JPH10315140A - 研削具 - Google Patents
研削具Info
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- JPH10315140A JPH10315140A JP12887797A JP12887797A JPH10315140A JP H10315140 A JPH10315140 A JP H10315140A JP 12887797 A JP12887797 A JP 12887797A JP 12887797 A JP12887797 A JP 12887797A JP H10315140 A JPH10315140 A JP H10315140A
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- shaped
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 コンクリート製の建物等の壁に貫設される配
管用貫通孔あるいはコンクリート床面等を研削して補修
する際に容易に且つ迅速に研削作業を行うことができ
る。 【構成】 ホイール状の砥石本体1の外周面にダイヤモ
ンド砥粒2を固着してなるホイール状ダイヤモンド砥石
3がカッター本体4の駆動源につながれる駆動軸5の先
端部に着脱可能に取り付けられてなる。
管用貫通孔あるいはコンクリート床面等を研削して補修
する際に容易に且つ迅速に研削作業を行うことができ
る。 【構成】 ホイール状の砥石本体1の外周面にダイヤモ
ンド砥粒2を固着してなるホイール状ダイヤモンド砥石
3がカッター本体4の駆動源につながれる駆動軸5の先
端部に着脱可能に取り付けられてなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリート製の
建物等の壁に貫設される配管用貫通孔あるいはコンクリ
ート床面等を補修するための研削具に関する。
建物等の壁に貫設される配管用貫通孔あるいはコンクリ
ート床面等を補修するための研削具に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば図5に示すように、コンクリート
製建物の壁Aには水道管やガス管を挿通させるための貫
通孔Bがドリル等の穿孔具を用いて貫設されるが、この
貫通孔が時として図示のように平行に貫通しないで、傾
斜状に曲がって不正確に貫設される場合がある。従って
この不正確に貫設された貫通孔Bを水平状に補修するた
めに、従来ではタガネ等のハツリ工具を用いて鎖線部分
Cをハツって貫通孔Bを水平に補修するようにしてい
た。
製建物の壁Aには水道管やガス管を挿通させるための貫
通孔Bがドリル等の穿孔具を用いて貫設されるが、この
貫通孔が時として図示のように平行に貫通しないで、傾
斜状に曲がって不正確に貫設される場合がある。従って
この不正確に貫設された貫通孔Bを水平状に補修するた
めに、従来ではタガネ等のハツリ工具を用いて鎖線部分
Cをハツって貫通孔Bを水平に補修するようにしてい
た。
【0003】このハツリ工具を用いて貫通孔を補修する
とかなり時間がかかるのみならず、コンクリート壁が厚
い場合には、充分にハツリ工具が貫通孔に挿入すること
ができず、正確にハツリ作業を行うことができないとい
う難点があった。
とかなり時間がかかるのみならず、コンクリート壁が厚
い場合には、充分にハツリ工具が貫通孔に挿入すること
ができず、正確にハツリ作業を行うことができないとい
う難点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】本発明は、上述の難
点に鑑み、コンクリート壁等に貫設される貫通孔を補修
する際に、例え壁が厚くても容易に且つ迅速に貫通孔を
補修することができる研削具を提案することを目的とす
るものである。
点に鑑み、コンクリート壁等に貫設される貫通孔を補修
する際に、例え壁が厚くても容易に且つ迅速に貫通孔を
補修することができる研削具を提案することを目的とす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る研削具
は、参照符号を付して示せば、ホイール状の砥石本体1
の外周面にダイヤモンド砥粒2を固着してなるホイール
