JPH10315443A - ディジーホイール - Google Patents
ディジーホイールInfo
- Publication number
- JPH10315443A JPH10315443A JP12581997A JP12581997A JPH10315443A JP H10315443 A JPH10315443 A JP H10315443A JP 12581997 A JP12581997 A JP 12581997A JP 12581997 A JP12581997 A JP 12581997A JP H10315443 A JPH10315443 A JP H10315443A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- daisy wheel
- spoke
- spokes
- projection
- detent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 各スポーク相互がクロス状態で重なってしま
うことを確実に防止することを可能としてその取扱を容
易にするとともに、スポークに永久変形を発生させるこ
となく適正に活字選択を行って所望の印字を行うことが
可能なディジーホイールを提供する。 【解決手段】 活字43とスポーク42の屈曲部46の
近傍に突起部47を形成し、かかる突起部47を介し
て、隣接するスポーク42が相互に重なり合おうとする
際に、その重なり合いを排除するように作用させること
により、各スポーク42相互がクロス状態で重なってし
まうことを防止する。
うことを確実に防止することを可能としてその取扱を容
易にするとともに、スポークに永久変形を発生させるこ
となく適正に活字選択を行って所望の印字を行うことが
可能なディジーホイールを提供する。 【解決手段】 活字43とスポーク42の屈曲部46の
近傍に突起部47を形成し、かかる突起部47を介し
て、隣接するスポーク42が相互に重なり合おうとする
際に、その重なり合いを排除するように作用させること
により、各スポーク42相互がクロス状態で重なってし
まうことを防止する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タイプライタ等の
印字装置に使用され、支持部から放射状に延出された複
数の各スポークの先端に活字部が形成されるとともに、
活字部の反対側に形成されたディテント部を印字ハンマ
により叩打することにより、活字部によりインクリボン
を介して用紙上に文字等の印字を行うディジーホイール
に関し、特に、各スポーク相互がクロス状態で重なって
しまうことを確実に防止することが可能であり、もって
簡単に取り扱うことが可能なディジーホイールに関する
ものである。
印字装置に使用され、支持部から放射状に延出された複
数の各スポークの先端に活字部が形成されるとともに、
活字部の反対側に形成されたディテント部を印字ハンマ
により叩打することにより、活字部によりインクリボン
を介して用紙上に文字等の印字を行うディジーホイール
に関し、特に、各スポーク相互がクロス状態で重なって
しまうことを確実に防止することが可能であり、もって
簡単に取り扱うことが可能なディジーホイールに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、所謂、ディジーホイールを使
用して印字を行うタイプライタ、プリンタ等の各種の印
字装置が提案されている。かかる印字装置に使用される
ディジーホイールは、円形状の支持部から複数のスポー
クが放射状に延出されるとともに、各スポークの先端に
おける一面に活字部、及び、活字部の反対側面にディテ
ントが設けられて構成されているのが一般的である。そ
して、このようなディジーホイールを使用して文字等の
印字を行う場合には、ディテント部を印字ハンマにより
叩打し、ディテント部の反対側に存在する活字部をイン
クリボンを介して用紙上に印打することにより文字等を
用紙上に印字している。
用して印字を行うタイプライタ、プリンタ等の各種の印
字装置が提案されている。かかる印字装置に使用される
ディジーホイールは、円形状の支持部から複数のスポー
クが放射状に延出されるとともに、各スポークの先端に
おける一面に活字部、及び、活字部の反対側面にディテ
ントが設けられて構成されているのが一般的である。そ
して、このようなディジーホイールを使用して文字等の
印字を行う場合には、ディテント部を印字ハンマにより
叩打し、ディテント部の反対側に存在する活字部をイン
クリボンを介して用紙上に印打することにより文字等を
用紙上に印字している。
【0003】また、前記印字装置においては、印字部に
て用紙を支持するためにプラテンが配設されているが、
プラテン形状が円筒形状である場合にはプラテンの前後
における用紙搬送機構が複雑化したり、印字装置が大型
化する等の問題があることから、例えば、特願平8−8
4748号の明細書、図面に記載されているように、平
面状のプラテン面を有する平プラテンが採用されてい
る。また、このように平プラテンを採用する印字装置に
おいては、ディジーホイールのディテント部を印字ハン
マで叩打して印字を行う際に、ディジーホイールの活字
面と平面状のプラテン面とが合致するように、ディジー
ホイールの活字部はスポークに対して所定角度屈曲した
状態で形成されている。
て用紙を支持するためにプラテンが配設されているが、
プラテン形状が円筒形状である場合にはプラテンの前後
における用紙搬送機構が複雑化したり、印字装置が大型
化する等の問題があることから、例えば、特願平8−8
4748号の明細書、図面に記載されているように、平
面状のプラテン面を有する平プラテンが採用されてい
る。また、このように平プラテンを採用する印字装置に
おいては、ディジーホイールのディテント部を印字ハン
マで叩打して印字を行う際に、ディジーホイールの活字
面と平面状のプラテン面とが合致するように、ディジー
ホイールの活字部はスポークに対して所定角度屈曲した
状態で形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ように、平プラテンを採用する印字装置に使用されるデ
ィジーホイールでは、活字部とスポークとの間に屈曲部
が形成されていることに起因して、相互に隣接するスポ
ーク同志が重なり合ってしまう問題がある。ここで、従
来のディジーホイールにおいて隣接するスポーク相互が
重なってしまう場合につき図9に基づき説明する。図9
は従来のディジーホイールにおいてスポーク相互が重な
り合った状態を拡大して示す説明図である。
ように、平プラテンを採用する印字装置に使用されるデ
ィジーホイールでは、活字部とスポークとの間に屈曲部
が形成されていることに起因して、相互に隣接するスポ
ーク同志が重なり合ってしまう問題がある。ここで、従
