JPH10321838A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH10321838A
JPH10321838A JP12722197A JP12722197A JPH10321838A JP H10321838 A JPH10321838 A JP H10321838A JP 12722197 A JP12722197 A JP 12722197A JP 12722197 A JP12722197 A JP 12722197A JP H10321838 A JPH10321838 A JP H10321838A
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Michinari Yamanaka
通成 山中
Shigenori Hayashi
重徳 林
Masabumi Kubota
正文 久保田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ゲート電極やサイドウオールまでもがエッチン
グされず、半導体デバイスの微細化を容易に実現するこ
とができる半導体装置の製造方法を提供する。 【解決手段】本発明にかかる半導体装置の製造方法は、
Siからなる半導体基板1上にポリSiからなるゲート
電極3を形成し、半導体基板1上にSiO2 膜またはS
iN膜を堆積する工程と、SiO2 またはSi34から
なるサイドウオール5をエッチング処理でもって形成
し、半導体基板1内に不純物拡散領域6を形成する工程
と、プラズマ処理またはCVD処理でもって半導体基板
1上にSiC膜11を堆積する工程と、SiO2 からな
る層間絶縁膜7をSiC膜11上に堆積する工程と、コ
ンタクトホール8をエッチング処理でもって層間絶縁膜
7内に形成する工程と、コンタクトホール8内に露出し
たSiC膜11をプラズマ処理でもって除去する工程と
を含んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の製造方
法にかかり、特には、コンタクトホールの形成技術に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体デバイスの高集積化及び高
性能化については益々要望が強まっており、これらの要
望を実現するためには、より高精度で選択性が高いコン
タクトホールの形成技術が必要とされている。そして、
コンタクトホールの形成にあたっては、図4の工程断面
図で手順を追って示すような従来の形態1にかかる半導
体装置の製造方法が採用されており、この際において
は、以下のような手順に従った加工を実行するのが一般
的となっている。
【0003】すなわち、まず、図3(a)で示すよう
に、シリコン(Si)からなる半導体基板1上の全面に
わたるゲート酸化膜2を形成し、かつ、CVD法を採用
してゲート酸化膜2上の全面にわたるポリシリコン(ポ
リSi)膜(図示省略)を堆積した後、フォトリソグラ
フィー及びドライエッチングによってポリSiからなる
ゲート電極3を形成する。引き続き、半導体基板1内に
軽度不純物拡散領域4を形成するためのイオン注入を実
行し、かつ、図3(b)で示すように、CVD法を採用
して半導体基板1上の全面にわたる酸化シリコン(Si
2 )膜(図示省略)を堆積した後、異方性のドライエ
ッチングによってSiO2 からなるサイドウオール5を
ゲート電極3の側壁に沿って形成する。
【0004】次に、イオン注入を再実行することによっ
て半導体基板1内にソース及びドレインとなる不純物拡
散領域6を形成した後、図3(c)で示すように、Si
2からなる層間絶縁膜7をCVD法によって半導体基
板1上の全面にわたって堆積し、かつ、フォトリソグラ
フィー及びドライエッチングでもって層間絶縁膜7及び
ゲート酸化膜2のコンタクトホールパターンを除去する
ことにより、不純物拡散領域6上にコンタクトホール8
を形成する。なお、この際におけるドライエッチングで
は、Siからなる半導体基板1のエッチングレートより
もSiO2 からなる層間絶縁膜7のエッチングレートの
方が大きい選択比が必要とされる。しかしながら、この
ような手順に従ったコンタクトホール8の形成方法を採
用したのでは、フォトリソグラフィー工程におけるマス
クの位置合わせが難しいため、位置合わせの誤差を考慮
すると、ゲート電極3及びコンタクトホール8間の加工
マージンを大きくしておかねばならず、半導体デバイス
の微細化が困難となる。
【0005】そこで、最近においては、半導体デバイス
