JPH10320321A - 電子メール機能付き通信端末装置 - Google Patents

電子メール機能付き通信端末装置

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JPH10320321A
JPH10320321A JP9130169A JP13016997A JPH10320321A JP H10320321 A JPH10320321 A JP H10320321A JP 9130169 A JP9130169 A JP 9130169A JP 13016997 A JP13016997 A JP 13016997A JP H10320321 A JPH10320321 A JP H10320321A
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internet
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JP9130169A
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Kazuhiro Okada
岡田  和広
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Murata Machinery Ltd
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Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サービスプロバイダを介してのインターネッ
トへの回線接続は時間帯によっては困難な場合がしばし
ばあり、特にビジネスユースにおいては問題がある。 【解決手段】 送信原稿のファクシミリ画像データを符
号化して電子メールの形式でインターネット通信する通
信端末装置において、複数のインターネット接続業者の
電話番号と料金制度とを記憶した料金テーブル70と、電
子メールの送信に際して料金テーブル70の記憶内容に基
づいて料金が安価な順に電話番号を発呼する主制御部1
とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子メール機能付
き通信端末装置、たとえばインターネット等のコンピュ
ータ通信網に接続して電子メールの送受信が可能なファ
クシミリ装置等の通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネット等のコンピュータ
通信網が普及している。その理由としては、コンピュー
タ通信網は誤り訂正機能に優れており、またユーザは最
寄りの契約プロバイダ (コンピュータ通信網への接続業
者) との間の通信費用(回線使用料及びプロバイダの費
用)を負担するのみで国内のみならず全世界のコンピュ
ータとの間で通信を行なうことが可能であること等が挙
げられる。
【0003】ところで、従来のファクシミリ通信手順は
上述のようなコンピュータ通信網を利用するコンピュー
タ通信のそれとは異なるため、ファクシミリ装置からコ
ンピュータ通信網へ直接通信を行なうことは出来ない。
しかし、ファクシミリ通信で通常送受信されるイメージ
データであっても、たとえばTIFF(Tagged Image FileFo
rmat)形式のような電子メール形式のデータに変換した
上であればコンピュータ通信網を介してファクシミリ装
置で送受信することが可能である。
【0004】このような事情から、ファクシミリメッセ
ージを電子メールとしてインターネット通信で送受信す
ることが可能であり、そのような用途に使用される電子
メール機能付き通信端末装置、特にファクシミリ装置が
開発されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般的なパ
ーソナルコンピュータによるインターネット利用に際し
ては、種々のホームページを閲覧し、また URLリンクを
利用して他のホームページを順々に辿るいわゆるネット
サーフィンと称される利用法と、電子メール(e-mail)の
送受を行なう利用法とが代表的である。
【0006】ところで、インターネット接続を行なうサ
ービスプロバイダの料金制度は様々であり、前者の利用
法を主たる目的とするユーザは一般的にはいわゆる定額
料金制を選択する場合が多い。定額料金制は、所定時間
までのインターネット接続に関しては一定額の料金でよ
く、所定時間を越えてインターネットに接続する場合に
は一定時間単位につき所定額を要するいわゆる従量制に
なる。但し、時間無制限の定額料金制の例もある。これ
に対して、後者を主たる目的とするユーザは完全な従量
制を選択する場合が多い。その理由は、電子メールは一
般的には比較的短い簡潔な内容が多いため、その送受の
みであれば従量制の方が定額料金制よりも結果的に安価
になる場合が多いためである。
【0007】しかし、ファクシミリメッセージを電子メ
ールの形態でインターネットを通じて送受信する場合に
は、ファクシミリメッセージは数ページ、あるいは場合
によっては数十ページに及ぶことも多いため、その送受
信には比較的時間を要する。このため、上述のような用
途にインターネットを使用する場合には定額料金制を選
択することが考えられるが、暇潰しにネットサーフィン
する場合とは異なり、ビジネスユースの場合には回線が
確実に接続される必要があり、また料金管理も必要にな
る。
【0008】しかし、サービスプロバイダを介してのイ
ンターネットへの回線接続は時間帯によっては困難な場
合がしばしばあり、特にビジネスユースにおいては問題
がある。このため、複数のサービスプロバイダと契約す
ることも考えられるが、複数のサービスプロバイダと定
額料金制で契約することは無駄が多い。そこで、複数の
サービスプロバイダと従量制で契約するか、または一つ
のサービスプロバイダと定額料金制で契約し、他の一つ
または二つ以上のサービスプロバイダと従量制で契約す
ることが考えられるが、この場合にはそれぞれのサービ
スプロバイダの料金制度の相違、特に使用時間による料
金の相違が問題になる。
【0009】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、電子メール機能付き通信端末装置において
ファクシミリメッセージを電子メールの形態で送受する
際のサービスプロバイダの料金を管理する、具体的には
より安価な料金で済ますことを可能とした電子メール機
能付き通信端末装置の提供を目的とする。
【0010】また、使用時間が予め予測可能な場合には
その予測されている時間によって最も安価なサービスプ
ロバイダを選択することを可能とした電子メール機能付
き通信端末装置の提供をも目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電子メール
機能付き通信端末装置は、送信原稿のファクシミリ画像
データを符号化して電子メールの形式でインターネット
通信する通信端末装置であって、複数のインターネット
接続業者の電話番号と料金制度とを記憶した記憶手段
と、電子メールの送信に際して記憶手段の記憶内容に基
づいて料金が安価な順に電話番号を発呼する制御手段と
を備えたことを特徴とする。
【0012】このような本発明の電子メール機能付き通
信端末装置では、電子メールの送信に際して、記憶手段
に記憶されている複数のインターネット接続業者の内か
ら料金が安価な順に制御手段が電話番号を発呼するの
で、話中でない接続業者の内の料金が最も安価な業者と
接続される。
【0013】また本発明に係る電子メール機能付き通信
端末装置は、制御手段が、送信原稿のファクシミリ画像
データを符号化した場合のデータ量からインターネット
への接続に必要な時間を計算し、当該電子メールの送信
に際して計算された時間に対応する料金が安価な順に電
話番号を発呼すべくなしてあることを特徴とする。
【0014】このような本発明の電子メール機能付き通
信端末装置では、送信原稿のファクシミリ画像データを
符号化した場合のデータ量からインターネットへの接続
に必要な時間を制御手段が計算し、その電子メールの送
信に際しては実際に必要な時間に対応する料金が安価な
順に制御手段が電話番号を発呼するので、話中でない接
続業者の内の実際に必要な料金が最も安価な業者と接続
される。
【0015】更に本発明に係る電子メール機能付き通信
端末装置は、制御手段が、記憶手段に定額料金制の接続
業者が登録されている場合にはその電話番号を最優先で
発呼すべくなしてあることを特徴とする。
【0016】このような本発明の電子メール機能付き通
信端末装置では、記憶手段に定額料金制の接続業者が登
録されており且つ話中でない場合にはその接続業者に必
ず接続される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を
示す図面に基づいて詳述する。但し、以下に説明する本
発明の実施の形態では、本来はファクシミリ通信される
べきイメージデータを電子メールとして送信するように
構成された通信端末装置に本発明を適用しており、また
コンピュータ通信網としてはインターネットを使用する
ものとする。
【0018】まず最初に、本発明の電子メール機能付き
通信端末装置(以下、本発明装置と言う) のハードウェ
ア構成を図1を参照して説明する。本発明装置は従来の
G3方式等のファクシミリ通信機能に加えてインターネッ
ト通信可能な機能を備えている。
【0019】主制御部1は具体的にはCPU で構成されて
おり、バス13を介して以下のハードウェア各部と接続さ
れていてそれらを制御する他、後述する種々のソフトウ
ェア的機能を実行する。
【0020】読取部2は、 CCD等を利用したスキャナで
原稿を読み取り、白黒2値に変換したドットイメージデ
ータを出力する。記録部3は電子写真方式等のプリンタ
装置であり、他のファクシミリ装置からファクシミリ通
信により受信したイメージデータ、またはインターネッ
ト通信により受信したイメージデータをハードコピーと
してプリントアウトして記録する。
【0021】表示部4は、液晶表示装置(LCD) または C
RTディスプレイ等の表示装置であり、本発明装置の動作
状態を表示したり、送信すべき原稿のイメージデータ,
受信したイメージデータの表示を行う。
【0022】操作部5は、本発明装置を操作するために
必要な文字キー, テンキー (数字キー),短縮ダイヤルキ
ー, ワンタッチダイヤルキー, 各種のファンクションキ
ー等を備えている。なお、上述の表示部4をタッチパネ
ル方式とすることにより、この操作部5の各種キーの内
の一部または全部を代用することも可能である。
【0023】ROM6は、本発明装置の動作に必要な種々の
ソフトウェアのプログラムを予め格納している。RAM7
は、SRAMまたはフラッシュメモリ等で構成され、ソフト
ウェアの実行時に発生する一時的なデータを記憶する
他、適宜の領域に後述する料金テーブル70が設定されて
いる。なお、RAM7にフラッシュメモリを使用した場合に
は、停電,装置の移動等のために電源が遮断された場合
にも料金テーブル70の内容が失われない。画像メモリ8
はDRAM等で構成され、送信すべきイメージデータまたは
受信したイメージデータを記憶する。
【0024】モデム10は通常のファクシミリ通信用の F
AXモデムである。データモデム12はインターネット通信
を行なうためのデータ通信用のモデムであり、外部イン
タフェイス9を介してバス13と接続されている。NCU(Ne
twork Control Unit)11 はアナログ回線Lの閉結及び開
放の動作を行うハードウェアであり、必要に応じてモデ
ム10またはデータモデム12をアナログ回線Lと接続す
る。
【0025】なお、DSU(加入者線終端装置:Digital Se
rvice Unit)を備えることにより、ベースバンド伝送方
式のデジタル回線に接続するようにしてもよい。
【0026】本発明装置は以上のようなハードウェア構
成を有しており、通常のG3方式等のファクシミリ通信機
能は勿論のこと、主としてTIFFファイル化されたイメー
ジデータを電子メールとして送受信する機能を有してい
る。換言すれば、本来はファクシミリ通信すべき原稿の
イメージデータをTIFFファイル化してインターネットを
介して電子メールで送受信することが可能である。但
し、そのための機能はソフトウェアプログラムとしてRO
M6に格納されているため、以下にそのような機能につい
て簡単に説明する。
【0027】読取部2により読み取られたドットイメー
ジデータはファクシミリ通信の規格で定められているM
H, MR, MMR 等の符号化方式に従ってソフトウェアによ
り符号化され、また逆に外部から受信した符号化データ
もソフトウェアによりイメージデータに復号化されて記
録部3からハードコピーとして出力される。なお、画像
メモリ8はイメージデータを必要に応じて記憶し、また
逆に記憶しているイメージデータを必要に応じて出力す
る。
【0028】また、イメージデータは、送信時にはコン
ピュータで使用される一般的な画像フォーマットである
TIFF(Tagged Image File Format)形式にソフトウェアに
より変換され、受信時にはソフトウェアによりTIFF形式
からイメージデータに変換される。なお、TIFFの仕様は
Adobe Systems社によって公開されており、白黒2値の
みならず、白黒多値, フルカラー等の種々のデータを扱
うためにそれぞれに対応した Classが定義されている。
それらの内の一つである CLASS FはG3形式のファクシミ
リイメージデータを定義している。従って、G3形式のフ
ァクシミリイメージデータはその先頭に、CLASS F のTI
FFヘッダ情報を付加する等の比較的容易な処理を施すこ
とによってTIFF形式に変換することが可能である。以
下、CLASSF のTIFFヘッダ情報が付加されたイメージデ
ータを「TIFFイメージデータ」と称する。
【0029】このようにして得られたTIFFイメージデー
タはバイナリデータであるので、送信時にはソフトウェ
アによりテキストデータに変換し、受信時にはソフトウ
ェアによりその逆に、即ちテキストデータをバイナリデ
ータに変換する必要がある。これは、インターネットに
はバイナリデータの電子メールを扱うことが出来ないコ
ンピュータも接続されているからである。このため、相
手先に確実に電子メールが届くようにするために、TIFF
イメージデータ等のバイナリデータを送信する場合には
それを一旦テキストデータに変換して送信する。なお、
インターネットで扱うテキストデータはIETF(Internet
Engineering Task Force) が発行するドキュメントであ
るRFC(Request For Comments) 822 において、7ビット
のコードとして規定されている。
【0030】そこで、一例としてMIME(Multipurpose In
ternet Mail Extensions) のエンコーディングタイプの
一つであるbase64を利用してテキストデータへの変換を
行うと、バイナリデータは6ビット単位で64種類のキャ
ラクタ (大文字及び小文字のアルファベット, 数字,
+, /) の内の一つに置換されることにより、テキスト
データに変換される。なお、MIMEに関しては前述のRFC
で規定されており、たとえば上述のbase64の他に”7bi
t”, ”8bit”, ”binary”等のエンコーディングタイ
プが規定されている。
【0031】上述のようにして得られた送信すべきMIME
ヘッダ付きのテキストデータのファイルはソフトウェア
によりそれを本体として通信管理情報(メールヘッダ)
が付加されて電子メールの体裁に編集され、また逆に受
信した電子メールはソフトウェアにより本体と通信管理
情報とが分離されて本体であるTIFFイメージデータのみ
が取り出される。具体的には、送信時には、MIMEヘッダ
付きのテキストデータに変換されたTIFFイメージデータ
に通信管理情報としてのメールヘッダ及びMIMEヘッダが
付加されて電子メール形式に編集され、受信時には、電
子メール形式のデータからメールヘッダが分離されてテ
キストデータに変換されたTIFFイメージデータのみが取
り出される。
【0032】このようなソフトウェアによるメール編集
処理は、インターネットの電子メールには所定のヘッダ
情報を付加して本文と共に送信する必要があるために必
須である。具体的には、送信時には、図2の模式図に示
されているようにTIFFイメージデータの先頭に"Date:"
(その電子メールの発信日時), "From:" (その電子メー
ルの発信者), "To:" (その電子メールの宛先), "Subjec
t:"(その電子メールの題名等の付加的情報), "Cc:" (そ
の電子メールのコピーの宛先) 等の各項目からなるヘッ
ダ情報が追加され、受信時にはこれらのヘッダ情報が分
離される。
【0033】ここで、料金テーブル70について説明す
る。料金テーブル70は前述の如く本発明装置のRAM7の適
宜の領域に設定されており、図3の模式図にその登録内
容例を示すように、本発明装置のユーザが契約している
サービスプロバイダ(以下、プロバイダと言う)の電話
番号,初期料金 (10分),追加料金 (1分) が登録されて
おり、更に通常優先的に使用するか否かを示す優先順位
が登録されている。
【0034】この図3に示されている例では、テーブル
アドレス”0”には、電話番号が”666-5555”で、初期
料金が 100円で、追加料金が50円であるプロバイダが登
録されており、その優先順位としては”1”が登録され
ている。また、テーブルアドレス”1”には、電話番号
が”333-1234”で、初期料金が 200円で、追加料金が30
円であるプロバイダが登録されており、その優先順位と
しては”1”が登録されている。更に、テーブルアドレ
ス”2”には、電話番号が”123-4567”で、初期料金及
び追加料金が共に0円であるプロバイダが登録されてお
り、その優先順位としては”0”が登録されている。な
お、以下の説明では、テーブルアドレス”0”, ”
1”, ”2”にそれぞれ登録されているプロバイダをプ
ロバイダA,B,Cとそれぞれ称する。
【0035】上述の料金テーブル70の例では、プロバイ
ダCと定額料金制で契約していることを意味しており、
その優先順位が”0”であること、即ち通常はこのプロ
バイダに最優先で接続することを示している。但し、い
ずれのプロバイダとも定額料金制での契約をしていない
場合には、その都度、いずれのプロバイダを優先するか
の判断が最初に行なわれる。なお、優先順位の欄の値
が”1”であるプロバイダに関しては、後述するよう
に、電子メールの発信に際して必要に応じて実際の優先
順位が決定されてその都度”1”以上の値が格納され、
電子メールの発信が終了すると元の値である”1”に書
き戻される。
【0036】図4は上述のプロバイダAとプロバイダB
との料金制度をグラフ化して示す図である。このグラフ
からは、14分までであればプロバイダAが安価である
が、14分を越えて15分までは同額であり、15分を越える
とプロバイダBが安価になることが判る。
【0037】次に、上述のような構成の本発明装置の動
作、具体的には電子メール送信時の動作について、その
動作手順を示す図5のフローチャートを参照して以下に
説明する。
【0038】まず、ユーザが所定の手順でファクシミリ
メッセージのインターネット使用による電子メール送信
の準備を行なうと、主制御部1は料金テーブル70の優先
順位の欄を読み出し (ステップS11)、順位”0”のプロ
バイダが有るか否かを調べる(ステップS12)。優先順
位”0”のプロバイダは前述の如く定額料金制の契約を
しているプロバイダである。従って、優先順位”0”の
