JP2003023243A - 配線基板 - Google Patents

配線基板

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JP2003023243A
JP2003023243A JP2001204196A JP2001204196A JP2003023243A JP 2003023243 A JP2003023243 A JP 2003023243A JP 2001204196 A JP2001204196 A JP 2001204196A JP 2001204196 A JP2001204196 A JP 2001204196A JP 2003023243 A JP2003023243 A JP 2003023243A
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protective film
electrode portion
electrode
solder
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Hiroshi Kondo
浩史 近藤
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Canon Inc
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    • H01L2924/151Die mounting substrate
    • H01L2924/153Connection portion
    • H01L2924/1531Connection portion the connection portion being formed only on the surface of the substrate opposite to the die mounting surface
    • H01L2924/15311Connection portion the connection portion being formed only on the surface of the substrate opposite to the die mounting surface being a ball array, e.g. BGA

Abstract

(57)【要約】 【課題】 CSPのはんだボールとの接合信頼性を高め
ると共に、基板配線に熱応力が加わり断線することを防
止し、より高信頼性を実現できるプリント基板の電極部
構造を提案する。 【解決手段】 CSPランド構造としては、ソルダーレ
ジストが、銅パターンにかぶさらない構造の方が接合信
頼性としたかは良好であるが、この場合ランドから引き
出される配線が露出し、この部分にまで、はんだボールが
接合されてしまう。そこで、この露出する配線部をソル
ダーレジストで覆うことで、接合時のはんだボール形状
を安定化させると共に配線にかかる熱応力を防ぎ断線を
発生させなくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マトリックス状の
電極部を有する配線基板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、Siチップに代表される半導体素
子は、リードフレームのダイパッド上に搭載され、半導
体素子の電極部とリードフレームのリードとをワイヤー
ボンダーによりφ20〜100μmの極細の金線等を用
いて接続された後、トランスファーモールドによって、
樹脂封止され半導体装置である半導体パッケージにされ
ていた。
【0003】そして、半導体素子への回路素子の高集積
化が進むにつれ、電極部の数が近年急速に増大し、半導
体パッケージとしては、多ピン化していく一方であっ
た。
【0004】一方、半導体パッケージを使用する機器
は、より小型薄型化が求められたり、あるいは、より高
機能な性能を要求されることから、機器メーカとして
は、半導体パッケージをより高密度に実装するため、小
型の半導体パッケージを求めてきた。
【0005】その結果、代表的な半導体パッケージであ
るQFP(クワッドフラットパッケージ)のリードピッ
チは、0.65mmからより挟ピッチヘと進んでおり、
現在では、0.3〜0.5mmピッチで、300ピン前
後のものが、使用あるいは検討されている。
【0006】ところが、この様な挟ピッチ多ピンの半導
体パッケージをプリント基板へ実装するにあたっては、
以下のような問題点が発生してきた。
【0007】1つには、基板へ微細なクリームハンダを
印刷することが難しくなり、安定したハンダ付けが行い
にくくなってきた。
【0008】2つめには、リードが微細化したことによ
りリード強度が低下し、容易に変形してしまうため、ハ
ンダ付けした際にショートやオープンといった不良を発
生させやすくなってきた。
【0009】そこで、1991年にモトローラ社より、
上記の問題点を解決する新しい半導体パッケージとし
て、OMPAC(オーバーモールデッドプラスチックア
レイキャリア)が提案された。
【0010】これは、プリント基板上に半導体チップを
マウントし、プリント基板の配線パターンと半導体素子
