JP3270872B2 - ディジタルデータ復調装置 - Google Patents

ディジタルデータ復調装置

Info

Publication number
JP3270872B2
JP3270872B2 JP14164393A JP14164393A JP3270872B2 JP 3270872 B2 JP3270872 B2 JP 3270872B2 JP 14164393 A JP14164393 A JP 14164393A JP 14164393 A JP14164393 A JP 14164393A JP 3270872 B2 JP3270872 B2 JP 3270872B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inversion interval
measurement value
demodulation
interval measurement
level
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP14164393A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06350653A (ja
Inventor
聡 土屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP14164393A priority Critical patent/JP3270872B2/ja
Publication of JPH06350653A publication Critical patent/JPH06350653A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3270872B2 publication Critical patent/JP3270872B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dc Digital Transmission (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ラン・レングス・リミ
ッテッド・コード変調方式のもとに形成されて、各レベ
ル反転間隔が同期データ,“0”もしくは“1”をあら
わすものとされたパルスコード変調信号についての復調
を行うディジタルデータ復調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタルデータを、相異なる第1のレ
ベル及び第2のレベルの遷移間の間隔であるレベル反転
間隔の羅列をもってあらわし、そのレベル反転間隔につ
いての最大値及び最小値が規定されたものとされる、ラ
ン・レングス・リミッテッド・コード変調方式のもとに
形成されたパルスコード変調信号についての復調、即
ち、ラン・レングス・リミッテッド・コード変調方式の
もとに形成されたパルスコード変調信号によりあらわさ
れるディジタルデータの再生が行われるにあたっては、
フェイズ・ロックド・ループ(PLL)が用いられてパ
ルスコード変調信号における基本周期(クロック周期)
に同期したクロック信号が形成され、そのクロック信号
によりパルスコード変調信号に係るディジタルデータが
検出される手法がとられるのが一般的である。
【0003】ラン・レングス・リミッテッド・コード変
調方式のもとに形成されたパルスコード変調信号にあっ
ては、各レベル反転間隔が、例えば、同期データとディ
ジタルデータの単位としての“0”及び“1”とに夫々
応じたものとされ、“0”及び“1”の夫々に対応する
レベル反転間隔の配列状況によってディジタルデータが
あらわされる。従って、ラン・レングス・リミッテッド
・コード変調方式のもとに形成されたパルスコード変調
信号についての復調は、そのパルスコード変調信号にお
ける各レベル反転間隔が、同期データ,“0”及び
“1”のうちのいずれに相当するものであるのかについ
ての検出がなされることにより行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の如くに、ラン・
レングス・リミッテッド・コード変調方式のもとに形成
されたパルスコード変調信号についての復調が、PLL
によりパルスコード変調信号のクロック周期に同期した
ものとして形成されるクロック信号が用いられて行われ
るにあたっては、PLLがアナログ方式によるもの、あ
るいは、ディジタル方式によるものとされて備えられる
ことになる。そして、アナログ方式のPLLが備えられ
る場合には、PLL部分がその回路規模が大規模となっ
て専用集積回路部とされることが要求されるものとされ
る,PLL部分が比較的高い動作電圧を要求するものと
されて電源電圧の低減化が困難とされる,PLL部分に
おける消費電力が比較的大なるものとされることになる
等の問題がある。また、ディジタル方式のPLLが備え
られる場合には、PLL部分に供給されるパルスコード
変調信号のクロック周波数に比して、例えば、その10
倍程度とされる極めて高い周波数を有したクロック信号
を用いてPLL部分を作動させることが必要とされる,
パルスコード変調信号の波形がその時間軸が厳格に管理
された矩形波とされていないと性能劣化がきたされる,
性能を向上させるには回路構成の複雑化が要される等の
問題が生じることになる。
【0005】斯かる点に鑑み、本発明は、ラン・レング
ス・リミッテッド・コード変調方式のもとに形成され
て、各レベル反転間隔が同期データ,“0”もしくは
“1”をあらわすものとされたパルスコード変調信号に
ついての復調を、PLLを用いてパルスコード変調信号
のクロック周期に同期したクロック信号を形成する回路
構成を備えることなく行うことができるディジタルデー
タ復調装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべ
く、本発明に係るディジタルデータ復調装置は、レベル
反転間隔がn・X,2n・X及び3n・X(nは正整
数,Xはクロック周期)によりあらわされる3種に規定
され、2連のレベル反転間隔3n・Xが同期データを,
レベル反転間隔2n・Xが“0”を、及び、2連のレベ
ル反転間隔n・Xが“1”をあらわすものとなるべく形
成されたパルスコード変調信号の実際のレベル反転間隔
の夫々を、クロック周期Xの数をもって測定して、各レ
ベル反転間隔に関する反転間隔測定値を得る反転間隔測
定部と、反転間隔測定部から得られる復調対象レベル反
転間隔についての第1の反転間隔測定値,復調対象レベ
ル反転間隔に先立つレベル反転間隔についての第2の反
転間隔測定値、及び、復調対象レベル反転間隔に順次続
く2個のレベル反転間隔についての第3及び第4の反転
間隔測定値の各々を、パルスコード変調信号の実際の各
レベル反転間隔に相当する期間において更新保持するメ
モリ手段と、復調対象レベル反転間隔についての復調信
号を送出する復調処理部とを備え、復調処理部が、パル
スコード変調信号の実際の各レベル反転間隔に相当する
期間において、メモリ手段から得られる第1,第2,第
3及び第4の反転間隔測定値、及び、復調対象レベル反
転間隔に先立つレベル反転間隔に相当する期間中に得ら
れた復調信号である先行復調出力に基づき、復調対象レ