来のディジーホイールにおいて隣接するスポーク相互が
重なってしまう場合につき図9に基づき説明する。図9
は従来のディジーホイールにおいてスポーク相互が重な
り合った状態を拡大して示す説明図である。
【0005】図9において、ディジーホイールのスポー
クSの先端(図9中、上端)には、その一面(図9中、
右側面)に活字部Cが形成されており、また、活字部C
と反対側面(図9中、左側面)にディテント部Dが形成
されている。また、活字部CはスポークSに対して所定
角度(活字部Cの形成面とスポークSの右側面とがなす
角度であり、約30度)屈曲した状態で形成されてい
る。このような、スポークSを有するディジーホイール
では、スポークS自体はフレキシブルに曲げられること
から、その取扱状態によっては図9に示すように、一方
のスポークSのディテント部Dと他方のスポークSの活
字部Cとが相互に干渉して各スポークSが重なり合った
状態になることが多い。
クSの先端(図9中、上端)には、その一面(図9中、
右側面)に活字部Cが形成されており、また、活字部C
と反対側面(図9中、左側面)にディテント部Dが形成
されている。また、活字部CはスポークSに対して所定
角度(活字部Cの形成面とスポークSの右側面とがなす
角度であり、約30度)屈曲した状態で形成されてい
る。このような、スポークSを有するディジーホイール
では、スポークS自体はフレキシブルに曲げられること
から、その取扱状態によっては図9に示すように、一方
のスポークSのディテント部Dと他方のスポークSの活
字部Cとが相互に干渉して各スポークSが重なり合った
状態になることが多い。
【0006】このような場合、各スポークS相互を重な
り合った状態で放置しておくと、スポークS自体に永久
変形が発生してしまう虞が多分に存する。また、ディジ
ーホイールの回転制御は、例えば、パルスモータを介し
てその基準位置からの回転量と活字部Cの位置との相関
関係に基づいて行われるが、前記のようにスポークSが
永久変形してしまうと、パルスモータによる活字選択の
際にその活字選択の精度に誤差が発生することとなり、
これにより適正に活字部Cを選択して所望の印字を行う
ことができなくなる。
り合った状態で放置しておくと、スポークS自体に永久
変形が発生してしまう虞が多分に存する。また、ディジ
ーホイールの回転制御は、例えば、パルスモータを介し
てその基準位置からの回転量と活字部Cの位置との相関
関係に基づいて行われるが、前記のようにスポークSが
永久変形してしまうと、パルスモータによる活字選択の
際にその活字選択の精度に誤差が発生することとなり、
これにより適正に活字部Cを選択して所望の印字を行う
ことができなくなる。
【0007】本発明は前記従来における問題点を解消す
るためになされたものであり、各スポーク相互がクロス
状態で重なってしまうことを確実に防止することを可能
としてその取扱を容易にするとともに、スポークに永久
変形を発生させることなく適正に活字選択を行って所望
の印字を行うことが可能なディジーホイールを提供する
ことを目的とする。
るためになされたものであり、各スポーク相互がクロス
状態で重なってしまうことを確実に防止することを可能
としてその取扱を容易にするとともに、スポークに永久
変形を発生させることなく適正に活字選択を行って所望
の印字を行うことが可能なディジーホイールを提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に係るディジーホイールは、支持部から放射状
に延出されたスポークの先端に活字部が形成されるとと
もにその活字部の裏面側にてディテント部が形成され、
印字ハンマを介してディテント部が叩打され活字部によ
り印字が行われるディジーホイールにおいて、前記活字
部はスポークに対して所定角度屈曲した状態で形成され
ており、活字部とスポークの屈曲部の近傍には突起部が
設けられていることを特徴とする。
請求項1に係るディジーホイールは、支持部から放射状
に延出されたスポークの先端に活字部が形成されるとと
もにその活字部の裏面側にてディテント部が形成され、
印字ハンマを介してディテント部が叩打され活字部によ
り印字が行われるディジーホイールにおいて、前記活字
部はスポークに対して所定角度屈曲した状態で形成され
ており、活字部とスポークの屈曲部の近傍には突起部が
設けられていることを特徴とする。
【0009】請求項1のディジーホイールでは、活字部
とスポークの屈曲部の近傍には突起部が形成されてお
り、かかる突起部は、隣接するスポークが相互に重なり
合おうとする際に、その重なり合いを排除するように作
用する。従って、各スポーク相互がクロス状態で重なっ
てしまうことを確実に防止することが可能となり、これ
によりディジーホイールを容易に取り扱うことが可能と
なる。また、各スポークが相互に重なり合うことがなく
なることから、スポークに永久変形が発生することはな
く、従って、常に適正に活字選択を行って所望の印字を
行うことが可能となる。
とスポークの屈曲部の近傍には突起部が形成されてお
り、かかる突起部は、隣接するスポークが相互に重なり
合おうとする際に、その重なり合いを排除するように作
用する。従って、各スポーク相互がクロス状態で重なっ
てしまうことを確実に防止することが可能となり、これ
によりディジーホイールを容易に取り扱うことが可能と
なる。また、各スポークが相互に重なり合うことがなく
なることから、スポークに永久変形が発生することはな
く、従って、常に適正に活字選択を行って所望の印字を
行うことが可能となる。
【0010】また、請求項2に係るディジーホイルは、
請求項1のディジーホイールにおいて、前記突起部は、
スポークにおけるディテント部側に設けられていること
を特徴とする。請求項2のディジーホイールでは、突起
部がディテント部側に設けられていることから、突起部
が活字部による印字動作に影響を与えることはない。こ
のとき、突起部は、印字ハンマにより叩打されるディテ
ント部から外れた位置に設けられるのが望ましい。
請求項1のディジーホイールにおいて、前記突起部は、
スポークにおけるディテント部側に設けられていること
を特徴とする。請求項2のディジーホイールでは、突起
部がディテント部側に設けられていることから、突起部
が活字部による印字動作に影響を与えることはない。こ
のとき、突起部は、印字ハンマにより叩打されるディテ
ント部から外れた位置に設けられるのが望ましい。
【0011】更に、請求項3に係るディジーホイール
は、請求項2のディジーホイールにおいて、前記突起部
は、円形状を有することを特徴とする。請求項3のディ
ジーホイールでは、突起部が円形状を有しており、ま
た、かかる円形状は相互に干渉して係止し難い形状であ
ることから、突起部相互が重なり合うことはなく、従っ
て、スポーク相互の重なり合いを防止することが可能と
なる。
は、請求項2のディジーホイールにおいて、前記突起部
