JPH10318088A - 可変吐出量高圧ポンプ - Google Patents

可変吐出量高圧ポンプ

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JPH10318088A
JPH10318088A JP9150233A JP15023397A JPH10318088A JP H10318088 A JPH10318088 A JP H10318088A JP 9150233 A JP9150233 A JP 9150233A JP 15023397 A JP15023397 A JP 15023397A JP H10318088 A JPH10318088 A JP H10318088A
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variable discharge
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Shigeiku Enomoto
榎本  滋郁
Yasuyuki Sakakibara
康行 榊原
Masaaki Makino
牧野  正晃
Yasuhiro Horiuchi
康弘 堀内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可変吐出量高圧ポンプの駆動トルクを低減
し、駆動ベルトの耐久性を向上させる。 【解決手段】 複数の摺動孔2内にプランジャ21a〜
21dを配し、プランジャ21a〜21dと摺動孔2と
の間に複数の圧力室23a〜23dを形成する。これら
複数の圧力室23a〜23dと、流量制御用電磁弁6下
流の流路72の間には、分配ロータ70を設けてあり、
分配ロータ70の回転によって、流路72に連通する分
配溝77が、圧力室23a、23cへのフィードポート
82a、82c、あるいは圧力室23b、23dへのフ
ィードポート82b、82dと連通する。そして、圧力
室23a、23cと圧力室23b、23dの加圧、圧送
を交互に行うことで、圧送に必要な駆動トルクを小さく
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コモンレール(蓄
圧配管)内に蓄圧された高圧燃料をインジェクタにより
ディーゼルエンジンの各気筒へ噴射するコモンレール式
燃料噴射装置において、コモンレール内に高圧流体を圧
送するための可変吐出量高圧ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】ディーゼルエンジンに燃料を噴射するシ
ステムの1つとして、コモンレール噴射システムが知ら
れている。コモンレール噴射システムでは、各気筒に連
通する共通の蓄圧配管(コモンレール)が設けられ、こ
こに可変吐出量高圧ポンプによって必要な流量の高圧燃
料を圧送供給することにより、蓄圧配管の燃料圧力を一
定に保持している。蓄圧配管内の高圧燃料は所定のタイ
ミングでインジェクタにより各気筒に噴射される(例え
ば、特開昭64−73166号公報等)。
【0003】図9は、このような用途に用いられる可変
吐出量高圧ポンプの一例を示すもので、シリンダ91内
には図示しないカムによって駆動されるプランジャ92
が往復動自在に嵌挿され、シリンダ91の内壁面とプラ
ンジャ92の上端面とで圧力室93を形成している。該
圧力室93の上方には電磁弁94が取り付けられてお
り、電磁弁94は、その内部に形成された低圧流路95
と圧力室93の間を開閉する弁体96を有している。
【0004】弁体96は、コイル97に通電しない図示
の状態で開弁位置にあり、燃料は、プランジャ92の下
降時に、図略の低圧供給ポンプより低圧流路95、弁体
96周りの間隙を経て圧力室93内に導入される。コイ
ル97に通電すると弁体96は上方へ吸引され、その略
円錐状の先端部がシート部98に着座して閉弁する。同
時に、プランジャ92の上昇によって、圧力室93内の
燃料が加圧され、圧力室93の側壁に設けた通路99よ
り蓄圧配管へ圧送される。
【0005】ところで、プランジャ92の上昇中は、圧
力室93内の燃料圧により弁体96に閉弁方向の力が作