状ダイヤモンド砥石3がカッター本体4の駆動源につな
がれる駆動軸5の先端部に着脱可能に取り付けられてな
る構成からなるものである。
は、参照符号を付して示せば、ホイール状の砥石本体1
の外周面にダイヤモンド砥粒2を固着してなるホイール
状ダイヤモンド砥石3がカッター本体4の駆動源につな
がれる駆動軸5の先端部に着脱可能に取り付けられてな
る構成からなるものである。
【0006】また請求項2に係る研削具は、カッター本
体4内の駆動源につながれる駆動軸5に支持スリーブ6
が外嵌して回転自在に支持され、上記駆動軸5の先端部
に前記ホイール状ダイヤモンド砥石3が取り付けられて
なる請求項1記載の構成からなるものである。
体4内の駆動源につながれる駆動軸5に支持スリーブ6
が外嵌して回転自在に支持され、上記駆動軸5の先端部
に前記ホイール状ダイヤモンド砥石3が取り付けられて
なる請求項1記載の構成からなるものである。
【0007】また請求項3に係る研削具は、前記駆動軸
5の先端部に支持円板7が取り付けられ、該支持円板7
より径大で該支持円板7に重合すると共に該支持円板7
の外周側を囲繞するようにして前記ホイール状ダイヤモ
ンド砥石3が前記駆動軸5に着脱可能に取り付けられて
なる構成からなるものである。
5の先端部に支持円板7が取り付けられ、該支持円板7
より径大で該支持円板7に重合すると共に該支持円板7
の外周側を囲繞するようにして前記ホイール状ダイヤモ
ンド砥石3が前記駆動軸5に着脱可能に取り付けられて
なる構成からなるものである。
【0008】また請求項4に係る研削具は、前記ホイー
ル状砥石本体1は鋼材からなり、その外周面にダイヤモ
ンド砥粒2が固着されてなる短円筒状のホイール部1a
と、該ホイール部1aの一端部端面8は開放されると共
に、他端部端面9は塞がれるようにして一体形成される
側板部1bとからなり、該側板部1bの中心部に前記駆
動軸5の取付孔10が開設されてなる請求項1〜3の何
れか記載の構成からなるものである。
ル状砥石本体1は鋼材からなり、その外周面にダイヤモ
ンド砥粒2が固着されてなる短円筒状のホイール部1a
と、該ホイール部1aの一端部端面8は開放されると共
に、他端部端面9は塞がれるようにして一体形成される
側板部1bとからなり、該側板部1bの中心部に前記駆
動軸5の取付孔10が開設されてなる請求項1〜3の何
れか記載の構成からなるものである。
【0009】また請求項5に係る研削具は、前記ホイー
ル状砥石本体1の短円筒状のホイール部1aには、その
周方向適当間隔に切粉排出溝11が形成されてなる請求
項1〜4の何れかに記載の構成からなるものである。
ル状砥石本体1の短円筒状のホイール部1aには、その
周方向適当間隔に切粉排出溝11が形成されてなる請求
項1〜4の何れかに記載の構成からなるものである。
【0010】
【作用】請求項1に係る研削具によれば、カッター本体
4の駆動源につながれる駆動軸5の先端部に取り付けら
れてなるホイール状ダイヤモンド砥石3を、図2に示す
ようにコンクリート壁Aに貫設されている貫通孔Bの補
修部分Cに当てつけて、カッター本体4を駆動すること
よって、該ダイヤモンド砥石3が回転して補修部分Cを
簡単に且つ迅速に研削して、貫通孔Bの孔面を水平に補
修することができる。この際、ホイール状ダイヤモンド
砥石3は駆動軸5の先端部に取り付けられているため、
壁の厚みが厚くても、これに支障されることなく、正確
に且つ容易に補修作業を行うことができる。
4の駆動源につながれる駆動軸5の先端部に取り付けら
れてなるホイール状ダイヤモンド砥石3を、図2に示す
ようにコンクリート壁Aに貫設されている貫通孔Bの補
修部分Cに当てつけて、カッター本体4を駆動すること
よって、該ダイヤモンド砥石3が回転して補修部分Cを
簡単に且つ迅速に研削して、貫通孔Bの孔面を水平に補
修することができる。この際、ホイール状ダイヤモンド
砥石3は駆動軸5の先端部に取り付けられているため、
壁の厚みが厚くても、これに支障されることなく、正確
に且つ容易に補修作業を行うことができる。
【0011】またホイール状ダイヤモンド砥石3は駆動
軸5の先端部に着脱可能に取り付けられているため、貫
通孔Bの大きさに合わせてダイヤモンド砥石3を取り替
えることができる。また建物壁の貫通孔の補修作業に限
らず、例えば図3に示すように、コンクリート床面が凸
凹している場合に該ダイヤモンド砥石3によって凹凸床
面Cを研削して容易に且つ迅速に平坦に補修することが
できる。
軸5の先端部に着脱可能に取り付けられているため、貫
通孔Bの大きさに合わせてダイヤモンド砥石3を取り替
えることができる。また建物壁の貫通孔の補修作業に限
らず、例えば図3に示すように、コンクリート床面が凸
凹している場合に該ダイヤモンド砥石3によって凹凸床
面Cを研削して容易に且つ迅速に平坦に補修することが
できる。
【0012】また請求項2に係る研削具によれば、カッ
ター本体4内の駆動源につながれる駆動軸5に支持スリ
ーブ6が外嵌して回転自在に支持されているため、駆動
軸5の先端部のホイール状ダイヤモンド砥石3によって
被研削個所Cを研削する際に、支持スリーブ6を一方の
手で保持しながら研削作業を行うことによってダイヤモ
ンド砥石3を強力に被研削面Cに押さえつけることがで
きて研削能率を上げることができ、且つまた研削作業時
には、一方の手で支持スリーブ6を保持し、他方の手で
カッター本体4を保持することになるから、それだけ研
削作業を楽に行うことができる。
ター本体4内の駆動源につながれる駆動軸5に支持スリ
ーブ6が外嵌して回転自在に支持されているため、駆動
軸5の先端部のホイール状ダイヤモンド砥石3によって
被研削個所Cを研削する際に、支持スリーブ6を一方の
手で保持しながら研削作業を行うことによってダイヤモ
ンド砥石3を強力に被研削面Cに押さえつけることがで
きて研削能率を上げることができ、且つまた研削作業時
には、一方の手で支持スリーブ6を保持し、他方の手で
カッター本体4を保持することになるから、それだけ研
削作業を楽に行うことができる。
【0013】また請求項3に係る研削具によれば、前記
駆動軸5の先端部に支持円板7が取り付けられ、該支持
円板7より径大で該支持円板7に重合すると共に該支持
円板7の外周側を囲繞するようにして前記ホイール状ダ
イヤモンド砥石3が前記駆動軸5に着脱可能に取り付け
られてなるため、ダイヤモンド砥石3を被研削面Cに強
く押し付けても、該砥石3は支持円板7に支持されて駆
動軸5に対して動揺したり、がたついたりすることがな
い。
駆動軸5の先端部に支持円板7が取り付けられ、該支持
円板7より径大で該支持円板7に重合すると共に該支持
円板7の外周側を囲繞するようにして前記ホイール状ダ
イヤモンド砥石3が前記駆動軸5に着脱可能に取り付け
られてなるため、ダイヤモンド砥石3を被研削面Cに強
く押し付けても、該砥石3は支持円板7に支持されて駆
動軸5に対して動揺したり、がたついたりすることがな
い。
【0014】また請求項4に係る研削具によれば、前記
ホイール状砥石本体1は、その外周面にダイヤモンド砥
粒2が固着されてなる短円筒状のホイール部1aと、該
ホイール部1aの一端部端面8は開放されると共に、他
端部端面9は塞がれるようにして一体形成される側板部
1bとからなり、該側板部1bの中心部に前記駆動軸5
の取付孔10が開設されてなるため、ホイール状ダイヤ
モンド砥石3を駆動軸5に取り付けるに当たっては、単
に該駆動軸5を前記取付孔10に挿通して固定するだけ
でよく、また一定幅を持つ短円筒状のホイール部1aに
ダイヤモンド砥粒2が固着され、該広幅の砥石面で被研
削面を研削するようにしたため効率的に研削することが
でき、しかも砥石本体1は鋼材からなるため堅牢であ
り、また全体として断面略コ字状の簡単な構成からなる
ため、比較的に安価に製作することができる。
ホイール状砥石本体1は、その外周面にダイヤモンド砥
粒2が固着されてなる短円筒状のホイール部1aと、該
ホイール部1aの一端部端面8は開放されると共に、他
端部端面9は塞がれるようにして一体形成される側板部
1bとからなり、該側板部1bの中心部に前記駆動軸5
の取付孔10が開設されてなるため、ホイール状ダイヤ
モンド砥石3を駆動軸5に取り付けるに当たっては、単
に該駆動軸5を前記取付孔10に挿通して固定するだけ
でよく、また一定幅を持つ短円筒状のホイール部1aに
ダイヤモンド砥粒2が固着され、該広幅の砥石面で被研
削面を研削するようにしたため効率的に研削することが
でき、しかも砥石本体1は鋼材からなるため堅牢であ
り、また全体として断面略コ字状の簡単な構成からなる
ため、比較的に安価に製作することができる。
