JPH10314061A - シャワー装置 - Google Patents

シャワー装置

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JPH10314061A
JPH10314061A JP9132099A JP13209997A JPH10314061A JP H10314061 A JPH10314061 A JP H10314061A JP 9132099 A JP9132099 A JP 9132099A JP 13209997 A JP13209997 A JP 13209997A JP H10314061 A JPH10314061 A JP H10314061A
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JP
Japan
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hot water
scalp
jetting
nozzle
hair
Prior art date
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Pending
Application number
JP9132099A
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English (en)
Inventor
Masaaki Kawaguri
正明 河栗
Shigeru Shirai
白井  滋
Hiroaki Yoshida
博明 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP9132099A priority Critical patent/JPH10314061A/ja
Publication of JPH10314061A publication Critical patent/JPH10314061A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗髪を容易にすると同時に頭皮と毛根を健康
に保つヘアケアを楽な姿勢で行えるシャワー装置を提供
する。 【解決手段】 着座手段2と、着座した入浴者の頭皮近
傍から頭皮に向かって温水を噴出する温水噴出手段3を
備え、洗髪の際に頭皮近傍から頭皮に向かって温水を噴
出することにより、頭皮の洗浄が容易にできると同時に
頭皮と毛根を健康に保つヘアケアが実現できるものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は家庭用のシャワー装
置で、特に座姿勢でシャワーを利用する装置に関するも
のであり、入浴者が洗髪を行う際に頭皮と毛根を健康に
保つヘアケアを行うために利用する装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】シャワー入浴は入浴準備の手軽さ、節水
効果、省エネルギー、省スペースなどの特徴から簡便な
入浴手段として、慣習化してきている。しかしながら上
記従来のシャワー入浴では、暖まりにくい、リラックス
した気分が味わえないなどの日本の伝統的な風呂文化に
根ざすバスタブ入浴慣習とのギャップがある。このギャ
ップを解消するため座って浴びるシャワー装置が考案さ
れている。このようなシャワー装置を使って身体の暖
め、洗浄およびすすぎは、快適に行うことができる。
【0003】しかし入浴と同時に行うことが多い洗髪に
対しては、従来のバスタブ入浴時と同様ハンドシャワー
を手に持って、またはシャワーフックに固定して使用
し、洗髪を行っている。一方理髪店、美容院等において
は洗髪は大事なサービスの一つであり、単に洗浄という
目的以外にも美容師等の手による頭皮へのマッサージ、
毛髪の状態をチェックする等のヘアケアの要素を含んで
いる。近年このような理髪店、美容院等で使用される業
務用の洗髪機において、人手を介さずに、頭部や髪に洗
浄用温水を噴出して洗髪を行う自動洗髪機が考案されて
いる。例えば、特開平6−22813号公報では頭部や
髪に洗浄水を噴出して自動洗髪を行う際に、頭皮へのマ
ツサージ効果を持たせる自動洗髪機が考案されている。
【0004】これは図18、図19に示すとおり、温水
を洗髪槽156内のノズル157、159または160
から噴出して洗髪を行うもので、ポンプのインバータ制
御により制御されるポンプの仕事率が変わることによ
り、ノズル157、159または160から噴出される
洗浄水の勢いと量とが経時的に変化することで、被洗髪
者が頭皮に当たる洗浄水の勢いと量の変化により快いマ
ツサージ効果を感じるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記自動洗髪機は、単
に髪がきれいに洗浄できるのみならず、美容師等の手に
よって洗髪する場合と類似した頭皮へのマッサージ効果
を与える目的に対しては対応できているが、家庭用のシ
ャワー装置で、入浴者自らが洗髪を行う際に頭皮と毛根
を健康に保つヘアケアを行うために利用する場合は次の
ような課題を有する。
【0006】自動洗髪機においては、自動洗髪そのもの
の機械的な構成部材、または被洗髪者の頭皮に接触さ
せ、頭皮を刺激するような構成部材を得ることは、構成
が複雑になるとともに技術的にもかなり困難になること
が予想できるが、入浴者自らが洗髪を行う場合の補助手
段として用いる場合には、簡易な構成がコスト、家庭用
バスユニットへの組み込み等の面から望まれる。
【0007】また単に温水マッサージにとどまらず、入
浴者の頭皮と毛根の状態を良好に保ち、毛髪の寿命サイ
クルを少しでも長くするためには、各種のヘアケアへの
対応が望ましいが、前述の従来例はこの点が不十分であ
る。
【0008】頭髪は頭皮の外に出ている部分だけではな
く、内部組織が重要な役目を担っている。毛乳頭(毛球
の中央部にある球状にくぼんだ部分。毛乳頭には毛細血
管や神経がきていて、食べ物からの栄養や酸素を取り入
れ、毛の発生と成長をつかさどっている)、毛乳頭に接