ベル反転間隔が本来あらわすべき同期データ,“0”も
しくは“1”を検出するデータ検出を行って、それによ
り検出された同期データ,“0”及び“1”のうちのい
ずれかに応じた復調信号を得る動作を行い、その際にお
けるデータ検出を、第1の反転間隔測定値が3n+3以
上である第1の場合にはデータが存在しないと判定し,
第1の反転間隔測定値が3n−1以上で3n+2以下で
ある第2の場合には同期データと判断し,先行復調出力
が同期データの前半部分をあらわすもとで第1の反転間
隔測定値が2n+1以上である第3の場合には同期デー
タと判定し,先行復調出力が“1”の前半部分をあらわ
すもとで第1の反転間隔測定値が2n以下である第4の
場合には“1”と判定し、さらに、第1,第2,第3及
び第4の場合とは異なる第5の場合には、第1の反転間
隔測定値がn+1以下のとき“1”,n+2以上で2n
+1以下であるとき“0”、及び 、2n+2以上で3
n+2以下であるとき同期データと判定して行うものと
されて、構成される。
【0007】
【作用】上述の如くの本発明に係るディジタルデータ復
調装置にあっては、復調されるべきパルスコード変調信
号が、正規の状態であれば、レベル反転間隔がn・X,
2n・X及び3n・Xによりあらわされる3種に規定さ
れ、2連のレベル反転間隔3n・Xが同期データを,レ
ベル反転間隔2n・Xが“0”を、及び、2連のレベル
反転間隔n・Xが“1”をあらわすものとして形成され
たものであるもとで、復調処理部が、復調対象レベル反
転間隔,その復調対象レベル反転間隔に先立つレベル反
転間隔,及び、復調対象レベル反転間隔に順次続く2個
のレベル反転間隔の夫々についての反転間隔測定部から
得られる反転間隔測定値、さらには、復調対象レベル反
転間隔に先立つレベル反転間隔に対応する期間中に得ら
れた復調出力である先行復調出力の各々の状態を、パル
スコード変調信号が、正規の状態であれば、レベル反転
間隔がn・X,2n・X及び3n・Xによりあらわされ
る3種に規定され、2連のレベル反転間隔3n・Xが同
期データを,レベル反転間隔2n・Xが“0”を、及
び、2連のレベル反転間隔n・Xが“1”をあらわすも
のであることに鑑みて設定された所定のルールに照らし
て、復調対象レベル反転間隔があらわすべきものが同期
データ,“0”及び“1”のうちのいずれであるかを判
定することにより、復調対象レベル反転間隔が本来あら
わすべき同期データ,“0”もしくは“1”を検出し、
検出された同期データ,“0”及び“1”のうちのいず
れかに応じた復調信号を得るものとされる。
【0008】それにより、復調処理部からは、パルスコ
ード変調信号を形成する連続するレベル反転間隔の夫々
についての同期データ,“0”もしくは“1”に対応す
る復調信号が順次得られることになり、従って、パルス
コード変調信号についての復調が、PLLを用いてパル
スコード変調信号のクロック周期に同期したクロック信
号を形成する回路構成が備えられることなく行われるこ
とになる。
【0009】そして、PLLを用いてパルスコード変調
信号のクロック周期に同期したクロック信号を形成する
回路構成が要されないことにより、全体的な回路構成の
小規模化と簡易化,電源電圧の低減,消費電力の低減等
が図られ得ることになり、また、パルスコード変調信号
のクロック周波数に比して極めて高い周波数を有したク
ロック信号が不要とされ、さらに、パルスコード変調信
号の波形が然程厳格でないもとにあっても性能劣化がき
たされないことになる等々の利点が得られる。
【0010】
【実施例】図1は、本発明に係るディジタルデータ復調
装置の一例を示す。
【0011】図1に示される例にあっては、信号入力端
子11に、例えば、記録媒体から再生されたものとされ
る、ラン・レングス・リミッテッド・コード変調方式の
もとで形成された、ディジタルデータをあらわすパルス
コード変調信号SAが供給される。このディジタルデー
タをあらわすパルスコード変調信号SAは、実際の波形
が、図2のAに示される如くに、ゼロレベルを基準レベ
ルとして、正極性側及び負極性側に伸びる振幅を有した
ものとされる。
【0012】パルスコード変調信号SAは、一旦記録媒
体に対する記録がなされた後、記録媒体から再生された
ものとされることにより、波形の鈍りあるいは変動を生
じたものとされているが、本来は、例えば、図3のAに
示される如くの、クロック周期Xを有したクロック信号
CLのもとで、クロック周期Xの整数倍に相当するレベ
ル反転間隔がディジタルデータに応じて連なる矩形波信
号とされている。そして、本来のパルスコード変調信号
SAは、そのレベル反転間隔がn・X,2n・X及び3
n・X(nは正整数)によりあらわされる3種に規定さ
れ、かつ、2連のレベル反転間隔3n・Xが同期データ
を,レベル反転間隔2n・Xが“0”を、及び、2連の
レベル反転間隔n・Xが“1”をあらわすものとして形
成されたものとされる。正整数nは、例えば、4に選定
され、斯かる際には、本来のパルスコード変調信号SA
は、そのレベル反転間隔が4X,8X及び12Xの3種
に限られ、図3のBに示される如くに、連続した2個の
レベル反転間隔12Xが同期データSYをあらわし、図
3のCに示される如くに、レベル反転間隔8Xが単独で
“0”をあらわし、さらに、図3のDに示される如く
に、連続した2個のレベル反転間隔4Xが“1”をあら
わすものとされる。
【0013】信号入力端子11に供給されたパルスコー
ド変調信号SAは、レベル比較部12の比較端子に供給
され、レベル比較部12の基準端子は、接地されてゼロ
レベルが与えられている。それにより、レベル比較部1
2においては、パルスコード変調信号SAのレベルがゼ
ロレベルと比較されるレベル比較が行われ、レベル比較
部12の出力端には、パルスコード変調信号SAのレベ
ルがゼロレベル以上であるとき所定の正レベルをとり、
パルスコード変調信号SAのレベルがゼロレベル未満で
あるときゼロレベルをとる、矩形波信号に波形整形され
たパルスコード変調信号SARが得られる。斯かる矩形
波信号に波形整形されたパルスコード変調信号SAR
は、図2のBに示される如くに、パルスコード変調信号
SAにおける負レベルから正レベルに移行するゼロクロ
ス点においてゼロレベルから所定の正レベルに立ち上が
り、また、パルスコード変調信号SAにおける正レベル
から負レベルに移行するゼロクロス点において所定の正
レベルからゼロレベルに立ち下がり、立上りから立下り
までの間は所定の正レベルを維持するレベル反転間隔を
形成するとともに、立下りから立上りまでの間はゼロレ
ベルを維持するレベル反転間隔を形成するものとされ
る。
【0014】このようにしてレベル比較部12から得ら
れる、矩形波信号に波形整形されたパルスコード変調信
号SARも、レベル反転間隔がn・X,2n・X及び3
n・Xによりあらわされる3種に規定され、2連のレベ
ル反転間隔3n・Xが同期データを,レベル反転間隔2
n・Xが“0”を、及び、2連のレベル反転間隔n・X
が“1”をあらわすものとなるべく形成されたものとさ
れることになる。そして、nが4に選定されることによ
り、本来のパルスコード変調信号SARは、そのレベル
反転間隔が4X,8X及び12Xの3種に限られ、連続
した2個のレベル反転間隔12Xが同期データSYをあ
らわし、レベル反転間隔8Xが単独で“0”をあらわ
