JPH10319049A - 測定装置 - Google Patents
測定装置Info
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- JPH10319049A JPH10319049A JP14854897A JP14854897A JPH10319049A JP H10319049 A JPH10319049 A JP H10319049A JP 14854897 A JP14854897 A JP 14854897A JP 14854897 A JP14854897 A JP 14854897A JP H10319049 A JPH10319049 A JP H10319049A
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Abstract
とを目的とする。 【解決手段】 入力した電圧波形および電流波形の少な
くとも一方をサンプリングして入力波形データを生成す
るサンプリング部3,4と、入力波形データを記憶する
第1のバッファメモリ7と、入力波形データを第1のバ
ッファメモリ7に転送する第1のデータ転送部8と、入
力波形データに基づいて所定の測定値を演算すると共に
入力波形データに基づいてモニタ波形データを出力する
演算部9と、モニタ波形データを記憶する第2のバッフ
ァメモリ12と、モニタ波形データをディジタル−アナ
ログ変換することによりモニタ信号を外部装置に出力可
能なディジタル−アナログ変換部17と、第2のバッフ
ァメモリ12に記憶されているモニタ波形データをディ
ジタル−アナログ変換部17に転送する第2のデータ転
送部18とを備えている。
Description
形をディジタル信号である入力波形データに変換し、そ
の入力波形データに基づいて電圧値、電流値および電力
値などの所定の測定値を演算すると共に、その入力波形
データに基づいて生成したモニタ信号を外部装置に出力
可能な測定装置に関するものである。
能に構成された測定装置として、図6に示す測定装置2
1が従来から知られている。この測定装置21は、入力
した電圧波形および電流波形に基づいて有効電力や無効
電力を測定可能に構成されており、A/D変換部22,
23、CPU24、RAM25および乗算型D/A変換
部26を備えている。
が、図5(a)に示すように、入力した電圧波形W11
を例えば60×512Hzのサンプリング信号に同期し
てサンプリングすることにより、時間t1 、t2 ・・に
おける瞬時電圧V1 、V2 ・・に対応する電圧波形デー
タを生成し、各電圧波形データを生成した都度CPU2
4に対して割込信号を出力する。また、A/D変換部2
3も、同図(b)に示すように、入力した電流波形W1
2をA/D変換部22と同一のサンプリング信号に同期
してサンプリングすることにより、時間t1 、t2 ・・
における瞬時電流I1 、I2 ・・に対応する電流波形デ
ータを生成し、各電流波形データを生成した都度CPU
24に対して割込信号を出力する。一方、CPU24
は、割込信号が入力される都度、両波形データを入力し
てRAM25に記憶させる。次いで、CPU24は、両
波形データに基づいて有効電力や無効電力を演算した
後、演算した電力値などを図外の表示装置に表示させ
る。また、同時に、CPU24は、電圧波形データを乗
算型D/A変換部26に出力することにより有効電力ま
たは無効電力などに対応するモニタ信号を外部装置に出
力する。
を出力するときには、CPU24は、A/D変換部22
によるサンプリング周期と同一周期で、かつ時間t1 ,
t2・・に対してそれぞれほぼ同時刻の時間t11、t12
・・において電圧波形データを出力する。これにより、
乗算型D/A変換部26は、入力された電流波形W12
に電圧波形データを乗算することにより、同図(c)に
示すように、時間t11,t12・・において、それぞれ有
効電力P1 ,P2 ・・のモニタ信号W13を生成する。
一方、無効電力波形に対応するモニタ信号を出力すると
きには、CPU24は、入力した電圧波形の1/4周期
分遅延させた電圧波形データを乗算型D/A変換回路2
6に出力する。この結果、測定者は、有効電力などを測
定しつつ、外部装置を用いて有効電力波形などを同時に
観測することが可能となっている。
装置21には、以下の問題点がある。第1に、従来の測
定装置21では、CPU24は、A/D変換部22,2
3から両波形データを入力する波形データ入力処理、お
よび乗算型D/A変換部26に電圧波形データを出力す
る波形データ出力処理の両者を、サンプリング信号に同
期してほぼ同時に行わなければならない。この場合、一
般的に、D/A変換部の処理速度が遅いため、CPU2
4が波形データ出力処理を実行するために必要とされる
処理時間は、RAM25に対する書込み時間や測定値の
演算処理時間などと比較して極めて長時間となってい
る。この結果、CPU24に対して、波形データ入力処
理や波形データ出力処理を実行させつつ、測定値の演算
や表示器への表示処理などを並行処理させる必要上、極
めて高処理速度のCPUを用いなければならない。この
ため、従来の測定装置21には、高価なCPUを搭載し
なければならない結果、装置コストが高騰しているとい
う問題点がある。
の処理速度を考慮すれば、波形データ出力処理に長時間
を必要とする結果、同時には有効電力または無効電力の
一方に対応するモニタ信号のみしか外部装置に出力する
ことができない。したがって、従来の測定装置21に
は、有効電力波形および無効電力波形、あるいは入力電
圧波形や入力電流波形をモニタ上で同時に観測したいと
いう測定者の要求を満たすことが非常に困難であるとい
う問題点もある。
ものであり、装置のコストダウンを可能な測定装置を提
供することを主目的とし、複数種類のモニタ信号を同時
に観測可能な測定装置を提供することを他の目的とす
る。
求項1記載の測定装置は、入力した電圧波形および電流
波形の少なくとも一方を所定サンプリング周期でサンプ
リングすることにより入力波形データを生成するサンプ
リング部と、入力波形データを記憶するための第1のバ
ッファメモリと、サンプリング部によって生成された入
力波形データを第1のバッファメモリに転送する第1の
データ転送部と、第1のバッファメモリに記憶されてい
る入力波形データに基づいて所定の測定値を演算すると
共に入力波形データに基づいてモニタ用のモニタ波形デ
ータを出力する演算部と、演算部から出力されたモニタ
波形データを記憶する第2のバッファメモリと、モニタ
波形データをディジタル−アナログ変換することにより
モニタ信号を外部装置に出力可能なディジタル−アナロ
グ変換部と、第2のバッファメモリに記憶されているモ
ニタ波形データを所定の周期でディジタル−アナログ変
換部に転送する第2のデータ転送部とを備えていること
を特徴とする。ここで、本発明における「所定の測定
値」には、電圧値、電流値、有効電力値、無効電力値、
インピーダンス、位相差および電力力率などが含まれ
る。
てサンプリングされた入力波形データは、第1のデータ
転送部によって第1のバッファメモリに転送させられ
る。したがって、演算部は、入力波形データが第1のバ
ッファメモリにある程度蓄積された時点で、第1のバッ
ファメモリから入力波形データを入力した後に、所定の
測定値を演算することが可能となる。また、演算部は、
例えば、電圧波形データおよび電流波形データに基づい
て有効電力や無効電力に対応するモニタ波形データを生
成したり、電圧波形データをそのままモニタ波形データ
としたりすることにより、モニタ波形データを第2のバ
ッファメモリに出力する。一方、第2のデータ転送部
は、モニタ波形データが第2のバッファメモリにある程
度蓄積された時点で、所定の周期として例えばサンプリ
ング部による所定サンプリング周期と同一周期でモニタ
波形データをディジタル−アナログ変換部に転送する。
これにより、ディジタル−アナログ変換部によってモニ
タ信号が生成されて外部装置に出力される。
が、まとまった数の入力波形データを第1のバッファメ
モリから入力することにより、入力波形データの入力処
理時間を短縮することが可能となる。また、演算部が第
2のバッファメモリにモニタ波形データを順次またはあ
る程度の数をまとめて出力することにより、ディジタル
−アナログ変換部にモニタ波形データを1つずつ転送す
る場合と比較し、モニタ波形データの出力処理に要する
処理時間を短縮することが可能となる。したがって、演
算部として低処理速度のCPUを用いることが可能にな
ると共に、測定値の表示処理を初めとする種々の処理を
CPUに対して並行処理させることが可能となる。
の測定装置において、ディジタル−アナログ変換部は、
互いに異なる複数種類のモニタ信号を別個独立して出力
可能なディジタル−アナログ変換器を複数備え、第2の
データ転送部は、演算部から出力されたモニタ波形デー
タの種類に対応するディジタル−アナログ変換器にその
モニタ波形データを転送することを特徴とする。
力波形などのモニタ波形データを第2のバッファメモリ
に転送すれば、第2のデータ転送部が、モニタ波形デー
タの種類に対応するディジタル−アナログ変換器に、そ
のモニタ波形データを転送する。これにより、外部装置
に対して複数のモニタ信号を同時に出力することが可能
となる。
は2記載の測定装置において、入力した電圧波形および
電流波形の少なくとも一方に同期したクロック信号を生
成するクロック信号生成部を備え、演算部は、クロック
信号に同期して、入力波形の1周期分の入力波形データ
を第1のバッファメモリから入力することを特徴とす
る。
ング周期に同期して第1のバッファメモリから入力波形
データを1つずつ入力することもできる。一方、この測
定装置では、演算部は、クロック信号生成部によって生
成されたクロック信号に同期して、入力波形の1周期分
に対応する入力波形データを第1のバッファメモリから
入力する。したがって、演算部は、波形データ入力処理
を入力波形の1周期当たりに1回のみ行えばよいため、
その処理時間をさらに短縮することが可能となる。
の測定装置において、演算部は、クロック信号に同期し
て、入力波形の1周期分に対応するモニタ波形データを
第2のバッファメモリに出力し、第2のデータ転送部
は、出力された1周期分に対応するモニタ波形データの
各々を所定サンプリング周期と同一周期でディジタル−
アナログ変換部に順次転送することを特徴とする。
1周期分に対応するモニタ波形データを一括して第2の
バッファメモリに出力する。一方、第2のデータ転送部
は、そのモニタ波形データの各々を所定サンプリング周
期と同一周期でディジタル−アナログ変換部に順次転送
する。これにより、モニタ信号は、入力波形に対して例
えば2周期分遅延した状態で外部装置に出力される。こ
の場合、演算部は、入力波形の1周期当たりに、波形デ
ータの入力処理、およびモニタ波形データの出力処理を
それぞれ1回実行すればよい。したがって、サンプリン
グ部の所定サンプリング周期毎に波形データの入力処理
およびモニタ波形データの出力処理をそれぞれ1回実行
する場合と比較し、処理時間を極めて短縮することが可
能となる。
明に係る測定装置を交流電力測定装置に適用した実施の
形態について説明する。
定装置」という)1は、2つのプローブ2a,2bを有
し、両プローブ2a,2bを介してそれぞれ入力した電
圧波形および電流波形に基づいて、商用交流などの測定
対象交流の交流電圧、交流電流、有効電力および無効電
力を測定すると共に、入力した電圧波形および電流波形
に基づいて、測定対象交流の電圧波形、電流波形、有効
電力波形および無効電力波形についてのモニタ波形をオ
シロスコープなどの波形観測用外部装置に出力可能に構
成されている。
を参照して説明する。
グ部にそれぞれ相当するA/D変換部3,4と、A/D
変換部3,4などに例えば30.72kHzのサンプリ
ング信号SS を出力するタイマ5と、本発明におけるク
ロック信号生成部に相当する波形整形部6と、本発明に
おける第1のバッファメモリに相当するバッファメモリ
7と、本発明における第1のデータ転送部に相当するD
MAコントローラ8と、本発明における演算部に相当す
るCPU9と、CPU9の演算結果などを一時的に記憶
するRAM10と、CPU9によって演算された測定値
を表示する表示器11と、本発明における第2のバッフ
ァメモリに相当しモニタ波形データを記憶するバッファ
メモリ12と、本発明におけるディジタル−アナログ変
換器にそれぞれ相当するD/A変換器13〜16を備え
て構成され本発明におけるディジタル−アナログ変換部
に相当するD/A変換部17と、本発明における第2の
データ転送部に相当しバッファメモリ12に記憶されて
いるモニタ波形データをD/A変換器13〜16に転送
するDMAコントローラ18とを備えている。
2a,2bを介して入力した電圧波形および電流波形を
タイマ5から出力されるサンプリング信号SS に同期し
てサンプリングすることにより、入力電圧波形データお
よび入力電流波形データ(以下、両者を総称して「入力
波形データ」ともいう)をそれぞれ生成する。波形整形
部6は、プローブ2aを介して入力した電圧波形を内部
のシュミットトリガ回路によって矩形波に波形整形する
と共に、その矩形波の電圧レベルが所定の基準電圧を超
えたときにハイレベル信号を生成することによりパルス
状の周期信号SP を生成する。バッファメモリ7,12
は、特に限定されないが、デュアルポートメモリまたは
FIFO(First In First Out)などで構成され波形デ
ータを一時的に記憶する。DMAコントローラ8は、A
/D変換部3,4が1つの入力波形データに対するアナ
ログ−ディジタル変換を終了した際に出力するラッチ信
号SR1を入力する都度、A/D変換部3,4に対して転
送命令信号ST1を出力することにより、その入力波形デ
ータをA/D変換部3,4からバッファメモリ7に転送
させる。
ている入力波形データを入力する入力処理、入力波形デ
ータに基づいて有効電力、無効電力、電圧値および電流
値などを演算する演算処理、図外の操作スイッチに基づ
いて指定された種類のモニタ用のモニタ波形データを出
力する出力処理、および測定値を表示器11に表示させ
る表示処理(以下、これらの処理を総称して、「入力・
演算・出力処理」ともいう)などを実行する。
力されたモニタ波形データをディジタル−アナログ変換
することにより、交流電流波形、交流電流波形、有効電
力波形および無効電力波形についてのモニタ信号A〜D
を出力する。DMAコントローラ18は、バッファメモ
リ12に記憶されているモニタ波形データをサンプリン
グ信号SS に同期して1つずつD/A変換器13〜16
に出力する。具体的には、DMAコントローラ18は、
1つのモニタ波形データがアナログ信号であるモニタ信
号A〜Dに変換された際に各D/A変換器13〜16か
ら出力されるラッチ信号SR2を入力した都度、サンプリ
ング信号SS に同期した転送命令信号ST2をバッファメ
モリ12に対して出力することにより、次のモニタ波形
データをD/A変換器13〜16に転送させる。これに
より、DMAコントローラ18が、A/D変換部3によ
ってサンプリングされた周期と同一周期でモニタ波形デ
ータを出力する結果、後述するように入力電圧波形の2
周期分遅延したモニタ信号がリアルタイムで外部装置に
出力される。
て、図2〜4を参照して説明する。
波形W1の最初の周期T1 において入力波形データ転送
処理が実行される。この処理では、プローブ2a,2b
を介して電圧波形および電流波形が入力されると、A/
D変換部3が、図3(a)に示すようにサンプリング信
号SS の立ち上がりに同期して電圧波形W1の電圧値V
1 ,V2 ,V3 ・・を順次サンプリングすると共に、A
/D変換部4も、同図に示すように電流波形W2の電流
値I1 ,I2 ,I3 ・・を順次サンプリングする。なお
同図では、両波形W1,W2を便宜上、同一波形で描い
ている。この場合、A/D変換部3,4は、サンプリン
グした電圧値V1 および電流値I1 をアナログ−ディジ
タル変換することにより入力電圧波形データDIVおよび
入力電流波形データDIIを生成すると共に、ラッチ信号
SR1をDMAコントローラ8にそれぞれ出力する。一
方、DMAコントローラ8は、ラッチ信号SR1を入力す
る都度、A/D変換部3,4に転送命令信号ST1を出力
することにより、A/D変換部3,4に対してバッファ
メモリ7の所定の記憶領域に入力波形データDIV,DII
を転送させる。この結果、波形整形部6によって周期信
号SP が1回出力される間に、両波形W1,W2の1周
期当たり、例えば60Hzの交流の場合には、それぞれ
512個の入力波形データDIV,DIIがリアルタイムで
バッファメモリ7に順次転送される。
ては、波形整形部6からの周期信号SP に同期してのC
PU9による入力・演算・出力処理と、周期T2 につい
ての上記した入力波形データ転送処理が実行される。入
力・演算・出力処理においては、CPU9は、最初に、
周期T1 におけるすべての入力波形データDIV,DIIを
バッファメモリ7から一括的に入力し、図2(a)に示
すように、入力電圧波形データDIVおよび入力電流波形
データDIIにそれぞれ対応する電圧値V1 〜Vn および
電流値I1 〜In を対にしてRAM10に記憶させる。
力、交流電圧および交流電流にそれぞれ対応するモニタ
波形データを同時に生成し、生成したモニタ波形データ
をRAM10に記憶させる。この場合、CPU9は、有
効電力に対応するモニタ波形データについては、対にし
て記憶させた電圧値(例えば、V1 〜Vn )と電流値
(例えば、I1 〜In )とを互いにそれぞれ乗算するこ
とによってモニタ波形データDOPを生成する。同図
(b)は、RAM10に記憶されているモニタ波形デー
タDOPに対応する有効電力P1 〜Pn がRAM10に記
憶させている状態を示している。一方、無効電力に対応
するモニタ波形データについては、CPU9は、対にし
て記憶させた電圧値(例えば、V1 〜Vn )と、その電
圧値に対して1/4周期分遅れた電流値(I1+n/4 〜I
n+n/4 )とを互いにそれぞれ乗算することによってモニ
タ波形データDOQを生成する。また、電圧および電流に
対応するモニタ波形データDOVおよびDOIは、A/D変
換部3,4によってそれぞれサンプリングされた入力電
圧波形データDIVおよび入力電流波形データDIIがその
まま用いられている。次いで、CPU9は、入力波形デ
ータDIV,DIIに基づき所定の計算プログラムに従って
周期T1 についての有効電力や無効電力などを演算し、
演算結果を表示器11に表示させる。次に、CPU9
は、入力波形データ転送処理として、周期T1 について
のモニタ波形データDOV,DOI,DOP,DOQをバッファ
メモリ12に出力する。
いては、DMAコントローラ18による周期T1 につい
てのモニタ波形データを転送するモニタ波形データ転送
処理と、CPU9による周期T2 についての上記した入
力・演算・出力処理とが実行される。モニタ波形データ
転送処理では、DMAコントローラ18は、モニタ波形
データDOV,DOI,DOP,DOQの各種類に対応するD/
A変換器13〜16にモニタ波形データDOV,DOI,D
OP,DOQを転送する。この場合、例えば、有効電力に対
応するモニタ信号W3は、図3(b)に示すように、サ
ンプリング信号SS に同期して出力される結果、図4に
示すように、周期T1 から2周期分遅れた周期T3 の期
間においてD/A変換器15から出力される。なお、モ
ニタ信号A〜Dは、2周期分遅れて出力されるものの、
これらはサンプリング信号SS に位相同期しているた
め、互いに時間的ずれがない状態で表示される。
入力波形データ転送処理、入力・演算・出力処理および
モニタ波形データ転送処理が次々と実行される結果、測
定装置1による電力などの測定、その測定値の表示、お
よびモニタ信号A〜Dの出力が連続して行われる。
によれば、CPU9は、電圧波形W1の各周期に対応す
る入力波形データを次の各周期において一括的にそれぞ
れ入力すると共に、1周期分に相当するモニタ波形デー
タをバッファメモリ12に一括的に出力する。このた
め、サンプリング信号SS の各周期毎に、入力波形デー
タを入力したり、モニタ波形データを出力したりする場
合と比較し、CPU9の処理回数が激減することによ
り、そのための処理時間を極めて短縮することができ
る。また、CPU9がモニタ波形データをD/A変換部
17に直接出力しなくてもよいため、モニタ波形データ
の出力処理に要する処理時間を極めて短縮することがで
きる。これにより、低処理速度のCPUを用いることが
できる結果、測定装置1のコストダウンを図ることがで
きると共に、CPU9に対して、種々の処理を並行して
処理させることができる。さらに、複数種類のモニタ信
号A〜Dを出力することができるため、測定者は、有効
電力波形や無効電力波形などを同時に観測することがで
きる。
されない。例えば、本実施形態では、CPU9は、電圧
波形W1の1周期に対応する入力波形データDIV,DII
を一括的に入力しているが、電圧波形W1または電流波
形W2の2周期以上に対応する入力波形データDIV,D
IIを一括的に入力してもよいし、電圧波形W1または電
流波形W2の1周期において入力波形データDIV,DII
を複数回に分けて入力することもできる。ただし、複数
回に分けて入力波形データDIV,DIIを入力する場合に
は、その入力処理時間が、その分長時間化する。
ーダンス測定装置、電力力率測定装置、電圧計および電
流計にも適用することが可能である。
によれば、入力波形データを第1のバッファメモリに転
送する第1のデータ転送部と、モニタ波形データを記憶
する第2のバッファメモリと、モニタ波形データをディ
ジタル−アナログ変換部に転送する第2のデータ転送部
とを備えたため、演算部が、まとまった数の入力波形デ
ータを第1のバッファメモリから入力することができ、
これにより、入力波形データの入力処理時間を短縮する
ことができる。また、演算部が第2のバッファメモリに
モニタ波形データを順次またはある程度の数をまとめて
出力することにより、ディジタル−アナログ変換部にモ
ニタ波形データを1つずつ転送する場合と比較し、モニ
タ波形データの出力処理に要する処理時間を極めて短縮
することができる。これにより、演算部として低処理速
度のCPUを用いることができると共に、測定値の表示
処理を初めとする種々の処理をCPUに対して並行処理
させることもできる。