の電極部とをワイヤーボンディングした後、半導体素子
がマウントされたプリント基板上面部をトランスファー
モールドによりモールドすることにより半導体素子を気
密封止し、プリント基板裏面にマトリックス状に設けら
れた電極ランドに治具を用いて粘着性フラックスを転写
し、その後、吸着治具によりランド位置と同一の位置に
なるように配置されたハンダボール7を吸着し、粘着性
フラックスが設けられたランド上に配置した後、この基
板をリフロー炉を通すことによりハンダボールを溶融さ
せ基板のランドと接合させるとともに、溶融したハンダ
の表面張力を用いることで、突出したハンダボールの電
極部を形成するものであった。
【0011】このようにして得られたOMPACは、基
板裏面にマトリックス状に電極が形成できることから
1.0〜1.5mmという緩いピッチであっても多ピン
化が可能であった。
【0012】そのため、機器ユーザが、実装する際に
は、微細なクリームハンダ印刷を必要とせず、また、強
度のあるハンダボールがパッケージとしての電極となる
ため、取り扱いも容易となり多ピンなパッケージであり
ながら接合性をより高める新しいパッケージとして、B
GA(ボールグリッドアレイ)としてJEDEC等によ
り規格化された。
【0013】また、BGAの基板としても、近年ではプ
リント基板だけでなくセラミック基板、テープ基板等に
ついても使用されるにいたってきた。
【0014】この様なBGAは、特殊な工程を新たに設
けることなく、通常の他の電子部品と一緒に、印刷工
程、搭載工程、リフロー工程を経てプリント基板に実装
される。その際、リフロー工程では、溶融したハンダボ
ールの表面張力と、BGA基板とSiチップと封止樹脂
の合計の重量とが釣り合うようにハンダボールが変形し
つつ、BGA基板をプリント基板表面より持ち上げて接
合される。
【0015】また、さらなる高密度実装を実現するため
に、BGAパッケージの基板を薄くし、ピッチ間隔を
1.0mm、0.8mm、0.75mm、0.65m
m、0.5mmとシュリンケージしたCSP(Chip
Scale Package)が提案されてきてい
る。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例にあるBGA、CSPでは、パッケージとプリント
基板の熱膨張係数の差により、温度変化があると熱応力
を発生し、この熱応力がハンダボールにかかり、ハンダ
ボールとBGA基板の電極部(ランド)あるいは、ハン
ダボールとプリント基板の電極部(ランド)との接合部
に亀裂を生じさせ、最悪の場合、破断してしまうといっ
た問題点がある。
【0017】さらに、狭ピッチ化したCSPにおいて
は、接合面積削減による接合強度の低下と、狭ピッチ化
をはかるため、BGAよりBGA基板板厚を薄くしたこ
とによりパッケージに内蔵されるSiチップとプリント
基板(マザーボード)との熱膨張係数差による熱応力が
より大きくなり、さらに、接合部の信頼性が低下する。
【0018】この亀裂の発生は、BGAパッケージの中
心から外周にいくに従って起こりやすくなり、特にパッ
ケージのコーナー部で最も発生しやすくなる。
【0019】また、この亀裂の発生は、プリント基板の
電極部構造によっても発生する。それは、プリント基板
の電極部の構造において、Cuランドの直径をDCu、
ハンダレジストの開口直径をDResistとしたと
き、DCu>DResistの場合、すなわち、銅箔上
にハンダ保護膜(ハンダレジスト)が被さり、このハン
ダレジストに開口部が設けられた構造であると、ハンダ
ボールが溶融し接合された際に、ハンダレジスト上に乗
り上げた形(図6(a)参照)になり、ボール全周にわ
たるこのハンダレジストに乗り上げた部分が、ノッチと
なり亀裂の発生箇所となる。
【0020】DCu<DResistの場合には、溶融
したハンダが露出するランドを包み込む様に被い、ハン
ダボール全周にわたるノッチはなくなり、クラックは、
発生しにくくなる。ただし、露出したランドから延びる
配線がハンダレジストに被われるまでの間は、配線が露
出しているため、接合時に、ハンダがぬれ配線の延びる
方向に引っ張られ、部分的にハンダレジスト上に乗り上
げる。
【0021】また、このような電極部からのびる配線が
露出している場合、電極部より細い配線までハンダボー
ルで接合されているため、熱応力がかかった際に細い配
線にまで熱応力が加わり、配線が破断してしまう。
【0022】さらに、通常マトリックス状の電極部をも
つBGA、CSPと接合される基板の電極部からの配線
引き出しは、外周側から順番に表層、内層へとなってい
くため、熱応力の大きい外周側ほど、配線が露出しやす
い構造となる。
【0023】もう一つのDCu<DResistの場合
の問題として、セルフアライメントがある。これは、ラ
ンドから延びる配線の方向が、ある方向に揃うと、上記
に述べたように配線をハンダがぬれるため、この配線方
向に溶融したハンダの表面張力により引っ張られる。そ
のため、正規の位置(ランド中心)よりずれた位置に接
合されることになる。
【0024】尚、図6、図7は各々従来の接続部を示す
模式的断面図と、従来の電極部構造を示す模式的上面図
である。
【0025】また、これら問題に対し、USP No.