【0015】また請求項5に係る研削具によれば、前記
ホイール状砥石本体1の短円筒状のホイール部1aに
は、その周方向適当間隔に切粉排出溝11が形成されて
なるため、研削作業途上において発生する切粉は切粉排
出溝11から円滑に外部に排出することができ、砥石に
対する目詰まりを最小限に留めることができる。
ホイール状砥石本体1の短円筒状のホイール部1aに
は、その周方向適当間隔に切粉排出溝11が形成されて
なるため、研削作業途上において発生する切粉は切粉排
出溝11から円滑に外部に排出することができ、砥石に
対する目詰まりを最小限に留めることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施形態を図1に
よって説明すると、カッター本体4は電気ドリルのドリ
ル本体と同じように内部に駆動源たる電動機(図示せ
ず)、チャック4a、スイッチ4b、取手4c、配線4
d等が装備され、駆動源から延びるチャック4aに長尺
な駆動軸5が着脱可能につながれている。
よって説明すると、カッター本体4は電気ドリルのドリ
ル本体と同じように内部に駆動源たる電動機(図示せ
ず)、チャック4a、スイッチ4b、取手4c、配線4
d等が装備され、駆動源から延びるチャック4aに長尺
な駆動軸5が着脱可能につながれている。
【0017】この駆動軸5には、そのほぼ全長に亘る長
さをもつパイプ状の支持スリーブ6が外嵌されていると
共に、これら駆動軸5及び支持スリーブ6の軸方向両端
部間に介装された軸受12,12により支持スリーブ6
は駆動軸5上に回転自在に支持されている。本発明で
は、この支持スリーブ6を駆動軸5に外嵌することは必
須のものでなく、単に駆動軸5だけでもよい。また支持
スリーブ6は、軸受12に支持されることなく、駆動軸
5に軸受12が介在しないで直接に外嵌するだけでもよ
い。前者の場合には駆動軸5の高速回転に対する安定性
がよいことは勿論であるが、後者の場合には構成が簡単
であり、また駆動軸5の回転速度があまり高速でない場
合には特に軸受は必要としない。
さをもつパイプ状の支持スリーブ6が外嵌されていると
共に、これら駆動軸5及び支持スリーブ6の軸方向両端
部間に介装された軸受12,12により支持スリーブ6
は駆動軸5上に回転自在に支持されている。本発明で
は、この支持スリーブ6を駆動軸5に外嵌することは必
須のものでなく、単に駆動軸5だけでもよい。また支持
スリーブ6は、軸受12に支持されることなく、駆動軸
5に軸受12が介在しないで直接に外嵌するだけでもよ
い。前者の場合には駆動軸5の高速回転に対する安定性
がよいことは勿論であるが、後者の場合には構成が簡単
であり、また駆動軸5の回転速度があまり高速でない場
合には特に軸受は必要としない。
【0018】そして駆動軸5の先端部は、図2に示すよ
うに取付段部5aを介して若干径小な軸部5bに形成
し、これに金属製または合成樹脂製の支持円板7を嵌合
して取付段部5aに当て付け、更にその先端側に支持円
板7より径大で該支持円板7に重合すると共に該支持円
板7の外周側を囲繞するようにして前記ホイール状ダイ
ヤモンド砥石3の取付孔10を前記駆動軸5に嵌合し、
径小軸部5bのねじ部5cにワッシャー付きナット13
及びロックナット14が螺合されることによって支持円
板7とダイヤモンド砥石3が駆動軸5と一体回転するよ
うに固定されている。即ち、支持円板7の外周面にダイ
ヤモンド砥石3のホイール部1aが当接するよう囲繞さ
れているため、ダイヤモンド砥石3を被研削面Cに強く
押し付けても、該砥石3は支持円板7に支持されて駆動
軸5に対して動揺したり、がたついたりすることがな
い。尚、支持スリーブ6の基端部(上端部)側にはすべ
り止め用のローレット加工が施してあり、この加工部分
6aを通常把持部としている。
うに取付段部5aを介して若干径小な軸部5bに形成
し、これに金属製または合成樹脂製の支持円板7を嵌合
して取付段部5aに当て付け、更にその先端側に支持円
板7より径大で該支持円板7に重合すると共に該支持円
板7の外周側を囲繞するようにして前記ホイール状ダイ
ヤモンド砥石3の取付孔10を前記駆動軸5に嵌合し、
径小軸部5bのねじ部5cにワッシャー付きナット13
及びロックナット14が螺合されることによって支持円
板7とダイヤモンド砥石3が駆動軸5と一体回転するよ
