質
と、この動物性タンパク質分解酵素とを主成分とするこ
とを特徴とする。この本発明に係る水離促進助剤におい
て、動物性構造タンパク質としては、コラーゲン、ゼラ
チンなどのほか、これから抽出、分離されるタンパク質
成分を挙げることができる。
【0007】また、タンパク質分解酵素としては、上記
した動物性構造タンパク質に対して酵素活性を有効に示
すパパイン、プロテアーゼ、パンクレアチンなどを適宜
選択して、これらのいずれか、あるいは2種以上を適用
することができる。なお、これらに限定されるものでは
ない。
【0008】この水離促進助剤においては、動物性構造
タンパク質に対し、これを有効に分解するに足りる当量
分以上の量のタンパク質分解酵素を配合することが必要
である。
【0009】なお、この配合量は、その種類や併用され
る水洗化粧品類の種類によって異なり一概に定まらない
が、例えば、水洗化粧品類が液体シャンプー剤である場
合、これら各成分の好ましい配合量は、動物性構造タン
パク質1重量部に対し、タンパク質分解酵素が0.00
1〜0.01重量部の量とすることである。この分解酵
素が0.001重量部未満であると、水離促進作用が不
十分となることがあり、また、0.01重量部を超える
量であっても、その作用のさらなる向上はあまり望めず
経済的に不利となる。
【0010】また、この水離促進助剤と併用すべき水洗
化粧品類としては、ヘアーシャンプー剤、ヘアーリンス
剤、ヘアートリートメント剤、ボディシャンプー剤、浴
溶剤など、その使用時あるいは使用後に水すすぎ過程を
含む水洗過程を伴なう用法のものを挙げることができ
る。なお、この水洗化粧品類については、固形状、粉末
状、液状及びゼリー状など種々の形態のものに適用が可
能である。
【0011】この本発明の水離促進助剤は、水洗化粧品
類に対して、その使用時に併用する用法によってもよい
が、予め水洗化粧品類中に混入しておく用法によっても
よい。また、この場合、水洗化粧品類が粉末状のもので
あれば、水離促進助剤を粉状に調製しこれを混合するこ
とにより、また、水洗化粧品類が液状あるいはゼリー状
のものであれば、それに粉状の水離促進助剤を添加溶解
させるが、あるいは水離促進助剤を水溶液として調製し
ておき、これを水洗化粧品類中に混入することができ
る。
【0012】また、本発明に係る水離促進助剤の水洗化
粧品類中への添加量は、1回あたりの使用量が異なる水
洗化粧品類の種類によって異なるので、一概には定まら
ないが、例えば、水洗化粧品類が液体ヘアーシャンプ剤
である場合には、この液体ヘアーシャンプ剤1重量部に
対し、水離促進助剤中における動物性構造タンパク質で
あるコラーゲンが0.001〜0.01重量部の量とな
ることが好ましい。このタンパク質が0.001重量部
未満であると、その水離促進作用が不十分となり、ま
た、0.01重量部を超える量となっても、その作用の
さらなる向上はあまり望めず、却って経済的不利が大き
くなるからである。
【0013】上記した本発明に係る水離促進助剤によれ
ば、水洗化粧品類との併用によって次のような作用が生
じるものと考えられる。即ち、例えば、ヘアーシャンプ
ー剤のみによる場合には、図1に示すように、その水す
すぎ後の髪毛1の表面上への付着水2は極めて親密な状
態で付着している。このため、タオル等による拭き取り
作業によってもその付着水2を高い割合いで払拭するこ
とは容易ではない。
【0014】これに対し、ヘアーシャンプー剤に前記し
た水離促進助剤が併用される場合には、その洗浄過程に
おいて、髪毛1の表面上に水離促進剤からのタンパク質
分解酵素による動物性構造タンパク質の分解物による形
成皮膚3が髪毛1面を覆う状態となり、この皮膚3が付
着水4…に対し疎水性を呈することにより、水離促進作
用が発揮される、と考えられる。この作用によって後の
タオル等を用いた拭き取り作業により、その付着水4…
を高い割合で一時に払拭することが可能となるものと考
えられる。
【0015】また、本発明に係る水離促進助剤には、前
