JPH10313071A - 電子部品及び配線基板装置 - Google Patents
電子部品及び配線基板装置Info
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- JPH10313071A JPH10313071A JP9119997A JP11999797A JPH10313071A JP H10313071 A JPH10313071 A JP H10313071A JP 9119997 A JP9119997 A JP 9119997A JP 11999797 A JP11999797 A JP 11999797A JP H10313071 A JPH10313071 A JP H10313071A
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- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
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- H05K3/30—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
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- Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 半導体素子の発する熱を効果的に放熱処理す
ることができるとともに、構造を簡素にして安価なコス
トで製造することができる電子部品及び配線基板装置を
提供する。 【解決手段】 基板2の他方の主面2b上に放熱パター
ン12を形成し、この放熱パターン12上に、配線基板
に搭載される際の接合面となる放熱板16を接合し、さ
らに基板2の厚さ方向に貫通するように放熱用スルーホ
ール13を穿設してこの放熱用スルーホール13内に金
属材料14を充填し、ベアチップ3が発する熱が金属材
料14が充填された放熱用スルーホール13及び放熱パ
ターン12を介して放熱板16に伝導されるようにして
いる。
ることができるとともに、構造を簡素にして安価なコス
トで製造することができる電子部品及び配線基板装置を
提供する。 【解決手段】 基板2の他方の主面2b上に放熱パター
ン12を形成し、この放熱パターン12上に、配線基板
に搭載される際の接合面となる放熱板16を接合し、さ
らに基板2の厚さ方向に貫通するように放熱用スルーホ
ール13を穿設してこの放熱用スルーホール13内に金
属材料14を充填し、ベアチップ3が発する熱が金属材
料14が充填された放熱用スルーホール13及び放熱パ
ターン12を介して放熱板16に伝導されるようにして
いる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体パッケージ
等の電子部品及びこれを用いた配線基板装置に関し、さ
らに詳しくは半導体素子から発する熱を効率的に放熱す
るようにした電子部品及び配線基板装置に関する。
等の電子部品及びこれを用いた配線基板装置に関し、さ
らに詳しくは半導体素子から発する熱を効率的に放熱す
るようにした電子部品及び配線基板装置に関する。
【0002】
【従来の技術】配線パターンが印刷形成された配線基板
にICパッケージ等の各種電子部品が実装されてなる半
導体製品等の配線基板装置においては、面実装技術の急
速な発展により、電子部品の高密度実装化、パッケージ
の小型化等が進められているが、従来のパッケージ構造
では小型化に限界がある。そこで、近年においては、い
わゆるボールグリッドアレイタイプの電子部品等のよう
に、パッケージ封止していない半導体素子であるベアチ
ップを基板の一方の主面上に搭載して封止樹脂等で封止
するとともに、ベアチップの端子を基板の他方の主面側
に引き出してなる電子部品が検討され、実用化されてき
ている。
にICパッケージ等の各種電子部品が実装されてなる半
導体製品等の配線基板装置においては、面実装技術の急
速な発展により、電子部品の高密度実装化、パッケージ
の小型化等が進められているが、従来のパッケージ構造
では小型化に限界がある。そこで、近年においては、い
わゆるボールグリッドアレイタイプの電子部品等のよう
に、パッケージ封止していない半導体素子であるベアチ
ップを基板の一方の主面上に搭載して封止樹脂等で封止
するとともに、ベアチップの端子を基板の他方の主面側
に引き出してなる電子部品が検討され、実用化されてき
ている。
【0003】ボールグリッドアレイタイプの電子部品と
しては、例えば図10に示すようなものがあげられる。
すなわち、この電子部品100は、基板101の一方の
主面101a上にベアチップ102が搭載され、このベ
アチップ102の図示しない端子部と基板101の一方
の主面101aに形成された第1のランド部103とが
ワイヤ104により接続されている。そして、この電子
部品100は、基板101の一方の主面101a上に封
止樹脂105が塗布され、この封止樹脂105により、
ベアチップ102及びワイヤ104が覆われている。
しては、例えば図10に示すようなものがあげられる。
すなわち、この電子部品100は、基板101の一方の
主面101a上にベアチップ102が搭載され、このベ
アチップ102の図示しない端子部と基板101の一方
の主面101aに形成された第1のランド部103とが
ワイヤ104により接続されている。そして、この電子
