JPH10322587A - 画像入力装置 - Google Patents

画像入力装置

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JPH10322587A
JPH10322587A JP9125369A JP12536997A JPH10322587A JP H10322587 A JPH10322587 A JP H10322587A JP 9125369 A JP9125369 A JP 9125369A JP 12536997 A JP12536997 A JP 12536997A JP H10322587 A JPH10322587 A JP H10322587A
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JP
Japan
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image
line sensor
scan
scanning
resolution
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JP9125369A
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Inventor
Shinji Araoka
伸治 荒岡
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】構図やピント状態を簡単に短時間で確認でき、
本スキャンにおける失敗を防止することが可能な画像入
力システムを提供する。 【解決手段】像を形成するための光学系と、この光学系
によって形成された像を光電変換するための複数の光電
変換素子から構成されるラインセンサ17Aと、このラ
インセンサ17Aを像に対して機械的に走査する副走査
機構と、このラインセンサ17Aからの光電変換信号を
取込みデジタル画像信号に変換し、出力するAD変換回
路102、RGBセレクタ103と、副走査機構による
走査の際に、像の取込み領域に応じて、異なる解像度で
デジタル画像信号を出力するように制御するRISCマ
イコン101とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被写体像をCCD
等の撮像素子により取り込んで2次元画像を得る画像入
力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、CCD等の撮像素子を利用して画
像を取り込む画像入力装置が種々提案されている。特開
平6−165001号公報及び、特開平6−26882
3号公報はこのような画像入力装置を開示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た特開平6−165001号公報に記載されている画像
入力装置においては、取り込む画像のピントが狙いの被
写体に合っているか否かの確認をファインダによって行
なっている。
【0004】また、上記した2つの公報には詳しく記載
されていないが、一般的には、開放測光が行われる。こ
の場合、ファインダに結像された画像は開放された絞り
を通して得られた像となる。ところが、取り込み時の絞
りは開放以外であることが多い為、ファインダに結像さ
れた画像は取り込み時の画像と異なることが多い。した
がって、所望の画像を取り込めない場合が発生する。こ
の場合は、画像を再度取り込むことになるが、取り込む
べき画像はデータ量が多いため、時間を費やしてしま
う。
【0005】仮に、絞りを取込み時の絞りに設定して、
ファインダでピントを確認しようとしても、絞りにより
像が暗くなる場合が多い。また、像が小さいため、ファ
インダではピント状態を詳しく確認することができな
い。
【0006】また、上記した特開平6−268823号
公報に記載の画像入力装置は、本スキャン前に粗く画像
を取り込むプレスキャンモードを有している。このプレ
スキャン画像を一般的に使われるモニターで見ると、画
像が粗いためにピント状態を確認することができない。
ピントが合っていない場合には再度取り込むことになる
が、前記したように取り込むべき画像はデータ量が多い
ため、時間を費やしてしまう。
【0007】本発明の画像入力装置はこのような課題に
着目してなされたものであり、その目的とするところ
は、構図やピント状態を簡単に短時間で確認でき、本ス
キャンにおける失敗を防止することが可能な画像入力シ
ステムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明に係る画像入力装置は、像を形成する
ための光学系と、この光学系によって形成された上記像
を光電変換するための複数の光電変換素子から構成され
るラインセンサと、このラインセンサを上記像に対して
機械的に走査する走査機構と、このラインセンサからの
光電変換信号を取込みデジタル画像信号に変換し、出力
する画像信号処理回路と、上記走査機構による走査の際
に、上記像の取込み領域に応じて、異なる解像度で上記
デジタル画像信号を出力するように制御する解像度制御
手段とを具備する。
【0009】また、第2の発明に係る画像入力装置は、
少なくとも撮影レンズと、ラインセンサと、上記ライン
センサをステップ状に機械的に走査する走査機構と、上