は、円形状を有することを特徴とする。請求項3のディ
ジーホイールでは、突起部が円形状を有しており、ま
た、かかる円形状は相互に干渉して係止し難い形状であ
ることから、突起部相互が重なり合うことはなく、従っ
て、スポーク相互の重なり合いを防止することが可能と
なる。
【0012】また、請求項4に係るディジーホイール
は、請求項1又は請求項2のディジーホイールにおい
て、前記突起部は、ディテント部を屈曲部近傍まで延長
することにより設けられていることを特徴とする。請求
項4のディジーホイールでは、突起部が、ディテント部
を屈曲部近傍まで延長して設けられており、かかる場合
においても、隣接する各スポークの突起部はスポークの
ディテント部側にて相互に干渉して重なり合うことな
く、従って、隣接するスポークが相互に重なり合おうと
する際に、その重なり合いを排除して、各スポーク相互
がクロス状態で重なってしまうことを確実に防止するこ
とが可能となる。尚、この場合においても、突起部は、
印字ハンマにより叩打されるディテント部から外れた位
置に設けられるのが望ましい。
は、請求項1又は請求項2のディジーホイールにおい
て、前記突起部は、ディテント部を屈曲部近傍まで延長
することにより設けられていることを特徴とする。請求
項4のディジーホイールでは、突起部が、ディテント部
を屈曲部近傍まで延長して設けられており、かかる場合
においても、隣接する各スポークの突起部はスポークの
ディテント部側にて相互に干渉して重なり合うことな
く、従って、隣接するスポークが相互に重なり合おうと
する際に、その重なり合いを排除して、各スポーク相互
がクロス状態で重なってしまうことを確実に防止するこ
とが可能となる。尚、この場合においても、突起部は、
印字ハンマにより叩打されるディテント部から外れた位
置に設けられるのが望ましい。
【0013】更に、請求項5に係るディジーホイール
は、請求項1のディジーホイールにおいて、前記突起部
は、スポークにおける活字部側にて屈曲部の近傍に設け
られていることを特徴とする。請求項5のディジーホイ
ールにおけるように、突起部がスポークの活字部側にて
屈曲部の近傍に設けられている場合、前記と同様、隣接
する各スポークの突起部はスポークの活字部側にて相互
に干渉して重なり合うことなく、従って、隣接するスポ
ークが相互に重なり合おうとする際に、その重なり合い
を排除して、各スポーク相互がクロス状態で重なってし
まうことを確実に防止することが可能となる。このと
き、突起部は、活字部による印字時に活字部が対面され
るインクリボンから外れた位置に設けられるのが望まし
い。
は、請求項1のディジーホイールにおいて、前記突起部
は、スポークにおける活字部側にて屈曲部の近傍に設け
られていることを特徴とする。請求項5のディジーホイ
ールにおけるように、突起部がスポークの活字部側にて
屈曲部の近傍に設けられている場合、前記と同様、隣接
する各スポークの突起部はスポークの活字部側にて相互
に干渉して重なり合うことなく、従って、隣接するスポ
ークが相互に重なり合おうとする際に、その重なり合い
を排除して、各スポーク相互がクロス状態で重なってし
まうことを確実に防止することが可能となる。このと
き、突起部は、活字部による印字時に活字部が対面され
るインクリボンから外れた位置に設けられるのが望まし
い。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るディジーホイ
ールについて本発明を具体化した第1実施形態に基づき
図面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、本実施形態に
係るディジーホイールが使用される印字装置としてのタ
イプライタの概略構成について図1乃至図3に基づき説
明する。ここに、図1は本実施形態のディジーホイール
が使用されるタイプライタの斜視図、図2はタイプライ
タの断面図、図3は図2の要部拡大図である。
ールについて本発明を具体化した第1実施形態に基づき
図面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、本実施形態に
係るディジーホイールが使用される印字装置としてのタ
イプライタの概略構成について図1乃至図3に基づき説
明する。ここに、図1は本実施形態のディジーホイール
が使用されるタイプライタの斜視図、図2はタイプライ
タの断面図、図3は図2の要部拡大図である。
【0015】図1乃至図3に示すように、電子タイプラ
イタ1は、本体ケース2、この本体ケース2の前部の上
面部に設けられたキーボード3、プラテン4、キャリッ
ジ5、キャリッジ5に装備された諸機構(印字機構、キ
ャリッジを移動駆動する機構、インクリボンを送るリボ
ン巻取り機構、インクリボンの位置を切換える機構、修
正用テープを巻き取る巻取り機構、修正用テープの位置
を切換える機構等)、記録媒体を案内する媒体案内機構
6、記録媒体を送る媒体搬送機構7、キャリッジ5を左
右方向に移動駆動するキャリッジ駆動機構、制御ユニッ
ト8、キャリッジ5に着脱自在に装着されるリボンカセ
ット9等を有する。
イタ1は、本体ケース2、この本体ケース2の前部の上
面部に設けられたキーボード3、プラテン4、キャリッ
ジ5、キャリッジ5に装備された諸機構(印字機構、キ
ャリッジを移動駆動する機構、インクリボンを送るリボ
ン巻取り機構、インクリボンの位置を切換える機構、修
正用テープを巻き取る巻取り機構、修正用テープの位置
を切換える機構等)、記録媒体を案内する媒体案内機構
6、記録媒体を送る媒体搬送機構7、キャリッジ5を左
右方向に移動駆動するキャリッジ駆動機構、制御ユニッ
ト8、キャリッジ5に着脱自在に装着されるリボンカセ
ット9等を有する。
【0016】本体ケース2は、上部カバー10、下部カ
バー11、底カバー12、後部カバー13等で構成さ
れ、これらカバー10〜13は合成樹脂製である。本体
ケース2には、図示外の金属製の本体フレームも設けて
ある。キャリッジ5は、ガイド軸15とガイドバー16
とで左右方向に水平に移動自在に案内されている。キャ
リッジ駆動機構は、左右1対のワイヤ案内輪と、これら
ワイヤ案内輪を経由してキャリッジ5に連結されたワイ
ヤと、そのワイヤを駆動するパルスモータ等からなる一
般的な構成のものである。
バー11、底カバー12、後部カバー13等で構成さ
れ、これらカバー10〜13は合成樹脂製である。本体
ケース2には、図示外の金属製の本体フレームも設けて
ある。キャリッジ5は、ガイド軸15とガイドバー16
とで左右方向に水平に移動自在に案内されている。キャ
リッジ駆動機構は、左右1対のワイヤ案内輪と、これら
ワイヤ案内輪を経由してキャリッジ5に連結されたワイ
ヤと、そのワイヤを駆動するパルスモータ等からなる一
般的な構成のものである。
【0017】図2、図3に示すように、硬質合成ゴム製
のプラテン4は、水平面に対して後方上りに約45度の