した所にある毛母細胞(毛乳頭に入っている毛細血管か
ら栄養をとり、分裂を繰り返す)、皮脂腺(皮脂を分泌
し、頭皮や頭髪に潤いを与え、保護している)、毛細血
管(毛の成長に必要な栄養や酸素を運んでいる)など、
頭髪だけでなくさまざまな組織がある。最近のヘアスタ
イルの多様化から毎朝ドライヤーで整髪する人やパーマ
をかける人が増えており、髪そのもののいたみも目立っ
てくると同時に、こういったさまざまな組織もダメージ
を受けている。そこで髪と頭皮を健康な状態に保つため
に清潔にする、新陳代謝を高める、水分・油分を補う等
のヘアケアを通じて、こうした組織を健康に保つことが
重要になってきている。
【0009】本発明ではこのような課題に対して、座っ
て浴びるリラックスしたシャワー入浴の際に、入浴者が
洗髪を行う際に頭皮と毛根を健康に保つヘアケアが、低
コストかつ家庭用バスユニットへの組み込み配慮のため
簡易な構成で実現できるシャワー装置を提供するもので
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するため、着座した入浴者の頭皮に向かって、頭皮近
傍から頭皮に向かって温水を噴出する温水噴出手段を備
えたシャワー装置としたものであり、入浴者がシャワー
入浴の時に洗髪を行う際、温水噴出手段が頭皮近傍から
頭皮に向かって温水を噴出することにより、頭皮の洗浄
が容易にでき、これにより頭皮と毛根を健康に保つヘア
ケアが実現できるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明は、シャワー装置本体と、
入浴者が着座する着座手段と、着座した入浴者の頭皮近
傍から頭皮に向かって温水を噴出する温水噴出手段を備
えたシャワー装置としてある。
【0012】そして、入浴者が着座手段に着座しシャワ
ー入浴の時に洗髪を行う際、温水噴出手段が頭皮近傍か
ら頭皮に向かって温水を噴出することにより、楽な姿勢
で頭皮の洗浄が容易にでき、これにより頭皮と毛根を健
康に保つヘアケアが実現できるものである。
【0013】さらに上記に加えて、頭皮近傍から頭皮に
向かって温水を噴出する温水噴出手段は、微細直墳水流
を噴出するノズルとしたものである。
【0014】そして、入浴者が着座手段に着座しシャワ
ー入浴の時に洗髪を行う際、温水噴出手段が頭皮近傍か
ら頭皮に向かって温水を微細直墳水流状に噴出すること
により、頭皮の洗浄が容易にできることに加えて、角質
や毛穴の老廃物を柔らかくして取り除きやすくすること
ができるものである。
【0015】さらに上記に加えて、頭皮近傍から頭皮に
向かって温水を噴出する温水噴出手段は、微細直墳水流
を噴出するノズルとし、ノズルを揺動させる揺動手段を
備えたものである。
【0016】そして、入浴者が着座手段に着座しシャワ
ー入浴の時に洗髪を行う際、温水噴出手段が頭皮近傍か
ら頭皮に向かって温水を微細直墳水流状に噴出し、揺動
手段がノズルを揺動させることにより、頭皮の洗浄が容
易にできることに加えて、広範囲の角質や毛穴の老廃物
を柔らかくして取り除きやすくすることができ、かつ微
細直墳水流が特定箇所に集中することによる入浴者の痛
感を防ぐことができる。
【0017】さらに上記に加えて、頭皮近傍から頭皮に
向かって温水を噴出する温水噴出手段は、微細直墳水流
を噴出するノズルとし、ノズルを振動させる振動手段を
備えたものである。
【0018】そして、入浴者が着座手段に着座しシャワ
ー入浴の時に洗髪を行う際、温水噴出手段が頭皮近傍か
ら頭皮に向かって温水を微細直墳水流状に噴出し、振動
手段がノズルを振動させることにより、微細直墳水流が
特定箇所に集中することによる入浴者の痛感を防ぐこと
ができ、また頭皮との距離が変わることによる微細直墳
水流の振動幅の広がり変化を抑えて、頭皮が受ける感覚
があまり変わらないようにすることができる。
【0019】さらに上記に加えて、頭皮近傍から頭皮に
向かって温水を噴出する温水噴出手段は、気泡を温水に
混入して噴出させるノズルとしたものである。
【0020】そして、入浴者が着座手段に着座しシャワ
ー入浴の時に洗髪を行う際、温水噴出手段が頭皮近傍か
ら頭皮に向かって気泡が混入した温水を噴出することに
より、頭皮の洗浄が容易にできることに加えて、気泡混
入による噴出流速が通常より上がることにより、角質や
毛穴の老廃物を取り除きやすくすることができるもので
ある。
【0021】さらに上記に加えて、頭皮近傍から頭皮に
向かって温水を噴出する温水噴出手段は、湯水を断続的
に噴出させるノズルとしたものである。
【0022】そして、入浴者が着座手段に着座しシャワ
ー入浴の時に洗髪を行う際、温水噴出手段が頭皮近傍か
ら頭皮に向かって湯水を断続的に噴出することにより、
頭皮の洗浄が容易にできることに加えて、断続噴出によ
る頭皮への繰り返し衝突により、角質や毛穴の老廃物を
取り除きやすくすることができるものである。
【0023】さらに上記に加えて、頭皮近傍から頭皮に
向かって温水を噴出する温水噴出手段は複数のノズルと
して、各ノズルからの温水噴出を順次切り替える構造と
したものである。
【0024】そして、入浴者が着座手段に着座しシャワ
ー入浴の時に洗髪を行う際、複数の温水噴出手段が頭皮
近傍から頭皮に向かって温水を順次噴出することによ
り、広範囲の頭皮の洗浄が容易にでき、これにより頭皮
と毛根を健康に保つヘアケアが実現できるものである。
【0025】さらに上記に加えて、頭皮近傍から頭皮に
向かって温水を噴出する温水噴出手段の近傍に頭皮を刺
激する刺激手段を設けたものである。
【0026】そして、入浴者が着座手段に着座しシャワ
ー入浴の時に洗髪を行う際、刺激手段が頭皮を刺激する
ことで、頭皮の洗浄と同時に頭皮刺激により頭皮が活性
化でき、これにより頭皮と毛根を健康に保つヘアケアが
実現できるものである。
【0027】さらに上記温水噴出手段の近傍に設けた刺
激手段は、温水噴出部に備えた微細毛状体としたもので
ある。
【0028】そして、入浴者が着座手段に着座しシャワ
ー入浴の時に洗髪を行う際、頭皮近傍から頭皮に向かっ
て微細毛状体を温水噴出部に備えたノズルから温水を噴
出することで温水により微細毛状体が振動しながら頭皮