記した動物性構造タンパク質とそのタンパク質分解酵素
に加えて、無機塩類を主成分の1つとして含むことを特
徴とするものも含まれる。この無機塩類としては、硫酸
ナトリウムなどの硫酸塩や塩化ナトリウムなどの塩酸塩
等を挙げることができる。
【0016】この水離促進助剤における無機塩類の配合
は、タンパク質の分解反応を助長し、前記した水離促進
作用がより十分かつ安定的に発揮される。これは、無機
塩類の配合によって、対象となる髪毛表面等におけるタ
ンパク質の分解物による形成皮膜がより安定な状態で有
効に形成されることによると考えられる。
【0017】上記した水離促進助剤において、前記した
他の成分と同じ理由で、無機塩類の配合量は一概には定
まらないが、例えば、水洗化粧品類がシャンプー剤であ
る場合は、動物性構造タンパク質1重量部に対して1〜
5重量部の範囲で配合することが好ましい。この無機塩
類の配合量が1重量部未満であると、そのタンパク質の
分解反応の助長作用が十分でないことがあり、また、5
重量部を超えると、この水離促進助剤を添加すべき水洗
化粧品類自体の性能に悪影響を及ぼすことがあるからで
ある。
【0018】次に、前記した第二の目的を達成するた
め、本発明では、水洗化粧品類組成物につき、次のよう
に構成した。即ち、動物性構造タンパク質とこの動物性
構造タンパク質分解酵素とが、水洗化粧品類の成分とし
て配合されてなることを特徴とする。
【0019】この水洗化粧品類組成物の成分である動物
性構造タンパク質及びそのタンパク質分解酵素としての
物質については、前記した水洗化粧品類用水離促進助剤
の成分と同一のものを用いることができる。即ち、動物
性構造タンパク質としては、コラーゲン、ゼラチンなど
であり、また、そのタンパク質分解酵素としては、パパ
イン、プロテアーゼ、パンクレアチンなど、そのうちの
1種又は2種を用いることができる。
【0020】また、上記両成分の配合比についても、前
記した水離促進助剤の場合と同様に、それらの種類や配
合されるべき水洗化粧品類の種類によって異なり、一概
には定まらないが、例えば、水洗化粧品類が液体シャン
プー剤であるような場合には動物性構造タンパク質1重
量部に対し、そのタンパク質分解酵素0.001〜0.
01重量部の範囲で好ましく用いられる。この配合比の
範囲も、その下限については前記した水離促進作用に関
連し、またその上限については主に経済性の点に基づく
ものである。
【0021】また、上記両成分の配合比は、水洗化粧品
類の用法によっても異なるものである。例えば、水洗化
粧品類が粉末状の浴溶剤である場合には動物性構造タン
パク質1重量部に対し、そのタンパク質分解酵素が0.
1〜0.5重量部の範囲で好ましく用いられる。この場
合、これら両成分におけるタンパク質分解反応が浴溶水
中で起こることから、この浴溶水域内でこの反応が進行
するのに適したタンパク質分解酵素の量が必要とされる
のである。
【0022】また、水洗化粧品類としては、ヘアーシャ
ンプー剤、ヘアーリンス剤、ヘアートリートメント剤、
ボディシャンプー剤、浴溶剤など水洗作業と伴なう化粧
品類を対象とすることができる。また、この水洗化粧品
類については、固体状、粉末状、液体状あるいはゼリー
状等、上記した動物性構造タンパク質及びそのタンパク
質分解酵素を配合し得るいずれの形態であってもよい。
【0023】また、この水洗化粧品類組成物における動
物性構造タンパク質及びそのタンパク質分解酵素の配合
量についても、その水洗化粧品類の種類により、一回あ
たりの使用量が異なり、さらに、その水洗化粧品類の剤
型、即ち、その剤型が液体である場合にはその溶液安定
性を考慮する必要から、一概には定まらない。
【0024】なお、水洗化粧品類が液体ヘアーシャンプ
ー剤である場合には、0.001〜0.01重量%の範
囲で好ましく配合することができる。この範囲の配合割
合であれば、シャンプー剤としての性能を低下させるこ
となく、前記した水離促進作用等が有効かつ十分に発揮
されると共に、その溶液安定性が保存時においても十分
に図れるからである。
