JPH1032441A - 電力増幅器 - Google Patents
電力増幅器Info
- Publication number
- JPH1032441A JPH1032441A JP18450896A JP18450896A JPH1032441A JP H1032441 A JPH1032441 A JP H1032441A JP 18450896 A JP18450896 A JP 18450896A JP 18450896 A JP18450896 A JP 18450896A JP H1032441 A JPH1032441 A JP H1032441A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power
- power amplifier
- transistor
- transmission line
- output power
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
- Amplifiers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の電力増幅器においては、高出力電力用
の電力増幅器をAPCの設定で低出力電力で使用した場
合、低出力電力専用の電力増幅器よりも効率が悪くな
り、消費電力が増大する問題が生じるため、低出力電力
時に切り替えたときも、効率の劣化しない電力増幅器を
実現する。 【解決手段】 複数段のトランジスタで構成する電力増
幅器において、総利得を切替えるために、所定のトラン
ジスタを通過しないバイパス伝送路とバイパスしない伝
送路とを切り替える手段を備える。また、必要に応じ
て、迂回したトランジスタの電源供給をON/OFF制
御するための電源供給ON/OFF制御回路を備える。
の電力増幅器をAPCの設定で低出力電力で使用した場
合、低出力電力専用の電力増幅器よりも効率が悪くな
り、消費電力が増大する問題が生じるため、低出力電力
時に切り替えたときも、効率の劣化しない電力増幅器を
実現する。 【解決手段】 複数段のトランジスタで構成する電力増
幅器において、総利得を切替えるために、所定のトラン
ジスタを通過しないバイパス伝送路とバイパスしない伝
送路とを切り替える手段を備える。また、必要に応じ
て、迂回したトランジスタの電源供給をON/OFF制
御するための電源供給ON/OFF制御回路を備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線機の電力増幅
器に関するものである。
器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術例として、トランジスタ3段
とLPFで構成された電力増幅器を図2に示す。図中、
1は入力端子、2は電源端子、3,4,5はトランジス
タ、6はLPF(低域通過フィルタ)、7は出力端子で
ある。図2において、入力端子1より入力した信号は、
トランジスタ3,4,5で電力増幅され、LPF6を介
して、出力端子7より出力される。また、電源電圧は電
源端子2より、トランジスタ3,4,5へ供給される。
従来の技術において、例えば、可搬携帯無線機を車載と
して使用する場合は、上述の動作により高出力電力とな
る。
とLPFで構成された電力増幅器を図2に示す。図中、
1は入力端子、2は電源端子、3,4,5はトランジス
タ、6はLPF(低域通過フィルタ)、7は出力端子で
ある。図2において、入力端子1より入力した信号は、
トランジスタ3,4,5で電力増幅され、LPF6を介
して、出力端子7より出力される。また、電源電圧は電
源端子2より、トランジスタ3,4,5へ供給される。
従来の技術において、例えば、可搬携帯無線機を車載と
して使用する場合は、上述の動作により高出力電力とな
る。
【0003】一方、可搬携帯時には、通常バッテリー駆
動となるため、自動出力制御回路(以下、APCと称す
る)を設けて、低出力電力に切り替えて使用する。しか
し、通常、電力増幅器の整合回路は、高出力電力時に合
うように設計されているので、可搬携帯時の低出力電力
で使用すると、効率が低下する問題を招来していた。
動となるため、自動出力制御回路(以下、APCと称す
る)を設けて、低出力電力に切り替えて使用する。しか
し、通常、電力増幅器の整合回路は、高出力電力時に合
うように設計されているので、可搬携帯時の低出力電力
で使用すると、効率が低下する問題を招来していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来技術
においては、高出力電力の電力増幅器をAPCの設定で
低出力電力用として使用した場合、低出力電力専用の電
力増幅器よりも効率が悪くなり、消費電力が増大する問
題を有していた。本発明は、上記の問題を解決し、低出
力電力時においても、効率のよい電力増幅器を実現する
ことを目的とする。
においては、高出力電力の電力増幅器をAPCの設定で
低出力電力用として使用した場合、低出力電力専用の電
力増幅器よりも効率が悪くなり、消費電力が増大する問
題を有していた。本発明は、上記の問題を解決し、低出
力電力時においても、効率のよい電力増幅器を実現する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、複数段のトランジスタで構成する電力
増幅器の総利得を、高出力又は低出力のそれぞれで切り
替えるように構成したものである。即ち、総利得を切替
えるために、トランジスタと並列に該トランジスタを通
過しない(以下、バイパスと称する)信号バイパス伝送
路を設け、該バイパス伝送路とバイパスしない伝送路と
を切り替える手段を設ける。また、必要に応じて、バイ
パスしたトランジスタの電源供給をON/OFF制御す
るための電源供給ON/OFF回路を備えるものであ
る。
達成するために、複数段のトランジスタで構成する電力
増幅器の総利得を、高出力又は低出力のそれぞれで切り
替えるように構成したものである。即ち、総利得を切替
えるために、トランジスタと並列に該トランジスタを通
