JP4149582B2 - 流量制御弁 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、弁体リフト量に応じて流体流量を比例制御するための流量制御弁に係り、例えばコモンレール(蓄圧配管)内に蓄圧された高圧燃料を電磁燃料噴射弁によりディーゼルエンジンの各気筒へ噴射するコモンレール式燃料噴射システムにおいて、高圧供給ポンプからコモンレールへの燃料圧送量を制御するための流量制御弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
ディーゼルエンジンに燃料を噴射するシステムの1つとして、コモンレール式燃料噴射システムが知られている。コモンレール式燃料噴射システムでは、エンジンの各気筒共通のコモンレールが設けられ、このコモンレールに可変吐出量高圧ポンプによって必要量の高圧燃料を圧送供給することで、コモンレールの燃料圧力が一定に保持される。コモンレール内の高圧燃料は、所定のタイミングで電磁燃料噴射弁が駆動されることにより各気筒に噴射供給される(例えば、特開昭64−73166号公報等)。
【0003】
こうした燃料噴射システムでは、可変吐出量高圧ポンプの圧力室と同数の調量弁(電磁弁)が必要となる。そのため、圧力室に合わせて複数個の電磁弁を設ける場合には電磁弁の増設分だけコストアップを招く。そこで、1個の電磁弁で吐出量の制御を可能とするために、可変吐出量高圧ポンプの圧力室へ吸入される低圧燃料量を制御する方式が考えられる。その電磁弁は可変絞り機構を備え、同機構にて弁体の開度(リフト量)を変更することにより流量が比例制御できるよう構成される。
【0004】
弁体リフト量に応じて流量を比例制御する電磁弁の場合、弁体の移動に伴う微小開度の状態から弁開度を増大させた状態まで、広域な開度制御領域にて調量精度を向上させたいという要望がある。ところが、既存の電磁弁では上記要望に応えられず、微小開度であっても全開時と略同量の燃料(流体)が流出するという不都合があった。
【0005】
因みに、特開平8−261019号公報等に見られる装置では、ON/OFF式の電磁弁が用いられる。図13は、ON/OFF式電磁弁における流量制御部の構成を簡単に示す断面図である。同図13において、バルブケース91には円柱状の弁体92が摺動可能に配設され、弁体92の先端(図の左端)にはテーパ面92aが形成されている。図示の状態では弁体92が開弁位置にあり、流路93側から流路94側への流体の流れが許容される。そして、弁体92が図示の開弁位置から左側へ移動し、弁体92のテーパ面92aとバルブケース91のシート面91aとが当接すると、流路93→94の流体の流れが阻止されて電磁弁が閉弁状態で保持されるようになっていた。
【0006】
上記図13の電磁弁は、弁体92が開弁位置と閉弁位置との2位置を移動するだけなので、開弁動作時には瞬時に多量の流体が流れ出すよう、テーパ面92aの角度θaが比較的大きく(90°程度)、また、弁体リフト量が比較的小さい(0.1mm程度)。
【0007】
このON/OFF式電磁弁において、流量の比例制御を実現すべくソレノイド部をリニアソレノイドに代える場合、弁体92のリフト量を0.1mm程度から2mm程度に延ばし、且つ角度θaを10°程度にまで狭くする必要がある。かかる場合、弁体92先端の角度θaが小さいため、閉弁動作時に弁体92がシート面91aに食い込んだり、弁体92のシールエッジ92bが摩耗したりするといった問題が発生する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記問題に着目してなされたものであって、その目的とするところは、弁体リフト量に応じて流体流量を比例制御する際、その流体流量を精度良く調量することができる流量制御弁を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の流量制御弁はその前提として、コイルの通電に伴いケース部材に設けられたシリンダ内を摺動する弁体を有し、該弁体の移動量(リフト量)に応じて流体流量を比例制御する。
【0010】
