JPH10315523A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10315523A
JPH10315523A JP12680497A JP12680497A JPH10315523A JP H10315523 A JPH10315523 A JP H10315523A JP 12680497 A JP12680497 A JP 12680497A JP 12680497 A JP12680497 A JP 12680497A JP H10315523 A JPH10315523 A JP H10315523A
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toner
roller
aperture
image
average particle
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JP12680497A
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Kisho Sato
紀章 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低電圧においても、十分な画像濃度を得るこ
とができるとともに、画像かぶりを抑えることができる
画像形成装置を提供すること。 【解決手段】 トナー供給装置10に備えられた担持ロ
ーラ14は、平均粒子径が約8〜12μmの帯電トナー
をアパチャ電極体1に供給し、制御電極4は、そのトナ
ー16の流れを制御するので、低電圧においても、十分
な画像濃度を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、プロッタ、ファクシミリ等に利用し得る画像形成装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置として、例えば、米
国特許第3689935号明細書には、複数の通過部
(以下、アパチャと称す)の各々に電極が形成され、画
像データに基いて、前記各電極に電圧を印加することに
より、トナー粒子が前記アパチャを通過し得るようにし
て紙等の記録媒体に画像を形成するものが開示されてい
る。
【0003】この画像形成装置は、絶縁体よりなる平板
と、その平板の一方の面に形成される連続した基準電極
と、平板の他方の面に形成される互いに絶縁された複数
の制御電極とからなり、各制御電極ごとに前者三者を貫
いて少なくとも1列のアパチャが形成されたアパチャ電
極体と、前記基準電極と制御電極との間に選択的に電圧
を印加する手段と、印加された電圧によってアパチャを
通過するトナー粒子の流れが変調されるように帯電され
たトナー粒子を供給する手段と、アパチャ電極体に対し
て相対的に移動し得るように記録媒体を粒子流路中に位
置決めする手段とから構成されている。
【0004】また、例えば、米国特許第4743926
号、同4755837号、同4780733号及び同4
814796号の各明細書には、前記アパチャ電極体の
制御電極を記録媒体側に、基準電極をトナー供給側に対
向して配設した画像形成装置が開示されている。
【0005】さらに、米国特許第4912489号明細
書には、アパチャ電極体の制御電極をトナー供給側に、
基準電極を記録媒体側に対向して配設することにより、
オフ時において、制御電極に印加される電圧を、前記米
国特許に開示されている画像形成装置に比べて1/4程
度に抑えることができる画像形成装置が開示されてい
る。
【0006】ここで、オフ時とは、記録媒体上にトナー
粒子を付着させない時、すなわち、画像の空白部分を形
成する時点を意味し、また、オン時とは、記録媒体上に
トナー像を形成する時点を意味する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記画
像形成装置においては、オン時の制御電圧とオフ時の制
御電圧との電圧差を駆動電圧とした場合、この駆動電圧
の駆動回路は、価格の面を考慮すると、半導体素子、特
に、集積回路により構成することが望ましく、集積回路
