JPH10321368A - 多色発光装置およびその製造方法 - Google Patents

多色発光装置およびその製造方法

Info

Publication number
JPH10321368A
JPH10321368A JP9143555A JP14355597A JPH10321368A JP H10321368 A JPH10321368 A JP H10321368A JP 9143555 A JP9143555 A JP 9143555A JP 14355597 A JP14355597 A JP 14355597A JP H10321368 A JPH10321368 A JP H10321368A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
layer
green
light emitting
blue
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9143555A
Other languages
English (en)
Inventor
Chishio Hosokawa
地潮 細川
Masahide Matsuura
正英 松浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Idemitsu Kosan Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Kosan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Idemitsu Kosan Co Ltd filed Critical Idemitsu Kosan Co Ltd
Priority to JP9143555A priority Critical patent/JPH10321368A/ja
Publication of JPH10321368A publication Critical patent/JPH10321368A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electroluminescent Light Sources (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた視野角特性を有する多色発光装置を提
供し、またこの多色発光装置を簡易に効率よく製造する
ことができる方法を提供する。 【解決手段】 第一の基板101上に、赤系統色および
緑系統色の複数の発光画素102,103,104,1
05をそれぞれ分離して配置してなる第一の有機EL素
子100と、第二の基板201上に、青系統色の複数の
発光画素203,204,205を配置してなる第二の
有機EL素子200とが、それぞれの発光画素面が対向
するようにして、重ね合わされて配設されてなるととも
に、赤系統色および緑系統色の発光画素が、単一の第一
発光層を含む有機物層104から形成されてなることを
特徴とする多色発光装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多色発光装置およ
びその製造方法に関する。さらに詳しくは各種発光型の
マルチカラーまたはフルカラーの有機エレクトロルミネ
ッセンス(EL)ディスプレイに好適に用いられる多色
発光装置およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】EL素子は自己発光のため視認性が高
く、また完全固体のため耐衝撃性に優れるという特徴を
有しており、現在、無機,有機化合物を発光層に用いた
様々なEL素子が提案され、実用化が試みられている。
この実用化の一つとしてEL素子を用いたマルチカラ
ー,フルカラーのELディスプレイに好適な多色発光装
置を挙げることができる。このような多色発光装置とし
ては、たとえば下記のものが提案されている。 (1)赤色,緑色および青色のうちの一色をそれぞれ表
示する三枚の発光セルを貼り合わせてなるRGBマルチ
カラーディスプレイ(特開平7−57873号公報およ
び特開平7−114350号公報) (2)一枚の基板上で、二色の表示をする有機ELディ
スプレイ(ヨーロッパ特許公開公報EP0550062
A2) (3)発光材料として、高輝度,高効率の青色発光材
料,緑色発光材料,および橙色発光材料を用いたもの
(米国特許USP5130603号およびUSP476
9292号)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の多色発
光装置は下記の問題があった。 (1)特開平7−57873号公報等に記載のものは、
赤,青,緑のそれぞれの発光画像が、基板の厚さ分だけ
離れているため、見る角度により画像位置が変わり、画
像がにじむ等、良好な画像表示が得られない。また、三
種類の有機製膜および陰極製膜などが必要となり、工程
が煩雑でありコストもかかる。さらに、リードを実装す
る工程数が三倍となり煩雑である。 (2)EP0550062A2に記載のものは、赤,
緑,青(R,G,B)の三色の発光ができないのでフル
カラー表示をすることができない。 (3)USP5130603号等の記載には、良好な赤
色発光材料への言及はなく、高輝度,高効率の赤色発光
を実現することはできない。なお、一枚の基板上に、
赤,緑,青(R,G,B)の発光画素を備えることは、
発光層をフォトリソグラフ法により加工することが極め
て困難であるため、高精細な多色発光ディスプレイを得
ることはできないのが現状である。本発明は上述の問題
に鑑みなされたものであり、優れた視野角特性を有する
多色発光装置を提供し、またこの多色発光装置を簡易に
効率よく製造することができる方法を提供することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明によれば、第一の基板上に、青系統色および緑系
統色の複数の発光画素をそれぞれ分離して配置してなる
第一の有機EL素子と、第二の基板上に、赤系統色の複
数の発光画素を配置してなる第二の有機EL素子とが、
それぞれの発光画素面が対向するようにして、重ね合わ
されて配設されてなるとともに、青系統色および緑系統
色の発光画素が、単一の第一発光層を含む有機物層から
形成されてなることを特徴とする多色発光装置が提供さ
れる。
【0005】また、その好ましい態様として、前記第一
発光層が、青系統色および緑系統色の発光領域を合わせ
有する青緑色または青味緑色の発光をするものであると
ともに、前記青系統色および緑系統色の発光画素に対応
して、それぞれ青色カラーフィルタおよび緑色カラーフ
ィルタが、第一発光層を含む有機物層と第一の基板との
間に配設されてなることを特徴とする多色発光装置が提
供される。
【0006】また、その好ましい態様として、前記第一
発光層が、青色を発光するものであるとともに、前記緑
系統色の発光画素に対応して、緑色変換媒体層が、第一
の基板と第一基板電極との間に配設されてなることを特
徴とする多色発光装置が提供される。
【0007】また、その好ましい態様として、前記青系
統色および緑系統色の発光画素が、単一の前記第一発光
層を含む有機物層から形成されてなり、かつ前記青系統
色の発光画素が、第一発光層からの発光色を青色に変換
するカラーフィルタおよび/または色変換媒体層を有す
るとともに、前記緑系統色の発光画素が、第一発光層か
らの発光色を緑色に変換するカラーフィルタおよび/ま
たは色変換媒体層を有することを特徴とする多色発光装