部品100は、基板101の一方の主面101a上に封
止樹脂105が塗布され、この封止樹脂105により、
ベアチップ102及びワイヤ104が覆われている。
【0004】また、この電子部品100は、基板101
の他方の主面101bに第2のランド部106が形成さ
れている。そして、この電子部品100は、この第2の
ランド部106と上記第1のランド部103とを接続す
るための貫通孔107が、基板101の厚さ方向に貫通
するように形成され、この貫通孔107内に導電材料1
08が充填されている。これにより、電子部品100
は、ベアチップ102の端子が基板101の他方の主面
101b側に引き出されることになる。
の他方の主面101bに第2のランド部106が形成さ
れている。そして、この電子部品100は、この第2の
ランド部106と上記第1のランド部103とを接続す
るための貫通孔107が、基板101の厚さ方向に貫通
するように形成され、この貫通孔107内に導電材料1
08が充填されている。これにより、電子部品100
は、ベアチップ102の端子が基板101の他方の主面
101b側に引き出されることになる。
【0005】また、この電子部品100には、第2のラ
ンド部106上に半田ボール109が形成されており、
この半田ボール109を溶融固化させて第2のランド部
106をマザーボードと呼ばれる配線基板のランド部に
接続させることによって、配線基板への実装が図られて
いる。
ンド部106上に半田ボール109が形成されており、
この半田ボール109を溶融固化させて第2のランド部
106をマザーボードと呼ばれる配線基板のランド部に
接続させることによって、配線基板への実装が図られて
いる。
【0006】この電子部品100は、ベアチップ102
の端子を基板101の他方の主面101b側に引き出す
構造としているので、ベアチップ102のサイズと略同
じサイズにまで小型化することが可能であるとともに、
ベアチップ102の端子を比較的自由な位置に引き出す
ことが可能であり、高密度実装に対応した電子部品とし
て注目されている。
の端子を基板101の他方の主面101b側に引き出す
構造としているので、ベアチップ102のサイズと略同
じサイズにまで小型化することが可能であるとともに、
ベアチップ102の端子を比較的自由な位置に引き出す
ことが可能であり、高密度実装に対応した電子部品とし
て注目されている。
【0007】また、この電子部品100は、構造が簡素
であり、製造コストを安価に抑えることができる。
であり、製造コストを安価に抑えることができる。
【0008】ところで、この種の電子部品100は、配
線基板に実装され、電流が供給されると、ベアチップ1
02が熱を発することになる。特に、高密度実装に対応
すべく小型化されたこの種の電子部品100は、ベアチ
ップの高速化、高集積化あるいは配線の短縮化等にとも
なって、ベアチップ102が多量の熱を発する。そし
て、このベアチップ102から発生する熱は、電子部品
100が搭載される装置の動作に悪影響を及ぼしてしま
うことがある。
線基板に実装され、電流が供給されると、ベアチップ1
02が熱を発することになる。特に、高密度実装に対応
すべく小型化されたこの種の電子部品100は、ベアチ
ップの高速化、高集積化あるいは配線の短縮化等にとも
なって、ベアチップ102が多量の熱を発する。そし
て、このベアチップ102から発生する熱は、電子部品
100が搭載される装置の動作に悪影響を及ぼしてしま
うことがある。
【0009】したがって、この種の電子部品100は、
これらが搭載された装置の安定動作のために、ベアチッ
プ102の熱を放熱する処理が必要となってきている。
これらが搭載された装置の安定動作のために、ベアチッ
プ102の熱を放熱する処理が必要となってきている。
【0010】このような放熱処理手段を備えた電子部品
としては、例えば図11に示すようなものがあげられ
る。
としては、例えば図11に示すようなものがあげられ
る。
【0011】すなわち、この電子部品110は、基板1
11が複数の基板材111a,111b,111cが積
層されてなる多層基板構造を有し、各基板材111a,
111b,111cの略中央部には、基板材の厚さ方向
に貫通する比較的大径の開口部112a,112b,1
12cが形成されている。そして、この電子部品110
は、最上層の基板材111aの上面にその開口部112
aを閉塞するように放熱板113が取り付けられ、この
放熱板113の下面にベアチップ114が接着されてい
る。
11が複数の基板材111a,111b,111cが積
層されてなる多層基板構造を有し、各基板材111a,
111b,111cの略中央部には、基板材の厚さ方向
に貫通する比較的大径の開口部112a,112b,1
12cが形成されている。そして、この電子部品110
は、最上層の基板材111aの上面にその開口部112
aを閉塞するように放熱板113が取り付けられ、この
放熱板113の下面にベアチップ114が接着されてい
る。
【0012】また、この電子部品110は、各基板材1
11a,111b,111cの開口部112a,112
b,112cの径が、最上層から最下層へ向かい順次大
となるようになされている。そして、この電子部品11
0は、各層間の開口部の径の違いにより生じる段差部に
一部が露出するように第1のランド部115が設けら
れ、こ第1ののランド部115とベアチップ114の図
示しない端子部とがワイヤ116により接続されてい
る。そして、この電子部品110は、各開口部112
