JPH10323630A - 色彩選別機 - Google Patents

色彩選別機

Info

Publication number
JPH10323630A
JPH10323630A JP15008397A JP15008397A JPH10323630A JP H10323630 A JPH10323630 A JP H10323630A JP 15008397 A JP15008397 A JP 15008397A JP 15008397 A JP15008397 A JP 15008397A JP H10323630 A JPH10323630 A JP H10323630A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
light source
light receiving
sorting
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15008397A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Satake
覺 佐竹
Takafumi Ito
隆文 伊藤
Norimasa Ikeda
憲政 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Satake Engineering Co Ltd
Original Assignee
Satake Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Satake Engineering Co Ltd filed Critical Satake Engineering Co Ltd
Priority to JP15008397A priority Critical patent/JPH10323630A/ja
Publication of JPH10323630A publication Critical patent/JPH10323630A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Spectrometry And Color Measurement (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
  • Sorting Of Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】色彩選別における、透過光と反射光とを同じ位
置で検出可能とし、使用できる波長数を増加させると共
に受光センサ−やフィルタ−等の数を削減する。 【構成】上部に振動機構(フィ−ダ)による供給装置2
を設けてあり、供給装置2の振動によりシュ−ト4に穀
物が供給されると、シュ−ト4の下方に落下する穀物の
表裏に光を照射するための光源となるスリットレ−ザ光
源5,6が設けられ、落下する穀物軌跡にスリットレ−
ザ光源5,6による光を照射して、穀物から反射(又は
透過)される光を受光する受光素子からなる受光センサ
−7,8が、光源5,6と同様に設けてあり、作動中に
おいて、常時前記光源手段の複数の光源を切り換えて照
射し、各光源に対応した受光信号により被選別物の区分
けを決定して選別手段に信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】被選別物に特定波長のレ−ザ
−光を照射して得られる反射または透過信号により被選
別物を区分けする色彩選別機に関する。
【0002】
【従来の技術】様々な被選別物を1台の色彩選別機で対
応するためには、それぞれ被選別物の区分けに対応した
色光源を必要する。例えば穀粒の白米を原料とする色彩
選別の光源には青色系光源を使用し、豆類の小豆を原料
とする色彩選別の光源には赤色系光源を使用していた。
このように選別を容易にするため光源側にそれぞれの原
料色に対応した光源を用いるので、受光側にはそれぞれ
の色に対応した受光フィルタ−と受光センサ−とを必要
としていた。つまり選別に使用する色ごとに光源と受光
センサ−とを必要としていた。特に一つの色彩選別機で
米類や豆類を選別可能にするためには、選別に適した色
に応じた複数の光源と同じ数の受光フィルタ−と受光セ
ンサ−とが必要であった。これは同じ豆類を色彩選別す
る場合でも、小豆や大豆など色の異なる原料の場合には
光源色を変えたり、単一の原料であっても、選別精度を
