JPH10316041A - 車体のトーボード構造 - Google Patents
車体のトーボード構造Info
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- JPH10316041A JPH10316041A JP13143397A JP13143397A JPH10316041A JP H10316041 A JPH10316041 A JP H10316041A JP 13143397 A JP13143397 A JP 13143397A JP 13143397 A JP13143397 A JP 13143397A JP H10316041 A JPH10316041 A JP H10316041A
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Abstract
とすねとの成す角度が減少させられることを防止する。 【解決手段】 トーボード2を、乗員の足aを載せる前
上りに傾斜したトーボード面2aを有する内板部20
と、内板部20との間に閉空間を形成する、水平部分2
2とその前端の立上り部分23とを有する外板部21と
から成る内外2重構造に構成する。水平部分22にその
前後方向の座屈強度を弱くする弱化部24を形成する。
衝突時に水平部分22が座屈し、外板部21がその上端
を中心にして後方に回転変位するように変形し、内板部
20の起立が抑制される。
Description
ら斜め前方に立上るトーボード面を構成する車体のトー
ボード構造に関する。
ネルの前端から斜め前方に立上る一枚の板部材で構成さ
れており、該板部材の車室側の内表面をトーボード面と
して、これに乗員の足を載せられるようにしている。
下端を中心にして後方に回転変位することがある。これ
によればトーボード面が起立して、乗員の足とすねとの
成す角度が減少させられる。
明細書により、トーボードを、車室側の内表面をトーボ
ード面とする内板部と、内板部の外表面との間に閉空間
を形成する、水平部分と水平部分の前端の立上り部分と
を有する外板部とから成る内外2重構造に構成し、トー
ボードの剛性を高めたものも知られている。
を内外2重構造に構成しても、衝突エネルギーが大きい
とトーボード全体が後方に回転変位し、トーボード面が
起立して、乗員の足とすねとの成す角度が減少させられ
る。
ボード面の起立を抑制し得るようにすることを課題とし
ている。
本発明は、車室のフロア面から斜め前方に立上るトーボ
ード面を構成するトーボードの構造であって、車室側の
内表面をトーボード面とする内板部と、内板部の外表面
との間に閉空間を形成する、水平部分と水平部分の前端
の立上り部分とを有する外板部とでトーボードを構成す
るものにおいて、外板部の水平部分に、該水平部分の前
後方向の座屈強度を弱くする弱化部を形成している。
に作用する前後方向の荷重で外板部の水平部分が座屈
し、外板部がその上端を中心にして後方に回転変位する
ように変形する。そして、外板部のこのような変形で衝
突エネルギーが吸収され、内板部、即ち、トーボード面
の起立が抑制される。この場合、内板部と外板部との間
の閉空間に衝撃吸収部材を配置しておけば、衝突エネル
ギーをより効果的に吸収でき、有利である。
室のフロア面1aを構成するフロアパネルであり、フロ
アパネル1の前部に、フロア面1aから斜め前方に立上
るトーボード面2aを構成するトーボード2を設けると
共に、トーボード2の上端から上方にのびるダッシュボ
ード3を設け、これらトーボード2とダッシュボード3
とで車室の前下部の隔壁を構成している。図中1bはフ
ロアパネル1に形成したセンタートンネル部である。
ード面2aとする内板部20と、内板部20の外表面と
の間に閉空間を形成する外板部21とから成る内外2重
構造に構成されている。外板部21は、水平部分22と
水平部分22の前端の立上り部23とを有している。図
示のものでは、外板部21をダッシュボード3と一体に
成形し、内板部20を別体の板材で構成して、その上縁
を外板部21の立上り部分23の上縁に溶接等で結合す
ると共に、その下縁を外板部21の水平部分22の後端
に溶接等で結合している。
に成形し、外板部21を別体の板材で構成しても良い。
22の前後方向の座屈強度を弱くする弱化部24が形成
されている。図1に示す第1実施形態では、弱化部24
を横方向に長手の三角ビードで構成しているが、図2に
示す第2実施形態のように、水平部分22に明けた穴で
弱化部24を構成しても良い。
面衝突時にトーボード2に作用する前後方向の荷重で外
板部21の水平部分22が座屈し、外板部21がその上
端を中心にして図1(B)に示す状態から後方に回転変
位して図1(C)に示す状態に変形する。そして、この
変形により衝突エネルギーが吸収される。ここで、外板
部21の水平部分22に弱化部24が形成されていない
と、外板部21がその下端を中心にして後方に回転変位
するように形成し、この変形に伴って内板部20が前上
りの傾斜姿勢から起立する。然し、上記のものでは外板
部21がその上端を中心にして後方に回転変位するよう