うに固定されている。即ち、支持円板7の外周面にダイ
ヤモンド砥石3のホイール部1aが当接するよう囲繞さ
れているため、ダイヤモンド砥石3を被研削面Cに強く
押し付けても、該砥石3は支持円板7に支持されて駆動
軸5に対して動揺したり、がたついたりすることがな
い。尚、支持スリーブ6の基端部(上端部)側にはすべ
り止め用のローレット加工が施してあり、この加工部分
6aを通常把持部としている。
【0019】また図3に示すように、ダイヤモンド砥石
3は、必ずしも支持円板7に当接される必要はなく、単
に駆動軸5の先端部に上述の構造で取り付けられるよう
にしてもよい。
3は、必ずしも支持円板7に当接される必要はなく、単
に駆動軸5の先端部に上述の構造で取り付けられるよう
にしてもよい。
【0020】ホイール状のダイヤモンド砥石3は、図4
の(a)に示すように、その砥石本体1は鋼材で全体形
状としてホイール状(輪状)に形成され、その外周面に
0.5mm程度の厚みにダイヤモンド砥粒2が固着さ
れ、軸方向幅が10〜20mmで、直径が30〜60m
m程度の短円筒状のホイール部1aと、該ホイール部1
aの一端部端面8は開放されると共に、他端部端面9は
塞がれるようにして一体形成される側板部1bとからな
り、該側板部1bの中心部に前記駆動軸5の直径10m
m程度の取付孔10が開設されてなる。
の(a)に示すように、その砥石本体1は鋼材で全体形
状としてホイール状(輪状)に形成され、その外周面に
0.5mm程度の厚みにダイヤモンド砥粒2が固着さ
れ、軸方向幅が10〜20mmで、直径が30〜60m
m程度の短円筒状のホイール部1aと、該ホイール部1
aの一端部端面8は開放されると共に、他端部端面9は
塞がれるようにして一体形成される側板部1bとからな
り、該側板部1bの中心部に前記駆動軸5の直径10m
m程度の取付孔10が開設されてなる。
【0021】なお、ダイヤモンド砥粒2は、図2または
図3に示すように、ホイール部1aの外周面に0.5m
m程度の厚みに積層されると共に、ホイール部1aと側
壁部1bとの隅角部1cを挟んでホイール部1aから側
壁部1b側にわたって1.5mm程度のダイヤモンド砥
粒2層が形成されることが好ましい。図2または図3か
ら明らかなように、砥石3を前後に摺動しながら研削作
業を行う場合に側壁部1bの隅角部1cは研削作用を多
く負担するからである。
図3に示すように、ホイール部1aの外周面に0.5m
m程度の厚みに積層されると共に、ホイール部1aと側
壁部1bとの隅角部1cを挟んでホイール部1aから側
壁部1b側にわたって1.5mm程度のダイヤモンド砥
粒2層が形成されることが好ましい。図2または図3か
ら明らかなように、砥石3を前後に摺動しながら研削作
業を行う場合に側壁部1bの隅角部1cは研削作用を多
く負担するからである。
【0022】そしてホイール部1aの外周面にダイヤモ
ンド砥粒2を固着するには、例えばホイール部1aの外
周面にダイヤモンド砥粒2を配置し、メッキ法によりN
i等の金属で砥粒2をホイール部1aに固着せしめる電
着砥石とすることが好ましい。電着砥石は、砥粒2が一
層しか付かないため、切れ味がよく、またホイール状砥
石本体1の外周形状に合致するよう正確に固着すること
ができる利点がある。しかし勿論電着砥石に限定される
必要はなく、レジンボンドやメタルボンドで固着するよ
うにしてもよい。
ンド砥粒2を固着するには、例えばホイール部1aの外
周面にダイヤモンド砥粒2を配置し、メッキ法によりN
i等の金属で砥粒2をホイール部1aに固着せしめる電
着砥石とすることが好ましい。電着砥石は、砥粒2が一
層しか付かないため、切れ味がよく、またホイール状砥
石本体1の外周形状に合致するよう正確に固着すること
ができる利点がある。しかし勿論電着砥石に限定される
必要はなく、レジンボンドやメタルボンドで固着するよ
うにしてもよい。
【0023】またダイヤモンド砥石3は、図4の(b)
に示すように、前記ホイール状砥石本体1の短円筒状の
ホイール部1aに、その周方向適当間隔に切粉排出溝1
1が形成されてようにしてもよい。この実施形態によれ
ば、研削作業途上において発生する切粉は切粉排出溝1
1から円滑に外部に排出することができ、砥石に対する
目詰まりを最小限に留めることができる。
に示すように、前記ホイール状砥石本体1の短円筒状の
