JPH1032078A - セラミックヒータ - Google Patents

セラミックヒータ

Info

Publication number
JPH1032078A
JPH1032078A JP9492297A JP9492297A JPH1032078A JP H1032078 A JPH1032078 A JP H1032078A JP 9492297 A JP9492297 A JP 9492297A JP 9492297 A JP9492297 A JP 9492297A JP H1032078 A JPH1032078 A JP H1032078A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ceramic
component
silicide
heating element
ceramic heater
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9492297A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3160226B2 (ja
Inventor
Masahiro Konishi
雅弘 小西
Kazuo Tatematsu
一穂 立松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Spark Plug Co Ltd filed Critical NGK Spark Plug Co Ltd
Priority to JP09492297A priority Critical patent/JP3160226B2/ja
Publication of JPH1032078A publication Critical patent/JPH1032078A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3160226B2 publication Critical patent/JP3160226B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Resistance Heating (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 セラミック基体の熱膨張係数を調整するため
の添加成分の量が最適の値に設定され、ひいては耐久性
に優れたセラミックヒータを提供する。 【解決手段】 セラミックヒータ1は、セラミック基体
中13中に発熱体10を埋設して構成される。セラミッ
ク基体13は、基本セラミック成分中に調整セラミック
成分として、基本セラミック成分よりも熱膨張係数の大
きい金属硅化物、金属炭化物、金属ホウ化物及び金属窒
化物の一種以上を、合計で1〜3重量%の範囲で添加し
て焼成されたものとされる。金属硅化物、金属炭化物、
金属ホウ化物及び金属窒化物は、W、Ta、Nb、T
i、Mo、Zr、Hf、V、Crの各硅化物、炭化物、
ホウ化物及び窒化物の中から選定することができる。ま
た、セラミック基体の基本セラミック成分は、Si34
及びAlNのいずれかを主体に構成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はセラミックヒータに
関し、例えばセラミックグロープラグ等に使用されるセ
ラミックヒータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、セラミックグロープラグ等に使用
されるセラミックヒータとして、Si34あるいはAl
Nを主体とする絶縁性のセラミック基体に対し、通電に
より抵抗発熱する発熱体を埋設した構造を有するものが
知られている。発熱体は、例えばWやMo等の硅化物、
炭化物、ホウ化物ないし窒化物で構成された導電性を有
するセラミック、あるいはW、W−Re、Mo等の高融
点金属線により形成される。
【0003】このようなセラミックヒータにおいては、
セラミック基体を構成するSi34又はAlNが、セラ
ミック発熱体を構成する導電性セラミックス又は金属線
よりも熱膨張係数が小さいため、加熱・冷却のサイクル
を繰り返すと、セラミック発熱体に上記熱膨張係数の差
に基づく応力集中が起こってヒータの耐久性に問題が生
ずる場合があった。そこで、セラミック基体中に、Si
34又はAlNよりも熱膨張係数の大きい金属硅化物、
炭化物、窒化物あるいはホウ化物等のセラミックス成分
(以下、調整セラミック成分という)を添加して、上記
熱膨張係数の差を縮めることにより、耐久性を向上させ
る試みがなされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記セラミックヒータ
においては、セラミック基体に対する調整セラミック成
分の添加量が過剰になると、下記のような問題が生ずる
欠点がある。 調整セラミック成分としての金属硅化物、炭化物、窒
