JPH10314994A - 圧粉体成形装置の粉末供給装置 - Google Patents

圧粉体成形装置の粉末供給装置

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JPH10314994A
JPH10314994A JP13153097A JP13153097A JPH10314994A JP H10314994 A JPH10314994 A JP H10314994A JP 13153097 A JP13153097 A JP 13153097A JP 13153097 A JP13153097 A JP 13153097A JP H10314994 A JPH10314994 A JP H10314994A
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JP
Japan
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powder
disk
movable
feeder box
disks
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JP13153097A
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Inventor
Toru Fukatsu
亨 深津
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/30Feeding material to presses
    • B30B15/302Feeding material in particulate or plastic state to moulding presses
    • B30B15/304Feeding material in particulate or plastic state to moulding presses by using feed frames or shoes with relative movement with regard to the mould or moulds

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Powder Metallurgy (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィーダボックスからキャビティに粉末を供
給する際に、そのキャビティ内での粉末の密度差をなく
す。 【解決手段】 フィーダボックス21の底部に、固定円
板26と第1,第2の可動円板27,28とを重ね合わ
せてなるシャッター25を設ける。各円板26〜28の
中央部には複数の開口穴26a〜28aを放射状に形成
し、各円板26〜28の開口穴26a〜28aを所定量
ずつずらすことで全閉状態とする。シャッター開時に
は、第1,第2の可動円板27,28を回転させて各円
板26〜28の開口穴26a〜28aの位相を一致させ
ることにより全開状態とし、フィーダボックス21内の
粉末Pをキャビティ10の真上から自重落下させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧粉体成形装置の
粉末供給装置に関し、さらに詳しくは、プレス設備にて
焼結部品となるべき圧粉体を圧縮成形するにあたり、プ
レス型のキャビティに粉末を供給するための装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】焼結部品となるべき圧粉体を圧縮成形す
るためのプレス設備には一般に粉末供給装置が付帯して
いる。この粉末供給装置は、図9に示すように、ダイス
1のほかダイ2や下パンチ3およびコアロッド4とから
なるプレス型(下型)5の上にフィーダボックス6が載
置されており、このフィーダボックス6は、同図に示す
ように、フィードレバー7とその一端に形成されたラッ
ク8およびピニオン9を介して駆動されることにより、
粉末補給位置P1とキャビティ10に対応する位置P2
の間で往復移動するようになっているとともに、フィー
ダボックス6自体の底部は開口している。
【0003】そして、粉末補給位置P1には粉末貯留用
のホッパー11に接続された供給ホース12の下端が待
機しており、この供給ホース12の下端開口部はエアシ
リンダ13駆動のシャッター14にて開閉されるように
なっている。
【0004】したがって、フィーダボックス6が粉末補
給位置P1にある状態でシャッター14を開き、所定量
の粉末をフィーダボックス6に補給した上でシャッター
14を閉じる。この後、フィーダボックス6がダイス1
上を滑りながらキャビティ10に対応する位置P2まで
前進すると、そのフィーダボックス6内の粉末がキャビ
ティ10に自重にて供給され、フィーダボックス6は再
び粉末補給位置P1まで戻ることになる。なお、キャビ
ティ10に供給された粉末は、周知のように図示しない
上型の下降により所定の圧粉体形状に圧縮成形される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の粉
