JPH10316207A - コンテナターミナル - Google Patents

コンテナターミナル

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JPH10316207A
JPH10316207A JP13915297A JP13915297A JPH10316207A JP H10316207 A JPH10316207 A JP H10316207A JP 13915297 A JP13915297 A JP 13915297A JP 13915297 A JP13915297 A JP 13915297A JP H10316207 A JPH10316207 A JP H10316207A
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JP
Japan
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container
spreader
positioning
passage
twist lock
Prior art date
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JP13915297A
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English (en)
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Akira Kawase
晃 川瀬
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オートスタッククレーンの軽量化を図ると共
に、スプレッダが円滑に横行できるようにする。 【解決手段】 オートスタッククレーン34の吊ビーム
を上段吊ビーム29とスプレッダ15を横行可能に支持
する下段吊ビーム30とからなる2段吊ビーム構造とす
る。下段吊ビーム30を上段吊ビーム29に対しスライ
ドできるようにする。下段吊ビーム30の四隅に、位置
決めシリンダ31の作動で通路5の幅方向へ出し入れさ
れる位置決めピン32を組み付ける。位置決めピン32
を嵌入させるための位置決め穴35を貯蔵建屋3の各コ
ンテナ貯蔵棚2部に設ける。コンテナ入出庫時の転倒モ
ーメントを位置決めピン32を介して貯蔵建屋3に受け
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は港湾に設置される立
体貯蔵式のコンテナターミナルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のコンテナターミナルには、主とし
て、コンテナを直接多段に積み上げて貯蔵する型式と、
コンテナを棚を用いて多段に積み上げて貯蔵する型式と
がある。
【0003】上記棚を用いる型式は、図4乃至図6にそ
の一例を示す如き構成としてある。すなわち、コンテナ
ヤード1上に、コンテナ貯蔵棚2を多段多列に配置して
なる貯蔵建屋3を、所要間隔を隔てて対向させた2列を
1組として海側から陸側へ延びるような配置で多数組並
設して、各対向する建屋3間にコンテナ4を移動させる
ための通路5を形成し、又、建屋3の対向面となる通路
5の下部両側に、トラバーサ用レール6を設置して、該
トラバーサ用レール6上に複数台のトラバーサ7を移動
可能に載置し、且つ該トラバーサ7の移動経路の上方レ
ベルに、端部が海側及び陸側へ張り出すようにして天井
クレーン用レール8を平行に固定し、該天井クレーン用
レール8上に、海側及び陸側でのコンテナ移載装置とし
て用いる天井クレーン9をそれぞれ載架し、岸壁10に
対し平行に移動できるように配置されたコンテナ搬送台
車11とトラバーサ7との間でのコンテナ4の受け渡し
を海側の天井クレーン9によって行うようにし、シャー
シ(トレーラ)12とトラバーサ7との間でのコンテナ
4の受け渡しを陸側の天井クレーン9によって行うよう
