JP2000107703A - 混合米中に混在する不良米の選別方法及び不良米選別機 - Google Patents

混合米中に混在する不良米の選別方法及び不良米選別機

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JP2000107703A
JP2000107703A JP10278893A JP27889398A JP2000107703A JP 2000107703 A JP2000107703 A JP 2000107703A JP 10278893 A JP10278893 A JP 10278893A JP 27889398 A JP27889398 A JP 27889398A JP 2000107703 A JP2000107703 A JP 2000107703A
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和彦 森山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 良穀粒と、良穀粒とは異なる色を有する不良
穀粒とを含む混合穀粒から、二色以上の不良穀粒を単一
の選別工程で選別できるようにする。 【解決手段】 不良穀粒選別機1は、穀粒誘導装置2、
照明装置3,3、受光装置4,4、判別装置11、選別
装置5を有している。穀粒誘導装置2は、白米,暗色
米,及びもち米が混在する混合米を所定の検出位置に誘
導するためのものである。照明装置3,3は、検出位置
に誘導された混合米に、取り除かれる暗色米ともち米の
それぞれに対応した二種類の検出光を同時に照射するた
めのものである。受光装置4,4は照射された検出光を
受光するものである。判別装置11は、受光装置4,4
によって受光された光により良穀粒か不良穀粒かを判別
するものである。選別装置5は、判別装置11により不
良穀粒と判別された穀粒を選別するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、良穀粒と、良穀粒
とは異なる色を有する不良穀粒とを含む混合穀粒中から
不良穀粒を取り除く方法及び不良穀粒選別機に関するも
のである。具体的に言えば、例えば通常の白米色を有す
る米と、通常の白米色より暗色を有する米と、もち米の
色を有する米(以下、それぞれ白米、暗色米、もち米と
略す)とが混在した混合穀粒から、不良穀粒である暗色
米ともち米を取り除く方法及び不良穀粒選別機に関する
ものである。
【0002】なお、本明細書では「白米」を「良穀
粒」、「暗色米ともち米」を「不良穀粒」という場合が
ある。
【0003】
【従来技術】従来より、上記したような不良穀粒選別機
は、例えば特開昭55−56874号公報に見られるよ
うに、混合穀粒に検出光を照射して良穀粒か不良穀粒か
を判別している。
【0004】そして、不良穀粒選別機は、検出光によっ
て照らされた穀粒からの光量と、非選別対象である良穀
粒と同程度の明るさに調光した反射板の光量とを比較
し、その光量の差が所定の範囲(予め設定された基準
値)を越えたときに、当該穀粒を選別対象である不良穀
粒として除去するものである。
【0005】即ち、検出位置に反射板と同程度の明るさ
である良穀粒が通過しても光量の変化はないが、良穀粒
と色が異なっている不良穀粒が通過すると光量の変化が
生じる。この光量の変化を受光センサーが感知すること
により、選別除去装置が作動し不良穀粒を選別する。
【0006】従来の不良穀粒選別機を更に詳しく説明す
ると、従来の不良穀粒選別機は検出光として単一の光に
より穀粒を照射していた。したがって、不良穀粒が混合
穀粒に二色以上混在している場合では、不良穀粒の色に
よって光の透過量や反射量が異なってくるため、色の異
なる各不良穀粒に応じて選別作業を別々に行っていた。
【0007】具体例として、白米,暗色米,及びもち米
が混在した混合米から、不良穀粒である暗色米ともち米
を選別する従来の選別方法を説明する。
【0008】まず、反射板の傾斜角度及び選別装置が作
動する基準値を暗色米用に設定した後、混合米を流して
暗色米のみの選別を行う。次に、反射板の傾斜角度及び
基準値をもち米用に切り替えて、再び上記暗色米が除去
された混合米を流し、今度はもち米の選別を行う。この
ように、従来の選別方法では、混合米に混在する暗色米
ともち米を選別するためには計二回の作業が必要であっ
た。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
の方法では色の異なる各不良穀粒ごとに反射板の傾斜角
度を調整して穀粒を照らす光の量を変えたり、選別装置
が作動するための基準値を切り替えたりして、良穀粒と
不良穀粒の明瞭な判別を行っていた。このため、一回の
作業では一種類の選別しかできず、作業効率が非常に悪
かった。
【0010】また、上記欠点を解消するため、二台の不
良穀粒選別機を連設し、一台を暗色米の選別用、もう一
台をもち米の選別用として、流れ作業で暗色米ともち米
を同時に選別する方法も採られている。しかし、この方
法は二台の選別機が必要であるため設備費を高額なもの
とし、当該選別機を設置するための面積も広く取らなく
てはならないという問題があった。
【0011】そこで、本発明者は、ある特定の色を有す
る検出光によって穀粒を照らすことにより、例えば白米
と暗色米、あるいは白米ともち米の違いが明瞭になるこ
とに着目して研究を重ね、本発明を完成するに到ったも
のである。
【0012】(発明の目的)本発明の目的は、良穀粒
と、良穀粒と異なる色を有する不良穀粒とを含む混合穀
粒中から、二色以上の不良穀粒を単一の選別工程で選別
できる方法及び不良穀粒選別機を提供することにある。
具体的に言えば、例えば白米,暗色米,及びもち米が混
在した混合穀粒から、不良穀粒である暗色米ともち米を
単一の選別工程で選別できる方法と不良穀粒選別機を提
供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた本発明の手段は次のとおりである。第1の発明
にあっては、良穀粒群中に複数個の不良穀粒(但し、不
良穀粒は良穀粒とは色が異なっており、各不良穀粒は本
質的に単色であり、上記複数個の不良穀粒は二色以上の
不良穀粒から構成されている。)を含んでいる混合穀粒
から不良穀粒を取り除く方法であって、上記混合穀粒を
検出位置に誘導するステップ、検出位置に誘導された混
合穀粒に、取り除かれる二色以上の不良穀粒のそれぞれ
に対応した二種類以上の検出光を同時に照射するステッ
プ、同時に照射された検出光を受光手段で受光し、良穀
粒か不良穀粒かを判別するステップ、不良穀粒と判別し
たときは、選別除去手段で混合穀粒から不良穀粒を取り
除くステップ、を含み、混合穀粒から二色以上の不良穀
粒を単一の選別工程で選別するようにしたことを特徴と
する、混合穀粒中に混在する不良穀粒の選別方法であ
る。
【0014】第2の発明にあっては、穀粒が米であり、
良穀粒の色が通常の白米色であり、不良穀粒の色の一つ
が通常の白米色より暗色であり、他の色はもち米の色で
あることを特徴とする、第1の発明に係る混合穀粒中に
混在する不良穀粒の選別方法である。
【0015】第3の発明にあっては、良穀粒群中に複数
個の不良穀粒(請求項1で定義したものと同じ。)を含
んでいる混合穀粒から不良穀粒を取り除くための不良穀
粒選別機であって、上記混合穀粒を検出位置に誘導する
穀粒誘導手段と、検出位置に誘導された混合穀粒に、取
り除かれる二色以上の不良穀粒のそれぞれに対応した二
種類以上の検出光を同時に照射する光源を有する照明手
段と、同時に照射された検出光を受光するための受光セ