を使用するに当たっては、駆動電圧を50V以内に設定
することが望ましい。
【0008】ところが、制御電極に印加する制御電圧
と、記録媒体に形成される画像濃度との関係は、図4
(a)の破線に示すようになる。
【0009】画像濃度は、通常、画像部(オン時)にお
いては、1.4以上、非画像部(オフ時)においては、
0.1以下であることが望ましいが、前記駆動電圧を5
0Vに設定した場合、オン時に1.4以上であって、か
つオフ時に0.1以下となる画像を得ることができない
という問題があった。
【0010】例えば、図4(a)の破線において、オン
時の制御電圧を70Vに設定し、オフ時の制御電圧を2
0Vに設定した場合、オン時の画像濃度は、1.5以上
となり実用的に十分な濃度を得ることができるが、オフ
時の画像濃度は、0.3となり画像かぶりが発生して見
苦しい画像となる。また、オン時の制御電圧を30Vに
設定し、オフ時の制御電圧を−20Vに設定した場合、
オフ時の画像濃度は、0.07となり、画像かぶりは抑
えられるが、オン時の画像濃度は0.5となり十分な濃
度を得ることができない。
【0011】例えば、図4(b)に示すように、所定の
電圧しきい値において2値的に変化すれば、駆動電圧を
極めて小さく設定でき、前記問題を解決できるが、実際
には図4(a)の破線に示すようになるので、駆動電圧
を大きく設定しなければならない。これは、供給される
トナーの帯電量が所定のばらつきを有することに起因す
る。すなわち、帯電量の異なるトナーは、アパチャを通
過する電圧しきい値が異なることから、所定の電圧しき
い値において飛翔するトナーと飛翔しないトナーとが発
生することに起因するのである。
【0012】一方、トナーを均一に飽和帯電する方法と
して、規制ブレードでの摩擦帯電した後に、再度、電極
と担持ローラとの間で摩擦帯電させる方法がある。この
方法は、電極と担持ローラとの間の押圧が高ければ高い
ほど、理想曲線に効率的に近づけることができるが、現
実的には画像部分において、画像濃度を1.4以上、非
画像部分において画像濃度0.1以下にするためには、
100V程度の駆動電圧差を必要とし、隣接する制御電
極間では、ショート等が発生するという問題があった。
【0013】本発明は、上述した問題を解決するために
なされたものであり、低電圧においても、十分な画像濃
度を得ることができるとともに、画像かぶりを抑えるこ
とができる画像形成装置を提供することを目的としてい
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の請求項1に記載の画像形成装置は、帯電した
荷電体の流れを制御する電極体を有する電極アレーと、
その電極アレーに前記荷電体を供給する荷電体担持ロー
ラを含む荷電体供給手段とを備えたものを対象として、
特に、前記荷電体の平均粒子径を約8〜12μmとした
ことを特徴としている。
【0015】上記構成を有する本発明の請求項1に記載
の画像形成装置において、荷電体の平均粒子径は、約8
〜12μmであるので、低電圧においても、十分な画像
濃度を得ることができる。
【0016】また、請求項2に記載の画像形成装置は、
前記荷電体の体積平均粒子径/個数平均粒子径の値を約
1〜1.3としたことを特徴としている。
【0017】上記構成を有する請求項2に記載の画像形
成装置において、荷電体の体積平均粒子径/個数平均粒
子径の値が約1〜1.3であり、逆帯電した荷電体やか
ぶりの原因となる5μm以下の微粉荷電体を減らすこと
できるので、低電圧においても、十分な画像濃度を得る
ことができるとともに、画像かぶりを抑えることができ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。
【0019】図1は、本発明の実施の形態における画像
形成装置の概略構成図である。図1において、本発明の
画像形成装置は、荷電体であるトナーを供給する荷電体
供給手段であるトナー供給装置10と、そのトナー供給
装置10の左側に接して配設され、トナー供給装置10
により供給されたトナーを飛翔させる電極アレーである
アパチャ電極体1と、そのアパチャ電極体1の左側に1