の微細化に対応する必要上、リソグラフィー工程におけ
る位置合わせ誤差による加工マージンをなくすことが可
能な製造方法、つまり、セルフアライン型(自己整合
型)といわれるコンタクトホールの形成方法を採用する
ことが提案されている。なお、この際におけるコンタク
トホールの形成方法はサイドウオールを窒化シリコン
(SiN)でもって形成することを特徴としたものであ
り、図4の工程断面図で手順を追って示すような従来の
形態2にかかる半導体装置の製造方法である。
【0006】まず、図4(a)で示すように、Siから
なる半導体基板1上の全面にわたってゲート酸化膜2を
形成し、かつ、CVD法を採用することによってゲート
酸化膜2上の全面にわたるポリSi膜(図示省略)を堆
積した後、フォトリソグラフィー及びドライエッチング
によってポリSiからなるゲート電極3を形成すること
が行われる。そして、図4(b)で示すように、半導体
基板1内に軽度不純物拡散領域4を形成するためのイオ
ン注入を実行し、かつ、CVD法を採用することによっ
て半導体基板1上の全面にわたるシリコン窒化膜(図示
省略)を堆積した後、異方性のドライエッチングによっ
てシリコン窒化膜からなるサイドウオール5をゲート電
極3の側壁に沿って形成する。
【0007】引き続き、イオン注入の再実行によって半
導体基板1内にソース及びドレインとなる不純物拡散領
域6を形成し、かつ、図4(c)で示すように、SiO
2 からなる層間絶縁膜7をCVD法によって半導体基板
1上の全面にわたって堆積した後、フォトリソグラフィ
ー及びドライエッチングでもって層間絶縁膜7及びゲー
ト酸化膜2のコンタクトホールパターンを除去すること
により、不純物拡散領域6上にコンタクトホール8を形
成する。なお、この際におけるドライエッチングでは、
半導体基板1及びゲート電極、サイドウオール5のそれ
ぞれと層間絶縁膜7とのエッチングレートが互いに異な
っており、Si及びポリSi、シリコン窒化膜のいずれ
よりもSiO2 におけるエッチングレートの方が大きい
ため、コンタクトホール8が自己整合的に形成されるこ
とになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図4に基づ
いて説明したコンタクトホールの形成方法では、Siか
らなる半導体基板1及びポリSiからなるゲート電極
3、シリコン窒化膜からなるサイドウオール5いずれの
エッチングレートよりもSiO2 からなる層間絶縁膜7
におけるエッチングレートの方が大きい選択比が必要で
あるにも拘わらず、このような選択比を同時に満足する
ことは困難となる。すなわち、コンタクトホール8を形
成する際のドライエッチングでは、CF4 やCHF3
48などのガスが使用されるのであるが、エッチング
レートの大きさはSiO2 >SiN>Siの順となるの
が一般的であり、ゲート電極3と層間絶縁膜7との選択
比及びサイドウオール5と層間絶縁膜7との選択比が同
程度とはなり得ないため、図4(c)と対応する図4
(d)で示すように、ゲート電極3やサイドウオール5
までもがエッチングされることに起因した欠陥が生じる
ことになっていた。
【0009】本発明にかかる半導体装置の製造方法は、
このような不都合に鑑みて創案されたものであり、ゲー
ト電極やサイドウオールまでもがエッチングされること
が起こらず、半導体デバイスの微細化を容易に実現する
ことができるコンタクトホールの形成方法を提供しよう
とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる半導体装
置の製造方法は、Siからなる半導体基板上にポリSi
からなるゲート電極を形成した後、ゲート電極を含む半
導体基板上にSiO2膜またはSi34膜を堆積する工
程と、SiO2 またはSi34からなるサイドウオール
をエッチング処理でもって形成した後、半導体基板内に
不純物拡散領域を形成する工程と、プラズマ処理または
CVD処理でもってゲート電極及びサイドウオールを含
む半導体基板上に炭化シリコン(SiC)膜を堆積する
工程と、SiO2 からなる層間絶縁膜をSiC膜上に堆
積する工程と、不純物拡散領域を露出させるコンタクト
ホールをエッチング処理でもって層間絶縁膜内に形成す
る工程と、コンタクトホール内に露出したSiC膜をプ
ラズマ処理でもって除去する工程とを含んでいる。そし
て、これらの工程を含んだ製造方法によれば、ゲート電
極及びサイドウオールを含む半導体基板上に堆積してい
るSiC膜がエッチングストッパとして機能することに