a,112b,112c内に封止樹脂116が充填さ
れ、この封止樹脂117によりベアチップ114及びワ
イヤ116が覆われている。
11a,111b,111cの開口部112a,112
b,112cの径が、最上層から最下層へ向かい順次大
となるようになされている。そして、この電子部品11
0は、各層間の開口部の径の違いにより生じる段差部に
一部が露出するように第1のランド部115が設けら
れ、こ第1ののランド部115とベアチップ114の図
示しない端子部とがワイヤ116により接続されてい
る。そして、この電子部品110は、各開口部112
a,112b,112c内に封止樹脂116が充填さ
れ、この封止樹脂117によりベアチップ114及びワ
イヤ116が覆われている。
【0013】また、この電子部品110は、最下層の基
板材111cの下面外周部に第2のランド部118が形
成されるとともに、この第2のランド部118と上記第
1のランド部115とを接続するための貫通孔119
が、最下層の基板材111cから最上層の基板材111
aまで貫通するように形成され、この貫通孔119内に
導電材料120が充填されている。これにより、電子部
品110は、ベアチップ114の端子が最下層の基板材
111cの下面に引き出されることになる。
板材111cの下面外周部に第2のランド部118が形
成されるとともに、この第2のランド部118と上記第
1のランド部115とを接続するための貫通孔119
が、最下層の基板材111cから最上層の基板材111
aまで貫通するように形成され、この貫通孔119内に
導電材料120が充填されている。これにより、電子部
品110は、ベアチップ114の端子が最下層の基板材
111cの下面に引き出されることになる。
【0014】また、この電子部品110にも、上述した
電子部品100と同様に、第2のランド部118上に半
田ボール121が形成されており、この半田ボール12
1を溶融固化させて第2のランド部118をマザーボー
ドと呼ばれる配線基板のランド部に接続させることによ
って、配線基板への実装が図られている。
電子部品100と同様に、第2のランド部118上に半
田ボール121が形成されており、この半田ボール12
1を溶融固化させて第2のランド部118をマザーボー
ドと呼ばれる配線基板のランド部に接続させることによ
って、配線基板への実装が図られている。
【0015】この電子部品110は、ベアチップ114
が放熱板113に接着される構成となっており、ベアチ
ップ114から発する熱は、放熱板113に直接伝導さ
れ、空冷される。したがって、この電子部品110は、
搭載される装置の安定動作を阻害してしまう危険性が減
殺される。
が放熱板113に接着される構成となっており、ベアチ
ップ114から発する熱は、放熱板113に直接伝導さ
れ、空冷される。したがって、この電子部品110は、
搭載される装置の安定動作を阻害してしまう危険性が減
殺される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この電
子部品110は、上述したように、多層基板構造を有
し、各基板材にそれぞれ径の異なる開口部が形成されて
いる等、構造が複雑であり、製造が困難であるととも
に、製造コストが高い。
子部品110は、上述したように、多層基板構造を有
し、各基板材にそれぞれ径の異なる開口部が形成されて
いる等、構造が複雑であり、製造が困難であるととも
に、製造コストが高い。
【0017】また、この電子部品110は、ベアチップ
114の発する熱が放熱板113に伝導され空冷される
ようになされているが、空気の熱伝導率は小さいため
に、放熱効率が悪く、効果的な放熱処理が行えない場合
がある。
114の発する熱が放熱板113に伝導され空冷される
ようになされているが、空気の熱伝導率は小さいため
に、放熱効率が悪く、効果的な放熱処理が行えない場合
がある。
【0018】そこで、本発明は、半導体素子の発する熱
を効果的に放熱処理することができるとともに、構造を
簡素にして安価なコストで製造することができる電子部
品及び配線基板装置を提供することを目的とする。
を効果的に放熱処理することができるとともに、構造を
簡素にして安価なコストで製造することができる電子部
品及び配線基板装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電子部品
は、上述した目的を達成するために、基板の一方の主面
上に半導体素子が搭載されるとともにこの半導体素子の
端子部と電気的に接続される第1のランド部が設けら
れ、基板の他方の主面上に第1のランド部と電気的に接
続される第2のランド部が設けられてなる電子部品にお
いて、上記基板の他方の主面上に形成された放熱パター
ンと、この放熱パターン上に接合され、配線基板に搭載
される際の載置面となる放熱板と、基板の厚さ方向に貫
通して穿設され、金属材料が充填された貫通孔とを備え
る。
は、上述した目的を達成するために、基板の一方の主面
上に半導体素子が搭載されるとともにこの半導体素子の
端子部と電気的に接続される第1のランド部が設けら
れ、基板の他方の主面上に第1のランド部と電気的に接
続される第2のランド部が設けられてなる電子部品にお
いて、上記基板の他方の主面上に形成された放熱パター
ンと、この放熱パターン上に接合され、配線基板に搭載
される際の載置面となる放熱板と、基板の厚さ方向に貫
通して穿設され、金属材料が充填された貫通孔とを備え
る。
【0020】この電子部品は、半導体素子が発熱する