末供給装置では、キャビティ10上をフィーダボックス
6の底部開口部が通過する過程で、そのフィーダボック
ス6内の粉末がキャビティ10側に流れ込んでそのキャ
ビティ10を粉末で埋めるかたちとなるため、図9に示
すキャビティ10のうちその右側部分と左側部分とでは
密度差が生じ、圧粉体の割れや焼結後の製品に変形が発
生しやすい。
【0006】また、上記の密度差解消のためにフィーダ
ボックス6内に円柱状の棒材を設けたもの(実開平6−
15896号公報)や、穴あきタイプの回転板を設けた
もの(特開平5−69196号公報)、あるいはフィー
ダボックス6自体に振動を加えるようにしたもの(特開
平7−164193号公報)等が提案されているが、上
記のようにフィーダボックス6の移動に伴ってその移動
中にキャビティ10への粉末供給が開始されるタイプの
ものでは根本的な解決策とはなり得ず、特にフィーダボ
ックス6に振動を加えるタイプのものでは、粉末中に含
まれる特定の成分がキャビティ10の上方に集中してし
まういわゆる偏析という現象を招く結果となって好まし
くない。
【0007】本発明は以上のような課題に着目してなさ
れたもので、粉末補給位置からキャビティまでフィーダ
ボックスの移動によって粉末を搬送してキャビティに供
給するにあたり、キャビティ内での粉末の密度差を効果
的に解消し得るようにした構造を提供しようとするもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、金型に形成されたキャビティに対応する位置と同じ
く金型上の粉末補給位置との間を往復移動可能なフィー
ダボックスを備えているとともに、このフィーダボック
スは底部が開口していて、前記粉末補給位置にて粉末の
補給を受けたフィーダボックスをキャビティに対応する
位置まで移動させることにより、そのフィーダボックス
内の粉末をキャビティに供給するようにした圧粉体成形
装置の粉末供給装置において、前記フィーダボックスの
底部に、複数の放射状の穴を円周方向に沿って等ピッチ
で形成した円板を複数枚重ね合わせてなるシャッターを
設けてある。そして、前記円板同士を相対回転させるこ
とによりフィーダボックスの底部開口部を開閉するよう
にしたことを特徴としている。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明における各円板に形成された穴は、円板の中心寄
りの位置を頂部とし且つ周縁部側の位置を底辺とする略
二等辺三角形状に形成されていることを特徴としてい
る。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明における各穴の頂角は隣り合う穴同士の間に残さ
れた桟部の頂角よりも大きく設定されている一方、三枚
の円板を重ね合わせることによりシャッターが形成され
ていることを特徴としている。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明におけるシャッターは、一枚の固定円板とこの固
定円板に対してそれぞれに回転可能な二枚の可動円板と
から構成されていて、二枚の可動円板のうちの一方の可
動円板の穴は固定円板の穴に対しておよそその頂角の二
分の一の角度、他方の可動円板の穴は固定円板の穴に対
しておよそその頂角分だけそれぞれ位相がずれるかたち
で固定円板の穴を閉止していることを特徴としている。
【0012】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の発明における二枚の可動円板のうちのいずれか一方が
回転駆動手段によって回転駆動されるとともに、その一
方の可動円板と他方の可動円板との相対位置決めによっ
て該他方の可動円板の回転角度が一方の可動円板の回転
角度のおよそ二分の一の角度に規制されていることを特
徴としている。
【0013】したがって、請求項1に記載の発明では、
フィーダボックスの底部にシャッターがあるためにフィ
ーダボックスの移動中にキャビティに対して粉末が供給
されることがなく、フィーダボックスの停止を待ってシ
ャッターを開くことにより初めてキャビティに粉末が供
給される。その際、シャッターの放射状の複数の穴が一
斉に開いてキャビティの上方から粉末を供給することに
なるため、キャビティ内で粉末の密度差が生じることが
なくなる。
【0014】特に、請求項2に記載の発明では、シャッ
ターを形成するべく各円板に形成された穴が実質的に二
等辺三角形状となっているために、キャビティ内の粉末
が一段と均一化される。
【0015】請求項3,4に記載の発明では、実質的に
各円板に形成された穴の有効開口面積がそれら穴同士の
間に残される桟部の面積よりも広いために、シャッター
開時の全有効開口面積が大きく確保され、同時にそれら
の円板を三枚重ねとすることによって、上記のように穴
の集合体からなる有効開口面積が桟部よりも広いにもか
かわらず、シャッター閉時にそれらの穴の開口部を完全
に閉止できる。
【0016】請求項5に記載の発明では、固定円板に対
して二枚の可動円板が連動することから、回転駆動手段