mmの間隙を有して配設された背面電極板22とを備え
ている。
【0020】トナー供給装置10は、装置全体のハウジ
ングを兼ねるトナーケース11と、そのトナーケース1
1内のトナー溜21に収納されるトナー16と、供給ロ
ーラ12と、荷電体担持ローラである担持ローラ14
と、回収ローラ15と、トナー層規制ブレード18と、
回収ブレード19と、アジテータ17とから構成されて
いる。
【0021】担持ローラ14は、トナー16を担持し、
アパチャ電極体1に向かって搬送するものであり、供給
ローラ12は、担持ローラ14に対してトナー16を供
給するものである。また、回収ローラ15は、ステンレ
ス鋼の軸にナイロンブラシの生地が接着してあり、担持
ローラ14に残留したトナーをはぎ取るものである。さ
らに、アジテータ17は、未使用トナーと、回収ローラ
15により回収されたトナーとをトナー溜21で混合し
て攪拌するものである。
【0022】そして、供給ローラ12と、担持ローラ1
4と、回収ローラ15と、アジテータ17とは、各々平
行に配設され、トナーケース11に対して矢印方向に回
転可能に支持されている。また、担持ローラ14と、回
収ローラ15とは、接した状態で配設されている。ま
た、トナー層規制ブレード18は、担持ローラ14に担
持されるトナー16の量がローラ面上で単層で均一にな
るように調整するとともに、そのトナー16を均一に帯
電させるためのものであり、担持ローラ14に圧接され
ている。さらに、回収ブレード19は、回収ローラ17
のブラシ先端と接触するように配置されており、回収ロ
ーラ17が回転すると、ブラシに付着しているトナーが
トナー溜21にはぎ取られて落ちるようになっている。
【0023】背面電極板22は、図示しないシャーシに
配設されており、アパチャ電極体1によって飛翔したト
ナーを、前記1mmの間隙に挿入される記録媒体20に
担持させる。また、背面電極板22の下方には一対の搬
送ローラ119が配設されており、その搬送ローラ11
9は、前記記録媒体20を搬送するように構成されてい
る。さらに、背面電極板22の上方には、定着装置26
が配設されており、記録媒体20に担持したトナーの画
像を定着する。
【0024】前記アパチャ電極体1は、図2に示すよう
に厚さ25μmのポリイミド製の絶縁シート2に直径1
00μmの複数のアパチャ6が1列に形成され、かつ絶
縁シート2の上面に、厚さ1μmの電極体である制御電
極4が各アパチャ6ごとに形成されている。そして、ア
パチャ電極体1は、図1に示すように記録媒体20側に
制御電極4を対向させた状態で、絶縁シート2のアパチ
ャ6の位置で担持ローラ14に対して圧接されている。
【0025】ここで、アパチャ電極体1のアパチャ6
と、担持ローラ14との位置関係を図3を参照して詳細
を説明する。図3は、本実施の形態の画像形成装置に使
用するアパチャ電極体1と担持ローラ14との構成を模
式的に示す図である。図3において、各アパチャ6は、
各々の中心線30が担持ローラ14の周面の最左部分
と、担持ローラ14の中心軸32とを通過するように配
置されている。これによれば、各アパチャ6は、担持ロ
ーラ14の周面の最左部分を基準として、上下均等に配
置されることにより、各アパチャ6を通過するトナー1
6の分布をアパチャ内の全域で均一にすることができ
る。また、アパチャ6の壁面とトナー16の飛翔方向と
が平行であるため、安定してトナーを飛翔させることが
できる。このような荷電体供給手段であるトナー供給手
段によりトナーが供給される。
【0026】また、アパチャ電極体1自体は、図3に示
すように担持ローラ14に対して、アパチャ6を中心と
して上下に同じ角度だけたわむように圧接されている。
これにより、アパチャ電極体1と担持ローラ14との接
触面積を大きくすることができるとともに、アパチャ6
の下部周辺を上下均一に圧接することができるため、ト
ナーの濃度むらが発生することを極力抑えることができ
る。
【0027】また、前記制御電極4と担持ローラ14と
の間には、制御電圧印加回路8が接続されている。この
制御電圧印加回路8は、画像信号に基いて制御電極4に
対して0V、もしくは+50Vの電圧を印加するように