と、その熱が金属材料が充填された貫通孔及び放熱パタ
ーンを介して放熱板に伝導される。そして、この放熱板
は、この電子部品が配線基板に搭載される際の載置面と
なるので、半導体素子の発する熱は効果的に配線基板に
伝導される。
と、その熱が金属材料が充填された貫通孔及び放熱パタ
ーンを介して放熱板に伝導される。そして、この放熱板
は、この電子部品が配線基板に搭載される際の載置面と
なるので、半導体素子の発する熱は効果的に配線基板に
伝導される。
【0021】また、本発明に係る配線基板装置は、基板
の一方の主面上に半導体素子が搭載されるとともにこの
半導体素子の端子部と電気的に接続される第1のランド
部が設けられ、基板の他方の主面上に第1のランド部と
電気的に接続される第2のランド部が設けられてなる電
子部品が、配線パターンが印刷形成された配線基板に実
装されてなる配線基板装置において、電子部品は、基板
の他方の主面上に形成された放熱パターンと、この放熱
パターン上に接合された放熱板と、基板の厚さ方向に貫
通して穿設され、金属材料が充填された貫通孔とを備
え、配線基板は、上記電子部品の放熱板と接続される放
熱パターンを備える。
の一方の主面上に半導体素子が搭載されるとともにこの
半導体素子の端子部と電気的に接続される第1のランド
部が設けられ、基板の他方の主面上に第1のランド部と
電気的に接続される第2のランド部が設けられてなる電
子部品が、配線パターンが印刷形成された配線基板に実
装されてなる配線基板装置において、電子部品は、基板
の他方の主面上に形成された放熱パターンと、この放熱
パターン上に接合された放熱板と、基板の厚さ方向に貫
通して穿設され、金属材料が充填された貫通孔とを備
え、配線基板は、上記電子部品の放熱板と接続される放
熱パターンを備える。
【0022】この配線基板装置は、電子部品の放熱板が
配線基板の放熱パターンに接合されることにより、電子
部品が配線基板上に搭載される。そして、この配線基板
装置は、電子部品の半導体素子が熱を発すると、その熱
が電子部品の金属材料が充填された貫通孔、放熱パター
ン、放熱板及び上記配線基板の放熱パターンを介して効
果的に配線基板に伝導される。
配線基板の放熱パターンに接合されることにより、電子
部品が配線基板上に搭載される。そして、この配線基板
装置は、電子部品の半導体素子が熱を発すると、その熱
が電子部品の金属材料が充填された貫通孔、放熱パター
ン、放熱板及び上記配線基板の放熱パターンを介して効
果的に配線基板に伝導される。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施の形
態について図面を参照して詳細に説明する。本発明の実
施の形態として例示する電子部品1は、図1に示すよう
に、基板2の一方の主面2aにパッケージ封止されてい
ない半導体素子(ベアチップ3)が実装されてなるもの
である。なお、本実施の形態においては、基板2として
単層の基板を用いた例について説明するが、基板2とし
ては、上述した従来の電子部品110の基板111のよ
うに、複数の基板材が積層されてなる多層基板構造であ
ってもよい。
態について図面を参照して詳細に説明する。本発明の実
施の形態として例示する電子部品1は、図1に示すよう
に、基板2の一方の主面2aにパッケージ封止されてい
ない半導体素子(ベアチップ3)が実装されてなるもの
である。なお、本実施の形態においては、基板2として
単層の基板を用いた例について説明するが、基板2とし
ては、上述した従来の電子部品110の基板111のよ
うに、複数の基板材が積層されてなる多層基板構造であ
ってもよい。
【0024】この電子部品1は、基板2の一方の主面2
aに、ダイボンド剤と称される接着剤4が塗布されてい
る。そして、この接着剤4を介して、基板2の一方の主
面2a上にベアチップ3が搭載されている。この接着剤
4としては、熱伝導率の高いものを用いることが望まし
い。接着剤4に熱伝導率の高い材料を用いることによ
り、ベアチップ3の発する熱を効率的に後述する放熱板
に伝導することができる。
aに、ダイボンド剤と称される接着剤4が塗布されてい
る。そして、この接着剤4を介して、基板2の一方の主
面2a上にベアチップ3が搭載されている。この接着剤
4としては、熱伝導率の高いものを用いることが望まし
い。接着剤4に熱伝導率の高い材料を用いることによ
り、ベアチップ3の発する熱を効率的に後述する放熱板
に伝導することができる。
【0025】また、基板2の一方の主面2a上には、ベ
アチップ3の図示しない端子部と接続されるCu等から
なる第1のランド部5が印刷形成されている。そして、
この第1のランド部5とベアチップ3の端子部とが、金
線等からなるワイヤ6で接続されている。
アチップ3の図示しない端子部と接続されるCu等から
なる第1のランド部5が印刷形成されている。そして、
この第1のランド部5とベアチップ3の端子部とが、金
線等からなるワイヤ6で接続されている。
【0026】そして、電子部品1は、基板2の一方の主
面2a上にエポキシ樹脂等の封止樹脂7が塗布され、こ
の封止樹脂7により、ベアチップ3及びワイヤ6が覆わ
れている。
面2a上にエポキシ樹脂等の封止樹脂7が塗布され、こ
の封止樹脂7により、ベアチップ3及びワイヤ6が覆わ
れている。
【0027】また、この電子部品1は、基板2の他方の
主面2b上の第1のランド部5と対応する位置に、Cu
等からなる第2のランド部8が印刷形成されている。そ
して、基板2の第1のランド部5形成位置から第2のラ
