JPH10318330A - 防振装置 - Google Patents

防振装置

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Publication number
JPH10318330A
JPH10318330A JP13255997A JP13255997A JPH10318330A JP H10318330 A JPH10318330 A JP H10318330A JP 13255997 A JP13255997 A JP 13255997A JP 13255997 A JP13255997 A JP 13255997A JP H10318330 A JPH10318330 A JP H10318330A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
damper
press
fixed
support pin
Prior art date
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Pending
Application number
JP13255997A
Other languages
English (en)
Inventor
Kanji Fukunaga
寛二 福永
Naohiko Obata
直彦 小畑
Yoshito Adachi
良人 足立
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP13255997A priority Critical patent/JPH10318330A/ja
Publication of JPH10318330A publication Critical patent/JPH10318330A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品単体での輸送時における支持ピンの折損
を防止する。 【解決手段】 ダンパー13と支持ピン14の一端とを
一体成形し、ダンパー13をフレーム9に固着して、支
持ピン14の他端をフレーム10に固着するようにした
ことにより、部品単体での輸送時においてもダンパー1
3が振動を吸収するので、支持ピン13が折損するのを
防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車載用や携帯用
等のディスク再生装置のように振動が発生するものに使
用する防振装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の車載用ディスク再生装置の
信号再生機構部を示す斜視図、図8は図7の要部を示す
断面図である。図7及び図8において、1は車両等に固
定される固定側のフレーム、2は信号再生機構部3が搭
載され、揺動可能な樹脂製のフレームで、ダンパーピン
4が一体成形により突設されている。5は粘性オイルが
封入され振動を吸収するダンパーで、ダンパーピン4が
穴部5aに挿入される。なお、ダンパーピン4とダンパ
ー5とで防振装置6が構成されている。7はねじ8でフ
レーム1に固着されたダンパーホルダーで、ダンパー5
をフレーム1に固着する。
【0003】次に組立工程について説明する。図9に示
すように、まずフレーム1側のダンパー5とフレーム2
側のダンパーピン4との各中心軸を一致させる。この状
態で、図10に示すようにダンパーピン4をダンパー5
の穴部5aに押し込む。そして、図8に示すようにダン
パーピン4の先端が穴部5aの奥壁に接して完全挿入状
態になるまで押し込む。
【0004】以上により、フレーム2は防振装置6を介
してフレーム1に揺動可能に支持されているので、フレ
ーム1が振動を受けたとしてもダンパー5内の粘性オイ
ルが有効に吸収し、フレーム2に搭載された信号再生機
構部3が受ける振動を減少させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の防振装置は、支
持ピン4がフレーム2に突設されているので、フレーム
2を部品単体で輸送するときに支持ピン2に衝撃が加わ
ると、応力集中により突設された支持ピン4の根元から
折損するという問題点があった。
【0006】また、組立工程においてダンパー5内に粘
性オイルが封入された状態で支持ピン4をダンパー5の
穴部5aに挿入するときに、支持ピン4と穴部5aとの
間の空気が残留するので、支持ピン4を最終位置まで挿
入できないため、十分な防振性能を発揮させることがで
きないという問題点があった。
【0007】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、部品単体での輸送時に支持ピン
が折損するのを防止できる防振装置を提供することを目
的とするものである。
【0008】また、支持ピンを挿入するときにダンパー
の穴部に空気が残留するのを防止することができる防振
装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係わる
防振装置は、第1フレームと第2フレームとの間に配置
され、振動を吸収する防振装置において、第1フレーム
に固着されるダンパーと、このダンパーに一端が一体成
形され、他端が上記第2フレームに固着される支持ピン
とを備えたものである。
【0010】請求項2の発明に係わる防振装置は、第2