ンサーを有する受光手段と、上記受光手段により受光さ
れた光により、良穀粒か不良穀粒かを判別する判別手段
と、上記判別手段により不良穀粒と判別されたときに、
混合穀粒から不良穀粒を取り除く選別除去手段と、を有
していることを特徴とする、不良穀粒選別機である。
【0016】第4の発明にあっては、良穀粒群中に複数
個の不良穀粒(請求項1で定義したものと同じ。)を含
んでいる混合穀粒から不良穀粒を取り除くための不良穀
粒選別機であって、上記混合穀粒を検出位置に誘導する
穀粒誘導手段と、検出位置を挟んで対向する位置にそれ
ぞれ設けてある反射板と、検出位置に誘導された混合穀
粒に、取り除かれる二色以上の不良穀粒のそれぞれに対
応した二種類以上の検出光を反射板を介して同時に照射
する光源とを有する照明手段と、検出位置を挟んで反射
板と対向した位置に設けられ、検出光により照らされた
穀粒からの光と反射板からの光とを受光するための受光
センサーを有する受光手段と、検出光により照らされた
穀粒からの光量と反射板からの光量との差が所定の範囲
を超えたときに、当該穀粒を不良穀粒として判別する判
別手段と、上記判別手段により不良穀粒と判別されたと
きに、混合穀粒から不良穀粒を取り除く選別除去手段
と、を有していることを特徴とする、不良穀粒選別機で
ある。
【0017】第5の発明にあっては、穀粒が米であり、
良穀粒の色が通常の白米色であり、不良穀粒の色の一つ
が通常の白米色より暗色であり、他の色はもち米の色で
あることを特徴とする、第3または第4の発明に係る不
良穀粒選別機である。
【0018】(作 用)本発明に係る混合穀粒中に混在
する不良穀粒の選別方法及び不良穀粒選別機は次のよう
に作用する。まず、穀粒誘導手段によって、混合穀粒は
所定の検出位置に誘導される。検出位置に誘導された混
合穀粒は、照明手段の光源から照射された検出光により
照らされる。そして、照射された検出光は受光手段の受
光センサーによって受光され、判別手段により良穀粒か
不良穀粒かを判断される。
【0019】ところで、従来の選別方法では、検出光と
して単一の光により混合穀粒を照射していた。したがっ
て、良穀粒とは異なる色を有する不良穀粒が混合穀粒中
に二色以上混在している場合では、上記したように、良
穀粒と各不良穀粒を各々明確に判別するために、不良穀
粒選別機を各不良穀粒ごとに調整する必要があった。こ
のため、二色以上の不良穀粒を単一の選別工程で同時に
除去することができなかった。
【0020】しかし、本発明に係る混合穀粒中に混在す
る不良穀粒の選別方法及び不良穀粒選別機では、検出位
置に誘導された混合穀粒に、取り除かれる二色以上の不
良穀粒のそれぞれに対応した二種類以上の検出光を同時
に照射し、当該検出光を受光センサーで受光するので、
良穀粒と各不良穀粒との違いが明瞭となる。
【0021】これにより、従来のように色の異なる各不
良穀粒ごとに不良穀粒選別機の調整を行う必要がなく、
二色以上の不良穀粒を単一の選別工程で取り除くことが
できる。
【0022】したがって、本発明に係る混合穀粒中に混
在する不良穀粒の選別方法及び不良穀粒選別機によれ
ば、一台の選別機で同時に二色以上の不良穀粒を選別で
きるので、作業効率を大幅に向上させることができる。
また、従来のように複数の選別機を購入する必要もな
く、経済的である。
【0023】
【発明の実施の形態】良穀粒である白米と、不良穀粒で
ある暗色米及びもち米とが混在した混合米から、不良穀
粒である暗色米及びもち米を選別する場合を例にとり、
本発明の実施の形態を図面に基づいて更に詳細に説明す
る。
【0024】図1は右側面側から見た不良穀粒選別機の
内部構造を示す縦断面図、図2は正面側から見た不良穀
粒選別機の概略説明図、図3は不良穀粒選別機に設けて
ある揚穀機の構造を示す説明図、図4は不良穀粒選別機
の内部構造の要部を示す縦断面図である。
【0025】なお、図1及び図4において、左側が不良
穀粒選別機の正面側、右側が不良穀粒選別機の背面側と
なっている。また、図1及び図4において、側面方向に
並設しているために図面上では表れないものでも、構成
部材が異なるものに関しては符号を示しており、そのう
ち二次選別に関連しているものを括弧書きで示してい
る。更に、図2は不良穀粒選別機内の米粒の流れが分か
るように、矢印を使って図示している。
【0026】不良穀粒選別機1は、穀粒誘導装置2、照
明装置3,3、受光装置4,4、判別装置11、選別装
置5を有している(図1参照)。
【0027】各装置の役割を大まかに説明すると、穀粒
誘導装置2は所定の検出位置に混合米を誘導するための
ものである。照明装置3,3は検出位置に誘導された混
合米に検出光を照射するためのものである。受光装置
4,4は照射された検出光を受光するものである。判別
装置11は受光装置4,4によって受光された光により
良穀粒か不良穀粒かを判別するものである。選別装置5
は判別装置11により不良穀粒と判断された穀粒を選別
するものである。
【0028】まず、穀粒誘導装置2及び選別装置5を説
明する。穀粒誘導装置2は、混合米を蓄えておくための
1次タンク20aと2次タンク20bを有している(図
1および図2参照)。1次タンク20aと2次タンク2
0bは、不良穀粒選別機1の上方の後部側に並設されて
いる。
【0029】1次タンク20aの下端側には振動供給樋
21a,21aが並設されている。振動供給桶21a,
21aは、バイブレーター等を有する振動発生装置22
a,22aの上に載置されている。
【0030】また、同様に、2次タンク20bの下端側
には振動供給樋21bが設けられている。振動供給桶2
1bは、バイブレーター等を有する振動発生装置22b
の上に載置してある。
【0031】振動供給桶21a,21aは、下方へ傾斜
して設けてある流下樋23a,23a,23a,23a
にそれぞれ接続してある。また、同様に、振動供給桶2
1bは下方へ傾斜して設けてある流下樋23b,23b
にそれぞれ接続してある。
【0032】即ち、傾斜して設けられた各流下樋23
a,23bの上端は、各振動供給樋21a,21bの樋
端に近接して設けられており、その下端は光学選別部2
9に導かれている。光学選別部29は、流下樋23aに
対応する1次選別部Aと、流下樋23bに対応する2次
選別部Bとに区分されている(図2参照)。
【0033】流下樋23aの下方には、流下樋23aの
下端から流下する米粒を排出する筒状の良穀粒用排出部
24aが設けられている(図1参照)。良穀粒用排出部
24aの下端側は、米粒を機外に排出するための排出口
241aとなっている。
【0034】流下樋23bの下方には、流下樋23bの
下端から流下する米粒を受け取る筒状の良穀粒用受樋2
4bが設けてある。そして、良穀粒用受樋24bは、符
号26aで示すシュートによって、1次タンク20aに
連絡する1次用揚穀機25aの供給口部251aに連通
されている(図2及び図3参照)。
【0035】また、各流下樋23a,23bの下端から
良穀粒用排出部24a及び良穀粒用受樋24b等に落下
する間の所定の位置が検出位置Fとなっている。検出位
置Fは各流下樋23a,23bの各々に対応して複数設
けられている。
【0036】各検出位置F付近には、各検出位置Fを流
下する混合米から不良穀粒を除去するため、選別装置5
が設けられている。そして、選別装置5には、各流下樋
23a,23bの各々に対応して、ノズル口51a,5
1bが複数配設されている。
【0037】選別装置5はエヤー管を経て、不良穀粒選
別機の外に設けられたエアーコンプレッサーに接続して
ある(エアー管、エアーコンプレッサーは共に図示せ
ず)。なお、選別装置5に設けてある複数のノズル51
a,52bは、それぞれ独立して作動するようになって