に変形するから、内板部20の起立が抑制される。その
ため、内板部20のトーボード面2aに載せる乗員の足
aとすねとの成す角度が衝突時に減少させられることを
抑制できる。
のでは、内板部20と外板部21との間の閉空間に衝撃
吸収部材25を配置して、衝突エネルギーを効果的に吸
収できるようにしている。尚、図3に示すものでは、衝
撃吸収部材25を、内板部20と外板部21の立上り部
分23との間に介設した板ばねで構成しているが、ゴム
等の弾性体で構成しても良い。更には、図4に示す第4
実施形態のように、外板部21の水平部分22と立上り
部分23とに両端を固定した棒材で衝撃吸収部材25を
構成し、外板部21の変形で棒材が破断されるようにし
ても良い。
の上端が外板部21の上端に達するような長さに形成し
ているが、図5に示す第5実施形態のように、内板部2
0の長さを短くして、内板部20の上端を外板部21の
立上り部分23の中間部に結合し、立上り部分23の上
半部に足aのつま先部分を載せられるようにしても良
い。
1の発明によれば、衝突時におけるトーボード面の起立
を抑制でき、乗員の足とすねとの成す角度が衝突時に減
少させられることを効果的に防止でき、更に請求項2の
発明によれば、衝突エネルギーを効果的に吸収できる。
常時の状態を示す截断側面図、(C)その衝突時の状態
を示す截断側面図
Claims (2)
- 【請求項1】 車室のフロア面から斜め前方に立上るト
ーボード面を構成するトーボードの構造であって、 車室側の内表面をトーボード面とする内板部と、内板部
の外表面との間に閉空間を形成する、水平部分と水平部
分の前端の立上り部分とを有する外板部とでトーボード
を構成するものにおいて、 外板部の水平部分に、該水平部分の前後方向の座屈強度
を弱くする弱化部を形成する、 ことを特徴とする車体のトーボード構造。 - 【請求項2】 内板部と外板部との間の閉空間に衝撃吸
収部材を配置することを特徴とする請求項1に記載の車
体のトーボード構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13143397A JP4040141B2 (ja) | 1997-05-21 | 1997-05-21 | 車体のトーボード構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13143397A JP4040141B2 (ja) | 1997-05-21 | 1997-05-21 | 車体のトーボード構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10316041A true JPH10316041A (ja) | 1998-12-02 |
JP4040141B2 JP4040141B2 (ja) | 2008-01-30 |
Family
ID=15057857
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13143397A Expired - Fee Related JP4040141B2 (ja) | 1997-05-21 | 1997-05-21 | 車体のトーボード構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4040141B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006151037A (ja) * | 2004-11-25 | 2006-06-15 | Daihatsu Motor Co Ltd | 自動車のフロア構造 |
JP2012107949A (ja) * | 2010-11-16 | 2012-06-07 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 自動車衝突模擬試験装置 |
-
1997
- 1997-05-21 JP JP13143397A patent/JP4040141B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006151037A (ja) * | 2004-11-25 | 2006-06-15 | Daihatsu Motor Co Ltd | 自動車のフロア構造 |
JP4587789B2 (ja) * | 2004-11-25 | 2010-11-24 | ダイハツ工業株式会社 | 自動車のフロア構造 |
JP2012107949A (ja) * | 2010-11-16 | 2012-06-07 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 自動車衝突模擬試験装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4040141B2 (ja) | 2008-01-30 |
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