JP2017113149A - マットレス - Google Patents

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慶子 横山
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Abstract

【課題】送風機能を効果的に利用することが可能なマットレスを提供すること。【解決手段】内側に風路211が形成される弾性体であって使用者側に通気性を有する部分が設けられた風路構成部材21、および当該風路構成部材21によって構成される風路211に面するように配置された送風機を有する一または複数の風路部20と、使用者を支持するための弾性体を含む本体部10と、を備え、前記風路部20のそれぞれが、前記本体部10に対する位置を変化させることが可能である、マットレス1とする。【選択図】図1

Description

本発明は、マットレスに関する。
下記特許文献1には、表面に空気流を送ることができる温度調節マットレスが開示されている。
特開2010−75377号公報
上記特許文献1に記載のマットレスは、表面の広範囲に送風口が設けられているため、使用者との接触面積が小さい部分に風が流れやすくなる。したがって、使用者の背部や腰部など接触面積が大きい部分は、蒸れやすい個所であるにも拘わらず、風の流れが弱くなってしまう。
本発明は、送風機能を効果的に利用することが可能なマットレスを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明にかかるマットレスは、内側に風路が形成される弾性体であって使用者側に通気性を有する部分が設けられた風路構成部材、および当該風路構成部材によって構成される風路に面するように配置された送風機を有する一または複数の風路部と、使用者を支持するための弾性体を含む本体部と、を備え、 前記風路部のそれぞれが、前記本体部に対する位置を変化させることが可能であるものである。
前記本体部は、少なくともいずれかの前記風路部に隣接して配置することが可能な荷重支持体を含み、前記荷重支持体の弾性率が、前記風路構成部材の弾性率よりも高く設定されているとよい。
前記風路部はヒータを含むとよい。
前記風路構成部材には、通気性を有する第一通気部位および第二通気部位が設けられるとともに、前記ヒータは第一通気部位側に固定されており、前記風路部の態様として、前記第一通気部位を使用者側に位置させた態様と、前記第二通気部位を使用者側に位置させた態様とが切替可能であるとよい。
前記送風機によって発生する風路内の風の流れを、風路を通じて使用者側に向かう流れと、使用者から離れる方向に向かう流れのいずれかに設定することが可能であるとよい。
本発明にかかるマットレスは、本体部に対する風路部の位置を変化させることができる。つまり、選択的に風路部を設置する場所を使用者が決定することができる、例えば蒸れやすい個所等に優先的に送風されるよう風路部を設置することができるため、送風機能を効果的に利用することができる。
風路部に隣接する当該風路部より弾性率が高い荷重支持体を設けることで、使用者の荷重により風路部が潰れてしまうことが抑制される。換言すれば、風路部が潰れてしまうことにより、寝心地が低下したり、送風機能が低下したりすることが抑制される。
風路部にヒータを設け、使用者に直接的に温風が送られる構造とすることもできる。
ヒータを設ける場合、風路部は、当該ヒータに近い第一通気部位を使用者側に向けた態様にもなれば、ヒータから遠い第二通気部位を使用者側に向けた態様にもなるようにするとよい。このようにすることで、冬場は第一通気部位を使用者側に向けた風路部の態様とすることでヒータによる温め機能、夏場は第二通気部位を使用者側に向けた風路部の態様とすることで送風による効果的な冷却機能(ヒータにより通風が阻害されないため冷却効果が高い)を享受することができる。
送風機による空気の流れは、風路を通じて使用者側に向かう流れと、使用者から離れる方向に向かう流れのいずれかに設定することが可能であるとよい。風路を通じて使用者側に向かう流れとすれば、使用者は風があたることによる直接的な冷感を享受することができる。使用者から離れる方向に向かう流れとすれば、寝床やマットレス内部に籠った温かい空気を排出すること(熱籠りを防止すること)ができる。