にあたることで、頭皮の洗浄と同時にマッサージがで
き、これにより頭皮と毛根を健康に保つヘアケアが実現
できるものである。
【0029】さらに上記温水噴出手段の近傍に設けた刺
激手段は、温水噴出手段の近傍に頭皮を打突するように
設けた弾性体の突起としたものである。
【0030】そして、入浴者が着座手段に着座しシャワ
ー入浴の時に洗髪を行う際、温水噴出手段が頭皮近傍か
ら頭皮に向かって温水を噴出することに合わせて、弾性
体の突起が頭皮を打突するように振動することにより、
頭皮の洗浄と頭皮刺激により頭皮が活性化でき、これに
より頭皮と毛根を健康に保つヘアケアが実現できるもの
である。
【0031】さらに上記に加えて、頭皮近傍から頭皮に
向かって温水を噴出する温水噴出手段は、自在に改質し
た温水を噴出するノズルとしたものである。
【0032】そして、入浴者が着座手段に着座しシャワ
ー入浴の時に洗髪を行う前後に、温水噴出手段から頭皮
に向かっての温水噴出を頭皮と毛根に有益な性質に改質
した温水に切り替えることにより、頭皮の洗浄と同時
に、頭皮と毛根を健康に保つヘアケアが実現できるもの
である。
【0033】さらに上記に加えて、頭皮近傍から頭皮に
向かって温水を噴出する温水噴出手段は、酸素を高濃度
に含んだ水と温水を切り替え自在に噴出するノズルとし
たものである。
【0034】そして、入浴者が着座手段に着座しシャワ
ー入浴の時に洗髪を行う前後に、温水噴出手段から頭皮
に向かっての温水噴出を酸素を高濃度に含んだ水に切り
替えることにより、頭皮の洗浄と同時に頭皮環境を整え
ることができ、これにより頭皮と毛根を健康に保つヘア
ケアが実現できるものである。
【0035】さらに上記に加えて、頭皮近傍から頭皮に
向かって温水を噴出する温水噴出手段は、自在にオゾン
を含有した温水を噴出するノズルとしたものである。
【0036】そして、入浴者が着座手段に着座しシャワ
ー入浴の時に洗髪を行う前後に、温水噴出手段から頭皮
に向かっての温水噴出をオゾン含有水噴出に切り替える
ことにより、頭皮の洗浄と同時にオゾンの殺菌効果で頭
皮を清潔に保つことができ、これにより頭皮と毛根を健
康に保つヘアケアが実現できるものである。
【0037】さらに上記に加えて、頭皮近傍から頭皮に
向かって温水を噴出する温水噴出手段は、自在に炭酸ガ
スを含有した温水を噴出するノズルとしたものである。
【0038】そして、入浴者が着座手段に着座しシャワ
ー入浴の時に洗髪を行う前後に、温水噴出手段から頭皮
に向かっての温水噴出を炭酸ガス含有水噴出に切り替え
ることにより、頭皮の洗浄と同時に湯水が当たっている
周辺の血管を拡張し、血行を促進することができ、これ
により頭皮と毛根を健康に保つヘアケアが実現できるも
のである。
【0039】さらに上記に加えて、頭皮近傍から頭皮に
向かって温水を噴出する温水噴出手段は、自在に電解し
た温水を噴出するノズルとしたものである。
【0040】そして、入浴者が着座手段に着座しシャワ
ー入浴の時に洗髪を行う前後に、温水噴出手段から頭皮
に向かって噴出する温水を電解した温水(酸性イオン
水)に切り替えることにより、頭皮の洗浄と同時に肌を
清潔に保つ殺菌効果、および肌を引き締めるアストリン
ゼン効果により、頭皮と毛根を健康に保つヘアケアが実
現できるものである。
【0041】さらに上記に加えて、頭皮近傍から頭皮に
向かって温水を噴出する温水噴出手段は、自在に薬剤を
混入した温水を噴出するノズルとしたものである。
【0042】そして、入浴者が着座手段に着座しシャワ
ー入浴の時に洗髪を行う際に、温水噴出手段からシャン
プー、リンスまたは育毛剤等の毛髪用薬剤を混入した温
水を噴出することにより、頭皮の洗浄等が容易にでき、
これにより頭皮と毛根を健康に保つヘアケアが実現でき
るものである。
【0043】さらに上記に加えて、頭皮近傍から頭皮に
向かって温水を噴出する温水噴出手段の近傍に霧状の温
水を噴出する霧滴噴出手段を設けたものである。
【0044】そして、入浴者が着座手段に着座しシャワ
ー入浴の時に洗髪を行う前に、霧滴噴出手段が霧状の温
水を噴出することで毛穴を開かせ、汚れや老廃物を地肌
の表面に浮かび上がらせることができ、これにより頭皮
と毛根を健康に保つヘアケアが実現できるものである。
【0045】さらに上記に加えて、頭皮近傍から頭皮に
向かって温水を噴出する温水噴出手段の近傍に遠赤外線
を照射する遠赤外線照射手段を設けたものである。
【0046】そして、入浴者が着座手段に着座しシャワ
ー入浴の時に洗髪を行った後に、遠赤外線照射手段が遠
赤外線を照射することにより、頭皮の新陳代謝を高める
ことができ、同時に髪を痛めることなく乾燥しやすくさ
せることができ、これにより頭皮と毛根を健康に保つヘ
アケアが実現できるものである。
【0047】さらに上記に加えて、頭皮近傍から頭皮に
向かって温水を噴出する温水噴出手段の近傍に薬剤を噴
出する薬剤噴出手段を設けたものである。
【0048】そして、入浴者が着座手段に着座しシャワ
ー入浴の時に洗髪を行う際に、薬剤噴出手段がシャンプ
ー、リンスまたは育毛剤等の毛髪用薬剤を噴出すること
により、頭皮の洗浄が容易にでき、これにより頭皮と毛
根を健康に保つヘアケアが実現できるものである。
【0049】以下、本発明の実施例について図面を用い
て説明する。 (実施例1)本発明の実施例1について、図1、図2を
参照しながら説明する。図1は実施例1の構成図、図2
は実施例1のノズル詳細図である。
【0050】図1において、1はシャワー装置本体、2
はシャワー装置本体1により支持された入浴者が着座す
る着座手段、3は着座した入浴者の身体に温水を噴出す
る温水噴出ノズル、4は温水噴出ノズル3を有しシャワ
ー装置本体1により支持されたアームであり、入浴者の
左右両側に各々設けてある。着座手段2はシャワー装置
本体1に固定または可動に支持されている。6はシャワ
ー装置本体1上部に取り付けたヘアケア用ノズルユニッ
ト本体で、入浴者の頭皮を取り巻くように設けてある。
7は着座した入浴者の頭皮に向かって温水を噴出する温
水噴出手段であるノズルで、ヘアケア用ノズルユニット
本体6に取り付けてある。ノズル先端と頭皮の距離は近