ホイール部1aに、その周方向適当間隔に切粉排出溝1
1が形成されてようにしてもよい。この実施形態によれ
ば、研削作業途上において発生する切粉は切粉排出溝1
1から円滑に外部に排出することができ、砥石に対する
目詰まりを最小限に留めることができる。
【0024】そして、ホイール状ダイヤモンド砥石3を
駆動軸5に取り付けるに当たっては、単に該駆動軸5を
前記取付孔10に挿通して上述のようにナット13,1
4で固定するだけでよく、また一定幅を持つ短円筒状の
ホイール部1aにダイヤモンド砥粒2が固着され、該一
定幅の砥石面で被研削面を研削するようにしたため効率
的に研削することができる。
駆動軸5に取り付けるに当たっては、単に該駆動軸5を
前記取付孔10に挿通して上述のようにナット13,1
4で固定するだけでよく、また一定幅を持つ短円筒状の
ホイール部1aにダイヤモンド砥粒2が固着され、該一
定幅の砥石面で被研削面を研削するようにしたため効率
的に研削することができる。
【0025】以上の構成からなる研削具を使用するに
は、カッター本体4の駆動源につながれる駆動軸5の先
端部に取り付けられてなるホイール状ダイヤモンド砥石
3を、図5に示すようにコンクリート壁Aに貫設されて
いる貫通孔Bの補修部分Cに当てつけて、カッター本体
4を駆動することよって、該ダイヤモンド砥石3が回転
して補修部分Cを簡単に且つ迅速に研削して、貫通孔B
の孔面を水平に補修することができる。この際、ホイー
ル状ダイヤモンド砥石3は駆動軸5の先端部に取り付け
られているため、壁の厚みが厚くても、これに支障され
ることなく、正確に且つ容易に補修作業を行うことがで
きる。
は、カッター本体4の駆動源につながれる駆動軸5の先
端部に取り付けられてなるホイール状ダイヤモンド砥石
3を、図5に示すようにコンクリート壁Aに貫設されて
いる貫通孔Bの補修部分Cに当てつけて、カッター本体
4を駆動することよって、該ダイヤモンド砥石3が回転
して補修部分Cを簡単に且つ迅速に研削して、貫通孔B
の孔面を水平に補修することができる。この際、ホイー
ル状ダイヤモンド砥石3は駆動軸5の先端部に取り付け
られているため、壁の厚みが厚くても、これに支障され
ることなく、正確に且つ容易に補修作業を行うことがで
きる。
【0026】
【発明の効果】請求項1に係る研削具によれば、カッタ
ー本体を駆動することよって、ホイール状のダイヤモン
ド砥石が回転して被研削部分を簡単に且つ迅速に研削す
ることができ、特にコンクリート製の建物の壁に貫設さ
れる貫通孔の孔面を水平に補修する場合に、ホイール状
ダイヤモンド砥石は駆動軸の先端部に取り付けられてい
るため、壁の厚みが厚くても、これに支障されることな
く、正確に且つ容易に補修作業を行うことができる。
ー本体を駆動することよって、ホイール状のダイヤモン
ド砥石が回転して被研削部分を簡単に且つ迅速に研削す
ることができ、特にコンクリート製の建物の壁に貫設さ
れる貫通孔の孔面を水平に補修する場合に、ホイール状
ダイヤモンド砥石は駆動軸の先端部に取り付けられてい
るため、壁の厚みが厚くても、これに支障されることな
く、正確に且つ容易に補修作業を行うことができる。
【0027】またホイール状ダイヤモンド砥石は駆動軸
の先端部に着脱可能に取り付けられているため、前記貫
通孔の大きさ等被研削個所の条件に合わせてダイヤモン
ド砥石を取り替えることができる。また建物壁の貫通孔
の補修作業に限らず、例えばコンクリート床面が凸凹し
ている場合に該ダイヤモンド砥石によって凹凸床面を研
削して容易に且つ迅速に平坦に補修することができる。
の先端部に着脱可能に取り付けられているため、前記貫
通孔の大きさ等被研削個所の条件に合わせてダイヤモン
ド砥石を取り替えることができる。また建物壁の貫通孔
の補修作業に限らず、例えばコンクリート床面が凸凹し
ている場合に該ダイヤモンド砥石によって凹凸床面を研
削して容易に且つ迅速に平坦に補修することができる。
【0028】また請求項2に係る研削具によれば、カッ
ター本体内の駆動源につながれる駆動軸に支持スリーブ
が外嵌して回転自在に支持されているため、駆動軸の先
端部のホイール状ダイヤモンド砥石によって被研削個所
を研削する際に、支持スリーブを一方の手で保持しなが
ら研削作業を行うことによってダイヤモンド砥石を強力
に被研削面に押さえつけることができて研削能率を上げ