記ラインセンサからの出力信号を取込み、デジタル画像
信号に変換する画像信号処理回路とを具備した画像入力
システムにおいて、少なくとも2種類の解像度で1回の
走査を行う。
【0010】また、第3の発明に係る画像入力装置は、
ラインセンサを機械的に走査することにより、画像を取
り込む画像入力装置において、上記ラインセンサの1回
の走査時に、領域に応じて取り込む画像の解像度を変更
する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明の
一実施形態を詳細に説明する。
【0012】図1は本発明の画像入力装置が適用される
スキャナーカメラシステムの構成を示す斜視図であり、
カメラ1とパーソナルコンピュータ(以下、単にPCと
呼ぶ)2とから構成される。
【0013】カメラ1は、レンズ交換可能な一眼レフカ
メラであり、カメラ1のボディの前面中央近傍にレンズ
マウント部10を備え、所望する交換レンズ11が着脱
可能である。カメラ1のボディの上面部中央近傍には、
視野確認用のTTLファインダ12が配置され、カメラ
1のボディの被写体側から見て左上面部には、主電源ス
イッチ13が配置されている。ここで、この主電源スイ
ッチ13はレリーズ機能を兼ねていてもよい。
【0014】カメラ1のボディの被写体側から見て右側
面には、外部出力用のコネクタ14が設けられている。
カメラ1はこのコネクタ14により、ケーブル3を介し
て、カメラ1の外部に設置されたPC2に接続されて双
方の間でのデータ通信を可能にしている。
【0015】また、カメラ1は三脚50に固定されてP
C2と接続された状態で被写体の撮影を行う。カメラ1
が被写体を撮影することにより得られた画像信号はケー
ブル3を介してPC2に転送される。PC2は、カメラ
1の主走査(スキャニング)動作を制御し、後述する所
定の手順で主走査毎に送られてくる画像信号を取り込ん
で画像処理を行う。
【0016】ここで、本スキャナーカメラシステムは次
の機能を有している。
【0017】(1) PC2側からカメラ1の所定のカ
メラ操作(例えば、AF,AE,AWB(Auto White Bl
ack)等)を起動制御できる。
【0018】(2) PC2がカメラ1に対して主走査
命令を発信すると、カメラ1に備わっている後述するラ
インセンサが被写体の主走査および副走査を行なう。そ
して、その1ライン毎の走査により得られる画像信号を
PC2側に転送してPC2に設けられたメモリに記憶す
るとともに、PC2のモニタに表示する。
【0019】(3) PC2は、1ラインの走査により
得られる画像信号に対する画像処理をリアルタイムで行
えると共に、バッチ処理としてトリミング等の所望する
画像処理も行うことができる。
【0020】図2(a)、(b)は上記したカメラ1の
内部構成を説明するための図である。図2(a)は光軸
に沿った縦断面の断面図であり、カメラ1の主要な内部
構成が示されている。前述のレンズマウント部10の後
方にはミラーボックス15が光軸に対して平行に設置さ
れ、このミラーボックス15内には、光軸を中心にする
撮像位置と観察位置との間で回動(例えば、ミラーU
P)可能なミラー15Aが一眼レフの如くに配置されて
いる。上記した交換レンズ11と、ミラー15Aとは光
学系を構成する。
【0021】また、ミラーボックス15の上部には前述
のTTLファインダ12が配置されている。このTTL
ファインダ12はペンタプリズムと接眼レンズと測光用
の受光素子(不図示)とから構成される。ミラーボック
ス15の下部にはカメラ基盤本体16が配置され、この
カメラ基盤本体16は、ミラーボックス15の両側面を
囲むように「コの字」形状をしている(図2(b)参
照)。
【0022】また、このミラーボックス15の側面には
ミラーアップ・ダウン機構(不図示)が設けられ、当該
ミラーボックス15下部のカメラ基盤本体16上にはこ
のミラーアップ・ダウン機構を駆動するための減速機構
(不図示)が配置されている。
【0023】さらに、ミラーボックス15の後方には、
ラインセンサ17Aがレンズ結像面とこのラインセンサ
17Aの受光面が一致するように配置されており、この
ラインセンサ17Aの受光素子配列方向は、当該カメラ
撮像範囲(例えば、ファインダ枠の範囲)の短辺方向、
すなわちカメラの鉛直方向に略一致するように設定され
ている。
【0024】ここで、ラインセンサ17Aは、「2ライ
ン構成」のラインセンサである。これら2つのラインの
内の1ラインはG信号専用で、他の1ラインはR・B信
号専用である。また、ラインセンサ17Aは、副走査機
構(走査機構)17によって副走査方向に移動可能であ
る。
【0025】図3は上記したラインセンサ17Aを移動
させるための副走査機構17の構成を示す図である。ラ
インセンサ17Aは、センサ基盤17Bに「半田付け」
で固定されている。ラインセンサホルダ17Cは、図示
の如く「L型」形状を成しており、このL型のラインセ
ンサホルダ17Cの縦開口部17Hにラインセンサ17
Aを挿着するようにセンサ基盤17Bに取り付けられ
る。ラインセンサホルダ17CのL型横部17Iには、
リード軸18およびリードスクリュー19が挿入可能な
穴または溝が形成されており、このリード軸18とリー
ドスクリュー19は互いに平行になるように副走査機構
17の固定台座17Dに取り付けられている。
【0026】また、リードスクリュー19の一方の端部
