JPH10316932A - 塗料配合物 - Google Patents

塗料配合物

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JPH10316932A
JPH10316932A JP12736297A JP12736297A JPH10316932A JP H10316932 A JPH10316932 A JP H10316932A JP 12736297 A JP12736297 A JP 12736297A JP 12736297 A JP12736297 A JP 12736297A JP H10316932 A JPH10316932 A JP H10316932A
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organopolysilsesquioxane
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JP12736297A
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Yoichi Nanba
洋一 南波
Noritoshi Kamoi
徳俊 鴨居
Masatoshi Murakami
正敏 村上
Masami Matsuoka
正己 松岡
Masafumi Kano
雅史 狩野
Masaharu Yamada
正治 山田
Sadaichi Tonomura
貞一 外村
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Dai Nippon Toryo KK
Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
Dai Nippon Toryo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 官能基を有するオルガノポリシルセスキオキ
サン及びオルガノポリシルセスキオキサンの官能基と反
応して架橋構造を形成し得る架橋剤からなる耐候性、特
に紫外線耐性に優れた塗料配合物を提供する。 【解決手段】 全側鎖官能基の50mol%以上が水酸
基またはエポキシ基であるオルガノポリシルセスキオキ
サン(A)と、前記官能基と反応して架橋構造を形成し
得る架橋剤(B)、及び前記架橋剤(B)と反応し得る
官能基を有するアクリル共重合体(C)、及び所望によ
り顔料を含む塗料配合物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は塗料に関する。さら
に詳しくは、耐久性、耐候性、特に紫外線耐性に優れ、
かかる塗膜物性が要求される分野において有用な塗料配
合物に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、地球環境問題が様々な角度から取
り上げられているが、その一つにオゾン層破壊による紫
外線の被害が問題となっている。紫外線の被害は人体を
はじめとする生物ばかりではなく、屋外建築、土木用塗
料の分野にも及び、紫外線耐性の優れた塗料の出現が強
く求められている。
【0003】オルガノポリシロキサン、オルガノポリシ
ルセスキオキサン等のシリコーン化合物はその構造中に
結合エネルギーの高いSi−O結合を有することから耐
熱性、耐候性等に優れるが、そのもの単独では機械的強
度に劣るため、エポキシ樹脂やアクリル樹脂との変性に
より機械的強度を補った使い方をするなどの工夫がなさ
れ実用化されている。
【0004】このような変性樹脂を得る方法として、例
えば不飽和基を含む特定のオルガノポリシルセスキオキ
サン含有モノマーとエチレン性不飽和モノマーあるいは
ジエンモノマーとをラジカル共重合することによりポリ
シロキサン基を側鎖に有するグラフト共重合体を得るも
のがある(特開昭60-231720号)。しかし、この方法で
得られるポリシロキサングラフト共重合体は、グラフト
ポリシロキサンによる撥水、防汚性等は期待できるもの
の、塗料ビヒクルへの適用を考えた場合、耐候性、特に
紫外線耐性という点で不十分である。
【0005】また、特開昭62-275132号公報には、メチ
ルポリシルセスキオキサン構造(ラダー構造)を含み、
水酸基またはアルコキシ基からなる官能基を2個以上有
するポリシロキサン系マクロモノマーとビニルモノマー
とを共重合させることによって官能基を2個以上有する
シロキサン側鎖を導入したビニル重合体の製造方法が開
示されている。このビニル共重合体は、架橋性や他の樹
脂との相溶性に優れたところに特徴があり、耐候性、耐
水性、耐汚染性などの特性にも優れている旨の記載もあ
るが、該ビニル共重合体から得られる塗膜の透明性及び
その表面張力について述べているだけであり、耐候性や
耐水性、耐汚染性の改良や特性についての具体的記述は
ない。
【0006】一方、末端に水酸基及びアルコキシ基など
を有するメチルポリシルセスキオキサンは、末端水酸基
及びアルコキシ基の反応性が非常に高く、極めてゲル化
しやすいことが報告されており(中浜ら、Polymer,Prep
rints,Japan,29(1)73(1980))、取り扱い上の安定性、あ
るいは保存安定性等の点で大きな欠点を有している。
【0007】また、官能基に水酸基を用いるものとして
は水酸基含有オルガノシロキサンと水酸基含有有機系樹
脂と架橋剤(特開平2-64181号)、あるいは水酸基を有
するシリコーングラフトアクリル樹脂と架橋剤(塗装工
学、Vol.25,No.12,P511,1990)とによりシリコーン成分
を表面偏析させ架橋させる塗料用樹脂配合物が提案され
ている。しかし、これらではサンシャインウエザオメー
タ2000時間照射前後の光沢保持率の変化で評価される耐
候性については改良が認められるものの、特に紫外線耐
性改良の度合いは低く、不十分である。
【0008】また、官能基にエポキシ基を用いるものと
して、加水分解性ケイ素基を有するゴム系有機重合体の
強度不足を改善することを主目的とし、エポキシ基と反
応し得る官能基を有するシロキサンを含む硬化性樹脂配
合物(特開昭63-156867号)や、透明で硬度が大きく、
耐酸性、耐アルカリ性、耐熱性、耐候性などに優れたシ
リコーン変性エポキシを含有するコーティング配合物
(特開昭62-280217号)などが提案されているが、前者
の紫外線耐性を評価するデューサイクルウエザオメータ
を用いた400時間照射前後の光沢保持率の変化による