確保するためには複数色の光源を使用する必要があっ
た。
【0003】本出願人が先願の特開平7−96253で
は豆類色彩選別機を開示しているが、第1検出位置で豆
類の成分的な測定を行い、第2検出位置では豆類の色彩
的な測定を行うものである。
【0004】第1検出位置Aでは、光源をハロゲンラン
プとし、センサ−27に低域光学フィルタ−26を設け
た低域受光センサ−、センサ−29に高域光学フィルタ
−28を設けた高域受光センサ−の2種のセンサ−を設
けている。この他集光レンズ23,24等を必要として
いる。ここでは比較的強力な光源となるハロゲンランプ
の光を原料に照射して、その透過光を受光するようにし
てある。
【0005】第2検出位置Bでは、基準板の光源にラン
プ34a、34bと赤色フィルタ−35aと緑色フィル
タ−35bとを設けて2種の赤色基準板及び緑色基準板
とし、受光側に可視光センサ−40に赤色フィルタ−3
9を設けた赤色受光センサ−と可視光センサ−42に緑
色フィルタ−41を設けた緑色受光センサ−の2種のセ
ンサ−を設けている。この他、ハロゲンランプ31,光
学系集光レンズと、赤色と緑色とを同時に測定するため
に光を分離するハ−フミラ−38等を必要としている。
ここでは比較的小さい光源となる、ハロゲンランプ31
の照射による原料からの反射光を受光して基準板との比
較による差を検出するようにしてある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来技術においては、
多数波長を使用して色彩選別するために、波長ごとのフ
ィルタ−と波長ごとの受光センサ−が必要である。つま
り測定精度を向上させるあるいは測定対象を拡大するた
めに、使用する色である波長域の数が多くなるので受光
センサ−の必要数もそれぞれの波長に対応して多くな
る。これは、色彩選別機の構造の小型化を難しくする要
因ともなっていた。ちなみに色彩選別機の初期のものは
単波長で単受光センサ−であったために、色彩選別機の
小型化はセンサ−の小型化にともない比較的容易であっ
た。波長域が異なる波長を使用することにより複数波長
を同時に使用できて、色彩選別精度を向上させることが
できるものの、使用される受光センサ−の受光範囲が広
く、光源側及び受光側それぞれにフィルタ−を必要とす
ることは前述したとおりである。したがって、受光等の
フィルタが削減できて受光センサ−数が少なくできれ
ば、色彩選別機の精度の向上とともに小型化も可能とな
ることから、使用できる波長数を増加させると共に受光
センサ−やフィルタ−等の数を削減することを課題とす
る。
【0007】第1検出位置では透過光を検出することか
らハロゲンランプは強い光を必要とする。このハロゲン
ランプには可視域の光も含まれている。また第2検出位
置のハロゲンランプは被選別物の表面色相による反射光
が検出できればよいから第1検出位置ほどの光は必要と
しない。つまり、第1検出位置と第2検出位置とを同じ
位置に設けて第1検出位置と同じ光量にしてしまうと、
反射光を受光しようとする第2検出位置の可視光センサ
−には第1検出位置のハロゲンランプの光量が被選別物
への照明として強すぎてしまい、被選別物からの反射光
から被選別物の表面の状態を正確に検出できないものと
なる。逆に第2検出位置の光量にしてしまうと、被選別
物から透過光を受光できないものとなる。つまり、この
ような場合、透過光と反射光とを同時に同じ位置で検出
することは事実上不可能であった。このことは、たとえ
ば近赤外域による透過光検出と可視光域による反射光検
出を行う場合、検出位置を2箇所にしなければならず、
検出位置が異なるので同じ条件で選別できないという課
題を残すものとなっている。
【0008】2種の受光素子をサンドイッチ状にして、
同一視点から同時に2種類の波長を検出するよう2種の
受光素子を組み込んだ受光センサ−があるが、これは2
種類の波長に限られるので選別用途に応じた専用の受光
センサ−となる。また2種の受光素子それぞれの受光す
る範囲が重複しないよう極めて狭い範囲の波長のみを受
光できるようにするか、受光する2種の波長の間隔を大
きく離して設定しなければならず、例えば可視光線域に
おいて数種類の波長(色)を見分けることは困難であ
る。
【0009】ダイクロイックミラ−等を使用すれば何種
かの波長を同時に検出できるが、ダイクロイックミラ−
を透過した後段になれば光量の減衰は避けらず、また検
出する波長ごとに受光センサ−及びフィルタ−を設けな