5159580(図8参照)にあるようにランド部から
4方向に角を出させ、均一化を図る方法もあるが、この
場合、ランドが実質的に大きくなることになり、ランド
とランド間に通す配線とのクリアランスがとれなくな
り、各ランドから配線を引き出すためにプリント基板の
層数を増やさなければならず、プリント基板のコストを
大幅に引き上げることになる。
【0026】本出願に係る第1〜第3の発明の目的は、
マトリックス状の電極を持ち接合される、BGAの基板
やプリント基板において、ハンダボールの接合部にクラ
ックを発生させる要因であるレジスト上へのハンダボー
ルの乗り上げを防ぐとともに、配線部に加わる熱応力を
低減させ、接合部のみならず、基板の信頼性をより高め
ることと、安定したセルフアライメントを得ることを従
来と同じプリント基板で実現させることである。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本出願に係る第1から第3の発明は、基板上にマト
リックス状に配置された複数の電極部をもつ配線基板に
おいて、電極部であるCuランドの直径をDCu、保護
膜であるハンダレジストの開口直径をDResistと
したとき、DCu<DResistとし、DResis
t−DCu=Sの一定の間隔をもち、電極部は、その端
部が保護膜(ハンダレジスト)に覆われずに露出し、か
つ、Cuランドから延びる配線がCuランドからS/2
の距離にあるハンダレジスト端までの間を半田レジスト
で覆うことで、露出する面積を小さくし、溶融したハン
ダボールが配線にぬれ、配線方向に引っ張られることを
抑えるとともに、半田ボールからの熱応力が配線に直接
加わらないようにするものである。
【0028】配線の露出する面積を小さくするもう一つ
の方法としては、配線幅を細くすればよい。しかし、配
線基板のすべてを細い幅の配線にすることは、基板製造
時のエッチング不良を発生させるといったプリント基板
製造上の問題だけでなく、配線の強度が低下すること
で、熱応力が加わった際、断線を発生させやすくなると
いった接合信頼性を低下させるので好ましくない。
【0029】そこで、本発明では、電極部であるCuラ
ンドからハンダレジストに覆われるまでの間の露出して
いる配線部分の少なくとも一部をハンダレジストで覆う
ことにより、上記の問題を解決する。
【0030】また、露出する配線の面積が小さくなるこ
とにより、リフロー工程でのはんだ溶融時のぬれ方向の
ばらつきがなくなり、セルフアライメントによるずれ後
の位置が正規の位置に収束する様になる。
【0031】
【発明の実施の形態】(第1の実施例)図1は、本発明
による第1の実施例を示す模式的上面図であり、同図
は、マトリックス状に配置された電極部の1つを示して
いる。
【0032】同図において1は銅箔をエッチングして形
成した円状の電極部(ランド)、3は電極部から延びる
配線部、2は配線を保護する保護膜(ハンダレジス
ト)、2´は保護膜に設けられた開口部端、4は保護膜
開口部端2´から電極部まで露出する配線2を覆う保護
膜である。
【0033】本実施例による配線基板は、通常のプリン
ト配線基板の製造方法によって製造される。
【0034】その製造方法とは、まず、ガラスクロスと
エポキシ樹脂からなる基材上に銅箔を貼りつけ、この銅
箔上に感光性レジストを設け、この感光性レジストを所
定のパターンにあわせて露光、現像した後エッチングす
ることで、所望の銅箔パターンを形成する。そして、銅
箔上に残るレジスト材を除去した後、さらに露出する銅
箔パターンを保護しハンダ付けをする際にハンダが広が
りすぎないようにする感光性のハンダレジストを銅箔パ
ターンが形成された基材上に塗布あるいは貼り合わせて
設け、その後ハンダ付けを行う電極部が露出する様に設
けられたパターンを露光し、ハンダレジストを現像する
ことで、電極部が露出し、その他の部分はハンダレジス
トに覆われた配線基板が製造される。
【0035】本実施例では、電極部12のサイズとして
は、φ0.15〜φ0.85mmであり、ハンダレジス
トの開口部16の大きさは、電極部12の大きさより直
径十0.05〜0.2mm大きいφ0.20〜φ1.0
5mmである。
【0036】なお、本実施例の効果は、電極部の大きさ
が小さくなるほど顕著になる。その理由は、電極部面積
に対する露出する配線部の面積が相対的に大きくなるこ
とからである。
【0037】例えば、φ0.3の電極に対して、配線幅
0.1mm、露出部の長さ0.05mmの場合、露出す