置が提供される。
【0008】また、その好ましい態様として、前記第一
発光層が、キノリラート金属錯体を含有するものである
ことを特徴とする多色発光装置が提供される。
【0009】また、その好ましい態様として、前記赤系
統色の発光画素が、赤色を発光する第二発光層を含む有
機物層から形成されてなることを特徴とする多色発光装
置が提供される。
【0010】さらに、基板上に複数の発光画素をそれぞ
れ分離して配置する多色発光装置の製造方法において、
(1)第一の基板上に、青系統色および緑系統色の発光
画素の一部としての、カラーフィルタおよび/または色
変換媒体層、第一基板電極、青味緑色,青緑色,または
青色の発光をする単一の第一発光層を含む有機物層、お
よび第一対向電極を順次積層して、第一の有機EL素子
を形成し、(2)第二の基板上に、第二基板電極、赤色
の発光をする第二発光層を含む有機物層、および第二対
向電極を順次積層して、第二の有機EL素子を形成し、
(3)第一の有機EL素子と第二の有機EL素子とを、
第一対向電極と第二対向電極とが形成された面同士を対
向させて重ね合わせることを特徴とする多色発光装置の
製造方法が提供される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ具体的に説明する。 1.多色発光装置 (1)構成の概要 図1は本発明の多色発光装置の一の実施形態を模式的に
示す断面図である。図1に示すように本発明の多色発光
装置は、大別して第一の有機EL素子100と第二の有
機EL素子200とを重ね合わせた構成となっている。
すなわち、第一の有機EL素子100は、第一の基板1
01の上に青色および緑色のカラーフィルタおよび/ま
たは色変換媒体層102、第一基板電極103、単一の
第一発光層を含む有機物層104、および第一対向電極
105を順次積層して形成されている。また、第二の有
機EL素子200は、第二の基板201の上に第二基板
電極203、第二発光層を含む有機物層204、および
第二対向電極205を順次積層して形成されている。こ
の二つの素子100,200を、それぞれの発光画素面
が対向するようにして、重ね合わせた構成になってい
る。
【0012】ここで、第一の有機EL素子に用いられる
第一発光層は、青味緑色または青緑色を発光するタイプ
(I)のものと、青色を発光するタイプ(II) のものと
がある。それぞれのタイプに応じ、青系統色および緑系
統色の発光画素がストライプ状またはモザイク状に配置
される。このようにして二色発光画素表示装置(第一の
有機EL素子)を得ることができる。なお、青系統色お
よび緑系統色の所望の色純度の光を取り出すため、第一
発光層のタイプに応じ、表1に示すカラーフィルタや色
変換媒体層を組み合わせて配置することが好ましい。
【0013】
【表1】
【0014】また、第二の有機EL素子に用いられる第
二発光層は、赤系統色(例えば赤色又は橙色)を発光す
るものとする。このようにして、赤色発光画素表示装置
(第二の有機EL素子)を得ることができる。前記第一
の有機EL素子からなる二色発光画素表示装置と第二の
有機EL素子からなる赤色発光画素表示装置とを重ね合
わせることにより、少なくとも一方の基板101または
201の外側から光を取り出し、多色画素(像)表示が
可能な多色発光装置を得ることができる。なお、第一ま
たは第二基板電極は、陽極または陰極のどちらでも良
い。また、第一または第二対向電極も陽極または陰極の
どちらでも良い。
【0015】(2)発光画素およびその配置 一の発光画素とは、一の基板電極と、一の対向電極と、
これらに挟持された発光層を含む有機物層とを含み、こ
れに所望の色を実現するため、必要に応じてカラーフィ
ルタおよび/または色変換媒体層を備えたものであっ
て、独立に点燈,非点燈の制御が可能な箇所のことを意
味する。以下、XYマトリックスを用いた場合について
説明する。直交するようにして配設された一本の基板電
極ラインと一本の対向電極ラインとに有機物層が挟持さ
れており、その交差する箇所が発光画素となる。本発明
では、必要に応じ、この発光画素の光取り出し方向にカ
ラーフィルタ、色変換媒体層を設置する。設置する位置
は、基板と基板電極ラインとの間でも良いし、対向電極
ラインの上方に備えても良いが、光取り出し方向に備え
る必要がある。図1では基板101と基板電極103と
の間に設置した場合を示している。
【0016】このような発光画素を、光取り出し方向よ
り観察した場合、ストライプ配置やダイアゴナル配置な
ど、各種の発光画素の配置を保有する多色ディスプレイ
となっている。
【0017】(3)各種変形例 図2は、本発明の多色発光装置の他の実施形態を模式的
に示す断面図である。この例では、青色および緑色カラ
ーフィルタに加えて、赤系統色を発する第二発光層を含
む有機物層204の色純度を上げるため、カラーフィル
タ102を併設している。また、同様に、図3に示す例
では、第一発光層を含む有機物層104の光を、第二の
基板201上に積層して設置した青色および緑色カラー
フィルタおよび/または色変換媒体202によって青
色、緑色の発光とする構成を示している。
【0018】(4)各構成要素 以下、本発明に用いられる各構成要素について具体的に
説明する。 基板 本発明で用いられる基板としては、透明性を問わず、多
色発光装置を支えるに十分な剛直な材料が好ましい。
【0019】具体的な材料としては、例えば、ガラス
板、セラミック板、プラスチック板(ポリカーボネー
ト、アクリル、塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリイミド、ポリエステル樹脂等)、および後述す
る絶縁層と同じ材料からなる板等を挙げることができ
る。基板の板厚は、特に制限はない。通常は100μm
〜2mmの範囲である。
【0020】有機EL素子 本発明に用いられる有機EL素子においては、有機化合
物層として、再結合領域および発光領域を少なくとも有
するものが用いられる。この再結合領域および発光領域
は、通常発光層に存在するため、本発明においては、有
機化合物層として発光層のみを用いてもよいが、必要に
応じ、発光層以外に、たとえば正孔注入層,電子注入
層,有機半導体層,電子障壁層,付着改善層なども用い
ることができる。
【0021】次に本発明に用いられる有機EL素子の代
表的な構成例を示す。もちろん、これに限定されるもの
ではない。 (1)透明電極(陽極)/発光層/電極(陰極) (2)透明電極(陽極)/正孔注入層/発光層/電極
(陰極) (3)透明電極(陽極)/発光層/電子注入層/電極
(陰極) (4)透明電極(陽極)/正孔注入層/発光層/電子注
入層/電極(陰極) (5)透明電極(陽極)/正孔注入層/正孔輸送層/発
光層/電子注入層/電極(陰極) (6)陽極/有機半導体層/発光層/陰極 (7)陽極/有機半導体層/電子障壁層/発光層/陰極 (8)陽極/正孔注入層/発光層/付着改善層/陰極 などの構造を挙げることができる。これらの中で、通常
(5)の構成が好ましく用いられる。
【0022】−1.陽極 陽極としては、仕事関数の大きい(4eV以上)金属,
合金,電気伝導性化合物またはこれらの混合物を電極物
質とするものが好ましく用いられる。このような電極物
質の具体例としては、Au等の金属、CuI,ITO,
SnO2 ,ZnO等の誘電性透明材料が挙げられる。陽
極は、これらの電極物質を蒸着法やスパッタリング法等
の方法で、薄膜を形成させることにより作製することが
できる。このように発光層からの発光を陽極から取り出