にて一枚の可動円板を回転駆動するだけでシャッターの
開閉が行われる。
【0017】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、フィー
ダボックスの底部に、複数枚の円板の相対回転によって
そのフィーダボックスの底部を開閉するシャッターを設
けたため、従来のようにフィーダボックスの移動に伴っ
てキャビティに徐々に粉末が供給されるのと異なり、実
質的にフィーダボックスがキャビティの真上で静止した
状態でシャッターを開くことにより、キャビティの真上
からキャビティの全空間に対して一気に粉末を供給する
ことが可能となる。したがって、キャビティに密度差が
生じることなく均一に粉末を供給することが可能とな
り、より高密度で品質のすぐれた圧粉体を成形すること
が可能となる効果がある。
【0018】請求項2に記載の発明によれば、各円板に
形成された穴が略二等辺三角形状であることから、それ
らの各穴の集合体からなるシャッターの有効開口面積部
分の形状は実質的に円形のキャビティの形状と同一形状
となり、請求項1に記載の発明と同様の効果のほかに、
キャビティに対して一段と均一に粉末を供給できる効果
がある。
【0019】請求項3,4に記載の発明によれば、各穴
の有効開口面積がそれら穴同士の間に残される桟部の面
積よりも大きく形成されているとともに、三枚の円板の
重ね合わせによってシャッターが形成されているため、
そのシャッター開時の有効開口面積をより広く確保する
ことができ、請求項2に記載の発明と同様の効果のほか
に、フィーダボックスからキャビティに効率よく粉末を
供給することができるとともに、上記のように各穴の開
口面積が桟部よりも広いにもかかわらずシャッター閉時
にはその穴の開口部を完全に閉止できる効果がある。
【0020】請求項5に記載の発明によれば、二枚の可
動円板がそれぞれに回転可能でありながら、双方の可動
円板の相対位置決めによって一方の可動円板に対する他
方の可動円板が連動するために、請求項3,4に記載の
発明と同様の効果のほかに、可動円板を動かすための駆
動手段は一つで済み、構造の簡素化と設備費の低減を図
ることができる効果がある。
【0021】
【発明の実施の形態】図1〜8は本発明の好ましい実施
の形態を示す図であって、図9と共通する部分には同一
符号を付してある。
【0022】すなわち、図1〜3示すように、フィーダ
ボックス21が、ボックス本体22、中子23、蓋体2
4およびフィーダボックス21の底部のフィーダシュー
20とから構成されている点は基本的に従来の構造と同
一であって、フィーダボックス21の底部に粉末収容部
23aと同心状にシャッター25が配設されている点で
異なっている。
【0023】上記のシャッター25は、一枚の固定円板
26と第1,第2の可動円板27,28とを固定円板2
6が最上段になるように相互に重ね合わせたもので、固
定円板26は中子23側の受容凹部23bに嵌合されて
固定されているとともに、二枚の可動円板27,28は
ボックス本体22の受容凹部22aに回転可能に収容さ
れている。そして、後述するように、第1の可動円板2
7の回転可能な角度が15°に設定されているのに対し
て、第2の可動円板28の回転可能な角度が30°に設
定されている。
【0024】前記固定円板26および第1,第2の可動
円板27,28のそれぞれの中央部には、その中心部か
ら外方に向かって放射状に伸びる扇形状もしくは二等辺
三角形状をなす複数の開口穴26a,27a,28aが
全体として花弁状の配置となるように等ピッチでそれぞ
れに形成されていて、各開口穴26a,27a,28a
の頂角αが27°に設定されているとともに、隣合う開
口穴同士の間に残されている桟部26b,27b,28
bの頂角βが18°に設定されている。
【0025】そして、図2に示すように、シャッター2
5の全閉状態では、固定円板26の各開口穴26aに対
してその開口穴26aのおよそ二分の一の角度(15
°)だけ位相がずれたかたちで第1の可動円板27の開
口穴27aが、同様に固定円板26の開口穴26aのお
よそ頂角分の角度(30°)だけ位相がずれたかたちで
第2の可動円板28の開口穴28aがそれぞれ重なり合
っており、相互にオーバーラップするこれらの三枚の円
板26,27,28によってフィーダボックス21にお
ける粉末収容部23aの底部が遮蔽されている。すなわ
ち、固定円板26の各開口穴26aの半分を第1の可動
円板27の桟部27b(図2では、わかりやすくするた
めに桟部27bにハッチングを施してある)が閉塞して
いるとともに、残りの半分を第2の可動円板28の桟部
28b(同じく図2では、わかりやすくするために桟部
28bにハッチングを施してある)が閉塞している。
【0026】より詳しくは、最下段の第2の可動円板2
8にはその直径方向にアーム29が延設されており、こ
のアーム29は回転駆動手段であるトラニオン型のエア
シリンダ30のピストンロッド31に連結されている。
したがって、エアシリンダ30の伸縮動作に応じて最下
段の第2の可動円板28が回転するようになっている。
【0027】前記中子23の下面には4本のガイドピン