し、さらに、連続した2個のレベル反転間隔4Xが
“1”をあらわすものとされる。
【0015】レベル比較部12からのパルスコード変調
信号SARは、D−フリップ・フロップ(D−FF)1
3の入力端子Dに供給される。このD−FF13のクロ
ック端子には、クロック発生部14からのクロック信号
CL’が供給される。クロック信号CL’は、図2のC
に示される如くに、周波数がパルスコード変調信号SA
に関わるクロック信号CLと等しいものとされ、従っ
て、クロック周期Xを有するものとされる。D−FF1
3の出力端Qにおいては、クロック信号CL’を形成す
る各パルスがクロック端子に供給された時点での入力端
子Dにおけるパルスコード変調信号SARのレベルが導
出され、そのレベルが次に新たなレベルが導出されるま
で維持される。それにより、D−FF13の出力端Qに
は、図2のDに示される如くの、パルスコード変調信号
SARがクロック発生部14からのクロック信号CL’
に同期するように位相制御されたものに相当する矩形波
信号SSRが得られる。
【0016】矩形波信号SSRは、エッジ検出部15に
供給され、エッジ検出部15においては、矩形波信号S
SRにおける立上りエッジと立下りエッジとの両者が検
出されて、エッジ検出部15からは、図2のEに示され
る如くの、矩形波信号SSRにおける立上りエッジ及び
立下りエッジの夫々に同期して立ち上がる所定幅のパル
スにより形成されるエッジパルス信号PEが得られる。
そして、エッジ検出部15から得られるエッジパルス信
号PEは、エッジ間隔測定部16に供給される。
【0017】エッジ間隔測定部16のクロック端子に
は、クロック発生部14からのクロック信号CL’が供
給され、エッジ間隔測定部16においては、エッジ検出
部15から得られるエッジパルス信号PEを形成するパ
ルスのうちの連続する2個の各々の立上りエッジ間隔、
従って、矩形波信号SSRにおける各レベル反転間隔
が、クロック信号CL’が有するクロック周期Xの数を
もって測定され、それにより得られる反転間隔測定値D
Tが、測定がなされたレベル反転間隔に続くレベル反転
間隔中エッジ間隔測定部16から送出される。斯かるも
とで、D−FF13,クロック発生部14,エッジ検出
部15及びエッジ間隔測定部16が含まれる部分によ
り、パルスコード変調信号SARの実際のレベル反転間
隔の夫々を、クロック周期Xの数をもって測定して、各
レベル反転間隔についての反転間隔測定値を得る反転間
隔測定部が形成されていることになる。
【0018】エッジ間隔測定部16から送出される、エ
ッジパルス信号PEにおける各エッジ間隔、従って、パ
ルスコード変調信号SARの実際のレベル反転間隔の夫
々についての反転間隔測定値DTは、図2のFに示され
る如く、測定が行われた矩形波信号SSRのレベル反転
間隔に続く矩形波信号SSRのレベル反転間隔の期間と
される、パルスコード変調信号SARの実際のレベル反
転間隔に相当する期間において、クロック周期Xの数
(丸括弧付き数字により示される)としてあらわされる
ものとされる。斯かる反転間隔測定値DTによりあらわ
される、パルスコード変調信号SARの実際のレベル反
転間隔の夫々は、通常、本来の適正なレベル反転間隔に
対する変動分がクロック周期Xの3つ分以内とされ、そ
れを越える変動分が生じる事態は考え難い。
【0019】このようにしてエッジ間隔測定部16から
得られる反転間隔測定値DTは、メモリ部17に供給さ
れる。メモリ部17は、エッジ検出部15から得られる
エッジパルス信号PEによる制御を受けるものとされて
おり、メモリ部17における、エッジ間隔測定部16に
おいて得られた反転間隔測定値DTについての、その後
に到来するエッジパルス信号PEを形成するパルスに応
じた更新取込みが行われ、メモリ部17に新たに取り込
まれた反転間隔測定値DTが、その後さらに新たな反転
間隔測定値DTについての取込みが完了するまでの、そ
のときのパルスコード変調信号SARの実際のレベル反
転間隔に相当する期間に、メモリ部17から、図2のG
に示される如くの、反転間隔測定値DTLとして読み出
される。
【0020】メモリ部17から読み出された反転間隔測
定値DTLは、メモリ部17に直列接続されたメモリ部
18に供給される。メモリ部18も、エッジ検出部15
から得られるエッジパルス信号PEによる制御を受ける
ものとされており、メモリ部18における、メモリ部1
7から読み出された反転間隔測定値DTLについての、
その後に到来するエッジパルス信号PEを形成するパル
スに応じた更新取込みが行われ、メモリ部18に新たに
取り込まれた反転間隔測定値DTLが、その後さらに新
たな反転間隔測定値DTLについての取込みが完了する
までの、そのときのパルスコード変調信号SARの実際
のレベル反転間隔に相当する期間に、メモリ部18か
ら、図2のHに示される如くの、反転間隔測定値DTM
として読み出される。
【0021】メモリ部18から読み出された反転間隔測
定値DTMは、メモリ部18に直列接続されたメモリ部
19に供給される。メモリ部19も、エッジ検出部15
から得られるエッジパルス信号PEによる制御を受ける
ものとされており、メモリ部19における、メモリ部1
8から読み出された反転間隔測定値DTMについての、
その後に到来するエッジパルス信号PEを形成するパル
スに応じた更新取込みが行われ、メモリ部19に新たに
取り込まれた反転間隔測定値DTMが、その後さらに新
たな反転間隔測定値DTMについての取込みが完了する
までの、そのときのパルスコード変調信号SARの実際
のレベル反転間隔に相当する期間に、メモリ部19か
ら、図2のIに示される如くの、反転間隔測測定値DT
Nとして読み出される。
【0022】さらに、メモリ部19から読み出された反
転間隔測定値DTNは、メモリ部19に直列接続された
メモリ部20に供給される。メモリ部20も、エッジ検
出部15から得られるエッジパルス信号PEによる制御
を受けるものとされており、メモリ部20における、メ
モリ部19から読み出された反転間隔測定値DTNにつ
いての、その後に到来するエッジパルス信号PEを形成
するパルスに応じた更新取込みが行われ、メモリ部20
に新たに取り込まれた反転間隔測定値DTNが、その後
さらに新たな反転間隔測定値DTNについての取込みが
完了するまでの、そのときのパルスコード変調信号SA
Rの実際のレベル反転間隔に相当する期間に、メモリ部
20から、図2のJに示される如くの、反転間隔測定値
DTOとして読み出される。
【0023】このようにして、パルスコード変調信号S
ARの実際の各レベル反転間隔に相当する期間におい
て、メモリ部17から読み出される反転間隔測定値DT
L,メモリ部18から読み出される反転間隔測定値DT
M,メモリ部19から読み出される反転間隔測定値DT
N、及び、メモリ部20から読み出される反転間隔測定
値DTOにあっては、反転間隔測定値DTNが復調対象
レベル反転間隔についての反転間隔測定値とされ、ま
た、反転間隔測定値DTOが復調対象レベル反転間隔に
先立つレベル反転間隔についての反転間隔測定値とさ
れ、さらに、反転間隔測定値DTM及び反転間隔測定値
DTLが、夫々、復調対象レベル反転間隔に順次続く2
個のレベル反転間隔についての反転間隔測定値とされ
る。ここで復調対象レベル反転間隔とは、エッジ検出部
