JPH10312842A - 端子台 - Google Patents

端子台

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JPH10312842A
JPH10312842A JP12364197A JP12364197A JPH10312842A JP H10312842 A JPH10312842 A JP H10312842A JP 12364197 A JP12364197 A JP 12364197A JP 12364197 A JP12364197 A JP 12364197A JP H10312842 A JPH10312842 A JP H10312842A
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JP
Japan
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cable
terminal
terminal block
switch mechanism
jumper
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Application number
JP12364197A
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English (en)
Inventor
Fujio Shiraishi
藤雄 白石
Koichi Kikunaga
浩一 菊永
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】端子台にスイッチ機構やチェックピン挿入口を
設けることにより、端子台に接続されたケーブル等を取
り外すことなく、アイソレーションが可能な端子台を提
供する。 【解決手段】請求項1記載の端子台10は、両側から相対
するケーブルを接続して電気的な中継とする端子台にお
いて、端子台本体11に前記相対するケーブル7a,7b
を接続する端子板12a,12bを離隔して絶縁状態で配置
すると共に、前記離隔した端子板12a,12b間を橋絡す
る短絡板16を備えたスイッチ機構14を着脱自在に装着し
たことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種配電盤及び制
御盤等において用いられる接続したケーブルのアイソレ
ーションが可能な端子台に関する。
【0002】
【従来の技術】各種配電盤及び制御盤等においては、内
部の機器と外部の機器や計器との電気的な接続をするた
めに、それぞれから引き出したしたケーブル相互を接続
する中継部として、多数の端子台が使用されている。
【0003】図9の斜視図と図10(a)の要部拡大平面
図、及び(b)の(a)におけるA−A線に沿った縦断
面図に示すように、端子台1は一般に複数(ここでは12
列の例を示す)のケーブル接続部2を縦列にして一体物
で製作するか、あるいは、単体ケーブル接続部を必要に
応じて複数縦列に配置して組み立てる形式とし、いずれ
も主要構造を絶縁物である合成樹脂モールド製の端子台
本体3により形成している。
【0004】なお、隣接する各ケーブル接続部2は、絶
縁壁4で仕切られていると共に、各ケーブル接続部2に
ついては、端子台本体3を左右に貫通した導体の端子板
5に、左右から相対するO型接続端子6aを付けたケー
ブル7aと、同じくO型接続端子6bを付けたケーブル
7bを、止めネジ8a,8bで接続する。また、前記各
ケーブル接続部2においては、端子台本体3の中央突起
部に接続部番号9を付すように構成されている。
【0005】各種配電盤及び制御盤等において、端子台
1を使用して相対するケーブル7aとケーブル7bを接
続した場合に、このケーブル7a,7bを介して接続さ
れている計器及び機器に対する機能確認等の検査を行う
際には、前記端子台1においてアイソレーション(隔
離)作業が行われる。
【0006】このアイソレーション作業としては、端子
台1においてケーブル接続部2の相対するケーブル7
a,7b相互間を電気的に遮断するリフトと、一旦切り
離したケーブル7a,7b相互間、あるいはケーブル7