プロバイダがある場合には (ステップS12 で”YES ”)
、主制御部1はまずそのプロバイダへの発呼を試みる
(ステップS13)。
【0039】本実施の形態では図3に示されているよう
に、料金テーブル70にはプロバイダCと定額料金制で契
約していることが登録されているので、主制御部1はこ
のプロバイダCの電話番号”123-4567”へ発呼する。こ
の結果、回線が接続された場合には、主制御部1はその
まま通常のインターネット利用時と同様の手順でアナロ
グ回線Lを介してプロバイダのサーバと接続してログイ
ンし (ステップS14 で”NO”) 、電子メールの送信を行
なう (ステップS20)。
【0040】上述のステップS12 において”NO”であっ
た場合、即ち料金テーブル70に定額料金制のプロバイダ
が登録されていない場合、換言すれば料金テーブル70の
優先順位の欄に”0”が登録されていない場合 (ステッ
プS12 で”NO”) 、またはステップS14 において”YES
”であった場合、即ち定額料金制で契約しているプロ
バイダが話中であった場合には、主制御部1は送信すべ
き電子メールのデータ量を算出し、それに基づいて通話
時間を計算する (ステップS15)。
【0041】具体的には、前述の如く、送信すべきファ
クシミリメッセージは電子メールとして送信可能なたと
えばTIFF形式に変換され、更にテキストデータに変換さ
れるため、主制御部1はそのテキストデータのデータ量
をたとえばファクシミリメッセージの第1ページのみを
実際にテキストデータにまで変換して求め、この結果か
らファクシミリメッセージ全体を電子メールとして送信
するためにテキストデータに変換した場合のデータ量を
計算する。そして主制御部1は、この計算結果のデータ
量をインターネット通信で送信するために必要な時間を
データモデム12の能力等から計算する。
【0042】以上のようにしてインターネット通信に必
要な時間が求まると、主制御部1は料金テーブル70に登
録されているプロバイダの内の定額料金制で契約してい
るプロバイダ以外のプロバイダ、換言すれば優先順位欄
に”1”が登録されている各プロバイダの料金内容から
実際に必要な料金を計算し、安価な順に各プロバイダの
優先順位の欄に”1”,”2”…と順位を示す値を格納
する (ステップS16)。そして、主制御部1はこの料金テ
ーブル70の優先順位の欄に格納されている値が”1”の
プロバイダから順に発呼を行なう (ステップS17)。
【0043】たとえば、本実施の形態では、計算された
インターネット通信に必要な時間が14分までの場合には
プロバイダAの優先順位の欄に”1”が、プロバイダB
の優先順位の欄に”2”がそれぞれ格納される。また、
計算されたインターネット通信に必要な時間が15分を越
える場合にはプロバイダBの優先順位の欄に”1”が、
プロバイダAの優先順位の欄に”1”がそれぞれ格納さ
れる。なお、計算されたインターネット通信に必要な時
間が14分を越えて15分までである場合には、両プロバイ
ダA,Bの優先順位の欄に共に”1”が格納される。
【0044】次に主制御部1は、まず料金テーブル70の
優先順位の欄に”1”が格納されているプロバイダへ発
呼を行ない (ステップS17)、話中でなければ (ステップ
S18で”NO”) 、前述同様の手順によりそのプロバイダ
を経由してインターネットへ電子メールを送信する (ス
テップS20)。ステップS18 において話中であれば、主制
御部1は次に料金テーブル70の優先順位の欄に”2”が
格納されているプロバイダを選択して上述同様の処理を
行なう。なお、全てのプロバイダが話中であった場合に
は (ステップS19 で”YES ”) 、電子メールの送信を行
なわずに処理を終了する。
【0045】たとえば、本実施の形態では、計算された
インターネットの通信時間が14分までの場合には、主制
御部1はまずプロバイダAに発呼し、話中でなければそ
のままログインして電子メールを送信する。プロバイダ
Aが話中であった場合には主制御部1は次にプロバイダ
Bに発呼し、話中でなければそのままログインして電子
メールを送信する。プロバイダBも話中であった場合に
はその時点で一旦電子メールの送信処理を終了する。
【0046】また、計算されたインターネットの通信時
間が15分を越える場合には、主制御部1はまずプロバイ
ダBに発呼し、話中でなければそのままログインして電
子メールを送信する。プロバイダBが話中であった場合
には主制御部1は次にプロバイダAに発呼し、話中でな
ければそのままログインして電子メールを送信する。プ
ロバイダAも話中であった場合にはその時点で一旦電子
メールの送信処理を終了する。
【0047】なお、計算されたインターネットの通信時
間が14分を越えて15分までである場合には、両プロバイ
ダA,Bの優先順位の欄に共に”1”が格納されている
ので、この場合にはたとえば料金テーブル70のテーブル
アドレスの順に、即ち上述の計算されたインターネット