接するようにヘアケアユニット本体6およびノズル7の
取り付け位置を設定してある。
【0051】図2において、ノズル7は先端のオリフィ
ス形状から温水を微細な直墳水流にして噴出できる構造
としてある。8は温水をノズル7に供給する温水流路
で、給湯機その他に接続してある。
【0052】次に動作、作用について説明する。入浴者
が洗髪等のヘアケアを行うため着座手段2に着座し、操
作部(図示せず)を操作すると温水流路8からの温水供
給により温水噴出手段7から温水が入浴者の頭皮に向か
って噴出される。ノズル7の先端から温水が微細な直墳
水流として、近接した頭皮および頭皮内の毛穴等の各組
織に噴出し、これにより頭皮の微細な組織の洗浄が容易
にできる。さらにシャンプー・リンス等を使用し、洗髪
を行った後も、温水噴出手段7からの温水噴出により入
浴者が、両手を使い、楽な姿勢で洗い流すことができ
る。洗髪の後は、温水噴出ノズル3から温水が入浴者に
噴出され、身体についたシャンプー・リンス、抜け落ち
た毛髪等を流すことができる。
【0053】(実施例2)本発明の実施例2について、
図3を参照しながら説明する。図3は実施例2のノズル
詳細図である。
【0054】図3において、ノズル7は揺動用回転体1
1に取り付けてある。揺動用回転体11は軸12を回転
軸に回動自在に取り付けてある。揺動用回転体11には
ロッド14が取り付け部13に回動自在に取り付けてあ
る。ロッド14はクランク51に回動自在に取り付けて
ある。クランク51はモーター52により回転駆動す
る。
【0055】なお上記実施例と同一符号のものは同一構
造を有し、説明は省略する。次に動作、作用について説
明する。入浴者が洗髪等のヘアケアを行うため着座手段
2に着座し、操作部(図示せず)を操作すると温水噴出
手段であるノズル7から温水が入浴者の頭皮に向かって
噴出される。そして、あるいは更に別の操作部を操作す
るとモーター52によりクランク51が回転駆動し、こ
れによりロッド14が前後駆動する。これにより揺動用
回転体11が、軸12を回転軸に揺動し、これによりノ
ズル7からの直墳水流が角度θを持って揺動する。ノズ
ル7の先端から直墳水流が、揺動しながら頭皮および頭
皮内の毛穴等の各組織に噴出し、これにより頭皮の各組
織の洗浄が広範囲にかつ容易にできる。
【0056】(実施例3)本発明の実施例3について、
図4を参照しながら説明する。図4は実施例3のノズル
詳細図である。
【0057】図4において、ノズル7は振動体17に取
り付けてある。振動体17は矢印方向に振動自在にヘア
ケアユニット本体6に取り付けてある。振動体17には
ロッド14が取り付け部18に回動自在に取り付けてあ
る。ロッド14はクランク51に回動自在に取り付けて
ある。
【0058】なお上記実施例1および実施例2と同一符
号のものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0059】次に動作、作用について説明する。入浴者
が洗髪等のヘアケアを行うため着座手段2に着座し、操
作部(図示せず)を操作すると温水噴出手段であるノズ
ル7から温水が入浴者の頭皮に向かって噴出される。そ
して、あるいは別の操作部を操作するとモーター52に
よりクランク51が回転駆動し、これによりロッド14
が前後駆動する。これにより振動体17が、矢印方向に
振動し、これによりノズル7からの直墳水流が幅aを持
って振動する。ノズル7の先端から直墳水流が振動しな
がら頭皮および頭皮内の毛穴等の各組織に噴出し、これ
により一定範囲の頭皮の各組織の洗浄が容易にできる。
【0060】(実施例4)本発明の実施例4について、
図5を参照しながら説明する。図5は実施例4のノズル
詳細図である。
【0061】図5において、ノズル7の近傍に温水流路
8に連通する気泡混入部21が設けてある。気泡混入部
21には接続ホース22を介して、ポンプモータ24を
備えた気泡混入手段としての空気ポンブ23が接続され
ている。
【0062】なお上記各実施例と同一符号のものは同一
構造を有し、説明は省略する。次に動作、作用について
説明する。入浴者が洗髪等のヘアケアを行うため着座手
段2に着座し、操作部(図示せず)を操作すると温水噴
出手段であるノズル7から温水が入浴者の頭皮に向かっ
て噴出される。その際、別の操作部を操作するとポンプ
モータ24が空気ポンプ23を駆動することで、大量の
空気が接統ホース22を介して、気泡混入部21へと供
給される。供給された空気は、気泡混入部21から気泡
となって温水流路8からの温水中に混入されるため、ノ
ズル7からは気泡入りの気液二相流が噴出される。ここ
で空気ポンプ23は、温水流路8内の圧力が高い場合で
も、確実に大量の空気を混入させることが可能で、ノズ
ル7から噴出される洗浄水の流速を十分に増大させるこ
とのできるものである。このことにより、温水水のみで
噴出させた場合に比べて噴出する流速を上昇させること
が可能となる。ノズル7の先端から流速を上昇した直墳
水流が、近接した頭皮および頭皮内の毛穴等の各組織に
噴出し、これにより頭皮の各組織の洗浄が容易にでき
る。
【0063】(実施例5)本発明の実施例5について、
図6を参照しながら説明する。図6は実施例5のノズル
詳細図である。
【0064】図6において、ノズル7の近傍に温水流路
8に連通するピストンポンプ30が設けてある。ピスト
ンポンプ30に連設するクランク51がモーター52に
より回転駆動できるように設けてある。ピストンポンプ
30とクランク51はロッド14によりつながれてい
る。逆止弁33は温水流路8からピストンポンプ30に
温水が流入可能で、その逆方向への温水の流出を防止す
る。逆止弁34はピストンポンプ30からノズル7への
温水流出が可能で、その逆方向からの空気のピストンポ
ンプ30への流入を防止する。
【0065】なお上記実施例と同一符号のものは同一構
造を有し、説明は省略する。次に動作、作用について説
明する。入浴者が洗髪等のヘアケアを行うため着座手段
2に着座する。そして操作部(図示せず)を操作すると
ピストンポンプ30に連設するクランク51がモーター