本発明の一実施形態にかかるマットレスの断面を模式的に示した図である。 風路部の断面を模式的に示した図である。 送風機によって発生する空気(風)の流れを模式的に示した図であり、(a)は送風機を正転させたときの空気(風)の流れを、(b)は送風機を逆転させたときの空気(風)の流れを示した図である。 風路部の位置調整作用および風路部の潰れ防止作用を説明するための図である。 (a)はヒータが設けられた第一通気部位側を使用者側に位置させた態様であり、(b)はヒータが設けられていない第二通気部位側を使用者側に位置させた態様である。
本発明の一実施形態にかかるマットレス1について詳細に説明する。なお、以下の説明における上下方向とは、図示されるZ方向(マットレス1の載置面を下とする)をいい、長手方向とは、図示されるY方向(使用者の頭側から足側に向かう方向)をいい、幅方向とは、図示されるX方向(上下方向および左右方向に直交する方向)をいうものとする。
図1に示す本実施形態にかかるマットレス1は、本体部10、風路部20および制御手段30を備える。本体部10は、マットレス1の骨格を構成するものであり、弾性体(クッション材)を含む部分である。弾性体をカバー(図示せず)で覆う等することでベース体11を構成することができる。本実施形態における本体部10は、ベース体11、荷重支持体12および位置調整体13を有する。ベース体11は、少なくとも上下方向におけるマットレス1の下側部位(ボトム)を構成するものであって、上下方向に直交する平面方向における大きさはマットレス1全体の大きさと同じである。本実施形態におけるベース体11は、平面方向に厚みが一定なものであるが、一部上方に突出した部分を有する構成としてもよい。例えば、長手方向における両端部分に突出した部分が設けられ、当該突出した部分により、詳細を後述する荷重支持体12や位置調整体13が長手方向にずれてしまうのを防止する構成としてもよい。
荷重支持体12および位置調整体13は、ベース体11の上側に固定されるものであって、ベース体11と同様に弾性体(クッション材)を含むものである。弾性体をカバー(図示せず)で覆う等することで荷重支持体12および位置調整体13を構成することができる。本実施形態における荷重支持体12および位置調整体13は、幅方向の長さがベース体11(マットレス1全体)と同じであり、長手方向における長さがベース体11(マットレス1全体)よりも短いものである。断面形状は略方形状である。荷重支持体12および位置調整体13は、ベース体11に対し使用者の任意の位置に固定することができる。ベース体11に対する荷重支持体12および位置調整体13の固定(位置決め)構造はどのようなものであってもよい。例えば、面ファスナで固定する、ベース体11の上面に形成される凹凸と、荷重支持体12および位置調整体13の下面に形成される凹凸を係合することによって位置決めする、といった種々の構造が考えられる。
荷重支持体12(荷重支持体12が有する弾性体)の弾性率は、詳細を後述する風路部20の風路構成部材21よりも高く設定されている。つまり、荷重支持体12は風路構成部材21よりも潰れにくいものである。また、荷重支持体12の弾性率は、位置調整体13(位置調整体13が有する弾性体)の弾性率よりも高く設定されている。つまり、荷重支持体12は位置調整体13よりも潰れにくいものである。
図1および図2に示す風路部20は、風路構成部材21および送風機22を有する。風路構成部材21は、その内側に風路211(空間)が形成されるものである。本実施形態における風路構成部材21は、筒状を呈する弾性体である。当該「筒」の内側が風路211となる。風路構成部材21を構成する弾性体は、その少なくとも一部が通気性を有するものである。本実施形態では、全体が通気性を有する弾性体で構成される。このような通気性を有する弾性体としては、繊維状の合成樹脂を三次元的に絡み合わせるようにして一定の厚みをもつように成形されたものが例示できる。つまり、繊維状の合成樹脂同士の隙間が空気の通り道となる。また、風路211が、通気性を有する風路構成部材21で埋め尽くされた構造(繊維状の合成樹脂同士の隙間が風路211となる構造)としてもよい。これにより、風路211(風路構成部材21)を潰れにくくすることができる(耐荷重性が向上する)。
風路部20は、幅方向の長さがベース体11(マットレス1全体)と同じであり、長手方向における長さがベース体11(マットレス1全体)よりも短いものである。また、風路構成部材21は、その周囲が弾性体である被覆部材23に覆われている。当該被覆部材23に覆われることで、風路部20はその断面形状が略方形状とされている(図1参照)。風路部20は、荷重支持体12および位置調整体13と同様に、ベース体11の上側に固定される。風路構成部材21の一部は被覆部材23に覆われずに露出している。具体的には、断面で見て、風路構成部材21の一部とその反対側(180度反対側)が露出している。当該部位は空気が通過可能な通気部位212となる。つまり、通気部位212は、風路部20の一方側とその180反対側に形成される(図1参照)。