ンド部8形成位置にわたって、基板2の厚さ方向に貫通
するように、スルーホール9が形成されている。そし
て、このスルーホール9内には、Cu等の導電材料10
が充填されている。
主面2b上の第1のランド部5と対応する位置に、Cu
等からなる第2のランド部8が印刷形成されている。そ
して、基板2の第1のランド部5形成位置から第2のラ
ンド部8形成位置にわたって、基板2の厚さ方向に貫通
するように、スルーホール9が形成されている。そし
て、このスルーホール9内には、Cu等の導電材料10
が充填されている。
【0028】この電子部品1は、この導電材料10が充
填されたスルーホール9により、第1のランド部5と第
2のランド部8とが接続され、ベアチップ3の端子が基
板2の他方の主面2b側に引き出されるようになされて
いる。
填されたスルーホール9により、第1のランド部5と第
2のランド部8とが接続され、ベアチップ3の端子が基
板2の他方の主面2b側に引き出されるようになされて
いる。
【0029】また、この電子部品1には、第2のランド
部8上に半田ボール11が形成されている。この半田ボ
ール11は、電子部品1をマザーボードと称される配線
基板に搭載する際に溶融固化させて、第2のランド部8
をマザーボードのランド部に接続させるためのものであ
る。
部8上に半田ボール11が形成されている。この半田ボ
ール11は、電子部品1をマザーボードと称される配線
基板に搭載する際に溶融固化させて、第2のランド部8
をマザーボードのランド部に接続させるためのものであ
る。
【0030】また、基板2の他方の主面2b上のベアチ
ップ3搭載位置に対応する位置には、熱伝導率の高いC
u等の金属からなる放熱パターン12が印刷形成されて
いる。この放熱パターン12は、第2のランド部と同時
に印刷形成されることが望ましい。このように、放熱パ
ターン12を第2のランド部8と同時に形成するように
すれば、改めて放熱パターン12を形成するための工程
を設ける必要がなく、製造工程を煩雑化させることがな
い。なお、この放熱パターン12は、ベアチップ3の発
する熱を後述する放熱板に伝導するためのパターンであ
り、電気的にはベアチップ3と絶縁状態とされる。
ップ3搭載位置に対応する位置には、熱伝導率の高いC
u等の金属からなる放熱パターン12が印刷形成されて
いる。この放熱パターン12は、第2のランド部と同時
に印刷形成されることが望ましい。このように、放熱パ
ターン12を第2のランド部8と同時に形成するように
すれば、改めて放熱パターン12を形成するための工程
を設ける必要がなく、製造工程を煩雑化させることがな
い。なお、この放熱パターン12は、ベアチップ3の発
する熱を後述する放熱板に伝導するためのパターンであ
り、電気的にはベアチップ3と絶縁状態とされる。
【0031】また、基板2には、基板2の一方の主面2
a上に搭載されたベアチップ3の発する熱を、基板2の
他方の主面2b上に形成された放熱パターン12に伝導
するための1つまたは複数の放熱用スルーホール13
が、基板2のベアチップ3搭載位置にて基板2の厚さ方
向に貫通するように形成されている。そして、この放熱
用スルーホール13内には、Cu等の金属材料14が充
填されている。
a上に搭載されたベアチップ3の発する熱を、基板2の
他方の主面2b上に形成された放熱パターン12に伝導
するための1つまたは複数の放熱用スルーホール13
が、基板2のベアチップ3搭載位置にて基板2の厚さ方
向に貫通するように形成されている。そして、この放熱
用スルーホール13内には、Cu等の金属材料14が充
填されている。
【0032】この放熱用スルーホール13は、上述した
スルーホール9を形成する際に同時に形成するようにす
ることが望ましい。このように、スルーホール9と同時
に放熱用スルーホール13を形成することにより、改め
て放熱用スルーホール9の形成工程を設ける必要がな
く、製造工程を煩雑化させることがない。
スルーホール9を形成する際に同時に形成するようにす
ることが望ましい。このように、スルーホール9と同時
に放熱用スルーホール13を形成することにより、改め
て放熱用スルーホール9の形成工程を設ける必要がな
く、製造工程を煩雑化させることがない。
【0033】また、放熱パターン12上には、接着剤1
5を介してヒートスプレッダと呼ばれる放熱板16が接
合されている。この放熱板16は、電子部品1をマザー
ボードに搭載する際に、接合面となるものであり、ベア
チップ3の発する熱をマザーボードに放熱する。
5を介してヒートスプレッダと呼ばれる放熱板16が接
合されている。この放熱板16は、電子部品1をマザー
ボードに搭載する際に、接合面となるものであり、ベア
チップ3の発する熱をマザーボードに放熱する。
【0034】以上のように構成される電子部品1は、基
板2の一方の主面2a上に搭載されたベアチップ3が発
する熱を、金属材料14が充填された放熱用スルーホー
ル13を介して基板2の他方の主面2b上に形成された
放熱パターン5に伝導し、さらにこの放熱パターン5上
に接合された放熱板9に伝導するようにしているので、
ベアチップ3の発する熱を効率的に放熱させることがで
きる。
板2の一方の主面2a上に搭載されたベアチップ3が発
する熱を、金属材料14が充填された放熱用スルーホー
ル13を介して基板2の他方の主面2b上に形成された
放熱パターン5に伝導し、さらにこの放熱パターン5上
に接合された放熱板9に伝導するようにしているので、
ベアチップ3の発する熱を効率的に放熱させることがで
きる。