なるため、層間絶縁膜内にコンタクトホールを形成する
際のエッチング処理でもってゲート電極及びサイドウオ
ールがエッチングされることは起こらず、エッチング処
理に起因した欠陥が生じることを容易に防止し得ること
となる。なお、コンタクトホール内に露出したSiC膜
は、プラズマ処理でもって容易に除去される。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1にかかる半導体
装置の製造方法は、Siからなる半導体基板上にポリS
iからなるゲート電極を形成した後、ゲート電極を含む
半導体基板上にSiO2 膜またはSi34膜を堆積する
工程と、SiO2 またはSi34からなるサイドウオー
ルをエッチング処理でもって形成した後、半導体基板内
に不純物拡散領域を形成する工程と、プラズマ処理また
はCVD処理でもってゲート電極及びサイドウオールを
含む半導体基板上にSiC膜を堆積する工程と、SiO
2 からなる層間絶縁膜をSiC膜上に堆積する工程と、
不純物拡散領域を露出させるコンタクトホールをエッチ
ング処理でもって層間絶縁膜内に形成する工程と、コン
タクトホール内に露出したSiC膜をプラズマ処理でも
って除去する工程とを含んでいる。
【0012】そして、請求項2にかかる半導体装置の製
造方法ではサイドウオールを形成する際のエッチング処
理をゲート電極が露出した時点で終了する一方、請求項
3にかかる半導体装置の製造方法ではサイドウオールを
形成する際のエッチング処理をゲート電極上に酸化シリ
コン膜または窒化シリコン膜が残存したままの時点で終
了することとしている。また、請求項4にかかる半導体
装置の製造方法は、炭素を主体とするガスを使用したう
えで炭化シリコン膜を形成する際のプラズマ処理を実行
することを特徴としている。
【0013】さらに、請求項5にかかる半導体装置の製
造方法は炭素を主体とするガスがCmHn(m,nは自
然数)の分子式で表される酸化炭素ガスであり、請求項
6にかかる半導体装置の製造方法は炭素を主体とするガ
スがCmOn(m,nは自然数)の分子式で表される酸
化炭素ガスであることを特徴とする一方、請求項7にか
かる半導体装置の製造方法は炭素を主体とするガスがC
xHyOz(x,y,zは自然数)の分子式で表される
酸化炭素ガスであることを特徴としている。さらにま
た、請求項8にかかる半導体装置の製造方法は、CxH
yFz(x,y,zは自然数)の分子式で表されるフッ
化炭化水素ガスと、酸素またはオゾンとの混合ガスを使
用したうえで炭化シリコン膜を除去する際のプラズマ処
理を実行することを特徴としている。
【0014】以下、本発明の実施の形態を図面に基づい
て説明する。
【0015】(実施の形態1)図1は実施の形態1にか
かる半導体装置の製造方法、具体的には、コンタクトホ
ールの形成技術を簡略化して示す工程断面図であり、図
1中の符号11はSiC膜を示している。なお、この図
1において、図4及び図5と互いに同一となる部品、部
分には同一符号を付している。
【0016】本実施の形態1にかかる半導体装置の製造
方法、つまり、コンタクトホールの形成技術において
は、図1(a)で示すように、Siからなる半導体基板
1上の全面にわたるゲート酸化膜2を形成し、かつ、C
VD法を採用することによってゲート酸化膜2上の全面
にわたるポリSi膜(図示省略)を堆積した後、フォト
リソグラフィー及びドライエッチングによってポリSi
からなるゲート電極3を形成することが行われる。そし
て、図1(b)で示すように、イオン注入によって半導
体基板1内に軽度不純物拡散領域4を形成した後、CV
D法を採用したうえで半導体基板1上の全面にわたって
SiO2 膜(図示省略)を堆積する。
【0017】引き続き、エッチバック法による異方性の
ドライエッチングを採用したうえでゲート電極3の上面
が露出するまでエッチングすることによってSiO2
らなるサイドウオール5をゲート電極3の側壁に沿って
形成する。すなわち、この際におけるサイドウオール5
を形成するためのエッチング処理はゲート電極3が露出
するまで実行されており、ゲート電極3が露出した時点
で終了されることとなっている。なお、本実施の形態1
ではサイドウオール5がSiO2 からなるとしている
が、Si34膜を堆積したうえでのエッチング処理によ
ってSi34からなるサイドウオール5を形成しておい
てもよいことは勿論である。
【0018】次に、ゲート電極3及びサイドウオール5
をマスクとしたうえでのイオン注入を再実行することに
よって半導体基板1内にソース及びドレインとなる不純
