JPH08129035A - 波形サンプリング方法とその装置および交流計測方法とその装置 - Google Patents

波形サンプリング方法とその装置および交流計測方法とその装置

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JPH08129035A
JPH08129035A JP7206354A JP20635495A JPH08129035A JP H08129035 A JPH08129035 A JP H08129035A JP 7206354 A JP7206354 A JP 7206354A JP 20635495 A JP20635495 A JP 20635495A JP H08129035 A JPH08129035 A JP H08129035A
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真美 村上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な回路構成でしかも安価な低速A/D変
換回路により計測精度の高い交流計測装置を得る。 【解決手段】 交流の電圧・電流をマルチプレクサ2に
より入力信号を切り替え選択し、その出力をA/D変換
回路4でデジタル信号に変換してマイクロコンピュータ
7の内部メモリ8に記憶する。サンプリングは1周期当
たり計測要素数の正の整数倍±1の頻度で、且つ、計測
要素数に等しい周期にわたって行い、サンプリングした
データ群から同一サンプリング位置に相当するデータを
抽出して各種電気量を演算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の波形をサ
ンプリングして計測する波形サンプリング方法と波形サ
ンプリング装置、および、交流信号の電圧および電流を
サンプリングして計測し、この計測した電圧値および電
流値から電力・無効電力・電力量・無効電力量・力率な
どの電気量を求める交流計測方法と交流計測装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図12は、例えば特開昭62−8061
号公報に示された従来の交流計測装置のブロック図であ
る。図において、1は電流/電圧変換回路、2aは多相
交流の電圧入力を相選択するマルチプレクサ、2bは多
相交流の電流入力を相選択するマルチプレクサ、3a、
3bは相選択された電圧入力と電流入力を同一タイミン
グで保持するサンプルホールド回路、2cは同一タイミ
ングで保持された電圧および電流入力を選択するマルチ
プレクサ、4はアナログ信号をデジタル信号に変換する
A/D変換回路、5はA/D変換回路4のデジタル出力
信号がサイクリックに書き込まれるサンプルメモリ、6
はマルチプレクサ2、サンプルホールド回路3、A/D
変換回路4およびサンプルメモリ5の動作タイミングを
制御する記憶制御回路、7はサンプリングにより得られ
た計測データを演算処理し出力情報に変換するマイクロ
コンピュータ、8はサンプリングにより得られた計測デ
ータを格納および演算結果を保存する内部メモリであ
る。
【0003】次に上記構成の動作について説明する。図
12において、電流入力信号は電流/電圧変換回路1に
より電圧信号に変換されマルチプレクサ2bにより選択
されてサンプルホールド回路3bに入力される。一方、
電圧入力信号はマルチプレクサ2aにより選択されてサ
ンプルホールド回路3aに入力される。サンプルホール
ド回路3a、3bは記憶制御回路6から送られるサンプ
ル信号により同一タイミングでサンプルされる。マルチ
プレクサ2cはサンプルホールド回路3a、3bの信号
を選択してA/D変換回路4に出力し、該出力はA/D
変換回路4によりデジタル信号に変換されてサンプルメ
モリ5に記憶される。マイクロコンピュータ7ではサン
プルメモリ5に記憶されているサンプルデータ(e1 、
e2 、・・・en 、i1 、i2 、・・・in )を読みと
り、計測出力として各種電気量の演算を実行する。
【0004】計測出力用のデータ処理は、入力信号の1
周期毎に以下の電気量演算処理を行う。電圧および電流
の出力が平均値出力の場合、VMおよびIMで表し、電
圧および電流が実効値出力の場合、VEおよびIEで表
し、また、平均電力値をWで表すと、これらの出力は
(数1)による。
【0005】
【数1】
【0006】無効電力値の出力は電圧と電流の位相を9
0゜ずらせて平均電力と同様の処理を行う。また、力率
は PF=W/(W2 +VAR2 1/2 の計算を
する。電力量および無効電力量についてはそれぞれWお
よびVARの値を積分することにより出力を得る。
【0007】従来の交流計測装置は上記のように構成さ
れ、マルチプレクサ2a、2b、サンプルホールド回路
3a、3bの作用により電圧入力と電流入力の各相ごと
に同一タイミングでのサンプリングを可能にして各種電
気量計測の精度を確保するようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の交
流計測装置では、同一タイミングでサンプリングを行う
ことにより計測精度を確保しようとするためにマルチプ
レクサとサンプルホールド回路が必要となる。このた
め、計測装置を構成する部品が多くなり装置を安価に製
作することが困難になるという問題点があった。また、