a,7bと、図示しない他のケーブルあるいは端子との
間を電気的に短絡、またはバイパスするジャンパーとが
ある。
【0007】ここで例えば、ケーブル接続部2における
O型端子6aを付けたケーブル7aをリフトしようとす
ると、ケーブル接続部2において止めネジ8aを一旦外
して、O型端子6aを付けたケーブル7aを端子板5か
ら取り外す。
【0008】この後に、前記止めネジ8aを紛失しない
ように元の場所に仮締めすると共に、取り外したケーブ
ル7aについては、その先端部のO型端子6aに図示し
ない絶縁キャップを装着して、不用意に周囲の導電部に
接触して関連計器類に不要な電圧を加えて損傷させた
り、作業員が感電しないような防護処置を行う。また、
ケーブルをジャンパーする場合には、例えばO型端子6
b付きケーブル7bと他の図示しないケーブルを短絡す
る際は、ジャンパー線として図示しない両端にワニ口ク
リップを付けたジャンパーケーブルを用意する。
【0009】このジャンパー作業では、前記端子台1の
ケーブル接続部2における止めネジ8bの頭と、他の図
示しないケーブルを接続した接続ネジの頭を、前記ワニ
口クリップ付きジャンパーケーブルの両端におけるワニ
口クリップで、それぞれ挟むことにより前記止めネジ8
bと、接続ネジで接続したケーブル同士が電気的に接続
されることになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ケーブル相互の中継に
端子台1を用いた場合では、例えば計器アイソレーショ
ン時のケーブルに対するリフトの際に、O型端子6aを
付けたケーブル7aを端子板5から外すために、止めネ
ジ8aを外す必要があることから、長い作業時間が必要
となる。
【0011】また若しも、外した止めネジ8aを誤って
落下させると、この落ちた止めネジ8aが他のケーブル
接続部2等に接触すると、このために他の計器の故障を
引き起こす可能性があると共に、前記止めネジ8aを外
す作業に際して作業員が感電する危険性があった。
【0012】さらに、複数のケーブル接続部2に対して
同時にリフトを行うと、それぞれの端子板5から外した
複数のO型端子やケーブル等が輻輳して、各リフト箇所
が区別し難くなることと、リフト作業が繁雑となること
や、検査終了に伴うケーブルの接続復旧に際して取り違
えを起こし易く、誤配線を生じる可能性があること等の
問題があった。
【0013】また、ケーブルのジャンパー時には、前記
したようにジャンパー線としてワニ口クリップ付きジャ
ンパーケーブルを使用し、その一方を端子台1のケーブ
ル接続部2における止めネジ8bの頭を、ワニ口クリッ
プで挟んで接続している。
【0014】しかしながら、前記ワニ口クリップの挟み
方が悪いと、止めネジ8bの頭より外れて他の計器類に
係る端子に接触すると、ジャンパーが不能になるばかり
でなく、前記計器類を損傷させる可能性が生じる。さら
に、前記ワニ口クリップをケーブル接続部2の止めネジ
8bの頭に接続する際、あるいは止めネジ8bに接続さ
れているワニ口クリップが外れて、作業員が感電する危
険性がある等の不具合があった。
【0015】本発明の目的とするところは、端子台にス
イッチ機構やチェックピン挿入口を設けることにより、
端子台に接続されたケーブル等を取り外すことなく、ア
イソレーションが可能な端子台を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の発明に係る端子台は、両側から相対する
ケーブルを接続して電気的な中継をする端子台におい
て、端子台本体に前記相対するケーブルを接続する端子
板を離隔して絶縁状態で配置すると共に、前記離隔した
端子板間を橋絡する短絡板を備えたスイッチ機構を着脱
自在に装着してアイソレーションを可能とすることを特
徴とする。
【0017】通常時には端子台本体にスイッチ機構を装
着しておくことにより相対するケーブルが通電状態とな
るが、所定のスイッチ機構を端子台本体から取り出すこ
とで、当該端子台本体はリフト状態となる。
【0018】請求項2記載の発明に係る端子台は、請求
項1において相対するケーブルを接続する端子板におい
て、各端子板にチェックピン挿入口を備えたピン座を設
けたことを特徴とする。