角度で傾斜した平面状のプラテン面17を有し、このプ
ラテン面17は媒体送り方向に小幅で左右方向に帯状に
延びている。プラテン4は略矩形断面の小型のバー状体
である。尚、プラテン面17の傾斜角は水平面に対して
20〜70度程度が望ましく、約40〜45度が最も望
ましい。前記プラテン4は、媒体案内機構6の用紙案内
路23の中段よりもやや上方の位置に配設されている。
のプラテン4は、水平面に対して後方上りに約45度の
角度で傾斜した平面状のプラテン面17を有し、このプ
ラテン面17は媒体送り方向に小幅で左右方向に帯状に
延びている。プラテン4は略矩形断面の小型のバー状体
である。尚、プラテン面17の傾斜角は水平面に対して
20〜70度程度が望ましく、約40〜45度が最も望
ましい。前記プラテン4は、媒体案内機構6の用紙案内
路23の中段よりもやや上方の位置に配設されている。
【0018】媒体案内機構6は、傾斜した平面状のプラ
テン面17を含む平面に沿って記録媒体(以下、用紙と
いう)をストレートに搬送するように用紙を案内するも
のであり、この媒体案内機構6は、プラテン面17を含
む平面に沿った合成樹脂製のベース板20と、ベース板
20に上側から平行に対向する合成樹脂製の透明なペー
パガイド21,22と、ベース板20とペーパガイド2
1,22間に形成された用紙案内路23及び用紙案内路
23の下端に連なり下部カバー11と底カバー12間に
形成された用紙案内路24等を有する。
テン面17を含む平面に沿って記録媒体(以下、用紙と
いう)をストレートに搬送するように用紙を案内するも
のであり、この媒体案内機構6は、プラテン面17を含
む平面に沿った合成樹脂製のベース板20と、ベース板
20に上側から平行に対向する合成樹脂製の透明なペー
パガイド21,22と、ベース板20とペーパガイド2
1,22間に形成された用紙案内路23及び用紙案内路
23の下端に連なり下部カバー11と底カバー12間に
形成された用紙案内路24等を有する。
【0019】ベース板20の大部分の上面はプラテン面
17を含む平面と同一面に位置し、プラテン4はベース
板20に固定されている。下側の透明なペーパガイド2
1は、ベース板20の下部約1/2部分に対応する広幅
に形成され、このペーパガイド21の下端部は、左右1
対のピン25で本体フレームに回動自在に枢支され、ペ
ーパガイド21の下端部のバネ受け部26と下部カバー
11間に圧縮バネ27が装着され、圧縮バネ27により
ペーパガイド21はベース板20の方へ付勢されてい
る。ペーパガイド21の上端部の下面側には用紙Pを用
紙案内路23へ案内するテーパ面28が形成されてい
る。
17を含む平面と同一面に位置し、プラテン4はベース
板20に固定されている。下側の透明なペーパガイド2
1は、ベース板20の下部約1/2部分に対応する広幅
に形成され、このペーパガイド21の下端部は、左右1
対のピン25で本体フレームに回動自在に枢支され、ペ
ーパガイド21の下端部のバネ受け部26と下部カバー
11間に圧縮バネ27が装着され、圧縮バネ27により
ペーパガイド21はベース板20の方へ付勢されてい
る。ペーパガイド21の上端部の下面側には用紙Pを用
紙案内路23へ案内するテーパ面28が形成されてい
る。
【0020】上側の透明なペーパガイド22は、上下方
向に狭幅に形成され、その左右両端部から下方へ延びた
1対の腕部30が、夫々ピン31で本体フレームの側壁
部に回動自在に枢支され、これら1対の腕部30を付勢
する引張バネ32によりペーパガイド22はベース板2
0の方へ付勢されている。このペーパガイド22の下端
部の下面側には、用紙Pを用紙案内路23へ案内するテ
ーパ面33が形成されている。ペーパガイド21,22
は、用紙通過隙間をあけて、夫々ベース板20に接近さ
せた閉位置と、上方へ開いた開位置とに手動操作により
切換え自在であり、夫々閉位置の方へ付勢されている。
向に狭幅に形成され、その左右両端部から下方へ延びた
1対の腕部30が、夫々ピン31で本体フレームの側壁
部に回動自在に枢支され、これら1対の腕部30を付勢
する引張バネ32によりペーパガイド22はベース板2
0の方へ付勢されている。このペーパガイド22の下端
部の下面側には、用紙Pを用紙案内路23へ案内するテ
ーパ面33が形成されている。ペーパガイド21,22
は、用紙通過隙間をあけて、夫々ベース板20に接近さ
せた閉位置と、上方へ開いた開位置とに手動操作により
切換え自在であり、夫々閉位置の方へ付勢されている。
【0021】図2、図3に示すように、媒体搬送機構7
は、用紙Pを用紙案内路23又は用紙案内路23,24
に沿って上下両方向へ搬送するものである。用紙Pを給
紙する場合、上下方向に長い用紙Pは用紙案内路24の
入口34から供給してもよく、また、用紙案内路23の
上端から供給してもよい。また、上下幅の小さな用紙P
は用紙案内路23の上端から供給される。
は、用紙Pを用紙案内路23又は用紙案内路23,24
に沿って上下両方向へ搬送するものである。用紙Pを給
紙する場合、上下方向に長い用紙Pは用紙案内路24の
入口34から供給してもよく、また、用紙案内路23の
上端から供給してもよい。また、上下幅の小さな用紙P
は用紙案内路23の上端から供給される。
【0022】媒体搬送機構7は、プラテン4に対して上
流側付近に位置して左右方向に延びる駆動ローラ35
と、プラテン4に対して下流側付近に位置して左右方向
に延びる駆動ローラ36と、駆動ローラ35に上側から
当接する複数の従動ローラ37と、駆動ローラ36に上
側から当接する複数の従動ローラ38と、駆動ローラ3
5,36を駆動する駆動手段(電動モータとギヤ機構)
とを有する。駆動ローラ35,36の搬送面はプラテン
面17を含む平面と同一面をなし、駆動ローラ35,3
6は直径約1〜2cmの小径のもので、これら駆動ロー
ラ35,36の左右両端部は本体フレームに回転可能に
支持されている。尚、駆動ローラ35,36を手動操作
で駆動する為のノブ18も設けられている。
流側付近に位置して左右方向に延びる駆動ローラ35
と、プラテン4に対して下流側付近に位置して左右方向
に延びる駆動ローラ36と、駆動ローラ35に上側から
当接する複数の従動ローラ37と、駆動ローラ36に上
側から当接する複数の従動ローラ38と、駆動ローラ3
5,36を駆動する駆動手段(電動モータとギヤ機構)
とを有する。駆動ローラ35,36の搬送面はプラテン
面17を含む平面と同一面をなし、駆動ローラ35,3
6は直径約1〜2cmの小径のもので、これら駆動ロー
ラ35,36の左右両端部は本体フレームに回転可能に
支持されている。尚、駆動ローラ35,36を手動操作
で駆動する為のノブ18も設けられている。
【0023】複数の従動ローラ37はペーパガイド21
の厚さよりも少し太い小径のもので、これら従動ローラ
37はペーパガイド21に回動自在に保持され、圧縮バ
ネ27の付勢力でペーパガイド21を介して駆動ローラ