サンプリング方式による計測においては、そのサンプリ
ング周波数は計測する最大周波数に対して充分高く取る
必要があり、例えば、入力信号の基本周波数の10〜1
00倍に設定する必要がある。このため、従来の交流計
測装置では、入力信号の1周期の間に10〜100のサ
ンプリングを電流、電圧の6要素分(3相の場合)につ
いて行う必要があるため、A/D変換回路は高速に変換
を行える高価な部品が必要となるという問題点があっ
た。さらに、サンプリングした計測データを格納するメ
モリエリアにおいては、計測要素数と1周期のサンプリ
ング数を乗じた容量は必要であり、十分なメモリ容量の
確保が必要であった。
【0009】この発明は、係る問題点を解決するために
なされたものであり、簡単な回路構成でしかも安価な低
速A/D変換器により同等の計測精度を得ることを目的
としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
(1)この発明に係る波形サンプリング方法は、同一周
波数を有する複数(a個)の波形を順次サンプリング
し、そのサンプリング頻度をa×n±1(nは正の整
数)としてサンプリングデータを求め、この収集したサ
ンプリングデータの内、連続したa周期分のサンプリン
グデータから上記複数の波形のサンプリングデータ(各
波形1周期分a×n±1個のデータ)を得るようにした
ものである。
【0011】(2)また、収集したサンプリングデータ
から各波形毎にサンプリングデータを抽出して各波形の
サンプリングデータをそれぞれ得る波形サンプリング方
法としたものである。
【0012】(3)また、この発明の波形サンプリング
方法を用いて波形サンプリング装置を構成したものであ
る。
【0013】(4)また、交流の電圧および電流の複数
の計測要素をサンプリングして計測し、この計測した電
圧値および電流値から電力・無効電力・力率などの電気
量を求める交流計測方法において、1周期当たり計測要
素数(a個)×n±1(nは正の整数)の頻度で、複数
の計測要素を順次サンプリングして計測データを求め、
この計測データの内、連続したa周期分の計測データに
基づいて電気量を演算する交流計測方法としたものであ
る。
【0014】(5)また、電気量の演算は、最新に収集
されたa周期分の計測データを用いて所定の周期毎に演
算する交流計測方法としたものである。
【0015】(6)また、(a周期+1)個のメモリブ
ロックを設け、1周期分のサンプリングデータが一つの
メモリブロックに格納されるよう各メモリブロックに対
し順次各周期のサンプリングデータを循環的に格納して
いき、この格納された最新のa周期分の計測データを用
いて1周期毎に電気量の演算をする交流計測方法とした
ものである。
【0016】(7)また、交流の電圧および電流の複数
の計測要素(a個)をサンプリングして計測し、この計
測した電圧値および電流値から電力・無効電力・力率な
どの電気量を求める交流計測方法において、1周期当た
りの計測する要素数を電圧・電流共a/2個とし、1周
期当たり計測要素数(a/2個)×n±1(nは正の整
数)のサンプリング頻度で、且つ、電圧の複数の計測要
素および電流の複数の計測要素をa/2周期毎に交互に
サンプリングして計測データを求め、この計測データの
内、電圧の演算については、連続したa/2周期分の電
圧の計測データに基づいて、電流の演算については、連
続したa/2周期分の電流の計測データに基づいて、電
圧・電流以外の電気量の演算については、連続したa周
期分の計測データに基づいて電気量を演算するようにし
たものである。
【0017】(8)また、(a/2周期+1)個のメモ
リブロックを設け、(a/2周期)個のメモリブロック
には、電圧または電流の1周期分の計測データが一つの
メモリブロック単位で格納されるようにすると共に、順
次、電圧・電流の各周期の計測データを循環的に格納
し、上記1個のメモリブロックには、無効電力演算用と
して電圧の第1周期の3/4個分の計測データを循環的
に格納し、上記格納された最新のa/2周期分の電圧の
計測データを用いて、a周期毎に電圧計算を行い、上記
格納された最新のa/2周期分の電流の計測データを用
いて、a周期毎に電流計算を行い、上記格納された最新
のa周期分の電圧・電流の計測データを用いて、a周期
毎に上記電圧および電流の計算以外の電気量の演算を行
うようにしたものである。
【0018】(9)また、交流の電圧および電流の複数
の計測要素(a個)をサンプリングして計測し、この計
測した電圧値および電流値から電力・無効電力・力率な
どの電気量を求める交流計測方法において、1周期当た
りの計測する要素数を電圧・電流共a/2個とし、1周
期当たり計測要素数(a/2個)×n±1(nは正の整
数)のサンプリング頻度で、且つ、電圧の複数の計測要
素および電流の複数の計測要素を1周期毎に交互にサン
プリングして計測データを求め、この計測データの内、
電圧の演算については、連続したa/2周期分の電圧の
計測データに基づいて、電流の演算については、連続し
たa/2周期分の電流の計測データに基づいて、電圧・
電流以外の電気量の演算については、連続したa周期分
の計測データに基づいて電気量を演算するようにしたも
のである。
【0019】(10)また、電気量の演算は、サンプリ
ングによる電圧の計測データ(瞬時値)および電流の計
測のデータ(瞬時値)を得る都度、これらの計測データ
