JP3205161U - マット - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者の寝心地が良く、より快適な睡眠環境を提供することのできるマットを提供する。【解決手段】空気流路を形成する立体構造編物と、立体構造編物を被覆するカバー3と、使用者が臥位となった際、カバー3の使用者足元両側に一対設けた送風装置4と、カバー3の一部として使用者頭部両側に一対設けた通気部5とからなり、使用者の各側の一方(他方)の通気部5から立体構造編物を通過して一方(他方)の送風装置4へと略直線状でスムーズに、使用者の身長方向両側で空気が流通する。【選択図】図1

Description

本考案は、使用者の寝心地が良く、より快適な睡眠環境を提供することのできるマットに関する。
従来、送風ファンによって本体内に空気を流し込み、使用者が涼しさを感じながら快適に睡眠することのできる空調マットが提供されている。
例えば、マット本体内で空気が流通するための空気流通路を確保するためのスペーサと、カバー部の人の足が位置する側の両端部に空気を空気流通部に流通させるための送風ファンが設けられた空調マットが提供されている(特許文献1)。
国際公開第WO2010/095165号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載の技術では、空気流通路を確保するべくマット本体内にスペーサを設けており、並設された多数のスペーサの凸部が臥位の使用者の体表面を刺激して寝心地が悪くなるという問題があった。また一方で、当該スペーサを立体構造編物等に交換すれば寝心地を改善できるが、使用者の重みのよりマットが沈み込むため単に空気を流通させるだけでは空気流通路を確保するのは困難であり、快適な睡眠環境を得るのは困難であるという問題があった。
そこで、本考案は、使用者の寝心地が良く、より快適な睡眠環境を提供することのできるマットを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本考案は次のように構成した。すなわち、本考案に係る請求項1に記載のマットは、空気流路を形成するシート状の立体構造編物と、当該立体構造編物を被覆するカバーと、立体構造編物に空気を流通させる送風装置とを備えたマットであって、前記送風装置は、筒状体の内部に送風手段を備えた風洞を、使用者が臥位の状態において、当該筒状体内の流路方向を使用者の身長方向と略平行に使用者の足元両側に一対配置してなるとともに、使用者の頭部両側に前記空気流路に空気を供給する一対の通気部を設けてなることを特徴としている。
また、前記請求項2に記載のマットは、前記立体構造編物がラーメン構造であることを特徴としている。
本考案に係る請求項1に記載のマットによれば、前記送風装置を使用者の足元両側でその筒状内の空気流路を身長方向と略平行に配置し、頭部側にも使用者の両側を含めて通気部を設けたことにより、使用者がマットに臥位の状態となっても、臥位の使用者の身長方向両側に夫々両側の通気部から風洞出口までの略直線状の流路が確保されるため、マット内部を立体構造編物として使用者の重みで沈み込むような場合であっても、スムーズな空気の流通を使用者の身長方向両側に十分に確保でき、使用者の背中の温度上昇を抑制することができる。これにより、使用者は、前記従来のスペーサに比べ柔軟な立体構造編地による寝心地の良さと空気の流通とによる快適な睡眠を得ることができる。
また、請求項2に記載のマットによれば、空気の流通による快適性に加えてラーメン構造による柔軟な寝心地の良さをも提供することができる。
本考案に係るマットの構造を示す外観斜視図である。 マットの構造を示すA−A線断面図である。 マットの使用状態を示す斜視図である。 温湿度の変化のグラフを示す図である。 サーモグラフィ画像を示す図である。
以下、図面に基づいて本考案を具体的に説明する。まず、図1は、本考案に係るマット1の構造を示す外観斜視図であり、また、図2は、当該マット1の構造を示すA−A線断面図である。マット1は、空気流路を形成するシート状の立体構造編物2と、当該立体構造編物2を被覆するカバー3と、前記空気流路に空気を流通させる送風装置4及び通気部5とから構成されている。なお、当該マット1には、前記送風装置4を起動させるための電源又はケーブル及び送風の強弱等を操作するための操作パネル又はリモコン等が設けられているが、その図示は省略する。