ることができ、且つまた研削作業時には、一方の手で支
持スリーブを保持し、他方の手でカッター本体を保持す
ることになるから、それだけ研削作業を楽に行うことが
できる。
ター本体内の駆動源につながれる駆動軸に支持スリーブ
が外嵌して回転自在に支持されているため、駆動軸の先
端部のホイール状ダイヤモンド砥石によって被研削個所
を研削する際に、支持スリーブを一方の手で保持しなが
ら研削作業を行うことによってダイヤモンド砥石を強力
に被研削面に押さえつけることができて研削能率を上げ
ることができ、且つまた研削作業時には、一方の手で支
持スリーブを保持し、他方の手でカッター本体を保持す
ることになるから、それだけ研削作業を楽に行うことが
できる。
【0029】また請求項3に係る研削具によれば、前記
駆動軸の先端部に支持円板が取り付けられ、該支持円板
より径大で該支持円板に重合すると共に該支持円板の外
周側を囲繞するようにして前記ホイール状ダイヤモンド
砥石が前記駆動軸に着脱可能に取り付けられてなるた
め、ダイヤモンド砥石を被研削面に強く押し付けても、
該砥石は支持円板に支持されて駆動軸に対して動揺した
り、がたついたりすることがない。
駆動軸の先端部に支持円板が取り付けられ、該支持円板
より径大で該支持円板に重合すると共に該支持円板の外
周側を囲繞するようにして前記ホイール状ダイヤモンド
砥石が前記駆動軸に着脱可能に取り付けられてなるた
め、ダイヤモンド砥石を被研削面に強く押し付けても、
該砥石は支持円板に支持されて駆動軸に対して動揺した
り、がたついたりすることがない。
【0030】また請求項4に係る研削具によれば、前記
ホイール状砥石本体は、その外周面にダイヤモンド砥粒
が固着されてなる短円筒状のホイール部と、該ホイール
部の一端部端面は開放されると共に、他端部端面は塞が
れるようにして一体形成される側板部とからなり、該側
板部の中心部に前記駆動軸の取付孔が開設されてなるた
め、ホイール状ダイヤモンド砥石を駆動軸に取り付ける
に当たっては、単に該駆動軸を前記取付孔に挿通して固
定するだけでよく、また一定幅を持つ短円筒状のホイー
ル部にダイヤモンド砥粒が固着され、該一定幅の砥石面
で被研削面を研削するようにしたため効率的に研削する
ことができ、しかも砥石本体は鋼材によって形成されて
いるため堅牢であり、また全体として断面略コ字状の簡
単な構成からなるため、比較的に安価に製作することが
できる。
ホイール状砥石本体は、その外周面にダイヤモンド砥粒
が固着されてなる短円筒状のホイール部と、該ホイール
部の一端部端面は開放されると共に、他端部端面は塞が
れるようにして一体形成される側板部とからなり、該側
板部の中心部に前記駆動軸の取付孔が開設されてなるた
め、ホイール状ダイヤモンド砥石を駆動軸に取り付ける
に当たっては、単に該駆動軸を前記取付孔に挿通して固
定するだけでよく、また一定幅を持つ短円筒状のホイー
ル部にダイヤモンド砥粒が固着され、該一定幅の砥石面
で被研削面を研削するようにしたため効率的に研削する
ことができ、しかも砥石本体は鋼材によって形成されて
いるため堅牢であり、また全体として断面略コ字状の簡
単な構成からなるため、比較的に安価に製作することが
できる。
【0031】また請求項5に係る研削具によれば、前記
ホイール状砥石本体の短円筒状のホイール部には、その
周方向適当間隔に切粉排出溝が形成されてなるため、研
削作業途上において発生する切粉は切粉排出溝から円滑
に外部に排出することができ、砥石に対する目詰まりを
最小限に留めることができる。
ホイール状砥石本体の短円筒状のホイール部には、その
周方向適当間隔に切粉排出溝が形成されてなるため、研
削作業途上において発生する切粉は切粉排出溝から円滑
に外部に排出することができ、砥石に対する目詰まりを
最小限に留めることができる。
【図1】本発明の一実施の形態を示す斜視図である。
【図2】同使用状態を示す一実施の形態の縦断面図であ
る。
る。
【図3】同他の使用状態を示す他の実施の形態の縦断面
図である。
図である。
【図4】(a)は、本発明の要部であるホイール状ダイ
ヤモンド砥石の一実施形態の斜視図である。(b)は他
のホイール状ダイヤモンド砥石の実施形態の斜視図であ
る。
ヤモンド砥石の一実施形態の斜視図である。(b)は他