35の方へ付勢されている。複数の従動ローラ38はペ
ーパガイド22の厚さよりも少し太い小径のもので、こ
れら従動ローラ38はペーパガイド22に回動自在に保
持され、引張バネ32の付勢力でペーパガイド22を介
して駆動ローラ36の方へ付勢されている。
の厚さよりも少し太い小径のもので、これら従動ローラ
37はペーパガイド21に回動自在に保持され、圧縮バ
ネ27の付勢力でペーパガイド21を介して駆動ローラ
35の方へ付勢されている。複数の従動ローラ38はペ
ーパガイド22の厚さよりも少し太い小径のもので、こ
れら従動ローラ38はペーパガイド22に回動自在に保
持され、引張バネ32の付勢力でペーパガイド22を介
して駆動ローラ36の方へ付勢されている。
【0024】キャリッジ5に搭載された一般的な構成の
印字機構は、キャリッジ5に着脱自在に装着されるディ
ジーホイール40と、ディジーホイール40を正逆回転
駆動するパルスモータと、ディジーホイール40のうち
の選択された活字を打撃する印字ハンマ41、印字ハン
マ41を打撃駆動するソレノイドを有する。印字ハンマ
41とそれに対応する選択された1つの活字とが印字ヘ
ッドに相当する。但し、ディジーホイール40は、キャ
リッジ5の後端部に用紙案内路23とほぼ平行に装備さ
れる関係上、特有の構成のものである。
印字機構は、キャリッジ5に着脱自在に装着されるディ
ジーホイール40と、ディジーホイール40を正逆回転
駆動するパルスモータと、ディジーホイール40のうち
の選択された活字を打撃する印字ハンマ41、印字ハン
マ41を打撃駆動するソレノイドを有する。印字ハンマ
41とそれに対応する選択された1つの活字とが印字ヘ
ッドに相当する。但し、ディジーホイール40は、キャ
リッジ5の後端部に用紙案内路23とほぼ平行に装備さ
れる関係上、特有の構成のものである。
【0025】ここで、ディジーホイール40の構成につ
いて図4乃至図6に基づき説明する。図4はスポークの
一部を省略して示すディジーホイール40の平面図、図
5はディジーホイールの側断面図、図6はスポークの先
端部を拡大して示す拡大図であり、図6(A)はスポー
ク先端部の拡大側面図、図6(B)はディテント側から
見て示すスポーク先端部の拡大平面図である。
いて図4乃至図6に基づき説明する。図4はスポークの
一部を省略して示すディジーホイール40の平面図、図
5はディジーホイールの側断面図、図6はスポークの先
端部を拡大して示す拡大図であり、図6(A)はスポー
ク先端部の拡大側面図、図6(B)はディテント側から
見て示すスポーク先端部の拡大平面図である。
【0026】図4及び図5において、ディジーホイール
40は、その中央部に円形状の支持部44を有してお
り、この支持部44からは放射状に複数のスポーク42
が樹脂より一体に延出形成されている。尚、支持部44
は、ディジーホイール40全体をキャリッジ5に着脱自
在に装着するためのものであり、支持部44には位置決
め孔、位置決め突起等が設けられている。また、各スポ
ーク42は弾性変形可能に構成されて用紙案内路23と
ほぼ平行に配設されるとともに、各スポーク42の先端
には、スポーク42と所定角度だけ屈曲した状態で活字
43が一体に形成されている。ここに、所定角度は、例
えば図5において、スポーク42の左側面と活字43の
活字面とがなす角度を意味し、約30度に形成されてい
る。更に、各スポーク42において活字43の反対側に
は、ディテント45が形成されている。かかるディテン
ト45は、印字ハンマ41を介して叩打される部分であ
り、ディテント45が叩打されることに基づきスポーク
42の弾性変形を介して活字43がインクリボンと用紙
Pを挟んでプラテン面17に打撃されて用紙P上に所望
文字等の印字が行われるものである。
40は、その中央部に円形状の支持部44を有してお
り、この支持部44からは放射状に複数のスポーク42
が樹脂より一体に延出形成されている。尚、支持部44
は、ディジーホイール40全体をキャリッジ5に着脱自
在に装着するためのものであり、支持部44には位置決
め孔、位置決め突起等が設けられている。また、各スポ
ーク42は弾性変形可能に構成されて用紙案内路23と
ほぼ平行に配設されるとともに、各スポーク42の先端
には、スポーク42と所定角度だけ屈曲した状態で活字
43が一体に形成されている。ここに、所定角度は、例
えば図5において、スポーク42の左側面と活字43の
活字面とがなす角度を意味し、約30度に形成されてい
る。更に、各スポーク42において活字43の反対側に
は、ディテント45が形成されている。かかるディテン
ト45は、印字ハンマ41を介して叩打される部分であ
り、ディテント45が叩打されることに基づきスポーク
42の弾性変形を介して活字43がインクリボンと用紙
Pを挟んでプラテン面17に打撃されて用紙P上に所望
文字等の印字が行われるものである。
【0027】また、各スポーク42において、活字43
とスポーク42との間に形成される屈曲部46の近傍位
置には、ディテント45側(図5中、右側)にて円形状
突起部47が設けられている。ここで、突起部47の構
成について図6に基づき説明する。
とスポーク42との間に形成される屈曲部46の近傍位
置には、ディテント45側(図5中、右側)にて円形状
突起部47が設けられている。ここで、突起部47の構
成について図6に基づき説明する。
【0028】図6(A)、(B)において、円形状の突
起部47は、ディテント45側にてスポーク42と一体
に形成されており、また、突起部47は、屈曲部46を
境にして、印字ハンマ41により叩打されるディテント
45から外れた位置に形成されている。このように、突
起部47がディテント45側に設けられていることか
ら、突起部47が活字43による印字動作に影響を与え
ることは全くない。また、突起部47は、印字ハンマ4
1により叩打されるディテント45から外れた位置に設
けられているので、印字ハンマ41が突起部47を叩打
することはない。
起部47は、ディテント45側にてスポーク42と一体
に形成されており、また、突起部47は、屈曲部46を
境にして、印字ハンマ41により叩打されるディテント
45から外れた位置に形成されている。このように、突
起部47がディテント45側に設けられていることか
ら、突起部47が活字43による印字動作に影響を与え
ることは全くない。また、突起部47は、印字ハンマ4
1により叩打されるディテント45から外れた位置に設
けられているので、印字ハンマ41が突起部47を叩打
することはない。
【0029】また、円形状突起部47の直径は、スポー
ク42の幅よりも大きく設定されている。このように、
突起部47が、相互に干渉して係止し難い形状である円
形状に形成されており、更に、その直径がスポーク42
の幅よりも大きくされていることに基づき、突起部47
が相互に重なり合うことを確実に防止することができ
