JPH10323261A - 送風寝具 - Google Patents
送風寝具Info
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- JPH10323261A JPH10323261A JP15017597A JP15017597A JPH10323261A JP H10323261 A JPH10323261 A JP H10323261A JP 15017597 A JP15017597 A JP 15017597A JP 15017597 A JP15017597 A JP 15017597A JP H10323261 A JPH10323261 A JP H10323261A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 寝具の外部に加熱装置を設けることに伴う送
風パイプ内の温度差をなくすることが可能な送風寝具を
提供する。 【解決手段】 多数の吹出孔(2)を有する送風パイプ
(1)と、送風パイプの長さ方向に沿う発熱部材(3,
8)と、を備え、送風パイプと発熱部材を寝具(6)の
内部に設け、送風パイプの内部を流れる空気を発熱部材
により加熱して吹出孔から暖風を吹き出す送風寝具。
風パイプ内の温度差をなくすることが可能な送風寝具を
提供する。 【解決手段】 多数の吹出孔(2)を有する送風パイプ
(1)と、送風パイプの長さ方向に沿う発熱部材(3,
8)と、を備え、送風パイプと発熱部材を寝具(6)の
内部に設け、送風パイプの内部を流れる空気を発熱部材
により加熱して吹出孔から暖風を吹き出す送風寝具。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は送風寝具に関し、よ
り詳しくは送風パイプ内へ暖風を流通させることができ
る送風寝具に関する。
り詳しくは送風パイプ内へ暖風を流通させることができ
る送風寝具に関する。
【0002】
【従来の技術】送風パイプへ暖風或いは常温の風を流通
させる送風寝具として、特公昭40−16512や実公
平2−42211等が開示されている。図13はこのよ
うな従来例としての送風寝具の典型的な例を示す概略平
面図である。寝具6内に封入された送風パイプ1は多数
の吹出孔2が形成され、寝具6の外部に設けられた暖風
装置12へ接続される。暖風装置12は加熱装置と空気
ポンプを有し、加熱装置により加熱された空気が空気ポ
ンプにより送風パイプ1へ送られる。また、空気マット
レス内の空気通路へ暖風装置を接続したものもある。
させる送風寝具として、特公昭40−16512や実公
平2−42211等が開示されている。図13はこのよ
うな従来例としての送風寝具の典型的な例を示す概略平
面図である。寝具6内に封入された送風パイプ1は多数
の吹出孔2が形成され、寝具6の外部に設けられた暖風
装置12へ接続される。暖風装置12は加熱装置と空気
ポンプを有し、加熱装置により加熱された空気が空気ポ
ンプにより送風パイプ1へ送られる。また、空気マット
レス内の空気通路へ暖風装置を接続したものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図11に示すような従
来の送風寝具は、寝具6の外部に設けられた加熱装置に
より発生した暖風が空気ポンプにより送風パイプ1へ送
られるため、送風パイプ1内の空気は寝具6を暖めなが
ら徐々にその温度を低下してゆく。従って、空気流通経
路としての送風パイプ1には、加熱装置に近い側の温度
と遠い側の温度にこのような熱損失に伴う温度差が生じ
る。
来の送風寝具は、寝具6の外部に設けられた加熱装置に
より発生した暖風が空気ポンプにより送風パイプ1へ送
られるため、送風パイプ1内の空気は寝具6を暖めなが
ら徐々にその温度を低下してゆく。従って、空気流通経
路としての送風パイプ1には、加熱装置に近い側の温度
と遠い側の温度にこのような熱損失に伴う温度差が生じ
る。
【0004】従って本発明の目的は、このような寝具6
の外部に加熱装置を設けることに伴う送風パイプ内の温
度差をなくすることが可能な送風寝具を提供することに
ある。本発明の他の目的は、以下の説明から明らかとな
る。
の外部に加熱装置を設けることに伴う送風パイプ内の温
度差をなくすることが可能な送風寝具を提供することに