用するため、弁体96は一度閉弁すると、コイル97へ
の通電を停止しても開弁しない。このため、上記構成の
可変吐出量高圧ポンプでは、蓄圧配管へ送る流量の制御
を、閉弁時期を制御する、いわゆるプレストローク制御
にて行っている。すなわち、プランジャ92が上昇行程
に移った後、直ちに閉弁せず、圧力室93内の燃料が所
定量となるまで開弁状態を保持して、余剰の燃料を低圧
流路95側へ逃がし、しかる後、閉弁して加圧を開始す
ることで、必要量の加圧流体を蓄圧配管へ圧送してい
る。
【0006】ところが、エンジンの回転数の上昇に伴
い、ポンプの送油率が高くなると、弁体96が閉弁信号
とは無関係に閉弁(自閉)するという問題が生ずる。こ
れは、プランジャ92の上昇時、弁体96が、下端面に
圧力室93内の燃料の動圧を直接受けること、弁体96
とシート部98の間の間隙より低圧流路95へ向けて流
れる燃料の絞り効果により閉弁方向の力を受けること等
によるもので、流量制御が適切になされないおそれがあ
る。
【0007】この対策としては、弁体96の作動ストロ
ークを大きくするか、弁体96の復帰用スプリング力を
大きくすることが考えられるが、いずれの場合も、閉弁
応答性の低下につながる。閉弁応答性を維持するために
はコイルに通電する電力を多大にしたり、体格を大きく
して電磁弁の吸引力を増加させる必要があり、電磁弁の
電力コスト、製作コストの上昇を招くという問題があっ
た。
【0008】また、上記構成の可変吐出量高圧ポンプで
は、圧力室93への流路の開閉を電磁弁94で行ってお
り、閉弁信号に対し弁体96が着座して流路を閉鎖する
までに一定の時間を要することから、通常、この作動応
答時間を予め計算して閉弁タイミングを制御している。
ところが、エンジンの回転数が上昇し、ポンプの送油率
が高くなると、開閉動作が間に合わなくなり、十分な制
御ができなくなるおそれがあった。
【0009】そこで、本発明者等は、エンジンの回転数
が上昇し、ポンプの送油率が高い状態でも、蓄圧配管へ
圧送する流量制御が容易かつ確実にでき、しかも装置の
大型化や電力の増大を伴わないことを目的として、低圧
流路と圧力室との間を開閉する弁体と、低圧流路から圧
力室へ吸入される低圧燃料の流量を制御する弁体を別々
に設けた可変吐出量高圧ポンプを提案した(特願平8−
195653号)。
【0010】この構成を図10に示すと、ポンプハウジ
ング100内にはドライブシャフト101が挿通保持さ
れており、このドライブシャフト101と一体に回転す
るフィードポンプ102によって、低圧燃料が低圧流路
103、104より、燃料溜まり105に流入するよう
になしてある。
【0011】上記ドライブシャフト101の右端部に
は、インナーカム106が一体に形成されており、この
インナーカム106内には、ヘッド107の左端部が挿
通位置している。該ヘッド107の左端部内には、4個
の摺動孔108が放射状に形成され(図ではこのうち2
個のみを示す)、各摺動孔108内にはプランジャ10
9が往復動自在に支持されている。これらプランジャ1
09の内側端面と摺動孔108の内壁とで圧力室110
が形成され、導入される燃料をプランジャ109の往復
動によって加圧するようになしてある。
【0012】上記燃料溜まり105より圧力室110に
至る流路には、上流側から、流量制御用の電磁弁111
および逆止弁112が配設されている。逆止弁112は
電磁弁111が開弁している間、流入する燃料の圧力で
開弁し、電磁弁111が閉弁すると閉弁する。しかし
て、電磁弁111により予め必要な流量を圧力室110
内に供給すると、逆止弁112により低圧燃料の加圧開
始時より圧送終了時まで圧力室110への流路が閉鎖さ
れるので、電磁弁111には最大の圧力でもフィード圧
(約15気圧)しか作用しない。よって、電磁弁111
の体格を大きくする等の必要がなく、コスト低減が可能
となる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記可
変吐出量高圧ポンプは、上記4本のプランジャ109が
同時に往復動して圧力室110内の燃料を加圧する構成
となっており、加圧燃料の圧送に必要な駆動トルクが大