32が突設されている一方、第1,第2の可動円板2
7,28にはそれぞれに同心円上に長穴円弧状のガイド
溝33,34が形成されていて、これらのガイド溝3
3,34は上記ガイドピン32に係合している。これに
より、上記のようにエアシリンダ30が伸縮動作したと
きには、ガイドピン32と各ガイド溝33,34とに案
内されるかたちで第1,第2の可動円板27,28が回
転することになる。
【0028】そして、第1の可動円板27に形成された
ガイド溝33の長さは回転角度θ1として第1の可動円
板27自体の回転角度と同じ15°に設定されていると
ともに、第2の可動円板28に形成されたガイド溝34
の長さは回転角度θ2として第2の可動円板28自体の
回転角度と同じ30°に設定されている。
【0029】また、第1の可動円板27には上記のガイ
ド溝33とは別に同心円上に位置する4つのスリット3
5が形成されている一方、第2の可動円板28にはピン
36が突設されていて、このピン36が前記スリット3
5に係合している。そして、上記のガイド溝35の長さ
としては、回転角度θ3として第1の可動円板27自体
の回転角度と同じ15°に設定されている。
【0030】したがって、本実施の形態によれば、図
1,3に示すように、フィーダボックス21が粉末補給
位置P1とキャビティ10の真上との間を往復移動する
ことで該キャビティ10に粉末Pが供給される点では従
来と同様であるが、フィーダボックス21が粉末補給位
置P1にある状態ではそのフィーダボックス21の底部
のシャッター25は閉じられたままとなっている。
【0031】すなわち、シャッター25は、図1,2に
示すように、固定円板26と第1,第2の可動円板2
7,28とが相互に重なり合っていて、しかも固定円板
26側の各開口穴26aの位相に対して第1の可動円板
27側の各開口穴27aの位相が15°程度ずれている
とともに、同じく固定円板26側の各開口穴26aの位
相に対して第2の可動円板28側の各開口穴28aの位
相が30°程度ずれていて、実質的に固定円板26の各
開口穴26aの約半分を第1の可動円板27の桟部27
bが遮蔽しているとともに、残りの約半分を第2の可動
円板28の桟部28bが遮蔽していることにより、シャ
ッター25は全閉状態にある。
【0032】このとき、図2に示すように、第1,第2
の可動円板27,28におけるガイド溝33,34の一
端がガイドピン32に当接しているとともに、第1の可
動円板27におけるスリット35の他端が第2の可動円
板28側のピン36に当接している。したがって、図1
の状態では、矢印b方向への第1,第2の可動円板2
7,28の回転は不能となっており、矢印a方向にのみ
回転可能となっている。
【0033】次いで、図3に示すようにフィーダボック
ス21が粉末補給位置P1にある状態でシャッター13
が開くと、ホッパー11側の粉末Pが供給ホース12か
らフィーダボックス21へと補給され、フィーダボック
ス21に所定量の粉末が供給されるとシャッター13が
再び閉じる。
【0034】上記のように、フィーダボックス21に所
定の粉末Pが供給されると、図4に示すようにダイス1
上をキャビティ10に向かってフィーダボックス21が
前進し、フィーダボックス21がキャビティ10の真上
2に到達するとそのフィーダボックス21の動きが停
止する。このとき、フィーダボックス21の底部のシャ
ッター25は閉じられたままである。
【0035】上記のようにキャビティ10の真上P2
フィーダボックス21が位置決めされると、図2に示し
たエアシリンダ30が収縮動作し、それに伴って第1,
第2の可動円板27,28が図2の矢印a方向に回転す
ることでシャッター25が全開状態となって、図5に示
すようにフィーダボックス21内の粉末Pが各円板2
6,27,28の開口穴26a,27a,28aを通っ
てその下方のキャビティ10に供給される。
【0036】より詳しくは、図1,2に示す全開状態か
らエアシリンダ30が収縮動作すると、そのエアシリン
ダ30のピストンロッド31にアーム29を介して連結
されている第2の可動円板28が単独で回転し始める。
この第2の可動円板28の回転開始は、図6に示すよう
にその第2の可動円板28に形成されているガイド溝3
4の一端が徐々にガイドピン32から離れることを意味
し、同時にその第2の可動円板28のピン36が第1の
可動円板26側のスリット35の他端から徐々に離れる
ことを意味する。
【0037】そして、図6に示すように、上記の第2の
可動円板28がその回転可能角度30°の半分の角度で
ある15°程度回転すると、第2の可動円板28の各開
口穴28aの位相が第1の可動円板27のそれと一致
し、固定円板26の各開口穴26aの半分が開くかたち
となる。
【0038】また、上記のように第2の可動円板28が
15°程度回転したときには、ピン36がスリット35
の一端に係合する位置にあり、なおも第2の可動円板2
8が残りの15°程度回転すると、その時点からは第
1,第2の可動円板27,28が一体的に回転するよう
になる。これにより、図7,8に示すように、固定円板
26の各開口穴26aの位相と第1,第2の可動円板2