【0019】端子台本体にスイッチ機構を装着しておく
ことにより相対するケーブルは通電状態となっている
が、このスイッチ機構を取り出すことによりリフト状態
となる。また、チェックピン挿入口に測定器を接続する
ことにより、当該端子板におけるケーブルのジャンパー
を行うことができる。
【0020】なお、前記チェックピン挿入口にチェック
ピン付きジャンパーケーブルを挿入することにより、ケ
ーブルのリフト状態が確認できると共に、このチェック
ピン挿入口にテスター等測定器を接続して、端子板に流
れる電流値及び電圧値を測定することにより、当該ケー
ブルに接続された計器の入出力値の測定ができる。
【0021】請求項3記載の発明に係る端子台は、請求
項1又は請求項2において、スイッチ機構が、装着方向
の変更により前記離隔した端子板間を短絡又は絶縁状態
にすることを特徴とする。
【0022】端子台本体にスイッチ機構を装着すること
により相対するケーブルが通電状態となり、前記スイッ
チ機構の装着方向を逆にして装着するとリフト状態にな
る。また、チェックピン挿入口にチェックピン付きジャ
ンパーケーブルを挿入することにより、ケーブルのジャ
ンパーを行うことができる。
【0023】なお、前記チェックピン挿入口に測定器を
接続することにより、ケーブルのリフト状態が確認でき
ると共に、このチェックピン挿入口にテスター等測定器
を接続して、端子板に流れる電流値及び電圧値を測定す
ることにより、当該ケーブルに接続された計器の入出力
値の測定ができる。
【0024】請求項4記載の発明に係る端子台は、請求
項1又は請求項2において、スイッチ機構がネジ込みに
より着脱自在としたことを特徴とする。
【0025】端子台本体にスイッチ機構を捩じ込むこと
により相対するケーブルが通電状態となり、前記スイッ
チ機構の捩じ込を緩めるとリフト状態になる。また、チ
ェックピン挿入口にチェックピン付きジャンパーケーブ
ルを挿入することにより、ケーブルのジャンパーを行う
ことができる。
【0026】なお、前記チェックピン挿入口に測定器を
接続することにより、ケーブルのリフト状態が確認でき
ると共に、このチェックピン挿入口にテスター等測定器
を接続して、端子板に流れる電流値及び電圧値を測定す
ることにより、当該ケーブルに接続された計器の入出力
値の測定ができる。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態について図面
を参照して説明する。なお、上記した従来技術と同じ構
成部分については、同一符号を付して詳細な説明を省略
する。
【0028】第1実施の形態は請求項1に係り、図1の
斜視図と図2(a)の要部拡大平面図、及び図2(b)
の(a)におけるB−B線に沿った縦断面図に示すよう
に、アイソレーションが可能な端子台10については、複
数(ここでは12列の例を示す)のケーブル接続部2を縦
列にして一体物とするか、あるいは単体ケーブル接続部
を必要に応じて複数縦列に配置して組み立てた、絶縁物
である合成樹脂モールド製の端子台本体11が形成されて
いる。
【0029】また、隣接する各ケーブル接続部2は、端
子台本体11と一体の絶縁壁4で仕切られていると共に、
各ケーブル接続部2については、端子台本体11の左右か
ら互いが離隔して電気的に絶縁状態とした端子板12a,
12bが設けられている。この端子板12a,12bには、相
対するO型接続端子6aを付けたケーブル7aと、O型
接続端子6bを付けたケーブル7bを、それぞれ止めネ
ジ8a,8bにより接続する。
【0030】なお、各ケーブル接続部2においては、端
子台本体11の中央部にスイッチ孔13を設けると共に、こ
のスイッチ孔13にスイッチ機構14を脱着自在に装着して
構成する。
【0031】前記スイッチ機構14は、一例として図2
(c)の拡大縦断面図に示すように、上部に接続部番号
9を付して断面がT字状の絶縁物からなる固定棒14a
と、バネ15により押圧されて固定棒14aに対して上下に
摺動自在に設けられた環状の絶縁物からなる可動板14b
で、この可動板14bの下面には前記端子板12a,12bと
接触して導通させる導体の短絡板16を備えた構成として
いる。
【0032】また、各スイッチ機構14の上面には、透明