そして、請求項1に記載の発明ではその要旨として、前記ケース部材には流入側流路を形成、前記弁体には流体の流出方向に向けて次第にシリンダ壁面から離間する調量部を形成し、閉弁時には前記弁体の摺動面にて前記流入側流路を閉鎖し、開弁時には前記調量部を介して流体流出させると共に、同弁体の移動方向に延びる連通流路を設け、該連通流路の一端は流体の排出部に開口させかつ、他端は当該弁体を開放又は閉鎖の方向に付勢するためのスプリングを収容するスプリング室に開口させ、前記弁体の軸部には、前記流入側流路と前記連通流路とを連通する連通路を設けると共に、該連通路に前記調量部を設け、その調量部に対向する部位を圧力緩和部とする
【0011】
要するに、開弁時には、流入側流路から調量部を経由して排出部側へ流体が流出する。このとき、調量部は、流体の流出方向に向けて次第にシリンダ壁面から離間するよう構成されるため、微小開度では流体流量が比較的少量で抑えられ、弁開度の増大に伴い流体流量が増加することとなる。その結果、微小開度域から全開域までの広域な開度制御領域において、流体流量を精度良く調量することができる。そして、弁体にはその移動方向に延びて上記態様で開口する連通流路が設けられることで、同移動方向に燃料圧力が作用することがなくなり、弁体としての安定動作が保証される。つまり、閉弁方向又は開弁方向に弁体に作用する力のバランスが良好に保たれ、調量精度が確保できる。しかも、同弁体の上記調量部に圧力緩和部を設けたことによって、たとえ弁体の開度変更に伴い流体流量が変化することで圧力バランスが一時的に崩れ、弁開度(弁体リフト量)が不用意に変動するような場合であっても、圧力バランスが常に良好に保たれる。その結果、流体流量の変動時においても流体流量が精度良く調量できる。
【0012】
実際には、請求項2に記載したように、前記調量部は、流体の流出方向に向けて傾斜する傾斜面を有するとよい。或いは、請求項3に記載したように、閉弁状態の弁体において、前記傾斜面は前記流入側流路に近い部位と同流路に遠い部位とで傾斜角が異なるとよい。
【0013】
請求項2の発明によれば、開弁に伴い傾斜面に沿って流体が流出し、その時の流量は弁開度(弁体リフト量)に応じて変化する。また、請求項3の発明によれば、弁体の開度に応じて時間当たりの流体流量が任意に設定できる。仮に傾斜面(調量部)の傾斜角を小さくすると、時間当たりの流流量が少なくなり、傾斜面(調量部)の傾斜角を大きくすると、時間当たりの流流量が多くなる。
【0014】
請求項4に記載の発明では、前記圧力緩和部を弁体の先端部に設ける。本構成によれば、既述の作用効果に加え、圧力緩和部の加工が容易になるという効果が得られる。
【0018】
【発明の実施の形態】
比較例
以下、この発明を具体化した実施の形態の説明に先立ってその比較例を図面に従って説明する。
【0019】
先ずは図1を用いて、前提となるコモンレール式燃料噴射装置の概要を説明する。図1において、多気筒ディーゼルエンジン(以下、エンジンEという)には各気筒の燃焼室に対応する複数の電磁燃料噴射弁Iが配設され、これら電磁燃料噴射弁Iは各気筒共通のコモンレールRに接続されている。コモンレールRには、高圧流路である供給配管R1及び吐出弁Bを介して可変吐出量高圧ポンプPが接続され、可変吐出量高圧ポンプPの駆動に伴い燃料噴射圧に相当する高い所定圧の燃料が連続的に蓄圧される。可変吐出量高圧ポンプPには、フィードポンプP1を経由して燃料タンクTから低圧燃料が吸入され、同高圧ポンプPは低圧燃料を高圧化してコモンレールRに対して圧送する。コモンレールR内の燃料圧力は、エンジンEの運転状態によって異なるが、約200〜1600気圧(約20〜160MPa)となっている。
【0020】
可変吐出量高圧ポンプPの詳細な構成については後述するが、同ポンプPは3つの圧力室を有する3系統圧送ポンプとなっている。また、可変吐出量高圧ポンプPにはその燃料吸入部において、燃料吐出量を制御するための流量制御弁P2が設けられている。流量制御弁P2は燃料量を任意に調量可能なリニアソレノイド弁(比例電磁弁)であって、前記3系統圧送の燃料吐出量を1つで制御できるように構成される。
【0021】