いる。
【0038】選別装置5の各ノズル口51aの向かい合
う位置には、各流下樋23aを経由し、当該選別装置5
によって除かれた不良穀粒を受け取る筒状の不良穀粒用
受樋27aが設けてある。不良穀粒用受樋27aは符号
26bで示すシュートによって、2次タンク20bに連
絡する2次用揚穀機25bの供給口部251bに連通さ
れている(図2及び図3参照)。
【0039】同様に、選別装置5の各ノズル口51b,
51bの向かい合う位置には、各流下樋23bを経由
し、選別装置5によって除かれた不良穀粒を排出する筒
状の不良穀粒用排出部27bが設けてある。不良穀粒用
排出部27bの下端側は、不良穀粒を機外に排出するた
めの排出口271bとなっている。
【0040】即ち、選別装置5のノズル口51aは1次
選別用で、ノズル口51aからの射出によって除かれた
不良穀粒は、2次用揚穀機25bにより2次選別に回さ
れる。これに対し、選別装置5のノズル口51bは2次
選別用で、ノズル口51bからの射出によって除かれた
不良穀粒は、排出口271bにより機外に排出される。
【0041】なお、符号28は選別装置5によって除か
れた不良穀粒が本選別機内で飛散するのを防止するため
の飛散防止板である。
【0042】次に、照明装置3及び受光装置4を説明す
る(図1および図4参照)。照明装置3は、各検出位置
Fを挟んで対向する位置に反射板31,32をそれぞれ
有している。また、照明装置3,3は各検出位置Fにあ
る混合米を照らす黄色蛍光管33と、青色蛍光管34と
を有している。黄色蛍光管33は暗色米の選別用で黄味
がかった検出光を照射し、青色蛍光管34はもち米の選
別用で青味がかった検出光を照射する。
【0043】反射板31の近傍には黄色蛍光管33が設
けられ、常に反射板31を照らしている。そして、黄色
蛍光管33は反射板31を介して各検出位置Fにある混
合米を照らす。なお、反射板31は傾斜角度を変更さ
せ、黄色蛍光管33から受ける光量を変化させることが
できる。
【0044】また、同様に、反射板32の近傍には青色
蛍光管34が設けられ、常に反射板32を照らしてい
る。そして、青色蛍光管34は反射板32を介して各検
出位置Fにある混合米を照らす。なお、反射板32は傾
斜角度を変更させ、青色蛍光管34から受ける光量を変
化させることができる。
【0045】黄色蛍光管33は、18WのFPL18E
X−N(松下電器株式会社製)を使用している。青色蛍
光管34は18WのFPL18EX−L(松下電器株式
会社製)を使用している。また、青色蛍光管34は、青
色の光色をより強く発するFPL18EX−D(松下電
器株式会社製)を使用としても同様な効果が得られる。
【0046】なお、本実施の形態では、松下電器株式会
社製のFPL18EX−N、FPL18EX−L、FP
L18EX−Dの蛍光管を使用したが、これに限定する
ものではなく、同程度の色を有する蛍光管であれば、他
の型式のものや他社製品を採用することもできる。
【0047】受光装置4,4はレンズ筒を備えた受光セ
ンサー41,42を有しており、受光センサー41,4
2は複数の検出位置Fのそれぞれに対応している。
【0048】受光センサー41は反射板32に対向すべ
く、各検出位置Fを挟んで光源ボックス43内に設けら
れている。同様に、受光センサー42は反射板31に対
向すべく、検出位置Fを挟んで光源ボックス44内に設
けられている。
【0049】そうして、各受光センサー41,42は検
出光によって照らされた米粒からの光とそれぞれに対応
する反射板32,31からの光を受光するものである。
【0050】それぞれの光源ボックス43,44の相対
する面には透明ガラス板431,441が張設されてお
り、埃等がはいり込まないようになっている。また、こ
の透明ガラス板431,441には、ガラス表面に着い
た埃を定期的に掃除するための掃除装置(図示せず)が
設けられている。
【0051】更に、不良穀粒選別機1の上方における正
面側には、受光装置4,4によって受光された光により
良穀粒か不良穀粒かを判別する判別装置11と、操作パ
ネル12が設けられている(図1参照)。
【0052】(作 用)図面を参照して不良穀粒選別機
1の作用を説明する。操作パネル12に設けたスイッチ
をONにし、図示していないバケットエレベーターのシ
ュートパイプから1次タンク20a内に混合米を投入す
る。
【0053】振動発生装置22a,22aにより振動供
給桶21a,21aを駆動すると、混合米はその樋端か
ら各流下樋23a内に落下する。そして、各流下樋23
aに落下した混合米は、順次、流下樋23aの樋床を滑
り落ちると共に、各流下樋23aの下端から各検出位置
Fに誘導される。
【0054】各検出位置Fに誘導された混合米には、黄
色蛍光管33と青色蛍光管34により、各反射板31,
32を介して二種類の検出光が同時に照射される。そし
て、検出光によって照らされた米粒からの光と反射板3
1,32からの光は、各検出位置Fを挟んで各反射板3
1,32と対向した位置に設けられた受光センサー4
2,41によって受光される。
【0055】受光センサー42,41は、常時、良穀粒
である白米と同程度の明るさに調節した反射板31,3
2を監視している。受光センサー42,41によって受
光された検出光は検出値として判別装置11に送られ
る。
【0056】判別装置11は、検出光による米粒からの
光量と反射板31,32からの光量の差が所定の範囲
(予め設定された基準値)を超えたときに、当該米粒を
不良穀粒である暗色米またはもち米として認識する。そ
うして、選別装置5が作動してノズル口51aから瞬間
的に空気が射出され、上記米粒は選別される。
【0057】なお、受光センサー42,41は各流下樋
23aから誘導された米粒をそれぞれ別々に監視してい
る。即ち、例えばある流下樋23aから誘導された米粒
の中の一つに不良穀粒が混入していると判断されれば、
その流下樋23aのみに対応するノズル51aから空気
が射出されるようになっている。また、後述するノズル
51bに関しても同様である。
【0058】ところで、上記したように、従来の選別方
法では検出光として単一の光により穀粒を照らしてい
た。したがって、混合米に暗色米及びもち米が混在して
いる場合では、暗色米ともち米ごとに、反射板の傾斜角
度を調整して穀粒に照らす光の量を変えたり、選別装置
5が作動する基準値を切り替えたりして、白米と各不良
穀粒の明瞭な判別を行っていた。
【0059】しかし、不良穀粒選別機1による選別方法
では、着色粒及びもち米のそれぞれに対応した黄色蛍光
管33及び青色蛍光管34から照射される二種類の検出
光により、各検出位置Fにある混合米を照らすので、白
米と暗色米あるいは白米ともち米との違いが各々明瞭と
なる。
【0060】これにより、従来の方法のように色の異な
る各不良穀粒ごとに選別機の調整を行う必要がなく、混
合米から暗色米及びもち米を単一の選別工程で選別でき
るようになった。
【0061】ところで、色は一般的に色相(単色光の波
長に相当するもの)、彩度(あざやかさ即ち白みを帯び
ていない度合)、及び明度(明るさ即ち光の強弱)の三
要素によって規定されるが、各蛍光管33,34から照
射される検出光の色の三要素のうち、どの要素の作用に
よって不良穀粒を判断できるのかは明らかでない。
【0062】しかし、良穀粒である白色米と不良穀粒で
ある暗色米及びもち米とは主に彩度が異なることから、
彩度の差によるものと思われる。いずれにせよ、二種類
の検出光を混合穀粒に同時に照射することで、二色以上
の不良穀粒を単一の選別工程で選別することができる。
【0063】選別装置5による射出によって、暗色米あ