構成されている。
【0028】さらに、前記背面電極板22と担持ローラ
14との間には直流電源24が接続されており、この直
流電源24は、背面電極板22に対して+1kVの電圧
を印加し得るようになっている。
【0029】次に、上述のように構成される画像形成装
置の動作を説明する。
【0030】まず、アジテータ17と、供給ローラ12
と、担持ローラ14とが図1に示す矢印方向の回転する
ことにより、トナー溜19のトナー16は、供給ローラ
12に付着し、供給ローラ12に付着したトナー16
は、担持ローラ14に擦りつけられ、担持ローラ14上
に担持される。担持ローラ14に担持されたトナー16
は、層規制ブレード18によって薄層化されるとともに
マイナス帯電させた後、担持ローラ14の回転によって
アパチャ電極体1に向かって搬送される。そして、担持
ローラ14上のトナー16は、アパチャ電極体1の絶縁
シート2に擦られつつアパチャ6の下に供給される。
【0031】ここで、画像信号に応じて、その画像部分
に対応する制御電極4には、制御電圧印加回路8から+
50Vの電圧が印加される。その結果、画像部分に対応
するアパチャ6の近傍には、制御電極4と担持ローラ1
4の間の電位差により、制御電極4より担持ローラ14
に向かう電気力線が形成される。それにより、マイナス
に帯電されたトナーは、電位の高い方向に静電力を受
け、担持ローラ14上からアパチャ6を通過して制御電
極4側に引き出される。引き出されたトナー16は、さ
らに、背面電極板22に印加されている電圧によって記
録媒体20とアパチャ電極体1との間に形成される電界
により、記録媒体20に向かって飛翔し、記録媒体20
上に堆積して画素を形成する。
【0032】前記の如く、均質なトナー16が単層でア
パチャ6に供給されているため、図4(a)の実線に示
すように50Vの駆動電圧で、必要かつ十分なコントラ
ストが得られる。
【0033】そして、ここで使用されるトナーは、均一
な帯電をさせるために電極体1と担持ローラー14の間
で非常に強いストレスが加えられることになるが、本実
施の形態によれば、架橋剤をトナーに加えることにより
トナーの樹脂成分の高分子領域を増やしているため、こ
のシステムの高ストレス状態でも耐えることができる。
【0034】また、非画像部分に対応する制御電極4に
は、制御電圧印加回路8から0Vの電圧が印加される。
その結果、担持ローラ14と制御電極4との間には電界
が形成されないことにより、担持ローラ14上のトナー
16は、静電力を受けないためアパチャ6を通過しな
い。
【0035】さらに、記録媒体20の面は、トナー16
により1列の画素が形成される間に、アパチャ列と垂直
の方向に1画素分送られる。そして、前記のプロセスを
繰り返すことにより記録媒体20の全面にトナー像が形
成される。その後、形成されたトナー像は、定着装置2
6によって記録媒体20上に定着される。
【0036】アパチャ6を通過せず担持ローラ14に残
留したトナーは、回収ローラ15のブラシで掻き取られ
て、これに付着し、さらに、ブラシに付着したトナー
は、回収ブレード21ではぎ取られてトナー溜に回収さ
れる。トナー溜21に回収されたトナーは、アジテータ
17の回転により未使用のトナーと混合、攪拌され、そ
の一部は、また供給ローラ12に付着して行く。
【0037】前記の如く、トナーは、担持ローラ14上
に残留し続けることはなく、常に、装置内を循環し続け
るため、摩擦熱によりトナーが劣化することはない。ま
た、一度担持ローラ14上で帯電したトナーも回収によ
って、自然に放電されるため、次回に使用される時に
は、最適な帯電特性に制御しやすくなる。
【0038】また、本実施の形態では各構成部品の配置
は理想的であり、担持ローラ14のトナー搬送上流から
順に供給ローラ12、層規制ブレード18、アパチャ電
極体1及び回収ローラ15が配置され、かつ担持ローラ
14の片側に、重力方向の上向から順に、層規制ブレー
ド18、供給ローラ12及び回収ローラ12が配置さ
れ、担持ローラ14の左側にアパチャー電極体1が配置
されている。
【0039】すなわち、層規制ブレード18で発生する