フレームに設けた圧入穴に支持ピンの他端を圧入するよ
うにしたものである。
【0011】請求項3の発明に係わる防振装置は、支持
ピンを弾性材を介して第2フレームの圧入穴に圧入する
ようにしたものである。
【0012】請求項4の発明に係わる防振装置は、弾性
材を支持ピンに一体成形して圧入穴に圧入するようにし
たものである。
【0013】請求項5の発明に係わる防振装置は、弾性
材の圧入方向の長さを圧入穴に圧入する長さとほぼ同じ
にしたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1はこの発明を適用した状態を示す斜
視図、図2は実施の形態1を示す断面図である。図1及
び図2において、9は車両等に固定されるフレーム、1
0は後述の支持ピン14が圧入される圧入穴10aを有
する樹脂製のフレームで、車載用ディスク再生装置の信
号再生機構部11が搭載され、揺動可能に構成されてい
る。12は両フレーム9,10間に配置された防振装置
で、以下の13、14で構成されている。13は粘性オ
イルが封入されたダンパーで、薄肉部13aを有する。
14は一端がダンパー13の薄肉部13aと超音波溶接
等により一体成形された支持ピンで、他端がフレーム1
0の圧入穴10aに圧入される。15はねじ16でフレ
ーム9に固着されたダンパーホルダで、ダンパー13を
フレーム9に固着している。
【0015】次に組立工程について説明する。図1及び
図2において、組立工程において支持ピン14をフレー
ム10の圧入穴10aに圧入すると共に、ダンパーホル
ダ15によりダンパー13をフレーム9に固着する。こ
れにより、信号再生機構部11が搭載されたフレーム1
0は、防振装置12を介して揺動可能にフレーム9に支
持されているので、フレーム9が振動を受けたとしても
粘性オイルが封入されたダンパーが有効に吸収する。
【0016】以上のように、支持ピン14をダンパー1
3と一体成形したことにより、フレーム10及び防振装
置12を部品単体で輸送する際に支持ピン14に応力集
中することがなく、支持ピン14が折損する恐れがな
い。
【0017】また、支持ピン14をダンパー13と一体
成形したことにより、支持ピン14とダンパー13との
間に空気が残留することがないので、支持ピン14とダ
ンパー13とが確実に固着されるため、十分な防振性能
を発揮させることができる。
【0018】実施の形態2.図3は実施の形態2を示す
断面図である。なお、適用の状態は図1の斜視図と同様
である。図3において、9、10、12、13、15、
16は実施の形態1のものと同様のものである。17は
一端がダンパー13の薄肉部13aと超音波溶接等によ
り一体成形された支持ピンで、他端の圧入部17a側に
圧入完了位置を示す段差部17bが設けられている。
【0019】図1及び図3において、支持ピン17の圧
入部17aをフレーム10の圧入穴10aに圧入する場
合に、段差部17bを確認しながら作業ができるので、
組立を容易に行うことができる。
【0020】実施の形態3.図4は実施の形態3を示す
断面図である。なお、適用の状態は図1の斜視図と同様
である。図4において9、10、12、13、15、1
6は実施の形態1のものと同様のものである。18は一
端がダンパー13の薄肉部13aと超音波溶接等により
一体成形された支持ピンで、他端の圧入部18a側に圧
入完了を示す溝部18bが設けられている。
【0021】図1及び図4において、支持ピン18の圧
入部18aをフレーム10の圧入穴10aに圧入する場
合に、溝部18bを確認しながら作業ができるので、組
立を容易に行うことができる。
【0022】実施の形態4.図5は実施の形態4を示す
断面図である。なお、適用の状態は図1の斜視図と同様
である。図5において、9、10、12、13、15、
16は実施の形態1のものと同様のものである。19は
一端がダンパー13の薄肉部13aと超音波溶接等によ
り一体成形された支持ピンで、他端側に弾性材20が超
音波溶接等により一体成形されている。そして、支持ピ
ン19の他端側が弾性材20を介してフレーム10の圧
入穴10aに圧入されている。
【0023】図1及び図5において、支持ピン19が弾
性材20を介してフレーム10に固着されているので、
防振性能のさらなる向上を図ることができる。
【0024】なお、実施の形態4において、弾性材20
をダンパー13と同じ材料で形成することにより、製造
コストを節減することができる。
【0025】実施の形態5.図6は実施の形態5を示す
断面図である。なお、適用の状態は図1の斜視図と同様
である。図6において、9、10、12、13、15、
16は実施の形態1のものと同様のものである。図6に
おいて、21は一端がダンパー13の薄肉部13aと超
音波溶接等により一体成形された支持ピンで、他端側に
必要な圧入長さと同じ長さの弾性材22が超音波溶接等
により一体成形されている。そして、弾性材22の圧入
完了位置を確認しながら、支持ピン21の他端をフレー
ム10の圧入穴10aに圧入する。
【0026】図1及び図6において、支持ピン21には
必要な圧入長さの弾性材22が一体成形されているの
で、弾性材22の端部を確認しながら作業が行えるた
め、組立を容易に行うことができる。
【0027】上記実施の形態1から実施の形態5におい
ては、フレーム9にダンパー13を固着し、フレーム1
0の圧入穴10aに支持ピン14、17〜19、21を