物拡散領域6を形成した後、図1(c)で示すように、
CH4 などのような酸化炭素ガス、すなわち、炭素
(C)を主体とするガスを使用したうえでのプラズマ処
理により、ゲート電極3及びサイドウオール5を含んだ
半導体基板1上の全面にわたってSiC膜11を形成す
ることを行う。なお、ここでは、SiC膜11を形成す
る際のプラズマ処理で使用する酸化炭素ガスがCH4
あるとしているが、CH4 ガスのみに限られることはな
く、CmHn(m,nは自然数)やCmOn(m,nは
自然数)の分子式で表される構造、あるいはまた、Cx
HyOz(x,y,zは自然数)の分子式で表される構
造の酸化炭素ガスであってもよい。
【0019】ところで、この際においては、酸化炭素ガ
スを使用したうえでのプラズマ処理によってSiC膜1
1を形成するとしているが、プラズマ処理に限られるこ
とはなく、CVD法を採用したうえでSiC膜11を堆
積してもよいことは勿論である。そして、CVD法を採
用してSiC膜11を堆積する場合には常圧CVD装置
を使用することとなり、この際における原料ガスとして
はSiH4 ,C38を、また、キャリアガスとしてはH
2 を用いることとなる。なお、このときのデポ条件は、
SiH4 =0.5sccm,C38=0.25scc
m,H2 =3.0s/mであり、基板温度は1500℃
とされる。
【0020】さらに、SiC膜11を堆積した後、図1
(d)で示すように、SiO2 からなる層間絶縁膜7を
CVD法によって半導体基板1上の全面にわたって堆積
したうえ、フォトリソグラフィー及びドライエッチング
でもって層間絶縁膜7を部分的に除去することによって
不純物拡散領域6を露出させるコンタクトホール8を形
成する。そして、この際のエッチング処理においては、
SiO2 からなる層間絶縁膜7よりもSiC膜11の有
するエッチングレートの方が小さいため、SiC膜11
が層間絶縁膜7に対するエッチング処理時のエッチング
ストッパとして機能することになる。引き続き、図1
(e)で示すように、CHF3 及びO2 の混合ガスを用
いたうえでのプラズマ処理により、コンタクトホール8
の内部に露出しているSiC膜11を除去することを実
行した後、不純物拡散領域6上に残存するゲート酸化膜
2をエッチング処理でもって除去することが行われる。
つまり、この際のプラズマ処理においては、混合ガス中
のO2 の作用でもってSiCがSiOに改質され、か
つ、SiOが混合ガス中のCHF3 から発生するフッ素
ラジカル及びイオンでもって除去されるので、SiC膜
11は除去されてしまうことになり、コンタクトホール
8が完成したことになる。
【0021】なお、SiC膜11を除去するためのプラ
ズマ処理に際して使用されるガスがCHF3 及びO2
混合ガスのみに限定されることはなく、CxHyFz
(x,y,zは自然数)の分子式で表される構造のフッ
化炭化水素ガスまたはフッ化炭素ガスと、O2 またはオ
ゾン(O3 )との混合ガスであってもよい。そして、こ
の際には、炭素(C)や水素(H)からなる重合膜がS
iからなる半導体基板1及びSiO2 からなるサイドウ
オール5それぞれの表面上に形成されており、この重合
膜がエッチングに対する保護膜として作用することにな
る結果、下地の半導体基板1やゲート電極3の側壁に沿
って形成されたサイドウオール5がエッチングされるこ
とは起こらず、また、不純物拡散領域6に欠陥が生じる
ことも起こり得ないことになる。したがって、本実施の
形態1にかかる製造方法を採用した場合には、マスクの
位置合わせ精度による影響を受けることがなくなり、セ
ルフアラインでもって半導体デバイスの微細化を実現し
得ることになる。
【0022】(実施の形態2)実施の形態1にかかる半
導体装置の製造方法では、ゲート電極3を含む半導体基
板1上に堆積したSiO2 からなるサイドウオール5を
形成するに際し、ゲート電極3の上面が露出するまでS
iO2 膜をエッチングしているのであるが、以下に説明
するような手順に従った半導体装置の製造方法、すなわ
ち、図2で手順を追って示すようなコンタクトホールの
形成技術を採用することも可能である。なお、図2にお
いて、図1と同一になる部品及び部分については同一符
号を付している。
【0023】実施の形態2では、図2(a)で示すよう
に、Siからなる半導体基板1上の全面にわたってゲー
ト酸化膜2を形成し、かつ、CVD法を採用することに
よってゲート酸化膜2上の全面にわたるポリSi膜(図
示省略)を堆積した後、フォトリソグラフィー及びドラ