にしてある。
【0004】又、上記通路5の上方部となる対向する貯
蔵建屋3の頂部に、オートスタッククレーン用レール1
3を平行に敷設して、該オートスタッククレーン用レー
ル13上に、海側用と陸側用の2台のオートスタックク
レーン14を走行可能に搭載し、該オートスタッククレ
ーン14に昇降可能に装備されているコンテナ吊り具と
してのスプレッダ15が上記通路5内を支障なく通過で
きるようにしてある。
【0005】なお、図4において、16はコンテナ搬送
台車11とコンテナ船17との間でコンテナの積み込
み、積み卸しを行うコンテナクレーンを示す。
【0006】上記オートスタッククレーン14は、クレ
ーン走行レール13上を走行するトロリ18からガイド
マスト19を垂下させ、該ガイドマスト19に、保持フ
レーム20を介して吊ビーム21を昇降自在に係合させ
て、上記保持フレーム20を、トロリ18内の巻上ドラ
ムから繰り出したワイヤ22によって巻上下可能に吊る
ようにし、上記吊ビーム21に一対のスプレッダ横行レ
ール23を有し、各コンテナ貯蔵棚2内に設けたスプレ
ッダ横行レール24との間でスプレッダ15を横行させ
られるようにしてある。
【0007】上記スプレッダ15は、上記スプレッダ横
行レール23,24上を転動し得るようにした横行車輪
25を左右端部に有し、且つ四隅に、コンテナ4の上部
隅金具26の長孔に対応するように、先端部をT字形に
形成したツイストロックピン27を備えたコンテナ把持
用のツイストロック機構28を組み込んだ構成としてあ
る。
【0008】上記コンテナターミナルの輸出コンテナ用
貯蔵エリアでは、シャーシ12に積まれて搬送されてき
たコンテナ4を、陸側の天井クレーン9により吊り上げ
て陸側端部に位置するトラバーサ7上に移載し、トラバ
ーサ7を貯蔵位置まで移動させた後、コンテナ4をオー
トスタッククレーン14に受け渡し、オートスタックク
レーン14によって目的段のコンテナ貯蔵棚2に入庫さ
せるようにしており、又、コンテナ4を直接コンテナ船
17に積み込む場合は、陸側端部でコンテナ4を受けた
トラバーサ7を、そのまま海側端部まで移動させ、海側
の天井クレーン9により吊り上げて、コンテナ搬送台車
11上に吊り下ろすようにしており、更に、貯蔵されて
いるコンテナ4を船積みする場合は、オートスタックク
レーン14によりコンテナ4を出庫させてトラバーサ7
上へ受け渡し、該トラバーサ7を上記の場合と同様に海
側端部へ移動させて、海側の天井クレーン9によりコン
テナ搬送台車11上に吊り下ろすようにしている。
【0009】一方、輸入コンテナ用貯蔵エリアでは、輸
出コンテナ貯蔵エリアの場合とは逆方向の荷役作業が行
われる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記コンテ
ナターミナルでは、コンテナ貯蔵棚2に対しオートスタ
ッククレーン14によりコンテナ4を入、出庫させる際
に、コンテナ4を吊ったスプレッダ15を横行させると
転倒モーメントが働くので、これに耐えるような大型の
ガイドマスト19が必要であった。そのため、重量が重
く、円滑走行性の面でも問題があった。又、建屋3の対
向面と吊ビーム21との間には、所要の隙間(通常、2
0mm程度)が形成されるため、スプレッダ15には、左
右端部でそれぞれ2個1組の横行車輪25を間隔をあけ
て取り付けることによって、上記の隙間を通過できるよ
うにしているが、円滑横行性の面で問題がある。
【0011】そこで、本発明は、オートスタッククレー
ンの軽量化を図ると共に、スプレッダが吊ビームのスプ
レッダ横行レールと棚側の横行レールとの間で円滑に横
行することができるようにしようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、コンテナヤード上に、スプレッダ横行レ
ールを有するコンテナ貯蔵棚を多段多列に配置してなる
貯蔵建屋を、間にコンテナ移動用の通路が形成されるよ
う2列1組として対向設置し、該貯蔵建屋の上記通路側