化物あるいはホウ化物の中には、400℃〜900℃程
度の温度域で加熱・冷却のサイクルを繰返し行うと、大
気中の酸素と反応して酸化物に変化するものがあり、例
えばMoSi2は、大気中で400〜500℃程度に加
熱されることで容易に酸化物に変化する。このような酸
化物は、セラミックヒータの使用温度よりもかなり低い
温度(例えば700〜800℃)で昇華ないし蒸発する
性質を有しているため、セラミックヒータの発熱中にそ
の昇華ないし蒸発に伴いポア(空孔)が形成されること
がある。そして、調整セラミック成分の含有量が過剰に
なると上記ポアの量が増大し、ヒータの耐久性が低下す
る問題が生ずる。
【0005】Si34又はAlNを主体に構成される
セラミック基体には焼結を促進するために、希土類ない
しアルカリ土類金属の酸化物等を焼結助剤として添加す
る必要がある。ここで、調整セラミック成分の添加量が
多くなると、Si34又はAlNを主体とするセラミッ
クスは焼結性が低下するので、これを補うために焼結助
剤の添加量を増加させる必要が生ずる。ところが、焼結
助剤の添加量が増大するとセラミック基体の耐熱性が低
下し、使用条件によってはセラミックヒータの耐久性確
保に支障をきたす場合がある。一方、焼結助剤を増量し
なければ焼成体の密度が不足して、セラミックヒータの
機械的強度が不足する結果となる。また、焼結助剤の添
加量は、調整セラミック成分の添加量に応じて微妙に調
整する必要があり面倒である。
【0006】そして、従来のセラミックヒータにおいて
は、以上のような弊害を生じないための調整セラミック
成分の添加範囲が十分検討されておらず、調整セラミッ
ク成分の添加量がしばしば過剰となって、セラミックヒ
ータの耐久性が改善されなかったり、あるいは逆に低下
してしまう等の問題を生じていた。
【0007】本発明の課題は、セラミック基体の熱膨張
係数を調整するための添加成分の量が最適の値に設定さ
れ、ひいては耐久性に優れたセラミックヒータを提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】本発明の
セラミックヒータは、セラミック基体中に発熱体を埋設
して構成され、上述の問題を解決するために下記の特徴
を有している。すなわちセラミック基体は、基本セラミ
ック成分中に調整セラミック成分として、基本セラミッ
ク成分よりも熱膨張係数の大きい金属硅化物、金属炭化
物、金属ホウ化物及び金属窒化物の一種以上を、合計で
1〜3重量%の範囲で添加して焼成されたものとされ
る。
【0009】上述のように構成されたセラミックヒータ
においては、セラミック基体に対し調整セラミック成分
が1〜3重量%の範囲で添加されることで、セラミック
基体と抵抗発熱体との間の熱膨張係数の差を縮小して応
力集中を回避する効果が十分に得られ、しかも調整セラ
ミック成分に由来する酸化物の量が減少するので、前述
のポア形成に伴いヒータの耐久性が低下したりする心配
もない。酸化物の形成量が減少する原因としては、調整
セラミック成分の絶対量が少ないことの他に、焼結によ
り形成される粒界相(例えば、粉末粒子間の相互拡散に
より形成された相、あるいは焼結時に生ずる液相が粒界
付近で凝固したもの等)により調整セラミック成分の粒
子が覆われて、酸素との接触が回避ないし抑制されるこ
とが考えられる。一方、調整セラミック成分が1〜3重
量%の範囲内であれば、セラミック基体の焼結性がそれ
ほど損なわれないため、焼結助剤の添加量を増やす必要
がなくなり、また添加量の微妙な調整も不要となる。
【0010】調整セラミック成分の添加量が1重量%未
満になると、セラミック基体と抵抗発熱体との間の熱膨
張係数の差が大きくなり、発熱体に上記熱膨張係数の差
に基づく応力集中が起こってヒータの耐久性に問題が生
ずる場合がある。一方、3重量%を超えると、調整セラ
ミック成分に由来する酸化物の形成量が増大し、これが
昇華ないし蒸発することにより前述のポアが多数形成さ
れて、ヒータの耐久性に問題が生ずる場合がある。ま
た、セラミック基体の焼結性が低下するので、焼結助剤
の添加量を増加させなければならず、それに伴うセラミ
ック基体の耐熱性の低下が著しくなるとともに、焼結助
剤の添加量を微妙に調整しなければ、セラミック基体の
良好な焼結状態が得られなくなる問題も生ずる。それ
故、調整セラミック成分の添加量は1〜3重量%とさ
れ、さらに望ましくは2〜3重量%の範囲内で調整する
のがよい。
【0011】なお、調整セラミック成分としての金属硅
化物、金属炭化物、金属ホウ化物及び金属窒化物は、上
記添加量の範囲において熱膨張係数の調整効果が過不足
なく達成され、また化学的安定性が良好であることか
ら、W、Ta、Nb、Ti、Mo、Zr、Hf、V、C
rの各硅化物、炭化物、ホウ化物及び窒化物の中から選
定することが望ましい。また、基本セラミック成分は、
セラミック基体として必要十分な耐熱衝撃性と抗折強度
とを確保する観点から、Si34及びAlNのいずれか
を主体に構成することが望ましい。
【0012】次に、発熱体は、セラミック導電材料によ