耐候性評価は58〜75%であり、本発明の目的とする
1000時間試験での光沢保持率が90%以上というレベル
に比較して極めて劣る。
【0009】
【本発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、
特定の官能基を有するオルガノポリシルセスキオキサン
と官能基との反応を利用して架橋構造を形成し得る架橋
剤からなる、耐候性、特に紫外線耐性に優れた塗料配合
物を提供することを目的とする。特に、本発明は、特定
の官能基を有するオルガノポリシルセスキオキサンとア
クリル共重合体と官能基との反応を利用して架橋構造を
形成し得る架橋剤からなる、耐候性、特に紫外線耐性に
優れた塗料配合物を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、耐候性、
特に紫外線耐性に優れた塗料配合物を得るべく、オルガ
ノポリシルセスキオキサンの官能基、及び前記官能基と
反応して架橋構造を形成し得る架橋剤等について鋭意検
討を行なった結果、特定構造のオルガノポリシルセスキ
オキサンと架橋剤との組合せにより前記目的を達成し得
ることを見出し本発明を完成するに至った。
【0011】すなわち、本発明は以下の塗料配合物を提
供するものである。 1) 全側鎖官能基の50mol%以上が水酸基または
エポキシ基であるオルガノポリシルセスキオキサン
(Α)及び前記(Α)成分の官能基と反応して架橋構造
を形成し得る架橋剤(B)を含有することを特徴とする
塗料配合物。 2) 全側鎖官能基の50mol%以上が水酸基または
エポキシ基であるオルガノポリシルセスキオキサン
(Α)、少なくとも架橋剤(B)と反応しうる官能基を
有するアクリル共重合体(C)、前記(Α)及び(C)
の官能基と反応して架橋構造を形成し得る架橋剤(B)
からなることを特徴とする塗料配合物。 3) アクリル共重合体(C)が、不飽和二重結合を側
鎖に有するオルガノポリシルセスキオキサンとビニルモ
ノマーとの共重合体であることを特徴とする前記2項に
記載の塗料配合物。 4) 顔料を含有する前記1及至3のいずれかに記載の
塗料配合物。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の塗料配合物で使用する成分(Α)は、側鎖とし
て存在する全官能基の50mol%以上が水酸基または
エポキシ基から選ばれる構造を有するオルガノポリシル
セスキオキサンである。ここで使用する(Α)成分の水
酸基含有オルガノポリシルセスキオキサンは、例えばメ
ルカプト基を有するアルコキシシランを加水分解し縮合
させて全側鎖メルカプト基含有オルガノポリシルセスキ
オキサンを合成し、エンドキャップ(末端シリル化)し
た後、水酸基含有エチレン性不飽和化合物をラジカル開
始剤存在下でマイケル付加反応等の手段で重合し製造す
ることができる。
【0013】ここで、上記(A)成分を製造する際に用
いられる側鎖水酸基含有オルガノポリシルセスキオキサ
ンの合成原料となるメルカプト基を有するアルコキシシ
ランとしては、β−メルカプトエチルトリメトキシシラ
ン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、δ−
メルカプトブチルトリメトキシシラン、β−メルカプト
エチルトリエトキシシラン、γ−メルカプトプロピルト
リエトキシシラン、δ−メルカプトブチルトリエトキシ
シラン等をあげることができる。
【0014】前記全側鎖メルカプト基含有オルガノポリ
シルセスキオキサンは、原料であるメルカプト基含有ト
リアルコキシシランの総モル数に対して1.0〜8.0倍モル
の水と、メルカプト基含有トリアルコキシシラン1モル
に対して0.005〜0.05倍モルの酸触媒の存在下に加水分
解し、縮合させた後、共存する酸を中和し、その際生じ
る塩を除去することによって製造することができる。
【0015】加水分解、縮合に際して使用する水の量が
1.0倍モル未満では加水分解が十分に進行せず、一方水
の使用量が8.0倍モルを越えると、縮合反応が急速に起
こりゲル化を生じ易くなる。また、加水分解、縮合に際
して使用する酸触媒の量が0.005倍モル未満では加水分
解縮合反応が十分に進行せず、酸触媒の使用量が0.05倍
モルを越えると、不規則な三次元的縮合反応が起こっ
て、本発明の目的とする規則性の高いラダー構造の全側
鎖メルカプト基含有オルガノポリシルセスキオキサンが
得られないばかりでなく、縮合反応が急速に起こりゲル
化を生じ易くなる。
【0016】全側鎖メルカプト基含有オルガノポリシル
セスキオキサンを得るための反応条件は、反応温度は0
〜100℃、反応時間は1〜24時間である。反応を効
率良く行ない、またラダー構造の規則性を高めるため
に、最初の加水分解反応を0〜20℃の比較的低温で0.
5〜1.0時間行なった後、引き続き50〜100℃、好ま
しくは60〜75℃の温度に昇温し、1〜10時間反応
させることが好ましい。縮合反応の停止は、反応溶液を
中和することにより行ない、その際生じる塩はろ過ある
いは水洗等により除去する。
【0017】全側鎖メルカプト基含有オルガノポリシル
セスキオキサンのエンドキャップ(末端シリル)化は、
全側鎖メルカプト基含有ポリシルセスキオキサン溶液に
シリル化剤を反応させることによって行なうことができ
る。シリル化剤としては、ハロシランを含まず加水分解
に要した過剰の水の影響を受けにくいもの、あるいはそ
れ自身が酸性雰囲気下で加水分解されてシリル化剤にな
るものでもよい。
【0018】このようなシリル化剤としては、トリメチ
ルシラノール、へキサメチルジシロキサン、クロルメチ
ルジメチルエトキシシラン、アセチルトリフェニルシラ
ン、エトキシトリフェニルシラン、トリフェニルシラノ
ール、トリエチルシラノール、トリプロピルシラノー
ル、トリブチルシラノール、へキサエチルジシロキサ
ン、トリメチルメトキシシラン、トリメチルエトキシシ
ラン、トリエチルメトキシシラン、トリエチルエトキシ
ラン等が挙げられる。エンドキャップ(末端シリル)化
の反応条件は、エンドキャップ(末端シリル)化の比率
や溶媒の種類によっても変わり得るが、通常、反応温度
が50〜100℃、反応時間が1〜8時間の範囲であ
る。
【0019】全側鎖メルカプト基含有オルガノポリシル
セスキオキサンのエンドキャップ(末端シリル)化は、
主鎖末端水酸基及び/またはアルコキシ基をシリル化剤
と反応させ、少なくとも75%以上をエンドキャップ基
に置換する。主鎖末端エンドキャップ基への置換が75
%未満の場合には、全側鎖メルカプト基含有オルガノポ