に設けられた回転ギア(不図示)がステッピングモータ
20の軸に歯合して回転することで、ラインセンサホル
ダ17Cは固定台座17Dのコの字開口幅の範囲で平行
に移動可能である。すなわち、ステッピングモータ20
が1ステップだけ回転すると、回転ギアを介して所定の
減速が行われてリードスクリュー19が1ステップ回転
する。ラインセンサホルダ17Cに取着されたセンサ基
盤17B上のラインセンサ17Aは、このリードスクリ
ュー19の回転により、リード軸18に沿った1ステッ
プだけ移動して、被写体像の鉛直方向の1ラインをスキ
ャニングできる。ここで、1ステップの移動量は、ライ
ンセンサ17Aの画素配列ピッチに相当する距離であ
る。
【0027】なお、副走査機構17は、固定穴17E,
17Fにより、カメラ本体基盤16の下面部に取り付け
られる。
【0028】さらに、ラインセンサ17Aの出力をメイ
ン基板21に供給するために、ラインセンサ17Aには
フレキ17Gが接続されている。
【0029】図4は、上記したスキャナーカメラシステ
ムにおいて、PC2に接続されたカメラ1の制御系の基
本的構成を示すブロック図である。
【0030】制御中枢としてのRISC(Reduced Instr
uction Set Computer)マイコン101は、画像信号の制
御および、カメラ機構各部の動作制御を行なう。また、
このRISCマイコン101は後述する画像のプリスキ
ャンの制御も行なう。
【0031】カメラ1は、RISCマイコン101の他
に、被写体像を撮像して光電変換する上述したラインセ
ンサ17Aと、このラインセンサ17Aでの光電変換に
より得られるアナログ画像信号をディジタル信号に変換
するためのAD変換回路102と、AD変換された1ラ
イン分の画像信号を一時的に記録するRISCマイコン
101内のRAM101Aと、このRAM101Aから
読み出されるディジタル画像信号を外部に接続されたP
C2との通信に適したデータ転送レート(速度)に置き
換えて出力するRGBセレクタ回路103と、被写体像
の輝度情報を測定する測光素子104と、カメラレンズ
内の絞りを駆動する絞り駆動回路105と、前記した副
走査機構17のステッピングモータ20を駆動する副走
査機構モータ駆動回路106と、前記したミラーアップ
機構のDCモータを駆動するミラーアップモータ駆動回
路107と、カメラレンズ内のAFレンズを駆動するA
Fモータ駆動回路108とを具備している。ここで、A
D変換回路102とRGBセレクタ回路103とは画像
信号処理回路を構成する。
【0032】また、カメラ1のボディにはACアダプタ
109が接続されており、カメラボディ内の各種回路に
電源が供給される。
【0033】前記した測光素子104、絞り駆動回路1
05、副走査機構モータ駆動回路106、ミラーアップ
モータ駆動回路107および、AFモータ駆動回路10
8などは、RISCマイコン101の制御に基づき所定
の処理動作を行う。
【0034】また、カメラ1側の操作および動作に関す
る指令は、基本的にはすべてPC2側から発せられる所
定のコマンド信号で行うシステム構成になっている。
【0035】ここで、本実施形態における「AF処理」
について説明する。AF処理は、ビデオカメラ等で行わ
れている、いわゆる「山登りAF方式」を用いて行な
う。詳しくは、AFレンズを光軸方向に微小量往復移動
させ、ラインセンサの信号出力レベルを検出する。そし
て、出力レベルが大きい方向にAFレンズを所定量だけ
移動し、そこで再度、微小量往復移動を行い、出力レベ
ルが大きい方向にAFレンズを所定量移動させる。この
動作を繰り返し、その出力レベルが最大となる位置にA
Fレンズを制御することにより、その状況に合致したA
F処理が行われる。
【0036】以下に、以上のように構成されたカメラ1
の撮影処理について図5、図6に示すフローチャートを
参照して説明する。なお、以下に述べる処理制御手順
は、RISCマイコン101内部のROM中に格納され
た制御プログラムに基づいて実行される。
【0037】カメラ1の主電源スイッチ13がON状態
となるとRISCマイコン101が起動されて図5のメ
インルーチンS100を実行する。一方、操作者は、P
C2側の後述する図8に示すメインルーチンS300を
実行させる。
【0038】メインルーチンS100では、PC2との
間で交わされる通信接続状態(即ち、ハンドシェーク)
を確認する(ステップS1)。もし、通信可能な場合
は、ステップS2に進むが、まだ通信不可能の場合に
は、PC2のモニタ上に「接続状態確認」の表示がされ
て接続されるまで待機状態となる。
【0039】ステップS2では、PC2の操作による測
光スイッチONに対応する測光命令が出力されるまで待
機する(ステップS2)。測光命令を受信すると、前述
した如くの「AF処理」を行う(ステップS3)。詳し
くは、AFモータ駆動回路108により、AFレンズを
前後に動作させてラインセンサ17Aの信号出力レベル
が最大となる位置にAFレンズ位置を固定することでA
F動作を終了する。
【0040】次に測光処理を行う(ステップS4)。詳
しくは、測光素子104からの被写体輝度情報に基づい
て、絞り値および露光時間が、あらかじめメモリに記憶
されたプログラムによって設定される。また、被写体輝
度情報が所定の光量をオーバ、もしくはアンダーとなる
場合は、PC2のモニタ上に「光量オーバ(又はアンダ
ー)」の表示を行う。