7,28の各開口穴27a,28aの位相とが完全に一
致して、シャッター25が全開状態となる。これによ
り、フィーダボックス21内の粉末Pがキャビティ10
に供給される。
【0039】つまり、キャビティ10と同心状に配置さ
れた放射状の開口穴26a,27a,28aを通してキ
ャビティ10にその真上から粉末Pが供給されることか
ら、キャビティ10内での粉末Pの密度差が生じること
なく、キャビティ10内での粉末Pの配分や密度が均一
化される。
【0040】ここで、シャッター25の全開状態では、
図7,8に示すように、第1,第2の可動円板27,2
8のガイド溝33,34の他端にガイドピン32が当接
しているとともに、スリット35の一端にピン36が当
接している。
【0041】上記のように、フィーダボックス21から
キャビティ10内に粉末Pを供給し終わると、エアシリ
ンダ30の逆動作により上記と逆の手順でシャッター2
5が全閉状態となるとともに、フィーダボックス21は
元の粉末補給位置P1まで戻った上で以降は上記と同様
の動作を繰り返すことになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す図で、図3に示すフ
ィーダボックスのシャッター全閉時の拡大断面図。
【図2】図1のA−A線に沿う断面説明図。
【図3】フィーダボックスが粉末補給位置にある状態で
の粉末供給装置全体の構成説明図。
【図4】フィーダボックスがキャビティの真上まで移動
した時の粉末供給装置全体の説明図。
【図5】フィーダボックスからキャビティに粉末を供給
し終えた時の粉末供給装置全体の説明図。
【図6】図2の状態からシャッターが半開した時の説明
図。
【図7】シャッター全開時のフィーダボックスの断面説
明図。
【図8】図7のB−B線に沿う断面説明図。
【図9】従来の粉末供給装置の一例を示す構成説明図。
【符号の説明】
5…プレス型(下型) 21…フィーダボックス 22…ボックス本体 23a…粉末収容部 25…シャッター 26…固定円板 26a…開口穴 26b…桟部 27…第1の可動円板 27a…開口穴 27b…桟部 28…第2の可動円板 28a…開口穴 28b…桟部 30…エアシリンダ(回転駆動手段) 32…ガイドピン 33,34…ガイド溝 35…スリット 36…ピン P…粉末 P1…粉末補給位置 P2…キャビティに対応する位置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型に形成されたキャビティに対応する
    位置と同じく金型上の粉末補給位置との間を往復移動可
    能なフィーダボックスを備えているとともに、このフィ
    ーダボックスは底部が開口していて、前記粉末補給位置
    にて粉末の補給を受けたフィーダボックスをキャビティ
    に対応する位置まで移動させることにより、そのフィー
    ダボックス内の粉末をキャビティに供給するようにした
    圧粉体成形装置の粉末供給装置において、 前記フィーダボックスの底部に、複数の放射状の穴を円
    周方向に沿って等ピッチで形成した円板を複数枚重ね合
    わせてなるシャッターを設け、 前記円板同士を相対回転させることによりフィーダボッ
    クスの底部開口部を開閉するようにしたことを特徴とす
    る圧粉体成形装置の粉末供給装置。
  2. 【請求項2】 各円板に形成された穴は、円板の中心寄
    りの位置を頂部とし且つ周縁部側の位置を底辺とする略
    二等辺三角形状に形成されていることを特徴とする請求
    項1記載の圧粉体成形装置の粉末供給装置。
  3. 【請求項3】 各穴の頂角は隣り合う穴同士の間に残さ
    れた桟部の頂角よりも大きく設定されている一方、三枚
    の円板を重ね合わせることによりシャッターが形成され
    ていることを特徴とする請求項2記載の圧粉体成形装置
    の粉末供給装置。
  4. 【請求項4】 シャッターは一枚の固定円板とこの固定
    円板に対してそれぞれに回転可能な二枚の可動円板とか
    ら構成されていて、二枚の可動円板のうちの一方の可動
    円板の穴は固定円板の穴に対しておよそその頂角の二分
    の一の角度、他方の可動円板の穴は固定円板の穴に対し
    ておよそその頂角分だけそれぞれ位相がずれるかたちで
    固定円板の穴を閉止していることを特徴とする請求項3
    記載の圧粉体成形装置の粉末供給装置。
  5. 【請求項5】 二枚の可動円板のうちのいずれか一方が
    回転駆動手段によって回転駆動されるとともに、その一
    方の可動円板と他方の可動円板との相対位置決めによっ
    て該他方の可動円板の回転角度が一方の可動円板の回転
    角度のおよそ二分の一の角度に規制されていることを特
    徴とする請求項4記載の圧粉体成形装置の粉末供給装
    置。
JP13153097A 1997-05-22 1997-05-22 圧粉体成形装置の粉末供給装置 Pending JPH10314994A (ja)

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