る配線面積/電極部の面積= 7%に対して、φ0.6
35の電極、配線幅0.10mm、露出部長さ0.1m
mのときの露出する配線面積/電極部の面積= 3%で
あり、2倍ほど比率が高くなっていることがわかる。
【0038】従って、より小さい電極部を必要とするC
SPの場合に特に有効となる。
【0039】この様にハンダレジストの開口部16が電
極部12より大きいため、電極部12から延びる配線1
5は、通常はハンダレジストの開口部16の中で露出し
た部分をもつ。上述のような通常のサブトラクティブ法
による配線15の配線幅は、0.1〜0.15mmであ
るが、配線形成にアディティブ法を用いれば、0.04
mmぐらいまで配線を細く形成することは、可能であ
る。
【0040】本実施例では、この露出した部分の配線部
上に保護膜4を形成することで、接合時にハンダが配線
上をぬれなくし、配線方向に広がるのを抑えるものであ
る。
【0041】この保護膜4の形成方法としては、通常の
保護膜露光用マスクに配線部3を覆うように保護膜パタ
ーンのデータを形成しておけば、従来と全く同じ製造方
法で形成される。
【0042】この配線3を覆う保護膜4の電極部側端部
の形状としては、電極部2の曲率にあわせたものが好ま
しい。それは、配線保護膜4によって電極形状である円
形が変形せず、熱応力が加わった際の応力分散の点から
もっとも好ましい。
【0043】しかしながら、基板製造上の保護膜マスク
の合わせ精度が±10〜30μm程度は、発生すること
から、厳密に曲率を合わせたものでなくても本発明の効
果は、得られる。
【0044】そこで、図2に示すように、電極部側保護
膜端部の形状をより簡易的な直線形状にしても本発明の
効果は、得られる。
【0045】また、上記実施例においては円形の電極部
に直線的な配線がつながっているが、この電極部と配線
の接続形状が涙型(ティアドロップ形状)であっても、
同様に露出する配線部上を保護膜で覆うことで、同様の
効果が得られることは、自明である。
【0046】この様にして製造されたプリント配線基板
とBGA、CSPパッケージとをハンダボールを介して
接合したところ、ハンダボールは、配線部上の保護膜に
部分的に乗り上げてはいるが、半田ボール全周にわたっ
て保護膜に乗り上げてはおらず接合されていた。そのた
め、熱応力に対して、高い接合信頼性を得ることが可能
となった。
【0047】さらに、配線部への応力も分散されたこと
により配線断線を発生させることは、なかった。
【0048】さらに、リフロー工程中のはんだのセルフ
アライメント効果が均一に働き、接合後の位置精度が上
がるとともに半田ボール形状も均一化され、応力が均等
分散されることにより接合信頼性がより高くなった。
【0049】尚、本実施例では、サブトラクティブ法に
よるものであったが、本発明は、配線基板の製造方法に
よるものではなく、保護膜パターンの形状によるもので
あることから、同様のパターン形状が得られるのであれ
ば、IBM社のSLCに代表されるビルドアップ法や、
東芝社のB2it法によるものであってもなんら問題は
ない。
【0050】また、基材の材質についても同様であり、
ガラスエポキシ以外にBTレジン、ポリイミド樹脂、ア
ルミナ、ガラス等であっても何ら問題は、ない。
【0051】(第2の実施例)図3は、本発明による第
2の実施例を示す模式的上面図であり、同図は、マトリ
ックス状に配置された電極部の1つを示している。同図
において、1は銅箔をエッチングして形成した円状の電
極部(ランド)、3は銅箔からなる配線、2は配線を保
護する保護膜(ハンダレジスト)、2´は保護膜に設け
られた開口部の保護膜端部である。
【0052】本実施例における配線基板の製造方法は、
第1の実施例と同じである。
【0053】本実施例では、配線の露出する部分を覆う
保護膜端部の形状に凹凸部を設けてある。この様にする
のは、配線を覆う保護膜上に乗り上げる半田ボールの部
分の形状を複雑化させることによりノッチ形状を一方向
だけでなく多方向にし、半田ボールにクラックが入った
際の進行方向を分散させるためである。
【0054】配線上の保護膜の形状は、図4に示すよう
な逆形状であっても、同様の効果を得ることは可能であ
る。
【0055】本実施例の場合も、第1の実施例と同様
に、このプリント配線基板を用いたBGA、CSPとプ
リント基板の接合において、ハンダボールは、配線上の
ハンダレジストに部分的には乗り上げるが、より高い接