【0035】また、放熱パターン12は第2のランド部
と、放熱用スルーホール13はスルーホール9とそれぞ
れ同様の構成とされている。したがって、放熱パターン
12は、第2のランド部8を形成する際に、また放熱用
スルーホール13は、スルーホール9を形成する際に、
それぞれ同時に形成することができ、製造工程を煩雑化
させることなく、放熱処理手段を設けることができる。
と、放熱用スルーホール13はスルーホール9とそれぞ
れ同様の構成とされている。したがって、放熱パターン
12は、第2のランド部8を形成する際に、また放熱用
スルーホール13は、スルーホール9を形成する際に、
それぞれ同時に形成することができ、製造工程を煩雑化
させることなく、放熱処理手段を設けることができる。
【0036】さらに、この電子部品1は、ベアチップ3
の端子を基板2の他方の主面2b側に引き出す構造とし
ているので、ベアチップ3のサイズと略同じサイズにま
で小型化することが可能であるとともに、ベアチップ3
の端子を比較的自由な位置に引き出すことが可能であ
り、高密度実装に対応することができる。
の端子を基板2の他方の主面2b側に引き出す構造とし
ているので、ベアチップ3のサイズと略同じサイズにま
で小型化することが可能であるとともに、ベアチップ3
の端子を比較的自由な位置に引き出すことが可能であ
り、高密度実装に対応することができる。
【0037】次に、この電子部品1の製造方法について
説明する。
説明する。
【0038】この電子部品1は、図2に示すような工程
を経て製造される。すなわち、まず、基板形成工程ST
1において、基板2にスルーホール9及び放熱用スルー
ホール13が形成され、これらスルーホール9及び放熱
用スルーホール13内にCu等の導電材料10(14)
が充填される。そして、基板2の一方の主面2bのスル
ーホール9が形成された位置に、第1のランド部5が印
刷形成される。また、基板2の他方の主面2bのスルー
ホール9が形成された位置には、第2のランド部8が形
成され、基板2の他方の主面2bの放熱用スルーホール
13が形成された位置には放熱パターン12が形成され
る。
を経て製造される。すなわち、まず、基板形成工程ST
1において、基板2にスルーホール9及び放熱用スルー
ホール13が形成され、これらスルーホール9及び放熱
用スルーホール13内にCu等の導電材料10(14)
が充填される。そして、基板2の一方の主面2bのスル
ーホール9が形成された位置に、第1のランド部5が印
刷形成される。また、基板2の他方の主面2bのスルー
ホール9が形成された位置には、第2のランド部8が形
成され、基板2の他方の主面2bの放熱用スルーホール
13が形成された位置には放熱パターン12が形成され
る。
【0039】次に、ダイボンド工程ST2において、図
3に示すように、基板2の一方の主面2aのスルーホー
ル13が形成された位置に、ダイボンド剤と称される接
着剤4が塗布され、この接着剤4を介してベアチップ3
が搭載される。
3に示すように、基板2の一方の主面2aのスルーホー
ル13が形成された位置に、ダイボンド剤と称される接
着剤4が塗布され、この接着剤4を介してベアチップ3
が搭載される。
【0040】次に、ワイヤボンド工程ST3において、
図4に示すように、ベアチップ3の図示しない端子部と
第1のランド部5とが、金線等のワイヤ6により接続さ
れる。
図4に示すように、ベアチップ3の図示しない端子部と
第1のランド部5とが、金線等のワイヤ6により接続さ
れる。
【0041】次に、チップコート工程ST4において、
図5に示すように、基板2の一方の主面2a上に封止樹
脂7が塗布され、この封止樹脂7が硬化することによ
り、ベアチップ3及びワイヤ6が封止される。
図5に示すように、基板2の一方の主面2a上に封止樹
脂7が塗布され、この封止樹脂7が硬化することによ
り、ベアチップ3及びワイヤ6が封止される。
【0042】次に、放熱板接合工程ST5において、図
6に示すように、基板2の他方の主面2bの放熱パター
ン12上に接着剤15を介して放熱板16が接合され
る。
6に示すように、基板2の他方の主面2bの放熱パター
ン12上に接着剤15を介して放熱板16が接合され
る。
【0043】そして、最後に半田ボール形成工程ST6
において、図7に示すように、基板2の他方の主面2b
の第2のランド部8上に半田ボール11が形成され、電
子部品1が完成する。
において、図7に示すように、基板2の他方の主面2b
の第2のランド部8上に半田ボール11が形成され、電
子部品1が完成する。
【0044】以上のように製造される電子部品1は、ベ
アチップ3が発する熱が、金属材料14が充填された放
熱用スルーホール13及び放熱パターン5を介してマザ
ーボードとの接着面となる放熱板9に伝導されるので、
ベアチップ3の発する熱を効率的に放熱させることがで
きる。
アチップ3が発する熱が、金属材料14が充填された放
熱用スルーホール13及び放熱パターン5を介してマザ
ーボードとの接着面となる放熱板9に伝導されるので、
ベアチップ3の発する熱を効率的に放熱させることがで
きる。
【0045】また、この電子部品1は、放熱パターン1
2が、第2のランド部8を形成する際に、また放熱用ス
ルーホール13が、スルーホール9を形成する際に、そ
れぞれ同時に形成されるので、製造工程を煩雑化させる
ことなく、放熱処理手段を設けることができる。
2が、第2のランド部8を形成する際に、また放熱用ス
ルーホール13が、スルーホール9を形成する際に、そ