り構成することができる。これにより、発熱体の寿命を
高めることができる。セラミック導電材料は、具体的に
はマトリックスセラミック相中に導電性セラミック相が
分散した構造を有するものとできる。こうすれば、導電
性セラミック相の含有率を変化させることで、発熱体の
電気比抵抗調整を簡単に行うことができる。マトリック
スセラミック相は、例えばSi34又はAlNが主成分
となるように構成される。なお、導電性セラミック相の
発熱体に対する含有率は、30〜80重量%の範囲で調
整することが望ましい。含有率が30重量%未満になる
と、発熱体の電気比抵抗が大きくなり過ぎて、十分な発
熱が得られなくなる。一方、80重量%を超えると焼結
が不十分となり、良好な発熱体が得られなくなる。な
お、発熱体は、W、W−Re、Mo等の高融点金属線に
より形成してもよい。
【0013】セラミックヒータの発熱を飽和温度で制御
する場合、該飽和温度は、その抵抗発熱体が該飽和温度
でどの程度の電気抵抗値を有しているかで決まることと
なる。そのようなセラミックヒータを例えばグロープラ
グに使用する場合、そのヒータ昇温性能に対しては、機
関の始動性を向上させるためになるべく短時間で飽和温
度に到達する、いわゆる速熱性が要求されることが多
い。
【0014】そして、導電性セラミック相の材質として
は、なるべく大きい正の抵抗温度係数を有するものを用
いることが、速熱性のグロープラグを実現する上で有利
となる。その理由は次の通りである。まず、図9(a)
に示すように、導電性セラミック成分として、それぞれ
室温でほぼ等しい電気比抵抗は値R0を有するとともに
抵抗温度係数がλ1、λ2(ただしλ1>λ2:簡単のた
め、それぞれ温度によらず一定の値を示すものと考え
る)である成分1と成分2について考える。
【0015】この場合、飽和温度TSでの両者の電気比
抵抗はそれぞれ、 (成分1使用時) R1=R0+λ1ΔT ‥‥‥(1) (成分2使用時) R2=R0+λ2ΔT ‥‥‥(2) となるが、λ1>λ2であるから、平衡温度では電気比抵
抗は前者のほうが高くなる。すなわち、 R1>R2 ‥‥‥(3) である。従って、このような成分1と成分2を使用して
セラミックヒータを作製すると、図9(b)に示すよう
に、抵抗発熱体を構成する複合セラミック中の導電性セ
ラミック成分の配合量を、成分1を使用する材質Aにお
いて、成分2を使用する材質Bよりも多くすることによ
って、両材質A及び材質Bは、同じ通電電圧でかつ所定
の飽和温度TSにおいて、ほぼ同一の電気比抵抗を有す
るものとなる。
【0016】ところが、室温T0、すなわち通電開始時
の状況について考えると、材質AのほうがBよりも導電
性セラミック成分の配合比率が多く、しかも成分1と成
分2の電気比抵抗は室温T0ではほぼ等しいことから、
成分1を使用する材質Aのほうが、成分2を使用する材
質Bよりも複合セラミックの電気比抵抗は小さくなる。
その結果、抵抗温度係数の高い成分1を使用する材質A
の方が通電初期において大電流を流すことができ、その
結果図10に示すように、飽和温度TSに到達するまで
の時間を短くすることができるようになる。また、ヒー
タが発熱して温度が上昇するほど電気比抵抗が増大して
電流が流れにくくなることから、セラミックヒータに温
度の自己調整機能が生じ、ヒータの過昇等が起こりにく
くなる。
【0017】なお、抵抗温度係数の値は、実際には温度
により変化することの方が多いので、1000℃におけ
る電気比抵抗の値R1000と25℃における電気比抵抗の
値R25との比R1000/R25を、平均的な抵抗温度係数を
反映した指標として用いることが可能である。本発明で
使用する導電性セラミック相の材質としては、該R1000
/R25が1〜20の範囲内にある材質を選定するのがよ
い。R1000/R25が1を下回ると、温度の自己調整機能
が期待できなくなる。また、R1000/R25が20を上回
ると高温での電気比抵抗が高くなり過ぎて、ヒータを十
分に発熱させることができなくなる場合がある。なお、
通電初期において大電流を流すことを可能とし、速熱性
を高めるためには、室温での電気比抵抗R0がなるべく
小さい材質が望ましい。具体的には、該室温での電気比
抵抗R0は、1.0×10-3Ωcm以下である材質を選定
するのがよい。
【0018】また、導電性セラミック相の材質は、抵抗
温度係数λと室温での電気比抵抗の他に、熱膨張率ρ及
び融点Tm等も考慮して選定するようにする。熱膨張率
ρは、セラミック基体の熱膨張率との差が大きすぎると
セラミックヒータの通電耐久性が確保できなくなる場合
がある。具体的には、導電性セラミック相の熱膨張率ρ
1とセラミック基体の熱膨張率ρ2との差(ρ1−ρ2)
が、10.0×10-6/℃以内となっていることが望ま
しい。また、融点Tmは、セラミックヒータの実用最高
温度を考慮して、1500℃以上のものを使用すること
が望ましい。
【0019】上述の条件に合致する導電セラミック材料
としては、W、Ta、Nb、Ti、Mo、Zr、Hf、