合信頼性を得ることができた。
【0056】(第3の実施例)図5は、本発明による第
3の実施例を示す模式的上面図であり、同図は、マトリ
ックス状に配置された電極部の1つを示している。
【0057】同図において、1は銅箔をエッチングして
形成した円状の電極部、3は銅箔からなる配線、2は配
線を保護する保護膜(ハンダレジスト)、2´は保護膜
に設けられた開口部による保護膜端、4は露出する配線
2上に設けられた電極部に対して逆の曲率をもった凸形
状の保護膜である。
【0058】本実施例における配線基板の製造方法は、
第1の実施例と同じである。
【0059】本実施例においては、配線を保護する保護
膜形状を電極の曲率と反対の曲率にして配線を保護して
ある。このようにすることで、保護膜形状を直線的な凹
凸にした場合の角部での応力集中を防止し、より高い接
合信頼性を得ることが可能となる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ハンダボール接合時にハンダがハンダレジスト上全面に
乗り上げることがなくなり、熱応力によるクラックの発
生を防ぐことが可能となるとともに、電極から引き出さ
れる配線の断線を防止することで、接合部の信頼性を大
幅にあげるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例を示す模式的上面図で
ある。
【図2】 本発明の第1の実施例を示す模式的上面図で
ある。
【図3】 本発明の第2の実施例を示す模式的上面図で
ある。
【図4】 本発明の第2の実施例を示す模式的上面図で
ある。
【図5】 本発明の第3の実施例を示す模式的上面図で
ある。
【図6】 従来の接続部を示す模式的断面図と、従来の
電極部構造を示す模式的上面図である。
【図7】 従来の接続部を示す模式的断面図と、従来の
電極部構造を示す模式的上面図である。
【図8】 従来の電極部構造を示す模式的上面図であ
る。
【符号の説明】
1 電極部(ランド) 2 保護膜(はんだレジスト) 3 配線 4 露出する配線を覆う保護膜 5 半導体チップ 6 モールド樹脂 7 CSP基板(インターポーザー) 8 ハンダボール 9 プリント基板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2行2列以上のマトリックス
    状に配置された半導体素子との接続用の電極部が設けら
    れている配線基板において、上記配線基板に設けられて
    いる接続用の電極部は、略円形状であり、かつ、上記電
    極部端と導体を保護し、はんだ材にぬれない様にする保
    護膜端とが一定の間隔を有し、その端部が保護膜に覆わ
    れずに露出し、この電極部から電極部と同一平面内で延
    びている配線は、少なくともその表面の一部が上記電極
    部端と保護膜端の一定の間隔内で保護膜に覆われている
    ことを特徴とする配線基板。
  2. 【請求項2】 少なくとも2行2列以上のマトリックス
    状に配置された半導体素子との接続用の電極部が設けら
    れている配線基板において、上記配線基板に設けられて
    いる接続用の電極部は、略円形状であり、かつ、上記電
    極部端と導体を保護し、はんだ材にぬれない様にする保
    護膜端とが一定の間隔を有し、その端部が保護膜に覆わ
    れずに露出し、この電極部から電極部と同一平面内で延
    びている配線は、少なくともその配線端部が上記電極部
    端と保護膜端との一定の間隔内の少なくとも一部で保護
    膜に覆われていることを特徴とする配線基板。
  3. 【請求項3】 少なくとも2行2列以上のマトリックス
    状に配置された半導体素子との接続用の電極部が設けら
    れている配線基板において、上記配線基板に設けられて
    いる接続用の電極部は、略円形状であり、かつ、上記電
    極部端と導体を保護し、はんだ材にぬれない様にする保
    護膜端とが一定の間隔を有し、その端部が保護膜に覆わ
    れずに露出し、この電極部から電極部と同一平面内で延
    びている配線は、少なくともその表面が上記電極部端と
    保護膜端の一定の間隔内の少なくとも一部が保護膜に覆
    われており、この配線を覆っている保護膜の電極側端部
    の形状が凹凸を有していることを特徴とする配線基板。
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