【0041】次に、PC2の操作により、「プリスキャ
ン」命令が出されるまで待機する(ステップS5)。次
に、ミラーアップモータ駆動回路107により、ミラー
アップモータを正転させる(ステップS6)。また、絞
り駆動回路105により絞り機構(不図示)を駆動する
ことで絞りの設定が行われる。次に、ミラーアップ動作
が完了したか否かを判断して(ステップS7)、完了し
たときにはステップS8に移行する。このミラーアップ
(又はダウン)の完了の確認は、ミラーの位置をセンサ
等(不図示)で検出することにより行う。
【0042】ステップS8ではミラーアップモータを停
止させる。
【0043】次に、「プリスキャン」の動作を開始する
(ステップS9)。なお、この処理は、後述する図6の
サブルーチンをコールすることで行う。このプリスキャ
ン動作に関しては、後ほど詳しく説明する。
【0044】次に、プリスキャン動作の終了の確認を行
ない(ステップS10)、確認できたときにはPC2の
操作により、取込み画素ピッチ及び取り込み範囲の指定
入力が行われるまで待機する(ステップS11)。所望
の取込み画素ピッチと取り込み範囲とが指定入力される
と、PC2の操作によるスキャニング命令が出されるま
で待機する(ステップS12)。スキャニング命令が出
されると、スキャニング動作を開始する(ステップS1
3)。なお、スキャニング動作に関しては、後ほど詳し
く説明する。
【0045】スキャン動作が終了するまで待機しその確
認を行う(ステップS14)。確認できたときにはミラ
ーアップモータ駆動回路107によりミラーアップモー
タを逆転させてミラーダウンを行う(ステップS1
5)。次にミラーダウン完了の確認を行い(ステップS
16)、ミラーダウンが完了したら、ミラーアップモー
タの動作を停止させて(ステップS17)、一連の当該
制御シーケンスを終了する。
【0046】以下に、「プリスキャン」の目的と基本動
作について説明する。
【0047】「プリスキャン」とは、撮像時間を短縮す
るために実行される画像の取り込み操作のことをいう。
プリスキャン動作は、画素数を少なくして(例えば、間
引いて)画像全体を取り込む動作である。つまり、前述
の副走査機構17の1ステップ毎に画像信号を取り込む
のではなく、一定のステップ数おきに画像信号を取り込
む動作である。
【0048】本実施形態では、解像度制御手段としての
RISCマイコン101によって1回の走査中に上記ス
テップ数、すなわち、解像度を変更して画像を取り込む
ことを特徴とする。すなわち、画像の中央領域では最小
ステップで(1ステップ、すなわち間引かずに)画像信
号を取り込み、それ以外の領域では、5ステップおきに
画像信号を取り込む。
【0049】取り込まれた画像信号は処理されて、図7
(a)に示すような、5ステップおきに間引いた、取り
込み可能範囲全体を表す画像(これを全体プリスキャン
画像と呼ぶ)が構成されるとともに、、図7(b)に示
すような、最小ステップ、すなわち最高解像度で取り込
んだ、取り込み可能範囲全体を表す画像の一部の画像
(これを高解像プリスキャン画像と呼ぶ)が構成され
る。
【0050】ここでは図7(a)に示すように、上記取
り込み可能範囲全体を表す画像の中央付近に高解像プリ
スキャン領域を表す枠70が表示されており、この枠7
0と同じ範囲の画像が図7(b)に表示されている。
【0051】上記2つの画像は、PC2の操作により選
択的に表示可能である。また、上記枠70は、PC2の
操作によって所望の位置に移動させ、また、枠70の大
きさを変更することができる。この操作に連動して、上
記高解像プリスキャン領域も移動及び変更した枠70に
対応する領域に変更できる。
【0052】本実施形態では、上記したプリスキャン動
作で取り込まれた画像に基づき、被写体の構図イメージ
や撮影方向等ピント状態を確認し、その後の時間を要す
る高精細に走査する「本スキャン」時の撮影ミスを防止
する。また、プリスキャンにより取り込んだ画像に対し
て所望のトリミング処理を行なって範囲を限定すること
により、さらに高度な撮影(即ち、本スキャン)が可能
となる。
【0053】以下に、図6に示すフローチャートを参照
して、図5のステップS9におけるサブルーチン「プリ
スキャン開始」と、ステップS13におけるサブルーチ
ン「スキャン開始」の詳細について説明する。これらの
何れかがコールされると、まず最初に、ステップS20
1からスキャンルーチンを実行する。
【0054】ステップS201では、プリスキャンであ
るか否かを判別し、プリスキャンである場合にはステッ
プS202に進み、プリスキャンでない場合、すなわち
本スキャンである場合にはステップS205に進む。
【0055】ステップS202では、現在のラインセン
サ17Aの位置が高解像プリスキャンの範囲であるか否
かを判別し、高解像プリスキャンの範囲である場合に
は、副走査機構モータ駆動回路106により、副走査機
構モータであるステッピングモータ20が1ステップ分
正転された後、停止する(S203)。次に、ステップ
S206に進む。
【0056】また、ステップS202で、高解像プリス
キャンの範囲でない場合、すなわち、低解像プリスキャ
ン範囲である場合にはステップS204に進み、上記ス
テッピングモータ20が5ステップ分回転して停止す
る。そして、ステップS206に進む。
【0057】また、ステップS201で本スキャンであ