の上方部に、通路と平行に延びるオートスタッククレー
ン用レールを平行に敷設し、該オートスタッククレーン
用レール上に、オートスタッククレーンを走行可能に搭
載して、該オートスタッククレーンのトロリから上段吊
ビームを巻上下可能に吊り下げると共に、該上段吊ビー
ムに、スプレッダ横行レールを有する下段吊ビームを通
路幅方向へスライド可能に吊り下げて、該下段吊ビーム
のスプレッダ横行レールに、四隅にコンテナ把持用ツイ
ストロック装置を備えたスプレッダを横行可能に支持さ
せ、且つ上記下段吊ビームの四隅に、コンテナ貯蔵棚側
に設けた位置決め穴に嵌入、離脱させるための位置決め
ピンを、位置決めシリンダの作動により通路幅方向へ出
し入れ可能に組み付けた構成とする。
【0013】コンテナ貯蔵棚にコンテナを入庫させる場
合、コンテナを吊ったスプレッダを目的とするコンテナ
貯蔵棚の位置に合わせた後、下段吊ビームの各位置決め
シリンダを伸長作動させて位置決めピンを対向するコン
テナ貯蔵棚側の位置決め穴内にそれぞれ嵌入させる。次
に、目的とするコンテナ貯蔵棚側に位置する位置決めシ
リンダを収縮作動させると同時に、反対側に位置する位
置決めシリンダを伸長作動させ、下段吊ビームを上段吊
ビームに対しスライドさせる。これにより、目的とする
コンテナ貯蔵棚と下段吊ビームとの間の隙間が塞がれる
ため、スプレッダは円滑に横行できるようになる。
【0014】又、位置決め穴に位置決めピンを嵌入させ
るためのガイドを、貯蔵建屋の対向面部の位置決め穴毎
に取り付けた構成とすることにより、予め、目的とする
コンテナ貯蔵棚よりも上の位置で位置決めピンを僅かに
突出させた状態とし吊ビームを下降させると、位置決め
ピンの先端部がガイドに係合するので、位置決めピンを
位置決め穴に容易に嵌入させることができる。
【0015】更に、ツイストロック装置を、ツイストロ
ックピンを回転自在に保持するガイドスリーブと、ツイ
ストロックピンを回転させるツイスト用シリンダと、上
記ガイドスリーブと固定部材との間に形成した平行四辺
形リンク機構と、該平行四辺形リンク機構を介してツイ
ストロックピンを上下動させる上下動用シリンダとを備
えた構成とした場合には、ツイストロックピンを小さな
スペースで確実に作動させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0017】図1乃至図3は本発明の実施の一形態を示
すもので、図4乃至図6に示したと同様な構成としてあ
るコンテナターミナルにおいて、オートスタッククレー
ン14に代えて、コンテナ入出庫時の転倒モーメントを
貯蔵建屋3に支持させるようにしたオートスタッククレ
ーン34を用い、且つ該オートスタッククレーン34の
スプレッダ15に、ツイストロック機構28に代えて、
平行四辺形リンク機構によりツイストロックピン27を
上下動できるようにしたツイストロック装置33を組み
付けた構成とする。
【0018】詳述すると、上記オートスタッククレーン
34は、トロリ18内の巻上ドラム36から繰り出した
ワイヤ22に上段吊ビーム29を吊り下げ、該上段吊ビ
ーム29に、スプレッダ横行レール23を有する下段吊
ビーム30をリニアベアリング37を介して通路5の幅
方向へスライド可能に支持させ、且つ該下段吊ビーム3
0の四隅に、位置決めシリンダ31の伸縮作動によって
通路5の幅方向へ出し入れされるようにした位置決めピ
ン32をそれぞれ組み付けた構成を有する。
【0019】一方、各コンテナ貯蔵棚2の前面部には、
上記位置決めピン32を嵌入、離脱させるための位置決
め穴35を、行き止まりの穴としてそれぞれ対応位置に
設け、且つ該各位置決め穴35へ位置決めピン32を導
くためのV字型のガイド38を、各位置決め穴35部分
に張り出させる。
【0020】又、上記ツイストロック装置33は、図2
(イ)(ロ)に示す如き構成としてある。すなわち、コ
ンテナ4の上部隅金具26の長孔39の位置に合わせ
て、スプレッダ15の四隅にツイストロックピン27を
下向きに配置すると共に、該ツイストロックピン27