余剰トナーは、供給ローラ14に重力で落下するので、
ブレード18に溜まることがなく、供給ローラ12と担
持ローラ14間とをすり抜けたトナーも回収ローラ15
に落下するため、上部に溜まることがない。また、回収
ローラ15上のトナーは、回収ブレード19によりトナ
ー溜21に回収されるため、廃棄トナーを発生させるこ
とがない。供給ローラ12の外形等を適宜調整すること
により、層規制ブレード18によって発生した余剰トナ
ーが、担持ローラ14と供給ローラ12との接触部分上
方になるべく滞留せず、回収ローラ15へ落下しやすく
しておくことは、トナーの劣化をより軽減させる効果が
ある。
【0040】さらに、担持ローラ14の右方で行われる
トナーの循環は、左方に配置されたアパチャ電極体1に
対して、余計なトナーを混入させることはなく、装置全
体のシールも極めて自然にできる。
【0041】前記のように構成される画像形成装置にお
いて、絶縁性トナーを用いれば、担持ローラ14と制御
電極4との間の絶縁性が保たれ、アパチャ6が絶縁破壊
することがない。
【0042】前記プロセスにおいて、制御電極4による
制御電界は、制御電極4と、アパチャ6の内部及びその
アパチャ6と対向する担持ローラ14のトナー担持面と
の間に形成されるので、担持されるトナー16に直接、
制御電界を印加できるため、制御効率がよい。
【0043】また、供給されるトナー16の一部が、ア
パチャ電極体1との摺動によって機械的な力等を受け、
非画像部に対応するアパチャ6内に侵入しても、アパチ
ャ6内部の電界でアパチャ6を通過しないように制御で
きるため、トナーの制御性が良い。
【0044】また、担持ローラ14とアパチャ電極体1
とはトナー層を挟んで対向しているので、比較的近距離
に配置することができることにより、制御電圧を低くで
き、安価な駆動素子を使用することができる。
【0045】また、アパチャ電極体1の絶縁性シート2
は、担持ローラ14側に向けられているので、トナー供
給系の不具合で担持ローラ14上にトナー16が存在し
ない場合でも、制御電極4と担持ローラ14とが接触し
て電気的に短絡し、駆動素子を壊すことがない。
【0046】また、アパチャ電極体1と担持ローラ14
上のトナー16とは、アパチャ6の入口部分で接触して
いることにより、アパチャ6の入口部分に堆積するトナ
ー16は、担持ローラ14により順次供給されるトナー
により押し流されるため、トナー16が堆積、架橋して
アパチャ6を塞ぐことがない。
【0047】次に、トナー16の成分について説明す
る。
【0048】 樹脂(三菱レイヨン製ポリエステル) 100重量部 着色剤(三菱化学製カーボンブラック) 13重量部 WAX(三洋化成製ポリプロピレン) 5重量部 荷電制御剤(オリエント化学製含金属染料) 2重量部 を配合し、連続式の1軸押出機を用いて混練し、冷却
し、粉砕し、分級して、平均粒径9.5μm、体積平均
/個数平均1.18の負帯電黒色トナーAを得ることが
できた。
【0049】以下同様に、平均粒径11.5μm、体積
平均粒子径/個数平均粒子径1.15のトナーをBと
し、平均粒径13.0μm、体積平均粒子径/個数平均
粒子径1.16のトナーをCとし、平均粒子径8.2μ
m、体積平均粒子径/個数平均粒子径1.10のトナー
をDとし、平均粒子径7.5μm、体積平均粒子径/個
数平均粒子径1.12のトナーをEとし、平均粒子径
9.5μm、体積平均粒子径/個数平均粒子径1.08
のトナーをFとし、平均粒子径9.4μm、体積平均粒
子径/個数平均粒子径1.25のトナーをGとし、平均
粒子径9.6μm、体積平均粒子径/個数平均粒子径
1.32のトナーをHとし、これらのトナーに、日本ア
エロジル製シリカを、3重量部外添した。
【0050】以上8種類のトナーを使用して、印字した
ときの+100V、+50V、0V、−50V印加時の
印字データを以下に記す。
【0051】
【表1】
【0052】なお、平均粒子径、体積平均粒子径、個数
平均粒子径、反射濃度、かぶりの各値は以下の方法によ
り測定した。
【0053】(平均粒子径、体積平均、個数平均の測
定)コールター社製コールターカウンターマルチサイザ