【0025】また、上記した水洗化粧品類組成物につい
て、硫酸ナトリウムなどの硫酸塩、塩化ナトリウムなど
の塩酸塩等の無機塩類を当該水洗化粧品類自体の性能に
悪影響を与えない限りにおいて、成分の1つとして配合
することができる。この無機塩類はタンパク質分解反応
を助長する作用を発揮し、タンパク質の分解物による皮
膜形成がより安定的な状態で得られる。
【0026】この無機塩類は、例えば、水洗化粧品類が
浴溶剤である場合、その主成分ともなるものであって、
その配合量は一概には定まらないが、水洗化粧品類が、
例えば、液体シャンプー剤である場合には、動物性構造
タンパク質1重量部に対し、1〜5重量部の範囲の配合
割合で好ましく配合できる。この場合その下限未満の量
であると、その作用が不十分となり、また、その上限を
超えるとそのシャンプー剤として性能に悪影響を及ぼす
ことがあるからである。
【0027】また、この本発明に係る水洗化粧品類組成
物は、水洗化粧品類の剤型に応じて、動物性構造タンパ
ク質及びそのタンパク質分解酵素を同じ形態に調製し
て、これを常温下に混合することによって得ることがで
きる。つまり、例えば、水洗化粧品類の剤型が粉末であ
る場合には、上記した配合各成分の粉末剤を均一に混合
することにより得られ、またその剤型が液体である場合
には、上記した配合各成分を、例えば、水溶液を調製し
て、これを常温下に混合することにより得られる。な
お、後者の水溶液の調製には上記した成分を50℃前後
の温水で完全に溶解させておくことが好ましい。
【0028】
【実施例】
(試験例1)次表1に示す配合成分及び配合量からなる
試料A〜Fをシャンプー剤組成物としてそれぞれ調製し
た。なお、各試料は、主剤としての液状ヘアーシャンプ
ー剤(ポリオキシンエチレンラウリルエーテル硫酸塩、
ラウリル硫酸トリエタノールアミン、エデト酸塩等を配
合成分とする。商品名「シャワランコンディショニング
シャンプーC」、牛乳石鹸(株)製)中に、動物性構造タ
ンパク質剤たるコラーゲン、そのタンパク質分解酵素た
るパパイン、プロテアーゼ、パンクレアチン、及び無機
塩たる硫酸ナトリウムを順次添加し溶解させたものであ
る。
【表1】 これらの各試料を用いて、次の洗髪試験を行なった。
【0029】先ず、試験対象として、26cmの寸法に切
断した人の頭髪を一側端面部の直径が約1cmとなる本数
で束ねて、その端面から3.5cmのところで糸を巻いて
固定したものを数束作成した。
【0030】これらの試験対象における上記固定部から
他至端に至る部分に前記した試料A〜Fを各別に0.3
gずつ付着させ、これに適当量の温水(40℃)を注加
し、これを通常の操作手順に従って洗髪を実行した。即
ち、髪毛に対する30秒間のもみ洗いの後に、700ml
の温水(40℃)によるすすぎ洗いからなる工程により
実行した。この洗浄工程後には、その髪毛の束を指で挟
んでそれに含まれる水分を連続して計3回絞り出し操作
をし(絞り出し工程)、その後、綿製タオル(30cm×
30cm)によって手もみ状態で拭き取り操作を3分間行
なった(拭き取り工程)。
【0031】次いで、室温18℃、温度65%の条件下
で、約70℃のヘアードライヤーの温風によって乾燥操
作を30秒間行なった(乾燥工程(1))。さらに、その
後同一条件下で乾燥操作を30秒間繰り返した(乾燥工
程(2))。次表2には、各試料A〜Fについて、イニシ
ャルとして、試料対象の当初の重量につき含水量を0g
とし、洗浄工程を経た絞り工程後の総重量と上記イニシ
ャルでの重量との差から含水量を求め、さらに、拭き取
り工程後、乾燥工程(1)後及び乾燥工程(2)後において
も、上記同様に含水量を求めて掲示した。また、絞り工
程後における含水量を基準として、以後の拭き取り工
程、乾燥工程(1)及び乾燥工程(2)における含水量か
ら、これらの工程での減水率を求めて表2に示した。
【表2】 なお、表2中、ノーマルは、ヘアーシャンプー剤中に何
ら添加剤成分を含めない場合である。
【0032】表2に示した結果から、動物性構造タンパ