を、ガイドスリーブ40に回転可能に保持させて、該ツ
イストロックピン27をガイドスリーブ40と一体にガ
イド機構41に沿わせて上下方向に移動させることによ
り、ツイストロックピン27のT字状の先端部を隅金具
26の長孔39に対し出し入れさせられるようにしてあ
る。
【0021】上記ガイドスリーブ40の側面には、支持
ブラケット42を上下に固設し、一方、ガイドスリーブ
40から離れた側方部に、固定側支持板43を張り出さ
せ、且つ該支持ブラケット42と固定側支持板43との
間に、平行四辺形リンク機構44を形成するように上下
のリンク部材45をピンにて枢着連結し、更に、上部の
リンク部材45と固定側支持板43の下部との間に、上
下動用シリンダ46を介装させ、該上下動用シリンダ4
6の伸縮作動により、平行四辺形リンク機構44を介し
てガイドスリーブ40に上下方向の移動力が与えられる
ようにしてある。
【0022】更に、上記ガイドスリーブ40から突出さ
せたツイストロックピン27の上端部に、ツイストリン
ク47を取り付け、且つガイドスリーブ40に固設した
フレーム49上にツイスト用シリンダ48を設置し、該
ツイスト用シリンダ48の先端を上記ツイストリンク4
7に接続し、該ツイスト用シリンダ48の伸縮作動でツ
イストリンク47を変位させることにより、ツイストロ
ックピン27を回転させて先端部の向きを90°変位さ
せられるようにし、これにより、ツイストロックピン2
7の先端部をコンテナ隅金具26の長孔39部に係合、
離脱させられるようにしてある。
【0023】コンテナ4をコンテナ貯蔵棚2内に入庫さ
せる場合には、スプレッダ15で吊ったコンテナ4を、
目的とするコンテナ貯蔵棚2の位置よりも若干上方部ま
で搬送し、その位置で、下段吊ビーム30の四隅に組み
込んである左右両側の各位置決めピン32を、位置決め
シリンダ31の伸縮作動によって僅かに突出させるよう
にする。かかる状態で、コンテナ4を更に下降させる
と、下段吊ビーム30の四隅の端面から突出している各
位置決めピン32が棚側のV字状のガイド38に係合す
るので、その時点でコンテナ4の下降を停止させる。
【0024】次に、位置決めシリンダ31を伸長作動さ
せて各位置決めピン32を更に突出させると、図3
(イ)に示す如く、各位置決めピン32はそれぞれガイ
ド38に導かれて対向する左右の位置決め穴35内に嵌
入させられる。しかる後、図3(ロ)に示す如く、目的
とするコンテナ貯蔵棚2側に位置する図上左側の位置決
めシリンダ31を収縮作動させて位置決めピン32を収
縮させると同時に、反対側に位置する図上右側の位置決
めシリンダ31を伸長作動させて位置決めピン32を伸
長させるようにする。この際、上記各位置決め穴35は
行き止まりの穴としてあることから、図上右側の位置決
めピン32が更に突出させられると、その反力によっ
て、下段吊ビーム30が上段吊ビーム29に対しスライ
ドさせられて、目的とするコンテナ貯蔵棚2側へ押し寄
せられる。これにより、目的とするコンテナ貯蔵棚2側
の建屋3の対向面部と下段吊ビーム30との間の隙間が
塞がれることになる。
【0025】したがって、この状態で、スプレッダ15
の横行車輪25を駆動すると、スプレッダ15は下段吊
ビーム30のスプレッダ横行レール23からコンテナ貯
蔵棚2側のスプレッダ横行レール24上に円滑に乗り移
ることができる。この際、下段吊ビーム30は位置決め
ピン32を介して建屋3に支持されているため、コンテ
ナ荷重の移動に伴う転倒モーメントは建屋3にて安定し
て受けられる。
【0026】スプレッダ15がコンテナ貯蔵棚2側のス
プレッダ横行レール24上に乗り移ると、ツイストロッ
ク装置33を作動させてコンテナ4の把持を解除させ、
コンテナ4をコンテナ貯蔵棚2に受け渡すようにする。
この場合、上下動用シリンダ46を若干収縮作動させる
と、その変位が平行四辺形リンク機構44を介してガイ
ドスリーブ40に伝えられるため、該ガイドスリーブ4
0と一体のツイストロックピン27が下降させられ、こ
れにより、コンテナ4の荷重がコンテナ貯蔵棚2にて受
けられる状態になるので、次に、ツイスト用シリンダ4
8を作動させることにより、ツイストリンク47を介し
ツイストロックピン27を90°回転させ、しかる後、
上記上下動用シリンダ46を伸長作動させることによ
り、ツイストロックピン27をコンテナ隅金具26の長
孔39から引き抜くようにして離脱させる。
【0027】コンテナ4をコンテナ貯蔵棚2に受け渡し
た後は、スプレッダ15を逆方向に横行させて下段吊ビ
ーム30に支持される位置まで戻し、続いて、各位置決
めシリンダ31を上述した工程とは逆の工程で作動させ
て、下段吊ビーム30を元の位置へ戻すと共に、各位置
決めピン32を元の収縮状態に戻すようにする。
【0028】以上の説明はコンテナ4をコンテナ貯蔵棚
2に入庫させる場合であるが、コンテナ貯蔵棚2から出
庫させる場合にも、ツイストロック装置33によるコン
テナ4の把持、解除の動作が逆になるだけで、同様に実
施することができる。
【0029】なお、上記実施の形態では、小さなスペー
スでツイストロックピン27を確実に上下動させるため
に、ツイストロック装置33に平行四辺形リンク機構4
4を組み込んだ場合を示したが、他の構造のものを採用
してもよいこと、その他本発明の要旨を逸脱しない範囲
内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0030】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明のコンテナター
ミナルによれば、次の如き優れた効果を発揮する。 (1) コンテナヤード上に、スプレッダ横行レールを有す
るコンテナ貯蔵棚を多段多列に配置してなる貯蔵建屋
を、間にコンテナ移動用の通路が形成されるよう2列1
組として対向設置し、該貯蔵建屋の上記通路側の上方部
に、通路と平行に延びるオートスタッククレーン用レー
ルを平行に敷設し、該オートスタッククレーン用レール
上に、オートスタッククレーンを走行可能に搭載して、
該オートスタッククレーンのトロリから上段吊ビームを
巻上下可能に吊り下げると共に、該上段吊ビームに、ス
プレッダ横行レールを有する下段吊ビームを通路幅方向
へスライド可能に吊り下げて、該下段吊ビームのスプレ
ッダ横行レールに、四隅にコンテナ把持用ツイストロッ
ク装置を備えたスプレッダを横行可能に支持させ、且つ
上記下段吊ビームの四隅に、コンテナ貯蔵棚側に設けた
位置決め穴に嵌入、離脱させるための位置決めピンを、
位置決めシリンダの作動により通路幅方向へ出し入れ可
能に組み付けた構成としてあるので、コンテナ貯蔵棚に
対するコンテナの入出庫時に、位置決めピンを位置決め
穴に嵌入させることにより、コンテナの移動に伴う転倒
モーメントを貯蔵建屋に受けさせることができて、従来
の如きガイドマストを用いない分軽量化を図ることがで
き、又、コンテナ入出庫の対象となるコンテナ貯蔵棚へ
向けて下段吊ビームを押し付けて、下段吊ビームと貯蔵
建屋との間の隙間を塞ぐことができることにより、下段
吊ビームのスプレッダ横行レールとコンテナ貯蔵棚のス
プレッダ横行レールとの間でスプレッダを円滑に乗り移
らせることができる。 (2) 位置決め穴に位置決めピンを嵌入させるためのガイ
ドを、貯蔵建屋の対向面部の位置決め穴毎に取り付けた
構成とすることにより、位置決めピンをガイドに沿わせ
て位置決め穴に容易且つ確実に嵌入させることができ
る。 (3) ツイストロック装置を、ツイストロックピンを回転
自在に保持するガイドスリーブと、ツイストロックピン
を回転させるツイスト用シリンダと、上記ガイドスリー
ブと固定部材との間に形成した平行四辺形リンク機構
と、該平行四辺形リンク機構を介してツイストロックピ
ンを上下動させる上下動用シリンダとを備えた構成とす
ることによって、ツイストロックピンを小さなスペース
で確実に回転、上下動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンテナターミナルの実施の一形態を