コモンレールRには、その内部の燃料圧力(コモンレール圧)を検出するための圧力センサS1が配設されている。電子制御ユニット(以下、ECU40という)は、圧力センサS1により検出される実際のコモンレール圧が負荷や回転数に基づいて設定される最適値となるように可変吐出量高圧ポンプPの吐出量を決定し、それに応じた信号を流量制御弁P2に出力する。
【0022】
ECU40には、回転角センサS2や負荷センサ(例えばスロットル開度センサ)S3より回転角や負荷等のエンジン運転情報が入力される。またその他にも、ECU40には、エンジン冷却水温を検出する冷却水温センサS4、吸気温を検出する吸気温センサS5及び吸気圧を検出する吸気圧センサS6が接続されており、各センサの検出信号がECU40に随時入力される。ECU40は、これら各センサの検出信号によるエンジン運転状態に基づいて最適な噴射時期及び噴射量(噴射期間)を決定し、それに応じた制御信号を電磁燃料噴射弁Iに出力する。これにより、電磁燃料噴射弁IからエンジンEの各燃焼室への燃料噴射が制御される。
【0023】
次に、可変吐出量高圧ポンプPの詳細な構成について図2〜図5を用いて説明する。ここで、図2は可変吐出量高圧ポンプPの全体を示す断面図、図3は図2のA−A線断面図、図4は燃料圧送部の構成を拡大して示す断面図、図5は前記図1の流量制御弁P2の構成を示す断面図である。
【0024】
図2において、可変吐出量高圧ポンプPはポンプハウジング1a,1bを有し、これらポンプハウジング1a,1bにそれぞれ設けられた2つの滑り軸受け(フリクションベアリング)11,12によりドライブシャフト10が回転自在に支持されている。ドライブシャフト10は、例えばエンジンEが4気筒の場合に同エンジンEの4/3の回転と同期して回転駆動される。ドライブシャフト10は2つの滑り軸受け11,12の間に偏心部13を有しており、偏心部13はドライブシャフト10の中心軸Q1に対して距離uだけ偏心している。偏心部13の外周には滑り軸受け(フリクションベアリング)14が設けられており、偏心部13はその外周に配設される偏心カム15に対し回転自在となっている。
【0025】
また、図3において、偏心カム15は、外周面に3つの平坦部15a,15b,15cを有する略多角形状に構成されている。3つの平坦部15a〜15cの外方にそれぞれ配されるボディ21a,21b,21c内には、それぞれシリンダ2a,2b,2cが形成され、各シリンダ2a〜2cにはプランジャ3a,3b,3cが摺動自在に配設されている。圧力室4a,4b,4cの各々は、シリンダ2a〜2cの内壁面とプランジャ3a〜3cの端面により区画形成されている。
【0026】
3つの平坦部15a〜15cは、任意の2つのなす角度αが60度となるように、且つそれぞれシリンダ2a〜2cの中心軸に対して垂直になるように形成されている。また、3つのシリンダ2a〜2cは互いの中心軸が120度の角度間隔となるように配置されている。
【0027】
従って、ドライブシャフト10の回転に伴い偏心部13が回転すると、偏心カム15の中心Q2が、ドライブシャフト10の中心軸Q1を中心とする半径「u」の円形経路(図中に破線で示す経路)に沿って回転する。すると、偏心カム15の各平坦部15a〜15cが中心Q2の移動に伴い平行に動作し、プランジャ3a〜3cがシリンダ2a〜2c内を往復摺動する。これに伴い、圧力室4a〜4c内の低圧燃料が順次圧縮され高圧燃料となる。
【0028】
圧力室4a〜4c内への低圧燃料の供給経路について図2を用いて説明する。図中、ポンプハウジング1bの下端部には流量制御弁P2が設置され、その流量制御弁P2先端部には燃料溜まり室16が設けられている。燃料タンクT内の燃料は、フィードポンプP1によって約15気圧に加圧され、低圧流路Lを通して燃料溜まり室16に送出される。流量制御弁P2は、ハウジング6外周に設けたフランジ7に図示しないボルトを挿通することによってポンプハウジング1bに固定されている。
【0029】
流量制御弁P2の詳細な説明は後述するが、同制御弁P2はコイル61を内蔵するリニアソレノイド弁として構成され、コイル61に通電される電流量に応じて弁体63のリフト量(移動量)が決定される。この場合、燃料溜まり室16からポンプハウジング1b下部に設けられた低圧流路8に流れる燃料量は、ECU40から流量制御弁P2に供給される電流値により決まる。