ク質とそのタンパク質分解酵素、場合によっては無機塩
を配合した組成の試料A〜Dによれば、比較例としての
試料E及びF、さらにはノーマル試料による場合との対
比において、特に、拭き取り工程以後の減水率が極めて
高くなることが判る。
【0033】また、これらの試料A〜Dによる場合の各
工程後、特に、乾燥工程(2)後における含水量が実質的
に極めて少なくなることも判る。つまり、この結果は、
洗髪後の乾燥作業を短時間内に簡単に済ませることが可
能となることを意味する。また、試料Bについての結果
から、試料Aによる場合との対比において、減水率及び
乾燥時間の短縮度合いがさらに向上していることが認め
られる。
【0034】(試験例2)[洗浄効果] 水離促進助剤水溶液として次表3に示す組成の試料G及
びHを調製した。なお、試料Iは水のみの場合の比較例
である。
【表3】
【0035】これらの試料G、H及びIについて、その
200mlずつを各別にビーカー(口径12cmφ、1l容
量)内にそれぞれ収容し、これらに試験例1と同じ液状
ヘアーシャンプー剤15gをそれぞれ注加し、ひしゃく
により5分間に亘って掻き混ぜた。この場合に、生じた
起泡の高さをそれぞれ測定して、次表4に示した。
【表4】
【0036】表4に示した結果から、試料Iとの対比に
おいて、本発明に係る水離促進助剤を含む試料G及びH
の場合であっても、同等乃至それ以上の起泡、つまり十
分な洗浄効果が得られることが判る。
【0037】(試験例2)次表5に示す配合成分からな
る液状シャンプー剤組成物をそれぞれ調製し、これらを
用いて試験例1との同様の方法によって試験し、洗浄操
作の各工程における減水率をそれぞれ求めて表6に示し
た。
【表5】
【0038】この試料J及びKは、試験例1の場合と同
じ液状ヘアーシャンプー剤に対して、動物性構造タンパ
ク質及びタンパク質分解酵素の配合量を前記試料Aある
いは試料Bに比してそれぞれ10分の1量としたもので
ある。なお、試料Lは、動物性構造タンパク質のみを前
記試料Eと比較して5倍量を、また試料Mは、タンパク
質分解酵素のみを前記試料Fと比較して約13倍量をそ
れぞれ配合した比較例である。
【表6】
【0039】表6に示す結果から、試料J及びKによる
場合においても、前記の表1に示した試料E、F及びノ
ーマル試料による場合との比較において、なおも高い減
水率、即ち、水離促進及び速乾の効果が維持されている
ことが認められる。また、この場合、試料Kについての
結果から、試料Jとの比較において、無機塩の配合した
場合の効果の優位性を確認することができる。また、試
料L及びMについての結果から、コラーゲンのみ、ある
いはパパインのみを配合する組成では、その配合量を増
大する場合でも水離促進の効果が得られないことも判
る。
【0040】(実施例1)コラーゲン20g、パパイン
0.1g及び硫酸ナトリウム65gとの混合を粉末を得
て、この混合粉末の25gを試験例1と同じ液状ヘアー
シャンプー剤720ml中に添加混合することによってシ
ャンプー剤組成物を得た。このシャンプー剤組成物を用
いて次のように洗髪操作を行なった。
【0041】即ち、毛髪30〜35cmの頭髪を予め温水
(40℃)によってぬらしておき、次いで、上記のシャ
ンプー剤組成物3gを手平に取り出し、通常のもみ洗い
方法により約5分間に亘り洗浄操作した。この洗浄過程
において十分な起泡状態が得られ、その後、40℃のす
すぎ水6lによってすすぎ洗いした。この結果、当該頭
髪について良好な洗浄状態が得られた。
【0042】次いで、この洗浄後の髪毛に対して両手平
で挟んだ状態でその含有水を十分に絞り出し操作を行な
った後、綿製のバスタオル(62cm×130cm)によっ
て拭き取り作業を5分間行なった。
【0043】この拭き取り作業後において、髪毛には手
平での感触において付着水がほとんど含まない感触状態
が得られた。さらにその後のヘアードライヤー(70℃
の温風)による約1分間の乾燥作業で、その頭髪の全体
について十分な乾き状態が得られた。