15に順次供給される矩形波信号SSRの各レベル反転
間隔であり、従って、D−FF13に順次供給されるパ
ルスコード変調信号SARの各レベル反転間隔でもあ
る。そして、復調対象レベル反転間隔についての反転間
隔測定値である反転間隔測定値DTN,復調対象レベル
反転間隔に先立つレベル反転間隔についての反転間隔測
定値である反転間隔測定値DTO、及び、復調対象レベ
ル反転間隔に順次続く2個のレベル反転間隔についての
反転間隔測定値である反転間隔測定値DTM及び反転間
隔測定値DTLは、復調処理部21に供給される。
【0024】復調処理部21は、反転間隔測定値DTN
が得られた復調対象レベル反転間隔が本来あらわすべき
同期データ,“0”及び“1”のうちのいずれかを検出
するデータ検出を行い、そのデータ検出により検出され
た同期データ,“0”及び“1”のうちのいずれかに応
じた復調信号DDNを送出する。復調処理部21から得
られる復調信号DDNは、復調出力端子22に導出さ
れ、復調出力端子22から、パルスコード変調信号SA
Rについての復調出力、従って、パルスコード変調信号
SAに係るディジタルデータをあらわす復調出力が、連
続的に導出される復調信号DDNの形態をもって得られ
る。
【0025】また、復調処理部21から得られる復調信
号DDNは、復調出力メモリ部23に供給される。復調
出力メモリ部23は、エッジ検出部15から得られるエ
ッジパルス信号PEによる制御を受けるものとされてお
り、復調出力メモリ部23における、復調処理部21に
おいて得られた復調信号DDNについての、その後に到
来するエッジパルス信号PEを形成するパルスに応じた
更新取込みがなされ、復調出力メモリ部23に新たに取
り込まれた復調信号DDNが、そのときの矩形波信号S
SRのレベル反転間隔、従って、そのときのパルスコー
ド変調信号SARの実際のレベル反転間隔に対応する期
間に、復調出力メモリ部23から、復調対象レベル反転
間隔に先立つレベル反転間隔に対応する期間中に得られ
る先行復調出力DDOとして読み出される。このように
して復調出力メモリ部23から読み出される先行復調出
力DDOは、復調処理部21に供給される。
【0026】復調処理部21には、エッジ検出部15か
ら得られるエッジパルス信号PEも供給される。斯かる
もとで、復調処理部21は、反転間隔測定値DTNが得
られた復調対象レベル反転間隔が本来あらわすべき同期
データ,“0”及び“1”のうちのいずれかを検出する
データ検出を、エッジパルス信号PEを形成する各パル
スの到来時点に続く矩形波信号SSRのレベル反転間隔
の期間とされる、パルスコード変調信号SARの実際の
各レベル反転間隔に相当する期間において、メモリ部1
9から読み出される反転間隔測定値DTN,メモリ部2
0から読み出される反転間隔測定値DTO,メモリ部1
8から読み出される反転間隔測定値DTM,メモリ部1
7から読み出される反転間隔測定値DTL、及び、復調
出力メモリ部23から読み出される先行復調出力DDO
に基づいて行う。その際、復調処理部21は、パルスコ
ード変調信号SARが、正規の状態であれば、レベル反
転間隔がn・X,2n・X及び3n・Xによりあらわさ
れる3種に規定され、2連のレベル反転間隔3n・Xが
同期データSYを,レベル反転間隔2n・Xが“0”
を、及び、2連のレベル反転間隔n・Xが“1”をあら
わすものであること、さらには、パルスコード変調信号
SARの実際のレベル反転間隔の夫々は、通常、本来の
適正なレベル反転間隔に対する変動分がクロック周期X
の3つ分以内とされることに鑑みて設定された、下記の
如くのルール1〜ルール15に照らして、復調対象レベ
ル反転間隔があらわすべきものが同期データSY,
“0”及び“1”のうちのいずれであるかを判定するこ
とにより、復調対象レベル反転間隔が本来あらわすべき
同期データSY,“0”もしくは“1”を検出し、検出
された同期データ,“0”及び“1”のうちのいずれか
に応じた復調信号DDNを形成する。
【0027】上述のルール1〜ルール15については、
以下の如くとされる。
【0028】ルール1:反転間隔測定値DTNが3n+
3以上である場合には、データが存在しないとする。例
えば、nが4に選定されたときは、反転間隔測定値DT
Nが15以上である場合には、データが存在しないとす
る。
【0029】ル─ル2:反転間隔測定値DTNが3n−
1以上で3n+2以下である場合には、復調対象レベル
反転間隔は同期データSYであるとする。例えば、nが
4に選定されたときは、反転間隔測定値DTNが11以
上で14以下である場合には、復調対象レベル反転間隔
は同期データSYであるとする。
【0030】ルール3:先行復調出力DDOが同期デー
タSYの前半部分をあらわすもとで、反転間隔測定値D
TNが2n+1以上である場合には、復調対象レベル反
転間隔は同期データSYであるとする。例えば、nが4
に選定されたときは、先行復調出力DDOが同期データ
SYの前半部分をあらわすもとで、反転間隔測定値DT
Nが9以上である場合には、復調対象レベル反転間隔は
同期データSYであるとする。
【0031】ルール4:先行復調出力DDOが“1”の
前半部分をあらわすもとで、反転間隔測定値DTNが2
n以下である場合には、復調対象レベル反転間隔は
“1”であるとする。例えば、nが4に選定されたとき
は、先行復調出力DDOが“1”の前半部分をあらわす
もとで、反転間隔測定値DTNが8以下である場合に
は、復調対象レベル反転間隔は“1”であるとする。
【0032】ルール5:反転間隔測定値DTM及び反転
間隔測定値DTLの夫々が2n+2以上であるもとで、
反転間隔測定値DTNが2n+2である場合には、復調
対象レベル反転間隔は“0”であるとする。例えば、n
が4に選定されたときは、反転間隔測定値DTM及び反
転間隔測定値DTLの夫々が10以上であるもとで、反
転間隔測定値DTNが10である場合には、復調対象レ
ベル反転間隔は“0”であるとする。
【0033】ルール6:先行復調出力DDOが同期デー
タSYをあらわし、かつ、反転間隔測定値DTMが2n
+2以上であるもとで、反転間隔測定値DTNが2n+
1以上である場合には、復調対象レベル反転間隔は同期
データSYであるとする。例えば、nが4に選定された
ときは、先行復調出力DDOが同期データSYをあらわ
し、かつ、反転間隔測定値DTMが10以上であるもと
で、反転間隔測定値DTNが9以上である場合には、復
調対象レベル反転間隔は同期データSYであるとする。
【0034】ルール7:反転間隔測定値DTLが2n+
1以下で、反転間隔測定値DTMが2n+2以下である
もとで、反転間隔測定値DTNが2n+1以上である場
合には、復調対象レベル反転間隔は同期データSYであ
るとする。例えば、nが4に選定されたときは、反転間
隔測定値DTLが9以下で、反転間隔測定値DTMが1
0以下であるもとで、反転間隔測定値DTNが9以上で
ある場合には、復調対象レベル反転間隔は同期データS
Yであるとする。
【0035】ルール8:先行復調出力DDOが“1”を
あらわし、かつ、反転間隔測定値DTOがn+2である
もと,反転間隔測定値DTOが4p+1(pは正整数)
であるもと、もしくは、反転間隔測定値DTMが4p+
1あるいは2n+2以上であるもとで、反転間隔測定値
DTNが2n+2である場合には、復調対象レベル反転