るいはもち米と判別された不良穀粒は、流下軌跡から離
脱して不良穀粒用受樋27aに受け取られる(図1及び
図4に示す矢印方向)。
【0064】不良穀粒用受樋27aから排出された不良
穀粒は、シュート26bにより、2次用揚穀機25bの
供給口部251bに誘導される。供給口部251bに誘
導された不良穀粒は、2次用揚穀機25bによって上方
に送られ、2次タンク20bに投入される。
【0065】また、選別装置5による射出を受けなかっ
た穀粒は、良穀粒である白米と認識され、そのまま流下
軌跡を流下して良穀粒用排出部24aに受け取られる。
そして、当該良穀粒は良穀粒用排出部24aの排出口2
41aから機外に排出されて、最終的に不良穀粒を含ま
ない白米として出荷される。
【0066】この1次選別工程によれば、選別時の射出
によって不良穀粒と共に不良穀粒付近の良穀粒までもが
一緒に吹き飛ばされてしまう。即ち、不良穀粒内に良穀
粒が相当量混入した状態のまま、不良穀粒用受樋27a
に受け取られることになる。
【0067】不良穀粒用受樋27aから2次タンク20
bに移送された米粒は、振動供給桶21bを介して流下
桶23b,23bから各検出位置Fに誘導される。そし
て、上記した選別作用と同様に混合米に混在した不良穀
粒が選別される(2次選別)。当該不良穀粒は、不良穀
粒用排出部27bの排出口271bから機外に排出され
(図1及び図4に示す矢印方向)、最終的に暗色米とも
ち米として扱われる。
【0068】また、選別装置5による射出を受けなかっ
た米粒は、そのまま流下軌跡を流下して良穀粒用受樋2
4bに受け取られる。そして、当該良穀粒はシュート2
6aにより、1次用揚穀機25aの供給口部251aに
誘導される。当該供給口部251aに誘導された良穀粒
は、1次用揚穀機25aによって上方に送られ、再び1
次タンク20aに投入される。
【0069】即ち、上記した2次選別の対象となる混合
米は、1次選別のものより不良穀粒の混入率がはるかに
高い。このため、2次選別で良穀粒と判別されたものの
なかにも不良穀粒が混入している可能性が極めて高いの
で、上記したように再度1次選別行程に送られる。
【0070】1次タンク20aに移送された良穀粒は、
上述した選別工程を循環して再度選別され、高精度な選
別が行われる。
【0071】以上のように、本実施の形態に係る混合穀
粒中に混在する不良穀粒の選別方法及び不良穀粒選別機
によれば、白米、暗色米及びもち米とが混在した混合米
から、暗色米ともち米を単一の選別工程で同時に除去す
ることができる。したがって、機械1台で効率の良い選
別作業ができ、高額な設備投資を行うことなく、大幅な
作業効率の向上を図ることが可能である。
【0072】具体的には、白米約300kgから暗色米
ともち米を選別するのに例えば約4時間を要する従来の
不良穀粒選別機を本実施の形態に係る不良穀粒選別機に
代えると、半分の約2時間で選別処理を行うことができ
た。
【0073】なお、本明細書で使用している用語と表現
はあくまで説明上のものであって、限定的なものではな
く、上記用語、表現と等価の用語、表現を除外するもの
ではない。また、本発明は図示の実施の形態に限定され
るものではなく、技術思想の範囲内において種々の変形
が可能である。
【0074】
【発明の効果】本発明は上記構成を備え、次の効果を有
する。(a)本発明に係る混合穀粒中に混在する不良穀
粒の選別方法及び不良穀粒選別機では、二色以上の不良
穀粒のそれぞれに対応した二種類以上の検出光により、
検出位置にある混合穀粒を照らすので、良穀粒と各不良
穀粒との違いが各々明瞭となる。これにより、従来のよ
うに色の異なる各不良穀粒ごとに不良穀粒選別機を調整
する必要がなく、二色以上の不良穀粒を単一の選別工程
で除去できる。したがって、本発明に係る混合穀粒中に
混在する不良穀粒の選別方法及び不良穀粒選別機によれ
ば、一台の選別機で同時に二色以上の不良穀粒を選別で
きるので、作業効率を大幅に向上させることができる。
また、従来のように複数の選別機を購入する必要もな
く、経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】右側面側から見た不良穀粒選別機の内部構造を
示す縦断面図である。
【図2】正面側から見た不良穀粒選別機の概略説明図で
ある。
【図3】不良穀粒選別機に設けてある揚穀機の構造を示
す説明図である。
【図4】不良穀粒選別機の内部構造の要部を示す縦断面
図である。
【符号の説明】
1 不良穀粒選別機 11 制御装置 12 操作パネル 2 穀粒誘導装置 20a 1次タンク 20b 2次タンク 21a,21b 振動供給桶 22a,22b 振動発生装置 23a,23b 流下樋 24a 良穀粒用排出部 241a 排出口 24b 良穀粒用受樋 25a 1次用揚穀機 251a 供給口部 25b 2次用揚穀機 251b 供給口部 26a,26b シュート 27a 不良穀粒用受樋 27b 不良穀粒用排出部 271b 排出口 28 飛散防止板 29 光学選別部 3 照明装置 31,32 反射板 33 黄色蛍光管 34 青色蛍光管 4 受光装置 41,42 受光センサー 43,44 光源ボックス 431,431 透明ガラス板 5 選別装置 51a,51b ノズル口 A 1次選別部 B 2次選別部 F 検出位置
【手続補正書】
【提出日】平成11年8月23日(1999.8.2
3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 混合中に混在する不良の選別方法
及び不良選別機
【特許請求の範囲】
【請求項良米である通常の白米色を有する米と、
不良米である通常の白米色より暗色を有する米及びもち
米の色を有する米と、を含んでいる混合から不良
取り除くための不良選別機であって、 上記混合を検出位置(F)に誘導する誘導手段と、 検出位置(F)に誘導された混合に、取り除かれる不良
米のうち、通常の白米色より暗色を有する米に対応した
黄色蛍光管から照射される黄味がかった検出光と、取り
除かれる不良米のうち、もち米の色を有する米に対応し
た青色蛍光管から照射される青味がかった検出光を同時
に照射する光源を有する照明手段と、 同時に照射された検出光を受光するための受光センサー
(41)(42)を有する受光手段と、 上記受光手段により受光された光により、良か不良
かを判別する判別手段と、 上記判別手段により不良と判別されたときに、混合
から不良を取り除く選別除去手段と、を有しており、 上記黄色蛍光管は、松下電器株式会社製のFPL18E
X−Nであり、青色蛍光管は、松下電器株式会社製のF
PL18EX−LまたはFPL18EX−Dである こと
を特徴とする、 不良選別機。
【請求項良米である通常の白米色を有する米と、
不良米である通常の白米色より暗色を有する米及びもち
米の色を有する米と、を含んでいる混合から不良
取り除くための不良選別機であって、 上記混合を検出位置(F)に誘導する誘導手段と、 検出位置(F)挟んで対向する位置にそれぞれ設けてある
反射板(31)(32)と、検出位置(F)に誘導された混合
に、取り除かれる不良米のうち、通常の白米色より暗色
を有する米に対応した黄色蛍光管から照射される黄味が
かった検出光と、取り除かれる不良米のうち、もち米の
色を有する米に対応した青色蛍光管から照射される青味
がかった検出光を反射板(31)(32)を介して同時に照射す
る光源とを有する照明手段と、 検出位置(F)を挟んで反射板(31)(32)と対向した位置に
設けられ、検出光により照らされたからの光と反射板
(31)(32)からの光とを受光するための受光センサー(42)
(41)を有する受光手段と、 検出光により照らされたからの光量と反射板(31)(32)