リシルセスキオキサンと水酸基含有エチレン性不飽和化
合物とを反応させる際にゲル化を生じ易く、得られた水
酸基含有オルガノポリシルセスキオキサンの貯蔵時の安
定性が悪くなり、粘度上昇やゲル化を生じ易くなるため
好ましくない。
【0020】本発明の塗料配合物の(A)成分である側
鎖水酸基含有オルガノポリシルセスキオキサンは、かく
して得られる全側鎖メルカプト基含有オルガノポリシル
セスキオキサンを水酸基含有エチレン性不飽和化合物
と、ラジカル開始剤存在下でマイケル付加反応等の手段
により反応させることにより合成することができる。水
酸基含有エチレン性不飽和化合物としては、例えば2−
ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチル
メタクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、2−ヒド
ロキシブチルアクリレート、2−ヒドロキシブチルメタ
クリレート等を挙げることができ、これらは単独でも2
種以上の化合物で使用しても良い。
【0021】ラジカル開始剤としては、過酸化ベンゾイ
ル、メチルエチルケトンパーオキサイド、アゾビスイソ
ブチルニトリル、キュメンヒドロパーオキサイド、t−
ブチルヒドロパーオキサイド等を挙げることができる。
この場合の反応条件としては、反応温度は50〜100
℃、反応時間は1〜8時間であるが、これらの反応条件
は、用いる水酸基含有エチレン性不飽和化合物の種類、
溶剤の種類、ラジカル開始剤の種類等によって変わり得
る。
【0022】本発明の塗料配合物の(Α)成分である、
エポキシ基含有オルガノポリシルセスキオキサンの製造
方法は、水酸基含有オルガノポリシルセスキオキサンの
製造方法と同様の方法、すなわち水酸基の代わりにエポ
キシ基を含有するエチレン性不飽和化合物を使用して、
同様にマイケル付加反応等の手段を用いて得ることがで
きる。エポキシ基含有エチレン性不飽和化合物としては
グリシジルメタクリレートグリシジルアクリレート、
3,4−エポキシシクロヘキシルメタクリレート、3,
4−エポキシシクロヘキシルアクリレート、等が挙げら
れる。
【0023】かくして、オルガノポリシルセスキオキサ
ンの側鎖に所望の水酸基またはエポキシ基を含有するオ
ルガノポリシルセスキオキサンを合成することができる
が、水酸基またはエポキシ基の量は、必要があれば、例
えば次のような方法で制御することができる。その方法
の1つは、全側鎖メルカプト基含有オルガノポリシルセ
スキオキサンにマイケル付加反応するエチレン性不飽和
化合物として、水酸基(またはエポキシ基)含有エチレ
ン性不飽和化合物(a)と水酸基(またはエポキシ基)
を含まないエチレン性不飽和化合物(b)、例えば(メ
タ)アクリル酸のアルキルエステルの適量混合物を用い
る方法である。化合物(a)と化合物(b)のマイケル
付加反応性がほぼ等しければ、マイケル付加反応させる
際の(a)と(b)の混合比(モル比)が、得られるオ
ルガノポリシルセスキオキサンの側鎖官能基量(モル
比)にほぼ対応し、所望量の官能基量を含有するオルガ
ノポリシルセスキオキサンを得ることができる。
【0024】他の方法としては、マイケル付加反応に用
いるオルガノポリシルセスキオキサンとして、例えば側
鎖の70mol%の水酸基(またはエポキシ基)のオル
ガノポリシルセスキオキサンを得る場合では、側鎖が7
0mol%のメルカプト基含有のオルガノポリシルセス
キオキサン(残りの30mol%の側鎖は、例えばメチ
ルなどのメルカプト基を含有しない基)を合成し、同様
にエンドキャップした後、水酸基(またはエポキシ基)
含有エチレン性不飽和化合物をラジカル開始剤存在下で
マイケル付加反応することにより、所望量の水酸基(ま
たはエポキシ基)を含有するオルガノポリシルセスキオ
キサンを合成することができる。
【0025】本発明における(Α)成分(オルガノポリ
シルセスキオキサン)の水酸基またはエポキシ基から選
ばれる官能基は、全側鎖官能基に対して50mol%以
上、好ましくは80〜100mol%である。官能基が
50mol%以下では架橋密度が低くなり、目的とする
高耐候性、特に紫外線耐性に優れた塗料配合物を得るこ
とが難しくなる。
【0026】本発明における(Α)成分のオルガノポリ
シルセスキオキサンの数平均分子量(Μn)は500〜
10000、好ましくは1000〜5000である。Mnが500未
満では耐候性、特に紫外線耐性が低下する。Mnが1000
0を超えると(A)成分の官能基と反応して架橋構造を
形成し得る架橋剤(成分B)、成分Bと反応し得る官能
基を有するアクリル共重合体(成分C)等との相溶性が
低下し、均一な配合物を得ることが困難となる。
【0027】本発明で使用する(B)成分である、
(Α)成分の前記官能基と反応して架橋構造を形成する
架橋剤としては、(i)水酸基含有オルガノポリシルセス
キオキサンとの組み合わせの場合には、ポリイソシアネ
ート化合物、メラミン樹脂、多価カルボン酸化合物など
を挙げることができる。
【0028】ポリイソシアネート化合物としては、トリ
レンジイソシアネート、ジフェニルメタン−4,4’−
ジイソシアネート、ナフチレン−1−5−ジイソシアネ
ート、3,3−ジメチル−4,4−ビフェニレンジイソ
シアネート、キシリレンジイソシアネート、シクロヘキ
シルメタンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネ
ー卜、ヘキサメチレンジイソシアネート等、あるいはこ
れらの二量体、三量体やこれらをフェノール類、アルコ
ール類、オキシム類、ラクタム類などでブロックしたポ
リイソシアネートなどが挙げられる。
【0029】メラミン樹脂としては、例えばn−ブチル
化メラミン樹脂、イソブチル化メラミン樹脂等の、アル
コキシ基がメトキシ基、エトキシ基、n−ブトキシ基、
i−ブトキシ基などであるアルコキシメラミン樹脂など
が挙げられる。これらの樹脂は、通常メラミンにホルム
アルデヒド、パラホルムアルデヒド等のアルデヒドを付
加反応または付加縮合反応させて得られたものを、炭素
数1〜4の1価アルコールで少なくとも部分的にエーテ
ル化して得られる。
【0030】多価カルボン酸化合物としては、マレイン
酸、フマル酸、シトラコン酸、グルタコン酸、イタコン
酸等が挙げられる。
【0031】また、(ii)エポキシ基含有オルガノポリシ
ルセスキオキサン(Α)との組合わせの場合、架橋剤は
特に限定されないが、例えば無水フタル酸、無水コハク
酸等の酸無水物、メタフェニレンジアミン、ジアミノジ