【0030】
低圧流路8は、他の低圧流路17を通して、ポンプハウジング1aに設けられた環状の低圧流路18に連通している。環状の低圧流路18はポンプハウジング1bに設けられた低圧流路19に連通し、さらに、流路24,25を通してプランジャ3a上部の圧力室4aに連通している。また、低圧流路8は、図示しない低圧流路を介して他の圧力室4b,4cにも連通している。
【0031】
ここで図4に示されるように、ポンプハウジング1bの上部には、カバー部材22と流路形成部材23との一体物が図示しないボルトによって固定されており、ボディ21aの上面は流路形成部材23の下面に密着している。流路24,25はそれぞれカバー部材22及び流路形成部材23に形成されている。
【0032】
圧力室4aには、逆止弁として機能するプレート5aが配設されている。プレート5aには、流路25に対向しない位置に複数個の貫通穴51aが形成されている。また、カバー部材22及び流路形成部材23には高圧流路27,28が形成され、高圧流路27には逆止弁として機能するボール29が配設されている。
ここで、ボール29は前記図1における吐出弁Bに相当する。すなわち、ここでの例の可変吐出量高圧ポンプPにおいては、吐出弁Bが3個設置されていることになる。
【0033】
偏心カム15の平坦部15aとプランジャ3aとの間には、パッド31aが介設されている。パッド31aはポンプハウジング1bの内周面に沿って延びる円筒状をなし、ポンプハウジング1b内に摺動自在に支持されている。パッド31aとボディ21aとの間にはスプリング32aが配設され、その付勢力によりパッド31aを偏心カム15の平坦部15aに当接せしめている。それ故、偏心カム15が偏心して動作する際、パッド31aは平坦部15aと一体的に図の上下方向に往復動する。
【0034】
図2において、流量制御弁P2の弁体63が開弁位置に移動すると、燃料溜まり室16と低圧通路8とが連通される。そして、ドライブシャフト10の回転により偏心カム15が下降を開始すると、スプリング32aの付勢力によりパッド31aも下降する。このとき、燃料溜まり室16内の約15気圧の低圧燃料は、低圧流路8,17〜19、流路24,25及びプレート5aの貫通穴51aを経由して圧力室4aに流入し、プランジャ3aを下降させる。
【0035】
圧力室4aへの燃料流入量は弁体リフト量により決まり、弁体リフト量が小さい時は圧力室4aに流入する燃料量は少ないためにプランジャ3aとパッド31aとが離れる。これにより、圧力室4a内でのキャビテーションの発生が抑制される。
【0036】
ドライブシャフト10の回転により偏心カム15が上昇に転じると、スプリング32aの付勢力に抗してパッド31aも上昇する。パッド31aとプランジャ3aとが当接した後は、圧力室4aの圧力が高くなり、プレート5aは流路形成部材23の下面に密着する。かくして、流路25と圧力室4aとの連通が遮断される。その後、圧力室4aの容積の減少に伴い更に圧力が上昇して所定の圧力となると、ボール29が開弁位置に移動し、圧力室4a内の高圧燃料は高圧流路27,28を通ってコモンレールRに給送される。
【0037】
以上、圧力室4aの周辺を中心とした説明をしたが、他の圧力室4b,4cの周辺も同様の構成を有する。すなわち、図3に示されるように、偏心カム15の平坦部15b,15cとプランジャ3b,3cの間にもパッド31b,31cがそれぞれ介設され、パッド31b,31cはスプリング32b,32cの付勢力により平坦部15b,15cに当接している。プランジャ3a〜3cは、いずれもパッド31a〜31cとは独立に設けられ、スプリング32a〜32cの付勢力が作用しないようになっている。
【0038】
次に、この比較例での流量制御弁P2の構成について図5を用いて説明する。流量制御弁P2は、図5の如く、コイル61を内蔵するハウジング6と、その左端に嵌装固定されるケース部材としてのバルブケース9とを有し、バルブケース9に設けられたシリンダ62内に、スプールたる弁体63が摺動可能に保持されている。バルブケース9には、シリンダ62側に開口する環状の流路64が形成されると共に、この流路64とバルブケース9の外周面とを結ぶ流路65が形成されている。流路64,65によりシリンダ62と図2の燃料溜まり室16とが連通され、この流路64,65が流入側通路を成す。