す場合、陽極の発光に対する透過率が10%より大きく
することが好ましい。また、陽極のシート抵抗は、数百
Ω/□以下が好ましい。陽極の膜厚は材料にもよるが、
通常10nm〜1μm、好ましくは10〜200nmの
範囲で選択される。なお、前述のように、本発明におい
ては、陽極として用いる電極は、その形成位置から、基
板電極または対向電極のいずれであってもよい。
【0023】−2.発光層 本発明における発光層においては、発光材料(ホスト材
料)として、一般式(I)
【0024】
【化1】
【0025】で表わされるジスチリルアリレーン系化合
物が好ましく用いられる。この化合物は、特開平2−2
47278号公報に開示されている。
【0026】上記一般式において、Y1〜Y4はそれぞれ
水素分子、炭素数1〜6のアルキル基,炭素数1〜6の
アルコキシ基,炭素数7〜8のアラルキル基,置換ある
いは無置換の炭素数6〜18のアリール基,置換あるい
は無置換のシクロヘキシル基,置換あるいは無置換の炭
素数6〜18のアリールオキシ基,炭素数1〜6のアル
コキシ基を示す。ここで置換基は、炭素数1〜6のアル
キル基,炭素数1〜6のアルコキシ基,炭素数7〜8の
アラルキル基,炭素数6〜18のアリールオキシ基,炭
素数1〜6のアシル基,炭素数1〜6のアシルオキシ
基,カルボキシル基,スチリル基,炭素数6〜20のア
リールカルボニル基,炭素数6〜20のアリールオキシ
カルボニル基,炭素数1〜6のアルコキシカルボニル
基,ビニル基,アニリノカルボニル基,カルバモイル
基,フェニル基,ニトロ基,水酸基あるいはハロゲンを
示す。これらの置換基は単一でも複数でもよい。また、
1 〜Y4は同一でも、また互いに異なってもよく、Y1
とY2およびY3とY4 は互いに置換している基と結合し
て、置換あるいは無置換の飽和五員環または置換あるい
は無置換の飽和六員環を形成してもよい。Arは置換あ
るいは無置換の炭素数6〜20のアリレーン基を表わ
し、単一置換されていても、複数置換されていてもよ
く、また結合部分は、オルト,パラ,メタいずれでもよ
い。但し、Arが無置換フェニレン基の場合、Y1〜Y4
はそれぞれ炭素数1〜6のアルコキシ基,炭素数7〜8
のアラルキル基,置換あるいは無置換のナフチル基,ビ
フェニル基,シクロヘキシル基,アリールオキシ基より
選ばれたものである。このようなジスチルアリーレン系
化合物としては、たとえば、下記のものを挙げることが
できる。
【0027】
【化2】
【0028】
【化3】
【0029】また、別の好ましい発光材料(ホスト材
料)として、8−ヒドロキシキノリン、またはその誘導
体の金属錯体を挙げることができる。具体的には、オキ
シン(一般に8−キノリノールまたは8−ヒドロキシキ
ノリン)のキレートを含む金属キレートオキサノイド化
合物である。このような化合物は高水準の性能を示し、
容易に薄膜形態に成形される。このオキサノイド化合物
の例は、下記構造式を満たすものである。
【0030】
【化4】
【0031】(式中、Mtは金属を表わし、nは1〜3
の整数であり、Zはそのそれぞれの位置が独立であっ
て、少なくとも2以上の縮合芳香族環を完成させるため
に必要な原子を示す。) ここで、Mtで表わされる金属は、一価,二価または三
価の金属とすることができるものであり、たとえばリチ
ウム,ナトリウム,カリウムなどのアルカリ金属、マグ
ネシウムやカルシウムなどのアルカリ土類金属、あるい
はホウ素またはアルミニウムなどの土類金属である。一
般に、有用なキレート化合物であると知られている一
価,二価,または三価の金属はいずれも使用することが
できる。
【0032】また、Zは、少なくとも2以上の縮合芳香
族環の一方がアゾールまたはアジンからなる複素環を形
成させる原子を示す。ここで、もし必要であれば、上記
縮合芳香族環に他の異なる環を付加することが可能であ
る。また、機能上の改善がないまま嵩ばった分子を回避
するため、Zで示される原子の数は18以下に維持する
ことが好ましい。さらに、具体的にキレート化オキサノ
イド化合物を例示すると、トリス(8−キノリノール)
アルミニウム(以下、Alqと略記する),ビス(8−
キノリノール)マグネシウム,ビス(ベンゾ−8−キノ
リノール)亜鉛,ビス(2−メチル−8−キノリノラー
ト)アルミニウムオキシド,トリス(8−キノリノー
ル)インジウム、トリス(5−メチル−8−キノリノー
ル)アルミニウム,8−キノリノールリチウム,トリス
(5−クロロ−8−キノリノール)ガリウム,ビス(5
−クロロ−8−キノリノール)カルシウム,5,7−ジ
クロル−8−キノリノールアルミニウム、トリス(5,
7−ジブロモ−8−ヒドロキシキノリノール)アルミニ
ウムなどがある。
【0033】さらに、特開平5−198378号公報に
記載されているフェノラート置換8−ヒドロキシキノリ
ンの金属錯体は、青色発光材料として、好ましい物であ
る。このフェノラート置換8−ヒドロキシキノリンの金
属錯体の具体例としては、ビス(2−メチル−8−キノ
リノラート)(フェノラート)アルミニウム(III),
ビス(2−メチル−8−キノリノラート)(ο−クレゾ
ラート)アルミニウム(III) ,ビス(2−メチル−8
−キノリノラート)(m−クレゾラート)アルミニウム
(III) ,ビス(2−メチル−8−キノリノラート)
(p−クレゾラート)アルミニウム(III) ,ビス(2
−メチル−8−キノリノラート)(ο−フェニルフェノ
ラート)アルミニウム(III) ,ビス(2−メチル−8
−キノリノラート)(m−フェニルフェノラート)アル
ミニウム(III) ,ビス(2−メチル−8−キノリノラ
ート)(p−フェニルフェノラート)アルミニウム(II
I),ビス(2−メチル−8−キノリノラート)(2,
3−ジメチルフェノラート)アルミニウム(III) ,ビ
ス(2−メチル−8−キノリノラート)(2,6ジメチ
ルフェノラート)アルミニウム(III) ,ビス(2−メ
チル−8−キノリノラート)(3,4−ジメチルフェノ
ラート)アルミニウム(III),ビス(2−メチル−8
−キノリノラート)(3,5−ジメチルフェノラート)
アルミニウム(III),ビス(2−メチル−8−キノリ
ノラート)(3,5−ジ−t−ブチルフェノラート)ア
ルミニウム(III) ,ビス(2−メチル−8−キノリノ
ラート)(2,6−ジフェニルフェノラート)アルミニ
ウム(III) ,ビス(2−メチル−8−キノリノラー
ト)(2,4,6−トリフェニルフェノラート)アルミ
ニウム(III)などが挙げられる。これらの発光材料
は、一種用いてもよく、二種以上を組み合わせて用いて
もよい。
【0034】以下、さらに具体的に説明する。本発明に
用いられる第一発光層としては各種公知の青色発光材料
が用いることができる。たとえばジスチリルアリレーン
誘導体,トリススチリルアリーレン誘導体,アリルオキ
シ化キノリラート金属錯体が高水準な青色発光材料であ
る。また、ポリマーとしては、ポリパラフェニリン誘導
体を挙げることができる。上記の青色発光材料よりなる
発光層に緑色蛍光色素,青緑色蛍光色素を0.2〜5重
量%添加すると、青緑色又は緑色の高効率発光が出力で
きる。好ましい上記色素は、クマリン系色素,キナクリ
ドン系色素,ペリレン系色素,スチリルアミン系色素な
どがある。
【0035】本発明に用いられる第二発光層としては、
各種公知の発光材料が用いることができるが、第二発光
層から高効率にて橙色又は赤色などの赤色系発光を取り
出したい場合には、オキサノイド化合物にルブレンおよ
びその誘導体、ジシアノピラン誘導体、ペリレン誘導
体、ポリフィリン誘導体を0.2〜3重量%添加したも