を用いて電気量の演算をするための瞬時値分の演算を行
うと共に、この瞬時値分の演算結果を用いて電気量の演
算を行うようにしたものである。
【0020】(11)また、この発明の交流計測方法を
用いて交流計測装置を構成したものである。
【0021】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1は、この発明の一実施の形態を示す
交流計測装置の回路構成図であり、3相交流の電圧、電
流信号から各種電気量を計測する場合を例に説明する。
図において、1は入力電流信号を電圧信号に変換する電
流/電圧変換回路、2は計測要素を選択するマルチプレ
クサ、4はアナログ信号をデジタル信号に変換するA/
D変換回路、7はサンプリングにより得られた計測デー
タを演算処理し出力情報に変換するマイクロコンピュー
タ、8はサンプリングにより得られた計測データを格納
および演算結果を保存する内部メモリである。
【0022】次に動作について説明する。電圧入力信
号、および、電流/電圧変換回路1から出力される電流
入力信号は、マイクロコンピュータ7の制御によりマル
チプレクサ2によって選択されA/D変換回路4に入力
される。A/D変換回路4はマルチプレクサ2への選択
信号と連動した変換指令をマイクロコンピュータ7から
受けてA/D変換を行いデジタル信号をマイクロコンピ
ュータ7へ出力する。マイクロコンピュータ7はA/D
変換回路4の信号を内部メモリ8に記憶する。
【0023】前記の入力信号の選択からデジタル信号の
記憶にいたる動作は、サンプリング頻度をjとすると、
入力信号の1周期を、 j=計測要素数の正の整数倍+1 に分割した頻度でサンプリングを行い、且つ、計測要素
数に等しい周期にわたって行なう。この実施の形態では
計測要素数6であるので、j=6n+1のサンプリング
頻度で、6周期にわたってサンプリングする。
【0024】図2は各相の電圧と電流の波形を示す図で
あり、図3は各相の電圧と電流のサンプリング位置を示
す図である。図2および図3において、第1周期では電
圧入力のR相、S相、T相、次いで電流入力のR相、S
相、T相の順序で繰り返しサンプリングを行い、サンプ
リングのタイミングが計測要素数の正の整数倍+1であ
ることにより第1周期の最終部分(j番目)において
は、電圧入力のR相のサンプリングで終了する。
【0025】次に、第2周期では電圧入力のS相、T
相、電流入力のR相、S相、T相、電圧入力のR相の順
序でサンプリングを行う。図示しないが、第1周期の場
合と同様に、第2周期の最終部分(j番目)において
は、電圧入力のS相のサンプリングで終了する。
【0026】以下、同様にして計測要素数に等しい周期
(この実施の形態では6周期)にわたってサンプリング
を行うことにより、各周期で得られるデータはサンプリ
ング位置が1づつずれたデータとなり、これらのデータ
群から各計測要素のサンプリング位置に相当するデータ
を取り出すことができる。
【0027】図4はサンプリングされたデータがマイク
ロコンピュータの内部メモリに記憶される状態を示す。
図4において、各サンプル位置のデータは図3における
周期とサンプル位置の番号の組み合わせで表示してお
り、例えば、一番左上のデータ「1−1」は1周期目の
1番目のサンプル位置を示している。従って、6周期に
わたってサンプリングすることにより、図4の丸で囲ん
だように「1−1」「1−2」「1−3」・・・と順次
データが記憶されていき、最終の「6−j」まで図4の
全てのデータがマイクロコンピュータの内部メモリに記
憶されることになる。
【0028】そして図4に示すように、各計測要素の各
サンプル位置に相当するデータは前記サンプリングデー
タ群から抽出することができる。そして電気量の演算の
場合は、同一サンプリング位置に相当する各データの電
圧値・電流値を抽出し、所定の演算を実行する。各電気
量の演算方法は前記の従来のものと同様であるので説明
を省略する。
【0029】なお、無効電力計測の場合は、同一サンプ
リング位置のデータでなく電圧と電流との位相を90゜
ずらせるようなサンプリング位置のデータを抽出して演
算する。このようにマイクロコンピュータの内部メモリ
の電圧・電流のデータを用いて電力・無効電力等の各種
の電気量を算出し、また、算出結果を出力することがで
きる。
【0030】以上のように、サンプリング方法を改善す
ることにより、従来の図12の装置から図1に示すこの
実施の形態の装置のように大幅に簡易化された回路で構
成することができる。このように大幅に回路を削減し簡
易化できるのは、従来の装置では、1周期当たり19の
サンプリング頻度でサンプリングするとすれば、19回
/1周期のサンプリングを計測要素数(この実施の形態
では6計測要素)のそれぞれについて行う必要があり、
A/D変換は「19×6=114/1周期」の高速変換
が必要である。
【0031】この発明のものは、1周期当たり19のサ
ンプリング(a×n+1で、a=6、n=3とすれば、
6×3+1=19のサンプリング)を6周期にわたって
行えばよく、計測要素の数とは関係がなく1計測要素分
行えばよい。従ってA/D変換は「19/1周期」の変
換でよく大幅に変換速度を低減することができる。つま
り、1回のサンプリング間隔内にA/D変換する要素数
を1つで済ませることができ、変換速度は「1/(計測
用素数)」に低減できる。
【0032】また、計測精度はサンプリング頻度に依存
するが、この例では、従来もこの発明の場合も同じく1
9であるので、同一の精度で計測することができる。こ
のことは、もし従来のものとこの発明のものと同一のA
/D変換速度でA/D変換すれば、この発明のものは従
来のものよりも精度を向上することができる。
【0033】以上のように、同一周波数を有する複数の
波形(計測要素)に対し、1周期当たりのサンプリング
頻度を計測要素数の正の整数倍±1の頻度とし、複数の
計測要素を順次サンプリングし、収集されたサンプリン
グデータの内、計測要素数に等しい周期のデータから必
要なデータを取り出して演算を行うようにしたので、簡
単な回路構成でしかも安価な低速のA/D変換器が利用
できる効果がある。
【0034】実施の形態2.上記実施の形態1では、サ
ンプリングの頻度(j)を計測要素数(a)の正の整数
倍+1の割合で実行したが、このサンプリング頻度
(j)は、計測要素の正の整数倍−1(j=a×n−
1)の割合で実行しても前記実施の形態1と同様に各周
期で得られるデータはサンプリング位置が1づつずれた
データとなり同様な効果が得られる。即ち、実施の形態
1と併せて、1周期当たりのサンプリング頻度は j=a×n±1 を満足するようにすればよい。
【0035】実施の形態3.前記実施の形態1では、1
回の演算が行われるまでの過程について説明したが、実
施の形態3では、この過程を繰り返し行う方法について
説明する。前記実施の形態1で示す過程は、計測要素数
(a)に等しい周期にわたってサンプリングを行った後
に1回の電気量演算を実行するため、計測開始から出力
までに時間がかかる。即ち、計測要素数(a)が6であ
れば6周期かかる。また、6周期毎の演算では演算頻度
が少ない場合がある。この実施の形態は演算出力までの
時間を短縮し、また、演算頻度を多くするものである。
【0036】図5はマイクロコンピュータの内部メモリ
に格納するサンプリングデータブロックの配置を示す図
であり、内部メモリは前記サンプリング過程が必要とす
る周期(a)より1だけ大きい領域(a+1の領域)の
リングバッファ(この実施の形態では7周期分)を持
ち、入力信号の1周期毎にバッファ領域に格納されいて
る最新の6周期分のデータを移動的に採用して電気量の
演算を実行することにより出力応答性を高めることがで
きる。なお、入力信号の1周期毎に実行される電気量演
算中にも次のサンプリングデータがリングバッファの使
用済みのメモリ内に逐次記憶される。
【0037】図6に電気量演算およびサンプリングデー
タの格納の手順をフローチャートで示す。図の左側の電
気量演算のフローチャートを説明すると、電気量演算フ
ラグがONになれば(S1)、図5に示すリードポイン
タから読み出しブロックの先頭位置を得て(S2)、同
一サンプリング位置に相当する各データを第1周期から
第6周期までのデータブロック中から抽出する(S
3)。抽出したデータを用いて電気量の演算を行い、結
果を出力する(S4)。リードポインタを次のブロック
にセットし(S5)、電気量演算フラグをリセットする
(S6)。
【0038】次に図6右側のサンプリングデータ格納の
フローチャートを説明する。割込起動は、サンプリング
のタイミングで行われる。即ち、サンプリング位置「1
〜j」の各タイミングで一つのデータを得る毎に、割込
が起動され、そのサンプリングデータを格納して割込み
が終了する。
【0039】割込起動開始で、ライトポインタから書き
込みブロック(図5の次の第7周期データブロック)を
得て(T1)、サンプリング番号のメモリへ書き込む
(T2)、「サンプリング番号+1」して(T3)、j
まで書いたか否か判定し(T4)、否であれば、割込終
了し、次のサンプリングのタイミングでの割り込み起動
を待つ。このようにして、タイミングの1からjまでの
データを各サンプリングのタイミング毎に割込起動して
書き込んでいき、jまで書けば、ステップT5へ行きラ
イトポインタを次のブロック(図5の第1周期のデータ
ブロックが第8周期データブロックとなり第8周期のデ
ータが書き込まれる)へ更新し、電気量演算フラグをセ
ットする(T6)。
【0040】1〜j迄の書き込みを終れば、電気量演算
フラグがセットされているので、図6のステップS1か
ら第2周期〜第7周期までの6周期分のデータを用い
て、電気量の演算を実行する。このような繰り返しによ
り順次1周期毎に電気量の演算が実行できるので、即応
性のよい計測結果を常に得ることができる。
【0041】実施の形態4.実施の形態1では、サンプ
リングの順序をeR ,eS ,eT ,iR ,iS ,iT に
したが、この順序はeR ,iR ,eS ,iS ,eT ,i
T としてもよく、その他の順序としてもよい。
【0042】実施の形態5.実施の形態1では、サンプ
リング頻度が1周期当たり、j=a×n±1で、6計測
要素数の場合、j=6n±1としたが、これはj=6n
±5としても同一の結果が得られる。例えば、図7に示
すように、j=6n+5は、j=6(n+1)−1と同
一のjが得られ、また、j=6n−5は、j=6(n−
1)+1と同一のjが得られる。また、同様に3要素数
でも図7のように、j=3n±1とj=3n±2と同一
となる。
【0043】この関係は、j=a×n±1と、j=a×
n±(a−1)とが同一の結果が得られることを示すも
のである。これは、j=a×n+(a−1)=a×n+
a−1=a(n+1)−1となり、j=a×n−1と比
べてnの値が1ずれるのみで同一の結果が得られる。従
って、j=a×n+(a−1)の式はj=a×n−1の
式に置き換えられる。また、j=a×n−(a−1)=
a×n−a+1=a(n−1)+1となり、j=a×n
+1と比べてnの値が1ずれるのみで同一の結果が得ら
れる。従って、j=a×n−(a−1)の式はj=a×
n+1の式に置き換えられる。
【0044】実施の形態6.実施の形態3では、1周期
毎に最新の連続する計測用素数の周期数のデータを抽出
して所定の電気量の演算をしたが、1周期毎でなく半周
期(1/2周期)ごとに演算をするようにしてもよい。
この場合はデータブロックを半周期毎に分割して行えば
より即応性のある演算結果を出力することができる。
【0045】更に、即応性を必要とする場合は、1サン
プル毎、2サンプル毎に演算するようにしてもよい。こ
れは今後マイクロコンピュータの高性能化で十分対応す
ることができ、また、並列演算などを用いて演算処理を
分散して行うようにしてもよい。また、あまり即応性を
必要としない場合は、2周期毎、3周期毎に演算するよ
うにしてもよい。
【0046】実施の形態7.この実施の形態では、サン
プリング方法の異なる電気量の計測方法について説明す
る。図8は、電圧電流のサンプリングを分けて計測した
場合のサンプリング位置を示す図である。図8におい
て、3相の場合、計測要素数は6(a=6)であるが、
これを電圧要素数(a/2=3)と、電流要素数(a/
2=3)に分け、それぞれa/2=3周期ずつサンプリ
ングする。
【0047】そのサンプリング頻度は1周期当たり (a/2個)×n±1 (nは正の整数) とする。なお、図8では、電圧波形・電流波形共1相分
のみを表していて、他の2相分は省略している。
【0048】第1周期では電圧入力のR相、S相、T
相、第2周期では電圧入力のS相、T相、R相、第3周
期では電圧入力のT相、R相、S相、の順序でサンプリ
ングを行い、第3周期の最終部分(j番目)において、
電圧入力T相で終了する。
【0049】次に、第4周期では、電流のR相、S相、
T相の順序で繰り返し、以下、電圧と同様にして計測要
素数(電圧・電流共、a/2=3)と等しい周期にわた
ってサンプリングを行うことにより、各計測要素のサン
プリング位置に相当するデータを取り出すことができ
る。
【0050】このようにして得たサンプリングデータを
用いて、実施の形態1と同様の電圧・電流等の各種電気
量の演算を行うことができる。従って、演算方法は省略
する。
【0051】次に、この実施の形態のサンプリング方法
を用いて、メモリブロックの節約を行う実施の形態を説
明する。メモリブロックは、(a/2周期+1)個と
し、この場合は(3+1)個となり、3個のメモリブロ
ックは、サンプリングした電圧データと電流データを交
互に格納するもので、その他の1個は無効電力演算用に
電圧データの第1周期の3/4のデータを格納する。
【0052】図9および図10は、サンプリングした計
測データがメモリブロックに格納される状態を示す。第
1周期の最初に電圧のR相のeR 1,1 をサンプリングす
ると、電圧を求めるための計算を行い、その後、周期と
各相に対応したサンプリング位置に格納していく。さら
に、第1周期の3/4個目までは無効電力用に二重にデ
ータを格納しておく。
【0053】同様に、電圧のS相、T相についても行
う。第3周期の各相の最後のサンプリングが終了する
と、今までの電圧計算の内容から最後の電圧演算を行
い、最終結果とする。
【0054】次に、第4周期の電流のR相のiR 4,1 を
サンプリングすると、電流を求めるための計算を開始
し、前回までにサンプリングして保存しておいた電圧の
同一サンプリング位置の計測データから電力を求めるた
めの計算を行う。さらに、無効電力の場合は、同一サン
プル位置ではなく、電圧と電流との位相を90゜ずらせ
たサンプル位置から計測したデータを抽出して計算す
る。
【0055】ただし、第4周期の3/4個目までは、抽
出する電圧のデータは二重に格納しておいたメモリエリ
アからもってくる。電流、電力、無効電力を求めるため
の演算が終了すると電圧と同一のサンプリング位置へ上
書きして格納する。
【0056】同様に、電流のS相、T相についても行
い、第6周期の各相の最後のサンプリングが終了する
と、今までの計算の内容から最後の電流、電力、無効電
力、さらに、力率の演算を行い最終結果とする。
【0057】サンプリング中の計算内容は、電圧、電
流、電力、無効電力用にメモリエリアに保存しておく。
【0058】電流のサンプリング中の計算において、計
算数が多いため、電圧のサンプリング時に、前回サンプ
リングして格納しておいた電流のデータを用いて電力の
演算を行ってもよい。
【0059】上記演算方法について詳細を説明する。第
1周期の最初に電圧R相のeR 1,1 からサンプリングし
て、R相の電圧実効値を求めるための計算は、(数2)
の式を用いて次のように計算する。
【0060】
【数2】
【0061】1周期1回目のサンプリングで、 veR =eR 1,1 2 1周期4回目のサンプリングで、 veR =eR 1,1 2 +eR 1,4 2 1周期L回目のサンプリングで、 veR =eR 1,1 2 +eR 1,4 2 +・・・+eR 1,L 2 2周期3回目のサンプリングで、 veR =eR 1,1 2 +eR 1,4 2 +・・・+eR 1,L 2
+・・・+eR 2,3 2
【0062】3周期2回目のサンプリングで、 veR =eR 1,1 2 +eR 1,4 2 +・・・+eR 1,L 2
+・・・+eR 2,3 2+・・・ +eR 3,2 2 3周期j−2回目のサンプリングで、 veR =eR 1,1 2 +eR 1,4 2 +・・・+eR 1,L 2
+・・・+eR 2,3 2+・・・ +eR 3,2 2 +・・・+eR 3,j −22
【0063】以上のようにサンプリングデータを2乗し
累計する計算をサンプリングの都度行う。即ち、サンプ
リングの都度、瞬時値分の計算を行う。3周期で全サン
プリングを終了し、この終了時点で、実際の実効値 VER =[(veR )/j]1/2 を求める。
【0064】次にS相の電圧計算は、上記R相の電圧計
算と同様に行い、eS のサンプリングデータから求め
る。
【0065】1周期2回目のサンプリングで、 veS =eS 1,2 2 ・・・・・・・・・・・・・・・ 3周期j−1回目のサンプリングで、 veS =eS 1,2 2 +・・・+eS 3,j-1 2 3周期で全サンプリングを終了し、この終了時点で、実
際の実効値 VES =[(veS )/j]1/2 を求める。
【0066】次にT相の電圧計算も、上記R相、S相の
の電圧計算と同様に行い、eT のサンプリングデータか
ら VET =[(veT )/j]1/2 を求める。
【0067】以上のようにして、1〜3周期で電圧のサ
ンプリングデータを全て得ると共に、電圧の計測要素数
(a/2=3)であるR相、S相、T相の電圧計算をす
ることができる。なお、電圧の平均値(VM)を求める
場合は、サンプリングデータを得るごとに単に加算して
いき、データ数で除して求める。
【0068】電流計算する場合も上記電圧計算の場合と
同様であるが、4周期から6周期の3周期分のサンプリ
ングデータを電圧データを格納したメモリブロックに上
書きして行き、サンプリングデータを得るごとに、電圧
計算と同様、瞬時値分の計算を行い、6周期目で全ての
電流データを得て電流計算を行う。
【0069】電力計算をする場合は、(数3)の式で求
めるために、次のように計算を行う。
【0070】
【数3】
【0071】4周期1回目のサンプリングで、 WR =eR 1,1 ×iR 4,1 4周期4回目のサンプリングで、 WR =eR 1,1 ×iR 4,1 +eR 1,4 ×iR 4,4 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6周期j−2回目のサンプリングで、 WR =eR 1,1 ×iR 4,1 +eR 1,4 ×iR 4,4 ・・・
+eR 3,j-2 ×iR 6,j-2
【0072】以上のように、サンプリングする都度、電
圧と電流を乗じ累計をとる。全サンプリングを終了(6
周期終了)した時点で、次式で電力を求める。 WR =wR /j
【0073】無効電力も電力と同様にして求めるが、9
0度位相がずれているので、1相につき3/4×j個分
の電圧データが格納された二重のメモリブロックからデ
ータを使用する。この計算は下記の式(数4〜数9を含
む)により行う。二重のメモリブロックから用いたデー
タをアンダーラインで示す。
【0074】4周期1回目のサンプリングで、 VerR =eR 1,22×iR 4,1 4周期4回目のサンプリングで、 VerR =eR 1,22×iR 4,1 +eR 1,25×iR 4,4 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【0075】4周期10回目のサンプリングで、
【0076】
【数4】
【0077】 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【0078】5周期3回目のサンプリングで、
【0079】
【数5】
【0080】 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【0081】5周期9回目のサンプリングで、
【0082】
【数6】
【0083】 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【0084】6周期2回目のサンプリングで、
【0085】
【数7】
【0086】 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6周期8回目のサンプリングで、
【0087】
【数8】
【0088】 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6周期j回目のサンプリングで、
【0089】
【数9】
【0090】以上のように、90度位相をずらせた電圧
と電流とをサンプリングの都度乗じて累計する。全サン
プリング(6周期)を終了した時点で、無効電力(Va
r)を求める。
【0091】そうして力率(PF)は電力と無効電力を
求めた時点で、次の式で計算する。 PF=W/(W2 +Var2 1/2
【0092】以上のように、この実施の形態は、電圧と
電流のサンプリングをa/2周期毎に交互に行うように
したものであり、更に、メモリブロックを(a/2+
1)個とメモリブロック数を少なくして電気量の計測を
実現することができる。
【0093】なお、上記の説明では、電圧と電流のサン
プリングにおいて、電圧を1〜3周期、電流を4〜6周
期としたが、電流のサンプリングを先にして、電流を1
〜3周期、電圧を4〜6周期としてもよい。
【0094】実施の形態8.実施の形態7では、電圧と
電流のサンプリングをa/2周期毎に交互に行うように
したが、この実施の形態8では、電圧と電流のサンプリ
ング1周期毎に交互に行うようにしたものである。サン
プリング頻度は、実施の形態7と同一で、1周期当たり
(a/2個)×n±1(nは正の整数)のサンプリング
頻度である。但し、メモリブロックの数は、a周期分が
必要である。
【0095】図11はサンプリングの関係を実施の形態
7と比較して示すものである。この図から分かるよう
に、ケース1とケース2は実施の形態7のサンプリング
方法で、ケース3とケース4はこの実施の形態8のサン
プリング方法である。ケース3のように、電圧の計算は
1,3,5周期の電圧データで、電流の計算は2,4,
6周期のデータで行うか、または、ケース4のように電
流の計算は、1,3,5周期の電流データで、電圧の計
算は2,4,6周期の電圧データで行う。また、電力、
無効電力、力率などは1〜6周期の電圧・電流データで
行う。
【0096】この実施の形態においても、実施の形態7
と同様、サンプリングの都度、電気量を計算するための
瞬時値の計算を行うようにしてもよく、計算処理を分散
できる。従って、この実施の形態のサンプリング方法
は、実施の形態1と同様に、簡単な回路構成でしかも安
価な低速のA/D変換器が利用できる効果がある。
【0097】実施の形態9.上記の実施の形態では、交
流の電気量の計測装置およびその計測方法について述べ
たが、この発明のサンプリング方法は、同一周波数を有
する複数の波形のサンプリングに適用することができ、
例えば、機械的振動波形の計測や解析、また、光信号波
形の計測、水の波形の計測等のサンプリングに適用でき
る。また、このサンプリング方法を用いてサンプリング
装置を構成することもできる。この回路構成は図1の構
成と同一のものでよく、入力にサンプリング対象の波形
を電気量に変換して入力すればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による交流計測装置
の回路構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による各相の電圧と
電流の波形を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による各相のサンプ
リング位置を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態1おけるサンプリング
されたデータがマイクロコンピュータの内部メモリに記
憶される状態を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態3によるマイクロコン
ピュータの内部メモリに格納するサンプリングデータブ
ロックの配置を示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態3による電気量演算お
よびサンプリングデータの格納の手順を示すフローチャ
ートである。
【図7】 この発明の実施の形態5による計測要素数と
サンプリング頻度との関係を示す図である。
【図8】 この発明の実施の形態7による電圧と電流の
サンプリングを分けて計測した場合の、サンプリング位
置を示す図である。
【図9】 この発明の実施の形態7によるサンプリング
した計測データがメモリブロックに格納される状態を示
す図である。
【図10】 この発明の実施の形態7によるサンプリン
グした計測データがメモリブロックに格納される状態を
示す図である。
【図11】 この発明の実施の形態8によるサンプリン
グ方法を説明する図である。
【図12】 従来の交流計測装置のブロック図である。
【符号の説明】
1 電流/電圧変換回路、2 マルチプレクサ、3 サ
ンプルホールド回路、 4 A/D変換回路、5 サン
プルメモリ、6 記憶制御回路、7 マイクロコンピュ
ータ、8 内部メモリ。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一周波数を有する複数(a個)の波形
    を順次サンプリングし、そのサンプリング頻度をa×n
    ±1(nは正の整数)としてサンプリングデータを求
    め、この収集したサンプリングデータの内、連続したa
    周期分のサンプリングデータから上記複数の波形のサン
    プリングデータ(各波形1周期分a×n±1個のデー
    タ)を得るようにしたことを特徴とする波形サンプリン
    グ方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、収集したサンプリン
    グデータから各波形毎にサンプリングデータを抽出して
    各波形のサンプリングデータをそれぞれ得るようにした
    ことを特徴とする波形サンプリング方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2の波形サンプリング方
    法を用いて構成したことを特徴とする波形サンプリング
    装置
  4. 【請求項4】 交流の電圧および電流の複数の計測要素
    をサンプリングして計測し、この計測した電圧値および
    電流値から電力・無効電力・力率などの電気量を求める