フェニルスルフォン、エチレンジアミン等のアミン類、
フェノールノボラック樹脂、クレゾールノボラック樹脂
等が挙げられる。また、必要に応じて硬化促進剤の併用
もできる。硬化促進剤としては、例えば2−(ジメチル
アミノメチル)フェノール、2,4,6−トリス(ジメ
チルアミノメチル)フェノール、べンジルジメチルアミ
ン等の第三アミン、2−メチルイミダゾール、2−フェ
ニルイミダゾール等のイミダゾール類、トリフェニルホ
スフィン等のホスフィン類等を例示することができる。
【0032】本発明の塗料配合物は前記(Α)及び
(B)の配合物に加えて、架橋剤(B)と反応し得る官
能基を有するアクリル共重合体(成分(C))を含有す
ることが好ましい。アクリル共重合体(C)としては、
必ずしも(Α)成分の官能基と同一の官能基を有するも
のを使用する必要はないが同一の官能基を有するものが
好都合である。
【0033】本発明において使用する、(C)成分のア
クリル共重合体を構成するビニルモノマーは、塗料に使
用されるものであれば特に制限はないが、その構成成分
としては、ガラス転移温度(Tg)が低く、柔らかい樹
脂を形成するモノマー成分やガラス転移温度が高く、硬
い樹脂を構成するコモノマー成分、さらに官能基含有モ
ノマー成分が挙げられる。
【0034】このようなモノマー成分としては、アクリ
ル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸イソブチ
ル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ラウリ
ル、アクリル酸n−ドデシル、アクリル酸シクロヘキシ
ル等のアルキル基の炭素数2〜12程度のアクリル酸ア
ルキルエステルや、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸
イソブチル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタク
リル酸ラウリル、メタクリル酸n−ドデシル等のアルキ
ル基の炭素数4〜12程度のメタクリル酸アルキルエス
テル等が挙げられ、前記のコモノマー成分としては、ア
クリル酸メチルやメタクリル酸メチル、メタクリル酸エ
チル、メタクリル酸プロピル等のアルキル基の炭素数1
〜3の(メタ)アクリル酸アルキルエステル、メタクリ
ル酸シクロヘキシル、酢酸ビニル、アクリロニトリル、
メタクリロニトリル、スチレン等が挙げられる。
【0035】前記の官能基含有モノマー成分としては、
アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸等のモノカルボ
ン酸、マレイン酸、フマル酸、シトラコン酸、グルタコ
ン酸、イタコン酸等の多価カルボン酸、及びこれらの無
水物等のカルボキシル基含有モノマーや2−ヒドロキシ
エチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル
(メタ)アクリレート、3−クロロ−2−ヒドロキシプ
ロピル(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールモ
ノ(メタ)アクリレート、ヒドロキシエチルビニルエー
テル、ヒドロキシプロピルビニルエーテル、ヒドロキシ
ブチルビニルエーテル等やN−メチロールアクリルアミ
ド等のヒドロキシル基含有モノマー等の他に(メタ)ア
クリルアミド、ジメチルアミノエチルメタアクリレー
ト、グリシジルメタアクリレート、アクリルグリシジル
エーテル等が挙げられる。かかる官能基含有モノマー成
分の中でも、ヒドロキシル基及びカルボキシル基含有モ
ノマーの使用が特に好ましい。
【0036】本発明の(C)成分で使用するアクリル共
重合体は、例えば、塗料技術ハンドブック(日本塗料技
術協会編,昭和62年2月発行,日刊工業新聞社,15
4頁)に記載されている周知の方法で、前記モノマー、
コモノマー、及び官能基含有モノマーを有機溶剤中でラ
ジカル共重合させることにより容易に製造することがで
きる。一般的には、これらの水酸基やエポキシ基等の活
性水素を有する官能基含有モノマーの量は、塗料で一般
的に用いられる水酸基(OH)価として20〜150、
好ましくは30〜120ΚOΗmg/gとなる量を目安
に共重合体に組込まれ、他のビニルモノマーとして高T
g成分のメタクリル酸メチル、メタクリル酸シクロヘキ
シル等、低Tg成分のアクリル酸2−エチルヘキシル、
アクリル酸ブチル等の中から、所望のΤgを有する様に
組み合わせて用いるのが通常である。
【0037】また、本発明における(C)成分のアクリ
ル共重合体の骨格構造の主鎖及び/または側鎖の一部に
オルガノポリシルセスキオキサンからなる結合を導入す
ることもできる。この導入は、オルガノポリシルセスキ
オキサンの主鎖または側鎖の一部にビニル基等の重合性
不飽和基や官能基を有するものを用いて、(C)成分の
アクリル共重合体を構成する他のビニルモノマー等と共
重合することにより行なわれる。
【0038】本発明の塗料配合物における、(Α)成分
と、(B)成分及び(C)成分との割合は、それぞれの
官能基量に対する架橋剤量の組合せにより規定される。
すなわち、(i)水酸基とポリイソシアネートの組み合わ
せの場合には、(C)成分のΟΗ価は20〜150、好
ましくは30〜120ΚOΗmg/gである。(Α)成
分と(C)成分の割合は、重量基準で(Α):(C)=
1〜100%:99〜0%、好ましくは2〜20%:9
8〜80%である。(Α)成分の割合が1%未満の場合
は十分な紫外線耐性が発揮されない。(Α)成分及び
(C)成分に対する(B)成分(ポリイソシアネート)
の量は、(Α)+(C)成分のOH価に対して、0.3〜
2.0当量、より好ましくは0.5〜1.5当量が適当である。
ポリイソシアネートの量が0.3当量未満の場合、充分な
硬化塗膜が得られないため実用的でなく、2.0当量を越
えると塗膜の柔軟性が無くなり、基材との密着性も不充
分となる。
【0039】(ii)エポキシ基と酸無水物の組み合わせの
場合には、(C)成分のエポキシ当量は250〜3000、
好ましくは300〜2000であり、(Α)成分と(C)成
分の割合は(Α):(C)=1〜100重量%:99〜
0重量%、好ましくは2〜20重量%:98〜80重量
%が適当である。(Α)成分が上記の量より少ない場合
は十分な紫外線耐性が発揮されない。また、(Α)+
(C)成分に対する(B)成分(酸無水物)の量は
(Α)+(C)のエポキシ当量に対して、0.3〜2.0当