ければならない。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1によると、異な
る波長の複数の光源からなる光源手段と、各光源の波長
に対応した受光手段と、被選別物の供給手段と、該供給
手段により供給され移動する被選別物に前記光源手段か
ら光を照射して得られる透過光または反射光を前記受光
手段により受光し該受光した信号により出力される信号
で被選別物を区分けする選別手段と、及び前記光源手
段、受光手段、選別手段及び供給手段を制御する制御手
段とからなる色彩選別機であって、前記制御手段は、作
動中において、常時前記光源手段の複数の光源を切り換
えて照射し、各光源に対応した受光信号により被選別物
の区分けを決定して選別手段に信号を出力するようにし
た。
【0011】受光センサ−が複数の光源の波長に対応で
きるもの、例えば可視光域全体に感度領域をもつ受光セ
ンサ−であれば、制御手段では、異なる波長の複数の光
源(例えば赤色、緑色、青色の各光源)を順番にその点
灯を切り換えて被選別物に照射すると共に受光センサ−
の出力を各光源の切換に対応して、例えば赤色光源を照
射した時に得られた受光信号である、と認識することに
より、単一の受光センサ−で各色光源を照射して得られ
る受光信号を区別して認識し、被選別物を三色の光源で
色彩選別可能となり、多くの受光センサ−やフィルタ−
を必要としない。この場合の光源は、それぞれの波長域
が極めて小さいか、光源の波長域に重複域が無いもので
ある。なお、センサ−の感度領域が紫外線から赤外線ま
での広い範囲をカバ−できるものであれば、光源が可視
光域や近赤外光域で数種類であっても受光センサ−は同
じく単一の受光センサ−で、必要に応じて光源を切り換
えればよいという選別機が可能となる。
【0012】請求項2によると、異なる波長の複数の光
源からなる光源手段と、各光源の波長に対応した受光手
段と、被選別物の供給手段と、該供給手段により供給さ
れ移動する被選別物に前記光源手段から光を照射して得
られる透過光または反射光を前記受光手段により受光し
該受光した信号により出力される信号で被選別物を区分
けする選別手段と、及び前記光源手段、受光手段、選別
手段及び供給手段を制御する制御手段とからなる色彩選
別機であって、前記制御手段は、作動中において、常時
前記光源手段の複数の光源を切り換えて照射するととも
に受光手段を各光源に対応した受光素子に切り換えて受
光し、各光源に対応した受光信号から被選別物の区分け
を決定して選別手段に信号を出力するようにした。
【0013】受光センサ−が複数の光源の波長に対応で
きるもの、例えば可視光域全体に感度領域をもつ受光セ
ンサ−と赤外光域全体に感度領域を持つ受光センサ−の
2種が備えてあれば、制御手段では、異なる波長の複数
の光源(例えば可視光:赤色、緑色、青色 赤外光:近
赤外光の各光源)を順番にその点灯を切り換えて被選別
物に照射する。また受光センサ−側は、可視光と近赤外
光においては2種の受光センサ−を切り換えると共に、
受光センサ−の出力を各光源の切換に対応して、例えば
赤色光源を照射した時に得られた一方の受光センサ−の
受光信号であると認識する、あるいは近赤外光を照射し
た時に得られた他方の受光センサ−の受光信号であると
認識することにより、2種の受光センサ−で各色光源を
照射して得られる受光信号を区別して認識し、あるいは
近赤外光を照射して得られる受光信号を区別して認識し
て、被選別物を可視光域で三色による選別と近赤外光に
よる選別が可能となり、多くの受光センサ−やフィルタ
−を必要としない。この場合の光源は、それぞれの波長
域が極めて小さいか、光源の波長域に重複域が無いもの
である。この構成であると、従来のように光源の強さに
よって検出位置を分離するような構成とすることはな
く、光源を順次点灯して切り換えて使用するので、異な
る光量の光源が他の受光センサ−の邪魔をするようなこ
とがなく、しかも同じ視点で観察できるので検出に誤差
を生じることもない。
【0014】請求項3によると、光源をレ−ザ−光とす
ることにより光源としては極めて波長域の狭いシャ−プ
な光源となり得るから、複数の光源を設けても光源が互
いに干渉することはない。このことは光源が互いに干渉
しないので、対する受光センサ−が異なれば、その受光
センサ−に対する光源は点灯したままでもよく、同じ位
置(視点)で受光が同時に行える。また、光源側と受光
センサ−側ともにフィルタ−は不要である。特にスリッ
トレ−ザ−にすれば多チャンネルの被選別物へ同時に照
射が可能であることから、色彩選別機を多チャンネルに