間隔は同期データSYであるとする。例えば、nが4に
選定されたときは、先行復調出力DDOが“1”をあら
わし、かつ、反転間隔測定値DTOが6であるもと,反
転間隔測定値DTOが4p+1であるもと、もしくは、
反転間隔測定値DTMが4p+1あるいは10以上であ
るもとで、反転間隔測定値DTNが10である場合に
は、復調対象レベル反転間隔は同期データSYであると
する。
【0036】ルール9:反転間隔測定値DTNがn以下
である場合には、復調対象レベル反転間隔は“1”であ
るとする。例えば、nが4に選定されたときは、反転間
隔測定値DTNが4以下である場合には、復調対象レベ
ル反転間隔は“1”であるとする。
【0037】ルール10:先行復調出力DDOが同期デ
ータSYをあらわし、かつ、反転間隔測定値DTOが2
n+2であるもとで、反転間隔測定値DTNがn+2で
ある場合には、復調対象レベル反転間隔は“1”である
とする。例えば、nが4に選定されたときは、先行復調
出力DDOが同期データSYをあらわし、かつ、反転間
隔測定値DTOが10であるもとで、反転間隔測定値が
6である場合には、復調対象レベル反転間隔は“1”で
あるとする。
【0038】ルール11:先行復調出力DDOが“1”
をあらわし、かつ、反転間隔測定値DTOがn+1以上
で2n以下であり、しかも、反転間隔測定値DTMがn
+1以上で2n以下であるもとで、反転間隔測定値DT
Nがn+1以下である場合には、復調対象レベル反転間
隔は“0”であるとする。例えば、nが4に選定された
ときは、先行復調出力DDOが“1”をあらわし、か
つ、反転間隔測定値DTOが5以上で8以下であり、し
かも、反転間隔測定値DTMが5以上で8以下であるも
とで、反転間隔測定値DTNが5以下である場合には、
復調対象レベル反転間隔は“0”であるとする。
【0039】ルール12:先行復調出力DDOが“0”
をあらわし、かつ、反転間隔測定値DTOがn+2であ
り、しかも、反転間隔測定値DTMがn以下であるもと
で、反転間隔測定値DTNがn+2である場合には、復
調対象レベル反転間隔は“1”であるとする。例えば、
nが4に選定されたときは、先行復調出力DDOが
“0”をあらわし、かつ、反転間隔測定値DTOが6で
あり、しかも、反転間隔測定値DTMが4以下であるも
とで、反転間隔測定値DTNが6である場合には、復調
対象レベル反転間隔は“1”であるとする。
【0040】ルール13:反転間隔測定値DTMがn−
2であるもとで、反転間隔測定値DTNがn+3以下で
ある場合には、復調対象レベル反転間隔は“1”である
とする。例えば、nが4に選定されたときは、反転間隔
測定値DTMが2であるもとで、反転間隔測定値DTN
が7以下である場合には、復調対象レベル反転間隔は
“1”であるとする。
【0041】ルール14:反転間隔測定値DTOもしく
は反転間隔測定値DTMが4p−1であるもと、もしく
は、反転間隔測定値DTOもしくは反転間隔測定値DT
Mがn−2であるもとで、反転間隔測定値DTNがn+
2である場合には、復調対象レベル反転間隔は“1”で
あるとする。例えば、nが4に選定されたときは、反転
間隔測定値DTOもしくは反転間隔測定値DTMが4p
−1であるもと、もしくは、反転間隔測定値DTOもし
くは反転間隔測定値DTMが2であるもとで、反転間隔
測定値DTNが6である場合には、復調対象レベル反転
間隔は“1”であるとする。
【0042】ルール15:ルール1〜ルール14の何れ
にも該当しないもとでは、反転間隔測定値DTNがn+
1以下である場合に、復調対象レベル反転間隔は“1”
であるとし、また、反転間隔測定値DTNがn+2以上
で2n+1以下である場合に、復調対象レベル反転間隔
は“0”であるとし、さらに、反転間隔測定値DTNが
2n+2以上で3n+2以下である場合に、復調対象レ
ベル反転間隔は同期データSYであるとする。例えば、
nが4に選定されたときは、ルール1〜ルール14の何
れにも該当しないもとでは、反転間隔測定値DTNが5
以下である場合に、復調対象レベル反転間隔は“1”で
あるとし、また、反転間隔測定値DTNが6以上で9以
下である場合に、復調対象レベル反転間隔は“0”であ
るとし、さらに、反転間隔測定値DTNが10以上で1
4以下である場合に、復調対象レベル反転間隔は同期デ
ータSYであるとする。
【0043】上記ルール1〜ルール15は、復調処理部
21による復調対象レベル反転間隔があらわすべきもの
が同期データ,“0”及び“1”のうちのいずれである
かの判定にあたって、それらの全てに従うことが必ず要
求されるというものではなく、少なくともルール1〜ル
ール4,ルール9及びルール15には従わなければなら
ず、また、性能向上を図るには、ルール1〜ルール4,
ルール9及びルール15に加えて、ルール6〜ルール8
及びルール14に従うことが要求されることになり、さ
らに、より一層のエラーレートの改善を図るには、ルー
ル1〜ルール4,ルール6〜ルール9,ルール14及び
ルール15に加えて、ルール5及びルール10〜ルール
13が考慮されることが要求されることになるものとさ
れる。
【0044】復調処理部21は、例えば、マイクロコン
ピュータが用いられて構成されるものとされる。そし
て、マイクロコンピュータが用いられて構成された復調
処理部21は、パルスコード変調信号SARが、正規の
状態であれば、レベル反転間隔がn・X,2n・X及び
3n・Xによりあらわされる3種に規定され、2連のレ
ベル反転間隔3n・Xが同期データSYを,レベル反転
間隔2n・Xが“0”を、及び、2連のレベル反転間隔
n・Xが“1”をあらわすものとされ、nが4に選定さ
れたもとで、復調対象レベル反転間隔が本来あらわすべ
き同期データ,“0”及び“1”のうちのいずれかを検
出するデータ検出を、メモリ部19から読み出される反
転間隔測定値DTN,メモリ部20から読み出される反
転間隔測定値DTO,メモリ部18から読み出される反
転間隔測定値DTM,メモリ部17から読み出される反
転間隔測定値DTL、及び、復調出力メモリ部23から
読み出される先行復調出力DDOに基づいて行い、検出
された同期データSY,“0”及び“1”のうちのいず
れかに応じた復調信号DDNを形成するにあたり、例え
ば、図4,図5及び図6に示されるフローチャートによ
りあらわされる制御プログラムを実行するものとされ
る。
【0045】図4,図5及び図6に示されるフローチャ
ートによりあらわされる制御プログラムにあっては、ス
タート後、ステップ31において、反転間隔測定値DT
Nが15以上であるか否かを判断し、反転間隔測定値D
TNが15以上である場合には、ステップ32におい
て、データが存在しないとの判定を行って、ステップ3
1に戻り、また、反転間隔測定値DTNが15未満であ
る場合には、ステップ33に進む。ステップ33におい
ては、反転間隔測定値DTNが11以上であるか否かを
判断し、反転間隔測定値DTNが11以上である場合に
は、ステップ34において、復調信号DDNを同期デー
タSYをあらわすものとして送出し、ステップ31に戻
る。また、ステップ33で反転間隔測定値DTNが11
未満である場合には、ステップ35に進む。
【0046】ステップ35においては、先行復調出力D
DOが同期データSYの前半部分をあらわすものか否か