で弾力性のある、たとえばアクリル樹脂製の押え板17を
配置するが、この押え板17は一旦撓めて、その両端を端
子台本体11の側面に形成した係止溝18に挿入することに
より、前記スイッチ機構14を固定して抜け落ちを防止す
ると共に、前記各ケーブル接続部2におけるスイッチ機
構14に付した接続部番号9の確認が容易な構成としてい
る。
【0033】なお、前記スイッチ機構14の端子台本体11
に対する固定方法としては、前記押え板17により全スイ
ッチ機構14を一括して固定するものの外に、スイッチ機
構14の下部先端に図示しない周方向の突起を設けて、端
子台本体11のスイッチ孔13に設けた同じく図示しない溝
等に係止するようにしても良い。
【0034】次に、上記構成による作用について説明す
る。端子台10の各ケーブル接続部2で、左右に隔離され
た端子板12a,12bに対して、それぞれ相対するO型端
子6aの付いたケーブル7aと、O型端子6bの付いた
ケーブル7bを、止めネジ8a,8bにより接続する。
【0035】また、端子台本体11における各ケーブル接
続部2の中央部に設けたスイッチ孔13には、それぞれの
接続部番号9に合致したスイッチ機構14を装着すると共
に、その上部に押え板17を配置して、端子台本体11の両
端に設けた係止溝18に、押え板17の先端を挿入すること
により、前記全スイッチ機構14は固定される。これによ
り、前記スイッチ機構14の短絡板16はバネ15により可動
板14bを介して、端子板12a,12bに押圧されて接触す
るので、前記各ケーブル接続部2において相対するケー
ブル7aとケーブル7bは電気的に導通される。
【0036】従って通常の通電時には、O型端子6a付
きのケーブル7aからの電気信号は、止めネジ8aによ
り接続された端子板12aに伝わり、この端子板12aの電
気信号は前記スイッチ機構14の短絡板16を通って端子板
12bに伝わり、さらに、止めネジ8bで接続されたO型
端子6b付きのケーブル7bに伝わる。
【0037】ここで、計器アイソレーションに際してケ
ーブル7bのリフトを行う時には、先ず、押え板17を端
子台本体11から外し、所定のケーブル接続部2における
スイッチ機構14をスイッチ孔13より取り出して別途保管
すると共に、再び前記押え板17を係止溝18に挿入して、
他の各スイッチ機構14を固定する。これにより、前記ス
イッチ機構14が取り出されたケーブル接続部2において
は、端子板12aと端子板12bとの間が短絡板16による導
通がなくなることから、当該ケーブル7aとケーブル7
bとは電気的に遮断されてリフト状態となる。
【0038】このリフト箇所については、透明な押え板
17の上からの目視により、スイッチ機構14が装着されて
なく、また接続部番号9がないことで容易に判別でき
る。なお、スイッチ機構14を取り出したケーブル接続部
2の接続部番号9は、その前後の接続部番号9から、間
接的に知ることが容易である。
【0039】従って、当該ケーブル接続部2におけるO
型端子6a付きケーブル7aの電気信号は、O型端子6
b付きケーブル7bへ伝わらなくなるが、その他のケー
ブル接続部2におけるそれぞれ相対するケーブルについ
ては、変りなく導通状態が維持される。
【0040】なお、前記リフト状態の復旧作業について
は、前記リフト作業と同様にして、一旦押え板17を端子
台本体11から外し、所定のケーブル接続部2のスイッチ
孔13に、前記取り出したスイッチ機構14を再装着して、
再び前記押え板17を端子台本体11の係止溝18に挿入する
と共に、全スイッチ機構14を固定する。
【0041】本第1実施の形態によれば、端子台10にお
けるケーブルのリフトに際して、止めネジ8a,8bや
O型端子6a,6b付きケーブル7a,7bを外すこと
なく、任意で一つ以上のケーブルについて容易にリフト
を行うことができる。従って、リフト作業に際して外し
た止めネジ8a,8bの紛失や、落下により他のケーブ
ル接続部2における短絡、あるいは、外したO型端子6
a,6b付きケーブル7a,7b同士の接触による計器
類の故障等は発生しない。
【0042】また、リフトによる計器の検査作業が終了
した際の復旧作業時に、先に外したO型端子6a,6b
付きケーブル7a,7bが輻輳して、リフト箇所の区別