のを用いる。これらの素子は3〜10(lm/w)の高
効率で発光出力をすることが可能である。他の特に好ま
しい第二発光層はポリアリーレンビニレン誘導体であ
る。これは橙色又は赤色を高効率に出力することが可能
である。
【0036】本発明に用いられる素子における発光層の
形成方法としては、たとえば、蒸着法、スピンコート
法,キャスト法,LB法などの公知の方法により薄膜化
することで形成することができるが、特に分子堆積膜で
あることが好ましい。ここで、分子堆積膜とは、該化合
物の気相状態から沈着され形成された薄膜や、該化合物
の溶融状態または液相状態から固体化され形成された膜
のことである。通常、この分子堆積膜は、LB法により
形成された薄膜(分子累積膜)と凝集構造,高次構造の
相違や、それに起因する機能的な相違により区別するこ
とができる。また、この発光層は、樹脂などの結着材と
共に溶剤に溶かして溶液とした後、これをスピンコート
法などにより薄膜化して形成することができる。このよ
うにして形成された発光層の膜厚については、特に制限
はなく、適宜状況に応じて選ぶことができるが、好まし
くは1nm〜10μm、特に好ましくは5nm〜5μm
の範囲がよい。
【0037】−3.正孔注入層及び正孔輸送層 次に、正孔注入層及び正孔輸送層は、必ずしも本発明に
用いられる素子に必要なものではないが、発光性能の向
上のために用いた方が好ましいものである。この正孔注
入層及び正孔輸送層は、発光層への正孔注入を助ける層
であって、正孔移動度が大きく、イオン化エネルギー
が、通常5.5eV以下と小さい。このような正孔注入
層及び正孔輸送層としては、より低い電界で正孔を発光
層に輸送する材料が好ましく、さらに正孔の移動度が、
たとえば104 〜106 V/cmの電界印加時に、少な
くとも10-6cm2 〜/V・ 秒であればなお好まし
い。このような正孔注入材料及び正孔輸送材料について
は、前記の好ましい性質を有するものであれば特に制限
はなく、従来、光導伝材料において、正孔の電荷輸送材
として慣用されているものや、EL素子の正孔注入材料
及び正孔輸送材料に使用される公知のものの中から任意
のものを選択して用いることができる。
【0038】具体例としては、例えばトリアゾール誘導
体(米国特許3,112,197号明細書等参照)、オ
キサジアゾール誘導体(米国特許3,189,447号
明細書等参照)、イミダゾール誘導体(特公昭37−1
6096号公報等参照)、ポリアリールアルカン誘導体
(米国特許3,615,402号明細書、同第3,82
0,989号明細書、同第3,542,544号明細
書、特公昭45−555号公報、同51−10983号
公報、特開昭51−93224号公報、同55−171
05号公報、同56−4148号公報、同55−108
667号公報、同55−156953号公報、同56−
36656号公報等参照)、ピラゾリン誘導体およびピ
ラゾロン誘導体(米国特許第3,180,729号明細
書、同第4,278,746号明細書、特開昭55−8
8064号公報、同55−88065号公報、同49−
105537号公報、同55−51086号公報、同5
6−80051号公報、同56−88141号公報、同
57−45545号公報、同54−112637号公
報、同55−74546号公報等参照)、フェニレンジ
アミン誘導体(米国特許第3,615,404号明細
書、特公昭51−10105号公報、同46−3712
号公報、同47−25336号公報、特開昭54−53
435号公報、同54−110536号公報、同54−
119925号公報等参照)、アリールアミン誘導体
(米国特許第3,567,450号明細書、同第3,1
80,703号明細書、同第3,240,597号明細
書、同第3,658,520号明細書、同第4,23
2,103号明細書、同第4,175,961号明細
書、同第4,012,376号明細書、特公昭49−3
5702号公報、同39−27577号公報、特開昭5
5−144250号公報、同56−119132号公
報、同56−22437号公報、西独特許第1,11
0,518号明細書等参照)、アミノ置換カルコン誘導
体(米国特許第3,526,501号明細書等参照)、
オキサゾール誘導体(米国特許第3,257,203号
明細書等に開示のもの)、スチリルアントラセン誘導体
(特開昭56−46234号公報等参照)、フルオレノ
ン誘導体(特開昭54−110837号公報等参照)、
ヒドラゾン誘導体(米国特許第3,717,462号明
細書、特開昭54−59143号公報、同55−520
63号公報、同55−52064号公報、同55−46
760号公報、同55−85495号公報、同57−1
1350号公報、同57−148749号公報、特開平
2−311591号公報等参照)、スチルベン誘導体
(特開昭61−210363号公報、同61−2284
51号公報、同61−14642号公報、同61−72
255号公報、同62−47646号公報、同62−3
6674号公報、同62−10652号公報、同62−
30255号公報、同60−93445号公報、同60
−94462号公報、同60−174749号公報、同
60−175052号公報等参照)、シラザン誘導体
(米国特許第4,950,950号明細書)、ポリシラ
ン系(特開平2−204996号公報)、アニリン系共
重合体(特開平2−282263号公報)、特開平1−
211399号公報に開示されている導電性高分子オリ
ゴマー(特にチオフェンオリゴマー)等を挙げることが
できる。正孔注入層及び正孔輸送層の材料としては上記
のものを使用することができるが、ポルフィリン化合物
(特開昭63−2956965号公報等に開示のも
の)、芳香族第三級アミン化合物およびスチリルアミン
化合物(米国特許第4,127,412号明細書、特開
昭53−27033号公報、同54−58445号公
報、同54−149634号公報、同54−64299
号公報、同55−79450号公報、同55−1442
50号公報、同56−119132号公報、同61−2
95558号公報、同61−98353号公報、同63
−295695号公報等参照)、特に芳香族第三級アミ
ン化合物を用いることが好ましい。
【0039】上記ポルフィリン化合物の代表例として
は、ポルフィン、1,10,15,20−テトラフェニ
ル−21H,23H−ポルフィン銅(II)、1,10,
15,20−テトラフェニル−21H,23H−ポルフ
ィン亜鉛(II)、5,10,15,20−テトラキス
(ペンタフルオロフェニル)−21H,23H−ポルフ
ィン、シリコンフタロシアニンオキシド、アルミニウム
フタロシアニンクロリド、フタロシアニン(無金属)、
ジリチウムフタロシアニン、銅テトラメチルフタロシア
ニン、銅フタロシアニン、クロムフタロシアニン、亜鉛
フタロシアニン、鉛フタロシアニン、チタニウムフタロ
シアニンオキシド、Mgフタロシアニン、銅オクタメチ
ルフタロシアニン等を挙げることができる。
【0040】また、前記芳香族第三級アミン化合物およ
びスチリルアミン化合物の代表例としては、N,N,
N’,N’−テトラフェニル−4,4’−ジアミノフェ
ニル、N,N’−ジフェニル−N,N’−ビス−(3−
メチルフェニル)−[1,1’−ビフェニル]−4,
4’−ジアミン(以下TPDと略記する)、4,4’−
ビス[N,N−ジ−(3−トリル)アミノ]−4”−フ
ェニル−トリフェニルアミン(以下、TPD74と略記
する)、2,2−ビス(4−ジ−p−トリルアミノフェ
ニル)プロパン、1,1−ビス(4−ジ−p−トリルア
ミノフェニル)シクロヘキサン、N,N,N’,N’−