V、Crの各硅化物、炭化物、ホウ化物及び窒化物を例
示することができる。表1は、そのような導電性セラミ
ックのいくつかの材質について、その具体的な材料特性
値をまとめたものである(出典:「高融点化合物物性便
覧」(1994年、日ソ通信社))。
【0020】
【表1】
【0021】これら材質のうち、特にW炭化物及びMo
珪化物を本発明に好適に使用することができる。この場
合、導電性セラミック相は、例えばW炭化物及びMo珪
化物の少なくともいずれかが主成分となるように構成で
きる。すなわち、W炭化物及びMo珪化物は、セラミッ
ク基体の基本セラミック成分としてSi34あるいはA
lNを使用する場合、それとの熱膨張係数差が比較的小
さいことから、これを用いて構成した抵抗発熱体の耐久
性が良好である。また、融点も2000℃以上と非常に
高く、より高温まで昇温可能な抵抗発熱体が得られる利
点がある。
【0022】また、Mo珪化物のうち特にMoSi
2は、室温での電気比抵抗が小さくてしかも大きな抵抗
温度係数を有しており、速熱性に特に優れた抵抗発熱体
を得ることができる。ただし、Mo5Si3も本発明に好
適に使用することができる。なお、導電性セラミック相
をMo珪化物を含有するものとして構成する場合、その
Mo珪化物は、MoSi2相とMo5Si3相との少なく
ともいずれかを主体とするものとして構成できる。この
場合、MoSi2相とMo5Si3相とを単独で用いて
も、両方を混在させて用いてもいずれでもよい。なお、
抵抗発熱体を焼成により製造する場合、原料段階で配合
されているのがMoSi2のみでMo5Si3が含有され
ていなくとも、MoSi2の一部が焼成中に例えば焼結
助剤等の影響によりMo5Si3に転化して、MoSi2
及びMo5Si3の混相状態が不可避的に形成される場合
がある。
【0023】ここで、導電性セラミック相をW炭化物及
びMo珪化物の少なくともいずれかで構成し、さらにそ
の発熱体に対するW炭化物及びMo珪化物の合計含有率
を30〜80重量%の範囲で調整する場合、W炭化物及
びMo珪化物の含有量を直接同定することが困難であれ
ば、発熱体中のWないしMo成分が、全てWCないしM
oSi2の形で存在していると仮定して算出されるそれ
らWCないしMoSi2の推定合計含有量が30〜80
重量%となるように、該WないしMo成分の含有量が調
整されていればよい。この場合、発熱体中のWないしM
o成分の含有量は、蛍光X線分析あるいはICP発光分
光分析等の公知の方法にて特定することが可能である。
【0024】なお、発熱体を、Mo珪化物と窒化珪素と
を主体とするMo珪化物−窒化珪素系複合セラミックで
構成する場合、該Mo珪化物−窒化珪素系複合セラミッ
ク中のMo珪化物の含有重量M1と、前記窒化珪素の含
有重量M2との比M1/M2は、(20/80)〜(85
/15)の範囲で調整するのがよい。M1/M2が(20
/80)未満になると、抵抗発熱体として必要な導電性
を確保できなくなる。また、M1/M2が(85/15)
を超えると、抵抗発熱体の熱膨張係数が大きくなりす
ぎ、セラミック基体側の熱膨張係数を最大限に大きくな
るよう調整しても、セラミックヒータの通電耐久性を十
分に確保できなくなる場合がある。M1/M2は、望まし
くは(40/60)〜(85/15)の範囲で調整する
のがよい。なお、Mo珪化物の含有重量M1と窒化珪素
の含有重量M2とを直接的に同定することが困難である
場合には、Mo珪化物−窒化珪素系複合セラミック中の
Mo成分が全てMoSi2の形で存在すると仮定して算
出されるMoSi2の推定含有量M1と、同じくその窒素
成分が全てSi34の形で存在すると仮定して算出され
るSi34の推定含有量M2との比M1/M2が、(20
/80)〜(85/15)(望ましくは(40/60)
〜(85/15))となるように、Mo成分及び窒素成
分の含有量が調整されていればよい。
【0025】なお、セラミック基体の基本セラミック成
分は、所定の焼結助剤成分あるいは不可避不純物等を含
んでいてもよい。焼結助剤成分は、Y23、Er23
Yb23、CaO、MgO等の希土類酸化物あるいはア
ルカリ土類金属酸化物で構成することができ、基本セラ
ミック成分に対する比率において、3〜15重量%の範
囲で添加するのがよい。添加量が3重量%未満になると
セラミック基体の焼結が不十分となる。一方、15重量
%を超えるとセラミック基体の耐熱性が不足する。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に示す実施例を参照しつつ説明する。図1は、本発明に
係るセラミックヒータを使用したグロープラグを、その
内部構造とともに示すものである。すなわち、グロープ
ラグ50は、その一端側に設けられたセラミックヒータ
1と、そのセラミックヒータ1の先端部2が突出するよ
うにその外周面を覆う金属製の外筒3、さらにその外筒
3を外側から覆う筒状の金属ハウジング4等を備えてお
り、セラミックヒータ1と外筒3との間及び外筒3と金