圧入するものについて説明したが、フレーム10にダン
パー13を固着し、フレーム9に設けた圧入穴に支持ピ
ン14、17〜19、21を圧入するようにしても同様
の効果を期待することができる。
【0028】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、ダンパーと支
持ピンの一端とを一体成形し、ダンパーを第1フレーム
に固着して、支持ピンの他端を第2フレームに固着する
ようにしたことにより、部品単体での輸送時においても
ダンパーが振動を吸収するので、支持ピンが折損するの
を防止することができる。また、ダンパーと支持ピンと
を一体成形したことにより、ダンパーと支持ピントの間
に空気が残留することがなく、ダンパーと支持ピンとを
強固に固着できるため、防振性能の向上を図ることがで
きる。
【0029】請求項2の発明によれば、支持ピンを第2
フレームの圧入穴に圧入することにより、組立作業を容
易に行うことができる。
【0030】請求項3の発明によれば、支持ピンと圧入
穴との間に弾性材を介在させることにより、防振性能の
さらなる向上を図ることができる。
【0031】請求項4の発明によれば、弾性材を支持ピ
ンと一体成形することにより、圧入作業を容易に行うこ
とができる。
【0032】請求項5の発明によれば、弾性材の圧入方
向の長さを圧入穴に圧入する長さとほぼ同じ長さにした
ことにより、弾性材の端部を確認しながら作業ができる
ので、組立作業を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明を適用した状態を示す斜視図であ
る。
【図2】 この発明の実施の形態1を示す断面図であ
る。
【図3】 この発明の実施の形態2を示す断面図であ
る。
【図4】 この発明の実施の形態3を示す断面図であ
る。
【図5】 この発明の実施の形態4を示す断面図であ
る。
【図6】 この発明の実施の形態5を示す断面図であ
る。
【図7】 従来の車載用ディスク再生装置の信号再生機
構部を示す斜視図である。
【図8】 図7の要部を示す断面図である。
【図9】 図7の要部の組立工程を示す説明図である。
【図10】 図7の要部の組立工程を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
9、10 フレーム、10a 圧入穴、13 ダンパ
ー、 14,17,18,19,22 支持ピン。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1フレームと第2フレームとの間に配
    置され、振動を吸収する防振装置において、上記第1フ
    レームに固着されるダンパーと、このダンパーに一端が
    一体成形され、他端が上記第2フレームに固着される支
    持ピンとを備えたことを特徴とする防振装置。
  2. 【請求項2】 第2フレームに設けた圧入穴に支持ピン
    の他端を圧入するようにしたことを特徴とする請求項1
    に記載の防振装置。
  3. 【請求項3】 支持ピンを弾性材を介して第2フレーム
    の圧入穴に圧入するようにしたことを特徴とする請求項
    2に記載の防振装置。
  4. 【請求項4】 弾性材を支持ピンに一体成形したことを
    特徴とする請求項3に記載の防振装置。
  5. 【請求項5】 弾性材の圧入方向の長さは、圧入穴に圧
    入する長さとほぼ同じであることを特徴とする請求項3
    または請求項4に記載の防振装置。
JP13255997A 1997-05-22 1997-05-22 防振装置 Pending JPH10318330A (ja)

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JP13255997A JPH10318330A (ja) 1997-05-22 1997-05-22 防振装置

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ID=15084134

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JP (1) JPH10318330A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1900964A1 (en) * 2006-09-14 2008-03-19 Polymatech Co., Ltd. Viscous fluid-sealed damper
US7934709B2 (en) 2007-08-02 2011-05-03 Polymatech Co., Ltd. Viscous fluid-sealed damper

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1900964A1 (en) * 2006-09-14 2008-03-19 Polymatech Co., Ltd. Viscous fluid-sealed damper
US7934709B2 (en) 2007-08-02 2011-05-03 Polymatech Co., Ltd. Viscous fluid-sealed damper

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