JPH10324474A - エレベーターの終端階減速装置 - Google Patents
エレベーターの終端階減速装置Info
- Publication number
- JPH10324474A JPH10324474A JP13476397A JP13476397A JPH10324474A JP H10324474 A JPH10324474 A JP H10324474A JP 13476397 A JP13476397 A JP 13476397A JP 13476397 A JP13476397 A JP 13476397A JP H10324474 A JPH10324474 A JP H10324474A
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- Japan
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- speed
- car
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- overspeed detection
- switch
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- Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 かご又はつり合おもりが緩衝器に衝突する前
に強制的に減速させるエレベーターにおいて、動作確認
を行う際に、速度の確認が正確に行え、また定格速度以
上の過速度検出レベルについても確認できるようにす
る。 【解決手段】 かご7が下降する際その速度が過速度検
出レベル以上になると強制的に減速停止する。このと
き、位置検出スイッチ16がカム17Dの動作点17D
aに達すると過速度検出レベルは低下し、動作点17D
bに達すると更に低下する。これで、かご7と緩衝器1
4との衝突を緩和する。動作確認するには、確認運転ス
イッチ(図示しない)を操作する。これで、かご7の最
高速度は過速度検出レベル近辺の値となり、安定した状
態で動作する。
に強制的に減速させるエレベーターにおいて、動作確認
を行う際に、速度の確認が正確に行え、また定格速度以
上の過速度検出レベルについても確認できるようにす
る。 【解決手段】 かご7が下降する際その速度が過速度検
出レベル以上になると強制的に減速停止する。このと
き、位置検出スイッチ16がカム17Dの動作点17D
aに達すると過速度検出レベルは低下し、動作点17D
bに達すると更に低下する。これで、かご7と緩衝器1
4との衝突を緩和する。動作確認するには、確認運転ス
イッチ(図示しない)を操作する。これで、かご7の最
高速度は過速度検出レベル近辺の値となり、安定した状
態で動作する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エレベーターを
終端階に減速停止させる装置に関するものである。
終端階に減速停止させる装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エレベーターのピットに設置される緩衝
器は、故障等でかご又はつり合おもりが全速で緩衝器に
衝突したときにも、十分緩衝させることができるストロ
ークにする必要がある。このストロークは、定格速度が
高くなると、それにつれて長くなり、更にピットもその
分深くする必要が生じる。しかし、定格速度がある程度
高くなると、必要なピットの深さが非現実的な数値とな
る。そのため、実際には本来必要な深さよりも浅く設け
られることになる。
器は、故障等でかご又はつり合おもりが全速で緩衝器に
衝突したときにも、十分緩衝させることができるストロ
ークにする必要がある。このストロークは、定格速度が
高くなると、それにつれて長くなり、更にピットもその
分深くする必要が生じる。しかし、定格速度がある程度
高くなると、必要なピットの深さが非現実的な数値とな
る。そのため、実際には本来必要な深さよりも浅く設け
られることになる。
【0003】このように、ピットの深さが十分確保でき
ない場合に、十分な緩衝作用を行わせるために、かご又
はつり合おもりが緩衝器に衝突する前に減速する装置
(以下終端階強制減速装置という)を設置することがあ
る。図1、図5及び図17はその詳細は後述するが、建
築規準法施行令第129条の6等に規定された従来の終
端階強制減速装置を示す図で、図1は昇降路縦断面図、
図5及び図17は速度曲線図である。
ない場合に、十分な緩衝作用を行わせるために、かご又
はつり合おもりが緩衝器に衝突する前に減速する装置
(以下終端階強制減速装置という)を設置することがあ
る。図1、図5及び図17はその詳細は後述するが、建
築規準法施行令第129条の6等に規定された従来の終
端階強制減速装置を示す図で、図1は昇降路縦断面図、
図5及び図17は速度曲線図である。
【0004】図1において、昇降路2に設置されたかご
7及びつり合おもり8は主索9で結合され、機械室1に
設置された巻上機6によって駆動される。昇降路2の下
部に設けられたピット3の底部には、かご7または、つ
り合おもり8が昇降路2の底部に衝突したときに衝撃を
を緩和する緩衝器14,15が設置されている。かご7
には位置検出スイッチ16が設けられており、昇降路2
の下方終端付近に設けられたカム17Dと係合する。1
7Daは上記係合による動作点である。なお、上方終端
にも同様のカムが設けられている。
7及びつり合おもり8は主索9で結合され、機械室1に
設置された巻上機6によって駆動される。昇降路2の下
部に設けられたピット3の底部には、かご7または、つ
り合おもり8が昇降路2の底部に衝突したときに衝撃を
を緩和する緩衝器14,15が設置されている。かご7
には位置検出スイッチ16が設けられており、昇降路2
の下方終端付近に設けられたカム17Dと係合する。1
7Daは上記係合による動作点である。なお、上方終端
にも同様のカムが設けられている。
【0005】図5において、Aはかご7が通常に最下階
P1へ走行するときの速度曲線、Bは過速度検出レベル
で、B1はかご7が下降中で位置検出スイッチ16が動
作点17Daよりも上方にあるとき(以下、単に動作点
17Daよりも上方を下降中などという)の過速度検出
レベル、B2は同じく動作点17Daと動作点17Db
の間を下降中のときの過速度検出レベル、B3は同じく
動作点17Dbよりも下方を下降中のときの過速度検出
レベルで、緩衝器14の許容衝突速度以下に設定される
(P2は緩衝器14の位置)、C,Dは終端階強制減速
装置が動作したときの減速の例を示す減速曲線である。
P1へ走行するときの速度曲線、Bは過速度検出レベル
で、B1はかご7が下降中で位置検出スイッチ16が動
作点17Daよりも上方にあるとき(以下、単に動作点
17Daよりも上方を下降中などという)の過速度検出
レベル、B2は同じく動作点17Daと動作点17Db
の間を下降中のときの過速度検出レベル、B3は同じく
動作点17Dbよりも下方を下降中のときの過速度検出
レベルで、緩衝器14の許容衝突速度以下に設定される
(P2は緩衝器14の位置)、C,Dは終端階強制減速
装置が動作したときの減速の例を示す減速曲線である。
【0006】従来のエレベーターの終端階減速装置は上
記のように構成され、かご7が速度曲線Aに示すように
通常走行する場合は、かご7が動作点17Daに達して
も、ブレーキ(図示しない)は作用せず、かご7は、通
常に最下階に停止する。今、故障等によって下降中のか
ご7の速度が上昇し、動作点17Daにおいて、速度が
過速度検出レベルB2以上であると、ブレーキが作用
し、例えば減速曲線Cのように減速し、緩衝器14に衝
突する時点では、緩衝器14の許容衝突速度よりも低い
速度である過速度検出レベルB3まで減速されている。
記のように構成され、かご7が速度曲線Aに示すように
通常走行する場合は、かご7が動作点17Daに達して
も、ブレーキ(図示しない)は作用せず、かご7は、通
常に最下階に停止する。今、故障等によって下降中のか
ご7の速度が上昇し、動作点17Daにおいて、速度が
過速度検出レベルB2以上であると、ブレーキが作用
し、例えば減速曲線Cのように減速し、緩衝器14に衝
突する時点では、緩衝器14の許容衝突速度よりも低い
速度である過速度検出レベルB3まで減速されている。
【0007】かご7の速度が動作点17Dbで過速度検
出レベルB3以上であるときも同様に動作し、例えば減
速曲線Dのように減速する。かご7が上昇中の場合も同
様であり、つり合おもり8が緩衝器15に衝突する速度
を減少させる。
出レベルB3以上であるときも同様に動作し、例えば減
速曲線Dのように減速する。かご7が上昇中の場合も同
様であり、つり合おもり8が緩衝器15に衝突する速度
を減少させる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のエ
レベーターの終端階減速装置は、かご7が動作点17D
a,17Dbに達したことを検出して速度の異常を検出
するようにしているため、それぞれ過速度検出レベルB
2,B3で正しく動作するかを確認することが必要であ
る。そのためには、タコメータ(図示しない)を用い、
かご7を走行させて調速機10の回転部の速度を測定す
る。急停止動作を含めて確認するには、昇降路2の中央
付近を走行中に動作点17Da,17Dbを強制的に検
出させて、速度の条件だけで動作を確認する。
レベーターの終端階減速装置は、かご7が動作点17D
a,17Dbに達したことを検出して速度の異常を検出
するようにしているため、それぞれ過速度検出レベルB
2,B3で正しく動作するかを確認することが必要であ
る。そのためには、タコメータ(図示しない)を用い、
かご7を走行させて調速機10の回転部の速度を測定す
る。急停止動作を含めて確認するには、昇降路2の中央
付近を走行中に動作点17Da,17Dbを強制的に検
出させて、速度の条件だけで動作を確認する。
【0009】この場合、過速度検出レベルB2又はB3
が定格速度よりも低いときには、図17の速度曲線Eの
ように(急停止させる場合は速度曲線Fのように)かご
7が走行し、速度が過速度検出レベルB2(又はB3)
以上になったときに検出が開始されてブレーキが作用す
ることになる。したがって、過速度が検出されてから、
タコメータが速度を測定するまでに時間遅れが発生し、
測定する速度はG点の速度となる(かご7が実際に減速
開始するのはH点)。例えば、加速度が0.9m/se
c2で時間遅れが0.5秒であると、0.9×0.5=
0.45m/sec(27m/min)だけ高い速度を
測定することになるという問題点がある。
が定格速度よりも低いときには、図17の速度曲線Eの
ように(急停止させる場合は速度曲線Fのように)かご
7が走行し、速度が過速度検出レベルB2(又はB3)
以上になったときに検出が開始されてブレーキが作用す
ることになる。したがって、過速度が検出されてから、
タコメータが速度を測定するまでに時間遅れが発生し、
測定する速度はG点の速度となる(かご7が実際に減速
開始するのはH点)。例えば、加速度が0.9m/se
c2で時間遅れが0.5秒であると、0.9×0.5=
0.45m/sec(27m/min)だけ高い速度を
測定することになるという問題点がある。
【0010】また、過速度検出レベルが定格速度よりも
高いレベルB2aに設定されている場合には、速度曲線
がEのようになり、速度が過速度検出レベルB2a以上
にならないために、速度を測定することができないとい
う問題点がある。
高いレベルB2aに設定されている場合には、速度曲線
がEのようになり、速度が過速度検出レベルB2a以上
にならないために、速度を測定することができないとい
う問題点がある。
【0011】この発明は上記問題点を解消するためにな
されたもので、安定した状態で過速度検出動作ができ、
かつ時間遅れによる動作速度の測定誤差をなくすことが
できるようにしたエレベーターの終端階減速装置を提供
することを目的とする。
されたもので、安定した状態で過速度検出動作ができ、
かつ時間遅れによる動作速度の測定誤差をなくすことが
できるようにしたエレベーターの終端階減速装置を提供
することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明の第1発明に係
るエレベーターの終端階減速装置は、終端階強制減速機
能を有するエレベーターにおいて、確認運転装置によっ
て、かごの最高速度を過速度検出レベル近辺の速度に設
定するようにしたものである。
るエレベーターの終端階減速装置は、終端階強制減速機
能を有するエレベーターにおいて、確認運転装置によっ
て、かごの最高速度を過速度検出レベル近辺の速度に設
定するようにしたものである。
【0013】また、第2発明に係るエレベーターの終端
階減速装置は、終端階強制減速機能を有するエレベータ
ーにおいて、複数の確認運転スイッチにより、かごの最
高速度をそれぞれ過速度検出レベル近辺の速度に設定す
るようにしたものである。
階減速装置は、終端階強制減速機能を有するエレベータ
ーにおいて、複数の確認運転スイッチにより、かごの最
高速度をそれぞれ過速度検出レベル近辺の速度に設定す
るようにしたものである。
【0014】また、第3発明に係るエレベーターの終端
階減速装置は、第2発明のものにおいて、微調整スイッ
チにより補正速度を設定し、確認運転スイッチにより設
定された最高速度を上記補正速度を加減算した値に設定
するようにしたものである。
階減速装置は、第2発明のものにおいて、微調整スイッ
チにより補正速度を設定し、確認運転スイッチにより設
定された最高速度を上記補正速度を加減算した値に設定
するようにしたものである。
【0015】また、第4発明に係るエレベーターの終端
階減速装置は、第3発明のものにおいて、微調整スイッ
チは、通常他の目的で使用されるスイッチを確認運転ス
イッチが操作されたときにだけ補正速度の設定に使用す
るようにしたものである。
階減速装置は、第3発明のものにおいて、微調整スイッ
チは、通常他の目的で使用されるスイッチを確認運転ス
イッチが操作されたときにだけ補正速度の設定に使用す
るようにしたものである。
【0016】また、第5発明に係るエレベーターの終端
階減速装置は、終端階強制減速機能を有するエレベータ
ーにおいて、かごの走行速度が過速度検出レベル以上に
なって強制的に減速停止させる動作が開始されたときの
速度を記憶して表示するようにしたものである。
階減速装置は、終端階強制減速機能を有するエレベータ
ーにおいて、かごの走行速度が過速度検出レベル以上に
なって強制的に減速停止させる動作が開始されたときの
速度を記憶して表示するようにしたものである。
【0017】また、第6発明に係るエレベーターの終端
階減速装置は、終端階強制減速機能を有するエレベータ
ーにおいて、複数の確認運転スイッチにより、かごの最
高速度をそれぞれ過速度検出レベル近辺の速度に設定
し、かごの走行速度が過速度検出レベル以上になって強
制的に減速停止させる動作が開始されたときの速度を記
憶して表示するようにしたものである。
階減速装置は、終端階強制減速機能を有するエレベータ
ーにおいて、複数の確認運転スイッチにより、かごの最
高速度をそれぞれ過速度検出レベル近辺の速度に設定
し、かごの走行速度が過速度検出レベル以上になって強
制的に減速停止させる動作が開始されたときの速度を記
憶して表示するようにしたものである。
【0018】また、第7発明に係るエレベーターの終端
階減速装置は、第5又は第6発明のものにおいて、速度
表示器は、通常他の目的で使用される表示器を、確認運
転スイッチが操作されたときにだけ、速度の表示に使用
するようにしたものである。
階減速装置は、第5又は第6発明のものにおいて、速度
表示器は、通常他の目的で使用される表示器を、確認運
転スイッチが操作されたときにだけ、速度の表示に使用
するようにしたものである。
【0019】
実施の形態1.図1〜図7はこの発明の第1及び第2発
明の一実施の形態を示す図で、図1は昇降路縦断面図、
図2は回路図、図3は過速度検出装置のブロック線図、
図4は演算装置のブロック線図、図5は速度曲線図、図
6は過速度検出動作フローチャート、図7は演算動作フ
ローチャートであり、図中同一符号は同一部分を示す
(以下の実施の形態も同じ)。
明の一実施の形態を示す図で、図1は昇降路縦断面図、
図2は回路図、図3は過速度検出装置のブロック線図、
図4は演算装置のブロック線図、図5は速度曲線図、図
6は過速度検出動作フローチャート、図7は演算動作フ
ローチャートであり、図中同一符号は同一部分を示す
(以下の実施の形態も同じ)。