送風機22(図2参照)は、風路構成部材21が形成する風路211に空気の流れ(風)を発生させるための装置である。送風機22は、風路211に面するように設置される。本実施形態では、二つの送風機22が風路構成部材21の幅方向両側に固定されている。具体的には、二つの送風機22のそれぞれは、風路構成部材21の内側(筒の内側)に入り込むようにして設けられている。送風機22は正転・逆転が切り替え可能なものである。図3(a)に示すように、送風機22を正転させると、風路211内に幅方向内側に向かう風が発現する。したがって、二つの送風機22を正転させると、風路211における幅方向略中央で幅方向内側に向かう流れ同士が衝突し、空気の流れは風路構成部材21の径方向外側に向かうものとなる。したがって、通気部位212から風路構成部材21の外側に空気が流れ出る。図3(b)に示すように、送風機22を逆転させると、それとは逆の流れの風が発現する。つまり、風路211内に幅方向外側に向かう風が発現する。また、通気部位212から風路211内に空気が引き込まれる(風路構成部材21の径方向内側に向かう流れが生じる)。
また、本実施形態における風路部20には、温度および湿度を測定する温湿度センサ24が組み込まれている。温湿度センサ24によって風路部20における特定箇所の温度、湿度を検出する。温湿度センサ24の位置(各センサにおける温度や湿度を検出する検出部が設けられる位置のことをいう)としては種々考えられる。本実施形態では、風路構成部材21の上側に第一センサ241を、風路構成部材21の下側に第二センサ242を、送風機22の近傍に第三センサ243を設けている(図2参照)。なお、各センサは、温度および湿度の一方を測定するもの(温度センサまたは湿度センサ)であってもよい。
また、本実施形態における風路部20にはヒータ25が設けられている(図2参照)。ヒータ25は、風路部20に設けられた二箇所の通気部位212のうちの一方(以下、第一通気部位212aと称することもある)に沿うように設けられている。他方の通気部位212(以下、第二通気部位212bと称することもある)にはヒータ25が設けられていない。ヒータ25の種類はどのようなものであってもよいが、通気部位212を通過する空気の流れをできるだけ妨げないようにするものであることが好ましい。ヒータ25自体も、空気を通過させる部分(貫通孔等)が形成されたものであるとよい。
ベース体11の上側に荷重支持体12や位置調整体13、風路部20が固定されることで、全体として弾性を有し、所定の厚みを有する部分(寝床となる面を構成する部分)が構築される。当該部分を覆う表層部材40(カバー)が設けられているとよい(図1参照)。表層部材40は、送風機22によって発生した風を通過させる材料で形成される。
制御手段30(図1および図2参照)は、送風機22およびヒータ25のON/OFFを制御する。また、風路部20に設けられた温湿度センサ24よって測定される温度、湿度を取得する。また、寝床が所望の環境となるよう使用者が好みの設定を入力することができる入力部31が設けられている。
このように構成される本実施形態にかかるマットレス1の作用について、一部上記説明と重複するが以下詳細に説明する。
・風路部20の位置調整作用
詳細を後述するように、本実施形態にかかるマットレス1は、風路部20によって寝床の環境を使用者にとって快適なものとする。使用者の体格や外部環境(寒さ・暑さ)等によって風路部20を位置させたい場所は異なるから、風路部20の位置を調整することができるように構成されている。ベース体11の上側には、風路部20以外に、荷重支持体12および位置調整体13が固定される。図4に示すように(図4(a)と(b)を比較すれば分かるように)風路部20と、荷重支持体12および位置調整体13の位置を入れ替える等することで、風路部20の位置を変化させることができる。風路部20、荷重支持体12、位置調整体13は、それぞれの長手方向における長さが所定の基準寸法の等倍(基準寸法×N(Nは0を除く自然数))とするとよい。これにより、風路部20の位置調整が容易になる。また、長手方向における長さが異なる荷重支持体12や位置調整体13の種類を増やすことで、風路部20の位置調整を細かく行うことができるようになる。荷重支持体12や位置調整体13の種類を増やし、使用されないもの(余りのパーツ)が発生しうる構成、すなわち全部の荷重支持体12や位置調整体13が使用されない状態が発生しうる構成としてもよい。また、風路部20の数を増減することができる構成としてもよい。風路部20が全く使用されない状態とすることができる構成としてもよい。