きい。図8(a)は、上記構成の可変吐出量高圧ポンプ
において、プランジャ109を4本とし、インナーカム
106の内周面に4個のカム山を形成した場合の最大駆
動トルク(最大吐出量における駆動トルク)を示したも
のである。インナーカム109、すなわちドライブシャ
フトの1回転につき、4回の圧送が行われ、圧送期間が
約45°、吸入期間は約45°で間欠的に圧送が行われ
る。この時、最大駆動トルクは50Nmであり、この場
合、インナーカム106と一体のドライブシャフト10
1を回転駆動するために駆動ベルトを用いると、駆動ベ
ルトの耐久性が不十分となることが懸念される。
【0014】しかして、本発明の目的は、可変吐出量高
圧ポンプの駆動トルクを低くし、駆動ベルトを用いた場
合にも、十分な耐久性を得ることのできる可変吐出量高
圧ポンプを実現することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明請求項1の構成に
おいて、可変吐出量高圧ポンプは、シリンダ内に往復運
動可能に嵌挿されたプランジャと、該プランジャを上記
シリンダ内で往復運動させるカムと、上記シリンダの内
壁面と上記プランジャの端面とで形成され、低圧流路よ
り導入される低圧燃料を上記プランジャの往復運動によ
って加圧する圧力室と、加圧燃料を高圧流路へ圧送する
手段とを備えている。本発明では、上記圧力室を複数設
けており、これら複数の圧力室と上記低圧流路との間の
連通、遮断を切り替え、低圧燃料を上記複数の圧力室に
分配する分配手段を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0016】上記構成によれば、上記複数の圧力室と上
記低圧流路との間の連通を、上記分配手段を用いて適
宜、切り替えることで、上記複数の圧力室が交互に加
圧、圧送を行うようにすることができる。従って、加圧
燃料の圧送に必要な駆動トルクを小さくすることができ
るので、駆動ベルトを用いた場合にも、その耐久性を十
分高くすることができる。
【0017】請求項2の構成では、上記分配手段を、上
記低圧流路に連通する流路を有し、該流路に連通する少
なくとも1つの分配溝を外周面に設けた分配ロータとす
る。そして、上記分配ロータの外周に上記複数の圧力室
のそれぞれに至る流路を配置することで、上記分配ロー
タの回転に伴って、上記分配溝と上記複数の圧力室への
流路との間を、順次、連通もしくは遮断することができ
る。
【0018】請求項3の構成では、上記低圧流路から上
記圧力室へ吸入される低圧燃料の吸入量を調節するため
の電磁弁と、上記電磁弁と上記圧力室との間に設けら
れ、上記低圧流路から上記圧力室方向へのみ低圧燃料を
流入させる逆止弁を設ける。このように構成すること
で、装置を大型化することなく、流量制御を容易かつ確
実にできる。
【0019】請求項4の構成では、上記逆止弁を、上記
分配ロータの下流に設ける。この時、高圧部のデッドボ
リュームが少なくでき、また、上記分配ロータに高圧が
作用するのを防止することができる。
【0020】請求項5の構成では、上記分配ロータを、
上記プランジャの軸線から離して設ける。この時、上記
圧力室内の圧力上昇による影響が上記分配ロータに及ぶ
ことを防止し、分配ロータの回転をスムーズに行うこと
ができる。
【0021】請求項6の構成では、上記電磁弁の上流に
フィルターを配設し、その目開きを上記電磁弁の弁体の
リフト量より小さく設定する。これにより、上記電磁弁
の弁体に異物が噛み込むことを防止することができる。
【0022】請求項7の構成では、上記カムをリング状
としてその内周面を複数のカム山を有するカム面とな
し、上記カム内に、上記シリンダおよびプランジャを、
カム中心に対して放射状に配置する。具体的には、請求
項8の構成のように、上記カム面に2個のカム山を形成
し、上記プランジャを4本設置する。この時、上記プラ
ンジャが2本づつ、交互に上昇を行うので、最大駆動ト
ルクの低減に効果的である。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の可変吐出量高圧ポ