テトラ−p−トリル−4,4’−ジアミノフェニル、
1,1−ビス(4−ジ−p−トリルアミノフェニル)−
4−フェニルシクロヘキサン、ビス(4−ジメチルアミ
ノ−2−メチルフェニル)フェニルメタン、ビス(4−
ジ−p−トリルアミノフェニル)フェニルメタン、N,
N’−ジフェニル−N,N’−ジ(4−メトキシフェニ
ル)−4,4’−ジアミノビフェニル、N,N,N’,
N’−テトラフェニル−4,4’−ジアミノフェニルエ
ーテル、4,4’−ビス(ジフェニルアミノ)クオード
リフェニル、N,N,N−トリ(p−トリル)アミン、
4−(ジ−p−トリルアミノ)−4’−[4(ジ−p−
トリルアミノ)スチリル]スチルベン、4−N,N−ジ
フェニルアミノ−(2−ジフェニルビニル)ベンゼン、
3−メトキシ−4’−N,N−ジフェニルアミノスチル
ベンゼン、N−フェニルカルバゾール、米国特許第5,
061,569号に記載されている2個の縮合芳香族環
を分子内に有する、例えば、4,4’−ビス[N−(1
−ナフチル)−N−フェニルアミノ]ビフェニル(以下
NPDと略記する)、また、特開平4−308688号
公報で記載されているトリフェニルアミンユニットが3
つスターバースト型に連結された4,4’,4''−トリ
ス[N−(3−メチルフェニル)−N−フェニルアミ
ノ]トリフェニルアミン(以下MTDATAと略記す
る)等を挙げることができる。また、発光層の材料とし
て示した前述の芳香族ジメチリディン系化合物の他、p
型−Si,p型SiC等の無機化合物も正孔注入層及び
正孔輸送層の材料として使用することができる。
【0041】正孔注入層及び正孔輸送層は、上述した化
合物を、例えば真空蒸着法,スピンコート法,キャスト
法,LB法等の公知の方法により薄膜化することにより
形成することができる。正孔注入層としての膜厚は、特
に制限はないが、通常は5nm〜5μmである。この正
孔注入層及び正孔輸送層は、上述した材料の一種または
二種以上からなる一層で構成されていてもよいし、また
は、前記正孔注入層及び正孔輸送層とは別種の化合物か
らなる正孔注入層及び正孔輸送層を積層したものであっ
てもよい。また、有機半導体層は、発光層への正孔注入
または電子注入を助ける層であって、10-10 S/cm
以上の導電率を有するものが好適である。このような有
機半導体層の材料としては、含チオフェンオリゴマーや
含アリールアミンオリゴマーなどの導電性オリゴマー、
含アリールアミンデンドリマーなどの導電性デンドリマ
ーなどを用いることができる。
【0042】−4.電子注入層 一方電子注入層は、発光層への電子の注入を助ける層で
あって、電子移動度が大きく、また付着改善層は、この
電子注入層の中で、特に陰極との付着が良い材料からな
る層である。電子注入層に用いられる材料としては、た
とえば8−ヒドロキシキノリンまたはその誘導体の金属
錯体、あるいはオキサジアゾール誘導体が好ましく挙げ
られる。また、付着改善層に用いられる材料としては、
特に8−ヒドロキシキノリンまたはその誘導体の金属錯
体が好適である。上記8−ヒドロキシキノリンまたはそ
の誘導体の金属錯体の具体例としては、オキシン(一般
に8−キノリノールまたは8−ヒドロキシキノリン)の
キレートを含む金属キレートオキサノイド化合物が挙げ
られる。一方、オキサジアゾール誘導体としては、一般
式(II),(III) および(IV)
【0043】
【化5】
【0044】(式中Ar10〜Ar13はそれぞれ置換また
は無置換のアリール基を示し、Ar10とAr11およびA
12とAr13はそれぞれにおいて互いに同一であっても
異なっていてもよく、Ar14置換または無置換のアリレ
ーン基を示す。)で表わされる電子伝達化合物が挙げら
れる。ここで、アリール基としてはフェニル基,ビフェ
ニル基,アントラニル基,ペリレニル基,ピレニル基な
どが挙げられ、アリレーン基としてはフェニレン基,ナ
フチレン基,ビフェニレン基,アントラセニレン基,ペ
ニレニレン基,ピレニレン基などが挙げられる。また、
置換基としては炭素数1〜10のアルキル基、炭素数1
〜10のアルコキシ基またはシアノ基などが挙げられ
る。この電子伝達化合物は、薄膜形成性のものが好まし
い。上記電子伝達化合物の具体例としては、下記のもの
を挙げることができる。
【0045】
【化6】
【0046】−5.陰極 陰極としては、仕事関数の小さい(4eV以下)金属,
合金,電気伝導性化合物およびこれらの混合物を電極物
質とするものが用いられる。このような電極物質の具体
例としては、ナトリウム、ナトリウム−カリウム合金、
マグネシウム、リチウム、マグネシウム・銀合金、アル
ミニウム/酸化アルミニウム(Al23 )、アルミニ
ウム・リチウム合金、インジウム、希土類金属などが挙
げられる。この陰極は、これらの電極物質を蒸着やスパ
ッタリングなどの方法により、薄膜を形成させることに
より、作製することができる。また、陰極としてのシー
ト抵抗は数百Ω/□以下が好ましく、膜厚は通常10n
m〜1μm、50〜200nmの範囲が好ましい。な
お、本発明に用いられるEL素子においては、該陽極ま
たは陰極のいずれか一方が透明または半透明であること
が、発光を透過するため、発光の取り出し効率がよいの
で好ましい。なお、前述のように、本発明においては、
陰極として用いる電極は、その形成位置から、基板電極
または対向電極のいずれであってもよい。
【0047】カラーフィルタ 本発明に用いられるカラーフィルタとしては、青緑色又
は緑色の入射光より青色または緑色の発光を取り出す機
能を有するものであれば特に制限はなく、たとえば透明
樹脂に顔料を分散したものを挙げることができる。ここ
で、透明樹脂としては、ポリメチルメタクリレート、ポ
リカーボネート、ポリビニルアルコール、ポリアクリレ
ートなどを挙げることができる。緑色の発光を取り出す
場合に用いる顔料としては、緑色顔料であり、フタロシ
アニン系、ハロゲン化フタロシアニンが好ましく、青色
顔料としては、銅フタロシアニン顔料などが好ましい。
なお、カラーフィルタを平面的に分離配置するために
は、透明樹脂としてアクリル酸系、メタクリル酸系、ポ
リケイ皮酸ビニル系などのレジスト材料により、フォト
リソグラフを行なうのが好ましい。
【0048】色変換媒体層 本発明に用いられる色変換媒体とは、蛍光色素を透明媒
質中に分散したものであり、本発明では緑色又は青色系
統色の入射光を緑色に変える機能をもつものを意味す
る。このような青色系の発光素子の発光を、緑色発光に
変換する蛍光色素については、たとえば、クマリン系色
素、例えばクマリン6,クマリン153,クマリン7な
ど又はフラビン系色素(ナフタルイミド系色素)、例え
ばソルベントイエロー116,ソルベントイエロー4を
挙げることができる。さらに、各種染料(直接染料、酸
性染料、塩基性染料、分散染料等)も蛍光性があれば可
能である。また、前記蛍光色素を樹脂中にあらかじめ練
りこんで顔料化したものでもよい。
【0049】これらの蛍光色素は、必要に応じて、単独
または混合して用いてもよい。特に、上記色素を混合し
て用いて、発光から蛍光への変換効率を高めることもで
きる。一方、樹脂は、透明な(可視光50%以上)の材
料が好ましい。たとえば、ポリメチルメタクリレート、
ポリアクリレート、ポリカーボネート、ポリビニルアル
コール、ポリビニルピロリドン、ヒドロキシエチルセル
ロース、カルボキシメチルセルロース、ベンゾグアナミ
ン、メラミン等の透明樹脂(高分子)を挙げることがで
きる。なお、蛍光体層を平面的に分離配置するために、
フォトリソグラフィ法が適用できる透明な感光性樹脂も