【0044】(実施例2)実施例1によるシャンプー剤
組成物による上記した洗髪操作後に乳液状リンス剤(セ
タノール、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、パ
ラペン等を組成成分とする。商品名「スーパーマイルド
リンスM、(株)資生堂製)約3gを手平に取り出し、通
常のもみ洗い方法により約5分間に亘って手洗い作業を
行なった。その後、40℃のすすぎ水6lによりすすぎ
洗いした。
【0045】このすすぎ洗い後の髪毛に対しては両手平
で挟んだ状態でその含有水を十分に絞り出し作業を行な
った後、綿製のバスタオル(62cm×130cm)による
拭き取り作業を約5分間に亘り行なった。
【0046】この拭き取り後において、髪毛には手平で
の感触において、付着水をほとんど含まない感触の状態
が得られた。さらに、その後の70℃の温風のヘアード
ライヤーによる約1分間の乾燥操作で、その頭髪の全体
について十分な乾き状態が得られた。
【0047】(実施例3)コラーゲン20gとパパイン
0.1gと及び硫酸ナトリウム65gとの混合粉末を得
て、この混合粉末の30gを液状ボディソープ剤(プロ
ピレングリコール、ポリエチレングリコール、エデト酸
塩、安息香酸塩、パラベン等を成分とする。商品名「植
物物語ボディソープ(マイルドシトラス)」、ライオン
(株)製)780ml中に混合して、ボディソープ剤組成物
を得た。
【0048】このボディソープ剤組成物を用いて次のよ
うに全身(28才男性、身長165cm)に対する洗浄操
作を行なった。即ち、全身に予めかけ湯をして後、上記
したボディソープ剤組成物約6gをボディ洗浄用のスポ
ンジ面上に取り出し、これを通常の態様により、対象者
の身体面上に塗り付ける状態で洗浄操作を約7分間行な
った。
【0049】この洗浄操作後に、約6lの温水(40
℃)によりすすぎ洗いし、その後、綿製バスタオル(6
2cm×130cm大)による全身に対する拭き取り操作を
約5分間に亘って行なった。この拭き取りの1回の操作
により付着水を速やかに除くことができ、その後の手に
よる接触感覚において、全身面について乾き状態が速や
かに得られた。
【0050】(実施例4)次表7の配合成分を混合する
ことにより粉末状の浴溶剤組成物を得た。
【表7】 この浴溶剤組成物の10g〜30gを浴槽内の約180
lの温水(40℃〜42℃)中に添加溶解させる用法に
より、これを通常の状態で次表8に示す年令の男女計1
4人が使用した。
【表8】 なお、使用期間は、1ヶ月未満の場合、1ヶ月以上6ヶ
月未満及び1ヶ年間と様々であり、また使用回数は平均
2日に1回であった。
【0051】これらの使用者が使用した後の水離促進効
果乃至拭き取り容易性、保湿性乃至湿疹及び皮膚荒れ防
止効果、並びに耐寒性の向上乃至疲労回復(体力の向
上)についての結果を使用期間別に人数割合で示した。
【表9】
【0052】なお、水離促進効果乃至拭き取り容易性に
ついては、綿製バスタオル(62cm×130cm大)を用
いた全身に対する一回の拭き取り操作によりほぼ十分に
除水でき、乾きが速やかに得られたときを効果有とし、
それ以外のときを効果無とした。
【0053】また、保湿性乃至湿疹及び皮膚荒れ防止効
果は、乾燥肌が解消されたとき、新たな湿疹が生じない
ことを含めて使用以前の湿疹(アトピー性湿疹を含
む。)が減少乃至完治したとき、又は身体上のかゆみが
解消されたときの、いずれかの効果が認められたときを
効果有とし、それ以外のときを効果無とした。
【0054】また、耐寒性の向上乃至疲労回復(体力の
向上)は、冷え性が解消されたとき、又は疲労が翌日ま
で残らない程度に疲労回復に至までの時間が早まったと
き、のいずれかの効果が認められたときを効果有とし、
それ以外のときを効果無とした。また、表9中のその他
は、使用人において特にその効果項目について指摘され
なかった場合を人数で示した。
【0055】表9に示した結果から、上記した各効果項
目のいずれについても、使用の全員について、有効性が