【0039】
弁体63にはその軸方向に延びる連通流路71が形成されている。また、弁体63には鍔状に拡径部72が形成されており、弁体63は、拡径部72がバルブケース9に当接する位置とシム73に当接する位置とによりその移動範囲が規定される。連通流路71は図の左右方向に貫通し、その左端は図2の低圧流路8に開口し、右端はスプリング69を収容するためのスプリング室60に開口している。つまり、静的には、弁体63の摺動方向(左右方向)に燃料圧力が作用しないように当該弁体63が構成され、弁体63の安定した作動が可能となる。
【0040】
弁体63の右端部にはアーマチャ70が圧入固定されており、このアーマチャ70は、コイル61と同軸に配設されたステータ68に一定の間隔で対向している。アーマチャ70と一体化された弁体63は、スプリング室60内に配設されたスプリング69により図の左方に付勢されており、コイル61を通電していない図示の状態では燃料溜まり室16と低圧流路8との連通が遮断される(図2参照)。
【0041】
ステータ68は、アーマチャ70に近づくほどそれに対向する部位の断面積が小さくなるテーパ部68aを有し、弁体63の変位位置はコイル61への通電量により決定される。よって、コイル61を通電すると、弁体63が図の右方に変位して燃料溜まり室16と低圧流路8とが連通し(図2参照)、通電量を増加すると、その通電量に応じて連通部の開口面積(弁体63のリフト量)が増加する。弁体63のリフト量を調整することによる、こうした流路面積制御は、ECU40によるデューティ制御にて実現される。因みに、流量制御弁P2を常閉弁として構成することで、例えばコイル破損時に燃料の圧送が行われないようにする効果がある。
【0042】
ここで、図6及び図7を用いて弁体63及びバルブケース9の構成を詳細に説明する。なお、図6は、弁体63及びバルブケース9を組み付け状態で示し、図7(a),(b)は弁体63及びバルブケース9を個々に示す。
【0043】
図7(a)に示されるように、バルブケース9のシリンダ62において、流路64を挟んで図の左右両側は共に同一径で構成される。つまり、図の右側のシリンダ径Φd1と図の左側のシリンダ径Φd2とは等しく、この比較例では、Φd1=Φd2=7.002mmとなっている。
【0044】
一方、図7(b)に示されるように、弁体63においてシリンダ62との摺動面63aの径Φd3は、前記シリンダ径Φd1,Φd2よりも極僅かに小さい。実際には、Φd3=7.000mmであり、弁体63をバルブケース9に組み付けた状態(図6の状態)では、両部材のクリアランス(Φd1,Φd2−Φd3)は0.002mmとなる。
【0045】
また、弁体63の左側先端にはテーパ面63bが形成されている。テーパ面63bは、燃料の流出方向に向けて次第にシリンダ壁面から離間するよう形成され、このテーパ面63bにより調量部(流体の流出方向に向けて傾斜する傾斜面)が構成される。実際には、テーパ面63bが成す角度θ1は10°となっている。
【0046】
図6において、弁体63の拡径部72がバルブケース9に当接する状態では、流路64の開口部を塞ぐように弁体63の摺動面63aとシリンダ壁面とが摺接し、その摺接部分により流路64からシリンダ62側への燃料の流通が遮断される。実際には、バルブケース9における環状の流路64の左側隅部のエッジ部を「A」、弁体63における摺動面63aとテーパ面63bとの境界点を「B」とする場合、図6の状態では、A−B間の距離Lが0.5mmとなる。また、既述の通り弁体63及びバルブケース9のクリアランスは0.002mmとなる。従って、流路64からシリンダ62内に流れる燃料は殆どなく、実質的に閉弁状態となる。
【0047】
上記の如く構成される流量制御弁P2の作用を以下に説明する。