る。これにより、スポーク42が相互に重なり合うこと
を確実に防止することができるものである。
ク42の幅よりも大きく設定されている。このように、
突起部47が、相互に干渉して係止し難い形状である円
形状に形成されており、更に、その直径がスポーク42
の幅よりも大きくされていることに基づき、突起部47
が相互に重なり合うことを確実に防止することができ
る。これにより、スポーク42が相互に重なり合うこと
を確実に防止することができるものである。
【0030】以上説明した通り第1実施形態に係るディ
ジーホイール40では、活字43とスポーク42の屈曲
部46の近傍に突起部47が形成されており、かかる突
起部47は、隣接するスポーク42が相互に重なり合お
うとする際に、その重なり合いを排除するように作用す
ることから、各スポーク42相互がクロス状態で重なっ
てしまうことを確実に防止することができ、これにより
ディジーホイール40を容易に取り扱うことができるも
のである。また、各スポーク42が相互に重なり合うこ
とがなくなることから、スポーク42に永久変形が発生
することはなく、従って、常に適正に活字選択を行って
所望の印字を行うことができる。
ジーホイール40では、活字43とスポーク42の屈曲
部46の近傍に突起部47が形成されており、かかる突
起部47は、隣接するスポーク42が相互に重なり合お
うとする際に、その重なり合いを排除するように作用す
ることから、各スポーク42相互がクロス状態で重なっ
てしまうことを確実に防止することができ、これにより
ディジーホイール40を容易に取り扱うことができるも
のである。また、各スポーク42が相互に重なり合うこ
とがなくなることから、スポーク42に永久変形が発生
することはなく、従って、常に適正に活字選択を行って
所望の印字を行うことができる。
【0031】また、ディジーホイール40において、突
起部47がディテント45側に設けられているととも
に、屈曲部46を境にして、印字ハンマ41により叩打
されるディテント45から外れた位置に形成されている
ことから、突起部47が活字43による印字動作に影響
を与えることは全くなく、また、印字ハンマ41が突起
部47を叩打することも全くない。従って、印字ハンマ
41を介してディテント45を確実に叩打して活字43
により用紙P上に所望の文字等を印字することができ
る。
起部47がディテント45側に設けられているととも
に、屈曲部46を境にして、印字ハンマ41により叩打
されるディテント45から外れた位置に形成されている
ことから、突起部47が活字43による印字動作に影響
を与えることは全くなく、また、印字ハンマ41が突起
部47を叩打することも全くない。従って、印字ハンマ
41を介してディテント45を確実に叩打して活字43
により用紙P上に所望の文字等を印字することができ
る。
【0032】更に、突起部47が、相互に干渉して係止
し難い形状である円形状に形成されており、また、その
直径がスポーク42の幅よりも大きくされていることに
基づき、突起部47が相互に突起部相互が重なり合うこ
とを確実に防止することができる。
し難い形状である円形状に形成されており、また、その
直径がスポーク42の幅よりも大きくされていることに
基づき、突起部47が相互に突起部相互が重なり合うこ
とを確実に防止することができる。
【0033】次に、第2実施形態に係るディジーホイー
ルについて図7に基づき説明する。図7は第2実施形態
に係るディジーホイールにおけるスポーク先端部の拡大
側面図である。ここに、第2実施形態に係るディジーホ
イールは、基本的に、前記第1実施形態のディジーホイ
ール40と同一の構成を有しており、第1実施形態のデ
ィジーホイール40では、突起部47が屈曲部46を境
にしてディテント45から外れた位置にてスポーク42
に形成されているのに対して、第2実施形態のディジー
ホイールでは、ディテントを屈曲部の近傍位置まで延長
することにより設けられている点でのみ第1実施形態と
は異なる。従って、以下の説明においては、第1実施形
態におけると同一の要素、部材等については同一の番号
を付して説明するものとし、また、第2実施形態に特徴
的な構成に着目して説明することとする。
ルについて図7に基づき説明する。図7は第2実施形態
に係るディジーホイールにおけるスポーク先端部の拡大
側面図である。ここに、第2実施形態に係るディジーホ
イールは、基本的に、前記第1実施形態のディジーホイ
ール40と同一の構成を有しており、第1実施形態のデ
ィジーホイール40では、突起部47が屈曲部46を境
にしてディテント45から外れた位置にてスポーク42
に形成されているのに対して、第2実施形態のディジー
ホイールでは、ディテントを屈曲部の近傍位置まで延長
することにより設けられている点でのみ第1実施形態と
は異なる。従って、以下の説明においては、第1実施形
態におけると同一の要素、部材等については同一の番号
を付して説明するものとし、また、第2実施形態に特徴
的な構成に着目して説明することとする。
【0034】図7において、突起部47は、ディテント
45を下方向に屈曲部46の近傍位置まで延長してスポ
ーク42と一体に形成されており、また、突起部47
は、印字ハンマ41により叩打されるディテント45か
ら下方に外れた位置に形成されている。このように、突
起部47がディテント45側に設けられていることか
ら、前記第1実施形態の場合と同様、突起部47が活字
43による印字動作に影響を与えることは全くない。ま
た、突起部47は、印字ハンマ41により叩打されるデ
ィテント45から外れた位置に設けられているので、印
字ハンマ41が突起部47を叩打することはない。
45を下方向に屈曲部46の近傍位置まで延長してスポ
ーク42と一体に形成されており、また、突起部47
は、印字ハンマ41により叩打されるディテント45か
ら下方に外れた位置に形成されている。このように、突
起部47がディテント45側に設けられていることか
ら、前記第1実施形態の場合と同様、突起部47が活字
43による印字動作に影響を与えることは全くない。ま
た、突起部47は、印字ハンマ41により叩打されるデ
ィテント45から外れた位置に設けられているので、印
字ハンマ41が突起部47を叩打することはない。
【0035】また、隣接するスポーク42が相互に重な
り合おうとする際に、各突起部47は相互に干渉する作
用を行い、一方の突起部47が他方の突起部47を越え
て係止することない。これに基づき、突起部47は、隣
接するスポーク42が相互に重なり合うことを確実に防
止することができる。
り合おうとする際に、各突起部47は相互に干渉する作
用を行い、一方の突起部47が他方の突起部47を越え
て係止することない。これに基づき、突起部47は、隣
接するスポーク42が相互に重なり合うことを確実に防
止することができる。
【0036】以上のように第2実施形態に係るディジー