構成しても光源をそのために増加させることはない。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明を穀物の色彩選別に応用し
た場合の実施例を以下に示し、図1から図5により説明
する。まず、図1に色彩選別機1の側断面図を示して、
本発明に関連する装置の一例を説明する。図1の色彩選
別機はその上部に振動機構(フィ−ダ)による供給装置
2を設けてあり、供給装置2はその上部のタンク部3に
接続され、該タンク部3に投入された穀物は供給装置2
の振動により次の搬送路に供給される。搬送路は複数の
縦溝を形成したシュ−ト4としてあり、供給装置2から
シュ−ト4に穀物が供給されると、穀物はシュ−ト4の
複数の縦溝により分配されて流下する。
【0016】シュ−ト4の下方にはシュ−ト4から放出
された穀物の落下軌跡を中心にして、落下する穀物の表
裏に光を照射するための光源となるスリットレ−ザ光源
5,6が設けられ、穀物が落下する軌跡の任意位置Xに
スリットレ−ザ光源5,6による光を照射して、前記任
意位置Xを通過する穀物から反射(又は透過)される光
を受光する受光素子からなる受光センサ−7,8が、光
源5,6と同様に落下する穀物の表裏に設けてある。こ
のスリットレ−ザ−光源5,6と受光センサ−7,8に
より光学検出装置9を構成している。
【0017】ここで受光センサ−7,8により受光され
た反射(又は透過)信号は色彩選別機の制御装置により
信号処理され、不良部分を含む不良穀物の信号であると
判断されると信号を出力する。任意位置Xの下方には、
前記信号により遅延して高圧空気を噴射するよう制御装
置に電気的に接続されたエジェクタ−10からなる選別
装置11が設けてある。
【0018】流下する穀物のうち良品の穀物は選別装置
11のエジェクタ−10に噴射されないので、良品口1
2を介して搬送装置13により機外に送りだされる。ま
た流下する穀物のうち不良品は、前述のように制御装置
により信号が出力されエジェクタ−10が作動して、穀
物の不良品は良品口12には入らず搬送装置14により
機外に送り出されるか、あるいは再度選別のためタンク
部3に投入される。
【0019】制御装置15は、色彩選別機1の上部正面
に操作パネル16等を有する制御ボックス17に形成さ
れ、前述した光学検出装置9のスリットレ−ザ−光源
6,5の発光を制御し受光センサ−7,8の信号を入力
すると共に、供給装置2と選別装置11の作動を制御す
るものである。
【0020】制御装置15は、オペレ−タの操作あるい
は集中制御による開始信号により、供給装置2を作動さ
せる。供給装置2の作動でタンク部3に貯留された穀物
がシュ−ト4に供給される。穀物は傾斜したシュ−ト4
上を滑り落ちて光学検出装置9に供給される。制御装置
15はスリットレ−ザ光源5,6を点灯させ、光学検出
装置9ではスリットレ−ザ光源5,6の照射による穀物
からの反射光(あるいは透過光)を受光センサ−7,8
により受光して、この受光信号から制御装置15では流
下する穀物が良品であるか不良品であるかを判別し、穀
物を不良品と判別すると受光から遅延して選別装置11
に信号を出力しエジェクタ−10を作動させる。不良穀
物はエジェクタ−10により落下軌跡から排除され搬送
装置14へ分離される。エジェクタ−10の噴射作用を
受けない穀物は良品口12を介して搬送装置13により
機外に送りだされる。
【0021】
【実施例】更に光学検出装置9の詳細を図2及び図4に
より説明する。ここでは光学検出部9におけるスリット
レ−ザ−光源と受光センサ−について、解りやすく平面
に展開して説明する。まず図2では単一の受光サンサ−
7に対して複数のスリットレ−ザ−光源5a,5b,5
cが設けてある。このスリットレ−ザ光源5のそれぞれ
は異なる波長の光源であり、可視光域であればそれぞれ
色が異なる光源となっている。受光センサ−7とスリッ
トレ−ザ−光源5との中間にはシュ−ト4によって穀物
が複数に分かれて落下する複数のチャンネル18を示し
ている。受光センサ−は各チャンネルごとに設けても良
いし、図2のように複数のチャンネルをまとめて一つの
受光センサ−7としてもよい。この場合でもチャンネル
ごとに受光素子があることに変わりない。本実施例の構
成としては、1つのチャンネルに対して1つの受光素子
とし、この1つの受光素子に対して複数の光源を設けた
ことである。
【0022】この構成において制御装置15による受光
信号の処理は図4のような回路で行われる。受光センサ