からの光量との差が所定の範囲を超えたときに、当該米
を不良として判別する判別手段と、 上記判別手段により不良と判別されたときに、混合
から不良を取り除く選別除去手段と、 を有しており、 上記黄色蛍光管は、松下電器株式会社製のFPL18E
X−Nであり、青色蛍光管は、松下電器株式会社製のF
PL18EX−LまたはFPL18EX−Dである こと
を特徴とする、 不良選別機。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、良と、良とは
異なる色を有する不良とを含む混合中から不良
取り除く方法及び不良選別機に関するものである。具
体的に言えば、例えば通常の白米色を有する米と、通常
の白米色より暗色を有する米と、もち米の色を有する米
(以下、それぞれ白米、暗色米、もち米と略す)とが混
在した混合から、不良である暗色米ともち米を取り
除く方法及び不良選別機に関するものである。
【0002】なお、本明細書では「白米」を「良」、
「暗色米ともち米」を「不良」という場合がある。
【0003】
【従来技術】従来より、上記したような不良選別機
は、例えば特開昭55−56874号公報に見られるよ
うに、混合に検出光を照射して良か不良かを判別
している。
【0004】そして、不良選別機は、検出光によって
照らされたからの光量と、非選別対象である良と同
程度の明るさに調光した反射板の光量とを比較し、その
光量の差が所定の範囲(予め設定された基準値)を越え
たときに、当該を選別対象である不良として除去す
るものである。
【0005】即ち、検出位置に反射板と同程度の明るさ
である良が通過しても光量の変化はないが、良と色
が異なっている不良が通過すると光量の変化が生じ
る。この光量の変化を受光センサーが感知することによ
り、選別除去装置が作動し不良を選別する。
【0006】従来の不良選別機を更に詳しく説明する
と、従来の不良選別機は検出光として単一の光により
を照射していた。したがって、不良が混合に二色
以上混在している場合では、不良の色によって光の透
過量や反射量が異なってくるため、色の異なる各不良
に応じて選別作業を別々に行っていた。
【0007】具体例として、白米,暗色米,及びもち米
が混在した混合米から、不良である暗色米ともち米を
選別する従来の選別方法を説明する。
【0008】まず、反射板の傾斜角度及び選別装置が作
動する基準値を暗色米用に設定した後、混合米を流して
暗色米のみの選別を行う。次に、反射板の傾斜角度及び
基準値をもち米用に切り替えて、再び上記暗色米が除去
された混合米を流し、今度はもち米の選別を行う。この
ように、従来の選別方法では、混合米に混在する暗色米
ともち米を選別するためには計二回の作業が必要であっ
た。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
の方法では色の異なる各不良ごとに反射板の傾斜角度
を調整してを照らす光の量を変えたり、選別装置が作
動するための基準値を切り替えたりして、良と不良
の明瞭な判別を行っていた。このため、一回の作業では
一種類の選別しかできず、作業効率が非常に悪かった。
【0010】また、上記欠点を解消するため、二台の不
選別機を連設し、一台を暗色米の選別用、もう一台
をもち米の選別用として、流れ作業で暗色米ともち米を
同時に選別する方法も採られている。しかし、この方法
は二台の選別機が必要であるため設備費を高額なものと
し、当該選別機を設置するための面積も広く取らなくて
はならないという問題があった。
【0011】そこで、本発明者は、ある特定の色を有す
る検出光によってを照らすことにより、例えば白米と
暗色米、あるいは白米ともち米の違いが明瞭になること
に着目して研究を重ね、本発明を完成するに到ったもの
である。
【0012】(発明の目的)本発明の目的は、良と、
と異なる色を有する不良とを含む混合中から、
色の不良を単一の選別工程で選別できる方法及び不
良米選別機を提供することにある。具体的に言えば、例
えば白米,暗色米,及びもち米が混在した混合から、
不良である暗色米ともち米を単一の選別工程で選別で
きる方法と不良選別機を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた本発明の手段は次のとおりである。第1の発明
にあっては、良米である通常の白米色を有する米と、不
良米である通常の白米色より暗色を有する米及びもち米
の色を有する米と、を含んでいる混合から不良を取
り除く方法であって、上記混合を検出位置に誘導する
ステップ、検出位置に誘導された混合に、取り除かれ
不良米のうち、通常の白米色より暗色を有する米に対
応した黄色蛍光管から照射される黄味がかった検出光
と、取り除かれる不良米のうち、もち米の色を有する米
に対応した青色蛍光管から照射される青味がかった検出
を同時に照射するステップ、同時に照射された検出光
を受光手段で受光し、良か不良かを判別するステッ
プ、不良と判別したときは、選別除去手段で混合
ら不良を取り除くステップ、を含み、上記黄色蛍光管
は、松下電器株式会社製のFPL18EX−Nであり、
青色蛍光管は、松下電器株式会社製のFPL18EX−
LまたはFPL18EX−Dであって、混合から上記
不良を単一の選別工程で選別するようにしたことを特
徴とする、混合中に混在する不良の選別方法であ
る。
【0014】第の発明にあっては、良米である通常の
白米色を有する米と、不良米である通常の白米色より暗
色を有する米及びもち米の色を有する米と、を含んでい
る混合から不良を取り除くための不良選別機であ
って、上記混合を検出位置に誘導する誘導手段と、
検出位置に誘導された混合に、取り除かれる不良米の
うち、通常の白米色より暗色を有する米に対応した黄色
蛍光管から照射される黄味がかった検出光と、取り除か
れる不良米のうち、もち米の色を有する米に対応した青
色蛍光管から照射される青味がかった検出光を同時に照
射する光源を有する照明手段と、同時に照射された検出
光を受光するための受光センサーを有する受光手段と、
上記受光手段により受光された光により、良か不良
かを判別する判別手段と、上記判別手段により不良
判別されたときに、混合から不良を取り除く選別除
去手段と、を有しており、上記黄色蛍光管は、松下電器
株式会社製のFPL18EX−Nであり、青色蛍光管
は、松下電器株式会社製のFPL18EX−LまたはF
PL18EX−Dであることを特徴とする、不良選別
機である。
【0015】第の発明にあっては、良米である通常の
白米色を有する米と、不良米である通常の白米色より暗
色を有する米及びもち米の色を有する米と、を含んでい
る混合から不良を取り除くための不良選別機であ
って、上記混合を検出位置に誘導する誘導手段と、
検出位置挟んで対向する位置にそれぞれ設けてある反射
板と、検出位置に誘導された混合に、取り除かれる
良米のうち、通常の白米色より暗色を有する米に対応し
た黄色蛍光管から照射される黄味がかった検出光と、取
り除かれる不良米のうち、もち米の色を有する米に対応
した青色蛍光管から照射される青味がかった検出光を反
射板を介して同時に照射する光源とを有する照明手段
と、検出位置を挟んで反射板と対向した位置に設けら
れ、検出光により照らされたからの光と反射板からの
光とを受光するための受光センサーを有する受光手段
と、検出光により照らされたからの光量と反射板から
の光量との差が所定の範囲を超えたときに、当該を不
として判別する判別手段と、上記判別手段により不
と判別されたときに、混合から不良を取り除く
選別除去手段と、を有しており、上記黄色蛍光管は、松
下電器株式会社製のFPL18EX−Nであり、青色蛍