ある。本発明の他の目的は、以下の説明から明らかとな
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明によれば、多数の吹出孔を有する送風パイプ
と、送風パイプの長さ方向に沿う発熱部材と、を備え、
送風パイプと発熱部材を寝具の内部に設け、送風パイプ
の内部を流れる空気を発熱部材により加熱して吹出孔か
ら暖風を吹き出す送風寝具が提供される。
に本発明によれば、多数の吹出孔を有する送風パイプ
と、送風パイプの長さ方向に沿う発熱部材と、を備え、
送風パイプと発熱部材を寝具の内部に設け、送風パイプ
の内部を流れる空気を発熱部材により加熱して吹出孔か
ら暖風を吹き出す送風寝具が提供される。
【0006】前記発熱部材は前記送風パイプと平行して
設けられたヒータ線とすることができる。
設けられたヒータ線とすることができる。
【0007】前記発熱部材は前記送風パイプの周面へス
パイラル状に巻き付けられた抵抗線とすることもでき
る。更に、前記発熱部材は前記送風パイプの肉厚内へス
パイラル状に埋め込まれた抵抗線とすることもできる。
前記抵抗線のスパイラルピッチを寝具の位置に応じて変
化させたことができる。
パイラル状に巻き付けられた抵抗線とすることもでき
る。更に、前記発熱部材は前記送風パイプの肉厚内へス
パイラル状に埋め込まれた抵抗線とすることもできる。
前記抵抗線のスパイラルピッチを寝具の位置に応じて変
化させたことができる。
【0008】又、本発明によれば、多数の吹出孔を有す
る送風パイプを送風寝具の内部に設けた送風寝具におい
て、送風パイプを導電性材料で形成し、該送風パイプへ
通電することにより送風パイプの内部を流れる空気を加
熱して吹出孔から暖風を吹き出す送風寝具が提供され
る。
る送風パイプを送風寝具の内部に設けた送風寝具におい
て、送風パイプを導電性材料で形成し、該送風パイプへ
通電することにより送風パイプの内部を流れる空気を加
熱して吹出孔から暖風を吹き出す送風寝具が提供され
る。
【0009】送風パイプの吹出孔の径又は配置密度を寝
具の位置に応じて変化させることができる。更に、送風
パイプは互いに連通する大径部と小径部とから構成さ
れ、大径部は寝具の長手方向に延び、送風パイプ内の空
気は大径部から小径部へ流れるように構成することがで
きる。
具の位置に応じて変化させることができる。更に、送風
パイプは互いに連通する大径部と小径部とから構成さ
れ、大径部は寝具の長手方向に延び、送風パイプ内の空
気は大径部から小径部へ流れるように構成することがで
きる。
【0010】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
する。
【0011】図1は本発明による送風寝具の一実施例に
用いる送風パイプ及び発熱部材の部分斜視図、図2は図
1の変形例の部分斜視図、図3は図1或いは図2の送風
パイプ及び発熱部材を組み込んだ寝具の概略平面図であ
る。
用いる送風パイプ及び発熱部材の部分斜視図、図2は図
1の変形例の部分斜視図、図3は図1或いは図2の送風
パイプ及び発熱部材を組み込んだ寝具の概略平面図であ
る。
【0012】図1において、送風パイプ1は多数の吹出
孔2を有する。発熱部材としてのヒータ線3が、送風パ
イプ1と平行に設けられている。このヒータ線は例えば
ガラス芯へ抵抗線をスパイラル状に巻き付け、更に軟質
の樹脂で被覆したものや、糸製の芯へテープ状の銅箔を
スパイラル状に巻き付け、その上へ軟質の樹脂を被覆
し、更にその上へ抵抗線をスパイラル状に巻き付けたも
の等を用いることができる。送風パイプ1の周面の長さ
方向に沿って切欠4が設けられており、その切欠4の内
部へヒータ線3が挿入されている。
孔2を有する。発熱部材としてのヒータ線3が、送風パ
イプ1と平行に設けられている。このヒータ線は例えば
ガラス芯へ抵抗線をスパイラル状に巻き付け、更に軟質
の樹脂で被覆したものや、糸製の芯へテープ状の銅箔を
スパイラル状に巻き付け、その上へ軟質の樹脂を被覆
し、更にその上へ抵抗線をスパイラル状に巻き付けたも
の等を用いることができる。送風パイプ1の周面の長さ
方向に沿って切欠4が設けられており、その切欠4の内
部へヒータ線3が挿入されている。
【0013】図2の例は、送風パイプ1と平行に配置さ