れぞれ同時に形成されるので、製造工程を煩雑化させる
ことなく、放熱処理手段を設けることができる。
【0046】次に、この電子部品1を用いた配線基板装
置20について説明する。
置20について説明する。
【0047】この配線基板装置20は、図8に要部断面
図で示すように、上述した電子部品1やその他の電子部
品等がマザーボード21に実装されてなるものである。
なお、電子部品1については、図1で用いた符号をその
まま用い、ここでは詳細な説明は省略する。
図で示すように、上述した電子部品1やその他の電子部
品等がマザーボード21に実装されてなるものである。
なお、電子部品1については、図1で用いた符号をその
まま用い、ここでは詳細な説明は省略する。
【0048】マザーボード21は絶縁基板に各種の配線
パターンやランド部が印刷形成されてなるものである。
そして、このマザーボード21は、一方の主面21a
に、電子部品1の第2のランド部8と接続されるCu等
からなるランド部22が印刷形成されている。
パターンやランド部が印刷形成されてなるものである。
そして、このマザーボード21は、一方の主面21a
に、電子部品1の第2のランド部8と接続されるCu等
からなるランド部22が印刷形成されている。
【0049】また、このマザーボード21の一方の主面
21aには、電子部品1の放熱板16と接合される放熱
パターン23が形成されている。この放熱パターン23
は、上述した電子部品1の放熱パターン23と同様に、
熱伝導率の高いCu等の金属からなる。
21aには、電子部品1の放熱板16と接合される放熱
パターン23が形成されている。この放熱パターン23
は、上述した電子部品1の放熱パターン23と同様に、
熱伝導率の高いCu等の金属からなる。
【0050】配線基板装置20は、電子部品1の半田ボ
ール11が形成された第2のランド部8が、半田ペース
ト等からなる導電性接着剤24によりマザーボード21
のランド部22と接続され、電子部品1の放熱板16
が、導電性接着剤24によりマザーボード21の放熱パ
ターン23と接続されることにより、マザーボード21
上に電子部品1が実装されるようになされている。
ール11が形成された第2のランド部8が、半田ペース
ト等からなる導電性接着剤24によりマザーボード21
のランド部22と接続され、電子部品1の放熱板16
が、導電性接着剤24によりマザーボード21の放熱パ
ターン23と接続されることにより、マザーボード21
上に電子部品1が実装されるようになされている。
【0051】すなわち、マザーボード21に電子部品1
を実装する際は、まず、図9に示すように、マザーボー
ド21の一方の主面21aに形成されたランド部22及
び放熱パターン23上に、印刷等により、半田ペースト
等の導電性接着剤24が塗布される。
を実装する際は、まず、図9に示すように、マザーボー
ド21の一方の主面21aに形成されたランド部22及
び放熱パターン23上に、印刷等により、半田ペースト
等の導電性接着剤24が塗布される。
【0052】次に、電子部品1が自動マウンティング装
置により、マザーボード21上に搭載される。そして、
その後リフローすることにより、半田ボール11が形成
された電子部品1の第2のランド部8とマザーボード2
1のランド部22が、また、電子部品1の放熱板16と
マザーボード21の放熱パターン23が、それぞれ導電
性接着剤24により接着され、電子部品1がマザーボー
ド21に実装される。
置により、マザーボード21上に搭載される。そして、
その後リフローすることにより、半田ボール11が形成
された電子部品1の第2のランド部8とマザーボード2
1のランド部22が、また、電子部品1の放熱板16と
マザーボード21の放熱パターン23が、それぞれ導電
性接着剤24により接着され、電子部品1がマザーボー
ド21に実装される。
【0053】以上のように構成される配線基板装置20
は、電子部品1のベアチップ3が発する熱が、金属材料
14が充填された放熱用スルーホール13、放熱パター
ン5及び放熱板9を介してマザーボード21の放熱パタ
ーン23に伝導され、マザーボード21に効率的に放熱
される。
は、電子部品1のベアチップ3が発する熱が、金属材料
14が充填された放熱用スルーホール13、放熱パター
ン5及び放熱板9を介してマザーボード21の放熱パタ
ーン23に伝導され、マザーボード21に効率的に放熱
される。
【0054】
【発明の効果】本発明に係る電子部品は、基板の一方の
主面上に搭載された半導体素子が発する熱を、金属材料
が充填された貫通孔を介して基板の他方の主面上に形成
された放熱パターンに伝導し、さらにこの放熱パターン
上に接合された放熱板に伝導するようにしているので、
半導体素子の発する熱を効率的に放熱させることができ
る。
主面上に搭載された半導体素子が発する熱を、金属材料
が充填された貫通孔を介して基板の他方の主面上に形成
された放熱パターンに伝導し、さらにこの放熱パターン
上に接合された放熱板に伝導するようにしているので、
半導体素子の発する熱を効率的に放熱させることができ
る。
【0055】また、この電子部品は、構造が簡素である
とともに製造が容易であり、安価なコストで製造するこ
とができる。
とともに製造が容易であり、安価なコストで製造するこ
とができる。
【0056】また、本発明に係る配線基板装置は、電子
部品の半導体素子が発する熱を、金属材料が充填された
貫通孔、放熱パターン及び放熱板を介して配線基板に形
成された放熱パターンに伝導し、配線基板に放熱するよ
うにしているので、半導体素子の発する熱を効率的に放