選ぶことができる。たとえば、アクリル酸系、メタクリ
ル酸系、ポリケイ皮酸ビニル系、環ゴム系等の反応性ビ
ニル基を有する光硬化型レジスト材料が挙げられる。ま
た、印刷法を用いる場合には、透明な樹脂を用いた印刷
インキ(メジウム)を選ぶことができる。たとえば、メ
ラミン樹脂,フェノール樹脂,アルキド樹脂,エポキシ
樹脂,ポリウレタン樹脂,ポリエステル樹脂,マレイン
酸樹脂,ポリアミド樹脂のモノマー、オリゴマー、ポリ
マー、またポリメチルメタクリレート,ポリアクリレー
ト,ポリカーボネート,ポリビニルアルコール,ポリビ
ニルピロリドン,ヒドロキシエチルセルロース,カルボ
キシメチルセルロース等の透明樹脂を用いることができ
る。
【0050】蛍光体層が主に蛍光色素からなる場合は、
所望の蛍光体層パターンのマスクを介して真空蒸着また
はスパッタリング法で成膜され、一方、蛍光色素と樹脂
からなる場合は、蛍光色素と上記樹脂およびレジストを
混合、分離または可溶化させ、スピンコート、ロールコ
ート、キャスト法等の方法で成膜し、フォトリソグラフ
ィ法で所望の蛍光体層パターンでパターニングしたり、
スクリーン印刷等の方法で所望の蛍光体層パターンでパ
ターニングするのが一般的である。蛍光体層が蛍光色素
または、蛍光色素および樹脂からなるものの膜厚は、有
機EL素子の発光を十分に吸収し、蛍光を発生する機能
を妨げるものでなければ制限はなく、通常蛍光色素によ
り若干異なるが、10nm〜1mm程度が適当である。
また、特に蛍光体層が蛍光色素と樹脂からなるものは、
蛍光色素の濃度が蛍光の濃度消光を起こすことなく、か
つ、有機EL素子の発光を十分吸収できる範囲であれば
よい。蛍光色素の種類によるが、使用する樹脂に対して
1〜10-4mol/kgの濃度が好適に用いられる。
【0051】2.製造方法 本発明の多色発光装置の製造方法は、(1)第一の有機
EL素子を形成する工程、(2)第二の有機EL素子を
形成する工程、および(3)両者を重ね合わせる工程、
に大別される。
【0052】(1)第一の有機EL素子を形成する工程 第一の有機EL素子を形成する工程は、たとえば、下記
〜の工程からなるものとすることができる。 基板洗浄工程 カラーフィルタ成膜または色変換媒体層成膜工程 カラーフィルタまたは色変換媒体パターニング工程 平坦化層成膜工程 透明電極成膜工程およびパターニング工程 有機層成膜工程 陰極金属成膜およびパターニング工程 に関しては、特に制限はなく、たとえば、イソプロピ
ルアルコールで超音波洗浄することを挙げることができ
る。 およびに関しては、カラーフィルタを用いる場合
は、カラーレジストにより、青色画素用の青色カラーレ
ジストを成膜し、その後、フォトマスクを通しての露光
後、所定のパターンによりカラーレジストパターンが残
存するようにした後、緑色画素用の緑色カラーレジスト
を成膜し、同様に所定のパターンでこのカラーレジスト
膜が残るようにする。色変換媒体としては、この媒体自
身が感光性を保有する場合は、カラーフィルタの場合と
同様にして緑色変換媒体パターンの成膜を施すことがで
きる。その他の方法として色変換媒体を成膜後、その上
よりフォトレジストを成膜し、フォトマスクを通して露
光後、フォトレジストパターンが残るようにする。さら
にフォトレジストが残存していない箇所を各種溶媒(た
とえば、希塩酸水溶液や10〜20%の酢酸)でエッチ
ングして、さらにフォトレジストを剥離し緑色変換媒体
のパターン成膜を施す方法を挙げることができる。 に関しては、カラーフィルタや色変換媒体による凹凸
を平坦化する意味で各種透明樹脂を成膜することが好ま
しい。これに用いる透明樹脂(たとえばポリウレタンや
アクリル系樹脂)はスピンコーティング法で成膜し、熱
によりキュアリングを施し乾燥硬化させる。 に関しては、透明電極や陰極は公知のスパッタリング
や蒸着法で成膜し、さらに透明電極はフォトリソグラフ
法によりパターニングすることができる。 に関しては、有機層は、真空蒸着により、多層の成膜
をすることが好ましい。 に関しては、陰極のパターニングは、シャドーマスク
を利用しての陰極蒸着を用いることができる。
【0053】(2)第二の有機EL素子を形成する工程 第二の有機EL素子を形成する工程は、たとえば下記
〜の工程とすることができる。 基板洗浄工程 透明電極成膜工程 有機層成膜工程 陰極金属成膜およびパターニング工程 に関しては、第一の有機EL素子を形成する場合と同
様である。 に関しては、透明電極は、公知のスパッタリングや蒸
着法で成膜し、さらに、フォトリソグラフ法によりパタ
ーニングを行なうことができる。 に関しては、有機層は、真空蒸着により多層の成膜を
行なうことができる。 に関しては、陰極金属の成膜およびパターニングは、
シャドーマスクを利用しての陰極蒸着を用いることがで
きる。
【0054】(3)両者を重ね合わせる工程 両者を重ね合せる工程は、たとえば位置合せをした後、
熱硬化性または光硬化性接着剤により第一と第二の有機
EL素子の素子形成側を内側にして貼り合わせることを
挙げることができる。この際、第一の有機EL素子と第
二の有機EL素子が接触しないように間隙を設けること
が好ましい。また、間隙は視野角を広くするため50μ
m〜1μmとすることが好ましい。
【0055】
【実施例】以下、本発明を実施例によってさらに具体的
に説明する。 [実施例1]本実施例は、青色発光画素および緑色発光
画素として、カラーフィルタと青緑色発光層とを結合し
て用いた例である。カラーフィルタの作製 110μm ×280μmの青色カラーフィルタと、1
10μm ×280μmの緑色カラーフィルタとが交互
にストライプ状に配置されているカラーフィルタを作製
した。その配置した数は、それぞれ(360×240)
個であった。作製方法は以下のようにした。1.1mm
厚、10cm角のガラス基板上に、富士ハント社製の感
光性カラーレジストをスピンコートし、フォトマスクを
通し感光後、現像した。まず、緑色用カラーレジストを
用い緑色カラーフィルタを作製し、さらに青色用カラー
レジストを用い青色カラーフィルタを作製した。次にこ
のカラーフィルタ上の全面に、カラーフィルタの保護膜
としてアクリル系コーティング剤(新日鉄化学社製25
9)をスピンコートし、180℃で硬化した。
【0056】ITOストライプの作製 次に、この基板上全面にITOを膜厚が200nmとな
るように、スパッタリングにより形成した。その面抵抗
値は、30Ω/□であった。スパッタリング時の基板温
度は200℃であった。次に、ITOをフォトリソグラ
フにてストライプ加工した。ストライプのピッチは12
0μm であり、ITO幅は110μm であり、既に設け
たカラーフィルタと重なるようにパターン加工をしてお
いた(図4)。
【0057】第一の有機EL素子の作製(青色成分、
緑色成分の発光が可能な素子) 、で得られたカラーフィルタを、イソプロピルアル
コールにて5分間超音波洗浄した。次に、UVオゾン洗
浄を30分間行なった。この基板を真空蒸着装置の基板
ホルダーに取り付けた。次に正孔注入層としてMTDA
TAを150nm蒸着した。さらに正孔輸送層としてN
PDを20nm蒸着した。さらに発光層のホスト材料と
してDPVBi、緑色蛍光色素としてクマリン6、青色
蛍光色素としてペリレンを蒸着速度比30:0.2:
0.6で膜厚40nm蒸着した。次に、電子注入層とし
てAlqを20nm蒸着した。最後に蒸着マスクをかけ
てMg:Ag合金を200nm蒸着した。MgとAgと
の蒸着速度比は14:1であった。蒸着マスクの開口は
230μm幅のストライプであり、300μmピッチで