の通信時間が14分までの場合と同様の順序で通信を試み
る。
【0048】上述の本実施の形態においては、主制御部
1がそのテキストデータのデータ量をたとえばファクシ
ミリメッセージの第1ページのみを実際にテキストデー
タにまで変換して求め、この結果からファクシミリメッ
セージ全体を電子メールとして送信するためにテキスト
データに変換した場合のデータ量を計算し、更にこの計
算結果のデータ量をインターネット通信で送信するため
に必要な時間をデータモデム12の能力等から計算するよ
うにしているが、第1ページのみならず全てのページを
対象とすることにより実際にインターネット通信に必要
な時間を予め確定してもよいことは言うまでもない。
【0049】
【発明の効果】以上に詳述したように、本発明の電子メ
ール機能付き通信端末装置によれば、電子メールの送信
に際して、記憶手段に記憶されている複数のインターネ
ット接続業者の内から料金が安価な順に制御手段が電話
番号を発呼するので、話中でない接続業者の内の料金が
最も安価な業者と接続される。
【0050】また本発明に係る電子メール機能付き通信
端末装置によれば、送信原稿のファクシミリ画像データ
を符号化した場合のデータ量からインターネットへの接
続に必要な時間を制御手段が計算し、その電子メールの
送信に際しては実際に必要な時間に対応する料金が安価
な順に制御手段が電話番号を発呼するので、話中でない
接続業者の内の実際に必要な料金が最も安価な業者と接
続される。
【0051】更に本発明に係る電子メール機能付き通信
端末装置によれば、記憶手段に定額料金制の接続業者が
登録されており且つ話中でない場合にはその接続業者に
必ず接続されるので、料金が節約される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子メール機能付き通信端末装置のハ
ードウェア構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の電子メール機能付き通信端末装置によ
り受信される電子メールのヘッダ情報の内容例を示す模
式図である。
【図3】本発明の電子メール機能付き通信端末装置の料
金テーブルの内容例を示す模式図である。
【図4】二つのプロバイダの異なる料金制度をグラフ化
して示した図である。
【図5】本発明の電子メール機能付き通信端末装置の電
子メール送信時の動作手順を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 主制御部 5 操作部 6 ROM 7 RAM 8 画像メモリ 10 モデム 11 NCU 12 データモデム 70 料金テーブル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信原稿のファクシミリ画像データを符
    号化して電子メールの形式でインターネット通信する通
    信端末装置において、複数のインターネット接続業者の
    電話番号と料金制度とを記憶した記憶手段と、電子メー
    ルの送信に際して前記記憶手段の記憶内容に基づいて料
    金が安価な順に電話番号を発呼する制御手段とを備えた
    ことを特徴とする電子メール機能付き通信端末装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、送信原稿のファクシミ
    リ画像データを符号化した場合のデータ量からインター
    ネットへの接続に必要な時間を計算し、当該電子メール
    の送信に際して前記計算された時間に対応する料金が安
    価な順に電話番号を発呼すべくなしてあることを特徴と
    する請求項1に記載の電子メール機能付き通信端末装
    置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記記憶手段に定額料
    金制の接続業者が登録されている場合にはその電話番号
    を最優先で発呼すべくなしてあることを特徴とする請求
    項1または2に記載の電子メール機能付き通信端末装
    置。
JP9130169A 1997-05-20 1997-05-20 電子メール機能付き通信端末装置 Pending JPH10320321A (ja)

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JP9130169A JPH10320321A (ja) 1997-05-20 1997-05-20 電子メール機能付き通信端末装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6980964B1 (en) 2000-07-27 2005-12-27 Canon Kabushiki Kaisha Virtual print market place

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