量、より好ましくは0.5〜1.5当量が適当である。酸無水
物の量が0.3当量未満の場合、充分な硬化塗膜が得られ
ないため実用的でなく、2.0当量を越えると塗膜の柔軟
性が無くなり、基材との密着性や耐水性が劣る傾向があ
る。
【0040】(iii)水酸基とメラミン樹脂との組み合わ
せの場合、(C)成分のOΗ価は20〜150、好まし
くは30〜120ΚOΗmg/gである。(Α)成分と
(C)成分の割合は、(Α):(C)=1〜100重量
%:99〜0重量%、好ましくは2〜20重量%:98
〜80重量%が適当である。(Α)成分が上記より少な
い場合は十分な紫外線耐性が発揮されない。また、
(Α)+(C)成分に対する(B)成分(メラミン樹
脂)の使用割合は、(Α)+(C):メラミン樹脂=4
0〜95重量部:60〜5重量部、好ましくは50〜9
0重量部:50〜10重量部である。メラミン樹脂が5
重量部未満では、充分な硬化塗膜が得られないため実用
的でなく、一方、60重量部を超える場合は塗膜が硬く
かつ脆くなり基材との密着性も不充分となり好ましくな
い。
【0041】本発明の塗料配合物においては、上記樹脂
成分の他に顔料を含有することができる。顔料成分とし
ては、公知の着色顔料、体質顔料、光輝性顔料等を挙げ
ることができる。着色顔料としては、例えば二酸化チタ
ン、鉛白、黒鉛、硫化亜鉛、酸化亜鉛、酸化クロム、ク
ロム酸亜鉛、クロム酸ストロンチウム、クロム酸バリウ
ム、黄色ニッケルチタン、黄色クロムチタン、グラファ
イト、カーボンブラック、酸化鉄、黄色酸化鉄、赤色酸
化鉄、黒色酸化鉄、フタロシアニンブルー、フタロシア
ニングリーン、ウルトラマリンブルー、キナクリドン
類、インダンスロン、イソインドリン、ペリレン、アン
スラピリジン、べンズイミダジン、硫化カドミウム、シ
ケトピロロピロール等を挙げることができる。
【0042】塗膜の補強等の目的で用いられる体質顔料
としては、例えば、炭酸カルシウム系、炭酸マグネシウ
ム系、硫酸バリウム系、ケイ酸系、ケイ酸塩系、アルミ
ニウム水和物系、硫酸カルシウム系等の無機物を挙げる
ことができる。光輝性顔料としては、例えば、マイカ顔
料、アルミニウム箔、ブロンズ箔、錫箔、金箔、銀箔、
銅箔、金属チタン箔、ステンレススチール箔、ニッケル
箔、クロム、硫化コバルト、硫化マンガン、硫化チタニ
ウム及びこれらの金属の合金箔、樹脂で被覆された金属
箔、箔状フタロシアニンブルー等から選ばれた金属箔状
顔料を挙げることができる。これら顔料は単独で、ある
いは2種以上を混合して使用することができる。
【0043】本発明の塗料配合物には、増粘剤、紫外線
吸収剤、酸化防止剤、消泡剤、レベリング剤、カップリ
ング剤など、通常当業界で慣用されている塗料配合にお
ける添加剤等を必要に応じて使用することができる。ま
た、本発明の塗料配合物を使用する際には、塗装作業性
等を良好とするために塗料において通常使用されている
任意の有機溶剤またはこれらの混合溶剤が使用できる。
【0044】溶剤としては、例えば、メチルアルコー
ル、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、ブチ
ルアルコール、エトキシエタノール、エトキシプロパノ
ール、メトキシプロパノール等のアルコール類;酢酸エ
チル、酢酸メチル、酢酸ブチル等のエステル類;メチル
エチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン類;
γ−ブチルラクトン等のラクトン類:トルエン、キシレ
ン等の芳香族炭化水素;ジブチルエーテル、エチレング
リコールジエチルエーテル等のエーテル類;N−メチル
ピロリドン等のアミド類等が好適に用いられる。
【0045】本発明の塗料配合物には、硬化触媒を使用
することができる。硬化触媒としては、例えば、塩酸、
硝酸、リン酸等の無機酸類;酢酸、蟻酸、マレイン酸、
フタル酸、安息香酸、パラトルエンスルホン酸等の有機
酸類;ジブチルスズジアセテート、ジブチルスズジオク
チレート、ジブチルスズジラウレート等の有機錫化合
物、テトラブチルジルコネート、ブトキシトリス(アセ
チルアセトナート)ジルコニウム等の有機ジルコニウム
類;エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、ピペラ
ジン、メタフェニレンジアミン、ジエタノールアミン、
トリエタノールアミン等のアミン類;水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム等のアルカリ化合物;エポキシ化合
物、トリス(アセチルアセトナート)アルミニウム、ト
リス(エチルアセトナート)アルミニウム等の有機アル
ミニウム化合物等が挙げられるが、特に無機酸、有機錫
化合物、有機酸、有機アルミニウム化合物が好ましい。
【0046】本発明の塗料配合物による塗装は、通常使
用されている方法、即ちスプレーコート塗装、刷毛塗り
塗装、浸漬塗装、ロール塗装、流し塗装(フローコー
ト)等により行なうことができ、塗装後、架橋剤の種類
に応じ、常温乾燥もしくは加熱乾燥させ塗膜を硬化させ
る。本発明における塗料配合物の塗膜の膜厚は特に限定
されないが、凡そ0.1〜1000μmの範囲で自由に選択す
ることができる。また、これらの膜厚は1回塗りだけで
なく多数回の塗装処理によって容易に調整することがで
きる。
【0047】
【実施例】以下、実施例及び比較例を挙げて本発明を更
に詳細に説明するが、本発明は下記の例に何ら限定され
るものではない。なお、実施例及び比較例中の各物性値
は下記の方法に従って測定した。
【0048】物性測定法 (1)耐候性(紫外線耐性) JIS D0205に記載の参考試験法(参考2.2促進試験2.2.1
(3)紫外線蛍光燈耐候性試験機)に準拠し、デユパネル
光コントロールウエザオメータ(スガ試験機)を用い
て、紫外線耐性の評価を行なった。試験条件は70℃に
て8時間紫外線照射し、50℃にて4時間湿潤のサイク
ルにて1000時間後の塗膜外観と光沢値をそれぞれ下記
(2)及び(3)の方法により測定し、次式により光沢
保持率を求めた。
【0049】
【数1】 1000時間照射後の光沢保持率=(b/a)×100 a:未照射の塗膜の光沢値(初期光沢値)、 b:1000時間照射後の塗膜の光沢値。
【0050】(2)塗膜外観 基板上に形成した塗膜を目視検査し、以下の基準で評価
判定した。 ○:外観が良好で光沢の変化が殆どない、 △:明らかに光沢の低下が認められる、 ×:外観が悪く殆ど光沢がなく、塗膜にヒビ、クラック
等の発生が見られる。