    交流計測方法において、1周期当たり計測要素数(a
    個)×n±1(nは正の整数)の頻度で、複数の計測要
    素を順次サンプリングして計測データを求め、この計測
    データの内、連続したa周期分の計測データに基づいて
    電気量を演算するようにしたことを特徴とする交流計測
    方法。
  5. 【請求項5】 請求項4において、電気量の演算は、最
    新に収集されたa周期分のサンプリングデータを用いて
    所定の周期毎に演算するようにしたことを特徴とする交
    流計測方法。
  6. 【請求項6】 請求項4において、(a周期+1)個の
    メモリブロックを設け、1周期分のサンプリングデータ
    が一つのメモリブロックに格納されるよう各メモリブロ
    ックに対し順次各周期のサンプリングデータを循環的に
    格納していき、この格納された最新のa周期分の計測デ
    ータを用いて1周期毎に電気量の演算をするようにした
    ことを特徴とする交流計測方法。
  7. 【請求項7】 交流の電圧および電流の複数の計測要素
    (a個)をサンプリングして計測し、この計測した電圧
    値および電流値から電力・無効電力・力率などの電気量
    を求める交流計測方法において、1周期当たりの計測す
    る要素数を電圧・電流共a/2個とし、1周期当たり計
    測要素数(a/2個)×n±1(nは正の整数)のサン
    プリング頻度で、且つ、電圧の複数の計測要素および電
    流の複数の計測要素をa/2周期毎に交互にサンプリン
    グして計測データを求め、この計測データの内、電圧の
    演算については、連続したa/2周期分の電圧の計測デ
    ータに基づいて、電流の演算については、連続したa/
    2周期分の電流の計測データに基づいて、電圧・電流以
    外の電気量の演算については、連続したa周期分の計測
    データに基づいて電気量を演算するようにしたことを特
    徴とする交流計測方法。
  8. 【請求項8】 請求項7において、(a/2周期+1)
    個のメモリブロックを設け、(a/2周期)個のメモリ
    ブロックには、電圧または電流の1周期分の計測データ
    が一つのメモリブロック単位で格納されるようにすると
    共に、順次、電圧・電流の各周期の計測データを循環的
    に格納し、上記1個のメモリブロックには、無効電力演
    算用として電圧の第1周期の3/4個分の計測データを
    循環的に格納し、上記格納された最新のa/2周期分の
    電圧の計測データを用いて、a周期毎に電圧計算を行
    い、上記格納された最新のa/2周期分の電流の計測デ
    ータを用いて、a周期毎に電流計算を行い、上記格納さ
    れた最新のa周期分の電圧・電流の計測データを用い
    て、a周期毎に上記電圧および電流の計算以外の電気量
    の演算を行うようにしたことを特徴とする交流計測方
    法。
  9. 【請求項9】 交流の電圧および電流の複数の計測要素
    (a個)をサンプリングして計測し、この計測した電圧
    値および電流値から電力・無効電力・力率などの電気量
    を求める交流計測方法において、1周期当たりの計測す
    る要素数を電圧・電流共a/2個とし、1周期当たり計
    測要素数(a/2個)×n±1(nは正の整数)のサン
    プリング頻度で、且つ、電圧の複数の計測要素および電
    流の複数の計測要素を1周期毎に交互にサンプリングし
    て計測データを求め、この計測データの内、電圧の演算
    については、連続したa/2周期分の電圧の計測データ
    に基づいて、電流の演算については、連続したa/2周
    期分の電流の計測データに基づいて、電圧・電流以外の
    電気量の演算については、連続したa周期分の計測デー
    タに基づいて電気量を演算するようにしたことを特徴と
    する交流計測方法。
  10. 【請求項10】 請求項7〜9のいずれか一項におい
    て、電気量の演算は、サンプリングによる電圧の計測デ
    ータ(瞬時値)および電流の計測のデータ(瞬時値)を
    得る都度、これらの計測データを用いて電気量の演算を
    するための瞬時値分の演算を行うと共に、この瞬時値分
    の演算結果を用いて電気量の演算を行うようにしたこと
    を特徴とする交流計測方法。
  11. 【請求項11】 請求項4〜10のいずれか一項の交流
    計測方法を用いて構成したことを特徴とする交流計測装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011248923A (ja) * 2007-06-21 2011-12-08 Mitsubishi Electric Corp 生活行動推定装置
CN102435847A (zh) * 2011-10-30 2012-05-02 云南省计量测试技术研究院 高精度电参量分析仪

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CN102435847A (zh) * 2011-10-30 2012-05-02 云南省计量测试技术研究院 高精度电参量分析仪

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