を判断し、先行復調出力DDOが同期データSYの前半
部分をあらわすものである場合には、ステップ36にお
いて、反転間隔測定値DTNが9以上であるか否かを判
断する。その結果、反転間隔測定値DTNが9以上であ
る場合には、ステップ37において、復調信号DDNを
同期データSYをあらわすものとして送出し、ステップ
31に戻る。一方、ステップ35で先行復調出力DDO
が同期データSYの前半部分をあらわすものではないと
判断された場合、あるいは、ステップ36で反転間隔測
定値DTNが9未満であると判断された場合には、ステ
ップ38に進む。
【0047】ステップ38においては、先行復調出力D
DOが“1”の前半部分をあらわすものか否かを判断
し、先行復調出力DDOが“1”の前半部分をあらわす
ものである場合には、ステップ39において、反転間隔
測定値DTNが8以下であるか否かを判断する。その結
果、反転間隔測定値DTNが8以下である場合には、ス
テップ40において、復調信号DDNを“1”をあらわ
すものとして送出し、ステップ31に戻る。一方、ステ
ップ38で先行復調出力DDOが“1”の前半部分をあ
らわすものではないと判断された場合、あるいは、ステ
ップ39で反転間隔測定値DTNが8を越えると判断さ
れた場合には、ステップ41に進む。
【0048】ステップ41においては、反転間隔測定値
DTMが10以上か否かを判断し、反転間隔測定値DT
Mが10以上である場合には、ステップ42において、
先行復調出力DDOが同期データSYをあらわすものか
否かを判断する。その結果、先行復調出力DDOが同期
データSYをあらわすものでない場合には、ステップ4
3において、反転間隔測定値DTLが9以下か否かを判
断し、反転間隔測定値DTLが9を越える場合には、ス
テップ44において、反転間隔測定値DTLが10以上
か否かを判断する。その結果、反転間隔測定値DTLが
10以上である場合には、ステップ45において、反転
間隔測定値DTNが10であるか否かを判断し、反転間
隔測定値DTNが10である場合には、ステップ46に
おいて、復調信号DDNを“0”をあらわすものとして
送出し、ステップ31に戻る。
【0049】また、ステップ42での判断の結果、先行
復調出力DDOが同期データSYをあらわすものである
場合、あるいは、ステップ43での判断の結果、反転間
隔測定値DTLが9以下である場合には、ステップ47
において、反転間隔測定値DTNが9以上であるか否か
を判断する。その結果、反転間隔測定値DTNが9以上
である場合には、ステップ48において、復調信号DD
Nを同期データSYをあらわすものとして送出し、ステ
ップ31に戻る。また、ステップ41の判断の結果、反
転間隔測定値DTNが10未満である場合,ステップ4
7での判断の結果、反転間隔測定値DTNが9未満であ
る場合,ステップ44での判断の結果、反転間隔測定値
DTLが10未満である場合、もしくは、ステップ45
での判断の結果、反転間隔測定値DTNが10ではない
場合には、ステップ49に進む。
【0050】ステップ49においては、先行復調出力D
DOが“1”をあらわすものであって、かつ、反転間隔
測定値DTOが6であるか否かを判断し、先行復調出力
DDOが“1”をあらわすものであって、かつ、反転間
隔測定値DTOが6である状況にない場合には、ステッ
プ50において、反転間隔測定値DTOが4p+1であ
るか否かを判断する。その結果、反転間隔測定値DTO
が4p+1ではない場合には、ステップ51において、
反転間隔測定値DTMが4p+1であるか否かを判断す
る。
【0051】ステップ51での判断の結果、反転間隔測
定値DTMが4p+1である場合,ステップ50での判
断の結果、反転間隔測定値DTOが4p+1である場
合,もしくは、ステップ49での判断の結果、先行復調
出力DDOが“1”をあらわすものであって、かつ、反
転間隔測定値DTOが6である状況にある場合には、ス
テップ52に進む。ステップ52においては、反転間隔
測定値DTNが10であるか否かを判断し、反転間隔測
定値DTNが10である場合には、ステップ53におい
て、復調信号DDNを同期データSYをあらわすものと
して送出し、ステップ31に戻る。また、ステップ52
での判断の結果、反転間隔測定値DTNが10でない場
合、もしくは、ステップ51での判断の結果、反転間隔
測定値DTMが4p+1でない場合には、ステップ54
において、反転間隔測定値DTNが4以下であるか否か
を判断し、反転間隔測定値DTNが4以下である場合に
は、ステップ55において、復調信号DDNを“1”を
あらわすものとして送出し、ステップ31に戻る。ま
た、ステップ54での判断の結果、反転間隔測定値DT
Nが4を越える場合には、ステップ56に進む。
【0052】ステップ56においては、先行復調出力D
DOが同期データSYをあらわすものか否かを判断し、
先行復調出力DDOが同期データSYをあらわすもので
ある場合には、ステップ57において、反転間隔測定値
DTOが10であるか否かを判断する。その結果、反転
間隔測定値DTOが10である場合には、ステップ58
において、反転間隔測定値DTNが6であるか否かを判
断する。
【0053】ステップ58での判断の結果、反転間隔測
定値DTNが6である場合には、ステップ59におい
て、復調信号DDNを“1”をあらわすものとして送出
し、ステップ31に戻る。また、ステップ58での判断
の結果、反転間隔測定値DTNが6でない場合,ステッ
プ57での判断の結果、反転間隔測定値DTOが10で
ない場合、あるいは、ステップ56での判断の結果、先
行復調出力DDOが同期データSYをあらわすものでな
い場合には、ステップ60に進む。
【0054】ステップ60においては、反転間隔測定値
DTOが5以上で8以下か否かを判断し、反転間隔測定
値DTOが5以上で8以下である場合には、ステップ6
1において、先行復調出力DDOが“1”をあらわすも
のか否かを判断し、先行復調出力DDOが“1”をあら
わすものである場合には、ステップ62において、反転
間隔測定値DTMが5以上で8以下か否かを判断する。
その結果、反転間隔測定値DTMが5以上で8以下であ
る場合には、ステップ63において、反転間隔測定値D
TNが5以上であるか否かを判断する。
【0055】ステップ63での判断の結果、反転間隔測
定値DTNが5以上である場合には、ステップ64にお
いて、復調信号DDNを“0”をあらわすものとして送
出し、ステップ31に戻る。また、ステップ63での判
断の結果、反転間隔測定値DTNが5未満である場合,
ステップ62での判断の結果、反転間隔測定値DTMが
5未満あるいは8を越える場合,ステップ61での判断
の結果、先行復調出力DDOが“1”をあらわすもので
ない場合、もしくは、ステップ60での判断の結果、反
転間隔測定値DTOが5未満あるいは8を越える場合に
は、ステップ65に進む。
【0056】ステップ65においては、先行復調出力D
DOが“0”をあらわすものか否かを判断し、先行復調
出力DDOが“0”をあらわすものである場合には、ス
テップ66において、反転間隔測定値DTOが6である
か否かを判断し、反転間隔測定値DTOが6である場合
には、ステップ67において、反転間隔測定値DTMが
4以下か否かを判断する。その結果、反転間隔測定値D
TMが4以下である場合には、ステップ68において、