ー2で、完成したトナー粒子を測定し、そのときの体積
分布算術径を平均粒子径、体積平均粒子径とし、個数分
布算術径を個数平均粒子径とした。
【0054】(濃度の測定)画像データの電圧印加印字
部分をMACHBETH社製RD914反射濃度計で測
定してその値を濃度とした。
【0055】(かぶりの測定)画像データのマイナス電
圧印加印字部分をMACHBETH社製RD914反射
濃度計で測定してその値をかぶりとした。
【0056】以上のように測定した場合、濃度は1.4
以上、かぶりは0.10以下であることが実用上望まし
い。
【0057】表1から明らかなように、粒子径が所定の
範囲内(8〜12μm)に入っているトナーD、A、
B、F、G、Hは、その他のトナーに比べ濃度が高くプ
ラス低電圧印加時でも実用十分な濃度が得られる。ま
た、その上体積平均粒子径/個数平均粒子径が所定の範
囲内(1〜1.3)にあるトナーD、A、B、F、G
は、マイナス低電圧印加時でもかぶりが少なく、電圧差
50Vでも実用十分な印字が可能となる。
【0058】なお、本発明は、以上詳述した実施の形態
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
において、種々の変更を加えることが可能である。
【0059】例えば、本実施の形態においては、電極ア
レーとしてアパチャ電極体1を用いたが、例えば、米国
特許第5036341号明細書に記載されるような網目
状の電極体を用いてもよい。
【0060】また、本実施の形態では担持ローラ14上
の残留トナーを回収する手段としてブラシ状の回収ロー
ラ15を用いたが、粘着性の強いシリコンゴム等を用い
てもよいし、ウレタン等の樹脂ブレードではぎとっても
良い。この場合、はぎ取られ、たトナーは、回収ローラ
15のような部品を樹脂ブレードの下部に配置してトナ
ー溜21まで回収する必要がある。
【0061】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の請求項1に記載の画像形成装置によれば、荷電体
の平均粒子径は、約8〜12μmであるので、均一な帯
電の粒子を送り込むことができ、低電圧においても、十
分な画像濃度を得ることができる。
【0062】また、請求項2に記載の画像形成装置によ
れば、荷電体の体積平均粒子径/個数平均粒子径の値が
約1〜1.3であり、逆帯電した荷電体やかぶりの原因
となる5μm以下の微粉荷電体を減らすことできるの
で、低電圧においても、十分な画像濃度を得ることがで
きるとともに、画像かぶりを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における画像形成装置の概
略構成図である。
【図2】本実施の形態の画像形成装置に使用するアパチ
ャ電極体の構成を示す斜視図である。
【図3】本実施の形態の画像形成装置に使用するアパチ
ャ電極体と担持ローラとの構成を模式的に示す図であ
る。
【図4】画像形成装置における制御電圧と画像濃度との
関係を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 アパチャ電極体 4 制御電極 10 トナー供給装置 14 担持ローラ 16 トナー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯電した荷電体の流れを制御する電極体
    を有する電極アレーと、 その電極アレーに前記荷電体を供給する荷電体担持ロー
    ラを含む荷電体供給手段とを備えた画像形成装置におい
    て、 前記荷電体の平均粒子径を約8〜12μmとしたことを
    特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記荷電体の体積平均粒子径/個数平均
    粒子径の値を約1〜1.3としたことを特徴とする請求
    項1に記載の画像形成装置。
JP12680497A 1997-05-16 1997-05-16 画像形成装置 Pending JPH10315523A (ja)

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