【0051】(3)光沢値 デジタル変角光沢計VG−ID型(日本電色工業製)を
用いて、60゜鏡面光沢をJIS Κ5400 に準じて測定し
た。
【0052】合成例1:側鎖水酸基含有オルガノポリシ
ルセスキオキサン(Α−1)の合成 温度計、撹拌装置、還流冷却器及び窒素導入管を付けた
500mlのフラスコに窒素還流下でγ−メルカプトプ
ロピルトリメトキシシラン196g(1000mmol)と
水54g(3000mmol)を仕込み、3.6%の塩酸水溶
液10g(10mmo1)を滴下した後、混合物の反応
温度を70℃に保ち、加水分解縮合反応を3時間行なっ
た。次にヘキサメチルジシロキサン65g(400mm
ol)を添加してシリル化反応を3時間行なった。得ら
れた反応溶液を40℃まで冷却した後、水酸化カリウム
溶液で中和し、その際生じた塩はろ過と水洗により除去
した。温度計、撹拌装置、還流冷却器及び窒素導入管を
付けた100mlのフラスコに窒素還流下で、エンドキ
ャップ化した全側鎖メルカプト基含有オルガノポリシル
セスキオキサン溶液10g(8.3mmol)及びエタノ
ール34gを仕込み、混合物の反応温度を70℃に保っ
た。次にメタクリル酸ヒドロキシエチル7.4g(56.9m
mol)、ジメチル2,2−アゾビス(2−メチルプロ
ピオネート)0.53g(2.3mmol)、エタノール6.7g
を混合した溶液を反応系中に滴下し、マイケル付加反応
を3時間行なった。該溶液を200mmHg、40℃に
て溶剤を除去し、無色透明の側鎖水酸基99mol%以
上含有オルガノポリシルセスキオキサン(A−1)溶液
17gを得た。数平均分子量は3000であり、1Η、13
及び29Si−NMRの各ピークから求めた末端の水酸基
及びアルコキシ基(Si−OR)総数からエンドキャッ
プ基置換比率は79%であった。また、メルカプト基は
エチレン性不飽和化合物と定量的に反応し、1Η−NM
Rによれば未反応のメルカプト基は全側鎖の1%未満で
あった。
【0053】合成例2:側鎖エポキシ基含有オルガノポ
リシルセスキオキサン(Α−2)の合成 温度計、撹拌装置、還流冷却器及び窒素導入管を付けた
500mlのフラスコに窒素還流下でγ−メルカプトプ
ロピルトリメトキシシラン196g(1000mmol)と
水54g(3000mmol)を仕込み、3.6%の塩酸水溶
液50g(50mmol)を滴下した後、混合物の反応
温度を70℃に保ち、加水分解縮合反応を10時間行な
った。次にへキサメチルジシロキサン65g(400m
mol)を添加してシリル化反応を3時間行なった。得
られた反応溶液を40℃まで冷却した後、水酸化カリウ
ム溶液で中和し、その際生じた塩はろ過と水洗により除
去した。温度計、撹拌装置、還流冷却器及び窒素導入管
を付けた100mlのフラスコに窒素還流下で、上記の
エンドキャップ化した全側鎖メルカプト基含有オルガノ
ポリシルセスキオキサン溶液10g、エタノール34g
を仕込み、混合物の反応温度を70℃に保った。次にメ
タクリル酸グリシジル8.0g(56mmol)、ジメチ
ル2,2−アゾビス(2−メチルプロピオネート)0.5
g(2.3mmol)、エタノール7.9gを混合した溶液を
反応系中に滴下し、マイケル付加反応を3時間行なっ
た。該溶液を200mmHg、40℃にて溶剤を除去
し、無色透明の側鎖エポキシ基99mol%以上含有オ
ルガノポリシルセスキオキサン(A−2)溶液17gを
得た。数平均分子量は3200であり、1Η、13C及び29
i−NMRの各ピークから求めた末端の水酸基及び/ま
たはアルコキシ基(Si−OR)の総数から、エンドキ
ャップ基置換比率は79%であった。また、メルカプト
基はエチレン性不飽和化合物と定量的に反応し、1Η−
NMRによれば未反応のメルカプト基は全側鎖の1%以
下であった。
【0054】合成例3:側鎖水酸基80mol%含有オ
ルガノポリシルセスキオキサン(Α−3)の合成 温度計、撹拌装置、還流冷却器及び窒素導入管を付けた
500mlのフラスコに窒素還流下でγ−メルカプトプ
ロピルトリメトキシシラン196.4g(1000mmol)、
水54g(3000mol)を仕込み、3.6%の塩酸水溶液
10g(10mmol)を滴下した後、混合物の反応温
度を70℃に保ち、加水分解縮合反応を3時間行なっ
た。次にへキサメチルジシロキサン65g(400mm
ol)を添加してシリル化反応を3時間行なった。得ら
れた反応溶液を40℃まで冷却した後、水酸化カリウム
溶液で中和しその際生じた塩はろ過と水洗により除去し
た。温度計、撹拌装置、還流冷却器及び窒素導入管を付
けた100mlのフラスコに窒素還流下で、上記エンド
キャップ化した全側鎖メルカプト基含有オルガノポリシ
ルセスキオキサン溶液10g、エタノール34gを仕込
み、混合物の反応温度を70℃に保った。次にメタクリ
ル酸ヒドロキシエチル6.0g(46mmol)、メタク
リル酸メチル1.1g(11mmol)、ジメチル2,2
−アゾビス(2−メチルプロピオネート)0.53g(2.3
mmol)、エタノール6.7gを混合した溶液を反応系
中に滴下し、マイケル付加反応を3時間行なった。該溶
液を200mmHg、40℃にて溶剤を除去し、無色透
明の側鎖水酸基80mol%含有オルガノポリシルセス
キオキサン(A−3)溶液17gを得た。数平均分子量
は3000であり、1Η、13C及び29Si−NMRの各ピー
クから求めた末端の水酸基及びアルコキシ基(Si−O
R)の総数から求めたエンドキャップ基置換比率は79
%であった。また、メルカプト基はエチレン性不飽和化
合物と定量的に反応し、1H−NMRによれば未反応の
メルカプト基は全側鎖の1%以下であった。
【0055】合成例4:側鎖水酸基30mol%含有オ
ルガノポリシルセスキオキサン(Α−4)の合成 温度計、撹拌装置、還流冷却器及び窒素導入管を付けた
500mlのフラスコに窒素還流下でγ−メルカプトプ
ロピルトリメトキシシラン194.6g(1000mmol)、
水54g(3000mol)を仕込み、3.6%の塩酸水溶液
10g(10mmol)を滴下した後、混合物の反応温
度を70℃に保ち、加水分解縮合反応を3時間行なっ
た。次にへキサメチルジシロキサン65g(400mm
ol)を添加してシリル化反応を3時間行なった。得ら
れた反応溶液を40℃まで冷却した後、水酸化カリウム
溶液で中和しその際生じた塩はろ過と水洗により除去し
た。温度計、撹拌装置、還流冷却器及び窒素導入管を付
けた100mlのフラスコに窒素還流下で、上記エンド
キャップ化した全側鎖メルカプト基含有オルガノポリシ