認められることが確認される。また、その有効性は使用
1ヶ月未満についても認められ速効性も確認できる。
【0056】このような本発明に係る浴溶剤組成物によ
る効果は、次のような作用によるものと考えられる。即
ち、湯浴中から出た直後の状態を図3に示したが、皮膚
の表皮細胞5表面上に多量の浴液6が付着した状態とな
る。その後、図4に示すように、この表面上に当該浴溶
剤組成物の反応物が皮膜7として覆う状態となる。この
皮膜7は疎水性を示すことから、水によるすすぎ洗い後
の余分な残留水はその皮膜7面上に球状になって、流下
乃至拭き取り易くなる。
【0057】この結果、皮膚表面の離水乃至拭き取りが
容易となる。また、皮膚表面上には、図5に示すように
拭き取り操作後でもその皮膜7はそのまま残り、幾分か
の水分を保有して保湿効果を発揮し、さらに皮膚表面か
らの体熱の出入りを制限して、特に耐寒性を高めて冷え
性が解消されるのである。
【0058】また、上記した使用者のうち、中程度のア
トピー性湿疹が生じた患者に対する治療効果について、
アトピー性湿疹の発生防止及びかゆみの解消の有無につ
いての結果を次表10に示した。
【表10】
【0059】なお、アトピー性湿疹の発生防止の効果に
ついては、当該浴溶剤の使用期間後において、生じてい
た湿疹が全く認められないとき効果有、それ以外のとき
効果無とした。また、かゆみの解消の効果については、
当該浴溶剤の使用期間後において、湿疹が生じていた部
位にかゆみが全く生じないとき効果有、それ以外のとき
効果無とした。また、その他の項目は、表9の場合と同
じである。
【0060】表10に示した結果から、いずれの使用者
についてもアトピー性湿疹に対する治療効果について有
効性が認められ、この効果は1ヶ月未満の使用期間にお
いても発揮されることも確認される。
【0061】また、この場合の使用者である患者の年令
の範囲は、次表11のとおりであった。
【表11】 この表11に示すように、アトピー性湿疹に対するこの
効果は、10才未満の年少者に対する場合は、もちろ
ん、51才以上の高齢者に対しても有効であることが判
る。
【0062】このような本発明に係る浴溶剤組成物によ
るアトピー性湿疹に対する治療作用は、前記した離水性
や保湿性等の作用に加えて、次のような作用原理による
ものと考えられる。
【0063】先ず、図9に示すように、湿疹等が生じて
いる表皮細胞10の表面は、細胞が乾燥状態で剥離状と
なった剥離状細胞11が生じている。これに単なる浴湯
水14が付着すると、これらの剥離状細胞11内へも水
が浸透して膨湿させる。しかし、身体面に対する拭き取
り操作後には、これらの剥離状細胞から水分が放出さ
れ、図10に示すように外表面にあるもの16から比較
的短時間内に乾燥してゆく。なお、15は膨湿状態にあ
る剥離状細胞を示すが、これについても短時間内に乾燥
状態となってしまう。この結果、図11に示すように湿
疹等の皮膚面はさらにひどくなってしまう。
【0064】これに対して、本発明に係る前記した水洗
化粧品類組成物を含む浴液による場合、図6に示すよう
に浴液6が付着した皮膚表面では、前記同様に剥離状細
胞11は膨潤されるが、図7に示すように、この膨潤し
た剥離状細胞12の存在部分を含めてその皮膚表面に皮
膜9が形成される。なお、この場合であっても、その
後、図8に示すように最外位置の剥離状細胞13は短時
間で乾燥状態となって離反してしまうが、皮膜9は、膨
潤細胞12を含めた状態となっている。このため、皮膚
表面では保湿状態が得られる。この結果、湿疹や皮膚荒
れ状態が少なくとも緩和され、またそれに伴なうかゆみ
も解消されるものである。
【0065】
【発明の効果】上述したように本発明は構成されること
から、次のような効果が発揮される。先ず、本発明に係
る水離促進助剤及び水洗化粧品類組成物によれば、水洗
化粧品類本来の機能を損ねることなく、ヘアーシャンプ
ー剤、リンス剤、ボディソープ剤、浴溶剤などの水洗化
粧品類と併用することにより、動物性構造タンパク質と
そのタンパク質分解酵素との水中における反応によって