光管は、松下電器株式会社製のFPL18EX−Lまた
はFPL18EX−Dであることを特徴とする、不良
選別機である。
【0016】(作 用)本発明に係る混合中に混在す
る不良の選別方法及び不良選別機は次のように作用
する。まず、誘導手段によって、混合は所定の検出
位置に誘導される。検出位置に誘導された混合は、照
明手段の光源から照射された検出光により照らされる。
そして、照射された検出光は受光手段の受光センサーに
よって受光され、判別手段により良か不良かを判断
される。
【0017】ところで、従来の選別方法では、検出光と
して単一の光により混合を照射していた。したがっ
て、良とは異なる色を有する不良が混合中に二色
以上混在している場合では、上記したように、良と各
不良を各々明確に判別するために、不良選別機を各
不良ごとに調整する必要があった。このため、二色の
不良を単一の選別工程で同時に除去することができな
かった。
【0018】しかし、本発明に係る混合中に混在する
不良の選別方法及び不良選別機では、検出位置に誘
導された混合に、取り除かれる不良米のうち、通常の
白米色より暗色を有する米に対応した黄色蛍光管(松下
電器株式会社:FPL18EX−N)から照射される黄
味がかった検出光と、取り除かれる不良米のうち、もち
米の色を有する米に対応した青色蛍光管(松下電器株式
会社製:FPL18EX−LまたはFPL18EX−
D)から照射される青味がかった検出光を同時に照射
し、当該検出光を受光センサーで受光するので、良
各不良との違いが明瞭となる。
【0019】これにより、従来のように色の異なる各不
ごとに不良選別機の調整を行う必要がなく、二
不良米を単一の選別工程で取り除くことができる。
【0020】したがって、本発明に係る混合中に混在
する不良の選別方法及び不良選別機によれば、一台
の選別機で同時に二色の不良米を選別できるので、作業
効率を大幅に向上させることができる。また、従来のよ
うに複数の選別機を購入する必要もなく、経済的であ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】良である白米と、不良である
暗色米及びもち米とが混在した混合米から、不良であ
る暗色米及びもち米を選別する場合を例にとり、本発明
の実施の形態を図面に基づいて更に詳細に説明する。
【0022】図1は右側面側から見た不良選別機の内
部構造を示す縦断面図、図2は正面側から見た不良
別機の概略説明図、図3は不良選別機に設けてある揚
穀機の構造を示す説明図、図4は不良選別機の内部構
造の要部を示す縦断面図である。
【0023】なお、図1及び図4において、左側が不良
選別機の正面側、右側が不良選別機の背面側となっ
ている。また、図1及び図4において、側面方向に並設
しているために図面上では表れないものでも、構成部材
が異なるものに関しては符号を示しており、そのうち二
次選別に関連しているものを括弧書きで示している。更
に、図2は不良選別機内の米粒の流れが分かるよう
に、矢印を使って図示している。
【0024】不良選別機1は、誘導装置2、照明装
置3,3、受光装置4,4、判別装置11、選別装置5
を有している(図1参照)。
【0025】各装置の役割を大まかに説明すると、
導装置2は所定の検出位置に混合米を誘導するためのも
のである。照明装置3,3は検出位置に誘導された混合
米に検出光を照射するためのものである。受光装置4,
4は照射された検出光を受光するものである。判別装置
11は受光装置4,4によって受光された光により良
か不良かを判別するものである。選別装置5は判別装
置11により不良と判断されたを選別するものであ
る。
【0026】まず、誘導装置2及び選別装置5を説明
する。誘導装置2は、混合米を蓄えておくための1次
タンク20aと2次タンク20bを有している(図1お
よび図2参照)。1次タンク20aと2次タンク20b
は、良米選別機1の上方の後部側に並設されている。
【0027】1次タンク20aの下端側には振動供給樋
21a,21aが並設されている。振動供給桶21a,
21aは、バイブレーター等を有する振動発生装置22
a,22aの上に載置されている。
【0028】また、同様に、2次タンク20bの下端側
には振動供給樋21bが設けられている。振動供給桶2
1bは、バイブレーター等を有する振動発生装置22b
の上に載置してある。
【0029】振動供給桶21a,21aは、下方へ傾斜
して設けてある流下樋23a,23a,23a,23a
にそれぞれ接続してある。また、同様に、振動供給桶2
1bは下方へ傾斜して設けてある流下樋23b,23b
にそれぞれ接続してある。
【0030】即ち、傾斜して設けられた各流下樋23
a,23bの上端は、各振動供給樋21a,21bの樋
端に近接して設けられており、その下端は光学選別部2
9に導かれている。光学選別部29は、流下樋23aに
対応する1次選別部Aと、流下樋23bに対応する2次
選別部Bとに区分されている(図2参照)。
【0031】流下樋23aの下方には、流下樋23aの
下端から流下する米粒を排出する筒状の良用排出部2
4aが設けられている(図1参照)。良用排出部24
aの下端側は、米粒を機外に排出するための排出口24
1aとなっている。
【0032】流下樋23bの下方には、流下樋23bの
下端から流下する米粒を受け取る筒状の良用受樋24
bが設けてある。そして、良用受樋24bは、符号2
6aで示すシュートによって、1次タンク20aに連絡
する1次用揚穀機25aの供給口部251aに連通され
ている(図2及び図3参照)。
【0033】また、各流下樋23a,23bの下端から
用排出部24a及び良用受樋24b等に落下する
間の所定の位置が検出位置Fとなっている。検出位置F
は各流下樋23a,23bの各々に対応して複数設けら
れている。
【0034】各検出位置F付近には、各検出位置Fを流
下する混合米から不良を除去するため、選別装置5が
設けられている。そして、選別装置5には、各流下樋2
3a,23bの各々に対応して、ノズル口51a,51
bが複数配設されている。
【0035】選別装置5はエヤー管を経て、不良選別
機の外に設けられたエアーコンプレッサーに接続してあ
る(エアー管、エアーコンプレッサーは共に図示せ
ず)。なお、選別装置5に設けてある複数のノズル51
a,52bは、それぞれ独立して作動するようになって
いる。
【0036】選別装置5の各ノズル口51aの向かい合
う位置には、各流下樋23aを経由し、当該選別装置5
によって除かれた不良を受け取る筒状の不良用受樋
27aが設けてある。不良用受樋27aは符号26b
で示すシュートによって、2次タンク20bに連絡する
2次用揚穀機25bの供給口部251bに連通されてい
る(図2及び図3参照)。
【0037】同様に、選別装置5の各ノズル口51b,
51bの向かい合う位置には、各流下樋23bを経由
し、選別装置5によって除かれた不良を排出する筒状
の不良用排出部27bが設けてある。不良用排出部
27bの下端側は、不良を機外に排出するための排出
口271bとなっている。
【0038】即ち、選別装置5のノズル口51aは1次
選別用で、ノズル口51aからの射出によって除かれた
不良は、2次用揚穀機25bにより2次選別に回され
る。これに対し、選別装置5のノズル口51bは2次選
別用で、ノズル口51bからの射出によって除かれた不
は、排出口271bにより機外に排出される。
【0039】なお、符号28は選別装置5によって除か
れた不良が本選別機内で飛散するのを防止するための
飛散防止板である。
【0040】次に、照明装置3及び受光装置4を説明す
る(図1および図4参照)。照明装置3は、各検出位置