属ハウジング4との間は、それぞれろう付けにより接合
されている。
【0027】セラミックヒータ1の後端部には、金属線
により両端が弦巻ばね状に形成された結合部材5の一端
が外側から嵌合するとともに、その他端側は、金属ハウ
ジング4内に挿通された金属軸6の対応する端部に嵌着
されている。金属軸6の他方の端部側は金属ハウジング
4の外側へ延びるとともに、その外周面に形成されたね
じ部6aにナット7が螺合し、これを金属ハウジング4
に向けて締めつけることにより、金属軸6が金属ハウジ
ング4に対して固定されている。また、ナット7と金属
ハウジング4との間には絶縁ブッシュ8が嵌め込まれて
いる。そして、金属ハウジング4の外周面には、図示し
ないエンジンブロックにグロープラグ50を固定するた
めのねじ部5aが形成されている。
【0028】セラミックヒータ1は、図2に示すよう
に、一方の基端部から延び先端部で方向変換して他方の
基端部へ至る方向変換部10aと、その方向変換部10
aの各基端部から同方向に延びる2本の直線部10bと
を有するU字状の発熱体10を備え、その各両端部に線
状又はロッド状の電極部11及び12の先端部が埋設さ
れるとともに、発熱体10と電極部11及び12の全体
が、円形断面を有する棒状のセラミック基体13中に埋
設されている。発熱体10は、方向変換部10aがセラ
ミック基体13の末端側に位置するように配置されてい
る。
【0029】セラミック基体13は、Si34を主体と
する基本セラミック成分中に、調整セラミック成分とし
て、W、Ta、Nb、Ti、Mo、Zr、Hf、V、C
rの各硅化物、炭化物、ホウ化物及び窒化物のなかから
選ばれる1種ないし2種以上(例えばMoSi2)を合
計で1〜3重量%、望ましくは2〜3重量%添加して、
これを焼成したものである。また、基本セラミック成分
には、Y23、Er23、Yb23、CaO、MgO等
の希土類酸化物あるいはアルカリ土類金属酸化物からな
る焼結助剤成分が、3〜15重量%の範囲で添加され
る。
【0030】また、発熱体10は、導電性を有するセラ
ミック、例えばWC、MoSi2及びMo5Si3の少な
くともいずれかを主成分とする粉末及びSi34を主成
分とする粉末に、セラミック基体13に使用されたもの
と同様の焼結助剤成分を、0.8〜10.5の範囲で添
加・混合して焼結したものである。その焼結体組織は、
Si34系基質(マトリックスセラミック相)中に、W
C、MoSi2及びMo5Si3の少なくともいずれかを
主成分とする導電性セラミック相粒子が分散したものと
なっている。ここで、導電性セラミックの原料粉末とし
てMoSi2のみを使用する場合であっても、その一部
が焼成中に例えば焼結助剤等の影響によりMo5Si3
転化する場合がある。従って、この場合には、MoSi
2及びMo5Si3の混相状態が形成されることが多い。
なお、電極部11及び12は、W、W−Re、Mo、P
t、ニオブ、ニクロム、タンタル等の金属線で構成され
る。
【0031】図2において、セラミック基体13の表面
には、その電極部12の露出部12aを含む領域に、ニ
ッケル等の金属薄層(図示せず)が所定の方法(例えば
メッキや気相製膜法など)により形成され、該金属薄層
を介してセラミック基体13と外筒3とがろう付けによ
り接合されるとともに、電極部12がこれら接合部を介
して外筒3と導通している。また、電極部11の露出部
11aを含む領域にも同様に金属薄層が形成されてお
り、ここに結合部材5がろう付けされている。このよう
に構成することで、図示しない電源から、金属軸6(図
1)、結合部材5及び電極部11を介して発熱体10に
対して通電され、さらに電極部12、外筒3、金属ハウ
ジング4(図1)、及び図示しないエンジンブロックを
介して接地される。
【0032】以下、セラミックヒータ1の製造方法につ
いて説明する。まず、図3(a)に示すように、発熱体
10に対応したU字形状のキャビティ32を有した金型
31に対し電極材30を、その一方の端部が該キャビテ
ィ32内に入り込むように配置する。そしてその状態
で、導電性セラミック粉末、Si34を主成分とする粉
末、焼結助剤粉末及びバインダを含有するコンパウンド
33を射出することにより、同図(b)に示すように、
電極材30とU字状の導電性セラミック粉末成形部34
とが一体化された一体成形体35を作成する。なお、導
電性セラミック粉末成形部34はほぼ円形の断面を有す
るように形成される。
【0033】一方これとは別に、セラミック基体13を
形成するセラミック粉末を予め金型プレス成形すること
により、図4(a)に示すような、上下別体に形成され
た分割予備成形体36,37を用意しておく。なお、セ
ラミック粉末としては、Si34粉末を主体として、こ
れに1〜3重量%の調整セラミック成分粉末と、3〜1
5重量%の焼結助剤粉末と、プレス成形のための若干の
バインダを添加・混合したものが使用される。
【0034】これら分割予備成形体36,37は、上記