生じる皮膜が毛質部を含めた体表面上を覆って離水作用
を生じさせることにより、付着水の速やかな拭き取りが
可能となる。
【0066】また、上記した皮膜は、髪毛表面に形成さ
れることによって、髪毛を保護すると共に、洗髪後にお
いてねぐせを生じさせないしなやかさを保持させること
もできる。また、皮膚表面上に上記した皮膜が形成され
ることにより、身体上に耐寒性を生じさせ、冷え症など
が解消されたり、皮膚荒れ、特にアレルギー性湿疹に対
して治療効果について有効性が認められる。
【0067】また、本発明において、特に、水洗化粧品
類組成物として構成される場合には、使用が簡便となる
ばかりでなく、常に上記したような効果が安定的に発揮
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例における水の付着状態を説明する縦断面
【図2】本発明の水離促進助剤を使用した場合の水の付
着状態を説明する縦断面図
【図3】本発明の水洗化粧品類組成物を含む浴液による
場合の部分縦断面図
【図4】同部分縦断面図
【図5】同部分縦断面図
【図6】同部分縦断面図
【図7】同部分縦断面図
【図8】同部分縦断面図
【図9】従来例における場合の部分縦断面図
【図10】同部分縦断面図
【図11】同部分縦断面図
【符号の説明】
1 髪毛 3 反応物皮膜 5 表皮細胞 6 浴液 7 反応物皮膜 9 反応物皮膜 10 表皮細胞
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 7/50 A61K 7/50 // C11D 3/384 C11D 3/384 3/386 3/386

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】動物性構造タンパク質と、この動物性構造
    タンパク質分解酵素とを主成分とすることを特徴とする
    水洗化粧品類用水離促進助剤。
  2. 【請求項2】動物性タンパク質が、コラーゲン又は/及
    びゼラチンであることを特徴とする請求項1の水洗化粧
    品類用水離促進助剤。
  3. 【請求項3】タンパク質分解酵素が、パパイン、プロテ
    アーゼ及びパンクレアチンから選ばれる1種又は2種以
    上であることを特徴とする請求項1又は2の水洗化粧品
    類用水離促進助剤。
  4. 【請求項4】無機塩類が主成分の1つとして含まれるこ
    とを特徴とする請求項1、2又は3の水洗化粧品類用水
    離促進助剤。
  5. 【請求項5】主成分が水溶液として調製されることによ
    ってなることを特徴とする請求項1、2、3又は4の水
    洗化粧品類用水離促進助剤。
  6. 【請求項6】動物性構造タンパク質とこの動物性構造タ
    ンパク質分解酵素とが水洗化粧品類の成分中に配合され
    てなることを特徴とする水洗化粧品類組成物。
  7. 【請求項7】動物性構造タンパク質がコラーゲン又は/
    及びゼラチンであることを特徴とする請求項6の水洗化
    粧品類組成物。
  8. 【請求項8】タンパク質分解酵素が、パパイン、プロテ
    アーゼ及びパンクレアチンから選ばれる1種又は2種以
    上であることを特徴とする請求項6又は7の水洗化粧品
    類組成物。
  9. 【請求項9】さらに無機塩類が配合されてなることを特
    徴とする請求項6、7又は8の水洗化粧品類組成物。
  10. 【請求項10】水洗化粧品類が、ヘアーシャンプー剤、
    ヘアーリンス剤、ヘアートリートメント剤、ボディシャ
    ンプー剤及び浴溶液から選ばれる1種であることを特徴
    とする請求項6、7、8又は9の水洗化粧品類組成物。
  11. 【請求項11】コラーゲンとパパイン又は/及びパンク
    レアチンと、及び硫酸ナトリウムとが浴溶剤の主成分で
    あることを特徴とする水洗化粧品類組成物。
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