熱させることができる。
部品の半導体素子が発する熱を、金属材料が充填された
貫通孔、放熱パターン及び放熱板を介して配線基板に形
成された放熱パターンに伝導し、配線基板に放熱するよ
うにしているので、半導体素子の発する熱を効率的に放
熱させることができる。
【0057】また、この配線基板装置は、構造が簡素で
あるとともに製造が容易であり、安価なコストで製造す
ることができる。
あるとともに製造が容易であり、安価なコストで製造す
ることができる。
【図1】本発明の電子部品の縦断面図である。
【図2】本発明の電子部品の製造工程を説明する図であ
る。
る。
【図3】基板にベアチップを搭載した状態を示す縦断面
図である。
図である。
【図4】ベアチップの端子部と基板の第1のランド部と
をワイヤで接続した状態を示す縦断面図である。
をワイヤで接続した状態を示す縦断面図である。
【図5】ベアチップ及びワイヤを封止樹脂にて封止した
状態を示す縦断面図である。
状態を示す縦断面図である。
【図6】基板の放熱パターンに放熱板を接合した状態を
示す縦断面図である。
示す縦断面図である。
【図7】第2のランド部に半田ボールを形成した状態を
示す縦断面図である。
示す縦断面図である。
【図8】配線基板装置の要部縦断面図である。
【図9】マザーボードに電子部品を実装する状態を示す
縦断面図である。
縦断面図である。
【図10】従来の電子部品の縦断面図である。
【図11】従来の電子部品の縦断面図である。
1 電子部品、2 基板、3 ベアチップ、5 第1の
ランド部 、8 第2のランド部、12 放熱パター
ン、13 放熱用スルーホール 14 金属材料、16
放熱板、20 配線基板装置、21 マザーボード、
22 ランド部、23 放熱パターン
ランド部 、8 第2のランド部、12 放熱パター
ン、13 放熱用スルーホール 14 金属材料、16
放熱板、20 配線基板装置、21 マザーボード、
22 ランド部、23 放熱パターン
Claims (2)
- 【請求項1】 基板の一方の主面上に半導体素子が搭載
されるとともにこの半導体素子の端子部と電気的に接続
される第1のランド部が設けられ、基板の他方の主面上
に第1のランド部と電気的に接続される第2のランド部
が設けられてなる電子部品において、 上記基板の他方の主面上に形成された放熱パターンと、 上記放熱パターン上に接合され、配線基板に搭載される
際の接合面となる放熱板と、 上記基板の厚さ方向に貫通して穿設され、金属材料が充
填された貫通孔とを備え、 上記半導体素子が発する熱が上記金属材料が充填された
貫通孔及び放熱パターンを介して上記放熱板に伝導され
ることを特徴とする電子部品。 - 【請求項2】 基板の一方の主面上に半導体素子が搭載
されるとともにこの半導体素子の端子部と電気的に接続
される第1のランド部が設けられ、基板の他方の主面上
に第1のランド部と電気的に接続される第2のランド部
が設けられてなる電子部品が、配線パターンが印刷形成
された配線基板に実装されてなる配線基板装置におい
て、 上記電子部品は、上記基板の他方の主面上に形成された
放熱パターンと、この放熱パターン上に接合された放熱
板と、上記基板の厚さ方向に貫通して穿設され、金属材
料が充填された貫通孔とを備え、 上記配線基板は、上記電子部品の放熱板と接続される放
熱パターンを備え、 上記電子部品の放熱板が上記配線基板の放熱パターンに
接合されることにより、上記電子部品の半導体素子が発
する熱が上記電子部品の金属材料が充填された貫通孔、
放熱パターン、放熱板及び上記配線基板の放熱パターン
を介して上記配線基板に伝導されることを特徴とする配
線基板装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9119997A JPH10313071A (ja) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | 電子部品及び配線基板装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9119997A JPH10313071A (ja) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | 電子部品及び配線基板装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10313071A true JPH10313071A (ja) | 1998-11-24 |
Family
ID=14775349
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9119997A Abandoned JPH10313071A (ja) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | 電子部品及び配線基板装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10313071A (ja) |
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1997
- 1997-05-09 JP JP9119997A patent/JPH10313071A/ja not_active Abandoned
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