れたヒータ線3が、糸或いは金属線等の線状部材5をス
パイラル状に巻き付けることにより送風パイプ1へ固定
されている点で図1の例と異なるのみで、他は同一であ
る。なお、ヒータ線3を送風パイプ1へ固定する方法は
これに限定されず、例えば接着剤により接着する方法、
或いは図1に示した切欠4の内部にヒータ線3を挿入し
た上に図2の線状部材5をスパイラル状に巻き付ける方
法等を採用することができる。
れたヒータ線3が、糸或いは金属線等の線状部材5をス
パイラル状に巻き付けることにより送風パイプ1へ固定
されている点で図1の例と異なるのみで、他は同一であ
る。なお、ヒータ線3を送風パイプ1へ固定する方法は
これに限定されず、例えば接着剤により接着する方法、
或いは図1に示した切欠4の内部にヒータ線3を挿入し
た上に図2の線状部材5をスパイラル状に巻き付ける方
法等を採用することができる。
【0014】図3に示すように、送風パイプ1及びヒー
タ線3は寝具6の内部へ封入され、寝具6の外部へ設け
られる送風装置7へ接続される。送風装置7は、加湿装
置と、送風パイプ1の内部へ空気を送る空気ポンプと、
ヒータ線3へ接続されて電流を通じる電源とを有する。
ヒータ線3が通電されると発熱し、送風パイプ1の内部
の空気が加熱されて暖風となり、吹出孔2から吹き出
し、寝具6が暖められる。加湿装置は室内の空気が乾燥
している場合に用いるもので、この加湿装置が作動され
ると加湿空気が発生し、送風パイプ1の内部の空気を加
湿空気が通ることになる。
タ線3は寝具6の内部へ封入され、寝具6の外部へ設け
られる送風装置7へ接続される。送風装置7は、加湿装
置と、送風パイプ1の内部へ空気を送る空気ポンプと、
ヒータ線3へ接続されて電流を通じる電源とを有する。
ヒータ線3が通電されると発熱し、送風パイプ1の内部
の空気が加熱されて暖風となり、吹出孔2から吹き出
し、寝具6が暖められる。加湿装置は室内の空気が乾燥
している場合に用いるもので、この加湿装置が作動され
ると加湿空気が発生し、送風パイプ1の内部の空気を加
湿空気が通ることになる。
【0015】送風装置7には発熱部材への通電開始或い
は停止用のタイマー、加湿装置の作動開始或いは停止用
のタイマー、室内の温度或いは湿度に応じて送風パイプ
1内の空気の温度及び湿度を自動的に制御可能な制御装
置を設けることが出来る。
は停止用のタイマー、加湿装置の作動開始或いは停止用
のタイマー、室内の温度或いは湿度に応じて送風パイプ
1内の空気の温度及び湿度を自動的に制御可能な制御装
置を設けることが出来る。
【0016】送風装置7には図示しない操作部が設けら
れ、その操作部には温度設定部、湿度設定部、発熱部材
へ通電させるための通電スイッチ、加湿装置を作動させ
るためのスイッチ等が設けられ、容易に各種の設定及び
動作開始を指示することができる。前述のタイマーが設
けられている場合には、操作部へタイマーを設定するた
めの設定部も設けられる。
れ、その操作部には温度設定部、湿度設定部、発熱部材
へ通電させるための通電スイッチ、加湿装置を作動させ
るためのスイッチ等が設けられ、容易に各種の設定及び
動作開始を指示することができる。前述のタイマーが設
けられている場合には、操作部へタイマーを設定するた
めの設定部も設けられる。
【0017】寝具6としては、敷き毛布、掛け毛布、敷
き布団、掛け布団、マットレス、カーペット、或いは座
布団等のような小型のマット類等を用いることができ
る。
き布団、掛け布団、マットレス、カーペット、或いは座
布団等のような小型のマット類等を用いることができ
る。
【0018】図4は本発明による送風寝具の他の実施例
に用いる送風パイプ及び発熱部材の部分斜視図である。
送風パイプ1は多数の吹出孔2を有し、発熱部材として
の抵抗線8が、送風パイプ1の長さ方向に沿い、且つ送
風パイプ1の周面へスパイラル状に巻き付けられてい
る。
に用いる送風パイプ及び発熱部材の部分斜視図である。
送風パイプ1は多数の吹出孔2を有し、発熱部材として
の抵抗線8が、送風パイプ1の長さ方向に沿い、且つ送
風パイプ1の周面へスパイラル状に巻き付けられてい
る。
【0019】図5は本発明による送風寝具の更に他の実
施例に用いる送風パイプ及び発熱部材を示し、(A)は
部分斜視図、(B)は横断面図である。送風パイプ1は
多数の吹出孔2を有し、発熱部材としての抵抗線8が、