Fを挟んで対向する位置に反射板31,32をそれぞれ
有している。また、照明装置3,3は各検出位置Fにあ
る混合米を照らす黄色蛍光管33と、青色蛍光管34と
を有している。黄色蛍光管33は暗色米の選別用で黄味
がかった検出光を照射し、青色蛍光管34はもち米の選
別用で青味がかった検出光を照射する。
【0041】反射板31の近傍には黄色蛍光管33が設
けられ、常に反射板31を照らしている。そして、黄色
蛍光管33は反射板31を介して各検出位置Fにある混
合米を照らす。なお、反射板31は傾斜角度を変更さ
せ、黄色蛍光管33から受ける光量を変化させることが
できる。
【0042】また、同様に、反射板32の近傍には青色
蛍光管34が設けられ、常に反射板32を照らしてい
る。そして、青色蛍光管34は反射板32を介して各検
出位置Fにある混合米を照らす。なお、反射板32は傾
斜角度を変更させ、青色蛍光管34から受ける光量を変
化させることができる。
【0043】黄色蛍光管33は、18WのFPL18E
X−N(松下電器株式会社製)を使用している。青色蛍
光管34は18WのFPL18EX−L(松下電器株式
会社製)を使用している。また、青色蛍光管34は、青
色の光色をより強く発するFPL18EX−D(松下電
器株式会社製)を使用としても同様な効果が得られる。
【0044】なお、本実施の形態では、松下電器株式会
社製のFPL18EX−N、FPL18EX−L、FP
L18EX−Dの蛍光管を使用したが、これに限定する
ものではなく、同程度の色を有する蛍光管であれば、他
の型式のものや他社製品を採用することもできる。
【0045】受光装置4,4はレンズ筒を備えた受光セ
ンサー41,42を有しており、受光センサー41,4
2は複数の検出位置Fのそれぞれに対応している。
【0046】受光センサー41は反射板32に対向すべ
く、各検出位置Fを挟んで光源ボックス43内に設けら
れている。同様に、受光センサー42は反射板31に対
向すべく、検出位置Fを挟んで光源ボックス44内に設
けられている。
【0047】そうして、各受光センサー41,42は検
出光によって照らされた米粒からの光とそれぞれに対応
する反射板32,31からの光を受光するものである。
【0048】それぞれの光源ボックス43,44の相対
する面には透明ガラス板431,441が張設されてお
り、埃等がはいり込まないようになっている。また、こ
の透明ガラス板431,441には、ガラス表面に着い
た埃を定期的に掃除するための掃除装置(図示せず)が
設けられている。
【0049】更に、不良選別機1の上方における正面
側には、受光装置4,4によって受光された光により良
か不良かを判別する判別装置11と、操作パネル1
2が設けられている(図1参照)。
【0050】(作 用)図面を参照して不良選別機1
の作用を説明する。操作パネル12に設けたスイッチを
ONにし、図示していないバケットエレベーターのシュ
ートパイプから1次タンク20a内に混合米を投入す
る。
【0051】振動発生装置22a,22aにより振動供
給桶21a,21aを駆動すると、混合米はその樋端か
ら各流下樋23a内に落下する。そして、各流下樋23
aに落下した混合米は、順次、流下樋23aの樋床を滑
り落ちると共に、各流下樋23aの下端から各検出位置
Fに誘導される。
【0052】各検出位置Fに誘導された混合米には、黄
色蛍光管33と青色蛍光管34により、各反射板31,
32を介して二種類の検出光が同時に照射される。そし
て、検出光によって照らされた米粒からの光と反射板3
1,32からの光は、各検出位置Fを挟んで各反射板3
1,32と対向した位置に設けられた受光センサー4
2,41によって受光される。
【0053】受光センサー42,41は、常時、良
ある白米と同程度の明るさに調節した反射板31,32
を監視している。受光センサー42,41によって受光
された検出光は検出値として判別装置11に送られる。
【0054】判別装置11は、検出光による米粒からの
光量と反射板31,32からの光量の差が所定の範囲
(予め設定された基準値)を超えたときに、当該米粒を
不良である暗色米またはもち米として認識する。そう
して、選別装置5が作動してノズル口51aから瞬間的
に空気が射出され、上記米粒は選別される。
【0055】なお、受光センサー42,41は各流下樋
23aから誘導された米粒をそれぞれ別々に監視してい
る。即ち、例えばある流下樋23aから誘導された米粒
の中の一つに不良が混入していると判断されれば、そ
の流下樋23aのみに対応するノズル51aから空気が
射出されるようになっている。また、後述するノズル5
1bに関しても同様である。
【0056】ところで、上記したように、従来の選別方
法では検出光として単一の光によりを照らしていた。
したがって、混合米に暗色米及びもち米が混在している
場合では、暗色米ともち米ごとに、反射板の傾斜角度を
調整してに照らす光の量を変えたり、選別装置5が作
動する基準値を切り替えたりして、白米と各不良米の明
瞭な判別を行っていた。
【0057】しかし、不良選別機1による選別方法で
は、着色粒及びもち米のそれぞれに対応した黄色蛍光管
33及び青色蛍光管34から照射される二種類の検出光
により、各検出位置Fにある混合米を照らすので、白米
と暗色米あるいは白米ともち米との違いが各々明瞭とな
る。
【0058】これにより、従来の方法のように色の異な
る各不良ごとに選別機の調整を行う必要がなく、混合
米から暗色米及びもち米を単一の選別工程で選別できる
ようになった。
【0059】ところで、色は一般的に色相(単色光の波
長に相当するもの)、彩度(あざやかさ即ち白みを帯び
ていない度合)、及び明度(明るさ即ち光の強弱)の三
要素によって規定されるが、各蛍光管33,34から照
射される検出光の色の三要素のうち、どの要素の作用に
よって不良を判断できるのかは明らかでない。
【0060】しかし、良である白米と不良である暗
色米及びもち米とは主に彩度が異なることから、彩度の
差によるものと思われる。いずれにせよ、二種類の検出
光を混合に同時に照射することで、二色の不良を単
一の選別工程で選別することができる。
【0061】選別装置5による射出によって、暗色米あ
るいはもち米と判別された不良は、流下軌跡から離脱
して不良用受樋27aに受け取られる(図1及び図4
に示す矢印方向)。
【0062】不良用受樋27aから排出された不良
は、シュート26bにより、2次用揚穀機25bの供給
口部251bに誘導される。供給口部251bに誘導さ
れた不良は、2次用揚穀機25bによって上方に送ら
れ、2次タンク20bに投入される。
【0063】また、選別装置5による射出を受けなかっ
は、良である白米と認識され、そのまま流下軌跡
を流下して良用排出部24aに受け取られる。そし
て、当該良は良用排出部24aの排出口241aか
ら機外に排出されて、最終的に不良を含まない白米と
して出荷される。
【0064】この1次選別工程によれば、選別時の射出
によって不良と共に不良付近の良までもが一緒に
吹き飛ばされてしまう。即ち、不良内に良が相当量
混入した状態のまま、不良用受樋27aに受け取られ
ることになる。
【0065】不良用受樋27aから2次タンク20b
に移送された米粒は、振動供給桶21bを介して流下桶
23b,23bから各検出位置Fに誘導される。そし
て、上記した選別作用と同様に混合米に混在した不良
が選別される(2次選別)。当該不良は、不良用排
出部27bの排出口271bから機外に排出され(図1
及び図4に示す矢印方向)、最終的に暗色米ともち米と
して扱われる。
【0066】また、選別装置5による射出を受けなかっ
た米粒は、そのまま流下軌跡を流下して良用受樋24