が困難となるとや、リフト作業が繁雑となり誤配線を生
じる可能性等の支障は生じない。さらに、作業員はリフ
ト作業及び復旧作業時にO型端子6a,6b付きケーブ
ル7a,7bや止めネジ8a,8bに触れる必要がない
ので、感電することはなく簡便で安全な作業が迅速に行
える。
【0043】第2実施の形態は請求項2に係り、その主
要構成部分は上記第1実施の形態と同様なので詳細な説
明は省略し、相違する部分について重点に説明する。図
3の斜視図と図4(a)の要部拡大平面図及び図4
(b)の(a)におけるC−C線に沿った縦断面図に示
すように、アイソレーションが可能な端子台19について
は、ケーブル接続部2における端子台本体11の左右に互
いに隔離して設けた端子板12a,12bに、それぞれ導体
のピン座20a,20bが備えられている。
【0044】また、前記ピン座20a,20bにはチェック
ピン挿入口21a,21bが形成されていて、適宜、チェッ
クピン付きジャンパーケーブル22を挿入ことができる構
成としているが、前記チェックピンとチェックピン挿入
口21a,21bの形状については、互いに挿入脱と保持が
容易なように考慮する。なお、その他の構成部分につい
ては、上記第1実施の形態と同様である。
【0045】次に、上記構成による作用について説明す
る。端子台19の各ケーブル接続部2で、左右に互いに隔
離された端子板12a,12bに対して、それぞれ相対する
O型端子6aの付いたケーブル7aと、O型端子6bの
付いたケーブル7bを、止めネジ8a,8bにより接続
する。
【0046】各ケーブル接続部2の中央部に設けたスイ
ッチ孔13に、それぞれの接続部番号9に合致したスイッ
チ機構14を装着して、押え板17の先端を端子台本体11の
係止溝18に挿入することにより、前記全スイッチ機構14
は固定され、これにより、前記各ケーブル接続部2にお
いて相対するケーブル7aとケーブル7bが電気的に導
通される。
【0047】計器アイソレーション時のケーブルのリフ
トの際には、所定のスイッチ機構14をケーブル接続部2
のスイッチ孔13から取り出して別途保管することによ
り、当該ケーブル接続部2における相対するケーブル7
a,7b間の電気的な導通が遮断されてリフト状態とな
る。
【0048】なお、各ケーブルに対するジャンパーにつ
いて、例えばO型端子6b付きケーブル7bと、図示し
ない他のケーブルをジャンパーさせる場合には、図4
(b)に示すように、チェックピン付きジャンパーケー
ブル22を用いて、当該ケーブル接続部2のチェックピン
挿入口21bに、先端のチェックピンを挿入する。
【0049】さらに、図示しない片方のチェックピンを
同様の方法で他の対象とするケーブルの端子板12a,12
bにおけるピン座20a,20bのチェックピン挿入口21
a,21bに挿入する。これにより当該ケーブール相互は
ジャンパー状態になり、前記チェックピン付きジャンパ
ーケーブル22を介して電気信号を流すことができる。
【0050】本第2実施の形態によれば、計器アイソレ
ーション時等のケーブルのリフトが容易であり、さら
に、ケーブルジャンパー作業が安全で、迅速かつ簡潔に
行える。また、計器の動作確認のために計器の入出力を
確認する際に、端子台19のチェックピン挿入口21a,21
bにテスター等の測定器を接続し、ケーブル接続部2に
流れる電流値及び電圧値を測定することにより、当該計
器の入出力値を測定することができる。
【0051】さらに、目視により前記ケーブル接続部2
のスイッチ孔13にスイッチ機構14が装着されてないこと
や、接続部番号9がないこと、及び前記チェックピン挿
入口21a,21bに測定器を接続することにより、当該ケ
ーブルのリフト状態の確認ができる。なお、その他の上
記第1実施の形態と同じ構成部分における作用と効果に
ついては、上記第1実施の形態の場合と同様である。
【0052】第3実施の形態は請求項3に係り、その主
要構成部分は上記第1実施の形態及び第2実施の形態と
同様なので詳細な説明は省略し、相違する部分について
重点に説明する。図5の斜視図と図6(a)の要部拡大
平面図、及び図6(b)の(a)におけるD−D線に沿
った縦断面図に示すように、アイソレーションが可能な