送風パイプ1の長さ方向に沿い、且つ送風パイプ1の肉
厚内へスパイラル状に埋め込まれている。このように送
風パイプ1の肉厚内へスパイラル状に埋め込むことによ
り、送風パイプ1の剛性が高まり、人体の重みによって
送風パイプ1へ負荷が加えられても変形量を少なくする
ことができる。また、変形しても復元力が高いため元の
形を維持しやすい。
施例に用いる送風パイプ及び発熱部材を示し、(A)は
部分斜視図、(B)は横断面図である。送風パイプ1は
多数の吹出孔2を有し、発熱部材としての抵抗線8が、
送風パイプ1の長さ方向に沿い、且つ送風パイプ1の肉
厚内へスパイラル状に埋め込まれている。このように送
風パイプ1の肉厚内へスパイラル状に埋め込むことによ
り、送風パイプ1の剛性が高まり、人体の重みによって
送風パイプ1へ負荷が加えられても変形量を少なくする
ことができる。また、変形しても復元力が高いため元の
形を維持しやすい。
【0020】図4及び図5に示した送風パイプ1及び発
熱部材は図1及び図2に示したものと同様に図3の送風
装置7へ接続される。
熱部材は図1及び図2に示したものと同様に図3の送風
装置7へ接続される。
【0021】図6は本発明による送風寝具の更に他の実
施例に用いる送風パイプの部分斜視図である。送風パイ
プ1は多数の吹出孔2を有する。この送風パイプ1は通
電することにより発熱する導電性材料で構成されてお
り、この例の場合、図3の送風装置7内の電源へ送風パ
イプ1の両端が接続される。導電性材料は通電すること
により発熱するものであればどんなものでも用いること
ができるが、例えば樹脂内へ導電性微粒子を混入した発
熱性の導電性樹脂を用いると、高温となったときに導電
性微粒子間の距離が増大して電流が流れなくなるため、
サーモスタットとしての機能を果たすことができる。
施例に用いる送風パイプの部分斜視図である。送風パイ
プ1は多数の吹出孔2を有する。この送風パイプ1は通
電することにより発熱する導電性材料で構成されてお
り、この例の場合、図3の送風装置7内の電源へ送風パ
イプ1の両端が接続される。導電性材料は通電すること
により発熱するものであればどんなものでも用いること
ができるが、例えば樹脂内へ導電性微粒子を混入した発
熱性の導電性樹脂を用いると、高温となったときに導電
性微粒子間の距離が増大して電流が流れなくなるため、
サーモスタットとしての機能を果たすことができる。
【0022】図7は本発明による送風寝具の更に他の実
施例に用いる送風パイプの部分斜視図である。送風パイ
プ1は多数の吹出孔2を有する。この送風パイプ1は図
6の実施例と同様に通電することにより発熱する導電性
材料で構成されている。また、送風パイプ1の長さ方向
に沿って2本の電線10,11が配置されている。
施例に用いる送風パイプの部分斜視図である。送風パイ
プ1は多数の吹出孔2を有する。この送風パイプ1は図
6の実施例と同様に通電することにより発熱する導電性
材料で構成されている。また、送風パイプ1の長さ方向
に沿って2本の電線10,11が配置されている。
【0023】この例の場合、図3の送風装置7内の電源
へ電線10,11が接続され、2本の電線10,11の
うちの一方が正電圧、他方が負電圧となるようにする。
従って、送風パイプ1内の電流は長さ方向にではなく、
周方向に流れることになる。導電性材料としては図6の
実施例と同様に、通電することにより発熱をするもので
あればどんなものでも用いることができ、樹脂内へ導電
性微粒子を混入した発熱性の導電性樹脂を用いることに
より、サーモスタットとしての機能を果たすことができ
る。
へ電線10,11が接続され、2本の電線10,11の
うちの一方が正電圧、他方が負電圧となるようにする。
従って、送風パイプ1内の電流は長さ方向にではなく、
周方向に流れることになる。導電性材料としては図6の
実施例と同様に、通電することにより発熱をするもので
あればどんなものでも用いることができ、樹脂内へ導電
性微粒子を混入した発熱性の導電性樹脂を用いることに
より、サーモスタットとしての機能を果たすことができ
る。
【0024】図8は以上説明した各実施例における送風
パイプ1の配置形状の一例を説明するための送風パイプ
の概略平面図である。この例は送風パイプ1の密度を不
均一に配置する例である。例えば、送風装置7に近い側