bに受け取られる。そして、当該良はシュート26a
により、1次用揚穀機25aの供給口部251aに誘導
される。当該供給口部251aに誘導された良は、1
次用揚穀機25aによって上方に送られ、再び1次タン
ク20aに投入される。
【0067】即ち、上記した2次選別の対象となる混合
米は、1次選別のものより不良の混入率がはるかに高
い。このため、2次選別で良と判別されたもののなか
にも不良が混入している可能性が極めて高いので、上
記したように再度1次選別行程に送られる。
【0068】1次タンク20aに移送された良は、上
述した選別工程を循環して再度選別され、高精度な選別
が行われる。
【0069】以上のように、本実施の形態に係る混合
中に混在する不良の選別方法及び不良選別機によれ
ば、白米、暗色米及びもち米とが混在した混合米から、
暗色米ともち米を単一の選別工程で同時に除去すること
ができる。したがって、機械1台で効率の良い選別作業
ができ、高額な設備投資を行うことなく、大幅な作業効
率の向上を図ることが可能である。
【0070】具体的には、白米約300kgから暗色米
ともち米を選別するのに例えば約4時間を要する従来の
不良選別機を本実施の形態に係る不良選別機に代え
ると、半分の約2時間で選別処理を行うことができた。
【0071】なお、本明細書で使用している用語と表現
はあくまで説明上のものであって、限定的なものではな
く、上記用語、表現と等価の用語、表現を除外するもの
ではない。また、本発明は図示の実施の形態に限定され
るものではなく、技術思想の範囲内において種々の変形
が可能である。
【0072】
【発明の効果】本発明は上記構成を備え、次の効果を有
する。 (a)本発明に係る混合中に混在する不良の選別方
法及び不良選別機では、取り除かれる不良米のうち、
通常の白米色より暗色を有する米に対応した黄色蛍光管
(松下電器株式会社:FPL18EX−N)から照射さ
れる黄味がかった検出光と、取り除かれる不良米のう
ち、もち米の色を有する米に対応した青色蛍光管(松下
電器株式会社製:FPL18EX−LまたはFPL18
EX−D)から照射される青味がかった検出光により、
検出位置にある混合を照らすので、良と各不良
の違いが各々明瞭となる。これにより、従来のように色
の異なる各不良ごとに不良選別機を調整する必要が
なく、二色の不良を単一の選別工程で除去できる。し
たがって、本発明に係る混合中に混在する不良の選
別方法及び不良選別機によれば、一台の選別機で同時
に二色の不良を選別できるので、作業効率を大幅に向
上させることができる。また、従来のように複数の選別
機を購入する必要もなく、経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】右側面側から見た不良選別機の内部構造を示
す縦断面図である。
【図2】正面側から見た不良選別機の概略説明図であ
る。
【図3】不良選別機に設けてある揚穀機の構造を示す
説明図である。
【図4】不良選別機の内部構造の要部を示す縦断面図
である。
【符号の説明】 1 不良選別機 11 制御装置 12 操作パネル 2 誘導装置 20a 1次タンク 20b 2次タンク 21a,21b 振動供給桶 22a,22b 振動発生装置 23a,23b 流下樋 24a 良用排出部 241a 排出口 24b 良用受樋 25a 1次用揚穀機 251a 供給口部 25b 2次用揚穀機 251b 供給口部 26a,26b シュート 27a 不良用受樋 27b 不良用排出部 271b 排出口 28 飛散防止板 29 光学選別部 3 照明装置 31,32 反射板 33 黄色蛍光管 34 青色蛍光管 4 受光装置 41,42 受光センサー 43,44 光源ボックス 431,431 透明ガラス板 5 選別装置 51a,51b ノズル口 A 1次選別部 B 2次選別部 F 検出位置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 良穀粒群中に複数個の不良穀粒(但し、
    不良穀粒は良穀粒とは色が異なっており、各不良穀粒は
    本質的に単色であり、上記複数個の不良穀粒は二色以上
    の不良穀粒から構成されている。)を含んでいる混合穀
    粒から不良穀粒を取り除く方法であって、 上記混合穀粒を検出位置に誘導するステップ、 検出位置に誘導された混合穀粒に、取り除かれる二色以
    上の不良穀粒のそれぞれに対応した二種類以上の検出光
    を同時に照射するステップ、 同時に照射された検出光を受光手段で受光し、良穀粒か
    不良穀粒かを判別するステップ、 不良穀粒と判別したときは、選別除去手段で混合穀粒か
    ら不良穀粒を取り除くステップ、を含み、 混合穀粒から二色以上の不良穀粒を単一の選別工程で選
    別するようにしたことを特徴とする、 混合穀粒中に混在する不良穀粒の選別方法。
  2. 【請求項2】 穀粒が米であり、良穀粒の色が通常の白
    米色であり、不良穀粒の色の一つが通常の白米色より暗
    色であり、他の色はもち米の色であることを特徴とす
    る、 請求項1記載の混合穀粒中に混在する不良穀粒の選別方
    法。
  3. 【請求項3】 良穀粒群中に複数個の不良穀粒(請求項
    1で定義したものと同じ。)を含んでいる混合穀粒から
    不良穀粒を取り除くための不良穀粒選別機であって、 上記混合穀粒を検出位置(F)に誘導する穀粒誘導手段
    と、 検出位置(F)に誘導された混合穀粒に、取り除かれる二
    色以上の不良穀粒のそれぞれに対応した二種類以上の検
    出光を同時に照射する光源を有する照明手段と、 同時に照射された検出光を受光するための受光センサー
    (41)(42)を有する受光手段と、 上記受光手段により受光された光により、良穀粒か不良
    穀粒かを判別する判別手段と、 上記判別手段により不良穀粒と判別されたときに、混合
    穀粒から不良穀粒を取り除く選別除去手段と、を有して
    いることを特徴とする、 不良穀粒選別機。
  4. 【請求項4】 良穀粒群中に複数個の不良穀粒(請求項
    1で定義したものと同じ。)を含んでいる混合穀粒から
    不良穀粒を取り除くための不良穀粒選別機であって、 上記混合穀粒を検出位置(F)に誘導する穀粒誘導手段
    と、 検出位置(F)挟んで対向する位置にそれぞれ設けてある
    反射板(31)(32)と、検出位置(F)に誘導された混合穀粒
    に、取り除かれる二色以上の不良穀粒のそれぞれに対応
    した二種類以上の検出光を反射板(31)(32)を介して同時
    に照射する光源とを有する照明手段と、 検出位置(F)を挟んで反射板(31)(32)と対向した位置に
    設けられ、検出光により照らされた穀粒からの光と反射
    板(31)(32)からの光とを受光するための受光センサー(4
    2)(41)を有する受光手段と、 検出光により照らされた穀粒からの光量と反射板(31)(3
    2)からの光量との差が所定の範囲を超えたときに、当該
    穀粒を不良穀粒として判別する判別手段と、 上記判別手段により不良穀粒と判別されたときに、混合
    穀粒から不良穀粒を取り除く選別除去手段と、を有して
    いることを特徴とする、 不良穀粒選別機。
  5. 【請求項5】 穀粒が米であり、良穀粒の色が通常の白
    米色であり、不良穀粒の色の一つが通常の白米色より暗
    色であり、他の色はもち米の色であることを特徴とす
    る、 請求項3または4記載の不良穀粒選別機。
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