前記立体構造編物2は、ポリエーテルエステル繊維、或いは、ポリエステル、ポリエチレン又はPETを素材とした繊維で所謂ラーメン構造の立体構造編物をシート状に形成し、カバー3を被覆して空気流路を形成する。当該立体構造編物2は、ラーメン構造に限られず、立体メッシュ構造やその他空気の流通を確保する空気流路として立体構造編物を形成でき、かつ、従来のスペーサに比べて柔軟な寝心地を使用者に提供できればどのようなものであってもよい。
前記カバー3は、前記空気流路形成する立体構造編物2から空気の流出を防止するべく織目が細かい非通気の素材で構成されている。例えば、当該素材としては、ポリエステルを素材とした繊維、又は、ポリエステルと綿との混紡が挙げられる。
前記送風装置4は、筒状体4aの内部に空気が流通するように送風手段としてファン4bを配してなる風洞を、カバー3の表面で使用者が臥位になった状態の足元側に一対配置されて構成されている。また、当該筒状体4aは、使用者が臥位の状態になった際、その身長方向に筒状体4a内の空気の流通が略平行となるように、また、立体構造編物2から筒状体4aを通過してマット1の外側へと空気が流通するように、マット1の長手方向に沿って配置されている。なお、送風装置の筒状体4a及びファン4bは、筒状体4aの一方の開口部から空気を供給し、他方の開口部から空気を排出できるようにファン4aを内蔵できればよく、当該実施例の態様に限定されるものではない。
前記通気部5は、通気性のメッシュ生地で形成され、使用者が臥位の状態になった際の頭部両側に一対設けられている。前記空気流路を流通する空気は、ファン4bの起動により、当該通気部5から供給される。当該通気部5は、図2に示すように、前記カバー3と一体となって立体構造編地2を被覆するものであり、当該通気部5が立体構造編物2を被覆する面にはカバー3は構成されない。なお、通気部5の素材は、カバー3の生地に対して通気容易な生地であればよく、メッシュ生地に限定されるものではない。また、当該通気部5は、マット1の頭部両側に一対設けたが、当該一対を含めて通気部5を形成できれば、当該一対の通気部5によって挟まれた中央近傍域も含めてマット1の頭部側上面全域に設けてもよい。
このように構成したマット1において、図中の矢印W(空気の流れ方向)で示すように、ファン4bを起動すると、一対の通気部5から空気流路に空気が供給されて立体構造編物2内を流通し、使用者の身長方向、すなわちマット1の長辺と空気の流通方向が略平行に配された筒状体4aの内部を通過してその外側の出口から排出される。この際、一対の通気部5と一対の筒状体4aは夫々マット1の同じ長辺側に配された同士を対として、一方の通気口5から供給された空気はその同じ長辺側に配された一方の筒状体4aから排出され、他方の通気口5から供給された空気はその同じ長辺側に配された他方の筒状体4aから排出され、マット1の両側で夫々の通気部5から夫々の筒状体4aまでの略直線状でスムーズな空気の流れが生じる。また、使用者の身長方向、すなわちマット1の長辺と略平行に配された筒状体4aにより、略直線状の空気の流れが阻害されることもなく、スムーズに空気を流通させることができる。
図3は、マット1の使用状態を示す図である。使用者は、マット1の頭部側に枕6を載置し、当該枕6に頭部を乗せた状態で臥位となっている。なお、枕6は、通常市販されているものである。前記の通り、ファン4bを起動すると、一対の通気部5から供給された空気流路の空気は、使用者の身長方向と空気の流通方向を略平行に配置した送風装置4により、夫々対応する一対の筒状体4aの方向へと略直線状でスムーズに流通する。使用者が臥位の状態であっても、使用者身体の両側には十分な空気流路が確保されているため、空気の流通が阻害されることなくスムーズで十分な空気の流通により、使用者身体の身長方向両側からマット1及び使用者の背中の温度の上昇を抑制でき、快適な睡眠を得ることができる。
このように、本考案に係るマット1によれば、筒状体4a内の空気の流通方向を臥位となっている使用者の身長方向と略平行となるように送風装置4を配置し、一対の筒状体4aの夫々に対応した通気部5を使用者の頭部両側に設けたことにより、使用者の身体の両側において、一対の通気部5から夫々対応する筒状体4aの外側出口まで略直線状の空気流路を形成することができ、スムーズで十分な空気の流通によってマット1及び使用者の温度上昇を抑制することができる。そのため、空気の流通による快適な睡眠を得ることができるとともに、立体構造編物2による寝心地の良さをも提供することができる。