の送風パイプ1の折り返しを多くして送風パイプ1の密
度を高くし、送風装置7から遠い側の送風パイプ1の折
り返しを少なくして送風パイプ1の密度を低くすること
ができる。送風パイプ1をこのように粗密に配置するこ
とにより寝具6の場所によって温度を変化させることが
でき、例えば頭寒足熱の効果を得ることができる。
パイプ1の配置形状の一例を説明するための送風パイプ
の概略平面図である。この例は送風パイプ1の密度を不
均一に配置する例である。例えば、送風装置7に近い側
の送風パイプ1の折り返しを多くして送風パイプ1の密
度を高くし、送風装置7から遠い側の送風パイプ1の折
り返しを少なくして送風パイプ1の密度を低くすること
ができる。送風パイプ1をこのように粗密に配置するこ
とにより寝具6の場所によって温度を変化させることが
でき、例えば頭寒足熱の効果を得ることができる。
【0025】図9は以上説明した各実施例における送風
パイプ1の吹出孔2の配列の一例を説明するための送風
パイプの概略平面図である。この例は、吹出孔2を不均
一に配置する例である。例えば、送風装置7に近い側の
送風パイプ1の吹出孔2を密に設け、送風装置7から遠
い側の送風パイプ1の吹出孔2を粗に設けている。この
ように吹出孔2を不均一に設けることにより、図8の場
合と同様に寝具6の場所によって温度を変化させること
ができる。また、送風装置7に近い側の送風パイプ1の
吹出孔2の径を大きくし、送風装置7から遠い側の送風
パイプ1の吹出孔2の径を小さくする等のように径の大
きさを不均一にすることにより、同様の効果を得ること
もできる。
パイプ1の吹出孔2の配列の一例を説明するための送風
パイプの概略平面図である。この例は、吹出孔2を不均
一に配置する例である。例えば、送風装置7に近い側の
送風パイプ1の吹出孔2を密に設け、送風装置7から遠
い側の送風パイプ1の吹出孔2を粗に設けている。この
ように吹出孔2を不均一に設けることにより、図8の場
合と同様に寝具6の場所によって温度を変化させること
ができる。また、送風装置7に近い側の送風パイプ1の
吹出孔2の径を大きくし、送風装置7から遠い側の送風
パイプ1の吹出孔2の径を小さくする等のように径の大
きさを不均一にすることにより、同様の効果を得ること
もできる。
【0026】図10は図4及び図5の実施例における抵
抗線8のスパイラルピッチの一例を説明するための送風
パイプの概略平面図である。この例は、抵抗線8のスパ
イラルピッチを不均一にしたものである。例えば、送風
装置7に近い側の送風パイプ1の抵抗線8のピッチP1
を密にし、送風装置7から遠い側の送風パイプ1の抵抗
線8のピッチP2を粗にしている。このように抵抗線8
のピッチを不均一に設けることにより、図8の場合と同
様に寝具6の場所によって温度を変化させることができ
る。なお、図10においては送風パイプ1の吹出孔2は
その図示を省略してある。
抗線8のスパイラルピッチの一例を説明するための送風
パイプの概略平面図である。この例は、抵抗線8のスパ
イラルピッチを不均一にしたものである。例えば、送風
装置7に近い側の送風パイプ1の抵抗線8のピッチP1
を密にし、送風装置7から遠い側の送風パイプ1の抵抗
線8のピッチP2を粗にしている。このように抵抗線8
のピッチを不均一に設けることにより、図8の場合と同
様に寝具6の場所によって温度を変化させることができ
る。なお、図10においては送風パイプ1の吹出孔2は
その図示を省略してある。
【0027】図11は以上説明した各実施例における送
風パイプ1の形状の他の例を説明するための送風パイプ
の概略平面図である。この送風パイプ1は互いに連通す
る大径部1Aと小径部1Bとから構成され、送風装置7
へ接続された大径部1Aが左右両側面に分かれている。
この左右の大径部1Aの間に複数の小径部1Bが設けら
れている。送風装置7からの空気は大径部1Aを経由し
て小径部1Bへ流れ、小径部に設けられた吹出孔2から
吹き出される。なお、大径部1Aは寝具6の長手方向に
沿って延びている。
風パイプ1の形状の他の例を説明するための送風パイプ
の概略平面図である。この送風パイプ1は互いに連通す
る大径部1Aと小径部1Bとから構成され、送風装置7
へ接続された大径部1Aが左右両側面に分かれている。
この左右の大径部1Aの間に複数の小径部1Bが設けら