−7を構成する受光素子は、例えば可視光域全般に感度
領域を有するものとしシリコンフォトセンサ−等が使用
される。スリットレ−ザ−光源7は、例えば光源5aは
青色、光源5bは赤色、光源5cは緑色の各波長の光源
としている。この光源5それぞれには信号入力により光
源を点灯する点火回路21a,21b,21cが接続し
てある。また受光センサ−7にはその信号を増幅するア
ンプ回路19が接続してあり、更にこのアンプ回路19
は光源5の数に対応したサンプルホ−ルド回路20a,
20b,20c全てに対して信号を出力するよう接続し
てある。前記サンプルホ−ルド回路20と点火回路21
は共にタイミング回路22のタイミング信号を入力する
よう接続してある。
【0023】光源5は制御装置15のタイミング回路2
2の発生するタイミングパルスに応じて発光する。つま
り、タイミング回路22は点火回路21a,21b,2
1cに順番にタイミングパルスを発生し、これにより、
青色、赤色、緑色の順に光源は点灯する。同時にタイミ
ング回路22のタイミングパルスはサンプルホ−ルド回
路20にも送られ、各光源に対応した受光信号は、各光
源に対応したサンプルホ−ルド回路20に送られる。つ
まり、タイミング回路22によって点火回路5aにタイ
ミングパルスを送出すると、同時にサンプルホ−ルド回
路20aにもタイミングパルスが送出され、光源5aの
青色が発光して穀物に照射され、この時受光センサ−7
で得られる反射信号(または透過信号)はアンプ回路1
9で増幅されてサンプルホ−ルド回路20aから送出さ
れる。つぎにタイミング回路22は点火回路5bにタイ
ミングパルスを送出すると、同時にサンプルホ−ルド回
路20bにもタイミングパルスが送出され光源5bの赤
色が発光して穀物に照射される。この後の受光センサ−
7が受光した信号の処理は前述のとおりである。
【0024】サンプルホ−ルド回路20のそれぞれは、
穀物の良・不良の判別に必要な信号処理回路(図示せ
ず)に接続してあり、ここで不良と判別されるものは制
御装置15から選別装置11へ選別信号が出力されて、
この信号によりエジェクタ−10が作動する。
【0025】このように、従来に見られるような光源波
長ごとに受光素子やフィルタ−を設ける必要もなく、ま
た専用のセンサ−を製造したり、あるいはダイクロイッ
クミラ−等を使用することもなく、本発明のように光源
の発光タイミングと受光タイミングとを同時とし、発光
光源に応じたデ−タとして認識させるため区別して信号
出力するようにしたので、複数の波長の光源に対しても
その波長の光を受光できる単一の受光素子があればよ
い。なおタイミング回路22のパルス速度は被選別物の
移動速度やチャンネル数に応じて変更されるべきもので
あるが、例えば1MHZ程度で十分な処理速度となりう
る。
【0026】次に光学検出装置9の別の実施例の詳細を
図3及び図5により説明する。図3では2種の受光サン
サ−7a,7bに対して複数のスリットレ−ザ−光源5
a,5b,5dが設けてある。このスリットレ−ザ光源
5のそれぞれは異なる波長の光源であり、波長域が異な
る光源となっている。受光センサ−7とスリットレ−ザ
−光源5との中間にはシュ−ト4によって穀物が複数に
分かれて落下する複数のチャンネル18を示している。
受光センサ−は各チャンネルごとに設けても良いし、図
2のように複数のチャンネルをまとめて一つの受光セン
サ−7としてもよい。この場合でもチャンネルごとに受
光素子があることに変わりない。本実施例の構成として
は、1つのチャンネルに対して2種の受光素子とし、こ
の2種の受光素子に対応した複数の光源を設けたことで
ある。
【0027】この構成において制御装置15による受光
信号の処理は図5のような回路で行われる。受光センサ
−7aを構成する受光素子は、例えば可視光域全般に感
度領域を有するものとしてシリコンフォトセンサ−等が
使用される。また受光センサ−7bを構成する受光素子
は、例えば赤外光域に感度領域を有するものとしてIn
GaAsセンサ−等が使用される。スリットレ−ザ−光
源7は、例えば光源5aは青色、光源5bは赤色、光源
5cは赤外光域の各波長の光源としている。この光源5
それぞれには信号入力により光源を点灯する点火回路2
1a,21b,21dが接続してある。また受光センサ
−7にはその信号を増幅するアンプ回路19a,19b
が接続してあり、更にこのアンプ回路19aは可視光域
の光源5の数に対応したサンプルホ−ルド回路20a,
20b全てに対して信号を出力するよう接続してある。