ると判断されてステップS205に進んだ場合は、ステ
ッピングモータ20は、取り込み画素ピッチに相当する
ステップ分だけ回転する。すなわち、取り込み画素ピッ
チが1の時は、1ステップ、画素ピッチが2の時は2ス
テップ、画素ピッチが3の時は、3ステップという具合
にステッピングモータ20は回転して停止する。そして
ステップS206に進む。上記した画素ピッチはPC2
の操作により指定可能である。
【0058】ステップS206では、ラインセンサ17
Aは、主走査を行い、1ライン分のG信号と、1ライン
分のR/B信号を読み出す。読み出されたGおよびR/
B信号はA/D変換されて1ライン分のR,G,Bデジ
タルデータが生成される。
【0059】ラインセンサ17Aから読み出された1ラ
イン分のR,G,Bデジタルデータは、RISCマイコ
ン101内のRAM101Aに一時保存される(S20
7)。次に、PC2との通信状態を確認し(S20
8)、通信可能な場合はステップS209に進み、一
方、通信不可能な場合は可能になるまで待機する。
【0060】ステップS209では、RAM101Aに
記憶した最初の1画素のR,G,BデジタルデータをP
C2との通信速度に適した速度で読み出す。そして、R
GBセレクタ103により、R,G,Bデジタルデータ
はPC2との通信に適した所定の転送レートに変換さ
れ、PC2に送信される。そして、ステップS210に
進む。
【0061】ステップS210では、プリスキャンであ
るか否かの判別を行う。プリスキャンである場合は、高
解像プリスキャンの範囲であるか否かを判別する(S2
11)。高解像プリスキャンである場合は、ステップS
209で読みだした画素の次の1画素のR,G,Bデジ
タルデータをステップS209と同じ手順で読みだし、
PC2へ送信する。
【0062】一方、高解像プリスキャンでない場合は、
ステップS209で読み出した画素の5画素先の画素の
R,G,BデジタルデータをステップS209と同じ手
順で読み出して、PC2に送信する(S213)。
【0063】また、プリスキャンでない場合は、ステッ
プS209で読み出した画素の取り込み画素ピッチに相
当する先の画素のR,G,Bデジタルデータをステップ
S209と同じ手順で読み出し、PC2に送信する(S
214)。
【0064】次に、1ライン中の指定されたR,G,B
デジタルデータが全てPC2へ送信されたか否かを確認
し(S215)、送信完了したときにはステップS21
6に進み、一方、送信完了されていない場合にはステッ
プS210に進み、上述のフローを繰り返す。ここで、
指定されたRGBデジタルデータとは、プリスキャンの
場合、1画面の縦分のデータであり、本スキャンの場合
は、前述の取り込み範囲の縦分のデータである。
【0065】ステップS216では、指定範囲(ライ
ン)分のR,G,BデジタルデータがPC2へ送信され
たか否かを確認し、送信された場合にはステップS21
7に進み、一方、送信されていない場合には、ステップ
S201に進んで前述のフローを繰り返す。
【0066】ここで指定範囲とは、プリスキャンの場合
は、1画面分の範囲(撮影可能範囲全体)のことを言
い、本スキャンの場合は、PC2の操作により指定され
た前述の取り込み範囲を言う。
【0067】ステップS217では、ステッピングモー
タ20を回転させて副走査機構17を初期リセット位置
に戻す。次に、プリスキャンであるか否かを確認し(S
218)、プリスキャンである場合は図5のステップS
10にリターンする。一方、プリスキャンでない場合
(本スキャン)には、図5のステップS14にリターン
する。
【0068】尚、以降のフローチャートは前述の図5の
フローチャートに準ずる。
【0069】次に、上記したカメラ1の撮影動作に対応
して、本実施形態に係るPC2の画像処理の詳細を、図
8、図9を参照して説明する。
【0070】図8は、PC2のメイン処理ルーチンS3
00の詳細を示すフローチャートである。まず、接続さ
れているカメラ1との間のハンドシェーク(即ち、通信
接続状態)を確認する(ステップS301)。もし、デ
ータ通信可能な場合は、下記のステップS302へ進
み、一方、まだ不可能の場合はステップS303へ進ん
で、「接続状態を確認して下さい」の表示を行なう。
【0071】ステップS302では、操作者がPC2の
操作により測光スイッチを押したか否かを検知し(ステ
ップS302)、もし、測光スイッチを押した場合は、
ステップS304へ移行する。一方、押されない場合
は、待機状態となる。
【0072】ステップS304では、カメラ1のRIS
Cマイコン101へ測光命令を送信する(ステップS3
04)。次に、操作者がPC2の操作によりプリスキャ
ンスイッチを押したか否かを検知し(ステップS30
5)、もし、押した場合はステップS306へ進み、一
方、押されない場合は、待機状態となる。
【0073】ステップS306では、カメラ1側へプリ
スキャン命令を送る。次に、サブルーチン「スキャン画
像処理」(ステップS400)をコールして、プリスキ
ャンして送られてきた画像信号データを処理し、さらに
モニター上に表示する。
【0074】つぎに、本スキャンに移るか否かを確認し
(ステップS307a)、本スキャンに移る場合は、P
C2のモニター上に「取り込み画素、および取り込み範
囲の設定をして下さい」と表示する(ステップS307
b)。
【0075】次に、操作者がPC2の操作により取込み
