JPH10313167A - 配線基板 - Google Patents

配線基板

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JPH10313167A
JPH10313167A JP12129497A JP12129497A JPH10313167A JP H10313167 A JPH10313167 A JP H10313167A JP 12129497 A JP12129497 A JP 12129497A JP 12129497 A JP12129497 A JP 12129497A JP H10313167 A JPH10313167 A JP H10313167A
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wiring
solder
electrode
exposed
board
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Hiroshi Kondo
浩史 近藤
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  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】熱応力による接合部の亀裂を防止し、配線のハ
ンダ濡れによるBGA基板の位置ずれを防止する。 【解決手段】マトリクス状に配置された電極12は、基
板の露出部分16の径よりも小さい径で形成され、配線
15は、基板の露出部分では狭く成る部分14を有する
ように形成されている。このため、この電極12に溶融
固着されるハンダは、電極12を包み込む形状となり、
ハンダレジストを覆うことがない。また、ハンダは狭い
部分14に流れ込みにくいため、その表面張力により接
合されるBGA基板の位置がずれにくくなる。なお、狭
くなる部分12は、並列線として電気抵抗を減らした形
状でも良いし、配線12に対向する方向に突出部を設け
てハンダの表面張力による引張力を相殺するようにする
ことでより効果を高められる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配線基板に関し、
特にマトリックス状の電極部を有する配線基板に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、Siチップに代表される半導体素
子は、リードフレームのダイパッド上に搭載され、半導
体素子の電極部とリードフレームのリードとをワイヤー
ボンダーによりφ20から100μmの極細の金線等を
用いて接続された後、トランスファーモールドによっ
て、樹脂封止され半導体装置である半導体パッケージに
されていた。
【0003】半導体パッケージは、半導体素子への回路
素子の高集積化が進につれ、電極部の数が近年急速に増
大し、多ピン化していく一方であった。
【0004】一方、半導体パッケージを使用する機器
は、より化型薄型化が求められたり、あるいは、より高
機能な性能を要求されることから、機器メーカとして
は、半導体パッケージをより高密度に実装するため、小
型の半導体パッケージを求めてきた。
【0005】その結果、代表的な半導体パッケージであ
るQFP(クワッドフラットパッケージ)のリードピッ
チは、0.65mmからより挟ピッチへと進んでおり、
現在では、0.3〜0.5mmビッチで、300ピン前
後のものが、使用あるいは検討されている。
【0006】ところが、この様な挟ピッチ多ピンの半導
体パッケージをプリント基板へ実装するにあたっては、
以下のような問題点が発生してきた。
【0007】1つには、基板へ微細なクリームハンダを
印刷することが難しくなり、安定したハンダ付けが行い
にくくなってきた。
【0008】2つめには、リードが微細化したことによ
りリード強度が低下し、容易に変形してしまうため、ハ
ンダ付けした際にショートやオープンといった不良を発
生させやすくなってきた。
【0009】そこで、1991年にモトローラ社より、
上記の問題点を解決する新しい半導体パッケージとし
て、OMPAC(オーバーモールデッドプラスチックア
レイキャリア)が提案された。
【0010】これは、図5(a)に示す様にプリント基
板2上に半導体チップ1をマウントし、プリント基板2
の配線パターンと半導体素子1の電極部とをワイヤーボ
ンディングした後、図5(b)に示す様に半導体素子が
マウントされたプリント基板上面部をトランスファーモ
ールド3によりモールドすることにより半導体素子を気
密封止し、図5(c)に示すようにプリント基板1裏面
にマトリックス状に設けられた電極ランドに治具4を用
いて粘着性フラックス5を転写し、その後、図(d)に