Mg:Ag陰極ストライプがITOと垂直に交わるよう
に形成できるようにしてある。これによってペリレンか
らは青系統色発光が、クマリン6からは緑系統色発光が
同時にできるような有機ELXYマトリックス素子がで
きた。この素子の駆動テストをしたところ、青色発光画
素、緑色発光画素とも発光し、さらに2色の画像表示が
行なえることが確認された。なお、カラーフィルタを用
いない素子の発光色は青緑色であった。
【0058】第二の有機EL素子の作製 360μmピッチ、幅110μmのITOストライプが
360本配置されているガラス板を用意した。次に、こ
れを前記と同様に洗浄し、真空蒸着装置の基板ホルダ
ーに取り付けた。次に、正孔注入層、正孔輸送層、発光
層としてMTDATA、NPD、DPVBiおよびAl
qを、それぞれ膜厚80、20、60、20nmで蒸着
した。ただし、発光層のAlqにはテトラフェニルポル
フィリンを赤色蛍光色素として4重量%添加した。次
に、Mg:Ag合金を膜厚10nmで蒸着した。このM
g:Ag合金陰極は膜厚が薄く、光透過性であった。
【0059】両者の重ね合わせ 前記で作製した青色、緑色発光画素を有する第一の素
子と、前記で作製した第二の素子とを紫外線硬化樹脂
で貼り合わせた。その断面を図5に示す。貼り合わせは
乾燥窒素で満たしたグローブボックスで行なった。次
に、この素子に駆動回路を接続し、画像表示を行なっ
た。多色(緑色、青色、赤色)の画像表示が行なえるこ
とが確認された。なお、この画像の観察は第一基板の外
表面より行なった。
【0060】[実施例2]本実施例は、緑色発光画素と
して色変換媒体を用い、これを青色発光層と結合して用
いた例である。緑色変換媒体のパターン加工 蛍光色素として、0.02mol/kg(固形分中)と
なる割合のクマリン6を0.33gと蛍光顔料としてベ
ンゾグアナミン樹脂に対して2重量%のソルベントイエ
ロー116および6重量%のソルベントイエロー44を
予め練り込んだもの(ナフタルイミド系蛍光顔料)を固
形分に対して30重量%となる量14.1gと、アクリ
レート系の光硬化型レジスト(日本合成ゴム社製JNP
C06、固形分38重量%)85.6gを混合したイン
キ100g(固形分47重量%)を調製した。次に、こ
のインキをスピンコートし、80℃でベーク後、基板を
高圧水銀灯を光源とするコンタクト式露光機にセット
し、幅110μm,ピッチ360μmのストライプパタ
ーンが得られるマスクを位置あわせして、300mJ/
cm2 (365nm)で露光した。さらに、2.38%
TMAH(テトラメチルアンモニウムヒドロキシド)水
溶液で現像後、200℃でポストベークして、緑色変換
用の蛍光変換膜のパターンを得た。次に、保護膜とし
て、アクリル系コーティング材をスピンコートし、18
0℃で熱硬化した。
【0061】ITOストライプの作製 緑色変換媒体上に実施例1のと同様にしてITOをス
パッタリングし、さらにストライプ加工した。そのパタ
ーンを図6に示す。
【0062】第一の有機EL素子の作製 次に、実施例1のと同様にして青色発光素子を作製し
た。ただし、緑色蛍光色素であるクマリン6は蒸着しな
かった。この素子を駆動テストをしたところ、緑色変換
媒体をもつ緑色発光画素は緑色に表示され、もたない箇
所では青色表示されることが確認された。
【0063】重ね合わせ(貼り合わせ) 実施例1ので得られた素子と、本実施例ので得られ
た素子を貼り合わせた。貼り合わせには紫外線硬化樹脂
を用い、乾燥窒素下グローブボックスで行なった。次に
この素子の駆動テストを行なったところ、赤色、緑色、
青色の多色表示が行なえることが確認された。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように本発明によって、す
ぐれた視野角特性を有する多色発光装置を提供すること
ができる。また、この装置を簡易にかつ効率よく製造す
ることができる方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多色発光装置の一の実施形態を模式的
に示す断面図である。
【図2】本発明の多色発光装置の他の実施形態を模式的
に示す断面図である。
【図3】本発明の多色発光装置の他の実施形態を模式的
に示す断面図である。
【図4】本発明の多色発光装置の一の実施例におけるI
TOストライプのパターンを模式的に示す断面図であ
る。
【図5】本発明の多色発光装置の一の実施例を模式的に
示す断面図である。
【図6】本発明の多色発光装置の他の実施例におけるI
TOストライプのパターンを模式的に示す断面図であ
る。
【符号の説明】
100 第一の有機EL素子 101 第一の基板 102 カラーフィルタおよび/または色変換媒体層 103 第一基板電極 104 第一発光層を含む有機物層 105 第一対向電極 106 スペーサー 107 保護層 108 紫外線硬化樹脂 200 第二の有機EL素子 201 第二の基板 202 カラーフィルタおよび/または色変換媒体層 203 第二基板電極 204 第二発光層を含む有機物層 205 第二対向電極

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一の基板上に、青系統色および緑系統
    色の複数の発光画素をそれぞれ分離して配置してなる第
    一の有機EL素子と、第二の基板上に、赤系統色の複数
    の発光画素を配置してなる第二の有機EL素子とが、そ
    れぞれの発光画素面が対向するようにして、重ね合わさ
    れて配設されてなるとともに、青系統色および緑系統色
    の発光画素が、単一の第一発光層を含む有機物層から形
    成されてなることを特徴とする多色発光装置。
  2. 【請求項2】 前記第一発光層が、青系統色および緑系
    統色の発光領域を合わせ有する青緑色または青味緑色の
    発光をするものであるとともに、前記青系統色および緑
    系統色の発光画素に対応して、それぞれ青色カラーフィ
    ルタおよび緑色カラーフィルタが、第一発光層を含む有
    機物層と第一の基板との間に配設されてなることを特徴
    とする請求項1記載の多色発光装置。
  3. 【請求項3】 前記第一発光層が、青色を発光するもの
    であるとともに、前記緑系統色の発光画素に対応して、
    緑色変換媒体層が、第一の基板と第一基板電極との間に
    配設されてなることを特徴とする請求項1記載の多色発
    光装置。
  4. 【請求項4】 前記青系統色および緑系統色の発光画素
    が、単一の前記第一発光層を含む有機物層から形成され
    てなり、かつ前記緑系統色の発光画素が、第一発光層か
    らの発光色を緑色に変換するカラーフィルタおよび/ま
    たは色変換媒体層を有するとともに、前記青系統色の発
    光画素が、第一発光層からの発光色を青色に変換するカ
    ラーフィルタおよび/または色変換媒体層を有すること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の多色発
    光装置。
  5. 【請求項5】 前記第一発光層が、キノリラート金属錯
    体を含有するものであることを特徴とする請求項1〜4
    のいずれか1項記載の多色発光装置。
  6. 【請求項6】 前記赤系統色の発光画素が、赤色を発光
    する第二発光層を含む有機物層から形成されてなること
    を特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の多色発