ンプをディーゼルエンジンのコモンレール噴射システム
に適用した例について説明する。図2のシステム図にお
いて、エンジンEには各気筒の燃焼室に対応する複数の
インジェクタIが配設され、これらインジェクタIは各
気筒共通の高圧蓄圧配管いわゆるコモンレールRに接続
されている。インジェクタIからエンジンEの各燃焼室
への燃料の噴射は、噴射制御用電磁弁B1のON−OF
Fにより制御され、電磁弁B1が開弁している間、コモ
ンレールR内の燃料がインジェクタIによりエンジンE
に噴射される。従って、コモンレールRには連続的に燃
料噴射圧に相当する高い所定圧の燃料が蓄圧される必要
があり、そのために高圧流路である供給配管R1、吐出
弁B2を介して、本発明の可変吐出量高圧ポンプPが接
続される。
【0024】この可変吐出量高圧ポンプPは、燃料タン
クTからフィードポンプP1を経て吸入される低圧燃料
を高圧に加圧し、コモンレールR内の燃料を高圧に制御
するものである。コモンレールRには、コモンレール圧
力を検出する圧力センサS1が配設されており、システ
ムを制御する制御手段たる電子制御ユニットECUは、
この圧力センサS1からの信号が予め負荷や回転数に応
じて設定した最適値となるように、可変吐出量高圧ポン
プPの吐出量を制御する。さらに、電子制御ユニットE
CUには、例えばエンジン回転数センサS2、負荷セン
サS3より、回転数、負荷の情報が入力され、電子制御
ユニットECUは、これらの信号により判別されるエン
ジン状態に応じた最適の噴射時期、噴射量(噴射期間)
を決定して噴射量制御用電磁弁B1に制御信号を出力す
る。
【0025】次に、図1により上記可変吐出量高圧ポン
プPの詳細について説明する。図において、ポンプハウ
ジング1内には、エンジンE(図2参照)によってエン
ジンの1/2の回転と同期して回転駆動されるドライブ
シャフトDが挿通保持されており、このドライブシャフ
トDには低圧燃料供給用のベーン式フィードポンプP1
が連結されている。フィードポンプP1はドライブシャ
フトDと一体に回転し、燃料タンクT(図2参照)から
燃料を吸入して低圧に加圧した燃料を低圧流路11、1
2、フィルター51、ヘッド14内の低圧流路13を通
して燃料溜まり52に送出している。フィードポンプP
1の燃料吐出側と燃料吸入側とは、吐出圧力が調節でき
るように図示しない圧力調整弁を介して接続されてい
る。このように本実施の形態では、可変吐出量高圧ポン
プPは図2に示したフィードポンプP1を内蔵する構成
となっている。
【0026】上記ドライブシャフトDは、ベアリングD
1、D2を介してポンプハウジング1に回転可能に支持
されており、その右端部にインナーカム8が一体に形成
されている。ポンプハウジング1の右端開口にはヘッド
14が嵌着されており、該ヘッド14は左端中央部が突
出して上記インナーカム8内に挿通位置している。この
ヘッド14の左端中央部内には、詳細を後述する分配手
段たる分配ロータ70と逆止弁4が配設されている。ヘ
ッド14の右端部には、圧力室への低圧燃料の流入量を
制御するための電磁弁6が配設され、該電磁弁6は、ハ
ウジング61外周に設けたフランジ63に図示しないボ
ルトを挿通することによって固定されている。この電磁
弁6と逆止弁4、および分配ロータ70とで上記図2に
おける吐出制御装置P2を構成している。なお、本実施
の形態においては、ドライブシャフトDとインナーカム
8は一体となっているが、これらを別体にして継手で連
結してもよい。
【0027】上記電磁弁6は、図3の如く、コイル62
を内蔵するハウジング61と、その左端部内に嵌装固定
されるバルブボディ68を有し、バルブボディ68に設
けたシリンダ69内に、弁体73を摺動可能に保持して
いる。弁体73の左端部周りには環状の流路74aが形
成され、該流路74aは流路74bにて上記燃料溜まり
52に連通するとともに、流路74cにて、上記分配ロ
ータ70に至る流路72に連通している。
【0028】上記弁体73の右端にはアーマチャ64が
圧入固定してあり、アーマチャ64は、ステータ65と
一定の間隔で対向している。該ステータ65の外側には
上記コイル62が配され、ステータ65内部に設けたス