図2,図5に示されるように、コイル61の非通電時において、弁体63はスプリング69の付勢力によって拡径部72がバルブケース9に当接する位置で保持される(図示の状態)。その時、燃料溜まり室16を介して流路65,64に流れ込む低圧燃料は、シリンダ62壁面と弁体63の摺動面63aとの摺接部(図6のA−B間)によりその流通が阻止される。
【0048】
そして、コイル61の通電に伴い、スプリング69の付勢力に抗して弁体63が移動すると、燃料溜まり室16を介して流路65,64に流れ込む低圧燃料は、シリンダ壁面と弁体63のテーパ面63bとの間隙を通ってシリンダ62内に流通し、図2の低圧流路8,17〜19、流路24,25及びプレート5aの貫通穴51aを経由して圧力室4aに流入する。
【0049】
ここで、図8には流量制御弁P2の流量特性を示す。同図から分かるように、低圧燃料が弁体63のテーパ面63bに沿ってシリンダ62内に流入する際、弁体リフト量に比例して単位時間当たりの燃料流量が増加する。つまり、微小開度では燃料流量が比較的少量で抑えられ、弁開度の増大に伴い燃料流量が増加する。仮にテーパ面63bが無いものを想定すると、微小開度でも一気に燃料流量が増加するが、そうした不具合が解消される。なお図中のLは前記図6のA−B間距離である。
【0050】
因みに、弁体リフト量に対する単位時間当たりの燃料流量は、テーパ面63bの角度θ1(図7(b)参照)により決定される。従って、例えば角度θ1を大きくすると、図8に二点鎖線で示す如く流量特性が変更され、逆に角度θ1を小さくすると、図8に破線で示す如く流量特性が変更されることとなる。
【0051】
以上詳述したこの比較例によれば、以下に示す効果が得られる。
(a)流量制御弁P2において、弁体63の先端にはテーパ面63bを形成し、閉弁時には弁体63の摺動面63aにて流路64,65を閉鎖し、開弁時にはテーパ面63bを介して燃料(流体)が流出するように構成した。かかる場合、微小開度域から全開域までの広域な開度制御領域において、燃料流量を精度良く調量することができる。また、テーパ面63bを弁体63の先端部に設けたため、調量部の加工が容易になるという効果が得られる。
【0052】
(b)弁体63にはその移動方向に延びる連通流路71を設け、該連通流路71の一端は燃料の排出部(低圧流路8側))に開口し、他端はスプリング室60に開口するようにした。従って、弁体63にはその移動方向に燃料圧力が作用することがなく、同弁体63の安定動作が保証される。つまり、閉弁方向又は開弁方向に弁体に作用する力のバランスが良好に保たれ、調量精度が確保できる。また、弁体63の安定動作を実現するための対策として、体格の大型化やコイル通電電力の増大化が強いられることもなく、簡易構成の流量制御弁P2を採用することができる。
【0053】
(c)バルブケース9には、弁体63の外周面を囲むように流入側流路としての流路64を環状に形成した。そのため、流路64を介して弁体63側に供給される燃料の圧力は同弁体63の外周に均等に作用し、燃料圧力が径方向に不均等になることで弁体63がシリンダ壁面に押し付けられて摺動不良を起こすといった問題が回避される。
【0054】
(d)可変吐出量高圧ポンプPにおいては、燃料圧送部ではなく燃料吸入部に流量制御弁P2が設けられる。この場合、流量制御弁P2の開閉動作に際し、弁体63に高圧燃料が作用することはなく、高圧燃料を受けて弁体63が不用意に動作(閉弁又は開弁)するなどの問題が回避できる。従って、可変吐出量高圧ポンプPによる燃料吐出量の制御を精度良く実施することが可能となる。
【0055】
(e)可変吐出量高圧ポンプPにおいて、流量制御弁P2と圧力室4a〜4cとの間に逆止弁(プレート5a)を設け、圧力室4a〜4cへの低圧燃料の吸入時には同圧力室4a〜4cと流量制御弁P2との間を連通すると共に、圧力室4a〜4cに吸入された低圧燃料の加圧開始時から燃料の圧送終了時までの間には同圧力室4a〜4cと流量制御弁P2との間を遮断するようにした。これにより、低圧燃料の吸入量制御が簡易的な構成で実現できる。
【0056】
(f)可変吐出量高圧ポンプPは3つの圧力室4a〜4cを有し、燃料吐出量が少ない時、流量制御弁P2により流量制御された低圧燃料は2つ以上の圧力室に同時に供給されるが、上記の通り燃料流量が精度良く調量されることで、コモンレールRに対する高圧燃料の吐出量も精度良く制御できる。
【0057】
(実施の形態)
次に、本発明における実施の形態を図9〜図11を用いて説明する。但し、実施の形態の構成において、上述した比較例と同等であるものについては図面に同一の記号を付すと共にその説明を簡略化する。以下には比較例との相違点を中心に説明する。
【0058】
前記図5〜図7に示す流量制御弁P2の構造では、弁体63に連通流路71を設けることで、静的には弁体63の摺動方向(図の左右方向)に油圧力が作用しない構成とした。しかしながら、例えば弁体リフト量の変更に伴い燃料流量が変化する場合、連通流路71からスプリング室60に圧力波が伝わるには有限に時間がかかり、動的には弁体63に作用する摺動方向(図の左右方向)の力のバランスが崩れる。つまり、弁体63を付勢するスプリング69の付勢力と、アーマチャ70がステータ68に吸引される吸引力とのバランスが一時的に崩れてしまい、弁体63のリフト量が不用意に変化することが考えられる。
【0059】
そこで本実施の形態では、図9に示されるように、弁体63の軸部に連通路81,82を設けると共に、該連通路81,82に調量部としてのテーパ面83を設け、そのテーパ面83に対向する部位を圧力緩和部84とする。
【0060】
本実施の形態における弁体63及びバルブケース9の構成を図10及び図11を用いて詳細に説明する。なお、図10は、弁体63及びバルブケース9を組み付け状態で示し、図11(a),(b)は弁体63及びバルブケース9を個々に示す。
【0061】
図11(a)に示されるように、前記図7(a)の構成と同様、バルブケース9には流路64,65が形成されるが、当該流路64,65の位置は若干図の右方に移動している。他の構成は前記図7(a)と同じである。
【0062】
一方、図11(b)において、連通路81,82は流路64側と連通流路71とを連通する。連通路81は弁体63の周囲に環状に設けられ、連通路82は2箇所に設けられる。弁体63には連通路81に向けて傾斜するテーパ面83が形成されている。実際には、テーパ面83が成す角度θ2は10°となっている。本実施の形態では、燃料の流出方向に向けて次第にシリンダ壁面から離間するようテーパ面83が設けられ、このテーパ面83により調量部が構成される。
【0063】
また、弁体63において連通路81,82よりも先端側は圧力緩和部84として構成される。つまり、開弁に伴いシリンダ壁面と弁体63のテーパ面83との間隙を通ってシリンダ62内に低圧燃料が流れ込む際、燃料圧力がテーパ面83に作用することで弁体63は開弁方向(図の右方向)に力を受けるが、それと同時に圧力緩和部84にも燃料圧力が作用して閉弁方向(図の左方向)に力を受ける。従って、仮に燃料流量が変化しても、一方向のみに力が作用して弁体63の力のバランスが崩れることはない。
【0064】
そして、流量制御弁P2を通過した低圧燃料は、既述の通り前記図2の低圧流路8,17〜19、流路24,25及びプレート5aの貫通穴51aを経由して圧力室4aに流入する。
【0065】
以上実施の形態によれば、上記比較例と同様に、燃料流量を精度良く調量することができる他、以下の効果が得られる。つまり、弁体63に設けたテーパ面83の対向位置に、圧力緩和部84を設けた。従って、圧力バランスが常に良好に保たれ、燃料流量の変動時においても燃料流量が精度良く調量できる。
【0066】
なお、本発明の実施の形態あるいは比較例は、上記以外に次の形態にて具体化できる。
弁体63に設ける調量部(傾斜面)の構成を以下の通り変更する。例えば図12(a)に示されるように、弁体63の先端に調量部としての湾曲面85を設ける。この湾曲面85は、閉弁状態(図示の状態)の弁体63において、流路64に近い部位と同流路64に遠い部位とで傾斜角が異なる。つまり、流路64に近く湾曲面85の傾斜角が小さい部位では、開弁時に時間当たりの燃料流量が少なくなり、また、流路64に遠く湾曲面85の傾斜角が大きい部位では、時間当たりの燃料流量が多くなる。本構成によれば、湾曲面85の傾斜角を変更することで、弁体63の開度に応じて時間当たりの燃料流量が任意に設定できる。
【0067】
また、図12(b)に示されるように、弁体63の先端に調量部としての複数段(図では3段)の段差部86を設ける。段差部86は、燃料の流出方向に向けて次第にシリンダ壁面から離間するように構成されればよく、その段数は任意である。以上図12(a),(b)の構成においても既述の構成と同様に、燃料流量を精度良く調量することができる。また、上記図12(a),(b)の構成において、上記実施の形態の如く、弁体63に圧力緩和部を設ける構成としてもよい。
【0068】
上記実施の形態あるいは比較例では、流量制御弁P2を可変吐出量高圧ポンプPの燃料吸入部に設けたが、流量制御弁P2を同ポンプPの燃料吐出部(高圧流路27,28)に設けてもよい。
【0069】
可変吐出量高圧ポンプPの構成(図2の構成)を変更する。例えば燃料を高圧化するための複数のプランジャをドライブシャフトに沿って直列に配置し、そのプランジャの往復動により燃料を圧送するポンプでもよい。また、燃料を加圧するための圧力室は任意の数だけ設ければよく、3つ以外の複数個設ける構成や、1つだけ設ける構成でもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】コモンレール式燃料噴射装置の概要を示す全体構成図。
【図2】可変吐出量高圧ポンプの全体構成を示す断面図。
【図3】図2のA−A線断面図。
【図4】燃料圧送部の構成を拡大して示す断面図。
【図5】流量制御弁の構成を拡大して示す断面図。
【図6】流量制御弁の弁体とバルブケースとを拡大して示す断面図。
【図7】流量制御弁の弁体とバルブケースとを拡大して示す断面図。
【図8】流量制御弁の流量特性を示す図。
【図9】施の形態において、流量制御弁の構成を拡大して示す断面図。
【図10】施の形態において、流量制御弁の弁体とバルブケースとを拡大して示す断面図。
【図11】施の形態において、流量制御弁の弁体とバルブケースとを拡大して示す断面図。
【図12】別の形態において、流量制御弁の構成を示す要部断面図。
【図13】従来技術において、電磁弁の構成を示す要部断面図。
【符号の説明】
P…可変吐出量高圧ポンプ、P2…流量制御弁、9…ケース部材としてのバルブケース、60…スプリング室、61…コイル、62…シリンダ、63…弁体、63a…摺動面、63b…調量部(傾斜面)としてのテーパ面、64,65…流入側流路としての流路、69…スプリング、71…連通流路、81,82…連通路、83…調量部としてのテーパ面、84…圧力緩和部。

Claims (4)

  1. コイル(61)の通電に伴いケース部材(9)に設けられたシリンダ(62)内を摺動する弁体(63)を有し、該弁体の移動量に応じて流体流量を比例制御する流量制御弁において、
    前記ケース部材(9)には流入側流路(64、65)を形成
    前記弁体(63)には流体の流出方向に向けて次第にシリンダ壁面から離間する調量部を形成し、閉弁時には前記弁体(63)の摺動面にて前記流入側流路(64、65)を閉鎖し、開弁時には前記調量部を介して流体流出させると共に、同弁体(63)の移動方向に延びる連通流路(71)を設け、該連通流路(71)の一端は流体の排出部に開口させかつ、他端は当該弁体(63)を開放又は閉鎖の方向に付勢するためのスプリング(69)を収容するスプリング室(60)に開口させ、
    前記弁体(63)の軸部には、前記流入側流路(64、65)と前記連通流路(71)とを連通する連通路(81、82)を設けると共に、該連通路(81、82)に前記調量部を設け、その調量部に対向する部位を圧力緩和部(84)とすることを特徴とする流量制御弁。
  2. 前記調量部は、流体の流出方向に向けて傾斜する傾斜面(83)を有する請求項1に記載の流量制御弁。
  3. 閉弁状態の弁体(63)において、前記傾斜面(83)は前記流入側流路(64、65)に近い部位と同流路に遠い部位とで傾斜角(θ2)が異なる請求項2に記載の流量制御弁。
  4. 前記圧力緩和部(84)を弁体の先端部に設ける請求項1〜請求項3のいずれかに記載の流量制御弁。
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