    光装置。
  7. 【請求項7】 基板上に複数の発光画素をそれぞれ分離
    して配置する多色発光装置の製造方法において、(1)
    第一の基板上に、青系統色および緑系統色の発光画素の
    一部としての、カラーフィルタおよび/または色変換媒
    体層、第一基板電極、青味緑色,青緑色,または青色の
    発光をする単一の第一発光層を含む有機物層、および第
    一対向電極を順次積層して、第一の有機EL素子を形成
    し、(2)第二の基板上に、第二基板電極、赤色の発光
    をする第二発光層を含む有機物層、および第二対向電極
    を順次積層して、第二の有機EL素子を形成し、(3)
    第一の有機EL素子と第二の有機EL素子とを、第一対
    向電極と第二対向電極とが形成された面同士を対向させ
    て重ね合わせることを特徴とする多色発光装置の製造方
    法。
JP9143555A 1997-05-16 1997-05-16 多色発光装置およびその製造方法 Pending JPH10321368A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9143555A JPH10321368A (ja) 1997-05-16 1997-05-16 多色発光装置およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9143555A JPH10321368A (ja) 1997-05-16 1997-05-16 多色発光装置およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10321368A true JPH10321368A (ja) 1998-12-04

Family

ID=15341472

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9143555A Pending JPH10321368A (ja) 1997-05-16 1997-05-16 多色発光装置およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10321368A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006077808A1 (ja) * 2005-01-18 2006-07-27 Dai Nippon Printing Co., Ltd. 有機エレクトロルミネッセンス素子用カラーフィルタ基板
JP2006228705A (ja) * 2005-01-18 2006-08-31 Dainippon Printing Co Ltd 有機エレクトロルミネッセンス素子用カラーフィルタ基板
JP2006261094A (ja) * 2005-02-17 2006-09-28 Dainippon Printing Co Ltd 有機エレクトロルミネッセンス素子用カラーフィルタ基板
KR100741968B1 (ko) * 2004-11-23 2007-07-23 삼성에스디아이 주식회사 유기 전계 발광 표시 소자 및 그 제조방법
KR100787454B1 (ko) 2006-07-31 2007-12-26 삼성에스디아이 주식회사 유기 발광 디스플레이 장치

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100741968B1 (ko) * 2004-11-23 2007-07-23 삼성에스디아이 주식회사 유기 전계 발광 표시 소자 및 그 제조방법
US7687983B2 (en) 2004-11-23 2010-03-30 Samsung Mobile Display Co., Ltd. Organic light emitting display and method of fabricating the same
JP2010219054A (ja) * 2004-11-23 2010-09-30 Samsung Mobile Display Co Ltd 有機電界発光表示素子及びその製造方法
US8410682B2 (en) 2004-11-23 2013-04-02 Samsung Display Co., Ltd. Organic light emitting display and method of fabricating the same
WO2006077808A1 (ja) * 2005-01-18 2006-07-27 Dai Nippon Printing Co., Ltd. 有機エレクトロルミネッセンス素子用カラーフィルタ基板
JP2006228705A (ja) * 2005-01-18 2006-08-31 Dainippon Printing Co Ltd 有機エレクトロルミネッセンス素子用カラーフィルタ基板
TWI395507B (zh) * 2005-01-18 2013-05-01 Dainippon Printing Co Ltd 有機電致發光元件用彩色濾光片基板及使用其之有機電致發光顯示裝置
JP2006261094A (ja) * 2005-02-17 2006-09-28 Dainippon Printing Co Ltd 有機エレクトロルミネッセンス素子用カラーフィルタ基板
KR100787454B1 (ko) 2006-07-31 2007-12-26 삼성에스디아이 주식회사 유기 발광 디스플레이 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3224237B2 (ja) 有機エレクトロルミネッセンス表示装置
JP4011649B2 (ja) 多色発光装置およびその製造方法
JP3224352B2 (ja) 多色発光装置
JP3187695B2 (ja) 多色発光装置およびその製造方法
JP3962436B2 (ja) 多色発光装置
JPH103990A (ja) 有機el発光装置
JP2838063B2 (ja) 有機エレクトロルミネッセンス素子
JP3304287B2 (ja) 有機el多色発光表示装置
JP4005749B2 (ja) 色変換膜及び有機エレクトロルミネッセンス素子
WO2005101915A1 (ja) 電極基板及びその製造方法
TWI430701B (zh) Organic electroluminescent elements and full color light emitting devices
JPH10255983A (ja) 表示素子
JPH1167451A (ja) 有機el発光装置及び多色発光装置
JP3452343B2 (ja) 多色発光装置およびその製造方法
JPH1012378A (ja) 多色発光装置およびその製造方法
JPH1012380A (ja) 多色発光装置およびその製造方法
JPH11279426A (ja) ローダミン系色素、色変換膜および有機エレクトロルミネッセンス素子
JPH10308286A (ja) 有機el発光装置
JP3508805B2 (ja) 多色発光装置およびその製造方法
JP3864009B2 (ja) エレクトロルミネッセンス表示装置
JPH11354273A (ja) 多色発光装置
JPH1022072A (ja) 有機el発光装置の製造方法
JPH10112389A (ja) 多色発光装置
JPH10321368A (ja) 多色発光装置およびその製造方法
JPH10116687A (ja) 有機el発光装置