また、アンプ回路19bは赤外光域の光源5に対応した
サンプルホ−ルド回路20cに対して信号を出力するよ
う接続してある。前記サンプルホ−ルド回路20と点火
回路21は共にタイミング回路22のタイミング信号を
入力するよう接続してある。
【0028】光源5は制御装置15のタイミング回路2
2の発生するタイミングパルスに応じて発光する。つま
り、タイミング回路22は点火回路21a,21b,2
1dに順番にタイミングパルスを発生し、これにより、
青色、赤色、赤外光域の順に光源は点灯する。同時にタ
イミング回路22のタイミングパルスはサンプルホ−ル
ド回路20にも送られ、各光源に対応した受光信号は、
各光源に対応したサンプルホ−ルド回路20に送られ
る。つまり、タイミング回路22によって点火回路5a
にタイミングパルスを送出すると、同時にサンプルホ−
ルド回路20aにもタイミングパルスが送出され、光源
5aの青色が発光して穀物に照射され、この時受光セン
サ−7aで得られる反射信号(または透過信号)はアン
プ回路19aで増幅されてサンプルホ−ルド回路20a
から送出される。またタイミング回路22は点火回路5
dにタイミングパルスを送出すると、同時にサンプルホ
−ルド回路20dにもタイミングパルスが送出され光源
5dの赤外光域が発光して穀物に照射される。この後の
受光センサ−7bによる受光信号処理は前述のとおりで
ある。
【0029】サンプルホ−ルド回路20のそれぞれは、
穀物の良不良の判別に必要な信号処理回路(図示せず)
に接続してあり、ここで不良と判別されるものは制御装
置15から選別装置11へ選別信号が出力されて、この
信号によりエジェクタ−10が作動する。
【0030】このように、従来に見られるような光源波
長ごとに受光素子やフィルタ−を設ける必要もなく、ま
た専用のセンサ−を製造したり、あるいはダイクロイッ
クミラ−等を使用することもなく、本発明のように光源
の発光タイミングと受光タイミングとを同時とし、発光
光源に応じたデ−タとして認識させるため区別して信号
出力するようにしたので、複数の波長の光源に対しても
その波長の光を受光できる最低限の数の受光素子があれ
ばよい。本実施例では、可視光域と赤外光域とに対して
別の受光素子を設けたが、単一の受光素子で可視光域か
ら赤外光域にわたり感度領域を有する受光素子があれ
ば、単一の受光センサ−で実施可能である。更に、従来
技術では複数の光源の光の強さが異なることで、光学検
出部を光源ごとに分離して設けたが、本実施例のように
光源の発光をタイミングパルスにより順番に発光させれ
ば、光学検出部を分離させる必要もなく、同様に波長域
の異なる光源を必要とする色彩選別においても光学検出
部は複数に分けて設ける必要はない。
【0031】本実施例では、最適な光源としてスリット
レ−ザ−光源を例として説明したが、発光周波数がタイ
ミングパルスを上回り、移動する被選別物の良・不良を
検出できる点滅発光が可能な光源であれば本発明に適用
可能である。また、センサ−及び光源の配置は本実施例
に限定されない。さらに、色彩の比較による選別に適用
できることは勿論のこと、被選別物をコンベアで搬送す
るもの等にも適用できる。異なる波長の光源は被選別物
の前後に同じように配置する必要はなく、前後におい
て、必要な透過光・反射光に応じて適宜自由に配置でき
るものである。
【0032】
【発明の効果】請求項1によれば、複数波長の光源を使
用した色彩選別であっても、波長ごとに受光センサ−を
設けたり、波長ごとにフィルタ−を設けたり、受光した
光を分岐するミラ−を設けたりすることもなく、波長域
をカバ−できる受光素子であれば単一種の受光センサ−
で構成できるため、光源や受光センサ−からなる光学検
出部をたいへん簡素な構成とすることができる。
【0033】請求項2によれば、可視光域と赤外光域と
いった光域の異なる複数波長の光源を利用した色彩選別
であっても、光域ごとに単一の受光センサ−を設けるこ
とにより、異なる光域の光源を同じ光学検出部に設ける
ことができることから、光源や受光センサ−からなる光
学検出部をたいへん簡素な構成とすることができる。
【0034】請求項3によれば、光源をスリット−レ−
ザ光源としたので、発光周波数が高くとれ、光源がスリ
ット状で同じ測定点に的確に照射できること、そして、
光源周波数幅が極めて狭いという利点と相まって、複数
の光源相互の干渉がないことから、受光センサ−側に他
の光源をカットするフィルタ−を設けることが不要とな
るものである。また、赤外線と可視光線との2種の光源