【0020】図1において、1はエレベーターの機械
室、2は昇降路、3は昇降路2の下部に設けられたピッ
ト、5は制御盤で、5aは巻上機6のブレーキを動作さ
せるブレーキ信号、7はかご、8はつり合おもりで、か
ご7及びつり合おもり8は主索9の両端に結合されてい
る。10は調速機、11は調速機10に装着されたロー
タリエンコーダ等の速度検出器で、11aは速度検出信
号、12は両端がかご7に結合された調速機ロープ、1
3は調速機ロープ13に張力を与える張り車である。
室、2は昇降路、3は昇降路2の下部に設けられたピッ
ト、5は制御盤で、5aは巻上機6のブレーキを動作さ
せるブレーキ信号、7はかご、8はつり合おもりで、か
ご7及びつり合おもり8は主索9の両端に結合されてい
る。10は調速機、11は調速機10に装着されたロー
タリエンコーダ等の速度検出器で、11aは速度検出信
号、12は両端がかご7に結合された調速機ロープ、1
3は調速機ロープ13に張力を与える張り車である。
【0021】14,15はピット3の底部に設置され、
それぞれかご7及びつり合おもり8の衝突を緩和する緩
衝器、16はかご7に設けられた位置検出スイッチ、1
7Dは昇降路2の下方終端階付近に設けられ、位置検出
スイッチ16と係合するカムで、動作点17Da及び動
作点17Dbを有している。なお、昇降路2の上方終端
階付近には同様のカム17U(図示しない)が設けら
れ、動作点17Ua,17Ubを有している。
それぞれかご7及びつり合おもり8の衝突を緩和する緩
衝器、16はかご7に設けられた位置検出スイッチ、1
7Dは昇降路2の下方終端階付近に設けられ、位置検出
スイッチ16と係合するカムで、動作点17Da及び動
作点17Dbを有している。なお、昇降路2の上方終端
階付近には同様のカム17U(図示しない)が設けら
れ、動作点17Ua,17Ubを有している。
【0022】図2〜図4において、+,−は直流電源、
16Daは位置検出スイッチ16が動作点17Daに達
したとき開放する接点、16Dbは同じく動作点17D
bに達したとき開放する接点、16Ua,16Ubは同
様に動作点17Ua,16Ubに対応する接点、21は
終端階強制減速用の過速度検出装置で、マイクロコンピ
ュータ(以下マイコンという)で構成されており、CP
U22、ROM23、RAM24、パルス状の速度検出
信号11aを計数するカウンタ25及び出力用のインタ
フェース(以下I/Fという)26,27を有し、これ
らはバス28で接続されている。なお、I/F26,2
7はそれぞれ信号26a,27aを出力する。
16Daは位置検出スイッチ16が動作点17Daに達
したとき開放する接点、16Dbは同じく動作点17D
bに達したとき開放する接点、16Ua,16Ubは同
様に動作点17Ua,16Ubに対応する接点、21は
終端階強制減速用の過速度検出装置で、マイクロコンピ
ュータ(以下マイコンという)で構成されており、CP
U22、ROM23、RAM24、パルス状の速度検出
信号11aを計数するカウンタ25及び出力用のインタ
フェース(以下I/Fという)26,27を有し、これ
らはバス28で接続されている。なお、I/F26,2
7はそれぞれ信号26a,27aを出力する。
【0023】29はマイコンで構成され、エレベーター
の運転に関するシーケンスや、速度指令値を演算する演
算装置で、CPU30、ROM31、RAM32、入力
用のI/F33、出力用のI/F34、CPU30で演
算された速度指令信号35aを出力するバッファ35及
び入力用のI/F36,37を有し、これらはバス38
で接続されている。なお、I/F33は信号43b(後
述)を入力し、I/F34は信号34aを出力し、I/
F36,37はそれぞれ信号49,50(後述するよう
に、49,50は確認運転スイッチを示す符号である
が、ここでは信号の符号として用いた)である。
の運転に関するシーケンスや、速度指令値を演算する演
算装置で、CPU30、ROM31、RAM32、入力
用のI/F33、出力用のI/F34、CPU30で演
算された速度指令信号35aを出力するバッファ35及
び入力用のI/F36,37を有し、これらはバス38
で接続されている。なお、I/F33は信号43b(後
述)を入力し、I/F34は信号34aを出力し、I/
F36,37はそれぞれ信号49,50(後述するよう
に、49,50は確認運転スイッチを示す符号である
が、ここでは信号の符号として用いた)である。
【0024】41はリレーで、41aはその常開接点、
42はリレーで42aはその常開接点、43はリレー
で、43a,43bはその常開接点、44はリレーで、
44aはその常開接点、45はリレーで、45aはその
常閉接点、46は異常検出回路、47は巻上機6のブレ
ーキ制御回路、48はブレーキコイル、49,50は確
認運転スイッチである。
42はリレーで42aはその常開接点、43はリレー
で、43a,43bはその常開接点、44はリレーで、
44aはその常開接点、45はリレーで、45aはその
常閉接点、46は異常検出回路、47は巻上機6のブレ
ーキ制御回路、48はブレーキコイル、49,50は確
認運転スイッチである。
【0025】図5において、Aはかご7が通常に最下階
P1に走行するときの速度曲線、Bは過速度検出レベル
で、B1はかご7が下降中で位置検出スイッチ16が動
作点17Daよりも上方にあるとき(以下、単に動作点
17Daよりも上方を下降中などという)の過速度検出
レベル、B2は同じく動作点17Daと動作点17Db
の間を下降中のときの過速度検出レベル、B3は同じく
動作点17Dbよりも下方を下降中のときの過速度検出
レベルで、緩衝器14の許容衝突速度以下に設定される
(P2は緩衝器14の位置)。C,Dは過速度検出装置
が動作したときの減速の例を示す減速曲線である。
P1に走行するときの速度曲線、Bは過速度検出レベル
で、B1はかご7が下降中で位置検出スイッチ16が動
作点17Daよりも上方にあるとき(以下、単に動作点
17Daよりも上方を下降中などという)の過速度検出
レベル、B2は同じく動作点17Daと動作点17Db
の間を下降中のときの過速度検出レベル、B3は同じく
動作点17Dbよりも下方を下降中のときの過速度検出
レベルで、緩衝器14の許容衝突速度以下に設定される
(P2は緩衝器14の位置)。C,Dは過速度検出装置
が動作したときの減速の例を示す減速曲線である。
【0026】次に、この実施の形態の動作を図6及び図
7を参照して説明する。なお、このフローチャートのプ
ログラムはROM23,31に格納されている。 A.通常時運転動作 かご7が通常に最下階P1へ運転する場合は速度曲線A
のように走行する。このとき、ステップS1で速度検出
信号11aを取り込み、速度検出信号SPD1に格納す
る。ステップS2で(SPD1−SPD2)×Kにより
速度SPDを算出する。ここで、SPD2は前回の処理
におけるステップS1で取り込んだ前回の速度検出信
号、Kは演算周期(前回と今回の時間差)と速度検出信
号11aの距離に対する分解能によって決まる係数であ
る。
7を参照して説明する。なお、このフローチャートのプ
ログラムはROM23,31に格納されている。 A.通常時運転動作 かご7が通常に最下階P1へ運転する場合は速度曲線A
のように走行する。このとき、ステップS1で速度検出
信号11aを取り込み、速度検出信号SPD1に格納す
る。ステップS2で(SPD1−SPD2)×Kにより
速度SPDを算出する。ここで、SPD2は前回の処理
におけるステップS1で取り込んだ前回の速度検出信
号、Kは演算周期(前回と今回の時間差)と速度検出信
号11aの距離に対する分解能によって決まる係数であ
る。
【0027】速度SPDを算出した後、次回の演算で使
用するための前回の速度検出信号SPD2に、今回の速
度検出信号SPD1を設定する。そして、ステップS3
で速度SPDが過速度検出レベルB2以上であるかを判
断し、過速度検出レベルB2以上であればステップS4
へ進み、過速度検出レベルB2未満であればステップS
5へ進む。
用するための前回の速度検出信号SPD2に、今回の速
度検出信号SPD1を設定する。そして、ステップS3
で速度SPDが過速度検出レベルB2以上であるかを判
断し、過速度検出レベルB2以上であればステップS4
へ進み、過速度検出レベルB2未満であればステップS
5へ進む。