・風路部20の潰れ防止作用
荷重支持体12および位置調整体13は、ともに、風路部20と入れ替える等することで風路部20の位置を決めるための部材であるといえる。ただし、上述したように、荷重支持体12は位置調整体13よりも弾性率が高い(潰れにくい)ものである。また、荷重支持体12は風路構成部材21よりも弾性率が高い(潰れにくい)ものである。よって、荷重支持体12は、少なくともいずれかの風路部20に隣接させて配置されるとよい。これにより、使用者の荷重によって風路構成体が大きく潰れてしまうこと(風路211が潰れてしまうこと)が防止される。図4に示すように、風路部20(図4では使用者の背部の下に配置される風路部20)の両隣に荷重支持体12を設置することで、当該作用がさらに高められる。
ただし、必ず荷重支持体12を風路部20に隣接させて配置されるようにしなくてもよい。図4(a)に示すように、マットレス1に寝る使用者の頭部、背部、臀部等が接する箇所、すなわち比較的大きな荷重がかかる部位に配置される風路部20に対しては、風路構成部材21が大きく潰れてしまうことを防止するため、荷重支持体12を隣接させて配置することが望ましい。一方、使用者の脚部等が接する箇所、すなわち比較的小さな荷重がかかる部位に配置される風路部20に対しては荷重支持体12を隣接させて配置しなくてもよい(位置調整体13を隣接させて配置すればよい)。このように、本実施形態にかかるマットレス1は、風路部20が配置される位置を踏まえ、荷重支持体12や位置調整体13を設けることができる。
なお、上記のように、荷重支持体12は比較的大きな荷重がかかる部位に設けられることを前提とするものであるから、体圧分散性に優れたもの(例えば、上面に凹凸が形成された弾性体を有するもの)とする(荷重支持体12よりも体圧分散性に優れたものとする)ことで、寝心地を向上させることができる。
・風路部20による涼感作用
制御手段30が風路部20に設けられた送風機22を駆動させることで、使用者に涼感を与えることができる。二つの送風機22を正転させると、風路211における幅方向略中央で幅方向内側に向かう空気の流れ同士が衝突し、風路構成部材21の径方向に向かう流れとなる(図3(a)参照)。流れる方向が変化した空気は、風路構成部材21の通気部位212を通じて噴出する。つまり、風が直接的に使用者に吹き付けられる状態となる。このように、送風機22を正転させることで、使用者に対し積極的に涼感を与えることができる。
一方、二つの送風機22を逆転させると、上記とは逆の空気の流れが生じる。つまり、寝床の空気が風路211に引き込まれ、当該空気が風路211を通じて外部に排出される(図3(b)参照)。したがって、寝床に籠る熱を排出することができる。このように、送風機22を逆転させることで、使用者に対しかすかな涼感を与えることができる。
送風機22を正転させるか逆転させるかは、上記入力部31を介した操作により使用者が任意に選択することもできるが、温湿度センサ24によって検出される温度、湿度等に基づき自動制御することが可能である。第一センサ241は、使用者の表面温度や寝床の温度、湿度を検出するためのものである。第二センサ242は、風路211内を流れる空気の温度、湿度を検出するためのものである。送風機22を正転させている場合には、第二センサ242によって検出される温度、湿度は、外部の空気の温度、湿度の影響が高いものとなる。送風機22を逆転させている場合には、第二センサ242によって検出される温度、湿度は、寝床内の空気の温度、湿度の影響が高いものとなる。第三センサ243は、外部の空気の温度、湿度を検出する。これらの温湿度センサ24によって検出される温度や湿度をもとに、寝床の環境が寝心地のよいものとなるよう、送風機22の出力、ヒータ25の出力(ヒータ25による温め作用については後述)等を自動制御することもできる。
なお、各温湿度センサ24が設けられる位置、温湿度センサ24の数等はあくまで例示である。例えば、寝床内の温度、湿度を検出するためのセンサ(上記第一センサ241に相当)は、荷重支持体12や位置調整体13に設けられていてもよい。荷重支持体12は比較的潰れにくい特性を有するため、荷重支持体12に設けられることが好ましい。また、外部の空気の温度、湿度を検出するためのセンサ(上記第三センサ243に相当)は、制御手段30に組み込まれていてもよい。また、各センサは、必ずしも温湿度センサ24でなくてもよい。温湿度センサ24であれば、快適性を判断するための因子が二種類となるという点で有利であるということである。温度のみを測定するセンサ、湿度のみを測定するセンサが設けられた構成としてもよい。
・ヒータ25による温め作用
制御手段30がヒータ25を駆動させることにより、寒さを和らげることができる。また、ヒータ25駆動時に送風機22を正転させることで、使用者に温風が吹き付けられる状態となる。ヒータ25の熱が直接的にあたることで熱さを感じてしまうような場合には、送風機22を正転させることで快適な環境とすることができる。また、ヒータ25の駆動を停止した後、一定期間送風機22を駆動させることで、発生した風によりヒータ25を短時間で冷ますことができる。
ヒータ25は、風路部20に設けられた二箇所の通気部位212のうちの一方である第一通気部位212aに沿うように設けられており、もう一方の通気部位212である第二通気部位212b側には設けられていない。冬場等のヒータ25を使用するときには、ヒータ25が設けられた第一通気部位212a側を上にして風路部20を設置する(図5(a)参照)ことで、ヒータ25による温め作用を享受することができる。一方、夏場等のヒータ25を使用しないときには、ヒータ25が設けられた第一通気部位212a側を下にして(ヒータ25が設けられていない第二通気部位212b側を上にして)風路部20を設置する(図5(b)参照)ことができる。このようにヒータ25を下にすることにより、送風機22を駆動させることによる効果的な冷却機能(ヒータ25により通風が阻害されないため冷却効果が高い)を享受することができる。また、ヒータ25が使用者側に位置しない態様となるため、ヒータ25の存在によって寝心地が低下してしまうことが抑制される。このように、風路部20は、ヒータ25が設けられた第一通気部位212a側を使用者側に位置させる態様と、ヒータ25が設けられていない第二通気部位212b側を使用者側に位置させる態様が切替自在である。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
上記実施形態にかかるマットレス1は、ベッド等の枠体に敷設されることを前提とするものであってもよいし、床に敷かれることを前提とするものであってもよい。いわゆるオーバーレイマットレスであってもよい。
上記実施形態における風路部20の構成はあくまで一例である。寝床に向かって外部の空気を送風する機能および寝床の空気を外部に排出する機能の少なくともいずれか一方を有していればよい。例えば、送風機22を一つのみ備える風路部20であってもよい。空気の流れを特定の方向に制限するための部材が風路内に設けられた構成としてもよい。
1 マットレス
10 本体部
11 ベース体
12 荷重支持体
13 位置調整体
20 風路部
21 風路構成部材
211 風路
212 通気部位
212a 第一通気部位
212b 第二通気部位
22 送風機
24 温湿度センサ
25 ヒータ
30 制御手段

Claims (5)

  1. 内側に風路が形成される弾性体であって使用者側に通気性を有する部分が設けられた風路構成部材、および当該風路構成部材によって構成される風路に面するように配置された送風機を有する一または複数の風路部と、
    使用者を支持するための弾性体を含む本体部と、
    を備え、
    前記風路部のそれぞれが、前記本体部に対する位置を変化させることが可能である、マットレス。
  2. 前記本体部は、少なくともいずれかの前記風路部に隣接して配置することが可能な荷重支持体を含み、
    前記荷重支持体の弾性率が、前記風路構成部材の弾性率よりも高く設定されている、請求項1に記載のマットレス。
  3. 前記風路部はヒータを含む、請求項1または請求項2に記載のマットレス。
  4. 前記風路構成部材には、通気性を有する第一通気部位および第二通気部位が設けられるとともに、前記ヒータは第一通気部位側に固定されており、
    前記風路部の態様として、前記第一通気部位を使用者側に位置させた態様と、前記第二通気部位を使用者側に位置させた態様とが切替可能である、請求項3に記載のマットレス。
  5. 前記送風機によって発生する風路内の風の流れを、風路を通じて使用者側に向かう流れと、使用者から離れる方向に向かう流れのいずれかに設定することが可能である、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のマットレス。
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