プリング室66内にはスプリング67が配設されて、上
記アーマチャ64を図の左方に付勢している。
【0029】流路74cの開口端には略円錐状のシート
面75が形成してあり、上記コイル62に通電しない図
示の状態で、弁体73の先端部がこのシート面75に着
座して上記流路74a、74c間を閉鎖するようになし
てある。コイル62へ通電するとアーマチャ64が吸引
され、これと一体の弁体73先端部がシート面75から
離れて、流路74a、74c間を開放する。このよう
に、電磁弁6を、非通電状態で閉弁する構成とすること
で、コイルの破損時に燃料の圧送が行われないようにす
る効果がある。
【0030】電磁弁6の上流には、図1のようにフィル
ター51が配設されており、万一、シート面75と弁体
73の間に異物が噛み込むと、常に流路74a、74c
間は開放された状態となる。つまり、常時、圧送が行わ
れてしまうため、本実施の形態においては、例えば、弁
体73のリフト量を0.2mmとし、フィルター51の
目開きをこれより小さい0.15mmとして、異物の噛
み込みを防止している。
【0031】図3において、ヘッド14の上記左端中央
部には、内部に圧力室を形成するシリンダたる摺動孔2
が複数形成してある。図4に示すように、本実施の形態
では、等間隔で配置した4個の摺動孔2内に、4本のプ
ランジャ21a〜21dをそれぞれ摺動孔2内に往復動
自在かつ摺動自在に支持せしめている。各摺動孔2の内
壁とプランジャ21a〜21dの内側端面との間に形成
される空間は、それぞれ圧力室23a〜23dとなして
ある。また、各プランジャ21a〜21dの外側端部に
はシュー24a〜24dが設けられ、各シュー24a〜
24dにカムローラ22a〜22dが回転自在に保持さ
れている。
【0032】上記インナーカム8は、このカムローラ2
2a〜22dの外周に摺接するように配置されており、
その内周面は、複数のカム山を有するカム面81となし
てある。ここではカム山を等間隔で2つ形成している
(図のプランジャ21b、21dに対向する位置)。し
かして、ドライブシャフトDと一体となったインナーカ
ム8が回転すると、プランジャ21a〜21dがシリン
ダ2内を往復動し、プランジャ21a、21cとプラン
ジャ21b、21dとが交互に上昇して圧力室23a〜
23d内の燃料を加圧する。このように、本実施の形態
においては、プランジャを等間隔で4本配置し、インナ
ーカム8の内周面に等間隔で2個のカム山を形成して、
2本のプランジャが交互に圧送する機構としたことで、
最大トルクの低減がより効果的にできる。
【0033】図3において、上記圧力室23a〜23d
の左方に形成したシリンダ40内に、分配ロータ70が
回転自在に保持され、該分配ロータ70の外周には、複
数個の逆止弁4が配設してある。本実施の形態ではこの
逆止弁を4個としてあり、上記圧力室23a〜23dに
至る流路途中にそれぞれ設けてある。ヘッド14の左方
にはシューガイド30が配設され、図示しないボルトに
よってヘッド14に固定されている。上記分配ロータ7
0は、ピン80(図1参照)によって、ドライブシャフ
トDに連結しており、該ドライブシャフトDとともに回
転運動するようになしてある。分配ロータ70とシュー
ガイド30の間には、ワッシャ76が挿入されており、
分配ロータ70とワッシャ76間、ワッシャ76とシュ
ーガイド30間が回転すべりするようになっている。
【0034】上記分配ロータ70は、図の上下方向に延
びる流路78と、該流路78の中間部に一端が連通し、
他端が上記流路72に連通する流路71とを有してい
る。図5のように、上記流路78の上下端には2個の分
配溝77が形成してあり、分配ロータ70の回転によっ
て、逆止弁4内の流路41に至るフィードポート82a
〜82dに燃料を供給するようになしてある。このフィ
ードポート82a〜82dと分配溝77との連通、遮断
の状態については後述する。
【0035】なお、圧力室23a〜23d内の燃料が加
圧されると、ヘッド14の圧力室23a〜23d近傍は
圧力によって変形するが、図3のように、分配ロータ7
0は、プランジャ21a〜21dの軸線から十分に離れ