を使用する場合、光源相互の干渉がなく光源波長が互い
に重複しないので、受光センサ−がそれぞれ異なる感度
帯域の受光素子を使用する場合には、同時に光を照射し
ても干渉がなく同時に測定することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した色彩選別機の一実施例を示す
装置の側断面図である。
【図2】複数の光源と単一の受光せンサ−の関係を平面
に表した図である。
【図3】複数帯域の複数の光源と複数の帯域に適用した
複数の受光センサ−の関係を平面に表した図である。
【図4】単一の受光センサ−と複数の光源の制御を表し
たブロック図である。
【図5】複数帯域の複数の光源と複数の帯域に適用した
複数の受光センサ−の制御を表したブロック図である。
【図6】従来技術による光学検出部を示す図である。
【符号の説明】
1 色彩選別機 2 供給装置 3 タンク部 4 シュ−ト 5 スリットレ−ザ光源 6 スリットレ−ザ光源 7 受光センサ− 8 受光センサ− 9 光学検出装置 10 エジェクタ− 11 選別装置 12 良品口 13 搬送装置 14 搬送装置 15 制御装置 16 操作パネル 17 制御ボックス 18 チャンネル 19 アンプ回路 20 サンプルホ−ルド回路 21 点火回路 22 タイミング回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる波長の複数の光源からなる光源手
    段と、各光源の波長に対応した受光手段と、被選別物の
    供給手段と、該供給手段により供給され移動する被選別
    物に前記光源手段から光を照射して得られる透過光また
    は反射光を前記受光手段により受光し該受光した信号に
    より出力される信号で被選別物を区分けする選別手段
    と、及び前記光源手段、受光手段、選別手段及び供給手
    段を制御する制御手段とからなる色彩選別機であって、 前記制御手段は、作動中において、常時前記光源手段の
    複数の光源を切り換えて照射し、各光源に対応した受光
    信号により被選別物の区分けを決定して選別手段に信号
    を出力することを特徴とする色彩選別機。
  2. 【請求項2】 異なる波長の複数の光源からなる光源手
    段と、各光源の波長に対応した受光手段と、被選別物の
    供給手段と、該供給手段により供給され移動する被選別
    物に前記光源手段から光を照射して得られる透過光また
    は反射光を前記受光手段により受光し該受光した信号に
    より出力される信号で被選別物を区分けする選別手段
    と、及び前記光源手段、受光手段、選別手段及び供給手
    段を制御する制御手段とからなる色彩選別機であって、 前記制御手段は、作動中において、常時前記光源手段の
    複数の光源を切り換えて照射するとともに、受光手段を
    各光源に対応した受光素子に切り換えて受光し、各光源
    に対応した受光信号から被選別物の区分けを決定して選
    別手段に信号を出力することを特徴とする色彩選別機。
  3. 【請求項3】 光源はスリットレ−ザ−光であることを
    特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の色彩選
    別機。
JP15008397A 1997-05-23 1997-05-23 色彩選別機 Pending JPH10323630A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15008397A JPH10323630A (ja) 1997-05-23 1997-05-23 色彩選別機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15008397A JPH10323630A (ja) 1997-05-23 1997-05-23 色彩選別機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10323630A true JPH10323630A (ja) 1998-12-08

Family

ID=15489150