画素の設定を行ったか否かを検知し(ステップS30
8)、もし既に設定されている場合には、ステップS3
09へ進み、まだ、設定されていない場合には設定され
るまで待機する。
【0076】ステップS309では、操作者がPC2の
操作により、スキャニングスイッチをON操作したか否
かを検知し、もし、ON操作した場合にはステップS3
10へ進み、一方、まだONされていない場合には待機
状態となる。
【0077】ステップS310では、カメラ1のRIS
Cマイコン101へ取込み画素情報及び取り込み範囲情
報、スキャニング開始命令を送信する(ステップS31
0)。なお、ここでもし、データ通信が不能になった場
合には、モニタ上に『接続状態を確認して下さい』とい
う意味の表示を行う。
【0078】次に、サブルーチン「スキャン画像処理」
(ステップS400)をコールして、本スキャンされて
送られてきた高精細な画像データを処理し、さらにPC
2のモニタ上に表示する。
【0079】ステップS311では、操作者がPC2の
操作により「終了指示」されたか否かを検知し(ステッ
プS311)、指示された場合は、一連の当該処理シー
ケンスを終了し、指示されなかった場合は、前述のステ
ップS302に戻り、同様な処理を繰り返す。
【0080】なお、ステップS307aで本スキャンに
移らない場合、すなわち再度プリスキャンを行う場合
は、ステップS307cに進む。ステップS307cで
は、前述の高解像プリスキャン位置を変更したか否かを
確認する。変更した場合は、ステップS307dに進
み、カメラ1側に高解像プリスキャン位置変更に関する
情報を送信する。そして、ステップS305に戻る。
【0081】また、ステップS307cで高解像プリス
キャン位置を変更しなかったと判定されたときにはステ
ップS305に戻る。以降は、前述のフローチャートを
繰り返す。
【0082】図9は、前述のメインルーチンでコールさ
れる共通サブルーチンであり、図8におけるステップS
400のスキャン画像処理の詳細を示すものである。
【0083】プリスキャン、またはスキャニング命令が
出されると、カメラ1側より指定された1ラインの画像
信号が順次送信されてくる。
【0084】ステップS401では、カメラ1より送信
される1ライン中の指定されたR,G,Bの画像信号を
受信終了したか否かを検知し、終了した場合はステップ
S402へ進み、終了しない場合は待機状態となる。
【0085】次に、カメラ1側に受信OKを送信する
(ステップS402)。次に、指定範囲分の画像信号を
受信終了したか否かを検知し(ステップS403)、も
しまだ終了しない場合はステップS401へ戻り、指定
範囲分のライン数を終了するまで繰り返される。一方、
終了した場合はメインルーチンにリターンして、図8に
示す本スキャン処理後のステップS311または、プリ
スキャン処理後のステップS308へ進む。
【0086】PC2では、送られてきた画像信号をPC
2内のメモリに保存する。そして、所定の手順で画像を
構成する。
【0087】以下に画像の構成について、詳しく説明す
る。
【0088】前述のプリスキャン動作で説明したよう
に、本実施形態では、解像度の異なる2つのプリスキャ
ン画像、すなわち、全体プリスキャン画像と高解像プリ
スキャン画像とを構成可能である。全体プリスキャン画
像は、副走査時に画像信号を5ステップおきに取り込
み、主走査時には5画素おきに読み出されて画像構成さ
れてPC2のモニタに表示される画像であり、図7の枠
70より外側の低解像度領域の画像に対応する。
【0089】また、高解像プリスキャン画像は、副走査
時に最小ステップ、すなわち1ステップごとの最高解像
度で画像信号を取り込み、主走査において読み出すとき
には全画素が読み出されて画像構成されてPC2のモニ
タに表示される画像であり、図7の枠70の内側の高解
像度領域の画像に対応する。
【0090】また、本スキャン画像の場合は、取り込み
ピッチ先の画素がすべて読み出されて画像構成されてP
C2のモニタに表示される。
【0091】なお、本実施形態に係わる通信制御は、シ
ステムを構成するカメラ1とPC2とが基本的に互いに
通信状態を確認しながら、カメラ1で取り込んだ画像信
号の送受信を行うものとする。
【0092】上記したように、本実施形態では、プリス
キャンにおいて、最高解像度で取り込む領域と、低解像
度で取り込む領域とが存在し、1回の走査で行われる。
【0093】そして、低解像度の取り込み範囲全体を表
す全体プリスキャン画像と、指定された範囲を最高解像
度で取り込んだ高解像プリスキャン画像とが得られ、こ
れら2つの画像を一回の走査で、かつ短時間(データ量
が少ないため)で得ることができる。また、表示用に2
種類の解像度を設定し、高い方の解像度で一回走査し、
そのデータを間引いてプリスキャンの初期の画像とし、
任意位置のピント確認には高い方の解像度にて指定領域
を表示する。
【0094】全体プリスキャン画像では、構図、撮影方
向の確認ができ、高解像度プリスキャン画像では、ピン
トの確認ができる。このようにプリスキャンにおいて、
所望の被写体のピント状態が確認できるので、本スキャ
ンでの失敗を防止できる。
【0095】また、高解像度プリスキャンの位置を任意
の位置に設定可能なので所望の範囲のピント確認が簡単
に行える。
【0096】他実施形態として、フィルムスキャナーに
も同様な効果がある。フィルムの保持手段として、マウ