たところに配置されているため、分配ロータ70とヘッ
ド14との回転が妨げられるようなことはない。
【0036】各逆止弁4は内部に流路41を形成したボ
デー42を有し、ボデー42はヘッド14内に圧入固定
してある。上記流路41は、途中で上記圧力室23a〜
23d方向(図の右方)に拡径して円錐状のシート面4
5をなし、弁体としてのボール44が着座して流路41
を閉鎖するようになしてある。ボール44の右方には、
筒状のボールストッパ43が配設され、該ボールストッ
パ43は、右端外周縁に設けたフランジをヘッド14と
ボデー42間に挟持せしめている。圧力室23a〜23
dへ燃料が吸入される吸入工程時において、逆止弁4の
ボール44は、燃料の圧力でボールストッパ43内の流
路47を塞いでしまうが、燃料はボールストッパ43の
側面に形成された流路46から上記流路47内に流入
し、圧力室23a〜23dへ供給される。プランジャ2
1a〜21dの圧送工程時には、ボール44は、燃料の
圧力で図中、左方へ移動し、逆止弁4は閉弁する。
【0037】ここで、上記逆止弁4は、電磁弁6から各
圧力室23a〜23dへ至る流路の途中に設けられてい
ればよいが、本実施の形態のように、逆止弁4を、分配
ロータ70と圧力室23a〜23dの間に設けることが
望ましい。この時、高圧部のデッドボリュームを少なく
できる利点がある。また、分配ロータ70には、高圧が
作用しないため、分配ロータ70とヘッド14との摺動
部からの漏れが低減できる。
【0038】ヘッド14の内部に形成される上記燃料溜
まり52内には、上記フィードポンプP1によって約1
5気圧に加圧された低圧燃料が満たされている。この低
圧燃料は、上記燃料溜まり52から、電磁弁6、ヘッド
14内の流路72、分配ロータ70内の流路71、7
8、逆止弁4内の流路41を経て、流路15より各圧力
室23a〜23dに流入する。圧力室23a〜23dで
加圧された燃料は(図1)、ヘッド14壁に設けた吐出
孔16より圧送手段であるデリバリバルブ3(図2にお
ける吐出弁B2に相当)、供給配管R1を通ってコモン
レールRに供給される(図2参照)。その供給の圧力は
エンジンEの運転状態によって異なり、200〜120
0気圧である。デリバリバルブ3は逆止弁としての機能
を持ち、弁体31とこれを閉弁方向に付勢するリターン
スプリング32を有し、加圧燃料が所定圧を越えると開
弁するようになしてある。
【0039】なお、図1には、デリバリバルブ3は1つ
しか示されていないが、図示しない位置に、もう1つの
デリバリバルブが設置されている。すなわち、図6に示
すように、本実施の形態では、4本のプランジャ21a
〜21dが配置されており、ヘッド14とプランジャ2
1a〜21dに囲まれた4つの圧力室23a〜23dの
うち、対向する2つの圧力室23a、23cと、圧力室
23b、23dとが、交互に加圧を行う。そこで、圧力
室23a、23cを吐出穴16a、16cによってデリ
バリバルブ3aに、圧力室23b、23dを吐出穴16
b、16dによってデリバリバルブ3bに、それぞれ連
通させている。各圧力室23a〜23dで加圧された燃
料は、これらデリバリバルブ3a、3bから、図2の供
給配管R1を通ってコモンレールRに供給される。な
お、デリバリバルブ3を4個にして、圧力室23a〜2
3dのそれぞれと連通する構成としてもよい。
【0040】次に、図7を用いて上記構成の可変吐出量
高圧ポンプの作動について説明する。図7において、カ
ム8のリフト(a,c)は、図4におけるプランジャ2
1a、21cに対向する、カム面81上の点81a、8
1cにおけるリフト量を示す。つまり、インナーカム8
が回転することで、点81a、81cにおけるリフト量
が変化する。カム8のリフト(b,d)は、同様に、プ
ランジャ21b、21dに対向する、カム面81上の点
81b、81dにおけるリフト量を示す。
【0041】図7(a)点において、インナーカム8
(a,c)は吸入工程に入り、フィードポート82a、
82cと分配溝77とが連通する(図5に図示の状
態)。電磁弁6のコイル62への通電は、これに先立っ
て行われ、図7(a)の時点では、電磁弁6の弁体73
は開弁している。従って、燃料溜まり52から、流路7