示すもので、(イ)はオートスタッククレーン部分の概
要図、(ロ)は(イ)のA−A方向拡大矢視図である。
【図2】ツイストロック装置の詳細を示すもので、
(イ)切断側面図、(ロ)は切断平面図である。
【図3】コンテナ入庫時の作動状態を部分的に拡大して
示すもので、(イ)は位置決めピンを位置決め穴に嵌入
させた状態を、又、(ロ)は下段吊ビームをコンテナ貯
蔵棚側にスライドさせた状態をそれぞれ示す断面図であ
る。
【図4】従来のコンテナターミナルの一例を示す概略図
である。
【図5】図4のB−B方向拡大矢視図である。
【図6】図5のC−C方向拡大矢視図である。
【符号の説明】
1 コンテナヤード 2 コンテナ貯蔵棚 3 貯蔵建屋 4 コンテナ 5 通路 13 オートスタッククレーン用レール 15 スプレッダ 23 スプレッダ横行レール 24 スプレッダ横行レール 27 ツイストロックピン 29 上段吊ビーム 30 下段吊ビーム 31 位置決めシリンダ 32 位置決めピン 33 ツイストロック装置 34 オートスタッククレーン 35 位置決め穴 38 ガイド 40 ガイドスリーブ 44 平行四辺形リンク機構 46 上下動用シリンダ 48 ツイスト用シリンダ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンテナヤード上に、スプレッダ横行レ
    ールを有するコンテナ貯蔵棚を多段多列に配置してなる
    貯蔵建屋を、間にコンテナ移動用の通路が形成されるよ
    う2列1組として対向設置し、該貯蔵建屋の上記通路側
    の上方部に、通路と平行に延びるオートスタッククレー
    ン用レールを平行に敷設し、該オートスタッククレーン
    用レール上に、オートスタッククレーンを走行可能に搭
    載して、該オートスタッククレーンのトロリから上段吊
    ビームを巻上下可能に吊り下げると共に、該上段吊ビー
    ムに、スプレッダ横行レールを有する下段吊ビームを通
    路幅方向へスライド可能に吊り下げて、該下段吊ビーム
    のスプレッダ横行レールに、四隅にコンテナ把持用ツイ
    ストロック装置を備えたスプレッダを横行可能に支持さ
    せ、且つ上記下段吊ビームの四隅に、コンテナ貯蔵棚側
    に設けた位置決め穴に嵌入、離脱させるための位置決め
    ピンを、位置決めシリンダの作動により通路幅方向へ出
    し入れ可能に組み付けた構成を有することを特徴とする
    コンテナターミナル。
  2. 【請求項2】 位置決め穴に位置決めピンを嵌入させる
    ためのガイドを、貯蔵建屋の対向面部の位置決め穴毎に
    取り付けた請求項1記載のコンテナターミナル。
  3. 【請求項3】 ツイストロック装置を、ツイストロック
    ピンを回転自在に保持するガイドスリーブと、ツイスト
    ロックピンを回転させるツイスト用シリンダと、上記ガ
    イドスリーブと固定部材との間に形成した平行四辺形リ
    ンク機構と、該平行四辺形リンク機構を介してツイスト
    ロックピンを上下動させる上下動用シリンダとを備えた
    構成とした請求項1又は2記載のコンテナターミナル。
JP13915297A 1997-05-15 1997-05-15 コンテナターミナル Pending JPH10316207A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103879898A (zh) * 2014-03-25 2014-06-25 宁波长荣酿造设备有限公司 一种酿造工艺中压榨线提升装置
CN115258967A (zh) * 2022-07-28 2022-11-01 绍兴起重机总厂 一种超长管桩起重机
WO2023000921A1 (zh) * 2021-07-22 2023-01-26 中车长江运输设备集团有限公司 一种轨桥一体捷运系统及翻坝运输系统

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