ントがある。使用するマウントにより、ラインセンサの
結像位置とフィルム面が必ずしも一致しない。そこで、
フィルムスキャナーにはフォーカス調整機構が設けられ
ている。また、現像したフィルムのピント状態を確認す
るには、ルーペで確認するが、直接フィルムスキャナー
で確認することもある。
【0097】このような作業を行なう場合に本実施形態
の方法を適用すれば、詳細なピント確認を短時間に行な
うことができる。
【0098】また、本実施形態のシステムを構成するP
C2は、これと少なくとも同等の機能を有する制御装置
であれば他の制御装置への置き換えも可能である。ま
た、カメラ1側に操作釦を設けて上記したプリスキャン
動作及び本スキャン動作を行なわせるようにしてもよ
い。この他にも、ラインセンサの種類や構成等、本発明
の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変形例が可能であ
る。
【0099】なお、上記した具体的実施形態には以下の
構成を有する発明が含まれている。 (1) 少なくとも撮影レンズと、ラインセンサと、上
記ラインセンサをステップ状に機械的に走査する走査機
構と、上記ラインセンサからの出力信号を取込み、デジ
タル画像信号に変換する画像信号処理回路とを具備した
画像入力システムにおいて、少なくとも2種類の解像度
で1回の走査を行うことを特徴とする画像入力装置。
【0100】(1)に記載の画像入力装置によれば、1
回の走査で少なくとも2種類の解像度で画像を取り込む
ことができるので、構図やピント状態を簡単に短時間で
確認することができる。
【0101】(2) 少なくとも撮影レンズと、ライン
センサと、上記ラインセンサをステップ状に機械的に走
査する走査機構と、上記ラインセンサからの出力信号を
取り込み、デジタル画像信号に変換する画像信号処理回
路とを具備した画像入力システムにおいて、1回の走査
で最高解像度で取り込む領域と、低解像度で取り込む領
域を有することを特徴とする画像入力装置。
【0102】(2)に記載の画像入力装置によれば、1
回の走査で最高解像度と低解像度で取り込み、少なくと
も2種類の解像度で画像を取り込むことができるので、
構図やピント状態を簡単に短時間で確認することができ
る。
【0103】(3)上記最高解像度で取り込む領域を任
意の位置に移動可能とする最高解像度取込み領域位置設
定手段を有することを特徴とする(2)に記載の画像入
力装置。
【0104】(3)に記載の画像入力装置によれば、最
高解像度で取り込む領域を任意の位置に移動することが
できるので、ピント状態を確認する領域を任意に移動さ
せることができる。
【0105】(3’)上記最高解像度で取り込み領域の
初期位置は、撮影画面の略中央であることを特徴とする
(2)に記載の画像入力装置。
【0106】(4) 像を形成するための光学系と、こ
の光学系によって形成された上記像を光電変換するため
の複数の光電変換素子から構成されるラインセンサと、
このラインセンサを上記像に対して機械的に走査する走
査機構と、このラインセンサからの光電変換信号を取込
みデジタル画像信号に変換し、出力する画像信号処理回
路と、上記走査機構による走査の際に、上記像の取込み
領域に応じて、異なる解像度で上記デジタル画像信号を
出力するように制御する解像度制御手段と、を具備した
ことを特徴とする画像入力装置。
【0107】上記(4)に記載の画像入力装置によれ
ば、取り込む領域に応じて異なる解像度で画像を取り込
むことができるので、構図やピント状態を簡単に短時間
で確認することができる。
【0108】(5) 上記解像度制御手段は、上記取り
込み領域に応じて、上記走査機構の駆動量を変更するこ
とを特徴とする(4)に記載の画像入力装置。
【0109】上記(5)に記載の画像入力装置によれ
ば、走査機構の駆動方向と同じ方向の解像度を変更する
ことが容易となる。
【0110】(6) 上記解像度制御手段は、上記取り
込み領域に応じて、上記ラインセンサからの上記光電変
換信号の間引き率を変更することを特徴とする(4)に
記載の画像入力装置。
【0111】上記(6)に記載の画像入力装置によれ
ば、走査機構と直交する方向の解像度を変更することが
できる。
【0112】(7) 上記解像度制御手段は、上記取込
み領域を任意に設定するための設定手段を有する(4)
に記載の画像入力装置。
【0113】上記(7)に記載の画像入力装置によれ
ば、ピント合わせのために高解像度で取り込む領域を任
意に設定することができるので、ピント合わせが容易と
なる。 (8) 上記異なる解像度で読み込んだ上記像を表示す
る表示手段を有する(4)に記載の画像入力装置。
【0114】(8)に記載の画像入力装置によれば、異
なる解像度で読み込んだ像を表示できるので、構図とピ
ント合わせを簡単に行うことができる。
【0115】(9) 上記異なる解像度で上記像を読み
込んだ後に、高解像度で読み込む位置を変更して再度読
み込み動作を行う(4)に記載の画像入力装置。
【0116】(9)に記載の画像入力装置によれば、ピ
ント合わせを行う場所を変更して再度、読み込み動作を
行うことができる。
【0117】(10) 上記光学系は、被写体の像を形
成する撮影レンズである(4)に記載の画像入力装置。
【0118】上記(10)に記載の画像入力装置によれ
ば、スキャナカメラにおいて、被写体像を光電変換する