4c、72、71、78、分配溝77、フィードポート
82a、82c、逆止弁4内の流路41、流路15を通
って、燃料が圧力室23a、23cにそれぞれ流入す
る。この時、流入する燃料によって、プランジャ21
a、21cはカム面81側に押しつけられ、電磁弁6の
弁体73が閉弁するまで燃料の吸入が行われる。
【0042】電子制御ユニットECUから電磁弁6のコ
イル62への通電が遮断されると、電磁弁6の弁体73
が閉弁し(図7(b)点)、燃料溜まり52と流路74
cの間、すなわち、圧力室23a、23cとの間が遮断
される。その後も、インナーカム8のリフト(a,c)
は下降し続けるが、吸入が終了すると、プランジャ21
a、21cのリフトは停止して、カムローラ22a、2
2cとインナーカム8は離れる。その後、フィードポー
ト82a、82cと分配溝77との連通は、分配ロータ
70の回転によって遮断される(図7(c)点)。
【0043】電子制御ユニットECUから、再び電磁弁
6のコイル62への通電が行われると、電磁弁6の弁体
73が開弁するが(図7(d)点)、この時、全てのフ
ィードポート82a〜82dと分配溝77との間は遮断
されており、全ての圧力室23a〜23dについて、燃
料の吸入は行われない。本実施の形態では、この全ての
フィードポート82a〜82dと分配溝77の間が遮断
されている期間が、約30°となるようにしており、こ
の間に電磁弁6の弁体73が開弁するように制御する。
次いで、図7(e)点で、フィードポート82b、82
dと分配溝77とが連通し、インナーカム8(b,d)
が吸入行程に入る。以下、プランジャ21a、21cの
場合と同様にして、圧力室23b、23dへ燃料の吸入
が行われる。
【0044】図7(c)点から、インナーカム8のリフ
ト(a,c)が開始されるが、インナーカム8のリフト
が開始しても、プランジャ21a、21cはすぐにはリ
フトを開始せず、インナーカム8のカム面81上の点8
1a、81cのリフト量がプランジャ21a、21cの
リフト量となると(図7(f)点)、カムローラ22
a、22cがインナーカム8に当接し、カムローラ22
a、22cがシュー24a、24cを介してプランジャ
21a、21cをリフトさせる。この圧送工程時におい
ては、それぞれの逆止弁4は閉弁しているため、分配ロ
ータ70に高圧が作用することはない。その後、プラン
ジャ21a、21cの上昇とともに上記圧力室23a、
23c内の容積が縮小し、圧力室23a、23c内の圧
力が次第に高くなる。圧力室23a、23c内の燃料の
圧力が所定圧を越えると、吐出孔16、デリバリバルブ
3を経て、供給配管R1よりコモンレールRに高圧燃料
が供給される(図2)。プランジャ21a、21cのリ
フトが最大となると(図7(g)点)、圧送が終了す
る。インナーカム8のリフト(b,d)も同様にして行
われる。
【0045】図7に示したように、プランジャ21a、
21cによる圧送と、プランジャ21b、21dによる
圧送は、インナーカム8の回転角度で90°づつずれて
行われる。図8(b)は、上記構成における駆動トルク
を示したもので、このような構成では、最大吐出量の時
の駆動トルクは、図9に示す実線と破線を合計したもの
となり、図8(a)の従来構成に比べて大幅に駆動トル
クのピーク値(最大値)を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す可変吐出量高
圧ポンプの全体断面図である。
【図2】第1の実施の形態の可変吐出量高圧ポンプを含
む燃料噴射装置の全体構成図である。
【図3】図1の部分拡大断面図である。
【図4】図1のA−A線断面図である。
【図5】図3のB−B線断面図である。
【図6】第1の実施の形態の可変吐出量高圧ポンプの主
要部の概略構成図である。
【図7】第1の実施の形態における可変吐出量高圧ポン
プの作動を説明するための図である。
【図8】(a)は従来の可変吐出量高圧ポンプの圧送特
性を示す図、(b)は本発明の可変吐出量高圧ポンプの
圧送特性を示す図である。
【図9】従来の可変吐出量高圧ポンプの全体断面図であ
る。
【図10】従来の可変吐出量高圧ポンプの全体断面図で