端子台23については、ケーブル接続部2における端子台
本体11の左右に互いに隔離して設けた端子板12a,12b
には、それぞれ導体のピン座20a,20bを備えている。
【0053】また、前記ピン座20a,20bにはチェック
ピン挿入口21a,21bが形成されていて、適宜、チェッ
クピン付きジャンパーケーブル22を挿入されるように構
成している。さらに、各ケーブル接続部2においては、
端子台本体11の中央部にスイッチ孔13を設けると共に、
このスイッチ孔13にスイッチ機構24を装着して構成され
ている。
【0054】このスイッチ機構24は、一例として図6
(c)の拡大縦断面図に示すように、上部に接続部番号
9を付し、下部に同じ番号で前記接続部番号9と色彩、
あるいは書体を異ならせた接続部番号9aを付した、断
面がT字状の絶縁物からなる固定棒24aと、バネ15によ
り押圧されて前記固定棒24aに対して上下に摺動自在に
設けた環状の絶縁物からなる可動板21bで、この可動板
24bの下面には前記端子板12a,12bと接触して導通さ
せる導体の短絡板16を備えて構成している。
【0055】また、各スイッチ機構24の上面には透明で
弾力性のある、たとえばアクリル樹脂製の押え板17を配
置して、前記スイッチ機構24を固定して抜け落ちを防止
すると共に、前記各ケーブル接続部2に対する接続部番
号9,9aの確認が容易な構成としている。なお、その
他の構成部分については、上記第1実施の形態及び第2
実施の形態と同様である。
【0056】次に、上記構成による作用について説明す
る。端子台23においては図7の要部拡大縦断面図に示す
ように通電時には、図7(a)で示すようにケーブル接
続部2において、端子台本体11の中央部のスイッチ孔13
に対し、スイッチ機構24を接続部番号9が上となる方向
で装着する。これにより、前記スイッチ機構24の短絡板
16はバネ15により可動板24bを介して、端子板12a,12
bに押圧されて接触するので、前記各ケーブル接続部2
において相対するケーブル7aとケーブル7bは電気的
に導通される。
【0057】次に計器アイソレーション時でケーブルの
リフトの際には、図7(b)で示すように所定のスイッ
チ機構24について、前記通電時と逆方向に接続部番号9
aが上となるようにしてスイッチ孔13に装着する。これ
により、ケーブル接続部2の前記端子板12a,12bに
は、スイッチ機構24の固定棒24aが当接するが、この固
定棒24aは絶縁物であることから、端子板12a,12b間
は電気的に絶縁されて、当該ケーブル接続部2において
相対するケーブル7a,7b間はリフト状態に維持され
る。
【0058】この際に、スイッチ機構24における固定棒
24aには、その上下に色彩又は書体を異ならせた同一番
号の接続部番号9,9aが付してあることから、透明の
押え板17の上から、接続部番号9,9aの確認が容易で
あると共に、スイッチ機構24の装着方向、即ち当該ケー
ブル接続部2が接続部番号9の通電状態であるか、又は
接続部番号9aのリフト状態であるかの判別が目視によ
り容易に行える。なお、前記チェックピン挿入口21a,
21bに測定器を接続することにより、当該ケーブルのリ
フト状態の確認ができる。
【0059】また、ケーブル7bに対するジャンパーに
ついては、図7(c)で示すように、対象ケーブル7b
のケーブル接続部2におけるスイッチ機構24の装着方向
を、前記図7(b)で示したリフト状態とすると共に、
端子板12bに設けたピン座20bのチェックピン挿入口21
bにチェックピン付きジャンパーケーブル22を挿入す
る。
【0060】このチェックピン付きジャンパーケーブル
22の図示しない片方のチェックピンを、他のケーブルに
おけるケーブル接続部2のチェックピン挿入口に挿入す
ることにより、当該ケーブール相互に、チェックピン付
きジャンパーケーブル22を介して電気信号が流れてジャ
ンパー状態になる。
【0061】本第3実施の形態によれば、計器アイソレ
ーション時等のケーブルのリフト作業と共に、ケーブル
ジャンパー作業が安全で迅速で簡潔に行える。さらに、
接続部番号9,9aの色彩又は書体の確認により、通電
状態とリフト状態の判別が容易である。なお、前記スイ
ッチ機構24はケーブル接続部2に対して、常に装着して