イエッチングによってポリSiからなるゲート電極3を
形成することが行われる。その後、引き続き、図2
(b)で示すように、イオン注入によって半導体基板1
内に軽度不純物拡散領域4を形成し、かつ、CVD法を
採用したうえで半導体基板1上の全面にわたるSiO2
膜(図示省略)を堆積した後、エッチバック法を採用し
たうえでSiO2 膜をエッチングすることによってSi
2 からなるサイドウオール5をゲート電極3の側壁に
沿って形成することが行われる。
【0024】ところで、サイドウオール5はSiO2
らなるとしているが、SiO2 に限られることはなく、
Si34膜を堆積したうえでのエッチング処理によって
Si34からなるサイドウオール5を形成してもよいこ
とは勿論である。そして、サイドウオール5を形成する
際には、実施の形態1にかかる手順とは異なり、ゲート
電極3上に所定膜厚のSiO2 膜12が残存したままの
時点においてエッチング処理を終了することが行われて
いる。なお、ゲート電極3上にSiO2 膜12を残存さ
せるためには、エッチング処理に先立ってSiO2 膜の
有するエッチングレートを測定しておき、エッチング時
間及び条件を調整することが行われている。また、Si
2 膜の膜厚をモニタリングするに際しては、ある特定
波長のレーザー光が入射した際における干渉波の強度変
化を測定する手法や、プラズマ中にあって一定の波長を
有する光とSiO2 膜との干渉波の強度変化を測定する
手法などが採用されることになっている。
【0025】次に、ゲート電極3及びサイドウオール5
をマスクとしたうえでのイオン注入を再実行することに
よって半導体基板1内にソース及びドレインとなる不純
物拡散領域6を形成した後、図2(c)で示すように、
CH4 などのような酸化炭素ガスを使用したうえでのプ
ラズマ処理により、ゲート電極3及びサイドウオール5
を含んだ半導体基板1上の全面にわたるSiC膜11を
形成することを行う。すなわち、ゲート電極3上にSi
2 膜12を残存させた場合には、膜厚の厚いSiC膜
11がゲート電極3上に堆積しているため、エッチング
ストッパとしての信頼性が実施の形態1を採用した場合
よりも向上することになる。なお、この際における酸化
炭素ガスが、CmHn(m,nは自然数)やCmOn
(m,nは自然数)の分子式で表される構造、あるい
は、CxHyOz(x,y,zは自然数)の分子式で表
される構造の酸化炭素ガスであってもよいことは勿論で
ある。
【0026】その後、図2(d)で示すように、SiO
2 からなる層間絶縁膜7をCVD法によって半導体基板
1上の全面にわたって堆積した後、フォトリソグラフィ
ー及びドライエッチングでもって層間絶縁膜7を部分的
に除去することによってコンタクトホール8を形成す
る。そして、この際のエッチング処理においては、Si
2 からなる層間絶縁膜7よりもSiC膜11の有する
エッチングレートの方が小さいため、SiC膜11が層
間絶縁膜7に対するエッチング処理時のエッチングスト
ッパとして機能することになる。さらに、図2(e)で
示すように、CHF3 及びO2 の混合ガスを用いたうえ
でのプラズマ処理により、コンタクトホール8の内部に
露出しているSiC膜11を除去した後、不純物拡散領
域6上に残存しているゲート酸化膜2及びSiO2 膜を
エッチング処理でもって除去する。
【0027】すなわち、この際のプラズマ処理において
は、混合ガス中のO2 の作用でもってSiCがSiOに
改質され、かつ、SiOが混合ガス中のCHF3 から発
生するフッ素ラジカル及びイオンでもって除去されるこ
ととなる結果、SiC膜11は除去されてしまうことに
なり、コンタクトホール8が完成したことになる。な
お、SiC膜11を除去するためのプラズマ処理に際し
て使用されるガスがCHF3 及びO2 の混合ガスのみに
限定されることはなく、CxHyFz(x,y,zは自
然数)の分子式で表される構造のフッ化炭化水素ガスと
2 またはオゾン(O3 )との混合ガスであってもよい
ことは実施の形態1と同じである。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる半
導体装置の製造方法によれば、ゲート電極及びサイドウ
オールを含む半導体基板上に堆積しているSiC膜がエ
ッチングストッパとして機能するため、層間絶縁膜内に
コンタクトホールを形成する際のエッチング処理でもっ
てゲート電極及びサイドウオールがエッチングされるこ
とは起こらないことになり、コンタクトホール形成時の
エッチング処理に起因した欠陥が生じることを容易に防