52により回転駆動し、これによりピストンポンプ30
が駆動する。ピストンポンプ30の駆動、および逆止弁
33および34の働きにより、温水流路8からピストン
ポンプ30へ一定量の温水が供給され、ピストンポンプ
30からノズル7へ圧送される。これが繰り返されるこ
とにより、ノズル7から温水が断続的に噴出する。これ
によりノズル7の先端から直墳水流が、近接した頭皮お
よび頭皮内の毛穴等の各組織に断続的に噴出し、これに
より頭皮の各組織の洗浄が容易にできる。
【0066】(実施例6)本発明の実施例6について、
図7を参照しながら説明する。図7は実施例6の構成図
である。
【0067】図7において、複数設けたノズル7のう
ち、頭頂部の頭皮に向かって温水を噴出するノズルへの
温水流路8途中には止水電磁弁41を設けている。また
後頭部の頭皮に向かって温水を噴出するノズルへの温水
流路途中には止水電磁弁42を、頚椎近傍の頭皮に向か
って温水を噴出するノズルへの温水流路途中には止水電
磁弁43を、各々設けている。各止水電磁弁は独立的に
駆動自在であり、予め定めた制御パターンに従って弁開
閉を行う。
【0068】なお上記各実施例と同一符号のものは同一
構造を有し、説明は省略する。次に動作、作用について
説明する。入浴者が洗髪等のヘアケアを行うため着座手
段2に着座する。そして操作部(図示せず)を操作する
と予め定めた制御パターンに従って止水電磁弁41、4
2、43の弁開閉を行う。これにより、頭頂部、後頭
部、頚椎近傍の頭皮に向かって温水が順次噴出し、頭部
の広い範囲の頭皮の各組織の洗浄が容易にできる。
【0069】(実施例7)本発明の実施例7について、
図8を参照しながら説明する。図8は実施例7のノズル
詳細図である。
【0070】図8において、ノズル7の温水噴出口には
微細毛状体45が植設してある。この微細毛状体45の
材質としては、ナイロン繊維その他柔軟性があり、適当
な硬さがあって水流によりしなるものが考えられる。微
細毛状体45は、ノズル7と頭皮との間隔以上の長さを
有する。
【0071】なお上記各実施例と同一符号のものは同一
構造を有し、説明は省略する。次に動作、作用について
説明する。入浴者が洗髪等のヘアケアを行うため着座手
段2に着座し、操作部(図示せず)を操作すると温水噴
出手段であるノズル7から温水が入浴者の頭皮に向かっ
て噴出される。その際、ノズル7の先端から噴出される
水流に沿って微細毛状体45が振動し、その先端が頭皮
を刺激する。これにより頭皮の各組織の洗浄と同時に頭
皮マッサージができる。
【0072】(実施例8)本発明の実施例8について、
図9を参照しながら説明する。図9は実施例8のノズル
詳細図である。
【0073】図9において、ノズル7の噴出口近傍に
は、矢印方向に摺動可能な棒状の弾性体突起48が設け
てある。弾性体突起48の先端はノズル7の温水噴出口
より突出しており、頭皮に届くように突出長さを調整し
てある。弾性体突起48はロッド14が回動自在に取り
付けられている。ロッド14はモーター52により回転
駆動するクランク51に回動自在に取り付けられてい
る。この弾性体突起48の材質としては、シリコンゴム
その他柔軟性があり、適当な硬さがあって頭皮に当たっ
た際に堅すぎず適度な刺激を与える材質であればよい。
先端部のみが当該の材質により成形し、棒状部分はAB
S樹脂ほか別材質で構成してもよい。
【0074】なお上記各実施例と同一符号のものは同一
構造を有し、説明は省略する。次に動作、作用について
説明する。入浴者が洗髪等のヘアケアを行うため着座手
段2に着座し、操作部(図示せず)を操作すると温水噴
出手段であるノズル7から温水が入浴者の頭皮に向かっ
て噴出される。そして、あるいは更に別の操作部を操作
すると同時にモーター52によりクランク51が回転駆
動し、これによりロッド14が前後駆動する。これによ
り弾性体突起48が、矢印方向に振動し、頭皮を繰り返
し打突する。これにより頭皮の各組織の洗浄と同時に頭
皮刺激により頭皮が活性化できる。
【0075】(実施例9)本発明の実施例9について、
図10を参照しながら説明する。図10は実施例9のノ
ズル詳細図である。
【0076】図10において、ノズル7の近傍に流路6
0への流出と温水流路8からの温水流入および高濃度酸
素水流路53から高濃度酸素水流入を切り替える三方切
替電磁弁55が連接してある。56は三方切替電磁弁5
5を駆動するモーターである。59は高濃度酸素水が入
ったタンクで、送出ポンプ57により高濃度酸素水流路
53に高濃度酸素水を送出できる構造になっている。送
出ポンプ57はモーター58により駆動する。
【0077】なお上記各実施例と同一符号のものは同一
構造を有し、説明は省略する。次に動作、作用について
説明する。入浴者が洗髪等のヘアケアを行うため着座手
段2に着座し、操作部(図示せず)を操作すると温水噴
出手段であるノズル7から温水が入浴者の頭皮に向かっ
て噴出される。そして、あるいは更に別の操作部を操作
するとモーター56により三方切替電磁弁55が駆動
し、それまで温水流路8からの温水流出であった水回路
を、高濃度酸素水流路53からの高濃度酸素水流出に切
り替える。そしてモーター58により送出ポンプ57が
駆動し、高濃度酸素水タンク59から高濃度酸素水流路
53に高濃度酸素水を送出する。送出された高濃度酸素
水はノズル7から頭皮に向かって噴出し、頭皮の洗浄と
同時に頭皮環境を整えることができる。
【0078】(実施例10)本発明の実施例10につい
て、図11を参照しながら説明する。図11は実施例1
0のノズル詳細図である。
【0079】図11において、ノズル7の近傍の温水流
路8の途中にオゾン発生装置63が設けてある。オゾン
発生装置63は温水流路8の温水に触れるように電極を
設けた過電圧発生方式のオゾン発生装置で、電極間に電
圧をかけると水中の酸素がオゾンに変化する構造になっ
ている。
【0080】なお上記各実施例と同一符号のものは同一
構造を有し、説明は省略する。次に動作、作用について
説明する。入浴者が洗髪等のヘアケアを行うため着座手
段2に着座し、操作部(図示せず)を操作すると温水噴
出手段であるノズル7から温水が入浴者の頭皮に向かっ