反転間隔測定値DTNが6であるか否かを判断する。
【0057】ステップ68での判断の結果、反転間隔測
定値DTNが6である場合には、ステップ69におい
て、復調信号DDNを“1”をあらわすものとして送出
し、ステップ31に戻る。また、ステップ68での判断
の結果、反転間隔測定値DTNが6でない場合,ステッ
プ67での判断の結果、反転間隔測定値DTMが4を越
える場合,ステップ66での判断の結果、反転間隔測定
値DTOが6ではない場合、もしくは、ステップ65で
の判断の結果、先行復調出力DDOが“0”をあらわす
ものでない場合には、ステップ70に進む。
【0058】ステップ70においては、反転間隔測定値
DTMが2であるか否かを判断し、反転間隔測定値DT
Mが2である場合には、ステップ71において、反転間
隔測定値DTNが7以下であるか否かを判断する。その
結果、反転間隔測定値DTNが7以下である場合には、
ステップ72において、復調信号DDNを“1”をあら
わすものとして送出し、ステップ31に戻る。
【0059】ステップ71での判断の結果、反転間隔測
定値DTNが7を越える場合、もしくは、ステップ70
での判断の結果、反転間隔測定値DTMが2ではない場
合には、ステップ73に進む。ステップ73において
は、反転間隔測定値DTOが4p−1であるか否かを判
断し、その結果、反転間隔測定値DTOが4p−1では
ない場合には、ステップ74において、反転間隔測定値
DTOが2か否かを判断する。
【0060】ステップ74での判断の結果、反転間隔測
定値DTOが2ではない場合には、ステップ75におい
て、反転間隔測定値DTMが4p−1であるか否かを判
断し、その結果、反転間隔測定値DTMが4p−1では
ない場合には、ステップ76において、反転間隔測定値
DTNが5以下か否かを判断する。ステップ76での判
断の結果、反転間隔測定値DTNが5以下である場合に
は、ステップ77において、復調信号DDNを“1”を
あらわすものとして送出し、ステップ31に戻り、ま
た、反転間隔測定値DTNが5を越える場合には、ステ
ップ78において、反転間隔測定値DTNが10以上か
否かを判断する。ステップ78での判断の結果、反転間
隔測定値DTNが10以上である場合には、ステップ7
9において、復調信号DDNを同期データSYをあらわ
すものとして送出し、ステップ31に戻り、また、反転
間隔測定値DTNが10未満である場合には、ステップ
80において、復調信号DDNを“0”をあらわすもの
として送出し、ステップ31に戻る。
【0061】ステップ75での判断の結果、反転間隔測
定値DTMが4p−1である場合,ステップ74での判
断の結果、反転間隔測定値DTOが2である場合、もし
くは、ステップ73での判断の結果、反転間隔測定値D
TOが4p−1である場合には、ステップ81に進む。
ステップ81においては、反転間隔測定値DTNが6で
あるか否かを判断し、反転間隔測定値DTNが6である
場合には、ステップ82において、復調信号DDNを
“1”をあらわすものとして送出し、ステップ31に戻
る。また、ステップ81での判断の結果、反転間隔測定
値DTNが6でない場合には、ステップ76に進む。
【0062】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明に
係るディジタルデータ復調装置は、復調されるべきパル
スコード変調信号が、正規の状態であれば、レベル反転
間隔がn・X,2n・X及び3n・Xによりあらわされ
る3種に規定され、2連のレベル反転間隔3n・Xが同
期データを,レベル反転間隔2n・Xが“0”を、及
び、2連のレベル反転間隔n・Xが“1”をあらわすも
のとして形成されたものであるもとで、パルスコード変
調信号における各レベル反転間隔を順次復調対象レベル
反転間隔としてそれについての復調信号を得るにあた
り、その復調対象レベル反転間隔,復調対象レベル反転
間隔に先立つレベル反転間隔,及び、復調対象レベル反
転間隔に順次続く2個のレベル反転間隔の夫々について
の反転間隔測定値、さらには、復調対象レベル反転間隔
に先立つレベル反転間隔に対応する期間中に得られた復
調信号である先行復調出力の各々の状態を、予め設定さ
れた所定のルールに照らして、復調対象レベル反転間隔
があらわすべきものが同期データ,“0”及び“1”の
うちのいずれであるかを判定することにより、復調対象
レベル反転間隔が本来あらわすべき同期データ,“0”
もしくは“1”を検出し、検出された同期データ,
“0”及び“1”のうちのいずれかに応じた復調信号を
得るものとされる。
【0063】それにより、本発明に係るディジタルデー
タ復調装置によれば、パルスコード変調信号を形成する
連続するレベル反転間隔の夫々についての同期データ,
“0”もしくは“1”に対応する復調信号を順次得るこ
とができ、従って、パルスコード変調信号についての復
調を、PLLを用いてパルスコード変調信号のクロック
周期に同期したクロック信号を形成する回路構成を備え
ることなく行えることになる。そして、本発明に係るデ
ィジタルデータ復調装置は、PLLを用いてパルスコー
ド変調信号のクロック周期に同期したクロック信号を形
成する回路構成を要さないことにより、全体的な回路構
成の小規模化と簡易化,電源電圧の低減,消費電力の低
減等が図られ得るものとされ、また、パルスコード変調
信号のクロック周波数に比して極めて高い周波数を有し
たクロック信号を不要とし、さらに、パルスコード変調
信号の波形が然程厳格でないもとにあっても性能劣化を
きたさないものとされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディジタルデータ復調装置の一例
を示すブロック構成図である。
【図2】図1に示される例の動作説明に供される波形図
である。
【図3】図1に示される例の動作説明に供される波形図
である。
【図4】図1に示される例における復調処理部がマイク
ロコンピュータが用いられて構成されたもとで実行する
制御プログラムの部分をあらわすフローチャートであ
る。
【図5】図1に示される例における復調処理部がマイク
ロコンピュータが用いられて構成されたもとで実行する
制御プログラムの部分をあらわすフローチャートであ
る。
【図6】図1に示される例における復調処理部がマイク
ロコンピュータが用いられて構成されたもとで実行する
制御プログラムの部分をあらわすフローチャートであ
る。
【符号の説明】
11 信号入力端子 12 レベル比較部 13 D−FF 14 クロック発生部 15 エッジ検出部 16 エッジ間隔測定部 17,18,19,20 メモリ部 21 復調処理部 22 復調出力端子 23 復調出力メモリ部

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レベル反転間隔がn・X,2n・X及び3
    n・X(nは正整数,Xはクロック周期)によりあらわ
    される3種に規定され、2連のレベル反転間隔3n・X
    が同期データを,レベル反転間隔2n・Xが“0”を、
    及び、2連のレベル反転間隔n・Xが“1”をあらわす
    ものとなるべく形成されたパルスコード変調信号の実際
    のレベル反転間隔の夫々を、クロック周期Xの数をもっ
    て測定して、各レベル反転間隔に関する反転間隔測定値