一体成形体35に対応した形状の凹部38がその合わせ
面39aに形成されている。次いで、この凹部38に一
体成形体35を収容し、分割予備成形体36,37を該
型合わせ面39aにおいて型合わせする。そして、図5
(a)に示すように、その状態でこれら分割予備成形体
36,37及び一体成形体35を、金型61のキャビテ
ィ61a内に収容し、パンチ62,63を用いてプレス
・圧縮することにより、図5(b)及び図6(a)に示
すように、これらが一体化された複合成形体39が形成
される。ここで、そのプレス方向は、分割予備成形体3
6,37の合わせ面39aに対しほぼ直角に設定され
る。
【0035】こうして得られた複合成形体39は、まず
バインダ成分等を除去するために所定の温度(例えば約
800℃)で仮焼され、図6(b)に示す仮焼体39’
とされる。続いて図5(b)に示すように、この仮焼体
39’が、グラファイト等で構成されたホットプレス用
成形型65,66のキャビティ65a,66aにセット
される。仮焼体39’は、炉64内で両成形型65及び
66の間で加圧されながら所定の温度(例えば約180
0℃前後)で焼成されることにより、図6(c)に示す
ような焼成体70となる。このとき、図4(b)に示す
導電性セラミック粉末成形部34が発熱体10を、分割
予備成形体36,37がセラミック基体13をそれぞれ
形成することとなる。また、各電極材30はそれぞれ電
極部11及び12となる。
【0036】ここで、仮焼体39’は、図6(b)に示
すように、分割予備成形体36及び37の合わせ面39
aに沿う方向に圧縮されながら焼成体70となる。そし
て、図6(c)に示すように、導電性セラミック粉末成
形部34の直線部34bは、その円状断面が上記圧縮方
向につぶれるように変形することにより、楕円状断面を
有した発熱体10の直線部10bとなる。次いで、図6
(d)に示すように、焼成体70の外周面に研磨等の加
工を施すことにより、セラミック基体13の断面が円形
に整形されて最終的なセラミックヒータ1となる。
【0037】なお、図7に示すように、セラミック基体
粉末の成形体に対し、導電性セラミック粉末のペースト
を用いて発熱体形状をパターン印刷し、これを焼成する
ことによりその印刷パターンを焼結して、抵抗発熱体1
0とするようにしてもよい。
【0038】さらに、セラミックヒータ1においては、
発熱体10を、W、W−Re、Mo、Pt、ニオブ、ニ
クロム、タンタル等の金属線で構成することもできる。
その具体例をその製法とともに図8に示す。なお、該態
様においては、構成及び製法ともに、発熱体をセラミッ
クスで構成する場合と多くの部分が共通するので、以
下、主にその相違点について説明し、共通部分について
は説明を省略する。すなわち、図8(a)に示すような
コイル状の上記高融点金属材料線材60を、同図(b)
示すようにU字状に曲げ、さらにその両端内側に電極材
30を挿入・一体化することにより発熱体ユニット61
を形成する。そして、図5において、一体射出成形体3
5に代えてこの発熱体ユニット61を分割予備成形体3
6,37の凹部38に装着し、これをプレス・一体化し
て得られる複合成形体をホットプレス焼成すれば、図6
(c)に示すように、発熱体としての金属材料線材60
がセラミック基体13に埋設されたセラミックヒータ1
が得られることとなる。
【0039】なお、本発明のセラミックヒータは、グロ
ープラグに限らず、バーナ着火用あるいは酸素センサ用
の加熱素子等に使用することもできる。
【0040】
【実施例】調整セラミック成分としてMoSi2を、ま
た焼結助剤としてY23を使用し、上述の方法により図
2に示す形状の各種セラミックヒータを作成した。な
お、MoSi2の配合量は1〜10重量%(3.5〜1
0重量%は比較例)の範囲で調整した。また、ホットプ
レス焼成は、1750℃、300kg/cm2で30分
行った。
【0041】こうして得られたセラミックヒータに対
し、通電耐久性試験と冷熱サイクル試験をそれぞれ行っ
た。通電耐久性試験の実施方法は下記のようにした。す
なわち、セラミックヒータに対し一定の電圧により通電
し、1400℃に温度が平衡してから5分保持した後、
通電を停止して1分保持する工程を1サイクルとして、
各セラミックヒータ毎にこれを10000サイクル繰返
し、その段階で1回目の通電時よりも150℃以上の発
熱温度の低下が見られたものを不良、そうでなかったも
のを良とすることにより判定した。一方、冷熱サイクル
試験は、セラミックヒータを電気炉内に入れ、プログラ
ム制御によりこれを400℃と900℃との間で加熱・
冷却するサイクルを5000回繰り返し、試験後にセラ
ミック基体部分を切断・研磨して、その表面を光学顕微
鏡で観察することにより行った。結果を表2に示す。な
お、表2には、セラミック基体の組成を示しているが、
これは該セラミック基体中のN、Y及びMo成分の含有
量をICP発光分光分析法により求め、これをもとに、
N成分が全てSi34の形で存在し、Y成分が全てY2
3の形で存在し、さらにMo成分が全てMoSi2の形
で存在していると仮定して算出されるMoSi2、Si3
4及びY23の推定含有量で表している。
【0042】
【表2】
【0043】通電耐久性は、実施例及び比較例のいずれ
のセラミックヒータも良好であったが、冷熱サイクル試
験では、MoSi2の推定含有量が3重量%を超える比
較例のセラミックヒータについては、酸化物の形成・昇
華によるものと思われるポアが相当数形成されており、
特にMoSi2の含有量が多い比較例1及び2のヒータ
については割れの発生が認められた。一方、MoSi2
の推定含有量が1〜3重量%の、実施例のセラミックヒ
ータについてはポアや割れの発生は全く見られなかっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のセラミックヒータを採用したグロープ
ラグの一例を示す正面部分断面図。
【図2】そのセラミックヒータの正面断面図。
【図3】セラミックヒータの製造工程説明図。
【図4】図3に続く工程説明図。
【図5】図4に続く工程説明図。
【図6】本発明のセラミックヒータの製造方法におけ
る、複合成形体及び焼成体の断面形状変化を示す模式
図。
【図7】本発明のセラミックヒータの別の実施例を示す
断面図。
【図8】発熱体を金属線で構成する例をその製法ととも
に示す説明図。
【図9】抵抗発熱体を構成する導電性セラミック成分の
抵抗温度係数と、得られるセラミックヒータの昇温特性
との関係を概念的に示す説明図。
【図10】図9に続く説明図。
【符号の説明】
1 セラミックヒータ 10 セラミック発熱体 13 セラミック基体 60 金属材料線材(発熱体)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミック基体中に発熱体を埋設した構
    造を有するセラミックヒータにおいて、 前記セラミック基体は、基本セラミック成分中に調整セ
    ラミック成分として、前記基本セラミック成分よりも熱
    膨張係数の大きい金属硅化物、金属炭化物、金属ホウ化
    物及び金属窒化物の一種以上を、合計で1〜3重量%の
    範囲で添加して焼成したものであることを特徴とするセ
    ラミックヒータ。
  2. 【請求項2】 前記発熱体は、セラミック導電材料によ
    り構成されている請求項1記載のセラミックヒータ。
  3. 【請求項3】 前記セラミック導電材料は、マトリック
    スセラミック相中に導電性セラミック相が分散した構造
    を有するものである請求項2記載のセラミックヒータ。
  4. 【請求項4】 前記導電性セラミック相は、W、Ta、
    Nb、Ti、Mo、Zr、Hf、V、Crの各硅化物、
    炭化物、ホウ化物及び窒化物のなかから選ばれる1種又
    は2種以上を主成分とするものである請求項3記載のセ
    ラミックヒータ。
  5. 【請求項5】 前記導電性セラミック相は、W炭化物及
    びMo珪化物の少なくともいずれかを主成分とするもの
    である請求項3記載のセラミックヒータ。
  6. 【請求項6】 前記導電性セラミック相はMo珪化物を
    含有し、かつ該Mo珪化物はMoSi2相とMo5Si3
    相との少なくともいずれかを主体とするものである請求
    項5記載のセラミックヒータ。
  7. 【請求項7】 前記導電性セラミック相の前記発熱体中
    での含有率は、30〜80重量%の範囲で調整されてい
    る請求項5又は6に記載のセラミックヒータ。
  8. 【請求項8】 前記発熱体は、Mo珪化物と窒化珪素と
    を主体とするMo珪化物−窒化珪素系複合セラミックで
    構成され、 該Mo珪化物−窒化珪素系複合セラミック中の前記Mo
    珪化物の含有重量M1と、前記窒化珪素の含有重量M2と
    の比M1/M2が、(20/80)〜(85/15)の範
    囲で調整されている請求項1ないし7のいずれかに記載
    のセラミックヒータ。
  9. 【請求項9】 前記セラミック基体の基本セラミック成
    分は、Si34及びAlNのいずれかを主体とするもの
    である請求項1ないし8のいずれかに記載のセラミック
    ヒータ。
  10. 【請求項10】 前記調整セラミック成分を構成する金
    属硅化物、金属炭化物、金属ホウ化物及び金属窒化物
    は、W、Ta、Nb、Ti、Mo、Zr、Hf、V、C
    rの各硅化物、炭化物、ホウ化物及び窒化物のなかから
    選ばれるものである請求項1ないし9のいずれかに記載
    のセラミックヒータ。
JP09492297A 1996-03-29 1997-03-27 セラミックヒータ Expired - Fee Related JP3160226B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09492297A JP3160226B2 (ja) 1996-03-29 1997-03-27 セラミックヒータ

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10386196 1996-03-29
JP8-103861 1996-03-29
JP09492297A JP3160226B2 (ja) 1996-03-29 1997-03-27 セラミックヒータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1032078A true JPH1032078A (ja) 1998-02-03
JP3160226B2 JP3160226B2 (ja) 2001-04-25

Family

ID=26436149

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09492297A Expired - Fee Related JP3160226B2 (ja) 1996-03-29 1997-03-27 セラミックヒータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3160226B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100377700B1 (ko) * 2000-01-13 2003-03-29 스미토모덴키고교가부시키가이샤 세라믹스 히터

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100377700B1 (ko) * 2000-01-13 2003-03-29 스미토모덴키고교가부시키가이샤 세라믹스 히터

Also Published As

Publication number Publication date
JP3160226B2 (ja) 2001-04-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3411498B2 (ja) セラミックヒータ、その製造方法、及びセラミックグロープラグ
EP0798949B1 (en) Ceramic heater
KR20110065472A (ko) 세라믹 히터
KR100399114B1 (ko) 세라믹히터
KR101470781B1 (ko) 세라믹 히터 소자, 세라믹 히터 및 글로 플러그
US7020952B2 (en) Method for producing a glow plug
US20030029856A1 (en) Ceramic heater and method for manufacturing the same
JP3766786B2 (ja) セラミックヒータ及びそれを備えるグロープラグ
JP4546756B2 (ja) セラミックヒータおよびグロープラグ
JP4699816B2 (ja) セラミックヒータの製造方法及びグロープラグ
JP2001130967A (ja) 窒化珪素質焼結体、その製造方法及び該窒化珪素質焼結体を用いたセラミックヒータ並びに該セラミックヒータを備えるグロープラグ
JP2006024394A (ja) セラミックヒータおよびグロープラグ
JP4018998B2 (ja) セラミックヒータおよびグロープラグ
JP3160226B2 (ja) セラミックヒータ
JP3963412B2 (ja) セラミックヒータ用発熱抵抗体及びセラミックヒータ並びにセラミックヒータの製造方法
JP2001052845A (ja) セラミックヒータ
JP4803651B2 (ja) セラミックヒータの製造方法およびグロープラグの製造方法
JP3115254B2 (ja) セラミックヒータ
JP2002289327A (ja) セラミックヒータ及びそれを備えるグロープラグ
JP2002246153A (ja) セラミックヒータ及びこれを備えるグロープラグ
JP3689526B2 (ja) セラミックヒータ
JP2019021501A (ja) セラミックヒータ、及びグロープラグ
JP4153840B2 (ja) セラミックヒータ
JP2002299010A (ja) セラミックヒータ及びその製造方法
JPH10300086A (ja) セラミックヒータ及びセラミックグロープラグ

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090216

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090216

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100216

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100216

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110216

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110216

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120216

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120216

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130216

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130216

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140216

Year of fee payment: 13

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees