JPH06249892A - 波形データの演算方法 - Google Patents

波形データの演算方法

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JPH06249892A
JPH06249892A JP5772193A JP5772193A JPH06249892A JP H06249892 A JPH06249892 A JP H06249892A JP 5772193 A JP5772193 A JP 5772193A JP 5772193 A JP5772193 A JP 5772193A JP H06249892 A JPH06249892 A JP H06249892A
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JP
Japan
Prior art keywords
data
waveform
waveform data
effective value
circuit
Prior art date
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Pending
Application number
JP5772193A
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English (en)
Inventor
Katsuhiro Takeuchi
勝広 竹内
Tsutomu Shibata
勤 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hioki EE Corp
Original Assignee
Hioki EE Corp
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Publication date
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Priority to JP5772193A priority Critical patent/JPH06249892A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 実効値などの波形演算をリアルタイムで連続
的に行なえるようにする。 【構成】 被測定入力信号をサンプリングして少なくと
もその1サイクルからn個の波形データを得て、そのn
個の波形データから同被測定入力信号の実効値などを演
算するにあたって、そのn個の波形データを記憶するメ
モリを有し、被測定入力信号を順次サンプリングする都
度、その最新のサンプリング波形データを逐次最も古い
波形データと入れ替えるとともに、そのデータの入れ替
えごとにその更新されたn個の波形データに基づいて所
定の演算を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は被測定入力信号の電
流、電圧の平均値や実効値、もしくは電力の各パラメー
タなどを演算する波形データの演算方法に関し、さらに
詳しく言えば、リアルタイムでその演算を行なえるよう
にした波形データの演算方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電流、電圧の実効値などを測定するに
は、まず、入力波形を所定のサンプリングクロックにし
たがってサンプリングし、その入力波形の1サイクル分
(もしくは数サイクル分)のデータを得、その後、一時
的にサンプリングを中断して実効値演算を行ない、実効
値を得るようにしている。
【0003】また、別の方法としては、入力波形を一旦
装置内のストレージメモリに取り込み、しかる後、実効
値演算などの処理を行なうようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の方法において、
入力波形の数サイクル分を演算するものに関しては平均
化処理を行なうため精度の高い実効値が得られ、また、
データをストレージメモリに格納する場合には演算処理
方法に自由度があるという点では評価できるが、いずれ
にしても得られる実効値は数サイクル飛びの値であるた
め、その変動波形が粗削りになりがちで、リアルタイム
的に実効値を連続的に得ることはできなかった。
【0005】また、ストレージメモリを使用するにして
も、その記憶容量は有限であるため連続的に演算結果を
追うのには自ずと限界がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記従来の事
情に鑑みなされたもので、その構成上の特徴は、被測定
入力信号をサンプリングして少なくともその1サイクル
からn個の波形データを得て、そのn個の波形データか
ら同被測定入力信号の実効値などを演算する波形データ
の演算方法において、上記n個の波形データを記憶する
メモリを有し、上記被測定入力信号を順次サンプリング
するにあたって、最新にサンプリングされた波形データ
を逐次最も古い波形データと入れ替えるとともに、その
データの入れ替えごとにその更新されたn個の波形デー
タに基づいて所定の演算を行なうことにある。
【0007】
【作用】1サイクルにサンプリングされる波形データが
n個であるとすると、まず、その最初の1サイクルの最
後のデータVnが得られた時点で、実効値演算の場合、
この各データV1〜Vnを用いて、 Vrms={(V1+V2+V3…+Vn)/n}1/2 なる演算により実効値Vrmsが求められる。そして、
Vnの次ぎのデータVn+1が得られると、その360
度まえのデータV1とこの最新のデータVn+1が入れ
替えられて、 Vrms={(Vn+1+V2+V3…+Vn)/n}1/2 なる演算が行なわれ、次いでその次のデータVn+2が
得られると、同データがその360度前のデータV2と
入れ替えられて、 Vrms={(Vn+1+Vn+2+V3…+Vn)/n}1/2 なる演算が行なわれる。
【0008】このように、新たなデータがサンプリング
されるたびに、そのデータを360度前の古いデータと
入れ替えて、常にn個のデータで実効値を演算すること
により、リアルタイムでの実効値が求められる。
【0009】
【実施例】図1には、この発明の波形データの演算方法
に適用される演算装置の一実施例に係るブロック線図が
示されている。これによると、同演算装置は入力回路1
1を介して入力される電圧などの入力波形を矩形波に波
形整形する波形整形回路12と、同入力波形のデータを
サンプリングするサンプルホールド回路13とを備えて
いる。
【0010】波形整形回路12は例えばゼロクロスコン
パレータからなり、ここで矩形波に整形された入力波形