示す治具(図示せず)によりランド位置と同一の位置に
なるように配置されたハンダボール7を治具6に用いて
吸着し、粘着性フラックス5が設けられたランド上に配
置し、その後、図5(e)に示すこの基板2をリフロー
炉を通すことによりハンダボール7を溶融させて基板の
ランドと接合させるとともに、溶融したハンダの表面張
力を用いることで、図5(f)に示すような突出したハ
ンダボールの電極部を形成するものであった。
【0011】このようにして得られたOMPACは、基
板裏面にマトリックス状に電極が形成できることから
1.0〜1.5mmという緩いピッチであっても多ピン
化が可能であった。
【0012】そのため、機器ユーザが実装する際には微
細なクリームハンダ印刷を必要とせず、また、強度のあ
るハンダボールがパッケージとしての電極となるため取
扱いも容易となり、多ピンのパッケージでありながら接
合性をより高める新しいパッケージとして、BGA(ボ
ールグリッドアレイ)としてJEDEC等により規格化
された。
【0013】また、BGAの基板としても、近年ではプ
リント基板だけでなくセラミック基板、テープ基板等に
ついても使用されるにいたってきた。
【0014】この様なBGAは、特殊な工程を新たに設
けることなく、通常の他の電子部品と一緒に、印刷工
程、リフロー工程を経てプリント基板に実装される。そ
の際、リフロー工程では、溶融したハンダボールの表面
張力と、BGA基板とSiチップと封止樹脂の合計重量
とが釣り合うようにハンダボールが変形しつつ、BGA
基板をプリント基板表面より持ち上げて接合される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例にあるBGAでは、BGA基板とプリント基板の熱
膨張係数の差、あるいはBGA基板上の半導体チップの
発熱により、温度変化があると熱応力が発生してハンダ
ボールにかかり、ハンダボールとBGA基板の電極部
(ランド)あるいは、ハンダボールとプリント基板の電
極部(ランド)との接合部に亀裂を生じさせ、最悪の場
合破断してしまうといった問題点がある。
【0016】この亀裂の発生は、BGAパッケージの中
心から外周にいくに従って起こりやすくなり、特にパッ
ケージのコーナー部で最も発生しやすくなる。
【0017】さらに、BGA基板の電極部、プリント基
板の電極部の構造において、Cuランドの直径をD C
u、ハンダレジストの開口直径をD Resistとしたとき、
D Cu>D Resistの場合、すなわち、銅箔上にハンダ保
護膜(ハンダレジスト)が被さり、このハンダレジスト
に開口部が設けられた構造であると、ハンダボールが溶
融し接合された際に、ハンダレジスト上に乗り上げた形
になり、このハンダレジストに乗り上げた部分が、亀裂
の発生箇所となる。図6(a)にその様子を示す。BG
A基板2上のランド12’は、その径よりも小さな開口
径のハンダレジスト11で覆われている。その上にハン
ダボール7が溶融されているため、図6(b)の接合部
61のようにハンダボール7がレジスト11に乗りあげ
てしまう。その部分が応力の集中箇所となる。
【0018】D Cu <D Resistの場合には、溶融した
ハンダが露出するランドを包み込むように被い、クラッ
クは、発生しなくなる。ただし、露出したランドから延
びる配線がハンダレジストに被われるまでの間は、配線
が露出しているため、接合時に、ハンダがぬれ配線の延
びる方向に引っ張られ、ハンダレジスト上に乗り上げ
る。そのため、D Cu >D Resistの場合と同様に、こ
の乗り上げた部分から亀裂が発生するようになる。図6
(a)にその様子を示す。プリント基板10上のランド
12は、その径がハンダレジスト11の開口径よりも小
さい。そのため、図6(b)のように、ハンダボール7
がランド上に溶融されると、ランドからの配線がない部
分では接合部63のように、ハンダボール7はランド1
2を包み込むように覆う。しかしながら、接合部62の
ように、ランド12からの配線が基板表面に伸びている
箇所では、ハンダが配線上を濡らし、ハンダボール7は
ハンダレジスト11を覆ってしまう。
【0019】この結果、図6(c)のように、ハンダボ
ール7がハンダレジスト11を覆ってしまった部分に応
力が集中して亀裂が生じることになる。
【0020】また、もう一つのD Cu <D Resistの場
合の問題として、セルフアライメントがある。これは、
ランドから延びる配線の方向が、ある方向に揃うと、上
記に述べたように配線をハンダがぬらすため、BGA基
板がこの配線方向に溶融したハンダの表面張力により引
っ張られる。そのため、正規の位置(ランド中心)より
ずれた位置に接合されることになる。
【0021】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、マトリックス状の電極を有する基板において、ハン
ダボールの接合部にクラックを発生させる要因であるレ
ジスト上ヘのハンダボールの乗り上げを防いで接合部の
信頼性をより高めた配線基板、あるいは、安定したセル
フアライメントを得られる配線基板を提供することにあ
る。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明はつぎのような構成からなる。すなわち、基
板上にマトリックス状に配置された複数の電極部をもつ
配線基板において、Cuランドの直径をD Cu、ハンダ
レジストの開口直径をD Resistとしたとき、D Cu <
D Resistとし、Cuランドからなる電極部は、その端
部が保護膜(ハンダレジスト)に覆われずに露出し、か
つ、Cuランドから延びる配線がCuランドからハンダ
レジストに覆われるまでの間で、露出する面積を小さく
することにより、溶融したハンダボールが配線にぬれ、
配線方向に引っ張られることを抑え、ハンダボールがハ
ンダレジスト上に乗り上げることを防ぐものである。
【0023】配線の露出する面積を小さくする方法とし
ては、配線幅を細くすればよい。しかし、配線基板のす
べてを細い幅に配線にすることは、断線や基板製造時の
エッチング不良を発生させ易くなり、好ましくない。
【0024】そこで、本発明では、電極部であるCuラ
ンドからハンダレジストに覆われるまでの間の露出して
いる部分の一部にハンダレジストに覆われている部分の
配線幅より細い領域を設けることで、上記の問題を解決
する。
【0025】細い配線部を設ける形状としては、くびれ
た部分を設けたり、あるいは、露出する配線にスリット
を設けるやり方がある。
【0026】また、露出する配線の方向と180度反対
の方向にランドから突起形状のパターンを設けることに
より、配線方向に引っ張られていた力を逆方向に引っ張
り、ハンダレジスト上への乗り上げを防ぐとともに、セ
ルフアライメントでの配線方向への引っ張りを緩和さ
せ、正規の位置に戻るようになる。さらに、配線の引き
出し方向と90度、270度の方向に上記の突起形状の
パターンを設けることにより、より多方向の配線引き出
し方向に対応し、セルフアライメント後の位置が正規の
位置に収束する様になる。
【0027】一方、配線基板として、ビルドアップ基板
(例えば、IBM社のSLC:Surface Laminar Circ
uit)の様に層間接続がビア(充填されたホール)で行
われている場合には、このビア上にランドを設けること
が可能であり、この場合には、Cuランドから露出する
配線は存在せず、溶融したハンダが配線に引っ張られ保
護膜上に乗り上げることはないので好ましい。
【0028】しかし、すべてのランドを上記のようなラ
ンドonビアの構造とすると、配線の引き出しのためだ
けに層数が増えてしまい好ましくない。
【0029】そこで、熱応力の大きいパッケージ外周部
の電極部は、少なくともランドonビア構造とし、熱応
力の小さい内周部の電極部は、配線が露出する構造とす
ることで、層数の増加を抑えつつ、クラックの発生を防
ぐことが、可能となる。
【0030】あるいは、本発明の構成はつぎのようなも
のである。すなわち、マトリックス状に配置された電極
部が設けられている配線基板において、前記電極部は、
その周縁部が保護膜に覆われずに露出し、かつ、前記電
極部から延びている配線は、前記電極部から保護膜に覆
われるまでの露出している部分において、狭隘部を有す
る。
【0031】あるいは、マトリックス状に配置された電
極部が設けられている配線基板において、前記電極部
は、その周縁部が保護膜に覆われずに露出し、かつ、電
極部から延びる配線に対向する方向に、前記電極部から
延び、前記保護膜に達していない突起形状を設けた。
【0032】あるいは、マトリックス状に配置された電
極部が設けられている配線基板において、前記電極部
は、その周縁部が保護膜に覆われずに露出し、かつ、少
なくともマトリックスの外周列においては、電極部から
延びる配線が前記保護膜と接していない。
【0033】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)図1は、本発明による第1の実施
例を示す模式的上面図である。同図は、マトリックス状
に配置された電極部の1つのコーナー部を示している。
同図において、12は銅箔をエッチングして形成した円
状の電極部、14は銅箔からなる電極部から延びる配線
に設けられたくびれ部、15は銅箔からなる配線、16
は配線を保護する保護膜(ハンダレジスト)に設けられ
た開口部である。
【0034】本実施の形態による配線基板は、通常のプ
リント配線基板の製造方法によって製造される。その製
造方法とは、まず、ガラスクロスとエポキシ樹脂からな
る基材上に銅箔を貼りつけ、この銅箔上に感光性レジス
トを設け、この感光性レジストを所定のパターンにあわ
せて露光、現像した後エッチングすることで、所望の銅
箔パターンを形成する。そして、銅箔上に残るレジスト
材を除去した後、さらに露出する銅箔パターンを保護
し、ハンダ付けをする際にハンダが広がりすぎないよう
にする感光性のハンダレジストを銅箔パターンが形成さ
れた基材上に塗布あるいは貼り合わせて設け、その後ハ
ンダ付けを行う電極部が露出する様に設けられたパター
ンを露光し、ハンダレジストを現像することで、電極部
が露出し、その他の部分はハンダレジストに覆われた配
線基板が製造される。
【0035】本実施の形態では、電極部12のサイズと
しては、φ0.45〜φ0.85mmであり、ハンダレ
ジストの開口部16の大きさは、電極部12の大きさよ
り+0.1〜0.2mm大きいφ0.55〜φ1.05
mmである。この様にハンダレジストの開口部16が電
極部12より大きいため、電極部12から延びる配線1
5は、ハンダレジストの開口部16の中で露出した部分
をもつ。上述のような通常のサブトラクティブ法による
配線15の配線幅は、0.1〜0.15mmであるが、
本実施の形態では、この露出した部分の配線にくびれ部
14を設けることで、線幅を細くし、接合時にハンダが
配線上をぬれる量を小さくし、配線方向に広がるのを抑
えるものである。
【0036】くびれ部14での配線幅は、通常の配線幅
の50〜75%程度が好ましい。50%以下となると、
断線の危険性が高まるため好ましくなく、一方、75%
以上では、配線上をハンダがぬれる量が多くなるため、
配線方向に引っ張られハンダレジスト上にハンダが乗り
上げてしまうため、好ましくない。
【0037】この様にして製造されたプリント配線基板
を用いたBGAパッケージと同様に製造されたプリント
配線基板とをハンダボールを介して接合したところ、ハ
ンダボールは、ハンダレジストに乗り上げることなく接
合されていた。そのため、熱応力に対して、高い接合信
頼性を得ることが可能となった。
【0038】また、配線をハンダがぬらしにくくなるた
め、BGA基板がこの配線方向に溶融したハンダの表面
張力により引っ張られられなくなり、BGA基板はプリ
ント基板上に正確な位置に接合されることになる。
【0039】尚、本実施の形態では、サブトラクティブ
法によるものであったが、本発明は、配線基板の製造方
法によるものではなく、配線パターンの形状によるもの
であることから、同様のパターン形状が得られるのであ
れば、IBM社のSLCに代表されるビルドアップ法
や、東芝社のB2it法によるものであってもなんら問
題はない。
【0040】また、基材の材質についても同様であり、
ガラスエポキシ以外にBTレンジ、ポリイミド樹脂、ア
ルミナ、ガラス等であっても何ら問題はない。 (第2の実施の形態)図2は、本発明による第2の実施
の形態を示す模式的上面図であり、同図は、マトリック
ス状に配置された電極部の1つのコーナー部を示してい
る。同図において、12は銅箔をエッチングして形成し
た円状の電極部、15は銅箔からなる配線、16は配線
を保護する保護膜(ハンダレジスト)に設けられた開口
部、17は配線に設けられたスリット部である。
【0041】本実施の形態における配線基板の製造方法
は、第1の実施の形態と同じである。
【0042】本実施の形態では、配線の露出する部分に
スリット部17を設けることで、露出する配線の一本あ
たりの幅を細くした。この様にするのは、配線に通電す
る電流が大きい場合、第1の実施の形態では、くびれ部
の抵抗値が高くなり、最悪の場合通電電流による発熱で
破断するおそれがある。
【0043】そこで、本実施の形態のようにスリット部
を設け、一本あたりに幅は細くなるが、2本配線がある
ことで、高い許容電流値を持つことが可能となる。な
お、スリットの数は、1つに限るものではなく、2以上
あってもかまわない。
【0044】本実施の形態では、配線15の幅を0.1
5〜0.2mmとし、スリットの幅を0.05〜0.1
mmとすることで、1本あたりの配線幅を0.05〜
0.1mmとした。
【0045】1本あたりの配線幅が細くなっているた
め、電極部12からのハンダのぬれによる広がりは、第
1実施の形態と同様に抑えられることになり、さらに、
スリット17の幅を広くし、電極部12からの2本の配
線の延びる方向がなす角度を広くすれば、ハンダのぬれ
による広がる力がそれぞれ打ち消し合うことで、より広
がりを抑えることが可能となる。
【0046】この様な場合には、スリットによる配線の
分割というより、1本の配線から細い配線への分岐とな
るが、本発明では、分岐された細い配線と電極部とで形
成される任意の形状をもつ空間をもスリットとして定義
する。また、いくつかに配線が分岐する点で第1の実施
の形態とは異なるものの、配線に狭隘部が設けられてい
る点で、第1の実施の形態と共通している。
【0047】本実施の形態の場合も、第1の実施の形態
と同様に、このプリント配線基板を用いたBGAプリン
ト基板の接合において、ハンダボールは、ハンダレジス
トに乗り上げることなく接合され、高い接合信頼性を得
ることができた。
【0048】また、配線をハンダがぬらしにくくなるた
め、BGA基板がこの配線方向に溶融したハンダの表面
張力により引っ張られられなくなり、BGA基板はプリ
ント基板上に正確な位置に接合されることになる。 (第3の実施の形態)図3は、本発明による第3の実施
の形態を示す模式的上面図であり、同図は、マトリック
ス状に配置された電極部の1つのコーナー部を示してい
る。同図において、12は銅箔をエッチングして形成し
た円状の電極部、15は銅箔からなる配線、16は配線
を保護する保護膜(ハンダレジスト)に設けられた開口
部、18は配線引き出し方向に対して180度の位置に
設けられた突起形状、19は配線の引き出し方向に対し
て90度及び270度の位置に設けられた突起形状であ
る。
【0049】本実施の形態における配線基板の製造方法
は、第1の実施の形態と同じである。
【0050】本実施の形態では、電極部12に突起形状
18を設けることにより、配線15引き出し方向へのハ
ンダのぬれによる広がる力を打ち消し、さらに配線15
の引き出し方向に対し90度、270度の方向にも突起
形状19を設けることで、多方向に対してハンダがぬれ
広がる様にすることで、セルフアライメントの収束が配
線15の引き出し方向に依存しないようにしてある。
【0051】この突起形状18,19の幅としては、く
びれ部14の幅と等しいかやや大きいぐらいが好まし
く、0.05〜0.12mmであり、電極部12からの
突出量は、ハンダレジストの開口部半径をR Resist、電
極部12の半径をR Cuとすると、(R Resist −R C
u)×0.75以下が好ましい。半径の差の75%以上
の突出量となるとハンダレジストの露光時の位置ずれ
や、はんだレジストの開口部のエッジのだれのため、突
起形状によって引っ張られたハンダがハンダレジスト上
に乗り上げてしまうからである。
【0052】本実施の形態の場合も、第1の実施の形態
と同様に、このプリント配線基板を用いたBGAとプリ
ント基板の接合において、ハンダボールは、ハンダレジ
ストに乗り上げることなく接合され、高い接合信頼性を
得ることができた。
【0053】さらに、ハンダの表面張力による引張力を
相殺させることで、セルフアライメントによる接合され
たBGAの位置収束度がより高くなった。
【0054】なお、図3は、第1の実施の形態と同様
に、ハンダレジストの下位後部16内において配線がく
びれているが、第2の実施の形態のように、配線にスリ
ットを設けた構造であっても構わない。 (第4の実施の形態)図4(a)は、本発明による第4
の実施の形態を示す模式的上面図であり、図4(b)は
その断面図である。同図は、マトリックス状に配置され
た電極部の1つのコーナー部を示している。同図におい
て、11はハンダレジスト、12は銅箔をエッチングし
て形成した円状の電極部、15は銅箔からなる配線、1
6は配線を保護する保護膜(ハンダレジスト)に設けら
れた開口部、20は電極部下に設けられたビア、21は
層間絶縁膜である。
【0055】本実施の形態では、配線基板はビルドアッ
プ法により製造される。この方法は、ベースとなる配線
パターンが形成された基板上に絶縁性の感光性樹脂を塗
布し、上層に接続したい部分に穴が設けられる様にパタ
ーンを露光し、現像する。次に無電解メッキによりこの
穴を含み露出している全面に無電解銅を析出させ、この
析出した無電解銅を共通電極として電気メッキにより無
電解銅上に電解銅を析出させる。つぎに、感光性レジス
トを塗布し、露光・現像することで、レジストパターン
を設け、エッチングを行うことで、析出した銅にパター
ンを形成する。そして、これらの工程を繰り返すことに
より、多層の配線基板を製造する。
【0056】本実施の形態においては、この製造方法に
より形成された表層のパターンのうち、マトリックス状
に配置された電極部12の最外周の列の電極部12と電
気的に接続される配線を表層ではなく、下層からビア2
0により行っている(図4(b)のA−A’の断面図参
照)。
【0057】このビア20の直径としては、φ0.05
〜0.25mmであり、電極部12の直径φ0.45〜
0.85に対して十分小さいため、電極部12の中で下
層と接続することが、可能となる。
【0058】このようにすると、電極部12から表層で
延びる配線が発生しないことから、接合時にハンダがぬ
れる部分は、電極部12のみとなり、ハンダレジスト1
1上に乗り上げることはなくなるとともに、非常に均一
なハンダボール形状となり、熱応力が均一に分散でき非
常に接合信頼性が高くなる。また、内周部の電極部は、
外周部より熱応力が小さいため、配線が露出しているこ
とにより、接合したハンダボールの形状が多少不均一と
なっても、ハンダレジストに乗り上げないように、露出
する配線幅を細くすることで、十分な信頼性が得られ
る。
【0059】したがって、本実施の形態の場合も、第1
の実施の形態と同様に、このプリント配線基板を用いた
BGAプリント基板の接合において、ハンダボールは、
ハンダレジストに乗り上げることなく接合され、非常に
高い接合信頼性を得ることができた。
【0060】また、配線をハンダがぬらさなくなるた
め、BGA基板がこの配線方向に溶融したハンダの表面
張力により引っ張られられなくなり、BGA基板はプリ
ント基板上に正確な位置に接合されることになる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ハンダボール接合時にハンダがハンダレジスト上に乗り
上げることがなくなり、熱応力による亀裂の発生を防ぐ
ことが可能となり、接合部の信頼性を大幅に向上させる
ことができる。
【0062】また、電極から伸びる配線のハンダによる
濡れを極力減らすことで、ハンダの表面張力による位置
ずれを最小限にとどめることができる。
【0063】更に、ハンダの表面張力を互いに相殺する
方向に働かせる形状に電極を形成することで、ハンダの
表面張力による位置ずれを防止できる。
【0064】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す模式的上面図
である。
【図2】本発明の第2の実施の形態を示す模式的上面図
である。
【図3】本発明の第3の実施の形態を示す模式的上面図
である。
【図4】本発明の第4の実施の形態を示す模式的上面
図、断面図である。
【図5】従来の製造方法を示す模式的側面図である。
【図6】従来の接続部を示す模式的断面図である。
【符号の説明】
1 半導体チップ 2 BGA基板 3 モールド樹脂 4 治具 5 粘着性フラックス 6 治具 7 ハンダボール 8 半導体装置であるBGAパッケージ 10 基材 11 ハンダレジスト 12 銅箔をエッチングして形成した円状の電極部 14 銅箔からなる電極部から延びる配線に設けられた
くびれ部 15 銅箔からなる配線 16 配線を保護する保護膜(ハンダレジスト)に設け
られた開口部 17 配線に設けられたスリット部 18 配線引き出し方向に対して180度の位置に設け
られた突起形状 19 配線の引き出し方向に対して90度及び270度
の位置に設けられた突起形状 20 電極部下に設けられたビア 21 層間絶縁膜

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリックス状に配置された電極部が設
    けられている配線基板において、 前記電極部は、その周縁部が保護膜に覆われずに露出
    し、かつ、前記電極部から延びている配線は、前記電極
    部から保護膜に覆われるまでの露出している部分におい
    て、狭隘部を有することを特徴とする配線基板。
  2. 【請求項2】 前記狭隘部は、スリットにより区切られ
    た並行する複数の配線として形成されることを特徴とす
    る請求項1に記載の配線基板。
  3. 【請求項3】 マトリックス状に配置された電極部が設
    けられている配線基板において、前記電極部は、その周
    縁部が保護膜に覆われずに露出し、かつ、電極部から延
    びる配線に対向する方向に、前記電極部から延び、前記
    保護膜に達していない突起形状を設けたことを特徴とす
    る配線基板。
  4. 【請求項4】 前記電極部は、前記配線と、それに対向
    する方向に設けられた前記突起形状とを結ぶ方向に直交
    する方向について伸びる突起形状を更に形成して成るこ
    とを特徴とする請求項3に記載の配線基板。
  5. 【請求項5】 マトリックス状に配置された電極部が設
    けられている配線基板において、前記電極部は、その周
    縁部が保護膜に覆われずに露出し、かつ、少なくともマ
    トリックスの外周列においては、電極部から延びる配線
    が前記保護膜と接していないことを特徴とする配線基
    板。
  6. 【請求項6】 前記配線は、当該配線基板表面に露出し
    ないよう下層に設けられることを特徴とする請求項5に
    記載の配線基板。
JP12129497A 1997-05-12 1997-05-12 配線基板 Withdrawn JPH10313167A (ja)

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