【0028】かご7が動作点17Daよりも上方を全速
で下降運転しているときは、ステップS3からステップ
S4へ進み、信号RA,RBをそれぞれ「0」に設定し
た後、ステップS8で信号RAを信号27aに、信号R
Bを信号26aに設定する。すなわち、信号27a,2
6aは「0」となる。これで、リレー41,42はオフ
し、接点41a,42aは開放するが、このときかご7
は動作点17Daよりも上方にいるため、接点16D
b,16Ub,16Da,16Uaはすべて閉成し、リ
レー43はオンし、接点43a,43bは閉成する。
で下降運転しているときは、ステップS3からステップ
S4へ進み、信号RA,RBをそれぞれ「0」に設定し
た後、ステップS8で信号RAを信号27aに、信号R
Bを信号26aに設定する。すなわち、信号27a,2
6aは「0」となる。これで、リレー41,42はオフ
し、接点41a,42aは開放するが、このときかご7
は動作点17Daよりも上方にいるため、接点16D
b,16Ub,16Da,16Uaはすべて閉成し、リ
レー43はオンし、接点43a,43bは閉成する。
【0029】次に、ステップS11で信号METSLD
が「1」であるかを判定するが、信号METSLDは初
期状態(終端階強制減速機能が作用する前)において、
「0」であるので、ステップS12へ進み、信号43b
の状態「1」を信号ETSLDに設定する。ステップS
13で信号ETSLDが「0」であるかを判断するが
「0」ではなく、また、確認運転スイッチ49,50は
オンしていないので、ステップS14,S15と進み、
ステップS16で最高速度を定格速度に設定する。
が「1」であるかを判定するが、信号METSLDは初
期状態(終端階強制減速機能が作用する前)において、
「0」であるので、ステップS12へ進み、信号43b
の状態「1」を信号ETSLDに設定する。ステップS
13で信号ETSLDが「0」であるかを判断するが
「0」ではなく、また、確認運転スイッチ49,50は
オンしていないので、ステップS14,S15と進み、
ステップS16で最高速度を定格速度に設定する。
【0030】ステップS17で通常の速度指令値を演算
して速度指令値Vpに設定する。そして、ステップS1
8で信号METSLDを信号34aに、速度指令値Vp
を速度指令信号35aにそれぞれ設定して出力する。速
度指令信号35aは巻上機6の電動機を駆動制御する駆
動回路(図示しない)に送られる。一方、信号34aは
「0」であるため、リレー45はオフとなり、接点45
aは閉成する。これで、リレー44はオンし、接点44
aは閉成し、ブレーキコイル48に通電され、ブレーキ
は開放状態を維持し、かご7は通常の走行を継続する。
して速度指令値Vpに設定する。そして、ステップS1
8で信号METSLDを信号34aに、速度指令値Vp
を速度指令信号35aにそれぞれ設定して出力する。速
度指令信号35aは巻上機6の電動機を駆動制御する駆
動回路(図示しない)に送られる。一方、信号34aは
「0」であるため、リレー45はオフとなり、接点45
aは閉成する。これで、リレー44はオンし、接点44
aは閉成し、ブレーキコイル48に通電され、ブレーキ
は開放状態を維持し、かご7は通常の走行を継続する。
【0031】かご7が動作点17Daよりも下方のとき
は、接点16Daが開放する。また、速度SPDが過速
度検出レベルB2よりも低くなっていると、ステップS
3からステップS5へ進み、速度SPDが過速度検出レ
ベルB3以上であるかを判断し、過速度検出レベルB3
以上であればステップS6へ進み、信号RAを「1」
に、信号RBを「0」に設定した後、ステップS8で信
号RAを信号27aに、信号RBを信号26aに設定す
る。すなわち、信号27aは「1」、信号26aは
「0」となる。
は、接点16Daが開放する。また、速度SPDが過速
度検出レベルB2よりも低くなっていると、ステップS
3からステップS5へ進み、速度SPDが過速度検出レ
ベルB3以上であるかを判断し、過速度検出レベルB3
以上であればステップS6へ進み、信号RAを「1」
に、信号RBを「0」に設定した後、ステップS8で信
号RAを信号27aに、信号RBを信号26aに設定す
る。すなわち、信号27aは「1」、信号26aは
「0」となる。
【0032】これで、リレー41はオフし、リレー42
はオンし、接点41aは開放し、接点42Aは閉成して
リレー43は過速度検出するため、上述と同様に通常の
走行を継続する。速度SPDが過速度検出レベルB3よ
りも低いときは、ステップS5からステップS7へ進
み、信号RA,RBをそれぞれ「1」に設定し、ステッ
プS8で信号27a,26aが「1」となる。これで、
リレー41,42はオンし、接点41a,42aは閉成
する。このため、リレー43はオンし、上述と同様に通
常の走行を継続する。
はオンし、接点41aは開放し、接点42Aは閉成して
リレー43は過速度検出するため、上述と同様に通常の
走行を継続する。速度SPDが過速度検出レベルB3よ
りも低いときは、ステップS5からステップS7へ進
み、信号RA,RBをそれぞれ「1」に設定し、ステッ
プS8で信号27a,26aが「1」となる。これで、
リレー41,42はオンし、接点41a,42aは閉成
する。このため、リレー43はオンし、上述と同様に通
常の走行を継続する。
【0033】B.異常時運転動作 今、故障等によって下降中のかご7の速度が上昇し、動
作点17Daにおいて、速度が過速度検出レベルB2以
上であると、ステップS3からステップS4へ進み、信
号RA,RBをそれぞれ「0」に設定し、ステップS8
で信号27a,26aが「0」となる。これで、リレー
41,42はオフし、接点41a,42aは開放する。
また、接点16Daは開放しているため、リレー43は
オフし、接点43a,43bは開放する。
作点17Daにおいて、速度が過速度検出レベルB2以
上であると、ステップS3からステップS4へ進み、信
号RA,RBをそれぞれ「0」に設定し、ステップS8
で信号27a,26aが「0」となる。これで、リレー
41,42はオフし、接点41a,42aは開放する。
また、接点16Daは開放しているため、リレー43は
オフし、接点43a,43bは開放する。
【0034】これで、リレー44はオフし、接点44a
は開放してブレーキコイル48への給電が断たれ、ブレ
ーキが作用する。また、接点43bの開放により、ステ
ップS12で信号METSLDが「0」になり、ステッ
プS13からステップS19へ進んで、信号METSL
Dを「1」に設定し、ステップS20で速度指令値Vp
を「0」に設定する。これで、ステップS18で信号3
4aは「1」に速度指令信号35aは「0」になる。す
なわち、ブレーキが作用し、かつ速度指令信号35aが
「1」になることにより、かご7は急停止する。
は開放してブレーキコイル48への給電が断たれ、ブレ
ーキが作用する。また、接点43bの開放により、ステ
ップS12で信号METSLDが「0」になり、ステッ
プS13からステップS19へ進んで、信号METSL
Dを「1」に設定し、ステップS20で速度指令値Vp
を「0」に設定する。これで、ステップS18で信号3
4aは「1」に速度指令信号35aは「0」になる。す
なわち、ブレーキが作用し、かつ速度指令信号35aが
「1」になることにより、かご7は急停止する。
【0035】かご7の停止により速度が低下するため、
ステップS7で信号RA,RBが「1」になり、リレー
41,42がオンし、接点41a,42aが閉成し、リ
レー43はオンし、43aは閉成する。しかし、信号M
ETSLDが「1」になったことで、ステップS11→
S20→S18へ進み、信号34aは「1」となり、リ
レー45がオンし、接点45aは開放して、リレー44
はオフのままとなって、接点44aも開放を維持する。
そのため、ブレーキコイル48には通電されず、かご7
は停止のままとなる。
ステップS7で信号RA,RBが「1」になり、リレー
41,42がオンし、接点41a,42aが閉成し、リ
レー43はオンし、43aは閉成する。しかし、信号M
ETSLDが「1」になったことで、ステップS11→
S20→S18へ進み、信号34aは「1」となり、リ
レー45がオンし、接点45aは開放して、リレー44
はオフのままとなって、接点44aも開放を維持する。
そのため、ブレーキコイル48には通電されず、かご7
は停止のままとなる。
【0036】このとき、かご7は例えば減速曲線Cのよ
うに減速し、緩衝器14に衝突する位置P2では、緩衝
器14の許容衝突速度よりも低い速度である過速度検出
レベルB3まで減速されているため、緩衝器14は十分
な緩衝作用を発揮する。また、かご7の速度が動作点1
7Dbで過速度検出レベルB3以上であるときも、同様
に動作し、例えば減速曲線Dのように減速する。
うに減速し、緩衝器14に衝突する位置P2では、緩衝
器14の許容衝突速度よりも低い速度である過速度検出
レベルB3まで減速されているため、緩衝器14は十分
な緩衝作用を発揮する。また、かご7の速度が動作点1
7Dbで過速度検出レベルB3以上であるときも、同様
に動作し、例えば減速曲線Dのように減速する。
【0037】かご7が上昇方向へ走行中は、昇降路2の
上部に設けられたカム17U(図示しない)により、上
述と同様に減速され、つり合おもり8が緩衝器15に衝
突する速度を減少させる。
上部に設けられたカム17U(図示しない)により、上
述と同様に減速され、つり合おもり8が緩衝器15に衝
突する速度を減少させる。
【0038】C.確認運転動作 上述のように構成されたエレベーターの終端階減速装置
が正しく動作するかを確認することが必要である。すな
わち、リレー41,42がそれぞれ過速度検出レベルB
2,B3で正しく動作することを確認する必要がある。
以下にその動作を説明する。過速度検出レベルB2にお
ける動作を確認する場合は、確認運転スイッチ49をオ
ンする。確認運転スイッチ49すなわちスイッチSW1
のオンにより、ステップS14からステップS21へ進
み、最高速度を過速度検出レベルB2に設定し、ステッ
プS17で速度指令値Vpを演算する。
が正しく動作するかを確認することが必要である。すな
わち、リレー41,42がそれぞれ過速度検出レベルB
2,B3で正しく動作することを確認する必要がある。
以下にその動作を説明する。過速度検出レベルB2にお
ける動作を確認する場合は、確認運転スイッチ49をオ
ンする。確認運転スイッチ49すなわちスイッチSW1
のオンにより、ステップS14からステップS21へ進
み、最高速度を過速度検出レベルB2に設定し、ステッ
プS17で速度指令値Vpを演算する。
【0039】これで、速度指令値Vpの最高値は過速度
検出レベルB2となり、かご7は過速度検出レベルB2
に相当する速度で走行する。接点16Daを強制的に開
放した状態でかご7を走行させると、速度が最高速度に
達したときに、リレー42がオフし、接点42aが開放
してリレー43がオフし、接点43a開放→リレー44
オフ→接点44a開放により、ブレーキコイル48の給
電が断たれ、かご7は停止する。
検出レベルB2となり、かご7は過速度検出レベルB2
に相当する速度で走行する。接点16Daを強制的に開
放した状態でかご7を走行させると、速度が最高速度に
達したときに、リレー42がオフし、接点42aが開放
してリレー43がオフし、接点43a開放→リレー44
オフ→接点44a開放により、ブレーキコイル48の給
電が断たれ、かご7は停止する。
【0040】同様に、過速度検出レベルB3における動
作を確認する場合は、確認運転スイッチ49をオフし、
確認運転スイッチ50をオンする。確認運転スイッチ5
0すなわちスイッチSW2のオンにより、ステップS1
5からステップS22へ進み、最高速度を過速度検出レ
ベルB3に設定し、ステップS17で速度指令値Vpを
演算する。
作を確認する場合は、確認運転スイッチ49をオフし、
確認運転スイッチ50をオンする。確認運転スイッチ5
0すなわちスイッチSW2のオンにより、ステップS1
5からステップS22へ進み、最高速度を過速度検出レ
ベルB3に設定し、ステップS17で速度指令値Vpを
演算する。
【0041】これで、速度指令値Vpの最高値は過速度
検出レベルB3となり、かご7は過速度検出レベルB3
に相当する速度で走行する。接点16Dbを強制的に開
放した状態でかご7を走行させると、速度が最高速度に
達したときに、リレー41がオフし、接点41aが開放
してリレー43がオフし、接点43a開放→リレー44
オフ→接点44a開放により、ブレーキコイル48の給
電が断たれ、かご7は停止する。ここで、ステップS1
4,S15,S21,S22は最高速度設定手段を構成
している。
検出レベルB3となり、かご7は過速度検出レベルB3
に相当する速度で走行する。接点16Dbを強制的に開
放した状態でかご7を走行させると、速度が最高速度に
達したときに、リレー41がオフし、接点41aが開放
してリレー43がオフし、接点43a開放→リレー44
オフ→接点44a開放により、ブレーキコイル48の給
電が断たれ、かご7は停止する。ここで、ステップS1
4,S15,S21,S22は最高速度設定手段を構成
している。
【0042】このようにして、かご7の速度が最高速度
に達したとき、すなわち速度が安定した状態で動作させ
るため、時間遅れによる動作速度の測定誤差もなく、正
確なデータを得ることが可能となる。また、過速度検出
レベルB2が定格速度よりも高い場合であっても、動作
の確認及び速度の測定が可能となる。なお、確認運転ス
イッチ49,50がオンになったときに設定する最高速
度は、過速度検出レベルB2,B3ではなく、速度指令
値Vpに対するかご7の実際の速度の誤差を考慮して、
過速度検出レベルB2,B3よりも若干高い速度として
もよい。
に達したとき、すなわち速度が安定した状態で動作させ
るため、時間遅れによる動作速度の測定誤差もなく、正
確なデータを得ることが可能となる。また、過速度検出
レベルB2が定格速度よりも高い場合であっても、動作
の確認及び速度の測定が可能となる。なお、確認運転ス
イッチ49,50がオンになったときに設定する最高速
度は、過速度検出レベルB2,B3ではなく、速度指令
値Vpに対するかご7の実際の速度の誤差を考慮して、
過速度検出レベルB2,B3よりも若干高い速度として
もよい。
【0043】実施の形態2.図8〜図10はこの発明の
第3及び第4発明の一実施の形態を示す図で、図8は回
路図、図9は演算装置のブロック線図、図10は演算動
作フローチャートである。なお、図1,図3,図5及び
図6は実施の形態2にも共用する。図8及び図9におい
て、53は演算装置、54は微調整装置を構成するロー
タリースイッチ55の設定値55aを入力するバッファ
である。
第3及び第4発明の一実施の形態を示す図で、図8は回
路図、図9は演算装置のブロック線図、図10は演算動
作フローチャートである。なお、図1,図3,図5及び
図6は実施の形態2にも共用する。図8及び図9におい
て、53は演算装置、54は微調整装置を構成するロー
タリースイッチ55の設定値55aを入力するバッファ
である。
【0044】次に、この実施の形態の動作を図10を参
照して説明する。過速度検出レベルB2における動作を
確認する場合は、確認運転スイッチ49をオンする。ス
テップS31でロータリースイッチ55の設定値55a
をNに格納した後、確認運転スイッチ49すなわちスイ
ッチSW1のオンにより、ステップS14からステップ
S32へ進み、最高速度をB2+N×Kcに設定する。
ここで、設定値55aは例えば0〜15の整数値であ
り、Kcは設定値55aを速度に換算するための係数で
ある。
照して説明する。過速度検出レベルB2における動作を
確認する場合は、確認運転スイッチ49をオンする。ス
テップS31でロータリースイッチ55の設定値55a
をNに格納した後、確認運転スイッチ49すなわちスイ
ッチSW1のオンにより、ステップS14からステップ
S32へ進み、最高速度をB2+N×Kcに設定する。
ここで、設定値55aは例えば0〜15の整数値であ
り、Kcは設定値55aを速度に換算するための係数で
ある。
【0045】そして、ステップS17で速度指令値Vp
を演算するが、速度指令値Vpの最高値は過速度検出レ
ベルB2に、ロータリースイッチ55による補正を加え
た速度となり、かご7は過速度検出レベルB2近辺の任
意の速度で走行する。16Daを強制的に開放した状態
でかご7を走行させると、速度が最高速度に達したとき
に、リレー42がオフし、接点42aが開放してリレー
43がオフし、接点43a開放→リレー44オフ→接点
44a開放により、ブレーキコイル48の給電が断た
れ、かご7は停止する。
を演算するが、速度指令値Vpの最高値は過速度検出レ
ベルB2に、ロータリースイッチ55による補正を加え
た速度となり、かご7は過速度検出レベルB2近辺の任
意の速度で走行する。16Daを強制的に開放した状態
でかご7を走行させると、速度が最高速度に達したとき
に、リレー42がオフし、接点42aが開放してリレー
43がオフし、接点43a開放→リレー44オフ→接点
44a開放により、ブレーキコイル48の給電が断た
れ、かご7は停止する。
【0046】同様に、過速度検出レベルB3における動
作を確認する場合は、確認運転スイッチ49をオフし、
確認運転スイッチ50をオンする。ステップS31でロ
ータリースイッチ55の設定値55aをNに格納した
後、確認運転スイッチ50すなわちスイッチSW2のオ
ンにより、ステップS15からステップS33へ進み、
最高速度をB3+N×Kcに設定する。そして、ステッ
プS17で速度指令値Vpを演算するが、速度指令値V
pの最高値は過速度検出レベルB3に、ロータリースイ
ッチ55による補正を加えた速度となり、かご7は過速
度検出レベルB3近辺の任意の速度で走行する。
作を確認する場合は、確認運転スイッチ49をオフし、
確認運転スイッチ50をオンする。ステップS31でロ
ータリースイッチ55の設定値55aをNに格納した
後、確認運転スイッチ50すなわちスイッチSW2のオ
ンにより、ステップS15からステップS33へ進み、
最高速度をB3+N×Kcに設定する。そして、ステッ
プS17で速度指令値Vpを演算するが、速度指令値V
pの最高値は過速度検出レベルB3に、ロータリースイ
ッチ55による補正を加えた速度となり、かご7は過速
度検出レベルB3近辺の任意の速度で走行する。
【0047】接点16Dbを強制的に開放した状態でか
ご7を走行させると、速度が最高速に達したときに、リ
レー42がオフし、接点42aが開放して、リレー43
がオフし、接点43a開放→リレー44オフ→接点44
a開放により、ブレーキコイル48の給電が断たれ、か
ご7は停止する。ここで、ステップS14,S15,S
17,S31〜S33は最高速度補正手段を構成してい
る。
ご7を走行させると、速度が最高速に達したときに、リ
レー42がオフし、接点42aが開放して、リレー43
がオフし、接点43a開放→リレー44オフ→接点44
a開放により、ブレーキコイル48の給電が断たれ、か
ご7は停止する。ここで、ステップS14,S15,S
17,S31〜S33は最高速度補正手段を構成してい
る。
【0048】このようにして、実施の形態1の効果に加
えて、ロータリースイッチ55により最高速度を微調整
できるようにしたため、更に正確な測定が可能となる。
なお、ロータリースイッチ55は確認運転スイッチ4
9,50のそれぞれに対して設けることもできる。ま
た、ロータリースイッチ55を用いず、通常他の目的、
例えば乗心地調整等に使用するスイッチを、確認運転ス
イッチ49,50がオンであるときだけ、最高速度の変
更に読み換えて使用するようにしてもよい。
えて、ロータリースイッチ55により最高速度を微調整
できるようにしたため、更に正確な測定が可能となる。
なお、ロータリースイッチ55は確認運転スイッチ4
9,50のそれぞれに対して設けることもできる。ま
た、ロータリースイッチ55を用いず、通常他の目的、
例えば乗心地調整等に使用するスイッチを、確認運転ス
イッチ49,50がオンであるときだけ、最高速度の変
更に読み換えて使用するようにしてもよい。
【0049】実施の形態3.図11〜図13はこの発明
の第5及び第7発明の一実施の形態を示す図で、図11
は回路図、図12は演算装置のブロック線図、図13は
演算動作フローチャートである。なお、図1,図3,図
5及び図6は実施の形態3にも共用する。図11及び図
12において、41b,42bはリレー41,42の常
開接点、61は演算装置、62は速度検出信号11aを
取り込むためのバッファ、63,64は接点41b,4
2bの信号入力用のI/F、65は動作速度データ65
aを出力するバッファ、66は速度表示器である。
の第5及び第7発明の一実施の形態を示す図で、図11
は回路図、図12は演算装置のブロック線図、図13は
演算動作フローチャートである。なお、図1,図3,図
5及び図6は実施の形態3にも共用する。図11及び図
12において、41b,42bはリレー41,42の常
開接点、61は演算装置、62は速度検出信号11aを
取り込むためのバッファ、63,64は接点41b,4
2bの信号入力用のI/F、65は動作速度データ65
aを出力するバッファ、66は速度表示器である。
【0050】次に、この実施の形態の動作を図13を参
照して説明する。ステップS21で速度検出信号11a
が取り込まれ、信号SPDA1を格納し、ステップS2
2で速度SPDAを算出する。ここで、速度SPDA2
は前回の処理におけるステップS21で取り込んだ前回
の速度検出信号、KAは演算周期(前回と今回の時間
差)と速度検出信号11aの距離に対する分解能によっ
て決まる係数であり、速度SPDAを算出した後、次回
の演算で使用するための前回の速度検出信号SPDA2
に、今回の速度検出信号SPDA1を設定する。
照して説明する。ステップS21で速度検出信号11a
が取り込まれ、信号SPDA1を格納し、ステップS2
2で速度SPDAを算出する。ここで、速度SPDA2
は前回の処理におけるステップS21で取り込んだ前回
の速度検出信号、KAは演算周期(前回と今回の時間
差)と速度検出信号11aの距離に対する分解能によっ
て決まる係数であり、速度SPDAを算出した後、次回
の演算で使用するための前回の速度検出信号SPDA2
に、今回の速度検出信号SPDA1を設定する。
【0051】かご7が動作点17Da(動作点17D
b)よりも下方を下降中、速度が過速度検出レベルB2
(過速度検出レベルB3)以上となり、リレー42(リ
レー41)がオフしたとき、又は接点16Da(16D
b)を強制的に開放してかご7に走行させ、速度が過速
度検出レベルB2(B3)以上になってリレー42(リ
レー41)がオフしたとき、リレー43がオフし、接点
43bが開放して、ステップS12→ステップS13→
ステップS23と進んで、速度MSPDに速度SPDを
格納する。
b)よりも下方を下降中、速度が過速度検出レベルB2
(過速度検出レベルB3)以上となり、リレー42(リ
レー41)がオフしたとき、又は接点16Da(16D
b)を強制的に開放してかご7に走行させ、速度が過速
度検出レベルB2(B3)以上になってリレー42(リ
レー41)がオフしたとき、リレー43がオフし、接点
43bが開放して、ステップS12→ステップS13→
ステップS23と進んで、速度MSPDに速度SPDを
格納する。
【0052】そして、ステップS20からステップS2
4へ進んで、速度MSPDを動作速度データ65aとし
て出力し、表示器66に表示する。このとき、ステップ
S23で信号METSLDが「1」に設定されるため、
以後ステップS11からステップS20へ飛んで速度M
SPDは更新されない。ここで、ステップS12,S1
3,S23,S24は表示速度出力手段を構成してい
る。
4へ進んで、速度MSPDを動作速度データ65aとし
て出力し、表示器66に表示する。このとき、ステップ
S23で信号METSLDが「1」に設定されるため、
以後ステップS11からステップS20へ飛んで速度M
SPDは更新されない。ここで、ステップS12,S1
3,S23,S24は表示速度出力手段を構成してい
る。
【0053】このようにして、速度が過速度検出レベル
B2又はB3以上になって、リレー43がオフしたとき
の速度SPDAを記憶保持するとともに、表示器66に
表示するようにしたので、動作を容易に確認することが
可能となる。なお、表示器66は特定の条件、例えば別
途設けられた表示選択スイッチ(図示しない)で指定さ
れたときにだけ表示するようにしてもよい。また、速度
SPDAを記憶保持する条件を、43aの開放時の外
に、44aや接点41a,42aの開放時としてもよ
い。
B2又はB3以上になって、リレー43がオフしたとき
の速度SPDAを記憶保持するとともに、表示器66に
表示するようにしたので、動作を容易に確認することが
可能となる。なお、表示器66は特定の条件、例えば別
途設けられた表示選択スイッチ(図示しない)で指定さ
れたときにだけ表示するようにしてもよい。また、速度
SPDAを記憶保持する条件を、43aの開放時の外
に、44aや接点41a,42aの開放時としてもよ
い。
【0054】実施の形態4.図14〜図16はこの発明
の第6及び第7発明の一実施の形態を示す図で、図14
は回路図、図15は演算装置のブロック線図、図16は
演算動作フローチャートである。なお、図1,図3,図
5及び図6は実施の形態4にも共用する。図14及び図
15において、68は演算装置である。
の第6及び第7発明の一実施の形態を示す図で、図14
は回路図、図15は演算装置のブロック線図、図16は
演算動作フローチャートである。なお、図1,図3,図
5及び図6は実施の形態4にも共用する。図14及び図
15において、68は演算装置である。
【0055】次に、この実施の形態の動作を図16を参
照して説明する。ステップS31で確認運転スイッチ4
9又は50すなわちスイッチSW1又はSW2がオンし
ているかを判断し、いずれかがオンしていれば、ステッ
プS32で速度MSPDに速度SPDAを格納する。そ
の他の処理は実施の形態3と同様である。したがって、
確認運転中にだけ動作速度を記憶保持することになる。
ここで、ステップS31,S32,S24は表示速度出
力手段を構成している。
照して説明する。ステップS31で確認運転スイッチ4
9又は50すなわちスイッチSW1又はSW2がオンし
ているかを判断し、いずれかがオンしていれば、ステッ
プS32で速度MSPDに速度SPDAを格納する。そ
の他の処理は実施の形態3と同様である。したがって、
確認運転中にだけ動作速度を記憶保持することになる。
ここで、ステップS31,S32,S24は表示速度出
力手段を構成している。
【0056】なお、表示器66は特定の条件、例えば別
途設けられた表示選択スイッチ(図示しない)で指定さ
れたときにだけ、表示するようにしてもよい。また、速
度SPDAを記憶保持する条件を、接点43aの開放時
の外に、44aや接点41a,42aの開放時としても
よい。なお、上記各実施の形態では、過速度検出レベル
B1,B2の2段階ある場合について説明したが、1段
だけの場合や3段以上設けられる場合についても適用可
能である。
途設けられた表示選択スイッチ(図示しない)で指定さ
れたときにだけ、表示するようにしてもよい。また、速
度SPDAを記憶保持する条件を、接点43aの開放時
の外に、44aや接点41a,42aの開放時としても
よい。なお、上記各実施の形態では、過速度検出レベル
B1,B2の2段階ある場合について説明したが、1段
だけの場合や3段以上設けられる場合についても適用可
能である。
【0057】
【発明の効果】以上説明したとおりこの発明の第1発明
では、確認運転装置によって、かごの最高速度を過速度
検出レベル近辺の速度に設定するようにしたため、かご
の速度が最高速に達したとき、すなわち安定した状態で
動作確認することができ、かつ時間遅れによる動作速度
の測定誤差もなく、正確なデータを得ることができる。
なお、過速度検出レベルが定格速度よりも高い場合で
も、動作の確認及び速度の測定ができる。
では、確認運転装置によって、かごの最高速度を過速度
検出レベル近辺の速度に設定するようにしたため、かご
の速度が最高速に達したとき、すなわち安定した状態で
動作確認することができ、かつ時間遅れによる動作速度
の測定誤差もなく、正確なデータを得ることができる。
なお、過速度検出レベルが定格速度よりも高い場合で
も、動作の確認及び速度の測定ができる。
【0058】また、第2発明では、複数の確認運転スイ
ッチにより、かごの最高速度をそれぞれ過速度検出レベ
ル近辺の速度に設定するようにしたため、第1発明の効
果に加えて、過速度検出レベルのそれぞれについて、容
易に動作の確認及び速度の測定をすることができる。
ッチにより、かごの最高速度をそれぞれ過速度検出レベ
ル近辺の速度に設定するようにしたため、第1発明の効
果に加えて、過速度検出レベルのそれぞれについて、容
易に動作の確認及び速度の測定をすることができる。
【0059】また、第3発明では、微調整スイッチによ
り補正速度を設定し、確認運転スイッチにより設定され
た最高速度を補正速度を加減算した値に設定するように
したため、第2発明の効果に加えて、最高速度の微調整
により、いっそう正確な測定をすることができる。
り補正速度を設定し、確認運転スイッチにより設定され
た最高速度を補正速度を加減算した値に設定するように
したため、第2発明の効果に加えて、最高速度の微調整
により、いっそう正確な測定をすることができる。
【0060】また、第4発明では、微調整スイッチは、
通常他の目的で使用されるスイッチを確認運転スイッチ
が操作されたときにだけ補正速度の設定に使用するよう
にしたため、第3発明の効果に加えて、専用の速度表示
器は不要となり、安価に構成することができる。
通常他の目的で使用されるスイッチを確認運転スイッチ
が操作されたときにだけ補正速度の設定に使用するよう
にしたため、第3発明の効果に加えて、専用の速度表示
器は不要となり、安価に構成することができる。
【0061】また、第5発明では、かごの走行速度が過
速度検出レベル以上になって強制的に減速停止させる動
作が開始されたときの速度を記憶して表示するようにし
たため、動作確認を容易に行うことができる。
速度検出レベル以上になって強制的に減速停止させる動
作が開始されたときの速度を記憶して表示するようにし
たため、動作確認を容易に行うことができる。
【0062】また、第6発明では、複数の確認運転スイ
ッチにより、かごの最高速度をそれぞれ過速度検出レベ
ル近辺の速度に設定し、かごの走行速度が過速度検出レ
ベル以上になって強制的に減速停止させる動作が開始さ
れたときの速度を記憶して表示するようにしたため、第
2及び第5発明と同様の効果がある。
ッチにより、かごの最高速度をそれぞれ過速度検出レベ
ル近辺の速度に設定し、かごの走行速度が過速度検出レ
ベル以上になって強制的に減速停止させる動作が開始さ
れたときの速度を記憶して表示するようにしたため、第
2及び第5発明と同様の効果がある。
【0063】また、第7発明では、速度表示器は、通常
他の目的で使用される表示器を、確認運転スイッチが操
作されたときにだけ、速度の表示に使用するようにした
ので、第5又は第6発明に加えて、専用の速度表示器は
不要となり、安価に構成することができる。
他の目的で使用される表示器を、確認運転スイッチが操
作されたときにだけ、速度の表示に使用するようにした
ので、第5又は第6発明に加えて、専用の速度表示器は
不要となり、安価に構成することができる。
【図1】 この発明の実施の形態1及び従来のエレベー
ターの終端階減速装置を示す昇降路縦断面図。
ターの終端階減速装置を示す昇降路縦断面図。
【図2】 この発明の実施の形態1を示す回路図。
【図3】 この発明の実施の形態1を過速度検出装置の
ブロック線図。
ブロック線図。
【図4】 この発明の実施の形態1を演算装置のブロッ
ク線図。
ク線図。
【図5】 この発明の実施の形態1及び従来のエレベー
ターの終端階減速装置を示す速度曲線図。
ターの終端階減速装置を示す速度曲線図。
【図6】 この発明の実施の形態1を示す過速度検出動
作フローチャート。
作フローチャート。
【図7】 この発明の実施の形態1を示す演算動作フロ
ーチャート。
ーチャート。
【図8】 この発明の実施の形態2を示す回路図。
【図9】 この発明の実施の形態2を演算装置のブロッ
ク線図。
ク線図。
【図10】 この発明の実施の形態2を示す演算動作フ
ローチャート。
ローチャート。
【図11】 この発明の実施の形態3を示す回路図。
【図12】 この発明の実施の形態3を演算装置のブロ
ック線図。
ック線図。
【図13】 この発明の実施の形態3を示す演算動作フ
ローチャート。
ローチャート。
【図14】 この発明の実施の形態4を示す回路図。
【図15】 この発明の実施の形態4を演算装置のブロ
ック線図。
ック線図。
【図16】 この発明の実施の形態4を示す演算動作フ
ローチャート。
ローチャート。
【図17】 従来のエレベーターの終端階減速装置を示
す速度曲線図。
す速度曲線図。
2 昇降路、7 かご、8 つり合おもり、14,15
緩衝器、16 位置検出スイッチ、17D カム、1
7Da,17Db 動作点、21 過速度検出装置、2
9 演算装置、41,42,43,44,45 リレ
ー、48 ブレーキコイル、49,50 確認運転装置
又は確認運転スイッチ、53 演算装置、55 微調整
スイッチ(ロータリスイッチ)、61 演算装置、66
速度表示器、68 演算装置、S14,S15,S2
1,S22 最高速度設定手段、S31,S14,S1
5,S17,S32,S33 最高速度補正手段、S1
2,S13,S23,S24 表示速度出力手段、S3
1,S32,S24 表示速度出力手段。
緩衝器、16 位置検出スイッチ、17D カム、1
7Da,17Db 動作点、21 過速度検出装置、2
9 演算装置、41,42,43,44,45 リレ
ー、48 ブレーキコイル、49,50 確認運転装置
又は確認運転スイッチ、53 演算装置、55 微調整
スイッチ(ロータリスイッチ)、61 演算装置、66
速度表示器、68 演算装置、S14,S15,S2
1,S22 最高速度設定手段、S31,S14,S1
5,S17,S32,S33 最高速度補正手段、S1
2,S13,S23,S24 表示速度出力手段、S3
1,S32,S24 表示速度出力手段。
Claims (7)
- 【請求項1】 かごが昇降路の終端に接近したとき、上
記かごの走行速度が上記終端からの距離に対応してあら
かじめ定められた過速度検出レベル以上になったとき
に、上記かごを強制的に減速停止させる装置において、
上記かごの最高速度を上記過速度検出レベル近辺の速度
に設定する確認運転装置を備えたことを特徴とするエレ
ベーターの終端階減速装置。 - 【請求項2】 かごが昇降路の終端に接近したとき、上
記かごの走行速度が上記終端からの距離に対応してあら
かじめ定められた過速度検出レベル以上になったとき
に、上記かごを強制的に減速停止させる装置において、
複数の確認運転スイッチと、この確認運転スイッチが操
作されると、上記かごの最高速度をそれぞれ上記過速度
検出レベル近辺の速度に設定する最高速度設定手段とを
備えたことを特徴とするエレベーターの終端階減速装
置。 - 【請求項3】 補正速度を設定する微調整スイッチと、
この微調整スイッチが操作されると、確認運転スイッチ
の操作により設定された最高速度を上記補正速度を加減
算した値に設定する最高速度補正手段とを設けたことを
特徴とする請求項2記載エレベーターの終端階減速装
置。 - 【請求項4】 微調整スイッチは、通常他の目的で使用
されるスイッチを確認運転スイッチが操作されたときに
だけ補正速度の設定に使用するものとしたことを特徴と
する請求項3記載のエレベーターの終端階減速装置。 - 【請求項5】 かごが昇降路の終端に接近したとき、上
記かごの走行速度が上記終端からの距離に対応してあら
かじめ定められた過速度検出レベル以上になったとき
に、上記かごを強制的に減速停止させる装置において、
速度表示器を設け、上記かごの走行速度が上記過速度検
出レベル以上になって強制的に減速停止させる動作が開
始されたときの速度を記憶して上記速度表示器に出力す
る表示速度出力手段を備えたことを特徴とするエレベー
ターの終端階減速装置。 - 【請求項6】 かごが昇降路の終端に接近したとき、上
記かごの走行速度が上記終端からの距離に対応してあら
かじめ定められた過速度検出レベル以上になったとき
に、上記かごを強制的に減速停止させる装置において、
複数の確認運転スイッチと、速度表示器とを設け、上記
確認運転スイッチが操作されると、上記かごの最高速度
をそれぞれ上記過速度検出レベル近辺の速度に設定する
最高速度設定手段と、上記かごの走行速度が上記過速度
検出レベル以上になって強制的に減速停止させる動作が
開始されたときの速度を記憶して上記速度表示器に出力
する表示速度出力手段とを備えたことを特徴とするエレ
ベーターの終端階減速装置。 - 【請求項7】 速度表示器は、通常他の目的で使用され
る表示器を、確認運転スイッチが操作されたときにだ
け、上記速度の表示に使用するものとしたことを特徴と
する請求項5又は請求項6記載のエレベーターの終端階
減速装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13476397A JPH10324474A (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | エレベーターの終端階減速装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13476397A JPH10324474A (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | エレベーターの終端階減速装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10324474A true JPH10324474A (ja) | 1998-12-08 |
Family
ID=15135997
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13476397A Pending JPH10324474A (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | エレベーターの終端階減速装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10324474A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002533281A (ja) * | 1998-12-23 | 2002-10-08 | オーチス エレベータ カンパニー | 電子式エレベータ安全システム |
WO2005105649A1 (ja) * | 2004-04-30 | 2005-11-10 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | エレベータの異常時制動システム |
WO2012090264A1 (ja) | 2010-12-27 | 2012-07-05 | 三菱電機株式会社 | エレベーターの終端階強制減速装置 |
-
1997
- 1997-05-26 JP JP13476397A patent/JPH10324474A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002533281A (ja) * | 1998-12-23 | 2002-10-08 | オーチス エレベータ カンパニー | 電子式エレベータ安全システム |
WO2005105649A1 (ja) * | 2004-04-30 | 2005-11-10 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | エレベータの異常時制動システム |
JPWO2005105649A1 (ja) * | 2004-04-30 | 2007-12-13 | 三菱電機株式会社 | エレベータの異常時制動システム |
CN100443392C (zh) * | 2004-04-30 | 2008-12-17 | 三菱电机株式会社 | 电梯的异常时制动系统 |
JP4566994B2 (ja) * | 2004-04-30 | 2010-10-20 | 三菱電機株式会社 | エレベータの異常時制動システム |
WO2012090264A1 (ja) | 2010-12-27 | 2012-07-05 | 三菱電機株式会社 | エレベーターの終端階強制減速装置 |
CN103282298A (zh) * | 2010-12-27 | 2013-09-04 | 三菱电机株式会社 | 电梯的终端层强制减速装置 |
CN103282298B (zh) * | 2010-12-27 | 2015-07-08 | 三菱电机株式会社 | 电梯的终端层强制减速装置 |
EP2660179A4 (en) * | 2010-12-27 | 2017-11-15 | Mitsubishi Electric Corporation | Termination floor forced deceleration device for elevator |
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