にあたって、構図とピント合わせが容易となる。
【0119】(11) 上記光学系は、フィルムスキャ
ナにおいて、現像済みのフィルム画像の像を形成する撮
像レンズである(4)に記載の画像入力装置。
【0120】上記(11)に記載の画像入力装置によれ
ば、フィルム画像を光電変換するにあたって、構図とピ
ント合わせが容易となる。
【0121】(12) 少なくとも撮影レンズと、ライ
ンセンサと、上記ラインセンサをステップ状に機械的に
走査する走査機構と、上記走査機構の一定のステップ数
毎に、上記ラインセンサからの出力信号を取り込み、デ
ジタル画像信号に変換する画像信号処理回路とを具備し
た画像入力システムにおいて、1回の走査中に上記ステ
ップ数を切り換え、画像信号を取り込むことを特徴とす
る画像入力システム。
【0122】(13) 少なくとも撮影レンズと、ライ
ンセンサと、上記ラインセンサをステップ状に機械的に
走査する走査機構と、上記走査機構のステップ毎に、上
記ラインセンサからの出力信号を取り込み、デジタル画
像信号に変換する画像信号処理回路とを具備した画像入
力システムにおいて、上記ステップの幅を走査中に切り
換えて、画像信号を取り込むことを特徴とする画像入力
システム。
【0123】
【発明の効果】本発明によれば、短時間で全体を表す画
像とその画像の一部分を高解像度で表す画像が得られる
ので、構図の確認、およびピント状態の確認を簡単(短
時間)に確認でき、本スキャンにおける失敗を防止する
ことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるスキャナーカメラシステム
の構成を示す斜視図である。
【図2】(a)は、カメラの主要な内部構成を示す縦断
面図であり、(b)は、カメラ本体基盤の形状を示す斜
視図である。
【図3】ラインセンサを移動させる副走査機構の構成を
示す斜視図である。
【図4】PCに接続されたカメラの制御系の基本的構成
を示すブロック図である。
【図5】カメラ側の撮影処理の詳細を示すフローチャー
トである。
【図6】図5のステップS9におけるサブルーチン「プ
リスキャン開始」と、ステップS13におけるサブルー
チン「スキャン開始」の詳細を示すフローチャートであ
る。
【図7】1回の走査中に異なる解像度で画像を取り込む
方法について説明するための図である。
【図8】PC側の画像処理の詳細を示すフローチャート
である。
【図9】図8のステップS400におけるスキャン画像
処理の詳細を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…カメラ、 2…パーソナルコンピュータ(PC)、 3…ケーブル、 10…レンズマウント部、 11…交換レンズ、 12…TTLファインダ、 13…主電源スイッチ、 14…コネクタ、 15…ミラーボックス、 16…カメラ基盤本体、 17…副走査機構、 17A…ラインセンサ、 70…枠 101…マイコン(RISC)、 101A…メモリ(RAM)、 102…AD変換回路、 103…RGBセレクタ、 104…測光素子、 105…絞り駆動回路、 106…副走査機構モータ駆動回路、 107…ミラーアップモータ駆動回路、 108…AFモータ駆動回路、 109…ACアダプタ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像を形成するための光学系と、 この光学系によって形成された上記像を光電変換するた
    めの複数の光電変換素子から構成されるラインセンサ
    と、 このラインセンサを上記像に対して機械的に走査する走
    査機構と、 このラインセンサからの光電変換信号を取込みデジタル
    画像信号に変換し、出力する画像信号処理回路と、 上記走査機構による走査の際に、上記像の取込み領域に
    応じて、異なる解像度で上記デジタル画像信号を出力す
    るように制御する解像度制御手段と、 を具備したことを特徴とする画像入力装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも撮影レンズと、 ラインセンサと、 上記ラインセンサをステップ状に機械的に走査する走査
    機構と、 上記ラインセンサからの出力信号を取込み、デジタル画
    像信号に変換する画像信号処理回路とを具備した画像入
    力システムにおいて、 少なくとも2種類の解像度で1回の走査を行うことを特
    徴とする画像入力装置。
  3. 【請求項3】 ラインセンサを機械的に走査することに
    より、画像を取り込む画像入力装置において、 上記ラインセンサの1回の走査時に、領域に応じて取り
    込む画像の解像度を変更することを特徴とする画像入力
    装置。
JP9125369A 1997-05-15 1997-05-15 画像入力装置 Withdrawn JPH10322587A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006191167A (ja) * 2004-12-28 2006-07-20 Casio Comput Co Ltd 撮像装置及び画像データの保存方法並びに再生方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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