ある。
【符号の説明】
P 可変吐出量高圧ポンプ R コモンレール R1 供給配管(高圧流路) 1 ポンプハウジング 11、12、13 低圧流路 14 ヘッド 15 流路 16 吐出孔 2 摺動孔(シリンダ) 21a〜21d プランジャ 22a〜22d カムローラ 23a〜23d 圧力室 3 デリバリバルブ(圧送手段) 4 逆止弁 41 流路 42 ボデー 43 ボールストッパ 44 ボール 46、47 流路 51 フィルター 52 燃料溜まり 6 電磁弁 62 コイル 68 バルブボディ 70 分配ロータ(分配手段) 71、72 流路 73 弁体 74a〜74c 流路 75 シート面 76 ワッシャ 77 分配溝 78 流路 8 インナーカム 81 カム面 82a〜82d フィードポート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 牧野 正晃 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 堀内 康弘 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ内に往復運動可能に嵌挿された
    プランジャと、該プランジャを上記シリンダ内で往復運
    動させるカムと、上記シリンダの内壁面と上記プランジ
    ャの端面とで形成され、低圧流路より導入される低圧燃
    料を上記プランジャの往復運動によって加圧する圧力室
    と、加圧燃料を高圧流路へ圧送する手段とを備える可変
    吐出量高圧ポンプにおいて、上記圧力室を複数設けると
    ともに、これら複数の圧力室と上記低圧流路との間の連
    通、遮断を切り替え、低圧燃料を上記複数の圧力室に分
    配する分配手段を設けたことを特徴とする可変吐出量高
    圧ポンプ。
  2. 【請求項2】 上記分配手段が、上記低圧流路に連通す
    る流路を有し、該流路に連通する少なくとも1つの分配
    溝を外周面に設けた分配ロータであり、該分配ロータの
    外周に上記複数の圧力室のそれぞれに至る流路を配置し
    て、上記分配ロータの回転に伴って上記分配溝と上記複
    数の圧力室への流路の間を連通、遮断するようになした
    請求項1記載の可変吐出量高圧ポンプ。
  3. 【請求項3】 上記低圧流路から上記圧力室へ吸入され
    る低圧燃料の吸入量を調節するための電磁弁と、上記電
    磁弁と上記圧力室との間に設けられ、上記低圧流路から
    上記圧力室方向へのみ低圧燃料を流入させる逆止弁を設
    けた請求項1または2記載の可変吐出量高圧ポンプ。
  4. 【請求項4】 上記逆止弁を、上記分配ロータの下流に
    設けた請求項1ないし3記載のいずれか記載の可変吐出
    量高圧ポンプ。
  5. 【請求項5】 上記分配ロータを、上記プランジャの軸
    線から離して設けた請求項1ないし4のいずれか記載の
    可変吐出量高圧ポンプ。
  6. 【請求項6】 上記電磁弁の上流にフィルターを配設
    し、その目開きを上記電磁弁の弁体のリフト量より小さ
    く設定した請求項1ないし5のいずれか記載の可変吐出
    量高圧ポンプ。
  7. 【請求項7】 上記カムをリング状としてその内周面を
    複数のカム山を有するカム面となし、上記カム内に、上
    記シリンダおよびプランジャを、カム中心に対して放射
    状に配置した請求項1ないし6のいずれか記載の可変吐
    出量高圧ポンプ。
  8. 【請求項8】 上記カム面に2個のカム山を形成し、上
    記プランジャを4本設置した請求項1ないし7のいずれ
    か記載の可変吐出量高圧ポンプ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013164079A (ja) * 1999-02-09 2013-08-22 Hitachi Automotive Systems Ltd 内燃機関の高圧燃料供給ポンプ
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