次に、当該マット1の効果につき、通常布団との比較試験を行った。その結果について以下に説明する。当該試験は、気温28度・湿度(RH)70%の環境下において、被験者たる男性一人がマット1又は通常布団の上面で90分間臥位の状態を維持した上で、マット1上面で使用者の背中の中心部が接する箇所に設置した温湿度センサーでその温湿度を経時的に測定することにより行った。
図4(a)は、当該試験において前記箇所の温度変化を示すグラフであり、また、図4(b)は、当該試験において前記箇所の湿度変化を示すグラフである。図4(a)に示すように、破線で示す通常布団の前記箇所の温度は、すぐに約28.0度から約35.0度まで上昇し、30分経過後には約36.5度を維持し、最終的には約37.0度にまで上昇した。一方、実線で示すマット1の前記箇所の温度は、すぐに約28.0度から約33.0度まで上昇するものの、30分経過後から90後までは約34.0度〜約34.5度を維持する結果となった。このように、マット1における前記箇所の温度は、使用者が臥位となった状態で、その温度上昇が抑制され、通常布団における前記箇所の温度に比べ、開始後急上昇ののち90分経過後まで約2.0度〜2.5度も低い結果となった。
また、図4(b)に示すように、破線で示す通常布団の前記箇所の湿度は、試験開始直後に約71%から約76%に上昇した後すぐに約68%にまで下降するものの、その後は上昇を続け、90分経過後の最終的には約86%にまで上昇する結果となった。一方、実線で示すマット1の前記箇所の湿度は、試験開始直後の約71%からすぐに約58%に下降し、その後は90分経過後まで約60%前後を維持する結果となった。このように、マット1の当該箇所の湿度は、通常布団における前記箇所の湿度に比べ、開始直後から差が開き、30分経過後以降は約25%も低くなるという結果となった。
また、前記試験環境下において、被験者がマット1又は通常布団の上面で10分間臥位となった後、その初期及び10分後でサーモグラフィ画像の撮影を行った。
図5は、初期及び10分後のマット1及び通常布団の上面並びに被験者の背中の温度変化を示すサーモグラフィ画像を示す表である。図示のように、初期における被験者の背中の温度は、マット1及び通常布団ともに差異はなく約31.0度〜約32.5度を示しているものの、10分後における被験者の背中の温度は、マット1においては約31.0度〜約32.5度を示すのに対して、通常布団では約32.5度〜約34.0度を示しており、マット1における被験者の背中の温度が通常布団における背中の温度に対して約1.0〜1.5度も低くなるという結果となった。また、マット1及び通常布団における被験者の背中が接する箇所の表面温度についても、そのほぼ全域においてマット1の温度が約31.0度であるのに対して、通常布団の温度が約33.0度であり、約2.0度も低くなるという結果になった。
このように、本考案に係るマット1は、前記試験において、通常布団に比べ、使用者の背中が接する箇所において温度及び湿度ともに低いという結果となり、涼しく快適な睡眠を使用者に提供することができることが分かった。
また、当該マット1は、従来空気流路を形成したスペーサに比べ、前記ラーメン構造等による立体構造編物2により空気流路を形成しているため、使用者がマット1上で臥位となった際、柔軟な感触を得ることができるため、寝心地も良さも確保することができる。
1 マット
2 立体構造編物
3 カバー
4 送風装置
4a 筒状体
4b ファン
5 通気部
6 枕
W 矢印

Claims (2)

  1. 空気流路を形成するシート状の立体構造編物と、当該立体構造編物を被覆するカバーと、立体構造編物に空気を流通させる送風装置とを備えたマットであって、
    前記送風装置は、筒状体の内部に送風手段を備えた風洞を、使用者が臥位の状態において、当該筒状体内の流路方向を使用者の身長方向と略平行に使用者の足元両側に一対配置してなるとともに、
    使用者の頭部両側に前記空気流路に空気を供給する一対の通気部を設けてなることを特徴とするマット。
  2. 前記立体構造編物は、ラーメン構造であることを特徴とする請求項1に記載のマット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101941913B1 (ko) * 2017-11-28 2019-01-24 류학현 송풍 매트
JP2021145685A (ja) * 2020-03-14 2021-09-27 デルタ工業株式会社 身体支持具

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