れている。送風装置7からの空気は大径部1Aを経由し
て小径部1Bへ流れ、小径部に設けられた吹出孔2から
吹き出される。なお、大径部1Aは寝具6の長手方向に
沿って延びている。
【0028】図8〜図10のように小径の送風パイプ1
を用いる場合、流量抵抗が大きくなるので圧力降下によ
り、吹出孔2からの吹き出し量が減少する傾向がある。
図11のように送風パイプ1として大径部1Aと小径部
1Bを設けると、大径部1Aでの流量抵抗を小さくする
ことができるので吹出孔2からの吹き出し量を維持する
ことができる。なお、図11では吹出孔2を各小径部1
Bで均一に形成した例を示しているが、図9のように、
送風装置7に近い側の小径部1Bの吹出孔2を密に設
け、送風装置7から遠い側の小径部1Bの吹出孔2を粗
に設けることができる。また、送風装置7に近い側の小
径部1Bの吹出孔2の径を大きくし、送風装置7から遠
い側の小径部1Bの吹出孔2の径を小さくすることもで
きる。
を用いる場合、流量抵抗が大きくなるので圧力降下によ
り、吹出孔2からの吹き出し量が減少する傾向がある。
図11のように送風パイプ1として大径部1Aと小径部
1Bを設けると、大径部1Aでの流量抵抗を小さくする
ことができるので吹出孔2からの吹き出し量を維持する
ことができる。なお、図11では吹出孔2を各小径部1
Bで均一に形成した例を示しているが、図9のように、
送風装置7に近い側の小径部1Bの吹出孔2を密に設
け、送風装置7から遠い側の小径部1Bの吹出孔2を粗
に設けることができる。また、送風装置7に近い側の小
径部1Bの吹出孔2の径を大きくし、送風装置7から遠
い側の小径部1Bの吹出孔2の径を小さくすることもで
きる。
【0029】図12は図11の変形例を説明するための
送風パイプの概略平面図である。この送風パイプ1は互
いに連通する大径部1Aと小径部1Bとから構成され、
送風装置7へ接続された大径部1Aから左右両方向へ複
数の小径部1Bが設けられている。その他の構造及び効
果は図11の例と同様である。
送風パイプの概略平面図である。この送風パイプ1は互
いに連通する大径部1Aと小径部1Bとから構成され、
送風装置7へ接続された大径部1Aから左右両方向へ複
数の小径部1Bが設けられている。その他の構造及び効
果は図11の例と同様である。
【0030】本発明による送風寝具は夏期にはヒータ線
3或いは抵抗線8へ通電せず、送風パイプ1内に室温空
気を送ることにより涼感を得ることもできる。
3或いは抵抗線8へ通電せず、送風パイプ1内に室温空
気を送ることにより涼感を得ることもできる。
【0031】以上本発明による送風寝具を図面に示した
実施例に基づいて説明したが、本発明はこの実施例には
限定されず、特許請求の範囲内において種々変更可能で
ある。例えば、図8〜図10において、送風パイプ1の
配置、吹出孔2の配置及び径の大きさ、抵抗線8のスパ
イラルピッチをそれぞれ不均一とした例を示したが、不
均一ではなく均一となるようにしてもよい。
実施例に基づいて説明したが、本発明はこの実施例には
限定されず、特許請求の範囲内において種々変更可能で
ある。例えば、図8〜図10において、送風パイプ1の
配置、吹出孔2の配置及び径の大きさ、抵抗線8のスパ
イラルピッチをそれぞれ不均一とした例を示したが、不
均一ではなく均一となるようにしてもよい。
【0032】
【発明の効果】本発明の送風寝具によれば、次のような
効果を得ることができる。
効果を得ることができる。
【0033】(1)送風パイプの長さ方向に沿って発熱
部材を設けているので、従来例のように寝具の外部に設
けられた加熱ユニットから送風パイプへ暖風を送る場合
に比べ、送風パイプの全長に渡ってほぼ一様に加熱する
ことが可能である。
部材を設けているので、従来例のように寝具の外部に設
けられた加熱ユニットから送風パイプへ暖風を送る場合
に比べ、送風パイプの全長に渡ってほぼ一様に加熱する
ことが可能である。
【0034】(2)他方において、送風パイプの配置、
抵抗線の巻き付け方、吹出孔の配列或いは径の大きさを
工夫することにより寝具の位置に応じた温度分布を任意
に設定することが可能である。
抵抗線の巻き付け方、吹出孔の配列或いは径の大きさを
工夫することにより寝具の位置に応じた温度分布を任意
に設定することが可能である。
【0035】(3)送風パイプの長さ方向に沿って発熱
部材を設けているので、加湿した空気を送風パイプ内へ
送り込んで送風パイプが結露しても容易に水滴を除去す
ることができる。送風パイプ自体を導電性材料で形成し
た場合も同様である。また、起床後加湿を停止した後一
定時間発熱部材或いは導電性の送風パイプへの通電を継
続することにより、容易に結露を防止することも可能で
ある。更に、従来例としての空気マットレス内の空気通
路へ送風装置を接続したものに比べて送風パイプ内の空
気量が少ないので結露量が少ない。
部材を設けているので、加湿した空気を送風パイプ内へ
送り込んで送風パイプが結露しても容易に水滴を除去す
ることができる。送風パイプ自体を導電性材料で形成し
た場合も同様である。また、起床後加湿を停止した後一
定時間発熱部材或いは導電性の送風パイプへの通電を継
続することにより、容易に結露を防止することも可能で
ある。更に、従来例としての空気マットレス内の空気通
路へ送風装置を接続したものに比べて送風パイプ内の空
気量が少ないので結露量が少ない。
【0036】(4)抵抗線を送風パイプの肉厚内へスパ
イラル状に埋め込む場合は、送風パイプの剛性が高ま
り、人体の重みによって送風パイプへ負荷が加えられて
も変形量を少なくすることができる。また、変形しても
復元力が高いため元の形を維持しやすい。
イラル状に埋め込む場合は、送風パイプの剛性が高ま
り、人体の重みによって送風パイプへ負荷が加えられて
も変形量を少なくすることができる。また、変形しても
復元力が高いため元の形を維持しやすい。
【図1】 本発明による送風寝具の一実施例に用いる送
風パイプ及び発熱部材の部分斜視図である。
風パイプ及び発熱部材の部分斜視図である。
【図2】 図1の変形例の部分斜視図である。
【図3】 図1或いは図2の送風パイプ及び発熱部材を
組み込んだ寝具の概略平面図である。
組み込んだ寝具の概略平面図である。
【図4】 本発明による送風寝具の他の実施例に用いる
送風パイプ及び発熱部材の部分斜視図である。
送風パイプ及び発熱部材の部分斜視図である。
【図5】 本発明による送風寝具の更に他の実施例に用
いる送風パイプ及び発熱部材を示し、(A)は部分斜視
図、(B)は横断面図である。
いる送風パイプ及び発熱部材を示し、(A)は部分斜視
図、(B)は横断面図である。
【図6】 本発明による送風寝具の更に他の実施例に用
いる送風パイプの部分斜視図である。
いる送風パイプの部分斜視図である。
【図7】 本発明による送風寝具の更に他の実施例に用
いる送風パイプの部分斜視図である。
いる送風パイプの部分斜視図である。
【図8】 各実施例における送風パイプの配置形状の一
例を説明するための概略平面図である。
例を説明するための概略平面図である。
【図9】 各実施例における送風パイプの吹出孔の配列
の一例を説明するための概略平面図である。
の一例を説明するための概略平面図である。
【図10】 図4及び図5の実施例における抵抗線のス
パイラルピッチの一例を説明するための概略平面図であ
る。
パイラルピッチの一例を説明するための概略平面図であ
る。
【図11】 各実施例における送風パイプの形状の他の
例を説明するための概略平面図である。
例を説明するための概略平面図である。
【図12】 各実施例における送風パイプの形状の他の
例を説明するための概略平面図である。
例を説明するための概略平面図である。
【図13】 従来例としての送風寝具の典型的な例を示
す概略平面図である。
す概略平面図である。
P1,P2 抵抗線のスパイラルピッチ 1 送風パイプ 1A 送風パイプの大径部 1B 送風パイプの小径部 2 吹出孔 3 ヒータ線 4 切欠 5 線状部材 6 寝具 7 送風装置 8 抵抗線 10,11 電線 12 暖風装置
Claims (8)
- 【請求項1】 多数の吹出孔を有する送風パイプと、 送風パイプの長さ方向に沿う発熱部材と、 を備え、 送風パイプと発熱部材を寝具の内部に設け、送風パイプ
の内部を流れる空気を発熱部材により加熱して吹出孔か
ら暖風を吹き出す送風寝具。 - 【請求項2】 前記発熱部材は前記送風パイプと平行し
て設けられたヒータ線であることを特徴とする請求項1
記載の送風寝具。 - 【請求項3】 前記発熱部材は前記送風パイプの周面へ
スパイラル状に巻き付けられた抵抗線であることを特徴
とする請求項1記載の送風寝具。 - 【請求項4】 前記発熱部材は前記送風パイプの肉厚内
へスパイラル状に埋め込まれた抵抗線であることを特徴
とする請求項1記載の送風寝具。 - 【請求項5】 前記抵抗線のスパイラルピッチを寝具の
位置に応じて変化させたことを特徴とする請求項3また
は4記載の送風寝具。 - 【請求項6】 多数の吹出孔を有する送風パイプを送風
寝具の内部に設けた送風寝具において、 送風パイプを導電性材料で形成し、該送風パイプへ通電
することにより送風パイプの内部を流れる空気を加熱し
て吹出孔から暖風を吹き出す送風寝具。 - 【請求項7】 前記送風パイプの吹出孔の径又は配置密
度を寝具の位置に応じて変化させたことを特徴とする請
求項1〜6のうちのいずれか1つの項に記載の送風寝
具。 - 【請求項8】 前記送風パイプは互いに連通する大径部
と小径部とから構成され、大径部は寝具の長手方向に延
び、送風パイプ内の空気は大径部から小径部へ流れるこ
とを特徴とする請求項1〜7のうちのいずれか1つの項
に記載の送風寝具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09150175A JP3136119B2 (ja) | 1997-05-24 | 1997-05-24 | 送風寝具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09150175A JP3136119B2 (ja) | 1997-05-24 | 1997-05-24 | 送風寝具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10323261A true JPH10323261A (ja) | 1998-12-08 |
JP3136119B2 JP3136119B2 (ja) | 2001-02-19 |
Family
ID=15491148
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09150175A Expired - Fee Related JP3136119B2 (ja) | 1997-05-24 | 1997-05-24 | 送風寝具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3136119B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100395736B1 (ko) * | 2000-10-31 | 2003-08-25 | 김평동 | 히트파이프를 이용한 건강 매트 |
JP2017113149A (ja) * | 2015-12-22 | 2017-06-29 | アイシン精機株式会社 | マットレス |
CN111406003A (zh) * | 2017-11-28 | 2020-07-10 | 株式会社电装 | 座椅用空调装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101571885B1 (ko) * | 2015-06-12 | 2015-11-25 | 주식회사 탑이엔씨 | 유지보수가 용이한 터널용 공동구의 미닫이 덮개 |
-
1997
- 1997-05-24 JP JP09150175A patent/JP3136119B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100395736B1 (ko) * | 2000-10-31 | 2003-08-25 | 김평동 | 히트파이프를 이용한 건강 매트 |
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CN111406003A (zh) * | 2017-11-28 | 2020-07-10 | 株式会社电装 | 座椅用空调装置 |
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---|---|
JP3136119B2 (ja) | 2001-02-19 |
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