て噴出される。その際に別の操作部を操作してオゾン発
生装置63を作動させ、温水中にオゾンを発生させ、得
られるオゾン含有水をノズル7から噴出することによ
り、頭皮の洗浄と同時にオゾンの殺菌効果で頭皮を清潔
に保つことができる。
【0081】(実施例11)本発明の実施例11につい
て、図12、図13を参照しながら説明する。図12は
実施例11のノズル詳細図、図13は炭酸ガス供給手段
の詳細図である。
【0082】図12において、ノズル7の近傍の温水流
路8の途中に炭酸ガス供給手段78が設けてある。炭酸
ガス供給手段78には炭酸ガスタンク79が連接されて
いる。図13において、80は炭酸ガスを供給する炭酸
ガス供給ポンプで、炭酸ガスタンク79および炭酸ガス
浸透膜ユニット81aに接続してある。炭酸ガス供給ポ
ンプ80はモーター81で駆動する。炭酸ガス浸透膜ユ
ニット81aは微細な孔が開いている中空糸膜を温水流
路8内に突出させたもので中空糸膜内部は炭酸ガス供給
ポンプ80からの炭酸ガスが充満しており、中空糸膜外
部は温水に接している。
【0083】なお上記各実施例と同一符号のものは同一
構造を有し、説明は省略する。次に動作、作用について
説明する。入浴者が洗髪等のヘアケアを行うため着座手
段2に着座し、操作部(図示せず)を操作すると温水噴
出手段であるノズル7から温水が入浴者の頭皮に向かっ
て噴出される。その際に別の操作部を操作すると炭酸ガ
ス供給手段78が作動し、炭酸ガス供給ポンプ80がモ
ーター81で駆動する。炭酸ガス供給ポンプ80は炭酸
ガスタンク79から炭酸ガスを炭酸ガス浸透膜ユニット
81に供給し、温水中に突出している中空糸膜から温水
に炭酸ガスが供給される。これにより得られた炭酸ガス
含有水をノズル7から噴出することにより、頭皮の洗浄
と同時に湯水が当たっている周辺の血管を拡張し、血行
を促進することができる。
【0084】(実施例12)本発明の実施例12につい
て、図14を参照しながら説明する。図14は実施例1
2のノズル詳細図である。
【0085】図14において、ノズル7の近傍の温水流
路8の途中に水素イオン濃度調整手段75が設けてあ
る。水素イオン濃度調整手段75として、ここでは流路
に流れる温水に触れるように電極を設けた水イオン交換
器で酸性イオン水、アルカリイオン水を生成し、酸性イ
オン水は温水流路8に戻し、アルカリイオン水は排出路
76から排出する構造として説明する。
【0086】なお上記各実施例と同一符号のものは同一
構造を有し、説明は省略する。次に動作、作用について
説明する。入浴者が洗髪等のヘアケアを行うため着座手
段2に着座し、操作部(図示せず)を操作すると温水噴
出手段であるノズル7から温水が入浴者の頭皮に向かっ
て噴出される。その際に別の操作部を操作して水素イオ
ン濃度調整手段75を作動させると、設定した水素イオ
ン濃度の酸性イオン水が温水流路8に供給される。そし
て得られた酸性イオン水をノズル7から噴出することに
より、頭皮の洗浄と同時に肌を清潔に保つ殺菌効果、お
よび肌を引き締めるアストリンゼン効果が得られる。
【0087】(実施例13)本発明の実施例13につい
て、図15を参照しながら説明する。図15は実施例1
3のノズル詳細図である。
【0088】図15において、ノズル7の噴出口近傍に
は、霧滴噴出手段であるノズル65を固設してある。ノ
ズル65は温水供給パイプ66につながっている。ノズ
ル65の先端は内部旋回流を起こす流路およびその旋回
流を拡散噴出させるオリフィス形状に成形してある。な
お温水パイプ66からノズル65に供給される温水は、
ノズル7から噴出される直墳水流の湯温よりやや高い湯
温に設定されている。
【0089】なお上記各実施例と同一符号のものは同一
構造を有し、説明は省略する。次に動作、作用について
説明する。入浴者が洗髪等のヘアケアを行うため着座手
段2に着座し、操作部(図示せず)を操作すると温水噴
出手段であるノズル7から温水が入浴者の頭皮に向かっ
て噴出される。その際に内部旋回流を起こすノズル65
の流路形状およびその旋回流を拡散噴出させるノズル6
5のオリフィス形状によりノズル65の先端からやや高
目湯温の温水が、霧状に頭皮に向かって噴出される。こ
れにより頭皮毛根の毛穴を開かせ、汚れや老廃物を地肌
の表面に浮かび上がらせることができる。
【0090】(実施例14)本発明の実施例14につい
て、図16を参照しながら説明する。図16は実施例1
4のノズル詳細図である。
【0091】図16において、ノズル7の噴出口近傍に
は、遠赤外線照射手段である遠赤外線照射ランプ68が
取り付けられている。遠赤外線照射ランプ68の照射面
は頭皮方向に向けられている。遠赤外線照射ランプ68
には電力線69を通じて照射に必要な電力が供給され
る。
【0092】なお上記各実施例と同一符号のものは同一
構造を有し、説明は省略する。次に動作、作用について
説明する。入浴者が洗髪等のヘアケアを行うため着座手
段2に着座し、操作部(図示せず)を操作すると温水噴
出手段であるノズル7から温水が入浴者の頭皮に向かっ
て噴出される。その後に電力線69を通じて照射に必要
な電力が供給された遠赤外線照射ランプ68が、頭皮に
向かって遠赤外線を照射する。これにより頭皮の新陳代
謝を高めることができる。また同時に髪を痛めることな
く乾燥しやすくさせることができる。
【0093】(実施例15)本発明の実施例15につい
て、図17を参照しながら説明する。図17は実施例1
5のノズル詳細図である。
【0094】図15において、ノズル7の噴出口近傍に
は、薬剤噴出手段であるノズル70を固設してある。ノ
ズル70は薬剤供給パイプ74につながっている。72
は薬剤が入ったタンクで、送出ポンプ71により薬剤供
給パイプ74に薬剤を送出できる構造になっている。送
出ポンプ71はモーター73により駆動する。ここで薬
剤とはシャンプー、リンスまたは育毛剤等の毛髪用薬剤
で説明するが、ほかにも頭皮に活性を与える、または保
湿成分、乾燥肌防止成分を含む頭皮用薬剤でも有効であ
る。
【0095】なお上記各実施例と同一符号のものは同一
構造を有し、説明は省略する。次に動作、作用について