のホイール状ダイヤモンド砥石の実施形態の斜視図であ
る。
【図5】本発明の使用される被研削個所の一例を示す断
面図である。
面図である。
1 ホイール状の砥石本体 1a ホイール部 1b 側板部 2 ダイヤモンド砥粒 3 ホイール状のダイヤモンド砥石 4 カッター本体 5 駆動軸 6 支持スリーブ 7 支持円板 8 一端部端面 9 他端部端面 10 取付孔 11 切粉排出孔
Claims (5)
- 【請求項1】 ホイール状の砥石本体の外周面にダイヤ
モンド砥粒を固着してなるホイール状ダイヤモンド砥石
がカッター本体の駆動源につながれる駆動軸の先端部に
着脱可能に取り付けられてなる研削具。 - 【請求項2】 カッター本体内の駆動源につながれる駆
動軸に支持スリーブが外嵌して回転自在に支持され、上
記駆動軸の先端部に前記ホイール状ダイヤモンド砥石が
取り付けられてなる請求項1記載の研削具。 - 【請求項3】 前記駆動軸の先端部に支持円板が取り付
けられ、該支持円板より径大で該支持円板に重合すると
共に該支持円板の外周側を囲繞するようにして前記ホイ
ール状ダイヤモンド砥石が前記駆動軸に着脱可能に取り
付けられてなる請求項1または2に記載の研削具。 - 【請求項4】 前記ホイール状砥石本体は鋼材からな
り、その外周面にダイヤモンド砥粒が固着されてなる短
円筒状のホイール部と、該ホイール部の一端部端面は開
放されると共に、他端部端面は塞がれるようにして一体
形成される側板部とからなり、該側板部の中心部に前記
駆動軸の取付孔が開設されてなる請求項1〜3の何れか
に記載の研削具。 - 【請求項5】 前記ホイール状砥石本体の短円筒状のホ
イール部には、その周方向適当間隔に切粉排出溝が形成
されてなる請求項1〜4の何れかに記載の研削具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12887797A JPH10315140A (ja) | 1997-05-19 | 1997-05-19 | 研削具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12887797A JPH10315140A (ja) | 1997-05-19 | 1997-05-19 | 研削具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10315140A true JPH10315140A (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=14995573
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12887797A Withdrawn JPH10315140A (ja) | 1997-05-19 | 1997-05-19 | 研削具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10315140A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002210663A (ja) * | 2001-01-12 | 2002-07-30 | Noritake Co Ltd | フランジ一体型金属コア付レジノイド砥石 |
JP2008110420A (ja) * | 2006-10-30 | 2008-05-15 | Seiko Instruments Inc | 内面研削装置用砥石および内面研削方法 |
-
1997
- 1997-05-19 JP JP12887797A patent/JPH10315140A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002210663A (ja) * | 2001-01-12 | 2002-07-30 | Noritake Co Ltd | フランジ一体型金属コア付レジノイド砥石 |
JP2008110420A (ja) * | 2006-10-30 | 2008-05-15 | Seiko Instruments Inc | 内面研削装置用砥石および内面研削方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040803 |