ホイール40では、隣接するスポーク42における各突
起部47が相互に干渉して一方の突起部47が他方の突
起部47を越えて係止することはなく、隣接するスポー
ク42が相互に重なり合うことを確実に防止することが
できる。
ホイール40では、隣接するスポーク42における各突
起部47が相互に干渉して一方の突起部47が他方の突
起部47を越えて係止することはなく、隣接するスポー
ク42が相互に重なり合うことを確実に防止することが
できる。
【0037】次に、第3実施形態に係るディジーホイー
ルについて図8に基づき説明する。図8は第3実施形態
に係るディジーホイールにおけるスポーク先端部の拡大
側面図である。ここに、第3実施形態に係るディジーホ
イールは、基本的に、前記第1実施形態のディジーホイ
ール40と同一の構成を有しており、第1実施形態のデ
ィジーホイール40では、突起部47が屈曲部46を境
にしてディテント45から外れた位置にてスポーク42
に形成されているのに対して、第3実施形態のディジー
ホイールでは、突起部がスポークにおける活字側にて屈
曲部の近傍に設けられている点でのみ第1実施形態とは
異なる。従って、以下の説明においては、第1実施形態
におけると同一の要素、部材等については同一の番号を
付して説明するものとし、また、第3実施形態に特徴的
な構成に着目して説明することとする。
ルについて図8に基づき説明する。図8は第3実施形態
に係るディジーホイールにおけるスポーク先端部の拡大
側面図である。ここに、第3実施形態に係るディジーホ
イールは、基本的に、前記第1実施形態のディジーホイ
ール40と同一の構成を有しており、第1実施形態のデ
ィジーホイール40では、突起部47が屈曲部46を境
にしてディテント45から外れた位置にてスポーク42
に形成されているのに対して、第3実施形態のディジー
ホイールでは、突起部がスポークにおける活字側にて屈
曲部の近傍に設けられている点でのみ第1実施形態とは
異なる。従って、以下の説明においては、第1実施形態
におけると同一の要素、部材等については同一の番号を
付して説明するものとし、また、第3実施形態に特徴的
な構成に着目して説明することとする。
【0038】図8において、突起部47は、スポーク4
2の先端に形成された活字43の下方にて屈曲部46の
近傍位置でスポーク42と一体に形成されており、ま
た、突起部47は、活字43から離間して下方に外れた
位置に形成されている。これにより、突起部47は、活
字43による印字時に活字43が対面されるインクリボ
ンから外れた位置に設けられることとなる。従って、印
字ハンマ41を介してディテント45を叩打し、活字4
3とインクリボンにより印字を行う際に、突起部47が
インクリボンに叩打されることはなく、印字上支障が発
生することはない。
2の先端に形成された活字43の下方にて屈曲部46の
近傍位置でスポーク42と一体に形成されており、ま
た、突起部47は、活字43から離間して下方に外れた
位置に形成されている。これにより、突起部47は、活
字43による印字時に活字43が対面されるインクリボ
ンから外れた位置に設けられることとなる。従って、印
字ハンマ41を介してディテント45を叩打し、活字4
3とインクリボンにより印字を行う際に、突起部47が
インクリボンに叩打されることはなく、印字上支障が発
生することはない。
【0039】また、隣接するスポーク42が相互に重な
り合おうとする際に、各突起部47は、スポーク42の
活字側にて相互に干渉する作用を行い、一方の突起部4
7が他方の突起部47を越えて係止することない。これ
に基づき、突起部47は、隣接するスポーク42が相互
に重なり合うことを確実に防止することができる。
り合おうとする際に、各突起部47は、スポーク42の
活字側にて相互に干渉する作用を行い、一方の突起部4
7が他方の突起部47を越えて係止することない。これ
に基づき、突起部47は、隣接するスポーク42が相互
に重なり合うことを確実に防止することができる。
【0040】以上のように第3実施形態に係るディジー
ホイール40では、隣接するスポーク42における各突
起部47が相互に干渉して一方の突起部47が他方の突
起部47を越えて係止することはなく、隣接するスポー
ク42が相互に重なり合うことを確実に防止することが
できる。
ホイール40では、隣接するスポーク42における各突
起部47が相互に干渉して一方の突起部47が他方の突
起部47を越えて係止することはなく、隣接するスポー
ク42が相互に重なり合うことを確実に防止することが
できる。
【0041】尚、本発明は戦記各実施形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々
の改良、変形が可能であることは勿論である。
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々
の改良、変形が可能であることは勿論である。
【0042】
【発明の効果】以上説明した通り請求項1に係るディジ
ーホイールでは、活字部とスポークの屈曲部の近傍には
突起部が形成されており、かかる突起部は、隣接するス
ポークが相互に重なり合おうとする際に、その重なり合
いを排除するように作用する。従って、各スポーク相互
がクロス状態で重なってしまうことを確実に防止するこ
とが可能となり、これによりディジーホイールを容易に
取り扱うことが可能となる。また、各スポークが相互に
重なり合うことがなくなることから、スポークに永久変
形が発生することはなく、従って、常に適正に活字選択
を行って所望の印字を行うことが可能となる。
ーホイールでは、活字部とスポークの屈曲部の近傍には
突起部が形成されており、かかる突起部は、隣接するス
ポークが相互に重なり合おうとする際に、その重なり合
いを排除するように作用する。従って、各スポーク相互
がクロス状態で重なってしまうことを確実に防止するこ
とが可能となり、これによりディジーホイールを容易に
取り扱うことが可能となる。また、各スポークが相互に
重なり合うことがなくなることから、スポークに永久変
形が発生することはなく、従って、常に適正に活字選択
を行って所望の印字を行うことが可能となる。
【0043】また、請求項2に係るディジーホイルで
は、突起部がディテント部側に設けられていることか
ら、突起部が活字部による印字動作に影響を与えること
はない。このとき、突起部は、印字ハンマにより叩打さ
れるディテント部から外れた位置に設けられるのが望ま
しい。
は、突起部がディテント部側に設けられていることか
ら、突起部が活字部による印字動作に影響を与えること
はない。このとき、突起部は、印字ハンマにより叩打さ
れるディテント部から外れた位置に設けられるのが望ま
しい。
【0044】更に、請求項3に係るディジーホイールで
は、突起部が円形状を有しており、また、かかる円形状
は相互に干渉して係止し難い形状であることから、突起