いることから、計器アイソレーション時等の切り替え作
業時に紛失することが防止できると共に、ケーブル接続
部2の接続部番号9,9aが常時直接に確認できる。
【0062】また、計器の動作確認のために計器の入出
力を確認する際に、端子台23のチェックピン挿入口21
a,21bにテスター等の測定器を接続し、ケーブル接続
部2に流れる電流値及び電圧値を測定することにより、
当該計器の入出力値を測定することができる。なお、そ
の他の上記第1実施の形態及び第2実施の形態と同じ構
成部分における作用と効果については、上記第1実施の
形態及び第2実施の形態の場合と同様である。
【0063】第4実施の形態は請求項4に係り、その主
要構成部分は上記第1実施の形態及び第2実施の形態と
同様なので詳細な説明は省略し、相違する部分について
重点に説明する。
【0064】図8の(a)の要部拡大平面図、及び図8
(b)の(a)におけるE−E線に沿った縦断面図に示
すように、アイソレーションが可能な端子台25について
は、ケーブル接続部2における端子台本体11の左右から
互いに隔離して設けた、先端が屈曲した端子板26a,26
bには、それぞれ導体のピン座20a,20bが設けられて
いる。
【0065】また、前記ピン座20a,20bにはチェック
ピン挿入口21a,21bが備えられていて、適宜、チェッ
クピン付きジャンパーケーブル22を挿入ことができるよ
うに構成されている。さらに、各ケーブル接続部2にお
いては、端子台本体11の中央部に内周に雌ネジを形成し
たスイッチ機構ネジ受け27を設けると共に、このスイッ
チ機構ネジ受け27にネジ式スイッチ機構28を螺合により
装着する構成としている。
【0066】前記ネジ式スイッチ機構28については、一
例として図8(b)の縦断面図に示すように、上部に接
続部番号9を付したつまみを形成した絶縁物で中間部を
雄ネジとし、下部先端に前記端子板26a,26bと接触し
て導通させる導体の短絡環28aを設けて構成している。
なお、その他の構成部分については、上記第1実施の形
態及び第2実施の形態と同様である。
【0067】次に、上記構成による作用について説明す
る。端子台25において通電時については、図8(b)で
示すように各ケーブル接続部2において、端子台本体11
の中央部のスイッチ機構ネジ受け27に対し、ネジ式スイ
ッチ機構28を螺合して装着する。これにより、前記スイ
ッチ機構28における短絡環28aは、対峙した端子板26
a,26bの互いの屈曲部と接触するので、前記各ケーブ
ル接続部2において相対するケーブル7aとケーブル7
bは電気的に導通される。
【0068】また、計器のアイソレーション時でケーブ
ルリフトの際には、前記ネジ式スイッチ機構28を緩める
ことにより、ネジ式スイッチ機構28はスイッチ機構ネジ
受け27より上昇して、短絡環28aは端子板26a及び端子
板26bから離隔し、端子板26a,26b間が電気的に遮断
されることからリフト状態となる。
【0069】これにより、その都度ネジ式スイッチ機構
28をケーブル接続部2から取り外すことなく、当該ケー
ブルの通電及びリフトを行うことができると共に、ネジ
式スイッチ機構28を紛失することがなく、また、接続部
番号9が常時直接に確認できる。
【0070】計器アイソレーション時でケーブルをジャ
ンパーする際に、例えばO型端子6b付きケーブル7b
と、他のケーブルをジャンパーさせる場合は、チェック
ピン付きジャンパーケーブル22を用いて、端子板26bの
チェックピン挿入口21bにチェックピン付きジャンパー
ケーブル22のチェックピンを挿入する。さらに、図示し
ない片方のチェックピンを同様に、他のケーブルのチェ
ックピン挿入口に挿入する。これにより、チェックピン
付きジャンパーケーブル22を介してジャンパー状態にな
る。
【0071】本第4実施の形態によれば、計器アイソレ
ーション時のケーブルのリフト作業と共に、ケーブルジ
ャンパー作業が安全で迅速で簡潔に行える。また、前記
メジ式スイッチ機構28はケーブル接続部2に対して、常
に装着していることから、計器アイソレーション時等の
切り替え作業時に紛失することが防止できると共に、リ
フト作業が簡易に行われる。
【0072】なお、その他の上記第1実施の形態及び第