は次段のPLL(Phase−Locked Loo
p)回路14に入力される。
【0011】このPLL回路14は同入力波形を受けて
それと同期したn倍(例えば512倍)の周波数のサン
プリングクロックを生成し、同クロック信号をサンプル
ホールド回路13に与える。
【0012】したがって、入力波形はサンプルホールド
回路13において、その1サイクルからnポイントのデ
ータがサンプリングされ、同データは次段のA/D変換
回路15にてディジタルデータに変換された後、DSP
(Digital Signal Processe
r;ディジタル信号処理手段)16に供給される。
【0013】DSP16はこのディジタルデータを受け
て実効値を演算するのであるが、その演算を行なうにあ
たっては、メモリ20内にn個のデータを保持するリン
グバッファ的なメモリ領域が確保される。そのメモリ領
域の模式図が図4に例示されている。
【0014】図2およびその拡大波形を示した図3を参
照して入力波形が電圧の場合についての実効値演算につ
いて説明する。まず、最初の1サイクルについては、そ
の最後のデータVnが得られた時点で、この各データV
1〜Vnを用いて、 Vrms={(V1+V2+V3…+Vn)/n}1/2 なる演算により実効値Vrmsが求められる。なお、こ
の各データV1〜Vnは図4(a)のようにメモリに格
納される。そして、Vnの次ぎのデータVn+1が得ら
れると、その360度まえのデータV1とこの最新のデ
ータVn+1が入れ替えられ(図4(b)参照)、V2
〜Vn+1のn個のデータにより、 Vrms={(Vn+1+V2+V3…+Vn)/n}1/2 なる演算が行なわれ、次いでその次のデータVn+2が
得られると、同データがその360度前のデータV2と
入れ替えられ(図4(c)参照)、V3〜Vn+2のn
個のデータにより、 Vrms={(Vn+1+Vn+2+V3…+Vn)/n}1/2 なる演算が行なわれる。
【0015】このように、新たなデータがサンプリング
されるたびに、そのデータを360度前の古いデータと
入れ替えて、常にn個のデータで実効値を演算すること
により、リアルタイムでの実効値が求められる。
【0016】この実効値は、例えばD/A変換回路17
を介して出力回路18にアナログ出力されたり、もしく
はCPU(中央演算処理手段)19により例えばディス
プレイなどに表示されるが、その波形変動はきわめて滑
らかなものとなる。
【0017】入力波形が電流の場合にも、同様にしてリ
アルタイムでの実効値が求められるが、DSP16の処
理能力によっては電圧Vと電流Iの入力波形を同時にサ
ンプリングして、W(有効電力)、VA(皮相電力)、
var(無効電力)およびPF(力率)などもリアルタ
イムでの演算を行なうことができる。
【0018】上記実施例では演算の母集団としてn個の
データを入力波形の1サイクルから得ているが、2サイ
クル以上にまたがってデータをサンプリングしても良
い。もっとも、その場合のデータの入れ替えは上記実施
例に準じて、最新のデータと最も古いデータとが入れ替
えられることになる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、被測定入力信号をサンプリングして少なくともその
1サイクルからn個の波形データを得て、そのn個の波
形データから同被測定入力信号の実効値などを演算する
にあたって、そのn個の波形データを記憶するメモリを
有し、被測定入力信号を順次サンプリングする都度、そ
の最新のサンプリング波形データを逐次最も古い波形デ
ータと入れ替えるとともに、そのデータの入れ替えごと
にその更新されたn個の波形データに基づいて所定の演
算を行なうようにしたことにより、実効値をはじめとし
て各種の波形演算をリアルタイムで行ない、かつ、それ
を表示することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による波形データの演算方法に適用さ
れる演算装置の一実施例に係るブロック線図。
【図2】入力波形の1サイクルについてデータサンプリ
ング状態を示した説明図。
【図3】図2の丸鎖線部分の拡大図。
【図4】データのメモリ領域を示した模式図。
【符号の説明】
11 入力回路 12 波形整形回路 13 サンプルホールド回路 14 PLL回路 15 A/D変換回路 16 DSP 19 CPU 20 メモリ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定入力信号をサンプリングして少な
    くともその1サイクルからn個の波形データを得て、そ
    のn個の波形データから同被測定入力信号の実効値など
    を演算する波形データの演算方法において、 上記n個の波形データを記憶するメモリを有し、上記被
    測定入力信号を順次サンプリングするにあたって、最新
    にサンプリングされた波形データを逐次その最も古い波
    形データと入れ替えるとともに、そのデータの入れ替え
    ごとにその更新されたn個の波形データに基づいて所定
    の演算を行なうことを特徴とする波形データの演算方
    法。
JP5772193A 1993-02-23 1993-02-23 波形データの演算方法 Pending JPH06249892A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5772193A JPH06249892A (ja) 1993-02-23 1993-02-23 波形データの演算方法

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JPH06249892A true JPH06249892A (ja) 1994-09-09

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006343181A (ja) * 2005-06-08 2006-12-21 Hioki Ee Corp 磁界測定装置
JP2008064493A (ja) * 2006-09-05 2008-03-21 Yokogawa Electric Corp 測定装置
JP2012145514A (ja) * 2011-01-14 2012-08-02 Hioki Ee Corp 測定装置および測定方法
CN102914687A (zh) * 2012-11-05 2013-02-06 冶金自动化研究设计院 一种精确计算电压或电流有效值的方法

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Effective date: 20011107