ルセスキオキサン溶液10g、エタノール34gを仕込
み、混合物の反応温度を70℃に保った。次にメタクリ
ル酸ヒドロキシエチル2.2g(17mmol)、メタク
リル酸メチル4.0g(40mmol)、ジメチル2,2
−アゾビス(2−メチルプロピオネート)0.53g(2.3
mmol)、エタノール6.7gを混合した溶液を反応系
中に滴下し、マイケル付加反応を3時間行なった。該溶
液を200mmHg、40℃にて溶剤を除去し、無色透
明の側鎖水酸基30mol%含有オルガノポリシルセス
キオキサン(A−4)溶液17gを得た。数平均分子量
は3000であり、1Η、13C及び29Si−NMRの各ピー
クから求めた末端の水酸基及びアルコキシ基(Si−O
R)の総数から、エンドキャップ基置換比率は79%で
あった。また、メルカプ卜基はエチレン性不飽和化合物
と定量的に反応し、1Η−NMRによれば未反応のメル
カプト基は全側鎖の1%以下であった。
【0056】合成例5:側鎖エポキシ基30mol%含
有オルガノポリシルセスキオキサン(Α−5)の合成 温度計、撹拌装置、還流冷却器及び窒素導入管を付けた
500mlのフラスコに窒素還流下でγ−メルカプトプ
ロピルトリメトキシシラン59g(300mmol)と
メチルトリエトキシシラン125g(700mmo
l)、水54g(3000mmol)を仕込み、3.6%の塩
酸水溶液10g(10mmol)を滴下した後、混合物
の反応温度を70℃に保ち、加水分解縮合反応を3時間
行なった。次にへキサメチルジシロキサン65g(40
0mmol)を添加してシリル化反応を3時間行なっ
た。得られた反応溶液を40℃まで冷却した後、水酸化
カリウム溶液で中和しその際生じた塩はろ過と水洗によ
り除去した。温度計、撹拌装置、還流冷却器及び窒素導
入管を付けた100mlのフラスコに窒素還流下で、上
記エンドキャップ化した側鎖にメルカプト基及びメチル
基を含有するオルガノポリシルセスキオキサン(A−
5)溶液10g、エタノール34gを仕込み、混合物の
反応温度を70℃に保った。次にメタクリル酸グリシジ
ル2.4g(17mmol)、ジメチル2,2−アゾビス
(2−メチルプロピオネート)0.5g(2.3mmol)、
エタノール6.7gを混合した溶液を反応系中に滴下し、
マイケル付加反応を3時間行なった。この溶液を200
mmHg、40℃にて溶剤を除去し、無色透明の側鎖エ
ポキシ基30mol%含有オルガノポリシルセスキオキ
サン溶液17gを得た。数平均分子量は3000であり、1
Η、13C及び29Si−NMRの各ピークから求めた末端
の水酸基及びアルコキシ基(Si−OR)の総数から、
エンドキャップ基置換比率は79%であった。また、メ
ルカプト基はエチレン性不飽和化合物と定量的に反応
し、1Η−NMRによれば未反応のメルカプト基は全側
鎖の1%以下であった。
【0057】合成例6:アクリル共重合樹脂(C−1)
の合成 温度計、撹拌装置、還流冷却器及び窒素導入管を付けた
2000mlのフラスコに窒素還流下で、下記表1に示す配
合割合からなる配合物を入れ、還流しながら85℃にて
5時間反応させたところ、GPCによる反応率は99%
以上となり、数平均分子量は20000のポリマーであり、
OH価=70KOHmg/gのアクリル共重合樹脂(C
−1)を得た。
【0058】
【表1】 成 分 割 合 メタクリル酸メチル 21重量部 メタクリル酸n−ブチル 11重量部 アクリル酸2−エチルヘキシル 11重量部 メタクリル酸ヒドロキシエチル 9重量部 t−ブチルドデカンチオール 2重量部 アゾビスイソブチルニトリル 1重量部 酢酸エチル 70重量部
【0059】合成例7:オルガノポリシルセスキオキサ
ン含有アクリル共重合樹脂(C−2)の合成 温度計、撹拌装置、窒素導入管及び還流冷却管を取り付
けた300mlフラスコに3−メタクリロキシプロピル
トリメトキシシラン9.8g、メチルトリエトキシシラン7
7.4g、フェニルトリメトキシシラン2.42g及び精製水2
6.3gを仕込み、窒素気流下5℃にて撹拌した。これに
10%の塩酸水溶液5gを30分間で滴下した後、10
℃で1時間保持し更に70℃に昇温して3時間の反応を
行なった。次いで、19.1gのヘキサメチルジシロキサン
を添加し、更に同温にて3時間撹拌を行ない主鎖末端の
キャッピングをした後、液温を40℃まで下げ、これに
5%の水酸化カリウムのメタノール溶液を15.3g加え、
室温で12時間静置した。二層に分離した下層部分を抜
き出し、これに80gの酢酸ブチルを加え、撹拌しなが
ら40℃、200mmHgの減圧下で濃縮を行ない、8
0gの留出液を除去し、常圧に戻して170gの酢酸ブ
チルを添加して1時間の撹拌を行なった後、反応溶液を
ろ過した。得られた側鎖に不飽和二重結合を有するオル
ガノポリシルセスキオキサン(以下LS−1)の数平均
分子量は3200であった。上記の装置を具備した300m
lフラスコに、25.9gのLS−1、33.7gの2−ヒドロ
キシエチルメタクリレート、17.3gのメチルメタクリレ
ート、49.1gのn−ブチルメタクリレート、15.9gの2
−エチルヘキシルアクリレート、2.2gのメタクリル酸
及び2.44gのドデシルメルカプタンを加えて窒素気流下
において30分撹拌し、混合モノマー溶液を作成した。
混合モノマー溶液26.6gと酢酸ブチル55.0gを上記と同
様の300mlフラスコに計量し、窒素気流下において
30分撹拌した後、7.9重量%の2,2’−アゾビスイ
ソ酪酸ジメチルの酢酸ブチル溶液12.4gを添加し、80
℃で30分間反応を行なった。次いで、混合モノマー溶
液106gを3時間かけて滴下後、7.9重量%の2,
2’−アゾビスイソ酪酸ジメチルの酢酸ブチル溶液6.4
gを加えて90℃で2時間30分の反応を行なって数平
均分子量13000のオルガノポリシルセスキオキサン含有
アクリル共重合樹脂(C−2)を194g得た。
【0060】実施例1 ガラス基板上に下記表2に示す処方の成分を均一に混合
し塗料化し、乾燥後膜厚が20μmになるように塗装
し、常温で7日間乾燥後紫外線耐性等の物性評価を行な
った。
【0061】
【表2】 成 分 割 合 Α−1 3重量部 C−1 41重量部 ヘキサメチレンジイソシアネート系ポリイソシアネー卜 (スミジュールN−3500、住友バイエルウレタン製) 7重量部 タイペークCR97(酸化チタン顔料、石原産業製) 19重量部 酢酸ブチル 30重量部
【0062】実施例2 実施例1と同様の方法で、下記表3に示す処方の成分を
均一に混合し塗料化し、上述の基材表面に乾燥後膜厚が
20μmになるように塗装し、180℃30分焼付け