2実施の形態と同じ構成部分における作用と効果につい
ては、上記第1実施の形態及び第2実施の形態の場合と
同様である。
【0073】
【発明の効果】以上本発明によれば、各種配電盤及び制
御盤等における電気的な接続をするためのケーブル中継
部である端子台において、ケーブルを介して接続された
計器等の検査に際して行うアイソレーションのケーブル
のリフトや、ジャンパー作業を作業員が端子台に接続さ
れたケーブルや止めネジに触れることなく容易で迅速に
行える。
【0074】これにより、アイソレーション作業に際し
て外した止めネジが落下して他の計器類の故障を引き起
こすこと等の不具合が防止されると共に、作業員が感電
する危険性がなく安全性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施の形態の端子台の斜視
図。
【図2】本発明に係る第1実施の形態の端子台で、
(a)は要部拡大平面図、(b)は(a)におけるB−
B線に沿った縦断面図、(c)はスイッチ機構の要部拡
大縦断面図。
【図3】本発明に係る第2実施の形態の端子台の斜視
図。
【図4】本発明に係る第2実施の形態の端子台で、
(a)は要部拡大平面図、(b)は(a)におけるC−
C線に沿った縦断面図。
【図5】本発明に係る第3実施の形態の端子台の斜視
図。
【図6】本発明に係る第3実施の形態の端子台で、
(a)は要部拡大平面図、(b)は(a)におけるD−
D線に沿った縦断面図、(c)はスイッチ機構の要部拡
大縦断面図。
【図7】本発明に係る第3実施の形態の要部拡大縦断面
図で、(a)は通電時、(b)はリフト時、(c)はジ
ャンパー時を示す。
【図8】本発明に係る第4実施の形態の端子台で、
(a)は要部拡大平面図、(b)は(a)におけるE−
E線に沿った縦断面図。
【図9】従来の端子台の斜視図。
【図10】従来の端子台で、(a)は要部拡大平面図、
(b)は(a)におけるA−A線に沿った縦断面図。
【符号の説明】
1,10,19,23,25…端子台、2…ケーブル接続部、
3,11…端子台本体、4…絶縁壁、5,12a,12b,26
a,26b…端子板、6a,6b…O型端子、7a,7b
…ケーブル、8a,8b…止めネジ、9,9a…接続部
番号、13…スイッチ孔、14,24…スイッチ機構、14a,
24a…固定棒、14b,24b…可動板、15…バネ、16…短
絡板、17…押え板、18…係止溝、20a,20b…ピン座、
21a,21b…チェックピン挿入口、22…チェックピン付
きジャンパーケーブル、27…スイッチ機構ネジ受け、28
…ネジ式スイッチ機構、28a…短絡環。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側から相対するケーブルを接続して電
    気的な中継をする端子台において、端子台本体に前記相
    対するケーブルを接続する端子板を離隔して絶縁状態で
    配置すると共に、前記離隔した端子板間を橋絡する短絡
    板を備えたスイッチ機構を着脱自在に装着してアイソレ
    ーションが可能なことを特徴とする端子台。
  2. 【請求項2】 前記相対するケーブルを接続する端子板
    において、各端子板にチェックピン挿入口を備えたピン
    座を設けたことを特徴とする請求項1記載の端子台。
  3. 【請求項3】 前記スイッチ機構が、装着方向の変更に
    より前記離隔した端子板間を短絡又は絶縁状態にするこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2記載の端子台。
  4. 【請求項4】 前記スイッチ機構が、ネジ込みにより着
    脱自在としたことを特徴とする請求項1又は請求項2記
    載の端子台。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1538449A2 (en) * 1999-01-27 2005-06-08 Elster Electricity, LLC Voltage disconnect link for energy meter
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