部相互が重なり合うことはなく、従って、スポーク相互
の重なり合いを防止することが可能となる。
は、突起部が円形状を有しており、また、かかる円形状
は相互に干渉して係止し難い形状であることから、突起
部相互が重なり合うことはなく、従って、スポーク相互
の重なり合いを防止することが可能となる。
【0045】また、請求項4に係るディジーホイールで
は、突起部が、ディテント部を屈曲部近傍まで延長して
設けられており、かかる場合においても、隣接する各ス
ポークの突起部はスポークのディテント部側にて相互に
干渉して重なり合うことなく、従って、隣接するスポー
クが相互に重なり合おうとする際に、その重なり合いを
排除して、各スポーク相互がクロス状態で重なってしま
うことを確実に防止することが可能となる。尚、この場
合においても、突起部は、印字ハンマにより叩打される
ディテント部から外れた位置に設けられるのが望まし
い。
は、突起部が、ディテント部を屈曲部近傍まで延長して
設けられており、かかる場合においても、隣接する各ス
ポークの突起部はスポークのディテント部側にて相互に
干渉して重なり合うことなく、従って、隣接するスポー
クが相互に重なり合おうとする際に、その重なり合いを
排除して、各スポーク相互がクロス状態で重なってしま
うことを確実に防止することが可能となる。尚、この場
合においても、突起部は、印字ハンマにより叩打される
ディテント部から外れた位置に設けられるのが望まし
い。
【0046】更に、請求項5に係るディジーホイールで
は、突起部がスポークの活字部側にて屈曲部の近傍に設
けられており、前記と同様、隣接する各スポークの突起
部はスポークの活字部側にて相互に干渉して重なり合う
ことなく、従って、隣接するスポークが相互に重なり合
おうとする際に、その重なり合いを排除して、各スポー
ク相互がクロス状態で重なってしまうことを確実に防止
することが可能となる。
は、突起部がスポークの活字部側にて屈曲部の近傍に設
けられており、前記と同様、隣接する各スポークの突起
部はスポークの活字部側にて相互に干渉して重なり合う
ことなく、従って、隣接するスポークが相互に重なり合
おうとする際に、その重なり合いを排除して、各スポー
ク相互がクロス状態で重なってしまうことを確実に防止
することが可能となる。
【0047】以上の通り本発明は、各スポーク相互がク
ロス状態で重なってしまうことを確実に防止することを
可能としてその取扱を容易にするとともに、スポークに
永久変形を発生させることなく適正に活字選択を行って
所望の印字を行うことが可能なディジーホイールを提供
することができる。
ロス状態で重なってしまうことを確実に防止することを
可能としてその取扱を容易にするとともに、スポークに
永久変形を発生させることなく適正に活字選択を行って
所望の印字を行うことが可能なディジーホイールを提供
することができる。
【図1】第1実施形態のディジーホイールが使用される
タイプライタの斜視図である。
タイプライタの斜視図である。
【図2】タイプライタの断面図である。
【図3】図2の要部拡大図である。
【図4】スポークの一部を省略して示すディジーホイー
ルの平面図である。
ルの平面図である。
【図5】ディジーホイールの側断面図である。
【図6】スポークの先端部を拡大して示す拡大図であ
り、図6(A)はスポーク先端部の拡大側面図、図6
(B)はディテント側から見て示すスポーク先端部の拡
大平面図である。
り、図6(A)はスポーク先端部の拡大側面図、図6
(B)はディテント側から見て示すスポーク先端部の拡
大平面図である。
【図7】第2実施形態に係るディジーホイールにおける
スポーク先端部の拡大側面図である。
スポーク先端部の拡大側面図である。
【図8】第3実施形態に係るディジーホイールにおける
スポーク先端部の拡大側面図である。
スポーク先端部の拡大側面図である。
【図9】従来のディジーホイールにおいてスポーク相互
が重なり合った状態を拡大して示す説明図である。
が重なり合った状態を拡大して示す説明図である。
【符号の説明】 1 タイプライタ 4 プラテン 5 キャリッジ 40 ディジーホイール 41 印字ハンマ 42 スポーク 43 活字 44 支持部 45 ディテント 46 屈曲部 47 突起部
Claims (5)
- 【請求項1】 支持部から放射状に延出されたスポーク
の先端に活字部が形成されるとともにその活字部の裏面
側にてディテント部が形成され、印字ハンマを介してデ
ィテント部が叩打され活字部により印字が行われるディ
ジーホイールにおいて、 前記活字部はスポークに対して所定角度屈曲した状態で
形成されており、活字部とスポークの屈曲部の近傍には
突起部が設けられていることを特徴とするディジーホイ
ール。 - 【請求項2】 前記突起部は、スポークにおけるディテ
ント部側に設けられていることを特徴とする請求項1記
載のディジーホイール。 - 【請求項3】 前記突起部は、円形状を有することを特
徴とする請求項2記載のディジーホイール。 - 【請求項4】 前記突起部は、ディテント部を屈曲部近
傍まで延長することにより設けられていることを特徴と
する請求項1又は請求項2記載のディジーホイール。 - 【請求項5】 前記突起部は、スポークにおける活字部
側にて屈曲部の近傍に設けられていることを特徴とする
請求項1記載のディジーホイール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12581997A JPH10315443A (ja) | 1997-05-15 | 1997-05-15 | ディジーホイール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12581997A JPH10315443A (ja) | 1997-05-15 | 1997-05-15 | ディジーホイール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10315443A true JPH10315443A (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=14919732
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12581997A Pending JPH10315443A (ja) | 1997-05-15 | 1997-05-15 | ディジーホイール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10315443A (ja) |
-
1997
- 1997-05-15 JP JP12581997A patent/JPH10315443A/ja active Pending
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