後、紫外線耐性等の物性評価を行なった。
【0063】
【表3】 成 分 割 合 A−2 5重量部 C−1 39重量部 硬化剤フェノールノボラック樹脂(日本化薬社製) 7重量部 タイペークCR97 19重量部 酢酸ブチル 30重量部
【0064】実施例3 実施例1と同様の方法で、下記表4に示す処方の成分を
均一に混合し塗料化し、上述の基材表面に乾燥後膜厚が
20μmになるように塗装し、常温7日間乾燥後、紫外
線耐性等の物性評価を行なった。
【0065】
【表4】 成 分 割 合 Α−3 3重量部 C−1 41重量部 スミジュールN−3500 7重量部 タイペークCR97 19重量部 酢酸ブチル 30重量部
【0066】実施例4 実施例1と同様の方法で、下記表5に示す処方の成分を
均一に混合し塗料化し、上述の基材表面に乾燥後膜厚が
20μmになるように塗装し、180℃30分焼付け
後、紫外線耐性等の物性評価を行なった。
【0067】
【表5】 成 分 割 合 Α−1 4重量部 C−1 30重量部 ユーバン2061(ブチル化メラミン三井東圧化学製) 17重量部 タイペークCR97 19重量部 酢酸ブチル 30重量部
【0068】実施例5 実施例1と同様の方法で、下記表6に示す処方の成分を
均一に混合し塗料化し、上述の基材表面に乾燥後膜厚が
20μmになるように塗装し、常温7日間乾燥後、紫外
線耐性等の物性評価を行なった。
【0069】
【表6】 成 分 割 合 Α−1 3重量部 Α801(アクリル樹脂、大日本インキ化学工業製) 41重量部 スミジュールN−3500 7重量部 タイペークCR97 19重量部 酢酸ブチル 30重量部
【0070】実施例6 実施例1と同様にて、下記表7に示す処方の成分を均一
に混合塗料化し、上述の基材表面に乾燥後膜厚が20μ
mになるように塗装し、常温7日間乾燥後、紫外線耐性
等の物性評価を行なった。
【0071】
【表7】 成 分 割 合 Α−1 3重量部 C−1 41重量部 スミジュールN−3500 7重量部 酢酸ブチル 49重量部
【0072】実施例7 実施例1と同様の方法で、下記表8に示す処方の成分を
均一に混合塗料化し、上述の基材表面に乾燥後膜厚が2
0μmになるように塗装し、常温7日間乾燥後、紫外線
耐性等の物性評価を行なった。
【0073】
【表8】 成 分 割 合 Α−1 40重量部 スミジュールN−3500 10重量部 タイペークCR97 20重量部 酢酸ブチル 30重量部
【0074】実施例8 実施例1と同様の方法で、下記表9に示す処方の成分を
均一に混合塗料化し、アルミ基板に乾燥塗膜厚が25μ
mになるように塗装し、これを80℃で1時間硬化乾燥
したものを用いて、紫外線耐性等の物性評価を行なっ
た。
【0075】
【表9】 成 分 割 合 Α−3 4重量部 C−2 39重量部 スミジュールN−3500 7重量部 タイペークCR97 19重量部 酢酸ブチル 31重量部
【0076】比較例1 実施例1と同様の方法で、下記表10に示す処方の成分
を均一に混合し塗料化し、上述の基材表面に乾燥後膜厚
が20μmになるように塗装し、常温7日間乾燥後、紫
外線耐性等の物性評価を行なった。
【0077】
【表10】 成 分 割 合 Α−4 3重量部 C−1 41重量部 スミジュールN−3500 7重量部 タイペークCR97 19重量部 酢酸ブチル 30重量部
【0078】比較例2 実施例1と同様の方法で、下記表11に示す処方の成分
を均一に混合塗料化し、上述の基材表面に乾燥後膜厚が
5μmになるように塗装し、180℃にて30分焼付け
後、紫外線耐性等の物性評価を行なった。
【0079】
【表11】 成 分 割 合 Α−5 5重量部 C−1 39重量部 硬化剤フェノールノボラック樹脂 7重量部 タイペークCR97 19重量部 酢酸ブチル 30重量部
【0080】比較例3 実施例1と同様にの方法で、下記表12に示す処方の成
分を均一に混合塗料化し、上述の基材表面に乾燥後膜厚
が20μmになるように塗装し、常温7日間乾燥後、紫
外線耐性等の物性評価を行なった。
【0081】
【表12】 成 分 割 合 C−1 42重量部 スミジュールN−3500 5重量部 酢酸ブチル 53重量部 以上の実施例1〜8、比較例1〜3において使用した塗
料配合物の主要配合成分を表13に、また塗膜物性の測
定結果を表14に示す。
【0082】
【表13】
【0083】
【表14】
【0084】
【発明の効果】本発明の官能基含有オルガノポリシルセ
スキオキサンを含有する塗料配合物によれば、耐久性、
耐候性、特に紫外線耐性に優れた塗膜を得ることが可能
となる。従って、本発明の塗料配合物は、特に、土木、
建築等の屋外用途分野の塗料に広く応用することができ
る。
フロントページの続き (72)発明者 鴨居 徳俊 千葉県千葉市緑区大野台1−1−1 昭和 電工株式会社総合研究所内 (72)発明者 村上 正敏 千葉県千葉市緑区大野台1−1−1 昭和 電工株式会社総合研究所内 (72)発明者 松岡 正己 千葉県千葉市緑区大野台1−1−1 昭和 電工株式会社総合研究所内 (72)発明者 狩野 雅史 京都府長岡京市河陽が丘1−20−2 (72)発明者 山田 正治 栃木県大田原市薄葉1961の1 (72)発明者 外村 貞一 神奈川県大和市草柳1−10−7

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全側鎖官能基の50mol%以上が水酸
    基またはエポキシ基であるオルガノポリシルセスキオキ
    サン(Α)及び前記(Α)成分の官能基と反応して架橋
    構造を形成し得る架橋剤(B)を含有することを特徴と
    する塗料配合物。
  2. 【請求項2】 全側鎖官能基の50mol%以上が水酸
    基またはエポキシ基であるオルガノポリシルセスキオキ
    サン(Α)、少なくとも架橋剤(B)と反応しうる官能
    基を有するアクリル共重合体(C)、前記(Α)及び
    (C)の官能基と反応して架橋構造を形成し得る架橋剤
    (B)からなることを特徴とする塗料配合物。
  3. 【請求項3】 アクリル共重合体(C)が、不飽和二重
    結合を側鎖に有するオルガノポリシルセスキオキサンと
    ビニルモノマーとの共重合体であることを特徴とする請
    求項2に記載の塗料配合物。
  4. 【請求項4】 顔料を含有する請求項1及至3のいずれ
    かの項に記載の塗料配合物。
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