説明する。入浴者が洗髪等のヘアケアを行うため着座手
段2に着座し、操作部(図示せず)を操作すると温水噴
出手段であるノズル7から温水が入浴者の頭皮に向かっ
て噴出される。そしてその前後にモーター73により送
出ポンプ71が駆動し、薬剤タンク72から薬剤供給パ
イプ74に薬剤を送出する。送出された薬剤はノズル7
0から頭皮に向かって噴出し、頭皮の洗浄が容易にでき
る。
【0096】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、入浴者が
シャワー入浴の時に洗髪を行う際、温水噴出手段が頭皮
近傍から頭皮に向かって温水を噴出することにより、頭
皮の洗浄が容易にでき、これにより頭皮と毛根を健康に
保つヘアケアが実現できるという有利な効果を有する。
【0097】また入浴者が着座手段に着座した状態で温
水を噴出させることができるので、楽な姿勢で頭皮の洗
浄が容易にでき、これにより頭皮と毛根を健康に保つヘ
アケアが実現できるという有利な効果を有する。
【0098】また温水噴出手段が頭皮近傍から頭皮に向
かって温水を微細直墳水流状に噴出することにより、頭
皮の洗浄が容易にできることに加えて、角質や毛穴の老
廃物を柔らかくして取り除きやすくすることができると
いう有利な効果を有する。
【0099】また温水噴出手段が頭皮近傍から頭皮に向
かって温水を微細直墳水流状に噴出し、揺動手段が温水
噴出手段であるノズルを揺動させることにより、頭皮の
洗浄が容易にできることに加えて、広範囲の角質や毛穴
の老廃物を柔らかくして取り除きやすくすることがで
き、かつ微細直墳水流が特定箇所に集中することによる
入浴者の痛感を防ぐことができるという有利な効果を有
する。
【0100】また温水噴出手段が頭皮近傍から頭皮に向
かって温水を微細直墳水流状に噴出し、振動手段が温水
噴出手段であるノズルを振動させることにより、微細直
墳水流が特定箇所に集中することによる入浴者の痛感を
防ぐことができ、また頭皮との距離が変わることによる
微細直墳水流の振動幅の広がり変化を抑えて、頭皮が受
ける感覚があまり変わらないようにすることができると
いう有利な効果を有する。
【0101】また温水噴出手段が頭皮近傍から頭皮に向
かって気泡が混入した温水を噴出することにより、頭皮
の洗浄が容易にできることに加えて、気泡混入により噴
出流速が通常より上がることにより、角質や毛穴の老廃
物をより取り除きやすくすることができるという有利な
効果を有する。
【0102】また温水噴出手段が頭皮近傍から頭皮に向
かって湯水を断続的に噴出することにより、頭皮の洗浄
が容易にできることに加えて、断続噴出による頭皮への
繰り返し衝突により、角質や毛穴の老廃物を取り除きや
すくすることができるという有利な効果を有する。
【0103】また複数の温水噴出手段が頭皮近傍から頭
皮に向かって温水を順次噴出することにより、広範囲の
頭皮の洗浄が容易にできるという有利な効果を有する。
【0104】また刺激手段が頭皮を刺激することで、頭
皮の洗浄と同時に頭皮刺激により頭皮が活性化できると
いう有利な効果を有する。
【0105】また頭皮近傍から頭皮に向かって微細毛状
体を温水噴出部に備えたノズルから温水を噴出すること
で温水により微細毛状体が振動しながら頭皮にあたるこ
とで頭皮を刺激でき、頭皮の洗浄と同時に頭皮マッサー
ジができるという有利な効果を有する。
【0106】また弾性体の突起が頭皮を打突するように
振動することにより、頭皮の洗浄と頭皮刺激により頭皮
が活性化できるという有利な効果を有する。
【0107】また温水噴出手段から頭皮に向かっての温
水噴出を頭皮と毛根に有益な性質に改質した温水に切り
替えることにより、頭皮の洗浄と同時に、頭皮と毛根を
健康に保つヘアケアが実現できるという有利な効果を有
する。
【0108】また温水噴出手段から頭皮に向かっての温
水噴出を酸素を高濃度に含んだ水に切り替えることによ
り、頭皮の洗浄と同時に頭皮環境を整えることができる
という有利な効果を有する。
【0109】また温水噴出手段から頭皮に向かっての温
水噴出をオゾン含有水噴出に切り替えることにより、頭
皮の洗浄と同時にオゾンの殺菌効果で頭皮を清潔に保つ
ことができるという有利な効果を有する。
【0110】また温水噴出手段から頭皮に向かっての温
水噴出を炭酸ガス含有水噴出に切り替えることにより、
頭皮の洗浄と同時に湯水が当たっている周辺の血管を拡
張し、血行を促進することができるという有利な効果を
有する。
【0111】また温水噴出手段から頭皮に向かって噴出
する温水を電解した温水(酸性イオン水)に切り替える
ことにより、肌を清潔に保つこと、および肌を引き締め
ることができるという有利な効果を有する。
【0112】また温水噴出手段からシャンプー、リンス
または育毛剤等の毛髪用薬剤を混入した温水を噴出する
ことにより、頭皮の洗浄等が容易にできるという有利な
効果を有する。
【0113】また霧滴噴出手段が霧状の温水を噴出する
ことで毛穴を開かせ、汚れや老廃物を地肌の表面に浮か
び上がらせることができ、洗浄し易くできるという有利
な効果を有する。
【0114】また遠赤外線照射手段が遠赤外線を照射す
ることにより、頭皮の新陳代謝を高めることができ、同
時に髪を痛めることなく乾燥しやすくさせることができ
るという有利な効果を有する。
【0115】また薬剤噴出手段がシャンプー、リンスま
たは育毛剤等の毛髪用薬剤を噴出することにより、頭皮
の洗浄が容易にできる、または育毛が容易にできるとい
う有利な効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のシャワー装置の構成図
【図2】同実施例1のノズル詳細図
【図3】本発明の実施例2のノズル詳細図
【図4】本発明の実施例3のノズル詳細図
【図5】本発明の実施例4のノズル詳細図
【図6】本発明の実施例5のノズル詳細図
【図7】本発明の実施例6のシャワー装置の構成図
【図8】本発明の実施例7のノズル詳細図
【図9】本発明の実施例8のノズル詳細図
【図10】本発明の実施例9のノズル詳細図
【図11】本発明の実施例10のノズル詳細図
【図12】本発明の実施例11のノズル詳細図