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15008397A Pending JPH10323630A (ja) 1997-05-23 1997-05-23 色彩選別機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10323630A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010181332A (ja) * 2009-02-06 2010-08-19 Seiko Epson Corp 測定装置
US8482742B2 (en) 2009-02-06 2013-07-09 Seiko Epson Corporation Measuring apparatus and measuring method
CN112620159A (zh) * 2019-09-24 2021-04-09 合肥美亚光电技术股份有限公司 物料检测装置及色选机
CN114761146A (zh) * 2019-11-20 2022-07-15 株式会社佐竹 光学式分选机

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010181332A (ja) * 2009-02-06 2010-08-19 Seiko Epson Corp 測定装置
US8482742B2 (en) 2009-02-06 2013-07-09 Seiko Epson Corporation Measuring apparatus and measuring method
CN112620159A (zh) * 2019-09-24 2021-04-09 合肥美亚光电技术股份有限公司 物料检测装置及色选机
CN114761146A (zh) * 2019-11-20 2022-07-15 株式会社佐竹 光学式分选机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100293582B1 (ko) 곡립색채선별장치
EP1314489B1 (en) Color sorting apparatus for granular object with optical detection device consisting of CCD linear sensor
CA2268109C (en) High throughput sorting system
US6013887A (en) Color-sorting machine for granular materials
US4095696A (en) Produce grader
US4697709A (en) Sorter for agricultural products
JPH07155702A (ja) 穀粒色彩選別装置
JPH04247273A (ja) ばら荷の粒子を選別する為の方法及びその為の装置
JPH0796253A (ja) 豆類色彩選別機
JP2008302314A (ja) 光学式米粒選別機
JP2000157936A (ja) 粒状物選別方法及び粒状物選別装置
WO2020116096A1 (ja) 光学式選別機
JPH10323630A (ja) 色彩選別機
JPH08247849A (ja) サンドイッチ型検出器を用いた選別機
EP0799650A2 (en) An optical detector for a sorting machine
JPH11621A (ja) 穀粒色彩選別方法及び装置
JP2000107703A (ja) 混合米中に混在する不良米の選別方法及び不良米選別機
JP2862822B2 (ja) 穀粒選別機
JP2005186053A (ja) 粒状物色彩選別機
JPH10309539A (ja) 穀粒選別機
JPH1157628A (ja) 粒状体の検査装置及び検査システム
JP4465816B2 (ja) 玄米色彩選別方法及び玄米色彩選別装置
JP4674390B2 (ja) 玄米色彩選別方法及び玄米色彩選別装置
JPH10309538A (ja) 穀粒選別機
JP2944460B2 (ja) 色彩選別機

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040921

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20041019

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041203

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050307