止できることとなる。そのため、ゲート電極及びコンタ
クトホール間における設計上の加工マージンが小さくて
済み、あるいは、不要となる結果、半導体デバイスの微
細化及び高集積化を実現できるという優れた効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1にかかる半導体装置の製造方法を
示す工程断面図である。
【図2】実施の形態2にかかる半導体装置の製造方法を
示す工程断面図である。
【図3】従来の形態1にかかる半導体装置の製造方法を
示す工程断面図である。
【図4】従来の形態2にかかる半導体装置の製造方法を
示す工程断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 3 ゲート電極 5 サイドウオール 6 不純物拡散領域 7 層間絶縁膜 8 コンタクトホール 11 SiC膜(炭化シリコン膜)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコンからなる半導体基板上にポリシ
    リコンからなるゲート電極を形成した後、ゲート電極を
    含む半導体基板上に酸化シリコン膜または窒化シリコン
    膜を堆積する工程と、酸化シリコンまたは窒化シリコン
    からなるサイドウオールをエッチング処理でもって形成
    した後、半導体基板内に不純物拡散領域を形成する工程
    と、プラズマ処理またはCVD処理でもってゲート電極
    及びサイドウオールを含む半導体基板上に炭化シリコン
    膜を形成する工程と、酸化シリコンからなる層間絶縁膜
    を炭化シリコン膜上に堆積する工程と、不純物拡散領域
    を露出させるコンタクトホールをエッチング処理でもっ
    て層間絶縁膜内に形成する工程と、コンタクトホール内
    に露出した炭化シリコン膜をプラズマ処理でもって除去
    する工程とを含んでいることを特徴とする半導体装置の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した半導体装置の製造方
    法であって、 サイドウオールを形成する際のエッチング処理は、ゲー
    ト電極が露出した時点で終了されることを特徴とする半
    導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載した半導体装置の製造方
    法であって、 サイドウオールを形成する際のエッチング処理は、ゲー
    ト電極上に酸化シリコン膜または窒化シリコン膜が残存
    したままの時点で終了されることを特徴とする半導体装
    置の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載した半導体装置の製造方法であって、 炭化シリコン膜を形成する際のプラズマ処理は、炭素を
    主体とするガスを使用して実行されることを特徴とする
    半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載した半導体装置の製造方
    法であって、 炭素を主体とするガスは、CmHn(m,nは自然数)
    の分子式で表される酸化炭素ガスであることを特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載した半導体装置の製造方
    法であって、 炭素を主体とするガスは、CmOn(m,nは自然数)
    の分子式で表される酸化炭素ガスであることを特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項4に記載した半導体装置の製造方
    法であって、 炭素を主体とするガスは、CxHyOz(x,y,zは
    自然数)の分子式で表される酸化炭素ガスであることを
    特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし請求項7のいずれかに記
    載した半導体装置の製造方法であって、 炭化シリコン膜を除去する際のプラズマ処理は、CxH
    yFz(x,y,zは自然数)の分子式で表されるフッ
    化炭化水素ガスと、酸素またはオゾンとの混合ガスを使
    用して実行されることを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
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