【図13】同実施例11の炭酸ガス供給手段の詳細図
【図14】本発明の実施例12のノズル詳細図
【図15】本発明の実施例13のノズル詳細図
【図16】本発明の実施例14のノズル詳細図
【図17】本発明の実施例15のノズル詳細図
【図18】従来例の自動洗髪機の説明図
【図19】従来例の自動洗髪機の説明図
【符号の説明】
1 シャワー装置本体 2 着座手段 3 温水噴出手段(ノズル) 11 揺動手段 17 振動手段 21 気泡混入部 23 空気ポンプ 24 ポンプモーター 30 ピストンポンプ 33 逆止弁(1) 34 逆止弁(2) 41 止水電磁弁(1) 42 止水電磁弁(2) 43 止水電磁弁(3) 45 刺激手段(微細毛状体) 48 刺激手段(弾性体突起) 51 クランク 52 モーター 55 切り替え弁 57 送出ポンプ 59 高度酸素水タンク 60 オゾン発生装置 65 霧滴噴出手段 68 遠赤外線照射ランプ 70 薬剤噴出手段 71 送出ポンプB 72 薬剤タンク

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シャワー装置本体と、入浴者が着座する着
    座手段と、着座した入浴者の頭皮近傍から頭皮に向かっ
    て温水を噴出する温水噴出手段を備えたシャワー装置。
  2. 【請求項2】頭皮近傍から頭皮に向かって温水を噴出す
    る温水噴出手段は、微細直墳水流を噴出するノズルとし
    た請求項1記載のシャワー装置。
  3. 【請求項3】頭皮近傍から頭皮に向かって温水を噴出す
    る温水噴出手段は、微細直墳水流を噴出するノズルと
    し、前記ノズルを揺動させる揺動手段を備えた請求項1
    記載のシャワー装置。
  4. 【請求項4】頭皮近傍から頭皮に向かって温水を噴出す
    る温水噴出手段は、微細直墳水流を噴出するノズルと
    し、前記ノズルを振動させる振動手段を備えた請求項1
    記載のシャワー装置。
  5. 【請求項5】頭皮近傍から頭皮に向かって温水を噴出す
    る温水噴出手段は、気泡を温水に混入して噴出させるノ
    ズルとした請求項1ないし4のいずれか1項記載のシャ
    ワー装置。
  6. 【請求項6】頭皮近傍から頭皮に向かって温水を噴出す
    る温水噴出手段は、湯水を断続的に噴出させるノズルと
    した請求項1ないし5のいずれか1項記載のシャワー装
    置。
  7. 【請求項7】頭皮近傍から頭皮に向かって温水を噴出す
    る温水噴出手段は複数のノズルとして、各ノズルからの
    温水噴出を順次切り替える構造とした請求項1ないし6
    のいずれか1項記載のシャワー装置。
  8. 【請求項8】頭皮近傍から頭皮に向かって温水を噴出す
    る温水噴出手段の近傍に頭皮を刺激する刺激手段を設け
    た請求項1ないし7のいずれか1項記載のシャワー装
    置。
  9. 【請求項9】温水噴出手段の近傍に設けた刺激手段は、
    温水噴出部に備えた微細毛状体とした請求項8記載のシ
    ャワー装置。
  10. 【請求項10】温水噴出手段の近傍に設けた刺激手段
    は、温水噴出手段の近傍に頭皮を打突するように設けた
    弾性体の突起とした請求項8記載のシャワー装置。
  11. 【請求項11】頭皮近傍から頭皮に向かって温水を噴出
    する温水噴出手段は、改質した温水を噴出するノズルと
    した請求項1ないし10のいずれか1項記載のシャワー
    装置。
  12. 【請求項12】頭皮近傍から頭皮に向かって温水を噴出
    する温水噴出手段は、酸素を高濃度に含んだ水と温水を
    切り替え自在に噴出するノズルとした請求項1ないし1
    1のいずれか1項記載のシャワー装置。
  13. 【請求項13】頭皮近傍から頭皮に向かって温水を噴出
    する温水噴出手段は、オゾンを含有した温水を噴出する
    ノズルとした請求項1ないし12のいずれか1項記載の
    シャワー装置。
  14. 【請求項14】頭皮近傍から頭皮に向かって温水を噴出
    する温水噴出手段は、炭酸ガスを含有した温水を噴出す
    るノズルとした請求項1ないし13のいずれか1項記載
    のシャワー装置。
  15. 【請求項15】頭皮近傍から頭皮に向かって温水を噴出
    する温水噴出手段は、電解した温水を噴出するノズルと
    した請求項1ないし14のいずれか1項記載のシャワー
    装置。
  16. 【請求項16】頭皮近傍から頭皮に向かって温水を噴出
    する温水噴出手段は、薬剤を混入した温水を噴出するノ
    ズルとした請求項1ないし15のいずれか1項記載のシ
    ャワー装置。
  17. 【請求項17】頭皮近傍から頭皮に向かって温水を噴出
    する温水噴出手段の近傍に霧状の温水を噴出する霧滴噴
    出手段を設けた請求項1ないし16のいずれか1項記載
    のシャワー装置。
  18. 【請求項18】頭皮近傍から頭皮に向かって温水を噴出
    する温水噴出手段の近傍に遠赤外線を照射する遠赤外線
    照射手段を設けた請求項1ないし17のいずれか1項記
    載のシャワー装置。
  19. 【請求項19】頭皮近傍から頭皮に向かって温水を噴出
    する温水噴出手段の近傍に薬剤を噴出する薬剤噴出手段
    を設けた請求項1ないし18のいずれか1項記載のシャ
    ワー装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007051083A (ja) * 2005-08-17 2007-03-01 Artnature Co Ltd 育毛促進方法
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KR20190066962A (ko) * 2017-12-06 2019-06-14 김향미 지압기능을 가진 물공급관이 형성되는 머리감기용 세면대의 목받침대

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