    を得る反転間隔測定部と、 該反転間隔測定部から得られる復調対象レベル反転間隔
    についての第1の反転間隔測定値,上記復調対象レベル
    反転間隔に先立つレベル反転間隔についての第2の反転
    間隔測定値、及び、上記復調対象レベル反転間隔に順次
    続く2個のレベル反転間隔についての第3及び第4の反
    転間隔測定値の各々を、上記パルスコード変調信号の実
    際の各レベル反転間隔に相当する期間において更新保持
    するメモリ手段と、 上記復調対象レベル反転間隔についての復調信号を送出
    するものとされ、上記パルスコード変調信号の実際の各
    レベル反転間隔に相当する期間中において、上記メモリ
    手段から得られる上記第1,第2,第3及び第4の反転
    間隔測定値、及び、上記復調対象レベル反転間隔に先立
    つレベル反転間隔に対応する期間に得られた上記復調信
    号である先行復調出力に基づき、上記復調対象レベル反
    転間隔が本来あらわすべき上記同期データ,“0”及び
    “1”のうちのいずれかを検出するデータ検出を行い、
    該データ検出により検出された上記同期データ,“0”
    及び“1”のうちのいずれかに応じた上記復調信号を得
    る復調処理部と、 を備え、 上記復調処理部が、上記データ検出を、上記第1の反転
    間隔測定値が3n+3以上である第1の場合にはデータ
    が存在しないと判断し,上記第1の反転間隔測定値が3
    n−1以上で3n+2以下である第2の場合には同期デ
    ータと判定し,上記先行復調出力が同期データの前半部
    分をあらわすもとで上記第1の反転間隔測定値が2n+
    1以上である第3の場合には同期データと判定し,上記
    先行復調出力が“1”の前半部分をあらわすもとで上記
    第1の反転間隔測定値が2n以下である第4の場合には
    “1”と判定し、さらに、上記第1,第2,第3及び第
    4の場合とは異なる第5の場合には、上記第1の反転間
    隔測定値がn+1以下のとき“1”,n+2以上で2n
    +1以下であるとき“0”、及び 、2n+2以上で3
    n+2以下であるとき同期データと判定して行うことを
    特徴とするディジタルデータ復調装置。
  2. 【請求項2】復調処理部から得られる復調対象レベル反
    転間隔についての復調信号をパルスコード変調信号の実
    際の各レベル反転間隔に相当する期間において更新保持
    する復調出力メモリ部を備えたことを特徴とする請求項
    1記載のディジタルデータ復調装置。
  3. 【請求項3】クロック周期Xに相当する周期を有するク
    ロック信号を発生して、該クロック信号を反転間隔測定
    部に供給するクロック発生部を備えたことを特徴とする
    請求項1又は2記載のディジタルデータ復調装置。
  4. 【請求項4】メモリ手段が、第1,第2,第3及び第4
    の反転間隔測定値を夫々更新保持する、直列接続された
    4個のメモリ部により構成されることを特徴とする請求
    項1記載のディジタルデータ復調装置。
  5. 【請求項5】nが4に選定されたことを特徴とする請求
    項1記載のディジタルデータ復調装置。
JP14164393A 1993-06-14 1993-06-14 ディジタルデータ復調装置 Expired - Fee Related JP3270872B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14164393A JP3270872B2 (ja) 1993-06-14 1993-06-14 ディジタルデータ復調装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14164393A JP3270872B2 (ja) 1993-06-14 1993-06-14 ディジタルデータ復調装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06350653A JPH06350653A (ja) 1994-12-22
JP3270872B2 true JP3270872B2 (ja) 2002-04-02

Family

ID=15296822

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14164393A Expired - Fee Related JP3270872B2 (ja) 1993-06-14 1993-06-14 ディジタルデータ復調装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3270872B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5256094B2 (ja) * 2009-03-30 2013-08-07 アンリツ株式会社 ジッタ測定装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06350653A (ja) 1994-12-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5247469A (en) Digital frequency synthesizer and method with vernier interpolation
JP3270872B2 (ja) ディジタルデータ復調装置
US4412302A (en) Digital phase demodulation and correlation
JPH09120648A (ja) 同期及びビット情報検出装置
US4195264A (en) Noise detection circuit
JP3154302B2 (ja) 位相差検出回路
JP2959511B2 (ja) データストローブ装置
JPH0217976B2 (ja)
JPS609374B2 (ja) 位相同期発振器
JP3132583B2 (ja) 位相検出回路
JP2540118B2 (ja) 配電線搬送方法
JPS62143541A (ja) 変化点符号化回路
JP2912680B2 (ja) デジタル位相同期装置
JPH06253568A (ja) 基準信号発生装置
SU1764085A1 (ru) Устройство дл синхронизации воспроизведени цифровой информации
JPH0416868B2 (ja)
JPH04310675A (ja) Fdd用データセパレータ
JPS5864851A (ja) 二相位相復調方法
KR0172459B1 (ko) 클럭재생방법 및 장치
JP3144735B2 (ja) 同期信号発生器
JPH11272319A (ja) 数値制御装置
JPS58129864A (ja) 位相変調信号の復調装置
JPS6217308B2 (ja)
JPS6355812B2 (ja)
JPH06311075A (ja) Tdma衛星通信系における自動周波数制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees