JPH10317026A - 高炉出銑樋の孔前樋カバー移動装置 - Google Patents

高炉出銑樋の孔前樋カバー移動装置

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JPH10317026A
JPH10317026A JP12360297A JP12360297A JPH10317026A JP H10317026 A JPH10317026 A JP H10317026A JP 12360297 A JP12360297 A JP 12360297A JP 12360297 A JP12360297 A JP 12360297A JP H10317026 A JPH10317026 A JP H10317026A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高炉出銑樋の孔前樋カバー移動装置全体のコ
ンパクト化、簡易化が可能で、制御トラブルなどのトラ
ブルが少なく、出銑口近傍の作業スペースを広くするこ
とが可能な高炉出銑樋の孔前樋カバー移動装置の提供。 【解決手段】 2つの隣り合う出銑口2a、2bの間に配設
され、かつ、鋳床6と作業床7の両者で支持された軸受
12と旋回駆動装置20により水平方向に回転可能に支持さ
れた旋回支柱19と、旋回支柱19によって摺動用部材21を
介在して支持され、かつ昇降駆動装置23によって旋回支
柱19に沿って鉛直方向に昇降可能な旋回ブーム14と、旋
回ブーム14に搭載され、かつ駆動装置29によって旋回ブ
ーム14の長さ方向に前後に移動可能な旋回ブーム搭載移
動装置24と、該移動装置24に支持され、かつ回転駆動装
置27によって水平方向に回転可能な孔前樋カバー吊り部
25とを有する高炉出銑樋の孔前樋カバー移動装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高炉出銑樋の出銑
口孔前樋カバーの移動装置に関し、特に、高炉出銑樋の
孔前樋カバー移動装置全体のコンパクト化、簡易化が可
能で、出銑口近傍における作業性が向上する高炉出銑樋
の出銑口孔前樋カバーの移動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、2個以上の出銑口を有する高炉に
おいては、各出銑口に対してそれぞれ1基の出銑樋の孔
前樋カバー移動装置が設置されている。図4に、従来の
高炉出銑樋の孔前樋カバー移動装置の配置を平面図によ
り示す。
【0003】また、図5に従来の高炉出銑樋の孔前樋カ
バー移動装置を側面図により示す。図4および図5にお
いて、1は高炉炉体、2は出銑口、3は出銑樋、4は溶
銑、5は孔前樋カバー、6は鋳床、7は作業床、8は孔
前樋カバー移動装置、9は支持柱、10は支持ブラケッ
ト、11は旋回軸、13は旋回駆動装置、14は旋回ブーム、
15は旋回補助ブーム、16は樋カバー吊りビーム、17は吊
りチェーン巻取装置、18は吊りチェーン、31は回転支持
部、32は作業デッキを示す。
【0004】以下、図4および図5に示す従来の孔前樋
カバー移動装置8の作動機構について説明する。孔前樋
カバー移動装置8においては、支持柱9の支持ブラケッ
ト10により、旋回ブーム14を支持し、旋回駆動装置13に
より旋回ブーム14を旋回する。旋回ブーム14先端の回転
支持部31は、樋カバー吊りビーム16を回転支持し、樋カ
バー吊りビーム16は、吊りチェーン巻取装置17が付設さ
れ、吊りチェーン18を介して孔前樋カバー5を垂下支持
している。
【0005】支持柱9と樋カバー吊りビーム16の間に
は、旋回ブーム14と平行に、旋回補助ブーム15が、両端
のピン支持により取り付けられている。孔前樋カバー移
動装置8は、退避位置から旋回駆動装置13で旋回ブーム
14を回転させることで、旋回ブーム14と平行リンクを形
成した旋回補助ブーム15により、旋回ブーム先端の回転
支持部31を介して樋カバー吊りビーム16の水平面におけ
る角度を変えることができ、孔前樋カバー5を出銑口2
側へ回転移動させて、水平面における出銑口角度に合わ
せる。
【0006】その後、吊りチェーン巻取装置17により、
吊りチェーン18を下げ、出銑樋3上に孔前樋カバー5を
設置する。以上、従来の孔前樋カバー移動装置およびそ
の作動機構について説明したが、前記した孔前樋カバー
移動装置の場合、下記(1) 〜(3) の問題点があった。 (1) 高炉の建設あるいは改修において、各出銑口毎に孔
前樋カバー移動装置が必要となり、孔前樋カバー移動装
置本体のみならず、多数基の操作デスクや制御装置など
が必要となり多大な設備費用を要する。
【0007】(2) 同じ孔前機器である出銑開孔機や開孔
機ロッド交換機などとの設置スペース上の問題があり、
出銑口および出銑樋周辺の作業スペースを狭くしてしま
う。 (3) 近年の合理化などに関連する機械の遠隔操作化にお
いても、孔前樋カバー移動装置が多い分、制御が複雑化
するとともに制御トラブルなどの発生が多くなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記した従
来技術の問題点を解決し、高炉出銑樋の孔前樋カバー移
動装置全体のコンパクト化、簡易化が可能で、制御トラ
ブルなどのトラブルが少なく、出銑口近傍の作業スペー
スを広くすることが可能な高炉出銑樋の孔前樋カバー移
動装置を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記課題の
解決策として設備の簡素化を検討した結果、2本の出銑
口に対して共通の孔前樋カバー移動装置を設置すること
に思い至り、その実現性を鋭意追及して以下の構成に到
ったものである。すなわち、本発明は、2つ以上の出銑
口を有する高炉の出銑樋の孔前樋カバーを樋上に設置、
あるいは樋上から取り外すための出銑樋の孔前樋カバー
移動装置であって、2つの隣り合う出銑口2a、2bの間に
配設され、かつ、鋳床6と作業床7の両者で支持された
軸受12と旋回駆動装置20により水平方向に回転可能に支
持された旋回支柱19と、該旋回支柱19に摺動用部材21を
介在して支持され、かつ昇降駆動装置23によって前記旋
回支柱19に沿って鉛直方向に昇降可能な旋回ブーム14
と、該旋回ブーム14に搭載され、かつ駆動装置29によっ
て旋回ブーム14の長さ方向に前後に移動可能な旋回ブー
ム搭載移動装置24と、該旋回ブーム搭載移動装置24に支
持され、かつ回転駆動装置27によって水平方向に回転可
能な孔前樋カバー吊り部25とを有することを特徴とする
高炉出銑樋の孔前樋カバー移動装置である。
【0010】前記本発明においては、前記旋回支柱19
が、鉛直方向において、鋳床6と作業床7の間に配設さ
れることが好ましい。また、前記本発明においては、前
記旋回ブーム搭載移動装置24が、旋回ブームに搭載され
た移動台車であることが好ましい。さらに、前記本発明
においては、前記昇降駆動装置23が、前記旋回支柱19に
固定、付設された昇降駆動装置であることが、より好ま
しい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明をさらに詳細に説明
する。本発明者は、前記した従来技術の問題点に関し検
討を加えた結果、高炉出銑樋の孔前樋カバー移動装置全
体のコンパクト化、簡易化により設備費用を削減し、か
つ出銑口近傍のスペースを有効に活用するためには、設
備の統合により1台の孔前樋カバー移動装置で2つの出
銑口の孔前樋カバーが移動可能な方法を考えるべきであ
るとの結論に達した。
【0012】しかしながら、従来の孔前樋カバーは、前
記した図4、図5に示すように、出銑口孔前の空間に対
して大きなものであった。これは、通常出銑口前に設
置されるマッドガン、出銑開口機などとの位置関係上、
すなわち、装置の取り合い上、遠い位置から孔前樋カバ
ーを移動させること、孔前樋カバーの重量が鉄皮、耐
火物を含めて10t程度ある上に、使用中に地金が付着す
るなどによりさらに重量が増え、旋回ブームを太くせざ
るを得ないためであった。
【0013】また、さらに加えて、孔前樋カバーの昇降
装置が旋回ブームに上架しているため、孔前樋カバーの
吊り代を確保するためには旋回ブームの高さも必要とな
るため、図5に示されるように出銑口上の作業床7より
も旋回ブーム14のレベルを高くせざるを得なかった。こ
の結果、従来の方式で2つの出銑口の孔前樋カバーを着
脱可能とするためには、さらに旋回ブームを長くする必
要があり、巨大な設備となってしまい、本発明で課題と
する高炉出銑樋の孔前樋カバー移動装置全体のコンパク
ト化、簡易化および出銑口近傍のスペースの有効利用の
解決にはならなかった。
【0014】このため、本発明では、高炉出銑樋の孔前
樋カバー移動装置の構成を、下記構成〜とし、さら
には下記構成とした。 :2つの出銑口間に孔前樋カバー移動装置の支柱を配
設する。 :孔前樋カバー移動装置の支柱そのものを、旋回可能
な旋回支柱とし、該旋回支柱により旋回ブームを支持す
ることにより、旋回ブームを両側の出銑樋方向に旋回可
能とする。
【0015】旋回支柱とすることで、旋回駆動装置は、
鋳床上あるいは鋳床下などに設置でき、設置スペースの
自由度が従来よりも向上した。原理的には、作業床上に
も旋回駆動装置は設置可能であるが、通常、作業床上は
羽口の点検、交換などのスペースとして必要とされるた
め実際的ではない。 :旋回ブームを、摺動用部材を介在して旋回支柱で支
持し、さらに、例えば旋回支柱に固定された昇降駆動装
置によって、旋回ブームを旋回支柱に沿って鉛直方向に
昇降可能な構成とする。
【0016】従来の孔前樋カバー昇降用の昇降駆動装置
は、旋回ブームに上架していたため、旋回ブームの支持
すべき重量も大きく、設備の大型化の要因となっていた
が、本発明によれば、旋回ブームそのものを旋回支柱に
沿って昇降可能としたため、旋回ブームに掛かる荷重を
低減することができ、設備のコンパクト化が可能となっ
た。
【0017】:旋回ブームの長さ方向に沿って前後に
移動する移動装置を、旋回ブームに搭載すると共に、移
動装置により孔前樋カバー吊り部を水平方向に回転可能
に支持し、かつ回転駆動装置を旋回ブームに搭載する。
この結果、左右の2つの出銑樋に対して所定の位置で樋
カバーを水平面における出銑樋角度に合わせることがで
きる。
【0018】また、本発明によれば、2つの出銑口の間
の旋回ブームが移動する鋳床上の任意のスペースに、孔
前樋カバーの待機場所を確保することができ、通常の孔
前樋カバーのメンテナンス、交換などが可能である。上
記したように、本発明によれば、旋回ブームは、旋回支
柱に支持され、さらに、例えば旋回支柱に固定、付設さ
れた昇降駆動装置によって、旋回支柱に沿って鉛直方向
に昇降する。
【0019】旋回ブームの旋回および昇降により、孔前
樋カバーが旋回、昇降し、出銑樋上への設置、あるいは
出銑樋上からの取り外しが行われる。さらに、本発明の
より好適な態様によれば、 :旋回支柱を作業床の下へ配置すると共に、鋳床と作
業床の両者で支持された軸受、例えば作業床と鋳床の両
者に設けた軸受により旋回支柱を両端支持させる構造と
した。
【0020】この結果、旋回ブームを極力短くすること
が可能となった。
【0021】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説
明する。図1に、本発明の高炉出銑樋の孔前樋カバー移
動装置の1実施例を、平面図により示す。また、図2
に、待機位置での孔前樋カバーの状態を示す図1A−A
部矢視図を、図3に、出銑樋上に移動した孔前樋カバー
の状態を示す図1B−B部矢視図を示す。
【0022】図1〜図3において、2a、2bは出銑口、6
は耐火物6aおよび鉄骨6bから構成される鋳床、19は旋回
支柱、20は旋回支柱19の旋回駆動装置、21は摺動用部
材、22は旋回ブーム支持部、23は旋回ブーム14昇降用の
昇降駆動装置、24は旋回ブームに搭載された移動台車で
ある旋回ブーム搭載移動装置、25は吊り部、26は吊り部
の回転支持部、27は吊り部の回転駆動装置、28は吊り金
具、29は旋回ブーム搭載移動装置を旋回ブーム14の長さ
方向に前後に移動せしめる油圧シリンダ、30は防熱板を
示し、その他の符号は図4、図5と同様の内容を示す。
【0023】図1、図2に示すように、高炉炉体1の2
つの出銑口2a、2bの間の鋳床6上に、孔前樋カバー移動
装置8を配設する。孔前樋カバー移動装置8は、例え
ば、図1、図2に示すように、断面が四角形状の旋回支
柱19を有し、該旋回支柱19により、旋回ブーム14を旋回
可能なように支持する。
【0024】図1に実線で示した孔前樋カバー移動装置
8は、待機状態の孔前樋カバー移動装置を示し、仮想線
で示した孔前樋カバー移動装置8は、それぞれ、左側、
右側の出銑口2a、2bの出銑樋上に旋回した状態の孔前樋
カバー移動装置を示す。図2に示すように、鋳床6と作
業床7は、軸受12を介して旋回支柱19を支持している。
【0025】旋回支柱19は、本実施例では鋳床6の下に
固設された旋回支柱の旋回駆動装置20により旋回可能な
ように構成されている。また、旋回支柱19の外周に、摺
動用部材21を内設した旋回ブーム支持部22を設け、さら
には、一端が旋回支柱19に固設され他端のシリンダ駆動
部が旋回ブーム支持部22に固設された油圧シリンダであ
る昇降駆動装置23によって、旋回ブーム14が昇降可能と
なっている。
【0026】なお、本発明においては、上記したように
昇降駆動装置23を旋回支柱19に固定、付設することによ
り、孔前樋カバー移動装置全体のより一層のコンパクト
化が可能となる。本発明における摺動用部材としては、
スライド軸受け、グランドパッキン、ガスケット、ベア
リング、パッキンなどが例示されるが、旋回ブームと旋
回支柱の間に介在し、旋回ブームを旋回支柱で支持し、
かつ旋回ブームを鉛直方向に昇降可能とする摺動用の部
材であればその形態は制限されるものではない。
【0027】旋回ブーム14は、孔前樋カバー5の吊り部
25を支持する旋回ブーム搭載移動装置24を内設、搭載し
ている。また、旋回ブーム搭載移動装置24は、孔前樋カ
バー5の吊り部25を、回転支持部26で支持し、さらに、
該旋回ブーム搭載移動装置24に固設した吊り部の回転駆
動装置27により、吊り部25を垂直軸廻りに回転可能な構
成となっている。
【0028】また、旋回ブーム搭載移動装置24は、旋回
ブーム14に内設された油圧シリンダ29により、旋回ブー
ム14の長さ方向に前後に移動する構成としている。図1
〜図3に示すように、吊り部25の吊り金具28により、孔
前樋カバー5を取り付け、昇降駆動装置23により旋回ブ
ーム14を上昇させることで孔前樋カバー5を鋳床6より
所定の高さまで吊り上げる。
【0029】次に、旋回駆動装置20によって旋回支柱19
を出銑口2a側に旋回させることで、旋回ブーム14を旋回
し、旋回ブーム14に内設、搭載した旋回ブーム搭載移動
装置24を旋回ブーム14先端方向に移動し、さらに旋回ブ
ーム搭載移動装置24の吊り部の回転駆動装置27によって
吊り部25を回転させることにより孔前樋カバー5を出銑
口2aの水平面における出銑口軸芯上まで旋回させること
で孔前樋カバー5を出銑樋3の所定位置に一致させる。
【0030】その後、昇降駆動装置23により旋回ブーム
14を下降させ、孔前樋カバー5を出銑樋3上に設置す
る。取り外す場合は、上記した設置の逆動作を行う。以
上実施例について述べたが、本発明によれば、旋回動作
を支柱自体で行い、旋回ブームは、旋回支柱および昇降
駆動装置によって垂直方向に昇降可能に支持される構成
とした。
【0031】この結果、樋カバー吊り部の昇降装置を旋
回ブームに上架する必要がなくなり、旋回ブームに負荷
される荷重を低減し、旋回ブーム自体をコンパクト化す
ることが可能となった。また、鋳床、作業床の間の空間
の2つの出銑口に近い場所に旋回支柱を設置可能とする
ことが可能となった。
【0032】また、旋回ブームに、旋回ブーム長さ方向
の前後に移動可能な移動装置を搭載し、該移動装置によ
り樋カバーの吊り部を支持する構成とし、さらに、該移
動装置に、樋カバーの吊り部を水平方向に回転可能にす
る吊り部の回転駆動装置を設けた。この結果、本発明に
よれば、旋回ブームの旋回、昇降により樋カバーを旋
回、昇降し、さらに、旋回ブームに搭載した移動装置お
よび吊り部回転駆動装置により樋カバー吊り部の水平面
における位置を調整することにより、左右の2つの出銑
樋に対して所定の位置で樋カバーを水平面において出銑
樋角度に合わせて設置・取り外すことができるようにな
った。
【0033】また、上記した機構を用いることにより、
樋カバーを、出銑樋上において位置的に精度良く設置・
取り外すことができ、操作スピードも迅速化され、樋カ
バーの設置・取り外し時に、孔前樋カバーが溶銑に曝さ
れる時間が短縮され、孔前樋カバーの寿命が延長でき
た。さらに、左右2つの出銑口に対して、1台の孔前樋
カバー移動装置で孔前樋カバーの移動が可能となったた
め、孔前樋カバー移動装置本体のみならず、操作デスク
や制御装置の基数も半減でき設備費用を大幅に削減でき
た。
【0034】また、出銑口および出銑樋周辺の作業スペ
ースを広くすることが可能となり、作業性が向上し、ま
た、より安全な作業が可能となった。さらに、制御装置
の基数が半減できたため、制御トラブルなどの発生が半
減できた。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、下記の優れた効果が得
られた。 (1) 高炉出銑樋の孔前樋カバー移動装置全体のコンパク
ト化、簡易化が可能となった。 (2) 出銑口近傍の作業スペースを広くすることが可能と
なり、作業性が向上し、また、より安全な作業が可能と
なった。
【0036】(3) 孔前樋カバーを、出銑樋上において位
置的に精度良く、かつ迅速に、設置・取り外すことがで
き、この結果、孔前樋カバーの寿命が延長できた。 (4) 制御装置が半減でき、制御トラブルなどの発生が半
減できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高炉出銑樋の孔前樋カバー移動装置の
1実施例を示す平面図である。
【図2】待機位置での孔前樋カバーの状態を示す図1A
−A部矢視図である。
【図3】出銑樋上に移動した孔前樋カバーの状態を示す
図1B−B部矢視図である。
【図4】従来の高炉出銑樋の孔前樋カバー移動装置の配
置を示す平面図である。
【図5】従来の高炉出銑樋の孔前樋カバー移動装置を示
す側面図である。
【符号の説明】
1 高炉炉体 2、2a、2b 出銑口 3 出銑樋 4 溶銑 5 孔前樋カバー 6 鋳床 7 作業床 8 孔前樋カバー移動装置 9 支持柱 10 支持ブラケット 11 旋回軸 12 軸受 13 旋回駆動装置 14 旋回ブーム 15 旋回補助ブーム 16 樋カバー吊りビーム 17 吊りチェーン巻取装置 18 吊りチェーン 19 旋回支柱 20 旋回支柱の旋回駆動装置 21 摺動用部材 22 旋回ブーム支持部 23 昇降駆動装置 24 旋回ブーム搭載移動装置 25 吊り部 26 吊り部の回転支持部 27 吊り部の回転駆動装置 28 吊り金具 29 油圧シリンダ 30 防熱板 31 回転支持部 32 作業デッキ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つ以上の出銑口を有する高炉の出銑樋
    の孔前樋カバーを樋上に設置、あるいは樋上から取り外
    すための出銑樋の孔前樋カバー移動装置であって、2つ
    の隣り合う出銑口(2a、2b) の間に配設され、かつ、鋳
    床(6) と作業床(7) の両者で支持された軸受(12)と旋回
    駆動装置(20)により水平方向に回転可能に支持された旋
    回支柱(19)と、該旋回支柱(19)に摺動用部材(21)を介在
    して支持され、かつ昇降駆動装置(23)によって前記旋回
    支柱(19)に沿って鉛直方向に昇降可能な旋回ブーム(14)
    と、該旋回ブーム(14)に搭載され、かつ駆動装置(29)に
    よって旋回ブーム(14)の長さ方向に前後に移動可能な旋
    回ブーム搭載移動装置(24)と、該旋回ブーム搭載移動装
    置(24)に支持され、かつ回転駆動装置(27)によって水平
    方向に回転可能な孔前樋カバー吊り部(25)とを有するこ
    とを特徴とする高炉出銑樋の孔前樋カバー移動装置。
  2. 【請求項2】 前記旋回支柱(19)が、鉛直方向におい
    て、鋳床(6) と作業床(7) の間に配設されてなることを
    特徴とする請求項1記載の高炉出銑樋の孔前樋カバー移
    動装置。
  3. 【請求項3】 前記旋回ブーム搭載移動装置(24)が、旋
    回ブームに搭載された移動台車であることを特徴とする
    請求項1または2記載の高炉出銑樋の孔前樋カバー移動
    装置。
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