JPH10313233A - パルス発振回路 - Google Patents

パルス発振回路

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Publication number
JPH10313233A
JPH10313233A JP9120030A JP12003097A JPH10313233A JP H10313233 A JPH10313233 A JP H10313233A JP 9120030 A JP9120030 A JP 9120030A JP 12003097 A JP12003097 A JP 12003097A JP H10313233 A JPH10313233 A JP H10313233A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
capacitor
output
comparator
pulse oscillation
Prior art date
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Pending
Application number
JP9120030A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Utsuki
芳明 宇津木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Meidensha Corp, Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Meidensha Corp
Priority to JP9120030A priority Critical patent/JPH10313233A/ja
Publication of JPH10313233A publication Critical patent/JPH10313233A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディジタル方式では回路が複雑になるし、デ
ューティ比を連続的に変えられない。CR充放電方式で
は、デューティ比の変更が発振出力の基本周波数に影響
を与える。 【解決手段】 コンパレータCOMは、デューティ比を
変えるための制御電圧VDとコンデンサC1の大小比較で
出力を反転させるパルス発振出力を得る。コンデンサC
1とC2とコイルLは、振動電圧を発生させてパルス発振
出力の基本周波数を決定する。抵抗Rは、コンパレータ
からコンデンサC2への電流を制限しながら充放電への
電流の寄与を大きくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発振出力のデュー
ティ比を可変にしたパルス発振回路に関する。
【0002】
【従来の技術】発振出力のデューティ比を可変にするパ
ルス発振回路には、大きくには以下の2つの方法があ
る。
【0003】(1)ディジタル方式 予め高い周波数を持つ発振器を用意し、この出力を分周
器で分周し、この分周パルスをカウンタで計数し、この
カウンタのカウント値を変えることによりデューティ比
を変える。
【0004】(2)RC充放電方式 R(抵抗)とC(コンデンサ)とコンパレータにより1
つあるいは2つの充放電回路を構成し、RまたはCの値
を変える時定数の切り替えによりデューティ比を変え
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のディジタル方式
は、以下の問題がある。
【0006】(1)デューティ比の可変単位が段階的で
あり、連続的に変えられない。
【0007】(2)デューティ比の可変幅を大きく得よ
うとすると、その段階数倍の周波数を持つ発振器が必要
となる。
【0008】(3)分周器とカウンタが必要となり、複
雑な回路構成になる。
【0009】一方、RC充放電方式は、デューティ比を
連続的に変えられ、回路構成も簡単になるが、充放電の
波形がリニアでないため、デューティ比の変更で発振周
波数が変化する。このため、デューティ比の変更にも発
振周波数を一定にするためにはR,Cを1つあるいは2
つ以上の回路で関連を持たせて変化させなければならな
くなり、デューティ比の可変のための調整回路が複雑に
なる。
【0010】本発明の目的は、発振周波数を一定にしな
がらデューティ比を連続的にかつ簡単に変えることがで
き、しかも回路構成が簡単になるパルス発振回路を提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、一対のコンデ
ンサとコイルとの間に発振出力の基本周波数を決める振
動電圧を発生させ、この振動電圧とデューティ比を制御
する電圧とをコンパレータで比較して発振出力を得るよ
うにしたもので、以下の構成を特徴とする。
【0012】非反転入力端子にデューティ比を変えるた
めの制御電圧が印加され、該制御電圧と反転入力端子電
圧との大小に応じてハイレベルとローレベルに切り替わ
る出力をパルス発振出力として得るコンパレータと、前
記コンパレータの反転入力端子とアース間に設けられる
第1のコンデンサと、前記コンパレータの出力端子に接
続される電流制限抵抗とアース間に設けられる第2のコ
ンデンサと、前記第1のコンデンサと第2のコンデンサ
との間に設けられ、これらコンデンサとの間でパルス発
振出力の基本周波数を決める振動電圧を発生させるコイ
ルとを備えたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態を示す
回路図である。コンパレータCOMは、非反転入力端子
にデューティ比を変えるための制御電圧VDが印加さ
れ、反転入力端子とアース間にコンデンサC1が設けら
れる。
【0014】また、コンパレータCOMの出力端子とア
ース間に電流制限抵抗RとコンデンサC2の直列回路が
設けられる。コンパレータCOMの反転入力端子とコン
デンサC1の接続点Aと、抵抗RとコンデンサC2の直列
接続点Bとの間にコイルLが設けられる。
【0015】この構成において、一対のコンデンサ
1,C2とコイルLは、パルス発振出力の基本周波数を
決める振動電圧を発生させる。また、制御電圧VDはそ
の変更によりコンパレータCOMの出力端子にデューテ
ィ比を変えたパルス発振出力を得る。なお、制御電圧V
Dは、他の装置による制御指令により自動的に可変され
るもの、又は手動で調節するものなど、任意である。
【0016】図2は、図1の動作を説明するための各部
波形を示す。パルス発振出力は、コンデンサC1の電圧
(A点電圧)がコンパレータCOMの入力電圧VDを越
えたときにローレベルLに変化し、電圧VDがA点電圧
を越えたときにハイレベルHに変化する。
【0017】発振出力がハイレベルHにあるとき、この
ハイレベルH出力で電流制限抵抗Rを通してコンデンサ
2が急充電され、コイルLには矢印で示す正方向の電
流が流れ、コンデンサC1を充電していく。
【0018】この充電により、時刻t0でA点電圧が電
圧VDを越え、発振出力がハイレベルHからローレベル
Lに変化したとき、コンデンサC2の電圧(B点電圧)
は抵抗Rを通して急激に下がった後にコイルLの電流で
徐々に下がり続ける。このとき、コイルLの正方向の電
流は減少し始めるがその電流が流れ続け、A点電圧は上
昇を続ける。
【0019】次に、時刻t1でコイルLの電流が零にま
で減少したとき、コイルLにはコンデンサC1からC2
の負方向の電流が流れ始め、A点電圧は下がり始めると
共に、B点の電圧は上昇を始める。
【0020】次に、時刻t2でA点電圧が電圧VDよりも
低くなったとき、コンパレータCOMの出力はローレベ
ルLからハイレベルHに反転する。このハイレベル出力
でB点電圧はRC2時定数で上昇を始め、この電圧上昇
でコイルLでは負方向の電流が減少し始める。また、A
点電圧は下がり続ける。
【0021】次に、時刻t3でコイルLの負方向の電流
が零になり、正方向の電流が流れ始めると、A点電圧が
上昇を始めると共にB点電圧は低下してくる。
【0022】次に、時刻t4でA点電圧が電圧VDを越え
ると、コンパレータCOMの出力がローレベルLに反転
し、B点電圧の低下が大きくなり、コイルLの正方向の
電流が減少し始め、以後は時刻t0と同じ動作になる。
【0023】したがって、本実施形態では、A点電圧と
制御電圧VDの大小で発振出力のハイレベルとローレベ
ルの切り替えがなされ、その周波数は基本的にはコンデ
ンサC1,C2とコイルLの定数で決まる。そして、発振
出力のデューティ比T2/(T1+T2)は、コンデンサ
1の電圧変化に対する電圧VDのレベルにより決まり、
電圧VDを連続的に変えることで連続的に変化させるこ
とができる。
【0024】なお、抵抗RはコンパレータCOMの出力
端子とコンデンサC2の間の電流を制限し、コンデンサ
2の充放電への電流の寄与を大きくするものである。
【0025】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、一対の
コンデンサとコイルとの間に発振出力の基本周波数を決
める振動電圧を発生させ、この振動電圧とデューティ比
を制御する電圧とをコンパレータで比較して発振出力を
得るようにしたため、以下の効果がある。
【0026】(1)発振出力の基本周波数は、一対のコ
ンデンサとコイルの定数で決まり、デューティ比の変更
で影響を受けない。
【0027】(2)デューティ比は制御電圧により連続
的に変更できる。
【0028】(3)回路構成は、コンパレータと少しの
CLR回路素子で済み、簡単な回路になる。
【0029】(4)基本周波数とデューティ比を独立的
に変更できるため、回路調節が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す回路図。
【図2】実施形態の各部波形図。
【符号の説明】
COM…コンパレータ C1、C2…コンデンサ L…コイル R…電流制限抵抗

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非反転入力端子にデューティ比を変える
    ための制御電圧が印加され、該制御電圧と反転入力端子
    電圧との大小に応じてハイレベルとローレベルに切り替
    わる出力をパルス発振出力として得るコンパレータと、 前記コンパレータの反転入力端子とアース間に設けられ
    る第1のコンデンサと、 前記コンパレータの出力端子に接続される電流制限抵抗
    とアース間に設けられる第2のコンデンサと、 前記第1のコンデンサと第2のコンデンサとの間に設け
    られ、これらコンデンサとの間でパルス発振出力の基本
    周波数を決める振動電圧を発生させるコイルとを備えた
    ことを特徴とするパルス発振回路。
JP9120030A 1997-05-12 1997-05-12 パルス発振回路 Pending JPH10313233A (ja)

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JP9120030A JPH10313233A (ja) 1997-05-12 1997-05-12 パルス発振回路

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ID=14776175

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108762373A (zh) * 2018-05-31 2018-11-06 努比亚技术有限公司 时钟产生电路及移动终端

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108762373A (zh) * 2018-05-31 2018-11-06 努比亚技术有限公司 时钟产生电路及移动终端
CN108762373B (zh) * 2018-05-31 2021-06-15 努比亚技术有限公司 时钟产生电路及移动终端

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