外部装置に対して複数種類のモニタ信号を同時に出力す
ることができるため、測定者は、これらの複数種類のモ
ニタ波形を同時に観測することができる。
クロック信号に同期して入力波形の1周期分の入力波形
データを第1のバッファメモリから入力することによ
り、演算部による波形データ入力処理の処理時間をさら
に短縮することができる。
ば、演算部が、入力波形の1周期当たりに、波形データ
の入力処理、およびモニタ波形データの出力処理をそれ
ぞれ1回実行すればよいため、サンプリング部の所定サ
ンプリング周期毎に波形データの入力処理およびモニタ
波形データの出力処理をそれぞれ1回実行する場合と比
較し、処理時間を極めて短縮することができる。
ブロック図である。
ータに対応する電圧値および電流値を示す説明図であ
り、(b)は、RAMに記憶されているモニタ波形デー
タに対応する有効電力の値を示す説明図である。
される電圧波形および電流波形を示す波形図であり、
(b)は、有効電力波形に対応するモニタ信号を示す波
形図である。
おける処理手順を示す説明図である。
部によってサンプリングされる電圧波形を示す波形図で
あり、(b)は、A/D変換部によってサンプリングさ
れる電流波形を示す波形図であり、(c)は、乗算型D
/A変換部から出力されるモニタ信号の波形を示す波形
図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 入力した電圧波形および電流波形の少な
くとも一方を所定サンプリング周期でサンプリングする
ことにより入力波形データを生成するサンプリング部
と、前記入力波形データを記憶するための第1のバッフ
ァメモリと、前記サンプリング部によって生成された前
記入力波形データを前記第1のバッファメモリに転送す
る第1のデータ転送部と、前記第1のバッファメモリに
記憶されている入力波形データに基づいて所定の測定値
を演算すると共に当該入力波形データに基づいてモニタ
用のモニタ波形データを出力する演算部と、当該演算部
から出力されたモニタ波形データを記憶する第2のバッ
ファメモリと、前記モニタ波形データをディジタル−ア
ナログ変換することによりモニタ信号を外部装置に出力
可能なディジタル−アナログ変換部と、前記第2のバッ
ファメモリに記憶されている前記モニタ波形データを所
定の周期で前記ディジタル−アナログ変換部に転送する
第2のデータ転送部とを備えていることを特徴とする測
定装置。 - 【請求項2】 前記ディジタル−アナログ変換部は、互
いに異なる複数種類の前記モニタ信号を別個独立して出
力可能なディジタル−アナログ変換器を複数備え、前記
第2のデータ転送部は、前記演算部から出力された前記
モニタ波形データの種類に対応する前記ディジタル−ア
ナログ変換器に当該モニタ波形データを転送することを
特徴とする請求項1記載の測定装置。 - 【請求項3】 前記入力した電圧波形および電流波形の
少なくとも一方に同期したクロック信号を生成するクロ
ック信号生成部を備え、前記演算部は、前記クロック信
号に同期して、当該入力波形の1周期分の前記入力波形
データを前記第1のバッファメモリから入力することを
特徴とする請求項1または2記載の測定装置。 - 【請求項4】 前記演算部は、前記クロック信号に同期
して、前記入力波形の1周期分に相当する前記モニタ波
形データを前記第2のバッファメモリに出力し、前記第
2のデータ転送部は、前記出力された1周期分に相当す
るモニタ波形データの各々を前記所定サンプリング周期
と同一周期で前記ディジタル−アナログ変換部に順次転
送することを特徴とする請求項3記載の測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14854897A JP4040718B2 (ja) | 1997-05-22 | 1997-05-22 | 測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14854897A JP4040718B2 (ja) | 1997-05-22 | 1997-05-22 | 測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH10319049A true JPH10319049A (ja) | 1998-12-04 |
JP4040718B2 JP4040718B2 (ja) | 2008-01-30 |
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