過しない(以下、バイパスと称する)信号バイパス伝送
路を設け、該バイパス伝送路とバイパスしない伝送路と
を切り替える手段を設ける。また、必要に応じて、バイ
パスしたトランジスタの電源供給をON/OFF制御す
るための電源供給ON/OFF回路を備えるものであ
る。
【0006】本発明の作用について説明すると、通常、
複数のトランジスタで構成された電力増幅器は、全ての
トランジスタが接続されているため、総利得は最大とな
っており、入力信号は各トランジスタで増幅され、出力
電力も最大となる。低出力電力設定時には、総利得を調
整するために、所定のトランジスタと並列に設けた信号
バイパス伝送路に切り替えられるため、総利得、出力電
力、消費電流が全て減少する。また、電源供給ON/O
FF回路により、バイパスされたトランジスタの電源供
給をON/OFF制御するように構成しているので、消
費電流が節約できることになる。
複数のトランジスタで構成された電力増幅器は、全ての
トランジスタが接続されているため、総利得は最大とな
っており、入力信号は各トランジスタで増幅され、出力
電力も最大となる。低出力電力設定時には、総利得を調
整するために、所定のトランジスタと並列に設けた信号
バイパス伝送路に切り替えられるため、総利得、出力電
力、消費電流が全て減少する。また、電源供給ON/O
FF回路により、バイパスされたトランジスタの電源供
給をON/OFF制御するように構成しているので、消
費電流が節約できることになる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例として、
トランジスタ3段とLPFで構成された電力増幅器を図
1に示し、これを参照して説明する。図中、1は入力端
子、2は電源端子、3,4,5はトランジスタ、6はL
PF(低域通過フィルタ)、7は出力端子、8は信号バ
イパス伝送路、9は電源供給ON/OFF回路である。
本実施例において、通常の高出力電力で使用する場合、
切り替え回路を含む伝送路8がトランジスタ5の入出力
段に接続され、入力端子1から入力された信号は、トラ
ンジスタ3,4,5およびLPF6を介して、出力端子
7より出力される。また、電源は電源端子2から供給さ
れる。このとき、電力増幅器の総利得はトランジスタ
3,4,5の各利得の和となり、所望の高出力電力が得
られる。
トランジスタ3段とLPFで構成された電力増幅器を図
1に示し、これを参照して説明する。図中、1は入力端
子、2は電源端子、3,4,5はトランジスタ、6はL
PF(低域通過フィルタ)、7は出力端子、8は信号バ
イパス伝送路、9は電源供給ON/OFF回路である。
本実施例において、通常の高出力電力で使用する場合、
切り替え回路を含む伝送路8がトランジスタ5の入出力
段に接続され、入力端子1から入力された信号は、トラ
ンジスタ3,4,5およびLPF6を介して、出力端子
7より出力される。また、電源は電源端子2から供給さ
れる。このとき、電力増幅器の総利得はトランジスタ
3,4,5の各利得の和となり、所望の高出力電力が得
られる。
【0008】一方、低出力電力で使用する場合には、切
り替え回路を含む伝送路8はトランジスタを迂回する側
に切り替えられ、入力端子1から入力された信号は、ト
ランジスタ3,4およびLPF6を介して出力端子7よ
り出力される。このように、切り替え回路を含む伝送路
8がトランジスタ5を迂回することにより、電力増幅器
の総利得は、トランジスタ5の利得分下がることになる
ので、出力電力、消費電流も下がることになる。このと
き、電源供給ON/OFF回路9は、増幅回路の動作ク
ラスを考慮して、ON/OFFを設定することにより、
トランジスタ5の消費電流を低減することができる。例
えば、アナログ無線機でC級増幅回路を用いる場合、入
力信号OFF時、トランジスタに電流は流れないので増
幅器の電源供給をON/OFFする必要はないが、デジ
タル無線機等で、A級増幅などのリニア増幅回路を用い
る場合、入力信号OFF時でもトランジスタに電流が流
れるため、増幅器の電源供給をON/OFFすることに
より、不要な消費電流を低減できる。
り替え回路を含む伝送路8はトランジスタを迂回する側
に切り替えられ、入力端子1から入力された信号は、ト
ランジスタ3,4およびLPF6を介して出力端子7よ
り出力される。このように、切り替え回路を含む伝送路
8がトランジスタ5を迂回することにより、電力増幅器
の総利得は、トランジスタ5の利得分下がることになる
ので、出力電力、消費電流も下がることになる。このと
き、電源供給ON/OFF回路9は、増幅回路の動作ク
ラスを考慮して、ON/OFFを設定することにより、
トランジスタ5の消費電流を低減することができる。例
えば、アナログ無線機でC級増幅回路を用いる場合、入
力信号OFF時、トランジスタに電流は流れないので増
幅器の電源供給をON/OFFする必要はないが、デジ
タル無線機等で、A級増幅などのリニア増幅回路を用い
る場合、入力信号OFF時でもトランジスタに電流が流
れるため、増幅器の電源供給をON/OFFすることに
より、不要な消費電流を低減できる。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ト
ランジスタをバイパスする伝送路とバイパスしない伝送
路とを切り替えせしめる切替手段と、電源供給ON/O
FF制御回路とを電力増幅器に設けることにより、高出
力電力増幅器を低出力電力増幅器として使用する場合
に、低出力専用電力増幅器と同様の消費電力に効率を改
善することができる。
ランジスタをバイパスする伝送路とバイパスしない伝送
路とを切り替えせしめる切替手段と、電源供給ON/O
FF制御回路とを電力増幅器に設けることにより、高出
力電力増幅器を低出力電力増幅器として使用する場合
に、低出力専用電力増幅器と同様の消費電力に効率を改
善することができる。
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図。
【図2】従来の電力増幅器を示すブロック図。
1…入力端子、 2…電源端子、
3,4,5…増幅器、 6…LPF(低域
通過フィルタ)、7…出力端子、
8…切り替え回路を含む伝送路、9…電源供給ON/O
FF回路。
3,4,5…増幅器、 6…LPF(低域
通過フィルタ)、7…出力端子、
8…切り替え回路を含む伝送路、9…電源供給ON/O
FF回路。
Claims (2)
- 【請求項1】 複数段のトランジスタと低域通過フィル
タで構成され高出力電力又は低出力電力に択一的に切り
替え可能な電力増幅器において、 低出力電力時に所定のトランジスタを迂回する径路に切
り替えせしめる切替手段を具備することを特徴とする電
力増幅器。 - 【請求項2】 請求項1記載の電力増幅器において、 上記トランジスタの電源のON/OFFを切り替える手
段を具備し、低出力電力時に所定のトランジスタの電源
をOFFに制御するように構成したことを特徴とする電
力増幅器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18450896A JPH1032441A (ja) | 1996-07-15 | 1996-07-15 | 電力増幅器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18450896A JPH1032441A (ja) | 1996-07-15 | 1996-07-15 | 電力増幅器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1032441A true JPH1032441A (ja) | 1998-02-03 |
Family
ID=16154425
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18450896A Pending JPH1032441A (ja) | 1996-07-15 | 1996-07-15 | 電力増幅器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1032441A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6081701A (en) * | 1997-04-21 | 2000-06-27 | Nec Corporation | Gain controller |
US6172559B1 (en) | 1998-02-27 | 2001-01-09 | Nec Corporation | Variable gain amplifying device |
US6329875B1 (en) | 1999-02-26 | 2001-12-11 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Power amplifier, power control method for power amplifier, and communication equipment |
EP1592132A1 (en) * | 2004-02-19 | 2005-11-02 | Sony Corporation | Switch apparatus, switchable power amplification apparatus, and mobile communication terminal apparatus |
JP2006208954A (ja) * | 2005-01-31 | 2006-08-10 | Roland Corp | 楽器用プリアンプおよび電気楽器 |
WO2016170622A1 (ja) * | 2015-04-22 | 2016-10-27 | オリンパス株式会社 | 半導体装置 |
-
1996
- 1996-07-15 JP JP18450896A patent/JPH1032441A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6081701A (en) * | 1997-04-21 | 2000-06-27 | Nec Corporation | Gain controller |
US6172559B1 (en) | 1998-02-27 | 2001-01-09 | Nec Corporation | Variable gain amplifying device |
US6329875B1 (en) | 1999-02-26 | 2001-12-11 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Power amplifier, power control method for power amplifier, and communication equipment |
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CN100411316C (zh) * | 2004-02-19 | 2008-08-13 | 索尼株式会社 | 开关装置、可切换的功率放大装置以及使用其的移动通信终端装置 |
JP2006208954A (ja) * | 2005-01-31 | 2006-08-10 | Roland Corp | 楽器用プリアンプおよび電気楽器 |
WO2016170622A1 (ja) * | 2015-04-22 | 2016-10-27 | オリンパス株式会社 | 半導体装置 |
JPWO2016170622A1 (ja) * | 2015-04-22 | 2018-02-15 | オリンパス株式会社 | 半導体装置 |
US9979364B2 (en) | 2015-04-22 | 2018-05-22 | Olympus Corporation | Semiconductor device with improved variable gain amplification |
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